キャビネット1は、図1に示すように、矩形箱状をなすものであり、キャビネット1の内部には空間状の調理室が形成されている。このキャビネット1の前板には出入口2が形成されており、食品は調理室の外部から出入口2を通して調理室の内部に投入され、調理室の内部から出入口2を通して調理室の外部に取出される。このキャビネット1には扉3が装着されており、扉3は出入口2を閉鎖する垂直な閉鎖状態および出入口2を開放する水平な開放状態相互間で下端部の水平な軸4を中心に回動可能にされている。
キャビネット1の内部には、図1に示すように、レンジ調理ユニット5とグリル調理ユニット6とオーブン調理ユニット7とスチーム調理ユニット8が収納されている。レンジ調理ユニット5は調理室の内部にマイクロ波を照射することに基づいて調理室の内部に収納された食品を加熱調理するものであり、マイクロ波を発振するマグネトロン9(図2参照)とマグネトロン9から発振されたマイクロ波を調理室の内部に照射する導波管を有している。グリル調理ユニット6は調理室の内部に輻射熱を照射することに基づいて調理室の内部に収納された食品を加熱調理するものであり、調理室内の天井部に配置されたグリルヒータ10(図2参照)とグリルヒータ10から放出された輻射熱を下方へ反射する反射板を有している。
オーブン調理ユニット7は調理室の内部に熱風を循環させることに基づいて調理室の内部に収納された食品を加熱調理するものであり、調理室の内部に風を循環させるためのファンとファンを回転操作するファンモータ11(図2参照)とファンから吐出された風を加熱することに基づいて熱風化するオーブンヒータ12(図2参照)を有している。スチーム調理ユニット8は調理室の内部に過熱水蒸気を注入することに基づいて調理室の内部に収納された食品を加熱調理するものである。このスチーム調理ユニット8は中空状の蒸気生成容器と蒸気生成容器の内部に水を注入するためのインペラとインペラを回転操作するポンプモータ13(図2参照)と蒸気生成容器内の水を加熱することに基づいて過熱水蒸気を生成するスチームヒータ14(図2参照)を有するものであり、スチームヒータ14が生成した過熱水蒸気は蒸気生成容器の内部から蒸気生成容器の噴水口を通して調理室の内部に吐出される。これらレンジ調理ユニット5とグリル調理ユニット6とオーブン調理ユニット7とスチーム調理ユニット8のそれぞれは加熱源に相当するものである。
キャビネット1の内部には、図2に示すように、制御回路15が収納されている。この制御回路15はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPU16とROM17とRAM18とEEPROM19とタイマ回路20を有している。このタイマ回路20は一定の時間間隔でパルス信号を出力するものであり、CPU16はタイマ回路20から出力されるパルス信号に基づいて計時動作を行う。この制御回路15は表示制御手段および加熱制御手段のそれぞれに相当するものであり、制御回路15のEEPROM19は記録手段および不揮発性メモリのそれぞれに相当する。
制御回路15にはマグネトロン駆動回路21を介してマグネトロン9が接続され、ヒータ駆動回路22を介してグリルヒータ10が接続され、モータ駆動回路23を介してファンモータ11が接続され、ヒータ駆動回路24を介してオーブンヒータ12が接続され、モータ駆動回路25を介してポンプモータ13が接続され、ヒータ駆動回路26を介してスチームヒータ14が接続されており、制御回路15のCPUはマグネトロン9とグリルヒータ10とファンモータ11とオーブンヒータ12とスチームヒータ14のそれぞれを駆動制御することに基づいて調理室内の食品を加熱調理する。
制御回路15には、図2に示すように、温度センサ27および赤外線センサ50が接続されている。温度センサ27は調理室の庫内温度を検出するものであり、赤外線センサ50は調理物の表面温度を検出するものであり、制御回路15はレンジ調理とグリル調理とオーブン調理とスチーム調理のそれぞれを行うときには温度センサ27からの出力信号および赤外線センサ50からの出力信号の双方に基づいて調理内容を制御する。この制御回路15には、図2に示すように、扉センサ28が接続されている。この扉センサ28は扉3の閉鎖状態および扉3の開放状態で電気的な状態が相互に切換わるものであり、制御回路15は扉センサ28からの出力信号に基づいて扉3が閉鎖状態および開放状態のいずれにあるかを判断する。
制御回路15には、図3に示すように、電源回路29が接続されている。この電源回路29は商用交流電源を直流電源に変換するものであり、制御回路15には電源回路29から駆動電源が与えられる。この電源回路29の給電路には電源スイッチ30および電源リレー31が介在されている。電源スイッチ30は扉3の閉鎖状態でオフ状態になり、扉3の開放状態でオン状態になるものであり、電源スイッチ30がオフされた扉3の閉鎖状態で扉3が開放されたときには電源スイッチ30がオンされ、電源回路29から制御回路15に駆動電源が与えられることに基づいて制御回路15が起動する。この制御回路15は起動直後の電源投入処理で電源リレー31をオンするものであり、電源リレー31のオン状態では扉3が閉鎖されたときであっても電源回路29から制御回路15に駆動電源が与えられる。
扉3には、図1に示すように、操作パネル32が接合されている。この操作パネル32は扉3の下端面に沿って左右方向へ延びる横長な長方形状をなすものであり、操作パネル32には左摘み33および右摘み34が装着されている。これら左摘み33および右摘み34のそれぞれは前後方向へ延びる軸に沿って前方のオフ位置および後方のオン位置相互間で直線的に移動可能にされたものであり、リターンスプリングのばね力で前方のオフ位置に保持されている。これら左摘み33および右摘み34のそれぞれはリターンスプリングのばね力に抗してオフ位置からオン位置に押圧操作されるものであり、操作力が消滅することに基づいてオン位置からオフ位置にリターンスプリングのばね力で自己復帰する。この左摘み33は操作子に相当するものであり、右摘み34は別の操作子に相当するものである。
左摘み33の後方には左スイッチ35(図2参照)が配置され、右摘み34の後方には右スイッチ36(図2参照)が配置されている。これら左スイッチ35および右スイッチ36のそれぞれは自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、左スイッチ35は前方の左摘み33がオフ位置に保持された状態でオフされ、右スイッチ36は前方の右摘み34がオフ位置に保持された状態でオフされる。これら左スイッチ35および右スイッチ36のそれぞれは、図2に示すように、制御回路15に接続されたものであり、左スイッチ35は前方の左摘み33がオフ位置からオン位置に押圧操作されることに基づいてオンされ、右スイッチ36は前方の右摘み34がオフ位置からオン位置に押圧操作されることに基づいてオンされる。
左摘み33および右摘み34のそれぞれは軸を中心に時計回り方向および反時計回り方向の双方に回動可能にされたものであり、左摘み33は左エンコーダ37(図2参照)のシャフトに連結され、右摘み34は右エンコーダ38(図2参照)のシャフトに連結されている。これら左エンコーダ37および右エンコーダ38のそれぞれはロータリエンコーダから構成されたものであり、左エンコーダ37のシャフトは左摘み33が時計回り方向および反時計回り方向のそれぞれに回動操作されることに基づいて同方向へ回動操作され、右エンコーダ38のシャフトは右摘み34が時計回り方向および反時計回り方向のそれぞれに回動操作されることに基づいて同方向へ回動操作される。これら左エンコーダ37および右エンコーダ38のそれぞれは、図2に示すように、制御回路15に接続されており、制御回路15は左エンコーダ37からの出力信号に基づいて左摘み33の操作方向および操作量のそれぞれを検出し、右エンコーダ38からの出力信号に基づいて右摘み34の操作方向および操作量のそれぞれを検出する。
操作パネル32には、図1に示すように、左レンズ39および右レンズ40が接合されている。これら左レンズ39および右レンズ40のそれぞれは透明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、左レンズ39は左摘み33を取囲む円環状をなし、右レンズ40は右摘み34を取囲む円環状をなしている。これら左レンズ39の後方および右レンズ40の後方のそれぞれには複数の電飾LED41(図2参照)が配置されており、左レンズ39および右レンズ40のそれぞれは後方の電飾LED41が点灯することに基づいて照明される。
操作パネル32には、図1に示すように、スタートキー42および取消しキー43が装着されており、スタートキー42の後方にはスタートスイッチ44(図2参照)が配置され、取消しキー43の後方には取消しスイッチ45(図2参照)が配置されている。これらスタートスイッチ44および取消しスイッチ45のそれぞれは自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、スタートスイッチ44は前方のスタートキー42に操作力が作用していない状態でオフされ、取消しスイッチ45は前方の取消しキー43に操作力が作用していない状態でオフされる。これらスタートスイッチ44および取消しスイッチ45のそれぞれは、図2に示すように、制御回路15に接続されたものであり、スタートスイッチ44は前方のスタートキー42が後方へ押圧操作されることに基づいてオンされ、取消しスイッチ45は前方の取消しキー43が後方へ押圧操作されることに基づいてオンされる。
操作パネル32には、図1に示すように、左摘み33の左方に位置してドットマトリクス形の液晶表示器46が接合されている。この液晶表示器46は、図2に示すように、制御回路15にLCD駆動回路47を介して接続されており、制御回路15は左摘み33と右摘み34とスタートキー42と取消しキー43のそれぞれの操作内容に応じた映像を液晶表示器46に表示する。この制御回路15にはブザー駆動回路48を介してブザー49が接続されている。このブザー49はキャビネット1の内部に収納されたものであり、制御回路15はブザー49を鳴動することに基づいて使用者に情報を報知する。このブザー49は鳴動器に相当するものであり、液晶表示器46は表示器に相当するものである。
図4は制御回路15のROM17に記録された制御プログラムを説明するためのフローチャートであり、使用者が制御回路15の停止状態で扉3を閉鎖状態から開放状態に操作したときには扉スイッチ30がオンされ、電源回路29から制御回路15に駆動電源が供給されることに基づいて制御回路15が起動する。すると、制御回路15のCPU16は図4のステップS1の電源投入処理で電源リレー31をオンすることに基づいて電源を確保する。
CPU16はステップS1で電源リレー31をオンすると、ステップS2でEEPROM19から電飾機能の設定結果を検出し、ステップS3でEEPROM19から報知機能の設定結果を検出する。これら電飾機能および報知機能のそれぞれはCPU16が図12のステップS64の設定変更処理でEEPROM19に記録するものであり、複数の電飾LED41は電飾機能の設定結果に応じた内容で発光し、ブザー49は報知機能の設定結果に応じた内容で鳴動する。これら電飾機能および報知機能のそれぞれは複数の選択肢のうちから選択的に設定されるものであり、報知機能の選択肢には、図13の(b)に示すように、「すべてオン」と「取り忘れブザーオフ」と「すべてオフ」が設定されている。「すべてオン」は予め決められた複数の全てのタイミングのそれぞれでブザー49を鳴らすものであり、「取り忘れブザーオフ」は複数のタイミングのうち特定のタイミングを除く残りのタイミングのそれぞれでブザー49を鳴らすものであり、「すべてオフ」は複数の全てのタイミングのそれぞれでブザー49を鳴らさないものである。
CPU16は図4のステップS3で報知機能の設定結果を検出すると、ステップS4で液晶表示器46に起動画面を表示する。図5の(a)および(b)のそれぞれはCPU16がステップS4で表示する起動画面を示すものであり、起動画面は商品名「steam convection CALOLIER」を表示することで構成される。この起動画面は報知機能の設定結果がステップS3の検出結果に基づいて表示されるものであり、報知機能「取り忘れブザーオフ」が設定されているときには、図5の(a)に示すように、ブザーを模した絵柄と共に「取忘オフ」が表示され、報知機能「すべてオフ」が設定されているときにはブザーを模した絵柄と共に「全てオフ」が表示され、報知機能「すべてオン」が設定されているときには、図5の(b)に示すように、「取忘オフ」および「全てオフ」の双方が表示されない。この起動画面は電飾機能の設定結果がステップS2の検出結果に基づいて表示されるものであり、電飾機能を使用しないことが設定されているときには、図5の(a)に示すように、LEDを模した絵柄と共に「オフ」が表示され、電飾機能を使用することが設定されているときには、図5の(b)に示すように、LEDを模した絵柄および「オフ」の双方が表示されない。
CPU16は図4のステップS4で起動画面を表示すると、ステップS5で扉3が閉鎖状態にあるか否かを判断する。ここで扉3が閉鎖状態にあることを判断したときにはステップS6へ移行し、ROM17に予め記録された初期値「0」をタイマTにセットする。このタイマTはCPU16がタイマ回路20からのパルス信号を検出することに基づいて割込み処理で更新するものであり、CPU16はステップS6でタイマTをリセットしたときにはステップS7へ移行し、タイマTの計測結果をROM17に予め記録された待機時間「2.0秒」と比較する。ここで「T=待機時間」を判断したときにはステップS8へ移行する。
