JP2021033154A - 虚像表示装置及び導光装置 - Google Patents

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敏明 宮尾
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Abstract

【課題】解像度を確保しつつ小型化を達成すること。【解決手段】虚像表示装置100は、表示素子11と、表示素子11から射出された画像光を収束させる投射レンズ21と、投射レンズ21から射出された画像光を入射面22aに屈折させつつ入射させ、内反射面22bで全反射させ、射出面22cから屈折させつつ射出させるプリズム22と、プリズム22から射出された画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラー23とを備え、投射レンズ21、プリズム22、及びシースルーミラー23は、軸外し系を形成するように配置され、軸外し系の軸外し面SOにおいて、投射レンズ21と内反射面22bとの間であって投射レンズ21及び内反射面22bよりもプリズム22の入射面22a側に、中間瞳IPが配置され、プリズム22とシースルーミラー23との間に、中間像IMが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ等である虚像表示装置及びこれに組み込まれる導光装置に関し、特にシースルー視が可能な虚像表示装置等に関する。
ヘッドマウントディスプレイのように虚像の形成及び観察を可能にする虚像表示装置として、ミラーのような光学素子によって表示素子からの画像光を観察者の瞳に導くタイプのものが種々提案されている。
特許文献1に記載の接眼光学系は、画像表示器と、画像表示器による表示画像を中間結像させるリレー光学系と、中間像からの光束をアイポイントに導く接眼反射面とを備える。ここで、リレー光学系は、屈折光学系とリレー反射面とを含む。リレー反射面と接眼反射面とは、偏芯し、かつ、アナモルフィック非球面形状を有する。
特開平9−43536号公報
外界を視認可能なシースルー型の虚像表示装置の場合、外界を視認する領域を確保する必要があり、光学部品の配置が制限され、光学性能を確保しつつ小型化を達成することは容易でない。特に、ヘッドマウントディスプレイについて小型化を達成しようとした場合、装置が使用者の顔の前方に配置されることもあって、表示素子やこれに続く光学素子のサイズが大きくなると、光学系の前後の厚みが増す、眼前の接眼反射面又はシースルーミラーの周囲に張り出す部分が大きくなるなど、装置を装着した使用者を第三者が外から見た場合に違和感を感じる可能性が高まる。
特許文献1の装置は、リレー反射面や接眼反射面をアナモルフィック非球面とすることによって収差を補正しているが、画像表示器から屈折光学系にかけての光路が長く、少ない光学素子によっての収差補正には限界があり、解像度を確保しつつ小型化を達成するものとなっていない。
本発明の一側面における虚像表示装置は、表示素子と、表示素子から射出された画像光を収束させる投射レンズと、投射レンズから射出された画像光を入射面に屈折させつつ入射させ、内反射面で全反射させ、射出面から屈折させつつ射出させるプリズムと、プリズムから射出された画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、投射レンズ、プリズム、及びシースルーミラーは、軸外し系を形成するように配置され、軸外し系の軸外し面において、投射レンズと内反射面との間であって投射レンズ及び内反射面よりもプリズムの入射面側に、中間瞳が配置され、プリズムとシースルーミラーとの間に、画像光の結像による中間像が形成されている。
第1実施形態の虚像表示装置の装着状態を説明する外観斜視図である。 図1に示す虚像表示装置を説明する側方断面図である。 虚像表示装置の内部構造を説明する側方断面図である。 図1に示す装置の光学系を示す側方断面図及び平面図である。 投射光学系による結像を概念的に説明する斜視図である。 表示素子に形成された表示像の強制的歪曲を説明する図である。 第2実施形態の虚像表示装置に組み込まれた光学系を示す側方断面図及び平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係る第1実施形態の虚像表示装置及びこれに組み込まれる導光装置について説明する。
図1及び2に示すように、第1実施形態の虚像表示装置100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイ(HMD)であり、これを装着する観察者又は使用者USに虚像としての映像を認識させる。図1及び2において、X、Y、及びZは、直交座標系であり、+X方向は、虚像表示装置100を装着した使用者USの両眼の並ぶ横方向に対応し、+Y方向は、使用者USにとっての両眼の並ぶ横方向に直交する上方向に相当し、+Z方向は、使用者USにとっての前方向又は正面方向に相当する。
虚像表示装置100は、右眼に対して虚像を形成する第1表示装置101Aと、左眼に対して虚像を形成する第2表示装置101Bと、両表示装置101A,101Bを支持するテンプル状の支持装置101Cとを備える。第1表示装置101Aは、上部に配置される光学ユニット102と、メガネレンズ状で全体を覆う外観部材103とで構成される。第2表示装置101Bも同様に、上部に配置される光学ユニット102と、メガネレンズ状で全体を覆う外観部材103とで構成される。支持装置101Cは、外観部材103の背後に配置された不図示の部材によって、両表示装置101A,101Bを外観部材103の上端側において支持している。左眼用の第2表示装置101Bは、第1表示装置101Aと同様の構造を有する。以下では、第1表示装置101Aについて説明し、第2表示装置101Bについては説明を省略する。
図2及び3に示すように、右眼用の第1表示装置101Aは、光学的な要素として、表示素子11と投射光学系12とを備える。投射光学系12は、表示素子11からの画像光MLを瞳位置PPに導く観点で導光装置とも呼ぶ。
