JP2002228970A - 光学系及びそれを用いた画像表示装置 - Google Patents

光学系及びそれを用いた画像表示装置

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JP2002228970A
JP2002228970A JP2001028299A JP2001028299A JP2002228970A JP 2002228970 A JP2002228970 A JP 2002228970A JP 2001028299 A JP2001028299 A JP 2001028299A JP 2001028299 A JP2001028299 A JP 2001028299A JP 2002228970 A JP2002228970 A JP 2002228970A
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optical system
optical
light beam
image
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Kazutaka Inoguchi
和隆 猪口
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Mixed Reality Systems Laboratory Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ディスプレイ等の表示手段に表示した画
像情報を観察する際に、装置全体のコンパクト性・軽量
性と広画角化が容易な光学系及びそれを用いた画像表示
装置を得ること 【解決手段】 表示手段からの光束を所定位置に導い
て、観察者が該表示手段の画像情報を観察することがで
きる光学系であって、該表示手段の表示面中心より射出
し、該光学系の射出瞳中心を通る光線を中心画角主光線
としたときに、該光学系は、同一部材上に該中心画角主
光線に対して偏心し且つパワーを有した偏心反射面を複
数有する第1光学素子と、該中心画角主光線に対して偏
心し且つパワーを有する少なくとも1枚の偏心ミラーよ
り成る偏心ミラー系とを有し、該偏心ミラー系を介して
該表示手段からの光束を該第1光学素子に導き該第1光
学素子を射出した光束を該所定位置に導いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系及びそれを
用いた画像表示装置に関し、液晶表示素子等の表示手段
に表示された画像情報を適切に設定した自由曲面を有す
る光学素子を介して拡大して観察させるようにしたヘッ
ドマウントディスプレイ等に好適なものである。特に薄
型で広画角の表示が容易で自由曲面を有する光学素子を
用いてレイアウト自由度を高めた画像情報を撮像する撮
像装置等に好適な光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりCRTやLCD等の表示素子を
用い、これらの表示素子に表示された画像を光学系を介
して拡大して観察させるようにした頭部装着型の画像表
示装置(ヘッドマウントディスプレイ)が良く知られて
いる。
【0003】図7は従来の共軸凹面鏡を用いた画像表示
装置の要部概略図である。同図では表示素子61に表示
された画像からの光束をハーフミラー62で反射させ、
凹面鏡63に入射させている。凹面鏡63で反射した光
束をハーフミラー62を介して観察者Eに導光してい
る。表示素子61に表示した画像は凹面鏡63によって
拡大した虚像として形成される。これにより、観察者は
表示素子61に表示した画像の拡大虚像を観察してい
る。
【0004】また、例えば特開平7−333551号公
報,特開平8−50256号公報,特開平8−1603
40号公報,特開平8−179238号公報等において
は、画像を表示する表示手段としてのLCD(液晶)と
観察光学系としての薄型プリズムとを使用し、装置全体
の薄型化を図った画像表示装置が提案されている。
【0005】図8は、特開平7−333551号公報で
提案している画像表示装置の要部概略図である。図8に
おいて、LCD51から発せられた光を、小型プリズム
52の入射面53に入射させている。そして該小型プリ
ズム52に形成した曲率を有した全反射面54、そして
反射面55との間で光束を折り畳み、その後、面54よ
り小型プリズム52を射出させて観察者Eに導光してい
る。これによって表示手段(LCD)51に表示した画
像の虚像を形成し、該虚像を観察者Eが観察するように
している。小型プリズム52の反射面55は、偏心非回
転対称面(アジムス角度により光学的パワーの異なる
面、所謂自由曲面)で構成された偏心自由曲面より成っ
ている。
【0006】図8に示す光学系のタイプは図7に示した
従来の共軸凹面鏡を用いたタイプに比べ、装置全体の薄
型化及び観察視野の広画角化が容易であるという特徴を
有している。
【0007】従来よりヘッドマウントディスプレイやメ
ガネ型ディスプレイ等の画像表示装置は、これらの装置
を頭部に装着するため、特に装置全体の小型化,軽量化
が要望されている。特に、重量バランス、外観等を考慮
すると、観察者の視軸方向に薄型であることが好まし
い。また、表示手段に表示した画像の観察に迫力を持た
せるために観察画角を広げることが重要な課題となって
いる。
【0008】近年、画像を表示する表示手段であるLC
D等の高精細化が進み、従来と同程度の画素数を有し、
且つ従来品より小型化されたLCDが開発されている。
このような小型化された表示手段を用いる場合において
も、従来と同様の画角を達成することが望まれている。
【0009】特開平10−153748号公報において
は、屈折力のある偏心プリズム光学系とリレーレンズ系
とを組み合わせ、表示手段に表示した画像情報をリレー
レンズ系により一旦中間像として形成してから表示手段
に表示された画像を観察者に導くことで、パネルサイズ
に対して光学系の広画角化を図っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】該公報の更なる光学性
能向上を図ったものとして、偏心プリズムの内部反射面
を増加させ偏心プリズムの光学作用のみで表示手段に表
示した画像情報の中間像を形成しその中間像を観察者に
導くタイプや、第1の偏心プリズム光学系に第2の偏心
プリズムを設けたタイプ等の光学系が、特開2000−
066106号公報、特開2000−105338号公
報、特開2000−131614号公報、特開2000
−199853号公報等に開示されている。
【0011】これらはいずれも光学系を全てプリズム部
