JP2008048902A - 冷却機能付き煮炊き撹拌装置およびその動作方法 - Google Patents

冷却機能付き煮炊き撹拌装置およびその動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の装置では、加熱容器で煮炊きした後に強制冷却する場合の容器の移し替え中に、調理品が外気に触れることになりその間に菌が付着し易かった。しかも、冷却速度が不十分で、調理中に微妙な温度調整も難しかった。
【解決手段】被加熱調理材を収容するシリンダー5と、シリンダーの上側の外側面に冷却ジャケット27が設けられた冷媒経路29と、冷媒の流量を調整する冷媒流量調整手段39等と、シリンダーの下側の外側面に加熱ジャケット45が設けられた熱媒経路47と、熱媒の流量を調整する熱媒流量調整手段55とを備えた装置。2種類の熱(冷)媒を用いたことにより、広い温度範囲をカバーでき、被加熱調理材を適切な温度で煮炊き調理できると共に、加熱調理済みの製品を外気に触れることなく、加熱終了と同時に急速冷却することができる。また、被加熱調理材の有する潜熱による過熱を防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷却機能付き煮炊き撹拌装置及びその動作方法に関するものである。
従来は、ガス釜に鍋をセットし、ガスの直火により鍋の中の被加熱調理材を煮炊きしていた。また、煮炊きしたものを冷却する場合には、煮炊きしたものを鍋から取り出し、冷却機用の容器に移し替えて後、冷却機内に置いて冷却していた。
特開平9−56335号公報
従来の装置では、ガス釜、即ち加熱容器で煮炊きした後に、強制冷却する場合には製品を別の容器に移し替えなければならなかった。従って、その移し替え中に、調理品が外気に触れることになりその間に菌が付着したり増殖し易かった。
また、調理中の正確な温度調整が難しかった。
さらに、冷却速度が不十分で、加熱処理終了時点での調理品の有する潜熱による過熱の阻止が難しく、製品にヤケが発生し易かった。
それ故、本発明は、上記した課題を解決するために、適切な煮炊きからその後の急速冷却までの一連の自動的な処理を1つの容器への被加熱調理材の投入のみで可能とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、被加熱調理材を収容する、密閉可能な容器と、前記容器に収容された被加熱調理材を撹拌する撹拌手段と、前記容器の上側の外側面に冷却器が設けられた冷媒経路と、前記冷却器を流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整手段と、前記容器の下側の外側面に加熱器が設けられた前記冷媒経路とは別の熱媒経路と、前記加熱器を流れる熱媒の流量を調整する熱媒流量調整手段と、被加熱調理材の温度を検出する調理材温度検出手段と、調理プログラムに従い前記容器温度検出手段からの温度情報を利用して前記冷媒流量調整手段と熱媒流量調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した冷却機能付き煮炊き撹拌装置において、さらに、熱媒温度設定手段を備えたことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置である。
熱媒温度は人為的に設定され、冷媒温度は調理プログラムで設定された被加熱調理材の加熱・冷却温度に基づいて自動的に変更される構成とすることで、
冷媒温度の設定・変更が柔軟となり、急速冷却を一層容易に実行できる。
る。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した冷却機能付き煮炊き撹拌装置において、冷却器及び加熱器としてジャケットを用いたことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置である。
容器と冷却器や加熱器が面接触となり熱効率が一層良くなる。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した冷却機能付き煮炊き撹拌装置において、冷媒として不凍液を使用し、熱媒として熱媒油を使用したことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置である。
