JP2014174519A - 虚像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部への塵埃の侵入を抑制できる虚像表示装置を提供すること。
【解決手段】観察者の頭部に装着され、虚像を表示する虚像表示装置(ヘッドマウントディスプレイ1)は、画像を構成する光を投射する投射光学装置52と、投射光学装置52を内部に収納する鏡筒53と、投射光学装置52からの光を内部で反射させて観察者の眼に導いて、画像を虚像として視認させる透光性の導光部材6(6L)と、導光部材6及び鏡筒53の間に形成される隙間Gを閉塞する閉塞部(防塵カバー7(7L))と、を備える。
【選択図】図14

Description

本発明は、虚像表示装置に関する。
従来、観察者の頭部に装着されるHMD(Head Mounted Display)等の虚像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のHMDは、観察者の左右にそれぞれ設けられる画像形成装置と、当該画像形成装置を内部に収納するカバーと、各画像形成装置により形成された画像光を観察者の右眼及び左眼に導く導光板とを備える。これらのうち、画像形成装置は、表示素子と、投射光学装置と、当該投射光学装置を内部に収納する鏡筒とを備え、表示素子により形成された画像光を、投射光学装置が導光板に向けて投射する。そして、導光板は、内部に入射された画像光を反射させつつ進行させ、当該導光板の端面に形成されたハーフミラーにて反射させ、対応する観察者の眼に導いている。
このHMDは、シースルー型のHMDとして構成され、導光板は、入射される画像光を内面側で全反射させつつ進行させた後、観察者の眼に向けて反射させるとともに、外界から入射される外界光を透過させている。
特開2012−163639号公報
ここで、投射光学装置から投射される画像光を導光板に入射させるために、当該導光板と投射光学装置が収納される鏡筒とを近づけることが考えられる。しかしながら、導光板に鏡筒を接触させると、当該導光板が傷付くおそれがある。このため、導光板と鏡筒との間に隙間を設けることが考えられるが、当該隙間を介して、塵埃が鏡筒内に侵入しやすくなるという問題がある。
また、導光板は、観察者の眼に応じた位置に配置されて外部に露出しているので、当該導光板には塵埃(皮脂等含むを)が付着しやすく、これら塵埃を除去するために布等で導光部材を拭くと、上記隙間に押し込まれた塵埃が鏡筒内に侵入しやすくなる。
そして、鏡筒内に塵埃が侵入すると、当該塵埃を除去することが難しいだけでなく、当該塵埃の影が観察される可能性が生じるという問題がある。
本発明は、内部への塵埃の侵入を抑制できる虚像表示装置を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る虚像表示装置は、観察者の頭部に装着され、虚像を表示する虚像表示装置であって、画像を構成する光を投射する投射光学装置と、前記投射光学装置を内部に収納する鏡筒と、前記投射光学装置からの光を内部で反射させて前記観察者の眼に導いて、前記画像を虚像として視認させる透光性の導光部材と、前記導光部材及び前記鏡筒の間に形成される隙間を閉塞する閉塞部と、を備えることを特徴とする。
なお、虚像表示装置としては、画像を構成する光のみを視認可能としてもよく、当該光及び外界光を同時に視認可能としてもよい。
上記一態様によれば、導光部材と鏡筒との間に形成される隙間が、閉塞部により閉塞される。これによれば、当該隙間を介して鏡筒内に塵埃が侵入することを抑制できる。従って、鏡筒内に収納される投射光学装置に塵埃が付着することを抑制できるので、投射された光により視認される画像が劣化することを抑制できる他、鏡筒内から塵埃を除去するためのメンテナンスを省くことができる。
上記一態様では、前記導光部材は、前記投射光学装置からの光が入射される光入射領域と、前記光入射領域に入射される光の中心軸に対して傾斜して配置され、入射される光を反射させる第1反射領域と、前記第1反射領域にて反射された光が入射され、入射された光を反射させる第2反射領域と、を有し、前記閉塞部は、前記第2反射領域との間に空気層が形成され、かつ、前記第2反射領域が覆われるように設けられることが好ましい。
ここで、第2反射領域に塵埃が付着していると、当該塵埃の影が、観察者により視認される可能性が生じる。これに対し、上記一態様では、第2反射領域が閉塞部により覆われるので、当該第2反射領域に塵埃が付着することを抑制できる。従って、塵埃の影が視認されることを抑制できる。
また、閉塞部は、第2反射領域との間に空気層が形成されるように設けられるので、当該閉塞部が設けられることによる第2反射領域の反射特性の変化は生じない。従って、導光部材内に入射された光を適切に反射させつつ観察者の眼に導くことができる。
上記一態様では、前記導光部材は、前記第2反射領域に対向し、当該第2反射領域にて反射された光を反射させる第3反射領域と、前記第3反射領域に対向し、当該第3反射領域にて反射された光を反射させる第4反射領域と、前記第4反射領域から入射される光を前記観察者の眼に向けて反射させる第5反射領域と、前記第5反射領域にて反射された光を前記観察者の眼に向けて出射する光出射領域と、を有し、前記導光部材は、前記第2反射領域と前記第3反射領域との間に、前記画像を構成する光が合焦する合焦部位が設定されていることが好ましい。
上記一態様によれば、第2反射領域と第3反射領域との間に、画像を構成する光が合焦する合焦部位が設定されているので、当該合焦部位以降の光は、透過範囲を拡大させつつ導光部材内を進行することとなる。そして、当該光は、第3反射領域、第4反射領域、第5反射領域及び光出射領域を経て観察者の眼に入射されることとなるので、当該光の光路を長くすることができる。従って、当該光によって視認される画像を拡大できる。
ここで、第2反射領域と第3反射領域との間に上記合焦部位が設定されているので、第2反射領域に塵埃が付着していると、当該塵埃の影が観察者によって視認されやすくなるだけでなく、当該塵埃によって反射特性が変更される可能性が高くなる。これに対し、上記のように、閉塞部が設けられることで、第2反射領域に塵埃が付着することが抑制されるので、塵埃の影が視認されることを確実に抑制できるとともに、第2反射領域に入射された光を適切に反射させることができる。
上記一態様では、前記閉塞部は、前記導光部材において前記第2反射領域の周縁部に当接される当接部と、前記当接部が前記周縁部に当接された際に、前記第2反射領域との間に前記空気層を形成する凹部と、を有することが好ましい。
なお、当接部は、第2反射領域の周囲の全てに亘って当接されていなくてもよい。
上記一態様によれば、当接部が第2反射領域の周縁部に当接される状態では、閉塞部の凹部により、当該閉塞部と第2反射領域との間に空気層が形成される。これによれば、第2反射領域に閉塞部が接しないので、当該第2反射領域の反射特性が変化することを確実に抑制できる。従って、第2反射領域に入射された光を適切に反射させることができ、ひいては、当該光を確実に観察者の眼に導くことができる。
