JP5530575B1 - 導光プリズムおよび画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の導光プリズム5は、表示素子4からの映像光を入射する入射面6aと、入射した映像光を反射する、少なくとも出射側反射面6bを含む1つ以上の反射面と、出射側反射面6bと鋭角を成し、該出射側反射面6bで反射された映像光を観察者の眼球に向けて射出する射出面7と、を有する。一態様において、導光プリズム5は、出射側反射面6bと射出面7との間の幅が狭くなる方向に、出射側反射面6b及び射出面7の端部から突出して設けられたプリズム先端部9aと、を備える。別の態様において、導光プリズム5は、映像光を眼球に向けて導光する導光部10と、導光部10に隣接して設けられる板状のプレート部11と、プレート部11上に形成され、映像光を虚像として観察させるための凸レンズ部12とが一体形成されてなり、プレート部12は、出射側反射面6bと射出面7との間の幅が狭くなる方向に、出射側反射面6b及び射出面7の端部から突出した部分11aを有する。また、本発明の画像表示装置1は、映像光を射出する表示素子4と、導光プリズム5と、表示素子4と導光プリズム5とを観察者の頭部に固定支持するための支持部2と、を備える。

Description

本発明は、表示素子からの映像光を導光し、観察者の視野内に表示画像の虚像を表示する導光プリズムと、該導光プリズムを用いた画像表示装置に関する。
近年、頭部や眼鏡に装着する、小型且つウェアラブルな画像表示装置が提案されている。そのような画像表示装置としては、例えば小型の画像表示素子に表示される画像の映像光を、透明な導光部材により眼前まで導光し、拡大された虚像として観察者の視野内に表示するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。小型軽量な導光部材は、視界を大きく遮らず、画像表示装置全体を小型・軽量に構成することができ、常に身に着けて使用可能なウェアラブル機器としての使用が可能になる。
しかし、導光部材を小型化すると、導光部材内部の側面などで反射する迷光やゴースト光が目立ち易くなる。このため、例えば、特許文献2では、反射面とならない光学面に砂目処理を施して、迷光やゴースト光を低減している。
特開2010−122478号公報 特開2012−203113号公報
しかし、かかる砂目処理を施しても、迷光やゴースト光を完全に消去することは困難であり、また、砂目処理を行う工程が別途必要となるため、量産に際し高コストになるという問題があった。
したがって、これらの点に着目してなされた本発明の目的は、導光部材として用いることのできる、迷光やゴースト光を低減した導光プリズム、および、これを用いた画像表示装置を提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた。その結果、導光部材において、接眼レンズの射出面に接する先端面で反射される迷光およびゴースト光が観察者にとって非常に目障りであり、これを有効に低減することが重要であることを見出した。
そして、本発明者らは、出射側反射面と射出面との間の幅が狭くなる方向に、出射側反射面及び射出面の端部から突出したプリズム先端部を設けることにより、上記した目的を有利に達成することができるという新規知見を得て、本発明を完成するに至った。
本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明の第1の態様による導光プリズムは、表示素子からの映像光を入射する入射面と、入射した映像光を反射する、少なくとも出射側反射面を含む1つ以上の反射面と、前記出射側反射面と鋭角を成し、該出射側反射面で反射された映像光を観察者の眼球に向けて射出する射出面と、前記出射側反射面と前記射出面との間の幅が狭くなる方向に、前記出射側反射面及び前記射出面の端部から突出して設けられたプリズム先端部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の導光プリズムでは、前記射出面は、レンズ面として形成され、前記プリズム先端部の前記出射側反射面及び前記射出面の端部から最も突出した面を先端面とするとき、前記先端面は、前記射出面の光軸に対して前記観察者の眼球側へ向く方向に傾斜していることが好ましい。
さらに、本発明の導光プリズムにあっては、前記プリズム先端部は、前記射出面に接する第1の面と前記出射側反射面に接する第2の面とを有し、前記第1の面と前記第2の面とが略平行であることが好ましい。
