JP2008057178A - 引戸用把手の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の操作部材が表出することがなく、しかも開閉操作を行う指と施解錠操作を行う指とが同一となる引戸用把手の構造を得る。
【解決手段】引戸19の開閉先端部21に回動自在に内設されたカマ状デッドボルトと、カマ状デッドボルトに形成されたギア部と、ギア部に噛合する昇降ラックと、木口から進退自在となって開閉先端部21に内設され木口からの突出位置で昇降ラックの移動を規制する一方、引戸内に後退した位置で昇降ラックの移動規制を解除するトリガー53と、開閉先端部21の縦框23に支持軸を介して一端が回動自在に支持される第1回動部材67、及び連結軸を介して一端が第1回動部材67の他端に回動自在に連結され他端が前記昇降ラックに回動自在に係合される第2回動部材からなり、連結軸を中心にくの字状に折曲可能とされる折曲部を具備し、この折曲部が曲げられた際に縦框23から所定量突出するハンドル部65とを設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、引戸の開閉先端部から進退自在となって建物側枠体に係止可能となるカマ状デッドボルトを備えた引戸用の施解錠装置を具備するとともに、特に、開閉用の操作部材となる把手と施錠用の操作部材とを兼用することにより構造を簡素化し、見栄え・操作性を向上させる改良技術に関する。
引戸には、開閉先端部に回動自在に内設され、この回動によって引戸の木口から進退自在となることにより、引戸閉鎖時に建物側枠体に係止可能となるカマ状デッドボルトを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。引戸は、戸面に平行な方向が開閉方向となるため、一般的に開閉操作部材、例えば指掛け部やハンドル、把手等が開閉先端部に設けられる。したがって、上記したカマ状デッドボルト等の施錠装置を備えた引戸では、把手などの開閉操作部材に加えて施錠操作部材とを併設することとなる。
このため、戸面に複数の操作部材が突出することとなり、引戸の美観を損ねるとともに、引戸組立工数も増える問題があった。このような問題を解消しようとしたものに、例えば特許文献2に開示される引戸用ハンドルがある。この引戸用ハンドルは、引戸の開閉先端部に、カマ状デッドボルトを進退させる施錠機構部が内設され、戸面には開閉操作部材となるハンドルが固定される。このハンドルの固定材座には解錠レバーが回動自在に設けられ、解錠レバーは解錠軸が施錠機構部に挿入されることで、カマ状デッドボルトの進退操作を可能としている。
この引戸用ハンドルによれば、開閉部材であるハンドルの組み付けと同時に、解錠操作部材である解錠レバーが同時に組み付けられ、組み付け作業を良好にできるとともに、ハンドルを把持した指以外の指による施解錠操作を可能にしている。
特開平10−61282号公報 特開平10−121793号公報
しかしながら、上記した引戸用ハンドルは、ハンドルの固定台座に解錠レバーを付設したものであり、別体の部材が集合的に組み付けられているため、複数の操作部材が表出することには変わりはなく、スッキリした外観を得ることができなかった。また、引戸開閉のために、開閉ハンドルを把持する指と、施解錠操作を行うために解錠レバーを操作する指とが別となり、操作が煩わしい問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、複数の操作部材が表出することがなく、しかも、開閉操作力を加える指と施解錠操作力を加える指とが同一となる引戸用把手の構造を提供し、もって、簡素な構造で、操作性の向上、見栄えの向上を同時に図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の引戸用把手の構造は、引戸19の開閉先端部21に回動自在に内設され該回動によって引戸19の木口から進退自在となって建物側枠体11に係止可能なカマ状デッドボルト45と、
該カマ状デッドボルト45の回動方向に沿う外周部に形成されたギア部49と、
前記引戸19の開閉先端部21に上下方向で移動自在に内設され該ギア部49に噛合する昇降ラック51と、