上記一態様では、前記導光部材は、前記観察者側から見て前記第2反射領域に沿う方向に対する略直交方向に前記第2反射領域を挟む位置に、当該第2反射領域と交差する一対の交差面を有し、前記閉塞部は、前記一対の交差面に当接して前記導光部材を挟持する挟持部を有することが好ましい。
上記一態様によれば、第2反射領域を挟む一対の交差面を挟持部が挟持することにより、当該第2反射領域に不要に触れることなく、閉塞部を安定して導光部材に取り付けることができる。
上記一態様では、前記鏡筒及び前記導光部材が支持される第1フレームと、前記第1フレームに取り付けられ、前記導光部材に対して前記観察者側に位置する第2フレームと、を備え、前記第2フレームは、前記観察者の眼に応じて設けられ、所定の光学特性を有する光学部品と、それぞれ前記光学部品を保持するリムと、を備え、前記リムは、前記閉塞部と当接することが好ましい。
上記一態様によれば、第1フレームには、導光部材に対して観察者側の位置に、所定の光学特性を有する光学部品を備えた第2フレームを取り付けることができる。これによれば、当該光学部品として視力矯正用のレンズを採用することで、視力が低下した観察者でも好適に画像を視認することが可能となる。また、当該光学部品として所定波長の色光の透過を抑制するフィルターを採用することで、視認される画像の色調を補正することが可能となり、比較的強いエネルギーを有するとされる青色光の透過を抑制するフィルターを採用することで、観察者の眼に与える影響を低減できる。
また、このような第2フレームを構成し、上記光学部品を保持するリムが閉塞部と当接するので、当該リムが導光部材に当接して当該導光部材が傷付くことを抑制できる。
上記一態様では、前記閉塞部は、弾性を有し、前記導光部材に対して着脱自在に設けられることが好ましい。
なお、弾性を有する材料としては、シリコンゴムを例示できる。
上記一態様によれば、閉塞部は弾性を有するので、当該閉塞部を導光部材に密着させることができる。従って、塵埃の侵入を確実に抑制できる。
また、閉塞部は、導光部材に対して着脱自在に設けられるので、塵埃が付着するなどして閉塞部が汚れた場合には、当該閉塞部を交換できる。従って、虚像表示装置を清浄な状態に維持しやすくすることができる。
上記一態様では、前記導光部材は、前記観察者の頭部に沿う湾曲形状を有することが好ましい。
ここで、導光部材が観察者の頭部に沿う形状でない場合、例えば、導光部材が平板状である場合には、導光部材の重心が観察者から離れた位置となりやすいので、虚像表示装置の装着感が低下する。これに対し、上記一態様では、導光部材が観察者の頭部に沿う湾曲形状に形成されているので、当該導光部材の重心位置を観察者に近付けることができる。従って、虚像表示装置の装着感を向上でき、当該虚像表示装置を安定して装着できる。
一方、導光部材が上記湾曲形状に形成されていると、当該導光部材と鏡筒との隙間の管理が難しくなり、隙間が大きくなるなどして塵埃が侵入しやすくなる。このような場合でも、上記閉塞部が設けられることにより、隙間を介しての塵埃の侵入を抑制でき、導光部材を湾曲形状とすることによる上記効果を好適に奏することができる。
本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを示す斜視図。 前記実施形態におけるヘッドマウントディスプレイを示す斜視図。 前記実施形態における補助フレームを取り付けた状態のヘッドマウントディスプレイを示す斜視図。 前記実施形態におけるカバー部材を取り外した状態のヘッドマウントディスプレイを示す斜視図。 前記実施形態におけるカバー部材を取り外した状態のヘッドマウントディスプレイを示す斜視図。 前記実施形態におけるカバー部材を取り外した状態のヘッドマウントディスプレイを示す分解斜視図。 前記実施形態における光学ユニットを示す横断面図。 前記実施形態における導光部材を示す斜視図。 前記実施形態における導光部材を示す斜視図。 前記実施形態における導光部材を示す横断面図。 前記実施形態における画像光の光路を示す図。 前記実施形態における導光部材及び防塵カバーを示す斜視図。 前記実施形態における防塵カバーを導光部材側から見た斜視図。 前記実施形態における光学装置を示す横断面図。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
[ヘッドマウントディスプレイの概略構成]
図1及び図2は、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ1を正面側及び背面側から見た斜視図である。換言すると、図1は、ヘッドマウントディスプレイ1を観察者側とは反対側から見た斜視図であり、図2は、観察者側から見た斜視図である。
本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDと略す場合がある)1は、図1及び図2に示すように、観察者の頭部に装着されて使用される虚像表示装置であり、画像情報に応じて形成された画像光(画像を構成する光)を観察者の眼に入射させて、当該画像光により構成される画像を虚像として視認させるとともに、外光を透過させて外界像を観察可能とするシースルー型のHMDである。このようなHMD1は、フレーム2と、当該フレーム2に取り付けられる2つの光学装置3と、を備える。
[フレームの構成]
フレーム2は、本発明の第1フレームに相当し、眼鏡のフレーム様の構成を有する。このフレーム2は、観察者の額及び左右のこめかみに沿うU字状部21と、当該U字状部21の両端に屈曲自在に設けられた一対のアーム22と、当該U字状部21に取り付けられるプロテクター23及びノーズパッド24と、を有する。
U字状部21は、HMD1が観察者に装着された場合に額に沿うフロント部211と、当該フロント部211の両端からそれぞれ同方向に延出する一対のテンプル部212とを有する略U字状に形成されている。
これらのうち、一対のテンプル部212は、観察者の左右のこめかみに対応した位置に設けられている。これらテンプル部212のうち、観察者から見て右側のテンプル部212Rには、右眼用の光学装置3Rのカバー部材4が取り付けられ、同左側のテンプル部212Lには、左眼用の光学装置3Lのカバー部材4が取り付けられる。
アーム22(観察者の右側に位置するアームを22Rとし、左側に位置するアームを22Lとする)は、対応するテンプル部212におけるフロント部211側とは反対側の端部に、蝶番213を介して内側に屈曲自在に設けられている。これらアーム22は、耳の部位にて観察者の頭部を押さえ、これにより、HMD1を頭部に固定する。これらアーム22は、観察者がHMD1を使用しない場合には、テンプル部212に対して内側に屈曲させることで折り畳むことができ、観察者がHMD1を使用する場合には、テンプル部212と平行に伸ばすことで観察者の耳にかけることができる。
プロテクター23は、光学装置3L,3Rの後述する各導光部材6をフロント部211に固定する部材であり、眼鏡のアンダーリム様の形状を有する。このプロテクター23は、フロント部211に下方から取り付けられる。