CPU16はステップS8へ移行すると、液晶表示器46に起動画面に換えて待受け画面を表示する。即ち、待受け画面は起動画面の表示後に扉3が閉鎖されてから待機時間が経過することに基づいて自動的に表示されるものである。図5の(c)はステップS8で表示される待受け画面を示すものであり、待受け画面はガイド図柄および矢印図柄を有している。ガイド図柄は手動調理用の左摘み33および自動調理用の右摘み34のいずれかを操作することを使用者に促すものであり、「調理方法を選んで下さい」で表示される。矢印図柄は使用者に左摘み33および右摘み34のそれぞれの位置を報知するものであり、右向きの矢印「→」で表示される。
CPU16は図4のステップS8で待受け画面を表示すると、ステップS9でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS10で左摘み33が回動操作されたか否かを判断し、ステップS11で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS12で右摘み34が回動操作されたか否かを判断し、ステップS13でタイマTの計測値をROM17に予め記録されたパワーオフ時間「5分」と比較する。
使用者が左摘み33の回動操作と左摘み34の押圧操作と右摘み34の回動操作のそれぞれを行うことなくパワーオフ時間が経過したときにはCPU16はステップS13からステップS18へ移行し、電源リレー31をオフすることに基づいて電源を遮断する(オートパワーオフ)。使用者がパワーオフ時間の経過前に左摘み33を時計回り方向および反時計回り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS10からステップS15の手動調理処理へ移行し、使用者がパワーオフ時間の経過前に左摘み33を押圧操作したときにはCPU16はステップS14で押圧操作フラグをオンした後にステップS15の手動調理処理へ移行し、使用者が右摘み34を時計回り方向および反時計回り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS12からステップS16の自動調理処理へ移行する。
制御回路15のROM17には、図6の(a)に示すように、手動調理用の第1の階層データが記録されている。この手動調理用の第1の階層データは液晶表示器46に手動調理用の第1の階層メニューを文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、手動調理用の第1の階層データには画像データ「お手入れ・設定」と画像データ「レンジ」と画像データ「過熱水蒸気・石窯オーブン」と画像データ「発酵」と画像データ「グリル」と画像データ「スチーム(蒸し)」が設定されている。
図7は図4のステップS15の手動調理処理の詳細を示すものであり、CPU16はステップS15の手動調理処理へ移行したときにはステップS21で待受け画面を消去し、ステップS22で液晶表示器46に手動調理用の第1の階層メニュー選択画面を初期表示する。図5の(d)はステップS22で初期表示される手動調理用の第1の階層メニュー選択画面を示すものであり、手動調理用の第1の階層メニュー選択画面は使用者が手動調理用の複数の第1の階層メニューのうちから第1の階層メニューを選択するための画面である。この手動調理用の第1の階層メニュー選択画面にはタイトル領域61と上メニュー領域62と中メニュー領域63と下メニュー領域64が上下方向に並べて設定されており、タイトル領域61内には手動調理用の第1の階層メニューを選択することを使用者に促す「手動調理」が表示され、上メニュー領域62内には手動調理用の第1の階層データに基づいて第1の階層メニュー「お手入れ・設定」が黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には手動調理用の第1の階層データに基づいて第1の階層メニュー「レンジ」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内には手動調理用の第1の階層データに基づいて第1の階層メニュー「過熱水蒸気・石窯オーブン」が黒色の背景に白色の文字で表示される。これら上メニュー領域62〜下メニュー領域64はメニュー領域60を構成するものであり、タイトル領域61内のタイトル「手動調理」はメニュー領域60内の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」〜「過熱水蒸気・石窯オーブン」を総括するものである。
CPU16は図7のステップS22で液晶表示器46に第1の階層メニュー選択画面を初期表示すると、ステップS23でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS24で左摘み33が回動操作されたか否かを判断し、ステップS25で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS26でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が待機時間の経過前に左摘み33を時計回り方向および反時計回り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS24からステップS27へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64表示内容のそれぞれを左摘み33の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS23に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。
図5の(d)〜(i)のそれぞれはステップS27で表示される第1の階層メニュー選択画面の変更結果を示すものであり、CPU16は第1の階層メニュー選択画面の表示状態で左摘み33が時計回り方向へ回動操作されたことを検出したときには左摘み33の時計回り方向への操作量が予め決められた単位値Δθに到達する毎に上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを(1)のパターンで切換え、左摘み33が反時計回り方向へ操作されたことを検出したときには左摘み33の反時計回り方向への操作量が予め決められた単位値Δθに到達する毎に上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを(2)のパターンで切換える。
(1)中メニュー領域63の表示内容を「レンジ」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「発酵」→「グリル」→「スチーム(蒸し)」→「お手入れ・設定」→「レンジ」・・の順序で循環的に切換え、上メニュー領域62の表示内容を「お手入れ・設定」→「レンジ」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「発酵」→「グリル」→「スチーム(蒸し)」→「お手入れ・設定」・・の順序で循環的に切換え、下メニュー領域64の表示内容を「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「発酵」→「グリル」→「スチーム(蒸し)」→「お手入れ・設定」→「レンジ」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」・・の順序で循環的に切換える。
(2)中メニュー領域63の表示内容を「レンジ」→「お手入れ・設定」→「スチーム(蒸し)」→「グリル」→「発酵」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「レンジ」・・の順序で循環的に切換え、上メニュー領域62の表示内容を「お手入れ・設定」→「スチーム(蒸し)」→「グリル」→「発酵」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「レンジ」→「お手入れ・設定」・・の順序で循環的に切換え、下メニュー領域64の表示内容を「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「レンジ」→「お手入れ・設定」→「スチーム(蒸し)」→「グリル」→「発酵」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」・・の順序で循環的に切換える。即ち、第1の階層メニュー選択画面上では左摘み33が反時計回り方向へ単位量Δθだけ操作されたときに中メニュー領域63内に表示される直前の第1の階層メニューが上メニュー領域62内に表示され、左摘み33が時計回り方向へ単位量Δθだけ操作されたときに中メニュー領域63内に表示される直後の第1の階層メニューが下メニュー領域64内に表示される。
CPU16は図7のステップS26でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、ステップS28で押圧操作フラグの設定結果を検出する。ここで押圧操作フラグのオフを判断したときにはステップS29へ移行し、ステップS28で押圧操作フラグのオンを判断したときにはステップS30へ移行する。この押圧操作フラグは図4のステップS1の電源投入処理でオフ状態に初期設定されるものであり、使用者が待受け画面の表示状態で左摘み33を押圧操作したときにはオンされ、使用者が待受け画面の表示状態で左摘み33を回動操作したときにはオンされない。
CPU16は図7のステップS29へ移行すると、図5の(j)〜(o)のそれぞれに示すように、タイトル領域61の表示内容を「手動調理」から「左つまみを押して決定」に変更する。即ち、使用者が待受け画面の表示状態で左摘み33を回動操作して第1の階層メニュー選択画面を初期表示したときには左摘み33の回動操作および押圧操作の双方が行われることなく待機時間が経過することに基づいて上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、左摘み33を押圧操作することがタイトル領域61の表示内容から使用者に促される。この左摘み33を押圧操作することがタイトル領域61内に表示された画面を第1の階層メニュー確定画面と称する。
CPU16は図7のステップS30へ移行すると、図5の(p)に示すように、タイトル領域61の表示内容を「手動調理」から「左つまみを回して選択」に変更する。即ち、使用者が待受け画面の表示状態で左摘み33を押圧操作して第1の階層メニュー選択画面を初期表示したときには左摘み33の回動操作および押圧操作の双方が行われることなく待機時間が経過することに基づいて上メニュー領域61の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、左摘み33を回動操作して第1の階層メニューを選択することがタイトル領域61の表示内容から使用者に促される。
CPU16は図7のステップS30でタイトル領域61の表示内容を変更すると、ステップS31で押圧操作フラグをオフし、ステップS23に復帰する。この状態で左摘み33が回動操作されたときにはステップS27で上メニュー領域62内の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが左摘み33の操作内容に応じて変更され、ステップS26で「T=待機時間」が判断されたときにはステップS28で押圧操作フラグのオフが判断され、ステップS29で第1の階層メニュー確定画面が表示される。
CPU16は図7のステップS29で第1の階層メニュー確定画面を表示すると、ステップS32で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS33で左摘み33が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が左摘み33を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS33からステップS34へ移行する。ここでタイトル領域61の表示内容を「左つまみを押して決定」から「手動調理」に変更し、ステップS23に復帰する。即ち、第1の階層メニュー確定画面の表示状態で使用者が左摘み33を押圧操作することなく回動操作したときにはタイトル領域61内に使用者の操作意図に応じた「手動調理」が再び表示され、第1の階層メニューを選択することが可能な第1の階層メニュー選択画面が再び表示される。
制御回路15のROM17には手動調理用の第1の階層メニュー「レンジ」・「過熱水蒸気・石窯オーブン」・「発酵」・「グリル」・「スチーム(蒸し)」・「お手入れ・設定」のそれぞれに対して第2の階層データが記録されている。これら手動調理用の第2の階層データのそれぞれは第2の階層メニューを文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、例えば「レンジ」用の第2の階層データには、図8の(a)に示すように、画像データ「スチームレンジ」と画像データ「出力1000W」と画像データ「出力600W」が設定され、「過熱水蒸気・石窯オーブン」用の第2の階層データには、図8の(b)に示すように、画像データ「アップルパイ」と画像データ「ハンバーグ」と画像データ「鶏の照焼き」が設定され、「お手入れ・設定」用の第2の階層データには、図8の(c)に示すように、画像データ「イルミネーションガイド設定」と画像データ「メニューナビの優先順位」と画像データ「ブザー設定」が設定されている。
