JP2023040704A - 導光部材、光学ユニット、虚像表示装置及びヘッドマウントディスプレイ - Google Patents

導光部材、光学ユニット、虚像表示装置及びヘッドマウントディスプレイ Download PDF

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Abstract

【課題】光利用効率を向上させること。【解決手段】導光部材は、光入射部より入射された入射光束を複数の光束に分岐する複数の反射面を有する第1導光部と、複数の反射面にて分岐された複数の光束を導光して光射出部より射出する第2導光部と、を備える。複数の反射面は、少なくとも1つの第1反射面と、少なくとも1つの第2反射面を含む。入射光束の一部が第1反射面に入射され、第1反射面にて反射されて第2導光部に導光される。第2反射面は、第1反射面に入射されることなく第2反射面に入射された、他の一部の入射光束を反射して、第2導光部に導光する。【選択図】図2

Description

本発明は、導光部材、光学ユニット、虚像表示装置及びヘッドマウントディスプレイに関する。
画像表示素子に表示された画像を拡大し、拡大された虚像を観察者に観察させるように表示する虚像表示装置が知られている。例えば特許文献1に、この種の虚像表示装置の具体的構成が記載されている。
特許文献1に記載されるように、虚像表示装置は、画像表示素子からの光(以下「画像光」と記す。)を導光部材に入射させ、入射された画像光を導光部材で導光し、導光された画像光を観察者に向けて射出し、射出された画像光を観察者が拡大された虚像として観察できるように構成される。
特許文献1に記載の導光部材は、光入射部より入射された画像光を反射光と透過光とに分岐する部分反射面を複数備える。複数の部分反射面により画像光が複数の光束に分岐され、分岐された各光束が異なる画角の光として観察者の眼に向けて導光される。広い画角の光が観察者の眼に届くため、観察者は、広い画角の虚像を観察することができる。
米国特許出願公開第2020/200963号明細書
特許文献1に記載の導光部材では、光入射部から離れて位置する部分反射面ほど、より多くの部分反射面を経由した画像光が入射される。部分反射面を経由する毎に画像光が損失するため、観察者の眼に届かない光が増加する。そのため、導光部材の光利用効率が低下して、虚像の視認性が低下する。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、光利用効率を向上させることができる導光部材、光学ユニット、虚像表示装置及びヘッドマウントディスプレイを提供することである。
本発明の一実施形態に係る導光部材は、光入射部より入射された入射光束を複数の光束に分岐する複数の反射面を有する第1導光部と、複数の反射面にて分岐された複数の光束を導光して光射出部より射出する第2導光部と、を備える。複数の反射面は、少なくとも1つの第1反射面と、少なくとも1つの第2反射面を含む。入射光束の一部が第1反射面に入射され、第1反射面にて反射されて第2導光部に導光される。第2反射面は、第1反射面に入射されることなく第2反射面に入射された、他の一部の入射光束を反射して、第2導光部に導光する。
本発明の一実施形態によれば、導光部材、光学ユニット、虚像表示装置及びヘッドマウントディスプレイにおいて、光利用効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る虚像表示装置の一例であるヘッドマウントディスプレイの構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイに備えられる導光部材の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを装用者が装用した状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを装用者が装用した状態を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを装用者が装用した状態を示す概略図である。 本発明の別の一実施形態に係るヘッドマウントディスプレイに備えられる導光部材の構成を示す図である。 本発明の実施例1のシミュレーションで用いた導光部材のモデルを示す図である。 本発明の実施例1における光量ムラを示す図である。 本発明の実施例2のシミュレーションで用いた導光部材のモデルを示す図である。 本発明の実施例2における光量ムラを示す図である。 本発明の実施例3のシミュレーションで用いた導光部材のモデルを示す図である。 本発明の実施例3における光量ムラを示す図である。 本発明の実施例4のシミュレーションで用いた導光部材のモデルを示す図である。 本発明の実施例4における光量ムラを示す図である。 本発明の実施例5のシミュレーションで用いた導光部材のモデルを示す図である。 本発明の実施例5における光量ムラを示す図である。 本発明の実施例6のシミュレーションで用いた導光部材のモデルを示す図である。 本発明の実施例6における光量ムラを示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る導光部材、光学ユニット、虚像表示装置及びヘッドマウントディスプレイについて図面を参照しながら説明する。以下の説明において、共通の又は対応する要素については、同一又は類似の符号を付して、重複する説明を適宜簡略又は省略する。
図1は、本実施形態に係る虚像表示装置の一例であるヘッドマウントディスプレイ1の構成を示す模式図である。図1に示されるように、ヘッドマウントディスプレイ1は、画像表示素子10及び光学ユニットを備える。光学ユニットは、伝搬光学系20及び導光部材30を含む。図1中、符号EYは、ヘッドマウントディスプレイ1を装用する装用者(観察者)の眼を示す。
画像表示素子10は、虚像として観察すべき画像を表示する素子であり、例示的には、OLED(Organic Light Emitting Diode)アレイ、LD(laser diode)アレイ、LED(Light Emitting Diode)アレイ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、DMD(Digital Micromirror Device)等である。
画像表示素子10の各画素から発せられた光(すなわち画像光)は、伝搬光学系20に入射される。伝搬光学系20は、光源である画像表示素子10からの画像光を伝搬し、導光部材30の光入射部320に平行光として入射させる光学系である。
伝搬光学系20により画像光を光入射部320に平行光として入射させることにより、導光部材30を介した画像光が装用者の眼の網膜上の一点に結像する。これにより、画質の高い虚像画像が得られる。