ノーズパッド24は、観察者から見て逆V字状に形成されており、プロテクター23におけるブリッジに対応する位置に設けられる。このノーズパッド24には、観察者の鼻を左右から挟み、これにより、観察者に装着されたHMD1が左右にずれたり、下方にずれたりすることが抑制される。
図3は、補助フレーム25が取り付けられたHMD1を示す斜視図である。
フロント部211には、図3に示すように、視力矯正が必要な観察者用の補助フレーム25を取り付け可能である。この補助フレーム25は、本発明の第2フレームに相当し、当該補助フレーム25は、視力矯正用の左右のレンズ251L,251Rと、当該レンズ251L,251Rをそれぞれ囲むリム252L,252Rと、当該リム252L,252Rを接続するブリッジ253とを有する。これらのうち、ブリッジ253には、詳しい図示を省略するが、フロント部211に補助フレーム25を取り付ける取付部が設けられている。
このような補助フレーム25がフロント部211に取り付けられた場合、リム252L,252Rの互いに反対側の端部2521は、それぞれ左右に設けられた後述する防塵カバー7のうち、対応する防塵カバー7の観察者側の面7Aに当接される。
[光学装置の構成]
光学装置3(3R,3L)は、それぞれ、入力される画像情報に応じた画像を形成して、当該画像を虚像として観察者に視認させるものである。これら光学装置3L,3Rは、図1〜図3に示すように、それぞれ、カバー部材4と、光学ユニット5(図1〜図3では図示省略)と、観察者の眼に応じた位置に配置される導光部材6と、防塵カバー7(図2及び図3)と、を有する。
なお、以下の説明では、光学装置3Lについて説明するが、当該光学装置3Lに対して鏡面対称構造を有する光学装置3Rも、左右が逆となるが同様の構成を有する。
[カバー部材の構成]
各光学装置3L,3Rのカバー部材4は、図1〜図3に示すように、左右のテンプル部212R,212Lにそれぞれ取り付けられ、光学ユニット5を内部に収納する。これらカバー部材4は、対応するテンプル部212を挟むように取り付けられる第1カバー41及び第2カバー42を有する。
第1カバー41は、テンプル部212の外側(観察者側とは反対側)に取り付けられる。この第1カバー41は、前述のフロント部211の端部からテンプル部212におけるアーム22側の端部までの形状に沿う平面視略L字状に形成されている。詳述すると、第1カバー41は、観察者の眼に応じて設けられる導光部材6のテンプル部212側の端部(後述する第5面S5)を正面側から覆うように設けられている。
第2カバー42は、フロント部211の端部及びテンプル部212に沿う平面視L字状に形成されており、テンプル部212の内側(観察者側)に設けられて第1カバー41と組み合わされる。この第2カバー42のフロント部211側の端部には、図2に示すように、後述する防塵カバー7の端部が嵌め込まれる凹部421が形成されている。
なお、防塵カバー7の構成及び凹部421との嵌合状態については、後に詳述する。
[光学ユニットの構成]
図4及び図5は、カバー部材4を取り外した状態のHMD1を正面側及び背面側から見た斜視図であり、図6は、当該状態のHMD1を示す分解斜視図である。なお、図4〜図6においては、一部の構成の図示を省略している。
各光学装置3L,3Rの光学ユニット5は、それぞれ、入力される画像情報に応じた画像光を形成し、対応する導光部材6に当該画像光を出射する。この光学ユニット5は、図4〜図6に示すように、画像形成装置51と、投射光学装置52(図7参照)と、鏡筒53と、画像形成装置51を駆動させる駆動装置54(図7参照)とを有する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置51は、上記画像光を形成する。この画像形成装置51は、光源装置511及び光変調装置512と、これらを一体的に保持する保持部材513とを有する。
光源装置511は、光変調装置512に向けて光を出射して、当該光変調装置512の画像形成領域を照明する。このような光源装置511として、本実施形態ではLED(Light Emitting Diode)等の固体光源を有する構成が採用されており、当該光源装置511から、駆動装置54と接続されるフレキシブルプリント基板FPC1が延出している。
光変調装置512は、光源装置511から入射される光を、駆動回路から入力される画像信号に応じて変調する。このような光変調装置512は、本実施形態では、偏光板を含む液晶パネルにより構成されており、当該液晶パネルに画像信号を入力させるフレキシブルプリント基板FPC2が、駆動装置54と接続されている。
保持部材513は、側面視略U字状に形成され、光源装置511及び光変調装置512を保持する。この保持部材513は、鏡筒53側に突出する一対の突出部5131が、上下に形成されている。これら突出部5131が、鏡筒53に形成された支持部532を挟持することにより、保持部材513は、鏡筒53と一体化される。
[投射光学装置の構成]
図7は、光学装置3(3L)を示す横断面図である。
投射光学装置52は、図7に示すように、画像形成装置51から入射される画像光を、導光部材6に向けて投射する。この投射光学装置52は、鏡筒53内に収納配置された複数のレンズにより構成され、本実施形態では、3枚のレンズ521〜523により構成されている。なお、レンズの枚数及び特性は、適宜設定可能である。
[鏡筒の構成]
鏡筒53は、合成樹脂製の筐体であり、上記レンズ521〜523を有する投射光学装置52を内部に収納する他、画像形成装置51を支持する。この鏡筒53は、図6に示すように、テンプル部212にねじSC2により固定される。このような鏡筒53には、画像形成装置51側及び導光部材6側にそれぞれ開口して、当該画像形成装置51から入射される画像光を、上記投射光学装置52を介して導光部材6に導く貫通孔531が形成されている。
この他、鏡筒53は、画像形成装置51を支持する支持部532と、貫通孔531と接続され、かつ、導光部材6の端部が挿入される開口部533とを有する。これらのうち、支持部532は、前述の一対の突出部5131により挟持され、これにより、保持部材513、ひいては、画像形成装置51が鏡筒53に取り付けられる。
開口部533は、略矩形状に形成され、導光部材6において他方の導光部材6側とは反対側の端部(導光部材6のうち、左側の導光部材6Lにおいては左側の端部であり、右側の導光部材6Rにおいては右側の端部)が内部に挿入される。この導光部材6の端部には、詳しくは後述するが、画像光が入射される光入射面である第1領域S41が位置しており、当該端部が開口部533内に挿入されることで、投射光学装置52を構成するレンズ523と当該第1領域S41とが対向することとなる。
ここで、図7に示すように、矩形状の開口部533を形成する端縁のうち、外側(観察者側とは反対側であり、第1カバー41側)の端縁の内面には、導光部材6において後述する第4面S4と第5面S5とを接続する接合面62が当接される。また、当該開口部533における上下の端縁の内面には、導光部材6における後述する突出部611,612がそれぞれ当接される。
