JP2008058012A - 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計 - Google Patents

時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計 Download PDF

Info

Publication number
JP2008058012A
JP2008058012A JP2006232190A JP2006232190A JP2008058012A JP 2008058012 A JP2008058012 A JP 2008058012A JP 2006232190 A JP2006232190 A JP 2006232190A JP 2006232190 A JP2006232190 A JP 2006232190A JP 2008058012 A JP2008058012 A JP 2008058012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jumper
gear
timepiece
wheel
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006232190A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Murazumi
拓也 村住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2006232190A priority Critical patent/JP2008058012A/ja
Priority to EP07253359A priority patent/EP1895370A3/en
Publication of JP2008058012A publication Critical patent/JP2008058012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B11/00Click devices; Stop clicks; Clutches
    • G04B11/001Clutch mechanism between two rotating members with transfer of movement in both directions, possibly with limitation on the transfer of power
    • G04B11/003Clutch mechanism between two rotating members with transfer of movement in both directions, possibly with limitation on the transfer of power with friction member, e.g. with spring action
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B13/00Gearwork
    • G04B13/02Wheels; Pinions; Spindles; Pivots
    • G04B13/021Wheels; Pinions; Spindles; Pivots elastic fitting with a spindle, axis or shaft
    • G04B13/023Wheels; Pinions; Spindles; Pivots elastic fitting with a spindle, axis or shaft allowing rotational slipping when a threshold torque is exceeded
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/22Arrangements for indicating different local apparent times; Universal time pieces
    • G04B19/221Arrangements for indicating different local apparent times; Universal time pieces mechanisms for correcting the hours hand only, i.e. independently for minutes and seconds hands
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B27/00Mechanical devices for setting the time indicating means
    • G04B27/005Mechanical devices for setting the time indicating means stepwise or on determined values