材で構成している。また、特開2000−206446
号公報、特開2000−221440号公報等には、リ
レー光学系にプリズムを用い接眼光学系にミラーを用い
る光学系が開示されている。特開2000−20644
6号公報は接眼光学系をハーフミラー及び凹面鏡で構成
しているため、薄型が難しく、光量損失が大きくなる傾
向があった。また、特開2000−221440号公報
では接眼光学系を1枚の偏心ミラーで構成しているた
め、系全体の薄型化が難しい。
【0012】本発明は、液晶ディスプレイ等の表示手段
に表示した画像情報を観察する際に、装置全体のコンパ
クト性・軽量性と広画角化が容易な光学系及びそれを用
いた画像表示装置の提供を目的とする。
【0013】又、本発明は、CCDカメラ等の撮像装置
において、レイアウト自由度を高め薄型・軽量化を達成
した撮像光学系を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光学系
は表示手段からの光束を所定位置に導いて、観察者が該
表示手段の画像情報を観察することができる光学系であ
って、該表示手段の表示面中心より射出し、該光学系の
射出瞳中心を通る光線を中心画角主光線としたときに、
該光学系は、同一部材上に該中心画角主光線に対して偏
心し且つパワーを有した偏心反射面を複数有する第1光
学素子と、該中心画角主光線に対して偏心し且つパワー
を有する少なくとも1枚の偏心ミラーより成る偏心ミラ
ー系とを有し、該偏心ミラー系を介して該表示手段から
の光束を該第1光学素子に導き該第1光学素子を射出し
た光束を該所定位置に導いていることを特徴としてい
る。
【0015】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記光学系は、前記表示手段から前記所定位置に至る光
路中に中間像を形成することができる屈折力を有してい
ることを特徴としている。
【0016】請求項3の発明は請求項2の発明において
前記偏心ミラー系は、正のパワーを有していることを特
徴としている。
【0017】請求項4の発明は請求項3の発明において
前記偏心ミラー系は、前記中心画角主光線によって形成
される面において、前記表示手段の表示面中心より前記
射出瞳の両端に至る光線が該表示手段からの出射して前
記偏心ミラー系の第1ミラーに入射するときになす角度
をθin、とし、前記表示手段の表示面中心より前記射
出瞳の両端に至る光線が前記偏心ミラー系の最終偏心ミ
ラーを射出するときになす角度をθout、前記表示手
段の表示面中心より前記射出瞳の両端に至る光線を延長
した際に交点が反射される側に出来るときになす角度を
正、逆側にできるときになす角度を負としたとき、 0≦θout/θin≦1 を満足するよう構成されていることを特徴としている。
【0018】請求項5の発明は請求項3の発明において
前記偏心ミラー系の母線断面の合成焦点距離をfy、前
記偏心ミラー系を構成する偏心ミラーの中で母線断面ロ
ーカル焦点距離が最も短いものをfyminとすると
き、 0.5<fymin/fy<2 を満たすことを特徴としている。
【0019】請求項6の発明は請求項3の発明において
前記第1光学素子は、偏心反射面と透過面とを兼用した
パワーを有する反射・透過兼用面を有することを特徴と
している。
【0020】請求項7の発明は請求項6の発明において
前記反射・透過兼用面は反射光束と透過光束との両方が
面に当たる共用領域を有し、少なくとも該共用領域にお
いての反射が前記第1光学素子での内部全反射している
ことを特徴としている。
【0021】請求項8の発明は請求項7の発明において
前記反射・透過兼用面の一部に反射膜を形成したことを
特徴としている。
【0022】請求項9の発明は請求項3または6の発明
において前記中間像は表示手段上に表示された画像より
拡大結像されていることを特徴としている。
【0023】請求項10の発明は請求項3または6の発
明において前記中間像の少なくとも一部が第1光学素子
内に形成されることを特徴としている。
【0024】請求項11の発明は請求項3または6の発
明において前記表示手段の表示面は平面であり、前記中
間像は湾曲して形成されていることを特徴としている。
【0025】請求項12の発明は請求項3または6の発
明において前記偏心反射面の少なくとも1面は唯一の対
称面のみを有する非回転対称形状であることを特徴とし
ている。
【0026】請求項13の発明は請求項3または6の発
明において前記第1光学素子内での反射回数が3回以下
であることを特徴としている。
【0027】請求項14の発明の画像表示装置は請求項
1から13のいずれか1項の光学系と、画像情報を表示
する表示手段とを有していることを特徴としている。
【0028】請求項15の発明の光学系は光束を結像さ
せる光学系であって、該光学系の入射瞳より入射し、結
像面中心に至る光線を中心画角主光線としたとき、該光
学系は、同一部材上に該中心画角主光線に対して偏心し
且つパワーを有した偏心反射面を複数有する第1光学素
子と、該中心画角主光線に対して偏心し且つパワーを有
する少なくとも1枚の偏心ミラーとを有し、入射瞳を通
った光束を該第1光学素子を介して該偏心ミラーに導い
ていることを特徴としている。
【0029】請求項16の発明の光学系は表示手段から
の光束を所定位置に導く光学系であって、該表示手段の
表示面中心より射出し該光学系の射出瞳中心を通る光線
を中心画角主光線とするとき、同一部材上に該中心画角
主光線に対して偏心し且つパワーを有した偏心反射面を
複数有する第1光学素子と、該中心画角主光線に対して
偏心し且つパワーを有する少なくとも1枚の偏心ミラー
を有する偏心ミラー系とを有し、該偏心ミラーを介して
該表示手段からの光束を該第1光学素子に導き、該第1
光学素子を射出した光束を該所定位置に導いて観察者に
該表示手段上に表示した画像の拡大像を提示するよう構
成されたことを特徴としている。
【0030】請求項17の発明の撮像装置は請求項15
又は16の光学系と、該光学系によって形成した画像情
報を撮像する撮像手段とを有していることを特徴として
いる。
【0031】請求項18の発明のヘッドマウントディス
プレイは請求項14の画像表示装置を有したことを特徴
としている。
【0032】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は、本発明の
光学系を用いた画像表示装置の実施形態1の要部概略図
である。
【0033】図中、1は第1光学素子、2は反射面S7
を有する偏心ミラー(表面反射鏡)系であり、本実施形
態においては第1光学素子1と偏心ミラー系2が光学系
の一要素を構成している。3は本実施形態の表示手段で
