JP2002311379A - 観察光学系 - Google Patents

観察光学系

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Abstract

(57)【要約】 【課題】頭部装着型の虚像観察装置に用いることができ
る程度に小型、軽量で、明るく、さらに高解像度を有
し、且つ、製造が容易な観察光学系を提供する。 【解決手段】画像表示素子5と、複数のレンズ4と第1
の反射型体積ホログラム素子(HOE)9を有するリレ
ー光学系6と、第2の反射型HOE8を有する接眼光学
系7とを含み観察者の顔面から側頭部に沿うように配置
されている。第1の反射型HOE9は、パワーを有し且
つ色収差を補正するように、複数のレンズ4は、偏心収
差を補正し且つ色収差を補正するように、第2の反射型
HOE9は、光束にパワーを与え且つ色収差補正を補正
するように、夫々構成されている。第1の反射型HOE
9と第2の反射型HOE8との間は導光板3で構成さ
れ、導光板3は、第1の反射型HOE9からの光を導光
板3の内部で少なくとも3回以上の奇数回全反射させる
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察光学系に関
し、特に、観察者の頭部又は顔面に保持することがで
き、又は、携帯電話や携帯情報端末に付加することがで
きる画像表示装置などに用いる観察光学系に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、個人が大画面の画像を楽しむこと
を目的として、画像表示装置、特に、頭部や顔面に装着
するタイプの画像表示装置の開発が盛んになされてい
る。
【0003】そのような装置に利用しうる従来の観察光
学系としては、2枚の反射型体積ホログラム素子を組み
合わせて、色収差補正を行うようにした画像表示光学系
が、米国特許第4613200号公報、PCT/US9
9/26756(WO00/28369)号公報、特開
平5−178120号公報、特開平5−077658号
公報などにおいて提案されている。また、体積ホログラ
ム素子と導光板とを組み合わせた画像表示光学系が、米
国特許第4309070号公報、米国特許第47115
12号公報、米国特許第5966223号公報、特開平
8−113059号公報などにおいて提案されている。
また、リレー光学系を有しコンバイナを含む画像表示光
学系が、特開平6−294943号公報、特開平7−1
34266号公報、特開平7−218859号公報など
において提案されている。また、リレーを有し導光板を
用いている画像表示光学系が、特開平2−297516
号公報、米国特許第5880888号公報などにおいて
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、米国特許第4
613200号公報、特開平5−178120号公報、
特開平5‐0776582号公報などに記載の光学系
は、視線方向に対し略垂直な方向から入射する光を視線
方向に向けて折り曲げるために、例えば米国特許第46
13200号公報のFIG.1に示すように、視線方向
に向けて傾斜した自動車のフロントガラス(コンバイナ
ー)の入射面に反射型体積ホログラム素子を備えて構成
されているため、視線方向に光学系が厚くなってしまう
という問題があった。
【0005】また、PCT/US99/26756(W
O00/28369)号公報に記載の光学系は、例えば
FIG.22に示すように、画像を表示する光路中に、
反射型体積ホログラム素子を入れて光路を折り曲げ、更
に別の透過型体積ホログラム素子を組み合わせて色収差
を打ち消し合わせるように構成されている。しかし、こ
のような反射型ホログラム素子と透過型ホログラム素子
の配置構成では、コンバイナでの反射回折光が顔面と干
渉しないような方向に導くために、コンバイナでの反射
回折角を大きくする必要があり、これでは、コンバイナ
での反射型体積ホログラム素子の回折効果によるパワー
を大きくすることになるので、干渉縞の密度の高いホロ
グラムの生産が困難になるという問題があった。
【0006】また、米国特許第4309070号公報、
米国特許第4711512号公報、米国特許第5966
223号公報、特開平8−113059号公報などに記
載の光学系においては、体積ホログラム素子と組み合わ
された導光板によって光路を形成することで薄型化を達
成している。しかし、観察者の顔面に沿った観察光学系
全体の光学系レイアウトをとる構成が考慮されてなく、
観察光学系全体が大型化してしまうという問題があっ
た。
【0007】また、特開平6−294943号公報、特
開平7−134266号公報、特開平7−218859
2号公報などに記載の光学系においては、反射面をコン
バイナの一箇所にしか用いておらず、リレー光学系部分
を顔に沿うように配置構成することができないという問
題があった。
【0008】また、特開平2−297516号公報、米
国特許5880888号公報などに記載の光学系におい
ては、色収差補正および偏心収差補正を実現するための
具体的な手段および構成についての提案がなされていな
かった。
【0009】そこで、本発明は、頭部装着型の虚像観察
装置に用いることができる程度に小型、軽量で、明る
く、さらに高解像度を有し、且つ、製造が容易な観察光
学系を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による観察光学系
は、画像表示素子と、前記画像表示素子に形成された画
像情報をリレーするリレー光学系と、前記リレー光学系
でリレーされた画像情報を観察者の眼球へ導くための接
眼光学系とを含み、前記リレー光学系は、少なくとも、
複数のレンズと第1の反射型体積ホログラム素子を有
し、前記第1の反射型体積ホログラム素子が、パワーを
有し且つ色収差を補正するように構成され、前記複数の
レンズが、少なくとも偏心収差を補正し且つ色収差を補
正するように構成され、前記接眼光学系は、第2の反射
型体積ホログラム素子を有し、前記第2の反射型体積ホ
ログラム素子が、光束を観察者の眼球側に向けて反射す
るとともに光束にパワーを与え且つ色収差補正を補正す
るように構成され、前記第1の反射型体積ホログラム素
子と前記第2の反射型体積ホログラム素子との間は、透
明媒質で満たされ、且つ、光路中に少なくとも前記第1
の反射型体積ホログラム素子によって反射された光束
を、前記透明媒質内部で少なくとも3回以上の奇数回全
反射させて、前記第2の反射型体積ホログラム素子に導
くように形成された導光板で構成され、前記導光板によ
って、前記リレー光学系と前記画像表示素子とを、観察
者の顔面から側頭部に沿うように配置することができる
ようにしたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の基本原理について図を用
いて説明する。図1は本発明による観察光学系の基本構
成を示すY−Z断面図である。なお、本発明において
は、軸上主光線2を、射出瞳1の中心(観察者の眼球の
旋回中心位置)から導光板3、複数のレンズ4、画像表
示素子5の中心に至る光線で定義する。そして、軸上主
光線2が導光板3の射出瞳1側の面と交差するまでの直
線によって定義される光軸をZ軸とし、このZ軸と直交
し、かつ、導光板3の長手方向に沿う軸をY軸と定義
し、Z軸とY軸のいずれにも直交する軸をX軸と定義す
る。また、射出瞳1の中心をこの座標系の原点とする。
そして、軸上主光線2が射出瞳1から画像表示素子5に
至る方向をZ軸の正方向、画像表示素子5に向かうY軸
の方向をY軸の正方向、Y軸とZ軸とともに右手系を構
成するX軸の方向をX軸の正方向と夫々定義する。
【0012】本発明の観察光学系は、図1に示すよう
に、画像表示素子5と、複数のレンズ4と、導光板3と
を有して構成されている。複数のレンズ4から導光板3
の中間結像位置までの光学要素は、画像表示素子5に形
成された画像情報をリレーするリレー光学系6を構成し
ており、リレー光学系6は、導光板3内部の所定位置に
中間像を結像させるようになっている。また、導光板3
の中間結像位置より射出瞳1側部分は、接眼光学系7を
構成しており、接眼光学系7は、リレー光学系6でリレ
ーされた画像情報を観察者の眼球へと導くようになって
いる。また、本発明の観察光学系を構成するこれらの光
学要素は、射出瞳1から画像表示素子5に至るまでの光
路が観察者の顔面から側頭部に沿うように(図1の例で
はコの字型に)配置されている。
【0013】導光板3は、透明なガラス又は透明プラス
チックを用いて全体がほぼ薄板状に形成されており、観
察者と反対側の面の入射領域と射出領域には、基盤面3
1,32が設けられている。そして、基盤面32には、第
1の反射型体積ホログラム素子(HOE)が、基盤面3
1には、第2の反射型体積ホログラム素子(HOE)9
が夫々設けられている。
【0014】基盤面32は、画像表示素子5から複数の
レンズ4を経て導光板3に入射した入射光を第1の反射
型HOE8を介して回折反射して、その反射光が薄板状
部3aにおける外部との界面で全反射しやすくなるよう
に、薄板状部3aに対して傾斜し、かつ、観察者とは反
対側に突出して形成されている。また、基盤面31は、
薄板状部3aの上記界面で全反射した光を第2の反射型
HOE9を介して回折反射して、その反射光が薄板状部
3aを透過しやすくなるように、薄板状部3aに対して
傾斜して形成されている。
【0015】第1及び第2の反射型HOE8,9を設け
る基盤面31,32をこのように形成したのは、基盤面を
薄板状部3aと同じように形成した場合には、HOE自
体に大きな回折パワーを持たせる必要があり、それで
は、干渉縞のピッチを小さくしなければならず、HOE
の製造が難しくなり、しかも、HOE面で発生する色収
差が大きくなってしまうからである。
【0016】ホログラム素子には、幾何形状による光学
的パワーと、ホログラム素子の回折効果による光学的パ
ワーとの2種類のパワーが存在する。例えば、球面形状
の基盤部材にホログラム素子を設けた場合の2種類のパ
ワーを図を用いて説明すると、ホログラム素子は、図1