前記木口から進退自在となって前記引戸19の開閉先端部21に内設され前記木口からの突出位置で前記昇降ラック51の移動を規制する一方、引戸内に後退した位置で前記昇降ラック51の移動規制を解除するトリガー53と、
前記引戸19の開閉先端部21の縦框23に引戸開閉方向に沿う支持軸71を介して一端が回動自在に支持される第1回動部材67、及び前記支持軸71と同方向の連結軸73を介して一端が該第1回動部材67の他端に回動自在に連結され他端が前記昇降ラック51に回動自在に係合される第2回動部材69からなり、前記連結軸73を中心にくの字状に折曲可能とされる折曲部65aを具備し、該折曲部65aがくの字状に曲げられた際に前記縦框23から戸面に垂直な方向へ所定量突出するハンドル部65と、
を具備したことを特徴とする。
この引戸用把手の構造では、引戸開放時には、トリガー53が木口から突出状態となり、昇降ラック51の移動が規制されて、ハンドル部65がくの字状に曲げられた状態で、折曲部65aが戸面から垂直に突出した状態となって、引戸19の開閉操作をこの折曲部65aにて行える。一方、引戸19を閉止した際には、トリガー53が引戸内に後退し、昇降ラック51の移動規制を解除する。これにより、ハンドル部65の折曲部65aを戸面に垂直な方向へ押し込むことで、昇降ラック51が移動し、カマ状デッドボルト45を建物側枠体11に係止する施錠が行える。
請求項2記載の引戸用把手の構造は、前記昇降ラック51を、上方移動位置及び下方移動位置の双方に付勢して上下何れかの移動位置に保持する付勢手段59が設けられたことを特徴とする。
この引戸用把手の構造では、ハンドル部65が、上下何れかの移動位置に付勢手段59によって保持される昇降ラック51により、折曲部65aの部分が直線状態又はくの字状態に保持され、且つ、その際の状態切替時にクリック感が得られることとなる。
請求項3記載の引戸用把手の構造は、前記木口から引戸内へ後退した前記カマ状デッドボルト45の後退方向先端部45bを進入させる干渉回避部51dが前記昇降ラック51に設けられたことを特徴とする。
この引戸用把手の構造では、引戸内に後退、すなわち解錠時のカマ状デッドボルト45の後退方向先端部45bが昇降ラック51の干渉回避部51dに進入することで、カマ状デッドボルト45と昇降ラック51との間隔を狭めた配置が可能となる。
本発明に係る請求項1記載の引戸用把手の構造によれば、引戸の木口から進退自在なカマ状デッドボルトと、カマ状デッドボルトのギア部に噛合する昇降ラックと、木口からの突出位置で昇降ラックの移動を規制する一方、引戸内に後退した位置で昇降ラックの移動規制を解除するトリガーと、第1回動部材及び第2回動部材からなり連結軸を中心にくの字状に折曲可能となる折曲部を具備し、この折曲部が曲げられた際に縦框から所定量突出するハンドル部とを備えたので、引戸開放時には、トリガーが木口から突出状態となり、これにより、昇降ラックの移動が規制されて、ハンドル部がくの字状に曲げられた状態で、折曲部が戸面から垂直に突出した状態となる。したがって、このくの字状折曲部を従来の把手同様に手指にて掴むことで、引戸の開閉操作を容易に行うことができる。一方、引戸を閉止した際には、トリガーが引戸内に後退し、昇降ラックの移動規制を解除する。これにより、ハンドル部の折曲部を戸面に垂直な方向へ押し込むことで、昇降ラックが移動し、カマ状デッドボルトを建物側枠体に係止する施錠が行える。この際、ハンドル部は、第1回動部材と第2回動部材とが縦框に沿って略直線状となり、引戸からの突出部を皆無にして、外観をスッキリさせ、引戸の見栄えを向上させることができる。また、開閉操作を行う部材と、施錠操作を行う部材とを別体に設ける必要がないので、構造を簡素にでき、生産性を向上できるとともに、部材コストも安価にできる。この結果、開閉操作及び施錠操作の容易な引戸用把手の構造を、簡素な構造で安価に、しかも、見栄え良く構成することができる。
請求項2記載の引戸用把手の構造によれば、昇降ラックを、上方移動位置及び下方移動位置の双方に付勢して上下何れかの移動位置に保持する付勢手段が設けられたので、ハンドル部が、上下何れかの移動位置に保持される昇降ラックにより、直線状態又はくの字状態に保持されるとともに、両状態へのクリック感を生じさせることができ、ハンドル部の操作感を良好にすることができる。
