JP2008053803A - 無線送信装置及び無線受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブキャリア毎に高精度な校正の実施を可能にすると共に、ハードウェア規模や消費電力の増大を抑制できる無線送信装置及び無線受信装置を提供する。
【解決手段】校正を行う各サブキャリアの校正参照信号をそれぞれ生成する校正参照信号生成部と、校正参照信号をサブキャリア変調するサブキャリア変調部と、サブキャリア変調後の信号であるベースバンド信号を無線周波数帯の送信信号に周波数変換する無線送信部と、無線送信部から分配された無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信部と、無線受信部から出力されたベースバンド信号から校正係数を算出する校正係数測定部と、算出した校正係数をサブキャリア毎及びアンテナ素子毎の送信信号に乗算する校正係数乗算部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明はアレーアンテナ技術を利用する無線送信装置及び無線受信装置に関する。
複数のアンテナ素子を用いて無線通信を行う技術としてアレーアンテナがある。アレーアンテナは、各アンテナ素子に適切な重みづけを行い、アンテナの指向性を電気的に所望の方向へ制御することでパス間やユーザ間の干渉を低減する技術である。また、アレーアンテナでは、干渉を低減する他に複数の送信アンテナ素子に適切な位相回転を与えることで受信特性を改善する技術も知られている。
アレーアンテナを有効に作用させるには、各アンテナ素子の振幅特性や位相特性を予め揃えておく必要がある。しかしながら、無線送受信システムが備えるRF回路はアナログ回路で構成され、装置本体とアンテナ素子間ではアナログ信号で伝送されることから、各アンテナ素子の振幅特性や位相特性を均一にするのは簡単ではない。そのため、アレーアンテナ技術を利用する無線送受信システムでは、通常、各アンテナ素子の振幅特性や位相特性差を補正する校正(キャリブレーション)が行われる。
ところで、近年、直交する複数のサブキャリアを用いて信号を伝送する直交周波数分割多重(OFDM)伝送方式が様々な無線規格で採用されつつある。このOFDM伝送方式を用いる、各アンテナ素子の振幅特性及び位相特性の校正を行う無線送受信装置の一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1には、図24に示すように、校正係数乗算部81−1〜B(Bは正数)、逆高速フーリエ変換部82−1〜B、無線送信部83−1〜B、アンテナ素子84−1〜B、無線受信部91、高速フーリエ変換部92及びキャリブレーション値測定部93を備えたアレーアンテナ送信装置が記載されている。
校正係数乗算部81−1〜Bは、変調処理やウェイト乗算処理が行われたブランチ#1〜ブランチ#Bの送信ベースバンド信号とキャリブレーション値測定部93から供給される校正係数とを乗算し、乗算結果(ベースバンド信号)を逆高速フーリエ変換部82−1〜Bへ出力する。
逆高速フーリエ変換部82−1〜Bは、校正係数乗算部81−1〜Bから供給されたベースバンド信号を逆フーリエ変換し、変換後のベースバンド信号を無線送信部83−1〜Bへ出力する。
無線送信部83−1〜Bは、逆高速フーリエ変換部82−1〜Bから供給されるベースバンド信号をRF(Radio Frequency)信号に変換し、アンテナ素子84−1〜B及び無線受信部91へそれぞれ出力する。
無線受信部91は、無線送信部83−1〜Bの出力端から分配されたRF信号を校正対象のブランチに対応して切り替え、ベースバンド信号に変換した後、高速フーリエ変換部92へ出力する。
高速フーリエ変換部92は、無線受信部91から供給されるベースバンド信号を高速フーリエ変換(FFT)する。これにより、ブランチ毎の受信信号が得られる。高速フーリエ変換部92は、得られた受信信号をキャリブレーション値測定部93へ出力する。
キャリブレーション値測定部93は、高速フーリエ変換部92から供給されたブランチ毎の受信信号を比較することでブランチ間の振幅偏差及び位相偏差を算出し、その振幅偏差及び位相偏差に基づいて校正係数を算出する。キャリブレーション値測定部93は、算出した校正係数を対応する校正係数乗算部81−1〜Bへ出力する。
次に図24に示した校正係数乗算部81−1〜Bについて図面を用いて説明する。
ブランチ1本分に対応する従来の校正係数乗算部81の構成を図25に示す。
図25に示すように、校正係数乗算部81は、シリアル/パラレル(S/P)変換部811及び乗算器812−1〜S(Sは正数)を備えている。
シリアル/パラレル変換部811は、ウェイト乗算後の送信ベースバンド信号を複数のサブキャリアに対応してパラレル変換し、乗算器812−1〜Sへ出力する。
乗算器812−1〜Sは、シリアル/パラレル変換部811から供給されるベースバンド信号とキャリブレーション値測定部93から供給される校正係数とを乗算し、乗算結果を逆高速フーリエ変換部82−1〜Bへ出力する。
以上の構成により、従来の技術では各ブランチまたは各サブキャリアに対応する校正係数をそれぞれ算出し、各ブランチの振幅特性及び位相特性を補正することで高精度なキャリブレーションを実現している。
特開2005−348236号公報
しかしながら上記したような従来の無線送受信装置では、校正係数を算出する際に離散フーリエ変換が必要であるため、校正係数の算出に要する演算量が大きいという問題がある。そのため、ハードウェア規模が増大して装置の大型化や実装が困難な場合があった。また、上記した従来の技術を携帯型の端末装置に適用すると、消費電力が増大してバッテリーの持続時間が短くなる問題もあった。
また、上記したような従来の無線送受信システムでは、ブランチ単位でその全てのサブキャリアを一度に校正するため、例えば、校正の必要性に応じてサブキャリア単位で校正周期を柔軟に制御することが不可能であり、消費電力を低減することが困難であるという問題もあった。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、サブキャリア毎に高精度な校正の実施を可能にすると共に、ハードウェア規模や消費電力の増大を抑制できる無線送信装置及び無線受信装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、サブキャリア単位で校正周期を制御できる無線送信装置及び無線受信装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の無線送信装置は、複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を備えた無線送信装置であって、
前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線送信部の各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアの校正参照信号をそれぞれ生成する校正参照信号生成部と、
前記校正参照信号生成部で生成した校正参照信号をサブキャリア変調するサブキャリア変調部と、
前記サブキャリア変調部から出力されるサブキャリア変調後の信号であるベースバンド信号を無線周波数帯の送信信号に周波数変換する無線送信部と、
前記無線送信部から前記アンテナ素子へ出力される送信信号から分配した無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信部と、
前記無線受信部から出力されたベースバンド信号から校正係数を算出する校正係数測定部と、
前記校正係数測定部で算出した校正係数を、前記サブキャリア毎及び前記アンテナ素子毎の送信信号に乗算する校正係数乗算部と、
を有する。
一方、本発明の無線受信装置は、複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を備えた無線受信装置であって、
前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線受信部の各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアに対応する変調信号をそれぞれ生成する校正サブキャリア生成部と
前記校正サブキャリア生成部で生成された信号を無線周波数帯に周波数変換する無線送信部と、
前記無線送信部から出力された無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信部と、
前記無線受信部にて周波数変換されたベースバンド信号をサブキャリア復調するサブキャリア復調部と、
前記サブキャリア復調部にてサブキャリア復調された信号から校正係数を算出する校正係数計算部と、
前記校正係数計算部にて算出した校正係数を前記サブキャリア復調部の出力信号に乗算する校正係数乗算部と、
を有し、
前記サブキャリア復調部は、
前記校正時に該校正を行うサブキャリアのみサブキャリア復調を行う。
上記なような構成では、校正に用いる校正参照信号または変調信号をサブキャリア毎に生成し、それらの信号を処理して得られる復調信号または変調信号の振幅及び位相を測定し、該測定値から校正係数を求めることで、従来のように複数のサブキャリアを分離するために演算量の多い高速フーリエ変換を必要としない。そのため、校正係数の算出に必要な演算量を低減できる。
また、校正に用いる校正参照信号または変調信号をサブキャリア単位で生成することで、サブキャリア単位で校正を行う周期を制御できる。
