JP2008057223A - 法面補強材並びにこれを用いた法面補強工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】盛土を一段ずつ行うたびに安全柵を容易に構築し且つ容易に除去できる法面補強材と、これを用いた施工性、安全性に優れる法面補強工法を提供する。
【解決手段】水平金網部13と、この水平金網部の前端から法面の傾斜角に略等しい角度で傾斜して立ち上がる傾斜金網部12とを一体に形成し、傾斜金網部の前面側に、安全柵用の縦パイプ3を上方に抜き取り可能に保持するための上下一組の縦パイプ保持具4,4を上下回動自在に取付けた法面補強材1とする。法面補強工法は、法面補強材1を使用し、盛土を一段ずつ積み重ねる度に、縦パイプ3を縦パイプ保持具4に保持させて安全柵Sを簡単に構築しては、除去する作業を繰り返し、施工性、安全性を向上させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、盛土の法面を補強して崩落を防止する法面補強材と、この法面補強材を用いた法面補強工法に関し、特に、作業者が法面の上端から滑り落ちる事故を防止するための安全柵を簡単に構築し且つ除去できるように改良したものである。
従来より、盛土をした造成地等においては、盛土の法面の崩壊を防止するために各種の法面補強材が用いられている。本出願人も、そのような法面補強材として、縦の金属線と横の金属線を格子状に溶接した溶接金網をその中間部で鋭角に曲げ加工して、盛土の法面の傾斜角に略等しい角度で傾斜する傾斜金網部と水平金網部を一体に形成したものを既に提案した(特許文献1)。
また、格子状の溶接金網をL字形に曲げ加工した法面補強材であって、その立上がり部分の前面に、天然木材、人工木材、金属パイプ等の長尺物を横向きにして複数本積み重ね、長尺物に貫通させた鋼棒と固定具とで長尺物を離脱不能に取付けて、一層の強度アップと見栄えの良さを付与した法面補強材も提案されている(特許文献2)。
特開2000−282471号公報 特開2004−300701号公報
上記の法面補強材はいずれも、傾斜金網部(立上がり部分)の背後に盛土をして法面を形成し、この盛土の端部に上段の法面補強材を設置して下段の法面補強材と連結すると共に、この上段の法面補強材の傾斜金網部(立上がり部分)の背後に盛土をして法面を形成するという作業を繰り返すことによって、多段に盛土をした法面を崩落しないように補強するものである。しかしながら、多段に盛土をする場合、作業者が法面の上端から滑り落ちると生死に関わる重大な事故となるため、これまでは、盛土を一段ずつ行うたびにその法面に安全柵用の杭(縦パイプ)を打ち込み、ロープやパイプなどの横架材で安全柵を構築しては、盛土後に安全柵を除去する作業を繰り返して多段に盛土を行い、事故の発生を未然に防止しているのが実情である。そのため、各段ごとの安全柵の構築および除去作業に手間取り、盛土工事の進捗に支障をきたすという問題があった。
本発明は上記の問題に対処すべくなされたもので、盛土を一段ずつ行うたびに安全柵を容易に構築し且つ容易に除去できる法面補強材を提供すること、及び、この法面補強材を用いた施工性及び安全性に優れる法面補強工法を提供することを解決課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明に係る法面補強材は、縦の金属線と横の金属線を格子状に溶接した溶接金網をその中間部で鋭角に曲げ加工して、水平金網部と、この水平金網部の前端から法面の傾斜角に略等しい角度で傾斜して立ち上がる傾斜金網部とを一体に形成し、この傾斜金網部の前面側に、安全柵用の縦パイプを上方に抜き取り可能に保持するための上下一組の縦パイプ保持具を取付けたことを特徴とするものである。