あるLCD(液晶表示素子)である。LCD3には撮像
手段(不図示)で得られた画像情報やコンピュータ等で
作られた画像情報が画像表示面Siに表示されている。
【0034】また、図中のS1は本実施形態の光学系に
よって形成される射出瞳を示しており、該射出瞳S1か
らLCD3の画像表示面SIに至る逆トレースの順に後
述する表1に光学データ(各面の配置及び面形状)を示
している。
【0035】LCD3から発せられた画像情報に基づく
光束を、偏心ミラー2で反射させて第1光学素子1の入
射面S6より、第1光学素子1内に導光している。そし
て第1光学素子1は入射面S6からの光束を順に反射面
S5、反射面(全反射面)S4、反射面S3で反射させ
た後に反射面S4と同一形状の透過面S2より射光させ
て、観察用の瞳S1に導光している。
【0036】これによって表示手段(LCD)3に表示
した画像の虚像(拡大像)を形成し、該虚像を観察者E
の瞳S1より観察するようにしている。面S2〜S7は
偏心非回転対称面(アジムス角度により光学的パワーの
異なる面、所謂自由曲面)で構成された偏心自由曲面よ
りなっている。
【0037】本実施形態においては、後述する表の数値
を全てmm単位で表わしたとき該拡大像が射出瞳S1か
ら2000mmの距離に形成され、LCD3の表示画面
Siのサイズは11.4mm×10.4mm、x方向画
角50°、y方向画角38.6°、瞳径φ8mmであ
る。
【0038】以下、表1に示した数値について説明す
る。
【0039】最も左の項目Sは面番号を示している。S
1は瞳面、S2は面S2を示している。以下同様であ
る。面番号iは本実施形態の画像表示面である。
【0040】x,y,z及びaは、射出瞳面S1の中心
を原点(0,0,0)とし、図中に示したy軸,z軸と
紙面奥向きにx軸をとった座標系における各面の面頂点
の位置(x,y,z)、並びに、図面上で反時計まわり
を正方向とするx軸まわりの回転角度a(単位:度)で
ある。面形状の欄においては、球面形状を持つ面に対し
てはSPHの記号を付し、その横の括弧中に曲率半径r
の数値を示している。同欄にFFSとして示した面は非
回転対称面であり、本実施形態においては以下の式
(1)に従った形状であり、そのうち0でない係数のみ
をC**として示している。 z=1/2*(1/A+1/B)*(y2*cos(W)2+x2)/cos(W)/(1+1/2*(1/A-1/B)*y*sin(W)+(1+(1/A -1/B)*y*sin(W)-(1/A/B+1/4*tan(W)2*(1/A+1/B)2)*x2)(1/2)) +C20*x2+C11*x*y+C02*y2 +C30*x3+C21*x2*y+C12*x*y2+C03*y3 +C40*x4+C31*x3*y+C22*x2*y2+C13*x*y3+C04*y4 +C50*x5+C41*x4*y+C32*x3*y2+C23*x2*y3+C14*x*y4+C05*y5 +C60*x6+C51*x5*y+C42*x4*y2+C33*x3*y3+C24*x2*y4+C15*x*y5+C06*y6+・・・… …(1) 即ち、上式においてCmnはxm*ynの係数を表している。
【0041】尚、本発明の実施形態においては、各面は
yz面を対称面として持つ非回転対称面であるため、x
の奇数次の項は生じず、これをあらかじめ省いた式で定
義しても良い。また、本発明の実施形態においては、全
て上式(1)によって面形状を表現しているが、その他
の式で表して良いことは当然である。例えば、下の
(2)式による面形状の表現があるが、本発明の実施形
態をそれぞれ(2)式で表現しても良い。尚、(2)式
は、あらかじめxの奇数次の項を省いたものである。 z=(1/R)*(x2+y2)/(1+(1-(1+k)*(1/R)2*(x2+y2))(1/2))+Z1+Z3*y+Z4*(x2-y2)+Z5* (-1+2*x2+2*y2)+Z9*(-2*y+3*x2*y+3*y3)+Z10*(3*x2*y-y3)+Z11*(x4-6*x2*y2+y4) +Z12*(-3*x2+4*x4+3*y2-4*y4)+Z13*(1-6*x2+6*x4-6*y2+12*x2*y2+6*y4)+Z19*(3* y-12*x2*y+10*x4*y-12*y3+20*x2*y3+10*y5)+Z20*(-12*x2*y+15*x4*y+4*y3+10*x2 *y3-5*y5)+Z21*(5*x4*y-10*x2*y3+y5)+Z22*(x6-15*x4*y2+15*x2*y4-y6)+Z23*(-5 *x4+6*x6+30*x2*y2-30*x4*y2-5*y4-30*x2*y4+6*y6)+Z24*(6*x2-20*x4+15*x6-6*y 2 +15*x4*y2+20*y4-15*x2*y4-15*y6)+Z25*(-1+12*x2-30*x4+20*x6+12*y2-60*x2*y 2 +60*x4*y2-30*y4+60*x2*y4+20*y6) (2) 表1の媒質の欄には、その面以降の媒質の屈折率をn
d、アッベ数をνdで示している。媒質が空気の場合は
nd:1として表し、アッベ数νdは省略している。媒
質欄にREFLとして示された面は反射面で、その前の
媒質を引き継ぐことを前提として表している。また、像
面si以降の媒質は光学的に意味を持たないため、不指
示としている。
【0042】本発明の画像表示装置の説明の前に、本発
明で使用される母線断面、子線断面、ローカル母線断
面、ローカル子線断面の定義について説明する。偏心系
に対応していない従来系の定義では、各面頂点座標系で
z軸を光軸とすると、yz断面が従来の母線断面(メリジ
オナル断面)、xz断面が子線断面(サジタル断面)とな
る。本発明は偏心系なので偏心系に対応したローカル母
線断面、ローカル子線断面を新たに定義する。中心画角
主光線L0と各面とのヒットポイント上で、中心画角主
光線の入射光と射出光を含む面をローカル母線断面と
し、ヒットポイントを含みローカル母線断面と垂直で、
各面頂点座標系の子線断面(通常の子線断面)と平行な
面をローカル子線断面として定義する。ローカル母線断
面の曲率をry、ローカル子線断面の曲率をrxとし
て、該当する面の前後の屈折率をそれぞれnd、nd'
とするときに、fy=ry/(nd'−nd)で与えら
れるfyをローカル母線断面焦点距離、fx=rx/
(nd'−nd)で与えられるfxをローカル子線断面
焦点距離と定義する。また、φy=1/fy、φx=1
/fxで与えられるφy、φxをそれぞれ各面のローカ
ル母線断面パワー、ローカル子線断面パワーとする。
今、第i番目のローカル母線断面パワーをφyi、第i
番目の光学面と中心画角主光線L0とのヒットポイント
と第i+1番目の光学面と中心画角主光線L0とのヒッ
