JP2008049061A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入賞役となる図柄の組合せを増大させるとともに、重複入賞となる副図柄を備えることで、遊技者の遊技意欲の向上を図る遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】 複数の図柄が所定の配列で変動表示される可変表示装置と、複数種類の入賞役が所定の確率で発生する判定値を定めた入賞役判定テーブルを記憶し、入賞役判定テーブルを参照して、内部抽せんにより入賞役を決定する制御部10と、を備え、決定された入賞役に応じた図柄の組合せの停止表示により遊技媒体が得られる遊技機であって、一又は複数の所定の入賞役において、所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する主図柄と副図柄22を備え、所定の入賞役が、主図柄からなる組合せと、主図柄と副図柄22の混在からなる組合せと、副図柄22からなる組合せの停止表示により成立する構成としてある。
【選択図】 図9

Description

本発明は、内部抽せんで決定された入賞役に応じた所定の図柄の組合せの停止表示により遊技媒体が得られる遊技機に関し、特に複数の入賞役が同時に成立する重複入賞を備える遊技機に関する。
一般に、遊技機は、遊技者が遊技媒体となる遊技用のメダル(コイン)や遊技球(パチンコ球)を投入すると、スタート手段等の作動を契機として、所定の可変表示装置が変動を開始し、遊技者の操作により又は自動で、可変表示装置が停止し、停止した可変表示装置に表示された図柄の組合せが、所定の組合せの場合には、その組合せに応じて、所定数の遊技媒体が得られるように構成されている。
このような遊技機では、通常、遊技者の巧拙等に拘わらず、遊技を楽しめるように、停止する図柄の制御は、所謂「内部抽せん」の結果に応じて、自動的に行われるようになっている。
この内部抽せんによる制御は、例えば、スロットマシンでは、スタートレバーの押下によりゲームが開始されると、ゲーム一回毎に遊技機内部で自動的に内部当たりの抽せんが行われて入賞役が決定され、その入賞役に応じてリールの停止位置が制御されるものである。このような停止制御により、内部抽せんの結果、ある役に当せんすると、遊技者の停止ボタンを押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リールに付された図柄がその役に応じた図柄の組合せとなるように自動的に停止制御され(スベリ制御)、その図柄の組合せに応じた所定量の遊技媒体が払い出されるようになる。
ぱちんこ機においても、同様に、遊技球の始動口への入賞を契機として、自動的に内部当たりの抽せんが行われて入賞役が決定され、その入賞役に応じてTV表示などの可変表示装置が、その役に応じた図柄の組合せとなるように自動的に停止制御され、役物が作動することにより特定の入賞口が開放し、この開放により当該入賞口に入賞した遊技球の数に応じて遊技球が払い出される。
このように決定される入賞役には、大量の遊技媒体の払い出しが見込まれる特別な遊技状態となるボーナス入賞(大当たり、ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)など)や、通常遊技中に遊技媒体の過剰な投資を防止するため、遊技者に遊技媒体をほどよく還元する小役入賞などがある。また、遊技媒体の払い出しは得られないが、次回の遊技において、遊技のための遊技媒体の投入を必要とすることなく、再遊技を可能とする再遊技入賞がある。
そして、これらの各入賞役は、予め定められた各入賞役となる図柄の組合せが得られた場合に成立することになっている。一般的には、各入賞役となる図柄の組合せを構成する専用図柄が予め定められており、その専用図柄のぞろ目で停止した場合に、当該入賞役が成立する。例えば、ビッグボーナス(BB)ならば、「7,7,7」の三つ揃え、レギュラーボーナス(RB)ならば、「BAR,BAR,BAR」の三つ揃えのように、原則は、入賞役毎の専用図柄の組合せで成立する。
通常、専用図柄は、各々の入賞役毎に定められた固有の一種類の図柄で、複数存在する場合は、以下のような場合に限られていた。
例えば、ビッグボーナス(BB)のときに「赤7,赤7,赤7」と、「青7,青7,青7」のように、専用図柄が、「赤7」と「青7」の二種類の場合がある。これは、所謂目押しの際に、遊技者が識別し易い色の選択余地を残しておく目的や、揃った色の組合せ別に、獲得可能な払い出し数に差異を設けるために、複数の専用図柄を備えたものであって、二種類が混在した組合せでは、当該入賞役が成立するものではなく、従って停止図柄の組合せを増やすものではなかった。
その他の例では、レギュラーボーナス(RB)入賞において、ビッグボーナスの専用図柄を兼用した場合が広く知られており、例えば、「7,7,BAR」や「赤7,赤7,青7」でレギュラーボーナス(RB)が成立する場合がある。
さらに、ボーナス入賞以外の入賞役においては、ボーナスゲーム中のジャックゲームの際に、ジャックゲーム専用図柄を設けることなく、図柄数を節約するために、既存の図柄を組合せて、兼用した場合が見受けられる。
以上、述べたように、ある入賞役の専用図柄を複数設けた場合においても、又は他の入賞役の専用図柄を兼用する場合においても、当該入賞役となる図柄の組合せを増やすものではなく、図柄の組合せに遊技価値の重みをつけたり、図柄数を節約するものであった。従って、遊技者が多彩な停止図柄の組合せを楽しんで、遊技をするまでには至ってはいなかった。
一方、上述したような入賞役は、内部上においても、見かけ上においても、一般に重複して成立することはなく、各々の入賞役が単独で成立するように設定されている。
まず、内部上においては、各々の入賞役が単独で一定の確率で発生するように、内部抽せんにより決定される。
入賞役の内部抽せんは、遊技機全体のゲームの進行を制御する制御部において、行われる。内部抽せんとは、予め定められた範囲の数値がランダムに発生・更新する乱数を、スタートレバーの作動や始動口の入賞のタイミングで取得し、その乱数の値が、複数種類の入賞役が所定の確率で発生する判定値を定めた入賞役判定テーブルを参照して、いずれの入賞役の判定値と一致するか否かを判定し、入賞役を決定するものであり、発生する乱数の数値範囲において、予め各入賞役の判定値を定めておくことで、各々の入賞役が一定の確率で独立して、発生する仕組みとなっている。
同様に、見かけ上においても、各々の入賞役は、単独で成立するように設定されている。すなわち、各入賞役となる停止図柄の組合せを構成する図柄も、上述したように、複数の入賞役に共通する図柄などはなく、各入賞役毎の予め定められている専用図柄のみで構成されている。そして、その停止図柄の組合せも一般的には、専用図柄がぞろ目で停止した場合に、各入賞役が成立することとなっており、他の入賞役の専用図柄が混在することで、重複入賞となるような組合せは想定されていない。また、入賞となる図柄の組合せが得られる有効入賞ラインが変化するスロットマシンでは、有効入賞ラインが複数の場合を想定して、各入賞役が重複して成立しないように、図柄配列を定めることが一般に行われている。
このように、各入賞役は、内部上においても、見かけ上においても各々独立して成立するように設定されているため、例えば、再遊技入賞と小役入賞が重複するようなことはなく、再遊技入賞では、再遊技の特典のみが得られ、遊技媒体を獲得することはできず、小役入賞では、遊技媒体を獲得することはできるが、再遊技の特典は得られなかった。