上記した2種類の熱(冷)媒を使用することで、−20℃〜+160℃の広い範囲から被加熱調理材に適した温度で正確に加熱・冷却制御することができる。
請求項5の発明は、請求項1から4のいずれかに記載した煮炊き撹拌装置の動作方法において、容器内に被加熱調理材を収容して加熱調理をした後にそのまま強制冷却をすることを特徴とする煮炊き撹拌装置の動作方法である。
この動作方法により、容器を移し変えずに加熱調理から急速冷却まで連続的に行うことができる。
請求項6の発明は、請求項5に記載した煮炊き撹拌装置の動作方法において、冷媒の設定温度を直近の未冷却処理における被加熱調理材の冷却温度よりも低い同じプラスマイナス側の温度に自動的に変更することを特徴とする煮炊き撹拌装置の動作方法である。
このように冷媒温度を調整することで、従来では不可能だった急速冷却を可能とする。
本発明の冷却機能付き煮炊き撹拌装置によれば、2種類の熱(冷)媒を用いたことにより、広い温度範囲をカバーでき、被加熱調理材を適切な温度で煮炊き調理できると共に、加熱調理済みの製品を外気に触れることなく、加熱終了と同時に急速冷却することができる。また、被加熱調理材の有する潜熱による過熱を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態に係る冷却機能付き煮炊き撹拌装置1は、カスタードクリーム、ジェラート、アイスクリーム、チョコレートテンパリング、生クリームホイップ、ジャム、羊羹、餡練り、求肥、濃縮ミルク、ケチャップ、カレールウ、各種ソース類などの食品の製造や仕込みに好適に使用できる装置である。
図1は装置1の具現化態様の一部切欠き側面図を示し、左側が装置1の正面となっている。
この図に示すように、この装置1の本体3内には被加熱調理材を収容する容器としてのシリンダー5が配置されている。このシリンダー5の底面には排出口7が形成されている。
シリンダー5の上部開口は被加熱調理材の投入口となっている。上部開口は蓋体9によって開閉可能になっており、蓋体9で閉じられると、シリンダー5の内部は密閉状態となる。
符号11はシリンダー監視用温度センサーを示し、このシリンダー監視用温度センサー11はシリンダー5の下部に接触して配置されている。シリンダー監視用温度センサー11により得られる温度は厳密にはシリンダー5の温度であるが、この装置1では、その温度を被加熱調理材または調理済みの製品の温度として取り扱っている。
符号13は排出シャッターを示し、この排出シャッター13はレバー(図示なし)を引くと装置1の正面側に開くように構成されている。
符号15は排出シュートを示し、この排出シュート15が排出シャッター13を介して排出口7に臨んでいる。
排出シャッター13が閉じられると、排出シャッター13の上面により排出口7が閉じられ、排出シャッター13が開かれると、排出口7が排出シュート15と連通する。
符号17はバット受けテーブルを示し、このテーブル17はバットを置かないときは枢軸部材を介して折畳まれている。
符号19は撹拌軸を示し、撹拌軸19には撹拌子23が取り付けられている。また、この撹拌子23のシリンダー5内壁と近接する部分にはスクレーパ21が設けられている。撹拌軸19は主軸シャフト、主軸プーリーおよび駆動ベルトを介してモーター25の出力軸に連結されて駆動可能になっている。
上記した構造の撹拌手段を備えることにより、被加熱調理材を焦げ付かせることなく高温で調理できる。
符号27は冷却器としての冷却ジャケットを示し、この冷却ジャケット27はシリンダー5の上半分側の外周面に沿って設けられている。
符号45は加熱器としての加熱ジャケットを示し、この加熱ジャケット45はシリンダー5の下半分側の外周面に沿って設けられている。
以下、図2の加熱・冷却システム図に従って、冷却ジャケット27を含む循環式の冷却用冷媒経路29と、加熱ジャケット45を含む循環式の加熱用熱媒経路47の構成を説明する。
この装置1では冷却方式として間接冷却(液冷)式が採用されており、冷媒として不凍液が冷却用冷媒経路29中を循環している。冷却用冷媒経路29の途中には、冷却ジャケット27の他に、不凍液タンク31、不凍液循環ポンプ33、熱交換器35が設けられている。
符号37は冷媒ジャケットバルブを示し、この冷媒ジャケットバルブ37は冷却用冷媒経路29上で熱交換器35と冷却ジャケット27との間に設けられている。
符号39は流量調整用冷媒経路を示し、この流量調整用冷媒経路39は冷却ジャケット27を通過しないバイパス経路になっている。
