JPS63133934A - パン製造方法 - Google Patents

パン製造方法

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JPS63133934A
JPS63133934A JP28057786A JP28057786A JPS63133934A JP S63133934 A JPS63133934 A JP S63133934A JP 28057786 A JP28057786 A JP 28057786A JP 28057786 A JP28057786 A JP 28057786A JP S63133934 A JPS63133934 A JP S63133934A
Authority
JP
Japan
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bread
temperature
ingredients
time
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP28057786A
Other languages
English (en)
Inventor
古川 重美
且 上坂
神代 秀治
栗林 修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP28057786A priority Critical patent/JPS63133934A/ja
Publication of JPS63133934A publication Critical patent/JPS63133934A/ja
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はパン製造方法に関するもので、更に詳細には
、単一のパン型にてパン材料の撹拌混練、発酵及び焼き
上げを連続的に行えるようにすることを目的とするパン
v8J造方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、パンを製造するには、パン材料に水を加えてそ
れらを長時間かけて丹念に混練して、まずパン生地を作
り、そして、このパン生地を数回に亘って発酵させると
共に、ガス抜きした俊、最後に焼き上げる方法が知られ
ており、この製造工程を連続的に行うために、従来では
、オーブン内に収容される焼型内にパン材料を投入する
と共に、上記オーブン内に収容されるタンク内に水を注
入する第1工程と、ヒータ等の加熱手段にて水を加熱す
る第2工程と、上記タンク内の温水を焼型内に注入する
第3工程と、パン材料と温水とを撹拌混練してパン生地
を作る第4工程と、パン生地を加熱保温して発酵(1次
発酵)させると共に、パン生地をガス抜きする第5工程
と、再度加熱保温して最終発酵(2次発酵〉後パン生地
を焼き上げる第6エ程とによりパンの製造を行っていた
く特公昭55−19579号公報参照)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のパン製造方法では、多くの工
程が必要であるため、長時間(約4〜5時間〉かかると
いう欠点があり、しかも、1次発酵ではパン材料の不均
一をきたすと共に、ガス抜きは押し潰して行なうため、
2次発酵前に丸目を行う必要があり、この丸目工程を省
略すると、仕上がり時に適切な成形ができないという欠
点がある。したがって、一般家庭においては容易にパン
を製造することは困難であった。また、豆、冬の気温の
変化によって撹拌混練されたパン材料の温度が変化して
も、発酵時間がこれに対応できないため、イースト菌の
働きかにぶる等により適切なQBができず、パンの品質
が不安定となるという問題もあった。
[問題点を解決するための手段] この発明は上記問題を解決することを企図してなされた
もので、上記技術的課題を解決するために、単一のパン
型にて、ガス抜き、丸目及び最終発酵工程を省略したす
べての工程を行ない、かつ、撹拌混練されたパン材料の
