JP2010525710A - Ofdm受信機におけるiqインバランス補正方法及び装置 - Google Patents

Ofdm受信機におけるiqインバランス補正方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 受信OFDM信号を処理することによってIQインバランスに起因する歪みを補償する方法及び装置を開示する。受信機回路は、上記の歪みの影響を含む未補償受信OFDM信号を使用して第1の論理チャネルからのシンボルを復調するように構成することができる。受信機回路は更に、IQインバランスの影響を低減するために受信OFDM信号の補償時に使用される復調済みシンボルを使用して、IQインバランス・パラメータを計算するように構成することができる。それによって生成される補償済み信号は、ユーザ・データ・チャネルに対応することもある第2の論理チャネルからのシンボルを復調するのに使用することができる。

Description

背景
技術分野
本発明は一般に、受信された直交周波数分割多重(OFDM)信号を処理する方法及び装置に関し、特に、そのような信号処理におけるIQインバランス補償に関する。
背景
典型的な無線通信受信機は、無線周波数搬送波信号を中間周波数(intermediate frequency:IF)信号及び/又はベースバンドに変換するダウンコンバータ段階を含む。受信機の中には、ベースバンド信号(いわゆるゼロIF信号)へのダイレクト・ダウン・コンバージョンを利用するものもある。多くのOFDMベース受信機は、特にダイレクト・コンバージョン・ゼロIF受信機を使用することが予想される。
現代の受信機は、典型的には入力無線周波数信号がローカル発振器及び直交型ローカル発振器によって分周及び逓倍される複雑なダウン・コンバージョンを実行する。入力信号は実際、受信機のあるブランチではローカル発振器周波数のコサイン波で逓倍され、他のブランチではローカル発振器周波数のサイン波で逓倍される。その結果得られる出力は、同相(in‐phase:I)及び直交(quadrature:Q)成分として知られる。
ダウンコンバータのアナログ成分の欠陥は、2つのブランチ間の相対振幅又は相対位相あるいはその両方のインバランスをもたらす可能性がある。これらのIQインバランスは、場合によっては無線受信機の性能に大きな影響を及ぼす可能性があり、利用される変調方式の次数が高くなるほどその影響は深刻となる。このことは特に、将来の多くのOFDM応用例で利用が予想されるダイレクト・コンバージョン・ゼロIF受信機に当てはまる。
こうしたインバランスを補正する従来の取り組みでは、基準信号がIQインバランスの影響の推定値を使用して作成され、当該基準信号と実際の受信信号とを比較して誤差信号が生成される、適応的な統計推定技法が利用されてきた。誤差信号は、IQインバランスに関する統計の推定値を改善するために適応的に最小化される。例えば、米国特許出願公開US2006/0029150号を参照されたい。この手法は計算上複雑であるが、すべての状況に対応できるほどの頑健性は有さない可能性がある。例えば、収束速度が許容できないほど低速となる恐れがある。
概要
受信OFDM信号を処理することによってIQインバランスに起因する歪みを補償する新規な方法及び装置であって、第1の論理チャネルから復調される既知のシンボルと、それらの既知のシンボルに対応する未補償受信OFDM信号(uncompensated received OFDM signal)の標本とを使用して補償パラメータが直接計算される、方法及び装置が開示される。補償パラメータは、補償済み信号(compensated signal)を生成するのに使用され、この補償済み信号に基づいて第2の論理チャネルが復調される。IQインバランスの存在に関わらず信頼性のある形で復調され得る第1の論理チャネルを選択することにより、通常は未補償受信信号に基づいて信頼性のある形で復調することができない第2の論理チャネルの信頼性のある復調を可能にする、補償済み信号が取得される。この補償は、複雑な適応的パラメータ推定技法を使用せずに実行することができる。
本発明の一実施形態において、受信機回路は、上記の歪みの影響を含む未補償受信OFDM信号に含まれる第1の論理チャネルからのシンボルを復調するように構成することができる。前記受信機回路は更に、IQインバランスの影響を低減するために受信OFDM信号の補償時に使用される復調済みシンボルを使用して、IQインバランス・パラメータを計算するように構成することができる。それによって生成される補償済み信号は、前記第1の論理チャネルよりも高次の変調を使用して1つ又は複数のOFDM副搬送波上で変調されたユーザ・データ・チャネルであることもある第2の論理チャネルからのシンボルを復調するのに使用することができる。
