JP2007308997A - シャッター装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シャッター装置のシャッターカーテンの先端部に左右に延在して巾木16が設けられる。巾木16には、シャッターカーテンを閉じた状態に保持する施錠装置30が設けられる。巾木16の室内側に手掛けレバー31が設けられる。手掛けレバー31が巾木16の長さ方向に沿った軸46の周りに回転自在に取り付けられる取付部である軸受け部32を有する。手掛けレバー31を回転することにより施錠装置30を解錠する。巾木16に室内側に延出して軸受け部32上を覆う屋根片が設けられる。手掛けレバー31に軸受け部32より室内側から屋根片47の下面側に延出し、手掛けレバー31の回転に対応して屋根片47の下面にほぼ沿って移動する閉塞片34が設けられている。
【選択図】図4
Description
前記ガイドレールやシャッターカーテン及び巻取ドラムを備えたシャッター本体は、建築物の開口部に取り付けられるとともにシャッター装置が取り付け可能な窓サッシの室外側に取り付けられている。
また、シャッターカーテンは、左右に細長いスラットを上下方向に多数連結することにより、巻取ドラムに巻き取ることが可能な構成とされるとともに、上端部が巻取ドラムに接続され、下端部には、シャッターカーテンの先端部材となる巾木が設けられている。
この巾木は、最下端となるスラットに連結されるとともに、スラットと略同様に前記ガイドレールにガイドされるように左右のガイドレールに渡る長さを有する。
この施錠装置には、様々なものが知られているが、例えば、枠部材の下枠部分に受けピンを配置し、巾木側にこの受けピンに係合するロック部材と、ロック部材とリンクするレバーとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この状態でレバーを上に引くと、レバーにリンクしたロック部材が回転し、受けピンとの係合が解除されるようになっている。
前記特許文献1では、このレバーに紐が取り付けられ、この紐を上に引き上げることで、レバーを解錠側に操作可能となっている。
そこで、巾木に前記レバーに連動するとともに左右に長い手掛けレバーを取り付け、この手掛けレバーに紐を取り付けたものが知られている。
また、軸及び軸受け部は、巾木本体(上辺部)もしくは手掛けレバー本体に接続片を介して接続される必要があることから、軸受け部が軸の全周を覆った状態とすることはできず、軸受け部は完全な円筒ではなく軸と巾木本体もしくは手掛けレバー本体との接続部を避けるように、一部を切り欠いた断面C字状となっている。
ここで、C字状の軸受け部の開放側の端部と軸の接続片との間に埃が溜まり、かつ、手掛けレバーの回転移動により、軸受け部の端部と軸の接続片との間で埃が圧縮された状態となると、軸の接続片に対する軸受け部の回転範囲、すなわち、手掛けレバーの回動範囲が狭まることになり、これをそのまま放置すると、最終的に施錠装置の施錠を解錠できない状態となってしまう可能性がある。また、C字状の軸受け部の開放側の端部と軸の接続片との間に異物が詰まっても施錠装置の解錠ができない状態となる。なお、このような状態となっても埃や異物を取り除けば、施錠装置の解錠が再び可能となる。すなわち、上述のような構成では、例えば、埃が多く溜まってしまう前に埃を取り除くメンテナンスが必要となる。
建築物の開口部の左右に立設された一対のガイドレールを有する枠部材と、
前記ガイドレールに沿って昇降移動可能なシャッターカーテンと、
前記シャッターカーテンの先端部に左右に延在して設けられる巾木と、
前記巾木に設けられ、前記シャッターカーテンを閉じた状態で、前記枠部材の下端部に前記巾木を掛止した状態に保持する施錠装置と、
前記巾木の室内側に左右に延在するように設けられるとともに、前記巾木の長さ方向に沿った軸周りに回転自在に取り付けられる回転取付部を有し、回転することにより前記施錠装置を連動させて解錠する手掛けレバーとを備え、
前記巾木に室内側に延出して前記回転取付部上を覆う屋根片が設けられ、
前記手掛けレバーに前記回転取付部より室内側から前記屋根片の下面側に延出するとともに、前記手掛けレバーの回転に対応して屋根片の下面にほぼ沿って先端が移動する閉塞片が設けられていることを特徴とする。
これにより、埃やその他異物により手掛けレバーの回転が阻害するのを防止し、メンテナンスフリーで手掛けレバーによる解錠操作が常時可能な状態に保持することができる。