温度に応じて発酵時間を設定することにより、パン材料
の挿入から焼き上げまでの全工程を短時間かつ自動的に
行えるようにしたことを特徴とするパン製造方法を提供
しようとするものである。
すなわち、この発明は、加熱手段にて包囲されかつ内部
に撹拌羽根を設けたパン型を用意すると共に、このパン
型内にパン材料を投入した後、上記撹拌羽根にてパン材
料を撹拌混練すると共に一定時間侵にパン材料が所定温
度以上であるか否かを判別し、所定温度未満であれば撹
拌混練を継続して所定温度まで撹1マ混練する第1工程
と、上記第1工程終了時のパン材料の温度を検出し、こ
の検出温度に応じて予め設定された最適時間にてバン材
料を発酵させる第2工程と、発酵したパン材料を焼き上
げる第3工程とから成ることを第1の特徴とし、また、
加熱手段にて包囲されかつ内部に撹拌羽根を設けたパン
型と、パン材料用供給水等を所定温度に冷却保持する材
料調整手段とを用意すると共に、パン型内に投入された
パン材料に上記材料調整手段により予め所定温度に冷却
された水等を供給してパン材料を所定温度に保持した後
、上記撹拌羽根にてパン材料を撹拌混練すると共に一定
時間後にパン材料が所定温度以上であるか否かを判別し
、所定温度未満であれば撹拌混練を継続して所定温度ま
で撹拌混練する第1工程と、上記第1工程終了時のパン
材料の温度を検出し、この検出温度に応じて予め設定さ
れた最適時間にてパン材料を発酵させる第2工程と、発
酵したパン材料を焼き上げる第3工程とから成ることを
第2の特徴とするパン製造方法を提供しようとするもの
である。
この発明において、上記第1工程において、一定時間後
に所定温度以上か否かの判別をし、所定温度未満であれ
ば撹拌混練を継続して所定温度まで撹拌混練する手段と
してタイマやリレー等の個々の素子を組合せたシーケン
ス制御等も考えられるが、好ましくは所定温度を検知し
た後、撹拌混練の停止又は継続の判別を行う制御手段と
して予めプログラムされたコンピュータを使用する方が
よい。また、上記第1工程終了時のパン生地の一度検出
は、パン型に付設された温度センサにて第1工程終了と
同時又は一定時間経過後にて計測する方が好ましく、加
えて、検出温度に応じて予め決定された最適発酵時間を
得る手段として、予めプログラムされたコンピュータに
検出温度を記憶し、このコンピュータにて演算された最
適発酵時間を加熱手段に伝速制御するものを使用する方
がよい。
[作用1 上記技術的手段は次のように作用する。
パン型内にパン材料を投入した後、撹拌!!1構の撹拌
羽根にてパン材料を撹拌混練すると共に一定時間後にパ
ン材料が所定温度以上であるか否かを判別し、所定温度
未満であれば撹拌混練を継続して所定温度まで撹拌混練
(第1工程)した後、温度センサにてこの第1工程終了
時のパン材料の温度を検出し、この検出温度に応じて予
め設定された最適時間内発熱する加熱手段にてパン材料
を発酵させ、そして、発酵したパン材料を加熱手段にて
所定時間加熱して焼き上げることにより、単一のパン型
で全ての工程を短時間にかつ素人でも容易に行うことが
でき、かつ、均一な発酵ができると共に、品質のよいパ
ンを製造することができる。
また、パン型の他にパン材料供給用水等を冷却保持する
材料調整手段を併せて用意し、パン材料に冷却された水
等を供給して、パン材料を所定温度に保持して撹拌混練
することにより、季節に関係なく品質のよいパンを製造
することができる。
[実施例] 以下にこの発明の実施例を添附図面に基づいて詳細に説
明する。
◎第一実施例 第1図はこの発明に係るパン製造装置の第一実施例を断
面で示す正面図、第2図及び第3図はそれぞれ一部を断
面で示す第1図の平面図及び側面図で、この発明のパン
製造装置は、上方に開口11を有する収容室12と操作
室13とを遮熱壁14にて区画する本体10と、上記収
容室12内に着脱可能に収容されるパン型20と、この
パン型20の開口部側にて上記開口11を閉塞する蓋2
1と、上記パン型20を包囲するように設けられた加熱