一方、開口部533を形成する端縁のうち、内側(観察者側であり、第2カバー42側)の端縁には、導光部材6の後述する第4面S4に沿って開口部533の外側に延出する延出部534が形成されている。この延出部534は、当該第4面S4とは接触しておらず、当該第4面S4と離間している。そして、導光部材6及び第2カバー42には、当該延出部534と第4面S4との間の隙間Gを閉塞する防塵カバー7が設けられる。この防塵カバー7の構成については、後に詳述する。
[導光部材の構成]
図8及び図9は、光学ユニット5Lを構成する導光部材6Lを正面側及び背面側から見た斜視図である。換言すると、図8は、導光部材6を観察者側とは反対側から見た斜視図であり、図9は、観察者側から見た斜視図である。
導光部材6L,6Rは、図1〜図5に示したように、それぞれ観察者の左眼及び右眼に応じた位置に配置される。これら導光部材6L,6Rは、観察者の頭部に沿う湾曲形状を有し、更に正面視で略楕円形状と矩形状とを組み合わせた形状を有する。このような導光部材6L,6Rは、図8及び図9に示すように、それぞれ可視光領域で高い光透過性を示す樹脂(例えばシクロオレフィンポリマー)により形成された本体部6A及び光透過部6Bを有し、これらが互いに接合された構成を有する。
本体部6Aは、導光部材6における画像光の入射側(対応する光学ユニット5側)に位置する。この本体部6Aは、後述する複数の光学面S1〜S5を有し、当該各光学面S1〜S5により、投射光学装置52を介して入射される画像光を内部で反射させて観察者の眼に導いて、当該画像光により構成される画像を虚像として視認させる機能を有するとともに、眼に入射される外光を透過させる機能を有する。
光透過部6Bは、本体部6Aと同様に、可視光領域で高い光透過性を示す樹脂により形成されている。この光透過部6Bは、入射される外光を観察者の眼に向けて透過させる機能を有し、これにより、観察者の視線が中央寄りの方向に向いた場合に、当該光透過部6Bを介して外界を観察可能とされている。
このような光透過部6Bにおいて、本体部6A側とは反対側の端面6B3には、反射抑制部が設けられている。この反射抑制部には、半透過膜が形成された後述する第2面S2を透過した画像光が入射される。そして、当該反射抑制部は、入射された画像光の反射を抑制することで、当該画像光が本体部6Aに戻って迷光となることを抑制している。
このような導光部材6は、嵌合部61、接合面62、孔部63、取付部64及び位置決め部65を有する。
嵌合部61は、本体部6Aにおいて対応する鏡筒53側の端部に位置し、当該鏡筒53の開口部533内に嵌め込まれる。この嵌合部61は、上下に対向配置され、かつ、鏡筒53側に突出する一対の突出部611,612を有し、上側に位置する突出部611は、開口部533の内面における上端部に当接し、下側に位置する突出部612は、当該内面における下端部に当接する。
接合面62は、本体部6Aにおける鏡筒53側の側端面であり、嵌合部61と連続している。すなわち、接合面62は、上記各突出部611,612を接続する端面である。この接合面62は、鏡筒53の開口部533における外側(第1カバー41側)の端縁の内面に当接され、接着剤により接合される。
孔部63は、嵌合部61から中央寄りの位置に形成されている。この孔部63には、導光部材6を前述のフロント部211に固定するねじSC1(図6参照)が挿通する。
取付部64は、後述する防塵カバー7が取り付けられる部位である。この取付部64は、後述する第4面S4の第2領域S42を上下に挟み、かつ、当該第2領域S42に対してそれぞれ交差する交差面641,642を有する。詳述すると、当該交差面641,642は、第2領域S42を上下(観察者側から見て第2領域S42に沿う方向に対する略直交方向)に挟む位置に配置されている。これら交差面641,642には、後述する防塵カバー7の延出部711,712が当接され、当該延出部711,712により構成される挟持部71により各交差面641,642が挟持される。
位置決め部65は、導光部材6の上端面に、当該上端面から突出するように一対形成されている。具体的に、一方の位置決め部65は本体部6Aに形成され、他方の位置決め部65は光透過部6Bに形成されている。
これら位置決め部65は、フロント部211に導光部材6が固定される際に、当該フロント部211の下端面に形成された凹部(図示省略)に嵌め込まれて位置決めされる他、孔部63を挿通したねじSC1がフロント部211に固定される際には、導光部材6の左右方向の揺動を規制する。
[導光部材の光学面]
図10は、導光部材6Lを示す横断面図であり、換言すると、当該導光部材6Lの光学面S1〜S5を説明する図である。
導光部材6Lは、図10に示すように、それぞれ光学面である第1面S1、第2面S2、第3面S3、第4面S4及び第5面S5を有する。これらのうち、第1面S1及び第4面S4は、導光部材6Lにおける観察者側の面であり、第3面S3及び第5面S5は、観察者側とは反対側の面である。また、第2面S2は、第1面S1及び第3面S3に対して傾斜する面であるとともに、光透過部6Bとの境界面である。これら各面S1〜S5のうち、第1面S1、第3面S3及び第4面S4にはハードコート層が形成されており、当該各面S1,S3,S4の外側は、空気層である。
ここで、各面S1〜S5の序数は、導光部材6Lにおける画像光の入射側(すなわち投射光学装置52側)から順に設定されているのではなく、光の出射側(すなわち観察者の眼側)から順に設定されている。これは、実際の光学装置3のように、光変調装置512から出射された光(画像光)が投射光学装置52及び導光部材6を介して観察者の眼に至る状態で光学系を評価することが難しいため、観察者の眼の位置にある絞りを通して無限遠の光源からの光が、導光部材6に入射された後、投射光学装置52を介して光変調装置512に結像するものとして、当該導光部材6を含む光学系の設計及び評価を行っていることによる。
以下、上記各面S1〜S5について詳述する。
なお、以下の説明において、Z方向は、HMD1を装着した観察者が正面を向いた場合の視方向であり、X方向及びY方向は、当該Z方向に直交し、かつ、互いに直交する方向である。これらのうち、X方向は、HMD1を装着した観察者から見て左から右に向かう方向であり、Y方向は、当該観察者から見て下から上に向う方向である。
第1面S1は、Z方向に平行な出射側光軸AXを中心軸とし観察者側に凹状となる自由曲面(1つの関数で定義される、連続した自由曲面)であり、前述のように、導光部材6において観察者側に位置し、かつ、当該観察者の瞳に正対する位置に形成されている。この第1面S1は、導光部材6内を透過した画像光を観察者の眼に出射する屈折面として機能するとともに、第3面S3から入射される画像光を第2面S2に向けて内面側で全反射させる全反射面として機能する。すなわち、第1面S1において画像光が入射される領域は、本発明の第4反射領域及び光出射領域に相当する。
なお、光透過部6Bにおける観察者側の面6B1は、第1面S1と同じ自由曲面として形成されている。このため、光透過部6Bと本体部6Aとが接合された際には、第1面S1と面6B1とは同一の連続した自由曲面となる。
