JP2008055453A - 帯板材製品の製造方法及び帯板材加工機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、材料送給装置12によりクイル14を通して送給した帯板材90の一部を保持ツール35にて保持し、その保持ツール35をクイル14に対して回転させて帯板材90に捻り変形部91を加工する。その後、帯板材90を切断することで1つの帯板材製品Wが製造され、以下同じ動作を繰り返すことで、複数の帯板材製品Wを連続して製造することができる。このように本発明によれば、帯板材90の一部を捻り加工してからその帯板材90を所定長に切断することで、捻り加工部91を備えた所定長の帯板材製品Wを従来より効率よく製造することができる。
【選択図】図6
Description
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1に示すように帯板材加工機10のベース台11には、水平方向で対峙した1対の機構組付部11A,11Bが備えられている。そして、一方の機構組付部11Aには材料送給装置12が組み付けられ、他方の機構組付部11Bにはユニバーサル機構20が組み付けられている。
なお、この第2駆動部22は、本発明に係る「ユニバーサル機構の第2駆動部」であると共に、本発明に係る「回転駆動部」にも相当する。
本実施形態は、図9〜図11に示されており、帯板材加工機10のクイル14が回転する点が第1実施形態の帯板材加工機10とは大きく相違する。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明する。図9に示すように、本実施形態の帯板材加工機10に備えたベース台11の機構組付部11Aには、水平方向に延びた固定スリーブ40が固定され、その固定スリーブ40の内側に帯板材90が挿通されている。また、固定スリーブ40の外側には、回動スリーブ41がベアリングを介して組み付けられている。そして、クイル14が回動スリーブ41と一体回転可能に組み付けられている。また、機構組付部11Aには、サーボモータ43が取り付けられ、そのサーボモータ43の回転出力軸と回動スリーブ41とがギヤ連結されている。
本実施形態は、図12に示されており、帯板材加工機10に回転テーブル51及びテーブル搭載直動機構70を備えた点が、前記第1実施形態の帯板材加工機10と大きく相違する。即ち、本実施形態の帯板材加工機10のベース台11には、機構組付部11Aの前面に、クイル14の周りを囲む円筒支持壁50が突出形成されている。そして、この円筒支持壁50の外周に嵌合されたベアリングにより、回転テーブル51が回転可能に支持されている。回転テーブル51は、例えば円形をなして中心部にクイル受容孔51Aを貫通形成して備える。そして、このクイル受容孔51Aにクイル14が受容されている。また、回転テーブル51には、複数のテーブル搭載直動機構70がクイル受容孔51Aを中心に放射状に複数設けられている。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
12 材料送給装置
14 クイル
20 ユニバーサル機構
21 第1駆動部
22 第2駆動部
23 第3駆動部
30 ツール固定部
35 保持ツール
35A,37A 帯板材受容空間
35B,37B 対峙部材
36 切断ツール
37,67 補助ツール
51 回転テーブル
70 テーブル搭載直動機構
91 捻り加工部
PG1 NCプログラム
W 帯板材製品
Claims (10)
- 帯板材をクイルに通して送給可能な材料送給装置と、前記帯板材の一部を板厚方向の移動を規制した状態に保持可能な保持ツールと、前記帯板材を切断するための切断ツールとを備えた帯板材加工機を用いて、捻り加工部を有した所定長の帯板材である帯板材製品を複数連続して製造可能な帯板材製品の製造方法において、
前記材料送給装置により前記クイルの前方に送給された前記帯板材の一部を前記保持ツールで保持し、前記保持ツール又は前記クイルの一方を他方に対して回転させて前記帯板材に前記捻り加工部を加工した後、前記帯板材のうち前記捻り加工部より基端側を前記切断ツールにて切断して前記帯板材製品を製造することを特徴とする帯板材製品の製造方法。 - 帯板材受容空間を挟んで対峙した1対の対峙部材を前記保持ツールに設けて、前記帯板材受容空間を三方に開放させておき、前記帯板材を側方から前記帯板材受容空間内に受容して前記保持ツールに保持させることを特徴とする請求項1に記載の帯板材製品の製造方法。
