JP2014085426A - 光学デバイス及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光体によって表示素子からの映像光を観察者の眼球に導く虚像表示装置において、観察者の眼球内網膜上にいわゆるゴーストと呼ばれる不適正な光点が発生するのを低減する。
【解決手段】画像形成部10で表示された画像光を導いて観察者側に結像させるヘッドマウントディスプレイ100であって、画像光を内部に取り込む光入射面103aを通じて画像光が入射され、画像形成部10に対向配置された第1の全反射面22a及び第2の全反射面22bにより、観察者の眼前に導光する導光体103を備えている。導光体103は、光入射面103aから入射された画像光を、導光体103内における画像光の導光方向へ反射させる第1プリズム面RSと、第2の全反射面と第1プリズム面RSとが接する部位の全部又は一部を切り欠いて形成された第1溝114とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像光を導光する光学デバイス及び画像表示装置に関する。
従来より、ヘッドアップディスプレイ、ビデオカメラ等の撮影装置のビューファインダーなど、頭部に装着して使用する表示装置として、導光体によって表示素子からの映像光を観察者の眼球に導くタイプのものが種々提案されている。この表示装置の一つとして、眼鏡のような外観を有するタイプがあり、例えば、特許文献1に開示されたタイプでは、液晶ディスプレイ上の画像を、内部反射及び複数の部分反射面によって観察者の眼に向かって反射させて、画像情報を観察させることができる。
このタイプの表示装置の具体的な構成としては、例えば、観察者の眼前に位置される基板を、装着者の耳に掛けられるテンプルで支持する眼鏡のような外観を有し、テンプルに内蔵された液晶ディスプレイ等の表示素子から出射された画像光が、テンプル内の光学系によって、表示素子上の各々の位置からの拡散光を、平行な光束に各々変換した後に基板内に入射され、基板内のプリズム反射面で全反射された後、基板内を内部反射しつつ進み、複数の部分反射面により観察者の眼球へと導かれる。
特表2003−536102号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された表示装置では、光源及びテンプル内の光学系等の設置位置や、プリズム反射面及び部分反射面の基板内での設置角度によっては、表示素子の中心位置から発する光は基板内を平行な光束として導光されるのに対し、表示素子の中心から外れた位置より発する光は、プリズム反射面や部分反射面によって光束の一部が平行ではない別の角度を持った光となる。基板内で導光している光の角度は、観察者が視認する画像光内における光点の位置に対応するため、別の角度となった光は観察者にはいわゆるゴーストと呼ばれる不適正な光点として映し出されるという問題がある。
本発明の効果の一つは、上記のような問題を解決するものであり、導光体によって表示素子からの映像光を観察者の眼球に導く際に、観察者の眼球内網膜上にいわゆるゴーストと呼ばれる不適正な光点が発生するのを低減できる光学デバイス及び画像表示装置を提供できることにある。
本発明の光学デバイスの一態様は、画像光が入射される入射部と前記画像光を出射する出射部との間で前記画像光の少なくとも一部を導光する導光体を有する光学デバイスであって、前記導光体は、第1主面と、前記第1主面と平行な第2主面と、前記第1主面及び前記第2主面に対して傾斜した第1プリズム面と、前記第1プリズム面の前記第2主面側の端辺と前記第2主面との間に設けられた第2プリズム面と、を含み、前記入射部は、前記第1主面に設けられ、前記第1プリズム面及び前記第2プリズム面は、前記入射部から垂直に入射した前記画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置し、前記第1プリズム面の前記第2主面側の端辺から前記第1主面へ下ろした垂線の長さを第1の厚さ、前記第1主面と前記第2主面との間の距離を第2の厚さ、前記第2プリズム面の前記第2主面側の端辺から前記第1主面へ下ろした垂線の長さを第3の厚さとしたとき、前記第3の厚さは、前記第1の厚さより小さく、且つ、前記第2の厚さより小さく設定されていることを特徴とする。
本発明の光学デバイスの一態様によれば、入射部から入射され、第1プリズム面で反射された画像光のうち不適正な角度成分については、導光体において、画像光が入射される第1の主面と平行に配置された第2の主面側で、第2プリズム面を通じて外部へ向けて反射又は透過されて、消失され、ゴーストの発生を低減することができる。
なお、第1の厚さは、第2の厚さよりも小さく設定されることが好ましい。この場合には、光学デバイスを小型軽量化できるといった利点がある。