請求項3記載の引戸用把手の構造によれば、木口から引戸内へ後退、すなわち解錠時の際のカマ状デッドボルトの後退方向先端部を進入させる干渉回避部が昇降ラックに設けられたので、引戸内に後退したカマ状デッドボルトの後退方向先端部が干渉回避部に進入することで、カマ状デッドボルトと昇降ラックとの間隔を狭めた配置が可能となり、カマ状デッドボルト進退方向のコンパクト化、すなわち、機構部分を含むこの引戸用把手の構造のコンパクト化を図ることができる。
以下、本発明に係る引戸用把手の構造の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る引戸用把手の構造が備えられた引戸の開放状態の水平断面図、図2は図1の側面図、図3は図2のA−A矢視図、図4は図1のB−B矢視図、図5は昇降ラック及びトリガーの分解斜視図である。
不図示の建物開口部には建物側枠体11が取り付けられ、建物側枠体11は係止穴13の穿設されたストライク15がネジなどの固定手段17によって固定されている。この建物側枠体11の不図示の下方レール部には引戸19が開閉自在に建て込まれている。例えばアルミサッシからなる引戸19は、開閉先端部21となる縦框23に、例えばペアガラス25,25が嵌め込み保持されている。本実施の形態による引戸用把手の構造100は、この縦框23の側部23aに設けられる。
本実施の形態において、縦框23は断面四角形の角筒状に形成され、側部23aはその室内側の部分に構成される。なお、本実施の形態において、引戸19は引き違い戸である場合を例に説明するが、この他、片開き引戸であってもよい。さらに、本実施の形態では、縦框23の一部分に側部23aが形成される場合を例に説明するが、側部23aは縦框23と別体であってもよい。
図4に示すように、側部23aの前面27と後面29には取付穴31,33が形成される。後面29の取付穴33には引戸用把手の構造100の台座部35が被着されている。台座部35の背面には複数の固定用スタッド37が突設される。前面27の取付穴31にはフロントパネル39が被着され、フロントパネル39は貫通したネジ41によって固定用スタッド37に螺着される。これにより、引戸用把手の構造100は、縦框23を前後方向から挟持した状態で取付け固定されている。
引戸用把手の構造100を構成する施解錠部内部には、戸面、本実施の形態ではペアガラス25面に垂直な軸43回りに回動自在となったカマ状デッドボルト45が設けられ、カマ状デッドボルト45は回動によってフロントパネル39の開口47から係止先端45aが上向きとなるよう突出し、ストライク15の係止穴13に係止可能となる。
カマ状デッドボルト45の回動方向に沿う外周部にはギア部49が形成される。施解錠部の内部には上下方向で移動自在な昇降ラック51が内設され、昇降ラック51はカマ状デッドボルト45のギア部49にラック51aを噛合する。すなわち、昇降ラック51が下方へ移動されることにより、カマ状デッドボルト45は時計回りに回転され、フロントパネル39から突出される。一方、昇降ラック51が上方へ移動されることにより、カマ状デッドボルト45は反時計回りに回転され、引戸19内に後退される。
施解錠部内にはフロントパネル39から進退自在なトリガー53が内設される。トリガー53は、先端53aが、フロントパネル39の開口55から突出され、図5に示す段部53bによって開口55からの抜けが阻止されている。このトリガー53は、付勢手段57により、フロントパネル39から突出する方向に常時付勢されている。トリガー53は、引戸19が閉止すると、建物側枠体11に先端53aが押圧され、付勢手段57に抗して引戸19内に後退する。トリガー53の基端には上下に貫通する規制解除穴53cが形成され、規制解除穴53cはトリガー53が引戸19内に後退した位置でラック51aの下部挿入端51bを嵌入可能とする。また、トリガー53は、フロントパネル39から先端53aを突出させた位置では規制解除穴53cが下部挿入端51bからずれて、昇降ラック51の下降を阻止するように働く。つまり、トリガー53は、フロントパネル39からの突出位置で昇降ラック51の移動を規制する一方、引戸19内に後退した位置で昇降ラック51の移動規制を解除するよう働く。