第2面S2は、XZ面に平行な基準面(図10に示す断面)に含まれ、かつ、Z方向に対して傾斜した光軸を中心とする自由曲面であり、本体部6Aにおいて他方の光学装置3側の端面である。この第2面S2における画像光が入射される領域には、半透過層(半反射層)が形成されており、当該半透過層により、第1面S1から入射される画像光の角度を変えて当該第1面S1に向けて反射させる。すなわち、第2面S2において画像光が入射される領域は、本発明の第5反射領域に相当する。このような半透過層による画像光の反射率は、シースルーによる外界の観察を容易にする観点で、想定される画像光の入射角範囲において10%以上50%以下に設定されている。
第3面S3は、上記出射側光軸AXを中心軸とし観察者側に凹状となる自由曲面であり、第1面S1とは反対側に位置する。この第3面S3は、第1面S1から入射される画像光の角度を変えて内面側にて当該第1面S1に向けて反射させるとともに、第4面S4から入射される画像光を内面側にて第1面S1に向けて全反射させる機能を有する。すなわち、第3面S3において画像光が入射される領域は、本発明の第3反射領域に相当する。この他、第3面S3は、外界から入射される外光を透過させる機能を有する。
なお、光透過部6Bにおける観察者とは反対側の面6B2は、第3面S3と同じ自由曲面として形成されている。このため、光透過部6Bと本体部6Aとが接合された際には、第3面S3と面6B2とは同一の連続した自由曲面となる。
第4面S4は、観察者側に凸状となる自由曲面であり、前述のように、導光部材6において観察者側に位置するとともに、上記第1面S1に対して鏡筒53側に位置する。具体的に、第4面S4は、導光部材6の観察者側の面において、第1面S1から上記接合面62までの間に形成された面である。このような第4面S4は、当該鏡筒53内の投射光学装置52に対向する第1領域S41と、当該第1領域S41に対して第1面S1側に位置する第2領域S42とに機能的に分けられる。
第1領域S41は、前述の突出部611,612に挟まれる領域であり、投射光学装置52と対向配置され、当該投射光学装置52から画像光が入射される光入射領域として機能する。また、第1領域S41は、第5面S5にて反射された画像光のうち一部の光が入射されて、当該一部の光を第3面S3に向けて反射させる反射面としても機能する。
第2領域S42は、第5面S5にて反射された画像光のうち他の一部の光が入射され、当該他の一部の光を第3面S3に向けて反射させる。なお、第2領域S42において、当該他の一部の光が入射される部分は、当該第2領域S42における中央の領域S421(図9参照)であり、周縁部分の領域S422(図9において斜線で示す領域S422)には当該他の一部の光は入射されない。この領域S422に、前述の隙間Gを閉塞する防塵カバー7が当接されることで、第4面S4の反射特性が変更されることなく、第4面S4と防塵カバー7との間に空気層を形成しつつ、内部を密閉できる。なお、上記領域S421は、本発明の第2反射領域に相当する。
第5面S5は、導光部材6において第1領域S41とは反対側に位置し、当該第1領域S41と正対している。この第5面S5は、観察者側に凸状となる自由曲面であり、当該第5面S5には、略全面に亘ってアルミニウム等の全反射膜が形成されている。このような第5面S5は、第1領域S41を介して入射される画像光の中心軸に対して傾斜しており、当該画像光のうち、一部の光を第1領域S41に向けて反射させるとともに、他の一部の光を第2領域S42に向けて反射させる。すなわち、第5面S5は、本発明の第1反射領域に相当する。
なお、第5面S5は、導光部材6がフロント部211に固定され、かつ、テンプル部212にカバー部材4が取り付けられた際には、当該カバー部材4を構成する第1カバー41の正面側端部により覆われる。このため、第5面S5は、外部に露出しない。
[導光部材における画像光の光路]
図11は、光学装置3Lにおける画像光の光路を示す図である。
光学装置3Lにおいて、画像形成装置51で形成された画像光は、図11に示すように、鏡筒53内に配設されたレンズ521〜523を有する投射光学装置52により、導光部材6Lに向けて投射される。
当該画像光は、第4面S4の第1領域S41を介して導光部材6L内に入射され、第5面S5にて全反射される。この画像光のうち一部の光は、臨界角以上の角度で第1領域S41に再度入射され、他の一部の光が、臨界角以上の角度で第2領域S42に入射される。そして、これらの画像光は、第1領域S41及び第2領域S42にて全反射され、第3面S3に臨界角以上の角度で入射される。
ここで、第4面S4から第3面に向けて進行する画像光の光路上には、当該画像光の合焦部位FSが設定されており、当該合焦部位FSにて中間像が形成される。このため、当該合焦部位FSにて画像光が収束した後、更に画像光が導光部材6L内を進行することで、画像光の透過範囲が拡大され、観察者により視認される画像が拡大される。
なお、光学装置3における画像光の焦点位置は、光変調装置512の画像形成領域と、上記第4面S4及び第3面S3の間の上記合焦部位FSと、観察者の眼の位置との3箇所に設定されている。
第3面S3に臨界角以上の角度で入射された画像光は、当該第3面S3にて全反射され、第1面S1に臨界角以上の角度で入射される。この画像光は、第1面S1にて全反射され、一部の光が第3面S3に再度入射され、他の光が第2面S2に入射される。
第3面S3に再度入射された光は、当該第3面S3にて反射されて、臨界角未満の角度で第1面S1に入射される。また、第2面S2に入射された光は、当該第2面S2にて全反射され、臨界角未満の角度で第1面S1に入射される。これらの光は、第1面S1を透過して、観察者の左眼LEに入射される。このようにして、観察者の左眼LEに画像光が到達し、画像として視認される。
以上の説明では、左眼用の導光部材6Lの構成、及び、当該導光部材6Lにおける画像光の光路について主に説明したが、当該導光部材6Lに対する鏡面対称構造を有する右眼用の導光部材6Rの構成、及び、当該導光部材6Rにおける画像光の光路も同様である。
[防塵カバーの構成]
防塵カバー7は、弾性及び光透過性を有する合成樹脂(例えば、シリコンゴム)により形成されたカバー部材であり、図2に示したように、HMD1における左右の導光部材6L,6R及び第2カバー42に対して、それぞれ着脱自在に設けられる。
これら防塵カバー7(観察者の左側に設けられる防塵カバーを7Lとし、右側に設けられる防塵カバーを7Rとする)は、鏡筒53における内側の端部である延出部534と第4面S4との間の隙間Gを閉塞して、当該隙間Gを介して塵埃(ごみ等の付着物を含む)が鏡筒53内に侵入することを防止する閉塞部材である。すなわち、導光部材6L,6R及び第2カバー42に取り付けられた状態では、防塵カバー7は、隙間Gを閉塞する閉塞部、或いは、カバー部となる。このような防塵カバー7L,7Rは、それぞれ互いに鏡面対称に形成されている。
図12は、防塵カバー7Lが取り付けられた導光部材6Lを示す斜視図である。
これらのうち、防塵カバー7Lは、図12に示すように、観察者側から見て左右方向(上記X方向)に長径を有し、かつ、右側部分が円弧状となる半楕円形状に形成されている。この防塵カバー7Lは、前述の第4面S4のうち、鏡筒53により覆われない第2領域S42を主に覆うように、導光部材6Lに取り付けられる。