トポイント間の距離をその間の媒質の屈折率で割った値
を換算面間隔ei’とした場合に、第m面から第n面ま
で通常の近軸追跡計算と同様にして求めた合成パワーφ
ymnの逆数fymnを第m面から第n面までの母線断
面合成焦点距離とする。
【0043】尚、上述の表1を説明した定義は、以降の
実施形態においても全て同様に成り立つものである。
【0044】以下、本実施形態における各部材の光学作
用を説明する。尚、LCD3の画像表示面Si上の中心
3aより射出し本実施形態の光学系を介して該光学系の
形成する射出瞳S1の中心S1bに至る光線を中心画角
主光線L0と呼ぶ。LCD3の画像表示面Siより射出
した光束は、中心画角主光線L0に対して偏心し且つパ
ワーを有した偏心ミラー2の鏡面S7で反射されて第1
光学素子1に向かう。光束は面S6より第1光学素子1
に入射し、曲面S5へ向かう。面S5は中心画角主光線
L0に対して偏心して配置されているため、光束を入射
側と異なる方向に向かって光束を反射する。面S5で反
射された光束は、光束の一部が内部全反射するような角
度で入射するように中心画角主光線L0に対して偏心し
て配置された曲面S4で反射される。面S4で反射され
た光束は、中心画角主光線L0に対して偏心して配置さ
れた曲面S3で反射され、内部全反射を起こさない角度
で面S2(面S4と同一面)に入射し、面S2より第1
光学素子1を射出して射出瞳S1を形成する。本実施形
態における所定位置に対応する射出瞳S1付近に観察者
Eが瞳S1をおくことで、LCD3上に表示した画像の
拡大された像を見ることを可能としている。
【0045】尚、中心画角主光線L0に対して偏心して
配置され且つパワーを有する第1光学素子1の内部反射
面S5,S4,S3は、本実施形態においてはいずれも
金属若しくは誘電体の反射膜が形成されており、これに
よって光束を反射している。但し、面S4は光束の一部
が内部全反射するような角度に偏心させることで、少な
くとも面S2から射出する光束が通る部分は前記反射膜
を施さないようにしており、これにより光学系のコンパ
クト化と光利用効率の向上を図っている。即ち、前記反
射・透過兼用面である面の一部に反射膜を形成して、全
反射条件を有効な全光束に対して成り立たなくても良い
様に条件緩和することで設計の自由度を向上させてい
る。また、反射面S4と透過面S2とを同一面として必
要面数を削減させており、作製時の工数を減らしてコス
ト削減にも寄与している。
【0046】また、本実施形態の偏心ミラー系を構成す
る唯一の偏心ミラー2の鏡面S7は正のパワーを有して
おり、画像表示面Siより射出した光束を集光して第1
光学素子1に導くようにして、第1光学素子1の入射面
S7の有効面積を小さくし、光学系全系の小型化に寄与
している。特に、図5に示すように前記中心画角主光線
L0によって形成されるyz面において、前記表示手段
3の表示面中心3aより前記射出瞳S1の両端S1a,
S1cに至る光線がLCD3からの出射して偏心ミラー
系の第1ミラーである偏心ミラー2に入射するときにな
す角度をθinとし、前記表示手段の表示面中心3aより
前記射出瞳S1の両端S1a,S1cに至る光線が前記
偏心ミラー系の最終偏心ミラーである偏心ミラー2を射
出するときになす角度をθout、前記表示手段の表示面
中心3aより前記射出瞳S1の両端S1a,S1cに至
る光線を延長した際に交点が反射される側に出来るとき
になす角度を正、逆側にできるときになす角度を負とし
て定義するときに、 0≦θout/θin≦1・・・・・・(1) を満足するよう構成することにより、第1光学素子1の
入射面S6の有効面積を小さくし、光学系全系を小型化
する効果をより一層発揮させている。(1)式の下限を
超えると、LCD3から射出した発散光束が発散した状
態で第1光学素子1に入射することになり、第1光学素
子1の入射面S6の有効面積を小さく抑えることが難し
くなる。また、(1)式の上限を超えると、第1光学素
子1の最もパワーの強い面であるS3面に対して遠い位
置に中間像が形成されることになり、第1光学素子1の
射出面であるS2面に対して射出瞳位置が近くなり、ア
イレリーフの確保が困難になる。
【0047】偏心ミラー系2の母線断面合成焦点距離を
fyとし、偏心ミラー系2を構成する偏心ミラー中で母
線断面ローカル焦点距離が最も短いものをfyminとす
るときに、 0.5<fymin/fy<2・・・・・・(2) を満たすよう構成することにより、適切なパワー配置と
している。本実施形態においては、偏心ミラー系が唯一
の偏心ミラー2(S9面)のみで構成されているため、
(尚、複数の偏心ミラーで構成してもよい)fy=f9
9=f9であり、且つ母線断面ローカル焦点距離が最も
短い即ち最もパワーが強い面の焦点距離fymin=f9
であるため、上述の条件式は自ずから1となる。
【0048】また、本実施形態においては、LCD3の
表示面Siから射出瞳S1に至る光路中に中間像(図中
に点線で示した)を形成することによって、射出瞳1か
ら中間像までの光路長を短くし、広画角化を図ってい
る。中間像の形成位置としては、少なくとも表示面Si
から1つ目の光学面であるS7面と射出瞳から1つ目の
光学面である面S2の間に形成している。更に、表示面
Siから少なくとも2つ目の光学面である面S6と射出
瞳面S1から2つ目の光学面である面S3との間に中間
像を形成することが好ましい。前者は表示面Siの中間
像を少なくとも2つの面を使用して形成することにより
中間像形成のためのパワーを分担させ必要以上の収差の
発生を抑える効果があるためで、後者は射出瞳面S1に
導くためのパワーを面S2のみに負わせると第1光学素
子1の肉厚が厚くなるのでこれを防ぐためである。従っ
て、本実施形態では第1光学素子1内、詳しくは第1光
学素子1の入射面である面S6と第1光学素子1の最終
内部反射面S3との間に中間像を湾曲して形成している
構成となっている。
【0049】また、本実施形態においては、複数のパワ
ーを有する光学面を偏心して配置しているため、共軸光
学系では発生しない偏心収差が発生するが、光学面を非
回転対称面とすることで該偏心収差を良好に補正してい
る。少なくとも偏心した反射面のうちの中間像以前の面
に一つ、中間像以降の面に一つの非回転対称面を設けて
偏心収差を補正することが望ましい。特に望ましくは全
ての反射面を非回転対称面とすることで偏心収差を更に
良好に補正することが容易となる。本実施形態では全て
の光学面をy-z面を唯一の対称面として持つ非回転対
称形状とすることで偏心収差を補正し、良好な光学性能
を得ている。
【0050】尚、本実施形態において面S3を半透過面
とし、外界情報と表示手段3に表示した画像情報とを空