表示素子11は、例えば有機EL(有機エレクトロルミネッセンス、Organic Electro-Luminescence)、無機EL、LEDアレイ、有機LED、レーザーアレイ、量子ドット発光型素子等に代表される自発光型の表示デバイスであり、2次元の表示面11aにカラーの静止画又は動画を形成する。表示素子11は、不図示の駆動制御回路に駆動されて表示動作を行う。表示素子11として有機ELのディスプレイ又は表示器を用いる場合、有機EL制御部を備える構成とする。表示素子11として量子ドット発光型のディスプレイを用いる場合、青色発光ダイオード(LED)の光を量子ドットフィルムに通すことにより、緑や赤の色を出す構成とする。表示素子11は、自発光型の表示素子に限らず、LCD及びその他の光変調素子で構成され、当該光変調素子をバックライトのような光源によって照明することによって画像を形成するものであってもよい。表示素子11として、LCDに代えて、LCOS(Liquid crystal on silicon, LCoSは登録商標)や、デジタル・マイクロミラー・デバイス等を用いることもできる。
図3に示すように、投射光学系(導光装置)12は、投射レンズ21と、プリズム22と、シースルーミラー23とを備える。投射レンズ21は、表示素子11から射出された画像光MLを平行光束に近い状態に集光する。投射レンズ21は、図示の例では単レンズであり、入射面21aと、射出面21bとを有する。プリズム22は、入射面22aと、内反射面22bと、射出面22cとを有し、投射レンズ21から射出された画像光MLを入射面22aに屈折させつつ入射させ、内反射面22bで全反射させ、射出面22cから屈折させつつ射出させる。シースルーミラー23は、プリズム22から射出された画像光MLを瞳位置PPに向けて反射する。瞳位置PPは、表示面11a上の各点からの画像光が所定の発散状態又は平行状態で表示面11a上の各点の位置に対応する角度方向から重畳するように入射する位置となっている。図示の投射光学系12は、FOV(field of view)が44°となっている。投射光学系12による虚像の表示領域は矩形であり、上記44°は対角方向となる。
投射レンズ21とプリズム22とは、表示素子11とともにケース51に収納されている。ケース51は、遮光性の材料で形成され、表示素子11を動作させる不図示の駆動回路を内蔵している。ケース51の開口51aは、プリズム22からシースルーミラー23に向かう画像光MLを妨げないサイズを有する。ケース51の開口51aについては、単なる開口としないで光透過性を有する保護カバー52で覆うことができる。保護カバー52は、光学的なパワーを有しておらず、画像光MLを減衰させないで通過させる樹脂材料等で形成される。保護カバー52により、ケース51内の収納空間を密閉状態とすることができ、防塵、防露、光学面への接触防止等の機能を高めることができる。ケース51に対しては、支持板54を介してシースルーミラー23が支持されている。ケース51又は支持板54は、図1に示す支持装置101Cに支持されていて、支持板54とシースルーミラー23とによって外観部材103が構成される。
投射光学系12は、軸外し光学系であり、投射レンズ21、プリズム22、及びシースルーミラー23は、軸外し系112を形成するように配置されている。投射光学系12が軸外し光学系であるとは、投射光学系12を構成する光学素子21,22,23において、少なくとも1つの反射面又は屈折面への光線の入射の前後で光路が全体として折れ曲がることを意味する。この投射光学系12つまり軸外し系112では、紙面に対応する軸外し面SOに沿って光軸AXが延びるように光軸AXの折り曲げが行われている。つまり、この投射光学系12では、軸外し面SO内で光軸AXの折り曲げを行うことで、軸外し面SOに沿って光学要素21,22,23が配列されている。軸外し面SOは、軸外し系112に多段階で非対称性を生じさせている面となっている。光軸AXは、表示素子11の中心から射出される主光線の光路に沿って延び、アイポイントに相当するアイリングER又は瞳の中心を通る。つまり、光軸AXが配置される軸外し面SOは、YZ面に平行であり、表示素子11の中心と、アイポイントに相当するアイリングERの中心とを通る。光軸AXは、横断面で見た場合、Z字状の配置となっている。つまり、軸外し面SOにおいて、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1と、内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2と、シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている。
投射光学系12のうち、投射レンズ21から内反射面22bまでの光路P1は、Z方向に平行に近い状態となっている。つまり、光路P1において、光軸AXは、Z方向又は正面方向に対して略平行に延びている。結果的に、投射レンズ21は、Z方向又は正面方向に関して、プリズム22と表示素子11とに挟まれて配置されている。この場合、プリズム22から表示素子11にかけての光路P1が正面方向に近いものとなる。光路P1における光軸AXは、Z方向に向かって、下向きを負として、平均的に−30°〜+30°程度の範囲内に収めることが望ましい。光路P1の光軸AXがZ方向に向かって下向き−30°以上の状態とすることで、投射レンズ21や表示素子11がシースルーミラー23と干渉することを回避できる。また、光路P1の光軸AXがZ方向に向かって上向き+30°以下の状態とすることで、投射レンズ21や表示素子11が上部に突起して外観上目立つものとなることを防止することができる。内反射面22bからシースルーミラー23までの光路P2において、光軸AXは、Z方向に向かって、下向きを負として、平均的に−70°〜−45°程度の範囲内に収めることが望ましい。光路P2の光軸AXがZ方向に向かって下向き−70°以上の状態とすることで、シースルーミラー23と瞳位置PPとの間にインナーレンズ31を配置する空間を確保することができ、シースルーミラー23の全体的傾斜が過度に大きくなることを回避することができる。また、光路P2の光軸AXがZ方向に向かって下向き−45°以下の状態とすることで、プリズム22がシースルーミラー23に対して−Z方向又は背面方向に大きく突出する配置になることを回避することができ、投射光学系12の厚みが増すことを回避することができる。シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光路P3は、Z方向に平行に近い状態となっているが、図示の例では、光軸AXは、Z方向に向かって、下向きを負として、−10°程度となっている。これは、人間の視線が水平方向より下側に約10°傾いた若干の伏し目状態で安定するからである。なお、瞳位置PPに対して水平方向の中心軸HXは、虚像表示装置100を装着した使用者USが直立姿勢でリラックスして正面に向いて水平方向又は水平線を注視した場合を想定したものとなっている。虚像表示装置100を装着する個々の使用者USの眼の配置、耳の配置等を含む頭部の形状や姿勢は、様々であるが、使用者USの平均的な頭部形状又は頭部姿勢を想定することで、着目する虚像表示装置100について、平均的な中心軸HXを設定することができる。以上の結果、プリズム22の内反射面22bにおいて、光軸AXに沿った光線の反射角は、10°〜60°程度となる。また、シースルーミラー23において、光軸AXに沿った光線の反射角は、20°〜45°程度となる。