6(a)に示すように、ホログラム素子内部の周期構造の
ピッチなど、干渉縞の密度の違いによるパワーを有し、
また、図16(b)〜(d)に示すように、その幾何形状によ
る光学的パワーを有する。そして、ホログラム素子にお
ける幾何形状による光学的パワーΦは、ホログラム基盤
の曲率半径をRとした場合、従来の光学屈折レンズおよ
び反射鏡と同様に、次の式(1)〜(3)により算出すること
ができる。屈折系の場合は、 Φ=(n−1)(1/R) ……(1) 表面鏡の場合は、 Φ=2/R ……(2) 裏面鏡の場合は、 Φ=2n/R ……(3) 但し、Φはホログラム素子における幾何形状による光学
的パワー、nは媒質の屈折率、Rはホログラム基盤の曲
率半径である。
【0017】従って、表面鏡と裏面鏡とを比較した場
合、幾何形状によってある一定の光学的パワーを得るた
めに、裏面鏡は表面鏡に対して1/nだけ緩い曲率半径
Rで構成できることがわかる。すなわち、裏面鏡のよう
に反射型ホログラム素子の内部を、ガラスやプラスチッ
クなどの屈折率nの媒質で満たすことで、幾何形状を緩
い曲率半径Rとしても、大きな幾何形状による光学的パ
ワーが得られることを意味する。このように、緩い曲率
半径Rで大きな光学的パワーが発生する構成を光学系に
採用することで、このホログラム面で発生する収差を抑
制することができる。そこで、本発明では、第1の反射
型HOE8と第2の反射型HOE9の間に透明な媒質で
満たされた導光板を介在させて、上述の裏面鏡のように
構成することで、ホログラム面で発生する収差を抑えな
がら大きな光学的パワーが得られるようにしている。
【0018】また、導光板3の薄板状部3aは、第1の
反射型HOE8によって反射された光束を第2の反射型
HOE9に導くまでの間に少なくとも3回以上の奇数回
全反射させることができる長さを有している。偶数回の
全反射で反射型HOE9に導くようにしたのでは、第1
の反射型HOE8と第2の反射型HOE9とが導光板3
を挟んで互いに反対側の面に設けられることになり、射
出瞳面と像面とが導光板3の同一面側に位置せず、観察
光学系を構成する光学要素を観察者の顔面から側頭に沿
った配置にならないからである。また、全反射回数を少
なくとも3回以上となるように形成したのは、観察者の
側頭部から観察者眼球に対応する距離を導光させるため
である。
【0019】また、本発明において、ホログラフィック
素子として、体積型のホログラム(以下、単に体積ホロ
グラムという)を用いているのは次の理由による。ホロ
グラフィック素子には、レリーフ型ホログラムと体積ホ
ログラムがある。レリーフ型ホログラムは、入射角選択
性や波長選択性が小さく、特定の入射角、波長の光を回
折して必要次数光として結像させるが、それ以外の入射
角、波長の光についても、回折効率が低下した状態で回
折してしまい、不要次数光として結像させてしまうとい
う性質を有する。一方、体積ホログラムは入射角選択性
や波長選択性が高く、特定の波長、入射角の光のみを回
折して必要次数光として結像させ、それ以外の光につい
ては殆どを0次光として透過又は反射させてしまい、不
要次数光を結像させ難いという特性を有している。従っ
て、本発明のように導光板3に設けるホログラフィック
素子として反射型体積ホログラムを用いれば、不要次数
光による像ブレの発生を防ぐことができ、鮮明な観察画
像を得ることができる。
【0020】なお、本発明におけるホログラフィック素
子として用いる体積ホログラム(HOE)は以下のよう
に定義する。図17は本発明におけるHOEを定義する
ための原理図である。まず、HOE面に入射し、さらに
射出する波長λの光線追跡は、基準波長λ0=HWLに
対して定義されるHOE面上での光路差関数Φ0を用い
て、次式(4)で与えられる。 ndd・N=nii・N+m(λ/λ0)∇Ф0・N ……(4) ただし、NはHOE面の法線ベクトル、ni(nd)は入
射側(射出側)の屈折率、Qi(Qd)は入射(射出)ベ
クトル(単位ベクトル)である。また、m=HORは射
出光の回折次数である。
【0021】HOEが基準波長λ0の2点光源、すなわ
ち図17に示すように点P1=(HX1,HY1,HZ
1)を光源とする物体光、および点P2=(HX2,H
Y2,HZ2)を光源とする参照光の干渉によって製造
される(定義される)とすれば、 Φ0=Φ0 2P =n2・s2・r2−n1・s1・r1 となる。ただし、r1(r2)は点P1(点P2)からHO
E面の所定の座標までの距離(>0)、n1(n2)は製
造時(定義時)にHOEを置く媒質の、点P1(点P2
を配置した側の屈折率であり、s1=HV1、およびs2
=HV2は光の進行方向を考慮する符号である。この符
号は光源が発散光源(実点光源)である場合に、REA
=+1、逆に光源が収束する光源(仮想点光源)の場合
にVIR=−1となる。なお、レンズデータ中における
HOEの定義として、製造時(定義時)にHOEを置く
媒質の屈折率n1(n2)は、レンズデータ中でHOE面
が接している媒質の、点P1(点P2)が存在する側の屈
折率とする。
【0022】一般的な場合、HOEを製造する際の参照
光と物体光は球面波とは限らない。この場合のHOEの
光路差関数Φ0は、多項式で表した付加的な位相項Φ0
Poly(基準波長λ0における光路差関数)を加えて次式
(5)で表わすことができる。 ……(5) であり、一般には j={(m+n)2+m+3n}/2 で定義することができる。ただし、Hjは各項の係数で
ある。
【0023】さらに光学設計の便宜から、光路差関数Φ
0を Φ0=Φ0 Poly のように付加項のみで表し、それによってHOEを定義
することもできる。例えば、2点光源P1(点P2)を一
致させると光路差関数Φ0の干渉による成分Φ0 2Pはゼロ
となるので、この場合は実質的に付加項(多項式)のみ
で光路差関数を表示したことに相当する。以上のHOE
に関する説明は、すべてHOE原点を基準とするローカ
ル座標に対するものである。
【0024】以下に、HOEを定義する構成パラメータ
の例を示す。 面番号 曲率半径 間隔 物体面 ∞ ∞ 絞り ∞ 100 2 150 −75 HOE: HV1(s1)=REA(+1) HV2(s2)=VIR(−1) HOR(m) =1 HX1=0 ,HY1=-3.40×109 ,HZ1=-3.40×109 HX2=0 ,HY2= 2.50×10 ,HZ2=-7.04×10 HWL(λ0)=544 H1= -1.39×10-21, H2= -8.57×10-5, H3= -1.50×10-4
【0025】次に、本発明の観察光学系における、導光
板3に入射する軸上光線の導光板内での反射状態につい
て、垂直に入射する光を用いて説明する。導光板3の入
射領域の観察者側の面に垂直に入射した光は、そのまま
透過して、基盤面32に設けられた第1の反射型HOE
8に入射する。第1の反射型HOE8は、基盤面32
対し第1の入射角度でもって入射した光を回折反射する
ように角度選択性を有して構成されており、この入射光
を回折反射する。第1の反射型HOE8で回折反射され
た光は導光板3の薄板状部3aに対して臨界角を超えた
第2の入射角度でもって、両側のガラス又はプラスチッ
クの界面で同様の全反射を3回以上の奇数回繰り返して
射出領域の基盤面31に設けられた第2の反射型HOE
9に入射する。
【0026】第2の反射型HOE9は、基盤面31に対
し第3の入射角度でもって入射した光を回折反射するよ
うに角度選択性を有して構成されており、この入射光を
回折反射する。第2の反射型HOE9で回折反射された
光は導光板3に対して臨界角以下の入射角度でもって
(図1においては垂直、即ち、0度の入射角でもって)
導光板3の射出領域の観察者側面より射出する。
【0027】一般に回折角度の大きな回折光学素子は、
素子内部に有する格子構造のピッチが細かくなり製造が
困難となることが知られている。本発明の観察光学系で
は、上述のように、導光板の入射領域および射出領域に
夫々HOEを配置したので、HOEの1回あたりの回折
角度が大きくならないように抑えることができ、HOE
中の干渉縞のピッチを大きくすることができる。
【0028】なお、図1に示す導光板3は、偏心光学系
として構成されており、しかも光を入射させた後に全反
射させて所定位置まで導いて射出させ、且つ観察するた
めにホログラム素子を配置しているため、このままで
は、大きな偏心収差が発生してしまう。そこで、本発明
では、図1に示すように、導光板の外部の複数のレンズ
4を、少なくとも1面に自由曲面を有する自由曲面レン
ズで構成し、導光板3を介して生じる偏心収差、ホログ
ラフィック素子を介して生じる色収差を補正することが
できるようにするのが好ましい。また、複数のレンズ4
を自由曲面レンズで構成すれば、これらの収差を補正す
るために夫々のレンズを観察者の側頭部に沿った状態に
配置させやすい。
【0029】また、本発明の観察光学系のように、入射
光束が導光板の入射領域から射出領域に至るまでの間で
中間結像するリレー光学系を有して構成すれば、接眼側
の光学系で発生する収差をリレー光学系の中間結像位置
より像側の光学系で補正することができ、しかも、リレ
ー光学系により小さな画像表示素子を中間結像面に大き
く投影することで、見かけ上大きな画像表示素子を接眼
光学系に用いたものと光学的に等価になる。これにより
小さな画像表示素子を用いても広い観察画角を得ること
ができる。一方、上記従来の光学系のように、リレー光
学系を構成しないで接眼光学系だけで画像表示装置を構
成しようとすると、広い観察画角を達成するためには、
接眼光学系側のパワーを強くする、即ち、焦点距離を短
くして倍率を上げる必要があるが、接眼光学系のパワー
を強くしすぎると収差が悪くなる。従って、本発明の観
察光学系のように、リレー光学系方式で構成するのが、
これらの諸問題を防ぐために有用である。
【0030】このように、図1に示す本発明の光学系
は、画像表示素子5より複数のレンズ4を経て導光板3
内部に入射した光束が、入射領域に設けられた第1の反
射型HOE8で回折反射された後に全反射を3回以上の
奇数回繰り返すとともに導光板3内部の中間結像位置で
