JPWO2015114691A1 - 頭部装着型表示装置および導光プリズム - Google Patents

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Abstract

導光プリズムへの皮脂の付着によるクラックの発生を抑制しつつゴーストを除去する頭部装着型表示装置およびこれに用いられる導光プリズムを提供する。本発明の頭部装着型表示装置は、表示素子7と、使用状態において、表示素子7からの正規結像光束を使用者の眼前の射出面5dまで導光する導光プリズム5と、表示素子7および前記導光プリズム5を、使用者の頭部に対して固定するための支持部とを備える。導光プリズム5は、正規結像光束の光軸に沿う少なくとも一つの側面の、表示素子7からの正規結像光の通過領域外の位置に、少なくとも一つの第1型の斜面S1を備え、該第1型の斜面S1は、正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光を反射させ、使用者の眼球6外へ向けて射出させるように、傾けて形成されている。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年1月28日に出願された国際出願PCT/JP2014/000423の優先権を主張するものであり、この先の出願の開示全体をここに参照のために取り込む。
本発明は、頭部装着型表示装置およびこれに用いられる導光プリズムに関するものである。
近年、頭部や眼鏡に装着する、小型且つウェアラブルな頭部装着型表示装置が提案されている。そのような頭部装着型表示装置としては、例えば側頭部に固定された小型の画像表示素子に表示される画像の映像光を、透明な導光部材により眼前まで導光し、拡大された虚像として観察者の視野内に表示するものが知られている。小型軽量な導光部材を用いることにより、視界を大きく遮らず、頭部装着型表示装置全体を小型・軽量に構成することができ、常に身に着けて使用可能なウェアラブル機器としての使用が可能になる。
しかし、導光部材を小型化すると、正規結像光束の光路から外れ導光部材内部の側面で反射する光(以下、側面反射非正規光とよぶ)が生じやすくなり、これが眼に入るとゴーストをつくる原因光(以下、ゴースト光とよぶ)となる。特に、導光部材の側面で反射するゴースト光は、導光部材の断面サイズを小型化するほど視界中の表示画像の近くに見えるゴーストを生じせしめ問題となる。プリズム側面での反射によるゴースト光を除去する技術としては、不要な反射が生じる位置の近傍のプリズム側面に断面がV字の溝(V溝)を設け、さらにその溝に遮光部材を設け、または、その溝を遮光塗料で処理することで、遮光絞りとして機能させ、不要な反射による光束(不要光)を遮断する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−18344号公報
しかしながら、導光プリズムを有する頭部装着型表示装置は、像を形成する光束の径に比べ導光プリズムの光路長が長い。このため、導光部材として使用される導光プリズムも一方向に長くなる。さらに、装置の軽量化、小型化等のために、導光プリズムの大部分は筐体に入れられることなく、空間に露出した状態で保持される。このため、特許文献1の方法を適用してゴーストを防止しようとすると、使用者が導光プリズムに触れることによって、V溝に皮脂が付着し、これを放置すると溝の谷の部分にクラックが発生し進行することが懸念される。さらに、V溝の場合、溝の谷が鋭角となっているため、皮脂のクリーニングが困難である。
したがって、これらの点に着目してなされた本発明の目的は、導光プリズムへの皮脂の付着によるクラックの発生を抑制しつつゴーストを除去する頭部装着型表示装置およびこれに用いられる導光プリズムを提供することにある。
上記目的を達成する頭部装着型表示装置の発明は、
表示素子と、
使用状態において、前記表示素子からの正規結像光束を使用者の眼前まで導光する導光プリズムと、
前記表示素子および前記導光プリズムを、使用者の頭部に対して固定するための支持部と
を備え、
前記導光プリズムは、前記正規結像光束の光軸に沿う少なくとも一つの側面上に、少なくとも一つの第1型の斜面を備え、該第1型の斜面は、前記表示素子から射出され、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光を反射させ、使用者の瞳孔外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成されていることを特徴とするものである。
前記第1型の斜面は、研磨面で構成され、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光を全反射させることが好適である。
あるいは、前記第1型の斜面は、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光の正反射成分を、使用者の眼球外へ向けて射出させる角度で傾けて形成されていることが好適である。
また、前記導光プリズムの屈折率をnとするとき、前記第1型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
|θ|<arcsin(1/n)
となるように形成することが好ましい。
さらに、前記導光プリズムの屈折率をn、前記導光プリズムに入射する前記正規結像光束の開口数をN、前記導光プリズムの射出面での前記正規結像光束の半径をa、設計上の使用者の瞳孔の半径の最大値をb、前記射出面から設計上の使用者の瞳孔までの距離をLとし、
Figure 2015114691
とするとき、前記第1型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
Figure 2015114691
となるように形成することが更に好ましい。
ここで、前記設計上の使用者の瞳孔の半径の最大値bは3.5〜4.5mm、前記射出面から設計上の使用者の瞳孔までの距離Lは10〜20mmとすることが好適である。
また、前記導光プリズムは、前記第1型の斜面の前記表示素子側に隣接して、第2型の斜面を備え、該第2型の斜面は、前記表示素子から前記正規結像光束の光軸に対して最も大きい傾斜角度で傾いて入射した光を、該第2型の斜面に反射した後、前記第1型の斜面に反射して、使用者の眼球外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成することができる。
また、前記第2型の斜面は、研磨面で構成することが好ましい。
さらに、前記第1型の斜面の隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度をθとするとき、前記第2型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度γが、