このような防塵カバー7Lにおける観察者側の面7Aには、前述の補助フレーム25が設けられた場合には、図3に示したように、補助フレーム25を構成するリム252Lの端部2521が当接する。これにより、当該端部2521が導光部材6Lに当接して擦れるなどして、当該導光部材6Lが傷付くことが抑制される。
また、防塵カバー7Lにおける鏡筒53側の端面7Cは、前述の第2カバー42に形成された凹部421の内面に当接される。
図13は、防塵カバー7Lを導光部材6L側から見た斜視図である。
防塵カバー7Lは、図13に示すように、上下方向に沿う断面視で面7Aを底部とする横向きのU字状に形成されており、当該防塵カバー7Lは、挟持部71、凹部72及び当接部73を有する。
挟持部71は、導光部材6Lの取付部64を挟持する。この挟持部71は、防塵カバー7Lにおける上下方向両端から面7A側とは反対側、すなわち、導光部材6側に延出する一対の延出部711,712を有する。これら延出部711,712間の寸法(延出部711の下面と延出部712の上面との間の寸法)は、交差面641,642間の同方向の寸法より僅かに小さく設定されている。このため、延出部711が上側に位置する交差面641に当接し、延出部712が下側に位置する交差面642に当接した状態では、防塵カバー7Lの弾性応力により、当該各延出部711,712が取付部64を挟持する。
凹部72及び当接部73は、防塵カバー7Lにおける面7Aとは反対側(導光部材6L側)の面7Bに形成されている。
凹部72は、面7Bの略中央に形成されている。この凹部72の形成位置は、防塵カバー7Lが導光部材6Lに取り付けられた際に、第2領域S42において画像光が入射される領域S421に対応している。
当接部73は、凹部72の周縁に横向きの略U字状に形成され、当該凹部72より導光部材6L側に突出している。この当接部73の形成位置は、第2領域S42における周縁部分の領域S422(第2領域S42において画像光が入射されない領域)に対応している。
図14は、光学装置3Lを示す横断面図である。
上記防塵カバー7Lが取り付けられる際には、図12に示したように、挟持部71が取付部64を挟持するとともに、図2に示したように、当該防塵カバー7Lにおける端面7C側の端部が凹部421内に嵌まり込み、当該端面7Cが凹部421の内面に密着する。このような状態では、図14に示すように、第4面S4と鏡筒53の延出部534との間の隙間Gが防塵カバー7Lにより閉塞される。また、この状態では、防塵カバー7Lの当接部73が領域S422に当接することから、凹部72と領域S421とは接触せず、当該領域S421と防塵カバー7Lとの間には、空気層ALが形成される。このため、当該領域S421の反射特性が変更されることがない。
なお、防塵カバー7Lにおいて凹部421に嵌め込まれる部位の寸法は、当該凹部421における同方向の寸法より僅かに大きい。このため、防塵カバー7Lが凹部421に嵌め込まれた際には、防塵カバー7Lは、凹部421における内側の面に対して外向きの弾性応力を作用させる。これにより、防塵カバー7Lは、凹部421内に安定して位置付けられる。
一方、光学装置3Rにおいても、画像形成装置51により形成された画像光は、投射光学装置52及び導光部材6Rを介して、観察者の右眼に入射され、虚像として視認される。そして、当該導光部材6R及び鏡筒53には、防塵カバー7Lと鏡面対称構造を有する防塵カバー7Rが取り付けられ、これにより、導光部材6Rと光学装置3Rを構成する鏡筒53との間の隙間Gが閉塞される。
以上説明した本実施形態に係るHMD1によれば、以下の効果がある。
光学装置3Lでは、導光部材6Lと鏡筒53との間に形成される隙間Gは、当該導光部材6L及び第2カバー42に取り付けられる防塵カバー7Lにより閉塞される。これによれば、当該隙間Gを介して鏡筒53内に塵埃が侵入することを抑制できる。従って、鏡筒53内に収納される投射光学装置52に塵埃が付着することを抑制できるので、画像形成装置51によって形成される画像光により視認される画像が劣化することを抑制できるとともに、鏡筒53内から塵埃を除去するためのメンテナンスを省くことができる。光学装置3Rにおいても同様である。
光学装置3Lでは、投射光学装置52により投射された画像光は、第1領域S41を介して導光部材6L内に入射され、当該画像光の中心軸に対して傾斜した第5面S5にて反射される。そして、当該第5面S5にて反射された画像光の一部は、第2領域S42における領域S421に入射され、当該領域S421にて更に反射されて導光部材6L内を進行する。ここで、領域S421に塵埃が付着していると、当該塵埃の影が、観察者により視認される可能性が生じる。これに対し、当該領域S421が防塵カバー7Lにより覆われることで、当該領域S421に塵埃が付着することを抑制できる。従って、塵埃の影が視認されることを抑制できる。
また、防塵カバー7Lは、領域S421との間に空気層ALが形成されるように取り付けられるので、当該防塵カバー7Lにより領域S421の反射特性が変化されることがない。従って、導光部材6L内に入射された画像光を適切に反射させつつ観察者の眼に導くことができる。
光学装置3Rにおいても同様である。
導光部材6Lでは、第4面S4と第3面S3との間に、画像光が合焦する合焦部位FSが設定されており、当該合焦部位FSを透過した画像光は、透過範囲を拡大させつつ導光部材6L内を進行する。そして、当該画像光は、第3面S3、第2面S2及び第1面S1を経て観察者の眼に入射されるので、当該画像光の光路を長くすることができる。従って、観察者により視認される画像を拡大できる。
一方、第4面S4と第3面S3との間に上記合焦部位FSが設定されているので、第4面S4における領域S421に塵埃が付着していると、当該塵埃の影が観察者によって視認されやすくなるだけでなく、当該塵埃によって領域S421の反射特性が変更される可能性が生じる。これに対し、上記防塵カバー7Lを設けることで、当該領域S421に塵埃が付着することが抑制されるので、塵埃の影が視認されることを確実に抑制できるとともに、当該領域S421に入射された画像光を適切に反射させることができる。
光学装置3Rにおいても同様である。
光学装置3Lでは、第4面S4において領域S421の周縁部に位置し、画像光が入射されない領域S422に当接部73が当接している状態では、凹部72により、防塵カバー7Lと領域S421との間に空気層ALが形成される。これによれば、防塵カバー7Lを取り付けたことで当該領域S421の反射特性が変化することを確実に抑制できる。従って、領域S421に入射された画像光を適切に反射させることができ、ひいては、当該画像光を確実に観察者の眼に導くことができる。光学装置3Rにおいても同様である。
光学装置3Lでは、導光部材6Lは、観察者側から見て第1領域S41から第2領域S42に向かう方向(すなわち、左から右に向かうであるX方向)に略直交する方向(Y方向)に沿って第2領域S42を挟む位置に、当該第2領域S42に交差する一対の交差面641,642を有する。また、防塵カバー7Lは、当該一対の交差面641,642に当接して導光部材6Lを挟持する挟持部71を有する。これによれば、挟持部71が導光部材6Lを挟持することにより、画像光が入射される領域S421に触れることなく、防塵カバー7Lを安定して導光部材6Lに取り付けることができる。光学装置3Rにおいても同様である。