上述した光学デバイスの一態様において、前記導光体は、前記第2プリズム面の前記第2主面側の端辺と前記第2主面との間に設けられた第3プリズム面と、を含み、前記第3プリズム面は、前記入射部から垂直に入射した前記画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置し、かつ、前記第1プリズム面と平行であることが好ましい。
この態様によれば、第1プリズム面で反射された画像光のうち不適正な角度成分について、主に第2プリズム面から外部へ透過させるとともに、透過された画像光を第3プリズム面で反射させることができ、外部へ透過された不適正な角度成分が、再度導光体内へ進入するのを防止でき、より確実にゴーストの発生を低減させることができる。また、第3プリズム面を第1プリズム面と平行に形成することによって、第1プリズム面で反射され、さらに第1主面で反射された有効な画像光の角度を乱すことなく、画像光を導光することが可能となる。なお、第3プリズム面には、反射材を形成することが好ましい。
また、上述した光学デバイスの一態様において、前記第1プリズム面の面積は、前記第3プリズム面の面積よりも大きいことが好ましい。この場合には、第3プリズム面の導光体側の面で反射する画像光を減らすことができるので、ゴーストを抑制することが可能となる。
上述した光学デバイスの一態様において、さらに前記導光体の内部に設置され、前記出射部の表面に対して傾斜した半反射面と、を有し、前記半反射面は、前記導光体を導光した前記画像光のうち少なくとも一部を前記出射部に向けて反射し、前記導光体を導光した前記画像光のうち少なくとも他の一部を透過し、前記入射部の表面と前記第1プリズム面との間の角度と、前記出射部の表面と前記半反射面との間の角度と、が同一の角度であることが好ましい。
上述した光学デバイスの一態様において、さらに前記導光体は、前記第2主面の前記第3プリズム面側の部分において、前記第1主面に向けて凹む溝部と、を含み、前記溝部は、前記入射部から垂直に入射した前記画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置していることが好ましい。この場合には、第2プリズム面を形成するために生じた第3プリズム面で反射して生じる不適正な角度成分を、さらに溝部で外部へ透過或いは反射させることができ、さらに確実にゴーストの発生を低減させることができる。
ここで、溝部の深さは、第2プリズム面と第3プリズム面で形成される溝の深さよりも浅いことが好ましい。これにより適正な画像光を不必要に減少させることがなく、ゴーストの低減と、本来の画像の画質向上とのバランスを図ることができる。
上述した光学デバイスの一態様において、前記溝部の内部に光吸収層を備えることが好ましい。さらに、上述した光学デバイスの一態様において、前記第1プリズム面上または前記第2プリズム面上に光吸収層を備えることが好ましい。これら場合には、導光体内を導かれる画像光のうち、不適正な角度成分を光吸収層で吸収させることができ、より確実にゴーストを消失させることができる。
本発明の光学デバイスの一態様は、画像光が入射される入射部と前記画像光を出射する出射部との間で前記画像光の少なくとも一部を導光する導光体を有するものであって、前記導光体は、第1主面と、前記第1主面と平行な第2主面と、前記第1主面及び前記第2主面に対して傾斜した第1プリズム面と、前記第1プリズム面の前記第2主面側の端辺と前記第2主面との間に設けられた第2プリズム面と、の複数の面を含み、前記複数の面の配置は、前記入射部から入射される前記画像光の一部である第1画像光が前記第1プリズム面で反射し、前記第1プリズム面で反射した前記第1画像光が前記第1主面で反射し、前記第1主面で反射した前記第1画像光が前記第2主面で反射すると共に、前記入射部から入射される前記画像光の他の一部である第2画像光が前記第1プリズム面で反射し、前記第1プリズム面で反射した前記第2画像光が前記第1主面で反射し、前記第1主面で反射した前記第2画像光が前記第1プリズム面で再反射し、前記第1プリズム面で再反射した前記第2画像光が前記第2プリズム面で前記導光体外部に出射するように配置されていることを特徴とする。この一態様によれば、入射部から入射され、第1プリズム面で反射された画像光のうち不適正な角度成分である第2画像光は、第2プリズム面を通じて外部へ向けて透過されて消失されるから、ゴーストの発生を低減することができる。
本発明の画像表示装置の一態様は、上述した光学デバイスを備えることが好ましい。そのような画像表示装置としては、例えば、ヘッドマウントディスプレイなどが該当する。
