JP2010145718A - 頭部装着型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モバイル性を低下させることなく、多くの情報をマルチ画面で視易く表示できる新規な頭部装着型画像表示装置を提供する。
【解決手段】それぞれ表示すべき画像光を対応する眼球に向けて出射する複数の接眼光学部25Ru,25Rdと、複数の接眼光学部25Ru,25Rdを保持し、観察者の頭部に着脱自在に装着可能な頭部装着部11とを有し、頭部装着部11は、観察者の頭部に装着された状態で、複数の接眼光学部25Ru,25Rdの各出射光軸が、それぞれ対応する眼球のほぼ眼球回旋中心を通り、かつ、観察者の視線の移動により一の接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通る状態で、他の接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通らないように、複数の接眼光学部25Ru,25Rdを保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭部装着型画像表示装置、特に、マルチ画面を表示可能にした新規な頭部装着型画像表示装置に関するものである。
従来の頭部装着型画像表示装置として、例えば、ヘッドセット型や眼鏡型のように、モバイルで使用可能なものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
図16は、従来提案されているヘッドセット型の頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。この頭部装着型画像表示装置100は、左眼タイプのもので、観察者Mの左耳に保持されるヘッドセット型の頭部支持部101と、頭部支持部101に中継部102および保持部103を介して連結されて、観察者Mの左眼視野内に保持される棒状導光部104と、を有する。棒状導光部104は、保持部103側とは反対側の端部に結合された接眼光学部105を有する。また、頭部支持部101または中継部102、あるいは保持部103には、観察すべき画像を表示する液晶表示素子や有機EL素子等の表示素子(図示せず)が内蔵され、この表示素子に表示された画像の画像光が、棒状導光部104を経て接眼光学部105から出射されるようになっている。なお、本構成は左右逆に構成することで右眼タイプとしてもよい。
図16に示した頭部装着型画像表示装置100は、接眼光学部105から出射される画像光が観察者Mの左眼瞳孔に入射するように、頭部支持部101を観察者Mの左耳に保持し、その状態で接眼光学部105を覗くことにより、すなわち、左眼の視軸を接眼光学部105の出射光軸にほぼ一致させることにより、図示しない表示素子に表示された画像の拡大虚像を観察できるようになっている。
図17は、従来提案されている眼鏡型の頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。この頭部装着型画像表示装置110は、眼鏡一体型の右眼タイプのもので、眼鏡フレーム111に支持部112および保持部113を介して、観察者の右眼視野内で、右眼の眼鏡レンズ114の前方に近接して保持される棒状導光部115を有する。棒状導光部115は、保持部113側とは反対側の端部に結合された接眼光学部116を有する。また、眼鏡フレーム111または支持部112、あるいは保持部113には、観察すべき画像を表示する液晶表示素子や有機EL素子等の表示素子(図示せず)が内蔵され、この表示素子に表示された画像の画像光が、棒状導光部115を経て接眼光学部116から出射されるようになっている。
図17に示した頭部装着型画像表示装置110は、観察者が眼鏡フレーム111を掛けることにより、接眼光学部116から出射される画像光が眼鏡レンズ114を通して右眼瞳孔に入射するようになっている。したがって、観察者は、眼鏡フレーム111を掛けて接眼光学部116を覗くことにより、すなわち、右眼の視軸を接眼光学部116の出射光軸にほぼ一致させることにより、図示しない表示素子に表示された画像の拡大虚像を観察することができる。
なお、眼鏡型の頭部装着型画像表示装置として、通常の眼鏡フレームに着脱可能で、図17と同様の態様で使用されるものも提案されている。
特表2003−502713号公報 特開2006−3879号公報
ところで、例えば、インフォメーションディスプレイにおいては、多くの情報を同時に視たいというニーズがある。しかしながら、上述した従来の頭部装着型画像表示装置においては、画像光を出射する接眼光学部が一つしかなく、該一つの接眼光学部による一つの表示画面に情報を表示するようにしている。しかも、頭部装着型画像表示装置は、モバイルで使用可能であることから、その表示画面が比較的小さく、したがって表示される情報量も比較的少ない。特に、特許文献2に開示のように、観察者の視野内に位置する接眼光学部および棒状導光部の視軸方向における投影断面の幅を4mm以下として、接眼光学部および棒状導光部をシースルー可能とする場合は、より表示画面が小さくなり、表示できる情報量も少なくなる。
