JP2008051471A - ボイラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうるようにし、安定した固形燃料の燃焼を行ないうるようにし、バーナの依存度をできるだけ少なくして、燃焼効率の向上を図る。
【解決手段】 一次燃焼室1を有した一次燃焼塔Taと、一次燃焼室1に連通路3を介して連通し一次燃焼室1からの燃焼ガスを燃焼させる二次燃焼室50を有した二次燃焼塔Tbと、二次燃焼室50内の燃焼ガスを燃焼可能なバーナ57と、二次燃焼塔Tbからの排気ガスと水との間で熱交換を行なう熱交換部70とを備え、一次燃焼室1の上側に設けた上側空気供給部11に至る上側空気送給管64に送風機60からの空気の送給量を可変にする上側ダンパ90を設け、一次燃焼室1の下側に設けた下側空気供給部10に至る下側空気送給管63に送風機60からの空気の送給量を可変にする下側ダンパ91を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、木材や石炭等の各種燃料製品をはじめ木材,紙,プラスチック等の廃棄物等からなる固形燃料を燃焼させその燃焼熱により湯若しくは蒸気を生成するボイラ装置に関する。
従来、この種のボイラ装置としては、例えば、図13に示すように、固形燃料を乾留して生成したガスを燃焼室で燃焼させるようにしたガス化型ボイラ装置が知られている(例えば、特開2003−139312号公報掲載)。
これは、固形燃料を投入する開閉可能な投入口(図示せず)を有し投入された固形燃料を燃焼させる一次燃焼室200と、この一次燃焼室200にその上部側で連通路201を介して連通し一次燃焼室200からの燃焼ガスを燃焼させる二次燃焼室202と、この二次燃焼室202を通過した未燃焼ガスを燃焼させるための三次燃焼室203と、この三次燃焼室203で生じる排気ガスを排気する煙突204と、二次燃焼室202内の燃焼ガスを燃焼可能なバーナ205と、三次燃焼室203内の燃焼ガスを燃焼可能なバーナ206と、一次燃焼室200の空気吹出し管207に空気を供給する送風機208とを備えて構成されている。そして、各燃焼室200,202,203を構成する炉壁を、内装板と外装板とで構成し、この内装板と外装板との間の空間210に水を満たし、この満たされた水を各燃焼室200,202,203で加温し外部管211で循環させて、この外部管211において熱を取り出し可能にしている。
この従来のボイラ装置においては、一次燃焼室200に投入口より固形燃料を投入して着火し、送風機208から空気吹出し管207を通じて一次燃焼室200内に外気を供給すると、固形燃料が燃焼する。そして、一次燃焼室200で発生した未燃焼ガスは、二次燃焼室202内に徐々に流入し、バーナ205から噴射される火炎により燃焼される。また、二次燃焼室202で処理しきれなかった未燃焼ガスは、更に上部の三次燃焼室203に流入し、ここでバーナ206から噴射される火炎により燃焼される。
特開2003−139312号公報
ところで、上記従来のボイラ装置にあっては、送風機208から一次燃焼室200の空気吹出し管207に空気を供給し、一次燃焼室200で一度ガス化させ、それから、二次燃焼室201,三次燃焼室203でバーナ205,206により未燃焼ガスを燃焼させるようにしているが、空気吹出し管207からは一律に空気が噴出すので、例えば、木材や紙などの発熱エネルギーの比較的低い固形燃料においては燃焼が進みすぎる等、燃焼が不安定になることがあり、しかも、これらの燃焼ガスも逐一バーナ205,206で燃焼させるので、外部エネルギーが大になって無駄が多くなり、燃焼効率が悪いという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうるようにし、安定した固形燃料の燃焼を行ないうるようにし、バーナの依存度をできるだけ少なくして、燃焼効率の向上を図ったボイラ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため本発明のボイラ装置は、固形燃料を燃焼させる一次燃焼室を有した一次燃焼塔と、該一次燃焼塔の一次燃焼室に固形燃料を供給する燃料供給部と、上記一次燃焼塔の一次燃焼室に空気を供給する送風機と、上記一次燃焼塔の一次燃焼室にその上部側で連通路を介して連通し該一次燃焼室からの燃焼ガスを燃焼させる二次燃焼室を有した二次燃焼塔と、該二次燃焼塔に設けられ上記二次燃焼室内の燃焼ガスを燃焼可能なバーナと、水が収容される水槽及び該水槽に内装され上記二次燃焼塔からの排気ガスが通される煙管を有し該煙管を通る排気ガスと水との間で熱交換を行なう熱交換部とを備えたボイラ装置において、
上記一次燃焼塔に、上記一次燃焼室の下側に空気を供給する下側空気供給部と、上記一次燃焼室の上側に空気を供給する上側空気供給部とを設け、上記下側空気供給部に上記送風機からの空気を送給する下側空気送給管を配管し、上記上側空気供給部に送風機からの空気を送給する上側空気送給管を配管し、上記下側空気送給管に開度調整されて該下側空気送給管の空気の送給量を可変にする下側ダンパを設け、上記上側空気送給管に開度調整されて該上側空気送給管の空気の送給量を可変にする上側ダンパを設けた構成としている。
これにより、一次燃焼室においては、下側ダンパと上側ダンパとの開度調整により、上下で空気量の調整をすることができ、そのため、固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうるようにでき、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができるとともに、燃焼が安定する分、バーナの依存度をできるだけ少なくすることができ、燃焼効率の向上を図ることができる。
例えば、木材,紙,段ボールやウエス等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的低い固形燃料を燃焼させる場合で説明すると、例えば、上側空気送給管の上側ダンパを適宜開状態にし、先にバーナを作動させて二次燃焼室を加温し、二次燃焼室の温度が適温になったら、一次燃焼塔の固形燃料に点火する。そして、送風機を始動して、一次燃焼室に空気を送り込み、下側ダンパにより下側空気送給管の開度を可変して空気の送給量を調整する。この場合、上側空気供給部から空気が供給されるとともに、下側空気供給部から下側ダンパで量調整された空気が供給される。そのため、一次燃焼室の固形燃料は未燃ガスの少ない燃焼になるようになり、一次燃焼室で火炎が生じて、固形燃料はほとんどこの一次燃焼室で燃焼させられる。そのため、一次燃焼室で燃焼が安定したならば、バーナを停止させることができる。その結果、固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうるようにし、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができるとともに、バーナの依存度をできるだけ少なくして、燃焼効率の向上を図ることができる。