結像して射出領域に導かれ、射出領域に設けられた第2
の反射型HOE9で回折反射されて射出領域から射出し
て、射出瞳1に結像するように構成されている。
【0031】また、このように構成された本発明の観察
光学系においては、前記リレー光学系と前記画像表示素
子とを観察者の顔面から側頭部に沿うように光学系の光
路をコの字型に構成し、かつ、第1および第2の反射型
体積ホログラム素子で発生する色収差を打ち消し合わせ
るためには、次の条件式(6),(7)の何れかを満足するこ
とが重要である。 0.5 <(OP1/OP2)/(H2_S4/H2_S10)< 4.0 ……(6) -3.5 <(θ_S10 / θ_S4)< -1.0 ……(7) 但し、OP1は軸上画角における主光線の中間像から第1
の反射型体積ホログラムまでの光路長(mm)、OP2は軸上
画角における主光線の第2の反射型体積ホログラムから
中間像までの光路長(mm)、H2_S10は第1の反射型体積ホ
ログラム素子におけるY方向の1次成分の光路差関数の
係数、H2_S4は第2の反射型体積ホログラム素子におけ
るY方向の1次成分の光路差関数の係数、θ_S10は第1
の反射型体積ホログラム素子の傾き(度)、θ_S4は第
2の反射型体積ホログラム素子の傾き(度)である。ま
た、上記式(7)におけるそれぞれの体積型ホログラム素
子の傾きθ=tan- 1{(tanα)2+(tan
β)21/2、αはX軸を中心とする傾き角(度)、βはY
軸を中心とする傾き角(度)である。
【0032】条件式(6)の下限を超えて(OP1/OP2)/(H
2_S4/H2_S10)の値が小さくなると、第2の反射型体積
ホログラム素子で発生するY方向1次の色収差が、中間
像から第1の反射型体積ホログラム素子までの光路長に
対して大きくなりすぎ、かつ、第1の反射型体積ホログ
ラム素子のY方向1次の色収差補正量が、第2の反射型
体積ホログラム素子から中間像までの光路長に対して小
さくなりすぎるため、第1および第2の反射型体積ホロ
グラム素子で発生する色収差を打ち消し合わせることが
できなくなる。従って、色収差補正のなされた高コント
ラストの画像を観察者に提供することができなくなって
しまう。
【0033】他方、条件式(6)の上限を超えて(OP1/OP
2)/(H2_S4/H2_S10)の値が大きくなると、第2の反射
型体積ホログラム素子で発生するY方向1次の色収差
が、中間像から第1の反射型体積ホログラム素子までの
光路長に対して小さくなりすぎ、かつ、第1の反射型体
積ホログラム素子のY方向1次の色収差補正量が、第2
の反射型体積ホログラム素子から中間像までの光路長に
対して大きくなりすぎるため、第1および第2の反射型
体積ホログラム素子で発生する色収差を打ち消し合わせ
ることができなくなる。従って、色収差補正のなされた
高コントラストの画像を観察者に提供することができな
くなってしまう。
【0034】また、条件式(7)の上限を超えて(θ_S10
/ θ_S4)の値が大きくなると、第1の反射型体積ホロ
グラム素子での反射回折角が、Y方向1次の光路差関数
項による作用を一定と考えた場合に、大きくなりすぎ、
かつ、第2の反射型体積ホログラム素子での反射回折角
が、Y方向1次の光路差関数項による作用を一定と考え
た場合に、小さくなりすぎる。すると、リレー光学系を
構成する複数のレンズと導光板とを略直角に配置するこ
とが困難となり、また、導光板に対して略垂直方向へ光
束を射出することが困難となる。従って、観察光学系を
顔面に沿ったコの字型に構成することが困難となる。
【0035】他方、条件式(7)の下限を超えて(θ_S10
/ θ_S4)の値が小さくなると、第1の反射型体積ホロ
グラム素子での反射回折角が、Y方向1次の光路差関数
項による作用を一定と考えた場合に、小さくなりすぎ、
かつ、第2の反射型体積ホログラム素子での反射回折角
が、Y方向1次の光路差関数項による作用を一定と考え
た場合に、大きくなりすぎる。すると、リレー光学系を
構成する複数のレンズと導光板とを略直角に配置するこ
とが困難となり、また、導光板に対して略垂直方向へ光
束を射出することが困難となる。従って、観察光学系を
顔面に沿ったコの字型に構成することが困難となる。
【0036】更に、本発明の観察光学系は、望ましく
は、次の条件式(8),(9)の何れかを満足することが重要
である。 0.8 <(OP1/OP2)/(H2_S4/H2_S10)< 3.0 ……(8) -3.0 <(θ_S10 / θ_S4)< -1.5 ……(9) 条件式(8),(9)の上限及び下限の意味は上記条件式
(6),(7)と同様である。
【0037】更に、本発明の観察光学系は、望ましく
は、次の条件式(10),(11)の何れかを満足することが重
要である。 1.0 <(OP1/OP2)/(H2_S4/H2_S10)< 2.0 ……(10) -2.5 <(θ_S10 / θ_S4)< -2.0 ……(11) 条件式(10),(11)の上限及び下限の意味は上記条件式
(6),(7)と同様である。
【0038】また、本発明の観察光学系において、導光
板部分を薄型化し、全反射を利用して導光するために
は、次の条件式(12)を満足することが重要である。 0.1 < H2_S4 < 2.8 ……(12) 条件式(12)の下限を超えてH2_S4の値が小さくなると、
第2の反射型体積ホログラム素子で反射回折された光束
を導光内で全反射させるために、第2の反射型体積ホロ
グラム素子の傾きθ_S4が大きくなりすぎ、導光板の厚
さが厚くなり装置が大型化してしまう。他方、条件式(1
2)の上限を超えてH2_S4の値が大きくなると、第2の反
射型体積ホログラム素子のY方向1次の光路差関数項が
大きくなりすぎるため、反射型体積ホログラム素子の反
射回折のための周期構造ピッチが小さくなりすぎ生産が
困難となってしまう。
【0039】更に、本発明の観察光学系は、望ましく
は、次の条件式(13)を満足することが重要である。 0.3 < H2_S4 < 1.4 ……(13) 条件式(13)の上限及び下限の意味は条件式(12)と同様で
ある。更に、本発明の観察光学系は、望ましくは、次の
条件式(14)を満足することが重要である。 0.5 < H2_S4 < 0.7 ……(14) 条件式(14)の上限及び下限の意味は条件式(7)と同様で
ある。
【0040】また、導光板においてパワーを付けた反射
面を軸上主光線に対して偏心させた場合、本発明で用い
られる複数のレンズを構成する面のうち、少なくとも1
つの面は回転非対称な面であることが収差補正上は好ま
しい。
【0041】光路を折り曲げて、顔面に沿うようにする
ためには、導光板や複数のレンズなどの光学要素を偏心
配置する必要がある。しかし、偏心光学系では、回転非
対称なディストーションや回転非対称な像面湾曲などの
偏心収差が発生する。そこで、この偏心収差を補正する
ために回転非対称な面を上述のように用いるとよい。
【0042】また、本発明で用いられるホログラフィッ
ク素子の面が回転非対称な面であることが同様の理由で
望ましい。なお、ホログラフィック素子を設ける基盤面
は、平面形状でも、任意の形状でも可能である。
【0043】また、本発明で用いる回転非対称な面は、
アナモルフィック面、トーリック面、対称面を1面のみ
有する面対称自由曲面で構成することができる。なお、
好ましくは、対称面を1面のみ有する自由曲面で構成す
るとよい。
【0044】ここで、本発明で使用する自由曲面は、次
式(15)により定義する。なお、その定義式のZ軸が自由
曲面の軸となる。
【0045】 ……(15) ただし、(15)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項
である。また球面項中、Cは頂点の曲率、kはコーニッ
ク定数(円錐定数)、r=√(X2+Y2)である。
【0046】自由曲面項は次式(16)のように展開するこ
とができる。 ……(16) ただし、Cj(jは2以上の整数)は係数である。
【0047】上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、
Y−Z面ともに対称面を持つことはないが、本発明で
は、Xの奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z
面と平行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。
このような自由曲面は、例えば、上記定義式(15)におい
ては、C2、C5、C7、C9、C12、C14、C16、C18
20、C23、C25、C27、C29、C31、C33、C35・・
・の各項の係数を0にすることによって達成することが
可能である。
【0048】また、Yの奇数次項を全て0にすることに
よって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自
由曲面となる。このような自由曲面は、例えば、上記定
義式(15)においては、C3、C5、C8、C10、C12、C
14、C17、C19、C21、C23、C25、C27、C30
32、C34、C36・・・の各項の係数を0にすることに
よって達成することが可能である。
【0049】また上記対称面の方向の何れか一方を対称
面とし、それに対応する方向の偏心、例えば、Y−Z面
と平行な対称面に対して光学系の偏心方向はY軸方向
に、X−Z面と平行な対称面に対しては光学系の偏心方
向はX軸方向にすることで、偏心により発生する回転非
対称な収差を効果的に補正しながら同時に製作性も向上
させることが可能となる。
【0050】また、上記定義式(15)は、上述のように1
つの例として示したものであり、本発明において、対称
面を1面のみ有する回転非対称面を用いることで偏心に
より発生する回転非対称な収差を補正し、同時に製作性
も向上させるという特徴を有しているが、上記定義式(1
5)以外の他のいかなる定義式に対しても同様の効果が得
られることは言うまでもない。
【0051】本発明においては、導光板に設けられた反
射面の形状や、複数のレンズ面の形状を、唯一の対称面
を1面のみ有した面対称自由曲面形状にて構成すること