導光部材30は、伝搬光学系20より入射された画像光を導光し、虚像表示のために眼EYに向けて導光部材30の外部へ射出する。装用者は、導光部材30より射出された画像光を拡大された虚像として観察することができる。
以下の説明において、画像表示素子10、伝搬光学系20及び導光部材30が並ぶ第1の水平方向をz方向とし、z方向と直交する第2の水平方向をy方向とし、y方向とz方向の双方に直交する鉛直方向をx方向とする。互いに直交するX方向、Y方向及びZ方向は、右手系をなす。なお、方向の呼称は、構成要素の相対的な位置関係を説明するために便宜上用いる呼称であり、絶対的な方向を示すものではない。ヘッドマウントディスプレイ1の姿勢によっては、例えば、y方向やz方向が必ずしも水平方向とは限らず、鉛直方向になることもある。
図2は、導光部材30の構成を示す図である。図1が導光部材30をX方向正側から見た図であるのに対し、図2は、導光部材30をZ方向正側(装用者の眼EY側)から見た図である。
図1及び図2に示されるように、導光部材30は、第1導光部32及び第2導光部34を備える。
第1導光部32は、光入射部320を有する。光入射部320には、伝搬光学系20からの画像光が入射される。図1に示されるように、光入射部320より入射された画像光(入射光束)は、反射面321にて反射されて、Y方向正側へ伝搬される。
第1導光部32の内部に、反射面322(第3反射面)が配置される。また、第1導光部32の内部に、光入射部320より入射された画像光(入射光束)を複数の光束に分岐する複数の反射面323が配置される。反射面322は、光入射部320より入射され反射面321にて反射された入射光束を透過させることなく複数の反射面323に向けて反射する。
複数の反射面323は、少なくとも1つの第1反射面323aと、少なくとも1つの第2反射面323bを含む。図1及び図2の例では、4つの第1反射面323aと1つの第2反射面323bの、計5つの反射面が含まれる。図1及び図2の例では、第2反射面323bの数より第1反射面323aの数が多いが、本発明の構成はこれに限らない。第1反射面323aの数より第2反射面323bの数が多い構成も本発明の範疇である。なお、第1反射面323aと第2反射面323bとを区別して説明しない場合、第1反射面323aであっても第2反射面323bであっても反射面323と記す。
光入射部320と反射面323との間に反射面322を配置することにより、反射面322を配置しない構成と比べて、光入射部320の配置の自由度が向上する。例えば光入射部320の配置を工夫することにより、導光部材30をより小型化させることができる。
第1導光部32は、互いに平行に配置された第1面324及び第2面325を有する。第1面324及び第2面325は、X方向及びY方向に広がるXY平面と平行な面であり、第1反射面323a及び第2反射面323bに直交して配置される。第1反射面323a及び第2反射面323bは、第1面324と第2面325との間に配置される。
第1面324と第2面325との間隔と、第1反射面323a及び第2反射面323bの幅(Z方向の寸法)は、同じである。すなわち、第1反射面323a及び第2反射面323bは、第1導光部32のZ方向全体に亘るサイズを有する。
互いに平行に配置された第1面324及び第2面325を有する構成とすることにより、第1面324と第2面325の一対の平面で、光入射部320より入射された入射光束を全反射で伝搬することができる。そのため、第1導光部32の薄型化設計に有利である。
また、例えば第1面324と第2面325だけでなく、別の一対の平面も合わせた二対の平面の各々で入射光束を全反射で伝搬する構成にすると、各平面の平行度や面精度を満足する加工が難しい。本実施形態では、一対の平面だけで入射光束を全反射で伝搬する構成とすることにより、二対の平面で入射光束を全反射で伝搬する構成と比べて加工が容易となる。
第1導光部32と第2導光部34は、例えば別の部材である。導光部材30は、別の部材である第1導光部32と第2導光部34とを接着して一体に形成したものである。第1導光部32は、複数の反射面323にて分岐された複数の光束を射出する射出面326を有する。第2導光部34は、射出面326より射出された複数の光束が入射される入射面341を有する。射出面326と入射面341は互いに平行である。附言するに、射出面326と入射面341とが接着されることにより、第1導光部32と第2導光部34とが一体に形成される。
射出面326と入射面341とが平行であるため、第1導光部32からの各光束が第2導光部34に入射する際の諸収差の発生が抑えられる。また、第1導光部32と第2導光部34とを一体に形成することにより、第1導光部32と第2導光部34とが離れて配置される構成と比べて、射出面326と入射面341に対して高い面積度が要求されない。そのため、導光部材30の加工が容易となる。
第2導光部34は、互いに平行な2つの面を有する。一方の面は、第1面324と同一面上に位置する第3面342である。他方の面は、第2面325と同一面上に位置する第4面343である。第2導光部34において、入射面341より入射された各光束は、第3面342と第4面343の各平面を全反射しながら伝搬される。
第2導光部34の内部に、入射面341より入射された各光束を反射光と透過光に分岐する、複数の部分反射面344が配置される。複数の部分反射面344は、Y方向に所定の間隔で並べて配置される。各部分反射面344は、第3面342に対して所定の角度をなす向きで配置される。部分反射面344は、例えばハーフミラーである。
ここで、第1導光部32において、複数の反射面323は、光入射部320より入射された入射光束を、垂直方向(X方向)の各画角に対応する複数の光束に分岐する。垂直方向に分岐された複数の光束の各々は、第2導光部34において複数の部分反射面344により水平方向(Y方向)の各画角に対応する複数の光束に更に分岐される。水平方向への分岐後の各画角の光束は、各部分反射面344にて、各部分反射面344の配置角度に応じた向きに偏向されて第3面342(言い換えると光射出部)より射出される。これにより、装用者は、垂直方向と水平方向に広い画角をもつ虚像を視認することができる。
このように、第2導光部34は、互いに平行な2つの面(第3面342と第4面343)により、第1導光部32より入射された複数の光束の各々を導光し、導光された各光束を偏向して光射出部(第3面342)より射出する構成となっている。
図1及び図2に示される導光部材30は、例えば次の方法で製造される。
