JP4413147B2 - 木質ペレット燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料に木質ペレットを用いた暖房機等の燃焼装置に関し、特に木質ペレットの燃焼によって発生した灰を除去する灰処理手段を改良した燃焼装置に関する。
近年、二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガスによる地球温暖化が問題になってきている。このため、二酸化炭素の排出源である石油や石炭等の化石資源由来のエネルギーをカーボンニュートラルのバイオマスで代替することにより、二酸化炭素の発生を抑制し、地球温暖化を防止することが急務となっている。このようなバイオマス燃料として、石油や石炭等の化石燃料よりもクリーンな燃料であり、更に木材の有効利用等を図ることができる木質ペレットが知られており、木質ペレットを燃料にした暖房機等の燃焼装置が再び見直されている。
ところで、木質ペレットは灰分が多く、燃焼によって燃焼部下部の火格子上に少なからず灰が堆積する。このため灰を火格子上から効率よく除去しないと、燃焼部に設けた燃焼用空気供給孔が堆積した灰で閉塞して、不完全燃焼やそれによるクリンカーの発生等の不具合を招く虞がある。特に樹皮のチップを固めてペレット化した樹皮系ペレットの場合は、木質部のチップを固めてペレット化した木質部ペレットより灰が多いので、その不具合を招く傾向が強い。
このようなことから、本出願人は、効果的な灰処理手段を備えた木質ペレット燃焼装置を先頃提案した(例えば特許文献1を参照)。
この提案における灰処理手段は、燃焼部の下部の火格子を囲む枠体に火格子のスリット板を直交する複数本の灰掻き部材を取付け、その灰掻き部材に外周面に凹凸部を有する羽根を火格子の上方および下方に露出する大きさで複数枚設けて、該羽根をスリット板の間隙に挿入し、木質ペレットの燃焼によって火格子上に灰が溜まったら、灰掻き部材を回転して羽根で火格子上から灰を掻き取って、前記枠体の下端に取付けられた灰処理箱の開閉自在な底蓋上に掻き出し、底蓋上に堆積した灰の自重および灰掻き部材による下方への押し込みで、底蓋を閉じ方向に付勢しているバネ部材の付勢力に抗して開いて、灰を下の灰回収容器に排出するものである。
特開2004−191010号公報
上記提案における灰処理手段によれば、火格子上の灰を効果的に掻き取って灰処理箱の底蓋上に掻き出すことができるが、灰が堆積した底蓋は、底蓋上の灰の自重および羽根による下方への押し込みという間接的な動力によって開き動作をさせているため、底蓋の稼動が不安定で、火格子上の灰を灰回収容器に安定して排出するためには、灰処理手段の灰排出法を改良する余地があった。また底蓋の開閉に伴い燃焼部の気密度合が変化し、燃焼用空気を安定して送ることができなくなることがあった。
したがって、本発明の課題は、燃焼部の火格子上に木質ペレットの燃焼によって生じた灰を、灰処理手段により効率よく掻き取って下の灰回収容器に安定して排出し、燃焼封量を安定して送ることを可能とした木質ペレット燃焼装置を提供することである。
上記課題を達成するために、本発明は、火格子上に積載した木質ペレットを燃焼する燃焼部の下方に、前記木質ペレットの燃焼によって前記火格子上に発生した灰を除去する灰処理手段が設置された木質ペレット燃焼装置において、
前記火格子は、前記燃焼部の下部の枠体内に互いに水平方向に板面が対向するように間隔を開けて取付けられた複数枚のスリット板からなり、前記灰処理手段は、
前記枠体に取付けられた前記スリット板を直交する回転軸に、外周面に凹凸部を有する羽根が軸線方向に複数枚設けられ、該羽根が前記スリット板の間隙に挿入されるとともに前記火格子の上方および下方に露出された、回転することによって前記火格子上の灰を掻き取る、水平方向に間隔を開けた複数本の灰掻き部材と、前記枠体の下端に取付けられた、底面に灰の排出口が開口された灰処理箱と、前記灰処理箱に取付けられた前記灰掻き部材の下方に位置し前記回転軸と平行である他の回転軸に、軸線方向に伸びる羽根板が周方向に複数枚設けられ、その羽根板が前記灰掻き部材の羽根の外周面の凹凸部に係合した前記灰掻き部材の回転に従動して回転することによって、前記灰掻き部材で掻き取った灰を前記排出口に強制的に移送し、該排出口から排出させる複数本の補助灰掻き部材と、前記灰処理箱の下方に設けられた、前記排出口から排出された灰を収容する灰回収容器とを備え、
前記木質ペレットの燃焼中、前記灰掻き部材を所定のタイミングで回転して、該灰掻き部材およびこれに従動回転する補助灰掻き部材により、前記火格子上に堆積した灰をスリット板間を落下させて前記灰回収容器に排出することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、前記灰掻き部材の設置本数が2本であり、前記補助灰掻き部材が該2本の灰掻き部材の下方に配置され、前記灰処理箱が2本の補助灰掻き部材の羽根に下方で近接し2つの下向きに凸の形状を備えた断面略W字状に形成され、前記他の回転軸が前記凸内に前記断面略W字状の断面と垂直方向にそれぞれ設けられ、該灰処理箱の下向きに凸の底面部に前記排出口が開口される。
なお、前記灰掻き部材と前記補助灰掻き部材の従動関係を入れ替えて、補助灰掻き部材を所定のタイミングで回転して、該補助灰掻き部材およびこれに従動回転する灰掻き部材により、前記火格子上の灰を前記灰収容容器に排出するようにしてもよい。
本発明によれば、前記灰掻き部材を互いに対向する側が上から下に移動する内回り方向に回転することができる。あるいは、前記木質ペレットの燃焼強度の設定に合わせて、前記灰掻き部材を回転させる時間間隔を変化させることができる。前記灰掻き部材の回転の設定時間の経過に合わせて、前記灰掻き部材の回転を正逆に切り替えることができる。前記燃焼室に供給される前記木質ペレットの供給量に応じて前記灰掻き部材を所定時間回転させることができる。前記木質ペレットの燃焼中の前記燃焼室の検知温度に応じて前記灰掻き部材を所定時間回転させることができる。前記木質ペレットの燃焼後の消火時にも前記灰掻き部材を回転し、初め正方向および逆方向に回転させ、更に互いに内回り方向に回転させることができる。