施解錠部の内部にはシーソーバネ59が設けられ、シーソーバネ59は一端が施解錠部側の軸61に支持され、他端が昇降ラック51側の軸63に支持される。これにより、シーソーバネ59は、昇降ラック51を、上方移動位置及び下方移動位置の双方に付勢して上下何れかの移動位置に保持するよう働く。また、昇降ラック51は、引っ張りコイルバネ60によって、上方の移動方向へ付勢されている。
また、昇降ラック51には干渉回避部51dが凹設されている。干渉回避部51dは、フロントパネル39から引戸19内へ後退したカマ状デッドボルト45の後退方向先端部45bを進入させる。解錠状態となってフロントパネル39から引戸19内へ後退したカマ状デッドボルト45の後退方向先端部45bを進入させる干渉回避部51dが昇降ラック51に設けられることで、引戸19内に後退したカマ状デッドボルト45と昇降ラック51との間隔を狭めた配置が可能となり、カマ状デッドボルト進退方向のコンパクト化を図ることができるようになっている。
縦框23の後面29にはハンドル部65が設けられている。ハンドル部65は、第1回動部材67と、第2回動部材69とからなる。第1回動部材67は、引戸開閉方向に沿う支持軸71を介して一端が回動自在に台座部35に支持される。第2回動部材69は、支持軸71と同方向の連結軸73を介して一端が第1回動部材67の他端に回動自在に連結され、他端が昇降ラック51の突設ピン51cに回動自在に係合されている。したがって、ハンドル部65は、昇降ラック51の昇降移動に伴って中途の連結軸73を中心にくの字状に折曲可能となる折曲部64aを備えてリンク機構を構成し、この折曲部65aがくの字状に曲げられた際に縦框23から戸面に垂直な方向へ所定量T突出する。
次に、上記の構成を有する引戸用把手の構造100の作用を説明する。
図6は引戸閉止状態におけるハンドル部の正面図、図7は引戸施錠状態の水平断面図、図8は引戸施錠状態の要部縦断面図である。
引戸19の開放時、図3に示すように、ハンドル部65は、連結軸73を中心にくの字状に曲げられた折曲部65aが、縦框23から戸面に垂直な方向で突出した状態となる。したがって、引戸19は、この折曲部65aが手指に把持されることで開閉操作可能となる。この状態では、図4に示すように、昇降ラック51が上方の移動位置となり、下降がトリガー53により阻止されている。したがって、折曲部65aは押し込み不能となっている。
一方、折曲部65aが把持され、引戸19が閉動されると、トリガー53が建物側枠体11に当接し、引戸19内に後退する。トリガー53は、引戸19内に後退することで、規制解除穴53cが昇降ラック51の下部挿入端51bを嵌入する。これにより、昇降ラック51は、移動規制が解除され、下方への移動が可能となる。
引戸19の閉止状態において、図6に示すように、折曲部65aを戸面に垂直な方向に押し込むことにより、第2回動部材69を介して昇降ラック51が引っ張りコイルバネ60に抗して下方へスライド移動されることとなり、その結果、ハンドル部65は縦框23に沿った直線状態となる。
これと同時に、昇降ラック51に噛合したカマ状デッドボルト45がフロントパネル39から突出され、図7,図8に示すように、カマ状デッドボルト45の係止先端45aがストライク15の係止穴13に係止することとなる。つまり、閉動操作に使用した同一の折曲部65aを、引戸閉止時に、戸面に垂直な方向へ押し込むことで、カマ状デッドボルト45を建物側枠体11に係止する施錠が行えることとなる。
したがって、上記の引戸用把手の構造100によれば、引戸19のフロントパネル39から進退自在なカマ状デッドボルト45と、カマ状デッドボルト45のギア部49に噛合する昇降ラック51と、フロントパネル39からの突出位置で昇降ラック51の移動を規制する一方、引戸内に後退した位置で昇降ラック51の移動規制を解除するトリガー53と、第1回動部材67及び第2回動部材69からなり連結軸73を中心にくの字状に曲げられた折曲部65aが縦框23から所定量突出するハンドル部65とを備えたので、引戸開放時には、トリガー53がフロントパネル39から突出状態となり、これにより、昇降ラック51の移動が規制されて、ハンドル部65がくの字状に曲げられた状態で、折曲部65aが戸面から垂直に突出した状態となる。したがって、このくの字状折曲部65aを手指に掴むことで、引戸19の開閉操作を容易に行うことができる。