ここで、本発明の第2の態様による導光プリズムは、表示素子からの映像光を入射する入射面と、入射した映像光を反射する、少なくとも出射側反射面を含む1つ以上の反射面と、前記出射側反射面と鋭角を成し、該出射側反射面で反射された映像光を観察者の眼球に向けて射出する射出面と、を備え、前記導光プリズムは、映像光を眼球に向けて導光する導光部と、前記導光部に隣接して設けられる板状のプレート部と、前記プレート部上に形成され、映像光を虚像として観察させるための凸レンズ部とが一体形成されてなり、前記プレート部は、前記出射側反射面と前記射出面との間の幅が狭くなる方向に、前記出射側反射面及び前記射出面の端部から突出した部分を有することを特徴とする。
また、本発明の画像表示装置は、映像光を射出する表示素子と、上記の導光プリズムと、前記表示素子と前記導光プリズムとを観察者の頭部に固定支持するための支持部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、導光部材として用いることのできる、迷光やゴースト光を低減した導光プリズム、および、これを用いた画像表示装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる画像表示装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態にかかる導光プリズムを示す平面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる導光プリズムを示す正面図である。 従来の導光プリズムにおける非正規光の光路の例を示す平面図である。 別の従来の導光プリズムにおける非正規光の光路の例を示す平面図である。 本発明の一実施形態にかかる導光プリズムにおける光の反射の様子を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる導光プリズムを示す平面図である。 アイリリーフ、および、射出面の寸法について説明するための図である。 本発明の第3の実施形態にかかる導光プリズムを示す部分平面図である。 本発明の第3の実施形態にかかる導光プリズムを示す部分平面図である。 本発明の導光プリズムの変形例を示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像表示装置1を示す斜視図である。この画像表示装置1は、眼鏡の形状を有し画像表示装置全体を観察者の頭部に固定支持するための支持部2と、支持部2のテンプル(側頭部のフレーム)に固定され表示素子4(図2参照)が内蔵された本体部3と、本体部3により一端部で支持され、他方の端部が観察者に装着した状態において観察者の眼前まで延びる導光プリズム5を備える。本体部3には、表示素子4に加え、表示素子4に画像を表示するための電子回路や、本体部3の外部から有線または無線により映像データを受信するための通信機能等を備える。
図2Aは、本発明の一実施形態にかかる導光プリズム5を示す平面図であり、図2Bは、本発明の一実施形態にかかる導光プリズム5を示す正面図である。図2A、図2Bに示すように、この導光プリズム5は、表示素子4からの映像光を入射する入射面6aと、入射した映像光を反射する、少なくとも出射側反射面6bを含む1つ以上の反射面(図示例では、反射面は1つの出射側反射面6bのみ有している)と、出射側反射面6bと鋭角を成し、該出射側反射面6bで反射された映像光を観察者の眼球に向けて射出する射出面7と、を有する。この射出面7は、レンズ面として形成されている。
ここで、表示素子4は、観察すべき画像を表示する液晶表示素子や有機EL素子等であり、図1に示す本体部3内に内蔵されている。この表示素子4に表示された画像の映像光は、導光プリズム5の入射面6aに入射するように構成されている。表示素子4と導光プリズム5の入射面6aとの間には、表示素子4を保護するための保護窓(図示せず)を設けることが望ましい。
ここで、この導光プリズム5は、透明な樹脂からなる一方向に長いプリズムである。導光プリズム5は、映像光の進行方向である長手方向の両端に入射面6aと反射面6bとを備え、入射面6aと反射面6bとの間には、映像光の光路を取り囲むように、第1の側面8a、第2の側面8b、第3の側面8c、および、第4の側面8dを有している。観察者が画像表示装置1を装着した状態で、第1の側面8aは観察者の正面に向いた面に位置し、第2の側面8bは観察者の正面の反対側に向いた面である。また、第3の側面8cは導光プリズムの上側の面であり、第4の側面8dは導光プリズム5の下側の面である。すなわち、第1の側面8aと第2の側面8bとは互いに対向する面であり、第3の側面8cと第4の側面8dとは互いに対向する面である。
図2A、図2Bでは、第1〜第4の側面8a〜8dは、平面として構成され、それぞれ入射面6aと略直交している。しかし、第1〜第4の側面8a〜8dは多少の湾曲を有していても良く、また、反射面6b側より入射面6a側の方が幅広に構成されていてもよい。例えば、第3の側面8cと第4の側面8dとの間の距離は、入射面6a側よりも反射面6b側の方が狭くなるようにすることもできる。