ができる。
【0052】また、アナモルフィック面の形状は次の式
(17)により定義される。なお、面形状の原点を通り、光
学面に垂直な直線がアナモルフィック面の軸となる。 Z=(Cx・X2+Cy・Y2)/[1+{1−(1+Kx)Cx2・X2 −(1+Ky)Cy2・Y21/2] +ΣRn{(1−Pn)X2 +(1+Pn)Y2(n+1) ……(17)
【0053】ここで、例としてn=4(4次項)を考え
ると、上記式(17)は、展開したとき、次式(18)で表わす
ことができる。 Z=(Cx・X2+Cy・Y2)/[1+{1−(1+Kx)Cx2・X2 −(1+Ky)Cy2・Y21/2] +R1{(1−P1)X2+(1+P1)Y22 +R2{(1−P2)X2+(1+P2)Y23 +R3{(1−P3)X2+(1+P3)Y24 +R4{(1−P4)X2+(1+P4)Y25 ……(18) ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのずれ
量、CxはX軸方向曲率、CyはY軸方向曲率、Kxは
X軸方向円錐係数、KyはY軸方向円錐係数、Rnは球
面項回転対称成分、Pnは非球面項回転非対称成分であ
る。なお、X軸方向曲率半径Rx、Y軸方向曲率半径R
yと曲率Cx,Cyとは、 Rx=1/Cx,Ry=1/Cy の関係にある。
【0054】また、トーリック面にはXトーリック面と
Yトーリック面があり、夫々次の式(19),(20)により定
義される。面形状の原点を通り、光学面に垂直な直線が
トーリック面の軸となる。Xトーリック面は、次の式(1
9)で定義される。 F(X)=Cx・X2/[1+{1−(1+K)Cx2・X21/2] +AX4+BX6+CX8+DX10・・・・・・ Z=F(X)+(1/2)Cy{Y2+Z2−F(X)2} ……(19) Yトーリック面は、次の式(20)で定義される。 F(Y)=Cy・Y2/[1+{1−(1+K)Cy2・Y21/2] +AY4+BY6+CY8+DY10・・・・・・ Z=F(Y)+(1/2)Cx{X2+Z2−F(Y)2} ……(20) ただし、Zは面形状の原点に対する接平面からのずれ
量、CxはX軸方向曲率、CyはY軸方向曲率、Kは円
錐係数、A,B,C,Dは非球面係数である。なお、X
軸方向曲率半径Rx、Y軸方向曲率半径Ryと曲率C
x,Cyとは、 Rx=1/Cx,Ry=1/Cy の関係にある。
【0055】また、自由曲面の他の定義式として、Ze
rnike多項式がある。この面の形状は次式(21)によ
り定義する。その定義式(21)のZ軸がZernike多
項式の軸となる。回転非対称面の定義は、X−Y面に対
するZ軸の高さの極座標で定義され、RはX−Y面内の
Z軸からの距離、AはZ軸周りの方位角でY軸から測っ
た回転角で表わされる。
【0056】 X=R×cos(A) Y=R×sin(A) Z=D2 +D3Rcos(A)+D4Rsin(A) +D52cos(2A)+D6(R2−1)+D72sin(2A) +D83cos(3A)+D9(3R3−2R)cos(A) +D10(3R3−2R)sin(A)+D113sin(3A) +D124cos(4A)+D13(4R4−3R2)cos(2A) +D14(6R4−6R2+1)+D15(4R4−3R2)sin(2A) +D164sin(4A) +D175cos(5A)+D18(5R5−4R3)cos(3A) +D19(10R5−12R3+3R)cos(A) +D20(10R5−12R3+3R)sin(A) +D21(5R5−4R3)sin(3A)+D225sin(5A) +D236cos(6A)+D24(6R6−5R4)cos(4A) +D25(15R6−20R4+6R2)cos(2A) +D26(20R6−30R4+12R2−1) +D27(15R6−20R4+6R2)sin(2A) +D28(6R6−5R4)sin(4A)+D296sin(6A)・・・ ……(21) なお、上記においてX方向に対称な面として表した。た
だし、Dm(mは2以上の整数)は係数である。
【0057】また、回転非対称面な自由曲面の形状は次
の式(22)により定義することもできる。その定義式(22)
のZ軸が回転非対称面の軸となる。 Z=ΣnΣmnmnn-m ……(22) ただし、ΣnはΣのnが0〜k、ΣmはΣのmが0〜nを
表わす。
【0058】また、面対称自由曲面(対称面を1つのみ
有する回転非対称面)を、この回転非対称面を表わす式
(22)により定義する場合は、その対称面により生ずる対
称性をX方向に求める場合は、Xの奇数次項を0に(例
えばX奇数次項の係数を0にする)、その対称面により
生ずる対称性をY方向に求める場合は、Yの奇数次項を
0に(例えば、Y奇数次項の係数を0にする)すればよ
い。
【0059】また、回転対称非球面の形状は次式(23)に
より定義する。その定義式(23)のZ軸が回転対称非球面
の軸となる。 Z=(Y2/R)/[1+{1−P(Y2/R2)}1/2] +A44+A66+A88+A1010・・・ ……(23) ただし、YはZに垂直な方向であり、Rは近軸曲率半
径、Pは円錐係数、A4、A6、A8、A10は非球面係数
である。
【0060】なお、本発明の実施例では、上記(15)式を
用いた自由曲面で面形状が表現されているが、上記(21)
式、(22)式を用いても同様の作用効果が得られるのは言
うまでもない。
【0061】また、本発明の光学系は、前記導光板の板
面形状が平面形状に形成されているのが好ましい。な
お、前記導光板の板面形状が曲面形状に形成されていて
もよい。
【0062】また、本発明において、導光板の板面形状
を一方向へ曲率を持つ曲面形状に形成すれば、観察光学
系全体をより観察者の顔面に沿わせて小型化することが
できる。
【0063】なお、体積ホログラムは、基盤面に貼りつ
けるか、又は、基盤面に埋め込んで基盤面と面一になる
ようにする。
【0064】また、前記複数のレンズの前記偏心収差を
補正する面は、回転非対称なディストーション補正やテ
レセントリック性の良好な光学系とするために自由曲面
などの回転非対称な面で構成することが望ましいが、球
面、非球面、アナモルフィック面などの回転対称な面で
構成することも可能である。
【0065】その他、本発明の観察光学系は、導光板に
ARコートを施すのが好ましい。このように構成すれ
ば、外部からの光の反射を抑えて鮮明な観察像を得るこ
とができる。
【0066】また、本発明の観察光学系と、観察光学系
の射出瞳を観察者の眼球位置に保持するように観察者頭
部に支持する支持部材と、観察者の耳に音声を与えるス
ピーカー部材を備えることで頭部装着型画像表示装置を
構成することができる。
【0067】その場合の頭部装着型画像表示装置は、支
持部材に、右眼用の観察光学系と左眼用の観察光学系と
を備え、前記スピーカー部材が、右耳用スピーカー部材
と左耳用スピーカー部材とを有するように構成してもよ
い。
【0068】また、この頭部装着型画像表示装置は、前
記スピーカー部材がイヤホンで構成されていてもよい。
【0069】
【実施例】以下、本発明の観察光学系の実施例について
説明する。なお、実施例の構成パラメータは後に示すこ
とにする。各実施例においては、例えば図1を用いて示
したように、軸上主光線2を、射出瞳1の中心(観察者
眼球の旋回中心位置)から導光板3、複数のレンズ4、
画像表示素子として設けられたLCD5の中心に至る光
線で定義する。そして、軸上主光線2が導光板3の射出
瞳側の面と交差するまでの直線によって定義される光軸
をZ軸とし、このZ軸と直交し、かつ、導光板3の長手
方向に沿う軸をY軸と定義し、前記光軸と直交し、か
つ、前記Y軸とZ軸のいずれにも直交する軸をX軸と定
義する。また、射出瞳1の中心をこの座標系の原点とす
る。そして、軸上主光線2が射出瞳1からLCD5に至
る方向をZ軸の正方向、LCD5に向かうY軸の方向を
Y軸の正方向、Y軸とZ軸とともに右手系を構成するX
軸の方向をX軸の正方向と夫々定義する。
【0070】各実施例では、導光板3および複数のレン
ズ4は、このY−Z平面内で偏心を行なっている。Y−
Z面は、導光板3および複数のレンズ4に設けられる各
回転非対称な自由曲面の唯一の対称面となっている。
【0071】偏心面については、対応する座標系の原点
から、その面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方
向、Z軸方向を夫々、X,Y,Z)と、その面の中心軸
(自由曲面については、上記式(15)のZ軸)のX軸,Y
軸,Z軸の夫々を中心とする傾き角(夫々α,β,γ
(°))とが与えられている。なお、その場合、αとβ
の正は夫々の軸の正方向に対して半時計回りを、γの正
はZ軸の正方向に対して時計回りを意味する。その他、
球面の曲率半径、面間隔、媒質の屈折率、アッベ数は慣
用法によって与えるものとする。
【0072】また、本発明で用いられる自由曲面の面の
形状は上記(15)式により定義し、その定義式のZ軸が自
由曲面の軸となる。
【0073】第1実施例 図1は本発明の第1実施例にかかる観察光学系の光軸を
含むY−Z断面図である。第1実施例の観察光学系は、
観察者が観察する画像を表示する画像表示素子としてL
CD5と、LCD5に形成された画像情報をリレーする
リレー光学系6と、リレー光学系6でリレーされた画像
情報を、観察者の眼球へ導くための接眼光学系7とを含
んで構成されている。また、LCD5に表示された観察
像を観察するために瞳面に射出瞳1を形成するようにな
っている。リレー光学系6は、複数のレンズ4と第1の
反射型HOE8を有している。接眼光学系7は、第2の
反射型HOE9を有している。第1の反射型HOE8と
第2の反射型HOE9は導光板3のそれぞれ所定の基盤
面31,32に設けられている。導光板3は、透明媒質で
満たされており、光路中に少なくとも第1の反射型HO
E8によって反射された光束を、透明媒質内部の上記ホ
ログラム素子が設けられた基盤面以外の薄板状部3aの
外部との界面で5回全反射させて、第2の反射型HOE
9に導くように形成されている。なお、以下の実施例の
説明において、光学系の面番号は原則として射出瞳1か