光学装置3Lでは、フロント部211における観察者側の位置に、視力矯正用のレンズ251L,251Rを備えた補助フレーム25を取り付けることができる。これによれば、視力が低下した観察者でも好適に画像を視認することが可能となる。
また、このような補助フレーム25の一対のリム252L,252Rにおいて、互いに反対側の端部2521は、防塵カバー7L,7Rにおける観察者側の面7Aに当接する。これによれば、当該リム252L,252Rが導光部材6L,6Rに当接することを抑制できる。従って、導光部材6L,6Rが傷付くことを抑制できる。
防塵カバー7は、弾性を有するので、当接部73を領域S422に密着させることができる他、第2カバー42における凹部421の内面に密着させることができる。従って、隙間Gを密閉できるので、塵埃の侵入を確実に抑制できる。
また、防塵カバー7は、導光部材6に対して着脱自在に設けられるので、当該防塵カバー7に塵埃が付着するなどして汚れた場合には、当該防塵カバー7を交換できる。従って、HMD1を清浄な状態に維持しやすくすることができる。
ここで、導光部材6Lが観察者の頭部に沿う湾曲形状に形成されておらず、例えば、平板状に形成されている場合には、導光部材6Lの重心が観察者から離れた位置となりやすく、装着感が低下する。これに対し、導光部材6Lが観察者の頭部に沿う湾曲形状に形成されているので、当該導光部材6Lの重心位置を観察者に近付けることができる。従って、HMD1の装着感を向上できるとともに、当該HMD1を安定して装着できる。
一方、導光部材6Lが湾曲形状に形成されていると、当該導光部材6Lと鏡筒53との隙間Gの管理が難しくなり、隙間Gが大きくなるなどして塵埃が侵入しやすくなる。このような場合でも、防塵カバー7Lにより隙間Gが閉塞されるので、塵埃の侵入を抑制でき、導光部材6Lを湾曲形状とすることによる上記効果を好適に奏することができる。
導光部材6R及び防塵カバー7Rを有する光学装置3Rにおいても同様である。
[実施形態の変形]
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、導光部材6Lは、第3面S3にて反射された画像光の一部は、第1面S1で反射された後に第2面S2にて反射され、当該第1面S1を介して観察者の眼に導かれる構成としたが、本発明はこれに限らない。すなわち、導光部材における光学面は適宜変更可能である。例えば、第3面S3にて反射された画像光が観察者の眼に向かう構成としてもよい。この場合、例えば、上記出射側光軸AXに対する第1面S1の角度を変えて、当該第3面S3から入射される画像光が、臨界角未満の角度で第1面S1に入射されるように構成すればよく、第1面S1が、全反射面と光出射面とを兼ねていなくてもよい。導光部材6Rも同様である。
前記実施形態では、導光部材6Lと防塵カバー7Lとの間には、空気層ALが形成されるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、導光部材6Lの屈折率より小さい材料を介して、当該導光部材6Lと防塵カバー7Lとを接触させてもよい。この場合、当該構成において、第4面S4の臨界角以上の角度で画像光が当該第4面S4に入射されるように、導光部材6Lを構成してもよい。また、当該材料により構成される接着剤を用いて、導光部材6Lと防塵カバー7Lと一体化させてもよい。導光部材6R及び防塵カバー7Rにおいても同様である。
前記実施形態では、防塵カバー7は、導光部材6及び第2カバー42に対して着脱自在に設けられるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、第4面S4において領域S421領域との間に空気層ALを形成しつつ、領域S422に接合された構成としてもよい。また、防塵カバー7が取り付けられる構成は、第2カバー42でなくてもよく、鏡筒53の側面であってもよい。この場合、凹部421を介して当該側面を露出させ、防塵カバー7の端面7Cが、当該側面に密着するように構成すればよい。更には、防塵カバー7は、導光部材6、第2カバー42及び鏡筒53の少なくともいずれかと一体化していてもよい。すなわち、鏡筒53と導光部材6との間の隙間Gを閉塞する機能を有するのであれば、本発明の閉塞部は、どの部材に着脱自在に設けられていてもよく、どの部材と一体化していてもよい。
前記実施形態では、導光部材6Lにおいて、第4面S4と第3面S3との間に画像光の合焦部位FSが設定されているとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、他の位置に合焦部位FSが設定されていてもよく、導光部材6L内に合焦部位FSが設定されていなくてもよい。導光部材6Rにおいても同様である。
前記実施形態では、防塵カバー7Lは、第4面S4における第2領域S42に交差する交差面641,642に当接して、取付部64を挟持する挟持部71を有するとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、防塵カバー7Lを導光部材6Lに取り付ける構成は、他の構成でもよい。防塵カバー7Rにおいても同様である。
前記実施形態では、防塵カバー7を、弾性を有する材料としてシリコンゴムにより形成したが、本発明はこれに限らない。すなわち、防塵カバーの7の材料は、他の材料でもよく、例えば、PC(polycarbonate)やPMMA(polymenthyl methacrylate)等の剛性を有する樹脂であってもよい。また、当該防塵カバー7は、光透過性を有するとしたが、遮光性を有していてもよく、所定の色が着色されていてもよい。
前記実施形態では、補助フレーム25には、視力矯正用のレンズ251L,251Rが設けられるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、当該レンズ251L,251Rに代えて、他の光学特性を有する光学部品を配置してもよい。このような光学部品として、例えば、所定波長の色光の透過を抑制するフィルターを採用してもよく、この場合には、視認される画像の色調を補正することが可能となる。また、当該光学部品として、比較的強いエネルギーを有するとされる青色光の透過を抑制するフィルターを採用してもよく、この場合には、観察者の眼に与える影響を低減できる。
また、補助フレーム25には、一対のレンズ251L,251Rと、一対のリム252L,252R及びブリッジ253を有する構成としたが、本発明はこれに限らず、1つのレンズ及び1つのリムを有する構成としてもよい。
前記実施形態では、導光部材6L,6Rは、観察者の頭部の形状に沿う湾曲形状に形成されているとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、平板状の導光部材を採用することも可能である。また、上記各面S1〜S5も自由曲面でなくてもよく、導光部材の形状は、適宜変更可能である。更に、第4面S4における第1領域S41及び第2領域S42は、それぞれ異なる自由曲面であってもよい。