このため、従来の頭部装着型画像表示装置は、インフォメーションディスプレイにおけるように、多くの情報を同時に視たいというニーズには十分対応できない場合がある。
このようなニーズに応える方法として、複数の接眼光学部を設けて情報をマルチ画面で表示することが考えられる。しかしながら、単に、複数の接眼光学部を設けてマルチ画面で情報を表示するようにすると、複数の接眼光学部による表示画面が連続したり、重なったり、左右の眼球で異なる画面が同時に観察されたり、不要な画像光が入射したりする場合があり、これにより表示画面が視づらくなるとともに、モバイル性が低下することが懸念される。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、モバイル性を低下させることなく、多くの情報をマルチ画面で視易く表示できる新規な頭部装着型画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る頭部装着型画像表示装置の発明は、
それぞれ表示すべき画像光を対応する眼球に向けて出射する複数の接眼光学部と、
該複数の接眼光学部を保持し、観察者の頭部に着脱自在に装着可能な頭部装着部とを有し、
前記頭部装着部は、前記観察者の頭部に装着された状態で、前記複数の接眼光学部の各出射光軸が、それぞれ対応する眼球のほぼ眼球回旋中心を通り、かつ、前記観察者の視線の移動により一の前記接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通る状態で、他の前記接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通らないように、前記複数の接眼光学部を保持する、
ことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記頭部装着部は、前記複数の接眼光学部における一の出射光軸と他の出射光軸との成す角度が、約23度以上となるように、前記複数の接眼光学部を保持する、
ことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記複数の接眼光学部は、前記頭部装着部が前記観察者の頭部に装着された状態で、上下方向に離間して保持された上側接眼光学部および下側接眼光学部を有する、
ことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記複数の接眼光学部は、前記頭部装着部が前記観察者の頭部に装着された状態で、左右方向に離間して保持された左眼用接眼光学部および右眼用接眼光学部を有する、
ことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記左眼用接眼光学部および前記右眼用接眼光学部は、上下方向に異なる位置に保持されている、
ことを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記複数の接眼光学部の各々における観察者の視軸方向への投影断面の幅を、4mm以下とした、
ことを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記複数の接眼光学部の各々は、画像光を導光する棒状導光部の出射端部に保持されている、
ことを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記複数の棒状導光部の各々における観察者の視軸方向への投影断面の幅を、4mm以下とした、
ことを特徴とするものである。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置において、
前記頭部装着部は、眼鏡フレームからなる、
ことを特徴とするものである。
本発明は、頭部装着部が観察者の頭部に装着された状態で、複数の接眼光学部の各出射光軸が、観察者のそれぞれ対応する眼球のほぼ眼球回旋中心を通り、かつ、観察者の視線の移動により一の接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通る状態で、他の接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通らないように、複数の接眼光学部を頭部装着部に保持する。これにより、複数の接眼光学部による表示画面を、互いに分離されたマルチ画面として視野内に表示して、各表示画面に視線を動かすことにより、観察画面を切り替えて情報を視ることができるので、モバイル性を低下させることなく、多くの情報をマルチ画面で視易く表示することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。この頭部装着型画像表示装置10は、眼鏡一体型の右眼タイプのもので、観察者が頭部装着部である眼鏡フレーム11を装着した状態で、観察者の右眼視野内に延在させて眼鏡フレーム11の右眼リム12Rの上部に保持した上側棒状導光部21Ruと、右眼リム12Rの下部に保持した下側棒状導光部21Rdとを備える。