|γ|<60°−|θ|
となるように形成することが好ましい。
また、前記第2型の斜面の前記正規結像光束の進行方向側に位置する前記第1型の斜面の、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度をθ、前記第2型の斜面の上の特定の点に入射する光線の最大傾角をεとするとき、前記第2型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度γが、
Figure 2015114691
となるように形成することが好ましい。
ここで、前記第2型の斜面上の前記特定の点の位置と、前記表示素子(実際の表示素子)との間に挟まれた光学系がつくる、前記表示素子の像の、中心から周縁までの長さをp、前記第2型の斜面上の前記特定の点の前記光軸に下ろした垂線の長さをh、該垂線と前記光軸との交点から前記表示素子の像までの距離をWとするとき、前記εは、
Figure 2015114691
とすることができる。
さらに、前記第1型の斜面は、前記正規結像光束の進行方向に、該正規結像光束の光軸に対して近接し、前記第2の斜面は、前記正規結像光束の進行方向に、該正規結像光束の光軸に対して遠ざかるように構成される。
好ましくは、前記導光プリズムは、交互に形成された前記第1型の斜面と前記第2型の斜面とにより、2つ以上の連続したクボミを有する。
さらに好ましくは、前記第1型の斜面と前記第2型の斜面とにより形成される前記クボミの稜線部近傍には、粗面処理が施されている。
上記目標を達成する導光プリズムの発明は、
光を入射させる入射面と、
前記入射面から入射した光を射出する射出面と、
前記光の光路を囲む側面と
を備え、
前記側面の少なくとも一部には、傾き方向の異なる第1型の斜面および第2型の斜面から成る複数の斜面が2つ以上の連続したクボミを形成するように配置され、前記第1型の斜面は、前記入射面から入射し前記射出面から射出される光の光軸に対して、前記光の進行方向に近接するような傾斜角度θで傾斜し、前記第2型の斜面は、前記光軸に対して前記光の進行方向に遠ざかるような傾斜角度γで傾斜し、それぞれの前記クボミを形成する隣接する2つの前記第1型の斜面と前記第2型の斜面は、
|γ|<60°−|θ|
を満たすことを特徴とするものである。
好ましくは、前記第1型の斜面および前記第2型の斜面は、研磨面により構成される。あるいは、前記第1の斜面および前記第2の斜面の少なくとも一部は、粗面処理が施されていても良い。
さらに、前記導光プリズムは、好ましくは、前記入射面から入射した前記光を前記射出面に向けて反射する反射面を備える。
さらに好ましくは、前記導光プリズムの屈折率をnとするとき、前記第1型の斜面は、前記光軸に対する傾斜角度θが、
|θ|<arcsin(1/n)
となるように形成されている。
より好適には、前記入射面は、表示素子からの正規結像光束が入射し、前記射出面は前記正規結像光束を眼球に向けて射出するように配置され、
前記導光プリズムの屈折率をn、前記導光プリズムに入射する前記正規結像光束の開口数をN、前記導光プリズムの射出面での前記正規結像光束の半径をa、設計上の使用者の瞳孔の半径の最大値をb、前記射出面から設計上の使用者の瞳孔までの距離をLとし、
Figure 2015114691
とするとき、前記第1型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
Figure 2015114691
となるように形成される。
さらに、前記第2型の斜面の前記正規結像光束の進行方向側に、前記第1型の斜面が位置し、前記第2型の斜面の上の特定の点に入射する光線の最大傾角をεとするとき、前記第2型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度γが、
Figure 2015114691
となるように形成されていることが好ましい。
本発明によれば、導光プリズムが、正規結像光束の光軸に沿う少なくとも一つの側面の、表示素子からの正規結像光束の通過領域外の位置に、少なくとも一つの第1型の斜面を備え、該第1型の斜面は、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光を反射させ、使用者の瞳孔外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成されているので、鋭角なV溝を使用せず、導光プリズムへの皮脂の付着によるクラックの発生を抑制しつつゴーストを除去することができる頭部装着型表示装置およびこれに用いられる導光プリズムを提供することができる。
本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型表示装置の外観を示す図である。 図1の導光プリズムと使用時における使用者の眼球の位置とを拡大して示す図である。 表示素子から射出された側面反射非正規光の光路を説明する図である。 導光プリズムの側面に光軸方向に沿って入射した側面反射非正規光の経路を説明する図であり、図4(a)は反射面で反射され瞳孔内に入射する側面反射非正規光の経路を、図4(b)は図4(a)の等価光学系を示す。 射出面の接眼レンズから射出された光線が瞳孔に入射しない条件を説明する図である。 射出面から射出された光線が瞳孔に入射しないための、プリズム内での光線の傾きの条件を説明する図である。 導光プリズム内での光束の開き角を説明する図である。 光軸方向に沿う側面反射非正規光の第1型の斜面による反射による傾きを説明する図である。 光軸方向に沿う側面反射非正規光の第1型の斜面による反射および透過による光路を説明する図である。 導光プリズムの側面の第2型の斜面に、光軸に対して最大傾斜角度で入射した側面反射非正規光の光路を説明する図である。 第2型の斜面の傾斜角度(γ)の条件を説明する図である。 第2型の斜面の傾斜角度(γ)の条件を説明する図である。 第2実施の形態に係る導光プリズムと眼球とを示す図である。 表示素子から射出された側面反射非正規光の光路を説明する図である。 第3実施の形態に係る導光プリズムと眼球とを示す図である。 第4実施の形態に係る頭部装着型表示装置の光学系の構成を説明する図である。 第5実施の形態に係る導光プリズムを表示素子および眼球と共に示す斜視図である。 導光プリズムの形状を説明する図であり、(i)は上面図、(ii)は光軸に沿う鉛直方向の部分断面図、(iii)は先端部分の部分断面図である。 第6実施の形態に係る頭部装着型表示装置の構成を、光軸方向に沿う部分断面図とともに示す図である。 第7実施の形態に係る頭部装着型表示装置の表示素子から射出された側面反射非正規光の光路を説明する図である。 図18Aの導光プリズムの稜線部による非正規光の反射を拡大して示す図である。 図18Aの比較例の導光プリズム内での光路を説明する図である。 図19Aの導光プリズムの稜線部での非正規光の反射を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型表示装置1の外観を示す斜視図である。この頭部装着型表示装置1は、全体として眼鏡2のテンプル(側頭部のフレーム)に固定された本体部3と、本体部3により一方の端部で支持され、他方の端部が観察者に装着した状態において観察者の眼前まで延びる導光プリズム5を備える。したがって、眼鏡2は頭部装着型表示装置1を頭部に装着し、支持するための支持部として機能する。また、本体部3には、LCDや有機EL等の表示素子7(図3,4等参照)を内蔵するとともに、表示素子7に画像を表示するための電子回路や、本体部3の外部から有線または無線により映像データを受信するための通信機能等を備える。