(a)は、第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの全体像を示す斜視図であり、(b)は、その平面図である。 第1実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの内部構造及び光路を示す要部断面図である。 (a)は、従来のヘッドマウントディスプレイにおける適正な光路を示す要部断面図であり、(b)は、従来のヘッドマウントディスプレイにおけるゴーストが発生した際の光路を示す要部断面図である。 (a)及び(b)は、従来のヘッドマウントディスプレイにおけるゴーストが発生した際の、各角度成分毎の光路を示す要部断面図である。 第1実施形態に係るプリズム部における適正な角度成分の光路を示す拡大図である。 第1実施形態に係るプリズム部下部付近における設計手法の手順を模式的に示す要部断面図である。 第1実施形態に係るプリズム部上部付近における設計手法の手順を模式的に示す要部断面図である。 第1実施形態に係るプリズム部中心部付近における設計手法の手順を模式的に示す要部断面図である。 (a)は、従来のヘッドマウントディスプレイにおけるゴーストが発生した際の光路を示す要部断面図であり、(b)は、第1実施形態に係る第1溝及び第2溝においてゴーストが消失する際の光路を示す要部断面図である。 (a)は、従来のヘッドマウントディスプレイにおいて発生したゴーストを示す説明図であり、(b)は、第1実施形態においてゴーストが消失する様子を示す。 第2実施形態に係るプリズム部の形状を示す要部断面図である。
[第1実施形態]
以下に添付図面を参照して、本発明に係るヘッドマウントディスプレイの実施形態を詳細に説明する。なお、図面においては、各部の寸法の比率は実際のものとは適宜に異ならせてある。また、かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内に任意に変更可能である。
(ヘッドマウントディスプレイの全体構成)
図1(a)は、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ100の全体像の一例を示す斜視図であり、(b)はその平面図の一例である。図1(a)及び(b)に示すように、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイ100は、眼鏡のような外観を有するヘッドマウントディスプレイであり、このヘッドマウントディスプレイ100を装着した観察者に対して虚像による画像光を認識させることができるとともに、観察者に外界像をシースルーで観察させることができる。
具体的にヘッドマウントディスプレイ100は、導光体103と、導光体103を支持する左右一対のテンプル101,102と、テンプル101,102に付加された一対の,画像形成装置111,112とを備える。ここで、図面上において、導光体103の左側と画像形成装置111とを組み合わせた第1表示装置100Aは、右眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも表示装置として機能する。また、図面上において、導光体103で右側と画像形成装置112とを組み合わせた第2表示装置100Bは、左眼用の虚像を形成する部分であり、単独でも表示装置として機能する。
このようなヘッドマウントディスプレイ100の内部構造及び光路について説明する。図2は、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイの内部構造の一例及び光路の一例を模式的に示す要部断面図である。図2に示すように、第1表示装置100Aは、画像形成部10と、導光体103とを備える。
画像形成部10は、表示素子11と、光学系12とを有する。このうち、表示素子11は、液晶表示装置や有機EL表示装置等を用いることができる。表示素子11は、拡散する画像光を、光学系12に向けて出射する。一方、光学系12は、表示素子11上の各画素から射出された画像光を各々が平行な光束に変換して、導光体103に入射させるコリメートレンズである。各々の平行な光束は表示素子11上の各々の位置に応じた角度を持って投射光学系12から出射される。すなわち、投射光学系12は、表示素子11の平面上の画像位置情報を角度情報に変換するトランスデューサ―である。
導光体103の全体的な外観の一例としては、図2中YZ面に平行に延びる平板状の部材によって形成されている。具体的に、導光体103は、第1の主面1Aと平行な第2の主面1Bとを有する。第1の主面1Aは画像形成部10に対向配置された第1の全反射面22aを有し、第2の主面1Bは第2の全反射面22bを有する。また、第1の主面1Aにおいて第1の全反射面22aの端部には光入射面103aが形成され、光入射面103aを通じて画像光が入射される。第1の全反射面22a及び第2の全反射面22bにより、観察者の眼前に導光する導光部22を形成する。また、長手方向の一端において導光体103内に埋め込まれた半透過性の複数の半反射層123bによって構成される角度変換部123を有し、長手方向の他端において導光体103を拡張するように形成されたプリズム部113を有する構造となっている。