符号41は冷媒リリーフバルブを示し、この冷媒リリーフバルブ41は流量調整用冷媒経路39上に設けられている。
冷媒ジャケットバルブ37と、流量調整用冷媒経路39と、冷媒リリーフバルブ41とで冷媒流量調整手段が構成されている。
符号43は冷媒温度監視用センサーを示し、この冷媒温度監視用センサー43により不凍液の温度情報が得られる。
この装置1では加熱方式としてヒーター加熱式が採用されており、熱媒としての循環油が加熱用熱媒経路47中を循環している。加熱用熱媒経路47の途中には、加熱ジャケット45の他に、電気ヒーター(加熱管)49、熱媒循環ポンプ51が設けられており、循環油が電気ヒーター49で加熱される。
符号53は熱媒ジャケットバルブを示し、この熱媒ジャケットバルブ53は加熱用熱媒経路47上で電気ヒーター49と加熱ジャケット45との間に設けられている。
符号55は流量調整用熱媒経路を示し、この流量調整用熱媒経路55は加熱ジャケット45を通過しないバイパス経路になっている。
符号57は熱媒リリーフバルブを示し、この熱媒リリーフバルブ57は流量調整用熱媒経路55上に設けられている。
熱媒ジャケットバルブ53と、流量調整用熱媒経路55と、熱媒リリーフバルブ57とで熱媒流量調整手段が構成されている。
符号59は熱媒温度監視用センサーを示し、この熱媒温度監視用センサー59により電気ヒーター49を通過する潤滑油の温度情報が得られる。
図3は制御システム図を示す。
符号61は制御手段(マイクロコンピュータ、メモリIC、タイマー等により構成)を示し、この制御手段61は予め登録された調理プログラムに従い、シリンダー監視用温度センサー11と冷媒温度監視用センサー43と熱媒温度監視用センサー59から取得した温度情報を利用して全ての駆動処理を制御する。
即ち、熱媒の温度は、電気ヒーター49及び熱媒循環ポンプ51の駆動に依存するが、これらの駆動は熱媒温度監視用センサー59から取得した温度情報を利用して行われ、熱媒の流量は熱媒ジャケットバルブ53と熱媒リリーフバルブ57の開閉駆動に依存するが、これらの駆動はシリンダー監視用温度センサー11から取得した温度情報を利用して行われる。
また、冷媒(不凍液)の温度は、熱交換器35及び不凍液循環ポンプ33の駆動に依存するが、これらの駆動は冷媒温度監視用センサー43から取得した温度情報を利用して行われ、冷媒(不凍液)の流量は冷媒ジャケットバルブ37と冷媒リリーフバルブ41の開閉駆動に依存するが、これらの駆動はシリンダー監視用温度センサー11から取得した温度情報を利用して行われる。
なお、制御手段61には、カラー液晶パネルにより構成された操作パネル63が設けられており、その操作パネル63上での操作により自動運転(自動操作)でも手動操作でも選択できるようになっている。自動運転の場合には、予め登録された調理プログラムに従って自動的に運転される。
以下に、自動運転の調理プログラムの設定・登録手順を、図4、図5の操作パネルの画面に従って説明する。
電源(図示無し)をONにすると、図4(1)に示すように、操作パネル63上に初期(メニュー)画面が表示され、この画面上の「編集」ボタンを選択・押下すると、図4(2)に示すように、登録―運転パターンの選択画面として、予め用意された幾つかの運転パターンC1〜C7(縦軸:温度、横軸:時間)が表示される。運転パターン中、C2パターンのRはレスト期間を示し、C6パターンの点線部は電源OFF期間を示す。
図5(1)、(2)に示すように、この中から、目的とする調理手順に沿う運転パターン(縦軸:温度、横軸:時間)を選択し、電気ヒーター49のヒーター温度(即ち、熱媒温度)を設定し、さらに直線毎に撹拌子23の回転速度、シリンダー温度(加熱温度、冷却温度)、水平直線部の温度保持時間(ゼロ(0)を含む)を設定する。なお、熱効率を考慮して、最終的な冷却に至る前にC6,C7のように加熱処理の中間に冷却処理を行なう場合、又は副材料投入後再加熱する場合には、熱媒温度は2種類設定できるように構成されている。
この設定作業により、所望の調理プログラムが作成される。「登録」ボタンを押して作成された調理プログラムを登録する。
以下に、熱(冷)媒の予熱と自動運転を利用して、被加熱調理材を加熱・冷却処理する場合の作業者の手順と装置1の動作内容を説明する。
先ず、作業者は熱媒と冷媒の予熱温度を、初期画面上の予熱温度設定値の枠付き表示部を押して画面上に表示された数値入力キーで設定する。