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Abstract

【課題】 爪車の回転方向によらず制止力を安定に与え得る時計用ジャンパ付き歯車、スリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、時差修正付き時計の提供
【解決手段】 時差修正時計の時刻修正構造のスリップ機構付き歯車構造体3を形成するジャンパ付き歯車60は、爪車62の遊嵌される中央穴部74及び該中央穴部の一側と外周縁部71Aの近傍との間に拡がる中間穴部75からなる穴73と、中間穴部の周壁部に基端83,83でつながり該基端から中央穴部の一側74Aまで延びた弾性腕部81及び該腕部のうち前記一側に臨む部位において爪車に係合する躍制爪部82からなるジャンパ部80とを備えた円板状本体部71、並びにその外周の歯車部72を有する。ジャンパ付き歯車60は、爪車62の回転に応じて弾性腕部81が弾性変形される際に躍制爪部82を爪車62の径方向D1,D2に案内する案内手段79を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、時計用ジャンパ付き歯車、該歯車を備えた時計のスリップ機構付き歯車構造体、該歯車構造体を備えた時刻修正構造、及び該時刻修正構造を備えた時差修正付き時計に係る。
腕時計のような小型の携帯時計において、通常の時刻表示針の運針を止めることなく、時差修正を行い得るようにした時差修正付き時計は、古くから知られている(例えば、特許文献1)。
この種の時差修正付き時計では、時針、分針及び秒針の如き通常の時刻表示針の運針を行わせる通常の時車(筒車)その他の時刻表示車に加えて、外国の特定の場所の如く時差の有る地点での時刻を表示する時差時針を運針させる補助筒車を備える。この補助筒車は、通常の時刻表示車の回転に同期して回転されて一定の時差のある時を表示させ、通常運針を妨げることなく時差修正を行い得るように、通常の時刻表示車の回転に影響を及ぼすことなくその回転位置のみが独自に調整可能に構成される。
この種の時差修正付き時計のうち最近の時差修正付き時計は、部品点数を最低限に抑えると共に小型化を図るべく、例えば、図8の(a)に示すような構造を有する。すなわち、この時差修正付き時計101では、時針、分針及び秒針を備えた通常の時刻表示機構の運針動作を行わせる通常の時車(筒車)(図示せず)、分車112及び秒車(図示せず)に加えて、該通常の時車(筒車)とは別に、外国の特定の場所の如く時差のある地点での時刻を表示するための補助筒車120を備える。また、この時差修正付き時計101では、部品点数を最低限に抑えると共に小型化を図るべく、補助筒車120が、爪車の形態のカナ部132を備えた第一の補助筒車部130と、該第一の補助筒車部130と協働してスリップ機構付き歯車構造体140を形成すべく該第一の補助筒車部130に係合された第二の補助筒車部150とを備える。第二の補助筒車部150は日の裏車114に噛合されている。
ここで、図8の(a)に加えて図8の(b)に拡大して示したように、従来の補助筒車120を構成する第二の補助筒車部150は、円板状本体部152と該円板状本体部152の外周の歯車部156とを備える。円板状本体部152は、穴160とジャンパ部170とを有するジャンパ付き歯車の形態を採る。円板状本体部152の穴160は、第一の補助筒車部130の爪車ないしカナ部132の遊嵌される中央穴部161と、該中央穴部161の一側開口162と外周縁部163の近傍との間に拡がる中間穴部164とを含む。ジャンパ部170は、中間穴部164の周壁部に基端171でつながり該基端171から前記中央穴部161の前記一側開口162まで延びた弾性腕部172と、該弾性腕部172のうち中央穴部161の前記一側162に臨む部位において爪車132に係合する躍制爪部175とを有する。弾性腕部172は、ばねとして働く。円板状本体部152の穴160のうち中間穴部164は、ジャンパ部170の躍制爪部175が爪車132の爪部134に対して係脱される際にジャンパ部170の弾性腕部172の弾性変形を許容する。ジャンパ部170は、爪車132と協働して時計のスリップ機構141を形成する。スリップ機構付き歯車構造体140は、ジャンパ付き歯車150と爪車132とを含む。
時差修正付き時計101では、通常運針の際には、分車112の回転が日の裏車114を介して補助筒車120のうち第二の補助筒車部150の円板状本体部152の外周の歯車部156に伝えられる。この場合(第二の補助筒車部150が回転駆動される場合)、スリップ機構141のジャンパ部170と爪車132との係合が保持され、該第二の補助筒車部150の回転に応じて第一の補助筒車部130が回転され、該第一の補助筒車部130に取り付けられた補助時針(図示せず)の運針が行われる。
一方、時差の異なる地域に移動したときのように時差の変化に応じた異なる時を補助時針(図示せず)で表示させる場合、巻真103を時差修正用の引出位置に設定しておき、巻真103をその回転中心軸線AのまわりでA1方向又はA2方向に回転させることにより、第一及び第二のカレンダ修正伝え車181,182及び第一及び第二の時修正伝え車185,186を介して第一の補助筒車部130をE1方向又はE2方向に回転させ、該第一の補助筒車部130に取付けられた補助時針を所定の時刻表示位置まで回転させる。なお、巻真103が時差修正用引出位置にある場合、該巻真103の回転によっては、通常の時刻表示車(通常の時車、分車112及び秒車)は回転されない。一方、第一の補助筒車部130がスリップ機構141を介して第二の補助筒車部(ジャンパ付き歯車)150に係合され且つ該第二の補助筒車部150が日の裏車114を介して分車112等の増速輪列に係合されているので、第二の補助筒歯車部のうちスリップ機構141の一部を構成するジャンパ部170の躍制爪部175が第一の補助筒歯車部130のうちスリップ機構1401他の一部を構成するカナ部132の爪部(歯部)に対して躍動して第一及び第二の補助筒車部130,150の間にすべりが生じるから、時差修正の際に通常運針状態の時刻表示針の表示はそのまま保たれる。
この従来のスリップ機構141を構成するジャンパ部170は、片持ち梁の形態で構成され且つ躍制爪部175が爪車(カナ部)132に係合する部位における爪車132の接線方向とほぼ平行な方向にほぼ直線状に弾性腕部172が延びる。従って、爪車132の回転方向が異なると、爪車132の回転に要する力が異なる。即ち、例えば、図9の(a)に示したように爪車132の爪部が躍制爪部175をジャンパ部170の弾性腕部172の先端側に押すようにE2方向に回転する場合と(b)に示したように爪車132の爪部が躍制爪部175を弾性腕部172の基端側に向って押すようにE1方向に回転する場合とでは、爪車132の回転に対するジャンパ部170の回転規正力が異なる(図9の(b)の方が大きくなる)。従って、時差修正の際、巻真103の回転方向によって時差修正のために要するトルクが異なり、ユーザに違和感を与える。
また、スリップ機構付き歯車構造体140を構成するジャンパ付き歯車150は、その径が数mm程度と小さいことから、ジャンパ部170の弾性腕部(バネ部)172の長さも制限されて短かくなり、曲げ応力が集中する弾性腕部172の基部等に大きな応力がかかって該弾性腕部172の基部等が壊れる虞れある。
なお、ジャンパ部170を片持ち支持する代わりに、両持ち支持すること自体は提案されているけれども(特許文献2)、ジャンパ部を両持ち支持すると躍制爪部による制止力が過度に大きくなる虞れがある。一方、両持ち支持されたジャンパ部の制止力を低く抑えようとしてジャンパ部の弾性腕部を撓み易くすると、ジャンパ部の躍制爪部が爪車の爪部の回転方向に揺動して円板状本体部の穴の周壁に当たってスリップ機構の動作が不安定になる虞れがある。
特公平7−111463号公報 実公昭59−18377号公報