図2は、図1の導光プリズム5と使用時の使用者の眼球の位置とを拡大して示す図である。導光プリズム5は、透明のプラスチックまたは硝子材料により形成された光学素子で、本体部3内に位置する入射面5aと、導光プリズム5の長手方向に延びる4つの側面(以下まとめて5bとする)と、全反射面として形成される反射面5cと、眼球6側に位置された射出面5dとを備える。本体部3の表示素子7から射出された正規結像光束は、入射面5aから入射し、反射面5cで反射され、射出面5dから使用者の眼球6の瞳孔6aに向けて射出される。射出面5dは正の屈折力を有して光軸(図中一点鎖線で示す)を規定する面として構成され、接眼レンズとして機能する。また、射出面5dは、導光プリズム5の眼球6側の面に接眼レンズを接合して構成しても良い。なお、以下の説明では、頭部装着型表示装置1の使用時における、眼球6の正面視の視線の方向を前方、眼球6に向いた方向を後方とする。また、使用時における上方および下方を、単に上方、下方と呼ぶ。
導光プリズム5の4つの側面5bには、それぞれ、光軸に対して浅い傾斜角を有する複数の斜面が光軸方向に連続して形成されている。これらの斜面は、研磨面によって構成され高い反射率を有する。各斜面は、光軸周りに4つの側面5bを、光軸に対して周回するように配置される。さらに、各側面5b上には、法線方向が、正規結像光束の進行方向の成分を有する面と、正規結像光束の進行方向と逆方向の成分を有する面とが、交互に配置されている。このため、各斜面の間には、山になっている稜線(凸稜線)と谷になっている稜線(凹稜線)とが交互に形成されている。これによって、側面5bには少なくとも2つ以上のクボミが連続して形成されている。さらに、側面5bの斜面は、研磨面として形成されている。これらの側面5bの斜面は、正規結像光束の光路から外れた側面反射非正規光を反射して、使用者の眼球6の瞳孔6aの外に向かうように偏向させるものである。瞳孔6aに入射しない光は、使用者に視認されないためゴースト光とはならない。
図3は、表示素子7から射出された側面反射非正規光の光路を説明する図である。表示素子7は矩形形状を有し、導光プリズム5は表示素子7の矩形の4辺に対応して、正規結像光束の光軸方向に延びる4つの側面5bを有している。図3は、導光プリズム5の内部を通る側面反射非正規光の光路を代表して、2つの側面反射非正規光R1,R2を示している。側面反射非正規光R1は、表示素子7の画像表示領域の前方側の端部から、正規結像光束の光軸にほぼ沿う方向に射出され前方の側面5bに浅い角度でぶつかる光である。また、側面反射非正規光R2は、表示素子7の画像表示領域の前方側の端部から、正規結像光束の光軸と交差する方向に射出され、光軸を挟んで反対側の後方の側面の特定の点にある角度を有して入射する光である。
導光プリズム5は、側面反射非正規光R1を、前方の側面5bの正規結像光束の進行方向に正規結像光束の光軸に対して近接する斜面(第1型の斜面)S1で1回反射させた後、反射面5cで反射させ、眼球6の瞳孔6a外へ向けるものである。また、導光プリズム5は、側面反射非正規光R2を、後方の側面5bの正規結像光束の進行方向に光軸に対して遠ざかる斜面(第2型の斜面)S2と近接する斜面(第1型の斜面)S1とで連続して反射させた後、反射面5cで反射させ、眼球6の瞳孔6a外へ向けるものである。図3の左上部には、側面反射非正規光R2の、第2型の斜面S2と第1型の斜面S1による連続反射を、拡大して示している。ここで、l1、l2はそれぞれ、凹稜線、凸稜線となっている。さらに、図3には、以下の説明のため、側面5bで反射され眼球6の瞳孔6aに入射しない側面反射非正規光の光路を、側面5bおよび反射面5cによる反射を考慮しないで、導光プリズム5の媒質中の直線光路として示している(図3の下方の点から発している光線の経路)。
次に、側面反射非正規光R1について、導光プリズム5の屈折率をn、導光プリズム内の正規光束の開口数をN、導光プリズム5の射出面5dでの光束の半径をa、使用者の瞳孔6aの半径の最大値をb、射出面5dから使用者の瞳孔6aまでの距離をLとし、
Figure 2015114691
とするとき、前記第1型の斜面S1は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
Figure 2015114691
であれば、眼球6の瞳孔6aの方向から逸れることを説明する。なお、以下の光線の傾きと面の傾きとは、特に断りの無い限り反時計回りの方向を正とする。また、使用者の瞳孔6aの半径の最大値bを3.5〜4.5mmとすることが好ましい。若年者の瞳孔は、平均的にこの程度まで開くことが知られているからである。また、射出面5dから設計上の使用者の瞳孔6aまでの距離Lを10〜20mmとすることが好ましい。距離Lが10mmを下回ると、瞬きで涙の飛沫で導光プリズムの射出面が汚れやすくなり、距離Lが20mm以上になると、装着時の安定が阻害されるからである。一般に、眼鏡レンズと眼との間の距離は12mmに調整される。
まず、導光プリズム5の反射面5cについて、平面の反射面は屈折力を持たないので、光軸を基準に光線の傾角やプリズムの傾きを計算する際には、計算式からミラーの項を除くことができる。図4は、導光プリズム5の側面5bに光軸方向に沿って入射した側面反射非正規光の経路を説明する図であり、図4(a)は反射面で反射され瞳孔6a内に入射する側面反射非正規光の経路を、図4(b)は、図4(a)の等価光学系を示す。以下の計算は、図4(b)のように、導光プリズム5の反射面5cの反射の作用を除外した等価光学系に基づく。