間的に重畳して観察するようにしてもよい。このとき、
外界情報を歪みなく観察できるような補正光学素子を用
いるのがさらに好ましい。これは以下の各実施形態にお
いても同様である。
【0051】[実施形態2]図2は本発明の画像表示装
置の実施形態2の要部概略図である。図中、1は第1光
学素子、21及び22はそれぞれ反射面S7及びS6を
有する偏心ミラー(表面反射鏡)であり、本実施形態に
おいては光学素子1と偏心ミラー21,22が光学系の
一要素を構成している。3は本実施形態の表示手段であ
るLCDである。
【0052】また、図中のS1は本実施形態の光学系に
よって形成される射出瞳を示しており、該射出瞳S1か
らLCD3の画像表示面であるSiに至る逆トレースの
順に表2に光学データ(各面の配置及び面形状)を示し
ている。
【0053】本実施形態においては、該拡大像が射出瞳
S1から2000mmの距離に形成され、LCD3の表
示画面Siのサイズは10.9mm×6.1mm、x方
向画角40°、y方向画角30.5°、瞳径φ4mmで
ある。
【0054】表2の各項目の定義に関しては、表1で説
明したものと同じであるので説明を割愛する。
【0055】以下、本実施形態における光学作用を説明
する。LCD3の画像表示面Siより射出した光束は、
中心画角主光線L0に対して偏心し且つパワーを有した
偏心ミラー22の鏡面S7で反射される。面S7で反射
された光束は、中心画角主光線L0に対して偏心し且つ
パワーを有した偏心ミラー21の鏡面S6で反射され第
1光学素子1に向かう。
【0056】光束は面S5より第1光学素子1に入射
し、曲面S4へ向かう。面S4は中心画角主光線L0に
対して偏心して配置されており、第1光学素子1の媒質
に対して有効光束を内部全反射する角度に傾いている。
面S4で全反射された光束は、中心画角主光線L0に対
して偏心して配置された曲面S3で反射され、内部全反
射を起こさない角度で面S2(面S4と同一面)に入射
し、面S2より第1光学素子1を射出して射出瞳S1を
形成する。射出瞳S1付近に観察者Eが瞳S1をおくこ
とで、LCD3上に表示した画像の拡大された像を見る
ことを可能としている。
【0057】尚、本実施形態においては、第1光学素子
1の内部反射面のうち面S3には金属若しくは誘電体の
反射膜が形成されており、これによって光束を反射して
いる。面S4は射出瞳に導かれる光束が全て内部全反射
するような角度に偏心させることで、反射膜を施さなく
てもよいようにしており、これにより光学系のコンパク
ト化と光利用効率の向上を図っている。また、反射面S
4と透過面S2とを同一面として必要面数を削減させて
おり、作製時の工数を減らしてコスト削減にも寄与して
いる。
【0058】また、偏心ミラー22の鏡面S7および偏
心ミラー21の鏡面S6よりなる本実施形態の偏心ミラ
ー系は全体として正のパワーを有しており、画像表示面
Siより射出した光束を集光して第1光学素子1に導く
ようにして、第1光学素子1の入射面S5の有効面積を
小さくし、光学系全系の小型化に寄与している。特に、
前記中心画角主光線L0によって形成されるyz面にお
いて、前記表示手段3の表示面中心3aより前記射出瞳
S1の両端S1a、S1cに至る光線がLCDからの出
射して偏心ミラー系の第1ミラーである偏心ミラー22
に入射するときになす角度をθinとし、前記表示手段3
の表示面中心3aより前記射出瞳S1の両端S1a、S
1cに至る光線が前記偏心ミラー系の最終偏心ミラーで
ある偏心ミラー21を射出するときになす角度をθou
t、前記表示手段の表示面中心より前記射出瞳の両端に
至る光線を延長した際に交点が反射される側に出来ると
きになす角度を正、逆側にできるときになす角度を負と
して定義するときに、 0≦θout/θin≦1・・・・・・(1) を満足するよう構成することにより、第1光学素子1の
入射面S5の有効面積を小さくし、光学系全系を小型化
する効果をより一層発揮させている。(1)式の下限を
超えると、LCD3から射出した発散光束が発散した状
態で第1光学素子に入射することになり、第1光学素子
1の入射面S5の有効面積を小さく抑えることが難しく
なる。また、(1)式の上限を超えると、第1光学素子
1の最もパワーの強い面であるS3面に対して遠い位置
に中間像が形成されることになり、第1光学素子1の射
出面であるS2面に対して射出瞳位置が近くなり、アイ
レリーフの確保が困難になる。偏心ミラー系の母線断面
合成焦点距離をfyとし、偏心ミラー系を構成する偏心
ミラー中で母線断面ローカル焦点距離が最も短いものを
fyminとするときに、 0.5<fymin/fy<2・・・・・・(2) を満たすよう構成することにより、適切なパワー配置と
している。本実施形態においては、偏心ミラー系が2つ
の偏心ミラー21(S6面)、22(S7面)で構成さ
れており、fy=fy67であり、且つ母線断面ローカ
ル焦点距離が最も短い即ち最もパワーが強い面の焦点距
離fymin=fy7である。(2)式の下限を超える
と、偏心ミラー系における一方の偏心ミラーのパワーが
強くなりすぎ、この面での偏心収差の発生が増大してし
まい好ましくない。また、(2)式の上限を超えると、
偏心ミラー系を構成する複数の偏心ミラー間の光路長を
確保することが難しくなり、光学系全体として薄型のレ
イアウトとすることが困難になる。
【0059】更に好ましくは、 0.75<fymin/fy<1.5・・・・・・(2a) を満足するように構成することが好ましい。上限、下限
を超えた場合に生じる問題は上述した内容と同様である
が、制限を狭めたことでより効果が高くなる。
【0060】また、本実施形態においては、LCD3の
表示面Siから射出瞳S1に至る光路中に中間像(図中
に点線で示した)を形成することによって、射出瞳1か
ら中間像までの光路長を短くし、広画角化を図ってい
る。中間像の形成位置としては、少なくとも表示面Si
から1つ目の光学面であるS7面と射出瞳S1から1つ
目の光学面である面S2の間に形成している。更に、表
示面Siから少なくとも2つ目の光学面である面S6と
射出瞳面S1から2つ目の光学面である面S3との間に
中間像を形成することが好ましい。前者は表示面Siの
中間像を少なくとも2つの面を使用して形成することに
より中間像形成のためのパワーを分担させ必要以上の収
差の発生を抑える効果があるためで、後者は射出瞳面S
1に導くためのパワーを面S2のみに負わせると第1光
学素子1の肉厚が厚くなるのでこれを防ぐためである。
従って、本実施形態では偏心ミラー21の反射面S6と
第1光学素子1の最終内部反射面S3との間に中間像を
形成していることが好ましい。本実施形態では特に第1
光学素子1内、即ち入射面S5と内部全反射面S4との