手段30と、上記パン型20に接する部位に設けられる
温度センサ40と、駆動伝達手段51を介して上記パン
型20内に軸支された撹拌羽根52と駆動源であるモー
タ53とを接続する撹拌機構50と、上記温度センサ4
0に対づる発酵時間の設定、必要により行う上記加熱手
段の発酵加熱及び所定時間の焼き上げ加熱時間を設定す
る制御手段60とで主要部が構成されている。
上記本体10の収容室12は上方に開口11を有する角
形有底筒状に形成される断熱構造となっており、また、
操作室13内には上記モータ53と制御手段60の制御
部61が配設されると共に、その側部には操作部62が
組込まれている。
上記パン型20は、その内面が角筒状を有する有底四角
筒状に形成された肉厚(実際には約4 m )のアルミ
ニウム鋳物等の熱伝導の良好な材質にて形成されており
、その内面には例えば弗素樹脂コート等の非粘着性被膜
が施されており、その形状は第4図ないし第6図に示す
ように、有底四角筒状に形成されている。このように形
成されるパン型20は、側壁22.22間の角部23及
び側壁22と底部24との角部25にそれぞれ同一の曲
率を有する円弧部26が形成され、また、底部隅角部2
1には円弧部26より大きな曲率を有する球面部28が
形成されている。この場合、上記円弧部26の曲率Rに
対して球面部28の曲率が1.5R倍が好ましい。この
ように構成されるパン型20の底部24の下面には凹所
29が形成され、この凹所29に温度センサ40が接触
状態で取付けられるようになっている。なあ、上記パン
型20の形状は必ずしも有底四角筒状である必要はなく
、例えば有底六角筒状、有底六角筒状あるいは有底円筒
状等任意の有底筒状にしてもよい。
なお、上記パン型20は、上面が開放されたものに限ら
ず、上面にも成形蓋を有する角形密閉型を用いることも
できる。なおこの場合、この成形蓋の隅部等にも後述す
る蒸気抜孔を設けておく。
上記パン型20の底部には撹拌羽根52が配設されると
共に、この撹拌羽根52を駆動する駆動伝達手段51の
駆動軸54を嵌挿する挿入孔55が穿設されている。ま
た、パン型20の底部下面には嵌合座57が一体に形成
されており、この嵌合座57が上記収容室12の底部に
固着された受は座58と係合してパン型20の回転が阻
止された状態でセットされるようになっている。なおこ
の場合、上記撹拌羽根52は回転中心から三方に突出す
る撹拌部52aを有する形状となっており、例えばナイ
ロンあるいはセラミック等の耐蝕性部材にて形成されて
いる(第7図参照)。この場合、上記パン型20の底部
の中心に穿設される駆動軸挿入穴55内を貫通する駆動
軸54が撹拌羽根52の底部中央に設けられた駆動軸連
結穴52bと係脱可能に連結されるようになっており、
そして、駆動軸挿入穴55の周縁に嵌着される撹拌部シ
ール部材70によってパン型20と撹拌羽根52との隙
間及びパン型20と駆動軸54との隙間がシールされて
いる。上記撹拌部シール部材70は、例えば四フッ化樹
脂等の断熱及び耐熱性と気水密性を有し、かつ、少なく
とも撹拌羽根52との接触部が平滑性を有する部材で形
成される。
上記撹拌羽根52の撹拌部52aの形状は、第8図に示
すように、頂部52Cのみ円弧状の2等辺三角形を呈し
た半楕円形状となっており、下部が掬い部83、上部が
混練部82を構成しかつ底面84がパン型20の底面2
4aと平行となっている。また、撹拌部52aの断面は
先端に至るに従って小となる相似形となるか、あるいは
、第7図に破線で示すように、幅のみが一定となってい
る。なお、撹拌部52aは必ずしも3本に限定するもの
ではなく、例えば第9図に示すように、ボス部81から
6本の撹拌部52a 、 52a・・・を放射状に配列
したものであってもよい。また、撹拌羽根52は上記の
ものに限定されず、第10図ないし第13図に示すよう
なものであってもよい。すなわち、撹拌羽根52は、パ
ン型20の底部に配設されて駆動軸54に嵌脱自在に連
結されるボス部81と、このボス部81から放射線方向