1つ又は複数の実施形態において、前記受信機回路は、ダイレクト・コンバージョン・ゼロIFダウンコンバータによって生成される受信OFDM信号を処理する。1つ又は複数の実施形態において、前記受信機は、前記受信機回路によって処理される受信OFDM信号が各ブランチに対応する成分を含むように1つ又は複数の送信アンテナから送信されるOFDM信号を、1つ又は複数の受信アンテナで受信するマルチ・ブランチ受信機である。
1つ又は複数の実施形態において、前記第1の論理チャネルは、前記第1の論理チャネルが未補償デジタル信号から復調され得るように、より低次の変調方式を使用して前記OFDM信号上で変調される。様々な実施形態において、前記第1の論理チャネルは、同期チャネル又はブロードキャスト制御チャネルとすることができる。様々な実施形態において、前記第2の論理チャネルは、高データ・レートを達成するためにより高次の変調方式を使用して前記OFDM信号上で変調することができる。かかるシナリオでは、前記第1の論理チャネルにおいて前記第2の論理チャネルと比較してより低次の変調を使用することにより、前記第1の論理チャネルに対するIQインバランスの影響を相対的に小さくすることができる。したがって、前記第2の論理チャネルが補償済み信号からしか復元可能でない場合も、前記第1の論理チャネルは、IQインバランスの存在下でも復調することができ、即ち未補償受信信号から復調することができる。
上述の受信機ベース処理は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいはその任意の組合せを備える可能性がある1つ又は複数の適切に構成された処理回路を含む受信機において実施することができる。例えば、専用又は汎用マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサによって、上述の方法又はその変形形態を実施するコンピュータ・プログラム命令が実行されるように構成することができる。
言うまでもなく、本発明は上記の文脈に限定されるものではなく、また、上述の特徴及び利点に限定されるものでもない。実際には、以下の詳細な説明を添付図面と併せて読めば、追加的な特徴及び利点が当業者には理解されるだろう。
図1は、無線通信ネットワークのブロック図である。 図2は、本発明の1つ又は複数の実施形態に係るIQインバランス補償処理のフローチャートを示す。 図3は、IQインバランス補償用に構成された回路の一実施形態の機能ブロックを示すブロック図である。 図4は、図3の受信機回路を含むOFDM受信機の一実施形態を示す。
詳細な説明
図1は、直交周波数分割多重(OFDM)信号を使用して、制御データ、音声データ、又は他のユーザ・データを含む可能性があるデータをリモート受信機12に送信する少なくとも1つの送信機10を含む無線通信ネットワーク8を部分的に示す。受信機12は、本発明の一実施形態に従って送信信号を受信し、受信プロセス中に計算されるIQインバランスを補償し、(補償後の)信号を復調して送信データを復元するように構成された1つ又は複数の回路を備える。
受信機12及び大部分の実用的なOFDM受信機では実際、それ自体のIQダウンコンバータのアナログ成分の欠陥によって同相(I)及び直交(Q)ブランチ間の相対振幅又は相対位相あるいはその両方のインバランスがもたらされる恐れがある。IQインバランスを含む未補償受信OFDM信号のモデルは、次式によって与えられる。
Figure 2010525710
上式で、y(n)は、標本n及び受信アンテナiに関する歪みのない受信信号である。
「受信OFDM信号(received OFDM signal)」という用語は、本明細書で特に明記しない限り、ダウン・コンバート済みの(即ち中間周波数又はベースバンドの)デジタル化された信号を指す。本明細書で提示される分析は、NTX送信アンテナ及びNRX受信アンテナを有するダイバーシティ・システム、例えば複数入力複数出力、即ちMIMOシステム等に容易に適用される。マルチ・ブランチ受信機では、ブランチ毎にIQインバランスが異なる可能性がある。したがって、本明細書中の式の多くは、j番目の送信アンテナ及び/又はi番目の受信アンテナに対応する項を含む可能性がある。本明細書における分析は、適切な形で簡略化された1つの送信アンテナ及び/又は1つの受信アンテナを利用するシステムにも適用可能であり、そのような適切な簡略化は、当業者には容易に理解されるだろう。
