JP2019113721A - 導光装置及び表示装置 - Google Patents

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高司 武田
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Abstract

【課題】光漏れの発生を低減できる、導光装置及び表示装置を提供する。【解決手段】本発明の導光装置は、光を入射させる入射部と、入射部により入射された光を導光させる導光体と、入射部及び導光体を接着する接着層と、接着層の側面に設けられた反射部材と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、導光装置及び表示装置に関するものである。
近年、ウェアラブル情報機器の一つとして、ヘッドマウントディスプレイなどの観察者の頭部に装着して使用する方式の画像表示装置が提供されている。例えば、下記特許文献1には、観察者が画像表示装置を装着した際に、表示素子により生成された画像光および外界光の双方を同時に視認できる画像表示装置、いわゆるシースルー型の画像表示装置が開示されている。
このようなシースルー型の画像表示装置は画像光及び外界光を観察者の眼に導く導光装置を備えている。導光装置は画像光を取り込む入射部と画像光を導光させる導光体とを有し、これら入射部及び導光体は接着層を介して貼り合されている。
特開2012−198393号公報
しかしながら、上記画像表示装置において、入射部から取り込まれた画像光の一部が接着層から外部に射出されてしまう光漏れという問題が生じていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、光漏れの発生を低減できる、導光装置及び表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第一態様に従えば、光を入射させる入射部と、前記入射部により入射された前記光を導光させる導光体と、前記入射部及び前記導光体を接着する接着層と、前記接着層の側面に設けられた反射部材と、を備える導光装置が提供される。
第一態様に係る導光装置によれば、光が法線に対して所定角度(臨界角)よりも小さい角度で側面に入射する場合であっても、側面に設けられた反射部材によって光を反射して接着層内に戻すことができる。これにより、側面を透過して接着層の外部への光漏れの発生が抑制される。したがって、側面からの漏れ光に起因する品質劣化のない良質な光を導光して導くことができる。
上記態様において、前記反射部材は、前記導光体を保持する保持部材の一部から構成されるのが好ましい。
この構成によれば、反射部材が導光体を保持する保持部材の一部から構成されるので、部品点数を削減できる。
上記態様において、前記導光体の表面に設けられた遮光部材をさらに備え、前記遮光部材は、前記反射部材で反射された後に前記接着層を透過することなく前記表面に向かう前記光を遮光するのが好ましい。
ここで、反射部材で反射された後に接着層内を透過することなく導光体の表面に入射した光は、角度成分が保存されないため、観察者に対して重複した異なる画角成分の光として認識されてしまう。すなわち、画像光にゴーストを発生させる要因となり得る。
これに対し、上記構成を採用すれば、遮光部材によって反射部材で反射された後に接着層内を透過することなく導光体の表面に向かう光を遮光することができる。
よって、観察者に対して重複した異なる画角成分として認識されることがない。すなわち、画像光におけるゴーストの発生を抑制できる。
本発明の第二態様に従えば、上記第一態様に係る導光装置と、前記入射部に入射させる画像光を生成する画像形成部と、を備える表示装置が提供される。
第二態様に係る表示装置によれば、観察者に対して漏れ光に起因する品質劣化のない良質な画像を視認させることができる。
観察者が第1実施形態の画像表示装置を装着した状態を示す図である。 第1実施形態の画像表示装置の斜視図である。 画像表示部の概略構成を示す水平断面図である。 画像表示部を後側から視た正面図である。 導光体の内部が光で満たされた状態を説明するための図である。 比較例として、反射部材を設けない場合の画像光の光路を示す図である。 実施形態の画像表示部における画像光の光路を示す図である。 第2実施形態の画像表示部の概略構成を示す水平断面図である。 第3実施形態の画像表示部の概略構成を示す水平断面図である。 第3実施形態の画像表示部を後側から視た正面図である。 変形例に係る画像表示部の概略構成を示す水平断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