第1導光部32をなす1つの光学ブロックの一面に反射面321を成膜する。第1導光部32をなす1つの光学ブロックの一面の一部に反射面322を成膜する。第1導光部32をなす4つの光学ブロックの各々の一面の一部に第1反射面323aを成膜する。第1導光部32をなす1つの光学ブロックの一面の一部に第2反射面323bを成膜する。各反射面は、例えば金属材を蒸着することによって形成された蒸着膜よりなる。なお、光学ブロックとの密着性を向上させるため、光学ブロックの一面にプライマー層を成膜したうえで反射面を成膜してもよい。反射面が成膜された各光学ブロックを接着剤でつなぎ合わせることにより、反射面321を有するとともに反射面322及び複数の反射面323がその内部に配置された第1導光部32が完成する。
第2導光部34をなす複数の光学ブロックの一面に部分反射面344を成膜する。部分反射面344も、例えば金属材を蒸着することによって形成された蒸着膜よりなる。部分反射面344が成膜された各光学ブロックを接着剤でつなぎ合わせることにより、部分反射面344がその内部に配置された第2導光部34が完成する。
次いで、第1導光部32の射出面326と第2導光部34の入射面341とを接着剤で接着することにより、導光部材30が完成する。
導光部材30の各光学ブロックは、例えばプラスチック等の合成樹脂製の成形品である。これにより、導光部材30を軽量化させることができる。導光部材30を軽量化させることにより装用者の鼻にかかる荷重が低減するため、例えばヘッドマウントディスプレイ1を装用者が長時間装用したときの疲労感が軽減される。
図3A~図3Cは、ヘッドマウントディスプレイ1を装用者が装用した状態を示す概略図である。図3A~図3Cに示されるヘッドマウントディスプレイ1は、スマートグラスと呼称されることもある。
図3Aに示されるヘッドマウントディスプレイ1は、両眼タイプのヘッドマウントディスプレイであり、装用者の顔幅相当の長さを有する単一の導光部材30をフレーム100に固定した構成となっている。導光部材30は、左右両方の眼を含む領域にアイボックスを形成する。なお、画像表示素子10及び伝搬光学系20は、例えばフレーム100のテンプル(別の呼称では「つる」)に内蔵される。また、フレーム100は、導光部材30の両端だけでなく、導光部材30の上側縁や下側縁を覆う形状としてもよい。
図3Bに示されるヘッドマウントディスプレイ1も両眼タイプのヘッドマウントディスプレイであり、左右それぞれの眼に対応する一対のヘッドマウントディスプレイをフレーム100に固定した構成となっている。右眼に対応する導光部材30は、右眼を含む領域にアイボックスを形成する。左眼に対応する導光部材30は、左眼を含む領域にアイボックスを形成する。
図3Cに示されるヘッドマウントディスプレイ1は、単眼タイプのヘッドマウントディスプレイであり、右眼に対応する単一のヘッドマウントディスプレイをフレーム100に固定した構成となっている。なお、左眼に対応する単一のヘッドマウントディスプレイをフレーム100に固定した単眼タイプのヘッドマウントディスプレイも本発明の範疇である。
なお、本実施形態に係る導光部材30は、ヘッドマウントディスプレイに限らず、他の虚像表示装置にも適用可能である。他の虚像表示装置として、例えばヘッドアップディスプレイが挙げられる。
第1導光部32についてより詳細に説明する。
第1導光部32において、光入射部320より入射された入射光束は、反射面322にて複数の反射面323に向けて反射される。反射面322では入射光束が透過せずに反射されるため、反射面322における光量損失は実質的にはない。
反射面322にて反射された入射光束の一部は、各第1反射面323aに入射され反射されて、第2導光部34に導光される。第2反射面323bには、他の何れの第1反射面323aに入射されることなく第2反射面323bに到達した、入射光束の他の一部が入射され反射されて、第2導光部34に導光される。このように、反射面322にて反射された入射光束は、複数の反射面323の各々に入射され反射されることにより複数の光束に分岐されて、第2導光部34に導光される。
特許文献1に例示される従来構成の導光部材では、光入射部から離れて位置する部分反射面ほど、より多くの部分反射面を経由した画像光が入射される。部分反射面を経由する毎に画像光が損失するため、装用者の眼に届かない光が増加する。そのため、導光部材の光利用効率が低い。
これに対し、本実施形態では、光入射部320から離れて位置する第2反射面323bに対して実質的に光量損失のない光束が入射される。このような光束が第2反射面323bにて反射されて第1導光部32から第2導光部34に導光されて装用者の眼EYに向けて射出される。このように、本実施形態では、導光部材30内において光束が反射面323を経由する回数が従来構成と比べて少なくなる。反射面323を経由した際の光量損失が抑えられるため、導光部材30の光利用効率が向上する。そのため、光量ムラ(虚像の輝度ムラ)が抑えられ、また、虚像の視認性が向上する。
なお、導光部材30の光利用効率は、第1導光部32の光入射部320に入射される画像光の光量(入射光量)に対する、第2導光部34の光射出部(第3面342)より射出される画像光の光量(射出光量)の比(すなわち、射出光量/入射光量)で示される。本実施形態では、装用者の眼EYの瞳孔に入射される光の光量を射出光量とみなす。眼EYの瞳孔として半径3mmの円を想定する。
また、光量ムラ(虚像の輝度ムラ)は、画角に対して光量が均一な画像光を導光部材30に入射した場合に、眼EYの網膜に結像される虚像の画角範囲内における光量の最大値と最小値を用いて、次のように示される。
光量ムラ=(画角範囲内の光量の最大値-画角範囲内の光量の最小値)/(画角範囲内の光量の最大値)
光量ムラは好ましくは80%以下であり、さらに好ましくは40%以下である。光量ムラが80%を超えると画像の光量の低い部分に欠けが視認されるようになる。また、光量ムラが40%以下になると違和感なく画像を視認することができる。
複数(本実施形態では4つ)ある第1反射面323aのうちの1つの第1反射面323aが、複数の反射面323の中で光入射部320に光路上で最も近くに配置される。便宜上、複数の反射面323の中で光入射部320に光路上で最も近くに配置される第1反射面323aを「入射側第1反射面323a」と記す。
第2反射面323bは、第1反射面323aよりも光路上で光入射部320から離れた位置に配置される。
ここで、垂直方向(X方向)の画角について、眼EYの瞳孔中心を通り且つY方向とZ方向に広がるYZ平面(水平面)の上方から眼EYに届く光の画角をプラスの画角とし、上記YZ平面の下方から眼EYに届く光の画角をマイナスの画角とする。