なお、本開示で使用される数学用語に関しては、xが複素変数である場合、xはその複素共役を指す。ベクトルxに関しては、xがその転置、xがそのエルミート転置を表す。最後に、離散時間シーケンスx(n)に関しては、その離散フーリエ変換はX(k)で表される。これらの規定は、本開示の全体をとおして使用される。
式(1)の歪みパラメータμ及びνは、アナログRF部分におけるlブランチとQブランチの間の振幅及び位相インバランスに関係する。受信機によって導入される位相インバランスをθ、振幅インバランスをαで表すと、μ、ν、及びθ、αの関係は、次式によって与えられる。
μ=cos(θ/2)+iα sin(θ/2)
ν=αcos(θ/2)+i sin(θ/2)
θがαゼロと等しくαがゼロと等しいときは、IQインバランスは存在しない。パラメータμ及びνは、その周波数帯域幅全体で一定と仮定される複素数である。しかしながら、上述のように、IQインバランスは受信機のブランチ毎に異なる可能性があるので、歪み信号の正確なモデルでは受信アンテナ・ブランチ毎に個々のμ及びνパラメータが必要となる可能性がある。
分析上、μ及びνは既知と仮定し、新しい信号
Figure 2010525710
を次式のように定義する。
Figure 2010525710
式(1)を式(2)に代入すると次式のようになる。
Figure 2010525710
即ち、信号
Figure 2010525710
の線形結合から信号
Figure 2010525710
となり、歪みのない受信信号y(n)に比例した信号が得られる。再び式(2)を参照すると、不平衡信号(unbalanced signal)
Figure 2010525710
から歪みのない元の信号のスケーリング・バージョンを作成する上で単一のパラメータ、即ちν/μ しか必要とされないことが分かる。
図2を参照すると、ブロック210は、OFDM信号の受信と、それに基づく未補償受信OFDM信号の生成とを示す。この受信OFDM信号は、上述の不均衡信号
Figure 2010525710
に対応する。
図2のブロック216は、上記の分析における
Figure 2010525710
に対応する補償済み信号を、IQインバランス・パラメータを使用して提供する受信OFDM信号の補償を示す。ブロック216のIQインバランス・パラメータは、上述のパラメータν/μ について直接計算される推定値に対応する。先に実証したように、定数でスケーリングされる点を除けば、パラメータν/μ の推定値を用いることにより歪みのない信号に近似する新しい信号を計算することが可能となる。
この新しい信号は、ブロック216で生成される補償済み信号に対応する。以下の分析では、図2のブロック214に従ってν/μ がどのように計算され得るかを説明する。
x(n)を長さNの離散時間シーケンスとした場合、共役シーケンスx((n))の離散フーリエ変換(DFT)は、
Figure 2010525710
となる。上式の2番目の等式で、wNn=1とする。また、Xshift(k)は、
Figure 2010525710
と定義され、且つ
w=ei2π/N
とする。
関数Xshift(k)に関する上記の定義を使用すると、式(1)のDFTは、次式によって与えられる。
Figure 2010525710
これは、IQインバランスに起因する歪みを含めた受信OFDM信号の周波数領域モデルを表す。
IQインバランスによる歪みのない受信信号は、周波数領域、即ちFFT後では次式のように表現することができる。
Figure 2010525710
上式で、すべての送信アンテナは同一のシンボルを送信する。上式で、
Figure 2010525710
は、トーン(副搬送波)k及び受信アンテナiに関するセル間干渉であり、Hi,j(k,n)は、伝搬チャネルの経時変化周波数応答である。但し、kは周波数トーンの索引、nは時間である。(なお、Hi,j(k,n)は、時間t=nTにおけるhi,j(l,n)によって与えられるダウンリンク伝搬チャネルのインパルス応答から導出される。lは、インパルス応答における様々なタップの索引であり、Tは、デジタル・ベースバンド信号の標本化期間である。)
式(4)では周波数誤差が無視されている。これは、周波数誤差(搬送波周波数とローカル発振器周波数との差)が自動周波数制御(automatic frequency control:AFC)によって無視できる量まで低減されていると仮定すれば妥当である。当業者には様々なAFC技法が知られている。