本発明によれば、校正係数の算出に必要な演算量を低減できるため、サブキャリア毎に高精度な校正が実施可能になると共に、ハードウェア規模や消費電力の増大が抑制される。
また、サブキャリア単位で校正周期を制御できるため、校正周期を柔軟に制御することが可能であり、消費電力を低減できる。
次に本発明について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。
第1の実施の形態はB本のアンテナ素子(Bは正数)を備えた無線送信装置(マルチキャリア送信装置)である。
図1に示すように、本実施形態の無線送信装置は、校正係数乗算部11−1〜B、校正参照信号生成部12−1〜B、サブキャリア変調部13−1〜B、無線送信部14−1〜B、アンテナ素子15−1〜B、無線受信部21、校正係数測定部22及び校正制御部23を備えた構成である。
校正係数乗算部11−1〜Bは、変調処理やウェイト乗算処理が行われたブランチ#1〜ブランチ#Bの送信ベースバンド信号と校正係数測定部22から供給された校正係数とを乗算し、乗算結果を校正参照信号生成部12−1〜Bへ出力する。校正係数乗算部11−1〜Bは、各サブキャリアに対応して設けられ、それぞれ送信ベースバンド信号に対して異なる校正係数を乗算できるものとする。
校正参照信号生成部12−1〜Bは、通常時、校正係数乗算部11−1〜Bから供給される送信ベースバンド信号をサブキャリア変調部13−1〜Bへ出力する。また、校正時、校正に用いる基準信号である校正参照信号を生成し、生成した校正参照信号を対応するサブキャリア変調部13−1〜Bへ出力する。
サブキャリア変調部13−1〜Bは、校正参照信号生成部12−1〜Bから供給された信号を対応するサブキャリアで変調し、変調後の信号を無線送信部14−1〜Bへ出力する。
無線送信部14−1〜Bは、サブキャリア変調部13−1〜Bから供給されたベースバンド信号をディジタル−アナログ変換し、RF信号にアップコンバートした後、アンテナ素子15−1〜B及び無線受信部21へ出力する。
無線受信部21は、無線送信部14−1〜Bの出力端から分配されたRF信号のうち、校正対象のサブキャリアに対応するRF信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、アナログ−ディジタル変換した後、校正係数測定部22へ出力する。なお、以下では無線受信部21から出力される信号を参照信号と称す。
校正係数測定部22は、無線受信部21から出力されたベースバンド信号からブランチ間の振幅偏差及び位相偏差を求め、該振幅偏差及び位相偏差の値に基づき校正係数を算出し、算出した校正係数を校正係数乗算部11−1〜Bへ出力する。
校正制御部23は、校正参照信号生成部12−1〜B、校正係数測定部22及び無線受信部21による本実施形態の無線送信装置の校正動作を制御する。校正制御部23は、例えば記録媒体に格納されたプログラムにしたがって処理を実行するCPU、あるいは各種の論理回路の組み合わせから成るLSI等によって構成される。
次に図1に示した校正係数乗算部11−1〜B及び校正参照信号生成部12−1〜Bについて図面を用いて説明する。
図2は図1に示した校正係数乗算部及び校正参照信号生成部の一構成例を示すブロック図である。なお、図2はブランチ1つ分の校正係数乗算部及び校正参照信号生成部の構成例を示している。
図2に示すように、校正係数乗算部11は、シリアル/パラレル(S/P)変換部111及び乗算器112−1〜Sを備えている。
シリアル/パラレル変換部111は、ウェイト乗算後の送信ベースバンド信号を複数のサブキャリアに対応してパラレル変換し、乗算器112−1〜Sへ出力する。
乗算器112−1〜Sは、シリアル/パラレル変換部111から供給された信号と校正係数測定部22から供給された校正係数とを乗算し、乗算結果を校正参照信号生成部12へ出力する。
校正参照信号生成部12は、校正サブキャリア選択部121及び校正参照信号切替部122を備えている。
校正サブキャリア選択部121は、校正制御部23からの指示にしたがって校正対象のサブキャリアを1つ選択し、その選択したサブキャリア用の校正参照信号を校正参照信号切替部122へ出力する。このとき、校正サブキャリア選択部121は、選択しなかったサブキャリア用の校正参照信号には0を出力する。
校正参照信号切替部122は、校正サブキャリア選択部121から供給された信号または校正係数乗算部11から供給された信号のいずれか一方をサブキャリア変調部13へ出力する。
次に図1に示した校正係数測定部22について図面を用いて説明する。
図3は図1に示した校正係数測定部の一構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、校正係数測定部22は、振幅・位相測定部221及び校正係数計算部222を備えている。
振幅・位相測定部221は、無線受信部21から供給された信号の振幅及び位相を測定し、それぞれの測定値を校正係数計算部222へ出力する。
校正係数計算部222は、振幅・位相測定部221から供給された測定値からブランチ間の振幅偏差及び位相偏差を求め、その振幅偏差及び位相偏差から校正係数を計算する。校正係数計算部222は、記憶装置を備え、算出した校正係数を該記憶装置で保持する。また、校正係数計算部222は、算出したサブキャリア毎の校正係数を全てのブランチの校正係数乗算部112−1〜Sへ常時出力する。
次に図1に示した無線送信装置の校正係数の算出手順について図4を用いて説明する。
ここでは、アンテナ素子15−1に対応するブランチを校正時の基準のブランチとし、残りのアンテナ素子15−2〜Bに対応するブランチの振幅や位相をアンテナ素子15−1に対応するブランチと一致するように校正係数を求める例で説明する。サブキャリアの数はS(Sは正数)とする。
まず、校正制御部23は、校正参照信号生成部12−1〜Bの各校正参照信号切替部122を切り替え、校正サブキャリア選択部121から出力される校正参照信号を選択する(ステップA1)。
続いて、校正するサブキャリア番号を示す変数s(s=1、2、..、S)に1を代入し(ステップA2)、ブランチ番号を示す変数b(b=1、2、..、B)に1を代入して(ステップA3)、変数s、bをそれぞれ初期化する。
次に、校正制御部23は、無線受信部21にブランチ#1のRF信号を選択させ、そのダウンコンバートした信号を出力させる(ステップA4)。
次に、校正制御部23は、校正参照信号生成部12−1〜Bの校正サブキャリア選択部121から校正対象のサブキャリア#sの校正参照信号を出力させる。サブキャリア#s以外の校正参照信号には0を出力させる(ステップA5)。
また、校正制御部23は、校正係数測定部22の振幅・位相測定部221を用いて無線受信部21から出力されたブランチ#1の参照信号の振幅及び位相を測定し、校正係数計算部222に測定した振幅値及び位相値を格納する(ステップA6)。
次に、校正制御部23は、変数bに1を加算する(ステップA7)。
続いて、校正制御部23は、無線受信部21にブランチ#2のRF信号を選択させ(ステップA8)、校正係数測定部22の振幅・位相測定部221を用いてブランチ#2の参照信号の振幅及び位相を測定する(ステップA9)。
そして、校正係数測定部22の校正係数計算部222を用いてブランチ#2の振幅値及び位相値と保持していたブランチ#1の振幅値及び位相値とからブランチ#1とブランチ#2の振幅偏差及び位相偏差を求め、その値からブランチ#2の校正係数を計算する。求めた校正係数は校正係数計算部222の記憶装置へ格納し、校正係数乗算部11−2への出力値(校正係数)を更新させる(ステップA10)。
次に、校正制御部23は、変数bの値がB−1より大きいか否かを判定し(ステップA11)、大きくなければステップA7の処理へ戻ってステップA7〜A11の処理を繰り返す。
一方、変数bの値がB−1より大きい場合、校正制御部23は、変数sの値がS−1より大きいか否かを判定し(ステップA12)、変数sの値がS−1より大きくなければ変数sに1を加算し(ステップA13)、ステップA3の処理へ戻ってステップA3〜A12の処理を繰り返す。
変数sの値がS−1より大きい場合、校正制御部23は、校正参照信号生成部12−1〜Bの校正参照信号切替部122に、校正係数乗算部112−1〜Sから供給される送信ベースバンド信号を選択させる(ステップA14)。
図5は図4に示した処理にしたがってブランチ番号を示す変数bと校正対象のサブキャリア番号を示す変数sとが遷移する様子を示している。
第1の実施の形態の無線送信装置によれば、各サブキャリアに対応する校正係数の測定に用いる信号(校正参照信号)を生成し、その変調後の信号の振幅及び位相を測定してサブキャリア毎の校正係数を計算することで、従来の無線送信装置のように高速フーリエ変換を行うことなく、少ない演算量で校正係数を算出できる。そのため、校正係数の算出に要する演算量が低減し、ハードウェア規模の大型化や消費電力の増大を抑制できる。
また、校正に用いる校正参照信号をサブキャリア単位で生成することで、サブキャリア単位で校正を行う周期を制御できる。そのため、校正周期を柔軟に制御することが可能であり、消費電力を低減できる。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
第2の実施の形態はB本のアンテナ素子(Bは正数)を備えた無線受信装置(マルチキャリア受信装置)である。
図6に示すように、本実施形態の無線受信装置は、アンテナ素子31−1〜B、無線受信部32−1〜B、サブキャリア復調部33−1〜B、校正係数乗算部34−1〜B、校正係数計算部35、校正サブキャリア生成部41、無線送信部42及び校正制御部43を備えた構成である。