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、爪車の回転方向にかかわらず最低限の制止力を安定に与え得る時計用ジャンパ付き歯車、該歯車を備えた時計のスリップ機構付き歯車構造体、該歯車構造体を備えた時刻修正構造、及び該時刻修正構造を備えた時差修正時計を提供することにある。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車は、前記目的を達成すべく、爪車の遊嵌される中央穴部及び該中央穴部の一側と外周縁部の近傍との間に拡がる中間穴部からなる穴と、前記中間穴部の周壁部に基端でつながり該基端から前記中央穴部の前記一側まで延びた弾性腕部及び該弾性腕部のうち前記中央穴部の前記一側に臨む部位において前記爪車に係合する躍制爪部からなるジャンパ部とを備えた円板状本体部、並びに該円板状本体部の外周の歯車部を有し、前記爪車と協働して時計のスリップ機構付き歯車構造体を形成する時計用ジャンパ付き歯車であって、前記爪車の回転に応じて前記弾性腕部が弾性変形される際に前記躍制爪部を前記爪車の径方向に案内する案内手段を備える。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、「爪車と協働して時計のスリップ機構付き歯車構造体を形成する時計用ジャンパ付き歯車であって、前記爪車の回転に応じてジャンパ部の弾性腕部が弾性変形される際に該ジャンパ部の躍制爪部(ジャンパ部爪部)を前記爪車の径方向に案内する案内手段」が設けられているので、ジャンパ部の弾性腕部の剛性率を比較的小さくして制止力を最低限にしておいても、爪車の回転方向にかかわらずジャンパ部の躍制爪部が爪車の径方向に移動されるから、爪車の回転方向にかかわらず実際上同じ大きさの制止力を与え得る。従って、本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、ユーザが加えるべきトルクも両方で同程度になるので、ユーザが違和感なく時差修正を行ない得る。
また、本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、案内手段による案内の仕方の特定できることから、ジャンパ部の躍制爪部と爪車の爪部との係合ないし噛合い及びその解除動作(例えば、タイミング)を所望に応じて設定することも可能になる。
また、この時計用ジャンパ付き歯車では、ジャンパ部の躍制爪部の可動方向が案内手段により規制されているので弾性腕部を撓み易くしても躍制爪部及び弾性腕部が該躍制爪部の可動方向に対して直角な向きに変位されて穴部の周壁に当たる虞れがない。従って、可動腕部を比較的細く若しくは長く又は細く且つ長くし得るから、可動腕部の基部への応力集中を最低限に抑え得、ジャンパ部が壊れる虞れが少ない。
なお、ジャンパ付き歯車の製造は、典型的には、いわゆるUV−LIGAにより行われる。従って、弾性腕部が、幅(例えば、0.1〜0.3mm程度)の狭い細長い形状であっても、蛇行その他の湾曲形状であっても、また穴部の周壁との間の間隙が狭くても、正確に且つ比較的低コストで量産され得る。但し、所望ならば又は可能ならば、UV−LIGAの代わりに従来の如くプレス加工等によって、製造されてもよい。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、前記案内手段が、前記穴の周縁の一部において前記円板状本体部に形成された係合案内部と、前記ジャンパ部のうち該係合案内部に対面する領域に形成され前記爪車の回転に応じた弾性腕部の弾性変形に伴い該係合案内部に係合されて直線的に案内される被係合部とを有する。
この場合、爪車の回転に伴うジャンパ部の弾性変形の際、該ジャンパ部は被係合部において係合案内部により確実に直線的に案内され得るので、ジャンパ部による躍制動作が安定に行われ得る。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、弾性腕部が躍制爪部よりも先端側に前記被係合部を有する。
この場合、ジャンパ部の躍制爪部が被係合部と同様に直線的に案内され得るから、弾性腕部の変形にかかわらず、ジャンパ部の躍制動作が安定に行われ得る。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、前記ジャンパ部が弾性腕部の前記基端部と前記躍制爪部との中間の部位において、該弾性腕部から分岐した分枝部を有し、該分枝部が前記被係合部を有する。
この場合も、ジャンパ部の躍制爪部が被係合部と同様に直線的に案内され得るから、弾性腕部の変形にかかわらず、ジャンパ部の躍制動作が安定に行われ得る。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、前記弾性腕部が前記躍制爪部でつながった一対の腕部分を有する。
この場合、爪車の回転方向に係らず躍制腕部の一対の腕部分が同様に躍制動作に寄与し得るから、爪車の回転方向にかかわらず同様な制止力が与えられ得る。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、前記案内手段が、前記穴の周縁の一部において前記円板状本体部に形成された一対の係合案内部分と、前記ジャンパ部の各腕部分のうち該係合案内部分に対面する領域に形成され前記爪車の回転に応じた前記弾性腕部の弾性変形に伴い該係合案内部分に係合されて直線的に案内される被係合部分とを有する。
この場合、爪車の回転に伴ってジャンパ部の弾性腕部の一対の腕部分が弾性変形される際、該ジャンパ部が被係合部において係合案内部により確実に直線的に案内され得るので、ジャンパ部による躍制動作が安定に行われ得る。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、前記案内手段が、前記穴の周縁のうち前記躍制爪部の背面に対面する部位において前記円板状本体部に形成された係合案内部と、前記ジャンパ部の前記弾性腕部のうち該係合案内部に対面する領域に形成され前記爪車の回転に応じた前記弾性腕部の弾性変形に伴い該係合案内部に係合されて直線的に案内される被係合部とを有する。
この場合、ジャンパ部の躍制爪部が被係合部と同様に直線的に案内され得るから、弾性腕部の変形にかかわらず、ジャンパ部の躍制動作が安定に行われ得る。
本発明の時計用ジャンパ付き歯車では、典型的には、前記係合案内部が凹部であり、前記被係合部が該凹部に係合される凸部からなる。
この場合、凸部の対応する凹部に対する直線的な出入りにより、ジャンパ部の躍制動作が確実に案内され得る。なお、係合案内部が凸部で、被係合部が凹部であってもよい。
本発明の時計のスリップ機構付き歯車構造体は、前述のような時計用ジャンパ付き歯車と、前記爪車とを有する。ここで、スリップ機構は、ジャンパ付き歯車のジャンパ部と爪車とにより形成される。また、本発明の時計の時刻修正構造は、前記のような時計のスリップ機構付き歯車構造体を備えた時計の時刻修正構造であって、前記ジャンパ付き歯車が筒歯車である。更に、本発明の時差修正付き時計は、典型的には、前記のような時刻修正構造を備える。
本発明の好ましい実施の形態のいくつかを添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
図1及び図2には、本発明の好ましい一実施例の時差修正付き時計1が示されている。この時差修正付き時計1は、本発明の好ましい第一実施例のジャンパ付き歯車70を備えた本発明の好ましい一実施例のスリップ機構付き歯車構造体3を具備した本発明の好ましい一実施例の時差修正構造2を有する。
時差修正付き時計1は、通常のないし本来の時針21、分針31及び秒針41が取付けられる時車20、分車30及び秒車40に加えて、時差のある時を表示する時差時針61が取り付けられる補助筒車としての補助時車60を有する。通常のないし本来の時表示に係る部分に「主」をつけ、例えば通常のないし本来の時針21を以下では主時針21ともいう。図2において、10は地板、11,12は輪列受等の受、13は日車押え又は裏物押えである。
通常運針に際して、秒車40は、秒歯車42において輪列駆動機構(図示せず)から所定速度で回転駆動を受け、秒カナ43において三番車の如き伝え車(図示せず)を介して分車30の分歯車32を回転させる。分歯車32が胴部ないし軸部33にスリップ係合してなる分車30は、分カナ34を介して日の裏車50の日の裏歯車51を回転させ、日の裏車50は、日の裏カナ(図示せず)を介してこれに噛合した時車(筒車)20を回転させる。これにより、秒針41、分針31及び主時針21が回転されて、通常の現在時刻の表示が行われる。
時差修正付き時計1の補助筒車ないし補助時車60は、図2からわかるように、三つの部分60A,60B1,60B2からなり、第一部分60Aは、ジャンパ付き歯車70の形態を採る。第二部分60B1は、小径の爪車ないしカナ62の形態で、分車30の胴部ないし軸部33に摺動回転自在に嵌合されている。爪車62は同じ大きさ及び形状の12個の爪67(図1)を等間隔に備える。第三部分60B2は、爪車62の中空軸部63の下部が嵌着される穴部64を備えた胴部65及びこれと一体的な歯車部66を備える。第二部分60B1及び第三部分60B2は、全体として、一体的な補助筒車本体部60Bを構成する。