本発明によれば、燃焼部の火格子上に木質ペレットの燃焼によって生じた灰を、灰処理手段の灰掻き部材および補助灰掻き部材を所定タイミングで回転することによって、灰掻き部材の外周面に凹凸部を有する羽根で掻き取り、その掻き取った灰を補助灰掻き部材の羽根板同士がなすV字状の溝に受け入れて、灰を強制的に灰処理箱の底面部の排出口に移送することができるので、火格子上の灰を効果的に掻き取って下の灰回収容器に安定して排出することができる。したがって、燃焼部の燃焼用空気供給孔が堆積した灰で閉塞するようなことがなく、燃焼装置によって不完全燃焼やクリンカーの発生等の不具合を招くことなく、木質ペレットを安全に燃焼することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。図1は、本発明の実施例に係る木質ペレット燃焼装置を側面から見た概略断面図、図2は、同じく正面から見た概略断面図である。
この木質ペレット燃焼装置1は、直方体状の枠体2を有し、枠体2の下部に木質ペレット3が収納される燃料収納部4が設けられ、燃料収納部4の上部に燃焼室本体5が設けられている。枠体2の燃料収納部4と燃焼室本体5の背面側には、木質ペレット3を燃焼室本体5内に搬送する燃料搬送部6が設けられている。
燃料収納部4内は、上部は広く両側面から下部に向けて狭くなるように形成され、燃料収納部4内の下部には燃料攪拌装置7が設置されている。燃料攪拌装置7は、ペレット攪拌モータ8とコイル状の燃料攪拌部材9を有し、燃料攪拌部材9の先端部は、燃料搬送部6の燃料搬送用筒37の下部の燃料取入れ口37a近くに位置している。燃料攪拌部材9は、ペレット攪拌モータ8により回転させることによって、木質ペレット3を攪拌するとともに、燃料搬送部6の下部の燃料取入れ口37aに向けて搬送し、木質ペレット3を燃料取入れ口37aに送り込むことができるようになっている。燃料攪拌部材9によって木質ペレット3が燃料取入れ口37aに送り込まれると、燃料取入れ口37aの周囲から木質ペレット3が補給され、燃料取入れ口37aには木質ペレット3が連続して安定的に送り込まれる。
燃料収納部4内には、燃料攪拌部材9の先端部の上方に、燃料攪拌部材9の先端部近傍に木質ペレット3が有るか否かを検知する検知センサ10が設置され、燃料攪拌部材9の先端部の下方に、木質ペレット3の残量を検知する残量検知センサ11が設置されている。燃料収納部4内の上部には、引き出し自在なストーカー4aが設けられており、引き出したストーカー4aを介して木質ペレット3が燃料収納部4内に補給される。
木質ペレット3は、原料である木材の小片や樹皮を均一な粒子サイズに粉砕して水分含有率を8〜12%まで乾燥し、これを成型機で直径6〜8mm、長さ15mm程度の円筒状に成型固化した固体燃料である。本実施の形態では、木質ペレット3として樹皮系ペレットを用いたが、木質部ペレットや木ペレットを用いてもよい。
燃焼室本体5は、下部にバーナー部(燃焼部)12を設置した燃焼室15と、燃焼室15の下方に設置した灰処理装置13と、燃焼室15の上方に設置した放熱部16等を備えてなっている。
バーナー部12は、図3に示すように、箱状のバーナーケース19内に取り付けられたバーナー本体17を備え、該バーナ本体17内には、燃料搬送部6から供給される木質ペレット3を上部から取り入れるホッパー17aが設けられ、バーナー本体17内の前面下部に点火ヒータ18が設けられている。ホッパー17aは、上部と下部が開口し、下部に向けて狭くなっている。バーナーケース19の背面側には、装置外から供給される燃焼用空気をバーナー本体17内に取り込む送気管20が接続されている。
バーナーケース19とバーナー本体17との間には、送気管20からの空気を通風させる空気通路19aが設けられ、バーナー本体17の前後面には、その空気を取入れる多数の通気孔17bが設けられている。またバーナーケース19の前面には、燃焼室15の前面に取付けた透明な耐熱ガラス21の背面に、空気を導く通風筒22が接続されている。
バーナー部12の下部には、ホッパー17aの下端に火格子26が設置され、ホッパー17aの上端から取り入れられた木質ペレットは、火格子26上に積載される。バーナー部12aの下部およびその下方には、木質ペレットの燃焼によって火格子26上に溜まった灰を除去する灰処理手段13が設置されている。火格子26は、バーナー部12の下部のホッパー17aに続く枠体26c内に、複数枚のスリット板26aを互いに水平方向に間隙を開けて取付けてなっている。灰処理手段13については後述する。
燃焼室15の前面には、バーナー部12で木質ペレット3を燃焼させているときの炎31が外から見えるように、前記の透明な耐熱ガラス21が取付けられている。燃焼室15内の上部には複数の放熱管32が配置されている。
放熱部16は、燃焼室15と連通孔(不図示)を介して連通している排気室33を有している。排気室33内には、燃焼室15からの排ガスを上方から一旦下方に向けて排出させるバッフル板33aが設けられている。また、燃焼室15および放熱部16の上面、背面、左右側面を断熱板51で囲い、燃焼室15と放熱部16および断熱板51との間に形成される空間を温風通路51aとしている。温風通路51aの枠体2の前面側には複数の吹き出し口51bが形成されている。
また燃焼室15の上部の背面外側には、対流用モータ34が接続された対流用ファン35が設置されており、放熱部16の前面外側には、温風の向きを調節するルーバー36が設置されている。このルーバー36は吹き出し口51bの前面に設けられている。
燃料搬送部6は、枠体2内の背面側の中央部に上下方向に設置した燃料搬送用筒37と、燃料搬送用筒37内に回転自在に支持された燃料搬送スクリュー38を有している。燃料搬送スクリュー38の上部には、スクリュー駆動用モータ39が減速部40を介して接続されており、燃料搬送スクリュー38を所定の回転速度で回転駆動することによって、燃料収納部4内に収納されている木質ペレット3を順次上方に搬送し、排出筒41からバーナー部12のホッパー17aの上方に排出する。
なお、図1では、燃料搬送スクリュー38に搬送される木質ペレット3を示していないが、図1に示す本燃焼中においては、燃料搬送スクリュー38の各スクリュー部38aには上方に搬送される木質ペレット3が載っている。燃料搬送スクリュー38の排出筒41と対応する部分の上側に位置するスクリュー部38bは、下方から搬送される木質ペレット3がこれより上方に搬送されないように、その下側のスクリュー部38aの傾斜と逆になるように形成している。