無線受信部32−1〜Bは、通常時、アンテナ素子31−1〜BからのRF信号を受信し、校正時、無線送信部42から供給される校正用のRF信号を受信する。無線受信部32−1〜Bは、アンテナ素子31−1〜Bまたは無線送信部42から受信したRF信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、アナログ−ディジタル変換した後、サブキャリア復調部33−1〜Bへ出力する。
サブキャリア復調部33−1〜Bは、無線受信部32−1〜Bから供給されたベースバンド信号をサブキャリア復調し、サブキャリア復調後の信号を校正係数計算部35及び校正係数乗算部34−1〜Bへ出力する。
校正係数計算部35は、B本のブランチのうちのいずれか1つを選択し、選択したブランチのサブキャリア復調部33−1〜Bの出力信号を参照してブランチ間の信号偏差を求め、該信号偏差から校正係数を計算する。
本実施形態の校正係数計算部35は、例えば校正の基準となるブランチをブランチ#1とし、ブランチ#b、サブキャリア#sのサブキャリア復調部33の出力信号(複素数)を
Figure 2008053803
とすると、
ブランチ#b、サブキャリア#sの校正係数(複素数)
Figure 2008053803
Figure 2008053803
で求める。
校正係数計算部35は記憶装置を備え、算出した校正係数を該記憶装置にて保持する。また、校正係数計算部35は、算出したサブキャリア毎の校正係数を全てのブランチの校正係数乗算部34−1〜Bに常時出力する。
校正係数乗算部34−1〜Bは、サブキャリア復調部33−1〜Bから供給されるサブキャリア復調信号と校正係数計算部35から供給される校正係数とを乗算し、乗算結果を不図示の受信信号復調部へ出力する。なお、校正係数乗算部34−1〜Bは、サブキャリア毎に異なる校正係数が乗算できるものとする。
校正サブキャリア生成部41は、校正時、校正対象のサブキャリアの周波数信号(変調信号)を生成し、無線送信部42へ出力する。
無線送信部42は、校正サブキャリア生成部41から供給された変調信号をディジタル−アナログ変換し、RF信号にアップコンバートした後、無線受信部32−1〜Bへ出力する。
校正制御部43は、無線受信部32−1〜B、校正係数計算部35及び校正サブキャリア生成部41による本実施形態の無線受信装置の校正動作を制御する。校正制御部43は、例えばプログラムにしたがって処理を実行するCPU、あるいは各種の論理回路の組み合わせから成るLSI等によって構成される。
次に図6に示した校正係数乗算部34−1〜Bについて図面を用いて説明する。
図7は図6に示した校正係数乗算部の一構成例を示すブロック図である。
図7に示すように、校正係数乗算部34は、乗算器341−1〜S及びパラレル/シリアル(P/S)変換部342を備えている。
乗算器341−1〜Sは、サブキャリア復調部33−1〜Bから供給されるサブキャリア復調信号と校正係数計算部35から供給される校正係数とをサブキャリア毎に乗算し、乗算結果をパラレル/シリアル変換部342へ出力する。
パラレル/シリアル変換部342は、乗算器341−1〜Sから供給されるサブキャリアに対応するパラレル信号をシリアル変換し、対応するブランチ#bの受信信号復調部に出力する。
次に図6に示した校正サブキャリア生成部41について図面を用いて説明する。
図8は図6に示した校正サブキャリア生成部の一構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、校正サブキャリア生成部41は、校正サブキャリア選択部411及び発振器412を備えている。
校正サブキャリア選択部411は、校正制御部43からの指示にしたがって校正対象のサブキャリア番号を発振器412へ出力する。校正サブキャリア選択部411は、例えばサブキャリア番号を#1から#Sまで順に生成する。
発振器412は、校正サブキャリア選択部411から供給されるサブキャリア番号に対応する周波数の正弦波信号(変調信号)を生成し、無線送信部42へ出力する。本実施形態では、サブキャリア単位で校正を実施するため、一度に全てのサブキャリアの周波数信号を生成するのではなく、校正対象のサブキャリア番号に対応する周波数信号のみを生成する。このような構成では回路規模の増大を抑制できる。
なお、本実施形態では、校正係数乗算部35にS本のサブキャリアに対応してS個の乗算器341−1〜Sを備える例を示したが、例えばS本のサブキャリアのデータを時分割多重することでシリアル信号に変換して処理する場合は乗算器341を1つだけ備えていればよい。すなわち、本実施形態の無線受信装置は校正係数乗算部35に備える乗算器341の数はいくつであってもよい。
第2の実施の形態の無線受信装置によれば、各サブキャリアに対応する校正係数の測定に用いる周波数信号(変調信号)を生成し、その復調後の信号からサブキャリア毎の校正係数を計算することで、従来の無線受信装置のように校正係数の測定に用いる変調信号を生成する際に、逆高速フーリエ変換を行うことなく、少ない演算量で校正係数を算出できる。そのため、校正係数の算出に要する演算量が低減し、ハードウェア規模の大型化や消費電力の増大を抑制できる。
また、校正に用いる変調信号をサブキャリア単位で生成することで、サブキャリア単位で校正を行う周期を制御できる。そのため、校正周期を柔軟に制御することが可能であり、消費電力を低減できる。
なお、上述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、サブキャリア#1から#Sの順に校正係数を算出して校正を実施する例を示しているが、校正順はサブキャリア#1から#Sの順に限定されるものではなく、任意の順番でよい。
また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、校正係数を一度だけ求める例を示しているが、各ブランチの振幅特性や位相特性は温度変動や電源電圧の変動によって変化するため、校正係数は適宜更新するのが望ましい。その場合、校正係数の更新周期は一定である必要はなく変更してもよい。例えば、直前に求めた校正係数と現在の校正係数の偏差(時間の経過に伴う偏差)が大きい場合は対応するサブキャリアの校正係数の更新周期を短く設定し、校正係数の時間の経過に伴う偏差が小さい場合は対応するサブキャリアの校正係数の更新周期を長く設定すればよい。このようにすると、時間の経過に伴う校正係数の変動が少ないサブキャリアについては校正係数を求める周期を長く設定できるため、校正係数を効率的に求めることができる。図9はサブキャリア毎の校正係数の更新周期の制御例を示すグラフである。
さらに、第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、S本のサブキャリアに対応してS個の校正係数を求め、サブキャリア単位で校正を実施する例を示したが、S本のサブキャリアをBLK個(BLKはSより小さい正数)のブロックに分割し、該ブロック単位で校正係数を求めてもよい。その場合、ブロック内のNblk本(blk=1、2、..、BLK)のサブキャリアには共通の校正係数Wblkを乗算すればよい。図10はS本のサブキャリアをBLK個のブロックに分割した例を示す模式図である。
このように本発明の無線送受信システムでは、校正係数の更新周期の制御やブロック単位で校正係数を求めることで、ハードウェア規模や消費電力をさらに低減できる。
(実施例)
次に本発明の無線送受信システムの実施例について説明する。
本実施例では第1の実施の形態で示した無線送信装置の動作について、サブキャリア変調部にて逆高速フーリエ変換(IFFT)を行う3つブランチを備えた構成を例にして説明する。
図11に示すように、本実施例の無線送信装置は、校正係数乗算部51−1〜3、校正参照信号生成部52−1〜3、IFFT部53−1〜3、無線送信部54−1〜3、アンテナ素子55−1〜3、無線受信部61、校正係数測定部62及び校正制御部63を備えた構成である。
校正係数乗算部51−1〜3は、変調処理やウェイト乗算処理が行われた送信ベースバンド信号のI成分及びQ成分と、校正係数測定部62から供給された校正係数のI成分及びQ成分とを複素乗算し、乗算結果を校正参照信号生成部52−1〜3へ出力する。
校正参照信号生成部52−1〜3は、通常時、校正係数乗算部51−1〜3から供給されるウェイト乗算済みの送信ベースバンド信号をIFFT部53−1〜3へ出力する。また、校正参照信号生成部52−1〜3は、校正時、校正対象のサブキャリアに対応するIFFT部53−1〜3に校正参照信号(I、Q)=(1、0)を出力し、それ以外のIFFT部53−1〜3に校正参照信号(I、Q)=(0、0)を出力する。
IFFT部53−1〜3は、校正参照信号生成部52−1〜3から供給される信号に対して、例えば1024ポイントのIFFT処理を実施し、IFFT処理後の信号を無線送信部54−1〜3へ出力する。なお、以下では、サブキャリア数を512として説明する。
無線送信部54−1〜3は、IFFT部53−1〜3から供給されるベースバンド信号をディジタル−アナログ変換し、RF信号にアップコンバートした後、アンテナ素子55−1〜3及び無線受信部61へそれぞれ出力する。
無線受信部61は、アンテナ素子55−1〜3のうちのいずれか1つへ供給されるRF信号を選択受信し、該選択したRF信号をベースバンド信号にダウンコンバートし、アナログ−ディジタル変換した後、そのI成分(またはQ成分)を校正係数測定部62へ出力する。