また、本装置によれば、プラスチック,ゴム,タイヤ等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的高い固形燃料においても対応できる。この場合は、例えば、上側空気送給管の上側ダンパを遮断し、この状態で、例えば、先にバーナを作動させて二次燃焼室を加温し、二次燃焼室の温度が適温になったら、一次燃焼塔の固形燃料に点火する。そして、送風機を始動して、一次燃焼室に空気を送り込み、下側ダンパにより下側空気送給管の開度を可変して空気の送給量を調整する。この場合、上側空気供給部の空気吹出口から空気の吹き出しが遮断され、下側空気供給部から下側ダンパで量調整された空気のみが吹出される。そのため、一次燃焼室の固形燃料は未燃ガスとなって、二次燃焼室に流入させられ、未燃ガスを二次燃焼室で燃焼させることができるようになる。二次燃焼室での燃焼が安定したならば、バーナを停止させることができる。その結果、固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうるようにし、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができるとともに、バーナの依存度をできるだけ少なくして、燃焼効率の向上を図ることができる。
そして、必要に応じ、上記一次燃焼塔を、耐火部材で構成され内部に一次燃焼室を形成する内壁と、該内壁を間隔を隔てて囲繞する外壁とを備えて構成し、上記内壁周囲に一次燃焼室に連通する複数の空気吹出口を設け、該内壁と外壁との間を仕切りを介して下側空気室と上側空気室とに区画し、上記下側空気室を上記一次燃焼室の下側に空気を供給する下側空気供給部として構成し、上記上側空気室を上記一次燃焼室の上側に空気を供給する上側空気供給部として構成している。複数の空気吹出口から空気を供給できるとともに、上側と下側とで空気の供給程度を変えることができるので、固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうることができ、より一層、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができる。また、固形燃料の発熱エネルギー(発熱カロリー)の違いに対応した空気供給を行なうことができる。
また、必要に応じ、上記二次燃焼室の温度を検知する燃焼センサと、上記熱交換部の水の温度を検知する水温センサと、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記一次及び二次燃焼室の燃焼を制御する制御部とを備えた構成にしている。これにより、二次燃焼室の燃焼状態及び熱交換部の水温の状態に応じて制御部による燃焼制御が行われるので、より一層、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができる。
この場合、上記制御部に、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記バーナのオン,オフ制御を行なうバーナ制御手段と、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記下側ダンパ及び上側ダンパの少なくとも何れか一方の開度制御を行なうダンパ制御手段とを備えたことが有効である。バーナ及びダンパを制御するので、安定した固形燃料の燃焼を確実に行なうことができる。
また、この場合、上記制御部のバーナ制御手段を、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度未満のとき上記バーナをオンにし上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度以上のとき上記バーナをオフにする機能を備えて構成したことが有効である。
更に、必要に応じ、上記制御部に、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記燃料供給部が供給する固形燃料の供給量を制御する燃料制御手段を備えた構成にしている。これにより、バーナ及びダンパの制御に加えて固形燃料の供給量も制御するので、より一層、安定した固形燃料の燃焼を確実に行なうことができる。
更にまた、必要に応じ、上記制御部に、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度未満のとき当該第二設定温度未満の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を促進する燃焼促進モード及び上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度以上のとき当該第二設定温度以上の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を抑制する燃焼抑制モードの何れかのモードに設定するモード設定手段を備えた構成にしている。これによれば、燃焼促進モード及び燃焼抑制モードに分けて、それぞれのモードで個別にダンパの開度制御及び固形燃料の供給量制御を行なうので、固形燃料の燃焼具合に、より細かく対応して燃焼制御することができ、より一層、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができる。
また、より具体的には、必要に応じ、上記二次燃焼室の温度を検知する燃焼センサと、上記熱交換部の水の温度を検知する水温センサと、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記一次及び二次燃焼室の燃焼を制御する制御部とを備え、
該制御部に、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度未満のとき上記バーナをオンにし上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度以上のとき上記バーナをオフにするバーナ制御手段と、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記下側ダンパの開度制御を行なうダンパ制御手段と、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記燃料供給部が供給する固形燃料の供給量を制御する燃料制御手段と、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度未満のとき当該第二設定温度未満の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を促進する燃焼促進モード及び上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度以上のとき当該第二設定温度以上の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を抑制する燃焼抑制モードの何れかのモードに設定するモード設定手段とを備えた構成としている