に延在する混練部82及びこの混練部82の下部及び先
端に一体に形成される掬い部83とで主要部が構成され
、上記ボス部81、掬い部83及び混練部82の底面8
4は上記パン型20の底面24aと平行に形成されると
共に、上記混練部82の一部及び掬い部83には回転方
向において後方に傾斜する後退角θ(具体的には45°
)が形成されている。また、上記ボス部81は上方に向
って狭小となる抜き勾配85が形成され、上記掬い部8
3及び混練部82には上方に向って狭小となる勾配86
が形成されて、その断面が三角形状となっている。この
場合、掬い部83及び混練部82の一方の面すなわち回
転方向側面には30”の勾配が設けられ、反対側の面す
なわち後面には4°の勾配が設けられている(第14図
及び第15図参照)。
第12図及び第13図は撹拌羽根52の更に別の実施例
を示す平面図及び一部を断面で示すその側面図を示すも
ので、上記掬い部83と混練部82とを別体に形成した
場合である。すなわち、上記ボス部81の対向する部位
から放射線方向にそれぞれ掬い部83と混練部82とを
突設し、混練部82の先端部に回転方向において後方に
傾斜する侵退角θを形成した場合である。この場合、上
記掬い部83の先端は混練部82の先端より外方に突出
している。また、掬い部83及び混練部82には上方に
向って狭小となる勾配86が形成されて、その断面が三
角形状(第16図及び第17図参照)、あるいは、台形
状(第18図及び第19図参照)となっている。
また、撹拌羽根52の中心に穿設される駆動軸連結穴5
2bに嵌合される上記駆動@54の下端部には大プーリ
91が装着され、この人プーリ91と上記操作室13内
に配設されるモータ53の駆動軸53aに装着される小
プーリ92との間に駆動伝達手段であるベルト93が掛
渡されている。したがって、上記大プーリ91、小プー
リ92及びベルト93とで構成される減速機構50aに
より、上記モータ53からの回転は減速されて撹拌羽根
52に伝達されるようになっている。上記駆動軸54が
一本の場合について説明したが、上記大プーリ91を装
着する軸部と撹拌羽根52を装着する軸部とを互いに嵌
合可能あるいはクラッチ等の継手を介して連結するよう
にしてもよい。
上記パン型20の開口部を閉塞する蓋21は、プラスチ
ック等の断熱性部材にて形成されてバタリ、少なくとも
上記パン型20の開口部を閉塞し得るようにパン型20
の開口部と上記収容室12の開口11を閉塞する蓋基部
21aと、このM基部21aの中央に穿設された開口内
に装着される透明プラスチック製部材やガラス等にて形
成される確認窓21bと、蓋基部21aのの両側に突設
される取手21cとで構成されて、保温性を高めている
。なお、上記MW部21aには蒸気抜孔21(Iが設け
られ、必要により、その内部に逆止弁が取付けられてい
る。
このように形成される121は、上記加熱用収容室12
の上端開口縁部12aと上記蓋21の周縁部21e及び
装置本体10の上部ケース15の収容室側縁部16はそ
れぞれ蓋部シール部材100にて互いにシールされてい
る。この場合、蓋部シール部材100は例えばシリコン
ゴムや四フッ化樹脂等の断熱及び所定の耐熱性と気水密
性を有する部材にて形成されている。
上記加熱手段30は上記収容室12の上部及び下部に位
置して上記パン型20を包囲するように設けられたシー
ズヒータ及び/又は第1図に想像線で示すようにパン型
20を包囲するように螺旋状に配設されるニクロム線等
にて形成されている。なおこの場合、加熱手段30が収
容室12の内壁に取付けられる場合について説明したが
、勿論、上記パン型20と一体に加熱手段30を設ける
ようにしてもよい。
上記温度センサ40は、例えばサーミスタセンサ等にて
形成され、ぞして、上記パン型20の底部24に設けら
れた凹所29に接触した状態にて取付けられて、パン型
20内の温度を検知し、その信号を制御手段60に伝達
することができるようになっている。この場合、受座5