ジャンパ付き歯車70は、図2の断面図に加えて、該歯車70のみを拡大して示した図3の平面図からわかるように、円板状本体部71と、該本体部71の外周の平歯車部72とを有する。円板状本体部71は、大きな穴73と、該穴73内に延びたジャンパ部80とを備える。穴73は、中央穴部74と、該中央穴部74の一側開口74Aと円板状本体部71の外周縁部71Aとの間に拡がる中間穴部75とを有する。中間穴部75は、係合案内部としての一対の凹部76A,76B(総称するとき又は区別しないときには符号「76」で表す)を、中央穴部74の両側に対称に有する。凹部76A,76Bの内側側面77A,77B(総称するとき又は区別しないときには符号「77」で表す)はほぼ平行な直線状である。
中央穴部74には、補助筒車本体部60Bを構成する第二部分60B2である爪車ないしカナ62が遊嵌される(図1や図4参照)。中央穴部74は、180度よりも大きい範囲にわたって延びた円弧状の周面74Bを備え、円弧の開口部分が中央穴部74の開口部74Aになっている。図1及びスリップ機構付き歯車構造体3を含む補助筒車ないし補助時車60の部分を拡大平面図で示した図4からわかるように、中央穴部74に遊嵌される爪車ないしカナ62は、円弧状周面74Bにほぼ内接すると共に開口部74Aにおいて、中央穴部74から中間穴部75内に突出する。
中間穴部75は、中央穴部74の一側開口74Aで該中央穴部74につながり、該開口74Aと円板状本体部71の外周縁部71Aの近傍との間に拡がる。
ジャンパ部80は、弾性腕部81と躍制爪部82とを有し、弾性腕部81は、一対の弾性腕部分81A,81B(総称するとき又は区別しないときには符号「81」で表す)からなる。弾性腕部81ないし各弾性腕部分81A,81Bは、中間穴部75の周壁部(円板状本体部71の外周縁部)71Aに基端83A,83B(総称するとき又は区別しないときには符号「83」で表す)でつながり、該基端83A,83Bから中央穴部74の開口74Aの近傍まで延在し、該延在端84A,84B(総称するとき又は区別しないときには符号「84」で表す)において躍制爪部82に一体的につながっている。従って、躍制爪部82は、開口74Aに臨むところに位置する。
より詳しくは、弾性腕部分81A,81Bは、基端部等に応力(例えば、最大で数100Pa程度)が集中するのを避けるべくS字状(又はこれと対称な形状、即ち逆S字状)に滑らかに湾曲した細長い(幅が小さく且つ長い)形状を有し、中間穴部75のうち係合案内凹部76A,76Bに嵌り合う位置に被係合部としての凸部85A,85B(総称するとき又は区別しないときには符号「85」で表す)を備える。被係合凸部85A,85Bは、夫々の内側縁86A,86B(総称するとき又は区別しないときには符号「86」で表す)で係合案内凹部76A,76Bの内側側面77A,77Bに近接ないし摺接し、係合案内凹部76A,76B内でD1,D2方向に移動可能である。換言すれば、一対の係合案内凹部76A,76B及び被係合凸部85A,85Bは、弾性腕部分81A,81Bに外力が働いた際、躍制爪部82が、実際上、中央円形穴部74の中心Cに対して近接離間される方向D1,D2にのみ躍制爪部82の変位を許容し、該方向D1,D2に対して交差する方向への躍制爪部82の変位を実際上禁止する。ここで、案内手段79は、係合案内凹部76と被係合凸部85とからなる。なお、躍制爪部82の変位方向D1,D2は、実際上、爪車62の半径方向に一致する。
弾性腕部分81A,81Bは、躍制爪部82のD1,D2方向への変位に伴う弾性変形の際に中間穴部75の周壁78に当たらないような形状及び大きさを有する。換言すれば、中間穴部75は、躍制爪部82のD1,D2方向への変位に伴って弾性腕部分81A,81Bが弾性変形される際に該弾性腕部分81A,81Bの各部分(被係合凸部85A,85Bを除く)との間に実際上間隙が残るような形状の周壁78を有する。
ジャンパ付き歯車70は、例えば、数mmの直径(但しより大きくてもより小さくてもよい)を有し、弾性腕部81の幅は例えば0.1〜0.3mm程度(但しより大きくてもより小さくてもよい)である。このようなジャンパ付き歯車70は、好ましくは、UV−LIGAにより形成される。但し、UV−LIGAの代わりにプレス等で製造されてもよい。
以上の如く構成されたジャンパ付き歯車70がスリップ機構付き歯車構造体3を形成するように爪車62と共に組込まれてなる補助筒車60では、図4に示したように、安定位置ないし安定状態S1においては、ジャンパ部80の躍制爪部82が爪車62の二つの隣接爪部67,67の間に係合される。このとき、ジャンパ部80は、図3のような外力がかかっていない状態と実際上同じ状態でもよいけれども、典型的には、ジャンパ部80が爪車62の回転を規正するように、躍制爪部82が僅かにD2方向に変位された状態を採る。いずれにしても、D1,D2方向に対して交差する方向への躍制爪部82の変位は、被係合凸部85A,85Bが係合した係合案内凹部76A,76Bにより禁止される。ここで、スリップ機構付き歯車構造体3は、ジャンパ付き歯車70と爪車62とからなり、ジャンパ付き歯車70が駆動側になり爪車62が従動側になる場合スリップ機構付き歯車構造体3ではスリップ動作は生じない。なお、スリップ機構4は、ジャンパ付き歯車70のジャンパ部80と爪車62とにより形成される。
この安定係合状態S1においては、ジャンパ付き歯車70がE1又はE2方向に回転されると、二つの隣接爪部67,67で躍制爪部82に係合された爪車62も該ジャンパ付き歯車70と実際上一体的にE1又はE2方向に回転される。より厳密にいえば、ジャンパ付き歯車70のE1,E2方向の回転に伴い躍制爪部82が僅かにD2方向に変位されると弾性腕部分81A,81BによるD1方向の押圧力が強くなるので、爪車62は実際上遅れなくジャンパ付き歯車70に追随してE1,E2方向に回転される。
一方、この安定状態S1において、爪車62に対してE1又はE2方向の回転トルクが外部から与えられた場合、ジャンパ付き歯車70の下流側の負荷が大きいときには、ジャンパ付き歯車70は実際上回転されず、爪車62のみがE1,E2方向に回転される。この爪車62の回転に際しては、図4において実線で示し図5において想像線で示した状態S1にある爪車62が、図5において実線で示した状態S2にE1方向に回転されると、ジャンパ付き歯車70の弾性腕部分81A,81Bが、想像線で示した状態S1から実線で示した状態S2へと弾性変形される。この弾性変形に際しては、躍制爪部82がD2方向に変位されるように、係合案内凹部76A,76Bと被係合凸部85A,85Bとにより規制される。従って、爪車62の隣接爪部67,67のうち回転方向下流側の爪部67Aの先端が躍制爪部82の先端を乗り越えるまで、躍制爪部82をD2方向に後退させるようにジャンパ部80の弾性腕部分81A,81Bを弾性変形させながら爪車62が回転し、爪車62の爪部67Aの先端部がジャンパ部80の躍制爪部82の先端部を乗り越えると、ジャンパ部80の弾性腕部分81A,81Bの弾性復元力により爪車62が更にE1方向に回転されて、ジャンパ部80及び爪車62が次の安定状態S1に達する。ジャンパ部80の制止力により安定状態S1に保たれる限り、爪車62の更なるE2方向の回転に応じてジャンパ部80の躍制爪部82及び爪車62が次の安定状態S1に達してもよい。
なお、以上のような躍制爪部82の動作は、爪車62がE1方向に回転されてもE2方向に回転されても実質的に同様に行われ得る。また、案内手段を構成する係合案内凹部76や被係合凸部85の形状を所望に応じて選択しておくことにより、爪車62の爪部67,67と躍制爪部82との係合やその解除のタイミングを設定(選択)可能である。
なお、本発明の好ましい一実施例のジャンパ付き歯車70の特徴をより正確に理解し得るように、ジャンパ付き歯車70が、仮に、案内手段79としての係合案内部76A,76B及び被係合部85A,85Bを欠く場合、どのような問題が生じるかを、図6に示した比較例に基づいて説明する。この比較例では、図3から図5に示したジャンパ付き歯車70の要素(部分や部位等)に対応する要素に対して、参照符号として、「100」の位に「2」を付して示す。
図6に示した比較例のジャンパ付き歯車270では、ジャンパ部280の弾性腕部281の腕部分281A,281Bが、ジャンパ部80の弾性腕部81の腕部分81A,81Bのような被係合凸部85A,85Bを欠き、該凸部に対応する部分が他の部分と同様に細長いS字状腕部分を構成すべく滑らかに湾曲した外表面288A,288Bになっている点を除いて、図3から図5に示したジャンパ付き歯車70と同様に構成されている。