バーナーケース19に接続した送気管20は、枠体2内の中央背面側に設置した給排気用送風機42に接続されており、給排気用送風機42の回転駆動によって給排気用送風機42に接続した吸気筒43から吸気される。吸気筒43には、室内から室外に伸びるように設置した給排気筒(不図示)が連結されており、この給排気筒を通して室外から外気が吸気筒43に吸気される。更に、給排気用送風機42の回転駆動によって放熱部16の排気室33に接続した排気筒43aの排気口から燃焼室15の排ガスが排気される。排気筒43aの排気口には、室内から室外に伸びるように設置した給排気筒(不図示)が連結されており、この給排気筒を通して排ガスが室外に排気される。
断熱板51の側部内面には対流サーモスタット44が配置されている。対流サーモスタット44は、温風通路51aを通して送風する温風の温度に応じてON/OFFされる。対流用ファン35を回転駆動する対流用モータ34の回転数のHi(高)とLo(低)は、燃焼強弱に応じて切り替えられる。また、給排気用送風機42の外面には切替えサーモスタット45が配置されている。切替えサーモスタット45は、バーナー部12で木質ペレット3を燃焼させる時における排気口近傍の排気温度に応じてON/OFFされ、このON/OFFに応じて給排気用送風機42、ペレット攪拌モータ8、およびスクリュー駆動用モータ39の設定回転数が切り替えられる。
バーナーケース19を貫通してバーナー本体17の側面部には、バーナーサーミスタ46が設置されている。また、木質ペレット状燃料燃焼装置1の枠体2の側面には、室温を測定する室温サーミスタ47が設置されている。
前記対流サーモスタット44、切替えサーモスタット45、バーナーサーミスタ46、室温サーミスタ47等からの情報は制御装置48に入力され、制御装置48は入力されるこれらの情報に基づいて、ペレット攪拌モータ8、灰処理用モータ29(図4)、対流用モータ34、スクリュー駆動用モータ39、給排気用送風機42の回転駆動等を制御し、木質ペレット燃焼装置1の運転動作と運転停止動作の制御を行う。
本発明の灰処理装置について図3〜8より説明する。灰処理装置13は、図3に示すように、燃焼部12の下部の火格子26を囲む枠体26c内に、水平方向に互いに間隔を開けて設けられた複数本、本例では2本の灰掻き部材23と、該灰掻き部材23の下方に設けられた同数本、本例では2本の補助灰掻き部材25とを備えてなっている。補助灰掻き部材25は、燃焼部12の下方に設けられた上面開口の灰処理箱24内に収容されている。
灰掻き部材23は、枠体26cに回転自在に取付けられた回転軸23aに、図4、5に示すように、外周面に凹凸部を有する羽根23bを軸線方向に複数枚設けてなっている。灰掻き部材23は火格子26のスリット板26aを貫通し、灰掻き部材23の隣り合う同士で、羽根23bがスリット板26a同士の間隙26bに互い違いに挿入されている。羽根23bは、火格子26の上方および下方に露出される大きさを有している。
2本の灰掻き部材23は、回転軸23aの一端側に取付けたギア27同士で連結されており、一方の回転軸23には灰処理用モータ29が接続されている。灰処理用モータ29により一方の灰掻き部材23を回転すると、ギア27を介して他方の灰掻き部材24が回転する。灰処理用モータ23は正逆方向に回転可能であり、2本の灰掻き部材23を対向する側が上から下に移動する向きの内回り方向、および対向する側が下から上に移動する向きの外回り方向の両方向に回転することができる。
灰掻き部材23は、バーナー部12の火格子26上に積載された木質ペレットの燃焼中、灰処理用モータ29によって所定のタイミングで回転され、火格子26のスリット26bに挿入した外周に凹凸部を有する羽根23bで火格子26上に溜まった灰を掻き取って、下方の灰処理箱24に移送する。
補助灰掻き部材25は、灰処理箱24に回転自在に取付けられた回転軸25aの両端部に、図6(a)〜(c)に示すように円板25cを固定し、該円板25c間に軸線方向に伸びる羽根板25bを差し渡して、羽根板25bを回転軸25aの周方向に複数枚設けてなっている。羽根板25b同士の間にはV字状の溝が形成される。補助灰掻き部材25は、2本の灰掻き部材23の相対する側とは反対側の斜め下方に配置され、羽根板25bが灰掻き部材23の羽根23Bの外周面の凹凸部に係合するように位置されている。したがって、2本の灰掻き部材23を回転すると、補助灰掻き部材25は、それぞれ係合した側の灰掻き部材23の回転に従動して回転し、灰掻き部材23の内回り、外回りの回転に対し、補助灰掻き部材25の回転は、それぞれ外回り、内回りとなる。
灰処理箱24は、図7、8に示すように、断面略W字状の周壁部24aを備え、周壁部24aの左右両端部を矩形状のフランジ枠24bの左右両端部の下面に溶接し、周壁部24aの前後両端部をフランジ枠24bの前後両端部の内側に設けた下方に折曲するW字状の側板24cに突き当て、周壁部24aの前後両端部に設けた溶接片24dを側板24cに溶接してなっている。灰処理箱24は、フランジ枠24bに設けた取付け穴24gを介して、リベット止めにより燃焼部12の下部の枠26cの下端に気密に取付けられる。
灰処理箱24の側板24cには抜き穴24eが設けられており、抜き穴24eに回転軸25aの両端の回転自在に軸支した支軸部を挿通し、側板24cの外側で支軸部をEリングにより抜け止めして、補助灰掻き部材25が灰処理箱24に回転自在に取付けられる。周壁部24aの下向きに凸の2つの底面部には、灰の前後方向の排出口24fが開口されている。灰処理箱24の周壁部24aは、灰処理箱24に取付けられた2本の補助灰掻き部材25に対し、上方を除く三方で羽根板25bに近接している。燃焼部12に対する気密は、周壁部24aと羽根板25bとの間隔を小間隙に管理することにより保持される。なお、この小間隙は、できる限り狭く、5mm以下とすることが好ましく、本実施例では1〜2mmとした。
灰処理箱24の下方には、排出口24fから排出される灰を収容する灰回収容器14が、燃焼装置1から取り出し自在に設けられている。
補助灰掻き部材25は、灰処理時、灰掻き部材23の回転に従動回転して、灰掻き部材23から移送された灰を羽根板25b同士の間のV状の溝に受け入れ、受け入れた灰を灰処理箱24の周壁部24aの傾斜に沿って底面部の排出口24fに強制的に移送して、下方の灰回収容器14に排出させるものである。