本実施形態の画像表示装置(表示装置)は、画像とともに外界も見ることができるシースルー型のヘッドマウントディスプレイである。すなわち、観察者に虚像としての映像を認識させるとともに、観察者に外界像をシースルー光として観察させる。
図1は、観察者が本実施形態の画像表示装置を装着した状態を示す図である。図2は、本実施形態の画像表示装置の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の画像表示装置100は、観察者Mが眼鏡を掛ける感覚で頭部に装着して使用するものである。
図2に示すように、画像表示装置100は、眼鏡に類似した形状を有する表示部111と、観察者が手で持つことが可能な程度の大きさを有する制御装置(コントローラー)160と、を備えている。表示部111と制御装置160とは、有線または無線で通信可能に接続される。本実施形態では、表示部111を構成する左眼用画像表示部111Aおよび右眼用画像表示部111Bの各々と制御装置160とは、ケーブル150を介して有線で通信可能に接続され、画像信号や制御信号を通信する。
表示部111は、メインフレーム120と、左眼用画像表示部111Aと、右眼用画像表示部111Bと、を備えている。制御装置160は、表示画面部170と、操作ボタン部180と、を備えている。
表示画面部170は、例えば観察者に与える各種の情報や指示等を表示する。メインフレーム120は、観察者が耳に掛けるための一対のテンプル部122A,122Bを備えている。メインフレーム120は、左眼用画像表示部111Aと、右眼用画像表示部111Bと、を支持する部材である。
右眼用画像表示部111Bと左眼用画像表示部111Aとは、同様の構成を有しており、双方の表示部111内の各構成要素は左右対称に配置されている。そのため、以下では、左眼用画像表示部111Aを単に画像表示部112として詳細に説明し、右眼用画像表示部111Bの説明を省略する。
以下、図面においてXYZ座標系を用いる。X方向は画像表示装置を装着する観察者の前後方向に相当し、Y方向は観察者の左右方向に相当し、Z方向はX方向及びY方向に直交する方向であり、観察者の上下方向に相当する。本実施形態において、−Y方向を左方向(左側)、+Y方向を右方向(右側)、+X方向を前方向(前方又は前側)、−X方向を後方向(後方又は後側)と称すこともある。
図3は画像表示部112の概略構成を示す水平断面図である。図3に示される断面は、XY平面と平行な面での断面である。図4は画像表示部112を後側から視た正面図である。
図3及び図4に示すように、画像表示部112は、画像形成部10と、導光装置20と、を有する。画像形成部10は、画像表示パネル11と、投射レンズ12とを備える。画像表示パネル11は、液晶表示パネル、有機ELパネルなどの画像表示デバイスからなる。投射レンズ12は、画像表示パネル11が表示する画像光Gを導光装置20の入射部22に投射する。投射レンズ12は、ガラス又はプラスチックから形成され、1枚に限らず複数枚の構成とすることもできる。
導光装置20は、画像形成部10で形成された画像光Gを虚像光として観察者Mの眼MEに向けて射出するとともに、外界像に対応する外界光をシースルー光SLとして透過させる。本実施形態において、導光装置20は、導光体21と、入射部22と、導光体21内を導光する画像光Gを外部に取り出す光取出しユニット31とを備える。
導光体21は光透過性を有する材料(例えば、ガラス)からなる板状の導光部材から構成される。入射部22は光透過性を有する材料(例えば、ガラス)からなる三角プリズム状からなる。本実施形態において、導光体21及び入射部22の屈折率は略等しい。
入射部22は、投射レンズ12からの画像光Gを取り込む光入射面22aと、取り込んだ画像光Gを反射して導光体21内に導く反射部22bとを有する。反射部22bは、プリズム形状の表面にアルミ蒸着膜を形成したものであり、入射した画像光Gを反射し、その光路を導光体21側に向けて折り曲げる。これにより、画像光Gは、入射部22から導光体21へと入射する。なお、反射部22bは、アルミ蒸着膜に限らず、銀膜や、銀膜と誘電体多層膜との積層膜を形成して反射率を異ならせ、色のバランスをとる構成とすることもできる。