式(4)から直ちに次式が得られる。
Figure 2010525710
式(4)及び式(5)を式(3)に挿入すると、次式が得られる。
Figure 2010525710
この式は、
Figure 2010525710
及び
Figure 2010525710
を使用することによって簡略化される。
shift(k)の定義を改めて確認すると、k=1,...,N−1に関して次式が得られる。
Figure 2010525710
μは伝搬チャネルHi,j(k,nsym)をスケーリングする複素数であるので、従来のチャネル推定ブロックで実際に推定されるのは、μi,j(k,nsym)となる。推定される伝搬チャネル特性
Figure 2010525710
は、
Figure 2010525710
と表すことができる。
IQインバランス・パラメータρは、次式を解くことによって直接推定可能であることが分かる。
Figure 2010525710
式(8)の解は、
Figure 2010525710
となる。
したがって、IQインバランス・パラメータρの推定値を計算するには、伝搬チャネルと、歪みのない受信信号
Figure 2010525710
に対応する1組の既知のシンボルS(k)とが必要となる。以下に示すように、1組の既知のシンボルS(k)は、IQインバランスの存在下でも一定のチャネルから復元することができる。
再び図2を参照すると、ブロック212は、受信OFDM信号の第1の論理チャネルからの1組の既知のシンボル(「第1のシンボル」)の復調を示す。この復調は、IQインバランスの存在に関わらず第1の論理チャネルが信頼性のある形で復調され得る状況下で行われる。例えば、第1の論理チャネルは、第2の論理チャネルよりも低次の変調方式を使用してOFDM副搬送波上で変調されているため、第2の論理チャネルが信頼性のある形で復調可能でない場合にも信頼性のある形で復調することができる。第1の論理チャネルから復元されるこれらの復調済みシンボルは、式(9)で必要とされるシンボルS(k)に使用することができる。
本発明の例示的な一実施形態は、受信された同期チャネル(synchronization channel:SCH)又はブロードキャスト制御チャネル(broadcast‐control channel:BCH)を基準シンボル(reference symbol)S(k)のソースとして使用することができる。例示的なネットワークでは、上記の論理チャネルの一方又は両方を、副搬送波トーンのいくつかがSCH及び/又はBCHに送られるようにOFDM搬送波上で多重化することができる。ユーザ・データは、残りの副搬送波に割り振ることができる。
1つ又は複数の論理チャネルは、別の論理チャネルで使用される変調方式よりも低次の変調方式を使用してOFDM搬送波上で多重化することができる。このような多重化は、受信機による初期のチャネル取得を容易にするために行うことができる。ユーザ・データ・チャネルのような別のチャネルは、ユーザ・データ・レートを最大化するために、より高次の変調方式を使用してOFDM搬送波上で変調することができる。例えば、QPSK変調を使用して1つの論理チャネルをいくつかの副搬送波トーン上で多重化することができる。(QPSKは4標本/ボーであるため、4次である。)一方、ユーザ・データ・チャネルは、より高次の直交振幅変調(QAM)方式、例えば64QAM(64次)等を使用して変調されたいくつかの副搬送波を使用することができる。
その結果、ある論理チャネル、例えばSCHやBCHのような論理チャネルは多くの場合、ユーザ・データ・チャネルのような他の論理チャネルを信頼性のある形で復調することができない場合にも、IQインバランスを補償することなく信頼性のある形で復調することが可能である。したがって、本発明の一実施形態において、受信OFDM信号内の第1の論理チャネルからの第1のシンボルは、当該第1の論理チャネルがIQインバランスの存在に関わらず信頼性のある形で復調され得る場合に復調される。このステップは、図2のブロック212に対応する。
式(9)を厳密に検討すると、IQインバランス・パラメータの計算に使用され、それ自体が復調される副搬送波の索引をkとする各シンボルS(k)毎に、対応するシンボルS(N−k)も必要となることが分かる。そのため、式(9)を解きIQインバランス・パラメータを計算するために、ミラーリングされたトーン(mirrored tone)に対応するシンボルが選択される。