本発明では、このように灰掻き部材23の他に補助灰掻き部材25を設けて、灰掻き部材23で掻き取った灰を補助灰掻き部材25により強制的に灰処理箱24の排出口24fに移送して排出するので、火格子26上の灰を効果的にかつ安定して灰回収容器14に排出することができる。したがって、バーナー部12の燃焼用空気供給孔が堆積した灰で閉塞するようなことがなく、燃焼装置1は、不完全燃焼やクリンカーの発生等の不具合を招くことなく、木質ペレットを安全に燃焼することができる。
次に、木質ペレット燃焼装置1の運転動作(燃焼前工程)の手順を、図9を参照して説明する。
本木質ペレット燃焼装置1は、木材の小片を均一な粒子サイズに粉砕して直径6〜8mm、長さ15mm程度の円筒状に成型固化した木質ペレット3を燃料としていることにより、石油のように容易に点火して本燃焼させ、その後に容易に消火することができないので、本燃焼の前に燃焼前工程が必要となり、更に本燃焼後における燃焼後工程も必要となる。
即ち、点火時において、木質ペレット3を過供給するとバーナー本体17内が暖まりだす点火の前後で未燃焼のガスが多量に発生し、燃焼室15が白煙で覆われ、それ以降の着火は爆発的な燃焼の危険がある。そこで、点火においては、点火ヒータ18および点火ヒータ18の発熱によって加熱された空気によりバーナー本体17内を予熱後、木質ペレット3を一定量のみ供給し、燃焼に合わせて木質ペレット3の供給量と空気供給量を段階的に上げ、燃焼を安定させるための予備燃焼を行う(詳細は後述する)。
なお、運転動作時におけるペレット攪拌モータ(PM2)8、灰処理用モータ(HM)29、対流用モータ(FM)34、スクリュー駆動用モータ(PM1)39、給排気用送風機(BM)42の各回転駆動制御、および点火ヒータ(H)18の点火ON/OFF制御は制御装置48によって制御される。
給排気用送風機(BM)42とスクリュー駆動用モータ(PM1)39の駆動は、図10に示すように、6段階に設定した制御レベル1(最小レベル)〜6(最高レベル)、および制御レベルF1、F2に応じて制御される。制御レベル1は、最小の弱運転時における制御レベルであり、レベルが上がるに連れて中から強運転時における制御レベルとなり、制御レベル6が最大の強運転時における制御レベルである。よって、制御レベル1(最小レベル)では、給排気用送風機(BM)42とスクリュー駆動用モータ(PM1)39は最小の回転数で回転駆動され、制御レベル6(最高レベル)では、給排気用送風機(BM)42とスクリュー駆動用モータ(PM1)39は最大の回転数で回転駆動される。
また、制御レベルF1、F2は、給排気用送風機(BM)42とスクリュー駆動用モータ(PM1)39の駆動制御において、運転開始時から予熱、点火、予熱燃焼時においてのみ使用される。制御レベルF2の方が制御レベルF1よりもスクリュー駆動用モータ(PM1)39を高速に駆動して燃料搬送スクリュー38を高速回転させる。また、対流用モータ(FM)34は、制御レベル1〜3ではLo(低)回転、制御レベル4〜6ではHi(高)回転である。
本燃焼の前の燃焼前工程を開始するにあたって、燃焼装置1の電源を投入した後に運転スイッチ(不図示)をONし、給排気用送風機(BM)42のみを10秒間駆動回転させる(運転開始)。この際、給排気用送風機(BM)42は制御レベルF1の回転数(制御レベル1より小さい回転数(例えば1300rpm)で回転駆動される。次に、給排気用送風機(BM)42を制御レベルF1で回転駆動した状態で点火ヒータ18を2分間ONしてバーナー本体17内を予熱する(予熱)。この際、ペレット攪拌モータ(PM2)8を5秒間駆動して燃料攪拌部材9を回転させ、木質ペレット3を攪拌する。
次に、点火ヒータ(H)18をON状態で、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベルF1で回転駆動した状態で、スクリュー駆動用モータ(PM1)39を制御レベル6で20秒間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してホッパー17aにより案内して、バーナー本体17下部の火格子26の上へ一定量落下させる(点火1)。
次に、点火ヒータ(H)18をON状態で、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベルF1で40秒間回転駆動する(点火2)。この際、点火ヒータ18近傍の温度が所定温度以上となって、供給された木質ペレット3に着火される。次に、点火ヒータ18をON状態で、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベルF2で回転駆動した状態で、スクリュー駆動用モータ(PM1)39を制御レベルF1で30秒間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してホッパー本体17内に順次供給し、木質ペレット3に点火させる(点火3)。
次に、点火ヒータ(H)18をON状態で、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベル1で回転駆動した状態で、スクリュー駆動用モータ(PM1)39を制御レベルF1で2分間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、火格子26上に最初に供給されている着火状態にある木質ペレット3、および点火ヒータ18による加熱により供給される木質ペレット3を予備燃焼させる(予備燃焼1)。この際、対流サーモスタット44が約60度以上になると、対流用モータ(FM)34をONして対流用ファン35を低回転(例えば1500rpm)させる。
次に、上記予備燃焼1から点火ヒータ(H)18をON状態で、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベル2で回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39を制御レベル1で約3分間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、火格子26の上方に最初に供給されている燃焼状態にある木質ペレット3、および点火ヒータ18による加熱により供給される木質ペレット3を予備燃焼させる(予備燃焼2)。この際、上記予備燃焼1から対流サーモスタット44が約60度以上であると、対流用モータ(FM)34がON状態で対流用ファン35が低回転(例えば1500rpm)されている。