CPU16は図7のステップS32で左摘み33が押圧操作されたことを判断すると、ステップS35で手動調理用の第1の階層メニューを中メニュー領域63の現在の表示内容で確定し、RAM18に手動調理用の第1の階層メニューの確定結果を記録する。例えば中メニュー領域63内に「レンジ」が表示された状態で使用者が左摘み33を押圧操作したときには手動調理用の第1の階層メニューが「レンジ」で確定し、RAM18に手動調理用の第1の階層メニューの確定結果として「レンジ」が記録される。中メニュー領域63内に「お手入れ・設定」が表示された状態で使用者が左摘み33を押圧操作したときには手動調理用の第1の階層メニューが「お手入れ・設定」で確定し、RAM18に手動調理用の第1の階層メニューの確定結果として「お手入れ・設定」が記録される。
CPU16は図7のステップS35で手動調理用の第1の階層メニューを確定すると、ステップS36でタイトル領域61内に手動調理用の第1の階層メニューの確定結果を表示する。そして、手動調理用の複数の第2の階層データのうちから手動調理用の第1の階層メニューの確定結果に応じたものを選択し、手動調理用の第2の階層データの選択結果を上メニュー領域62内〜下メニュー領域64内のそれぞれに表示する。この画面は手動調理用の第2の階層メニューを選択することが可能な手動調理用の第2の階層メニュー選択画面に相当するものであり、図9の(a)と図10の(a)と図11の(a)のそれぞれは第2の階層メニュー選択画面の一例である。
図9の(a)は手動調理用の第1の階層メニューが「レンジ」で確定したときの画面であり、タイトル領域61内には手動調理用の第1の階層メニューの確定結果「レンジ」がタイトルとして表示され、上メニュー領域62内には「レンジ」に応じた第2の階層メニュー「スチームレンジ」が黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には第2の階層メニュー「出力1000W」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内には第2の階層メニュー「出力600W」が黒色の背景に白色の文字で表示される。図10の(a)および図11の(a)のそれぞれは手動調理用の第1の階層メニューが「お手入れ・設定」で確定したときの画面であり、タイトル領域61内には手動調理用の第1の階層メニューの確定結果「お手入れ・設定」がタイトルとして表示され、上メニュー領域62内には「お手入れ・設定」に応じた第2の階層メニュー「イルミネーションガイド設定」が電飾機能の現在の設定結果と共に黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には第2の階層メニュー「メニューナビの優先順位」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内には第2の階層メニュー「ブザー設定」が報知機能の現在の設定結果と共に黒色の背景に白色の文字で表示される。
CPU16は図7のステップS25で左摘み33が押圧操作されたことを判断すると、ステップS35で手動調理用の第1の階層メニューを中メニュー領域63の現在の表示内容で確定し、RAM18に手動調理用の第1の階層メニューの確定結果を記録する。そして、ステップS36へ移行し、第2の階層メニュー選択画面を表示する。即ち、使用者が第1の階層メニュー選択画面の表示状態で待機時間の経過前に左摘み33を押圧操作したときには第1の階層メニュー確定画面が表示されることなく第2の階層メニュー選択画面が表示される。
CPU16は図7のステップS36で第2の階層メニュー選択画面を表示すると、ステップS37でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS38で左摘み33が回動操作されたか否かを判断し、ステップS39で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS40でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が待機時間の経過前に左摘み33を回動操作したときにはCPU16はステップS38からステップS41へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを左摘み33の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS37に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。これら上メニュー領域62〜下メニュー領域64のそれぞれはステップS27と同一のパターンで表示内容が変更されるものであり、(3)および(4)のそれぞれは表示内容の変更パターンの一例である。
(3)手動調理用の第1の階層メニューが「レンジ」で確定した状態で左摘み33が時計回り方向へ回動操作されたときには左摘み33の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に中メニュー領域63の表示内容を「出力1000W」→「出力600W」→「スチームレンジ」→「出力1000W」・・の順序で循環的に切換え、上メニュー領域62の表示内容を「スチームレンジ」→「出力1000W」→「出力600W」→「スチームレンジ」・・の順序で循環的に切換え、下メニュー領域64の表示内容を「出力600W」→「スチームレンジ」→「出力1000W」→「出力600W」・・の順序で循環的に切換える。
(4)手動調理用の第1の階層メニューが「レンジ」で確定した状態で左摘み33が反時計回り方向へ回動操作されたときには左摘み33の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に中メニュー領域63の表示内容を「出力1000W」→「スチームレンジ」→「出力600W」→「出力1000W」・・の順序で循環的に切換え、上メニュー領域62の表示内容を「スチームレンジ」→「出力600W」→「出力1000W」→「スチームレンジ」・・の順序で循環的に切換え、下メニュー領域64の表示内容を「出力600W」→「出力1000W」→「スチームレンジ」→「出力600W」・・の順序で循環的に切換える。
CPU16は図7のステップS40でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、図12のステップS42でタイトル領域61の表示内容を手動調理用の第1の階層メニューの確定結果から「左つまみを押して決定」に変更する。この画面は手動調理用の第2の階層メニューを確定することが可能な手動調理用の第2の階層メニュー確定画面に相当するものであり、図9の(b)と図10の(b)と図11の(b)のそれぞれはステップS42で表示される手動調理用の第2の階層メニュー確定画面の一例である。即ち、使用者が手動調理用の第2の階層メニュー選択画面の表示状態で左摘み33の回動操作および押圧操作のそれぞれを行うことなく待機時間が経過したときには上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、タイトル領域61の表示内容から左摘み33を押圧操作して手動調理用の第2の階層メニューを確定することが使用者に促される。
CPU16は図12のステップS42で第2の階層メニュー確定画面を表示すると、ステップS43へ移行する。ここで左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS44で左摘み33が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が手動調理用の第2の階層メニュー確定画面の表示状態で左摘み33を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS44からステップS45へ移行する。ここでタイトル領域61の表示内容を「左つまみを押して決定」から手動調理用の第1の階層メニューの確定結果に変更し、図7のステップS37に復帰する。即ち、手動調理用の第2の階層メニュー確定画面の表示状態で使用者が左摘み33を押圧操作することなく回動操作したときには直前の第2の階層メニュー選択画面が再び表示され、第2の階層メニューを選択することが可能な状態に復帰する。
CPU16は図12のステップS43で左摘み33が押圧操作されたことを判断すると、ステップS46で手動調理用の第2の階層メニューを中メニュー領域63内に表示されている手動調理用の第2の階層メニューで確定し、手動調理用の第2の階層メニューの確定結果をRAM18に記録する。例えば中メニュー領域63内に手動調理用の第2の階層メニュー「出力1000W」が表示されている状態で使用者が左摘み33を押圧操作したときには手動調理用の第2の階層メニューが「出力1000W」で確定し、RAM18に手動調理用の第2の階層メニューの確定結果として「出力1000W」が記録される。中メニュー領域63内に手動調理用の第2の階層メニュー「メニューナビの優先順位」が表示されている状態で使用者が左摘み33を押圧操作したときには手動調理用の第2の階層メニューが「メニューナビの優先順位」で確定し、RAM18に手動調理用の第2の階層メニューの確定結果として「メニューナビの優先順位」が記録される。
CPU16は図12のステップS46で第2の階層メニューを確定すると、ステップS47で手動調理用の第1の階層メニューの確定結果を「お手入れ・設定」と比較する。ここで手動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「お手入れ・設定」と相違していることを判断したときにはステップS48へ移行し、手動調理用の第2の階層メニュー確定画面に換えて手動調理用の調理時間設定画面を表示する。この調理時間設定画面は手動調理用の第1の階層メニューの確定結果をタイトル領域61内にタイトルとして表示し、手動調理用の第2の階層メニューの確定結果を上メニュー領域62内に表示し、中メニュー領域63および下メニュー領域64の双方に換えて調理時間領域65を設定することで表示されるものであり、調理時間領域65内には調理時間の初期値として「0秒」が表示される。図9の(c)は手動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「レンジ」で手動調理用の第2の階層メニューの確定結果が「出力1000W」であるときにステップS48で表示される調理時間設定画面であり、タイトル領域61内には第1の階層メニューの確定結果「レンジ」が表示され、上メニュー領域62内には第2の階層メニューの確定結果「出力1000W」が表示され、調理時間領域65内には調理時間の初期値「0秒」が表示される。
CPU16は図7のステップS39で待機時間が経過する前に左摘み33が押圧操作されたことを判断すると、図12のステップS46で手動調理用の第2の階層メニューを中メニュー領域63内に表示されている手動調理用の第2の階層メニューで確定し、手動調理用の第2の階層メニューの確定結果をRAM18に記録する。そして、ステップS47で手動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「お手入れ・設定」と相違していることを判断したときにはステップS48へ移行する。即ち、使用者が手動調理用の第2の階層メニュー選択画面の表示状態で待機時間の経過前に左摘み33を押圧操作したときには手動調理用の第2の階層メニュー確定画面が表示されることなく調理時間設定画面が表示される。
CPU16は図12のステップS48で調理時間設定画面を表示すると、ステップS49でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS50で左摘み33が回動操作されたか否かを判断し、ステップS51でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が左摘み33を時計回り方向および反時計回り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS50からステップS53へ移行し、左摘み33の操作内容に応じて調理時間を設定する。そして、ステップS54へ移行し、調理時間の設定結果を調理時間領域65内に表示する。図9の(e)はステップS54で表示される調理時間設定画面を示すものである。
CPU16は図12のステップS51でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、ステップS52でタイトル領域61の表示内容を手動調理用の第1の階層メニューの確定結果から「左つまみを回して時間設定」に変更し、ステップS50に復帰する。図9の(d)はステップS52でタイトル領域61内に「左つまみを回して時間設定」が表示された画面を示すものであり、CPU16は図12のステップS50で左摘み33が回動操作されたことを判断したときにはステップS53で左摘み33の操作内容に応じて調理時間を設定し、ステップS54へ移行する。この場合にはステップS54でタイトル領域61の表示内容を「左つまみを回して時間設定」から手動調理用の第1の階層メニューの確定結果に変更し、図9の(e)に示すように、調理時間の設定結果を調理時間領域65内に表示する。即ち、使用者が左摘み33を回動操作することなく待機時間が経過したときにはタイトル領域61内に「左つまみを回して時間設定」が表示され、使用者に左摘み33を回動操作して調理時間を設定することが促される。
CPU16は図12のステップS54で調理時間の設定結果を表示すると、ステップS55でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS56でスタートキー42が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS57でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。ここで「T=待機時間」を判断したときにはステップS58へ移行し、図9の(f)に示すように、タイトル領域61の表示内容を手動調理用の第1の階層メニューの確定結果から「スタートで調理開始」に変更することに基づいて使用者にスタートキー42を操作することを促す。そして、図12のステップS58からステップ56に復帰し、スタートキー42が押圧操作されることを待つ。