そして、必要に応じて、上記燃焼促進モードにおいて、上記ダンパ制御手段の制御は上記下側ダンパの開度の0〜100%の範囲に規定し、上記燃料制御手段の制御は上記燃料供給部の燃料供給能力の0〜100%の範囲に規定し、上記燃焼抑制モードにおいて、上記ダンパ制御手段の制御は上記下側ダンパの開度の0〜50%の範囲に規定し、上記燃料制御手段の制御は上記燃料供給部の燃料供給能力の0〜50%の範囲に規定している。制御を、運転能力の50%を基準に分けているので、設定が複雑になることなく容易になる。
また、必要に応じ、上記燃焼促進モード及び燃焼抑制モードにおいて、上記水温センサが検知した温度が予め設定した設定温度未満のとき、上記ダンパ制御手段は上記下側ダンパの開度を当該水温センサが検知した温度に比例して制御し、上記燃料制御手段は当該水温センサが検知した温度に比例して燃料供給を行なう一方、上記水温センサが検知した温度が予め設定した設定温度以上のとき、上記ダンパ制御手段は上記下側ダンパの開度を比例して制御し若しくは一定に制御し、上記燃料制御手段は当該水温センサが検知した温度に比例して若しくは一定にして燃料供給を行なう構成にしている。それぞれのモードにおいて、即ち、燃焼促進モードでは能力の0〜100%の範囲において水温センサが検知した温度に比例した制御が行なわれ、燃焼抑制モードでは能力の0〜50%の範囲において水温センサが検知した温度に対応した制御が行なわれるので、固形燃料の燃焼具合に、より細かく対応して燃焼制御することができ、より一層、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができる。
そしてまた、必要に応じ、上記二次燃焼室の上部に、送風機からの空気を送給する二次燃焼空気送給管を配管した構成としている。二次燃焼を確実に行なわせることができる。
この場合、上記二次燃焼室に上記煙管に排気ガスを送給する送排管を設け、該送排管の下端を、上記二次燃焼室の上部中心に突出させて設け、上記連通路の出口を、上記二次燃焼室の上部中心に向かう位置から偏心した位置に開口させ、該二次燃焼室の上部に上記連通路の出口からの燃焼ガスを旋回させて燃焼させるサイクロン機能を備え、上記二次燃焼室の上部に、燃焼ガスと同方向の空気の旋回流を付与する空気出口を設け、該空気出口に送風機からの空気を送給する二次燃焼空気送給管を配管したことが有効である。サイクロン機能を付与したので、灰を二次燃焼室の下に落とし込むことができ、清浄な排気ガスを排気させることができるようになる。
また、必要に応じ、上記一次燃焼搭に、上記一次燃焼室の下側に開口して細状の固形燃料を受入れる受入口を設け、上記燃料供給部を、上記固形燃料を一時的に貯留するホッパと、該ホッパから上記受入口を通して上記一次燃焼室に固形燃料を搬送するとともに上記制御部によって搬送速度を制御されて固形燃料の供給量を調整可能なスクリュウコンベアとを備えた構成としている。スクリュウコンベアにより燃料の供給量を確実に制御することができる。
更に、必要に応じ、上記一次燃焼搭に、上記一次燃焼室の下側に開口して細状の固形燃料を受入れる受入口を設け、上記燃料供給部を、上記固形燃料を貯留する貯留槽と、該貯留槽から固形燃料を搬送するとともに上記制御部によって搬送速度を制御されて固形燃料の供給量を調整可能な速度可変スクリュウコンベアと、該速度可変スクリュウコンベアで搬送された固形燃料を受けて一時的に貯留するホッパと、該ホッパ内の固形燃料を上記一次燃焼搭の受入口を通して上記一次燃焼室に搬送する搬送速度が一定の速度一定スクリュウコンベアとを備えて構成している。速度可変スクリュウコンベアにより燃料の供給量を確実に制御することができとともに、ホッパに受け渡すので、固形燃料の搬送経路においてその詰りが防止される。
この場合、上記貯留槽を上記ホッパよりも上に設け、上記速度可変スクリュウコンベアの出口とホッパとの間にシュータを設け、該シュータの出口とホッパとの間に間隔を設けたことが有効である。間隔を設けたので、固形燃料の詰りが確実に防止される。
更に、必要に応じ、上記貯留槽に、固形燃料を撹拌する撹拌装置を設けた構成としている。これにより、貯留槽内において、スクリュウコンベアの上部に空洞ができる事態が防止され、固形燃料がスクリュウコンベアに安定して接して搬送されるようになる。
更にまた、必要に応じ、上記貯留槽に、上記固形燃料を補充するための補充装置を設け、該補充装置を、固形燃料を吸引する吸引ブロアと、吸引ブロアで吸引された固形燃料を上記貯留槽に導入するホースとを備えて構成している。固形燃料の補充を容易に行なうことができる。
本発明のボイラ装置によれば、一次燃焼室においては、下側ダンパと上側ダンパとの開度調整により、上下で空気量の調整をすることができ、そのため、固形燃料の燃焼具合に応じて、空気供給形態を種々に変えうるようにでき、安定した固形燃料の燃焼を行なうことができるとともに、燃焼が安定する分、バーナの依存度をできるだけ少なくすることができ、燃焼効率の向上を図ることができる。
また、本発明のボイラ装置によれば、例えば、木材,紙,段ボールやウエス等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的低い固形燃料を焼却する場合は、上側空気送給管の上側ダンパを適宜に開位置に設定し、プラスチック,ゴム,タイヤ等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的高い固形燃料を焼却する場合は、上側空気送給管の上側ダンパを遮断位置に設定して燃焼を行なわせるができる。このように制御することにより、1つの装置で、所謂上炎式燃焼とガス化燃焼とを切り換えて行なうことができるようになり、固形燃料の発熱エネルギー(発熱カロリー)の違いに対応した燃焼形態をとりうることができるようになり、そのため、燃焼効率を向上させることができるとともに、カーボンの発生を抑制して確実に燃焼させることができ、クリンカも少なくでき、装置のメンテナンスが容易で耐久性も向上させることができるようになる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る燃焼装置について詳細に説明する。
図1乃至図6に示すように、本発明の実施の形態に係るボイラ装置は、固形燃料を燃焼させその燃焼熱により湯を生成する比較的小型の装置である。実施の形態に係るボイラ装置は、固形燃料Wとして、木材の建築廃材等を粉砕して得られ、粉粒状,チップ状,繊維状等の細状の木材の混合体を燃焼させる。
実施の形態に係るボイラ装置の基本的構成は、固形燃料Wを燃焼させる一次燃焼室1を有した一次燃焼塔Taと、一次燃焼塔Taの一次燃焼室1に固形燃料Wを供給する燃料供給部20と、一次燃焼塔Taの一次燃焼室1にその上部側で連通路3を介して連通し一次燃焼室1からの燃焼ガスを燃焼させる二次燃焼室50を有した二次燃焼塔Tbと、水が収容される水槽71及びこの水槽71に内装され二次燃焼塔Tbからの排気ガスが通される煙管72を有しこの煙管72を通る排気ガスと水との間で熱交換を行なう熱交換部70とを備えてなる。