主光線の光路P2及び光路P3に関しては、シースルーミラー23及びプリズム22間の距離d1は、シースルーミラー23及び瞳位置PP間の距離d2以下である。この場合、プリズム22がシースルーミラー23の周囲つまり上方に突起する突起量を抑えることができる。ここで、距離d1,d2は、光軸AX上で考える。シースルーミラー23の内側において光路P2,P3上に追加の光学要素が配置される場合、この光学要素を光路長又は光学的距離に換算して距離d1,d2の値を決定する。
投射光学系12については、縦方向又はY方向に関して、瞳位置PPの中心を基準として、縦方向の最も上側を通る光線の位置が30mm以下となっている。このような範囲に光線を収めることで、投射レンズ21や表示素子11が上方向又は+Y方向にはみ出して配置されることを回避することができ、投射レンズ21や表示素子11が眉の上方に張り出す量を抑えてデザイン性を確保することができる。つまり、表示素子11、投射レンズ21、及びプリズム22を含む光学ユニット102が小型となる。投射光学系12については、正面方向又はZ方向に関して、瞳位置PPを基準として、シースルーミラー23から表示素子11にかけての全光線の位置が13mm以上である。このような範囲に光線を収めることで、特にシースルーミラー23を瞳位置PPに対して正面方向又は+Z方向に十分離して配置することができ、シースルーミラー23の奥にインナーレンズ31を配置する空間を確保することが容易になる。投射光学系12については、正面方向又はZ方向に関して、瞳位置PPを基準として、シースルーミラー23から表示素子11にかけての全光線の位置が40mm以下である。このような範囲に光線を収めることで、特にシースルーミラー23を瞳位置PPに対して正面方向又は+Z方向に過度に離れないように配置することができ、シースルーミラー23、表示素子11等の前方突出を抑えてデザイン性を確保することが容易になる。プリズム22の下端については、縦方向又はY方向に関して、瞳位置PPの中心を基準として、10mm以上の位置に配置される。これにより、例えば上方20°といったシースルー視野の確保が容易になる。
軸外し面SOにおいて、投射レンズ21とプリズム22の内反射面22bとの間であって投射レンズ21及び内反射面22bよりもプリズム22の入射面22a側に、中間瞳IPが配置されている。より具体的には、中間瞳IPは、プリズム22の入射面22aの位置又はその近傍に配置されている。例えば、中間瞳IPは、プリズム22の入射面22aに対して内反射面22b側に配置される。この場合、中間瞳IPの位置は、内反射面22bよりも入射面22aに近い状態とされる。中間瞳IPは、プリズム22の入射面22aに対して投射レンズ21側に配置されてもよい。この場合、中間瞳IPの位置は、投射レンズ21の射出面21bよりも入射面22aに近い状態とされる。中間瞳IPは、プリズム22の入射面22aと交差するものであってもよい。中間瞳IPは、表示面11a上の各点からの画像光が最も広がって互いに重複する箇所を意味し、アイリングER又は瞳位置PPの共役点に配置される。中間瞳IPの位置又はその近傍には、開口絞りを配置することが望ましい。
中間像IMは、プリズム22とシースルーミラー23との間に形成されている。中間像IMは、シースルーミラー23よりもプリズム22の近くに形成される。このように、シースルーミラー23よりもプリズム22の近くに中間像IMが形成されることにより、シースルーミラー23による拡大の負担を低減して観察される虚像の収差を抑えることができる。ただし、中間像IMは、プリズム22の射出面22cと交差する状態となっていない。つまり、中間像IMは、射出面22cの外側に形成されており、この配置関係は、軸外し面SO上に限らず、射出面22c上において軸外し面SOに垂直な横方向又はX方向の任意の点で成立するものとなっている。このように、中間像IMがプリズム22の射出面22cを横切らないように形成されることで、射出面22c表面のゴミや傷か結像に影響することを回避することが容易になる。中間像IMは、アイリングERよりも光路上流であって表示面11aに対して共役な位置に形成される実像であり、表示面11a上の表示像に対応するパターンを有するが、シャープに結像したものである必要はなく、像面湾曲、歪曲収差等の諸収差を示すものであってもよい。瞳位置PPで観察される虚像について最終的に収差が良好に補正されていれば、中間像IMの収差は問題とならない。
図4を参照して、投射レンズ21、プリズム22、及びシースルーミラー23の形状の詳細について説明する。図4中で、領域AR1は、投射光学系12の側方断面図を示し、領域AR2は、投射光学系12の平面図を示す。なお、領域AR2において、投射レンズ21の光学面22a,21b、プリズム22の光学面22a,22b,22c、及びシースルーミラー23の反射面23aは、光軸AXを通ってXZ面に投影したものを示している。
投射レンズ21は、この場合、単レンズで構成されている。投射レンズ21を構成する光学面である入射面21aと射出面21bとは、YZ面に平行な軸外し面SO内にあって光軸AXと交差する縦の第1方向D11,D12に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、第1方向D11,D12に直交する横の第2方向D02又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。入射面21aに関する縦の第1方向D11と、射出面21bに関する縦の第2方向D12とは、所定の角度をなしている。投射レンズ21は、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。投射レンズ21の入射面21aと射出面21bとは、例えば自由曲面である。入射面21aと射出面21bとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。投射レンズ21において、入射面21aと射出面21bとを自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、軸外し光学系又は非共軸光学系である投射光学系12の収差を低減することが容易になる。なお、自由曲面は回転対称軸をもたない面であり、自由曲面の面関数としては、各種多項式を用いることができる。また、非球面は、回転対称軸をもつ面であるが、放物面や多項式で表される球面以外の面である。詳細な説明は省略するが、入射面21a及び射出面21b上には、反射防止膜が形成されている。