反射面6bは、導光プリズム5の長手方向に対して、内側面を観察者側に向けて約45°傾斜した斜面として形成される。この反射面6bは、導光プリズム5内を長手方向に進行する映像光が全反射されるように、アルミスパッタリングなどによってミラー面として形成される。なお、導光プリズム5の材料の屈折率および反射面の角度などの条件によっては、表面を反射膜でコーティングしなくとも、全反射面を形成することができる。
また、第1の側面8aの反射面6bに隣接する部分には、射出面7が設けられている。射出面7は、反射面6bで反射された映像光の眼球への光路上に位置する凸面として形成される。この射出面7は、導光プリズム5と一体として形成される。樹脂を用いて一体成型することによって、導光プリズム5を大量且つ安価に製造することが可能になる。しかし、射出面7は、平面として形成された第1の側面8a上に、平凸レンズを接合して形成することも可能である。なお、図2A、図2B以降の図面において、射出面7の光軸を一点鎖線で示している。光軸は、反射面6bで屈曲し表示素子4の中心を通る。入射面6aと反射面6bとの間で、光軸の方向は、導光プリズム5の長手方向と一致している。
ここで、図2A、図2Bにおいて、導光プリズム5の長手方向での、映像光の正規光の進行方向を前方とする。このとき、図2Aに示すように、本実施形態の導光プリズム5にあっては、射出面7と反射面6bとの間に位置し、射出面7の前方側の端部E7及び反射面6bの前方側の端部E6よりもさらに前方側に突出した、プリズム先端部9aをさらに有している。すなわち、この導光プリズム5は、反射面6bと射出面7との間の幅が狭くなる方向に、反射面6b及び射出面7の端部から突出して設けられたプリズム先端部9aを有している。なお、本実施形態の導光プリズム5では、外観等に鑑みて、射出面7と反射面6bとの間に位置し、射出面7の後方側の端部及び反射面の後方側の端部よりもさらに後方側に突出した、プリズム先端部9bも同様に設けているが、さらなる小型化、軽量化のため、この後方側のプリズム先端部9bを有しない構成とすることもできる。プリズム先端部9a、9bの突出幅は、特には限定しないが例えば、0.5〜2mmとすることができる。また、プリズム先端部9a、9bは、例えば、0.5〜1.5mmの高さを有することが好ましい。
本実施形態の導光プリズム5は、図2Aに示すように、映像光を眼球に向けて導光する導光部10(図示例では、入射面6a、反射面6b、第1〜第4の側面8a〜8bにより画定される部分)と、導光部10に隣接して設けられる板状のプレート部11と、プレート部11上に形成され、映像光を虚像として観察させるための凸レンズ部12とが一体形成されている。そして、プレート部11は、導光部10よりも前方側に突出した部分、すなわち、反射面6bと射出面7との間の幅が狭くなる方向に、反射面6b及び射出面7の端部から突出した部分である突出部11a(9a)を有している。
また、前方側のプリズム先端部9aは、それぞれ、図示例で側面8a、8bに略平行な2つの平坦面13a、14aを有している。そして、前方側のプリズム先端部9aは、2つの平坦面13a、14aに接し、側面8a、8bに略垂直な先端面15aを有している。この先端面15aは、プリズム先端部9aの最も前方側に位置する面、すなわち、反射面6b及び射出面7の端部から最も突出した面である。一方で、後方側のプリズム先端部9bは、図示例で側面8a、8bに略平行な1つの平坦面13bを有している。そして、後方側のプリズム先端部9bは、平坦面13bと側面8aとに接し、側面8a、8bに略垂直な先端面15bを有している。この先端面15bは、プリズム先端部9bの最も後方側に位置する面である。図示例では、先端面15a、15bを表面粗さの小さい鏡面処理された面として構成しているが、先端面15aのみを鏡面処理された面とすることもできる。以下、本実施形態の導光プリズム5の作用効果について説明する。
まず、図3は、従来の導光プリズム80における非正規光の光路の例を示す平面図である。図3に示す導光プリズム80は、接眼レンズ81のうち射出面7に接する先端面82を鏡面処理している。このような場合、図3に示すように、矢印L8aで示す光線のような、一度側面8bで反射し、反射面6bで2回目の反射をしてから先端面82に入射する非正規な光線は、浅い角度で先端面82に入射することとなるため、先端面82で全反射して観察者の眼球の方向に向かってしまい、非常に目障りな不要光となってしまう。一方で、図3に示す導光プリズム80では、矢印L8bに示すような表示素子4から先端面82に直接入射する非正規な光線に関しては、上述したような鏡面処理を施すことにより、眼球とは異なる方向へ光を透過させることができ、不要光を生じさせないようにすることができる。