らLCD5に至る順番で追跡(逆光線追跡)し、導光板
及び複数のレンズにおける各面の順番も逆光線追跡に合
わせて表すこととする。
【0074】複数のレンズ4は、自由曲面レンズで構成
されている。導光板3には、入射領域及び射出領域の夫
々観察者とは反対側の基盤面31,32に、反射型HOE
8,9が夫々設けられている。導光板3の入射領域に設
けられた第1の反射型HOE8は、所定波長で入射した
光束を回折反射し、反射された光束が導光板3の全反射
臨界角を超えた角度で導光板3の界面に入射するように
形成されている。また、導光板3の射出領域に設けられ
た第2の反射型HOE9は、導光板3の全反射臨界角を
超えた角度で入射した光束を回折反射し、反射された光
束が導光板3の全反射臨界角を超えない角度で導光板3
の界面に入射して導光板3より射出瞳に向けて射出する
ように形成されている。複数のレンズ4は、導光板3を
経由することによる光束の偏心収差及びHOEを介して
生じる色収差を補正するために少なくとも一面に自由曲
面を有する自由曲面レンズとして構成されている。
【0075】そして、本実施例の観察光学系では、LC
D5から射出した光束は、複数の自由曲面レンズ4を通
り導光板3の入射領域より臨界角以下の第1の入射角度
で入射し、第1の反射型HOE8に所定の第2の入射角
度で入射する。
【0076】第1の反射型HOE8は、この入射位置に
おいてこの第2の入射角度でもって入射した光を回折反
射するように角度選択性を有して構成されており、この
入射光を回折反射する。第1の反射型HOE8で回折反
射された光は導光板3に対して臨界角を超えた第3の入
射角度で、導光板3の界面に入射する。導光板3は、こ
の入射位置において臨界角を超えた第3の入射角度で入
射した光を全反射する。全反射された光は、同様に臨界
角を超えた第3の入射角度で、以下、導光板3の両側の
ガラス又はプラスチックでできた界面で同様の全反射を
5回繰り返すとともに、その途中の所定位置(図1にお
いては4回目の全反射位置)で一旦結像されて、射出領
域に設けられた第2の反射型HOE9へと導かれる。
【0077】第2の反射型HOE9は、所定の第4の入
射角度で入射した光を回折反射するように角度選択性を
有して構成されており、この入射光を回折反射する。第
2の反射型HOE9で回折反射された光は導光板に対し
て導光板3に対して臨界角以下の第5の入射角度で導光
板3の界面に入射し、そのまま導光板3から射出して射
出瞳1へと導かれる。
【0078】その他、体積ホログラムは、R,G,Bの
3層を貼り合わせて構成されており、カラー像を観察す
ることができるようになっている。また、導光板3は板
面形状が長手方向に沿って平面状に形成されている。ま
た、導光板3は基盤面31を透明部材で挟むようにして
形成されており、射出瞳1の位置に眼球を位置させた状
態で観察者がLCD5からの画像観察と共に透過観察も
することができるようになっている。また、導光板の基
盤面31は平面形状に、基盤面32は球面形状に夫々形成
されている。
【0079】また、本実施例では、光源として、RGB
各色用のLEDを用いている。RGB各色用のLED
は、中心波長が、630nm、525nm、465nmであり、±20nm
程度のブロードな発光スペクトルを有する。そして、第
1実施例における反射型体積ホログラム素子のブラッグ
条件は、再生時のRGB各色の中心波長である632nm、5
20nm、465nmとなるよう設定されている。また、反射型
体積ホログラム素子の波長選択性の性質によりRGB各
色のバンド幅は、反射型体積ホログラム素子の中心屈折
率n=1.52、屈折率変調率Δn=0.05とした場合に、略±8
nm程度に制限される。光学系スペックとしては、焦点距
離=17.3mm、アイリリーフ=25mm、瞳径=Φ3mm、画像表
示素子は対角0.24インチ(縦3.658mm×横4.877mm)、解
像度QVGA、観察画角は水平12度×垂直16度、中心視度は
−1.0Dである。
【0080】次に、第1実施例の数値データを示す。数
値データ中、“FFS”は自由曲面を示している。な
お、この記号は本発明の実施例に共通である。また、本
実施例の像歪みを表す収差図を図2に、RGBそれぞれ
の波長領域における横収差を表す収差図を図3〜5に夫
々示す。図2中、縦軸はX方向の像高、横軸はY方向の
像高を示している。また、図3〜5中、夫々(a)はX方
向画角がゼロ、Y方向画角がゼロを通る主光線のY方向
の横収差、(b)はX方向画角がゼロ、Y方向画角がゼロ
を通る主光線のX方向の横収差、(c)はX方向画角がゼ
ロ、Y負方向最大画角を通る主光線のY方向の横収差、
(d)はX方向画角がゼロ、Y負方向最大画角を通る主光
線のX方向の横収差、(e)はX正方向最大画角、Y負方
向最大画角を通る主光線のY方向の横収差、(f)はX正
方向最大画角、Y負方向最大画角を通る主光線のX方向
の横収差、(g)はX正方向最大画角、Y方向画角がゼロ
を通る主光線のY方向の横収差、(h)はX正方向最大画
角、Y方向画角がゼロを通る主光線のX方向の横収差、
(i)はX正方向最大画角、Y正方向最大画角を通る主光
線のY方向の横収差、(j)はX正方向最大画角、Y正方
向最大画角を通る主光線のX方向の横収差、(k)はX方
向画角がゼロ、Y正方向最大画角を通る主光線のY方向
の横収差、(l)はX方向画角がゼロ、Y正方向最大画角
を通る主光線のX方向の横収差を示している。なお、上
記収差図の説明は、本発明の実施例中の収差図に共通で
ある。
【0081】数値データ1 瞳径 : φ3mm 水平全画角 : 12.00度 垂直全画角 : 16.00度 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 HOE面 物体面 ∞ -1000.0 1 瞳面 0.0 2 ∞ 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 3 ∞ 反射面 0.0 偏心[2] 1.4924 57.63 HOE[1] 4 ∞ 反射面 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 5 ∞ 反射面 0.0 偏心[3] 1.4924 57.63 6 ∞ 反射面 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 7 ∞ 反射面 0.0 偏心[3] 1.4924 57.63 8 ∞ 反射面 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 9 -112.40 反射面 0.0 偏心[4] 1.4924 57.63 HOE[2] 10 ∞ 0.0 偏心[5] 11 FFS[1] 0.0 偏心[6] 1.4924 57.63 12 45.16 0.0 偏心[7] 13 FFS[2] 0.0 偏心[8] 1.4924 57.63 14 FFS[3] 0.0 偏心[9] 15 FFS[4] 0.0 偏心[10] 1.4924 57.63 16 FFS[5] 0.0 偏心[11] 17 FFS[6] 0.0 偏心[12] 1.4924 57.63 18 FFS[7] 0.0 偏心[13] 像 面 ∞ 0.0 偏心[14]
【0082】 FFS[1] C4=-2.6950×10-2 C6=-2.7034×10-2 C8= 1.3455×10-3 C10=-5.4402×10-4 C11= 1.3678×10-4 C13= 1.3573×10-4 C15=-2.2333×10-5 FFS[2] C4=-1.6051×10-2 C6=-3.3193×10-2 C8= 1.1756×10-2 C10= 5.0749×10-3 C11=-2.9810×10-4 C13=-8.2528×10-4 C15= 5.2152×10-4 FFS[3] C4= 2.1998×10-2 C6=-6.8395×10-2 C8= 1.4086×10-2 C10= 7.3130×10-4 C11=-4.0510×10-4 C13=-2.6545×10-3 C15=-7.0596×10-4 FFS[4] C4=-1.3521×10-2 C6= 6.7987×10-2 C8=-4.7881×10-3 C10= 2.6046×10-2 C11=-2.6721×10-4 C13=-1.4772×10-3 C15= 4.9688×10-4 FFS[5] C4=-1.3987×10-3 C6= 1.6662×10-2 C8=-1.4737×10-2 C10= 1.0275×10-2 C11=-6.1802×10-4 C13=-6.9539×10-5 C15=-1.2307×10-3 FFS[6] C4=-2.0665×10-2 C6=-9.9028×10-2 C8= 3.7188×10-3 C10=-5.8403×10-3 C11=-3.7474×10-4 C13=-1.2791×10-3 C15= 1.8670×10-4 FFS[7] C4=-2.0224×10-2 C6=-3.8572×10-2 C8=-3.6494×10-3 C10=-3.8947×10-3 C11= 5.3448×10-4 C13=-7.6149×10-4 C15= 1.2216×10-3
【0083】 HOE[1] HV1=REA HV2=REA HOR=1 HX1=0.0 HY1=0.0 HZ1=0.0 HX2=0.0 HY2=0.0 HZ2=0.0 HWL(第1層)=647nm HWL(第2層)=532nm HWL(第3層)=477nm 第1層 H2= 6.2248×10-1 H3=-2.4908×10-2 H5=-2.6122×10-2 H7= 1.1131×10-3 H9= 1.7682×10-4 第2層 H2= 6.2789×10-1 H3=-2.4911×10-2 H5=-2.6204×10-2 H7= 1.1260×10-3 H9= 1.8157×10-4 第3層 H2= 6.3370×10-1 H3=-2.4971×10-2 H5=-2.6319×10-2 H7= 1.1391×10-3 H9= 1.8452×10-4 HOE[2] HV1=REA HV2=REA HOR=1 HX1=0.0 HY1=0.00 HZ1=0.0 HX2=0.0 HY2=0.0 HZ2=0.0 HWL(第1層)=647nm HWL(第2層)=532nm HWL(第3層)=477nm 第1層 H2= 3.0656×10-1 H3=-8.5633×10-3 H5=-8.1830×10-3 H7=-4.5105×10-4 H9= 1.2576×10-4 第2層 H2= 3.0946×10-1 H3=-8.4324×10-3 H5=-8.2096×10-3 H7=-4.6426×10-4 H9= 1.2744×10-4 第3層 H2= 3.1251×10-1 H3=-8.3598×10-3 H5=-8.2528×10-3 H7=-4.7492×10-4 H9= 1.2925×10-4