CPU16はステップS56でスタートキー42が押圧操作されたことを判断すると、ステップS59で調理時間を現在の設定結果で確定し、調理時間の確定結果をRAM18に記録する。そして、ステップS60へ移行し、加熱調理を開始する。この加熱調理は調理室内の調理物が手動調理用の第1の階層メニューの確定結果および手動調理用の第2の階層メニューの確定結果の双方に応じた調理方法で加熱されるようにマグネトロン9とグリルヒータ10とファンモータ11とオーブンヒータ12とポンプモータ13とスチームヒータ14のそれぞれを駆動制御することに基づいて実行されるものであり、CPU16は加熱調理の実行中にはステップS61で調理時間の確定結果を時間の進行に応じて減算し、ステップS62で調理時間領域65内に調理時間の減算結果を残り調理時間として表示する。そして、ステップS63で調理時間の減算結果をROM17に予め記録された調理終了値「0」と比較し、調理時間の減算結果が調理終了値に到達したことを判断したときには図4のステップS17の調理終了処理へ移行する。図9の(g)は加熱調理の実行中に図12のステップS62で表示される調理中画面を示すものであり、加熱調理の実行中にはタイトル領域61内に手動調理用の第1の階層メニューの確定結果が表示され、調理時間領域65内に残り調理時間の減算結果が表示される。
制御回路15のROM17には手動調理用の第2の階層メニュー「イルミネーションガイド設定」と「メニューナビの優先順位」と「ブザー設定」のそれぞれに対して第3の階層データが記録されている。これら第3の階層データのそれぞれは第3の階層メニューを文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、例えば「メニューナビの優先順位」用の第3の階層データには、図13の(a)に示すように、画像データ「加熱方法優先」と画像データ「最近の調理優先」と画像データ「調理のカテゴリー優先」が設定され、「ブザー設定」用の第3の階層データには、図13の(b)に示すように、画像データ「すべてオン」と画像データ「取り忘れブザーオフ」と画像データ「すべてオフ」が設定されている。
CPU16は図12のステップS47で手動調理用の第1の階層メニューの設定結果が「お手入れ・設定」であることを判断すると、ステップS64の設定変更処理へ移行する。図14はステップS64の設定変更処理の詳細を示すものであり、CPU16は図14のステップS71でタイトル領域61内に手動調理用の第2の階層メニューの確定結果をタイトルとして表示する。そして、手動調理用の複数の第3の階層データのうちから手動調理用の第2の階層メニューの確定結果に応じたものを選択し、手動調理用の第3の階層データの選択結果を上メニュー領域62内〜下メニュー領域64内のそれぞれに表示する。この画面は手動調理用の第3の階層メニューを選択することが可能な手動調理用の第3の階層メニュー選択画面に相当するものである。図10の(c)は手動調理用の第2の階層メニューが「メニューナビの優先順位」で確定したときの手動調理用の第3の階層メニュー選択画面を示すものであり、上メニュー領域62内には「メニューナビの優先順位」に応じた手動調理用の第3の階層データに基づいて手動調理用の第3の階層メニュー「加熱方法優先」が白色の背景に黒色の文字で表示され、中メニュー領域63内には手動調理用の第3の階層メニュー「最近の調理優先」が黒色の背景に白色の文字で表示され、下メニュー領域64内には手動調理用の第3の階層メニュー「調理のカテゴリー優先」が黒色の背景に白色の文字で表示される。図11の(c)は手動調理用の第2の階層メニューが「ブザー設定」で確定したときの手動調理用の第3の階層メニュー選択画面を示すものであり、上メニュー領域62内には「ブザー設定」に応じた手動調理用の第3の階層データに基づいて手動調理用の第3の階層メニュー「すべてオン」が白色の背景に黒色の文字で表示され、中メニュー領域63内には手動調理用の第3の階層メニュー「取り忘れブザーオフ」が黒色の背景に白色の文字で表示され、下メニュー領域64内には手動調理用の第3の階層メニュー「すべてオフ」が黒色の背景に白色の文字で表示される。
CPU16は図14のステップS71で第3の階層メニュー選択画面を表示すると、ステップS72でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS73で左摘み33が回動操作されたか否かを判断し、ステップS74で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS75でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば例えば使用者が待機時間の経過前に左摘み33を回動操作したときにはCPU16はステップS73からステップS76へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを左摘み33の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS72に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。
図10の(c)〜(e)のそれぞれは手動調理用の第2の階層メニューが「メニューナビの優先順位」で確定した状態で左摘み33が回動操作されたときの上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれの変更結果を示すものであり、左摘み33が時計回り方向へ回動操作されたときには左摘み33の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に手動調理用の第3の階層メニューの表示色が「加熱方法優先」→「最近の調理優先」→「調理のカテゴリー優先」→「加熱方法優先」・・の順序で循環的に黒色に切換わり、左摘み33が反時計回り方向へ回動操作されたときには左摘み33の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に手動調理用の第3の階層メニューの表示色が「加熱方法優先」→「調理のカテゴリー優先」→「最近の調理優先」→「加熱方法優先」・・の順序で循環的に黒色に切換わる。
図11の(c)〜(e)のそれぞれは手動調理用の第2の階層メニューが「ブザー設定」で確定した状態で左摘み33が回動操作されたときの上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれの変更結果を示すものであり、左摘み33が時計回り方向へ回動操作されたときには左摘み33の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に手動調理用の第3の階層メニューの表示色が「すべてオン」→「取り忘れブザーオフ」→「すべてオフ」→「すべてオン」・・の順序で循環的に黒色に切換わり、左摘み33が反時計回り方向へ回動操作されたときには左摘み33の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に手動調理用の第3の階層メニューの表示色が「すべてオン」→「すべてオフ」→「取り忘れブザーオフ」→「すべてオン」・・の順序で循環的に黒色に切換わる。
CPU16は図14のステップS75でタイマTの計測値が待機時間に到達しことを判断すると、ステップS77でタイトル領域61の表示内容を手動調理用の第2の階層メニューの確定結果から「左つまみを押して決定」に切換える。即ち、第3の階層メニュー選択画面の表示状態で左摘み33の回動操作および押圧操作の双方が行われることなく待機時間が経過したときには、図10の(f)〜(h)および図11の(f)〜(h)のそれぞれに示すように、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、左摘み33を押圧操作して手動調理用の第3の階層メニューを確定することがタイトル領域61の表示内容から使用者に促される。この左摘み33を押圧操作することがタイトル領域61内に表示された画面を手動調理用の第3の階層メニュー確定画面と称する。
CPU16は図14のステップS77で手動調理用の第3の階層メニュー確定画面を表示すると、ステップS78で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS79で左摘み33が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が左摘み33を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS79からステップS80へ移行する。ここでタイトル領域61の表示内容を「左つまみを押して決定」から手動調理用の第2の階層メニューの確定結果に変更し、ステップS72に復帰する。即ち、手動調理用の第3の階層メニュー確定画面の表示状態で使用者が左摘み33を押圧操作することなく回動操作したときにはタイトル領域61内に手動調理用の第2の階層メニューの確定結果が再び表示され、手動調理用の第3の階層メニューを選択することが可能な手動調理用の第3の階層メニュー選択画面が再び表示される。
CPU16は図14のステップS78で左摘み33が押圧操作されたことを判断すると、ステップS81で手動調理用の第3の階層メニューを黒色で表示している第3の階層メニューで確定し、RAM18に手動調理用の第3の階層メニューの確定結果を記録する。例えば図10の(f)では左摘み33が押圧操作されることに基づいて手動調理用の第3の階層メニューが「加熱方法優先」で確定し、図11の(f)では左摘み33が押圧操作されることに基づいて手動調理用の第3の階層メニューが「すべてオン」で確定する。
CPU16は図14のステップS81で手動調理用の第3の階層メニューの確定結果をRAM18に記録すると、ステップS82で手動調理用の第3の階層メニューの確定結果をEEPROM19に機能の設定結果として格納し、ステップS83でタイトル領域61の表示内容を手動調理用の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」に切換える。そして、ステップS84で手動調理用の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」に応じた第2の階層メニュー選択画面を表示し、図7のステップS37に復帰する。
図10の(i)はCPU16がステップS84で表示する手動調理用の第2の階層メニュー選択画面の一例を示すものである。この第2の階層メニュー選択画面は手動調理用の第3の階層メニューが「加熱方法優先」と「最近の調理優先」と「調理のカテゴリー優先」のいずれで確定されたときであっても共通に表示されるものであり、上メニュー領域62内には手動調理用の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」に応じた手動調理用の第2の階層メニュー「イルミネーションガイド設定」および第2の階層メニュー「イルミネーションガイド設定」の現在の設定結果のそれぞれが黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には手動調理用の第2の階層メニュー「メニューナビの優先順位」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内には手動調理用の第2の階層メニュー「ブザー設定」および第2の階層メニュー「ブザー設定」の現在の設定結果のそれぞれが黒色の背景に白色の文字で表示される。
図11の(i)〜(k)のそれぞれはCPU16がステップS84で表示する手動調理用の第2の階層メニュー選択画面の一例を示すものである。図11の(i)の第2の階層メニュー選択画面は手動調理用の第3の階層メニューが「すべてオン」で確定されたときに表示されるものであり、第3の階層メニューの確定結果「オン」が下メニュー領域64内に報知機能の設定結果として白色の背景に黒色の文字で表示される。図11の(j)の第2の階層メニュー選択画面は手動調理用の第3の階層メニューが「取り忘れブザーオフ」で確定されたときに表示されるものであり、第3の階層メニューの確定結果「取忘オフ」が下メニュー領域64内に報知機能の設定結果として白色の背景に黒色の文字で表示される。図11の(k)の第2の階層メニュー選択画面は手動調理用の第3の階層メニューが「すべてオフ」で確定されたときに表示されるものであり、第3の階層メニューの確定結果「オフ」が下メニュー領域64内に報知機能の設定結果として白色の背景に黒色の文字で表示される。
制御回路15のROM17には、図6の(b)に示すように、自動調理用の第1の階層データが記録されている。この自動調理用の第1の階層データは液晶表示器46に自動調理用の第1の階層メニューを文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、自動調理用の第1の階層データには画像データ「加熱方法から選ぶ」と画像データ「最近の調理から選ぶ」と画像データ「調理のカテゴリーから選ぶ」が設定されている。自動調理用の第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」は自動調理メニューをレンジ調理とグリル調理とオーブン調理とスチーム調理の加熱方法を基準に選択するためのメニューであり、自動調理用の第1の階層メニュー「調理のカテゴリーから選ぶ」は自動調理メニューを生解凍と焼き物(肉)と焼き物(魚)と蒸し物等のカテゴリーを基準に選択するためのメニューであり、自動調理用の第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」は自動調理メニューを実際に行った自動調理メニューのうちから選択するものである。