図4は、別の従来の導光プリズム90における非正規光の光路の例を示す平面図である。図4に示す導光プリズム90は、接眼レンズ91のうち射出面7に隣接する先端面92を砂目処理している。このような場合、図4に示すように、矢印L9aで示す光線のような、一度側面8bで反射し、反射面6bで2回目の反射をしてから先端面92に入射する光線は、拡散により低減することはできるものの、眼球へ向かう不要光を完全に除去することはできない。加えて、矢印L9bに示すような、図3に示す導光プリズム80では問題とならなかった、表示素子4から先端面92に直接入射する非正規な光線に関しても、拡散により一部が眼球へ向かってしまうため、不要光となってしまう。
図5は、本実施形態にかかる導光プリズム5における光の反射の様子を示す平面図である。図5に示すように、この実施形態の導光プリズム5では、射出面7の前方側の端部E7及び反射面6bの前方側の端部E6よりもさらに前方側(すなわち、反射面6bと射出面7との間の幅が狭くなる方向に)に突出した、プリズム先端部9aを有している。よって先端面15aが端部E7及び端部E6よりも前方に位置するため、図3、図4の矢印L8a、L9aに対応する、一度側面8bで反射し、反射面7bで2回目の反射をする光線Laは、先端面15aに当たらないようになり、射出面7側の平坦面13aから外部に射出されるようになる。これにより、光線Laは、観察者の眼球とは異なる方向に射出されるため、不要光として観察されなくなる。また、図3、図4の矢印L8b、L9bに対応する、光線Lbについても、先端面15aを鏡面処理することにより、眼球とは異なる方向へ透過することとなるため、不要光とはならない。このように、本実施形態の導光プリズム5、および、これを用いた画像表示装置1によれば、迷光やゴースト光を低減することができる。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態にかかる導光プリズムを示す平面図である。この第2の実施形態にかかる導光プリズム5は、先端面15a、15bの外表面が、射出面7の光軸に対して観察者の眼球側へ向く方向に傾斜している点で、図2Aに示す第1の実施形態にかかる導光プリズム5と異なっている。なお、図示例では、先端面15a、15bの双方が映像光の光軸に対して眼球側へ向く方向に傾斜しているが、先端面15aのみがそのように傾斜していてもよい。
本発明の導光プリズムにあっては、図6に示すように、前方側の先端面15aの外表面が、射出面7の光軸に対して眼球側へ向く方向に傾斜していることが好ましい。これにより、表示素子4から直接先端面15aに入射する光線Lbの射出時の射出方向が変化し、光線Lbを、より一層眼球とは異なる方向に射出させることができるからである。
ここで、図7に示すように、射出面7から観察者の瞳孔に至るまでの寸法(アイリリーフ)I(mm)は、特には限定しないが、18〜35mmとすることが好ましく、射出面の径D(mm)は、特には限定しないが、4〜10mmとすることが好ましい。このとき、眼球の位置から先端面15aを直接見え難くするため、先端面15aを射出される映像光の光軸に対して3〜15°傾斜させることが好ましい。
また、本発明の導光プリズムでは、図5、図6に示すように、プリズム先端部9aは、射出面7に接する平坦面13aと反射面6bに接する平坦面14aとを有し、平坦面13aと平坦面14aとが略平行であることが好ましい。図3、4に示す例で、先端面82、92に当たっていた光線は、図5、図6に示す、本発明の実施形態による導光プリズム5では、平坦面13aに入射するが、この平坦面13aが平坦面14aと略平行であることにより、さらに眼球とは異なる方向に射出されるようになり、また、背景からの光が不要光として認識され難くなるからである。
<第3の実施形態>
図8A、図8Bは、本発明の第3の実施形態にかかる導光プリズム5を示す部分平面図である。図8A、図8Bにおいては、表示素子、および、導光路の入射面側の一部の図示を省略しているが、先に示した実施形態と同様に、表示素子、および、入射面を有している。図8Aに示すように、この導光プリズム5は、反射面6bが導光路の内部に向かって凹に(外部に向かって凸に)湾曲した凹面鏡をなしている。また、この導光プリズム5は、射出面7及び反射面6bの前方側の端部E7、E6よりも前方側に突出した、プリズム先端部9aを有している。すなわち、この導光プリズム5は、反射面6bと射出面7との間の幅が狭くなる方向に、反射面6b及び射出面7の端部から突出して設けられたプリズム先端部9aを有している。プリズム先端部9aは、側面8a、8bに略平行な平坦面13a、14aを有しており、平坦面13aは、この場合、側面8aと同一平面である。また、プリズム先端部9aは、平坦面13aおよび平坦面14aに接する先端面15aを有している。この先端面15aは、鏡面処理された面として構成されている。図示の一点鎖線で示すように、映像光の正規光は、凹面鏡6bにより反射されて側面8aである射出面7から眼球に向かって射出される。