以下、射出瞳SMの中心を通る軸として光軸AXを設定する。射出瞳SMは、光学設計上、画像表示装置100を装着した際、観察者Mの眼MEが置かれる位置である。
導光体21は、観察者Mの左右方向(両眼が並ぶY方向)に延びる板状からなる。具体的に、導光体21は、射出瞳SMの中心を通る光軸AXに対して僅かに傾けて配置されている。導光体21は、観察者Mの左側(−Y方向)に向かって後方(−X方向)、すなわち顔に近づくように傾斜している。
このような構成に基づき、導光体21は観察者Mの顔の曲線に沿って配置されるので、導光体21を含む画像表示部112自体も顔の曲線に沿った形状を採用可能となる。よって、この画像表示部112を備えた画像表示装置100自体もデザイン性に優れたものとなる。
導光体21は、互いに平行な一対の第1面21a、第2面21bを有する。第1面21a及び第2面21bは平行平面であるため、外界像に関して拡大やフォーカスズレを生じさせない。
第1面21a及び第2面21bは、内部を伝播する画像光Gを全反射させる全反射面として機能し、画像光Gを少ない損失で光取出しユニット31に導くようになっている。本実施形態において、第2面21bと上記反射部22bとは連続した平面を形成している。
導光体21に入射した画像光Gは、第1面21aに入射することで全反射される。そして、画像光Gは、第2面21bに入射して全反射される。画像光Gは、第1面21a及び第2面21b間で1回以上全反射されることで入射部22から離間する方向に伝播し、光取出しユニット31に到達する。
本実施形態において、導光装置20は、導光体21の内部を光で満たすことで輝度斑の発生を回避するように設計されている。ここで、導光体21の内部を光で満たすとは、画像表示パネル11から射出された画像光Gが導光体21の中をほとんど隙間なく埋める状態に相当する。
ここで、導光体21の内部が光で満たされた状態について図5を参照にしつつ説明する。画像表示パネル11のある画素から射出された画像光Lは投射レンズ12により平行化された状態で導光装置20(導光体21)に入射する。図5では、投射レンズ12により平行化されることで導光体21に入射した画像光Lを模式的に3本の光線で示した。また、図5では、導光体21の第1面21aで反射された後の画像光Lを画像光L1とした。
図5に示すように、入射部22を介して導光体21に入射した画像光Lの中心光線Lcが第1面21aで反射される位置を反射位置Aとする。ここで、反射位置Aから第2面21bに対する垂線との交点を交点Bとする。このとき、画像光L1における入射部22側の光線L1aが第2面21bの交点Bに入射する場合、導光体21の中が画像光で満たされた状態となる。
光取出しユニット31は、導光体21の第1面21aに設けられ、導光体21内を伝播する画像光Gを射出瞳SMに向けて取り出す。射出瞳SMは、導光体21の第1面21a側に位置する。なお、光取出しユニット31は所定の条件を満たすように設計されている。
光取出しユニット31は、導光体21の第1面21aに光学的に接着されている。光取出しユニット31は、導光体21の第1面21aに沿ってY方向に延びる板状の部材から構成される。
図3に示したように、光取出しユニット31は、透明部材31aと、透明部材31a内に埋め込まれた複数のハーフミラー31bとを有する。透明部材31aの屈折率は導光体21の屈折率と略等しい。これにより、光取出しユニット31と導光体21との界面における画像光Gの反射が低減される。
複数のハーフミラー31bはZ方向に長手を有する部材であり、透明部材31a内に所定のピッチで配置されている。複数のハーフミラー31bは導光体21の第1面21aに対して、後側端部31b1よりも前側端部31b2を入射部22側(−Y側)に近づけるように傾いた状態で配置される。複数のハーフミラー31bは第1面21aに対して同一の傾斜角度をなすように配置されている。すなわち、複数のハーフミラー31bは互いに平行に配置されている。