詳述すると、導光体103は、光透過性の樹脂材料等により形成され、YZ面に平行で画像形成部10に対向する平面上に、画像形成部10からの画像光を取り込む光入射部である光入射面103aと、画像光を観察者の眼EYに向けて射出させる光出射面103bとを有している。さらに導光体103は、取り込んだ画像光を反射する第1プリズム面RSを有する。この第1プリズム面RSについてはアルミニウムや銀、あるいはこれら合金の蒸着(加熱、EB、スパッタなど)を施したり、誘電体ミラーを蒸着することもできる。
また、導光体103において、光射出面(光射出部)103bとこれに対向する表側又は外界側の平面との間に、半反射層の多層構造から成る角度変換部123が形成されている。
導光体103の光入射面103aに対し、傾斜して対向配置されるプリズム部113は、入射光を反射し光路を略直交方向に近い所定方向に折り曲げるための反射面として機能する。つまり、プリズム部113は、光入射部である光入射面103aから入射し全体として−X方向に向かう画像光を、全体として+Z方向に向かわせるように折り曲げることで、導光体103内における画像光の導光方向へ反射させる。この第1プリズム面RSが配置される位置は、画像形成部10における画像光の出射範囲に含まれる領域となっている。また、導光体103の上記第1プリズム面RS(プリズム面)上にアルミ蒸着等の成膜を施してもよい。
また、導光体103は、入口側のプリズム部113から奥側の角度変換部123にかけて、プリズム部113を介して内部に入射させた画像光を角度変換部123に導くための導光部22を有している。導光部22は、PMMA(PolyMethyl MethAcrylate)、COC(CyclicOlefin Copolymer)、COP(CyclicOlefin Polymer)など透明度の高い部材から形成され、これに反射層や光吸収層を積層させるようになっている。また、この導光部22は、平板状の導光体103の主面であり互いに対向しYZ面に対して平行に延びる2平面として、プリズム部113で折り曲げられた画像光をそれぞれ全反射させる第1の全反射面22aと、第1の全反射面22aと対向する第2の全反射面22bとを有している。
ここでは、第2の全反射面22bが画像形成部10から遠い外界側に位置し、第1の全反射面22aが画像形成部10に近い観察側に位置するものとする。この場合、第1の全反射面22aは、光入射面103a及び光出射面103bと共通の面部分となっており、光入射面103a及び光出射面103bは、第1の主面1Aにおいて第1の全反射面22aの端部に形成されている。
そして、光入射面103aを通じて画像光が導光体103内に入射される。導光体103内に入射された画像光は、プリズム部113で反射されて、先ず、第1の全反射面22aに入射し、全反射される。次に、当該画像光は、第2の全反射面22bに入射し、全反射される。以下この動作が繰り返されることで、画像光は、導光体103の奥側すなわち角度変換部123を設けた+Z側に導かれる。なお、第1及び第2の全反射面22a,22bには、反射コートが施されておらず、両全反射面22a,22bに外界側から入射する外界光は、高い透過率で導光部22を通過する。つまり、導光部22は,外界像の透視が可能なシースルータイプになっている。
角度変換部123は、複数の半反射層123bが所定角度で平行に配列されて形成されており、本実施形態では、図4に示すように、半反射層123bは、それぞれ光出射面103bに対して29度〜31度の角度となっている。また、半反射層123bと第1の主面1Aとの角度は、第1プリズム面RSと第2の主面1Bとの角度に等しい。光入射面103aに垂直に入射した光は、半反射層123bと第1プリズム面RSとを同じ角度に設定することによって導光体22内を適正に全反射し、角度変換部123の多層ミラーに到達する。導光する光の第1の全反射面22a及び第2の全反射面22bに対する角度は多層ミラーの角度と同じため、第2の全反射面22b側から第1の全反射面22a側に向かう光は多層ミラーに当たらない。そして、角度変換部123は、導光部22の奥側(+Z側)において、第1の全反射面22aの延長平面に沿ってこの延長平面に近接して形成されている。角度変換部123は、導光部22の第1及び第2の全反射面22a,22bを経て入射してきた画像光を、所定角度で反射して光出射面103b側へ折り曲げる。つまり、角度変換部123は、画像光の角度を変換している。また、本実施形態において、角度変換部123は、半透過性の複数の半反射層123b(半反射面)で形成されていることから、多少の減光があるが外界像の透視が可能になっている。半反射層123bは、導光体103を導光した画像光のうち少なくとも一部を光射出面103bに向けて反射し、導光体103を導光した画像光のうち少なくとも他の一部を透過する。