一次燃焼塔Taは、図1乃至図6,図12に示すように、耐火部材で構成され内部に一次燃焼室1を形成する有底の円筒状の内壁4と、内壁4を間隔を隔てて囲繞する直方体状の金属製の外壁5とを備えて構成されている。内壁4は、例えば、直径900mm,高さ1500mm程度の大きさである。内壁4の周囲には、図5及び図6に示すように、一次燃焼室1に連通する複数の空気吹出口6が行列状に設けられている。内壁4と外壁5との間は、その中間の仕切り7を介して下側空気室8と上側空気室9とに区画されている。そして、下側空気室8は、一次燃焼室1の下側に空気を供給する下側空気供給部10として構成され、上側空気室9は、一次燃焼室1の上側に空気を供給する上側空気供給部11として構成されている。
また、一次燃焼塔Taには、一次燃焼室1の下側に開口して細状の固形燃料Wを受入れる受入口15が設けられている。固形燃料Wは、燃料供給部20の後述の速度一定スクリュウコンベア24により搬送されて、受入口15から一次燃焼室1の底面に供給される。この受入口15は、一次燃焼室1の下部設けられた下開口12を開閉する下扉13に設けられている。この下扉13を開にして、内部の固形燃料Wに点火し、あるいは、灰出しを行なう。
更に、一次燃焼塔Taの上側には、固形燃料Wを投入することのできる開閉可能な投入口部16が設けられている。17は開閉扉である。固形燃料W以外の燃焼物などを、この開閉扉17を開にして投入口部16から投入できるようにしている。また、この開閉扉17には、耐火ガラスで覆われたのぞき窓18が設けられている。
燃料供給部20は、図1に示すように、固形燃料Wを貯留する貯留槽21と、貯留槽21から固形燃料Wを搬送するとともに後述の制御部100によって搬送速度を制御されて固形燃料Wの供給量を調整可能な速度可変スクリュウコンベア22と、この速度可変スクリュウコンベア22で搬送された固形燃料Wを受けて一時的に貯留するホッパ23と、ホッパ23内の固形燃料Wを一次燃焼塔Taに設けた受入口15を通して一次燃焼室1に固形燃料Wを搬送する搬送速度が一定の速度一定スクリュウコンベア24とを備えて構成されている。速度可変スクリュウコンベア22は平行に2連設けられている。図中25は速度可変スクリュウコンベア22のモータ、26は速度一定スクリュウコンベア24のモータである。尚、下扉13の開閉の際には、速度可変スクリュウコンベア22は受入口15からその接続を解除して行なう。
また、貯留槽21は、ホッパ23よりも上に設けられており、速度可変スクリュウコンベア22の出口とホッパ23との間には、シュータ27が設けられている。シュータ27の出口とホッパ23との間には、落下する固形燃料Wが途中で目詰まりしないように、間隔が設けられている。図中28は仮に目詰まりして固形燃料Wが滞留したときこれを検知するセンサである。
更に、貯留槽21及びホッパ23には、非常時に水を散布するスプリンクラー29が設けられている。
更にまた、貯留槽21には、貯留槽21内の固形燃料Wを撹拌する撹拌装置30が設けられている。撹拌装置30は、速度可変スクリュウコンベア22の上部に設けられ電動モータ31によって回転させられる複数の回転盤32を備えている。この各回転盤32には、その円周に沿って等間隔に複数の突起33が設けられており、この突起33により固形燃料Wを撹拌する。これにより、貯留槽21内において、速度可変スクリュウコンベア22の上部に空洞ができる事態が防止され、固形燃料Wが速度可変スクリュウコンベア22に安定して接して搬送されるようにしている。
また、貯留槽21に固形燃料Wを補充するための補充装置40が設けられている。この補充装置40は、固形燃料Wを吸引する吸引ブロア41と、吸引ブロア41で吸引された固形燃料Wを貯留槽21に導入するホース42とを備えて構成されている。固形燃料Wは、例えば、貯留槽21の近傍に設けた貯留場43に堆積されている。貯留槽21には、固形燃料Wの貯留高さを監視するレベルセンサ44が設けられており、このレベルセンサ44の検知があったとき、自動もしくは手動により、補充装置40を作動させて、貯留場43に堆積させられた固形燃料Wを貯留槽21に補充するようにしている。
二次燃焼塔Tbは、図1乃至図4,図12に示すように、耐火部材で構成され内部に二次燃焼室50を形成する有底の円筒状の内壁51と、内壁51を囲繞する金属製の外壁52とを備えて構成されている。また、二次燃焼室50の下部には、灰出し等のための下部開口53が設けられており、この下部開口53には、ヒンジを介して開閉可能な下部扉54が設けられている。
また、二次燃焼室50の上部には、熱交換部70の煙管72に排気ガスを送給する送排管55が設けられている。この送排管55の下端55aは、二次燃焼室50の上部中心において、天井を貫通して下側に突出させられて設けられている。更に、連通路3の出口56は、二次燃焼室50の上部中心に向かう位置から偏心した位置に開口させられ、二次燃焼室50の上部に連通路3の出口56からの燃焼ガスを旋回させて燃焼させるサイクロン機能が備えられている。
二次燃焼塔Tbの上部前側には、二次燃焼室50内の燃焼ガスを燃焼可能な灯油バーナ57が設けられている。灯油バーナ57への灯油は、図示外の灯油タンクから供給される。灯油バーナ57の噴出し口59は、二次燃焼室50の上部中心に向かう位置から偏心した位置に開口させられ、連通路3の出口からの燃焼ガスが旋回する方向に火炎を旋回させるように設けられている。
また、図1に示すように、一次燃焼室1及び二次燃焼室50に空気を供給する送風機60が設けられている。送風機60には送風機60からの空気を送給するメイン送給管61が配管されており、このメイン送給管61には、一次燃焼塔Taの下側空気供給部10に送風機60からの空気を送給する下側空気送給管63が配管されるとともに、一次燃焼塔Taの上側空気供給部11に送風機60からの空気を送給する上側空気送給管64が配管されている。
更に、二次燃焼室50の上部に、燃焼ガスと同方向の空気の旋回流を付与する空気出口65が設けられている。この空気出口65に、メイン送給管61の上部から伸び送風機60からの空気を送給する二次燃焼空気送給管66が配管されている。この二次燃焼空気送給管66のメイン送給管61側端部には、覗き窓(図示せず)が設けられ、二次燃焼空気送給管66を通して二次燃焼室50の燃焼状態を視認できるようにしている。
更に、図1乃至図3に示すように、熱交換部70は、一次燃焼塔Taと二次燃焼搭Tbの上側に設置されている。熱交換部70は、水が収容される水槽71と、この水槽71に内装され二次燃焼塔Tbからの送排管55を通って排気される排気ガスが通される煙管72とを有し、煙管72を通る排気ガスと水との間で熱交換を行なうものである。
詳しくは、水槽71の前後には、水槽71の外壁によって隔離され排ガスが通過する前室73及び後室74が夫々設けられている。そして、煙管72は複数本設けられており、これらの煙管72は、前室73及び後室74間に水槽71内を通って行列状に所定間隔で架設されている。前室73には、上記の送排管55が接続され、後室74には煙突75が接続されている。煙突75の途中には、排気ガスの排気を促進する誘引ファン76が設けられている。また、水槽71には、新たな水を水槽71内に給水する給水口77が設けられており、給水口77からの給水により、常時、水位が一定に保持されている。