ところで、近年、遊技性を向上させるため、再遊技入賞を頻出させて、遊技者の手持ちの遊技媒体の減少を抑制しつつ、大当たり発生の期待を持続させるリプレイタイム(RT)機能を有するスロットマシンや、小役入賞の発生を報知して、遊技者が小役入賞の取りこぼしを防止し、遊技媒体を増加させるアシストタイム(AT)機能を有するスロットマシン、さらにこれらの機能を組合せたART機能のスロットマシンが登場している。
RT機能を有するスロットマシンでは、所定の条件の成立を契機に、再遊技入賞の発生率を高い状態に移行し、その状態を維持することで、通常の遊技状態より遊技者の遊技媒体の投資を減らし、遊技者に大当たり発生を期待する状態を持続させることで、遊技性を向上させている。しかしながら、このRT機能が継続する状態は、専ら手持ちの遊技媒体の維持を目的とし、遊技媒体が増加する場合も微々たるもので、遊技媒体の増加を期待する遊技者にとっては、魅力が感じられないものであった。
反対に、AT機能は、遊技者が、小役入賞成立の報知に従ってリールの停止ボタンを押下することで、遊技媒体を増加させるもので、遊技媒体の増加は見込めるものの、報知内容を理解し、これに従って遊技をすることができる熟練の遊技者は適応できるが、初心者には、報知の内容が複雑で理解できず、確実に遊技媒体を獲得することができないこともあり、遊技の公平性を図れない場合が生じていた。また、遊技媒体の増加はするものの、遊技の度に、遊技媒体を投入しなければならないので、遊技媒体投入の煩わしさを解消し得るものではなかった。
さらに、遊技媒体の維持と遊技媒体の増加を両立させただけのART機能を有するスロットマシンは、上述した問題を根本から解決するものでなく、また、遊技媒体の増加率や再遊技の発生率の設定により、遊技性が大きく変化するため、それにより遊技者の好みが大きく分けられてしまった。
このような従来の問題点を解決することを目的として、複数の入賞役を同時に成立させる技術が開示されている。
特許文献1に記載された発明によると、スロットマシンにおけるリール上の図柄の配列を工夫することで、重複入賞が発生する図柄の組合せを作成し、再遊技入賞と小役入賞の重複入賞の当せん確率を予め定めておき、これに当せんした場合には、重複入賞となる図柄の組合せで停止するような技術が開示されている。これにより、重複入賞が出現することで、新たな遊技価値が創設されるとともに、遊技媒体の再投入をすることなく再遊技を可能とし、同時に遊技媒体の払い出しをも実現させているので、再投入の煩わしさも解消され、遊技媒体の増加も期待できる。
また、この技術を利用して、ある条件の成立により、重複入賞が継続するART機能と同様な状態を提供する技術も開示されている。このような状態が継続することにより、再遊技入賞と同時に小役入賞が得られるため、遊技媒体を投入する煩わしさもなく、遊技媒体の増加が見込まれ、効率よく遊技が行うことができ、報知手段に従うこともないので、初心者にも受け入れられる遊技性が期待できる。
また、重複入賞に関連する技術として、特許文献2に記載された発明のスロットマシンで、ビッグボーナス中のジャックゲームにおいては、ジャック入賞となり、通常遊技中においては、再遊技入賞となるジャック図柄とリプレイ図柄を兼用する図柄を備える技術が開示されており、これにより、一つの図柄が状態別に複数の役割をもつこととなり、限られた図柄数を有効に活用することができる。
特開2002−336426号公報 特開2000−102640号公報
しかしながら、以上のようなこれまで提案されている遊技機では、上述した従来の課題を十分には解消し得ず、また、新たな問題も生じることとなった。
特許文献1の記載の発明では、再遊技入賞と小役入賞との重複入賞を発生させることができるが、スロットマシンの場合は、図柄の配列が予め定められているため、図柄の配列に大きく制限され、重複入賞の組合せの数も限定されてしまっていた。その結果、重複入賞となる図柄の組合せ数をすべての停止図柄の組合せで除算した値で表される重複入賞の見かけ上の発生率が低くなり、遊技者の遊技意欲を駆り立てるほどの効果を奏するまでには至らなかった。
また、重複入賞を頻出させる状態を提供する場合には、見かけ上の発生率が低いにも拘わらず、重複入賞を頻出させることによる、見かけ上の発生率と内部上の発生率とのバランスの不整合を生じさせた。すなわち、重複入賞が成立する見かけ上の発生率は、図柄の配列に大きく制限されるため、低く設定せざるを得ず、これに対して、上述した入賞役判定テーブルにおける重複入賞の判定値の数を、発生する乱数の数値範囲の上限値で除算した値で表される重複入賞の内部上の発生率を高く設定することで、作為性があからさまになり、ひいては、遊技機外部からの遠隔操作の疑念までも遊技者に連想させることとなり、遊技者への遊技機に対する不信感を助長しかねなかった。
一方、重複入賞の成立は、重複入賞となる専用図柄等を設けず、図柄配列の組合せに依存しているため、特に初心者には、分かりづらく、遊技者へのアピール性が乏しいといった問題も残されている。
また、特許文献2記載の発明では、単にボーナスゲームのジャック入賞役を遊技者が確実に獲得できるように、新たにジャック図柄を設けることなく、通常遊技時のリプレイ図柄をジャック図柄として重複した役割を持たせ、図柄を節約したもので、多彩な停止図柄の組合せを楽しむものではなく、通常時の遊技性の向上を図ったものではなかった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する図柄に従来の専用図柄(主図柄)のほかに副図柄を設けることで、多彩な停止図柄の組合せを実現可能とする。さらに、副図柄を共通の副図柄とする入賞役を複数備えることで、重複入賞の存在をアピールするとともに、見かけ上の重複入賞となる図柄の組合せも増大し、内部上の発生率との整合をとることで、遊技者の遊技意欲の向上を図ることができる遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、請求項1に記載するように、複数の図柄が所定の配列で変動表示される可変表示装置と、複数種類の入賞役が所定の確率で発生する判定値を定めた入賞役判定テーブルを記憶し、前記入賞役判定テーブルを参照して、内部抽せんにより入賞役を決定する制御部と、を備え、決定された入賞役に応じた図柄の組合せの停止表示により遊技媒体が得られる遊技機であって、一又は複数の所定の入賞役において、前記所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する主図柄と副図柄を備え、前記所定の入賞役が、前記主図柄からなる組合せと、前記主図柄と前記副図柄の混在からなる組合せと、前記副図柄からなる組合せの停止表示により成立する構成としてある。
このような構成からなる本発明の遊技機によれば、従来の専用図柄(主図柄)のみの組合せに比べ、副図柄を備えることで、所定の入賞役となる組合せが、増大することとなり、その結果、遊技者の入賞役に当せんする期待も増大し、遊技意欲の向上を図ることができる。
特に、請求項2記載の発明では、前記副図柄を共通の副図柄とする前記所定の入賞役を、複数備える構成としてある。
このような構成とすることにより、共通の副図柄を備える入賞役が複数存在することで、まず、この共通の副図柄が、重複入賞の存在を、遊技者にアピールすることができる。次に、例えば、共通の副図柄のリーチ状態(三つ揃えの場合で、共通の副図柄が二つ揃った状態)においては、最後の一つの図柄が変動停止するまで、どの入賞役が成立するか、判別不能となり、遊技者が最後まで期待感を持続することができる。
また、従来、複数の有効入賞ラインを有する遊技機で、重複入賞をぞろ目で成立させるためには、平行に停止表示される2ライン以上の所定の入賞役となる図柄の組合せが同時に停止表示された組合せのみしか成立しなかったが、共通の副図柄を備えることで、上述した組合せに加えて、共通の副図柄のみからなる図柄の組合せの停止表示と、所定の入賞役となる図柄の組合せを複数交差させ、その交点に共通の副図柄を配置させることでも、重複入賞となる図柄の組合せを成立させることができ、重複入賞となる見かけ上の組合せを増大することができる。