本発明の法面補強材においては、傾斜金網部の前面側に、縦パイプ保持具を上下回動自在に取付けることが好ましい。そして、縦パイプ保持具が、安全柵用の縦パイプを抱持するU形抱持部の端部に、傾斜金網部の横の金属線に上下回動自在に掛止させる掛止部を一体に形成したものであることが好ましい。
また、本発明に係る法面補強工法は、上記の法面補強材を使用し、この法面補強材の上下一組の縦パイプ保持具に安全柵用の縦パイプを保持させて安全柵を構築した後、この法面補強材の傾斜金網部の背後に盛土をして、法面補強材で補強された法面を形成し、この盛土の端部上面に上段の法面補強材を設置して下段の法面補強材と連結すると共に、下段の法面補強材の縦パイプ保持具から上方に抜き取った縦パイプを上段の法面補強材の縦パイプ保持具に保持させて安全柵を構築してから、この上段の法面補強材の傾斜金網部の背後に盛土をして、法面補強材で補強された法面を形成し、以後、上記の作業を繰り返すことによって、盛土の法面を法面補強材で補強しながら形成することを特徴とするものである。
本発明の法面補強材は、傾斜金網部の前面側に、安全柵用の縦パイプを上方に抜き取り可能に保持するための上下一組の縦パイプ保持具が取付けられているため、本発明の法面補強工法のように、法面補強材の縦パイプ保持具に安全柵用の縦パイプを上方に抜き取り自在に保持させ、この縦パイプに例えばロープ等を張設して、安全柵を容易に構築することができる。そして、この法面補強材の傾斜金網部の背後への盛土が終わると、この盛土の端部に上段の法面補強材を設置して下段の法面補強材と連結した後、下段の法面補強材の縦パイプ保持具から縦パイプを上方に抜き取ることによって安全柵を容易に除去することができ、この抜き取った縦パイプを上段の法面補強材の縦パイプ保持具に保持させてロープ等を張設することで、更に上段の安全柵を簡単に構築することができる。このように本発明の法面補強材は、盛土を一段ずつ積み重ねるたびに安全柵を容易に構築し且つ容易に除去できるため、盛土工事に支障をきたすことがなくなって施工性が大幅に向上し、安全柵で作業者の安全性を充分に確保することができる。
特に、上下一組の縦パイプ保持具が傾斜金網部の前面側に上下回動自在に取付けられた法面補強材は、縦パイプを上方に抜き取ると、縦パイプ保持具が自重で下方に回動して傾斜金網部に重なるため、縦パイプ保持具が邪魔にならなくなり、目立たなくなるので、縦パイプ保持具を傾斜金網部から取り外す作業が不要になる。また、縦パイプ保持具が、安全柵用の縦パイプを抱持するU形抱持部の端部に、傾斜金網部の横の金属線に回転自在に掛止させる掛止部を一体に形成したものであると、例えば、金属線を曲げ加工することによって縦パイプ保持具を簡単且つ安価に製作できるため、コストの大幅な増大を抑えることができ、傾斜金網部の横の金属線に対する取付作業も簡単になる。
そして、上記の法面補強材を用いた本発明の法面補強工法は、既述したように盛土を一段ずつ積み重ねる都度の安全柵の構築及び除去が簡単で、盛土工事の進捗に悪影響を与えることがないため、施工性が良好であり、安全性にも優れるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は縦パイプを保持した状態を想定した本発明の一実施形態に係る法面補強材の斜視図、図2は縦パイプを抜き取った状態の同法面補強材の斜視図、図3は縦パイプを保持した状態を想定した同法面補強材の側面図、図4の(a)および(b)は同法面補強材に用いる連結用金属線の正面図および右側面図、図5の(a)および(b)は縦パイプ保持具の一例を示す側面図および平面図、図6の(a)および(b)は縦パイプ保持具の他の例を示す側面図および平面図、図7は縦パイプ保持具の更に他の例を示す側面図である。