ブロック214は、第1の論理チャネルからの復調済みシンボルを使用したIQインバランス・パラメータの計算を示す。上記の分析では、復調済みシンボル及び伝搬チャネル特性の推定値を使用したIQインバランス・パラメータ計算を実証する式が与えられている。伝搬チャネル特性の推定技法は、当業者にはよく知られているはずである。上記の分析から分かるように、IQインバランス・パラメータは、シングル・ブランチ受信機について判定することも、マルチ・ブランチ受信機の各ブランチ毎に判定することもできる。一般に、IQインバランスはマルチ・ブランチ受信機のブランチ毎に異なるが、ある状況下では、各ブランチのIQインバランスが一定であると仮定することによってIQインバランス・パラメータの計算を簡略化することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、推定されるIQインバランス・パラメータを時間にわたって平滑化することが望ましい可能性がある。それ故、一実施形態では、異なるシンボル時間におけるρの計算を繰り返し、それらの計算結果をフィルタリングしてIQインバランス・パラメータを取得することができる。本明細書では様々なフィルタリング技法が想定される。
ブロック214に示されるようにIQインバランス・パラメータが計算された後は、ブロック216に示されるように、そのIQインバランス・パラメータを使用して受信デジタル信号が補償される。先に実証したように、このIQインバランス・パラメータを未補償信号に適用することにより、歪みのない理想的な信号のスケーリング・バージョンに近似する補償済み信号を生成することができる。したがって、IQインバランスの影響を低減することが可能となる。その後、ブロック218に示されるように、復調器は、補償済み信号を処理することにより、ユーザ・データ・チャネルのような1つ又は複数の追加的なチャネルを復調することができる。このようにすれば、高次の変調を用いて変調されたチャネルのようにIQインバランスの存在下で信頼性のある復調が可能でなかったチャネルを、信頼性のある形で復調することが可能となる。
IQインバランスの計算では第1の論理チャネルからのシンボルの復調が必要となるので、一般には、IQインバランスの計算及び適用によって補償されたデジタル信号が生成されるまでに僅かな遅延が生じる可能性がある。この遅延は、必ずしも実質的な悪影響を及ぼすわけではない。例示的な受信機では、セル探索、チャネル推定、及び自動周波数補償が完了した後にIQインバランス・パラメータを推定することができる。いくつかの実施形態では、IQインバランス・パラメータを計算した後にバッファされているデータを補償することができるように、受信OFDM信号をバッファすることができる。
本明細書に開示される方法は、1つ又は複数の処理回路を含む可能性がある図3に示されるような受信機回路によって実施することができる。図示の実施形態において、受信機回路30は、受信OFDM信号の第1の論理チャネルからの第1のシンボルを復調し、当該第1のシンボルを既知のシンボルとして使用してIQインバランス・パラメータを計算し、当該IQインバランス・パラメータを使用して受信OFDM信号を補償して補償済み信号を取得し、当該補償済み信号の第2の論理チャネルからの第2のシンボルを復調するように構成された処理回路を備える。
したがって、図3に示される受信機回路30は、IQインバランスの存在下でも受信OFDM信号内の第1の論理チャネルからのシンボルを復調するように構成された復調回路32を含む。上述のように、この第1の論理チャネルは、例えばブロードキャスト制御チャネル又は同期チャネルとすることができる。更に、同一の復調回路32を、補償済み信号、即ちIQインバランスの影響が緩和された信号を使用して第2の論理チャネルからのシンボルを復調するように構成することができる。上述のとおり、第1の論理チャネルの変調に利用される変調方式は、第2の論理チャネルの変調に利用される変調方式と異なる可能性がある。復調回路32は、異なる変調方式に対応する複数の回路を備えることもできるが、単一のデジタル信号処理回路が実装されることが有利である。
復調回路32は更に、受信信号が復調に先立って一時的に記憶されるように、バッファ回路(図示せず)とインターフェースをとるように構成することができる。上述のとおり、これらのバッファ回路を任意選択で使用して、IQインバランスの計算中に未補償信号の標本を後の補償のために記憶しておくことができる。