図5は、射出面5dの接眼レンズから射出された光線が瞳孔6aに入射しない条件を説明する図である。表示素子7の一点から射出された光束は、射出面5dから射出された後は、略平行光束となる。これは、人の目が略平行光束に対してピントが合うので、それに合わせて導光プリズム5が設計されるためである。したがって、図5のように図中上方向に向かう側面反射非正規光(r1〜r3)が、瞳孔6a内に入射しないためには、射出面5dの最も端を出て光軸Oを横切る側面反射非正規光r2の光線が瞳孔6aに入射しないことが条件となる。なお、r1は、側面反射非正規光の光束のうち射出面5dの中心を通る光線、r3は、側面反射非正規光の光束のr2とは反対側の出射面5dの端から射出される光線を示す。前述のように、導光プリズム5の射出面5dでの光束の半径をa、使用者の瞳孔6aの半径の最大値をb、前記光束射出端から使用者の瞳孔6aまでの距離をLとするとき、式(2)の|ξ|は、射出面5dの接眼レンズを出て、瞳孔6aを逃げる光線の最小傾角となる。
次に、図6は、射出面5dから射出された光線が瞳孔6aに入射しないための、導光プリズム5内での光線の傾きの条件を説明する図である。射出面5dから射出された後|ξ|の傾きを有する光線のうち、側面反射非正規光r1の導光プリズム5内での傾きを、|ξ’|、側面反射非正規光r2の導光プリズム5内での傾きを|η|とする。側面反射非正規光r1については、射出面5dの中心を通り、この位置では射出面5dは光軸Oと直交しているので、屈折の式(スネルの法則)から次式が得られる。
Figure 2015114691
さらに、側面反射非正規光r2については、導光プリズム内の正規結像光束の開口数をNとすると、導光プリズム5内での光束の開き角を説明する図7に示すように、屈折の式と媒質中の開口数(NA)の式から、
Figure 2015114691
となる。したがって、導光プリズム5内の光束の片側の開き角は、
Figure 2015114691
である。したがって、側面反射非正規光r2の導光プリズム5内での傾き|η|は次式で得られる。
Figure 2015114691
図8は、光軸方向に沿う側面反射非正規光R1の第1型の斜面S1による反射による傾きを説明する図である。傾きθを持つ導光プリズム5の側面5bに形成された第1型の斜面S1で、光軸Oに平行な側面反射非正規光R1が反射すると、反射後の側面反射非正規光R1の光線の傾きは、2θとなる。その|2θ|が|η|よりも大きければ、すなわち|2θ|>|η|ならば、ゴーストを作る光線とならない。したがって、式(6)を考慮して上記(1)〜(3)の式が得られ、この条件を満たす場合は、側面反射非正規光R1はゴーストを作らない。
次に、第1型の斜面S1の傾斜角度θの好ましい上限値について説明する。図9は、光軸O方向に沿う側面反射非正規光R1の第1型の斜面Sによる反射および透過による光路を説明する図である。側面反射非正規光R1が、導光プリズム5の第1型の斜面S1に対して、全反射角よりも深い角度で入射すると、側面反射非正規光R1は、図9のR1’のように反射される光のみでなく、その一部R1’’が第1型の斜面S1を透過した後、再度導光プリズム5内に侵入してゴーストを発生させる可能性がある。全反射角は、導光プリズム5の屈折率nを用いて、次式で表される。
Figure 2015114691
したがって、第1型の斜面S1は、次式を満たすことが好ましい。
|θ|<arcsin(1/n) (8)
また、第1型の斜面S1により形成される溝の深さは、tanθに比例する。tanθはθが15°であれば、溝が浅くクリーニングも容易でありクラックも入りにくい。しかし、30°を超えると溝が急峻に深くなり始め、溝のクリーニングもし難くなる。したがって、第1型の斜面S1の傾斜角度は15°以下が好ましい。
次に、図10は、導光プリズム5の側面5bに、光軸Oに対して最大傾斜角度で入射する側面反射非正規光R2の光路を説明する図である。前述の如く、この側面反射非正規光R2は、正規結像光束の進行方向に正規結像光束の光軸Oに対して遠ざかる斜面(第2型の斜面)S2と近接する斜面(第1型の斜面)S1とで連続して反射させた後、反射面5cで反射させ、眼球6の瞳孔外へ向けるものである。側面反射非正規光R2の導光プリズム5内での光軸Oに対する傾きをε1、第2型の斜面S2により反射された後の傾きをε2、さらに、第1型の斜面S1により反射された後の傾きをε3とする。また、第1型の斜面S1の光軸Oに対する傾斜角をθ、第2型の斜面S2の光軸Oに対する傾斜角をγとする。また、w1は、表示素子7の表示面から導光プリズム5の入射面5aまでの距離を示し、w2は、導光プリズム5の入射面5aから側面反射非正規光R2の第2型の斜面S2への入射位置までの光軸O方向の距離を示している。
まず、γとθとの間には、次の関係式が成立することが望ましい。
|γ|<60°−|θ| (9)
この式を満たすことによって、第1型の斜面S1と第2型の斜面S2との成す角度が120°以上となり、2つの斜面間に形成される谷部の清掃がしやすくクラックも生じにくい。
また、反射の式から、ε1,ε3,γおよびθの間には、次の関係が成立する。
ε3=ε1−2γ+2θ (10)
側面反射非正規光R1に関するゴースト回避の条件を整理して、側面反射非正規光R2のε3に適用する。
式(1)と式(2)より
|η|=2α
|η|はゴーストを回避する最小角度であるから、
|ε3|>|η|
よって、次の関係式が得られる。
|ε3|>2α (11)
図10の場合、γ>0,θ<0,ε1>0,ε3<0であるから、式(10)および(11)から、
|ε3|>|η|,−ε3>|η|
Figure 2015114691
となる。
式(12)を、図10の上下が逆転した場合(すなわち、γ<0,θ>0,ε1<0の場合)でも成立するように整理すると次式となる。
Figure 2015114691
さらに、図11Aおよび図11Bは、第2型の斜面S2の傾斜角度γの条件を説明する図である。図11Aでは、表示素子7と導光プリズム5の入射面5aとの間が空間になっているのに対して、図11Bでは、表示素子7と導光プリズム5の入射面5aとの間に、凸レンズ8が配置されている。図11Aおよび図11Bにおいて、斜面S2上の特定の点と、表示素子7との間に挟まれた光学系がつくる、表示素子の像7’の、中心から周縁までの長さp、斜面S2上の前記特定の点の前記光軸Oに下ろした垂線の長さをh、該垂線と前記光軸Oとの交点から前記表示素子の像7’までの距離をWとするとき、ε1は次のように表すことができる。
Figure 2015114691
式(14)を式(13)に代入することにより、第2型の斜面S2の傾斜角度(γ)は次の条件を満たすことが好ましい。
Figure 2015114691
(実施例)
図3に戻り、本発明の一実施例として、各パラメータの値を次のように設定する。
凸面として形成された射出面5dの焦点距離:26.3mm
導光プリズム5の屈折率:n=1.53
導光プリズムの硝路:28mm