この法面補強材1は、図1〜図3に示すように、縦の金属線10と横の金属線11を格子状に溶接した溶接金網をその中間部で鋭角に曲げ加工して、水平金網部13と、この水平金網部13の前端から法面Pの傾斜角に略等しい角度で傾斜して立ち上がる傾斜金網部12とを一体に形成したものであって、傾斜金網部12の縦の金属線10の上端部10aは後方に向かって凹湾曲されており、また、水平金網部13の縦の金属線10の後端部10bは斜め上方に屈曲されている。そして、傾斜金網部12の上部と水平金網部13の後部との間には複数本の連結用金属線14が掛け渡されている。尚、この連結用金属線14は、図1,図2では省略されている。
この法面補強材1の寸法は特に限定されないが、例えば、傾斜金網部12の縦寸法を50〜80cm程度、横寸法を100〜300cm程度、水平金網部13の奥行寸法を30〜60cm程度に設定することが好ましい。また、縦の金属線10の相互間隔は3〜10cm程度に設定することが好ましく、10cmより間隔が広くなると、盛土補強材1の強度が不充分になる恐れがあり、3cmより狭くなると、重量が増大して持ち運びし辛くなると共に、材料費も増大するという不都合が生じる。
上記の連結用金属線14は、図4の(a)(b)に示すように、上端を側方へ逆U字状に曲げ加工して上端係合部14aを形成すると共に、下端を前方へ鋭角的に屈曲させて下端係合部14bを形成したものであって、この上端係合部14aを傾斜金網部12の縦の金属線10の上部(横の金属線11との直交部分のすぐ上)に係合させると共に、下端係合部14bを水平金網部13の後部の横の金属線11に係合させることによって、傾斜金網部12が盛土による大きい背圧を受けても前方へ倒れないように傾斜金網部12の上部と水平金網部13の後部を連結するものである。
上記の縦及び横の金属線10、11や連結用金属線14としては、溶融亜鉛メッキの表面処理が施された直径5〜10mm程度の普通鉄線などが好適に使用される。
この法面補強材1の水平金網部13の後端には、図3に仮想線で示すように、合成樹脂ネット2が連結される。合成樹脂ネット2としては、テープ状の縦糸と横糸を互いに交差させ、各交点部分を加熱溶着、高周波溶着、超音波溶着などの手段で固着した方形網目を有するネットが好ましく、その中でも、ポリプロピレンテープ、超高分子量ポリエチレンテープなどを縦糸及び横糸とする高強度のネットや、これらのテープを芯材としてその周囲又は上下両面に溶着性の良好な熱可塑性樹脂を押出被覆又は積層一体化した被覆テープを縦糸及び横糸とする高強度のネットは、特に好ましく使用される。
この法面補強材1の大きい特徴は、傾斜金網部12の前面側に、安全柵用の縦パイプ3を上方に抜き取り可能に傾斜金網部12に沿って保持するための上下一組の縦パイプ保持具4,4を取付けたところにある。この縦パイプ保持具4は、図1、図5に示すように、安全柵用の縦パイプ3を抱持するU形抱持部4aの両端部を上側に湾曲させて折返すことにより、U形抱持部4aの両端に開環リング状の掛止部4b,4bを形成すると共に、折返し端部を斜め上方に湾曲させてガイド部4c,4cを形成したものであって、この掛止部4b,4bを傾斜金網部12の横の金属線11に掛止させることにより、傾斜金網不12の前面側に上下回動自在に取付けられている。このような縦パイプ保持具4は、線径が2.5〜6mm程度の合成樹脂被覆鉄線や亜鉛メッキ鉄線などの金属線を曲げ加工することによって簡単且つ安価に製作できるため、コストの大幅な増大を抑えることができ、しかも、ガイド部4cを利用して開環リング状の掛止部4bを弾性拡開させながら傾斜金網部12の横の金属線11に掛止させるだけで、ごく簡単に取付けることができる。