以上のように、投射レンズ21において、入射面21aの第1方向D11と、射出面21bの第2方向D12とが所定の角度をなしている結果として、表示素子11の表示面11aの中心からの主光線の光路に関して、射出面21bが入射面21aに対して傾けて形成されていることになる。つまり、入射面21a及び射出面21bの間に相対的な角度又は傾きが存在しており、投射レンズ21において軸外し系112としての投射光学系12の偏芯を部分的に補償する役割を持たせることができ、諸収差の改善に寄与する。また、入射面21a及び射出面21bの相対的な傾きにより、投射レンズ21に色収差を部分的に補償する機能を持たせることができる。
プリズム22は、ミラーとレンズとを複合させた機能を有する屈折反射光学部材であり、投射レンズ21からの画像光MLを屈折させつつ反射する。より詳細には、プリズム22において、画像光MLは、屈折面である入射面22aを経て内部に入射し、反射面である内反射面22bによって非正反射方向に全反射され、屈折面である射出面22cを経て外部に射出される。入射面22aと射出面22cとは、曲面からなる光学面であり、反射面のみの場合又はこれらを平面とした場合に比較して解像度向上に寄与する。プリズム22を構成する光学面である入射面22aと内反射面22bと射出面22cとは、YZ面に平行な軸外し面SO内にあって光軸AXと交差する縦の第1方向D21,D22,D23に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、第1方向D21,D22,D23に直交する横の第2方向D02又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。プリズム22は、縦方向又はY方向の縦幅Pvより横方向又はX方向の横幅Phが大きい。プリズム22は、外形だけでなく、その光学的な有効領域に関しても、縦方向又はY方向の縦幅より横方向又はX方向の横幅が大きくなっている。これにより、横方向又はY方向の画角を大きくすることができ、かつ、後述するように眼EYの移動が横に大きいことに対応して視線が横に大きく変化しても画像を視認することできる。
プリズム22は、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。プリズム22の本体の屈折率は、画像光MLの反射角も参酌して内面での全反射が達成されるような値に設定される。プリズム22の本体の屈折率やアッべ数は、投射レンズ21との関係も考慮して設定されることが望ましい。特にプリズム22や投射レンズ21のアッベ数を大きくすることで、全体として残る色分散を少なくすることになる。プリズム22の光学面、つまり入射面22aと内反射面22bと射出面22cとは、例えば自由曲面である。入射面22aと内反射面22bと射出面22cとは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。プリズム22において、光学面22a,22b,22cを自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、軸外し光学系又は非共軸光学系である投射光学系12の収差を低減することが容易になり、解像度を向上させることができる。内反射面22bについては、全反射によって画像光MLを反射するものに限らず、金属膜又は誘電体多層膜からなる反射面とすることもできる。この場合、内反射面22b上に、例えばAl、Agのような金属で形成された単層膜又は多層膜からなる反射膜を蒸着等によって成膜し、或いは金属で形成されたシート状の反射膜を貼り付ける。詳細な説明は省略するが、入射面22a及び射出面22c上には、反射防止膜が形成されている。
プリズム22は、入射面22aと内反射面22bと射出面22cとを射出成形によって一括して形成できるので、部品点数が少なくなり、3面の相互位置も、比較的安価に例えば20μm以下といったレベルに高精度化できる。
シースルーミラー23は、凹の表面ミラーとして機能する板状の光学部材であり、プリズム22からの画像光MLを反射する。シースルーミラー23は、眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPを覆うとともに瞳位置PPに向かって凹形状を有する。シースルーミラー23は、板状体23bの一方の表面23s上にミラー膜23cを形成した構造を有するミラー板である。シースルーミラー23の反射面23aは、透過性の表反射面である。シースルーミラー23や反射面23aは、YZ面に平行な軸外し面SO内にあって光軸AXと交差する縦の第1方向D31に関して、光軸AXを挟んで非対称性を有し、第1方向D31に直交する横の第2方向D02又はX方向に関して光軸AXを挟んで対称性を有する。シースルーミラー23の反射面23aは、例えば自由曲面である。反射面(表反射面)23aは、自由曲面に限らず、非球面とすることもできる。シースルーミラー23を自由曲面又は非球面とすることで、収差低減を図ることができ、特に自由曲面を用いた場合、軸外し光学系又は非共軸光学系である投射光学系12の収差を低減することが容易になる。シースルーミラー23は、反射面23aが自由曲面及び非球面のいずれである場合においても、曲面式の原点Oがシースルーミラー23の有効領域EAよりも投射レンズ21側又は表示素子11側にシフトした形状を有する。この場合、光学系の設計に過度の負担をかけないで、Z字状の光路を実現するシースルーミラーの傾斜面を設定することができる。上記した反射面23aの曲面式は、軸外し面SO上で例えば二点差線の曲線CFで示すようなものとなっている。よって、対称性を与える原点Oは、シースルーミラー23の上端と表示素子11の下端との間に配置されている。