校正係数測定部62は、無線受信部61から出力された参照信号のI成分(またはQ成分)の振幅及び位相を測定し、その測定値からブランチ間の振幅偏差及び位相偏差を求め、振幅偏差及び位相偏差を基に校正係数を計算する。校正係数計算部62は、記憶装置を備え、算出した校正係数を該記憶装置で保持する。校正係数計算部62は、算出したサブキャリア毎の校正係数を全てのブランチの校正係数乗算部51−1〜3へ常時出力する。
校正制御部63は、校正参照信号生成部52−1〜B、校正係数測定部62及び無線受信部61による本実施例の無線送信装置の校正動作を制御する。校正制御部63は、例えばプログラムにしたがって処理を実行するCPU、あるいは各種の論理回路の組み合わせから成るLSI等によって構成される。
次に図11に示した校正係数測定部62について図面を用いて説明する。
図12は図11に示した校正係数測定部の一構成例を示すブロック図である。
図12に示すように、校正係数測定部62は、振幅偏差計算部621、位相偏差計算部622、レジスタ623−1、2、直交座標変換部624及び記憶部625を備えている。
振幅偏差計算部621は、無線受信部61から供給される参照信号(I成分)のブランチ間の振幅偏差を求め、求めた振幅偏差を直交座標変換部624へ出力する。レジスタ623−1は、振幅偏差計算部621から出力されたデータ(I成分の振幅の測定値)を保持し、保持したデータを所定のタイミングで振幅偏差計算部621へ出力する。
位相偏差計算部622は、無線受信部61から供給されるI成分のブランチ間の位相偏差を求め、求めた位相偏差を直交座標変換部624へ出力する。レジスタ623−2は、位相偏差計算部622から出力されるデータ(I成分の位相の測定値)を保持し、保持したデータを所定のタイミングで位相偏差計算部622へ出力する。
直交座標変換部624は、振幅偏差計算部621から供給される振幅偏差と、位相偏差計算部622から供給される位相偏差とを基に直交座標変換を行い、校正係数のI成分及びQ成分を記憶部625へ出力する。
記憶部625は、直交座標変換部624から供給される校正係数を保持すると共に、基準のアンテナ素子以外のブランチが備える校正係数乗算部へ出力する。例えばブランチ#1を基準のアンテナ素子とする場合、保持した校正係数をブランチ#2及びブランチ#3の校正係数乗算部51−2、51−3へ出力する。このとき、ブランチ#1の校正係数乗算部51−1には、I成分が1、Q成分が0の校正係数を出力する。
次に、ブランチ#1を基準のアンテナ素子とし、ブランチ#2のサブキャリアの校正係数を求める場合を例にして、本実施例の動作を説明する。
校正制御部63は、振幅偏差計算部621を用いて無線受信部61から供給されるブランチ#1のI成分の最大振幅値P1を測定し、該最大振幅値P1をレジスタ623−1で保存する。
続いて、校正制御部63は、振幅偏差計算部621を用いてブランチ#2のI成分の最大振幅値P2を測定し、レジスタ623−1に保存しておいたP1を読み出し、振幅偏差P1/P2を求める。
次に、校正制御部63は、位相偏差計算部622を用いて無線受信部61から供給されるブランチ#1とブランチ#2の位相偏差を求める。位相偏差を求める方法としては、例えば図13に示すように校正サブキャリアの極性反転を検出する方法がある。図13は、ブランチ#1の受信校正サブキャリア信号とブランチ#2の受信校正サブキャリア信号の極性が反転するタイミングをそれぞれ検出することでブランチ#1とブランチ#2の位相偏差を求める例を示している。
具体的には、無線受信部61から入力されたブランチ#1のI成分の極性反転時間T11及びT12を測定し、測定したT11及びT12をレジスタ623−2に保存する。続いて、ブランチ#2のI成分の極性反転時間T21及びT22を測定する。このとき、ブランチ#2のブランチ#1に対する位相偏差θ1−θ2は(T11−T21)/(T12−T11)×360°で求めることができる。
直交座標変換部624は、振幅偏差計算部621から出力された振幅偏差P1/P2、及び位相偏差計算部622から出力された位相偏差θ1−θ2を基に直交座標変換を行い、校正係数のI成分P1/P2cos(θ1−θ2)及びQ成分P1/P2sin(θ1−θ2)をそれぞれ求め、それらを記憶部625へ格納する。
以上、ブランチ#2の校正係数を求める例を示したが、ブランチ#3の校正係数についてもブランチ#2と同様の手順で求めることができる。
記憶部625は、直交座標変換部624から出力された校正係数を保持する。記憶部625で保持された校正係数は校正係数乗算部51−2及び51−3にて読み出される。このとき、サブキャリアによって変調されたデータがサブキャリア毎に時分割多重されて校正係数乗算部51−2及び51−3へ供給される場合、該データに合わせて時分割多重された校正係数が読み出される。
図14は校正係数乗算部51−2及び51−3に対するサブキャリア変調されたデータ及び校正係数の出力タイミングを示している。
次に1つのサブキャリアの校正係数を求めるのに必要な演算量について説明する。
本実施例では、校正係数を振幅偏差及び位相偏差から求める方法を示したが、それ以外に、校正係数は1サブキャリア単位で参照信号を離散フーリエ変換(以下、DFTと称す)することでブランチ毎の送信信号の振幅及び位相を測定し、それらの値から校正係数を求めることもできる。
これら2つの方法の演算量の比較結果を図15に示す。なお、離散フーリエ変換のポイント数は1024とし、演算量の比較に用いる対象は、乗算、除算、加算、減算及び比較の5項目とする。
図15に示すように、校正係数の算出にDFTを用いる場合、複素乗算回数が多くなるため、乗算回数と加算回数が多くなる。それに対して校正係数の算出に振幅偏差及び位相偏差を用いる場合、比較回数は多くなるが、全体として演算量が大幅に低減できることが分かる。
なお、従来の無線送受信システムでは複数のサブキャリア単位でNポイントFFTを用いてサブキャリア復調を行っている。以下では、この複数(N)サブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合と、上記1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合の演算量や必要な回路規模について説明する。
(1)NポイントFFTを用いる場合
NポイントFFTを用いる場合、1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合とNサブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合とでは演算量及び回路規模は同じとなる。すなわち、1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合でもNサブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合と同じ演算を行うことになる。
(2)1サブキャリアDFT(Nポイント)を用いる場合
1サブキャリアDFT(Nポイント)を用いる場合、1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合とNサブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合とでは演算量が異なる。1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行う場合、1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行い、Nサブキャリア分のサブキャリア復調を行う場合は、1サブキャリア単位のサブキャリア復調をN回実行すればよい。
したがって、サブキャリア復調を行うサブキャリア数が少ない場合(Nポイント>>サブキャリア復調するサブキャリア数)、演算量はNポイントFFTよりも1サブキャリアDFTを行う方が少なくなる。但し、サブキャリア復調を行うサブキャリア数が多い場合は、NポイントFFTよりも1サブキャリアDFTの方が演算量が多くなる場合がある。
また、サブキャリア復調を行うサブキャリア数が少ない場合(Nポイント>>サブキャリア復調するサブキャリア数)、回路規模はNポイントFFTよりも1サブキャリアDFTの方が小さくなる。さらに、サブキャリア復調を行うサブキャリア数が多い場合でも、処理時間は長くなるが、サブキャリア復調するサブキャリア数に関係なく、1サブキャリア単位でサブキャリア復調を行うための回路があればよいため、回路規模はNポイントFFTを行うよりも小さくできる。
次に本実施例の無線送信装置の校正動作について説明する。以下では3つの動作例を示すが、何れの動作例も基準のブランチの振幅特性及び位相特性に校正対象のブランチの振幅特性及び位相特性を一致させる例である。
なお、以下に示す動作例では、校正係数を求める処理と校正処理(校正参照信号を出力する処理)とを同じタイミングで実施するものとする。
また、以下に示す無線送信装置の動作例は、第2の実施の形態で示した無線受信装置にも適用可能である。その場合、以下に記載する第1動作例〜第3動作例の「送信データ」を「受信データ」に読み替え、校正制御部63を無線受信装置が備える校正制御部43に読み替え、校正参照信号を出力して校正を実行する動作を、校正対象のサブキャリアの周波数信号を生成して校正を実行する動作に読み替えればよい。
(第1動作例)
第1動作例は、校正を実施する周期(以下、校正周期と称す)を固定値とし、サブキャリア#1〜#Sの順に校正を実施する例である。