縦パイプ保持具4としては、図6に示すように、U形抱持部4aの両端部を上側に湾曲させて180度折返すことにより、U形抱持部4aの両端部に掛止部4b,4bを形成すると共に、この掛止部4b,4bを傾斜金網部12の横の金属線11に背後から掛止させて折返し端部4dをかしめることにより、掛止部4b,4bが横の金属線11から外れないようにしたものも好ましく使用される。また、図7に示すように、図6の縦パイプ保持具4のかしめた折返し端部4dを更に結束ベルト4e等で結びつけて、掛止部4b,4bが横の金属線11から一層外れ難くなるようにしたものも好ましく使用される。
上記のような縦パイプ保持具4を、傾斜金網部12の上部の横の金属線11と下部の横の金属線11にそれぞれ回動自在に取付けた法面補強材1は、図1、図3に示すように、縦パイプ3を傾斜金網部12に沿わせて上下一組の縦パイプ保持具4,4に上方へ抜き取り自在に保持させ、その縦パイプ3にロープ3a等を張設することによって、簡単に安全柵Sを構築することができる。このように縦パイプ3を保持した状態では、縦パイプ保持具4は前方へ突き出しているが、縦パイプ3を上方に抜き取ると、図2に示すように、縦パイプ保持具4,4が自重で下方に回動して傾斜金網部12の前面に重なるため、縦パイプ保持具4,4が邪魔にならなくなり、また目立たなくなる。従って、この縦パイプ保持具4は、縦パイプ3を上方へ抜き取った後、傾斜金網部12の横の金属線11から取り外すことが不要である。
尚、上記の法面補強材1では、傾斜金網部12の片側に上下一組の縦パイプ保持具4,4を回動自在に取付けているが、法面補強材1の横寸法が大きい場合には、傾斜金網部12の両側や中央部にも、それぞれ上下一組の縦パイプ保持具を回動自在に取付ることによって、縦パイプ3の相互間隔が安全柵Sを構築する上で適当な間隔となるようにすることが好ましい。
図8、図9は上記の法面補強材を用いた本発明の法面補強工法の説明図であって、図8は一段目の盛土の端部に二段目の法面補強材を設置したところを示し、図9は二段目の盛土の端部に三段目の法面補強材を設置したところを示す。また、図10は下段の法面補強材と上段の法面補強材の連結構造を説明する部分説明図である。
本発明の法面補強工法は、図8に示すように、まず、合成樹脂ネット2が連結された一段目の法面補強材1の縦パイプ保持具4,4に安全柵用の縦パイプ3を傾斜金網部12に沿わせて上方に抜き取り可能に保持させ、この縦パイプ3にロープ3a等を張設して安全柵Sを構築した後、一段目の法面補強材1の傾斜金網部12の背後に一段目の盛土Cを行う。そして、この一段目の盛土Cの端部上面に、合成樹脂ネット2が連結された二段目の法面補強材1を設置し、一段目の法面補強材1と二段目の法面補強材1を連結する。この法面補強材1,1の連結は、図10に示すように、下側の盛土補強材の縦の金属線10の凹湾曲した上端部10aと、上側の盛土補強材の縦の金属線10の鋭角的に屈曲された中間屈曲部10eをオーバーラップさせて形成される空間に連結棒40を挿通することによって、容易に行われる。上記のように一段目の盛土Cの端部上面に二段目の法面補強材1を設置する作業や、一段目と二段目の法面補強材1を連結する作業は、安全柵Sが構築されているので、安全に行うことができる。
次いで、ロープ3aを外して縦パイプ3を一段目の法面補強材1の縦パイプ保持具4,4から上方に抜き取り、図9に示すように、抜き取った縦パイプ3の下端を一段目の法面補強材1の上端に係止させた状態で該縦パイプ3を二段目の法面補強材1の縦パイプ保持具4,4に保持させてロープ3a等を張設することにより安全柵Sを再び構築してから、二段目の法面補強材1の傾斜金網部12の背後に二段目の盛土Cを積み重ねる。上記の安全柵Sの再構築作業は、設置、連結された二段目の法面補強材1の内側から行われるので、危険はない。二段目の盛土Cが終わると、この二段目の盛土Cの端部上面に、合成樹脂ネット2が連結された三段目の法面補強材1を設置し、二段目の法面補強材1と三段目の法面補強材1を連結する。この三段目の法面補強材1の設置作業や連結作業は、二段目の盛土Cの端部上面で行われるが、安全柵Sが構築されているので、安心して行うことができる。以後、上記の作業を繰り返すことによって盛土Cを多段に積み重ね、法面補強材1で補強された法面を形成する。