図15は図4のステップS16の自動調理処理の詳細を示すものであり、CPU16はステップS16の自動調理処理へ移行したときには図15のステップS91で待受け画面を消去し、ステップS92で液晶表示器46に自動調理用の第1の階層メニュー選択画面を初期表示する。図16の(d)はCPU16がステップS92で表示する自動調理用の第1の階層メニュー選択画面を示すものである。この自動調理用の第1の階層メニュー選択画面にはタイトル領域61と上メニュー領域62と中メニュー領域63と下メニュー領域64が上下方向に並べて設定されており、タイトル領域61内には自動調理用の第1の階層メニューを選択することを使用者に促す「メニューナビ」がタイトルとして表示され、上メニュー領域62内には自動調理用の第1の階層データに基づいて自動調理用の第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」が表示され、中メニュー領域63内には自動調理用の第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」が表示され、下メニュー領域64内には自動調理用の第1の階層メニュー「調理のカテゴリーから選ぶ」が表示される。
手動調理用の第3の階層メニュー「加熱方法優先」と「最近の調理優先」と「調理のカテゴリー優先」のそれぞれは図15のステップS92で自動調理用の第1の階層メニュー選択画面を初期表示するときに白色の背景に黒色の文字で表示する自動調理用の第1の階層メニューを選択するためのメニューである。例えば手動調理用の第3の階層メニュー「加熱方法優先」が確定されたときには、図16の(d)に示すように、上メニュー領域62内の第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」が白色の背景に黒色の文字で表示され、残りの第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」および「調理のカテゴリーから選ぶ」のそれぞれが黒色の背景に白色の文字で表示される。手動調理用の第3の階層メニュー「最近の調理優先」が確定されたときには、図16の(e)に示すように、中メニュー領域63内の第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」が白色の背景に黒色の文字で表示され、残りの第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」および「調理のカテゴリーから選ぶ」のそれぞれが黒色の背景に白色の文字で表示される。手動調理用の第3の階層メニュー「調理のカテゴリー優先」が確定されたときには、図16の(f)に示すように、下メニュー領域64内の第1の階層メニュー「調理のカテゴリーから選ぶ」が白色の背景に黒色の文字で表示され、自動調理用の第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」および「最近の調理から選ぶ」のそれぞれが黒色の背景に白色の文字で表示される。
CPU16は図15のステップS92で自動調理用の第1の階層メニュー選択画面を初期表示すると、ステップS93でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS94で右摘み34が回動操作されたか否かを判断し、ステップS95で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS96でタイマTの計測値が待機時間「3.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が待機時間の経過前に右摘み34を回動操作したときにはCPU16はステップS94からステップS97へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64表示内容のそれぞれを右摘み34の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS93に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。このステップS97の表示内容の変更処理は第1の階層メニューの表示色を択一的に黒色に切換えるものであり、例えば上メニュー領域62内の自動調理用の第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」が白色の背景に黒色の文字で表示されている状態で右摘み34が時計回り方向へ回動操作されたときには、図16の(d)〜(f)に示すように、右摘み34の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第1の階層メニューの表示色が「加熱方法から選ぶ」→「最近の調理から選ぶ」→「調理のカテゴリーから選ぶ」→「加熱方法から選ぶ」・・の順序で循環的に黒色に切換わり、右摘み34が反時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第1の階層メニューの表示色が「加熱方法から選ぶ」→「調理のカテゴリーから選ぶ」→「最近の調理から選ぶ」→「加熱方法から選ぶ」・・の順序で循環的に黒色に切換わる。
CPU16は図15のステップS96でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、図16の(g)〜(i)のそれぞれに示すように、ステップS98でタイトル領域61の表示内容を「メニューナビ」から「右つまみを押して決定」に変更する。即ち、自動調理用の第1の階層メニュー選択画面の表示状態で右摘み34の回動操作および押圧操作の双方が行われることなく待機時間が経過したときには上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、右摘み34を押圧操作することがタイトル領域61の表示内容から使用者に促される。この右摘み34を押圧操作することがタイトル領域61内に表示された画面を自動調理用の第1の階層メニュー確定画面と称する。
CPU16は図15のステップS98で自動調理用の第1の階層メニュー確定画面を表示すると、ステップS99で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS100で右摘み34が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が右摘み34を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS100からステップS101へ移行する。ここでタイトル領域61の表示内容を「右つまみを押して決定」から「メニューナビ」に変更し、ステップS93に復帰する。即ち、自動調理用の第1の階層メニュー確定画面の表示状態で使用者が右摘み34を押圧操作することなく回動操作したときにはタイトル領域61内に使用者の操作意図に応じた「メニューナビ」が再び表示され、自動調理用の第1の階層メニューを選択することが可能な自動調理用の第1の階層メニュー選択画面が再び表示される。
CPU16は図15のステップS99で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、ステップS102で自動調理用の第1の階層メニューを黒色の第1の階層メニューで確定し、RAM18に自動調理用の第1の階層メニューの確定結果を記録する。例えば上メニュー領域62内の「加熱方法から選ぶ」が黒色に表示された状態で使用者が右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第1の階層メニューが「加熱方法から選ぶ」で確定し、RAM18に第1の階層メニューの確定結果として「加熱方法から選ぶ」が記録される。
制御回路15のROM17には自動調理用の第1の階層メニュー「加熱方法から選ぶ」と「最近の調理から選ぶ」と「調理のカテゴリーから選ぶ」のそれぞれに対して自動調理用の第2の階層データが記録されている。これら自動調理用の第2の階層データのそれぞれは自動調理用の第2の階層メニューを文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、「加熱方法から選ぶ」用の第2の階層データには、図17の(a)に示すように、画像データ「ゆで野菜」と画像データ「過熱水蒸気・石窯オーブン」と画像データ「グリル」が設定され、「最近の調理から選ぶ」用の第2の階層データには、図17の(b)に示すように、10種類の自動調理用の第2の階層メニューを表示するための画像データが設定されている。この「最近の調理から選ぶ」用の第2の階層データはCPU16がEEPROM19から10種類の自動調理メニューを選択することに基づいて設定するものであり、使用者が右摘み34およびスタートキー42のそれぞれを操作して自動調理メニューを実行する毎に図23のステップS142で更新される。
CPU16は図15のステップS102で自動調理用の第1の階層メニューを確定すると、ステップS103で自動調理用の第1の階層メニューの確定結果をタイトル領域61内に表示する。そして、自動調理用の複数の第2の階層データのうちから自動調理用の第1の階層メニューの確定結果に応じたものを選択し、自動調理用の第2の階層データの選択結果を上メニュー領域62内〜下メニュー領域64内のそれぞれに表示する。この画面は自動調理用の第2の階層メニューを選択することが可能な自動調理用の第2の階層メニュー選択画面に相当するものであり、図18の(a)および図19の(a)のそれぞれは自動調理用の第2の階層メニュー選択画面の一例である。
図18の(a)の第2の階層メニュー選択画面は自動調理用の第1の階層メニューが「加熱方法から選ぶ」で確定したときの画面であり、タイトル領域61内には自動調理用の第1の階層メニューの確定結果「加熱方法」がタイトルとして表示され、上メニュー領域62内には自動調理用の第1の階層メニューの確定結果「加熱方法から選ぶ」に応じた自動調理用の第2の階層メニュー「ゆで野菜」が黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には自動調理用の第2の階層メニュー「過熱水蒸気・石窯オーブン」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内には自動調理用の第2の階層メニュー「グリル」が黒色の背景に白色の文字で表示される。
図19の(a)の自動調理用の第2の階層メニュー選択画面は自動調理用の第1の階層メニューが「最近の調理から選ぶ」で確定したときの画面であり、タイトル領域61内には自動調理用の第1の階層メニューの確定結果「最近の調理」がタイトルとして表示され、上メニュー領域62内および下メニュー領域64内のそれぞれには自動調理用の第1の階層メニューの確定結果「最近の調理から選ぶ」に応じた自動調理用の第2の階層メニューが黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には自動調理用の第2の階層メニューが白色の背景に黒色の文字で表示される。この中メニュー領域63は「最近の調理から選ぶ」に応じた10種類の第2の階層メニューのうち取得順序が最も新しいものが表示される領域であり、第2の階層メニュー選択画面は取得順序が最も新しい第2の階層メニューが選択された状態で初期表示される。
CPU16は図15のステップS95で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、ステップS102で自動調理用の第1の階層メニューを黒色の第1の階層メニューで確定する。そして、RAM18に自動調理用の第1の階層メニューの確定結果を記録し、ステップS103へ移行する。即ち、使用者が自動調理用の第1の階層メニュー選択画面の表示状態で待機時間の経過前に右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第1の階層メニュー確定画面が表示されることなく自動調理用の第2の階層メニュー選択画面が表示される。
CPU16は図15のステップS103で自動調理用の第2の階層メニュー選択画面を表示すると、ステップS104でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS105で右摘み34が回動操作されたか否かを判断し、ステップS106で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS107でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が待機時間の経過前に右摘み34を回動操作したときにはCPU16はステップS105からステップS108へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを右摘み34の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS104に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。これら上メニュー領域62〜下メニュー領域64のそれぞれはステップS97と同一のパターンで表示内容が変更されるものであり、例えば自動調理用の第1の階層メニューが「加熱方法から選ぶ」で確定した状態で右摘み34が時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第2の階層メニューの表示色が「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「グリル」→「ゆで野菜」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」・・の順序で循環的に黒色に切換わり、右摘み34が反時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第2の階層メニューの表示色が「過熱水蒸気・石窯オーブン」→「ゆで野菜」→「グリル」→「過熱水蒸気・石窯オーブン」・・の順序で循環的に黒色に切換わる。