図3に示される受信機回路30では、IQインバランス補償は、IQインバランス補償回路(IQ imbalance compensation circuit)34において、インバランス・パラメータ計算回路(imbalance parameter calculation circuit)36で計算されたIQインバランス・パラメータを使用して実行される。上記の分析で示したように、IQインバランス補償回路34は、受信OFDM信号にIQインバランス・パラメータを適用して、IQインバランスによる歪みを伴わない受信信号のスケーリング・レプリカに近似する補償済み信号を生成することができる。また、上記の分析で示されるように、インバランス・パラメータ計算回路36は、1組の既知の復調済みシンボルS(k)を使用して、補償に使用されるIQインバランス・パラメータを計算することができる。インバランス・パラメータ計算回路36は、当業者によく知られる技法を使用して伝搬チャネル推定回路(propagation channel estimation circuit)38で推定される伝搬チャネルの推定値も使用することができる。
受信機回路30は、前述の回路の監視、メモリ管理、他の動作回路とのインターフェース、より高次の通信機能の実行等の機能を提供することが可能な追加的なベースバンド処理回路(additional baseband processing circuit)39も含むことができる。受信機回路30は、デジタル及び/又はアナログ・ハードウェア、ソフトウェアを実行するマイクロプロセッサ、あるいはその組合せを使用して実装することができることが容易に理解されるだろう。受信機回路30は、専用又は汎用プロセッサあるいはデジタル信号プロセッサ(DSP)を備えることができ、また、各プロセッサを1つずつ備えることも複数備えることもできる。
図4は、受信機回路30を含む図1のOFDM受信機の一実施形態を詳細に示す。本実施形態において、OFDM受信機12は、RFフロント・エンド44に給電(feed)するいくつかのアンテナ42に接続される。RFフロント・エンドは、スイッチ、フィルタ、増幅器、及びアンテナ42上で受信される無線周波数信号の状態を調整する他のアナログ回路を備えることができる。RFフロント・エンド44は更に、ダウン・コンバート済みのデジタル化された受信OFDM信号を受信機回路30に供給するために、ミキサ、ローカル発振器、及びアナログ/デジタル(A/D)変換器を備えることができる。上述のとおり、RFフロント・エンド44のアナログ成分の欠陥によってIQインバランスが導入され、その結果、受信機回路30に提供される信号にIQインバランスに由来する歪みが含まれる可能性がある。OFDM受信機12は、例えば受信機回路30及びRFフロント・エンド44を制御することが可能な追加的な受信機処理も含むことができる。
OFDM受信機12は、送信機回路と組み合わせることによって完全なOFDMトランシーバ・デバイスを提供することができる。このトランシーバ・デバイスは、セルラー無線電話のような携帯型エンド・ユーザ端末として、あるいは固定通信デバイスとして構成することができる。
上記及び他の変形形態及び拡張機能を念頭に置けば、上記の説明及び各図面は、本明細書に教示される受信OFDM信号を処理する方法及び装置の非限定的な例を示していることが当業者には理解されるだろう。したがって、本発明は、上記の説明及び各図面によって限定されるものではない。そうではなく、本発明は、特許請求の範囲に記載される各請求項及びそれらの法律上の等価物によってのみ限定されるものである。
こうしたインバランスを補正する従来の取り組みでは、基準信号がIQインバランスの影響の推定値を使用して作成され、当該基準信号と実際の受信信号とを比較して誤差信号が生成される、適応的な統計推定技法が利用されてきた。誤差信号は、IQインバランスに関する統計の推定値を改善するために適応的に最小化される。例えば、Alireza Tarighat等の「Compensation Schemes and Performance Analysis of IQ Imbalances in OFDM Receivers」、IEEE Transactions on Signal Processing, Vol..53, No.8, August 2005, pp. 3257-68、及び米国特許出願公開US2006/0029150号を参照されたい。この手法は計算上複雑であるが、すべての状況に対応できるほどの頑健性は有さない可能性がある。例えば、収束速度が許容できないほど低速となる恐れがある。