間に中間像を形成し、中間結像前後の各面での収差補正
を適切に分担させた構成となっている。また、中間像を
図のようにあらかじめ湾曲させて形成することによっ
て、中間結像以降の接眼光学系を構成する各要素におけ
る収差補正の負担を少なくしている。また、本実施形態
においては表示面Si上に表示した像に対し中間像の方
が大きくなるように拡大結像させることで、接眼光学系
のパワー低減に寄与し、特に薄型の光学系を構成してい
る。
【0061】また、本実施形態においても、複数のパワ
ーを有する光学面を偏心して配置しているため、共軸光
学系では発生しない偏心収差が発生するが、光学面を非
回転対称面とすることで該偏心収差を良好に補正するこ
とができる。少なくとも偏心した反射面のうちの中間像
以前の面に一つ、中間像以降の面に一つの非回転対称面
を設けて偏心収差を補正することが望ましい。特に望ま
しくは全ての反射面を非回転対称面とすることで偏心収
差を更に良好に補正することが可能となる。本実施形態
では全ての光学面をy-z面を唯一の対称面として持つ
非回転対称形状とすることで偏心収差を補正し、良好な
光学性能を得ている。
【0062】[実施形態3]図3は本発明の画像表示装
置の実施形態3の要部概略図である。図中、1は第1光
学素子、23,24及び25はそれぞれ反射面S8,S
7,S6を有する偏心ミラー(表面反射鏡)であり、本
実施形態においては光学素子1と偏心ミラー23,2
4,25が光学系の一要素を構成している。3は本実施
形態の表示手段であるLCDである。
【0063】また、図中のS1は本実施形態の光学系に
よって形成される射出瞳を示しており、該射出瞳S1か
らLCD3の画像表示面であるSiに至る逆トレースの
順に表3に光学データ(各面の配置及び面形状)を示し
ている。
【0064】本実施形態においては、該拡大像が射出瞳
S1から2000mmの距離に形成され、LCD3の表
示画面Siのサイズは10.6mm×7.2mm、x方
向画角45°、y方向画角34.5°、瞳径φ6mmで
ある。
【0065】表3の各項目の定義に関しては、表1で説
明したものと同じであるので説明を割愛する。
【0066】以下、本実施形態における作用を説明す
る。LCD3の画像表示面Siより射出した光束は、中
心画角主光線L0に対して偏心し且つパワーを有した偏
心ミラー25の鏡面S8で反射される。面S8で反射さ
れた光束は、中心画角主光線L0に対して偏心し且つパ
ワーを有した偏心ミラー24の鏡面S7で反射され、更
に中心画角主光線L0に対して偏心し且つパワーを有し
た偏心ミラー23の鏡面S6で反射されて第1光学素子
1に向かう。
【0067】光束は面S5より第1光学素子1に入射
し、曲面S4へ向かう。面S4は中心画角主光線L0に
対して偏心して配置されており、第1光学素子1の媒質
に対して有効光束を内部全反射する角度に傾いている。
面S4で全反射された光束は、中心画角主光線L0に対
して偏心して配置された曲面S3で反射され、内部全反
射を起こさない角度で面S2(面S4と同一面)に入射
し、面S2より第1光学素子1を射出して射出瞳S1を
形成する。
【0068】射出瞳S1付近に観察者Eが瞳をおくこと
で、LCD3上に表示した画像の拡大された像を見るこ
とを可能としている。
【0069】尚、本実施形態においては、第1光学素子
1の内部反射面のうち面S3には金属若しくは誘電体の
反射膜が形成されており、これによって光束を反射して
いる。面S4は射出瞳に導かれる光束が全て内部全反射
するような角度に偏心させることで、反射膜を施さなく
てもよいようにしており、これにより光学系のコンパク
ト化と光利用効率の向上を図っている。また、反射面S
4と透過面S2とを同一面として必要面数を削減させて
おり、作製時の工数を減らしてコスト削減にも寄与して
いる。
【0070】また、偏心ミラー25の鏡面S8,偏心ミ
ラー24の鏡面S7および偏心ミラー23の鏡面S6よ
りなる本実施形態の偏心ミラー系は全体として正のパワ
ーを有しており、画像表示面Siより射出した光束を集
光して第1光学素子1に導くようにして、第1光学素子
1の入射面S5の有効面積を小さくし、光学系全系の小
型化に寄与している。特に、前記中心画角主光線L0に
よって形成されるyz面において、前記表示手段3の表
示面中心3aより前記射出瞳S1の両端S1a、S1c
に至る光線がLCD3からの出射して偏心ミラー系の第
1ミラーである偏心ミラー25に入射するときになす角
度をθinとし、前記表示手段3の表示面中心3aより前
記射出瞳S1の両端S1a、S1cに至る光線が前記偏
心ミラー系の最終偏心ミラーである偏心ミラー23を射
出するときになす角度をθout、前記表示手段3の表示
面中心3aより前記射出瞳S1の両端S1a、S1cに
至る光線を延長した際に交点が反射される側に出来ると
きになす角度を正、逆側にできるときになす角度を負と
して定義するときに、 0≦θout/θin≦1・・・・・・(1) を満足するよう構成することにより、第1光学素子1の
入射面S5の有効面積を小さくし、光学系全系を小型化
する効果をより一層発揮させている。
【0071】(1)式の下限を超えると、LCD3から
射出した発散光束が発散した状態で第1光学素子1に入
射することになり、第1光学素子1の入射面S5の有効
面積を小さく抑えることが難しくなる。また、(1)式
の上限を超えると、第1光学素子1の最もパワーの強い
面であるS3面に対して遠い位置に中間像が形成される
ことになり、第1光学素子1の射出面であるS2面に対
して射出瞳位置が近くなり、アイレリーフの確保が困難
になる。偏心ミラー系の母線断面合成焦点距離をfyと
し、偏心ミラー系を構成する偏心ミラー中で母線断面ロ
ーカル焦点距離が最も短いものをfyminとするとき
に、 0.5<fymin/fy<2・・・・・・(2) を満たすよう構成することにより、適切なパワー配置と
している。本実施形態においては、偏心ミラー系が2つ
の偏心ミラー23(S6面)、24(S7面)、25
(S8面)で構成されており、fy=fy68であり、
且つ母線断面ローカル焦点距離が最も短い即ち最もパワ
ーが強い面の焦点距離fymin=fy8である。(2)
式の下限を超えると、偏心ミラー系における一つの偏心
ミラーのパワーが強くなりすぎ、この面での偏心収差の
発生が増大してしまい好ましくない。また、(2)式の
上限を超えると、偏心ミラー系を構成する複数の偏心ミ
ラー間の光路長を確保することが難しくなり、光学系全
体として薄型のレイアウトとすることが困難になる。
【0072】更に好ましくは、 0.75<fymin/fy<1.5・・・・・・(2a) を満足するように構成することが好ましい。上限、下限