さらに、このような組合せの増大により、重複入賞の見かけ上の発生率も高くなるため、内部上の発生率との調整範囲が広がり、見かけ上と内部上の発生率の整合性を図ることができ、遊技者の遊技機に対する不信感をなくすることができる。
そして、このような重複入賞が成立した場合には、複数の入賞役が成立したこととなるので、複数の入賞役の恩恵を同時に受けることができ、更なる遊技性の向上が図られる。
また、本発明の遊技機は、請求項3記載に記載するように、前記入賞役判定テーブルに、複数の前記所定の入賞役が同時に成立する重複入賞が発生する前記判定値を備え、前記複数の入賞役の各々の入賞役となる図柄の組合せが、同時に停止表示される図柄の配列を備える構成してある。
このような構成とすることにより、内部上及び見かけ上においても、複数の入賞役が同時に成立する重複入賞を発生させることができる。
すなわち、内部抽せんは、入賞役判定テーブルにもとづいて行われるため、予め、重複入賞が発生する判定値を設定しておくことで、これに当せんした場合には、内部上は、重複入賞が成立する。
さらに、実際に停止表示させる図柄の配列を、複数の入賞役が同時に停止表示される図柄の組合せとなるように設定しておくことで、見かけ上も、重複入賞が成立するこことなる。
例えば、複数の有効入賞ラインを有する遊技機においては、ある入賞役の主図柄のみの組合せと、他の入賞役の主図柄のみの組合せが平行して有効入賞ライン上に同時に停止表示する場合や、共通の副図柄を有する場合において、成立する入賞役の組合せを複数交差させ、その交点に共通の副図柄が配置されるように図柄の配列を設定することで重複入賞が成立することとなる。
以上のようにすることで、実際の遊技において、主図柄と副図柄が交錯した、多彩な重複入賞を発生させることができる。
また、本発明の遊技機は、請求項4記載に記載するように、前記所定の入賞役を、遊技媒体が得られる特定の小役入賞と、次回の遊技において遊技媒体を賭けることなく再び遊技可能な再遊技入賞とした構成としてある。
このような構成とすることで、特定の小役入賞と再遊技入賞の各々の入賞となる組合せが、増大する。さらに、特定の小役入賞と再遊技入賞の副図柄を共通にすることで、小役入賞と再遊技入賞の両方の特典を備えた重複入賞を創設することができる。すなわち、次回の遊技において、遊技のための遊技媒体の投入を必要とすることなく、再遊技が可能となると同時に、小役入賞により遊技媒体が獲得できるので、実質的に、再投入分の遊技媒体が上乗せされた遊技媒体の獲得が期待できる。
そして、本発明の遊技機は、請求項5記載に記載するように、前記制御部が、入賞役の発生する確率が異なる複数の前記入賞役判定テーブルを記憶し、所定の条件が満たされた場合に、所定の契機で、参照する前記入賞役判定テーブルを切り替える判定テーブル切替手段を備えた構成としてある。
このような構成とすることにより、入賞役を決定する際に参照する複数の入賞役判定テーブルを、種々の条件やタイミングで切り替えることで、入賞役の発生する確率が異なる状態に変化させることができるので、単調な遊技を解消することができる。例えば、再遊技入賞と小役入賞が重複して成立する重複入賞の発生する確率が異なる入賞役判定テーブルを切り替える場合において、重複入賞の発生する確率が高い入賞役判定テーブルに切り替えた場合には、重複入賞の頻発する遊技状態が形成され、その度、遊技媒体を再投入する煩わしさが解消され、遊技媒体も獲得できるので、実質的に、再投入分の遊技媒体が上乗せされた遊技媒体の獲得が期待でき、大当たり以外でも、効率良く遊技媒体を増加させることができ、遊技性の向上が図られる。
特に、請求項6記載の発明では、前記判定テーブル切替手段が、前記複数の入賞役判定テーブルを切り替える契機を、大当たり終了後とした構成としてある。
このような構成とすることにより、大当たり終了後に、入賞役の発生する確率が変化する状態がもたらされるため、大当たり終了後も遊技者は期待感を持続させることができる。この結果、一般的に、大当たり終了後に遊技者が遊技を止めてしまうことが多いので、これを防止することができる。
また、請求項7記載の発明は、前記判定テーブル切替手段が、前記複数の入賞役判定テーブルを切り替える契機を、所定の遊技回数終了後とした構成としてある。
このような構成とすることにより、例えば、ビッグボーナス後は100回の遊技回数終了後、又はレギュラーボーナス後は50回の遊技回数終了後を契機として、入賞役判定テーブルを切り替えることで、遊技者は、入賞役が発生する確率が変化している期間を明確に把握することができるので、無用な遊技媒体の浪費を防止することができる。
さらに、請求項8記載の発明は、前記判定テーブル切替手段が、前記複数の入賞役判定テーブルを切り替える契機を、内部抽せんで決定する構成としてある。
このような構成とすることにより、入賞役の発生する確率が変化する契機を、例えば、一遊技毎に内部抽せんで決定したり、大当たり中の内部抽せんで決定することもでき、遊技者が、入賞役の発生する確率の変化を予め想定できないため、遊技の意外性を演出することができ、遊技性が向上する。
以上のように、本発明の遊技機によれば、所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する図柄に従来の専用図柄(主図柄)のほかに副図柄を設けることで、多彩な停止図柄の組合せが実現可能となる。さらに、副図柄を共通の副図柄とする入賞役を複数備えることで、重複入賞の存在をアピールできるとともに、見かけ上の重複入賞となる図柄の組合せも増大し、内部上の発生率との整合をとることができるので、遊技者の遊技意欲の向上が図れる。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
ここで、以下の本発明の実施形態を示す遊技機は、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、リールの回転開始処理,リールの停止制御処理,内部当たりの抽せん処理等を行わせる。このように、本発明にかかる遊技機における各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。なお、プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行される。
[スロットマシン本体]
以下、本発明による遊技機をスロットマシンに適用した一実施形態について説明する。
まず、図1、図2を参照して、本発明の一実施形態に係るスロットマシン本体の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るスロットマシン1を示す概略正面図であり、図2は、同じく本実施形態に係るスロットマシン1の内部構成を示す概略斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、従来のスロットマシンと同様にスロットマシン1に備えられた複数のリール21a,21b,21cを回転させることによって入賞遊技媒体を獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
具体的には、スロットマシン1は、内部にマイクロコンピュータ等で構成された制御部10及び必要な機械、装置等を収納可能な筐体に構成されており、筐体の前面側が前扉1aによって開閉可能に覆われている。
前扉1aは、図1及び図2に示すように、スロットマシン1の筐体にヒンジ等を介して開閉自在に取り付けられる扉体で、この前扉1aに前面パネル2とその他各部が備えられてスロットマシン1の正面部を構成している。