シースルーミラー23は、反射に際して一部の光を透過させる透過型の反射素子であり、シースルーミラー23のミラー膜23cは、半透過性を有する。これにより、外界光OLがシースルーミラー23を通過するので、外界のシースルー視が可能になり、外界像に虚像を重ねることができる。この際、板状体23bが数mm程度以下に薄ければ、外界像の倍率変化を小さく抑えることができる。ミラー膜23cの画像光MLや外界光OLに対する反射率は、画像光MLの輝度確保や、シースルーによる外界像の観察を容易にする観点で、想定される画像光MLの入射角範囲において10%以上50%以下とする。シースルーミラー23の基材である板状体23bは、例えば樹脂で形成されるが、ガラス製とすることもできる。板状体23bは、これを周囲から支持する支持板54と同一の材料で形成され、支持板54と同一の厚みを有する。ミラー膜23cは、例えば膜厚を調整した複数の誘電体層からなる誘電体多層膜で形成される。ミラー膜23cは、膜厚を調整したAl、Ag等の金属の単層膜又は多層膜であってもよい。ミラー膜23cは、積層によって形成できるが、シート状の反射膜を貼り付けることによっても形成できる。
光路について説明すると、表示素子11からの画像光MLは、投射レンズ21に入射して略コリメートされた状態で射出される。投射レンズ21を通過した画像光MLは、プリズム22に入射して入射面21aから屈折されつつ射出され、内反射面22bによって100%に近い高い反射率で反射され、再度射出面22cで屈折される。プリズム22からの画像光MLは、シースルーミラー23に入射して反射面23aによって50%程度以下の反射率で反射される。シースルーミラー23で反射された画像光MLは、使用者USの眼EY又は瞳孔が配置される瞳位置PPに入射する。プリズム22とシースルーミラー23と間であって、プリズム22の射出面22c寄りには、中間像IMが形成されている。中間像IMは、表示素子11の表示面11aに形成された画像を適宜拡大したものとなっている。瞳位置PPには、シースルーミラー23やその周囲の支持板54を通過した外界光OLも入射する。つまり、虚像表示装置100を装着した使用者USは、外界像に重ねて、画像光MLによる虚像を観察することができる。
投射光学系12のFOVは、図4の領域AR1,AR2を比較すると明らかなように、縦の視野角α1よりも横の視野角α2が大きくなっている。このことは、表示素子11の表示面11aに形成する表示像が水平方向に長いことに対応している。横対縦のアスペクト比は、例えば4:3や16:9といった値に設定される。
図5は、投射光学系12による結像を概念的に説明する斜視図である。図中において、画像光ML1は、視野中の右上方向からの光線を示し、画像光ML2は、視野中の右下方向からの光線を示し、画像光ML3は、視野中の左上方向からの光線を示し、画像光ML4は、視野中の左下方向からの光線を示す。この場合、瞳位置PPに設定されるアイリングERは、軸外し面SOに垂直な横方向又はX方向の横瞳サイズWhが、軸外し面SO内にあって光軸AXに直交する縦方向又はY方向の縦瞳サイズWvよりも大きくなるようなアイリング形状又は瞳サイズを有する。つまり、瞳位置における瞳サイズは、軸外し面SOに直交する横方向又はX方向が、横方向に直交する縦方向又はY方向よりも広い。横の画角又は視野を縦よりも大きくした場合、画角に合わせて視線を変化させると眼の位置は横方向に大きく動くので、瞳サイズを横方向に大きくすることが望ましい。つまり、アイリングERの横瞳サイズWhを縦瞳サイズWvを大きくすることにより、横方向に大きく視線を変化させた場合に、画像がカットされることを防止又は抑制することができる。図4に示す投射光学系12の場合、FOVが横に大きく縦に小さい。この結果、使用者USの眼EY又は瞳孔も、横に大きな角度範囲で回転し縦に小さな角度範囲で回転する。よって、眼EYの動きに合わせて、アイリングERの横瞳サイズWhをアイリングERの縦瞳サイズWvよりも大きくしている。以上の説明から明らかなように、例えば投射光学系12のFOVが横よりも縦で大きくなるように設定した場合、アイリングERの横瞳サイズWhをアイリングERの縦瞳サイズWvよりも小さくすることが望ましい。以上において、シースルーミラー23から瞳位置PPまでの光軸AXが下向きの場合、厳密な意味でのアイリングERの傾きやアイリングERのサイズは、光軸AXをZ0方向とする下向きに傾いた座標系X0,Y0,Z0を基準として考える必要がある。この場合、縦のY0方向は、厳密には鉛直方向又はY方向とならない。ただし、このような傾きが大きくない場合、アイリングERの傾きやアイリングERのサイズは、座標系X,Y,Zで考えても、近似的に問題は生じない。
図示を省略するが、アイリングERの横瞳サイズWh及び縦瞳サイズWvの大小関係に対応させて、投射光学系12のFOVが縦よりも横で大きい場合、中間瞳IPも、X方向の横瞳サイズがY方向の縦瞳サイズよりも小さくなるようにすることが望ましい。
図6に示すように、投射光学系12による結像状態を示す本来の投影像IG0は、比較的大きなディストーションを有するものとなっている。投射光学系12が軸外し系112であることから、台形歪のようなディストーションを取りきることは容易でない。よって、投射光学系12にディストーションが残存していても、元の表示像をDA0とした場合において、表示面11aに形成する表示像を予め歪を持たせた台形歪を持たせた修正画像DA1とする。つまり、表示素子11に表示される画像を、投射レンズ21、プリズム22、及びシースルーミラー23によって形成される歪みを相殺する逆の歪みを有するものとすることで、投射光学系12を経て瞳位置PPで観察される虚像の投影像IG1の画素配列を、元の表示像をDA0に対応する格子パターンとすることができ輪郭を矩形とすることができる。結果的に、シースルーミラー23等で発生する歪曲収差を許容しつつ表示素子11を含めた全体として収差を抑えることができる。表示面11aの外形が矩形である場合、強制的なディストーションを形成することで余白が形成されるが、このような余白に付加情報を表示させることもできる。表示面11aに形成する修正画像DA1は、画像処理によって強制的なディストーションを形成したものに限らず、例えば表示面11aに形成された表示画素の配列を強制的なディストーションに対応するものにしてもよい。この場合、ディストーションを補正する画像処理は不要となる。さらに、表示面11aに収差を補正する湾曲を持たせることもできる。