を超えた場合に生じる問題は上述した内容と同様である
が、制限を狭めたことでより効果が高くなる。
【0073】また、本実施形態においては、LCD3の
表示面Siから射出瞳S1に至る光路中に中間像(図中
に点線で示した)を形成することによって、射出瞳1か
ら中間像までの光路長を短くし、広画角化を図ってい
る。中間像の形成位置としては、少なくとも表示面Si
から1つ目の光学面であるS8面と射出瞳S1から1つ
目の光学面である面S2の間に形成されなければならな
い。更に、表示面Siから少なくとも2つ目の光学面で
ある面S7と射出瞳面S1から2つ目の光学面である面
S3との間に中間像を形成することが好ましい。前者は
表示面Siの中間像を少なくとも2つの面を使用して形
成することにより中間像形成のためのパワーを分担させ
必要以上の収差の発生を抑える効果があるためで、後者
は射出瞳面S1に導くためのパワーを面S2のみに負わ
せると第1光学素子1の肉厚が厚くなるのでこれを防ぐ
ためである。従って、本実施形態では偏心ミラー24の
反射面S7と第1光学素子1の最終内部反射面S3との
間に中間像を形成していることが好ましい。本実施形態
では更に偏心ミラー23の反射面S6と内部全反射面S
4との間に中間像を形成し、第1光学素子1の入射面S
5の前後にまたがって中間像を形成している。即ち中間
像形成を主に3つの偏心ミラー25,24,23によっ
て行い、該中間像を全反射面S4と反射面S3透過面S
2とを介して射出瞳に導くようにし、中間結像前後の各
面での収差補正を適切に分担させた構成となっている。
また、中間像を図のようにあらかじめ湾曲させて形成す
ることによって、中間結像以降の接眼光学系要素におけ
る収差補正の負担を少なくしている。また、本実施形態
においても表示面Si上に表示した像に対し中間像の方
が大きくなるように結像させることで、接眼光学系のパ
ワー低減に寄与し、特に薄型の光学系を構成している。
【0074】また、本実施形態においても、複数のパワ
ーを有する光学面を偏心して配置しているため、共軸光
学系では発生しない偏心収差が発生するが、光学面を非
回転対称面とすることで該偏心収差を良好に補正するこ
とができる。少なくとも偏心した反射面のうちの中間像
以前の面に一つ、中間像以降の面に一つの非回転対称面
を設けて偏心収差を補正することが望ましい。特に望ま
しくは全ての反射面を非回転対称面とすることで偏心収
差を更に良好に補正することが可能となる。本実施形態
においても全ての光学面をy-z面を唯一の対称面とし
て持つ非回転対称形状とすることで偏心収差を補正し、
良好な光学性能を得ている。
【0075】尚、以上の各実施形態において、LCD3
の代わりにCCD等の撮像素子をおき、光学系の瞳S1
から入射した光の最良結像点に撮像面Siが来るように
適宜面Siの配置をずらすことで、本発明の光学系をS
1を入射瞳、Siを結像面とする撮像装置としても使用
可能である。
【0076】また、図4に示すように、実施形態1のL
CD3を反射型LCDで構成し、照明光源6と集光レン
ズ5とハーフミラー4とを配置して、照明光源6からの
光で照明し、反射型LCD3からの画像光を射出瞳位置
S1に導いて観察者に拡大像を提示することも可能であ
る。ここでは実施形態1の場合について示したが、その
他の実施形態に関しても同様に構成できる。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】図6は本発明の各実施形態の画像表示装置
Sを観察者SAの左右眼用に一対設けるように構成する
ことにより、両眼式のヘッドマウントディスプレイを構
成したときの説明図である。
【0081】本発明において、例えば表示素子に表示す
る画像として両眼視差を用いれば立体視が可能な画像観
察システムを構築することができる.尚、必ずしも両眼
でなく、左右どちらかの眼用に1ユニットのみ設けた単
眼式HMDとしてもよいことは勿論である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、液晶ディスプレイ等の
表示手段に表示した画像情報を観察する際に、装置全体
のコンパクト性・軽量性と広画角化が容易な光学系及び
それを用いた画像表示装置を達成することができる。
【0083】特に本発明によれば薄型・軽量で明るく広
画角の光学系を達成することが容易となり、又該光学系
を用いることで小型・軽量で且つ広画角の画像表示装置
や撮像装置を達成することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学系の実施形態1を用いた画像表
示装置の要部概略図
【図2】 本発明の光学系の実施形態2を用いた画像表
示装置の要部概略図
【図3】 本発明の光学系の実施形態3を用いた画像表
示装置の要部概略図
【図4】 本発明の光学系を用いた画像表示装置の別の
例の要部概略図
【図5】 本発明の光学系の一部分の説明図
【図6】 本発明のヘッドマウントディスプレイ説明図
【図7】 従来の画像表示装置の要部概略図
【図8】 従来の画像表示装置の要部概略図
【符号の説明】
1 第1光学素子 2 偏心ミラー 3 LCD(表示手段) 21,22,23,24,25 偏心ミラー 4 ハーフミラー 5 集光レンズ 6 照明光源
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月13日(2001.4.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また、本実施形態においては、LCD3の
表示面Siから射出瞳S1に至る光路中に中間像(図中
に点線で示した)を形成することによって、射出瞳S1
から中間像までの光路長を短くし、広画角化を図ってい
る。中間像の形成位置としては、少なくとも表示面Si
から1つ目の光学面であるS7面と射出瞳から1つ目の
光学面である面S2の間に形成している。更に、表示面
Siから少なくとも2つ目の光学面である面S6と射出
瞳面S1から2つ目の光学面である面S3との間に中間
像を形成することが好ましい。前者は表示面Siの中間
像を少なくとも2つの面を使用して形成することにより
中間像形成のためのパワーを分担させ必要以上の収差の
発生を抑える効果があるためで、後者は射出瞳面S1に
導くためのパワーを面S2のみに負わせると第1光学素
子1の肉厚が厚くなるのでこれを防ぐためである。従っ
て、本実施形態では第1光学素子1内、詳しくは第1光
学素子1の入射面である面S6と第1光学素子1の最終
内部反射面S3との間に中間像を湾曲して形成している
構成となっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】光束は面S5より第1光学素子1に入射