導光プリズム5の射出面5dでの光束の半径:a=2mm
使用者の瞳孔6aの半径の最大値:b=4mm
射出面5dから使用者の瞳孔6aまでの距離:L=20mm
表示素子の像7’の、中心から周縁までの長さ:p=2mm
(導光プリズムと表示素子の間に屈折力を持つ光学要素がないことから、pは表示素子7の正規結像光束を射出する有効領域の中心から周縁までの距離に一致)
第2型の斜面S2上の特定の点の光軸に下ろした垂線の長さ:h=3mm
上記垂線と光軸との交点から表示素子7までの空気換算長:w=13mm
これらのパラメータに基づいて光線および第1型の斜面S1、第2型の斜面S2の傾斜角度θ、γを図3中に示している。
まず、正規結像光束の開口数Nは、以下のように計算できる。
Figure 2015114691
また、これから次の値が得られる。
Figure 2015114691
これらの値から、式(1)のαを求めると、約4°となる。したがって、第1型の斜面S1は、約4°以上の傾きを有する。仮に傾きを4°とすれば、側面反射非正規光は光軸に対して8°以上の傾きを有することになる。図3中、反射面5cで折り曲げずに示した光路は、瞳孔6aに最も近接して通る光が導光プリズム5中で8°の傾斜を有するとき、瞳孔6a内に入射しないことを示している。すなわち、8°よりも光軸に対する傾斜が大きい導光プリズム5内の光線は、全て瞳孔6a外に逃げ、瞳孔6a内には入射しない。
本実施例では、第1型の斜面S1の傾斜角度θを−8°としているので、式(3)の要件を満たしている。また、式(7)により全反射角は、約40.1°となるので、θの値は式(8)も満たしている。また、θの絶対値は、好ましい値15°以下となっている。したがって、第1型の斜面S1に入射する側面反射非正規光R1は、図3に示すように、第1型の斜面S1で全反射され、さらに反射面5cで反射した後、射出面5dから使用者の瞳孔6a外へ向けて射出される。したがって、側面反射非正規光R1は使用者の眼には視認されない。
また、式(14)より、ε1は約14°となる。これを式(13)に適用すると、第2型の斜面S2の傾斜角度γは3°以上という条件が得られる。実施例のγは7°であるから、式(13)の条件は満たされる。また、θは−8°であるから、式(9)の関係も満たされている。その結果、図3中で、表示素子7の一方の端部から射出され、光軸を横切って第2型の斜面S2に入射する側面反射非正規光R2は、図3に示すように、第2型の斜面S2、第1型の斜面S1、反射面5cで順次反射されて、射出面5dから使用者の瞳孔6a外へ向けて射出される。したがって、側面反射非正規光R2は、使用者の眼には視認されない。なお、側面反射非正規光R2は、表示素子7から射出され第2型の斜面S2に入射する光の中で、光軸に対して最も大きい傾斜角度で入射する。側面反射非正規光R2がこれより浅い角度で第2型の斜面S2に入射する場合は、第1型の斜面S1で反射された後の傾斜角がより大きくなるので、導光プリズム5から射出される光は、さらに眼球6方向から外側へ逸れることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、導光プリズム5が、側面5bに第1型の斜面S1を備え、第1型の斜面S1は、正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した側面反射非正規光R1を反射させ、使用者の眼球6外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成されているので、側面反射非正規光R1は使用者に視認されず、ゴーストを生じない。また、導光プリズム5は、第1型の斜面S1の表示素子7側に隣接して第2型の斜面S2を備え、第2型の斜面S2は、表示素子7から正規結像光束の光軸に対して最も大きい傾斜角度で傾いて入射した側面反射非正規光R2を、第2型の斜面S2に反射した後、第1型の斜面S1に反射して、使用者の眼球6外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成されているので、側面反射非正規光R2は使用者に視認されず、ゴーストを生じない。
そして、V溝を用いて側面反射非正規光を遮光する場合と比較して、本実施の形態では研磨面により構成された第1型の斜面S1および第2型の斜面S2で、側面反射非正規光を反射させ使用者の眼球6の瞳孔外へ向けるようにしているので、斜面S1およびS2の光軸に対する傾斜角度は必然的に小さくなり、第1型の斜面S1および第2型の斜面S2間の谷部に皮脂等が付着した場合であっても、容易に清掃することができる。これによって、溝に付着した皮脂等を原因とするクラックの発生も防ぐことができる。
さらに、導光プリズム5は、第1型の斜面S1および第2型の斜面S2が、本体部3の筐体内に位置している場合でも、筐体外に露出している場合でも、次のような効果を有する。まず、V溝を設ける場合のように、溝を遮光部材で埋めたりする必要が無く、容易に成形することが可能である。また、導光プリズムの光路長が長い場合、V溝を用いてゴーストを防止しようとすると、V溝を深くする必要が生じる。V溝を深くするには、正規結像光束がV溝でケラレないようにする必要があるため、導光プリズムを太くしなければならないので装置が大型化してしまう。これに対して、本実施の形態の導光プリズム5は、第1の斜面S1および第2の斜面S2の傾斜が緩やかなので、斜面S1,S2の光軸方向の幅を短くすることによってあまり正規結像光束の光路よりも太くしなくとも、ゴースト防止の効果が得られる。さらに、先端が鋭角のV字溝を導光プリズムに設けると、当該導光プリズムに外力が加わったとき、V字の頂点部分に応力が集中し、割れなどの破損が発生することが懸念されるが、本実施の形態の導光プリズム5は、そのような先端の頂角の小さい溝を有していないので、より外力に対して強固である。
(第2実施の形態)
図12は、第2実施の形態に係る導光プリズム5と眼球6とを示す図である。第1実施の形態の導光プリズム5とは、先端部分の構成が異なっている。導光プリズム5の先端は、導光プリズム5内部に向けて反射面を有する凹面鏡5fとなっている。導光プリズム5の側面5bには、第1実施の形態と同様に、側面5bを周回するように第1型の斜面S1と第2型の斜面S2とが光軸に沿って、繰返し隣接して形成されている。