以上で説明した、第1実施形態の虚像表示装置100では、プリズム22によって、収差の補正が可能になって解像度が向上し、光学系の小型化、ひいては装置全体の小型化を達成することができる。上記装置の軸外し系112の軸外し面SOにおいて、中間瞳IPが投射レンズ21と内反射面22bとの間であって投射レンズ21及び内反射面22bよりもプリズム22の入射面22a側に配置されるので、光学系の大型化を回避しつつ表示素子11側でテレセン性を確保しやすくなる。また、この位置に中間瞳IPが配置されることで、焦点距離を短く倍率を大きくすることが容易になり、表示素子11をプリズム22等に近づけつつ表示素子11を小さくすることができる。上記装置において、中間像IMがプリズム22とシースルーミラー23との間に形成されるので、プリズム22を小さくすることができる。また、この位置に中間像IMが形成されることで、投射レンズ21及びプリズム22を一組とする光学系の作用により、色収差及びその他の収差を少なくすることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態に係る虚像表示装置等について説明する。なお、第2実施形態の虚像表示装置は、第1実施形態の虚像表示装置を部分的に変更したものであり、共通部分については説明を省略する。
図7を参照して、第2実施形態の虚像表示装置の光学系について説明する。図7中で、領域AR1は、投射光学系12の側方断面図を示し、領域AR2は、投射光学系12の平面図を示す。図示の投射光学系12は、FOVが34°となっている。投射光学系12による虚像の表示領域は矩形であり、上記44°は対角方向となる。投射光学系(導光装置)12が、投射レンズ21とプリズム22とシースルーミラー23とを含み、軸外し系となっている点や、投射レンズ21とプリズム22とシースルーミラー23とが、自由曲面又は非球面で形成され、縦方向に関して非対称性を有し、横方向に関して対称性を有する点で、第1実施形態の装置と共通する特徴を有する。さらに、光軸AXが通る軸外し面SOにおいて、投射レンズ21とプリズム22の内反射面22bとの間であって投射レンズ21及び内反射面22bよりもプリズム22の入射面22a側に、中間瞳IPが配置されている。中間像IMは、プリズム22とシースルーミラー23との間に形成され、かつ、シースルーミラー23よりもプリズム22の近くに形成される。
第2実施形態の投射光学系12については、縦方向又はY方向に関して、瞳位置PPを基準として、より詳細にはその中心を基準として、縦方向の最も上側を通る光線の位置が30mm以下となっている。また、この投射光学系12については、正面方向又はZ方向に関して、瞳位置PPを基準として、シースルーミラー23から表示素子11までの全光線の位置が13mm以上である。また、この投射光学系12については、正面方向又はZ方向に関して、瞳位置PPを基準として、シースルーミラー23から表示素子11までの全光線の位置が40mm以下である。
〔実施例〕
以下では、第1実施形態等の虚像表示装置100を具体化した実施例について説明する。実施例のデータにおいて、自由曲面をxy多項式面で表している。xy多項式面の係数は、zを光軸方向として、以下の式で与えられる。
Figure 2021033154
ここで、
x,y,z:局所座標系における座標軸
c:曲率(=1/R)
n,m:非球面係数
(nはxの次数を、mはyの次数を意味し、Aはその次数の係数を意味する)
r0:正規化半径
k:コーニック係数
r:半径方向の距離(r=√(x+y))
以下の表1は、実施例1の光学系を構成する自由曲面を与える多項式の非球面係数An,mをまとめた表である。表中で距離の単位はmmである。表1において、各面は、瞳位置PP(図3)より詳細にはその中心を起点として記載されている。
Figure 2021033154
Figure 2021033154
以下の表2は、実施例1の光学系を構成する自由曲面の傾きと光学的な原点位置とを示す。表2において、全系のグローバルな座標軸XYZは、瞳位置PP(図3)を原点として記載されている。α,β,γは、XYZ軸のまわりでの局所座標系の回転角を示す。
[表2]
Figure 2021033154
〔変形例及びその他〕
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態の虚像表示装置100では、表示素子11として有機EL素子等の自発光型の表示デバイスやLCD及びその他の光変調素子を用いているが、これに代えて、レーザー光源とポリゴンミラー等であるスキャナーとを組みあわせたレーザスキャナーを用いた構成も可能である。つまり、レーザー網膜投影型のヘッドマウントディスプレイに対して本発明を適用することも可能である。
シースルーミラー23の外界側には、シースルーミラー23の透過光を制限することで調光を行う調光デバイスを取り付けることができる。調光デバイスは、例えば電動で透過率を調整する。調光デバイスとして、ミラー液晶、電子シェード等を用いることができる。調光デバイスは、外光照度に応じて透過率を調整するものであってもよい。調光デバイスによって外界光OLを遮断する場合、外界像の作用を受けていない虚像のみを観察することができる。また、本願発明の虚像表示装置は、外光を遮断し画像光のみを視認させるいわゆるクローズ型の頭部搭載型表示装置(HMD)に適用できる。この場合、虚像表示装置と撮像装置とで構成されるいわゆるビデオシースルーの製品に対応させたりするものとしてもよい。
以上では、虚像表示装置100が頭部に装着されて使用されることを前提としたが、上記虚像表示装置100は、頭部に装着せず双眼鏡のようにのぞき込むハンドヘルドディスプレイとしても用いることができる。つまり、本発明において、ヘッドマウントディスプレイには、ハンドヘルドディスプレイも含まれる。
以上では、軸外し面SOを縦方向又はY方向としたが、軸外し面SOを横方向又はX方向とする横置き又は横展開も可能である。
具体的な態様における虚像表示装置は、表示素子と、表示素子から射出された画像光を収束させる投射レンズと、投射レンズから射出された画像光を入射面に屈折させつつ入射させ、内反射面で全反射させ、射出面から屈折させつつ射出させるプリズムと、プリズムから射出された画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、投射レンズ、プリズム、及びシースルーミラーは、軸外し系を形成するように配置され、軸外し系の軸外し面において、投射レンズと内反射面との間であって投射レンズ及び内反射面よりもプリズムの入射面側に、中間瞳が配置され、プリズムとシースルーミラーとの間に、画像光の結像による中間像が形成されている。