なお、スロットマシン1を構成する各部・各所の機械、装置等やそれらの制御は、公知のものであり、ここではこれらの詳細な説明は省略し、発明の特徴的な構成の説明にとどめるものとする。
前面パネル2には、ほぼ中央部分に表示窓3が設けられ、筐体内の各リール21a〜21cが外部から視認可能となっている。表示窓3は、スロットマシン1内部に配設された三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21c(図2参照)の視認用の窓部で、通常、無色透明又は有色透明な樹脂製パネル等からなり、三つの各リール21の周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認、識別できるようになっている。
この表示窓3には、通常、入賞ラインが設定・表示されており(図3参照)、入賞ラインに沿って停止、配列されたリール21a〜21cの図柄の組合せによって、ゲームの入賞が決定されるようになっている。
図3(a)〜(c)は、表示窓3における入賞ラインを示した図である。図3(a)は、中央横の1ラインのみ有効な場合で、ラインL1が有効入賞ラインとなる。図3(b)は、上下横の2ラインが加わり、ラインL1、ラインL2とラインL3の計3ラインが有効入賞ラインとなった場合である。図3(c)は、斜めの2ラインが加わり、ラインL1、ラインL2、ラインL3、ラインL4とラインL5の計5ラインが有効入賞ラインとなった場合である。なお、各図中の破線の丸印は、リール21上の任意の図柄を示す。
遊技を行うに際して、遊技者は、遊技媒体としてメダルをスロットマシン1に投入する必要がある。メダルの投入は、メダル投入口6から行われ、ゲームに使用される遊技媒体となるメダルを投入して、投入されたメダル数に応じて、メダルが一枚投入されれば一枚賭けのゲーム、二枚投入されれば二枚賭けのゲーム、三枚投入されれば三枚賭け(MAXBET)のゲームが行えるようになる。
また、メダル投入口6から投入されたメダルに貯留メダルがある場合に、三枚賭け用のMAXBETボタン7aと一枚賭け用の1BETボタン7bを押下することで、その貯留メダルの中からゲームに使用する(賭ける)メダルを投入(BET)することができる。なお、1BETボタン7bは一回押下するたびに一枚賭け、二枚賭け、三枚賭けとBET数が増加するようになっている(図1参照)。
リール21は、外周に複数(通常21個)の絵柄や文字等の図柄が描かれた円筒状部分からなり、縦方向(図面上下方向)に回転する三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cが横方向(図面左右方向)に一列に並んで配設される。
各リール21a〜21cに備えられる図柄は、各リール毎に等間隔で配設され、例えば「7」や「BAR」などのボーナスゲームが成立する図柄や、各小役入賞等に対応する図柄が表されている。
そして、これらのリール21a〜21cの図柄は、スタートレバー4が遊技者の操作によって押下されることで、各リール21a〜21cが一斉に(又は順次)回転するようになっている。三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cに対応して設けられた三つの停止ボタン(左)5a,停止ボタン(中)5b,停止ボタン(右)5cを遊技者の任意のタイミングで押下されることで、上述した表示窓3の入賞ラインに沿って所定の組合せで停止されることで入賞が決定される。
[各入賞役と図柄の組合せ]
以下、本実施形態における、主図柄と副図柄を備えた所定の入賞役とその図柄の組合せについて概略的に説明する。
本実施形態における入賞役は、ボーナス入賞、獲得メダル数の異なる各小役入賞、再遊技入賞、重複入賞に大別できる。
ボーナス入賞は、ビッグボーナス入賞、レギュラーボーナス入賞があり、ビッグボーナス入賞は、大量のメダルの獲得が期待できる入賞役であり、ビッグボーナスとなる専用図柄の三つ揃えの停止表示により成立する。レギュラーボーナス入賞は、複数回のジャックゲームを行い、ある程度のメダルの獲得が見込まれる入賞役であり、レギュラーボーナスとなる専用図柄の三つ揃えの停止表示により成立する。
そして、各小役入賞は、10枚程度のメダルの払い出しが得られる入賞役で、通常、遊技機のキャラクターや果物等を示す各入賞役毎の専用図柄の三つ揃えの停止表示により成立が、本実施形態では、小役入賞のうちのある特定の小役入賞となる図柄の組合せを構成する図柄に、主図柄と副図柄を設けてある。
また、再遊技入賞は、次回の遊技にメダルの投入を必要とせず、メダルの払い出しが得られない入賞役で、通常、図柄「リプレイ」等の専用図柄の三つ揃えの停止表示により成立するが、本実施形態では、再遊技入賞となる図柄の組合せを構成する図柄に、主図柄と副図柄を設けてある。
本実施形態のように、所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する図柄に、主図柄と副図柄を備えることで、各入賞役となる図柄の組合せを増大させることができる。以下、図4(a)〜(c)と図5(a)〜(c)を参考にしつつ説明する。
図4(a)〜(c)は、特定の小役入賞となる図柄の組合せを示した図であり、図5(a)〜(c)は、再遊技入賞となる図柄の組合せを示した図である。各図において、便宜上、特定の小役入賞の主図柄を「●」とし、再遊技入賞の主図柄を「○」、各々の副図柄を「◎」で表し、その他の図柄を「×」とし、表示窓3及びリール21も簡略化して記載してある。なお、「×」の三つ揃えは同一図柄の組合せではないものとする。なお、説明の都合上、有効入賞ライン数は常に5ラインを条件としている。
従来の専用図柄(主図柄)のみの構成では、図4(a)と図5(a)に示すように、各入賞となる図柄の組合せは、主図柄のみからなる5通りの組合せしか存在しなかったが、副図柄を構成図柄に加えることで、主図柄と副図柄の混在からなる30通りの組合せ(図4(b),図5(b)参照)と副図柄のみからなる5通りの組合せ(図4(c),図5(c)参照)を図柄の組合せに追加することができる。
その結果、各入賞役となる組合せのバリエーションが増大し、遊技者が、多彩の図柄の組合せを楽しむことができ、さらに、各入賞役となる見かけ上の発生率が高くなるので、遊技者の各入賞役となり得る期待も高まり、遊技意欲の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、先に述べた特定の小役入賞と再遊技入賞が同時に成立する重複入賞を備えている。この重複入賞に当せんすると、双方の入賞役の特典が得られる。すなわち、次回の遊技において、遊技のための遊技媒体の投入を必要とすることなく、再遊技が可能となると同時に、小役入賞により遊技媒体が獲得できるので、実質的に、再投入分の遊技媒体が上乗せされた遊技媒体の獲得が期待できる。
さらに、本実施形態では、これらの入賞役となる図柄の組合せを構成する副図柄を共通な副図柄とした構成にしてある。
これにより、以下に述べるように、重複入賞となる図柄の組合せを増大させることができる。
重複入賞となる図柄の組合せを図6(a)〜(c)に示す。なお、上述した、各入賞役となる図柄の組合せの説明と同様に、各図中において、便宜上、特定の小役入賞の主図柄を「●」とし、再遊技入賞の主図柄を「○」、各入賞役に共通する副図柄を「◎」とし、その他の図柄を「×」とし、表示窓3及びリール21も簡略化して記載してある。なお、「×」の三つ揃えは同一図柄の組合せではないとする。なお、説明の都合上、有効入賞ライン数は、常に5ラインを条件としている。