熱交換部70の水槽71内で生成された湯は、図7に示すように、水槽71に設けた出口78及び入口79に接続された循環パイプ80内を循環させられる。循環パイプ80は、例えば、2系統並列に設けられ、各循環パイプ80の経路の途中に設けた熱交換器81,82を介して、他のパイプ83,84を流れる水に熱を伝達する。例えば、温水プール施設においては、1系統の循環パイプ80(A)の湯は、プール用の水の加温に供され、他の1系統の循環パイプ80(B)の湯は、身体洗浄用の湯の加温用に供される。
次に、本実施の形態に係るボイラ装置の制御系について説明する。図1,図2及び図8に示すように、上記の上側空気送給管64には、開度調整されて上側空気送給管の空気の送給量を可変にする手動の上側ダンパ90が設けられている。一方、下側空気送給管63には、開度調整されて下側空気送給管63の空気の送給量を可変にする電気駆動型の下側ダンパ91が設けられている。
また、二次燃焼塔Tbには、二次燃焼室50の排気ガスの温度を検知する熱電対型の燃焼センサ93が設けられており、熱交換部70の水槽71には水槽71内の水の温度を検知する水温センサ94が設けられている。
そして、一次燃焼室1及び二次燃焼室50の燃焼は、図8に示すように、制御部100により制御される。
制御部100は、燃焼センサ93及び/または水温センサ94(実施の形態では燃焼センサ93)の検知温度に基づいてバーナ57のオン,オフ制御を行なうバーナ制御手段101と、燃焼センサ93及び/または水温センサ94の検知温度に基づいて下側ダンパ91及び上側ダンパ90の少なくとも何れか一方(実施の形態では、下側ダンパ91)の開度制御を行なうダンパ制御手段102とを備えている。
制御部100のバーナ制御手段101は、燃焼センサ93が検知した温度が予め設定した第一設定温度(実施の形態では800℃)未満のときバーナ57をオンにし、燃焼センサ93が検知した温度が予め設定した第一設定温度(実施の形態では800℃)以上のときバーナ57をオフにする機能を備えて構成されている。
また、制御部100には、燃焼センサ93及び/または水温センサ94の検知温度に基づいて燃料供給部20が供給する固形燃料Wの供給量を制御する燃料制御手段103が備えられている。具体的には、速度可変スクリュウコンベア22の電動モータ25の回転数を制御して、固形燃料Wの送り量を調整する。
更に、制御部100には、燃焼センサ93が検知した温度が予め設定され上記第一設定温度(実施の形態では800℃)よりも高い温度の第二設定温度(実施の形態では900℃)未満のとき、当該第二設定温度未満の温度域に対応したダンパ制御手段102及び燃料制御手段103による制御を行なわせて燃焼を促進する燃焼促進モード、及び、燃焼センサ93が検知した温度が予め設定され上記第一設定温度(実施の形態では800℃)よりも高い温度の第二設定温度(実施の形態では900℃)以上のとき、当該第二設定温度以上の温度域に対応したダンパ制御手段102及び燃料制御手段103による制御を行なわせて燃焼を抑制する燃焼抑制モードの何れかのモードに設定するモード設定手段104が備えられている。
詳しくは、燃焼促進モードにおいては、ダンパ制御手段102の制御は、下側ダンパ91の開度の0〜100%の範囲に規定し、燃料制御手段103の制御は、燃料供給部20の燃料供給能力の0〜100%の範囲に規定する。一方、燃焼抑制モードにおいては、ダンパ制御手段102の制御は、下側ダンパ91の開度の0〜50%の範囲に規定し、燃料制御手段103の制御は、燃料供給部20の燃料供給能力の0〜50%の範囲に規定する。
また、燃焼促進モード及び燃焼抑制モードにおいては、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(実施の形態では、80℃)未満のとき、ダンパ制御手段102は、下側ダンパ91の開度を水温センサ94が検知した温度に比例して制御する。実施の形態では、図9に示すように、温度が高くなると開度を小さくし、温度が低くなると開度を大きくする。また、燃料制御手段103は水温センサ94が検知した温度に比例して燃料供給を行なう。実施の形態では、温度が高くなるとスクリュウコンベア22の回転数を小さくし、温度が低くなるとスクリュウコンベア22の回転数を大きくする。
一方、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(実施の形態では、80℃)以上のとき、ダンパ制御手段102は下側ダンパ91の開度を比例して制御し若しくは一定に制御する。実施の形態では、図9に示すように、下側ダンパ91の開度を略閉状態の一定に制御する。また、燃料制御手段103は当該水温センサ94が検知した温度に比例して若しくは一定にして燃料供給を行なう。実施の形態では、温度が高くなるとスクリュウコンベア22の回転数を小さくし、温度が低くなるとスクリュウコンベア22の回転数を大きくする。
また、制御部100が設けられた制御盤(図示せず)には、バーナ57,送風機60,燃料供給部20の速度可変スクリュウコンベア22及び速度一定スクリュウコンベア24を始動及び停止させるスイッチが備えられている。また、制御盤には、一次燃焼室1,二次燃焼室50及び水槽71の温度を目視できる温度計が設けられているとともに、連通路3の圧力を示す圧力計(図示せず)等種々の計器が設けられている。
従って、この実施の形態に係るボイラ装置を作動させるときは、以下のようにして行なう。図10及び図11に示すフローチャートを用いて説明する。
先ず、予め、上側空気送給管64の上側ダンパ90の開度を適宜に設定しておく。図10に示すように、バーナ57を始動し(1−1)、二次燃焼室50を加温する。制御盤の温度計を目視し、二次燃焼室50の温度が400℃程度になったら、一次燃焼塔Taの下扉13を開け、固形燃料Wに点火する。そして、送風機60を始動し、一次燃焼室1で固形燃料Wを燃焼させるとともに、燃料供給部20を始動する。
この状態においては、図11に示すように、燃焼センサ93の検知温度が第二設定温度(900℃)になるか否かを検知しており(S1)、燃焼センサ93の検知温度が第二設定温度(900℃)未満なので、モード設定手段104が、燃焼促進モードに設定する(S2)。燃焼促進モードにおいては、ダンパ制御手段102の制御は、下側ダンパ91の開度の0〜100%の範囲に規定され、燃料制御手段103の制御は、燃料供給部20の燃料供給能力の0〜100%の範囲に規定される(S3)。そして、この燃焼促進モードにおいて、制御部100は、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(80℃)になるか否かを検知しており(S4)、一般に、始動時においては、設定温度(80℃)未満であるので(S4NO)、図9に示すように、ダンパ制御手段102により、下側ダンパ91の開度を水温センサ94が検知した温度に比例して開閉し、燃料制御手段103により、水温センサ94が検知した温度に比例して燃料供給を行なう(S5)。