上記虚像表示装置では、プリズムによって、収差の補正が可能になって解像度が向上し、光学系の小型化、ひいては装置全体の小型化を達成することができる。上記装置の軸外し系の軸外し面において、中間瞳が投射レンズと内反射面との間であって投射レンズ及び内反射面よりもプリズムの入射面側に配置されるので、光学系の大型化を回避しつつ表示素子側でテレセン性を確保しやすくなる。また、この位置に中間瞳が配置されることで、焦点距離を短く倍率を大きくすることが容易になり、表示素子をプリズム等に近づけつつ表示素子を小さくすることができる。上記装置において、中間像がプリズムとシースルーミラーとの間に形成されるので、プリズムを小さくすることができる。また、この位置に中間像が形成されることで、投射レンズ及びプリズムを一組とする光学系の作用により、色収差及びその他の収差を少なくすることができる。
具体的な側面において、軸外し系の軸外し面において、投射レンズから内反射面までの光路と、内反射面からシースルーミラーまでの光路と、シースルーミラーから瞳位置までの光路とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている。この場合、折り畳んだ光路によって、表示素子や投射レンズを省スペースで収納することができる。
別の側面において、投射レンズは、光学面として自由曲面を有する。この場合、投射レンズの構成要素を減らしつつ高精度化を達成することができる。
さらに別の側面において、投射レンズにおいて、表示面の中心からの主光線の光路に関して、射出面が入射面に対して傾けて形成されている。この場合、入射面及び射出面の相対的な傾きにより、軸外し系の偏芯を補償する役割を持たせることができ、諸収差の改善に寄与する。また、入射面及び射出面の相対的な傾きにより、投射レンズに色収差を補償する機能を持たせることができる。
さらに別の側面において、表示面の中心からの主光線の光路に関して、シースルーミラー及びプリズム間の距離は、シースルーミラー及び瞳位置間の距離以下である。この場合、プリズムがシースルーミラーの周囲(上下方向や左右方向)に突起する突起量を抑えることができる。
さらに別の側面において、シースルーミラーは、曲面式の原点がシースルーミラーの有効領域よりも投射レンズ側にシフトした形状を有する。この場合、光学系の設計に過度の負担をかけないで、Z字状の光路を実現するシースルーミラーの傾斜面を設定することができる。
さらに別の側面において、表示素子に表示される画像は、投射レンズ、プリズム、及びシースルーミラーによって形成される歪みを相殺する歪みを有する。この場合、シースルーミラー等で発生する歪曲収差を許容しつつ表示素子を含めた全体として収差を抑えることができる。
さらに別の側面において、シースルーミラーは、透過性の表反射面を有する。この場合、シースルーミラーによる反射像つまり使用者によって観察される虚像について収差や多重像の発生を抑えることができる。
さらに別の側面において、中間像は、シースルーミラーよりもプリズムの近くに形成される。この場合、シースルーミラーによる拡大の負担を低減して観察される虚像の収差を抑えることができる。
さらに別の側面において、投射レンズ、プリズム、及びシースルーミラーは、軸外し系の軸外し面に直交する方向に関して光学的に対称な形状を有する。この場合、軸外し面に直交する交差方向については、通常の光学設計に近いものとなる。
さらに別の側面において、軸外し面に直交する方向は、眼の並ぶ横方向に対応し、プリズムは、横方向に直交する縦方向の縦幅より横方向の横幅が大きい。この場合、横方向の画角を大きくすることができ、かつ、眼の移動が横に大きいことに対応して視線が横に大きく変化しても画像を視認することできる。
さらに別の側面において、投射レンズは、軸外し面に直交する横方向と、横方向に直交する縦方向とに対して直交する正面方向に関して、プリズムと表示素子とに挟まれて配置されている。この場合、プリズムから表示素子までの光路が正面方向に近いものとなり、投射レンズからプリズム及びシースルーミラーを経て瞳位置に至るまでの光路を、横方向から見てZ字状に2段階で折り返される配置とすることが容易になる。
さらに別の側面において、軸外し面に平行で瞳位置の瞳面と平行な縦方向に関して、瞳位置を基準として、縦方向の最も上側を通る光線の位置が30mm以下である。この場合、投射レンズや表示素子が眉の上方に張り出す量を抑えてデザイン性を確保することができる。
さらに別の側面において、軸外し面に平行で瞳位置の瞳面と交差する正面方向に関して、瞳位置を基準として、シースルーミラーから表示素子までの全光線の位置が13mm以上である。この場合、シースルーミラーの奥にインナーレンズを配置する空間を確保することが容易になる。
さらに別の側面において、軸外し面に平行で瞳位置の瞳面と交差する正面方向に関して、瞳位置を基準として、シースルーミラーから表示素子までの全光線の位置が40mm以下である。この場合、シースルーミラー、表示素子等の前方突出を抑えてデザイン性を確保することが容易になる。
さらに別の側面において、瞳位置における瞳サイズは、軸外し面に直交する横方向が、横方向に直交する縦方向よりも広い。横の画角を大きくした場合、画角に合わせて視線を変化させると眼の位置は横方向に大きく動くので、瞳サイズを横方向に大きくすることが望ましい。
具体的な態様における導光装置は、表示素子から射出された画像光を収束させる投射レンズと、投射レンズから射出された画像光を入射面に屈折させつつ入射させ、内反射面で全反射させ、射出面から屈折させつつ射出させるプリズムと、プリズムから射出された画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、投射レンズ、プリズム、及びシースルーミラーは、軸外し系を形成するように配列され、軸外し系の軸外し面において、投射レンズと内反射面との間であって投射レンズ及び内反射面よりもプリズムの入射面側に、中間瞳が配置され、プリズムとシースルーミラーとの間に、画像光の結像による中間像が形成されている。
上記導光装置では、プリズムによって、収差の補正が可能になって解像度が向上し、装置全体の小型化を達成することができる。また、軸外し面において、中間瞳が投射レンズ及び内反射面よりもプリズムの入射面側に配置されるので、光学系の大型化を回避しつつ表示素子側でテレセン性を確保しやすくなり、かつ、焦点距離を短く倍率を大きくすることが容易になって表示素子をプリズム等に近づけつつ表示素子を小さくすることができる。上記装置において、中間像がプリズムとシースルーミラーとの間に形成されるので、プリズムを小さくすることができ、投射レンズ及びプリズムを一組とする光学系の作用により、色収差及びその他の収差を少なくすることができる。