図1〜図2は本発明の実施の形態に係るシャッター装置10を備えた開口部装置としての窓サッシ20を示し、図3は前記シャッター装置10の施錠装置30を示し、図4および図5は施錠装置30の施錠および解錠の動作を示すものである。
図1,2に示すように窓サッシ20は、建築物の開口部にはめ込まれる矩形枠状の枠部材21を備え、該枠部材21の室外側にシャッター装置10が設けられ、シャッター装置10の室内側に左右に移動自在な一枚の網戸22と、ガラス板23がはめ込まれた外障子24と内障子25とを備えている。外障子24及び内障子25は左右引き違いに配置されたもので、開放状態とした場合に枠部材21の内周側となる開口部分の左右半分のいずれかを開放可能となっている。
そして、このガイドレール11に左右側部を案内されるように、シャッターカーテン12が設けられている。シャッターカーテン12は、左右に細長いスラット13,…を上下方向に多数連結したものであり、巻き取ることが可能となっている。
そして、巻取ドラム14の外周面には、シャッターカーテン12の上端部が固定され、巻取ドラム14が正転することによりシャッターカーテン12を巻き取って、シャッターカーテン12を上昇させてシャッターカーテン12を開放状態とするとともに、巻取ドラム14を逆転することによりシャッターカーテン12を下降させてシャッターカーテン12を閉塞状態とするようになっている。
そして、この巾木16に施錠装置30と手掛けレバー31が配置される。
以上のようにシャッター装置10は、建築物の開口部の左右に立設された一対のガイドレール11,11を有する枠部材21と、前記ガイドレール11,11に沿って昇降移動可能なシャッターカーテン12と、前記シャッターカーテン12の先端部に左右に延在して設けられる巾木16と、この巾木16に設けられ、シャッターカーテン12を閉じた状態で、枠部材21の下端部に巾木16を掛止した状態に保持する施錠装置30と、巾木16の室内側に左右に延在するように設けられるとともに、後述のように巾木16の長さ方向に沿った軸周りに回転自在に取り付けられる回転取付部としての軸受け部32を有し、回転することにより施錠装置30を連動させて解錠する手掛けレバー31とを備えている。
そして、図3、図4、図5に示すように、巾木16は、巾木本体17と、施錠装置30と、手掛けレバー31とを備える。なお、巾木16の両端部には、衝撃干渉装置18,18が設けられている。衝撃干渉装置18,18は、付勢された巻取ドラム14によってシャッターカーテン12を閉じる際に、カバー部材15の所定位置に当接して、シャッターカーテン12を閉じる際の衝撃を吸収するものである。
そして、上辺部41の上面側には、左右に延在してシャッターカーテン12を構成する最下端のスラット13の下端部を回転可能に接続する回転連結部44が形成されている。
また、上辺部41の室内側の端部には、ほぼ垂直に下方に延出した後に室内側に向かうにつれて下がるように斜めに延出する軸支持部45が上辺部41に一体に連続して形成されている。軸支持部45は、巾木16の左右の長さ方向に沿って当該巾木16の略全幅(左右端部を除く全幅より僅かに短い長さ)に渡って延在する部材であり、その先端部が巾木16の長さ方向に沿って水平に配置される軸46とされている。
なお、C字状の軸46は、室内側でかつ斜め下側が開放した状態となっており、室外側が軸支持部45に一体に接続された状態となっている。また、軸46が円柱状でも円筒状でもなくC字状なので、弾性変形による縮径が可能であり、前記手掛けレバー31の後述ようにC字状の軸受け部32の開放部分から軸46を押し込むことにより、軸46を弾性変形により縮径して軸受け部32内に挿入することが可能であり、軸46が弾性復帰した際に軸受け部32に軸46が抜けづらい状態で嵌合した状態とすることができる。
なお、軸46に軸受け部32を嵌合させる際に、上述のように軸46を縮径させるように弾性変形させるのではなく、軸46の左右端部の一方に、軸受け部32の左右端部の他方を突き当てた状態にした後に軸受け部32内に軸46を挿入するように左右に移動して軸受け部32内に軸46を嵌合させてもよい。
屋根片47は、上述の軸支持部45より長く室内側に延出して形成され、軸46(軸46に嵌合する軸受け部32)の上部を覆うようになっている。すなわち、巾木16に室内側に延出して前記回転取付部となる軸受け部32上を覆う屋根片47が設けられている。