第1動作例について図16のフローチャートを用いて説明する。
図16に示すように、校正制御部63は、まず変数sに1を代入し(ステップB1)、自装置に備える校正周期タイマをスタートさせる(ステップB2)。
次に、校正制御部63は、校正周期タイマがタイムアップしたか否かを判定し(ステップB3)、校正周期タイマがタイムアップしていない場合はステップB3の判定処理を繰り返す。
校正周期タイマがタイムアップしている場合、校正制御部63は、送信データがあるか否かを判定し(ステップB4)、送信データがある場合はステップB4の判定処理を繰り返す。一方、送信データがない場合、校正制御部63はサブキャリア#sの校正係数を算出し、校正参照信号を出力して校正を実行する(ステップB5)。
次に、校正制御部63は、変数sに1を加算し(ステップB6)、全てのサブキャリアの校正が終了したか否かを判定する(ステップB7)。ここでは、変数sの値が512より大きいか否かを判定し、変数sの値が512より大きくない場合はステップB2の処理に戻ってステップB2〜B7の処理を繰り返す。また、変数sの値が512より大きい場合は、変数sに1を代入し(ステップB8)、ステップB2の処理へ戻ってステップB2〜B8の処理を繰り返す。
図17に第1動作例のタイミングチャートを示す。
図17に示すタイミングチャートは、サブキャリア#1〜#512を順に校正する例であり、校正周期タイマ、送信データ及び校正実行状態をそれぞれ示したものである。
サブキャリアの校正は、校正周期タイマに設定した時間Tが経過し、かつ送信データが無い場合に実行する。また、校正周期タイマに設定した時間Tが経過したときに送信データがある場合は校正を実行せずに待機し、送信データが無くなった時点で校正を実行する。
図18は本発明の無線送受信システムの状態遷移図である。
図18に示すように本発明の無線送受信システムの状態は3つに大別され、データを送信している状態を示すデータ送信状態71、キャリブレーションを実行している状態を示す校正状態72、送信データが無く、かつキャリブレーションも実行していない状態を示す待機状態73がある。本動作例の無線送信装置は、データ送信状態71、校正状態72及び待機状態73の各状態に相互に遷移できる。
(第2動作例)
第2動作例はサブキャリア毎に校正周期を変更する例である。
第2動作例について図19のフローチャートを用いて説明する。以下ではサブキャリア#3に着目して説明する。
図19に示すように、校正制御部63は、まずサブキャリア#3の校正周期タイマをスタートさせる(ステップC1)。
次に、校正制御部63は、サブキャリア#3の校正周期タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップC2)。サブキャリア#3の校正周期タイマがタイムアップしていない場合、校正制御部63はステップC2の処理を再び実行する。サブキャリア#3の校正周期タイマがタイムアップしている場合、校正制御部63はサブキャリア#3の校正要求フラグをセットする(ステップC3)。
次に校正制御部63は送信データがあるか否かを判定する(ステップC4)。送信データがある場合、校正制御部63はステップC4の処理を繰り返す。送信データが無い場合、校正制御部63はサブキャリア#3以外のサブキャリアの校正要求がないか否かを判定する(ステップC5)。サブキャリア#3以外の校正要求がある場合、校正制御部63は時間の経過によるサブキャリア#3の校正係数の偏差が最も大きいか否かを判定する(ステップC6)。そして、サブキャリア#3の校正係数の偏差が最も大きい場合はステップC7の処理へ移行し、サブキャリア#3の校正係数偏差が最も大きくない場合はステップC4の処理へ戻ってステップC4〜C6の処理を繰り返す。
ステップC5にてサブキャリア#3以外の校正要求がない場合、またはステップC6にてサブキャリア#3の校正係数偏差が最も大きい場合、校正制御部63はサブキャリア#3の校正参照信号を出力し、校正係数を算出して校正を実行する(ステップC7)。
最後に、校正制御部63は、サブキャリア#3の校正要求をクリアし(ステップC8)、ステップC1の処理へ戻ってステップC1〜C8の処理を繰り返す。
図20に第2動作例のタイミングチャートを示す。
図20は、サブキャリア#3とサブキャリア#58を校正する場合を例に、サブキャリア#3の校正周期タイマ、サブキャリア#58の校正周期タイマ、サブキャリア#3の校正要求フラグ、サブキャリア#58の校正要求フラグ、送信データ、サブキャリア#3の校正実行状態及びサブキャリア#58の校正実行状態をそれぞれ示している。
以下では、サブキャリア#3の校正周期タイマの設定時間をT3、サブキャリア#58の校正周期タイマの設定時間をT58として説明する。
校正制御部63は、対応するサブキャリアの校正周期タイマがタイムアップすると校正要求フラグをセットし、該サブキャリアの校正が完了すると校正要求フラグをクリアする。
校正対象のサブキャリアの校正周期タイマがタイムアップし、送信データが無い状態において、他のサブキャリアの校正要求フラグがセットされている場合、校正制御部63は、校正要求フラグがセットされているサブキャリアのうち、時間の経過に伴う校正係数の偏差が最も大きいサブキャリアを優先して校正を行う。これにより、2つ以上のサブキャリアの校正要求が発生している場合でも、校正係数の偏差が最も大きいサブキャリアを優先して校正できる。
図20はサブキャリア#3の校正係数の偏差がサブキャリア#58の校正係数の偏差よりも大きい例である。なお、この場合も校正周期タイマの設定時間T3、T58を変更することで、例えば校正係数の偏差が大きいサブキャリア#3の校正周期を短く設定してもよい。
図21にサブキャリア#3の校正周期タイマの設定時間決定テーブルの一例を示す。
図21に示す校正周期タイマの設定時間決定テーブルは、校正係数の偏差が大きい場合は校正周期タイマの設定時間T3を小さな値に設定し、校正係数の偏差が小さい場合は校正周期タイマの設定時間T3を大きな値に設定する。これにより、校正係数の時間経過に伴う変動が大きいサブキャリアから優先して校正されるため、各ブランチの振幅特性や位相特性の変動に対して、校正処理がより良好に追従して実施される。
(第3動作例)
第3動作例はサブキャリア毎に校正周期を変更する例である。
第3動作例について図22のフローチャートを参照して説明する。以下ではサブキャリア#3に着目して説明する。
図22に示すように、校正制御部63は、まずサブキャリア#3の校正周期タイマをスタートさせる(ステップD1)。
次に、校正制御部63は、サブキャリア#3の校正周期タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップD2)。サブキャリア#3の校正周期タイマがタイムアップしていない場合、校正制御部63はステップD2の処理を繰り返す。サブキャリア#3の校正周期タイマがタイムアップしている場合、校正制御部63はサブキャリア#3のタイムアップ経過カウンタをスタートさせる(ステップD3)。
次に、校正制御部63は送信データがあるか否かを判定する(ステップD4)。送信データがある場合、校正制御部63はステップD4の処理を繰り返す。一方、送信データがない場合、校正制御部63はサブキャリア#3以外のタイムアップ経過カウンタがカウントされているか否かを判定する(ステップD5)。
サブキャリア#3以外のタイムアップ経過カウンタがカウントされている場合、校正制御部63はサブキャリア#3のタイムアップ経過カウンタのカウント値が最も大きいか否かを判定する(ステップD6)。サブキャリア#3のタイムアップ経過カウンタのカウント値が最も大きくない場合はステップD4の処理へ戻ってステップD4〜D6の処理を繰り返す。サブキャリア#3のタイムアップ経過カウンタの値が最も大きい場合、校正制御部63はステップD7の処理へ移行する。
ステップD5の処理にてサブキャリア#3以外のタイムアップ経過カウンタがカウントされてない場合、あるいはステップD6の処理にてサブキャリア#3のタイムアップ経過カウンタのカウント値が最も大きい場合、校正制御部63はサブキャリア#3の校正参照信号を出力して校正を実行する(ステップD7)。
最後に、校正制御部63はサブキャリア#3のタイムアップ経過カウンタをリセットし(ステップD8)、ステップD1の処理へ戻ってステップD1〜D8の処理を繰り返す。
図23に第3動作例のタイミングチャートを示す。
図23は、サブキャリア#3とサブキャリア#58を校正する場合を例に、サブキャリア#3の校正周期タイマ、サブキャリア#58校正周期タイマ、送信データ、サブキャリア#3校正実行状態及びサブキャリア#58校正実行状態をそれぞれ示している。
校正制御部63は、対応するサブキャリアの校正周期タイマがタイムアップしたらタイムアップ経過カウンタをスタートし、当該サブキャリアの校正が完了したらタイムアップ経過カウンタをリセットする。
校正対象のサブキャリアの校正周期タイマがタイムアップし、送信データが無い状態において、他のサブキャリアのタイムアップ経過カウンタがカウントされている場合、校正制御部63は、タイムアップ経過カウンタがカウントされているサブキャリア中でタイムアップ経過カウンタのカウント値が最も大きいサブキャリアを優先して校正する。これにより、2つ以上のサブキャリアの校正要求が発生している場合に、校正待ち時間が最も長いサブキャリアから優先して校正が実行される。
第3動作例も第2動作例と同様に校正周期タイマの設定時間T3、T58を変更することで、各ブランチの振幅特性や位相特性の変動に対して、校正処理がより良好に追従して実施される。