この比較例のジャンパ付き歯車270では、例えば、爪車62がE2方向に回転すると、該爪車62の爪部67のうち該爪車62の回転方向E2に関してジャンパ部280の躍制爪部282の上流側に位置する爪部67Cが該躍制爪部282を周方向Fに押す。従って、弾性腕部分281A,281Bの基端部283A,283Bにおいて周壁部271Aに支持されたジャンパ部280のS字状弾性腕部分281A,281Bは、基端部283A,283BのまわりにG方向のトルクを受けて揺動される。ここで、弾性腕部分281A,281Bは応力が特定箇所に集中するのを避けるようなS字状形状を有するので、弾性腕部分281A,281Bが夫々変形されながら比較的大きく揺動され、図6に例示したように、弾性腕部分281A,281Bのうち揺動方向の前縁に位置する部分H,J等が中間穴部275の周壁278の対面部分278H,278J等に当接し押付けられる。その結果、ジャンパ部280の変形やその各部の変位が妨げられたり抑制され、爪車62の回転に対して大きな負荷がかかったり、回転自体が妨げられたりする虞れがあるだけでなく、爪車62の回転の際の負荷の大きさやその変動が場合により異なって安定性を欠き、躍制爪部282と爪車62の爪部との係合及びその解除のタイミングが確実には制御(設定)され難い。ジャンパ部280のG方向の揺動を最低限に抑えようとすると、弾性腕部分281A,281Bのバネ剛性を相当高める必要があり、爪車62の回転に対するジャンパ部280の制止力が大きくなり過ぎたり、爪車62の回転に要する力が大きくなり過ぎる。一方、ジャンパ部280がG方向に揺動しても該ジャンパ部280が中間穴部275の周壁278にあたらないように、該ジャンパ部280の腕部分281A,281Bと中間穴部275の周壁278との間隙を大きくしようとすると、ジャンパ付き歯車270の円板状本体部271をより大きくする必要があるか、それともジャンパ部280をより小さくする必要がある。後者の場合、弾性腕部分281A,281Bのバネ剛性が大きくなるのを避けるためには弾性腕部分281A,281Bを更に細くする必要があり、壊れ易くなるのを避け難い。なお、爪車62を反対方向E1に回転する場合にも同様な問題が生じることは明らかであろう。
以上の比較例との対比からわかるように、本発明の一実施例のジャンパ付き歯車70では、案内手段79としての係合案内部76A,76B及び被係合部85A,85Bを備えるが故に、ジャンパ部80の弾性腕部分81A,81Bが比較的弾性変形され易い形状及びサイズであっても、ジャンパ部80が案内手段により案内されて確実にD1,D2方向に変位され得るので、ジャンパ部80の躍制動作が安定に行われ得る。
また、図3から図5に示したジャンパ付き歯車70では、ジャンパ部80の弾性腕部分81A,81B及び穴部73を含む各部分が、安定位置にある躍制爪部82の先端と中央穴部74の中心Cとを結ぶ仮想中心線Kに関して鏡映対称な形状を備えるので、爪車62の回転方向E1,E2にかかわらずジャンパ部80が同じ躍制動作をし得る。
なお、図1及び図2に戻って、時差修正付き時計1では、図2からわかるように、補助筒車60のうち部分B1を構成するジャンパ付き歯車70は、歯車部72で日の裏車50の時差修正用カナ部52と噛み合っている。
従って、通常運針状態においては、日の裏車50の回転が時差修正用日の裏カナ52を介してジャンパ付き歯車70に伝えられ、該ジャンパ付き歯車70の回転に応じてカナ部ないし爪車62が回転されて補助筒車本体部60Bが回転されるので、時差時針61は設定された時差分だけズレた時を表示するように運針される。
また、図1及び図2からわかるように、時差修正付き時計1の時刻修正構造としての時差修正構造2は、スリップ機構付き歯車構造体3の形態の補助筒車60に加えて、相互に噛み合った第一及び第二のカレンダ修正伝え車91及び92並びに第一及び第二の時修正伝え車93及び94を有する。第一のカレンダ修正伝え車91は、巻真14がM方向に引出されて時差修正位置M1に設定されると小鉄車15と噛合し、巻真14が中心軸線AのまわりでA1又はA2方向に回転される際、つづみ車16及び小鉄車15を介して回転される。第二の時修正伝え車94は、補助筒車60の本体部60Bの歯車部66に噛合し、巻真14のA1又はA2方向の回転を、補助筒車60の本体部60Bに伝え、該補助筒車60をE1又はE2方向に回転させる。
従って、時差修正位置M1に設定された巻真14のA1又はA2方向回転に伴い補助筒車本体60Bの胴部65がE1又はE2方向に回転され、補助時針ないし時差時針61がE1又はE2方向に回転されて時差分だけズレた時に設定される。このとき、補助筒車本体60Bのカナ部ないし爪車部62もE1又はE2方向に回転されるけれども、ジャンパ付き歯車70は日の裏車50の時差修正用カナ部52を介して比較的高負荷系につながっているので、爪車62の回転によってはジャンパ付き歯車70は回転されない。すなわち、爪車部62の回転に伴いジャンパ付き歯車70のジャンパ部80の弾性腕部81が案内手段79に案内されてD1,D2方向に変位されるから、躍制爪部82のD1,D2方向変位が安定に行われ得る。従って、この時差修正動作がスムーズに行われ得るだけでなく、該時差修正動作が通常運針状態にある時車20や分車30や秒車40の回転を妨げることもない。
なお、ジャンパ付き歯車70のジャンパ部80は、仮想中心線Kに関して鏡映対称な形状を有するので、爪車62の回転方向E1,E2にかかわらず、爪車62は同一の回転負荷のある状態で回転され得るから、表示すべき時差を増加させる方向に巻真14を回すときも該表示時差を減少させる方向に巻真14を回すときも巻真14にかかる負荷が同様になるので、ユーザがかけるべきトルクも両方向で同様になるから、ユーザは違和感なくどちらの方向にも時差修正を行い得る。
図7は、本発明の第二実施例のジャンパ付き歯車A70を示す。図7のジャンパ付き歯車A70において、図3に示した第一実施例のジャンパ付き歯車70の要素(部分や部位等)と同様な要素(部分や部位等)には、最初に符号「A」が付されている。
ジャンパ付き歯車A70は、ジャンパ付き歯車70と同様に、ジャンパ部A80を構成する弾性腕部A81が一対の弾性腕部分A81A,A81Bを備え、その先端部A84A,A84Bの間において対称中心線Kに沿って躍制爪部A82を備える。但し、ジャンパ付き歯車A70では、一対の案内手段が設けられる代わりに、対称中心位置において、躍制爪部A82の背後に一つの案内手段A79が形成されている。ジャンパ付き歯車A70では、躍制爪部A82の背後に一つの案内手段A79を形成しつつ弾性腕部分A81A,A81Bに十分な長さを確保するために、弾性腕部分A81A,A81Bが、躍制爪部A82の背後にS字状に形成される代わりに、躍制爪部A82が内周側に位置するように該躍制爪部A82を取囲む状態で、円弧状に形成される。従って、ジャンパ付き歯車A70では、穴A73のうち爪車が遊嵌される中央穴部A74の開口A74Aにつながる中間穴部A75が、全体として中央穴部74を実際上取囲むように、円弧状に延びた部分A75CA,A75CBを有する。また、弾性腕部分A81A,A81Bは、ジャンパ付き歯車A70の円板状本体部A71の外周部分A71A自体ではなくて、該外周部分A71Aから半径方向内向きに突出した延在部分A71A1の両側縁に対して、基端部A83A,A83Bでつながっている。
ジャンパ付き歯車A70では、案内手段A79は、中間穴部A75の周壁A78に対称中心Kに沿って形成された係合案内凹部A76と、該凹部A76に対してD1,D2方向に変位可能に嵌合された被係合凸部A85とからなる。被係合凸部A85の幅は係合案内凹部A76の幅とほぼ同じで、被係合凸部A85は、両側縁において係合案内凹部A76の両側縁に対してほぼ摺接する。この例では、係合案内凹部A76及び被係合凸部A85は、いずれも、対称中心線Kに関して鏡映対称な形状を有する。また、係合案内凹部A76は、被係合凸部A85を十分な長さだけ係合し得るように両側壁に突出部を備える。但し、この突出部はなくてもよい。
このジャンパ付き歯車A70においても、案内手段A79が、ジャンパ部A80の躍制爪部A82の変位方向を、実際上、D1,D2方向に規正するので、弾性腕部分A81A,A81Bが全体的に弾性的で且つ可撓性(撓み易い)の形状ないし状態であっても、弾性腕部分A81A,A81Bが中間凹部A75の周壁A78に当たることなく躍制動作が安定に行われ得る。
ジャンパ部を構成する弾性腕部は、一対の腕部分からなる代わりに、一つの腕部分からなっていてもよい。
図8に示したジャンパ付き歯車B70において、図3のジャンパ付き歯車70の要素と同様な部材には、最初(頭)に添字「B」が付されている。