図13は、表示素子7から射出された側面反射非正規光R1,R2の光路を説明する図である。導光プリズム5の内部には。凹面鏡5fに対して、約45°傾く半透過鏡5gが設けられている。また、射出面5dは、屈折力を有していない。正規結像光束は、入射面5aから入射し、半透過鏡5gを透過して凹面鏡5fで反射され、半透過鏡5gで反射されて射出面5dから瞳孔6aに入射するように構成されている。その他の構成は、第1実施の形態と同様とし、同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の導光プリズム5は、凹面鏡5fの有する正の屈折力によって、表示素子7に表示される画像の虚像を観察することができる。また、第1型の斜面S1および第2型の斜面S2に入射する側面反射非正規光R1,R2は、図13に示すように第1実施の形態と同様に使用者の眼球6の瞳孔6a方向以外に向けて射出されるので、使用者に視認されずゴーストとならない。さらに、第1実施の形態と同様に、第1型の斜面S1および第2型の斜面S2の傾斜角度が小さいので、第1実施の形態と同様に溝の清掃が容易で、クラックの発生も防ぐことができる。
(第3実施の形態)
図14は、第3実施の形態に係る導光リズムと眼球6とを示す図である。この導光プリズム5は、第2実施の形態に係る導光プリズム5の前方および後方の側面5bに、斜面を設けず平坦な面としたものである。また、この導光プリズム5は前後方向(眼から見た奥行き方向)の幅を、第2実施の形態の導光プリズム5より長くする。前後方向の幅を長くすることによって、斜面を設けなくとも導光プリズム5の前後の側面5bで不要な反射を減らすことで、ゴーストを防止することができる。また、前後方向の幅を広げても、使用者の眼球6に面した後方の側面の幅(高さ)は変わらないので、使用者の視界において導光プリズム5が視界を遮る大きさは変わらない。その他の構成は、第2実施の形態と同じである。なお、図14中の矢印は、目視する方向の例を示す。
本実施の形態に係る導光プリズム5を用いることによって、使用者は、透明な導光プリズム5の前後の平坦且つ傾斜の無い側面を通して、導光プリズム5の前方の背景を観察することができる。すなわち、シーアラウンド機能を高めることが可能になる。また、半透過鏡(図13における5g)を用いることによって、表示素子7の画像と導光プリズム5の背景画像とを同時に視界に表示するシースルー画像を作り出すこともできる。
(第4実施の形態)
図15は、第4実施の形態に係る頭部装着型表示装置の光学系の構成を説明する図である。この頭部装着型表示装置は、表示素子7、導光プリズム5および表示素子7を内蔵するとともに、導光プリズム5の入射面5aを含む一方の端部の外周を覆って保持する筐体10を備える。導光プリズム5は、射出面5d側は第2および第3実施の形態と同様に、凹面鏡5fおよび半透過鏡5gを含む構成となっている。一方、導光プリズム5の筐体10によって覆われている部分には、遮光用のV溝9とV溝9の光軸方向に隣接する両側に設けられた、光軸方向にほぼ傾きの無い平坦面5h,5iが設けられる。筐体10の内壁は、導光プリズム5の平坦面5h,5iに接して、これを固定し保持する。これに対して、導光プリズム5の筐体10から露出している部分には、第1および第2実施の形態と同様に、第1型の斜面S1と第2型の斜面S2とが、隣接して交互に設けられている。その他の構成は、第1実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、第1実施の形態で説明した第1型の斜面S1および第2型の斜面S2での反射によるゴースト除去に加えて、V溝9での側面反射非正規光の遮光により、より効果的にゴーストを除去することができる。なお、V溝9は、筐体10に覆われているので、使用者が直接触ることが無いので、皮脂等が付着することが無い。
(第5実施の形態)
図16Aは、第5実施の形態に係る頭部装着型表示装置に用いる導光プリズム5を表示素子7及び眼球6と共に示す斜視図である。また、図16Bは導光プリズム5の形状を説明する図であり、(i)は上面図、(ii)は光軸に沿う鉛直方向の部分断面図、(iii)は先端部分の部分断面図である。導光プリズム5の上側および下側の側面5bには、導光プリズム5の光軸O方向に直交する方向ではなく、傾いた方向に稜線が形成されるように、第1型の斜面S1と第2型の斜面S2とが、交互に隣接して多数配置されている。その他の構成は、第1実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、図16B(ii)および図16B(iii)に示すように、第1型の斜面S1と第2型の斜面S2との光軸に沿う断面の斜面傾斜成分をそれぞれθおよびγとし、第1実施の形態の説明において示した各関係式(1)〜(3)、(8)、(9)、(13)、(15)等に基づいて、導光プリズム5の寸法および形状(斜面の傾斜角度を含む)を決定することによって、第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施の形態)
図17は、第6実施の形態に係る頭部装着型表示装置の構成を、光軸方向に沿う部分断面図とともに示す図である。導光プリズム15は、使用状態における水平方向の断面が、前方(使用者の視線方向)に短い底辺、および、後方(使用者の眼球側)に長い底辺を有する台形形状をしている。導光プリズム15は、全体としてこの底辺の方向(長手方向)に長い形状となっている。また、上下方向の幅は略一定である。
導光プリズム15の後方の側面15b1の一方の端部には、平坦な入射面15aが形成され、他方の端部には平坦な射出面15dが形成される。また、導光プリズム15の図17の断面図の台形の斜辺の部分に該当する面には、研磨面として形成された入射側の反射面15c1と射出側の反射面15c2とが設けられている。さらに、導光プリズム15の入射面15aと対向して表示素子7が配置され、入射面15aと表示素子7との間には、凸レンズ11が配置される。導光プリズム15の入射面15a側の端部、表示素子7および凸レンズ11は、図示しない本体部筐体によって保持される。
また、導光プリズム15の上側側面および下側側面には、前方および後方の底辺に略平行する方向に延びる、法線方向が前方及び後方に傾いた斜面が交互に隣接して配置されている。これによって、導光プリズム15の長手方向に延びる複数のクボミが形成されている。言い換えれば、導光プリズム15の上側側面と下側側面とには、長手方向に延びる凸稜線と凹稜線を形成する複数の平面が交互に形成されている。なお、正規結像光束の反射する経路となっている、前方と後方との側面にはクボミは形成しない。なお、その他の構成は第1実施の形態と同様なので、説明を省略する。
上記のような構成によって、表示素子7にから射出された正規結像光束は、凸レンズ11を通り、入射面15aから導光プリズム15に入射し、反射面15c1、後方の側面15b1、前方の側面15b2、後方の側面15b1、反射面15c2、の順に内部反射して、射出面15dから使用者の眼球6に向けて射出される。凸レンズ11の有する正の屈折力によって、使用者は表示素子7に表示される画像を、拡大虚像として観察することができる。