重複入賞となる図柄の組合せは、図6(a)示すように、図柄「●」の三つ揃えと図柄「○」の三つ揃えの2ラインが平行に同時停止表示された6通りの組合せと、図6(b)示すように、小役入賞と再遊技入賞となる図柄の組合せを交差させ、その交点に共通の副図柄「◎」を配置することで、図柄「●」、「○」、「◎」が組合された2ラインが同時に停止表示された14通りの組合せ、さらに図6(c)示すように、共通の副図柄「◎」が三つ揃えで1ラインが停止表示された5通りの組合せとなる。
なお、図6(b)において、交点以外に、小役入賞と再遊技入賞のいずれかの入賞役の組合せに1つ、又は両入賞役の組合せに1つずつ共通の副図柄「◎」を配置する組合せも存在するが、ここでは説明を簡潔にするために省略する。同様に、後述する具体的な説明においても省略するものとする。
従来、本実施形態のような共通の副図柄を備えていない場合においては、三つ揃えの重複入賞を実現したいときは、リール21上の図柄の配列を工夫することで、図6(a)示すような、6通りの組合せでしか、重複入賞を表すことができなかったが、本実施形態のように、共通の副図柄「◎」を各リール上に少なくても一図柄を加えることで、合計で25通りの組合せを可能としている。
また、図6(b)に示すように、重複入賞となる図柄の組合せのうち、特定の小役入賞と再遊技入賞となる図柄の組合せを交差させ、その交点に共通の副図柄「◎」を配置する組合せの場合には、この交点が、未だ停止せず変動状態にあるときには、重複入賞、特定の小役入賞、再遊技入賞又ははずれのいずれも確定していないため、遊技者には、これらのいずれの入賞役が成立するのか、図柄が停止するまで判別不能となり、最後まで期待感を持続させることができる。
以上、本実施形態における、主図柄と副図柄を備えた所定の入賞役とその図柄の組合せについて概略的に説明してきたが、本実施形態のように、従来の専用図柄(主図柄)のほかに副図柄を設けることで、各入賞役となる図柄の組合せのバリエーションが増大し、遊技者が、多彩の図柄の組合せを楽しむことができ、さらに、各入賞役となる見かけ上の発生率が高くなるので、遊技者の各入賞役となり得る期待も高まり、遊技意欲の向上を図ることができる。
また、小役入賞と再遊技入賞となる図柄の組合せを構成する図柄に共通の副図柄を備えることにより、初心者にも分かり易く重複入賞の存在をアピールすることができるとともに、見かけ上の、重複入賞となる組合せを増大させ、遊技者の遊技意欲の向上を図ることができる。
また、重複入賞の見かけ上の発生率が高くなるため、内部上の発生率の調整範囲も広がり、見かけ上と内部上の整合性を図ることができる。これにより、内部上の発生率のみを高くすることによる、見かけ上の発生率との差異から生じる遊技者の遊技機に対する不信感も解消することができる。
そして、このような重複入賞が成立した場合には、複数の入賞役が成立したこととなるので、複数の入賞役毎の恩恵を受けることができ、更なる遊技性の向上が図られる。すなわち、次回の遊技において、遊技のための遊技媒体の投入を必要とすることなく、再遊技が可能となると同時に、小役入賞により遊技媒体が獲得できるので、実質的に、再投入分の遊技媒体が上乗せされた遊技媒体の獲得が期待できる。
次に、本実施形態における、主図柄と副図柄を備えた所定の入賞役とその図柄の組合せについて具体的に説明する。
まず、本実施形態のスロットマシンのリール上に表された図柄及び図柄配列と入賞役との関係について説明する。
図7は、本実施形態における各リール21a〜21c上の図柄配列の一例を示すリール展開図である。図7に示すように、リール上には、ビッグボーナス入賞、レギュラーボーナス入賞となる図柄の組合せを構成する専用図柄「7」や「BAR」や10枚、7枚、2枚のメダル払い出しが得られる各々の小役入賞(以下、10枚役、7枚役、2枚役という)となる図柄の組合せを構成する専用図柄「ピエロ」、「ブドウ」、「チェリー」が表されている。また、主図柄と副図柄を備える特定の小役入賞として15枚のメダル払い出しが得られる小役入賞(以下、15枚役という)となる図柄の組合せを構成する、主図柄「トリ」と、「トリ」と「リプレイ」のデザインを結合した副図柄「トリプレイ」が表されている。さらに、主図柄と副図柄を備える再遊技入賞となる図柄の組合せを構成する主図柄「リプレイ」と副図柄「トリプレイ」が表されている。
なお、「トリプレイ」は、15枚役と再遊技入賞の共通の副図柄としてある。
これらの図柄は、所定の順番で表示されており、後述するように、「トリ」と「リプレイ」の三つ揃えの2ラインが、平行に同時停止表示する場合や、共通の副図柄「トリプレイ」を交点に配置することで、15枚役と再遊技入賞の重複入賞が成立可能となるように図柄配列を形成してある。そして、これらの図柄配列は、下方向に移動するように、各リール21a〜21cが回転駆動される。なお、同図の左に示す番号は、図柄番号を示し、各リール上の図柄は、この番号で一義的に定まり、リール停止制御の際に決定される図柄の組合せは、この番号で管理されている。なお、同図を、図柄名称にて表した図を参考図として図8に示す。
特に、本発明の特徴である小役入賞と再遊技入賞の重複入賞の図柄の組合せを構成する共通の副図柄22である「トリプレイ」のデザイン例を図9に示す。
同図が示すように、小役入賞と再遊技入賞の主図柄を結合させたデザインの副図柄22を備えることで、図柄の機能が明確となり、重複入賞を備えた遊技機であることを、初心者も直接的に理解でき、また、すべての遊技者に対してアピールすることができる。
次に、本実施形態における、各入賞役の図柄の組合せについて図4、図5及び図7、図8を参照しつつ説明する。なお、説明の都合上、有効入賞ライン数は、常に5ラインを条件としている。
まず、ボーナス入賞は、ビッグボーナス入賞(BB)、レギュラーボーナス入賞(RB)があり、ビッグボーナス入賞(BB)は、専用図柄「7」の三つ揃えの停止表示により成立する。レギュラーボーナス入賞(RB)は、専用図柄「BAR」の三つ揃えの停止表示により成立する。
そして、10枚役、7枚役の各小役入賞は、各々の専用図柄「ピエロ」、「ブドウ」の三つ揃えの停止表示により成立する。また、2枚役の小役入賞は図柄「チェリー」が、リール21aに他の小役入賞と複合することなく単独で停止表示されることで成立する。以上の入賞役となる図柄の組合せは、各リール上の同種類の図柄数を考慮しなければ、各入賞役とも5通りの組合せで成立することとなる(図4(a)、図5(a)参照)。
さらに、15枚役の小役入賞は、主図柄「トリ」と副図柄「トリプレイ」を構成図柄に備えているため、図4(a)〜(c)に示した組合せと同様な組合せで成立することとなる。すなわち、「●」を「トリ」、「◎」を「トリプレイ」に置き換えたものが、15枚役となる図柄の組合せであり、各リール上の同種類の図柄数を考慮しなければ、合計で40通りの組合せで成立する。
同様に、再遊技入賞は、主図柄「リプレイ」と副図柄「トリプレイ」を構成図柄に備えているため、図5(a)〜(c)に示した組合せと同様な組合せで成立することとなる。すなわち、「○」を「リプレイ」、「◎」を「トリプレイ」に置き換えたものが、再遊技入賞となる図柄の組合せであり、各リール上の同種類の図柄数を考慮しなければ、合計で40通りの組合せで成立する。
このように、副図柄22を備えることで、専用図柄のみの入賞役に比べ、組合せ数を大幅に増大することができる。
次に、15枚役の小役入賞と再遊技入賞が同時に成立する重複入賞が、停止表示される図柄の組合せについて、図10、図11(a)〜(c)、図12(a)〜(e)を参照しつつ説明する。なお、この場合においては、リール上の同種類の図柄数を考慮して説明する。
図10、図11(a)〜(c)、図12(a)〜(e)は、重複入賞となる図柄の組合せを示す図で、各図の左側の図は、実際に停止表示される重複入賞となる図柄の組合せを示し、右側はその組合せのとり得るパターンを図7及び図8の図柄番号を用いて表した図である。