眼EYには、垂直方向において+n°~-n°の範囲の画角の光が届く。具体的には、入射側第1反射面323aにて反射される光束は、眼EYのX方向の位置がアイボックスの+X方向の端にある場合に+n°の画角(すなわち最大画角)の光となって眼EYに届き、第2反射面323bにて反射される光束は、眼EYのX方向の位置がアイボックスの-X方向の端にある場合に-n°の画角(すなわち最小画角)の光となって眼EYに届く。眼EYに届く画角が+n°~-n°の範囲の光を反射する第1反射面323a、第2反射面323bは、眼EYのアイボックスにおける位置によって決まる。例えば、眼EYの位置がアイボックスの+X方向の端部に位置する場合は、入射側第1反射面323aで反射した+n°の画角の光が眼EYに入射し、入射側第1反射面323aよりも-X方向にある第1反射面323a(例えば入射側第1反射面323aから-X方向に3番目の第1反射面323a)で反射された-n°の画角の光が眼EYに入射する。同様に、例えば、眼EYの位置がアイボックスの-X方向の端部に位置する場合は、第2反射面323bで反射した-n°の画角の光が眼EYに入射し、第2反射面323bよりも+X方向にある第1反射面323a(例えば第2反射面323bから+X方向に3番目の第1反射面323a)で反射された+n°の画角の光が眼EYに入射する。入射側第1反射面323a以外の各第1反射面323aにて反射される光束は、最大画角と最小画角との間の各画角の光となって眼EYに届く。附言するに、大きい画角に対応する光束ほど、反射面323での反射角が大きい。具体的には、アイボックス中の所定の位置にある眼EYに届く光束のうち、入射側第1反射面323aでの反射角や入射側第1反射面323aにより近い第1反射面323aでの反射角ほど大きくなり、また、第2反射面323bでの反射角や第2反射面323bにより近い第1反射面323aでの反射角ほど小さくなる。
本実施形態では、光入射部320から離れて位置する第2反射面323bに対して実質的に光量損失のない光束が入射される。そのため、従来構成の導光部材で光量損失の多かった、眼EYがアイボックスの-X側の端に位置する場合での最小画角の光においても光量が確保される。これにより、導光部材30の光利用効率が向上するとともに、アイボックス位置や画角による光量ムラが抑えられて、虚像の視認性が向上する。
光入射部320の入射面320aに対して垂直に入射され、複数の反射面323の各々で反射されて第2導光部34から射出された、各画角の光の合計の光量をLVとし、光入射部320の入射面320aに対して垂直に入射された光のうち、複数の反射面323の中で光入射部320に光路上で最も近くに配置された第1反射面323a(すなわち入射側第1反射面323a)で反射されて第2導光部34から射出された最大画角の光の光量をLV1としたとき、導光部材30は、次式(1)
0.001<LV1/LV<0.5
を満たす。
上記式(1)が満たされることにより、より一層、導光部材30の光利用効率が向上するとともに光量ムラが抑えられる。LV1/LVが0.5以上になると、複数の反射面323のうち、入射側第1反射面323a以外の反射面にて反射されて第2導光部34から射出される画角の光の光量が低くなりすぎて、導光部材30の光利用効率の低下や光量ムラにつながる。LV1/LVが0.001以下になると、最大画角の光の光量が他の画角の光の光量に対して低すぎるため、導光部材30の光利用効率の低下や光量ムラにつながる。
複数の第1反射面323aの少なくとも1つ(本実施形態では、複数の第1反射面323aの全て)は、第1反射面323aに入射された光の一部を透過させる部分反射面であり、例えばハーフミラーである。複数の反射面323のうち、少なくとも2つの反射面323の面積は、互いに異なる。
ある1つの反射面(本段落では以下「当該反射面」と記す。)323の面積を他の反射面323の面積に対して大きくすると、当該反射面323にて反射される光の面積が増加するため、対応する垂直方向(X方向)の画角(例えば入射側第1反射面323aであれば+n°の画角)の光の光量が、垂直方向の他の画角の光の光量に対して増加する。但し、当該反射面323の面積を他の反射面323の面積に対して大きくすると、他の画角に対応する光が、他の反射面323に入射される前又は他の反射面323にて反射された後に、当該反射面323に入射等して減光されやすくなる、という一側面もある。そのため、反射面323の面積を大きくしても、対応する垂直方向の画角の光の光量が単純に増加するわけではない。
上記を考慮し、複数の反射面323の各々の面積は、対応する垂直方向の画角の光を水平方向に広げた(例えば、当該画角において、水平方向の画角範囲を、眼EYの瞳孔の幅や想定されるアイボックスの幅をカバーする十分な大きさに広げた)ときにも十分な輝度が確保できる大きさに設定される。
このように、対応する垂直方向の画角に合わせて複数の反射面323の各々の面積が設定されるため、複数の反射面323のうち、少なくとも2つの反射面323の面積が互いに異なることとなる。これにより、導光部材30の光利用効率を向上させるとともに光量ムラを抑えることができ、また、例えば複数の第1反射面323aの各々の面積をできるだけ小さく抑えることで導光部材30を小型化させることができる。
複数の反射面323は、互いに平行に配置される。
複数の反射面323を互いに平行に配置することにより、各反射面323にて反射されて第2導光部34から射出される各画角の光を眼EYの網膜上の一点に結像させることができ、虚像画像の高画質化が達成可能となる。
複数の反射面323の配置間隔(言い換えると、隣接する2つの反射面323に直交し且つこの2つの反射面323の一方との交点を始点とし他方との交点を終点とする線分の長さ)をdとしたとき、導光部材30は、次式(2)
0.5mm<d<4mm
を満たす。
上記式(2)が満たされることにより、導光部材30の光利用効率が向上するとともに、隣接する2つの反射面323にて反射され第2導光部34から射出された2つの画角の光の一部が互いに重なり合った状態で眼EYの瞳孔に届く。そのため、光量ムラが抑えられる。配置間隔dが4mm以上になると、上記2つの画角の光が互いに重なり合わず、垂直方向(X方向)に分離した状態で眼EYの瞳孔に届く。そのため、光量ムラが増加するとともに、眼EYの瞳孔に届かない光が増加して導光部材30の光利用効率が低下する。配置間隔dが0.5mm以下になると、上記2つの画角の光で互いに重なり合う部分が大きくなることで却って光量ムラが増加するとともに、眼EYの瞳孔に届かない光が増加して導光部材30の光利用効率が低下する。
次式を満たすことにより、より一層、導光部材30の光利用効率を向上させるとともに光量ムラを抑えることができる。
1mm<d<3mm
上述したように、導光部材30は、光射出部(第3面342)より射出される画像光を装用者に虚像として視認させる。ここで、画像表示素子10の第1の辺方向(本実施形態では、画像表示素子10の短辺方向)に対応する虚像の方向に平行な方向(すなわちX方向)と、複数の反射面323の各々と、がなす角度をθとしたとき、導光部材30は、次式(3)
30°<θ<60°
を満たす。