光取出しユニット31において、その両端に形成される第1エッジ33及び第2エッジ34とハーフミラー31bとが互いに平行となるように形成されている。第1エッジ33及び第2エッジ34は、光取出しユニット31の左右方向における両側に位置するエッジに相当する。具体的に第1エッジ33は入射部22側(−Y側)の端部をなす部位であり、第2エッジ34は入射部22側とは反対(+Y側)の端部をなす部位である。
以上のように、光取出しユニット31は上述のように透明部材31aとハーフミラー31bとで構成される。そのため、光取出しユニット31は、導光体21の第2面21b側から第1面21a側に入射した光をさらに透過して上記射出瞳SMに入射させる。すなわち、観察者Mは、光取出しユニット31及び導光装置20を介して外界像をシースルー光SLとして観察することができる。
ところで、本実施形態において、導光体21及び入射部22は接着層23を介して接合されている。光学部材で主に使用される接着剤は、一般的にその屈折率が高くなるに従って接着力が低下する。そのため、本実施形態では、導光体21及び入射部22の接合強度を確保すべく、接着層23として、導光体21及び入射部22を構成する材料(ガラス)よりも屈折率の低い材料を用いている。
本実施形態の画像表示部112は、図3に示したように、接着層23の側面23aに設けられた反射部材24を有している。反射部材24は、例えばAg、Al等の金属膜から構成されている。ここで、接着層23の側面23aとは、接着層における入射部22及び導光体21に対向する面(接着面)とは異なる面を意味する。すなわち、側面23aとは接着層23のうち外気に露出した面に相当する。
続いて、接着層23に入射した画像光Gの光路について図面を参照しながら説明する。図6Aは比較例として、接着層23の側面23aに反射部材24を設けない場合の画像光Gの光路を示す図である。図6Bは接着層23の側面23aに反射部材24を設けた本実施形態の画像表示部112における画像光Gの光路を示す図である。
図6Aに示すように、入射部22内から接着層23に入射した画像光Gの一部(以下、画像光GP1と称す)は、接着層23を透過して導光体21に入射する。本実施形態において、導光体21及び入射部22の屈折率は同じため、画像光GP1の角度成分(接着層23の表面に対する角度θ)は接着層23の透過の前後において保存される(変化しない)。そのため、接着層23を透過した画像光GP1は、観察者に対して重複した異なる画角成分として認識されることがない。すなわち、画像光におけるゴーストの発生を抑制できる。
また、入射部22内から接着層23に入射した画像光Gの一部(以下、画像光GP2と称す)は接着層23の側面23aに入射する。画像光GP2は、側面23aに対する入射角の大きさによって異なる振る舞いをする。
具体的に、画像光GP2が所定角度(臨界角)よりも大きい角度で側面23aに入射するとした場合、側面23aで全反射されることで接着層23内に戻された後、接着層23内を透過して導光体21に入射する。
一方、画像光GP2が所定角度(臨界角)よりも小さい角度で側面23aに入射するとした場合、側面23aを透過して接着層23の外部に射出される光漏れを生じさせてしまう。ここで、画像光GP2は、種々の画角成分を含んだ画像光Gのうちの所定の画角成分に相当する。画像光GP2は導光体21を介して観察者の眼に導かれないため、観察者は、画像光GP2に相当する画角成分が欠損することで品質の劣化した画像を視認することになる。
これに対し、本実施形態の画像表示部112は、図6Bに示すように、画像光GP2が所定角度(臨界角)よりも小さい角度で側面23aに入射する場合でも、側面23aに設けられた反射部材24で画像光GP2を反射することで接着層23内に戻すことができる。これにより、側面23aを透過して接着層23の外部に画像光GP2が射出されてしまう光漏れの発生が抑制される。
したがって、本実施形態の画像表示部112によれば、側面23aからの漏れ光に起因する品質劣化のない良質な画像を観察者に視認させることが可能である。
本実施形態において、反射部材24は光反射性の高い金属膜から構成されるため、画像光GP2は側面23aと反射部材24との界面で反射されるので、接着層23を透過して導光体21に入射する。上述したように接着層23を透過する際、画像光GP2の角度成分は保存される。
続いて、画像形成部10で形成された画像光Gが観察者Mの眼MEに入射するまでの光路について説明する。