CPU16は図15のステップS107でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、図20のステップS109でタイトル領域61の表示内容を自動調理用の第1の階層メニューの確定結果から「右つまみを押して決定」に変更する。この画面は自動調理用の第2の階層メニューを確定することが可能な第2の階層メニュー確定画面に相当するものであり、図18の(b)はステップS109で表示される自動調理用の第2の階層メニュー確定画面の一例である。即ち、使用者が自動調理用の第2の階層メニュー選択画面の表示状態で右摘み34の回動操作および押圧操作の双方を行うことなく待機時間が経過したときには上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、タイトル領域61の表示内容から右摘み34を押圧操作して自動調理用の第2の階層メニューを確定することが使用者に促される。
CPU16は図20のステップS109で自動調理用の第2の階層メニュー確定画面を表示すると、ステップS110で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS111で右摘み34が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が右摘み34を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS111からステップS112へ移行する。ここでタイトル領域61の表示内容を「右つまみを押して決定」から自動調理用の第1の階層メニューの確定結果に変更し、図15のステップS104に復帰する。即ち、自動調理用の第2の階層メニュー確定画面の表示状態で使用者が右摘み34を押圧操作することなく回動操作したときには直前の第2の階層メニュー選択画面が再び表示される。
CPU16は図20のステップS110で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、ステップS113で自動調理用の第2の階層メニューを黒色の第2の階層メニューで確定し、自動調理用の第2の階層メニューの確定結果をRAM18に記録する。例えば図18の(b)に示すように、中メニュー領域63内の第2の階層メニュー「過熱水蒸気・石窯オーブン」が黒色に表示されている状態で使用者が右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第2の階層メニューが「過熱水蒸気・石窯オーブン」で確定し、RAM18に自動調理用の第2の階層メニューの確定結果として「過熱水蒸気・石窯オーブン」が記録される。また、図19の(a)に示すように、中メニュー領域63内の第2の階層メニュー「ハンバーグ」が黒色に表示されている状態で使用者が右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第2の階層メニューが「ハンバーグ」で確定し、RAM18に自動調理用の第2の階層メニューの確定結果として「ハンバーグ」が記録される。
CPU16は図20のステップS113で自動調理用の第2の階層メニューを確定すると、ステップS114で自動調理用の第1の階層メニューの確定結果を「最近の調理から選ぶ」と比較する。例えば自動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「最近の調理から選ぶ」であることを判断したときには第2の階層メニューの確定結果を自動調理メニューの確定結果としてRAM18に記録し、図23のステップS136へ移行する。また、自動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「加熱方法から選ぶ」および「調理のカテゴリーから選ぶ」のいずれかであることを判断したときには図20のステップS115へ移行する。
制御回路15のROM17には「最近の調理から選ぶ」に応じた10種類の第2の階層データを除く残りの自動調理用の各第2の階層データに対して第3の階層データが記録されている。これら自動調理用の複数の第3の階層データのそれぞれは自動調理用の第3の階層メニューを文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、例えば「過熱水蒸気・石窯オーブン」用の第3の階層データには、図21に示すように、画像データ「アップルパイ」と画像データ「ハンバーグ」と画像データ「鶏の照焼き」が設定されている。
CPU16は図20のステップS115へ移行すると、自動調理用の第2の階層メニューの確定結果をタイトル領域61内にタイトルとして表示する。そして、自動調理用の複数の第3の階層データのうちから第2の階層メニューの確定結果に応じたものを選択し、自動調理用の第3の階層データの選択結果を上メニュー領域62内〜下メニュー領域64内のそれぞれに表示する。この画面は自動調理用の第3の階層メニューを選択することが可能な第3の階層メニュー選択画面に相当するものであり、図18の(c)は自動調理用の第3の階層メニュー選択画面の一例である。この自動調理用の第3の階層メニュー選択画面は自動調理用の第2の階層メニューが「過熱水蒸気・石窯オーブン」で確定したときの画面であり、タイトル領域61内には自動調理用の第2の階層メニューの確定結果「過熱水蒸気・石窯オーブン」が表示され、上メニュー領域62内には「過熱水蒸気・石窯オーブン」に応じた自動調理用の第3の階層メニュー「アップルパイ」が黒色の背景に白色の文字で表示され、中メニュー領域63内には自動調理用の第3の階層メニュー「ハンバーグ」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内には自動調理用の第3の階層メニュー「鶏の照焼き」が黒色の背景に白色の文字で表示される。
CPU16は図15のステップS106で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、図20のステップS113で自動調理用の第2の階層メニューを黒色の第2の階層メニューで確定する。そして、RAM18に自動調理用の第2の階層メニューの確定結果を記録し、ステップS114へ移行する。即ち、使用者が自動調理用の第1の階層メニューとして「加熱方法から選ぶ」および「調理のカテゴリーから選ぶ」のいずれかを確定した後に自動調理用の第2の階層メニュー選択画面の表示状態で待機時間の経過前に右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第2の階層メニュー確定画面が表示されることなく自動調理用の第3の階層メニュー選択画面が表示される。
CPU16は図20のステップS115で自動調理用の第3の階層メニュー選択画面を表示すると、ステップS116でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS117で右摘み34が回動操作されたか否かを判断し、ステップS118で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS119でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が待機時間の経過前に右摘み34を回動操作したときにはCPU16はステップS117からステップS120へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを右摘み34の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS116に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。これら上メニュー領域62〜下メニュー領域64のそれぞれは図15のステップS97と同一のパターンで表示内容が変更されるものであり、例えば自動調理用の第2の階層メニューが「過熱水蒸気・石窯オーブン」で確定した状態で右摘み34が時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第3の階層メニューの表示色が「ハンバーグ」→「鶏の照焼き」→「アップルパイ」→「ハンバーグ」・・の順序で循環的に黒色に切換えられ、右摘み34が反時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第3の階層メニューの表示色が「ハンバーグ」→「アップルパイ」→「鶏の照焼き」→「ハンバーグ」・・の順序で循環的に黒色に切換えられる。
CPU16は図20のステップS119でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、ステップS121でタイトル領域61の表示内容を第2の階層メニューの確定結果から「右つまみを押して決定」に変更する。この画面は自動調理用の第3の階層メニューを確定することが可能な第3の階層メニュー確定画面に相当するものであり、CPU16はステップS121で第3の階層メニュー確定画面を表示したときにはステップS122へ移行する。即ち、使用者が自動調理用の第3の階層メニュー選択画面の表示状態で右摘み34の回動操作および押圧操作の双方を行うことなく待機時間が経過したときにはタイトル領域61の表示内容が切換わり、タイトル領域61の表示内容から右摘み34を押圧操作して自動調理用の第3の階層メニューを確定することが使用者に促される。
CPU16はステップS122へ移行すると、中メニュー領域63内の自動調理用の第3の階層メニューで使用する付属品を下メニュー領域64内に表示する。図18の(d)はステップS122で表示される画面の一例を示すものであり、自動調理用の第3の階層メニュー「ハンバーグ」では付属品として遠赤プレートを調理室内の中段に収納して調理を行うために下メニュー領域64の表示内容が「中 遠赤」に切換えられる。
CPU16は図20のステップS122で下メニュー領域64内に付属品を表示すると、ステップS123で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS124で右摘み34が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が右摘み34を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16はステップS124からステップS125へ移行する。ここでタイトル領域61の表示内容を「右つまみを押して決定」から自動調理用の第2の階層メニューの確定結果に変更し、ステップS116に復帰する。即ち、自動調理用の第3の階層メニュー確定画面の表示状態で使用者が右摘み34を押圧操作することなく回動操作したときには自動調理用の第3の階層メニュー選択画面が再び表示される。
CPU16はステップS123で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、ステップS126で自動調理用の第3の階層メニューを黒色の第3の階層メニューで確定し、自動調理用の第3の階層メニューの確定結果をRAM18に自動調理メニューの確定結果として記録する。例えば図18の(d)に示すように、中メニュー領域63内の「ハンバーグ」が黒色に表示された状態で使用者が右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第3の階層メニューが「ハンバーグ」で確定し、RAM18に第3の階層メニューの確定結果「ハンバーグ」が自動調理メニューの確定結果として記録される。
制御回路15のROM17には自動調理用の第4の階層データが記録されている。この第4の階層データは自動調理用の第4の階層データとして調理物の焼き方を文字で表示するための画像データの集合体を称するものであり、図22に示すように、第4の階層データには画像データ「ハイブリッド石窯で調理」と画像データ「過熱水蒸気で調理」と画像データ「石窯オーブンで調理」が設定されている。
CPU16は図20のステップS126で自動調理用の第3の階層メニューを確定すると、ステップS127で自動調理用の第3の階層メニューの確定結果をROM17に予め記録された複数の判定メニューのそれぞれと比較する。例えば自動調理用の第3の階層メニューの確定結果が複数の判定メニューのいずれとも相違していることを判断したときには自動調理用の第4の階層データが設定されていない(焼き方の選択肢が設定されていない)と判断して図23のステップS136へ移行し、自動調理用の第3の階層メニューの確定結果が複数の判定メニューのいずれかと同一であることを判断したときには自動調理用の第4の階層データが設定されている(焼き方の選択肢が設定されている)と判断して図20のステップS128へ移行する。