また、屋根片47の端部は、ほぼ水平な状態から下方に向けて屈曲された状態となっており、この下方に屈曲された部分が、手掛けレバー31に設けられる後述の閉塞片34に掛止される掛止部49となっている。
施錠装置30は、巾木16の上辺部41と下辺部43との間に配置されて巾木16に嵌合して固定された状態となっている。なお、施錠装置30の室内側は、室外側より低く形成されており、巾木16の上辺部41より低くされることで、この低くなった部分の上に手掛けレバー31を配置可能となっている。
そして、施錠装置30は、従来周知のロック部材(図示略)と、当該ロック部材とリンクするレバー(図示略)とを備えたもので、下部に枠部材21の受けピン(図示略)が挿入可能な切欠部51を備え、巾木16を最下端部まで下ろすと、施錠装置30の切欠部51内に受けピンが入り込み、ロック部材と接触してロック部材を回転させて施錠状態となる。
したがって、施錠装置30は、枠部材21の下枠の受けピンの位置に対応して設けられている。
なお、施錠装置30には、操作部分を押すことにより解錠するもの以外に操作部分を引き上げることにより解錠するものもあり、例えば、上述のロック部材とリンクするレバーを引き上げることにより解錠するものがある。この場合に手掛けレバー31の回転に連動してレバーが引き上げられる構成とすればよく、手掛けレバー31と施錠装置30との連動部分の構成は異なるが、手掛けレバー31の巾木16への回転自在な取り付け構造はこの例の操作部材を押すことにより解錠するものと同様となり、本発明を適用可能である。
ここで、操作紐71は、紐取付部材72を介して、手掛けレバー31のレバー本体33に取り付けられるようになっている。なお、以下の各図において、操作紐71は、紐取付部材72に取り付けられる一部だけを図示している。紐取付部材72は、前記レバー本体33の内部に挿入されることで、レバー本体33に取り付けられるベース部と、ベース部から前記レバー本体のスリット36部分でレバー本体33の外部に突出する連結部と連結部を介してベース部に一体に接続される紐掛止部と、紐掛止部に形成された紐通し穴と、固定用ネジとからなる。
また、紐取付部材72には、室内−室外方向に沿ってネジ孔が貫通した状態となっている。すなわち、紐掛止部、連結部、ベース部を貫通してネジ孔が形成され、このネジ孔に固定用ネジ73が螺合した状態となっており、固定用ネジ73を締め付けることにより、レバー本体33に対して左右に移動不可となるように紐取付部材72が固定される。
また、掛止部49と掛止片81が接触した状態では、屋根片47と、閉塞片34とで、軸46と軸受け部32とが回動自在に嵌合した部分を覆った状態となるとともに、屋根片47により固定的に覆われた部分に対して、回転移動自在な閉塞片34が蓋をした状態、すなわち、上述の軸46と軸受け部32との嵌合部分を左右端部を除いて塞いだ状態となる。これにより、軸46と軸受け部32と部分に埃が侵入するのを防止するようになっている。したがって、C字状の軸受け部32の開放部側の端部と、軸46の軸支持部45との接続部との間に埃が溜まるとともに、手掛けレバー31の回転動作により埃が圧縮され、最終的に軸46に対する軸受け部32の回転が規制され、手掛けレバー31による解錠が不可能となるのを防止することができる。
前記押圧片35は、スイッチ52を押圧していない通常状態において、前記軸受け部32から室外側に斜め上方に向かい、かつ、前記軸支持部45に沿って延出する基部と、基部から連続して斜め下方に延出する延出部と、延出部から連続して下方に延出する押圧部とから構成されている。
なお、この際に、押圧片35の基部が接続されるC字状の軸受け部32の下側の先端部も軸支持部45に当接した状態となる。
図5(A)、(B)に示される例では、上記例(図4に示す例)で、閉塞片34の基端がレバー本体33の上板部の室内側端部に設けられていたのに対して、閉塞片34aの基端をレバー本体33の上板部の室外側端部の近傍に形成し、これにより閉塞片34aが室外側に移動したことに基づいて、閉塞片34aを室外側に延出するのではなく、ほぼ上方に延出するように形成した点が異なるものとなっている。また、通常時において、閉塞片34aの先端が上記例より僅かに室内側となることに基づいて屋根片47aが僅かに長くなっている。さらに、図5の例では、上述の閉塞片34の紐取付部材72aがレバー本体33内に挿入されるベース部とベース部からレバー本体33のスリット36を通って突出するリング状の紐掛止部からなるものとなっている。