図3において、画像表示パネル11から射出される画像光Gのうち、破線で示す中央部分から射出される成分を画像光G0とし、周辺のうち最も左側に位置する左端から射出される一点鎖線で示す成分を画像光G1とし、周辺のうち最も右側に位置する最右端から射出される二点鎖線で示す成分を画像光G2とする。なお、画像光G0,G1,G2は、画像光Gの光線全体の一部を説明したものであるが、画像光Gを構成する他の光線成分についても画像光G0,G1,G2と同様に導かれ、光射出面31Aから射出される。そのため、これらについては図示及び説明を省略する。
投射レンズ12を経た各画像光G0,G1,G2は、導光装置20の入射部22(光入射面22a)からそれぞれ入射した後、反射部22bを経て、接着層23を透過して導光体21に入射する。上述のように各画像光G0,G1,G2は接着層23を透過する際、角度成分が変化しないので、導光体21内を通過して光取出しユニット31に至る。
ここで、画像光Gが光取出しユニット31に入射する角度は、入射部22から離れるに従って大きくなっている。つまり、光取出しユニット31の右側(入射部22から遠い側)には、光軸AXに対して傾きの大きな画像光Gが入射して比較的小さな角度で折り曲げられ、光取出しユニット31の左側(入射部22に近い側)には、光軸AXに対して傾きの小さな画像光Gが入射して比較的大きな角度で折り曲げられる。
具体的に、画像光G0は、導光体21の第1面21aと光取出しユニット31との界面で反射されることなく光取出しユニット31の中央部分に入射する。画像光G0は、ハーフミラー31bによって所定の角度で反射され、光射出面31Aを含む平面に対して所定角度だけ傾く光軸AX方向に沿って、光射出面31Aから射出瞳SMに向かう平行光束として射出される。
また、画像光G1は、導光体21の第1面21aと光取出しユニット31との界面で反射されることなく光取出しユニット31の右側(+Y側)の部分に入射する。画像光G1は、ハーフミラー31bによって画像光G0よりも小さい角度で反射され、光射出面31Aから射出瞳SMに向かう平行光束として射出される。
同様に、画像光G2は、導光体21と光取出しユニット31との界面で反射されることなく光取出しユニット31の左側(−Y側)の部分に入射する。画像光G2は、ハーフミラー31bによって画像光G0よりも大きい角度で反射され、光射出面31Aから射出瞳SMに向かう平行光束として射出される。
以上のように光取出しユニット31に入射した画像光Gは設計された角度で折り曲げられることで射出瞳SMに向けて取出し可能な状態となり、最終的に射出瞳SMに位置する観察者Mの眼MEに入射する。光取出しユニット31から射出された画像光Gは、虚像光として観察者Mの眼MEに入射し、虚像光が観察者Mの網膜において結像することで観察者Mは虚像による映像を認識することができる。
また、本実施形態の画像表示装置100は、観察者Mに外界像をシースルー光SLとして観察させることが可能である。
本実施形態の画像表示部112によれば、各画像光G0,G1,G2における接着層23の側面23aからの外部への漏れが防止される。これにより、各画像光G0,G1,G2は、側面23aから漏れ出すことなく、光取出しユニット31を介して射出瞳SMに向けて効率良く取り出される。よって、このような画像表示部112を有した本実施形態の画像表示装置100によれば、射出瞳SMに位置する観察者Mの眼MEに対して、側面23aからの漏れ光に起因する品質劣化のない良質な画像を視認させることができる。
(第2実施形態)
続いて、第2実施形態に係る画像表示部について説明する。なお、第1実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、詳細な説明については省略する。
図7は本実施形態の画像表示部212の概略構成を示す水平断面図である。なお、図7に示される断面は、XY平面と平行な面での断面である。
図7に示すように、本実施形態の画像表示部212は、接着層23の側面23aに設けられた反射部材124を有している。本実施形態において、反射部材124は、例えば、誘電体多層膜から構成されている。
また、本実施形態の画像表示部212は、導光体21の第1面21a及び第2面21b(表面)に設けられた遮光部材25をさらに備えている。