【0084】 偏心[1] X= 0.0 Y= 0.0 Z= 25.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[2] X= 0.0 Y= 0.0 Z= 26.7 α=-18.5 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[3] X= 0.0 Y= 0.0 Z= 28.4 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[4] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 30.50 α= 39.48 β= 0.00 γ= 0.00 偏心[5] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 25.0 α= 0.0 β= 0.00 γ= 0.0 偏心[6] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 15.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[7] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 11.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[8] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 4.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[9] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 1.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[10] X= 0.0 Y= 44.98 Z= -1.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[11] X= 0.0 Y= 44.98 Z= -5.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[12] X= 0.0 Y= 44.98 Z= -7.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[13] X= 0.0 Y= 44.98 Z=-11.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[14] X= 0.0 Y= 44.98 Z=-16.56 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.00
【0085】条件式
【0086】第2実施例 図6は本発明の第2実施例にかかる観察光学系の光軸を
含むY−Z断面図である。本実施例の観察光学系は、導
光板3の基盤面32が平面形状に形成されている。その
他の基本的構成は第1実施例とほぼ同じである。
【0087】次に、第2実施例の数値データを示す。ま
た、本実施例の像歪みを表す収差図を図7に、RGBそ
れぞれの波長領域における横収差を表す収差図を図8〜
10に夫々示す。
【0088】数値データ2 瞳径 : φ3mm 水平全画角 : 12.00度 垂直全画角 : 16.00度 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 HOE面 物体面 ∞ -1000.0 1 瞳面 0.0 2 ∞ 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 3 ∞ 反射面 0.0 偏心[2] 1.4924 57.63 HOE[1] 4 ∞ 反射面 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 5 ∞ 反射面 0.0 偏心[3] 1.4924 57.63 6 ∞ 反射面 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 7 ∞ 反射面 0.0 偏心[3] 1.4924 57.63 8 ∞ 反射面 0.0 偏心[1] 1.4924 57.63 9 ∞ 反射面 0.0 偏心[4] 1.4924 57.63 HOE[2] 10 ∞ 0.0 偏心[5] 11 FFS[1] 0.0 偏心[6] 1.4924 57.63 12 38.85 0.0 偏心[7] 13 FFS[2] 0.0 偏心[8] 1.4924 57.63 14 FFS[3] 0.0 偏心[9] 15 FFS[4] 0.0 偏心[10] 1.4924 57.63 16 FFS[5] 0.0 偏心[11] 17 FFS[6] 0.0 偏心[12] 1.4924 57.63 18 FFS[7] 0.0 偏心[13] 像 面 ∞ 0.0 偏心[14]
【0089】 FFS[1] C4=-5.1202×10-2 C6=-5.6911×10-2 C8= 1.3116×10-4 C10=-6.5553×10-4 C11= 1.9732×10-5 C13=-8.1628×10-5 C15=-7.9276×10-5 FFS[2] C4=-1.1864×10-2 C6=-5.0048×10-2 C8= 5.9605×10-3 C10= 3.3190×10-3 C11= 3.0830×10-4 C13= 1.4860×10-3 C15= 1.6245×10-3 FFS[3] C4=-1.5790×10-2 C6=-1.1124×10-1 C8= 1.5999×10-2 C10= 4.1829×10-3 C11=-2.7282×10-5 C13=-9.1568×10-4 C15= 2.0167×10-3 FFS[4] C4=-3.1787×10-2 C6= 1.1894×10-1 C8= 1.5076×10-2 C10= 3.5602×10-2 C11=-8.5791×10-5 C13= 2.6056×10-3 C15= 2.4045×10-3 FFS[5] C4= 3.6242×10-2 C6= 5.9672×10-2 C8=-1.9591×10-2 C10= 3.0891×10-3 C11=-2.9110×10-4 C13= 3.6200×10-3 C15=-1.4915×10-3 FFS[6] C4= 5.2497×10-3 C6=-1.1165×10-1 C8=-1.8261×10-2 C10=-1.0622×10-2 C11=-8.9012×10-5 C13= 3.9192×10-3 C15= 6.3659×10-4 FFS[7] C4=-3.1456×10-2 C6=-1.0610×10-1 C8=-2.0055×10-2 C10=-4.5558×10-3 C11= 1.0142×10-3 C13= 4.2911×10-3 C15= 5.2185×10-3
【0090】 HOE[1] HV1=REA HV2=REA HOR=1 HX1=0.0 HY1=0.0 HZ1=0.0 HX2=0.0 HY2=0.0 HZ2=0.0 HWL(第1層)=647nm HWL(第2層)=532nm HWL(第3層)=477nm 第1層 H2= 6.2852×10-1 H3=-2.3551×10-2 H5=-2.2755×10-2 H7= 8.3242×10-4 H9= 5.8355×10-5 第2層 H2= 6.2179×10-1 H3=-2.3134×10-2 H5=-2.2316×10-2 H7= 8.1140×10-4 H9= 5.6781×10-5 第3層 H2= 6.2840×10-1 H3=-2.3244×10-2 H5=-2.2404×10-2 H7= 8.0927×10-4 H9= 6.0759×10-5 HOE[2] HV1=REA HV2=REA HOR=1 HX1=0.0 HY1=0.0 HZ1=0.0 HX2=0.0 HY2=0.0 HZ2=0.0 HWL(第1層)=647nm HWL(第2層)=532nm HWL(第3層)=477nm 第1層 H2= 3.8429×10-1 H3=-1.1948×10-2 H5=-1.3274×10-2 H7=-1.4805×10-4 H9= 3.0172×10-4 第2層 H2= 3.8025×10-1 H3=-1.1370×10-2 H5=-1.2946×10-2 H7=-1.4221×10-4 H9= 3.0044×10-4 第3層 H2= 3.8448×10-1 H3=-1.1112×10-2 H5=-1.2923×10-2 H7=-1.4337×10-4 H9= 3.0507×10-4