そして、この予備燃焼2において、切替えサーモスタット44が約60度以上になると、上記予備燃焼2から点火ヒータ18をON状態で、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベル3で回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39をレベル2で約3分間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、火格子26の上方に最初に供給されている燃焼状態にある木質ペレット3、および点火ヒータ18による加熱により供給される木質ペレット3を強制燃焼させる(強制燃焼1)。この際、対流用モータ(FM)34がON状態で対流用ファン35が低回転(例えば1500rpm)されている。
そして、木質ペレット3の燃焼によって発生した灰が火格子26上に堆積することになり、灰処理用モータ(HM)29を駆動して、2本の灰掻き部材23を回転させ、またこれに従動して2本の補助灰掻き部材25を回転させる。この際、灰掻き部材23を互いに外回り(図3において左の掻き部材23を左回転、右の灰掻き部材23を右回転)に4秒間回転させて掻きならし、火格子26上に供給される木質ペレット3を分散して均一化すると共に、灰を掻き取る。
次に、上記強制燃焼1から点火ヒータ(H)18をOFFし、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベル4で回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39を制御レベル3で約2分間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、火格子26の上方に最初に供給されている燃焼状態にあるペレットにより供給される木質ペレット3を強制燃焼させる(強制燃焼2)。この際、対流用モータ(FM)34がON状態で対流用ファン35が低回転(例えば1500rpm)されている。
そして、木質ペレット3の燃焼によって発生した灰が火格子26上に堆積することになり、灰処理用モータ(HM)29を駆動して灰掻き部材23の回転、および灰掻き補助部材25の従動回転をさせる。この際、灰掻き部材23を互いに外回りに4秒間回転させて掻きならし、火格子26上に供給される木質ペレット3を分散して均一化すると共に、灰を掻き取る。
次に、上記強制燃焼2から点火ヒータ(H)18のOFF状態を維持し、かつ給排気用送風機(BM)42を制御レベル4で回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39を制御レベル4で約2分間回転駆動して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、火格子26の上方に最初に供給されている燃焼状態にある木質ペレット3により、後から供給される木質ペレット3を強制燃焼させる(強制燃焼3)。この際、対流用モータ(FM)34がON状態で対流用ファン35が低回転(例えば1500rpm)されている。
そして、木質ペレット3の燃焼によって発生した灰が火格子26上に堆積することになり、灰処理用モータ(HM)29を駆動して灰掻き部材23の回転、および補助灰掻き部材25の従動回転をさせる。この際、灰掻き部材23を互いに外回りに4秒間回転させて掻きならし、火格子26上に供給される木質ペレット3を分散して均一化すると共に、灰を掻き取る。
そして、上記強制燃焼3が終了すると本燃焼となり、通常の燃焼運転が開始される。本燃焼時には、木質ペレット3の燃焼による炎31および燃焼ガスの熱は、燃焼室15内の上部に設けた複数の放熱管32内を流れる空気、および燃焼室15、放熱部16等の周囲に形成した温風通路51aを流れる空気と熱交換してこれらの空気を加熱する。加熱されたこれらの空気は、対流用モータ34の駆動による対流用ファン35の回転によって枠体2の前面側の温風通路51aに形成した吹き出し口51bから外に向けて吹き出される。吹き出される温風はルーバー36によって向きを変えることができる。
この本燃焼では、上記強制燃焼3から点火ヒータ18のOFF状態を維持し、室温サーミスタ47で検出した室温情報と使用者が温度設定器(不図示)により設定した希望温度との差に基づいて、制御装置48の制御によりペレット攪拌モータ(PM2)8、灰処理用モータ(HM)29、対流用モータ(FM)34、スクリュー駆動用モータ(PM1)39、給排気用送風機(BM)42の各回転駆動を制御する。
例えば、希望温度から室温サーミスタ47の検出温度を引き算した値が5度以上の場合は強モードとなり、給排気用送風機(BM)42を制御レベル6で回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39も制御レベル6で連続回転駆動(この場合、本実施の形態では、燃料搬送スクリュー38の回転数は2.25rpmで、送り燃料量は2.25kg/h)して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、木質ペレット3を燃焼させ、更に、対流用モータ(FM)34を駆動して対流用ファン35を高回転(例えば2000rpm)させる。
また、希望温度から室温サーミスタ47の検出温度を引き算した値が1度未満の場合は弱モードとなり、給排気用送風機(BM)42を制御レベル1で回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39もレベル1で連続回転駆動(この場合、本実施の形態では、燃料搬送スクリュー38の回転数は0.7rpmで、送り燃料量は0.7kg/h)して、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の回転によって排出筒41を通してバーナー本体17内に順次供給し、木質ペレット3を燃焼させ、更に、対流用モータ(FM)34を駆動して対流用ファン35を低回転(例えば1500rpm)させる。
また、希望温度から室温サーミスタ47の検出温度を引き算した値が1〜5度のときは、その温度差に応じて、給排気用送風機(BM)42、スクリュー駆動用モータ(PM1)39も制御レベル2〜5で駆動して、火力調整制御される。