次に、図4(1)に示すように、作業者は初期画面上から熱媒と冷媒の予熱処理の「ON」ボタンを押すと予熱処理モードに入る。因みにこの「ON」ボタンは一旦押されると「OFF」ボタンに変更される。この操作により、予熱処理モードに入る。予熱処理はバックグランド処理なので、自動運転が終了した場合には電源がOFFになるまで予熱処理モードになる。
次に、作業者が操作パネル63上の初期画面上の「自動選択」ボタンを押し、さらに登録された調理プログラムから所望の調理プログラムを選択・押下すると、図6の自動運転実行画面が表示される。
この画面は、処理の進行状況を知らせるために、運転パターンの図形は、進捗状況の表示を兼ね、未完部は赤で進行中は赤と青の点滅となり完了部は青になる。また、熱媒温度の設定値、ヒーター温度の測定値及び設定値、シリンダー温度の測定値、温度保持期間の経過値(経過時間)及び設定値が表示される。
ヒーター温度の設定値と温度保持時間の設定値の枠付き表示部は変更ボタンにもなっており、そのボタンを押すことで自動運転中にもそれらの設定を変更できる。但し、この変更は登録された調理プログラムの設定内容には反映されない。
作業者が蓋体9を開けてシリンダー5内に被加熱調理材を投入し、蓋体9を閉じて「運転」ボタンを押すと、予熱処理モードから自動運転モードに移る。
自動運転モードでは、この装置1は、ヒーター温度を自動運転中の設定値に変更する。また、冷媒温度を直近の未冷却処理において設定されたシリンダー温度よりも低くしかも同じプラスマイナス側の温度に自動的に変更する。例えば、C3の運転パターンで+110℃(シリンダー温度)まで加熱処理しそこで保持処理を行った後に、冷却処理により+5℃以上の+95℃(シリンダー温度)まで降温させる場合には+5℃に冷媒温度を変更し、+5℃未満の+4℃まで降温させる場合にはそのシリンダー温度に合致する+4℃に冷媒温度を変更し、0℃未満の−4℃まで冷却処理する場合には、−15℃に冷媒温度を変更する。
このように、冷媒温度を直近の未冷却処理に対応した温度に変更しても、予熱により保温されているので急速にはその温度には変更されないが、当該次の冷却処理直前にはその温度に到達またはその温度に近づいているので、急速冷却が可能となる。しかも、プラスマイナスを考慮した冷媒温度に変更しており、調理済みの製品の表層側だけ凍結するようなことはない。
加熱処理における昇温は、図7のフローチャートに示すように、熱媒ジャケットバルブ53と熱媒リリーフバルブ57の開閉により調整する。その際、過熱を防止するために、加熱処理ではシリンダー温度の設定値より低いオフセット温度(例えば、−2℃程度)が自動的に設定されており、オフセット温度まで到達した時点で熱媒リリーフバルブ57が開かれて流量が絞られる。
冷却処理における降温は、図8のフローチャートに示すように、冷媒ジャケットバルブ37と冷媒リリーフバルブ41の開閉により調整する。その際、過冷を防止するために、冷却処理ではシリンダー温度の設定値より高いオフセット温度(例えば、+2℃程度)が自動的に設定されており、オフセット温度まで到達した時点で冷媒リリーフバルブ41が開かれて流量が絞られる。
温度保持処理は、図9のフローチャートに従う。この処理はタイマーの作動と同時に開始し、タイムアップにより終了する。
温度保持処理では、熱媒と冷媒の能力を考慮して温度により動作モードが分かれており、この実施の形態では40℃が閾値になっている。
保持温度(シリンダー温度)の設定値が40℃以上の場合には、熱媒ジャケットバルブ53の開閉により熱媒の流量を変更して保持温度を正確に制御する。
一方、保持温度(シリンダー温度)の設定値が40℃未満の場合は、熱媒ジャケットバルブ53に加えて冷媒ジャケットバルブ37と冷媒リリーフバルブ41の開閉により熱媒と冷媒の流量を変更して保持温度を正確に制御する。
最後の冷却処理が終了すると、図示しないブザーが鳴動して一連の加熱〜冷却処理の終了を知らせる。
その後は、予熱処理モードに戻る。
その知らせを受けると、作業者はバット受けテーブル17を組立て、そこにバットを置いた後に、排出シャッター13を開き、初期画面上の「回転」ボタンを押して撹拌子23の回転作用により調理済みの製品を排出シュート15に排出させ、バットで受け取る。
電源をOFFすると、予熱処理モードも終了する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成が上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更があっても本発明に含まれる。