【0091】 偏心[1] X= 0.0 Y= 0.0 Z= 25.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[2] X= 0.0 Y= 0.0 Z= 26.7 α=-18.5 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[3] X= 0.0 Y= 0.0 Z= 28.4 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[4] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 30.5 α= 41.15 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[5] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 25.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[6] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 15.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[7] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 11.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[8] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 4.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[9] X= 0.0 Y= 44.98 Z= 1.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[10] X= 0.0 Y= 44.98 Z= -1.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[11] X= 0.0 Y= 44.98 Z= -5.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[12] X= 0.0 Y= 44.98 Z= -7.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[13] X= 0.0 Y= 44.98 Z=-11.0 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0 偏心[14] X= 0.0 Y= 44.98 Z=-14.48 α= 0.0 β= 0.0 γ= 0.0
【0092】条件式
【0093】第3実施例 図11は本発明の第3実施例にかかる観察光学系の光軸
を含むY−Z断面図である。本実施例の光学系は、導光
板3の板面形状が顔面に沿って湾曲した曲面状に形成さ
れている。その他の基本的構成は、第1実施例又は第2
実施例の構成が適用されている。
【0094】次に、本発明の観察光学系を用いた頭部装
着型画像表示装置の実施例を示す。図12は本発明の観
察光学系を用いた頭部装着型画像表示装置の斜視図であ
る。本実施例の頭部装着型画像表示装置は、左右の眼用
の導光板3と、左右の眼用の筐体10と、観察者の側頭
部で保持する眼鏡状フレーム11とを有して両眼用の画
像表示装置として構成されている。筐体10は、内部に
図1、6で示したような画像表示素子5と複数のレンズ
4を備えている。導光板3は、眼鏡状フレーム11のレ
ンズ枠部11aに嵌めこまれている。また、眼鏡状フレ
ーム11の左右側部の前方領域11bには連結部材12
が設けられておいる。左右の連結部材12は、筐体10
の端部をヒンジ状に保持するとともに、導光板3を入射
領域において固定した状態で接続しており、導光板3と
筐体10内の画像表示素子及び複数のレンズとを光学的
に接続させることができるようになっている。なお、眼
鏡状フレームは、左右側部11bの前端11cがレンズ
枠11bに対してヒンジ状に取付けられている。また、
筐体部10は、収納時には眼鏡状フレーム11の左右側
部と同様に内側に折れ曲がるようになっている。その
他、図示省略した導光板及び画像表示素子、複数のレン
ズは、上述の第1実施例〜第3実施例に示すような観察
光学系を構成している。また、眼鏡状フレーム11は、
左右側部の後端11dが観察者の側頭部に安定した状態
で保持できるように耳当て又は耳かけ可能な形状に形成
されている。
【0095】図13は本発明の観察光学系を用いた頭部
装着型画像表示装置の光軸を含むY−Z断面図である。
本実施例では、観察光学系を構成するLCD5、複数の
レンズ4及び導光板3の入射領域が筐体10に一体的に
固定されており、片眼用の画像表示装置として構成され
ている。画像表示装置の筐体10にはクリップ部10a
が設けられており、クリップ部10aを介して眼鏡13
の側頭フレーム13aの前方領域に観察光学系を着脱す
ることができるようになっている。
【0096】図14は本発明の観察光学系を用いた片眼
用の頭部装着型画像表示装置を装着(この場合は、左眼
に装着)した場合の様子を示す説明図である。図14
中、14は各実施例に示された、ガラス又はプラスチッ
クで構成された導光部の入力領域及び出力領域の基盤面
にホログラフィック素子を貼り合わせて構成された導光
部材(上記各実施例における導光板に相当)を示してお
り、導光部材14は、表示装置本体部15の下部に設け
られた支持部材(図示省略)が観察者16の耳部17及
び後頭部を介して固定されることにより、観察者16の
顔面の左眼の前方に保持されている。なお、図示省略し
た支持部材の構成としては、例えば、特開平10−25
7581号公報に記載の構成を用いることができる。
【0097】即ち、本実施例の画像表示装置が観察者1
6の左耳のみで支持するタイプの場合には、表示装置本
体部15の下部に設ける支持部材は、特開平10−25
7581号公報に記載の「支持部、補助支持部」が観察
者16の左の耳部17の耳殻の上側付根部分から下側付
根部分にかけて湾曲形成されるようにして構成する。こ
の場合には、スピーカであるイヤホン部18は、表示装
置本体部15から音声信号を伝達するコード19が接続
された左耳用のイヤホン部のみのモノラルタイプに構成
するか、若しくは、左耳用のイヤホン部に加えて、表示
装置本体部15から長く延びた図示しないコードに接続
された右耳用のイヤホン部を取り付けてステレオタイプ
に構成する。
【0098】また、本実施例の画像表示装置が観察者1
6の左右の耳で支持するタイプの場合には、表示装置本
体部15の下部に設ける支持部材は、特開平10−25
7581号公報に記載の「ヘッドバンド」を軸に、左右
夫々に耳部の耳殻の上側付根部分から下側付根部分にか
けて湾曲して形成される「支持部、補助支持部」を設け
ることに加えて、「掛止体」若しくは長さを調整する構
成を付加することによって、頭部の大きさ及び耳の位置
が夫々に異なる観察者の左右の耳の位置合わせに対応可
能に構成できる。この場合には、ステレオタイプの左右
のイヤホン部に夫々接続するコードを、「ヘッドバン
ド」に接続させるか若しくは「ヘッドバンド」の内部に
埋設させ、イヤホン部近傍部分のコードのみが外部に露
出するように構成することが望ましい。
【0099】更に、表示装置本体部15には、インター
ネット接続やTV信号受信を可能にするCPU回路等が
内蔵され、また、それらの信号の送受信のためのアンテ
ナ20が設けられている。
【0100】更に、映像・音声信号等を外部から送信す
るためのケーブル21が、表示装置本体部15から外部
に延びて、ビデオ再生装置22に接続されている。な
お、図14中、22aはビデオ再生装置22のスイッチ
やボリュウム調整部である。また、ケーブル21の先端
部21aは、既存のビデオデッキ等に接続可能なジャッ
クとして構成してもよい。さらに、その場合は、低価格
タイプの装置として、表示装置本体部15に内蔵された
インターネット接続やTV信号受信を可能にするCPU
回路等とアンテナ20を省略し、このジャックを使っ
て、TV電波受信用チューナーに接続してTV鑑賞用に
したり、コンピュータに接続してコンピュータグラフィ
ックスの映像や、インターネットからの映像等を受信す
るように構成してもよい。
【0101】また、表示装置本体部15と導光部材14
との間には、LCD等の画像表示素子と複数のレンズ
(図示省略)を内蔵した画像形成ユニット部23と、観
察者の顔の大きさに合わせて位置調整可能なフレーム部
24が設けられている。このフレーム部24には、表示
装置本体部15に内蔵のCPU回路とLCD等の画像表
示素子とを電気的に接続するコードが内蔵されている。
また、フレーム部24を位置調整可能にするために、フ
レーム自体を弾性体で構成しても良いし、あるいは、フ
レーム部24と表示装置本体部15との接合部分をギヤ
で構成してフレーム部24を表示装置本体部15に対し
て伸縮自在となるようにしてもよい。
【0102】また、画像形成ユニット部23の上方に
は、レンズ25とCCD26を備えたカメラが取付けら
れており、本例の眼鏡型装置は、画像表示装置とカメラ
の両方の機能を備えている。
【0103】次に、本発明による体積ホログラムのよう
な回折素子を導光板に設けるときの望ましい構成を図1
5に示す。図中、レンズLは、本発明の観察光学系に含
まれる複数のレンズ4の各レンズである。図においては
説明の便宜上、1つのレンズで示している。回折素子の
面Cが、図のように四角形を形成するとしたとき、レン
ズLの第1面が面対称な自由曲面に形成された場合その
対称面Dが、この回折素子の面Cの四角形を形成する辺
の少なくとも1つと平行になるように配置することが、
美しい像形成の上で望ましい。
【0104】さらに、この回折素子の面Cが正方形や長
方形といった4つの内角が夫々略90°にて形成されて
いる場合には、面対称自由曲面の対称面Dは、回折素子
の面Cの互いに平行関係にある2辺に対して平行に配置
され、この対称面Dが回折素子の面Cを左右又は上下対
称にさせる位置に一致するように構成することが好まし
い。このように構成すれば、装置に組み込むときの組み
込み精度が出しやすく、量産性に効果的である。
【0105】さらに、複数のレンズを構成する光学面の
うち、複数の面又は全ての面が面対称自由曲面の場合に
は、複数の面又は全ての面の対称面が同一面Dの上に配
置されるように構成することが、設計上も、収差性能上