そして、図10に示すように、燃焼センサ93の検知温度が第一設定温度(800℃)になるか否かを検知しており(1−2)、燃焼センサ93の検知温度が第一設定温度(800℃)になると(1−2YES)、バーナ57を停止する(1−3)。その後、燃焼センサ93の検知温度が第一設定温度(800℃)以上かを確認しており(1−4)、第一設定温度(800℃)未満のときは(1−4NO)、再び、バーナ57を点火する(1−1)。
この状態において、図11に示すように、制御部100は、燃焼センサ93の検知温度が第二設定温度(900℃)になるか否かを検知しており(S1)、燃焼センサ93の検知温度が第二設定温度(900℃)未満のときは、モード設定手段104が、燃焼促進モードの設定(S2)を維持する。燃焼促進モードにおいては、第二設定温度未満の温度域に対応したダンパ制御手段102及び燃料制御手段103による制御が行われる。即ち、ダンパ制御手段102の制御は、下側ダンパ91の開度の0〜100%の範囲に規定され、燃料制御手段103の制御は、燃料供給部20の燃料供給能力の0〜100%の範囲に規定される(S3)。
そして、この燃焼促進モードにおいて、制御部100は、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(80℃)になるか否かを検知しており(S4)、設定温度(80℃)未満のときは(S4NO)、上記と同様、図9に示すように、ダンパ制御手段102により、下側ダンパ91の開度を水温センサ94が検知した温度に比例して開閉し、燃料制御手段103により、水温センサ94が検知した温度に比例して燃料供給を行なう(S5)。
一方、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(80℃)以上のときは(S4YES)、図9に示すように、ダンパ制御手段102により、下側ダンパ91の開度を略閉にし、燃料制御手段103により、水温センサ94が検知した温度に比例して燃料供給を行なう。
また、燃焼センサ93の検知温度が第二設定温度(900℃)以上になると(S1YES)、モード設定手段104が、燃焼抑制モードに設定する(S7)。燃焼抑制モードにおいては、ダンパ制御手段102の制御は、下側ダンパ91の開度の0〜50%の範囲に規定され、燃料制御手段103の制御は、燃料供給部20の燃料供給能力の0〜50%の範囲に規定される(S8)。
そして、この燃焼抑制モードにおいて、制御部100は、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(80℃)になるか否かを検知しており(S9)、設定温度(80℃)未満のときは(S9NO)、図9に示すように、ダンパ制御手段102により、下側ダンパ91の開度を水温センサ94が検知した温度に比例して開閉し、燃料制御手段103により、水温センサ94が検知した温度に比例して燃料供給を行なう(S10)。
一方、水温センサ94が検知した温度が予め設定した設定温度(80℃)以上のときは(S9YES)、ダンパ制御手段102により、下側ダンパ91の開度を略閉にし、燃料制御手段103により、水温センサ94が検知した温度に比例して燃料供給を行なう(S11)。
このような一次燃焼室1の燃焼においては、図12に示すように、上側空気送給管64の上側ダンパ90が適宜に開調整されており、また、下側空気供給部10の空気吹出口6からは、二次燃焼室50の温度及び熱交換部70の水槽71の水温に応じた空気が吹出され、また、燃料供給も二次燃焼室50の温度及び熱交換部70の水槽71の水温に応じた量の固形燃料Wを供給するので、一次燃焼室1の固形燃料Wを未燃ガスの少ない燃焼にすることができるようになり、一次燃焼室1で火炎が生じて、固形燃料Wをほとんどこの一次燃焼室1で燃焼させることができるようになる。また、一次燃焼室1の固形燃料Wを未燃ガスの少ない燃焼にすることができるようになるので、異常燃焼が防止され、安定した燃焼が行なわれる。更に、この制御により、一次燃焼室1を水冷式にする必要がなくなり、装置の簡略化を図ることができる。
一次燃焼室1で燃焼させられた燃焼ガスは二次燃焼室50に至るが、ここでも燃焼できるので、完全燃焼が行なわれるようになる。この場合、二次燃焼室50の上部に、送風機60からの空気を送給する二次燃焼空気送給管66が配管でされているので、より確実に燃焼が行なわれる。また、二次燃焼室50の上側は、サイクロン機能が賦与されているので、灰を二次燃焼室50の下に落とし込むことができ、清浄な排気ガスを送給管55から排気させることができるようになる。この場合、空気出口65からの空気も燃焼ガスと同方向の旋回流となるので、サイクロン機能が確実に発揮される。
なお、上記実施の形態においては、固形燃料Wとして、木材の細状物を用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、プラスチック,ゴム,タイヤ等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的高い固形燃料Wを用いることもできる。この場合には、予め、上側空気送給管64の上側ダンパ90を遮断位置に設定しておくことが望ましい。このように上側空気送給管64の上側ダンパ90を遮断位置に設定すると、上側空気供給部11の空気吹出口6から空気の吹き出しが遮断され、下側空気供給部10の空気吹出口6からのみ空気が吹出される。そのため、一次燃焼室1の固形燃料Wは未燃ガスとなって、二次燃焼室50に流入し、未燃ガスは二次燃焼室50で燃焼させられる。
この場合、二次燃焼室50の上部に、送風機60からの空気を送給する二次燃焼空気送給管66が配管されているので、より確実に燃焼が行なわれる。また、二次燃焼室50の上側は、サイクロン機能が賦与されているので、灰を二次燃焼室50の下に落とし込むことができ、清浄な排気ガスを送給管55から排気させることができるようになる。この場合、空気出口65からの空気も燃焼ガスと同方向の旋回流となるので、サイクロン機能が確実に発揮される。
また、燃焼センサ93の検知温度に基づいて下側ダンパ91の開度制御が行なわれるので、異常燃焼が防止され、安定した燃焼が行なわれる。特に、ガス化燃焼を行なうことから、カーボンの発生を抑制して確実に燃焼させることができ、クリンカも少なくでき、装置のメンテナンスが容易で耐久性も向上させることができるようになる。
即ち、本実施の形態によれば、先ず、木材,紙,段ボールやウエス等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的低い固形燃料Wを焼却する場合は、予め、上側空気送給管64の上側ダンパ90を開位置に設定し、下側ダンパ91により下側空気送給管63の開度を可変して空気の送給量を調整する。この場合、上側空気供給部64から空気が供給されるとともに、下側空気供給部63から下側ダンパ91で量調整された空気が供給される。そのため、一次燃焼室1の固形燃料Wは未燃ガスの少ない燃焼になるようになり、一次燃焼室1で火炎が生じて、固形燃料Wはほとんどこの一次燃焼室1で燃焼させられる。