本発明の無線送受信システムの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図1に示した校正係数乗算部及び校正参照信号生成部の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した校正係数測定部の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した無線送信装置の校正係数の算出手順を示すフローチャートである。 図4に示した処理にしたがってブランチ番号を示す変数bと校正対象のサブキャリア番号を示す変数sとが遷移する様子を示す模式図である。 本発明の無線送受信システムの第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 図6に示した校正係数乗算部の一構成例を示すブロック図である。 図6に示した校正サブキャリア生成部の一構成例を示すブロック図である。 サブキャリア毎の校正係数の更新周期の制御例を示すグラフである。 複数のサブキャリアをブロックに分割した例を示す模式図である。 図1に示した無線送信装置の実施例の構成を示すブロック図である。 図11に示した校正係数測定部の一構成例を示すブロック図である。 図11に示した校正係数測定部により位相偏差を求める例を示したグラフである。 図11に示した校正係数乗算部に対するサブキャリア変調されたデータ及び校正係数の出力タイミングを示す模式図である。 校正係数を振幅偏差及び位相偏差から求める方法及び1サブキャリア単位で離散フーリエ変換を行うことで求める方法の演算量を示すグラフである。 本発明の無線送受信システムの校正処理の第1動作例の処理手順を示すフローチャートである。 図16に示した第1動作例による校正周期タイマ、送信データ及び校正実行状態を示すタイミングチャートである。 本発明の無線送受信システムの状態遷移の一例を示す状態遷移図である。 本発明の無線送受信システムの校正処理の第2動作例の処理手順を示すフローチャートである。 図19に示した第2動作例による校正周期タイマ、送信データ及び校正実行状態を示すタイミングチャートである。 校正周期タイマの設定時間の決定に用いるテーブルの一例を示す模式図である。 本発明の無線送受信システムの校正処理の第3動作例の処理手順を示すフローチャートである。 図22に示した第3動作例による校正周期タイマ、送信データ及び校正実行状態を示すタイミングチャートである。 従来の無線送受信システムが備える無線送信装置の構成を示すブロック図である。 図24に示した校正係数乗算部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11−1〜B、34−1〜B、51−1〜3 校正係数乗算部
12−1〜B、52−1〜3 校正参照信号生成部
13−1〜B サブキャリア変調部
14−1〜B、42、54−1〜3 無線送信部
15−1〜B、31−1〜B、55−1〜3 アンテナ素子
21、32−1〜B、61 無線受信部
22、62 校正係数測定部
23、43、63 校正制御部
33−1〜B サブキャリア復調部
35 校正係数計算部
41 校正サブキャリア生成部
53−1〜3 逆高速フーリエ変換部
111 シリアル/パラレル変換部
112−1〜S 乗算器
121 校正サブキャリア選択部
122 校正参照信号切替部
221 振幅・位相測定部
222 校正係数計算部
341−1〜S 乗算器
342 パラレル/シリアル変換部
411 校正サブキャリア選択部
412 発振器
621 振幅偏差計算部
622 位相偏差計算部
623−1〜2 レジスタ
624 直交座標変換部
625 記憶部

Claims (54)

  1. 複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を備えた無線送信装置であって、
    前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線送信部の各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアの校正参照信号をそれぞれ生成する校正参照信号生成部と、
    前記校正参照信号生成部で生成した校正参照信号をサブキャリア変調するサブキャリア変調部と、
    前記サブキャリア変調部から出力されるサブキャリア変調後の信号であるベースバンド信号を無線周波数帯の送信信号に周波数変換する無線送信部と、
    前記無線送信部から前記アンテナ素子へ出力される送信信号から分配した無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信部と、
    前記無線受信部から出力されたベースバンド信号から校正係数を算出する校正係数測定部と、
    前記校正係数測定部で算出した校正係数を、前記サブキャリア毎及び前記アンテナ素子毎の送信信号に乗算する校正係数乗算部と、
    を有する無線送信装置。
  2. 前記校正係数測定部は、
    前記無線受信部にて復調されたベースバンド信号の振幅及び位相を単一のサブキャリア単位で測定し、基準となるベースバンド信号との振幅偏差及び位相偏差から校正係数を算出する請求項1記載の無線送信装置。
  3. 前記校正係数測定部は、
    前記無線受信部から出力されたベースバンド信号の極性が反転するタイミングを検出することで位相を測定する請求項2記載の無線送信装置。
  4. 前記校正係数測定部は、
    前記無線受信部から出力されたベースバンド信号の振幅及び位相を、サブキャリア単位で離散フーリエ変換を行うことで測定する請求項1記載の無線送信装置。
  5. 前記校正参照信号生成部は、
    校正を行うサブキャリアに対応する校正参照信号を生成する校正サブキャリア選択部と、
    前記校正サブキャリア選択部から供給される校正参照信号と前記校正係数乗算部から供給される送信データのいずれか一方を所定のタイミングで切り替え、前記サブキャリア変調部へ出力する校正参照信号切替部と、
    を有する請求項1記載の無線送信装置。
  6. 前記校正参照信号生成部は、
    前記校正を複数回行う場合、
    前記校正を行うための契機となる前記校正参照信号の出力周期が変更可能な請求項5記載の無線送信装置。
  7. 前記校正参照信号生成部は、
    前記校正参照信号の出力周期を、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差に応じて前記サブキャリア単位で変更する請求項6記載の無線送信装置。
  8. 前記校正参照信号生成部は、
    前記サブキャリアに対応する校正参照信号を出力すべき時間が経過し、かつ送信データがないときに前記校正参照信号を出力する請求項6または7記載の無線送信装置。
  9. 前記校正参照信号生成部は、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、校正参照信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ送信データがないとき、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差が最も大きいサブキャリアを優先して選択する請求項8記載の無線送信装置。
  10. 前記校正参照信号生成部は、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、校正参照信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ送信データがないとき、前記校正参照信号を出力すべき時間が経過してからの時間が最も長いサブキャリアを優先して選択する請求項8記載の無線送信装置。
  11. 前記校正係数測定部は、
    前記校正参照信号生成部から前記校正参照信号を出力するタイミングに同期して前記校正係数を求める請求項6から10のいずれか1項記載の無線送信装置。
  12. 複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を備えた無線受信装置であって、
    前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線受信部の各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアに対応する変調信号をそれぞれ生成する校正サブキャリア生成部と
    前記校正サブキャリア生成部で生成された信号を無線周波数帯に周波数変換する無線送信部と、
    前記無線送信部から出力された無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信部と、
    前記無線受信部にて周波数変換されたベースバンド信号をサブキャリア復調するサブキャリア復調部と、
    前記サブキャリア復調部にてサブキャリア復調された信号から校正係数を算出する校正係数計算部と、
    前記校正係数計算部にて算出した校正係数を前記サブキャリア復調部の出力信号に乗算する校正係数乗算部と、
    を有し、
    前記サブキャリア復調部は、
    前記校正時に該校正を行うサブキャリアのみサブキャリア復調を行う無線受信装置。
  13. 前記校正サブキャリア生成部は、
    前記校正を複数回行う場合、