この本燃焼時においては、木質ペレット3の消費によりペレット攪拌モータ(PM2)8を駆動して燃料攪拌部材9を回転させ、木質ペレット3を攪拌する。この木質ペレット3の攪拌動作によって、燃料収納部4内で木質ペレット3が均一にならされ、安定した供給が可能となる。以下、上記した本燃焼時における燃料攪拌部材9の回転による木質ペレット3の攪拌動作を、図11、図12に示すフローチャートを参照して説明する。
本燃焼中での燃料収納部4内における木質ペレット3の攪拌動作は、通常時には図11に示すように、予め設定した「攪拌1」の時間間隔(図10のPM2参照)毎に行われる(ステップS1、S2)。
「攪拌1」で設定した時間間隔は、図10に示した制御レベル1〜6に対応しており、給排気用送風機(BM)42とスクリュー駆動用モータ(PM1)39の回転数の制御レベル1〜6に応じて木質ペレット3の攪拌の時間間隔を変化させている。なお、本実施の形態では、1回の攪拌動作毎にペレット攪拌モータ(PM2)8を5秒間駆動して燃料攪拌部材9を回転させ、燃料収納部4の下部で木質ペレット3を連続攪拌する。
また、本燃焼中において、図12に示すように、燃料攪拌部材9の先端側の上部に設置した検知センサ10が、数秒間(本実施の形態では5秒間)木質ペレット3を検知しなかった異常時には「攪拌2」に切り替り、ペレット攪拌モータ(PM2)8を10秒間駆動して燃料攪拌部材9を回転させる(ステップS3)。そして、ステップS4で、所定時間(本実施の形態では30秒間)が経過後に、上方や周囲に残っていた木質ペレット3が燃料攪拌部材9の先端近傍に移動して検知センサ10が木質ペレット3を検知すると、ペレット攪拌モータ(PM2)8を5秒間駆動して燃料攪拌部材9を回転させ、木質ペレット3を攪拌して本燃焼を継続する。
また、ステップS4で、上記所定時間(本実施の形態では30秒間)が経過しても後でも上方や周囲から木質ペレット3が供給されず、燃料収納部4内に木質ペレット3が残っていないことを検知センサ10が検知すると、ペレット攪拌モータ(PM2)8を5秒間駆動して燃料攪拌部材9を回転させ、表示部(不図示)に木質ペレット3が残っていないことを表示するLEDを点灯させ、更に所定の警報音を鳴らして利用者に燃料収納部4内が空であることを知らせる(ステップS5)。なお、燃料収納部4内が空になっても燃料搬送スクリュー38に木質ペレット3がまだ残っているので、まだ数分間はバーナー本体17内に木質ペレット3が順次供給され、本燃焼を継続する。
そして、ステップS6で、燃料収納部4内が空であることを表示するLEDが点灯してから所定時間(本実施の形態では5分間)の間に、利用者が外部から木質ペレット3を燃料収納部4内に補給して、検知センサ10が木質ペレット3を検知すると、ペレット攪拌モータ(PM2)8を5秒間駆動して燃料攪拌部材9を回転させ、木質ペレット3を燃料搬送スクリュー38の下部側に攪拌搬送して本燃焼を継続する。
また、ステップS6で、燃料収納部4内が空であることを表示するLEDが点灯してから所定時間(本実施の形態では5分間)の間に、外部から木質ペレット3が燃料収納部4内に補給されず、燃料収納部4内に木質ペレット3が残っていないことを検知センサ10が検知すると、表示部(不図示)に運転停止を表示するLEDを点灯させ、本燃焼を強制的に停止させる燃焼後処理を行う(ステップS7)。ステップS7における燃焼後処理時においては、後述する燃焼後処理工程を行う。
このように本燃焼中において、燃料攪拌部材9を回転させて燃料収納部4の下部で木質ペレット3を攪拌させることにより、多数重なっている木質ペレット3の分布が均一にならされ、燃料搬送用筒37の燃料供給口37aに木質ペレット3を安定して連続的に供給することができる。
また、木質ペレット3の攪拌動作において、バーナー本体17内に供給される木質ペレット3の供給量に応じて、燃料攪拌部材9の回転数を変化させて木質ペレット3を攪拌するようにしても良い。この場合、燃料攪拌部材9を連続して回転させる。
また、上記した本燃焼中においては、木質ペレット3の燃焼によって大量の灰が発生することにより、連続して本燃焼を行うには発生する灰をバーナー本体17内から排出する処理を行う必要がある。以下、上記した本燃焼時における灰処理装置13による灰処理動作を、図13、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
本燃焼中における灰処理動作は、通常時には図13に示すように、予め設定した「灰処理1」の時間間隔(図10のHMの灰処理1を参照)で行われる(ステップS10、S11)。
「灰処理1」の時間間隔は、図10に示したように制御レベル1〜6に対応しており、制御レベル1〜6に応じて灰処理用モータ(HM)29を駆動する時間間隔を変化させている。本実施の形態では、この「灰処理1」時に灰処理用モータ(HM)29の回転方向の切り替えにより、最初に灰掻き部材23を互いに外回りに4秒間回転、次に灰掻き部材23を互いに内回り(図3において右の灰掻き部材23を左回転、左の灰掻き部材23を右回転)に5秒間回転、次に灰掻き部材23を互いに外回りに4秒間回転、次に灰掻き部材23を互いに内回りに5秒間回転させている。したがって、補助灰掻き部材25は、最初に内回りに4秒間回転、次に外回りに5秒間回転、次に内回りに4秒間回転、次に外回りに5秒間回転する。
上記「灰処理1」では、図10に示した制御レベル1〜6に応じてそれぞれの時間間隔で灰掻き部材23を左右方向に切り替えて回転させることによって、掻き取られた灰は火格子26のスリット26bを通って落下して補助灰掻き部材25に受け渡され、補助灰掻き部材25により灰処理箱24の排出口24fに強制的に移送されて、排出口24fから灰回収容器14に排出される。
灰回収容器14内に灰が一杯になると、燃焼装置1の枠体2の前面側に設けた開閉自在な扉(不図示)を開いて外に取出して、外部の回収容器(不図示)に廃棄する。この場合、灰処理箱24の周壁部24aと補助掻取部材25の羽根板25bとを小間隙にして、バーナー部12の気密を保持しているので、点火時の気化ガスがバーナー本体17の下部から外に流出することや、本燃焼中や灰処理中にバーナー本体17の下部から燃焼炎が下方へ吹き出すことを防止することができる。