上側棒状導光部21Ruは、図2に概略斜視図を示すように、例えば断面矩形に形成し、その一端部の入射端面を、右眼リム12Rの上部に保持された液晶表示素子や有機EL表示素子等からなる表示素子23Ruに対向させて右眼リム12Rの上部に保持する。そして、表示素子23Ruに表示された画像の画像光を、入射端面から他端部に導光し、該他端部において観察者の眼球側に反射させて側面から出射させる。この上側棒状導光部21Ruの画像光の出射部には、当該画像光による画像を表示する虚像位置に応じた曲率の接眼レンズからなる上側接眼光学部25Ruを保持する。
同様に、下側棒状導光部21Rdは、図2に概略斜視図を示すように、例えば断面矩形に形成し、その一端部の入射端面を、右眼リム12Rの下部に保持された液晶表示素子や有機EL表示素子等からなる表示素子23Rdに対向させて右眼リム12Rの下部に保持する。そして、表示素子23Rdに表示された画像の画像光を、入射端面から他端部に導光し、該他端部において観察者の眼球側へ反射させて側面から出射させる。この下側棒状導光部21Rdの画像光の出射部には、当該画像光による画像を表示する虚像位置に応じた曲率の接眼レンズからなる下側接眼光学部25Rdを保持する。なお、本実施の形態では、上側接眼光学部25Ruおよび下側接眼光学部25Rdによるそれぞれの画像の表示位置までの距離をほぼ等しくする。したがって、上側接眼光学部25Ruおよび下側接眼光学部25Rdをそれぞれ構成する接眼レンズの曲率は、ほぼ等しくする。
これら上側棒状導光部21Ruおよび下側棒状導光部21Rdは、観察者が眼鏡フレーム11を装着した状態で、図3(a)および(b)に示すように、上側接眼光学部25Ruおよび下側接眼光学部25Rdのそれぞれの出射光軸OuおよびOdが、観察者の右眼球Arのほぼ眼球回旋中心Crで交差し、かつ、一方の出射光軸が右眼球Arの瞳孔Prを通る状態で、他方の出射光軸が右眼球Arの瞳孔Prを通らないように、上下方向に離間して眼鏡フレーム11に保持する。
すなわち、図3(a)に示すように、観察者が視野内の右上に視線を移動して右上側を注目した際は、上側接眼光学部25Ruの出射光軸Ouが右眼球Arの瞳孔Prを通り、下側接眼光学部25Rdの出射光軸Odは右眼球Arの瞳孔Prから外れるようにし、逆に、図3(b)に示すように、観察者が視野内の右下に視線を移動して右下側を注目した際は、下側接眼光学部25Rdの出射光軸Odが右眼球Arの瞳孔Prを通り、上側接眼光学部25Ruの出射光軸Ouは右眼球Arの瞳孔Prから外れるように、上側棒状導光部21Ruおよび下側棒状導光部21Rdを眼鏡フレーム11に保持する。
ここで、図4に示すように、一般に、ヒトの眼球Aにおける瞳孔Pの径は、通常環境で4mm程度といわれている。また、瞳孔Pから眼球回旋中心Cまでの距離は、10mm程度である。したがって、上記の条件を満たすには、上側接眼光学部25Ruの出射光軸Ouと、下側接眼光学部25Rdの出射光軸Odとの成す角度θが、約23度以上となるように、上側棒状導光部21Ruおよび下側棒状導光部21Rdを、図2に示したように、互いに内側に向けて眼鏡フレーム11に保持する。
また、本実施の形態では、図3(a)に示したように、観察者が視野内の右上側を注目した際に、上側棒状導光部21Ruおよび上側接眼光学部25Ruがシースルーとなって外界が見えるように、上側棒状導光部21Ruおよび上側接眼光学部25Ruの右眼球Arの視軸方向への投影断面の幅を4mm以下とする。同様に、図3(b)に示したように、観察者が視野内の右下側を注目した際に、下側棒状導光部21Rdおよび下側接眼光学部25Rdがシースルーとなって外界が見えるように、下側棒状導光部21Rdおよび下側接眼光学部25Rdの右眼球Arの視軸方向への投影断面の幅を4mm以下とする。
このようにして、図5に示すように、観察者の視野内の右上側に、上側棒状導光部21Ruにより導光されて上側接眼光学部25Ruから出射される画像光による上側表示画面26Ruを表示し、視野内の右下側に、下側棒状導光部21Rdにより導光されて下側接眼光学部25Rdから出射される画像光による下側表示画面26Rdを、上側表示画面26Ruと分離して表示して、それぞれの画面に所要の情報を表示する。
これにより、本実施の形態によれば、観察者は、視線(視軸)を正面に位置させた状態で、視野内に上側表示画面26Ruおよび下側表示画面26Rdが分離して表示されているのを認識することができる。そして、観察者が視線を右上に移動させて視野内の右上側を注目すると、図3(a)に示したように、上側接眼光学部25Ruの出射光軸Ouが右眼球Arの瞳孔Prを通るので、観察者は上側表示画面26Ruに表示された情報を右眼球Arで視ることができる。しかも、この状態では、下側接眼光学部25Rdの出射光軸Odは、右眼球Arの瞳孔Prから外れているので、不要な画像光の入射を低減することができる。