このような構成の導光体103によれば、画像形成部10から射出され光入射面103aから導光体103に入射した画像光は、プリズム部113で一様に反射されて折り曲げられ、導光部22の第1及び第2の全反射面22a,22bにおいて繰り返し全反射されて光軸に略沿って一定の広がりを有する状態で進み、さらに、角度変換部123において適度な角度で折り曲げられることで取出し可能な状態となり、最終的に光射出面(光射出部)103bから外部に射出される。光出射面103bから外部に射出された画像光は、虚像光として観察者の眼EYに入射する。当該虚像光が観察者の網膜において結像することで、観察者は虚像による映像光等の画像光を認識することができる。
(プリズム部113の構成)
そして、本実施形態では、半反射層に浅い角度で入射する光を除去する構成として、プリズム部113に溝が配置されている。
まず、プリズム部113に溝が形成されていないと仮定した場合の画像光の光路は、表示素子11の中心部から出射した画像光については、本実施形態では図3(a)に示すように、光学系12で平行状態の光束にされた後、光入射面103aに垂直に入射され、導光部22内を適正に反射しつつ観察者の眼球へと導かれる。ところが、表示素子11の中心から外れた位置より出射した画像光については、図3(b)に示すように、光学系12において光入射面103aに対して垂直入射とはならず、光入射面103aの右端に入射する光の一部は第1プリズム面RSの近傍を第2の全反射面22bから第1の全反射面22aへ向けて通過する途中で第1プリズム面RSで反射する。この反射の結果、表示素子11の同じ位置からの光にも関わらず一部が異なる角度で導光部22内を導光する。そして、画像光は、図4(a)に示すように、半反射層123bの裏側で全反射され、次の半反射層123b表面で反射するため他の光と異なる方向に出射されている。一方、導光部22下側の画像光は、図4(b)に示すように、半反射層123bの表面で全反射され、次の半反射層123b表面でも反射するため他の光と異なる方向に出射されている。これらの結果、図10(a)に示すように、眼球側において、本来の結像位置とは異なる位置に到達して不適正な光点、いわゆるゴーストとして観察されることとなる。
そこで、本実施形態では、プリズム部113において、図5に示すように、導光部22内に導光される不適正な角度の画像光を外部へ透過させるための第1溝114と第2溝115とが形成されている。また、第1溝114(第2プリズム面114aと第3プリズム面114b)及び第2溝115とは、図2に示すように光入射面103aから垂直に入射した画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置するように設けられている。
第1溝114は、第2の全反射面22bと第1プリズム面RSとが接する部位の全部又は一部に切り欠いて形成されている。この第1溝114には、第1プリズム面RSの上端部側に形成され、第2の全反射面22bに対して傾斜する第2プリズム面114aと、第2プリズム面114aに対し、第1プリズム面RSが配置される側と反対の側に配置された第3プリズム面114bとが形成されている。また、第3プリズム面114bは第1プリズム面RSと平行であることが好ましい。したがって、第1プリズム面RSと第2の主面1Bとの角度、第3プリズム面114bと第2の主面1Bとの角度、及び半反射層123bと第1の主面1Aとの角度は等しくなる。この第1溝114についても、第1プリズム面RSと同様、画像形成部10における画像光の出射範囲に含まれる領域に配置されている。
第2溝115は、第2の全反射面22b側において、第1溝114に対し、第1プリズム面RSが配置される側と反対の側に、第2の全反射面22bの一部を切り欠いて形成されている。すなわち、第2溝115は、第2の主面1Bの第3プリズム面114b側の部分において、第1の主面1Aに向けて凹むように形成されている。本実施形態において、第2溝115の深さは、第1溝114の深さよりも小さくなっている。
また、第1溝114から第2溝115にかけては、第1プリズム面RSと同様に、アルミニウムや銀、あるいはこれら合金の蒸着(加熱、EB、スパッタなど)を施したり、誘電体ミラーを蒸着することによって、入射光を反射し光路を略直交方向に近い所定方向に折り曲げるための反射面が形成されている。
具体的なプリズム部113の形状は、以下の通りである。本実施形態では、図4に示すように、半反射層123bの光出射面103bに対する角度をθ=30度としており、これに合わせて、図6に示すように、プリズム角=半反射層角度=θ(30度)として、第2プリズム面114aに対する垂直放射光が、第2プリズム面114a表面の半反射層を透過するように設定とした。さらに、第3プリズム面114bと第2の主面との角度をθ=30度とした。