本実施形態の画像表示部212においても、第1実施形態と同様、反射部材124で画像光Gを反射することで接着層23内に戻すことができる。これにより、側面23aからの光漏れの発生を抑制することができる。
ところで、本実施形態の反射部材124は誘電体多層膜から構成されるため、入射部22内から接着層23に入射した画像光Gの一部(以下、画像光GP3と称す)は反射部材124と側面23aとの界面で反射されず、反射部材124の下層側で反射される場合もある。
図7に示すように、反射部材124の内部(下層側)で反射された画像光GP3は接着層23内に戻らず、仮に遮光部材25が設けられていないとした場合に図7の破線で示されるように、導光体21の表面(第2面21b)に直接入射してしまう。第2面21bに直接入射した画像光GP3は、接着層23内を透過して導光体21に入射する場合と異なり、角度成分が保存されない(変化する)。そのため、画像光GP3は、観察者に対して重複した異なる画角成分の光として認識され、所謂、画像光にゴーストを発生させる要因となり得る。
これに対し、本実施形態の画像表示部212では、遮光部材25によって反射部材124で反射された後に接着層23を透過することなく表面(第2面21b)に入射する画像光GP3を遮光することができる。よって、画像光GP3は遮光部材25で遮光されるので、画像光GP3は観察者に対して重複した異なる画角成分として認識されることがない。すなわち、画像光におけるゴーストの発生を抑制できる。
本実施形態の画像表示部212によれば、遮光部材25を備えることで、反射部材124として誘電体多層膜を用いた場合に生じるゴーストの発生を抑制することができる。よって、側面23aからの漏れ光に起因する品質劣化及びゴーストの発生を抑制した良質な画像を観察者に視認させることができる。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る画像表示部について説明する。なお、第1実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、詳細な説明については省略する。
図8は本実施形態の画像表示部312の概略構成を示す水平断面図である。図8に示される断面は、XY平面と平行な面での断面である。図9は画像表示部312を後側から視た正面図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態の画像表示部312は、画像形成部10と、導光装置20と、フレーム部材(保持部材)26とを有する。フレーム部材26は、画像形成部10を構成する投射レンズ12と導光装置20とを一体に保持する部材である。フレーム部材26は、投射レンズ12及び導光装置20を一体に保持することで画像表示部312の機械的強度を向上させるものである。なお、フレーム部材26は、画像形成部10を構成する画像表示パネル11を一体に保持する構成であってもよい。
本実施形態において、フレーム部材26は、導光装置20の周囲を枠状に囲むため、導光体21及び入射部22はフレーム部材26によって強固に保持されている。本実施形態では、導光体21及び入射部22を接合する接着層23として接着力の弱いものを用いることができる。すなわち、本実施形態では、フレーム部材26によって導光体21及び入射部22の接合強度が確保されるので、接着層23として、導光体21及び入射部22を構成する材料(ガラス)と同程度に屈折率の低い材料を用いることができる。
この構成によれば、導光体21及び入射部22と接着層23との間の屈折率差が小さくなる。これにより、導光体21及び入射部22と接着層23との界面における光の屈折や反射によるロスを低減できる。よって、画像光を効率良く観察者の眼に導くことができる。
また、本実施形態の画像表示部312は、接着層23の側面23aに設けられた反射部材224を有している。本実施形態において、反射部材224は、フレーム部材26の一部から構成されている。すなわち、反射部材224は、フレーム部材26から延在した部位から構成される。本実施形態において、フレーム部材26は、例えば、Al等の光反射性を有する金属部材から構成されている。これにより、フレーム部材26は、反射部材224を構成することができる。この構成によれば、反射部材224が導光体21を保持するフレーム部材26の一部から構成されるので、部品点数を削減できる。