そして、本燃焼中において、図14に示すように、バーナーサーミスタ46で検知したバーナー本体17下部の温度が予め設定した温度以下(図10のHMの灰処理2を参照)の場合には、「灰処理2」に切り替え、「灰処理2」に基づいた制御を行う(ステップS12)。上記「灰処理2」では、図10に示した制御レベル1〜6に応じてそれぞれの設定温度の場合において灰掻き部材23を互いに内回りに40秒間回転させる。
本燃焼中に上記「灰処理1」で良好に灰が灰回収容器14に回収されないとバーナー本体17内の下部に灰が堆積し、この灰によって木質ペレット3の燃焼が妨げられることによって、バーナー本体17下部の温度が予め設定した温度よりも低下し、燃焼不良が発生する。
そして、ステップS12の「灰処理2」から所定時間(本実施の形態では20秒間)が経過後に、バーナーサーミスタ46で検知したバーナー本体17下部近傍の温度が所定時間(本実施の形態では5秒間)の間設定した温度以上になっていたら本燃焼を継続する(ステップS13)。
また、ステップS13で、バーナーサーミスタ46で検知したバーナー本体17近傍の温度が所定時間(本実施の形態では5秒間)の間設定した温度以下であると、再度ステップS12の「灰処理2」を行う。そして、この「灰処理2」から所定時間(本実施の形態では20秒間)が経過後に、バーナーサーミスタ46で検知した温度が再び所定時間(本実施の形態では5秒間)の間設定した温度以下であると(ステップS14)、表示部(不図示)に運転停止を表示するLEDを点灯させ、本燃焼を強制的に停止させる燃焼後処理を行う(ステップS15)。ステップS15における燃焼後処理時においては、後述する燃焼後処理工程を行う。
このように本燃焼中に、灰掻き部材23を回転して発生する灰を火格子26上から下方に掻き出し、その灰を補助灰掻き部材25を従動回転して排出口24fに移送して、灰回収容器14に排出するようにすれば、灰がバーナー本体17の周囲に形成した空気取入れ用の炎孔17bを閉塞して不完全燃焼することを防止でき、良好な燃焼を安定して継続することができる。
また、灰処理動作において、バーナー本体17内に供給される木質ペレット3の供給量に応じて、灰掻き部材23を回転させるようにしても良い。この場合、灰掻き部材23を互いに内回りに連続して回転させる(補助灰掻き部材25は外回りに従動回転)。
そして、上記本燃焼を停止(OFF)して消火する前に燃焼後工程を行う。即ち、本燃焼の状態から木質ペレット3の供給を停止して運転停止(消火)を行う際に、バーナー本体17内にまだ残っている未燃焼の木質ペレット3を完全に燃焼させると共に、発生する灰を回収処理する必要がある。以下、上記した燃焼装置1の燃焼後工程の手順を、図15を参照して説明する。
上記本燃焼が停止(OFF)されると、点火ヒータ(H)18をOFF状態で、給排気用送風機(BM)42のみを制御レベル6で所定時間(本実施の形態では3分間)回転駆動し、スクリュー駆動用モータ(PM1)39、ペレット攪拌モータ(PM2)8、灰処理用モータ(HM)29の各回転駆動を停止する(燃焼後工程1)。この際、対流サーモスタット44が約60度以上であると対流用モータ(FM)34のON状態を維持して、対流用ファン35をその直前の回転数に維持して回転を継続する。
その後、点火ヒータ(H)18をOFF状態で、給排気用送風機(BM)42を制御レベル2で所定時間(本実施の形態では6分間)回転駆動し、かつ灰処理用モータ(HM)29を制御レベル2で回転駆動して上記「灰処理1」を1回行う(燃焼後工程2)。この際、スクリュー駆動用モータ(PM1)39とペレット攪拌モータ(PM2)8の各回転駆動は停止している。また、対流サーモスタット44が約60度以上であると対流用モータ(FM)34のON状態を維持して、対流用ファン35をその直前の回転数に維持して回転を継続する。
その後、点火ヒータ(H)18をOFF状態で、給排気用送風機(BM)42を制御レベル1で所定時間(本実施の形態では数分間)回転駆動し、かつ灰処理用モータ(HM)29を制御レベル1で回転駆動して上記「灰処理1」を1回行う(燃焼後工程3)。この際、スクリュー駆動用モータ(PM1)39とペレット攪拌モータ(PM2)8の各回転駆動は停止している。また、対流サーモスタット44が約60度以上であると対流用モータ(FM)34のON状態を維持して、対流用ファン35をその直前の回転が低回転であればこの回転を維持し、直前の回転が高回転であれば低回転に切り替える。
その後、燃焼後工程3においては、バーナー本体17内に燃料となる木質ペレット3が供給されておらず、かつバーナー本体17内に残っていた木質ペレット3もほとんど燃焼済みなので、消火状態となる。この際、バーナーサーミスタ46で検知したバーナー本体17下部近傍の温度は60度以下となる。
その後、点火ヒータ(H)18をOFF状態で、灰処理用モータ(HM)29を制御レベル6よりも高回転させ、灰掻き部材23を互いに内回りに2分間回転させ、バーナー本体17内下部の火格子26上に堆積していた灰を掻き取り、スリット板26aのスリット部26bから補助灰掻き部材25に受け渡し、上記したようにして灰回収容器14に回収する(燃焼後工程4)。この際、給排気用送風機(BM)42、スクリュー駆動用モータ(PM1)39、対流用モータ(FM)34、ペレット攪拌モータ(PM2)8の各回転駆動は停止している。
そして、燃焼後工程4での灰処理が終了すると、自動的に運転停止状態となり、運転スイッチ(不図示)がOFFとなる(停止)。
このように本発明の実施の形態に係る木質ペレット状燃料燃焼装置1は、本燃焼の前に上記した燃焼前工程(予熱、点火1、2、3、予備燃焼1、2、強制燃焼1、2、3)を順次自動的に行うことにより、安全に本燃焼に移行することができ、更に本燃焼後に上記した燃焼後工程(燃焼後工程1、2、3、4)を順次自動的に行うことにより、安全に運転停止に移行することができる。
なお、上述した実施の形態では、燃料収納部4内への木質ペレット3の補給は定期的に手作業で行う構成であったが、燃焼装置1の近くにペレットを貯蔵したペレット貯蔵タンクを設け、両者を連結した搬送機構により定期的に機械的に補給するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例の木質ペレット燃焼装置によれば、灰処理手段の灰掻き部材を所定タイミングで回転することによって、燃焼部での木質ペレットの燃焼によって火格子上に灰が溜まったら、灰掻き部材の外周面に凹凸部を有する羽根で火格子上の灰を掻き取り、その掻き取った灰を灰掻き部材に従動回転する補助灰掻き部材の羽根板同士がなすV字状の溝に受け入れて、灰を強制的に灰処理箱の底面部の排出口に移送するので、火格子上の灰を効果的に掻き取って下の灰回収容器に安定して排出することができる。したがって、燃焼装置は、燃焼部の燃焼用空気供給孔が堆積した灰で閉塞するようなことがなく、不完全燃焼やクリンカーの発生等の不具合を招くことなく、木質ペレットを安全に燃焼することができる。
