JP2002250189A - シャッターの施錠装置 - Google Patents

シャッターの施錠装置

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JP2002250189A
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光之 温井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性と防犯性に優れたシャッターの施錠装
置を提供すること。 【解決手段】 シャッター1とシャッターのガイドレー
ル2との間に設けてあり、閉鎖したシャッター1を自動
的に施錠するロック機構3と、シャッター1の屋内側に
回動自在に設けてあり、回動操作により施錠を解除する
解錠部材4と、シャッター1の屋外側に設けてあり、キ
ー操作により押し込み可能な状態と押し込み不可能な状
態に切り替えることのできる解錠ボタン5とを備え、解
錠ボタン5は、シャッター1を貫通して解錠部材4に当
接可能に設けてあり、押し込まれた解錠ボタン5が解錠
部材4を押動し、解錠部材4が施錠を解除する位置まで
回動することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッターの施錠
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シャッターの施錠装置の一つの形態とし
て、特開平8−109780号公報に開示されているよ
うなものがある。この施錠装置は、シャッターを昇降案
内するガイドレールの下端にラッチ掛りを設け、シャッ
ター下端部の座板の両側にラッチ掛りと係合するラッチ
体を設け、シャッターを閉鎖すると自動的にラッチ体が
ラッチ掛りに係止して施錠される。また、座板にはラッ
チ体の係止を解くための解除レバーを、シャッターカー
テンを開放するための引き手を兼ねるように座板の長手
方向に沿って設けてあり、この引き手を持ってシャッタ
ーカーテンを上げれば、自動的に施錠が解除されてシャ
ッターを開放できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の施錠装置は、施
錠と解錠をいちいち行う必要がなく、とても便利なもの
であったが、解除レバーを設けた屋内側でしか解錠でき
ない。つまり、従来のこの手の施錠装置を備えるシャッ
ター装置は、屋外側からシャッターを開けることができ
なかった。
【0004】本発明は、この欠点を克服し、操作性と防
犯性に優れたシャッターの施錠装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明によるシャッターの施錠装置は、シャッタ
ーとシャッターのガイドレールとの間に設けてあり、閉
鎖したシャッターを自動的に施錠するロック機構と、シ
ャッターの屋内側に回動自在に設けてあり、回動操作に
より施錠を解除する解錠部材と、シャッターの屋外側に
設けてあり、キー操作により押し込み可能な状態と押し
込み不可能な状態に切り替えることのできる解錠ボタン
とを備え、解錠ボタンは、シャッターを貫通して解錠部
材に当接可能に設けてあり、押し込まれた解錠ボタンが
解錠部材を押動し、解錠部材が施錠を解除する位置まで
回動することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明による施錠装置を
備えるシャッター装置を、屋外側から見た正面図であ
る。このシャッターの施錠装置は、シャッター1の最下
部に設けた座板6とシャッターのガイドレール2との間
に、シャッター1を閉鎖した時に自動的に施錠するロッ
ク機構3を備えており、座板6の屋内側の面には、ロッ
ク機構3の施錠を解除するための解錠部材4を有する。
また、シャッター1の屋外側には、解錠部材4を動作さ
せてロック機構3の施錠を解除できる屋外側解錠部材7
を有する。
【0007】まず、図4と図5に即して、ロック機構3
の仕組みについて述べる。ロック機構3は、座板6の屋
内側の面の左右両側に設けたラッチ体8と、ガイドレー
ル2に設けたラッチ掛り9とから成る。両側のロック機
構3は左右対象であり、以下は左側のものについて説明
する。ラッチ体8は、鉄板を二重に折り曲げて形成した
ホルダー10に、係止金具11とストッパー金具12を
ピン13,14で回転可能に軸支してある。係止金具1
1は、ガイドレール2側に二股に形成した係止溝15を
有し、反対側にストッパー金具12のための第一、第二
の二つの係止部16,17を有する。ストッパー金具1
2には、係止金具11の係止部16,17に係止する爪
部18と、ホルダー10の外側に下方に向けて斜めに伸
びる解除レバー19を有する。係止金具11とストッパ
ー金具12の上部には板バネ20を渡してあり、係止金
具11が左回り、ストッパー金具12が右回りに付勢し
てある。ラッチ掛り9は、断面コの字形のベース体21
に係止軸22を架け渡したもので、シャッター1を閉鎖
した時に、ベース体21の間にラッチ体8が進入する位
置に、ガイドレール2に固定してある。なお、図中の2
3はシャッタースラットとの連結部であり、24はゴム
製のクッションである。
【0008】シャッター1を開けた状態では、ラッチ体
8は図4(ロ)の状態となっており、係止金具11の係
止溝15が下方に向けて開口し、第一係止部16にスト
ッパー金具12の爪部18が係止している。シャッター
1を下ろしてくると、係止溝15にラッチ掛り9の係止
軸22が進入し、係止金具11が右回りに回転し、係止
溝15が真横を向いたところで、第二係止部17に爪部
18が係止してロックが掛かり、図4(イ)に示すよう
に、係止溝15に係止軸22が係止して施錠される。こ