なお、各図中の破線の丸印は、重複入賞を構成する図柄以外を示したもので、重複入賞を強調するため、それ以外の図柄を省略したものである。
本実施形態では、重複入賞は、図10に示すように、「トリ」、「リプレイ」の三つ揃えの2ラインが、平行に同時停止表示される図柄の組合せが1通りと、図11(a)〜(c)に示すように、「トリ」又は「リプレイ」を並べた組合せを交差させ、その交点に「トリプレイ」を配置して2ラインが同時に停止表示される4通り、4通りと2通りの計10通りの組合せと、図12(a)〜(e)に示すように、「トリプレイ」が三つ揃えに1ラインで停止表示された各図とも8通りで5ライン分を積算した、計40通りの組合せで、成立する。
これらを合計すると、1通り、10通りと40通りの合計で、51通りの停止表示の組合せにより重複入賞は成立することとなる。
このように、三つ揃えの図柄の組合せで、重複入賞を表す場合には、従来では、2ラインを平行に同時停止表示させる以外に手段は存在しなかったが、複数の入賞役に共通する副図柄を備えることで、重複入賞の組合せを格段に増大することができる。
[制御部の各種手段]
続いて、本実施形態に係るスロットマシンの各入賞役となる図柄の組合せが、停止表示されるまでの制御の概要について説明する。
入賞役の決定から、当該入賞役となる図柄の組合せが表示されるまでのすべての制御は、制御部10において行われている。
制御部10は、内部にCPU、RAM、ROM、クロック発生回路、乱数発生回路等を備え(図示しない)、外部のスタートレバー4、停止ボタン5、ベットボタン7やリール21の位置検出などの各種入力スイッチや、ドラムユニット20の駆動モータなどの出力デバイスとCPUのI/Oポートを介して接続されている(図示しない)。
そして、CPUが、予めROMに記憶されたプログラムを実行することにより、制御部10が、入力監視手段、リール変動開始手段、内部抽せん手段、リール停止制御手段、払い出し制御手段や、本発明の特徴である判定テーブル切替手段等として機能し、各種外部装置の制御を行うことで、スロットマシン1の作動を実現している。
以下、制御部10の機能であるこれらの手段について説明する。
入力監視手段では、各種入力スイッチからの信号の監視・読み込み処理機能を有し、スタートレバー4の押下により発生するスタート信号をリール変動開始手段や内部抽せん手段に伝達する。
このスタート信号を受けて、リール変動開始手段では、リール21の変動の開始を制御し、内部抽せん手段では、各入賞役の当せんの有無を判定する。
具体的に、内部抽せん手段では、スタート信号を受けたタイミングで、乱数発生回路にて所定の範囲の数値が任意に発生する乱数を取得し、取得した乱数を各入賞役に対応した後述する入賞役判定テーブルを参照して、各入賞役の判定値と比較、判定を行い、入賞役を決定する。
次に、リール停止制御手段では、決定した入賞役に応じて、図柄の組合せを決定し、その図柄の組合せで停止するように、リール21を停止制御する。
なお、この停止制御の際に、停止ボタン5の押下の有無を入力監視手段にて、監視し、停止ボタン5の押下により発生した停止信号を確認したときは、その時から所定の時間内で、所定の図柄送り数内で各リール21が停止するように、停止制御を行う。
そして、停止したリール21の停止図柄を、入力監視手段にて、読み込み、所望の図柄の組合せでの停止を確認したときには、払い出し制御手段が機能し、所定数のメダルを払い出す制御を行う。
なお、本発明の特徴である、判定テーブル切替手段は、上述した入賞役を決定する際に、複数設けた入賞役判定テーブルのうちのいずれかの入賞役判定テーブルを参照する入賞役判定テーブルとするかを切り替える機能を有している。
具体的には、本実施形態では、参照する入賞役判定テーブルを低確率入賞役判定テーブル(図14(a)参照)と高確率入賞役判定テーブル(図14(b)参照)の二種類を予めROMに記憶し、これらを制御部10が、判定テーブル切替手段として機能することで、切り替え制御を行う。
以下、判定テーブル切替手段について図13を参照しつつ詳述する。
図13は、制御部10が、判定テーブル切替手段として行う制御の処理手順を示すフローチャートである。
まず、判定テーブル切替手段は、電源投入後、参照する入賞役判定テーブルとして低確率入賞役判定テーブルを設定する(S11)。次に、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)の発生の有無を判定し(S12)、発生がなければ、S11に戻り、いずれかのボーナスゲームが発生するまで、低確率入賞役判定テーブルを参照することとする。そして、いずれかのボーナスゲームが発生したならば、ボーナスゲーム終了後に、所定の遊技回数の間、参照する高確率入賞役判定テーブルを設定する(S13)。
なお、本実施形態では、ビッグボーナス(BB)終了後は100回、レギュラーボーナス(RB)終了後は50回、入賞役を決定する際に、高確率入賞役判定テーブルを参照する。
その後、判定テーブル切替手段は、ボーナスゲームの発生の有無と、所定の遊技回数を監視する。まず、ボーナスゲームの発生の有無を判定し(S14)、発生なら、S11に戻り、低確率入賞役判定テーブルを設定する。いずれかのボーナスゲームの発生がなければ、所定の遊技回数の終了の監視を続ける(S15)。そして、所定の遊技回数が終了したときに、低確率入賞役判定テーブルを設定するようにS11に戻る。
このように、制御部10が、判定テーブル切替手段を備えることにより、入賞役を決定する際に参照する入賞役判定テーブルを、種々の条件やタイミングで切り替え、入賞役の発生する確率が異なる状態に変化させることができるので、単調な遊技を解消することができる。
さらに、参照する入賞役判定テーブルを切り替える契機をボーナスゲーム終了後とすることで、大当たり終了後に重複入賞の発生する確率が変化する状態がもたらされるため、大当たり終了後も遊技者が期待感を持続させることができる。この結果、一般的に、大当たり終了後に遊技者が遊技を止めてしまうことが多いので、これを防止することができる。
そのうえ、参照する入賞役判定テーブルを切り替える契機を、所定の遊技回数終了後とすることにより、遊技者は、入賞役が発生する確率が変化している期間を明確に把握することができるので、無用な遊技媒体の浪費を防止することができる。
なお、本実施形態では、制御部10が、判定テーブル切替手段により、入賞役判定テーブルを切り替える契機となる条件をボーナスゲームの種類に応じた所定の遊技回数としたが、ボーナスゲーム中の内部抽せんによって、遊技回数を決定することもできる。また、切り替える契機を、「チェリー」の入賞、再遊技入賞の連続入賞などや、さらには一遊技毎に内部抽せんで、決定することも可能である。
[入賞役判定テーブル]
次に、本実施形態で、入賞役を決定する際に参照する入賞役判定テーブルについて、図14(a)、(b)を参照しつつ説明する。図14(a)は、低確率入賞役判定テーブルを示す図で、図14(b)は、高確率入賞役判定テーブルを示す図である。
上述したように、図14(a)の低確率入賞役判定テーブルは、電源投入からレギュラーボーナス(RB)又はビッグボーナス(BB)までの遊技状態で参照される入賞役判定テーブルで、図14(b)の高確率入賞役判定テーブルは、レギュラーボーナス終了後、50回の遊技回数終了まで、又はビッグボーナス終了後100回の遊技回数終了までの遊技状態で参照される入賞役判定テーブルである。
これらの図は、各入賞役とはずれの区分に対応した、固有の判定値がメダル賭け数の区分毎に示されている。各入賞役等の区分においては、各入賞役等の発生率がメダルの賭け数毎に設定可能となるように区分けされており(一般的には、例えば、BBの区分では判定値の数値は、a1<a2<a3)、また、各メダル賭け数の区分においては、各図の左から右に向かうに従い判定値は大きくなっている(例えば、図14(a)の一枚賭けの区分ではa1<b1<c1<d1<e1<f1<g1<h1<M)。