図8Aに示すように、側面8bと反射面7bとにより2回反射される光線La、先端面15aには入射せず、平坦面13aに入射して眼球とは異なる方向へ射出されることとなるため、眼球内に入射して迷光やゴースト光を生じさせることがない。また、表示素子から直接先端面15aに入射する光線Lbについても、先端面15aを鏡面処理された面として構成することにより、眼球とは異なる方向へ透過することとなるため、迷光やゴースト光を生じさせることがない。なお、本実施形態のように反射面6bに凹面鏡を用いる場合にあっても、図8Bに示すように、先端面15aが、射出面の光軸に対して観察者の眼球側へ向く方向に傾斜していることが好ましい。表示素子から直接先端面15aに入射する光線Lbの射出時の射出方向が変化し、光線Lbを、より一層眼球とは異なる方向に射出させることができるからである。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記各実施の形態では、導光プリズムの入射側端部には、導光プリズムの長手方向と直交する入射面が設けられていたが、導光プリズムの入射側の形状はこれに限られない。図9は、図2Aに示した第1の実施形態の導光プリズムにおいて、入射側端部を変更した場合の変形例である。この導光プリズム5では、出射側反射面6bに対向する位置にも、長手方向に対して傾斜した反射面6cを形成するとともに、観察者の手前側の第1の側面8aの端部に入射面6aを形成し、表示素子4を入射面6aに対向して配置する。これにより、表示素子4から射出された映像光は、入射面6aから導光プリズム5に入射し、反射面6cで反射され、導光プリズム5内を長手方向に導光される。このように入射側端部を構成しても、上記各実施の形態と同様の作用、効果が得られる。この他にも、入射側端部は種々の構成が可能である。
1 画像表示装置
2 支持部
3 本体部
4 表示素子
5 導光プリズム
6a 入射面
6b 反射面(出射側反射面)
6c 反射面
7 射出面
8a 第1の側面
8b 第2の側面
8c 第3の側面
8d 第4の側面
9a プリズム先端部
9b プリズム先端部
10 導光部
11 プレート部
11a 突出部
12 凸レンズ部
13a、13b、14a 平坦面
15a 先端面
15b 先端面
E6、E7 端部
La、Lb 光線

Claims (5)

  1. 表示素子からの映像光を入射する入射面と、
    入射した映像光を反射する、少なくとも出射側反射面を含む1つ以上の反射面と、
    前記出射側反射面と鋭角を成し、該出射側反射面で反射された映像光を観察者の眼球に向けて射出する射出面と、
    前記出射側反射面と前記射出面との間の幅が狭くなる方向に、前記出射側反射面及び前記射出面の端部から突出して設けられたプリズム先端部と、を備えることを特徴とする、導光プリズム。
  2. 前記射出面は、レンズ面として形成され、
    前記プリズム先端部の前記出射側反射面及び前記射出面の端部から最も突出した面を先端面とするとき、前記先端面は、前記射出面の光軸に対して前記観察者の眼球側へ向く方向に傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の導光プリズム。
  3. 前記プリズム先端部は、前記射出面に接する第1の面と前記出射側反射面に接する第2の面とを有し、前記第1の面と前記第2の面とが略平行であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の導光プリズム。
  4. 表示素子からの映像光を入射する入射面と、
    入射した映像光を反射する、少なくとも出射側反射面を含む1つ以上の反射面と、
    前記出射側反射面と鋭角を成し、該出射側反射面で反射された映像光を観察者の眼球に向けて射出する射出面と、を備えた導光プリズムであって、
    前記導光プリズムは、映像光を眼球に向けて導光する導光部と、前記導光部に隣接して設けられる板状のプレート部と、前記プレート部上に形成され、映像光を虚像として観察させるための凸レンズ部とが一体形成されてなり、
    前記プレート部は、前記出射側反射面と前記射出面との間の幅が狭くなる方向に、前記出射側反射面及び前記射出面の端部から突出した部分を有することを特徴とする、導光プリズム。
  5. 映像光を射出する表示素子と、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の導光プリズムと、
    前記表示素子と前記導光プリズムとを観察者の頭部に固定支持するための支持部と、を備えることを特徴とする、画像表示装置。
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