Claims (27)

  1. 望ましくないIQインバランスを有する受信OFDM信号を処理する方法であって、
    前記受信OFDM信号の第1の論理チャネルからの第1のシンボルを復調することであって、前記第1の論理チャネルはIQインバランスの存在下で信頼性のある形で復調され得ることと、
    前記第1のシンボルを使用してIQインバランス・パラメータを計算することと、
    前記IQインバランス・パラメータを使用して前記受信OFDM信号を補償して補償済み信号を取得することと、
    前記補償済み信号の第2の論理チャネルからの第2のシンボルを復調することと、
    を含む方法。
  2. 前記受信OFDM信号は、ゼロ周波数ベースバンド信号である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記受信OFDM信号の第1の論理チャネルからの第1の信号を復調することは、前記第1の論理チャネルに対応する1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアを復調して前記第1のシンボルを取得するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアは、IQインバランスの存在下で前記シンボルが前記受信OFDM信号から信頼性のある形で復調され得るように、相対的に低次の変調方式を使用して変調される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記第1の論理チャネルは、同期チャネルを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の論理チャネルは、ブロードキャスト制御チャネルを含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記第1の論理チャネルは、同期チャネル又はブロードキャスト制御チャネルを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記第2の論理チャネルは、相対的に高次の変調方式を使用して変調される1つ又は複数の副搬送波を含む、請求項5に記載の方法。
  9. 前記第2の論理チャネルは、相対的に高次の変調方式を使用して変調される1つ又は複数の副搬送波を含む、請求項6に記載の方法。
  10. 前記第1の論理チャネルは、n次の変調方式を使用して副搬送波を変調する第1のシンボル・シーケンスを含み、前記第2の論理チャネルは、nよりも高次の変調方式を使用して副搬送波を変調する第2のシンボル・シーケンスを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1のシンボルを使用してIQインバランス・パラメータを計算することは、1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアに対応する選択された第1のシンボルと、前記選択された第1のシンボルに対応する前記受信OFDM信号の標本との関数として、前記IQインバランス・パラメータを直接計算することを含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1のシンボルを使用してIQインバランス・パラメータを計算することは、前記1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアに対応する伝搬チャネル推定値の関数として前記IQインバランス・パラメータを直接計算することを更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のシンボルを使用してIQインバランス・パラメータを計算することは、1つ又は複数の副搬送波ペアに対応する選択された第1のシンボルと、前記選択された第1のシンボルに対応する前記受信OFDM信号の標本との関数として、一連のIQインバランス推定値を計算することと、前記推定値をフィルタリングして前記IQインバランス・パラメータを提供するステップことと、を更に含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記受信OFDM信号を補償することは、前記IQインバランス・パラメータを使用して前記受信OFDM信号の線形結合及び前記受信OFDM信号の複素共役を計算することによって前記補償済み信号を生成することを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記受信OFDM信号は、複数の各受信アンテナに関連するデジタル信号を含む、請求項1に記載の方法。