角度θを変えると、導光部材30の光利用効率の向上と光量ムラの抑制の効果を得るの
に要求される各反射面323の面積と配置が変わる。
角度θが60°以上になると、上記効果を得るために要求される各反射面323の位置が第2導光部34側に寄りすぎて、反射面323が例えば視野内に入り込む場合がある。ヘッドマウントディスプレイ1がシースルー型のヘッドマウントディスプレイである場合、外界の視認性が低下する虞がある。また、上記効果を得るために要求される各反射面323の面積が大きすぎるため、第1導光部32内において各画角に対応する光がより多くの反射面323に入射等して減光されやすくなる。そのため、導光部材30の光利用効率が低下するとともに光量ムラが大きくなる。
角度θが30°以下になると、上記効果を得るために要求される反射面323の面積が小さすぎる。広い画角を確保するためには、第1導光部32の内部により多くの反射面323を配置する必要がある。そのため、導光部材30が大型化して、例えばメガネ型ウェアラブルデバイスとしての形状を満たすことが難しくなる。また、反射面323の数が増加することにより、第1導光部32内において各画角に対応する光がより多くの反射面323に入射等して減光されやすくなる。そのため、導光部材30の光利用効率が低下するとともに光量ムラが大きくなる。
そこで、導光部材30は、上記式(3)を満たす構成となっている。上記式(3)を満たすことにより、外界の視認性を確保できるとともに導光部材30を小型化でき、また、導光部材30の光利用効率を向上させるとともに光量ムラを抑えることができる。
反射面323の数をNとしたとき、導光部材30は、次式(4)
4≦N≦14
を満たす。
上記式(4)が満たされることにより、導光部材30の光利用効率を向上させるとともに光量ムラを抑えることができる。反射面323の数Nが15以上になると、隣接する2つの反射面323にて反射され第2導光部34から射出された2つの画角の光で互いに重なり合う部分が大きくなることで却って光量ムラが増加するとともに、眼EYの瞳孔に届かない光が増加して導光部材30の光利用効率が低下する。また、配置間隔dが狭くなるため、反射面323に要求される配置精度が高くなり、加工が難しくなる。反射面323の数Nが3以下になると、上記2つの画角の光が互いに重なり合わず、垂直方向(X方向)に分離した状態で眼EYの瞳孔に届く。そのため、光量ムラが増加するとともに、眼EYの瞳孔に届かない光が増加して導光部材30の光利用効率が低下する。
次式を満たすことにより、より一層、導光部材30の光利用効率を向上させるとともに光量ムラを抑えることができる。
6≦N≦10
複数の反射面323の中で光入射部320に光路上で最も近くに配置された入射側第1反射面323aの反射率であって、入射側第1反射面323aに対する入射光束の入射角が45°のときの反射率をR1としたとき、導光部材30は、次式(5)
5%<R1<40%
を満たす。
上記式(5)が満たされることにより、光量ムラがより一層抑えられる。反射率R1が40%以上になると、光入射部320から離れた、入射側第1反射面323a以外の反射面323に対して十分な光量の光が入射しないため、光量ムラを抑えることが難しい。反射率R1が5%以下になると、入射側第1反射面323aにて反射されて第2導光部34から射出される画角の光の光量が少ないことから、導光部材30の光利用効率を向上させることが難しい。
複数の第1反射面323aは、第1の部分反射面と、第1の部分反射面よりも光入射部320から光路上で遠い位置に配置された第2の部分反射面(例えば、入射側第1反射面323aと、入射側第1反射面323aよりも光入射部320から光路上で遠い位置に配置された反射面323)を含む。第1の部分反射面への入射光束の入射角が45°の場合の反射率より、第2の部分反射面への入射光束の入射角が45°の場合の反射率が高い。より詳細な一例として、導光部材30において、光入射部320から光路上で遠い位置に配置された第1反射面323aほど、入射光束の入射角が45°の場合の反射率が高い。
光入射部320から光路上で遠い位置に配置された第1反射面323aほど、入射光束が他の第1反射面323aに入射等されたことに伴う減光の影響を受けるため、入射光束の光量が少ない。そのため、例えば複数の第1反射面323aの反射率を全て同じにすると、光入射部320から光路上で遠い位置に配置された第1反射面323aにて反射されて第2導光部34から射出される画角の光の光量ほど少なくなり、光量ムラが生じやすい。そこで、上記の如く第1反射面323aの反射率を設定することにより、各画角の光の光量差が少なくなり光量ムラが抑えられる。
第2反射面323bは、第1反射面323aと同様に部分反射面であってもよい。但し、より好ましくは、第2反射面323bは、入射光を透過させない反射面としてもよい。
具体的には、第1反射面323aよりも光路上で光入射部320から離れた位置に配置された第2反射面323bを部分反射面とすると、第2反射面323bを透過した光が迷光になり、眼EYの瞳孔に届かない光が増加して導光部材30の光利用効率が低下する。そこで、第2反射面323bは、部分反射面でなく、第2反射面323bに入射された光を透過させない反射面とするのが好ましい。第2反射面323bを透過する光を無くすことにより、上記迷光の発生を防ぐことができ、導光部材30の光利用効率を向上させることができる。
図4は、別の一実施形態に係る導光部材30の構成を示す図である。上記の実施形態では、反射面322からの入射光束をY方向正側に反射する向きで各反射面323が配置される。これに対し、別の一実施形態では、反射面322からの入射光束をY方向負側に反射する向きで各反射面323が配置される。そのため、別の一実施形態では、第2導光部34が第1導光部32に対してY方向負側に隣接して配置される。このように、反射面323の向きを変えることにより、第1導光部32に対する第2導光部34の位置を変えることができる。このように、導光部材30の態様には自由度があり、各種の設計変更が可能である。
次に、ヘッドマウントディスプレイ1の具体的な実施例1~6を示す。実施例1~6では、光学シミュレーションソフトウェア上でシミュレートした結果を示す。実施例1~6の共通事項は次の通りである。なお、実施例1~6において、屈折率は、d線(波長587.56nm)の屈折率を示す。
《実施例1~6の共通事項》
●画像表示素子10
◆垂直方向(X方向)の画角
20°
◆有効画素領域(画像光を発する表示領域)
0.01mm(短辺方向(X方向))×0.76mm(長辺方向(Y方向))
●伝搬光学系20(シミュレーション上では理想レンズとして設定)
◆焦点距離
2.13mm
◆最終レンズ面(伝搬光学系20に含まれるレンズ面のうち、最も光入射部320側のレンズ面)と光入射部320との距離
1.3mm