例えば、本発明の冷却機能付き煮炊き撹拌装置の本質的な特徴は2種類の熱(冷)媒を使用したことにあり、装置の具体的構造は特に限定されない。
上記実施の形態に係る冷却機能付き煮炊き撹拌装置1と従来装置の冷却能力と加熱能力を対比したところ、以下の通りであった。
以下の結果から、本発明の装置1は、従来装置より高い冷却能力と加熱能力を有することが確認された。
Figure 2008048902
本発明の冷却機能付き煮炊き撹拌装置を用いれば、高温処理による直火炊きの美味しさをそのままに、焦げ付かせること無くプロの技を再現できる。また、容器を移し変えることなく最後の冷却処理まで行えるので、生菌の発生と増殖を抑え、HACCPに対応する。
例えば、アイスクリーム・ジェラートの場合には、殺菌〜冷却〜熟成〜冷凍を容器の移し替えなく完全自動で行える。カスタードクリーム、求肥、羊羹、小豆餡、ソース類は、直火と変わらない美味しさに仕上げられる。ジャムは色ヤケを防止できる。チョコレートテンパリングは微妙な温度調整で艶のあるチョコレートに仕上げられる。さらに、温調ミキサーとして生クリームのホイップやフィナンシェの仕込みにも利用できる。
本発明の実施の形態に係る冷却機能付き煮炊き撹拌装置の一部切欠き側面図である。 図1の装置の加熱・冷却システムの説明図である。 図1の装置の制御システムの説明図である。 図1の装置の操作パネルの画面である。 図1の装置の操作パネルの画面である。 図1の装置の操作パネルの画面である。 図1の装置を用いた加熱処理のフローチャートである。 図1の装置を用いた冷却処理のフローチャートである。 図1の装置を用いた温度保持処理のフローチャートである。
符号の説明
1‥‥冷却機能付き煮炊き撹拌装置
3‥‥本体 5‥‥シリンダー
7‥‥排出口 9‥‥蓋体
11‥‥シリンダー監視用温度センサー
21‥‥スクレーパ 23‥‥撹拌子
27‥‥冷却ジャケット 29‥‥冷却用冷媒経路
35‥‥熱交換器 37‥‥冷媒ジャケットバルブ
39‥‥流量調整用冷媒経路 41‥‥冷媒リリーフバルブ
45‥‥加熱ジャケット 47‥‥加熱用熱媒経路
49‥‥電気ヒーター 53‥‥熱媒ジャケットバルブ
55‥‥流量調整用熱媒経路 57‥‥熱媒リリーフバルブ
61‥‥制御手段 63‥‥操作パネル

Claims (6)

  1. 被加熱調理材を収容する、密閉可能な容器と、前記容器に収容された被加熱調理材を撹拌する撹拌手段と、前記容器の上側の外側面に冷却器が設けられた冷媒経路と、前記冷却器を流れる冷媒の流量を調整する冷媒流量調整手段と、前記容器の下側の外側面に加熱器が設けられた前記冷媒経路とは別の熱媒経路と、前記加熱器を流れる熱媒の流量を調整する熱媒流量調整手段と、被加熱調理材の温度を検出する調理材温度検出手段と、調理プログラムに従い前記容器温度検出手段からの温度情報を利用して前記冷媒流量調整手段と熱媒流量調整手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置。
  2. 請求項1に記載した冷却機能付き煮炊き撹拌装置において、さらに、熱媒温度設定手段を備えたことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置。
  3. 請求項1または2に記載した冷却機能付き煮炊き撹拌装置において、冷却器及び加熱器としてジャケットを用いたことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した冷却機能付き煮炊き撹拌装置において、冷媒として不凍液を使用し、熱媒として熱媒油を使用したことを特徴とする冷却機能付き煮炊き撹拌装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載した煮炊き撹拌装置の動作方法において、容器内に被加熱調理材を収容して加熱調理をした後にそのまま強制冷却をすることを特徴とする煮炊き撹拌装置の動作方法。
  6. 請求項5に記載した煮炊き撹拌装置の動作方法において、冷媒の設定温度を直近の未冷却処理における被加熱調理材の冷却温度よりも低い同じプラスマイナス側の温度に自動的に変更することを特徴とする煮炊き撹拌装置の動作方法。
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