CPU16はステップS128へ移行すると、自動調理用の第3の階層メニューの確定結果をタイトル領域61内にタイトルとして表示し、自動調理用の第4の階層データを上メニュー領域62内〜下メニュー領域64内のそれぞれに表示する。この画面は自動調理用の第4の階層メニューを選択することが可能な第4の階層メニュー選択画面に相当するものであり、図18の(e)は自動調理用の第4の階層メニュー選択画面を示している。この第4の階層メニュー選択画面は自動調理用の第3の階層メニューが「ハンバーグ」で確定したときの画面であり、タイトル領域61内には第3の階層メニューの確定結果「ハンバーグ」が表示され、上メニュー領域62内には自動調理用の第4の階層メニュー「ハイブリッド石窯で調理」が白色の背景に黒色の文字で表示され、中メニュー領域63内には第4の階層メニュー「過熱水蒸気で調理」が黒色の背景に白色の文字で表示され、下メニュー領域64内には第4の階層メニュー「石窯オーブンで調理」が黒色の背景に白色の文字で表示される。
CPU16は図20のステップS118で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、ステップS126で自動調理用の第3の階層メニューを黒色の第3の階層メニューで確定する。そして、RAM18に自動調理用の第3の階層メニューの確定結果を記録し、ステップS127へ移行する。即ち、使用者が自動調理用の第3の階層メニュー選択画面の表示状態で待機時間の経過前に右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第3の階層メニューの確定結果に焼き方が設定されていることを条件に自動調理用の第3の階層メニュー確定画面が表示されることなく自動調理用の第4の階層メニュー選択画面が表示される。
CPU16は図20のステップS128で自動調理用の第4の階層メニュー選択画面を表示すると、ステップS129でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS130で右摘み34が回動操作されたか否かを判断し、ステップS131で右摘み34が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS132でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。例えば使用者が待機時間の経過前に右摘み34を回動操作したときにはCPU16はステップS130からステップS133へ移行し、上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれを右摘み34の操作内容に応じて変更する。そして、ステップS129に復帰し、タイマTを「0」にリセットする。これら上メニュー領域62〜下メニュー領域64のそれぞれは図15のステップS97と同一のパターンで表示内容が変更されるものであり、右摘み34が時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第4の階層メニューの表示色が「ハイブリッド石窯で調理」→「過熱水蒸気で調理」→「石窯オーブンで調理」→「ハイブリッド石窯で調理」・・の順序で循環的に黒色に切換えられ、右摘み34が反時計回り方向へ回動操作されたときには右摘み34の反時計回り方向への操作量が単位値Δθに到達する毎に第4の階層メニューの表示色が「ハイブリッド石窯で調理」→「石窯オーブンで調理」→「過熱水蒸気で調理」→「ハイブリッド石窯で調理」・・の順序で循環的に黒色に切換えられる。
CPU16は図20のステップS132でタイマTの計測値が待機時間に到達したことを判断すると、図18の(f)に示すように、ステップS134でタイトル領域61の表示内容を自動調理用の第3の階層メニューの確定結果から「右つまみを回して焼き方選択」に変更する。即ち、使用者が自動調理用の第4の階層メニュー選択画面の表示状態で右摘み34の回動操作および押圧操作の双方を行うことなく待機時間が経過したときには上メニュー領域62の表示内容〜下メニュー領域64の表示内容のそれぞれが変わらずにタイトル領域61の表示内容だけが切換わり、タイトル領域61の表示内容から右摘み34を回動操作して自動調理用の第4の階層メニューを選択することが使用者に促される。
CPU16は図20のステップS131で右摘み34が押圧操作されたことを判断すると、ステップS135で自動調理用の第4の階層メニューを黒色の第4の階層メニューで確定する。そして、RAM18に自動調理用の第4の階層メニューの確定結果を記録し、図23のステップS136へ移行する。例えば図18の(f)に示すように、上メニュー領域62内の「ハイブリット石窯で調理」が黒色に表示された状態で使用者が右摘み34を押圧操作したときには自動調理用の第4の階層メニューが「ハイブリッド石窯で調理」で確定し、RAM18に第4の階層メニューの確定結果として「ハイブリッド石窯で調理」が記録される。
CPU16は図23のステップS136へ移行すると、タイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS137でスタートキー42が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS138でタイマTの計測値が待機時間「2.0秒」に到達したか否かを判断する。ここで「T=待機時間」を判断したときにはステップS139へ移行し、タイトル領域61の表示内容を「スタートで調理開始」に変更することに基づいて使用者にスタートキー42を押圧操作することを促す。そして、ステップS139からステップ137に復帰し、スタートキー42が押圧操作されることを待つ。
CPU16はステップS137でスタートキー42が押圧操作されたことを判断すると、ステップS140で上メニュー領域62内に自動調理メニューの確定結果を表示し、中メニュー領域63および下メニュー領域64の両者に換えて調理時間領域65を設定する。図18の(g)および図19の(b)のそれぞれは自動調理メニューの確定結果が「ハンバーグ」であるときにステップS140で表示される画面を示すものであり、自動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「最近の調理から選ぶ」であるときには、図19の(b)に示すように、タイトル領域61内に「最近の調理」が表示され、自動調理用の第1の階層メニューの確定結果が「最近の調理から選ぶ」ではないときには、図18の(g)に示すように、タイトル領域61内に自動調理用の第2の階層メニューの確定結果が表示される。
CPU16は図23のステップS140で自動調理メニューの確定結果を表示すると、ステップS141で第1の階層データ「最近の調理から選ぶ」用の第2の階層データを更新する。この第2の階層データの更新処理は10種類の第2の階層メニューのうちから取得順序が最も古いものを削除し、自動調理メニューの確定結果を最も古い第2の階層メニューに換えて記録することで行われるものであり、CPU16はステップS141で「最近の調理から選ぶ」用の第2の階層データを更新したときにはステップS142へ移行し、第2の階層データの更新結果をEEPROM19に記録する。この自動調理メニューの確定結果に焼き方(第4の階層メニュー)が設定されているときには自動調理メニューの確定結果に焼き方のそれぞれを付与してEEPROM19に記録する。即ち、EEPROM19は最近の自動調理メニューとして10種類が焼き方と共に記録可能なものであり、ROM17にはEEPROM19に比べて多数種の選択可能な自動調理メニューが予め記録されている。
CPU16はステップS142で第2の階層データの更新結果をEEPROM19に記録すると、ステップS143で加熱調理を開始する。この加熱調理はマグネトロン9とグリルヒータ10とファンモータ11とオーブンヒータ12とポンプモータ13とスチームヒータ14のそれぞれを自動調理メニューの確定結果に応じたパターンで駆動制御することに基づいて実行されるものであり、自動調理メニューの確定結果に焼き方が設定されているときにはマグネトロン9とグリルヒータ10とファンモータ11とオーブンヒータ12とポンプモータ13とスチームヒータ14のそれぞれが自動調理メニューの確定結果に焼き方を加えた内容で駆動制御される。
CPU16は加熱調理を開始したときにはステップS144で調理時間を演算する。この調理時間は赤外線センサ50から出力される温度信号の時間的な変化率に基づいて演算されるものであり、CPU16はステップS144で調理時間を演算したときにはステップS145で調理時間領域65内に調理時間の演算結果を残り調理時間として表示する。
図18の(g)は第4の階層メニューの確定結果が「ハイブリッド石窯で調理」であるときにステップS145で表示される調理中画面を示すものであり、図19の(b)は第1の階層メニューの確定結果が「最近の調理から選ぶ」であるときにステップS145で表示される調理中画面を示すものである。この第1の階層メニューの確定結果が「最近の調理から選ぶ」であるときにはCPU16はEEPROM19から仕上り状態の格納結果および焼き方の格納結果のそれぞれの有無を判断し、図19の(b)に示すように、仕上り状態の格納結果が存在するときには仕上り状態の検出結果を調理時間領域65内に初期値として表示し、焼き方の格納結果が存在するときには焼き方の検出結果を調理時間領域65内に表示する。この仕上り状態は調理物の加熱状態を称するものであり、使用者がステップS137でスタートキー42を押圧操作してからROM17に予め決められた限度時間「15.0秒」以内に右摘み34を時計回り方向および反時計周り方向のいずれかに回動操作したときにはCPU16は右摘み34の操作内容に応じて仕上り状態を複数の選択肢のうちから選択し、図19の(c)に示すように、仕上り状態の選択結果を調理時間領域65内に表示し、EEPROM19の仕上り状態の格納結果を選択結果に変更する。即ち、自動調理用の第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」が選択されたときには調理中画面で前回の仕上り状態が初期として表示される。
CPU16は図23のステップS145で調理時間の演算結果を表示すると、ステップS146で調理時間の演算結果を時間の進行に応じて減算し、ステップS147で調理時間領域65内に調理時間の減算結果を残り調理時間として表示する。そして、ステップS148へ移行し、調理終了か否かを判断する。この判断処理は調理時間の演算結果とは無関係に赤外線センサ50から出力される温度信号に基づいて行われるものであり、CPU16はステップS148で赤外線センサ50からの温度信号に基づいて調理終了を判断したときには図4のステップS17の調理終了処理へ移行する。
図24は図4のステップS17の調理終了処理の詳細を示すものであり、CPU16は調理終了を判断したときには図24のステップS161でマグネトロン9とグリルヒータ10とファンモータ11とオーブンヒータ12とポンプモータ13とスチームヒータ14のそれぞれを駆動停止することに基づいて手動調理または自動調理を終える。そして、ステップS162で調理時間領域65内に「終了」を表示し、使用者に手動調理または自動調理が終了したことを報知する。
CPU16はステップS162で使用者に調理終了を報知すると、ステップS163でタイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS164で扉3が開放されたか否かを判断し、ステップS165でタイマTの計測値を待機時間「2.0秒」と比較する。例えば使用者が待機時間の経過前に扉3を開放しなかったときにはCPU16はステップS165からステップS166へ移行し、タイトル領域61内に直前の手動調理メニューの確定結果または直前の自動調理メニューの確定結果に応じたメッセージを表示する。
図25の(a)は手動調理メニューの確定結果または自動調理メニューの確定結果がマグネトロン9を使用したレンジ調理であるときにステップS166で表示される画面を示すものである。このレンジ調理の実行直後にはタイトル領域61内に「食品を取出して下さい。」が表示され、使用者に扉3を開放して調理室内から調理物を取出すことが促される。図25の(b)は手動調理メニューの確定結果または自動調理メニューの確定結果がグリルヒータ10およびオーブンヒータ12の少なくとも一つを使用したヒータ調理であるときにステップS166で表示される画面を示すものである。このヒータ調理の実行直後にはタイトル領域61内に「高温にご注意ください。」が表示され、使用者に扉3を開放して調理室内から高温に注意しながら調理物を取出すことが促される。図25の(c)は手動調理メニューの確定結果または自動調理メニューの確定結果がポンプモータ13およびスチームヒータ14の双方を使用したスチーム調理であるときにステップS166で表示される画面を示すものである。このスチーム調理の実行直後にはタイトル領域61内に「スチームにご注意ください。」が表示され、使用者に扉3を開放して調理室内からスチームに注意しながら調理物を取出すことが促される。
CPU16は図24のステップS164で扉3が開放されたことを判断すると、ステップS167で直前の手動調理メニューの確定結果または直前の自動調理メニューの確定結果がスチーム調理を含むものであるか否かを判断し、ステップS168で直前の手動調理メニューの確定結果または直前の自動調理メニューの確定結果がヒータ調理を含むものであるか否かを判断する。例えば手動調理メニューの確定結果または自動調理メニューの確定結果がスチーム調理およびヒータ調理の双方を含まないものであるときには図4のステップS8に復帰する。ここで図25の(d)に示すように、待受け画面を表示することに基づいて手動調理用の左摘み33および自動調理用の右摘み34のいずれかを操作することを使用者に促す。