◆伝搬光学系20から射出される光束の直径
4mm
(但し、実施例4~6では、それぞれ、3.3mm、2mm、5mm)
◆屈折率
1.533(材料:Zeonex(登録商標)E48R)
●導光部材30
◆第1導光部32及び第2導光部34の屈折率
1.533(材料:Zeonex(登録商標)E48R)
◆第1導光部32と第2導光部34とを接着する接着剤の屈折率
1.533
●アイボックス
垂直方向(X方向)に6mm以上
●アイレリーフ
15mm以上
●眼EY(シミュレーション上では理想レンズとして設定)
◆焦点距離
12mm
◆レンズ半径(瞳孔の半径)
3mm
実施例1~6では、光入射部320から光路上で近い位置に配置された反射面323ほど、小さい自然数nを関連付けて説明する。例えば実施例1では、第1導光部32の内部に7つの反射面323が配置される。そこで、実施例1では、光入射部320から光路上で近い位置に配置された反射面323の反射率から順に、符号R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7を付して説明する。また、隣接する2つの反射面323の配置間隔dを配置間隔d(n,n+1)で示す。一例として、光入射部320から光路上で最も近い位置に配置された入射側第1反射面323aと、光入射部320から光路上で2番目に近い位置に配置された反射面323との配置間隔dは、配置間隔d(1,2)で示される。
実施例1~6において、第1導光部32の内部に配置された反射面323のうち、光入射部320から光路上で最も遠い位置に配置された反射面323が第2反射面323bであり、それ以外の反射面323は第1反射面323aである。
[実施例1]
図5は、実施例1のシミュレーションで用いた導光部材30のモデルを示す図である。図6は、実施例1のシミュレーションで計算された眼EYの網膜上の虚像の位置と照度との関係を示すグラフであり、光量ムラを示す。縦軸は、網膜上の垂直方向(X方向)の位置(単位:mm)を示し、横軸は、照度(単位:W/mm)を示す。なお、図6のグラフは、眼EYの瞳孔中心の前方に位置する部分反射面344a(図5参照)にて反射されて光射出部(第3面342)より射出されて網膜に到達した光を示す。
一般に、ヘッドマウントディスプレイの導光部材の光利用効率は10%未満に留まる。これに対し、実施例1では、導光部材30の光利用効率は18%であり、高い光利用効率が達成されていることが判る。また、図6に示されるように、光量ムラが30%に抑えられる。そのため、装用者は、虚像画像を違和感なく観察することができる。
実施例1に係るヘッドマウントディスプレイ1の具体的数値構成は次の通りである。具体的数値構成に示されるように、実施例1では式(1)~(5)の全てが満たされる。そのため、実施例1では、式(1)~(5)を満たすことによる全ての効果が奏される。
●第1導光部32
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
15mm
◆光入射部320の入射面320aと反射面321とがなす角度
26.5°
◆垂直方向(X方向)に対して反射面322がなす角度
40°
◆反射面323
▼枚数
7枚(全て部分反射面)
▼角度θ
40°
▼入射角45°に対する反射率
R1:14.3%
R2:16.7%
R3: 15%
R4: 23%
R5: 25%
R6: 25%
R7: 32%
▼LV1/LV
0.12
▼配置間隔d
d(1,2): 2.5mm
d(2,3):2.45mm
d(3,4):2.55mm
d(4,5):2.72mm
d(5,6):2.87mm
d(6,7): 2.9mm

●第2導光部34
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
27mm
◆光射出部(第3面342)に対して部分反射面344がなす角度
26.5°
[実施例2]
図7、図8は、それぞれ、図5、図6と同様の図である。具体的には、図7は、実施例2のシミュレーションで用いた導光部材30のモデルを示す図である。図8は、実施例2のシミュレーションで計算された眼EYの網膜上の虚像の位置と照度との関係を示すグラフであり、光量ムラを示す。
実施例2では、導光部材30の光利用効率は33%であり、高い光利用効率が達成されていることが判る。また、図8に示されるように、光量ムラが20%に抑えられる。そのため、装用者は、虚像画像を違和感なく観察することができる。
実施例2に係るヘッドマウントディスプレイ1の具体的数値構成は次の通りである。具体的数値構成に示されるように、実施例2では式(1)~(5)の全てが満たされる。そのため、実施例2では、式(1)~(5)を満たすことによる全ての効果が奏される。
●第1導光部32
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
13mm
◆光入射部320の入射面320aと反射面321とがなす角度
26.5°
◆垂直方向(X方向)に対して反射面322がなす角度
45°
◆反射面323
▼枚数
7枚(6枚が部分反射面)
▼角度θ
45°
▼入射角45°に対する反射率
R1:20%
R2:30%
R3:40%
R4:50%
R5:60%
R6:70%
R7:100%(部分反射面ではない反射面)
▼LV1/LV
0.14
▼配置間隔d
d(1,2):2.15mm
d(2,3): 2.2mm
d(3,4):2.55mm
d(4,5):2.17mm
d(5,6): 2.1mm
d(6,7):2.95mm

●第2導光部34
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
27mm
◆光射出部(第3面342)に対して部分反射面344がなす角度
26.5°
[実施例3]
図9、図10は、それぞれ、図5、図6と同様の図である。具体的には、図9は、実施例3のシミュレーションで用いた導光部材30のモデルを示す図である。図10は、実施例3のシミュレーションで計算された眼EYの網膜上の虚像の位置と照度との関係を示すグラフであり、光量ムラを示す。
実施例3では、導光部材30の光利用効率は23%であり、高い光利用効率が達成されていることが判る。また、図10に示されるように、光量ムラが30%に抑えられる。そのため、装用者は、虚像画像を違和感なく観察することができる。
実施例3に係るヘッドマウントディスプレイ1の具体的数値構成は次の通りである。具体的数値構成に示されるように、実施例3では式(1)~(5)の全てが満たされる。そのため、実施例3では、式(1)~(5)を満たすことによる全ての効果が奏される。
●第1導光部32
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
13mm
◆光入射部320の入射面320aと反射面321とがなす角度