そして、はずれの区分におけるMの値が最大値となり、発生する乱数の最大値と一致する。
また、各図に示すように、小役入賞、再遊技入賞、重複入賞をすべて個別に区分けすることで、各入賞役が単独で成立するようになっている。これにより、従来の遊技性を損なうことなく、重複入賞を加味することで、新たな遊技価値を創出し、更なる遊技性を向上することができる。
さらに、重複入賞が成立することで、小役入賞と再遊技入賞の両方の特典を受けることができる。すなわち、次回の遊技において、遊技のための遊技媒体の投入を必要とすることなく、再遊技が可能となると同時に、小役入賞により遊技媒体が獲得できるので、実質的に、再投入分の遊技媒体が上乗せされた遊技媒体の獲得が期待できる。
なお、各入賞役の内部上の発生率は、この判定値の割り振りにより決定される。
具体的には、入賞役毎に、判定値を増減して調整することで、各々の発生率を変更することができる。
同様にして、重複入賞の内部上の発生率も、重複入賞の区分における判定値や、各入賞役の判定値を調整することで、変更することができる。
従来の場合は、見かけ上の重複入賞の図柄の組合せ数には、ある程度限りがあり、内部上の重複入賞の発生率を高くしたい場合には、不整合が生じてしまうが、上述したように、重複入賞の各入賞役となる図柄の組合せを構成する図柄に共通の副図柄を備えることで、見かけ上の重複入賞の図柄の組合せ数を、スロットマシンマシン1の仕様に合わせて、増大することができるので、内部上の発生率の調整範囲も広げることができる。その結果、見かけ上の発生率と大きな格差が生じないように、内部上の発生率を、増減して調整することができる。
また、このように見かけ上の発生率と内部上の発生率を調整する際には、各々の発生率を算出して、比較することができる。具体的には、見かけ上の発生率は、重複入賞となる図柄の組合せ数を、全図柄の組合せ数で除算した値となり、内部上の発生率は、重複入賞となり得る判定値の数を、乱数値の最大値で除算した値となる。これらを比較考量して、遊技者に不信感を与えないように、両者の発生率を設定することができる。
ここで具体的な、内部抽せんにおける判定処理について説明すると、遊技毎に、スタートレバー4の押下のタイミングで、制御部10において、乱数を取得し、各遊技状態に応じて、いずれかの入賞役テーブルが参照され、入賞役テーブルの固有の判定値と乱数値を比較し、乱数値がどの区分に属するかを判定することで、今回の入賞役が決定される。
例えば、電源投入時からレギュラーボーナス(RB)又はビッグボーナス(BB)発生までの遊技状態で、三枚賭けのゲームであれば、図14(a)の低確率入賞役判定テーブルが参照され、取得した乱数値が、c3を超えd3以下であるならば、10枚役と判定される。
入賞役が決定されると、それに対応して、自動停止制御される図柄の組合せ(例えば、前記の例ではピエロの三つ揃え)が決定され、所定の図柄の組合せが有効入賞ライン上(5ラインのいずれか)に停止表示され、所定のメダル数(10枚)が払い出される。
なお、上記の例の場合で、取得した乱数値が、h3を超えM以下であるならば、「はずれ」となり、各入賞役となる図柄の組合せとならないように、停止制御される。
次に、本実施形態における、二種類の入賞役判定テーブルについて説明する。本実施形態では、入賞役を決定する際に、判定テーブル切替手段が、参照する入賞役判定テーブルを切り替えるための二種類の入賞役判定テーブルを備えている。これは、重複入賞の発生率の異なる遊技状態を提供して、遊技性の向上を図るために、参照する入賞役判定テーブルを二種類としたものである。これらの二つの図を比べると、図14(a)の低確率入賞役判定テーブルと図14(b)の高確率入賞役判定テーブルの各メダル賭け数の区分におけるボーナス入賞、小役入賞、再遊技入賞の区分における判定値a1〜g1,a2〜g2,a3〜g3はすべて同じ値で、重複入賞の区分における判定値のみ異なるよう設定されている。高確率入賞役テーブルの重複入賞の区分におけるメダル賭け数毎の判定値k1〜k3は、低確率入賞役判定テーブルの重複入賞の区分におけるメダル賭け数毎の判定値h1〜h3より各々大きく設定されている。これにより高確率入賞役判定テーブルが参照されている間の遊技状態では、重複入賞が高確率で発生することになる。
本実施形態では、ボーナスゲーム後は、100回又は50回の遊技回数の間は、図14(b)の高確率入賞役判定テーブルを参照して、入賞役の比較・判定を行うので、重複入賞が高確率で発生する。これにより、重複入賞が頻発することで、単調な遊技を解消することができる。また、再遊技入賞と小役入賞が重複して発生することにより、その度、遊技媒体を再投入する煩わしさが解消され、遊技媒体も獲得できるので、実質的に、再投入分の遊技媒体が上乗せされた遊技媒体の獲得が期待でき、大当たり以外でも、効率良く遊技媒体を増加させることができる。
また、重複入賞が発生する見かけ上の組合せも、上述したように、51通り存在するため、内部上の重複入賞の発生率を高くしても整合性を図ることができ、内部上の発生率のみ上げることにより、見かけ上の発生率との差異から生じる遊技者の遊技機に対する不信感も解消される。
以上述べてきたように、本実施形態によれば、所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する図柄に従来の専用図柄(主図柄)のほかに副図柄を設けることで、多彩な停止図柄の組合せが実現可能となる。さらに、副図柄を共通の副図柄とする入賞役を複数備えることで、重複入賞の存在をアピールできるとともに、見かけ上の重複入賞となる図柄の組合せも増大し、内部上の発生率との整合をとることができるので、遊技者の遊技意欲の向上が図れる。
また、入賞役を決定する際に参照する入賞役判定テーブルを複数設けた場合において、制御部が、判定テーブル切替手段を備えることにより、入賞役を決定する際に参照する入賞役判定テーブルを、種々の条件やタイミングで切り替えることで、入賞役の発生する確率が異なる状態に変化させることができるので、単調な遊技を解消することができる。
さらに、参照する入賞役判定テーブルを切り替える契機をボーナスゲーム終了後とすることで、大当たり終了後に重複入賞の発生する確率が変化する状態がもたらされるため、大当たり終了後も遊技者が期待感を持続させることができる。この結果、一般的に、大当たり終了後に遊技者が遊技を止めてしまうことが多いので、これを防止することができる。
そのうえ、参照する入賞役判定テーブルを切り替える契機を、所定の遊技回数終了後とすることにより、遊技者は、入賞役が発生する確率が変化している期間を明確に把握することができるので、無用な遊技媒体の浪費を防止することができる。
以上、本発明の遊技機について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明が適用されるのは、上述した実施形態のスロットマシンの限らず、ぱちんこ機であってもよく、所定の入賞内容に応じて遊技媒体が払い出される遊技機で、液晶表示等も含め図柄を可変表示可能な可変表示手段を備える、どのような遊技機であっても適用が可能である。
この種の遊技機としては、遊技機(パチロット,パロットを含む)やぱちんこ機の他、例えば、アレンジボール機,雀球機等、玉やコイン等の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機があり、いずれも本発明の適用対象とすることができる。