ここで、図5に示すように、導光体103では、本来、画像形成部10の下端から発せられた画像光が、プリズム部113に入射され、第1プリズム面RSで反射した後さらに光入射面103aで反射され、導光部22へ導かれるようになっている。このため本実施形態において、光入射面103aの下端付近では、図6に示すように、光入射面103aで反射して導光部内に入る得る光の角度成分をRとし、その光入射面103aに対する角度をθ1とし、θ=30度、導光体部分の厚み(第2の厚さ:第1の主面1Aと第2の主面1Bとの間の距離)をd0=3mmとし、プリズム部113の厚みをd1(第1の厚さ:第1プリズム面RSの第2の主面1B側の端辺から第1の主面1Aへ下ろした垂線の長さ)とした場合、プリズム部113の設計方法上、本実施形態では、d1<=d0となるように設定している。d1<d0であれば、L0は短くなり、L1が長くなる傾向があるため、第3プリズム面114bが長くなり、第2溝115の深さd3を大きくする必要が生じ、第2溝115が大きくなって導光における影が大きくなる。また逆に、d1>d0であれば、第3プリズム面114b部分の厚さd3は小さくでき、導光における影も小さくできるが、従来例に近くなり、重量増加、製造が難しくなる。このようにd1とd0の大小関係はトレードオフの関係にあるが、本実施形態では、軽量化及び製造容易の観点より、d1<=d0となるように設定した。
また、第2プリズム面114aの第2の主面1B側の端辺から第1の主面1Aへ下ろした垂線の長さを第3の厚さd2としたとき、第3の厚さd2は、第1の厚さd1より小さく且つ、第2の厚さd0より小さくなるように設定されている。
画像形成部10下端から発する光がプリズム部113の端部に達し、第1プリズム面RSで反射され、さらにプリズムの光源側内部表面で反射され、平行導光部方向に向かう光Rの角度θ1は、例えば、0.55インチのパネルを用いた場合には、およそ20度となる。このため、プリズム部の設計方法上、先ず、第1プリズム面RSが決まり、これにより反射される光線Rが決まる。つまり、θ→パネルサイズとコリメータ系→θ1→d1→L0→L1の順で値が決定されることとなる。これにより、最も透過されにくい角度で入射する光を、透過させるための必要条件を定めることができる。
次に、ゴーストを生じやすいパネル上端からの光の軌跡を示す。第3プリズム面114bの長さは明るさの観点からは広い方がよいが、ゴーストを減らすには小さい方がよく、第2溝115を小さくできる。これらをバランスよく両立させるために、本実施形態では、図7にも示すように、画像形成部10上端から出た光が第1プリズム面RSで反射されて導光部22にスムースに導かれるようにし、第2プリズム面114aの角度は第1プリズム面RSで反射された光全てを導光部22へ反射するために影にならない角度θ2とする。なお、このθ2は、導光部22平面に対して40度以上が好ましく、本実施形態では40度としている。これにより自動的にd2が決定されることとなり、本実施形態では、d2=0.25mm、d3=0.17mmとなっている。
また、本実施形態において、第2溝115の位置は、L2に対応させて、平行導光部の始まりの部分から長さL3=(d0(cosθ1−cosθ))内に配置している。詳述すると、高さd3<=(L3−L2)tanθ1である。d3が小さいと、溝面によるゴーストを十分カットができない。このため、第2溝の設計については、これを形成する導光部22表面に対して垂直〜40度が好ましく、本実施形態では60度と設定し、これより導光が阻害されて、縦筋の原因となるのを低減している。
次に、画像形成部10中心部から出る光については、図8に示すように、画像形成部10の中心部から発せられた画像光が、プリズム部113に入射され、第1プリズム面RSで反射した後さらに光入射面103aで反射され、導光部22へ導かれる本来の光路となっている。このため、この光路における導光を阻害しにないように、第2溝115を極力小さくし、導光部22に順調に導かれるように設計している。このとき、第1溝面及び第2溝面については、光散乱面とならないように、光吸収処理又は光反射処理し、新たな散乱光がゴーストの原因となったり、コントラストが低下するのを回避するようにしてもよい。
(本実施形態による作用・効果)
このような本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイによれば、導光部22端部で反射させるプリズム部113において、液晶ディスプレイ11から出射された画像光のうち不適正な角度成分が直ちに消失される。すなわち、従来では、第1溝及び第2溝が形成されていないことから、図9(a)に示すように、光入射面103aの右端に入射する光の一部は第1プリズム面RSの近傍を第2の全反射面22bから第1の全反射面22aへ向けて通過する途中で第1プリズム面RSで反射されてゴースト成分となる。