26.5°
◆垂直方向(X方向)に対して反射面322がなす角度
55°
◆反射面323
▼枚数
7枚(全て部分反射面)
▼角度θ
55°
▼入射角45°に対する反射率
R1:16.5%
R2:19.5%
R3: 20%
R4: 30%
R5:32.6%
R6: 35%
R7: 50%
▼LV1/LV
0.16
▼配置間隔d
d(1,2): 1.7mm
d(2,3): 2.1mm
d(3,4): 2.0mm
d(4,5): 2.2mm
d(5,6):1.95mm
d(6,7): 1.8mm

●第2導光部34
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
27mm
◆光射出部(第3面342)に対して部分反射面344がなす角度
26.5°
[実施例4]
図11、図12は、それぞれ、図5、図6と同様の図である。具体的には、図11は、実施例4のシミュレーションで用いた導光部材30のモデルを示す図である。図12は、実施例4のシミュレーションで計算された眼EYの網膜上の虚像の位置と照度との関係を示すグラフであり、光量ムラを示す。
実施例4では、導光部材30の光利用効率は23%であり、高い光利用効率が達成されていることが判る。また、図12に示されるように、光量ムラが40%に抑えられる。そのため、装用者は、虚像画像を違和感なく観察することができる。
実施例4に係るヘッドマウントディスプレイ1の具体的数値構成は次の通りである。具体的数値構成に示されるように、実施例4では式(1)~(5)の全てが満たされる。そのため、実施例4では、式(1)~(5)を満たすことによる全ての効果が奏される。
●第1導光部32
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
13mm
◆光入射部320の入射面320aと反射面321とがなす角度
23°
◆垂直方向(X方向)に対して反射面322がなす角度
40°
◆反射面323
▼枚数
8枚(全て部分反射面)
▼角度θ
40°
▼入射角45°に対する反射率
R1:12%
R2:15%
R3:23%
R4:25%
R5:28%
R6:30%
R7:32%
R8:50%
▼LV1/LV
0.23
▼配置間隔d
d(1,2): 2.1mm
d(2,3):2.35mm
d(3,4):2.45mm
d(4,5):2.75mm
d(5,6):2.75mm
d(6,7): 2.1mm
d(7,8): 2.1mm

●第2導光部34
◆厚さ(Z方向の寸法)
2.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
27mm
◆光射出部(第3面342)に対して部分反射面344がなす角度
23°
[実施例5]
図13、図14は、それぞれ、図5、図6と同様の図である。具体的には、図13は、実施例5のシミュレーションで用いた導光部材30のモデルを示す図である。図14は、実施例5のシミュレーションで計算された眼EYの網膜上の虚像の位置と照度との関係を示すグラフであり、光量ムラを示す。
実施例5では、導光部材30の光利用効率は30%であり、高い光利用効率が達成されていることが判る。また、図14に示されるように、光量ムラが40%抑えられる。そのため、装用者は、虚像画像を違和感なく観察することができる。
実施例5に係るヘッドマウントディスプレイ1の具体的数値構成は次の通りである。具体的数値構成に示されるように、実施例5では式(1)~(5)の全てが満たされる。そのため、実施例5では、式(1)~(5)を満たすことによる全ての効果が奏される。
●第1導光部32
◆厚さ(Z方向の寸法)
1.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
14mm
◆光入射部320の入射面320aと反射面321とがなす角度
22°
◆垂直方向(X方向)に対して反射面322がなす角度
40°
◆反射面323
▼枚数
12枚(全て部分反射面)
▼角度θ
40°
▼入射角45°に対する反射率
R1: 10%
R2: 15%
R3: 20%
R4: 23%
R5: 25%
R6: 27%
R7: 28%
R8: 32%
R9: 35%
R10:35%
R11:40%
R12:50%
▼LV1/LV
0.01
▼配置間隔d
d(1,2): 1.4mm
d(2,3):1.15mm
d(3,4): 1.4mm
d(4,5): 1.3mm
d(5,6):1.55mm
d(6,7):1.45mm
d(7,8):1.45mm
d(8,9): 1.7mm
d(9,10): 1.7mm
d(10,11): 1.8mm
d(11,12): 1.7mm

●第2導光部34
◆厚さ(Z方向の寸法)
1.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
27mm
◆光射出部(第3面342)に対して部分反射面344がなす角度
22°
[実施例6]
図15、図16は、それぞれ、図5、図6と同様の図である。具体的には、図15は、実施例6のシミュレーションで用いた導光部材30のモデルを示す図である。図16は、実施例6のシミュレーションで計算された眼EYの網膜上の虚像の位置と照度との関係を示すグラフであり、光量ムラを示す。
実施例6では、導光部材30の光利用効率は23%であり、高い光利用効率が達成されていることが判る。また、図16に示されるように、光量ムラが80%に抑えられている。そのため、装用者によって画像のムラは観察されるが画像の欠けは視認できない。すなわち、実施例6においても良好な画像を表示できている。
実施例6に係るヘッドマウントディスプレイ1の具体的数値構成は次の通りである。具体的数値構成に示されるように、実施例6では式(1)~(5)の全てが満たされる。そのため、実施例6では、式(1)~(5)を満たすことによる全ての効果が奏される。
●第1導光部32
◆厚さ(Z方向の寸法)
3.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
12mm
◆光入射部320の入射面320aと反射面321とがなす角度
26.5°
◆垂直方向(X方向)に対して反射面322がなす角度
40°
◆反射面323
▼枚数
5枚(4枚が部分反射面)
▼角度θ
55°
▼入射角45°に対する反射率
R1:10%
R2:15%
R3:40%
R4:20%
R5:100%(部分反射面ではない反射面)
▼LV1/LV
0.19
▼配置間隔d
d(1,2):2.7mm
d(2,3):2.9mm
d(3,4):3.4mm
d(4,5):3.1mm

●第2導光部34
◆厚さ(Z方向の寸法)
3.5mm
◆長さ(Y方向の寸法)
37mm
◆幅(X方向の寸法)
27mm
◆光射出部(第3面342)に対して部分反射面344がなす角度
26.5°