も望ましい。そして、この対称面Dと回折素子のパワー
の面との関係は、上述と同様の関係にあることが望まし
い。
【0106】以上説明したように、本発明の観察光学系
は、特許請求の範囲に記載された特徴のほかに下記に示
すような特徴も備えている。
【0107】(1)次の条件式(6),(7)の何れかを満足
することを特徴とする請求項1に記載の観察光学系。 0.5 <(OP1/OP2)/(H2_S4/H2_S10)< 4.0 ・・・(6) -3.5 <(θ_S10 / θ_S4)< -1.0 ・・・(7) 但し、OP1は軸上画角における主光線の中間像から第1
の反射型体積ホログラムまでの光路長(mm)、OP2は軸上
画角における主光線の第2の反射型体積ホログラムから
中間像までの光路長(mm)、H2_S10は第1の反射型体積ホ
ログラム素子におけるY方向の1次成分の光路差関数の
係数、H2_S4は第2の反射型体積ホログラム素子におけ
るY方向の1次成分の光路差関数の係数、θ_S10は第1
の反射型体積ホログラム素子の傾き(度)、θ_S4は第
2の反射型体積ホログラム素子の傾き(度)である。ま
た、上記式におけるそれぞれの体積ホログラム素子の傾
きθ=tan-1{(tanα)2+(tanβ)21/2
である。
【0108】(2)次の条件式(8),(9)の何れかを満足
することを特徴とする請求項1に記載の観察光学系。 0.8 <(OP1/OP2)/(H2_S4/H2_S10)< 3.0 ・・・(8) -3.0 <(θ_S10 / θ_S4)< -1.5 ・・・(9)
【0109】(3)次の条件式(10),(11)の何れかを満
足することを特徴とする請求項1に記載の観察光学系。 1.0 <(OP1/OP2)/(H2_S4/H2_S10)< 2.0 ・・・(10) -2.5 <(θ_S10 / θ_S4)< -2.0 ・・・(11)
【0110】(4)次の条件式(12)を満足することを特
徴とする請求項1、上記(1)〜(3)の何れかに記載
の観察光学系。 0.1 < H2_S4 < 2.8 ・・・(12)
【0111】(5)次の条件式(13)を満足することを特
徴とする請求項1、上記(1)〜(3)の何れかに記載
の観察光学系。 0.3 < H2_S4 < 1.4 ・・・(13)
【0112】(6)次の条件式(14)を満足することを特
徴とする請求項1、上記(1)〜(3)の何れかに記載
の観察光学系。 0.5 < H2_S4 < 0.7 ・・・(14)
【0113】(7)前記導光板が、観察者の顔面に沿っ
て湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項
1、上記(1)〜(6)の何れかに記載の観察光学系。
【0114】(8)前記導光板は、ARコートが施され
ていることを特徴とする請求項1、上記(1)〜(6)
の何れかに記載の観察光学系。
【0115】(9)前記導光板の面形状が平面形状に形
成されていることを特徴とする請求項1、上記(1)〜
(8)の何れかに記載の観察光学系。
【0116】(10)前記導光板の面形状が曲面形状に
形成されていることを特徴とする請求項1、上記(1)
〜(8)の何れかに記載の観察光学系。
【0117】(11)前記ホログラフィック素子が体積
ホログラムで構成されていることを特徴とする請求項
1、上記(1)〜(10)の何れかに記載の観察光学
系。
【0118】(12)前記複数のレンズは、前記偏心収
差を補正するための曲面が自由曲面で構成されているこ
とを特徴とする請求項1、上記(1)〜(11)の何れ
かに記載の観察光学系。
【0119】(13)請求項1、上記(1)〜(12)
の何れかに記載の観察光学系を内蔵した本体部と、前記
観察光学系の射出瞳を観察者の眼球位置に保持するよう
に前記本体部を観察者頭部に支持する支持部材と、前記
観察者の耳に音声を与えるスピーカー部材とを有してい
ることを特徴とする頭部装着型画像表示装置。
【0120】(14)上記(13)に記載の頭部装着型
画像表示装置において、前記本体部が、右眼用の観察光
学系と左眼用の観察光学系とを備え、前記スピーカー部
材が、右耳用スピーカー部材と左耳用スピーカー部材と
を有するように構成されていることを特徴とする頭部装
着型画像表示装置。
【0121】(15)上記(13)又は(14)に記載
の頭部装着型画像表示装置において、前記スピーカー部
材がイヤホンで構成されていることを特徴とする頭部装
着型画像表示装置。
【0122】
【発明の効果】以上、本発明によれば、頭部装着型の虚
像観察装置に用いるのに適した、小型で、軽量、かつ明
るく、さらに高解像度を有する観察光学系を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる観察光学系の光軸
を含むY−Z断面図である。
【図2】第1実施例の像歪みを表す収差図である。
【図3】第1実施例のRバンド(赤バンド)の横収差を
表す収差図である。
【図4】第1実施例のGバンド(緑バンド)の横収差を
表す収差図である。
【図5】第1実施例のBバンド(青バンド)の横収差を
表す収差図である。
【図6】本発明の第2実施例にかかる観察光学系の光軸
を含むY−Z断面図である。
【図7】第2実施例の像歪みを表す収差図である。
【図8】第2実施例のRバンド(赤バンド)の横収差を
表す収差図である。
【図9】第2実施例のGバンド(緑バンド)の横収差を
表す収差図である。
【図10】第2実施例のBバンド(青バンド)の横収差
を表す収差図である。
【図11】本発明の第3実施例にかかる観察光学系の光
軸を含むY−Z断面図である。
【図12】本発明の観察光学系を用いた頭部装着型画像
表示装置の斜視図である。
【図13】本発明の観察光学系を用いた頭部装着型画像
表示装置の光軸を含むY−Z概略断面図である。
【図14】本発明の観察光学系を用いた片眼用の頭部装
着型画像表示装置を装着した場合の様子を示す説明図で
ある。
【図15】本発明による体積ホログラムのような回折素
子を導光板に設けるときの望ましい構成をに示す図であ
る。
【図16】球面形状の基盤部材にホログラム素子を設け
た場合の2種類のパワーを説明するための図であり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図17】本発明におけるHOEを定義するための原理
図である。
【符号の説明】
1 射出瞳 2 軸上主光線 3 導光板 31,32 基盤面 3a 薄板状部 4 複数のレンズ 5 画像表示素子(LCD) 6 リレー光学系 7 接眼光学系 8,9 体積ホログラム(HOE) 10 筐体 11 眼鏡状フレーム 11a レンズ枠部 11b 左右側部の前方領域 11c 左右側部の前端 11d 左右側部の後端 13 眼鏡 13a 側頭フレーム 14 導光部材 15 表示装置本体部 16 観察者 17 耳部 18 イヤホン部 19 コード 20 アンテナ 21 ケーブル 22 ビデオ再生装置 22a スイッチ及びボリュウム調整部 23 画像形成ユニット部 24 フレーム部 25 レンズ 26 CCD L レンズ C 回折素子の面 D 面対称自由曲面の対称面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月11日(2002.4.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】一般的な場合、HOEを製造する際の参照
光と物体光は球面波とは限らない。この場合のHOEの
光路差関数Φ0は、多項式で表した付加的な位相項Φ0
Poly(基準波長λ0における光路差関数)を加えて次式
(5)で表わすことができる。 Φ0=Φ0 2P+Φ0 Poly ……(5) ここで、多項式は、 あり、一般には j={(m+n)2+m+3n}/2 で定義することができる。ただし、Hjは各項の係数で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 25/00 G02B 25/00 A G02F 1/13 505 G02F 1/13 505 H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A Fターム(参考) 2H049 AA26 AA50 AA51 AA60 CA01 CA17 CA22 2H087 KA07 KA23 LA12 RA06 RA12 RA13 RA41 RA45 RA46 TA01 TA02 TA06 UA01 2H088 EA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示素子と、前記画像表示素子に形
    成された画像情報をリレーするリレー光学系と、前記リ
    レー光学系でリレーされた画像情報を観察者の眼球へ導
    くための接眼光学系とを含み、 前記リレー光学系は、少なくとも、複数のレンズと第1
    の反射型体積ホログラム素子を有し、前記第1の反射型
    体積ホログラム素子が、パワーを有し且つ色収差を補正
    するように構成され、前記複数のレンズが、少なくとも
    偏心収差を補正し且つ色収差を補正するように構成さ
    れ、 前記接眼光学系は、第2の反射型体積ホログラム素子を
    有し、前記第2の反射型体積ホログラム素子が、光束を
    観察者の眼球側に向けて反射するとともに光束にパワー
    を与え且つ色収差補正を補正するように構成され、 前記第1の反射型体積ホログラム素子と前記第2の反射
    型体積ホログラム素子との間は、透明媒質で満たされ、
    且つ、光路中に少なくとも前記第1の反射型体積ホログ
    ラム素子によって反射された光束を、前記透明媒質内部
    で少なくとも3回以上の奇数回全反射させて、前記第2
    の反射型体積ホログラム素子に導くように形成された導
    光板で構成され、 前記導光板により、前記リレー光学系と前記画像表示素
    子とが、観察者の顔面から側頭部に沿うように配置され
    ていることを特徴とする観察光学系。
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