一方、画像観察に寄与しない側面反射非正規光については、導光プリズム15の上下の側面に形成された斜面によって反射され、使用者の瞳孔外に向けて射出される。ここで、第1実施の形態の第1型の斜面S1および第2型の斜面S2と比較すると、本実施の形態の導光プリズム15では、光軸が導光プリズム15内でジグザクの形状をしているので、例えば、後方の側面15b1から前方の側面15b2へ向かう光軸Oに対しては、光束の進行方向に光軸Oに対して近接する面が、前方の側面15b2から後方の側面15b1へ向かう光軸Oに対しては、光束の進行方向光軸に対して遠ざかる面となる。すなわち、導光プリズム15では、正規結像光束に対して、一つの斜面が第1型の斜面としても第2型の斜面としても作用する。したがって、導光プリズム15の上下の側面に形成される各斜面は、第1実施の形態における|θ|および|γ|の双方に対する条件を同時に満たすように角度設定する。
本実施の形態によれば、導光プリズム15のように内部で正規結像光束を複数回反射する導光プリズム15を用いた場合でも、その側面に複数の斜面からなるクボミを形成することによって、側面反射非正規光を使用者の眼球6外へ向けて射出させることができる。クボミの溝は浅いので、第1〜第5実施の形態と同様に、容易に清掃することができる。
なお、上記各実施の形態の説明において、導光プリズムの第1型の斜面S1および第2型の斜面S2は、研磨面により構成されるとしたが、第1型の斜面S1および第2型の斜面S2を、砂面などの粗い面で形成することも可能である。そのような粗い面により入射非正規光の一部が乱反射されるような場合であっても、反射光は入射する非正規光の正反射方向により強い強度を有する。この強い強度を有する正反射方向の光は、上述の各実施例と同様に、使用者の眼球の瞳孔外へ向けて射出されるため、第1型の斜面S1および第2型の斜面S2を砂目などの粗い面で形成した場合であっても、側面反射非正規光によるゴーストの除去に対して十分な効果が得られる。
(第7実施の形態)
図18Aは、第7実施の形態に係る頭部装着型表示装置において、表示素子7から射出された側面反射非正規光の光路を説明する図である。また、図18Bは、図18Aの導光プリズムの稜線部による非正規光の反射を示す図であって、図18Aの一点鎖線で囲まれた領域を拡大して示す図である。本実施形態における導光プリズム5は、第1型の斜面S1と第2型の斜面S2とからなる側面のうち少なくとも一部が粗面(例えば、砂目、梨地)で構成されている点が第1実施の形態(図3)の導光プリズムと異なる。図18Aおよび図18Bでは、第1型の斜面S1と第2の斜面S2とがつくる稜線部Eが粗面となっている。
比較のため、図19Aに、図18Aの比較例の導光プリズム内での光路を説明する図を示す。また、図19Bは、図19Aの一点鎖線で囲まれた領域における、導光プリズムの稜線部Eでの非正規光の反射を拡大して示す図である。導光プリズム5を特に樹脂成形により製造する場合、製造の精度によっては第1型の斜面S1と第2型の斜面S2とがつくる稜線部に丸みが生じやすい。そのため、図19A,図19Bに示すように、稜線部Eで反射した非正規光は傾き|η|よりも小さな傾きの光線となり、僅かながらゴーストを生じさせる可能性がある。これに対して、本実施の形態では、図18A、図18Bに示すように、稜線部E近傍を粗面にすることにより、稜線部Eでの反射光を散乱させ、非正規光を眼球6の瞳孔外へと逃すことができる。つまり、導光プリズム5の製造精度に寄らずゴーストを除去することができる。
また第1型の斜面S1と第2型の斜面S2の少なくとも一方、又は両斜面を粗面としてもよい。これにより、粗面で形成された第1型の斜面S1および/または第2型の斜面S2により、非正規光を散乱させたうえで、比較的強度の強い非正規光の正反射成分を第1実施の形態に記載したものと同様の光路を通して使用者の瞳孔外へ向けて射出させることができ、二重のゴースト対策が施されたことになる。したがって、導光プリズム5の製造の精度によらずゴースト対策が可能である。さらに、稜線部E近傍のみを粗面とする場合と比較して、金型の作成が容易となり製造にかかるコストも抑えることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。たとえば、頭部装着型表示装置の支持部は、眼鏡型のものに限られず、使用者の頭部に固定することができるのであれば、ゴーグル型やヘルメット型など種々の形状を有することができる。また、導光プリズムは使用時に水平方向に長いものに限られない。例えば、表示素子を前頭部に配置して、垂直方向に長い導光プリズムを使用することも可能である。また導光プリズムは幾多の材料が考えられるが、好ましくは樹脂である。プラスチック等の樹脂を用いることで製造が容易となる。
1 頭部装着型表示装置
2 眼鏡
3 本体部
5,15 導光プリズム
6 眼球
6a 瞳孔
7 表示素子
9 V溝
10 筐体
11 凸レンズ
1 第1の斜面(光軸方向に光軸から遠のく斜面)
2 第2の斜面(光軸方向に光軸に近づく斜面)

Claims (21)

  1. 表示素子と、
    使用状態において、前記表示素子からの正規結像光束を使用者の眼前まで導光する導光プリズムと、
    前記表示素子および前記導光プリズムを、使用者の頭部に対して固定するための支持部と
    を備え、
    前記導光プリズムは、前記正規結像光束の光軸に沿う少なくとも一つの側面上に、少なくとも一つの第1型の斜面を備え、該第1型の斜面は、前記表示素子から射出され、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光を反射させ、使用者の瞳孔外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成されていることを特徴とする頭部装着型表示装置。
  2. 前記第1型の斜面は、研磨面で構成され、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光を全反射させることを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型表示装置。
  3. 前記第1型の斜面は、前記正規結像光束の光軸に沿う方向に入射した光の正反射成分を、使用者の眼球外へ向けて射出させる角度で傾けて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型表示装置。
  4. 前記導光プリズムの屈折率をnとするとき、前記第1型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
    |θ|<arcsin(1/n)