同様に、観察者が視線を右下に移動させて視野内の右下側を注目すると、図3(b)に示したように、下側接眼光学部25Rdの出射光軸Odが右眼球Arの瞳孔Prを通るので、観察者は下側表示画面26Rdに表示された情報を右眼球Arで視ることができる。しかも、この状態では、上側接眼光学部25Ruの出射光軸Ouは、右眼球Arの瞳孔Prから外れているので、不要な画像光の入射を低減することができる。
本実施の形態によれば、上述したように、上側接眼光学部25Ruおよび下側接眼光学部25Rdによる上側表示画面26Ruおよび下側表示画面26Rdを、互いに分離されたマルチ画面として視野内に表示して、視線を右上または右下に移動させることにより、観察画面を切り替えて情報を観察可能としたので、モバイル性を低下させることなく、多くの情報をマルチ画面で視易く表示することができる。
(第2実施の形態)
図6は、本発明の第2実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。この頭部装着型画像表示装置30は、眼鏡一体型のもので、観察者が頭部装着部である眼鏡フレーム31を装着した状態で、観察者の左眼視野内に延在させて眼鏡フレーム31の左眼リム32Lの下部に保持した左眼用下側棒状導光部41Ldと、観察者の右眼視野内に延在させて眼鏡フレーム31の右眼リム32Rの下部に保持した右眼用下側棒状導光部41Rdとを備える。
左眼用下側棒状導光部41Ldおよび右眼用下側棒状導光部41Rdは、それぞれ図2に示した棒状導光部と同様に、表示素子に表示された画像の画像光を、入射端面から他端部に導光し、該他端部において観察者の眼球側へ反射させて側面に保持した左眼用下側接眼光学部42Ldおよび右眼用下側接眼光学部42Rd(図7,図8参照)を経て出射させるように構成する。
これら左眼用下側棒状導光部41Ldおよび右眼用下側棒状導光部41Rdは、観察者が眼鏡フレーム31を装着した状態で、図7(a)および(b)に示すように、左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸Olが、観察者の左眼球Alのほぼ眼球回旋中心Clを通り、右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸Orが、観察者の右眼球Arのほぼ眼球回旋中心Crを通り、かつ、一方の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通る状態で、他方の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通らないように、左右方向に離間して眼鏡フレーム31に保持する。
すなわち、観察者が視野内の左下に視線を移動して左下側を注目した際は、図7(a)に示すように、左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸Olが左眼球Alの瞳孔Plを通り、右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸Orは右眼球Arの瞳孔Prから外れるようにし、逆に、観察者が視野内の右下に視線を移動して右上側を注目した際は、図7(b)に示すように、右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸Orが右眼球Arの瞳孔Prを通り、左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸Olは左眼球Alの瞳孔Plから外れるようにし、左眼用下側棒状導光部41Ldおよび右眼用下側棒状導光部41Rdを眼鏡フレーム31に保持する。
ここで、図4において説明したように、通常環境での瞳孔径は4mm程度であり、瞳孔から眼球回旋中心までの距離は10mm程度であるので、各眼球において、瞳孔を通る出射光軸と視軸との成す最大角度は、図4の場合と変わらず、約11.3度となる。したがって、上記の条件を満たすには、図8に示すように、左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸Olと、右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸Orとの成す角度θが、図4に示した場合と同様に、約23度以上となるように、左眼用下側棒状導光部41Ldおよび右眼用下側棒状導光部41Rdを眼鏡フレーム31に保持する。