なお、フレーム部材26の全体が光反射性を有する部材で構成されている必要はない。すなわち、例えば、光透過性部材からなるフレーム部材26の所定の部位に反射膜を選択的に設けることで、反射膜を設けた部分を反射部材224として機能させるようにしてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態の内容に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において、入射部22として画像光Gを反射することで導光体21内に光を導くものを採用した。すなわち、画像光Gの反射現象を利用した入射部22を例に挙げたが、光の屈折現象を用いて導光体21に光を取り込む入射部を採用してもよい。
また、自由曲面を用いた入射部を採用してもよい。図10に示すように、変形例に係る画像表示部112Aの入射部122は、投射レンズ12からの画像光Gを取り込む光入射面122aと、取り込んだ画像光Gを反射して導光体21内に導く反射面122bとを有する。光入射面122aは、投射レンズ12側に凹の自由曲面から形成されている。自由曲面は、反射面122bで反射された画像光Gを内面側で全反射する機能も有する。
反射面122bは、投射レンズ12側に凹の自由曲面から形成されている。反射面122bは、自由曲面上に蒸着法等により成膜されたアルミニウム膜等の金属膜から構成されている。反射面122bは、光入射面122aから入射した画像光Gを反射して光路を折り曲げる。
光入射面122aは、反射面122bで反射された画像光Gを内側で全反射して光路を折り曲げる。このように、入射部122は、光入射面122aから入射した画像光Gを2回反射させ、光路を折り曲げることにより、画像光Gを導光体21の内部に確実に導く。
本変形例において、自由曲面からなる光入射面122a及び反射面122bは投射レンズ12の機能の一部(光束平行化機能)を兼ねている。そのため、本変形例において、画像光Gは、入射部122から射出されることで平行化された状態で導光体21に入射する。
また、上記実施形態において、光取出しユニット31を導光体21の第1面21a側に配置しているが、第2面21b側に配置するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、画像表示装置100として、右眼及び左眼の双方に対応して一組ずつ画像表示部111A,111Bを設ける構成を例に挙げたが、右眼又は左眼のいずれか一方に対してのみ画像表示部を設け、画像を片眼で視認する構成、すなわち、単眼用の画像表示装置に適用してもよい。
また、以上説明した実施形態では、画像表示装置がヘッドマウントディスプレイであるとして具体的な説明を行ったが、本発明の表示装置は、ヘッドアップディスプレイ、双眼鏡型のハンドヘルドディスプレイ等に適用することもできる。
10…画像形成部、20…導光装置、21…導光体、22、122…入射部、23…接着層、23a…側面、24,124,224…反射部材、25…遮光部材、26…フレーム部材、G,G0,G1,G2,GP1,GP2,GP3…画像光。

Claims (4)

  1. 光を入射させる入射部と、
    前記入射部により入射された前記光を導光させる導光体と、
    前記入射部及び前記導光体を接着する接着層と、
    前記接着層の側面に設けられた反射部材と、を備える
    ことを特徴とする導光装置。
  2. 前記反射部材は、前記導光体を保持する保持部材の一部から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の導光装置。
  3. 前記導光体の表面に設けられた遮光部材をさらに備え、
    前記遮光部材は、前記反射部材で反射された後に前記接着層を透過することなく前記表面に向かう前記光を遮光する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の導光装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の導光装置と、
    前記入射部に入射させる画像光を生成する画像形成部と、を備える
    ことを特徴とする表示装置。
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