  16. 望ましくないIQインバランスを有する受信OFDM信号を処理する受信機回路であって、
    前記受信OFDM信号の第1の論理チャネルからの第1のシンボルを復調し、前記第1の論理チャネルはIQインバランスの存在下で信頼性のある形で復調され得るものであり、
    前記第1のシンボルを使用してIQインバランス・パラメータを計算し、
    前記IQインバランス・パラメータを使用して前記受信OFDM信号を補償して補償済み信号を生成し、
    前記補償済み信号の第2の論理チャネルからの第2のシンボルを復調する
    ように構成された1つ又は複数の処理回路、
    を備える受信機回路。
  17. 前記1つ又は複数の処理回路は、前記受信OFDM信号の第1の論理チャネルに対応する1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアを復調することによって、前記第1の論理チャネルからの第1のシンボルを復調するように構成された復調回路を備える、請求項16に記載の受信機回路。
  18. 前記1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアは、IQインバランスの存在下で前記シンボルが前記受信OFDM信号から信頼性のある形で復調され得るように、相対的に低次の変調方式を使用して変調される、請求項17に記載の受信機回路。
  19. 前記復調回路は、前記補償済み信号の第2の論理チャネルを復調するように更に構成され、前記第2の論理チャネルは、相対的に高次の変調方式を使用して変調される1つ又は複数の副搬送波を含む、請求項18に記載の受信機回路。
  20. 前記1つ又は複数の処理回路は、1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアに対応する選択された第1のシンボルと、前記選択された第1のシンボルに対応する前記受信OFDM信号の標本との関数として、前記IQインバランス・パラメータを直接計算するように構成されたIQインバランス・パラメータ計算器を備える、請求項16に記載の受信機回路。
  21. 前記インバランス・パラメータ計算器は、前記1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアに対応する伝搬チャネル推定値の関数として前記IQインバランス・パラメータを直接計算するように更に構成される、請求項20に記載の受信機回路。
  22. 前記インバランス・パラメータ計算器は、1つ又は複数のミラーリングされた副搬送波ペアに対応する選択された第1のシンボルと、前記選択された第1のシンボルに対応する前記受信OFDM信号の標本との関数として、一連のIQインバランス推定値を計算するように構成され、前記推定値をフィルタリングしてIQインバランス・パラメータを提供するように更に構成される、請求項20に記載の受信機回路。
  23. 前記補償器は、前記IQインバランス・パラメータを使用して前記受信OFDM信号の線形結合及び前記受信OFDM信号の複素共役を計算することによって前記受信OFDM信号を補償し、それによって前記補償済み信号を生成するように構成される、請求項16に記載の受信機回路。
  24. 前記受信OFDM信号は、複数の各受信アンテナに対応するデジタル信号を含む、請求項16に記載の受信機回路。
  25. 前記IQインバランス・パラメータは、前記複数の各受信アンテナに対応する項を含む、請求項24に記載の受信機回路。
  26. 請求項16に記載の受信機回路を含むOFDM信号受信用無線デバイス。
  27. 請求項16に記載の受信機回路を含むOFDM信号受信用無線デバイスであって、
    1つ又は複数のアンテナと、
    前記1つ又は複数のアンテナに接続され、少なくとも1つのアナログ/デジタル変換器を含むフロント・エンド回路であって、前記1つ又は複数のアンテナで受信される無線周波数OFDM信号をダウン・コンバートし、前記ダウン・コンバートされた信号を変換して望ましくないIQインバランスを有する受信OFDM信号を生成するように構成されたフロント・エンド回路と、
    を更に備えるOFDM信号受信用無線デバイス。
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