本実施形態では、図9(b)に示すように、第1溝114を第2の全反射面22bと第1プリズム面RSとが接する部位に形成していることから、不適正な角度成分となる画像光(図中一点鎖線)が、第1プリズム面RSで反射した場合には、主に第2プリズム面114aから外部へ透過させるとともに、透過された画像光を第3プリズム面114bで反射させることができ、外部へ透過された不適正な角度成分が、再度導光体内へ進入するのを防止でき、図10(b)に示すように、より確実にゴーストの発生を低減させることができる。
さらに、本実施形態では、第1溝114の第2の全反射面22b側において第2溝115を備えているので、図9(b)に示すように、第2プリズム面114aを形成するために生じた第3プリズム面114bで反射された反射成分を、さらに第2溝115で外部へ透過或いは反射させることができ、図10(b)に示すように、さらに確実にゴーストの発生を低減させることができる。この際、第2溝115の深さは、第1溝114の深さよりも小さく設定されているので適正な画像光を不必要に減少させることがなく、ゴーストの低減と、本来の画像の画質向上とのバランスを図ることができる。
[第2実施形態]
次いで、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、上述した第1実施形態で説明した第1溝114及び第2溝115の表面に光吸収層を設けることを要旨とする。なお、本実施形態において、上述した第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その機能等は特に言及しない限り同一であり、その説明は省略する。
本実施形態では、図11に示すように、第2溝115の観察者側の表面に、光吸収層となる光吸収フィルム113aを圧着し、その表面にアルミニウムなどで反射膜を形成する。光吸収フィルム113aの材質としては、カーボン、チタンブラックや黒染料などがありプリズム部113に反射膜つきの光吸収フィルムを接着してもよく、あるいは光吸収フィルムを貼り付けた後に反射膜を製膜してもよい。なお、本実施形態では、第2溝115の表面のみに光吸収フィルム113aを配置したが、例えば、第1溝114及び第2溝115に光吸収フィルム113aを配置してもよく、また、第1溝114及び第2溝115の表面と反対側の面にのみ光吸収フィルム113aを配置してもよい。
このような本実施形態に係る表示装置によれば、画像形成部10から出射された画像光のうち不適正な角度成分については、第1溝114、及び第2溝115によって、再度導光体内へ進入を阻害しないように外部へ透過させるとともに、第1溝114、及び第2溝115に形成された光吸収フィルム113aによって、不適正に入射された角度成分のみを光吸収フィルム113aに吸収させて、ゴーストの発生をより確実に低減することができる。
すなわち、図11に示すように、第1溝114、又は第2溝115に浅い角度で入射した角度成分(図中一点鎖線)は、第1プリズム面RSで反射し、メインとなる適正な角度成分(図中点線)とずれた不適正な角度成分となり、これがゴーストの原因となる。本実施形態では、図11に示すように、光吸収フィルム113aを第1溝114、又は第2溝115の表面に形成していることから、適正に入射された角度成分は、プリズム部113に対して深い角度(反射層の法線方向に対して30°程度)で進入するため、より短い距離を透過することとなり、吸収される光量が少ない。一方、プリズム部113に対して浅い角度(反射層の法線方向に対して60°程度)で進入した角度成分は、プリズム部113内を透過する距離が長く吸収される光量が多い。この結果、本実施形態によれば、導光部22に対して不適正に入射された角度成分のみを光吸収フィルム113aに吸収させて、直ちに消失させることができ、この結果、図10(b)に示すように、ゴーストの発生を低減することができる。
EY…眼、RS…第1プリズム面、10…画像形成部、11…表示素子、12…光学系、22…導光部、22a…第1の全反射面、22b…第2の全反射面、100…ヘッドマウントディスプレイ、100A…第1表示装置、100B…第2表示装置、101,102…テンプル、103…導光体、103a…光入射面、103b…光出射面、111,112…画像形成装置、113…プリズム部、113a…光吸収フィルム、114…第1溝、114a…第2プリズム面、114b…第3プリズム面、115…第2溝、123…角度変換部、123b…半反射層

Claims (9)