上記のように、本発明の法面補強材1を用いた法面補強工法は、盛土Cを一段ずつ積み重ねるたびに安全柵Sを容易に構築し且つ容易に除去できるため、盛土工事に支障をきたすことがなくなって施工性が大幅に向上し、安全柵Sで作業者の安全性を充分に確保することができる。
尚、図示はしていないが、本発明の法面補強工法においては、盛土補強材1の傾斜金網部12の背面に土止めを兼ねた植生シートや植生ネットを添設し、施工後に法面Pを緑化させることが望ましい。
縦パイプを保持した状態を想定した本発明の一実施形態に係る法面補強材の斜視図である。 縦パイプを抜き取った状態の同法面補強材の斜視図である。 縦パイプを保持した状態を想定した同法面補強材の側面図である。 (a)及び(b)は同法面補強材に用いる連結用金属線の正面図及び右側面図である。 (a)および(b)は縦パイプ保持具の一例を示す側面図および平面図である。 (a)および(b)は縦パイプ保持具の他の例を示す側面図および平面図である。 縦パイプ保持具の更に他の例を示す側面図である。 本発明の法面補強材を用いた本発明の法面補強工法の説明図であって、一段目の盛土の端部に二段目の法面補強材を設置したところを示している。 本発明の法面補強材を用いた本発明の法面補強工法の説明図であって、二段目の盛土の端部に三段目の法面補強材を設置したところを示している。 下段の法面補強材と上段の法面補強材の連結構造を説明する部分説明図である。
符号の説明
1 法面補強材
10 縦の金属線
11 横の金属線
12 傾斜金網部
13 水平金網部
2 合成樹脂ネット
3 安全柵用の縦パイプ
3a ロープ
4 縦パイプ保持具
4a U形抱持部
4b,4c 掛止部
P 法面
S 安全柵

Claims (4)

  1. 縦の金属線と横の金属線を格子状に溶接した溶接金網をその中間部で鋭角に曲げ加工して、水平金網部と、この水平金網部の前端から法面の傾斜角に略等しい角度で傾斜して立ち上がる傾斜金網部とを一体に形成し、この傾斜金網部の前面側に、安全柵用の縦パイプを上方に抜き取り可能に保持するための上下一組の縦パイプ保持具を取付けたことを特徴とする法面補強材。
  2. 傾斜金網部の前面側に縦パイプ保持具を上下回動自在に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の法面補強材。
  3. 縦パイプ保持具が、安全柵用の縦パイプを抱持するU形抱持部の端部に、傾斜金網部の横の金属線に回動自在に掛止させる掛止部を一体に形成したものである請求項2に記載の法面補強材。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載された法面補強材を使用し、この法面補強材の上下一組の縦パイプ保持具に安全柵用の縦パイプを保持させて安全柵を構築した後、この法面補強材の傾斜金網部の背後に盛土をして、法面補強材で補強された法面を形成し、この盛土の端部上面に上段の法面補強材を設置して下段の法面補強材と連結すると共に、下段の法面補強材の縦パイプ保持具から上方に抜き取った縦パイプを上段の法面補強材の縦パイプ保持具に保持させて安全柵を構築してから、この上段の法面補強材の傾斜金網部の背後に盛土をして、法面補強材で補強された法面を形成し、以後、上記の作業を繰り返すことによって、盛土の法面を法面補強材で補強しながら形成することを特徴とする法面補強工法。
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