JP2013019156A - 耐震性を備えた開口部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐震性を備えた開口部構造を提供する。
【解決手段】本発明の耐震性を備えた開口部構造は、開口部を構成するための縦枠と、開口部を開閉するためのパネルと、縦枠とパネル側面との間に形成され、開口部閉時に両者を連結する錠装置と、を含み、上記連結時に、錠装置が縦枠とパネル側面とを所定距離だけ離間し、錠装置を略支点とした縦枠の地震揺動が制限的に許容される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、耐震性を備えた開口部構造に関する。
開口部構造の一例として、図6に上吊り式の引戸構造31を示す。この引戸構造31にあっては、地震時に建物が揺れ動く際に、図7及び8に示すように、引戸33の枠体35が平行四辺形状に変形することがある。
この際、引戸錠41が施錠されていたような場合、縦枠39と引戸33(の戸先)とが上下にわたって概ね密着乃至接触しているために、戸先の上部(図7)又は下部(図8)を支点にした梃子の原理による過大な力が引戸錠41に作用する。即ち、引戸錠41の錠本体部と錠受部とを左右に強引に引き離すような過大な力(応力集中)が引戸錠等(17、39、41)に作用する(図7及び8の丸で囲んだ部分)。
その結果として引戸錠41や枠体39等が大きく損傷し易く、これにより復旧時間が大幅に延びたり、開錠が困難なために脱出が阻害されるような事態が起き得る。
特開平8−254053号公報
本発明は、上記不都合を簡単な改善で合理的且つ効果的に解消できる、耐震性を備えた開口部構造を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の耐震性を備えた開口部構造の第1態様は、
開口部を構成するための縦枠と、
開口部を開閉するためのパネルと、
縦枠とパネル側面との間に形成され、開口部閉時に両者を連結する錠装置と、
を含み、
上記連結時に、錠装置が縦枠とパネル側面とを所定距離だけ離間し、錠装置を略支点とした縦枠の地震揺動が制限的に許容されることを特徴とする。
本発明の第2態様は、第1態様において、
錠装置は、錠本体部と錠受部とから構成されることを特徴とする。
本発明の第3態様は、第2態様において、
錠本体部及び錠受部の一方は、パネルに取り付けられ、
錠本体部及び錠受部の他方は、縦枠に取り付けられることを特徴とする。
本発明の第4態様は、第3態様において、
パネルに取り付けられる前記一方は、前記所定距離の離間のために、パネル側面から突出することを特徴とする。
本発明の第5態様は、第3態様において、
縦枠に取り付けられる前記他方は、前記所定距離の離間のために、縦枠に対する取り付け面から突出することを特徴とする。
本発明の第6態様は、第1〜5態様のいずれか1つにおいて、
連結時の錠装置の上側及び/又は下側に形成される空間に位置するように、緩衝材及び/又は緩衝装置が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、縦枠の地震揺動を合理的に受け入れることができ、錠装置に過度な力が作用するのを阻止できる。これにより、従来の不都合を効果的に解消することができる。
本発明の上記および他の目的、特徴、および利点(効果)については、本発明の実施形態の説明および図面から当業者にとって明らかになろう。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明するが、本発明自体はこの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
図1は、本発明の一実施形態の扉構造(開口部構造)1の正面図である。
本実施形態の扉3は、門型の枠体5の横枠(上部枠)7に設けた上部レールに係合して、左右方向に可動な上吊り式の引戸である。
図示した引戸(扉)3は、左手側の閉位置に位置しており、引戸3の側面が縦枠9の対向部に係合(当接)している。
ここで、この係合箇所を拡大図示する図2及び図2のIII−III線に沿い上方から見た横断面を示す図3を参照する。
引戸3の左手側の概ね中央の位置には、引戸錠(錠装置)11の一方を構成する錠本体部13が埋め込まれる。
錠本体部13の錠レバー15は、操作部(図示せず)の操作によって引戸3の側面(戸先)から出没自在(施錠・開錠自在)にフック式に突出する。
縦枠9の対応する位置には、引戸錠11の他方を構成し、錠本体部13と係合する錠受部17が設けられる。
錠受部17は、引戸3と略同じ幅を有する金属板をC状に折り曲げて、C状部分の両側にフランジを設けたような部材から構成され、このフランジ状部分を介して縦枠9にネジ止め固定される。
錠受部17のC形状部分の所定位置には、錠本体部13の錠レバー15が係入し得る矩形開口19が設けられる。