一方、引戸19を閉止した際には、トリガー53が引戸内に後退し、昇降ラック51の移動規制を解除する。これにより、ハンドル部65の折曲部65aを戸面に垂直な方向へ押し込むことで、昇降ラック51が移動し、カマ状デッドボルト45を建物側枠体11に係止する施錠が行える。
この際、ハンドル部65は、第1回動部材67と第2回動部材69とが縦框23に沿って直線状となり、引戸19からの突出部分を皆無にして、外観をスッキリさせ、引戸19の見栄えを向上させることができる。また、開閉操作用の部材と、施錠操作用の部材とを別体に設ける必要がないので、構造を簡素にでき、生産性を向上できるとともに、部材コストも安価にできる。この結果、開閉操作及び施錠操作の容易な引戸用把手の構造100を、簡素な構造で安価に、しかも、見栄え良く構成することができる。
また、昇降ラック51を、上方移動位置及び下方移動位置の双方に付勢して上下何れかの移動位置に保持するシーソーバネ59が設けられたので、ハンドル部65が、上下何れかの移動位置に保持される昇降ラック51により、直線状態又はくの字状態に保持されるとともに、クリック感を生じさせることができ、ハンドル部65の操作感を良好にすることができる。
本発明に係る引戸用把手の構造が備えられた引戸の開放状態の水平断面図である。 図1の側面図である。 図2のA−A矢視図である。 図1のB−B矢視図である。 昇降ラック及びトリガーの分解斜視図である。 引戸閉止状態におけるハンドル部の正面図である。 引戸施錠状態の水平断面図である。 引戸施錠状態の要部縦断面図である。
符号の説明
11…建物側枠体
19…引戸
21…開閉先端部
23…開閉先端部の縦框
45…カマ状デッドボルト
45b…後退方向先端部
49…ギア部
51…昇降ラック
51d…干渉回避部
53…トリガー
59…付勢手段(シーソーバネ)
65…ハンドル部
65a…折曲部
67…第1回動部材
69…第2回動部材
71…支持軸
73…連結軸
100…引戸用把手の構造

Claims (3)

  1. 引戸の開閉先端部に回動自在に内設され該回動によって引戸の木口から進退自在となって建物側枠体に係止可能なカマ状デッドボルトと、
    該カマ状デッドボルトの回動方向に沿う外周部に形成されたギア部と、
    前記引戸の開閉先端部に上下方向で移動自在に内設され該ギア部に噛合する昇降ラックと、
    前記木口から進退自在となって前記引戸の開閉先端部に内設され前記木口からの突出位置で前記昇降ラックの移動を規制する一方、引戸内に後退した位置で前記昇降ラックの移動規制を解除するトリガーと、
    前記引戸の開閉先端部の縦框に引戸開閉方向に沿う支持軸を介して一端が回動自在に支持される第1回動部材、及び前記支持軸と同方向の連結軸を介して一端が該第1回動部材の他端に回動自在に連結され他端が前記昇降ラックに回動自在に係合される第2回動部材からなり、前記連結軸を中心にくの字状に折曲可能とされる折曲部を具備し、該折曲部がくの字状に曲げられた際に前記縦框から戸面に垂直な方向へ所定量突出するハンドル部と、
    を具備したことを特徴とする引戸用把手の構造。
  2. 前記昇降ラックを、上方移動位置及び下方移動位置の双方に付勢して上下何れかの移動位置に保持する付勢手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の引戸用把手の構造。
  3. 前記木口から引戸内へ後退した前記カマ状デッドボルトの後退方向先端部を進入させる干渉回避部が前記昇降ラックに設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の引戸用把手の構造。
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