一方、プラスチック,ゴム,タイヤ等発熱エネルギー(発熱カロリー)の比較的高い固形燃料Wを焼却する場合は、予め、上側空気送給管の上側ダンパ90を遮断位置に設定しておく。この状態で、下側ダンパ91により下側空気送給管63の開度を可変して空気の送給量を調整する。この場合、上側空気供給部64の空気吹出口から空気の吹き出しが遮断され、下側空気供給部63から下側ダンパ91で量調整された空気のみが吹出される。そのため、一次燃焼室1の固形燃料Wは未燃ガスとなって、二次燃焼室50に流入させることができ、未燃ガスを二次燃焼室50で燃焼させることができるようになる。
この結果、1つの装置で、所謂上炎式燃焼とガス化燃焼とを切り換えて行なうことができるようになり、固形燃料Wの発熱エネルギー(発熱カロリー)の違いに対応した燃焼形態をとりうることができるようになり、そのため、燃焼効率を向上させることができるとともに、装置のメンテナンスを容易にして耐久性も向上させることができるようになる。
尚、上記実施の形態において、上側ダンパ90及び下側ダンパ91の開閉制御及び燃料供給部20の燃料供給量制御は、上述したものに限定されるものではなく、燃料や水温条件などに応じて適宜に設定して良いことは勿論である。また、燃料供給部20の燃料供給量制御においては、速度可変スクリュウコンベア22をコントロールしているが、速度一定スクリュウコンベア24を速度可変型に変更してこれで行うようにしても良く、適宜変更して差支えない。
尚また、上記第一設定温度(800℃)及び第二設定温度(900℃)、水温の設定温度(80℃)についても、これに限定されるものではなく、種々の条件に合わせてどのように設定しても差支えない。また、固形燃料も上述したものに限定されず、どのようなものを用いても良いことは勿論である。更に、一次燃焼塔Taと二次燃焼塔Tbとは分離して設けられているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、一体にしても良く適宜変更して差支えない。
本発明の実施の形態に係るボイラ装置を示す全体図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の要部を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の要部を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の要部を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の一次燃焼塔の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の一次燃焼塔において内壁の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の利用例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置の制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置において、燃焼促進モード及び燃焼抑制モードの各モードにおける水槽の水温に対するダンパの開度の制御例を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置において、バーナの制御工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置において、燃焼促進モード及び燃焼抑制モードの各モードの制御工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るボイラ装置における燃焼状態の一例を示す断面図である。 従来のボイラ装置の一例を示す断面図である。
符号の説明
W 固形燃料
Ta 一次燃焼塔
Tb 二次燃焼塔
1 一次燃焼室
3 連通路
4 内壁
5 外壁
6 空気吹出口
7 仕切り
8 下側空気室
9 上側空気室
10 下側空気供給部
11 上側空気供給部
13 下扉
15 受入口
20 燃料供給部
21 貯留槽
22 速度可変スクリュウコンベア
23 ホッパ
24 速度一定スクリュウコンベア
27 シュータ
30 撹拌装置
40 補充装置
50 二次燃焼室
51 内壁
52 外壁
54 下部扉
55 送排管
55a 下端
56 出口
57 バーナ
59 噴出し口
60 送風機
61 メイン送給管
63 下側空気送給管
64 上側空気送給管
65 空気出口
66 二次燃焼空気送給管
70 熱交換部
71 水槽
72 煙管
75 煙突
76 誘引ファン
80 循環パイプ
90 上側ダンパ
91 下側ダンパ
93 燃焼センサ
94 水温センサ
100 バーナ制御手段
102 ダンパ制御手段
103 燃料制御手段
104 モード設定手段

Claims (17)

  1. 固形燃料を燃焼させる一次燃焼室を有した一次燃焼塔と、該一次燃焼塔の一次燃焼室に固形燃料を供給する燃料供給部と、上記一次燃焼塔の一次燃焼室に空気を供給する送風機と、上記一次燃焼塔の一次燃焼室にその上部側で連通路を介して連通し該一次燃焼室からの燃焼ガスを燃焼させる二次燃焼室を有した二次燃焼塔と、該二次燃焼塔に設けられ上記二次燃焼室内の燃焼ガスを燃焼可能なバーナと、水が収容される水槽及び該水槽に内装され上記二次燃焼塔からの排気ガスが通される煙管を有し該煙管を通る排気ガスと水との間で熱交換を行なう熱交換部とを備えたボイラ装置において、
    上記一次燃焼塔に、上記一次燃焼室の下側に空気を供給する下側空気供給部と、上記一次燃焼室の上側に空気を供給する上側空気供給部とを設け、上記下側空気供給部に上記送風機からの空気を送給する下側空気送給管を配管し、上記上側空気供給部に送風機からの空気を送給する上側空気送給管を配管し、上記下側空気送給管に開度調整されて該下側空気送給管の空気の送給量を可変にする下側ダンパを設け、上記上側空気送給管に開度調整されて該上側空気送給管の空気の送給量を可変にする上側ダンパを設けたことを特徴とするボイラ装置。
  2. 上記一次燃焼塔を、耐火部材で構成され内部に一次燃焼室を形成する内壁と、該内壁を間隔を隔てて囲繞する外壁とを備えて構成し、上記内壁周囲に一次燃焼室に連通する複数の空気吹出口を設け、該内壁と外壁との間を仕切りを介して下側空気室と上側空気室とに区画し、上記下側空気室を上記一次燃焼室の下側に空気を供給する下側空気供給部として構成し、上記上側空気室を上記一次燃焼室の上側に空気を供給する上側空気供給部として構成したことを特徴とする請求項1記載のボイラ装置。
  3. 上記二次燃焼室の温度を検知する燃焼センサと、上記熱交換部の水の温度を検知する水温センサと、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記一次及び二次燃焼室の燃焼を制御する制御部とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のボイラ装置。
  4. 上記制御部に、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記バーナのオン,オフ制御を行なうバーナ制御手段と、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記下側ダンパ及び上側ダンパの少なくとも何れか一方の開度制御を行なうダンパ制御手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載のボイラ装置。