    前記校正を行うための契機となる前記サブキャリアに対応する変調信号の出力周期が変更可能な請求項12記載の無線受信装置。
  14. 前記校正サブキャリア生成部は、
    前記サブキャリアに対応する変調信号の出力周期を、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差に応じて前記サブキャリア単位で変更する請求項13記載の無線受信装置。
  15. 前記校正サブキャリア生成部は、
    前記サブキャリアに対応する変調信号を出力すべき時間が経過し、かつ受信データがないときに前記変調信号を出力する請求項13または14記載の無線受信装置。
  16. 前記校正サブキャリア生成部は、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、変調信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ受信データがないとき、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差が最も大きいサブキャリアを優先して選択する請求項15記載の無線受信装置。
  17. 前記校正サブキャリア生成部は、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、変調信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ受信データがないとき、前記変調信号を出力すべき時間が経過してからの時間が最も長いサブキャリアを優先して選択する請求項15記載の無線受信装置。
  18. 前記校正係数計算部は、
    前記校正サブキャリア生成部から前記変調信号を出力するタイミングに同期して前記校正係数を求める請求項13から17のいずれか1項記載の無線受信装置。
  19. 複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を用いる無線送信方法であって、
    前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線送信ステップの各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアの校正参照信号をそれぞれ生成する校正参照信号生成ステップと、
    前記校正参照信号生成ステップで生成した校正参照信号をサブキャリア変調するサブキャリア変調ステップと、
    前記サブキャリア変調ステップによって出力されるサブキャリア変調後の信号であるベースバンド信号を無線周波数帯の送信信号に周波数変換する無線送信ステップと、
    前記無線送信ステップにより前記アンテナ素子へ出力される送信信号から分配した無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信ステップと、
    前記無線受信ステップにより出力されたベースバンド信号から校正係数を算出する校正係数測定ステップと、
    前記校正係数測定ステップで算出した校正係数を、前記サブキャリア毎及び前記アンテナ素子毎の送信信号に乗算する校正係数乗算ステップと、
    を有する無線送信方法。
  20. 前記校正係数測定ステップは、
    前記無線受信ステップにて復調されたベースバンド信号の振幅及び位相を単一のサブキャリア単位で測定し、基準となるベースバンド信号との振幅偏差及び位相偏差から校正係数を算出する請求項19記載の無線送信方法。
  21. 前記校正係数測定ステップは、
    前記無線受信ステップにて出力されたベースバンド信号の極性が反転するタイミングを検出することで位相を測定する請求項20記載の無線送信方法。
  22. 前記校正係数測定ステップは、
    前記無線受信ステップにて出力されたベースバンド信号の振幅及び位相を、サブキャリア単位で離散フーリエ変換を行うことで測定する請求項19記載の無線送信方法。
  23. 前記校正参照信号生成ステップは、
    校正を行うサブキャリアに対応する校正参照信号を生成する校正サブキャリア選択ステップと、
    前記校正サブキャリア選択ステップにて出力される校正参照信号と前記校正係数乗算ステップにて出力される送信データのいずれか一方を所定のタイミングで切り替え、前記サブキャリア変調ステップへ出力する校正参照信号切替ステップと、
    を有する請求項19記載の無線送信方法。
  24. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正を複数回行う場合、
    前記校正を行うための契機となる前記校正参照信号の出力周期を変更可能とする請求項23記載の無線送信方法。
  25. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正参照信号の出力周期を、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差に応じて前記サブキャリア単位で変更する請求項24記載の無線送信方法。
  26. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記サブキャリアに対応する校正参照信号を出力すべき時間が経過し、かつ送信データがないときに前記校正参照信号を出力する請求項24または25記載の無線送信方法。
  27. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、校正参照信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ送信データがないとき、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差が最も大きいサブキャリアを優先して選択する請求項26記載の無線送信方法。
  28. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、校正参照信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ送信データがないとき、前記校正参照信号を出力すべき時間が経過してからの時間が最も長いサブキャリアを優先して選択する請求項26記載の無線送信方法。
  29. 前記校正係数測定ステップは、
    前記校正参照信号生成ステップにより前記校正参照信号を出力するタイミングに同期して前記校正係数を求める請求項24から28のいずれか1項記載の無線送信方法。
  30. 複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を用いる無線受信方法であって、
    前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線受信ステップの各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアに対応する変調信号をそれぞれ生成する校正サブキャリア生成ステップと、
    前記校正サブキャリア生成ステップにて生成された信号を無線周波数帯に周波数変換する無線送信ステップと、
    前記無線送信ステップにて出力された無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信ステップと、
    前記無線受信ステップにて周波数変換されたベースバンド信号をサブキャリア復調するサブキャリア復調ステップと、
    前記サブキャリア復調ステップにてサブキャリア復調された信号から校正係数を算出する校正係数計算ステップと、
    前記校正係数計算ステップにて算出した校正係数を前記サブキャリア復調ステップにて出力される信号に乗算する校正係数乗算ステップと、
    を有し、
    前記サブキャリア復調ステップは、
    前記校正時に該校正を行うサブキャリアのみ前記サブキャリア復調を行う無線受信方法。
  31. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記校正を複数回行う場合、
    前記校正を行うための契機となる前記サブキャリアに対応する変調信号の出力周期を変更可能とする請求項30記載の無線受信方法。
  32. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記サブキャリアに対応する変調信号の出力周期を、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差に応じて前記サブキャリア単位で変更する請求項31記載の無線受信方法。
  33. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記サブキャリアに対応する変調信号を出力すべき時間が経過し、かつ受信データがないときに前記変調信号を出力する請求項31または32記載の無線受信方法。
  34. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、変調信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ受信データがないとき、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差が最も大きいサブキャリアを優先して選択する請求項33記載の無線受信方法。