11…表示素子、11a…表示面、12…投射光学系、21…投射レンズ、21a…入射面、21b…射出面、22…プリズム、22a…入射面、22b…内反射面、22c…射出面、23…シースルーミラー、23a…反射面、23b…板状体、23c…ミラー膜、23s…表面、31…インナーレンズ、51…ケース、54…支持板、100…虚像表示装置、100C…支持装置、101A…第1表示装置、101B…第2表示装置、102…光学ユニット、103…外観部材、AX…光軸、EA…有効領域、ER…アイリング、EY…眼、IM…中間像、IP…中間瞳、ML…画像光、O…原点、OL…外界光、P1〜P3…光路、PP…瞳位置、SO…軸外し面、US…使用者

Claims (17)

  1. 表示素子と、
    前記表示素子から射出された画像光を収束させる投射レンズと、
    前記投射レンズから射出された前記画像光を入射面に屈折させつつ入射させ、内反射面で全反射させ、射出面から屈折させつつ射出させるプリズムと、
    前記プリズムから射出された前記画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、
    前記投射レンズ、前記プリズム、及び前記シースルーミラーは、軸外し系を形成するように配置され、
    前記軸外し系の軸外し面において、前記投射レンズと前記内反射面との間であって前記投射レンズ及び前記内反射面よりも前記プリズムの前記入射面側に、中間瞳が配置され、
    前記プリズムと前記シースルーミラーとの間に、前記画像光の結像による中間像が形成されている、虚像表示装置。
  2. 前記軸外し面において、前記投射レンズから前記内反射面までの光路と、前記内反射面から前記シースルーミラーまでの光路と、前記シースルーミラーから前記瞳位置までの光路とが、Z字状に2段階で折り返される配置となっている、請求項1に記載の虚像表示装置。
  3. 前記投射レンズは、光学面として自由曲面を有する、請求項1及び2のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  4. 前記投射レンズにおいて、表示面の中心からの主光線の光路に関して、射出面が入射面に対して傾けて形成されている、請求項3に記載の虚像表示装置。
  5. 表示面の中心からの主光線の光路に関して、前記シースルーミラー及び前記プリズム間の距離は、前記シースルーミラー及び前記瞳位置間の距離以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  6. 前記シースルーミラーは、曲面式の原点が前記シースルーミラーの有効領域よりも前記投射レンズ側にシフトした形状を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  7. 前記表示素子に表示される画像は、前記投射レンズ、前記プリズム、及び前記シースルーミラーによって形成される歪みを相殺する歪みを有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  8. 前記シースルーミラーは、透過性の表反射面を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  9. 前記中間像は、前記シースルーミラーよりも前記プリズムの近くに形成される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  10. 前記投射レンズ、前記プリズム、及び前記シースルーミラーは、前記軸外し系の軸外し面に直交する方向に関して光学的に対称な形状を有する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  11. 前記軸外し面に直交する方向は、眼の並ぶ横方向に対応し、前記プリズムは、前記横方向に直交する縦方向の縦幅より前記横方向の横幅が大きい、請求項10に記載の虚像表示装置。
  12. 前記投射レンズは、前記軸外し面に直交する横方向と、前記横方向に直交する縦方向とに対して直交する正面方向に関して、前記プリズムと前記表示素子とに挟まれて配置されている、請求項10及び11のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  13. 前記軸外し面に平行で前記瞳位置の瞳面と平行な縦方向に関して、前記瞳位置を基準として、前記縦方向の最も上側を通る光線の位置が30mm以下である、請求項10〜12のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  14. 前記軸外し面に平行で前記瞳位置の瞳面と交差する正面方向に関して、前記瞳位置を基準として、前記シースルーミラーから前記表示素子までの全光線の位置が13mm以上である、請求項10〜13のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  15. 前記軸外し面に平行で前記瞳位置の瞳面と交差する正面方向に関して、前記瞳位置を基準として、前記シースルーミラーから前記表示素子までの全光線の位置が40mm以下である、請求項10〜14のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  16. 前記瞳位置における瞳サイズは、前記軸外し面に直交する横方向が、前記横方向に直交する縦方向よりも広い、請求項10〜15のいずれか一項に記載の虚像表示装置。
  17. 表示素子から射出された画像光を収束させる投射レンズと、
    前記投射レンズから射出された前記画像光を入射面に屈折させつつ入射させ、内反射面で全反射させ、射出面から屈折させつつ射出させるプリズムと、
    前記プリズムから射出された前記画像光を瞳位置に向けて反射するシースルーミラーとを備え、
    前記投射レンズ、前記プリズム、及び前記シースルーミラーは、軸外し系を形成するように配列され、
    前記軸外し系の軸外し面において、前記投射レンズと前記内反射面との間であって前記投射レンズ及び前記内反射面よりも前記プリズムの前記入射面側に、中間瞳が配置され、
    前記プリズムと前記シースルーミラーとの間に、前記画像光の結像による中間像が形成されている、導光装置。
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