また、第1実施の形態の場合と同様に、本実施の形態においても、図7(a)に示したように、観察者が視野内の左下側を注目した際に、左眼用下側棒状導光部41Ldおよび左眼用下側接眼光学部42Ldがシースルーとなって外界が見えるように、左眼用下側棒状導光部41Ldおよび左眼用下側接眼光学部42Ldの左眼球Alの視軸方向への投影断面の幅を4mm以下とする。同様に、図7(b)に示したように、観察者が視野内の右下側を注目した際に、右眼用下側棒状導光部41Rdおよび右眼用下側接眼光学部42Rdがシースルーとなって外界が見えるように、右眼用下側棒状導光部41Rdおよび右眼用下側接眼光学部42Rdの右眼球Arの視軸方向への投影断面の幅を4mm以下とする。
このようにして、図9に示すように、観察者の視野内の左下側に、左眼用下側棒状導光部41Ldにより導光されて左眼用下側接眼光学部42Ldから出射される画像光による左下側表示画面43Ldを表示し、視野内の右下側に、右眼用下側棒状導光部41Rdにより導光されて右眼用下側接眼光学部42Rdから出射される画像光による右下側表示画面43Rdを、左下側表示画面43Ldと分離して表示して、それぞれの画面に所要の情報を表示する。
これにより、本実施の形態によれば、観察者は、視線(視軸)を正面に位置させた状態で、視野内に左下側表示画面43Ldおよび右下側表示画面43Rdが分離して表示されているのを認識することができる。そして、観察者が視線を左下に移動させて視野内の左下側を注目すると、図7(a)に示したように、左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸Olが左眼球Alの瞳孔Plを通るので、観察者は左下側表示画面43Ldに表示された情報を左眼球Alで視ることができる。しかも、この状態では、右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸Orは、右眼球Arの瞳孔Prから外れているので、左下側表示画面43Ldの観察に支障をきたすこともない。
同様に、観察者が視線を右下に移動させて視野内の右下側を注目すると、図7(b)に示したように、右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸Orが右眼球Arの瞳孔Prを通るので、観察者は右下側表示画面43Rdに表示された情報を右眼球Arで視ることができる。しかも、この状態では、左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸Olは、左眼球Alの瞳孔Plから外れているので、右下側表示画面43Rdの観察に支障をきたすこともない。
本実施の形態によれば、上述したように、左眼用下側接眼光学部42Ldおよび右眼用下側接眼光学部42Rdによる左下側表示画面43Ldおよび右下側表示画面43Rdを、互いに分離されたマルチ画面として視野内に表示して、視線を左上または右下に移動させることにより、観察画面を切り替えて情報を観察可能としたので、第1実施の形態の場合と同様に、モバイル性を低下させることなく、多くの情報をマルチ画面で視易く表示することができる。
(第3実施の形態)
図10は、本発明の第3実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。この頭部装着型画像表示装置50は、第2実施の形態に示した頭部装着型画像表示装置30において、眼鏡フレーム31の左眼リム32Lおよび右眼リム32Rの上部にも、それぞれ左眼視野内に延在する左眼用上側棒状導光部41Luおよび右眼視野内に延在する右眼用上側棒状導光部41Ruを保持して、上下左右方向に離間して四つの棒状導光部を設けたものである。
左眼用上側棒状導光部41Luおよび右眼用上側棒状導光部41Ruは、左眼用下側棒状導光部41Ldおよび右眼用下側棒状導光部41Rdと同様に、それぞれ対応する表示素子に表示された画像の画像光を、入射端面から他端部に導光し、該他端部において観察者の眼球側へ反射させて側面に保持した左眼用上側接眼光学部42Luおよび右眼用上側接眼光学部42Ruを経てそれぞれ出射させるように構成する。
また、左眼用上側棒状導光部41Luおよび右眼用上側棒状導光部41Ruは、観察者が眼鏡フレーム31を装着した状態で、左眼用上側接眼光学部42Luの出射光軸が、観察者の左眼球のほぼ眼球回旋中心で左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸と交差し、右眼用上側接眼光学部42Ruの出射光軸が、観察者の右眼球のほぼ眼球回旋中心で右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸と交差するように、眼鏡フレーム31に保持する。