  5. 上記制御部のバーナ制御手段を、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度未満のとき上記バーナをオンにし上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度以上のとき上記バーナをオフにする機能を備えて構成したことを特徴とする請求項4記載のボイラ装置。
  6. 上記制御部に、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記燃料供給部が供給する固形燃料の供給量を制御する燃料制御手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のボイラ装置。
  7. 上記制御部に、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度未満のとき当該第二設定温度未満の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を促進する燃焼促進モード及び上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度以上のとき当該第二設定温度以上の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を抑制する燃焼抑制モードの何れかのモードに設定するモード設定手段を備えたことを特徴とする請求項6記載のボイラ装置。
  8. 上記二次燃焼室の温度を検知する燃焼センサと、上記熱交換部の水の温度を検知する水温センサと、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記一次及び二次燃焼室の燃焼を制御する制御部とを備え、
    該制御部に、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度未満のとき上記バーナをオンにし上記燃焼センサが検知した温度が予め設定した設定温度以上のとき上記バーナをオフにするバーナ制御手段と、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記下側ダンパの開度制御を行なうダンパ制御手段と、上記燃焼センサ及び/または水温センサの検知温度に基づいて上記燃料供給部が供給する固形燃料の供給量を制御する燃料制御手段と、上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度未満のとき当該第二設定温度未満の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を促進する燃焼促進モード及び上記燃焼センサが検知した温度が予め設定され上記設定温度よりも高い温度の第二設定温度以上のとき当該第二設定温度以上の温度域に対応した上記ダンパ制御手段及び燃料制御手段による制御を行なわせて燃焼を抑制する燃焼抑制モードの何れかのモードに設定するモード設定手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のボイラ装置。
  9. 上記燃焼促進モードにおいて、上記ダンパ制御手段の制御は上記下側ダンパの開度の0〜100%の範囲に規定し、上記燃料制御手段の制御は上記燃料供給部の燃料供給能力の0〜100%の範囲に規定し、上記燃焼抑制モードにおいて、上記ダンパ制御手段の制御は上記下側ダンパの開度の0〜50%の範囲に規定し、上記燃料制御手段の制御は上記燃料供給部の燃料供給能力の0〜50%の範囲に規定したことを特徴とする請求項8記載のボイラ装置。
  10. 上記燃焼促進モード及び燃焼抑制モードにおいて、上記水温センサが検知した温度が予め設定した設定温度未満のとき、上記ダンパ制御手段は上記下側ダンパの開度を当該水温センサが検知した温度に比例して制御し、上記燃料制御手段は当該水温センサが検知した温度に比例して燃料供給を行なう一方、上記水温センサが検知した温度が予め設定した設定温度以上のとき、上記ダンパ制御手段は上記下側ダンパの開度を比例して制御し若しくは一定に制御し、上記燃料制御手段は当該水温センサが検知した温度に比例して若しくは一定にして燃料供給を行なうことを特徴とする請求項9記載のボイラ装置。
  11. 上記二次燃焼室の上部に、送風機からの空気を送給する二次燃焼空気送給管を配管したことを特徴とする請求項2乃至10何れかに記載のボイラ装置。
  12. 上記二次燃焼室に上記煙管に排気ガスを送給する送排管を設け、該送排管の下端を、上記二次燃焼室の上部中心に突出させて設け、上記連通路の出口を、上記二次燃焼室の上部中心に向かう位置から偏心した位置に開口させ、該二次燃焼室の上部に上記連通路の出口からの燃焼ガスを旋回させて燃焼させるサイクロン機能を備え、
    上記二次燃焼室の上部に、燃焼ガスと同方向の空気の旋回流を付与する空気出口を設け、該空気出口に送風機からの空気を送給する二次燃焼空気送給管を配管したことを特徴とする請求項11記載のボイラ装置。
  13. 上記一次燃焼搭に、上記一次燃焼室の下側に開口して細状の固形燃料を受入れる受入口を設け、上記燃料供給部を、上記固形燃料を一時的に貯留するホッパと、該ホッパから上記受入口を通して上記一次燃焼室に固形燃料を搬送するとともに上記制御部によって搬送速度を制御されて固形燃料の供給量を調整可能なスクリュウコンベアとを備えたことを特徴とする請求項2乃至12何れかに記載のボイラ装置。
  14. 上記一次燃焼搭に、上記一次燃焼室の下側に開口して細状の固形燃料を受入れる受入口を設け、上記燃料供給部を、上記固形燃料を貯留する貯留槽と、該貯留槽から固形燃料を搬送するとともに上記制御部によって搬送速度を制御されて固形燃料の供給量を調整可能な速度可変スクリュウコンベアと、該速度可変スクリュウコンベアで搬送された固形燃料を受けて一時的に貯留するホッパと、該ホッパ内の固形燃料を上記一次燃焼搭の受入口を通して上記一次燃焼室に搬送する搬送速度が一定の速度一定スクリュウコンベアとを備えて構成したことを特徴とする請求項2乃至12何れかに記載のボイラ装置。
  15. 上記貯留槽を上記ホッパよりも上に設け、上記速度可変スクリュウコンベアの出口とホッパとの間にシュータを設け、該シュータの出口とホッパとの間に間隔を設けたことを特徴とする請求項14記載のボイラ装置。
  16. 上記貯留槽に、固形燃料を撹拌する撹拌装置を設けたことを特徴とする請求項14または15記載のボイラ装置。
  17. 上記貯留槽に、上記固形燃料を補充するための補充装置を設け、該補充装置を、固形燃料を吸引する吸引ブロアと、吸引ブロアで吸引された固形燃料を上記貯留槽に導入するホースとを備えて構成したことを特徴とする請求項14乃至16何れかに記載のボイラ装置。
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