ジャンパ付き歯車B70では、ジャンパ部B80を構成する弾性腕部B81が単一の弾性腕部分B81からなり、この例では、弾性腕部B81は、ジグザグ形状に蛇行した形状を有する。弾性腕部B81は、基端B83で中間穴部B75の周壁部につながり、躍制腕部先端B87に円形の被係合凸部B85を有する。より詳しくは、腕部先端部B87は、K方向に延びた先端腕部分B88と、該先端腕部分B88の先端に形成された円形の被係合凸部B85とからなる。ジャンパ部B80は、躍制腕部B81のジグザグ形状に蛇行した腕部分のうち先端B87に近接し中央穴部B73の開口部B74の中央に臨む部分に、躍制爪部B82を備える。弾性腕部B81のジグザグ形状(ジグザグの蛇行回数や蛇行を形成する各斜行部の形状や長さ等)は、基端B83に対して躍制爪部B82に十分な可撓性(撓み易さ)を付与し得る限り、どのようなものであってもよい。
上述のように、この例では、弾性腕部B81は躍制爪部B82よりも先端側に被係合凸部B85を有し、円板状本体部B71は、中間穴部B75のうち被係合凸部B85に対応する部位に、K方向に延びた係合案内凹部B76を有する。この例では、係合案内凹部B76は、被係合凸部B85の径と同様な幅を有する。従って、被係合凸部B85は、その両側縁B86C,B86Dで係合案内凹部B76の両側縁B76C,B76Dに摺接して該両側縁B76C,B76DでD1,D2方向に案内される。この例では,案内手段B79は、係合案内凹部B76と被係合凸部B85とからなる。
以上の如く構成されたジャンパ付き歯車B70では、案内手段B79によって弾性腕部B81の先端側部分の動きがD1,D2方向に規制されているので、躍制爪部B82は、実際上、D1,D2方向にのみ変位可能である。その結果、爪車62の回転により爪車62の爪67,67によって躍制爪部B82が変位される際に、弾性腕部分B81が中間穴部B75の周壁B78に当たる虞れがなく、ジャンパ部B80による躍制動作が安定に行われ得る。
弾性腕部が一つの腕部分からなる場合にも、一対の腕部分からなる場合(図3及び図7参照)と同様に、弾性腕部が、ジグザグ形状の腕部分の代わりに、中央穴部の背後に大きく回りこんだ円弧状腕部分からなっていてもよい。
図9に示したジャンパ付き歯車C70において、図3のジャンパ付き歯車70の要素と同様な部材には最初(頭)に添字「B」が付され、図8のジャンパ付き歯車B70の要素と同様な部材には最初(頭)に添字「B」の代わりに添字「C」が付されている。
ジャンパ付き歯車C70では、ジャンパ部C80を構成する弾性腕部C81が単一の弾性腕部分C81からなり、この例では、弾性腕部C81は、180度以上の角度範囲にわたって延在した円弧状形状を有する。弾性腕部C81は、中央穴部C74の背後に位置する基端C83で中間穴部C75の周壁部の突出部C71A1につながり、躍制腕部先端C87に円形の被係合凸部C85を有する。より詳しくは、中間穴部C75は、全体として中央穴部C74を180度程度又はそれ以上の範囲にわたって取囲むように、円弧状に延びた円弧状部分C75Cを有する。また、腕部先端部C87は、D1,D2方向に延びた先端腕部分C88と、該先端腕部分C88の先端に形成された円形の被係合凸部C85とからなる。ジャンパ部C80は、躍制腕部C81の先端部分C88の近傍において分岐し中央穴部C74の開口部C74Aの中央に向かって延びた腕部分C89を備え、該腕部分C89に、躍制爪部C82を備える。なお、ジャンパ部C80の本来の働きの観点からすれば、弾性腕部C81のうち腕部分C89を分岐部とみなす代わりに、先端部C87を分岐部とみなし得る。弾性腕部C81の円弧状部分は、基端C83に対して躍制爪部C82に十分な可撓性ないし撓み易さを付与し得る限り、中間穴部75の本体部分C75D及び円弧状部分C75C内において、180度よりもはるかに大きい角度範囲にわたって延びていても180度程度であっても、180度よりも相当小さい角度範囲にわたって延びていてもよい。弾性腕部C81は、全体が一様に撓み得るように典型的にはほぼ同様な幅及び形状を有するけれども所望ならば基端側幅広であってもよい。
ジャンパ付き歯車C70では、円板状本体部C71は、中間穴部C75のうち被係合凸部C85に対応する部位に、D1,D2方向に延びた係合案内凹部C76を有する。係合案内凹部C76の幅は、被係合凸部C85の径とほぼ同様である。従って、被係合凸部C85は、その両側縁C86C,C86Dで係合案内凹部C76の両側縁C76C,C76Dに摺接して該両側縁C76C,C76DでD1,D2方向に案内される。この例では,案内手段C79は、係合案内凹部C76と被係合凸部C85とからなる。
以上の如く構成されたジャンパ付き歯車C70では、案内手段C79によって弾性腕部C81の先端側部分の動きがD1,D2方向に規制されているので、躍制爪部C82は、実際上、D1,D2方向にのみ変位可能である。その結果、爪車62の回転により爪車62の爪67,67によって躍制爪部C82が変位される際に、弾性腕部分C81が中間穴部C75の周壁C78に当たる虞れがなく、ジャンパ部C80による躍制動作が安定に行われ得る。
以上においては、ジャンパ付き歯車を備えたスリップ機構付き歯車構造体を時差修正時計の時差修正機構に適用した例について説明したけれども、時計の他の機構に適用してもよい。
以上においては、ジャンパ付き歯車が時差修正付き時計の時差修正構造に適用される例について説明したけれども、本発明のジャンパ付き歯車は、時計の他の部分に用いられてもよい。
本発明の好ましい一実施例のジャンパ付き歯車を備えた本発明の好ましい一実施例の時差修正付き時計の平面説明図(但し、ケースその他の外装部分は省略)。 図1の時差修正付き時計の一部の拡大断面説明図。 図1の時差修正付き時計で用いられている本発明の好ましい一実施例のジャンパ付き歯車の平面説明図。 図3のジャンパ付き歯車を備えた本発明の好ましい一実施例のスリップ機構付き歯車構造体の平面説明図。 図4のスリップ機構付き歯車構造体の一動作状態を示した平面説明図。 比較例のジャンパ付き歯車を備えた比較例のスリップ機構付き歯車構造体の平面説明図。 本発明のジャンパ付き歯車の一変形例についての図3と同様な平面説明図。 本発明のジャンパ付き歯車の別の変形例についての図3と同様な平面説明図。 本発明のジャンパ付き歯車の更に別の変形例についての図3と同様な平面説明図。 従来の時差修正付き時計のジャンパ付き歯車を説明するための図であって、(a)は従来の時差修正付き時計の一部を拡大して示した平面説明図、(b)は(a)の時差修正付き時計で用いられているジャンパ付き歯車についての図3と同様な平面説明図。 従来のジャンパ付き歯車を備えたスリップ機構付き歯車構造体の動作を説明するための図であって、(a)は爪車が一方向に回転する際におけるスリップ機構付き歯車構造体の一部を拡大して示した平面説明図、(b)は爪車が(a)とは反対方向に回転する際におけるスリップ機構付き歯車構造体の一部を拡大して示した平面説明図。
符号の説明
1 時差修正付き時計
2 時差修正構造
3 スリップ機構付き歯車構造体
4 スリップ機構
14 巻真
15 小鉄車
16 つづみ車
20 時車(筒車)ないし主時車(主筒車)
21 時針(主時針)
30 分車
31 分針
32 分歯車
33 胴部(軸部)
34 分カナ
40 秒車
41 秒針
42 秒歯車
50 日の裏車
51 日の裏歯車
52 カナ
60,A60,B60,C60 補助時車(補助筒車)
60A 第一部分(ジャンパ付き歯車)
60B 補助筒車本体部
60B1 第二部分(爪車部分)
60B2 第三部分
62 爪車(カナ)
63 中空軸部
64 穴部
65 胴部
66 歯車部
67 爪部
70,A70,B70,C70 ジャンパ付き歯車
71,A71,B71,C71 円板状本体部
72,A72,B72,C72 歯車部
73,A73,B73,C73 穴
74,A74,B74,C74 中央穴部
74A,A74A,B74A,C74A 開口
75,A75,B75,C75 中間穴部
76,76A,76B,A76,B76,C76 係合案内凹部
B76C,B76D,C76C,C76D 側縁
77,77A,77B 側縁
78,A78,B78,C78 周壁
79,A79,B79,C79 案内手段
80,A80,B80,C80 ジャンパ部
81,A81,B81,C81 弾性腕部
81A,81B 弾性腕部分
82,A82,B82,C82 躍制爪部
83,83A,83B,A83,B83,C83 基端
84,84A,84B 延在端
85,85A,85B,A85,B85,C85 被係合凸部
86,86A,86B,B86C,B86D,C86C,C86D 側縁部
91,92 カレンダ修正伝え車
93,94 時修正伝え車
A 中心軸線
A1,A2 回転方向
C 回転中心
D1,D2 移動方向
E1,E2 回転方向
K 仮想中心線
M 巻真出し入れ方向
M1 時差修正位置
S1,S2 状態