本発明は、スロットマシンやぱちんこ機など遊技機に広く利用することができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンを示す概略正面図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの内部構成を示す概略斜視図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの1ラインの有効入賞ラインを示す図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの3ラインの有効入賞ラインを示す図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの5ラインの有効入賞ラインを示す図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの小役入賞となる図柄の組合せを示す、主図柄からなる組合せを表した図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの小役入賞となる図柄の組合せを示す、主図柄と副図柄の混在からなる組合せを表した図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの小役入賞となる図柄の組合せを示す、副図柄からなる組合せを表した図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの再遊技入賞となる図柄の組合せを示す、主図柄からなる組合せを表した図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの再遊技入賞となる図柄の組合せを示す、主図柄と副図柄の混在からなる組合せを表した図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの再遊技入賞となる図柄の組合せを示す、副図柄からなる組合せを表した図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、主図柄からなる組合せを表した図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、主図柄と副図柄の混在からなる組合せを表した図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、副図柄からなる組合せを表した図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンのリール上の図柄配列の一例を示すリール展開図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンのリール上の図柄配列の一例を図柄名称で表した図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの副図柄のデザイン例を示す、小役入賞の主図柄と再遊技入賞の主図柄を同等の大きさで結合した図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの副図柄のデザイン例を示す、再遊技入賞の主図柄を小役入賞の主図柄より小さく表して結合した図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの副図柄のデザイン例を示す、小役入賞の主図柄を再遊技入賞の主図柄より小さく表して結合した図である。 本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL2とL3の図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL1とL4の図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL1とL5の図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL4とL5の図である。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL2の図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL1の図である。(c)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL3の図である。(d)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL4の図である。(e)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの重複入賞となる図柄の組合せを示す、有効入賞ラインがL5の図である。 制御部が判定テーブル切替手段として行う制御の処理手順を示すフローチャートである。 (a)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの低確率入賞役判定テーブルを示す図である。(b)本発明の一実施形態に係るスロットマシンの高確率入賞役判定テーブルを示す図である。
符号の説明
1 スロットマシン
2 前面パネル
3 表示窓
4 スタートレバー
5 (5a,5b,5c) 停止ボタン
6 メダル投入口
7 (7a,7b) BETボタン
10 制御部
20 ドラムユニット
21 (21a,21b,21c) リール
22 副図柄

Claims (8)

  1. 複数の図柄が所定の配列で変動表示される可変表示装置と、
    複数種類の入賞役が所定の確率で発生する判定値を定めた入賞役判定テーブルを記憶し、前記入賞役判定テーブルを参照して、内部抽せんにより入賞役を決定する制御部と、を備え、
    決定された入賞役に応じた図柄の組合せの停止表示により遊技媒体が得られる遊技機であって、
    一又は複数の所定の入賞役において、前記所定の入賞役となる図柄の組合せを構成する主図柄と副図柄を備え、
    前記所定の入賞役が、前記主図柄からなる組合せと、前記主図柄と前記副図柄の混在からなる組合せと、前記副図柄からなる組合せの停止表示により成立することを特徴とする遊技機。
  2. 前記副図柄を共通の副図柄とする前記所定の入賞役を、複数備える請求項1記載の遊技機。
  3. 前記入賞役判定テーブルに、複数の前記所定の入賞役が同時に成立する重複入賞が発生する前記判定値を備え、
    前記複数の入賞役の各々の入賞役となる図柄の組合せが、同時に停止表示される図柄の配列を備えた請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記所定の入賞役を、遊技媒体が得られる特定の小役入賞と、次回の遊技において遊技媒体を賭けることなく再び遊技可能な再遊技入賞とした請求項1〜3記載の遊技機。
  5. 前記制御部が、入賞役の発生する確率が異なる複数の前記入賞役判定テーブルを記憶し、所定の条件が満たされた場合に、所定の契機で、参照する前記入賞役判定テーブルを切り替える判定テーブル切替手段を備えた請求項1〜4項いずれか一項記載の遊技機。
  6. 前記判定テーブル切替手段が、前記複数の入賞役判定テーブルを切り替える契機を、大当たり終了後とした請求項5記載の遊技機。
  7. 前記判定テーブル切替手段が、前記複数の入賞役判定テーブルを切り替える契機を、所定の遊技回数終了後とした請求項5記載の遊技機。
  8. 前記判定テーブル切替手段が、前記複数の入賞役判定テーブルを切り替える契機を、内部抽せんで決定する請求項5記載の遊技機。
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