し、曲面S4へ向かう。面S4は中心画角主光線L0に
対して偏心して配置されており、第1光学素子1の媒質
に対して有効光束を内部全反射する角度に傾いている。
面S4で全反射された光束は、中心画角主光線L0に対
して偏心して配置された曲面S3で反射され、内部全反
射を起こさない角度で面S2(面S4と同一面)に入射
し、面S2より第1光学素子1を射出して射出瞳S1を
形成する。射出瞳S1付近に観察者Eが瞳をおくこと
で、LCD3上に表示した画像の拡大された像を見るこ
とを可能としている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示手段からの光束を所定位置に導い
    て、観察者が該表示手段の画像情報を観察することがで
    きる光学系であって、 該表示手段の表示面中心より射出し、該光学系の射出瞳
    中心を通る光線を中心画角主光線としたときに、 該光学系は、同一部材上に該中心画角主光線に対して偏
    心し且つパワーを有した偏心反射面を複数有する第1光
    学素子と、該中心画角主光線に対して偏心し且つパワー
    を有する少なくとも1枚の偏心ミラーより成る偏心ミラ
    ー系とを有し、 該偏心ミラー系を介して該表示手段からの光束を該第1
    光学素子に導き該第1光学素子を射出した光束を該所定
    位置に導いていることを特徴とする光学系。
  2. 【請求項2】 前記光学系は、前記表示手段から前記所
    定位置に至る光路中に中間像を形成することができる屈
    折力を有していることを特徴とする請求項1に記載の光
    学系。
  3. 【請求項3】 前記偏心ミラー系は、正のパワーを有し
    ていることを特徴とする請求項2に記載の光学系。
  4. 【請求項4】 前記偏心ミラー系は、前記中心画角主光
    線によって形成される面において、前記表示手段の表示
    面中心より前記射出瞳の両端に至る光線が該表示手段か
    らの出射して前記偏心ミラー系の第1ミラーに入射する
    ときになす角度をθin、とし、前記表示手段の表示面
    中心より前記射出瞳の両端に至る光線が前記偏心ミラー
    系の最終偏心ミラーを射出するときになす角度をθou
    t、前記表示手段の表示面中心より前記射出瞳の両端に
    至る光線を延長した際に交点が反射される側に出来ると
    きになす角度を正、逆側にできるときになす角度を負と
    したとき、 0≦θout/θin≦1 を満足するよう構成されていることを特徴とする請求項
    3に記載の光学系。
  5. 【請求項5】 前記偏心ミラー系の母線断面の合成焦点
    距離をfy、前記偏心ミラー系を構成する偏心ミラーの
    中で母線断面ローカル焦点距離が最も短いものをfym
    inとするとき、 0.5<fymin/fy<2 を満たすことを特徴とする請求項3に記載の光学系。
  6. 【請求項6】 前記第1光学素子は、偏心反射面と透過
    面とを兼用したパワーを有する反射・透過兼用面を有す
    ることを特徴とする請求項3に記載の光学系。
  7. 【請求項7】 前記反射・透過兼用面は反射光束と透過
    光束との両方が面に当たる共用領域を有し、少なくとも
    該共用領域においての反射が前記第1光学素子での内部
    全反射していることを特徴とする請求項6に記載の光学
    系。
  8. 【請求項8】 前記反射・透過兼用面の一部に反射膜を
    形成したことを特徴とする請求項7に記載の光学系。
  9. 【請求項9】 前記中間像は表示手段上に表示された画
    像より拡大結像されていることを特徴とする請求項3ま
    たは6に記載の光学系。
  10. 【請求項10】 前記中間像の少なくとも一部が第1光
    学素子内に形成されることを特徴とする請求項3または
    6に記載の光学系。
  11. 【請求項11】 前記表示手段の表示面は平面であり、
    前記中間像は湾曲して形成されていることを特徴とする
    請求項3または6に記載の光学系。
  12. 【請求項12】 前記偏心反射面の少なくとも1面は唯
    一の対称面のみを有する非回転対称形状であることを特
    徴とする請求項3または6に記載の光学系。
  13. 【請求項13】 前記第1光学素子内での反射回数が3
    回以下であることを特徴とする請求項3または6に記載
    の光学系。
  14. 【請求項14】 請求項1から13のいずれか1項の光
    学系と、画像情報を表示する表示手段とを有しているこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  15. 【請求項15】 光束を結像させる光学系であって、該
    光学系の入射瞳より入射し、結像面中心に至る光線を中
    心画角主光線としたとき、該光学系は、同一部材上に該
    中心画角主光線に対して偏心し且つパワーを有した偏心
    反射面を複数有する第1光学素子と、該中心画角主光線
    に対して偏心し且つパワーを有する少なくとも1枚の偏
    心ミラーとを有し、 入射瞳を通った光束を該第1光学素子を介して該偏心ミ
    ラーに導いていることを特徴とする光学系。
  16. 【請求項16】 表示手段からの光束を所定位置に導く
    光学系であって、 該表示手段の表示面中心より射出し該光学系の射出瞳中
    心を通る光線を中心画角主光線とするとき、 同一部材上に該中心画角主光線に対して偏心し且つパワ
    ーを有した偏心反射面を複数有する第1光学素子と、該
    中心画角主光線に対して偏心し且つパワーを有する少な
    くとも1枚の偏心ミラーを有する偏心ミラー系とを有
    し、 該偏心ミラー系を介して該表示手段からの光束を該第1
    光学素子に導き、該第1光学素子を射出した光束を該所
    定位置に導いて観察者に該表示手段上に表示した画像の
    拡大像を提示するよう構成されたことを特徴とする光学
    系。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16の光学系と、該光
    学系によって形成した画像情報を撮像する撮像手段とを
    有していることを特徴とする撮像装置。
  18. 【請求項18】 請求項14の画像表示装置を有したこ
    とを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
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