    となるように形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  5. 前記導光プリズムの屈折率をn、前記導光プリズムに入射する前記正規結像光束の開口数をN、前記導光プリズムの射出面での前記正規結像光束の半径をa、設計上の使用者の瞳孔の半径の最大値をb、前記射出面から設計上の使用者の瞳孔までの距離をLとし、
    Figure 2015114691
    とするとき、前記第1型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
    Figure 2015114691
    となるように形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  6. 前記設計上の使用者の瞳孔の半径の最大値bを3.5〜4.5mm、前記射出面から設計上の使用者の瞳孔までの距離Lを10〜20mmとすることを特徴とする請求項5に記載の頭部装着型表示装置。
  7. 前記導光プリズムは、前記第1型の斜面の前記表示素子側に隣接して、第2型の斜面を備え、該第2型の斜面は、前記表示素子から前記正規結像光束の光軸に対して最も大きい傾斜角度で傾いて入射した光を、該第2型の斜面に反射した後、前記第1型の斜面に反射して、使用者の眼球外へ向けて射出させる傾斜角度で、傾けて形成されていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  8. 前記第2型の斜面は、研磨面で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の頭部装着型表示装置。
  9. 前記第1型の斜面の隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度をθとするとき、前記第2型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度γが、
    |γ|<60°−|θ|
    となるように形成されていることを特徴とする請求項7または8の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  10. 前記第2型の斜面の前記正規結像光束の進行方向側に位置する前記第1型の斜面の、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度をθ、前記第2型の斜面の上の特定の点に入射する光線の最大傾角をεとするとき、前記第2型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度γが、
    Figure 2015114691
    となるように形成されていることを特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  11. 前記第2型の斜面上の前記特定の点の位置と、前記表示素子との間に挟まれた光学系がつくる、前記表示素子の像の、中心から周縁までの長さをp、前記第2型の斜面上の前記特定の点の前記光軸に下ろした垂線の長さをh、該垂線と前記光軸との交点から前記表示素子の像までの距離をWとするとき、前記εは、
    Figure 2015114691
    であることを特徴とする、請求項10に記載の頭部装着型表示装置。
  12. 前記第1型の斜面は、前記正規結像光束の進行方向に、該正規結像光束の光軸に対して近接し、前記第2の斜面は、前記正規結像光束の進行方向に、該正規結像光束の光軸に対して遠ざかることを特徴とする請求項7から11の何れか一項に記載の頭部装着型表示装置。
  13. 前記導光プリズムは、交互に形成された前記第1型の斜面と前記第2型の斜面とにより、2つ以上の連続したクボミを有することを特徴とする請求項12に記載の頭部装着型表示装置。
  14. 前記第1型の斜面と前記第2型の斜面とにより形成される前記クボミの稜線部近傍には、粗面処理が施されている請求項13に記載の頭部装着型表示装置。
  15. 光を入射させる入射面と、
    前記入射面から入射した光を射出する射出面と、
    前記光の光路を囲む側面と
    を備え、
    前記側面の少なくとも一部には、傾き方向の異なる第1型の斜面および第2型の斜面から成る複数の斜面が2つ以上の連続したクボミを形成するように配置され、前記第1型の斜面は、前記入射面から入射し前記射出面から射出される光の光軸に対して、前記光の進行方向に近接するような傾斜角度θで傾斜し、前記第2型の斜面は、前記光軸に対して前記光の進行方向に遠ざかるような傾斜角度γで傾斜し、それぞれの前記クボミを形成する隣接する2つの前記第1型の斜面と前記第2型の斜面は、
    |γ|<60°−|θ|
    を満たすことを特徴とする導光プリズム。
  16. 前記第1型の斜面および前記第2型の斜面は、研磨面により構成されている請求項15に記載の導光プリズム。
  17. 前記第1の斜面および前記第2の斜面の少なくとも一部は、粗面処理が施されている請求項15に記載の導光プリズム。
  18. 前記入射面から入射した前記光を前記射出面に向けて反射する反射面を備える請求項15から17の何れか一項に記載の導光プリズム。
  19. 前記導光プリズムの屈折率をnとするとき、前記第1型の斜面は、前記光軸に対する傾斜角度θが、
    |θ|<arcsin(1/n)
    となるように形成されていることを特徴とする請求項15から18の何れか一項に記載の導光プリズム。
  20. 前記入射面は、表示素子からの正規結像光束が入射し、前記射出面は前記正規結像光束を眼球に向けて射出するように配置され、
    前記導光プリズムの屈折率をn、前記導光プリズムに入射する前記正規結像光束の開口数をN、前記導光プリズムの射出面での前記正規結像光束の半径をa、設計上の使用者の瞳孔の半径の最大値をb、前記射出面から設計上の使用者の瞳孔までの距離をLとし、
    Figure 2015114691
    とするとき、前記第1型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度θが、
    Figure 2015114691
    となるように形成されていることを特徴とする請求項15から19の何れか一項の導光プリズム。
  21. 前記第2型の斜面の前記正規結像光束の進行方向側に前記第1型の斜面が位置し、前記第2型の斜面の上の特定の点に入射する光線の最大傾角をεとするとき、前記第2型の斜面は、隣接する前記正規結像光束の光軸に対する傾斜角度γが、
    Figure 2015114691
    となるように形成されていることを特徴とする請求項20に記載の導光プリズム。
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