のように本ロック機構3は、シャッターを閉鎖すること
で、自動的に施錠される。施錠を解除するには、ストッ
パー金具12を左回りに僅かに回転させることで、爪部
18が第二係止部17から外れて係止金具が左回りに回
転して図4(ロ)の状態に復帰し、施錠が解除される。
【0009】施錠の解除を行うのは、座板6の屋内側に
設けた解錠部材4である。解錠部材4は、座板6の長手
方向に沿った横長の部材で、上部に形成した連結部25
に、座板6に突設した取付片26を嵌合させて回動自在
に取り付けてある。なお、連結部25と取付片26の間
には、図示しない捩りバネを介在してあって、解錠部材
4は下向きに付勢してある。解錠部材4の左右両側の下
部には解除バー27が突出しており、解除バー27は、
ストッパー金具12の解除レバー19の内側に伸びてい
る。解錠部材4は、屋内側からシャッター1を上げる際
の把手を兼ねており、解錠部材4の下部に手を掛けてシ
ャッター1を上げようとすると、図5(ロ)に示すよう
に、解錠部材4が上方に向けて回動し、解除バー27が
解除レバー19を押し上げてストッパー金具12を左回
りに回転させるから、先に述べた通りロック機構3の施
錠が解除されることとなる。
【0010】座板6の屋外側の面には、図2に示すよう
な屋外側解錠部材7を設けてある。屋外側解錠部材7
は、座板6に固定したケース体28に、シリンダー錠2
9と解錠ボタン5を横並びに有する。ケース体28に
は、下部に把手30を一体に形成してある。解錠ボタン
5は、先端部が座板6を貫通して屋内側に突出してお
り、解錠ボタン5を押し込むと、図3(ロ)に示すよう
に、屋内側の解錠部材4が上方に向けて回動し、先に述
べたロック機構3の施錠を解除できるようになってい
る。また解錠ボタン5は、バネ31によって屋外側に突
出する状態に付勢されている。シリンダー錠29は、鍵
孔32にキーを差し込んで回すことでデッドボルト33
が解錠ボタン5に出没し、解錠ボタン5を押し込み可能
な状態と押し込み不可能な状態とに切り替えることがで
きる。押し込み不可能な状態となっていれば、屋外側か
らシャッターを開けることはできない。
【0011】本発明のシャッターの施錠装置は以上のよ
うな構成となっており、シャッター1を閉めると自動的
に施錠され、シャッター1を開ける時は、屋内側からで
あれば解錠部材4に手を掛けて回動するだけで解錠で
き、屋外側からであれば、シリンダー錠29を操作し
て、押し込み可能な状態にした解錠ボタン5を押し込む
ことで解錠できる。なお解錠ボタン5は、押し込み操作
部とシャッター貫通部と解錠部材当接部とが連動して動
くものであれば、必ずしも一体成形されたものである必
要はなく、形状や構成は適宜変更できる。
【0012】本発明のシャッターの施錠装置は、以上に
述べた実施形態に限定されない。ロック機構の詳細な構
造は若干異なっていても良い。また、上下方向に開閉す
るシャッターに限らず、横方向に開閉するシャッターに
利用することもできる。屋内側に設ける解錠部材は、例
えば横方向に開閉するシャッターの場合には、垂直軸回
りに回動自在に設けることとなり、シャッターの開閉方
向に応じて回動方向が変更される。
【0013】
【発明の効果】本発明によるシャッターの施錠装置は、
シャッターを閉鎖すると自動的に施錠されるので、鍵を
掛け忘れることがない。屋内側からは解錠部材を回動さ
せることで簡単に解錠でき、屋外側からも解錠ボタンを
押し込むことで解錠できる。解錠ボタンは、キー操作に
より押し込み不可能な状態にできるので、防犯性が確保
されている。また、屋内側と屋外側の解錠部材は互いに
連携させてあり、別々に設けるよりも安上がりである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッターの施錠装置を備えるシ
ャッター装置を屋外側から見た正面図である。
【図2】屋外側の解錠部材を拡大した正面図である。
【図3】(イ)(ロ)図2におけるA−A断面図であっ
て、通常時と解錠時の状態を示す。
【図4】(イ)(ロ)ロック機構を屋内側から見た拡大
図であって、施錠時と解錠時の状態を示す。
【図5】(イ)(ロ)図4におけるB−B断面図とC−
C断面図である。
【符号の説明】
1 シャッター 2 ガイドレール 3 ロック機構 4 解錠部材 5 解錠ボタン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッターとシャッターのガイドレール
    との間に設けてあり、閉鎖したシャッターを自動的に施
    錠するロック機構と、シャッターの屋内側に回動自在に
    設けてあり、回動操作により施錠を解除する解錠部材
    と、シャッターの屋外側に設けてあり、キー操作により
    押し込み可能な状態と押し込み不可能な状態に切り替え
    ることのできる解錠ボタンとを備え、解錠ボタンは、シ
    ャッターを貫通して解錠部材に当接可能に設けてあり、
    押し込まれた解錠ボタンが解錠部材を押動し、解錠部材
    が施錠を解除する位置まで回動することを特徴とするシ
    ャッターの施錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20211605U1 (de) 2002-07-10 2002-10-10 Kreppner-Yang, Ling, 90441 Nürnberg Einbruchhemmender Sicherheitsrollladen mit im Rollladenpanzer eingebauter Schließmechanik zum Schutz gegen unbefugtes Hochschieben
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