  35. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、変調信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ受信データがないとき、前記変調信号を出力すべき時間が経過してからの時間が最も長いサブキャリアを優先して選択する請求項33記載の無線受信方法。
  36. 前記校正係数計算ステップは、
    前記校正サブキャリア生成ステップにて前記変調信号を出力するタイミングに同期して前記校正係数を求める請求項31から35のいずれか1項記載の無線受信方法。
  37. 複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を用いる無線送信方法をコンピュータで実行するためのプログラムであって、
    前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線送信ステップの各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアの校正参照信号をそれぞれ生成する校正参照信号生成ステップと、
    前記校正参照信号生成ステップで生成した校正参照信号をサブキャリア変調するサブキャリア変調ステップと、
    前記サブキャリア変調ステップによって出力されるサブキャリア変調後の信号であるベースバンド信号を無線周波数帯の送信信号に周波数変換する無線送信ステップと、
    前記無線送信ステップにより前記アンテナ素子へ出力される送信信号から分配した無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信ステップと、
    前記無線受信ステップにより出力されたベースバンド信号から校正係数を算出する校正係数測定ステップと、
    前記校正係数測定ステップで算出した校正係数を、前記サブキャリア毎及び前記アンテナ素子毎の送信信号に乗算する校正係数乗算ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  38. 前記校正係数測定ステップは、
    前記無線受信ステップにて復調されたベースバンド信号の振幅及び位相を単一のサブキャリア単位で測定し、基準となるベースバンド信号との振幅偏差及び位相偏差から校正係数を算出する処理をコンピュータに実行させるための請求項37記載のプログラム。
  39. 前記校正係数測定ステップは、
    前記無線受信ステップにて出力されたベースバンド信号の極性が反転するタイミングを検出することで位相を測定する処理をコンピュータに実行させるための請求項38記載のプログラム。
  40. 前記校正係数測定ステップは、
    前記無線受信ステップにて出力されたベースバンド信号の振幅及び位相を、サブキャリア単位で離散フーリエ変換を行うことで測定する処理をコンピュータに実行させるための請求項37記載のプログラム。
  41. 前記校正参照信号生成ステップは、
    校正を行うサブキャリアに対応する校正参照信号を生成する校正サブキャリア選択ステップと、
    前記校正サブキャリア選択ステップにて出力される校正参照信号と前記校正係数乗算ステップにて出力される送信データのいずれか一方を所定のタイミングで切り替え、前記サブキャリア変調ステップへ出力する校正参照信号切替ステップと、
    をコンピュータに実行させるための請求項37記載のプログラム。
  42. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正を複数回行う場合、
    前記校正を行うための契機となる前記校正参照信号の出力周期を変更可能とする処理をコンピュータに実行させるための請求項41記載のプログラム。
  43. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正参照信号の出力周期を、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差に応じて前記サブキャリア単位で変更する処理をコンピュータに実行させるための請求項42記載のプログラム。
  44. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記サブキャリアに対応する校正参照信号を出力すべき時間が経過し、かつ送信データがないときに前記校正参照信号を出力する処理をコンピュータに実行させるための請求項42または43記載のプログラム。
  45. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、校正参照信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ送信データがないとき、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差が最も大きいサブキャリアを優先して選択する処理をコンピュータに実行させるための請求項44記載のプログラム。
  46. 前記校正参照信号生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、校正参照信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ送信データがないとき、前記校正参照信号を出力すべき時間が経過してからの時間が最も長いサブキャリアを優先して選択する処理をコンピュータに実行させるための請求項44記載のプログラム。
  47. 前記校正係数測定ステップは、
    前記校正参照信号生成ステップにより前記校正参照信号を出力するタイミングに同期して前記校正係数を求める処理をコンピュータに実行させるための請求項42から46のいずれか1項記載のプログラム。
  48. 複数のサブキャリアを用いるマルチキャリア伝送方式を適用する、複数のアンテナ素子を用いる無線受信方法をコンピュータで実行するためのプログラムであって、
    前記サブキャリア毎に前記アンテナ素子に対応する無線受信ステップの各振幅特性及び位相特性を所定の基準値に一致させる校正を行う際に、前記校正を行う各サブキャリアに対応する変調信号をそれぞれ生成する校正サブキャリア生成ステップと、
    前記校正サブキャリア生成ステップにて生成された信号を無線周波数帯に周波数変換する無線送信ステップと、
    前記無線送信ステップにて出力された無線周波数帯の信号をベースバンド信号に周波数変換する無線受信ステップと、
    前記無線受信ステップにて周波数変換されたベースバンド信号をサブキャリア復調するサブキャリア復調ステップと、
    前記サブキャリア復調ステップにてサブキャリア復調された信号から校正係数を算出する校正係数計算ステップと、
    前記校正係数計算ステップにて算出した校正係数を前記サブキャリア復調ステップにて出力される信号に乗算する校正係数乗算ステップと、
    を有し、
    前記サブキャリア復調ステップは、
    前記校正時に該校正を行うサブキャリアのみ前記サブキャリア復調を行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  49. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記校正を複数回行う場合、
    前記校正を行うための契機となる前記サブキャリアに対応する変調信号の出力周期を変更可能とする処理をコンピュータに実行させるための請求項48記載のプログラム。
  50. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記サブキャリアに対応する変調信号の出力周期を、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差に応じて前記サブキャリア単位で変更する処理をコンピュータに実行させるための請求項49記載のプログラム。
  51. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記サブキャリアに対応する変調信号を出力すべき時間が経過し、かつ受信データがないときに前記変調信号を出力する処理をコンピュータに実行させるための請求項49または50記載のプログラム。
  52. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、変調信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ受信データがないとき、前記校正係数の時間の経過に伴う偏差が最も大きいサブキャリアを優先して選択する処理をコンピュータに実行させるための請求項51記載のプログラム。
  53. 前記校正サブキャリア生成ステップは、
    前記校正を行うサブキャリアを選択する際に、変調信号を出力すべき時間が経過したサブキャリアが複数存在し、かつ受信データがないとき、前記変調信号を出力すべき時間が経過してからの時間が最も長いサブキャリアを優先して選択する処理をコンピュータに実行させるための請求項51記載のプログラム。
  54. 前記校正係数計算ステップは、
    前記校正サブキャリア生成ステップにて前記変調信号を出力するタイミングに同期して前記校正係数を求める処理をコンピュータに実行させるための請求項49から53のいずれか1項記載のプログラム。
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