CPU16は図24のステップS168で手動調理メニューの確定結果または自動調理メニューの確定結果にヒータ調理が含まれていることを判断すると、ステップS169で液晶表示器46に「庫内高温」を表示することに基づいて使用者に調理室内が高温であることを報知する。図25の(e)はステップS169で表示される画面を示すものであり、CPU16は図24のステップS169で「庫内高温」を表示したときには図4のステップS8に復帰し、待受け画面を表示する。この液晶表示器46に「庫内高温」が表示された状態ではCPU16は温度センサ27から出力される温度信号に基づいて調理室内の温度を監視しており、調理室内の温度がROM17に予め決められた表示消去温度に降温したことを検出することに基づいて「庫内高温」の表示を消去する。
CPU16は図24のステップS167で手動調理メニューの確定結果または自動調理メニューの確定結果にスチーム調理が含まれていることを判断すると、ステップS170で液晶表示器46に水抜き処理画面を表示する。図25の(f)はステップS170で表示される水抜き処理画面を示すものであり、水抜き処理画面ではタイトル領域61内に「スチーム調理後のお手入れ」が表示され、上メニュー領域62内および中メニュー領域63内の双方に「スチーム調理用パイプ内の水抜きをしますか?[2分]」が表示され、下メニュー領域64内に選択肢「はい」が白色の背景に黒色の文字で表示され、下メニュー領域64内に選択肢「いいえ」が黒色の背景に白色の文字で表示される。
CPU16は図24のステップS170で水抜き処理画面を表示すると、ステップS171で左摘み33が押圧操作されたか否かを判断し、ステップS172で左摘み33が回動操作されたか否かを判断する。例えば使用者が左摘み33を時計回り方向および反時計回り方向のいずかに回動操作したときにはCPU16はステップS172からステップS173へ移行し、左摘み33の時計回り方向への操作量および反時計回り方向への操作量のそれぞれが単位値Δθに到達する毎に選択肢の表示色を「はい」→「いいえ」→「はい」・・の順序で交互に黒色に切換える。
CPU16はステップS171で左摘み33が押圧操作されたことを判断すると、ステップS174で水抜き処理の選択肢を黒色の選択肢で確定する。そして、ステップS175へ移行し、選択肢の確定結果を「はい」と比較する。ここで選択肢の確定結果が「いいえ」であることを判断したときには図4のステップS8に復帰し、水抜き処理画面に換えて待受け画面を表示する。この水抜き処理の選択肢は図24のステップS170で「はい」が選択された状態に初期表示されるものであり、使用者は左摘み33を回動操作することなく押圧操作するだけで選択肢を「はい」で確定することができる。従って、使用者が水抜き処理を行うときに左摘み33を回動操作する手間が不要になるので、水抜き処理を迅速な操作で簡単に実行することができる。
CPU16は図24のステップS175で選択肢の確定結果が「はい」であることを判断すると、ステップS176で水抜き処理を実行する。ここで水抜き処理を終えたときには図4のステップS8に復帰し、待受け画面を表示する。この水抜き処理はスチーム調理ユニット8の蒸気生成容器に水を注入するためのパイプ内から水を抜く処理であり、ポンプモータ13を予め決められた処理時間「2分」だけ回転操作することで実行される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
使用者が手動調理用の第1の階層メニューを確定することができずに左摘み33の回動操作および押圧操作をいずれも行わなかったときには待機時間が経過することに基づいて左摘み33を押圧操作することを促すガイド「左つまみを押して決定」を表示したので(図7のステップS29)、使用者が左摘み33をガイドに従って操作することで目的の手動調理用の第1の階層メニューを設定することが可能になる。しかも、タイトル領域61内のタイトル「手動調理」に換えてガイド「左つまみを押して決定」を表示したので、ガイド「左つまみを押して決定」を固定的な領域内に大きなサイズで表示することができる。このため、使用者がガイド「左つまみを押して決定」を視覚的に認識し易くなるので、総じて目的の手動調理用の第1の階層メニューを左摘み33の簡単な操作で正確に設定することが可能になる。さらに、使用者が待機時間の経過前に左摘み33を押圧操作したときにはガイド「左つまみを押して決定」を表示することなく手動調理用の第1の階層メニューをメニュー領域60内の選択された第1の階層メニューで確定したので(図7のステップS25)、左摘み33の操作方法に習熟した使用者に不要な情報を提供する無駄もなくなる。この効果は手動調理用の第2の階層メニューの確定操作(図12のステップS42)と手動調理用の調理時間の設定操作(図12のステップS52)と手動調理の開始操作(図12のステップS58)と自動調理用の第1の階層メニューの確定操作(図15のステップS98)と自動調理用の第2の階層メニューの確定操作(図20のステップS109)と自動調理用の第3の階層メニューの確定操作(図20のステップS121)と自動調理の開始操作(図23のステップS139)のそれぞれについて同様である。
左摘み33が回動操作されたときにはメニュー領域60内に左摘み33の操作内容に応じた自動調理用の第1の階層メニュー〜自動調理用の第3の階層メニューのそれぞれが選択された映像を表示し、左摘み33が押圧操作されたときには手動調理用の第1の階層メニュー〜手動調理用の第3の階層メニューのそれぞれをメニュー領域60内の選択されたもので確定させた。このため、手動調理用の第1の階層メニュー〜手動調理用の第3の階層メニューのそれぞれを設定するときに複数の操作子を操作する必要がなくなるので、手動調理用の第1の階層メニュー〜手動調理用の第3の階層メニューのそれぞれを簡単な操作で迅速に設定することが可能になる。この効果は自動調理用の右摘み34についても同様である。
左摘み33が回動操作された場合および押圧操作された場合でメニュー領域60内に相互に同一な自動調理用の複数の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」と「レンジ」と「過熱水蒸気・石窯オーブン」を初期表示し、タイトル領域61内に相互に同一なタイトル「手動調理」を初期表示した。このため、製品を購入して最初に手動調理用の第1の階層メニューを初期表示するときに左摘み33の操作方法に戸惑うことなく第1の階層メニューを迅速に初期表示することができるので、使い勝手が向上する。
左摘み33の回動操作に基づいてメニュー領域60内に手動調理用の複数の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」と「レンジ」と「過熱水蒸気・石窯オーブン」を初期表示すると共にタイトル領域61内にタイトル「手動調理」を初期表示した場合にはガイドとして使用者に左摘み33を押圧操作することを促すもの「左つまみを押して決定」を表示し、左摘み33の押圧操作に基づいてメニュー領域60内に手動調理用の複数の第1の階層メニュー「お手入れ・設定」と「レンジ」と「過熱水蒸気・石窯オーブン」を初期表示すると共にタイトル領域61内にタイトル「手動調理」を初期表示した場合にはガイドとして使用者に左摘み33を回動操作することを促すもの「左つまみを回して選択」を表示した。このため、製品を購入して最初に手動調理用の第1の階層メニューを初期表示するときに左摘み33を押圧操作した場合であっても次に左摘み33を回動操作することで手動調理用の第1の階層メニューを選択することができることを使用者に報知することができる。
自動調理用の第1の階層メニュー「加熱方法優先」と「最近の調理優先」と「調理のカテゴリー優先」をメニュー領域60内に初期表示するときに黒色の文字で表示される基準となるものを左摘み33の操作内容に応じて選択可能に構成したので、右摘み34を回動操作することに基づいて第1の階層メニュー「加熱方法優先」と「最近の調理優先」と「調理のカテゴリー優先」のいずれかを迅速に設定することが可能になる。しかも、使用者が「加熱方法優先」〜「調理のカテゴリー優先」のうちの趣向性に応じたものを右摘み34を回動操作することなく押圧操作するだけで簡単に設定することも可能になる。
手動調理および自動調理のそれぞれが終了したときには加熱調理が終了したことを使用者に報知する映像「終了」を表示し、手動調理および自動調理のそれぞれが終了してから待機時間が経過しても調理室が開放されないときには調理室内から調理物を取出すことを使用者に促す映像「食品を取出してください。」と「高温にご注意ください。」と「スチームにご注意ください」のいずれかを表示したので、調理室内から調理物を取出すことを忘れている使用者に調理物を取出すことを促すことができる。しかも、手動調理および自動調理のそれぞれが終了してから待機時間が経過する前に調理室が開放されたときには「食品を取出してください。」と「高温にご注意ください。」と「スチームにご注意ください」がいずれも表示されないようにしたので、調理室内から調理物を取出した使用者に余分な情報を与える無駄がなくなる。
直前の手動調理および直前の自動調理のそれぞれがレンジ調理を含むものであるときには調理室内から調理物を取出すことを使用者に促す映像として「食品を取出してください。」を表示し、直前の手動調理および直前の自動調理のそれぞれがヒータ調理を含むものであるときには調理室内から調理物を取出すことを使用者に促す映像として「高温にご注意ください。」を表示し、直前の手動調理および直前の自動調理のそれぞれがスチーム調理を含むものであるときには調理室内から調理物を取出すことを使用者に促す映像として「スチームにご注意ください」を表示したので、調理室内から調理物を取出すことを忘れている使用者に調理物を取出すときの注意事項を知らせることができる。
調理室が手動調理および自動調理のそれぞれの終了後に開放された場合に待受け画面で手動調理および自動調理のいずれかを選択することを使用者に促す映像「調理方法を選んで下さい」を表示したので、次の手動調理および次の自動調理のそれぞれに備えて左摘み33の操作および右摘み34の操作の双方を受付ける状態にあることを使用者に知らせることができる。
調理室が手動調理および自動調理のそれぞれの終了後に開放された場合にはスチーム調理が行われたことを条件に調理方法の選択とは異なる操作である水抜き処理を使用者に促す映像「スチーム調理用パイプ内の水抜きをしますか?」を表示したので、次の手動調理および次の自動調理のそれぞれに備えて水抜き処理を行うことが好ましいことを使用者に知らせることができる。
制御回路15のEEPROM19に自動調理メニューの実行結果を第2の階層メニューとして記録し、EEPROM19から第2の階層メニューを選択するための自動調理用の第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」をメニュー領域60内に表示した。このため、使用者が第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」を確定することで最近に実行した複数の自動調理メニューを表示し、最近に実行した複数の自動調理メニューのうちから今回に実行する自動調理メニューを選択することができるので、使用頻度が高い自動調理メニューについてはこれを迅速に選択して実行することが可能になる。
制御回路15のEEPROM19に自動調理メニューの実行結果および仕上り状態の設定結果のそれぞれを最近の自動調理メニューとして記録し、最近の自動調理メニューを実行するときに仕上り状態をEEPROM19の記録結果に初期設定した。このため、使用者が最近に実行した好みの仕上り状態となるように最近の自動調理メニューが実行されるので、調理物の仕上り状態を調節する手間が少なくなる。
最近の自動調理メニューの実行中に左摘み33が回動操作されたときには仕上り状態の初期の設定結果を左摘み33の操作内容に応じて変更したので、使用者が使用頻度の高い自動調理メニューをいつもとは異なる仕上り状態で加熱調理することが可能になる。
電源が投入された場合に待受け画面で手動調理および自動調理のいずれかを選択することを使用者に促す映像「調理方法を選んで下さい」を表示したので、使用者が電源投入直後に何をすれば良いのかが明確になる。
扉3に液晶表示器46を設け、扉3が閉鎖状態から開放状態に操作されることに基づいて電源を自動的に投入する構成としたので、使用者が調理室内に調理物を投入して扉3を開放状態から閉鎖状態に操作した時点で液晶表示器46の表示内容を視覚的に認識することが可能になる。しかも、電源が投入された直後の起動画面で電飾機能の設定状態および報知機能の設定状態のそれぞれを液晶表示器46に表示したので、使用者が調理室内に調理物を投入して扉3を開放状態から閉鎖状態に操作した時点で電飾機能の設定状態および報知機能の設定状態のそれぞれを確認することが可能になる。
「ハンバーグ」等の予め決められた自動調理メニューに加熱方法として第4の階層メニュー「ハイブリッド石窯で調理」と「過熱水蒸気で調理」と「石窯オーブンで調理」を設定し、「ハンバーグ」等の予め決められた自動調理メニューが実行されたときには第4の階層メニューを自動調理メニューと共にEEPROM19に記録した。そして、自動調理用の第1の階層メニュー「最近の調理から選ぶ」で「ハンバーグ」が確定されたときには自動調理メニュー「ハンバーグ」をEEPROM19の記録結果に応じた焼き方で実行したので、使用者が使用頻度の高い自動調理メニューを前回の好みの焼き方で仕上げることができる。
5はレンジ調理ユニット(加熱源)、6はグリル調理ユニット(加熱源)、7はオーブン調理ユニット(加熱源)、8はスチーム調理ユニット(加熱源)、15は制御回路(表示制御手段,加熱制御手段)、19はEEPROM(記録手段)、33は左摘み(操作子)、34は右摘み(別の操作子)、46は液晶表示器(表示器)、60はメニュー領域、61はタイトル領域を示している。