Claims (11)

  1. 爪車の遊嵌される中央穴部及び該中央穴部の一側と外周縁部の近傍との間に拡がる中間穴部からなる穴と、前記中間穴部の周壁部に基端でつながり該基端から前記中央穴部の前記一側まで延びた弾性腕部及び該弾性腕部のうち前記中央穴部の前記一側に臨む部位において前記爪車に係合する躍制爪部からなるジャンパ部とを備えた円板状本体部、並びに
    該円板状本体部の外周の歯車部
    を有し、前記爪車と協働して時計のスリップ機構付き歯車構造体を形成する時計用ジャンパ付き歯車であって、
    前記爪車の回転に応じて前記弾性腕部が弾性変形される際に前記躍制爪部を前記爪車の径方向に案内する案内手段を備える時計用ジャンパ付き歯車。
  2. 前記案内手段が、
    前記穴の周縁の一部において前記円板状本体部に形成された係合案内部と、前記ジャンパ部のうち該係合案内部に対面する領域に形成され前記爪車の回転に応じた弾性腕部の弾性変形に伴い該係合案内部に係合されて直線的に案内される被係合部とを有する請求項1に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  3. 弾性腕部が躍制爪部よりも先端側に前記被係合部を有する請求項2に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  4. 前記ジャンパ部が弾性腕部の前記基端部と前記躍制爪部との中間の部位において、該弾性腕部から分岐した分枝部を有し、該分枝部が前記被係合部を有する請求項2に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  5. 前記弾性腕部が前記躍制爪部でつながった一対の腕部分を有する請求項1に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  6. 前記案内手段が、前記穴の周縁の一部において前記円板状本体部に形成された一対の係合案内部分と、前記ジャンパ部の各腕部分のうち該係合案内部分に対面する領域に形成され前記爪車の回転に応じた前記弾性腕部の弾性変形に伴い該係合案内部分に係合されて直線的に案内される被係合部分とを有する請求項5に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  7. 前記案内手段が、前記穴の周縁のうち前記躍制爪部の背面に対面する部位において前記円板状本体部に形成された係合案内部と、前記ジャンパ部の前記弾性腕部のうち該係合案内部に対面する領域に形成され前記爪車の回転に応じた前記弾性腕部の弾性変形に伴い該係合案内部に係合されて直線的に案内される被係合部とを有する請求項5に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  8. 前記係合案内部が凹部であり、前記被係合部が該凹部に係合される凸部からなる請求項2から4及び請求項6から7までのうちいずれか一つの項に記載の時計用ジャンパ付き歯車。
  9. 請求項1から8までのいずれか一つの項に記載の時計用ジャンパ付き歯車と、前記爪車とを有する時計のスリップ機構付き歯車構造体。
  10. 請求項9に記載の時計のスリップ機構付き歯車構造体を備えた時計の時刻修正構造であって、前記ジャンパ付き歯車が筒歯車である時計の時刻修正構造。
  11. 請求項10に記載の時刻修正構造を備えた時差修正付き時計。
JP2006232190A 2006-08-29 2006-08-29 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計 Pending JP2008058012A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232190A JP2008058012A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計
EP07253359A EP1895370A3 (en) 2006-08-29 2007-08-24 Wheel attached with jumper for timepiece, wheel structure attached with slip mechanism of timepiece, time correcting structure and timepiece attached with time difference correction

