JP2008055519A - 複合素子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】PDIC基板10Aにプリズムバー20Aを接合した接合体30Aを形成する。プリズムカット工程で、プリズムバー20Aの厚み方向の一部に切込み20Bを入れる。第1工程ではプリズムバー20Aを厚み方向に切断する。このとき、PDIC基板10Aの厚み方向の一部まで切断してもよい。第2工程では、プリズムバー20Aの第1切断線10Bの延長方向にPDIC基板10Aを切断する。相対的に軟質な光学ガラスよりなるプリズムバー20Aを切断したのちに、より硬いシリコン(Si)よりなるPDIC基板10Aを切断することにより、硬いPDIC基板10Aを切断する際の抵抗を小さくして、ブレードにかかる負荷を軽減し、クラックを抑える。
【選択図】図11
Description
そののち、PDIC基板10Aの裏面を延伸シート(図示せず)に貼り付け、図5に示したように、プリズムバー20Aの厚み方向の一部に切込み20Bを入れるプリズムカット工程を行う(ステップS104)。このプリズムカット工程は、後述する第1工程および第2工程においてブレードにかかる負担を軽減するために、これらの工程よりも太い幅のブレードを使用してプリズムバー20Aの残し量(厚み)d1を調整するものである。具体的には、残し量d1に応じて、プリズムバー20Aの厚み方向におけるブレードの位置(以下、単に「ブレードの厚み方向の位置」という。)を調整したのち、ブレードまたは接合体30Aを厚み方向に垂直な方向に相対的に移動させ、接合体30Aの一端部から他端部に向かって順次切断を行う。なお、プリズムカット工程は、プリズムバー20Aの厚みが十分に薄い場合、必ずしも行う必要はない。
プリズムカット工程を行ったのち、プリズムバー20Aを厚み方向に切断する第1工程を行う(ステップS105)。この第1工程では、例えば、図8に示したように、厚みDが40μmないし50μm程度の断面矩形の刃部41を基台42に取り付けたブレード40Cを用い、切断したい厚みに応じてブレード40Cの厚み方向の位置を調整したのち、ブレード40Cまたは接合体30Aを厚み方向に垂直な方向に相対的に移動させ、接合体30Aの一端部から他端部に向かって順次切断を行う。このときに形成される第1切断線10Bは、図9に示したように、プリズムバー20AとPDIC基板10Aとの境界線まで達していてもよいし、図10に示したように、プリズムバー20AとPDIC基板10Aとの境界線に達しなくてもよい。特に、図11に示したように、プリズムバー20Aの残り厚みの全部と、PDIC基板10Aの厚み方向の一部とを切断し、PDIC基板10Aに案内溝10Cを設けることが好ましい。PDIC基板10Aのほうがプリズムバー20Aよりも硬いので、軟らかいプリズムバー20Aのみを切断する場合に比べてブレードの走行を安定させることができ、プリズムバー20Aの剥がれ・飛びを抑えることができるからである。案内溝10Cの深さd2は、例えば、PDIC基板10Aの厚みが330μmである場合、100μm程度とする。
第1工程を行ったのち、図11に示したように、プリズムバー20Aの第1切断線10Bの延長方向に、すなわち第1切断線10Bからより深くなる方向に、PDIC基板10Aを切断する第2工程を行う(ステップS106)。すなわち、ブレード40Cの厚み方向の位置を、接合体30A全体を切断できるように調整したのち、ブレード40Cまたは接合体30Aを厚み方向に垂直な方向に相対的に移動させ、接合体30Aの一端部から他端部に向かって第1切断線10Bに沿って順次切断を行う。このように、相対的に軟質なプリズムバー20Aを切断したのちに、より硬いPDIC基板10Aを切断することにより、PDIC基板10Aを切断する際の抵抗を小さくして、ブレードにかかる負荷を軽減することができ、クラックを抑えることができる。また、PDIC基板10Aの裏面からクラックが発生するのを抑えることができ、品質を向上させることができる。
また、従来のように、プリズムバー120Aに切込み120Bを設けたのち、PDIC基板110Aとプリズムバー120Aとを一度に切断し、同様に不良率を調べた。その結果を図15に併せて示す。
Claims (5)
- 第1素材上に前記第1素材とは異なる材質の第2素材を接合したのち、前記第2素材および第1素材をブレードを用いて切断することにより複合素子を製造する方法であって、
前記第2素材を厚み方向に切断する第1工程と、
前記第2素材の切断線の延長方向に前記第1素材を切断する第2工程と
を含むことを特徴とする複合素子の製造方法。 - 前記第2素材は前記第1素材よりも軟質な材料により構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の複合素子の製造方法。 - 前記第1素材は光検出素子が形成された基板であり、前記第2素材は光学部品である
ことを特徴とする請求項1記載の複合素子の製造方法。 - 前記第1工程において、前記第2素材の厚み方向の全部とともに前記第1素材の厚み方向の一部を切断する
ことを特徴とする請求項1記載の複合素子の製造方法。 - 前記ブレードによる切断線の幅を40μm以上100μmとする
ことを特徴とする請求項1記載の複合素子の製造方法。
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