以上の実施例では、灰掻き部材をモータによって駆動回転し、補助灰掻き部材を灰掻き部材に従動回転させる例を示したが、本発明では、補助灰掻き部材をモータによって駆動回転し、灰掻き部材を補助灰掻き部材に従動回転させるようにしてもよく、上記と同様な効果を奏する。
本発明の実施例に係る木質ペレット燃焼装置を側面から見た概略断面図。 図1の燃焼装置を正面から見た概略断面図。 図1の燃焼装置に設置された灰処理手段を正面から見た概略断面図。 図3の灰処理手段の概略平面図。 図3の灰処理手段の概略側面図。 図3の灰処理手段に設けられた補助灰掻き部材を示す側面図(a)、正面図(b)および断面図(c)。 図3の灰処理手段の灰処理箱を示す平面図。 図7の灰処理箱の正面図。 図1の燃焼装置の運転動作(燃焼前工程)の手順を示す図。 図1の燃焼装置の運転動作時の制御レベルに応じた各モータ、各送風機の制御の一例を示した図。 図1の燃焼装置における本燃焼時の燃料収納部内のペレットの攪拌動作制御を示すフローチャート。 図1の燃焼装置における本燃焼時の燃料収納部内の攪拌動作制御を示すフローチャート。 図1の燃焼装置における本燃焼時の灰処理制御を示すフローチャート。 図1の燃焼装置における本燃焼時の灰処理制御を示すフローチャート。 図1の燃焼装置の運転停止(燃焼後工程)の手順を示す図。
符号の説明
1 木質ペレット燃焼装置 3 木質ペレット
4 燃料収納部 8 ペレット攪拌モータ(PM2)
9 燃料攪拌部材 12 バーナー部(燃焼部)
13 灰処理手段 14 灰回収容器
15 燃焼室 17 バーナー本体
18 点火ヒータ(H) 23 灰掻き部材
23a 回転軸 23b 羽根
24 灰処理箱 24a 周壁部
24f 排出口 25 補助灰処理部材
25a 回転軸 25b 羽根板
26 火格子 26a スリット板
26b スリット 26c 枠体
29 灰処理用モータ(HM) 38 燃料搬送スクリュー
39 スクリュー駆動用モータ(PM1)
42 給排気用送風機(BM)

Claims (9)

  1. 火格子上に積載した木質ペレットを燃焼する燃焼部の下方に、前記木質ペレットの燃焼によって前記火格子上に発生した灰を除去する灰処理手段が設置された木質ペレット燃焼装置において、
    前記火格子は、前記燃焼部の下部の枠体内に互いに水平方向に板面が対向するように間隔を開けて取付けられた複数枚のスリット板からなり、
    前記灰処理手段は、前記枠体に取付けられた前記スリット板を直交する回転軸に、外周面に凹凸部を有する羽根が軸線方向に複数枚設けられ、該羽根が前記スリット板の間隙に挿入されるとともに前記火格子の上方および下方に露出された、回転することによって前記火格子上の灰を掻き取る、水平方向に間隔を開けた複数本の灰掻き部材と、
    前記枠体の下端に取付けられた、底面に灰の排出口が開口された灰処理箱と、
    前記灰処理箱に取付けられた前記灰掻き部材の下方に位置し前記回転軸と平行である他の回転軸に、軸線方向に伸びる羽根板が周方向に複数枚設けられ、その羽根板が前記灰掻き部材の羽根の外周面の凹凸部に係合した前記灰掻き部材の回転に従動して回転することによって、前記灰掻き部材で掻き取った灰を前記排出口に強制的に移送し、該排出口から排出させる複数本の補助灰掻き部材と、
    前記灰処理箱の下方に設けられた、前記排出口から排出された灰を収容する灰回収容器とを備え、
    前記木質ペレットの燃焼中、前記灰掻き部材を所定のタイミングで回転して、該灰掻き部材およびこれに従動回転する補助灰掻き部材により、前記火格子上に堆積した灰をスリット板間を落下させて前記灰回収容器に排出することを特徴とする木質ペレット燃焼装置。
  2. 前記灰掻き部材の設置本数が2本であり、前記補助灰掻き部材が該2本の灰掻き部材の下方に配置され、前記灰処理箱が2本の補助灰掻き部材の羽根に下方で近接し2つの下向きに凸の形状を備えた断面略W字状に形成され、前記他の回転軸が前記凸内に前記断面略W字状の断面と垂直方向にそれぞれ設けられ、該灰処理箱の下向きに凸の底面部に前記排出口が開口されることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記灰掻き部材と前記補助灰掻き部材の従動関係を逆にし、前記灰掻き部材が前記補助灰掻き部材に従動回転することを特徴とする請求項1または2記載の燃焼装置。
  4. 前記灰掻き部材を互いに対向する側が上から下に移動する内回り方向に回転することを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の燃焼装置。
  5. 前記木質ペレットの燃焼強度の設定に合わせて、前記灰掻き部材を回転させる時間間隔を変化させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の燃焼装置。
  6. 前記灰掻き部材の回転の設定時間の経過に合わせて、前記灰掻き部材の回転を正逆に切り替えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の燃焼装置。
  7. 前記燃焼室に供給される前記木質ペレットの供給量に応じて前記灰掻き部材を所定時間回転させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の燃焼装置。
  8. 前記木質ペレットの燃焼中の前記燃焼室の検知温度に応じて前記灰掻き部材を所定時間回転させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の燃焼装置。
  9. 前記木質ペレットの燃焼後の消火時にも前記灰掻き部材を回転し、初め正方向および逆方向に回転させ、更に互いに内回り方向に回転させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の燃焼装置。
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