前記実施形態では、第2面S2は、半透過層が形成されたハーフミラーであるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、偏光ビームスプリッターや、ホログラム等の回折格子等を採用してもよい。
前記実施形態では、虚像表示装置として、観察者の左眼に画像光を入射させる光学装置3Lと、観察者の右眼に画像光を入射させる光学装置3Rとを備えるHMD1を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、これら光学装置3L,3Rのうち、一方の光学装置を備えるHMDとして構成してもよい。更に、導光部材6は、観察者の頭部における左右方向に沿う形状としたが、これに限らず、上下方向に沿う形状としてもよい。この場合、光学ユニット5を観察者のこめかみの位置に設けずに、頭頂部近傍又は顎部近傍に設けてもよい。
前記実施形態では、画像形成装置51は、光源装置511と、透過型の液晶パネルを有する光変調装置512とを備える構成としたが、本発明はこれに限らない。例えば、透過型の液晶パネルに代えて、反射型の液晶パネルを採用してもよい。また、液晶パネルに代えて、マイクロミラーを用いたデバイス等、液晶以外の光変調装置を採用してもよい。更に、光源装置511及び光変調装置512に代えて、有機EL(Electroluminescence)やプラズマ等の自己発光素子により構成されたパネルを採用してもよい。加えて、投射光学装置52及び導光部材6を介して、網膜が画像光により走査されることで画像が視認される画像形成装置を採用して、網膜投影型(例えば、レーザー網膜投影型)のHMDとして構成してもよい。
更に、HMD1が画像形成装置51を有する必要はなく、例えば、HMDと接続される外部機器により形成された画像光を光ファイバー等のライトガイドにより導入し、当該画像光が投射光学装置に入射されるように構成してもよい。
前記実施形態では、虚像表示装置として、シースルー型のHMD1を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、外界を観察できない非透過型のHMDや、外界を撮像する撮像素子による撮像画像を表示するビデオシースルー型のHMDに対しても、本発明を適用できる。
本発明は、虚像表示装置に利用でき、例えば、観察者の頭部に装着されるHMDに好適に利用できる。
1…HMD(虚像表示装置)、2…フレーム(第1フレーム)、6(6L,6R)…導光部材、7(7L,7R)…防塵カバー(閉塞部材)、25…補助フレーム(第2フレーム)、51…画像形成装置、52…投射光学装置、53…鏡筒、71…挟持部、72…凹部、73…当接部、251L,251R…レンズ(光学部品)、252L,252R…リム、641,642…交差面、AL…空気層、FS…合焦部位、G…隙間、S1…第1面(第4反射領域、光出射領域)、S2…第2面(第5反射領域)、S3…第3面(第3反射領域)、S41…第1領域(光入射領域)、S42…第2領域(第2反射領域)、S5…第5面(第1反射領域)。

Claims (8)

  1. 観察者の頭部に装着され、虚像を表示する虚像表示装置であって、
    画像を構成する光を投射する投射光学装置と、
    前記投射光学装置を内部に収納する鏡筒と、
    前記投射光学装置からの光を内部で反射させて前記観察者の眼に導いて、前記画像を虚像として視認させる透光性の導光部材と、
    前記導光部材及び前記鏡筒の間に形成される隙間を閉塞する閉塞部と、を備える
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  2. 請求項1に記載の虚像表示装置において、
    前記導光部材は、
    前記投射光学装置からの光が入射される光入射領域と、
    前記光入射領域に入射される光の中心軸に対して傾斜して配置され、入射される光を反射させる第1反射領域と、
    前記第1反射領域にて反射された光が入射され、入射された光を反射させる第2反射領域と、を有し、
    前記閉塞部は、前記第2反射領域との間に空気層が形成され、かつ、前記第2反射領域が覆われるように設けられる
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  3. 請求項2に記載の虚像表示装置において、
    前記導光部材は、
    前記第2反射領域に対向し、当該第2反射領域にて反射された光を反射させる第3反射領域と、
    前記第3反射領域に対向し、当該第3反射領域にて反射された光を反射させる第4反射領域と、
    前記第4反射領域から入射される光を前記観察者の眼に向けて反射させる第5反射領域と、
    前記第5反射領域にて反射された光を前記観察者の眼に向けて出射する光出射領域と、を有し、
    前記導光部材は、前記第2反射領域と前記第3反射領域との間に、前記画像を構成する光が合焦する合焦部位が設定されている
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の虚像表示装置において、
    前記閉塞部は、
    前記導光部材において前記第2反射領域の周縁部に当接される当接部と、
    前記当接部が前記周縁部に当接された際に、前記第2反射領域との間に前記空気層を形成する凹部と、を有する
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の虚像表示装置において、
    前記導光部材は、前記観察者側から見て前記第2反射領域に沿う方向に対する略直交方向に前記第2反射領域を挟む位置に、当該第2反射領域と交差する一対の交差面を有し、
    前記閉塞部は、前記一対の交差面に当接して前記導光部材を挟持する挟持部を有する
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の虚像表示装置において、
    前記鏡筒及び前記導光部材が支持される第1フレームと、
    前記第1フレームに取り付けられ、前記導光部材に対して前記観察者側に位置する第2フレームと、を備え、
    前記第2フレームは、
    前記観察者の眼に応じて設けられ、所定の光学特性を有する光学部品と、
    それぞれ前記光学部品を保持するリムと、を備え、
    前記リムは、前記閉塞部と当接する
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の虚像表示装置において、
    前記閉塞部は、弾性を有し、前記導光部材に対して着脱自在に設けられる
    ことを特徴とする虚像表示装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の虚像表示装置において、
    前記導光部材は、前記観察者の頭部に沿う湾曲形状を有する
    ことを特徴とする虚像表示装置。
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