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
1 :ヘッドマウントディスプレイ
10 :画像表示素子
20 :伝搬光学系
30 :導光部材
32 :第1導光部
34 :第2導光部
320 :光入射部
323a :第1反射面
323b :第2反射面

Claims (19)

  1. 光入射部より入射された入射光束を複数の光束に分岐する複数の反射面を有する第1導光部と、
    前記複数の反射面にて分岐された前記複数の光束を導光して光射出部より射出する第2導光部と、を備え、
    前記複数の反射面は、少なくとも1つの第1反射面と、少なくとも1つの第2反射面を含み、
    前記入射光束の一部が前記第1反射面に入射され、前記第1反射面にて反射されて前記第2導光部に導光され、
    前記第2反射面は、前記第1反射面に入射されることなく前記第2反射面に入射された、他の一部の前記入射光束を反射して、前記第2導光部に導光する、
    導光部材。
  2. 前記第1導光部は、前記第1反射面及び前記第2反射面に直交し、互いに平行に配置された第1面及び第2面を有し、
    前記第1反射面及び前記第2反射面は、前記第1面と前記第2面との間に配置される、
    請求項1に記載の導光部材。
  3. 前記第2反射面は、前記第1反射面よりも光路上で前記光入射部から離れた位置に配置される、
    請求項1又は請求項2に記載の導光部材。
  4. 前記少なくとも1つの第1反射面のうちの1つの第1反射面が、前記複数の反射面の中で前記光入射部に光路上で最も近くに配置される、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の導光部材。
  5. 前記光入射部の入射面に対して垂直に入射され、前記複数の反射面の各々で反射されて前記第2導光部から射出された、各々の光の合計の光量をLVとし、前記光入射部の入射面に対して垂直に入射された光のうち、前記複数の反射面の中で前記光入射部に光路上で最も近くに配置された第1反射面で反射されて前記第2導光部から射出された光の光量をLV1としたとき、次式
    0.001<LV1/LV<0.5
    を満たす、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の導光部材。
  6. 第3反射面を有し、
    前記第3反射面は、前記入射光束を透過させることなく前記複数の反射面に向けて反射する、
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の導光部材。
  7. 前記第1反射面の少なくとも1つは、前記第1反射面に入射された光の一部を透過させる部分反射面であり、
    前記複数の反射面のうち、少なくとも2つの反射面の面積は、互いに異なる、
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の導光部材。
  8. 前記第1反射面の少なくとも1つは、前記第1反射面に入射された光の一部を透過させる部分反射面であり、
    前記複数の反射面は、互いに平行に配置される、
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の導光部材。
  9. 前記複数の反射面の配置間隔をdとしたとき、次式
    0.5mm<d<4mm
    を満たす、
    請求項8に記載の導光部材。
  10. 前記入射光束は、画像表示素子からの画像光であり、
    前記導光部材は、前記光射出部より射出される画像光を虚像として視認させ、
    前記画像表示素子の第1の辺方向に対応する虚像の方向に平行な方向と、前記複数の反射面の各々と、がなす角度をθとしたとき、次式
    30°<θ<60°
    を満たす、
    請求項1から請求項9の何れか一項に記載の導光部材。
  11. 前記複数の反射面の数をNとしたとき、次式
    4≦N≦14
    を満たす、
    請求項1から請求項10の何れか一項に記載の導光部材。
  12. 前記複数の反射面の中で前記光入射部に光路上で最も近くに配置された第1反射面の反射率であって、前記第1反射面に対する前記入射光束の入射角が45°のときの反射率をR1としたとき、次式
    5%<R1<40%
    を満たす、
    請求項1から請求項11の何れか一項に記載の導光部材。
  13. 前記第1導光部は、前記第1反射面を複数有し、
    複数の前記第1反射面は、前記第1反射面に入射された光の一部を透過する部分反射面であり、
    前記複数の第1反射面は、第1の部分反射面と、前記第1の部分反射面よりも前記光入射部から光路上で遠い位置に配置された第2の部分反射面を含み、
    前記第1の部分反射面への前記入射光束の入射角が45°の場合の反射率より、前記第2の部分反射面への前記入射光束の入射角が45°の場合の反射率が高い、
    請求項1から請求項12の何れか一項に記載の導光部材。
  14. 前記第2反射面は、前記第1反射面よりも光路上で前記光入射部から離れた位置に配置され、前記第2反射面に入射された光を透過させない、
    請求項1から請求項13の何れか一項に記載の導光部材。
  15. 前記第2導光部は、互いに平行な2つの面により、前記第1導光部より入射された前記複数の光束の各々を導光し、導光された各光束を偏向して前記光射出部より射出する、
    請求項1から請求項14の何れか一項に記載の導光部材。
  16. 前記第1導光部と前記第2導光部は別の部材であり、
    前記第1導光部は、前記複数の光束を射出する射出面を有し、
    前記第2導光部は、前記射出面より射出された前記複数の光束が入射される入射面を有し、
    前記第1導光部の前記射出面と前記第2導光部の前記入射面は互いに平行である、
    請求項1から請求項15の何れか一項に記載の導光部材。
  17. 請求項1から請求項16の何れか一項に記載の導光部材と、
    光源からの光を前記導光部材の前記光入射部に平行光として入射させる光学系と、を備える、
    光学ユニット。
  18. 画像を表示する画像表示素子と、
    請求項17に記載の光学ユニットと、を備え、
    前記光学系は、前記画像表示素子からの画像光を前記導光部材の前記光入射部に入射させる、
    虚像表示装置。
  19. 画像を表示する画像表示素子と、
    請求項17に記載の光学ユニットと、を備え、
    前記光学系は、前記画像表示素子からの画像光を前記導光部材の前記光入射部に入射させる、
    ヘッドマウントディスプレイ。
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