さらに、上部左右の左眼用上側接眼光学部42Luの出射光軸と右眼用上側接眼光学部42Ruの出射光軸との成す角度は、下部左右の左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸と右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸との成す角度と同様に、約23度以上とする。また、左上下の左眼用上側接眼光学部42Luの出射光軸と左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸との成す角度、および、右上下の右眼用上側接眼光学部42Ruの出射光軸と右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸との成す角度は、それぞれ第1実施の形態で説明したと同様に、約23度以上とする。同様に、対角線の左眼用上側接眼光学部42Luの出射光軸と右眼用下側接眼光学部42Rdの出射光軸との成す角度、および、右眼用上側接眼光学部42Ruの出射光軸と左眼用下側接眼光学部42Ldの出射光軸との成す角度も、約23度以上とする。
これにより、観察者が眼鏡フレーム31を装着した状態で、視線を移動して、いずれか一つの接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通る状態とした場合は、他の接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通らないようにする。
なお、左眼用上側棒状導光部41Luおよび左眼用上側接眼光学部42Lu、並びに、右眼用上側棒状導光部41Ruおよび右眼用上側接眼光学部42Ruのそれぞれ対応する眼球の視軸方向への投影断面の幅は、左眼用下側棒状導光部41Ldおよび左眼用下側接眼光学部42Ld、並びに、右眼用下側棒状導光部41Rdおよび右眼用下側接眼光学部42Rdと同様に、4mm以下とする。
このようにして、図11に示すように、観察者の視野内に、図9に示した左眼用下側接眼光学部42Ldおよび右眼用下側接眼光学部42Rdによる左下側表示画面43Ldおよび右下側表示画面43Rdに加えて、視野内の左上側に、左眼用上側棒状導光部41Luにより導光されて左眼用上側接眼光学部42Luから出射される画像光による左上側表示画面43Luを、視野内の右上側に、右眼用上側棒状導光部41Ruにより導光されて右眼用上側接眼光学部42Ruから出射される画像光による右上側表示画面43Ruを、互いに分離して表示して、それぞれの画面に所要の情報を表示する。
これにより、本実施の形態によれば、観察者は、視線(視軸)を正面に位置させた状態で、視野内に四つの表示画面が上下左右に分離して表示されているのを認識することができる。そして、観察者が視線を移動して視野内の左上側を注目すると、左眼用上側接眼光学部42Luの出射光軸が左眼球の瞳孔を通るので、左上側表示画面43Luに表示された情報を左眼球で視ることができ、また、視野内の右上側を注目すると、右眼用上側接眼光学部42Ruの出射光軸が右眼球の瞳孔を通るので、右上側表示画面43Ruに表示された情報を右眼球で視ることができる。なお、視野内の左下側あるいは右下側を注目した場合は、第2実施の形態で説明したのと同様に、左下側表示画面43Ldあるいは右下側表示画面43Rdに表示された情報を左眼球あるいは右眼球で視ることができる。
しかも、観察者が、いずれか一つの接眼光学部による表示画面に視線を向けている状態では、他の接眼光学部の出射光軸は対応する眼球の瞳孔から外れているので、視線を向けている表示画面の観察に支障をきたすこともない。
本実施の形態によれば、上述したように、上下左右方向に離間して設けた四つの接眼光学部42Lu,42Ld,42Ru,42Rdによる四つの表示画面43Lu,43Ld,43Ru,43Rdを、上下左右に互いに分離されたマルチ画面として視野内に表示して、視線を上下左右に移動させることにより、観察画面を切り替えて情報を観察可能としたので、モバイル性を低下させることなく、上記実施の形態におけるよりも、より多くの情報をマルチ画面で視易く表示することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、第1実施の形態においては、眼鏡フレームの右眼リムの上下にそれぞれ接眼光学部を保持した右眼タイプとして構成したが、これらを左眼リムに同様に保持することにより、左眼タイプとして構成することもできる。また、例えば、図12に示すように、眼鏡フレーム11の一方のリム(図12では右眼リム12R)の中央の左右に、右眼右側接眼光学部25Rcrおよび右眼左側接眼光学部25Rclを保持して頭部装着型画像表示装置を構成することもできる。あるいは、左眼用接眼光学部と右眼用接眼光学部とが上下方向に異なる位置に配置されるように、図13に示すように、図1の構成に加えて、左眼リム12Lの中央の左右に、図12と同様に、左眼右側接眼光学部25Lcrおよび左眼左側接眼光学部25Lclを保持して頭部装着型画像表示装置を構成することもできる。このように、左眼用接眼光学部と右眼用接眼光学部とを上下方向に異なる位置に保持すれば、左眼用接眼光学部による表示画面を観察する場合と右眼用接眼光学部による表示画面を観察する場合とで、目を移動する高さ位置が異なるので、観察者は左目視認と右目視認との切り替えを容易に行うことが可能となる。