- 前記帯板材のうち切断後に前記帯板材製品になる部分を前記保持ツールにて保持して前記帯板材を切断し、その保持ツールを予め定められた排出位置に移動してから前記帯板材製品を前記保持ツールから離脱させることを特徴とする請求項2に記載の帯板材製品の製造方法。
- 前記保持ツールが固定されたツール固定部と、前記ツール固定部を直動させる第1駆動部と、前記ツール固定部を前記第1駆動部の直動方向と平行な軸回りに回動させる第2駆動部と、前記ツール固定部を前記第1駆動部の直動方向と直交する軸回りに回動させる第3駆動部とを備えたユニバーサル機構を前記帯板材加工機に設けておくことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の帯板材製品の製造方法。
- 前記クイルを受容したクイル受容孔を有しかつそのクイルを中心にして回転する回転テーブルと、前記回転テーブルに組み付けられてその回転軸と直交する方向に直動するテーブル搭載直動機構とを前記帯板材加工機に設けておき、前記テーブル搭載直動機構に前記保持ツールを固定しておくことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の帯板材製品の製造方法。
- 帯板材を送給可能な材料送給装置と、前記帯板材の一部を板厚方向の移動を規制した状態に保持可能な第1及び第2の加工ツールと、前記帯板材を切断するための切断ツールとを備えた帯板材加工機を用いて、捻り加工部を有した所定長の帯板材である帯板材製品を複数連続して製造可能な帯板材製品の製造方法において、
前記材料送給装置により前記クイルの前方に送給された前記帯板材の一部と他の一部とを前記第1と第2の加工ツールで保持し、それら第1と第2の加工ツールの一方を他方に対して回転させて前記帯板材に前記捻り加工部を加工した後、前記帯板材のうち前記捻り加工部より基端側を前記切断ツールにて切断して前記帯板材製品を製造することを特徴とする帯板材製品の製造方法。 - 帯板材をクイルに通して送給可能な材料送給装置と、
前記帯板材の一部を板厚方向の移動を規制した状態に保持可能な保持ツールと、
前記保持ツール又は前記クイルの一方を他方に対して相対的に回転させることが可能な回転駆動部と、
前記帯板材を切断するための切断ツールと、
NCプログラムを繰り返して実行し、前記材料送給装置と前記回転駆動部とをNC制御する制御部とを備え、
前記NCプログラムには、前記材料送給装置により前記帯板材を前記クイルの前方に送給するステップと、その送給された帯板材の一部を前記保持ツールで保持し、前記保持ツール又は前記クイルの一方を他方に対して回転させて前記帯板材に捻り加工部を加工するステップと、前記帯板材のうち前記捻り加工部より基端側を切断するステップとが含められていることを特徴とする帯板材加工機。 - 前記保持ツールには、帯板材受容空間を挟んで対峙した1対の対峙部材が備えられると共に、その帯板材受容空間は少なくとも三方向に開放したことを特徴とする請求項7に記載の帯板材加工機。
- 前記保持ツールが固定されたツール固定部と、前記ツール固定部を直動させる第1駆動部と、前記ツール固定部を前記第1駆動部の直動方向と平行な軸回りに回動させる第2駆動部と、前記ツール固定部を前記第1駆動部の直動方向と直交する軸回りに回動させる第3駆動部とを有したユニバーサル機構を備えたことを特徴とする請求項7又は8に記載の帯板材加工機。
- 前記クイルを受容したクイル受容孔を有しかつそのクイルを中心にして回転する回転テーブルと、前記回転テーブルに組み付けられてその回転軸と直交する方向に直動するテーブル搭載直動機構とを前記帯板材加工機に設けておき、前記テーブル搭載直動機構に前記保持ツールが固定されたことを特徴とする請求項7又は8に記載の帯板材加工機。
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