また、閉塞片34bの先端を僅かに室外側となるようにし、その分屋根片47bを上記図5に示す例より短くした構成となっている。また、この例では、図5(A)、(B)に示される例に対して、軸支持部45bの下方に垂直に延出する部分が短くされるとともに、略垂直な部分から斜めに延出する部分の長さが長くされ、かつ、傾斜が緩やかなものとされている。
これにより、上記例では、通常時に軸支持部45と押圧片35の基部が当接していたのに対して、軸支持部45bの傾斜角が通常時の押圧片35の基部と異なる角度となって、軸支持部45bと押圧片35の基部とが当接しないようになっている。なお、押圧片35(基部)の基端となるC状の軸受け部32の下側端部が上述の通常時に当接し、屋根片47bの掛止部49bと閉塞片34bの掛止片81とが上述の通常時に当接し、手掛けレバー31の解錠方向と逆方向の回転を規制するようになっている。
なお、図8の例では、図7の例に対して、軸受け部32dの上側を短くしたことに対応して、手掛けレバー31の断面の重心位置がずれないように、押圧片35dの形状を変更している。
なお、上述の全ての例において、軸受け部32dの中心(手掛けレバー31の回転中心)が、手掛けレバー31の断面の略重心位置となるように設計されている。
これにより、閉塞片34上に埃が溜まり、この埃の一部が手掛けレバー31を操作した際に風等により、軸46および軸受け部32側に入り込んでしまうのを防止することができる。すなわち、手掛けレバー31を操作するたびに、モヘアにより閉塞片34上の埃が払われて閉塞片34上に埃がたまらない状態となるとともに、通常状態から解錠方向に手掛けレバー31を操作することにより、閉塞片34が屋根片47の下側に回りこむ際に、閉塞片34の屋根片47の下側に回り込む部分が事前にモヘアにより埃を払われた状態となる。
これにより、より確実に軸46および軸受け部32に埃が溜まるのを防止して、埃により手掛けレバー31の解錠操作が阻害されるのを防止することができる。
12 シャッターカーテン
16 巾木
21 枠部材
30 施錠装置
31 手掛けレバー
32 軸受け部(回転取付部)
34 閉塞片
47 屋根片
Claims (1)
- 建築物の開口部の左右に立設された一対のガイドレールを有する枠部材と、
前記ガイドレールに沿って昇降移動可能なシャッターカーテンと、
前記シャッターカーテンの先端部に左右に延在して設けられる巾木と、
前記巾木に設けられ、前記シャッターカーテンを閉じた状態で、前記枠部材の下端部に前記巾木を掛止した状態に保持する施錠装置と、
前記巾木の室内側に左右に延在するように設けられるとともに、前記巾木の長さ方向に沿った軸周りに回転自在に取り付けられる回転取付部を有し、回転することにより前記施錠装置を連動させて解錠する手掛けレバーとを備え、
前記巾木に室内側に延出して前記回転取付部上を覆う屋根片が設けられ、
前記手掛けレバーに前記回転取付部より室内側から前記屋根片の下面側に延出するとともに、前記手掛けレバーの回転に対応して屋根片の下面にほぼ沿って先端が移動する閉塞片が設けられていることを特徴とするシャッター装置。
Priority Applications (1)
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JP2006140131A JP4933836B2 (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | シャッター装置 |
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Citations (4)
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JPS5625162A (en) * | 1979-08-08 | 1981-03-10 | Mitsui Toatsu Chem Inc | Pyridyl phenyl ether derivative |
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2006
- 2006-05-19 JP JP2006140131A patent/JP4933836B2/ja active Active
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