また、第2実施の形態においては、眼鏡フレームの左右のリムの下部にそれぞれ接眼光学部を保持した下側観察タイプとして構成したが、左右のリムの中央部にそれぞれ接眼光学部を保持した正面観察タイプとして構成したり、左右のリムの上部にそれぞれ接眼光学部を保持した上側観察タイプとして構成したり、することもできる。あるいは、左眼用接眼光学部と右眼用接眼光学部とが上下方向に異なる位置に配置されるように、一方のリムには上部または下部に、他方のリムには逆に下部または上部にそれぞれ接眼光学部を保持した対角線観察タイプとして構成したり、一方のリムには上部または下部に、他方のリムには中央部にそれぞれ接眼光学部を保持して構成したり、することもできる。したがって、これらの場合には、図13の場合と同様に、左眼用接眼光学部による表示画面を観察する場合と右眼用接眼光学部による表示画面を観察する場合とで、目を移動する高さ位置が異なるので、観察者は左目視認と右目視認との切り替えを容易に行うことが可能となる。
また、第3実施の形態においては、眼鏡フレーム31の左眼リム32Lの左側上下と、右眼リム32Rの右側上下との4箇所に接眼光学部42Lu,42Ld;42Ru,42Rdを保持したが、各リムにおいて、2つの接眼光学部を対角線上に保持することもできる。例えば、図14に示すように、左眼リム32Lには、左眼用上側接眼光学部42Luを左上側に、左眼用下側接眼光学部42Ldは右下側にそれぞれ保持し、右眼リム32Rには、右眼用上側接眼光学部42Ruを右上側に、右眼用下側接眼光学部42Rdは左下側にそれぞれ保持して頭部装着型画像表示装置を構成することもできる。また、第3実施の形態に示した構成において、いずれか一つの接眼光学部を省略することもできるし、あるいは、さらに多くの接眼光学部を、上述した他の接眼光学部の出射光軸との角度条件を満たすように設けることもできる。また、これらの場合において、上述したと同様に、左眼用接眼光学部と右眼用接眼光学部とを上下方向に異なる位置に配置することもできる。
また、複数の接眼光学部によるそれぞれの画像の表示位置までの距離は、互いに異ならせることもできる。例えば、ヒトの実環境を想定すると、下方向には近くに見えるものが多く、正面や上方向には遠くに見えるものが多い。したがって、例えば、第1実施の形態においては、図15に示すように、上側接眼光学部25Ruによる上側表示画面26Ruの虚像位置を、例えば5m先と遠くに設定し、下側接眼光学部25Rdによる下側表示画面26Rdの虚像位置を、例えば0.5m先と近くに設定することもできる。
すなわち、表示素子と接眼光学部との距離をa、虚像と接眼光学部との距離をb、接眼光学部の焦点距離をfとすると、近軸的には、1/b=(1/a)−(1/f)、が成り立つ。したがって、距離aまたは焦点距離fを変えることにより、虚像位置を変えることができる。例えば、距離aを変える場合は、a=fとすると、虚像位置を無限遠方に設定することができ、aを小さくするほど、虚像位置を近くに設定することができる。
また、接眼光学部が単レンズの場合は、レンズ材質の屈折率をn、レンズの曲率半径をr1,r2、レンズの厚さをdとすると、近軸的には、以下の式が成り立つ。
Figure 2010145718
したがって、屈折率nや曲率半径r、厚みdを変えることにより、接眼光学部の焦点距離fを変えることができるので、焦点距離fを大きくすることで、虚像位置を近くに設定でき、焦点距離fを小さくすることで、虚像位置を遠くに設定することができる。
さらに、上記各実施の形態においては、各棒状導光部および接眼光学部をシースルーとしたが、必ずしもシースルーにする必要はない。また、各棒状導光部を省略し、各接眼光学部に対向して表示素子を頭部装着部に保持して、虚像を観察可能に構成することもできる。また、本発明に係る頭部装着型画像表示装置は、眼鏡型に限らず、ヘッドセット型として構成することもできるし、眼鏡着脱型として構成することもできる。
本発明の第1実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示した上側棒状導光部および下側棒状導光部の概略斜視図である。 図1に示した上側棒状導光部および下側棒状導光部の眼鏡フレームへの保持条件を説明するための図である。 図2に示した上側接眼光学部および下側接眼光学部のそれぞれの出射光軸が成す角度を説明するための図である。 第1実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置による視野内での表示画面の表示位置を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図6に示した左眼用下側棒状導光部および右眼用下側棒状導光部の眼鏡フレームへの保持条件を説明するための図である。 図7に示した左眼用下側接眼光学部および右眼用下側接眼光学部のそれぞれの出射光軸が成す角度を説明するための図である。 