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232190A JP2008058012A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008058012A true JP2008058012A (ja) 2008-03-13

Family

ID=38728879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006232190A Pending JP2008058012A (ja) 2006-08-29 2006-08-29 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1895370A3 (ja)
JP (1) JP2008058012A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174931A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Montres Breguet Sa プログラミングおよび再プログラミング可能な時計用の機械的メモリ・ホイール
JP2011174932A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Montres Breguet Sa 時計の主針によるオンデマンドの時間帯表示
JP2020502525A (ja) * 2016-12-23 2020-01-23 ソシエテ・アノニム・ドゥ・ラ・マニュファクチュア・ドーロジュリー・オードゥマール・ピゲ・エ・シ 時計のための可撓性を有するモノリシック構成部品
JP2020109375A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 シチズン時計株式会社 時差修正機構及び時差修正機構付時計
JP2021025998A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス 計時器インデックス要素
US12032333B2 (en) 2019-01-07 2024-07-09 Citizen Watch Co., Ltd. Time difference correction mechanism and timepiece with time difference correction mechanism

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH710467B1 (fr) * 2014-12-12 2019-02-15 Richemont Int Sa Roue pour mobile à friction de mécanisme horloger et mobile à friction correspondant.
CH712973B1 (de) * 2016-09-23 2023-12-29 Bucherer Ag Tourbillon und Uhr mit Tourbillon.
JP6787098B2 (ja) * 2016-12-13 2020-11-18 セイコーエプソン株式会社 時計用ムーブメント、機械式時計および爪レバーの係合解除方法
CH719140A1 (fr) * 2021-11-12 2023-05-31 Soprod Sa Dispositif d'indexation pour un mécanisme d'horlogerie.

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07111463B2 (ja) * 1990-01-18 1995-11-29 セイコーエプソン株式会社 時計の時刻修正構造
JPH0990061A (ja) * 1995-09-27 1997-04-04 Citizen Watch Co Ltd 時差修正付時計

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174931A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Montres Breguet Sa プログラミングおよび再プログラミング可能な時計用の機械的メモリ・ホイール
JP2011174932A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Montres Breguet Sa 時計の主針によるオンデマンドの時間帯表示
JP2020502525A (ja) * 2016-12-23 2020-01-23 ソシエテ・アノニム・ドゥ・ラ・マニュファクチュア・ドーロジュリー・オードゥマール・ピゲ・エ・シ 時計のための可撓性を有するモノリシック構成部品
JP2020109375A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 シチズン時計株式会社 時差修正機構及び時差修正機構付時計
WO2020144989A1 (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 シチズン時計株式会社 時差修正機構及び時差修正機構付時計
US12032333B2 (en) 2019-01-07 2024-07-09 Citizen Watch Co., Ltd. Time difference correction mechanism and timepiece with time difference correction mechanism
JP2021025998A (ja) * 2019-08-08 2021-02-22 ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス 計時器インデックス要素
JP7014861B2 (ja) 2019-08-08 2022-02-01 ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス 計時器インデックス要素

Also Published As

Publication number Publication date
EP1895370A2 (en) 2008-03-05
EP1895370A3 (en) 2009-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008058012A (ja) 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計
JP6147465B2 (ja) 決定された時間を表示するためのデバイスを備える時計
JP5177811B2 (ja) 時間に関連する量を表示する装置を修正する機構を具備する時計
US8264912B2 (en) Watch with calendar mechanism having two date indicators
US8111587B2 (en) Watch with calendar mechanism equipped with month indicator and date indicator
JP6370178B2 (ja) 日曜回し車、カレンダ機構、時計用ムーブメント及び時計
JP2014194416A (ja) 時間情報を表示するためのデバイス
US9791832B2 (en) Timepiece and method for manufacturing timepiece
US8811124B2 (en) Date system for a timepiece
US11022940B2 (en) Timepiece movement and timepiece
JP2006214822A (ja) 緩急可能なひげぜんまいを含む機械式時計
JP6513561B2 (ja) 年次または永久カレンダ機構、およびそれを備える時計
JP2019219383A (ja) 時計表示システム
JP6004857B2 (ja) 表示機構、時計用ムーブメント、及び機械式時計
US10908556B2 (en) Timepiece movement and timepiece
JP2010197077A (ja) レトログラード表示機構、これを備えたカレンダ表示機構及び該機構を備えたアナログ時計
JP2008058011A (ja) 時計用ジャンパ付き歯車、時計のスリップ機構付き歯車構造体、時刻修正構造、及び時差修正付き時計
JP2010145160A (ja) 日車装置及びこれを備えたアナログ時計
JP6661379B2 (ja) ジャンパ機構、ムーブメント及び時計
JP7263871B2 (ja) テンプ、ムーブメントおよび機械式時計
JP6751215B1 (ja) てんぷ規正機構、時計用ムーブメントおよび時計
US20210208538A1 (en) Movement and watch
JP2015503739A (ja) 時計ムーブメント用ばね
JP7159082B2 (ja) 時差修正機構、時計用ムーブメントおよび時計
JP2018146235A (ja) ムーブメントおよび時計