縦枠9は、図3から理解されるように、引戸3の面内方向に延びる引戸中心線に関して左右対称であって、引戸3を部分的に受け入れるように窪んだ横断面形状を有する。従って、引戸3を引戸正面から見たときに、引戸3の戸先(錠受部等)が縦枠9で隠れてしまうように構成される。
以上のように構成される本実施形態の扉構造にあっては、地震等によって枠体5に大きな力が作用して縦枠9が右(図4)或いは左(図5)に倒れることがある(平行四辺形状に変形する)。
しかしながら、そのような場合にあっても、引戸3(の戸先)と縦枠9(錠受部取り付け面)との間に適切なクリアランス(空間)があるために、引戸錠を略支点とした縦枠の揺れ動きとして許容することができる。従って、従来構造と比較して、引戸3と縦枠9との係合箇所、即ち、引戸錠11及び錠受部17に局部的な応力集中が起きるのを効果的に回避できる。
換言すると、従来構造では起き得た、戸先の上部又は下部を支点にした梃子の原理による過大な力が引戸錠11に作用して、引戸錠11の錠本体13と錠受部17とを左右に強力に引き離すような事態を回避することができる。
従って、従来の不都合、例えば、引戸錠11や縦枠9を損傷させずに済むと共に、復旧に要する時間を短縮することができる。例えば、地震によって建物(引戸周辺の壁を含む)が変形しても、引戸及び引戸錠が破壊されることなく、容易に引戸を開放でき、脱出避難が妨げられることがない。即ち、引戸に優れた耐震性能をもたせることができる。
尚、上記実施形態では、引戸閉時に引戸錠11(係合箇所)を挟んで上下にクリアランスが形成されるように構成した。しかしながら、上下のうちの一方のみにクリアランスが形成されるように構成することもできる。
また、上記実施形態では、縦枠内で錠受部17が縦枠9の取付面から突出するように構成した。しかしながら、これとは逆に、錠本体部が戸先(戸の側面)から部分的に突出するように構成することもできる。
更に、上記実施形態では、クリアランスが、空っぽの空間であるように構成した。しかしながら、圧縮変形可能な弾性部材(例えば、ゴム材やスポンジ状部材)で、上下のうちの少なくとも一方のクリアランスの全部又は一部を満たすように構成することもできる。この場合、縦枠側及び/又は戸先側に弾性部材を取り付けることができる。弾性部材(緩衝材)に代えて弾性装置(緩衝装置)を設けることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内、すなわち、特許請求の範囲に記載された範囲内で、各種の改変・変形等を行うことが可能である。
本発明の一実施形態の引戸構造を示す図である。 引戸と縦枠との係合箇所を拡大した図である。 図2のIII−III線に沿い上方から見た横断面である。 縦枠が揺れ動いた様を示す図である。 図4と同様の図である。 従来の引戸構造を示す図である。 縦枠が揺れ動いた様を示す図である。 図7と同様の図である。
1 扉構造
3 引戸(扉)
5 枠体
7 横枠
9 縦枠
11 引戸錠
13 錠本体部
15 錠レバー
17 錠受部
19 矩形開口
31 引戸構造
33 引戸
35 枠体
39 縦枠
41 引戸錠

Claims (6)

  1. 耐震性を備えた開口部構造であって、
    開口部を構成するための縦枠と、
    開口部を開閉するためのパネルと、
    縦枠とパネル側面との間に形成され、開口部閉時に両者を連結する錠装置と、
    を含み、
    上記連結時に、錠装置が縦枠とパネル側面とを所定距離だけ離間し、錠装置を略支点とした縦枠の地震揺動が制限的に許容されることを特徴とする開口部構造。
  2. 請求項1記載の開口部構造において、
    錠装置は、錠本体部と錠受部とから構成されることを特徴とする開口部構造。
  3. 請求項2記載の開口部構造において、
    錠本体部及び錠受部の一方は、パネルに取り付けられ、
    錠本体部及び錠受部の他方は、縦枠に取り付けられることを特徴とする開口部構造。
  4. 請求項3記載の開口部構造において、
    パネルに取り付けられる前記一方は、前記所定距離の離間のために、パネル側面から突出することを特徴とする開口部構造。
  5. 請求項3記載の開口部構造において、
    縦枠に取り付けられる前記他方は、前記所定距離の離間のために、縦枠に対する取り付け面から突出することを特徴とする開口部構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の開口部構造において、
    連結時の錠装置の上側及び/又は下側に形成される空間に位置するように、緩衝材及び/又は緩衝装置が設けられることを特徴とする開口部構造。
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