  1. 画像光が入射される入射部と前記画像光を出射する出射部との間で前記画像光の少なくとも一部を導光する導光体を有する光学デバイスであって、
    前記導光体は、
    第1主面と、
    前記第1主面と平行な第2主面と、
    前記第1主面及び前記第2主面に対して傾斜した第1プリズム面と、
    前記第1プリズム面の前記第2主面側の端辺と前記第2主面との間に設けられた第2プリズム面と、を含み、
    前記入射部は、前記第1主面に設けられ、
    前記第1プリズム面及び前記第2プリズム面は、前記入射部から垂直に入射した前記画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置し、
    前記第1プリズム面の前記第2主面側の端辺から前記第1主面へ下ろした垂線の長さを第1の厚さ、前記第1主面と前記第2主面との間の距離を第2の厚さ、前記第2プリズム面の前記第2主面側の端辺から前記第1主面へ下ろした垂線の長さを第3の厚さとしたとき、前記第3の厚さは、前記第1の厚さより小さく、且つ、前記第2の厚さより小さく設定されていることを特徴とする光学デバイス。
  2. 請求項1に記載の光学デバイスにおいて、
    さらに前記導光体は、前記第2プリズム面の前記第2主面側の端辺と前記第2主面との間に設けられた第3プリズム面と、を含み、
    前記第3プリズム面は、前記入射部から垂直に入射した前記画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置し、かつ、前記第1プリズム面と平行であることを特徴とする光学デバイス。
  3. 請求項2に記載の光学デバイスにおいて、
    前記第1プリズム面の面積は、前記第3プリズム面の面積よりも大きいことを特徴とする光学デバイス。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の光学デバイスにおいて、
    さらに前記導光体の内部に設置され、前記出射部の表面に対して傾斜した半反射面と、を有し、
    前記半反射面は、
    前記導光体を導光した前記画像光のうち少なくとも一部を前記出射部に向けて反射し、
    前記導光体を導光した前記画像光のうち少なくとも他の一部を透過し、
    前記入射部の表面と前記第1プリズム面との間の角度と、前記出射部の表面と前記半反射面との間の角度と、が同一の角度であることを特徴とする光学デバイス。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の光学デバイスにおいて、
    さらに前記導光体は、前記第2主面の前記第3プリズム面側の部分において、前記第1主面に向けて凹む溝部と、を含み、
    前記溝部は、前記入射部から垂直に入射した前記画像光が反射せずに到達する範囲に少なくとも一部が位置していることを特徴とする光学デバイス。
  6. 請求項5に記載の光学デバイスにおいて、
    前記溝部の内部に光吸収層を備えることを特徴とする光学デバイス。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の光学デバイスにおいて、
    前記第1プリズム面上または前記第2プリズム面上に光吸収層を備えることを特徴とする光学デバイス。
  8. 画像光が入射される入射部と前記画像光を出射する出射部との間で前記画像光の少なくとも一部を導光する導光体を有する光学デバイスであって、
    前記導光体は、
    第1主面と、
    前記第1主面と平行な第2主面と、
    前記第1主面及び前記第2主面に対して傾斜した第1プリズム面と、
    前記第1プリズム面の前記第2主面側の端辺と前記第2主面との間に設けられた第2プリズム面と、の複数の面を含み、
    前記複数の面の配置は、
    前記入射部から入射される前記画像光の一部である第1画像光が前記第1プリズム面で反射し、
    前記第1プリズム面で反射した前記第1画像光が前記第1主面で反射し、
    前記第1主面で反射した前記第1画像光が前記第2主面で反射すると共に、
    前記入射部から入射される前記画像光の他の一部である第2画像光が前記第1プリズム面で反射し、
    前記第1プリズム面で反射した前記第2画像光が前記第1主面で反射し、
    前記第1主面で反射した前記第2画像光が前記第1プリズム面で再反射し、
    前記第1プリズム面で再反射した前記第2画像光が前記第2プリズム面で前記導光体外部に出射するように配置されていることを特徴とする光学デバイス。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の光学デバイスを備えたことを特徴とする画像表示装置。
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