第2実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置による視野内での表示画面の表示位置を示す図である。 本発明の第3実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。 第3実施の形態に係る頭部装着型画像表示装置による視野内での表示画面の表示位置を示す図である。 本発明に係る頭部装着型画像表示装置の変形例を説明するための図である。 本発明に係る頭部装着型画像表示装置の他の変形例を説明するための図である。 本発明に係る頭部装着型画像表示装置のさらに他の変形例を説明するための図である。 本発明に係る頭部装着型画像表示装置のさらに他の変形例を説明するための図である。 従来のヘッドセット型頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す図である。 従来の眼鏡型頭部装着型画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
10 頭部装着型画像表示装置
11 眼鏡フレーム
12R 右眼リム
12L 左眼リム
21Ru 上側棒状導光部
21Rd 下側棒状導光部
23Ru,23Rd 表示素子
25Ru 上側接眼光学部
25Rd 下側接眼光学部
25Rcr 右眼右側接眼光学部
25Rcl 右眼左側接眼光学部
25Lcr 左眼右側接眼光学部
25Lcl 左眼左側接眼光学部
26Ru 上側表示画面
26Rd 下側表示画面
30 頭部装着型画像表示装置
31 眼鏡フレーム
32L 左眼リム
32R 右眼リム
41Ld 左眼用下側棒状導光部
41Rd 右眼用下側棒状導光部
42Ld 左眼用下側接眼光学部
42Rd 右眼用下側接眼光学部
43Ld 左下側表示画面
43Rd 右下側表示画面
50 頭部装着型画像表示装置
41Lu 左眼用上側棒状導光部
41Ru 右眼用上側棒状導光部
42Lu 左眼用上側接眼光学部
42Ru 右眼用上側接眼光学部
43Lu 左上側表示画面
43Ru 右上側表示画面

Claims (9)

  1. それぞれ表示すべき画像光を対応する眼球に向けて出射する複数の接眼光学部と、
    該複数の接眼光学部を保持し、観察者の頭部に着脱自在に装着可能な頭部装着部とを有し、
    前記頭部装着部は、前記観察者の頭部に装着された状態で、前記複数の接眼光学部の各出射光軸が、それぞれ対応する眼球のほぼ眼球回旋中心を通り、かつ、前記観察者の視線の移動により一の前記接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通る状態で、他の前記接眼光学部の出射光軸が対応する眼球の瞳孔を通らないように、前記複数の接眼光学部を保持する、
    ことを特徴とする頭部装着型画像表示装置。
  2. 前記頭部装着部は、前記複数の接眼光学部における一の出射光軸と他の出射光軸との成す角度が、約23度以上となるように、前記複数の接眼光学部を保持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の頭部装着型画像表示装置。
  3. 前記複数の接眼光学部は、前記頭部装着部が前記観察者の頭部に装着された状態で、上下方向に離間して保持された上側接眼光学部および下側接眼光学部を有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の頭部装着型画像表示装置。
  4. 前記複数の接眼光学部は、前記頭部装着部が前記観察者の頭部に装着された状態で、左右方向に離間して保持された左眼用接眼光学部および右眼用接眼光学部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  5. 前記左眼用接眼光学部および前記右眼用接眼光学部は、上下方向に異なる位置に保持されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の頭部装着型画像表示装置。
  6. 前記複数の接眼光学部の各々における観察者の視軸方向への投影断面の幅を、4mm以下とした、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  7. 前記複数の接眼光学部の各々は、画像光を導光する棒状導光部の出射端部に保持されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
  8. 前記複数の棒状導光部の各々における観察者の視軸方向への投影断面の幅を、4mm以下とした、
    ことを特徴とする請求項7に記載の頭部装着型画像表示装置。
  9. 前記頭部装着部は、眼鏡フレームからなる、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の頭部装着型画像表示装置。
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