8と、受座58に設けられた貫通孔58aにMlill
!される温度センサ支持体41との間にはスプリング4
2が縮設されて常時温度センサ支持体41が上方に突出
するようになっており、パン型20の収容室12への収
容によりスプリング42に抗して温度センサ40がパン
型20に接触するようになっている。なおこの場合、温
度センサ40をパン型20の底部24に設けた凹所29
に付設した場合について説明したが、必ずしもパン型2
0の底部24に温度センサ40を付設する必要はなく、
パン型20の側壁22の下部に上記と同様に凹所を設け
て温度センサ40を付設してもよい。
なお、上記温度センサ40の検知時間はパン型20の凹
所22の厚みによって多少遅れて所定温度を検知するが
、この遅れを予め見込んで設定しておけば、加熱手段3
0の加熱時間への支障をぎたす虞れはない。
一方、上記制御手段60は、第21図に示すように、上
記温度センサ40により検知された温度を電気信号に変
換する一度検出回路63と、この一度検出回路63から
の信号を入力してこの入力信号と予め記憶された信号と
を演算し、上記加熱手段30であるヒータへの電圧印加
用電源トランス66に信号を送るマイクロコンピュータ
65とで構成されている。このように構成される制御手
段60は上記収容室12内に配設される箱状の制御部6
1内に収容されており、また、この制御手段60のマイ
クロコンピュータ65と電源トランス66はサイリスタ
67を介して上記加熱手段30と接続されており、また
、マイクロコンピュータ65にはリレー68を介して上
記モータ53が接続されている(第21図参照)。なお
、第21図中、符@69+、1itu (7(IOV 
) テアル。
次に、この発明のパン製造方法の第一実施例の使用態様
について説明する。
まず、本体10の収容室12内にパン型20を配設する
と共に、パン型20の底部に配設される撹拌羽根52と
撹拌機構50の駆動軸54とを連結した状態でパン型2
0を用意する。次に、パン型20内にパン材料(小麦粉
、砂糖、イースト菌、水等)を投入し、操作部62のス
イッチ(図示せず)をONにすると、モータ53により
一定時聞く実際には約25分)撹拌羽根52が回転して
パン材料が撹拌混練され、この際、上記制御手段60の
マイクロコンピュータ65によるタイマ機能と所定温度
(例えば27℃)の判別機能により上記温度センサ40
にてパン材料の温度が検出され、その信号を上記一度検
出回路63を介してマイクロコンピュータ65に入力づ
−ることにより、パン材料が撹拌混練されて、予め設定
された一定時間後に温度センサ40にてパン材料の温度
が検出され、その検出値が27℃以上が以下かを判別し
、撹拌混練の停止又は継続を選択して第1工程を行うよ
うになっている。この第1工程の撹拌混練工程の詳細な
態様を第23図を参照して詳細に説明すると、まず、パ
ン型2o内にパン材料を投入した後、図示しない操作ボ
タンをON操作すると、撹拌機構50により撹拌混練が
開始され、まず、ステップAに示すように、所定時間(
例えば15分〜20分)が経過したか否かを判断し、所
定時間経過した時点で温度センサ40によりパン材料の
温度が検出されてステップBに示すように、パン材料が
所定温度(27℃)であるか否かを判断し、パン材料の
温度が27℃に達した場合には攬+y混練を停止し、第
2工程の発酵のために加熱手段3oをONにする。そし
て、第2工程におて検出された温度に応じて発酵時間が
制御されるようになっている。
具体的には、第24図に示すように、所定温度範囲27
℃〜32℃において発酵[I間が65分〜50分の範朋
に制御されるようになっている。また、パン材料が27
℃以下の場合には撹11!混練が継続され、ステップC
に示づように、パン材料が21℃であるか否かが判断さ
れ、27℃に達した時点で撹拌混練が停止し、第2工程
の発酵のために必要な場合加熱手段30をON・OFF
操作する。すなわち、温度センサ40により所定温度範
囲25℃〜29℃望ましくは25℃〜27℃内か否か判
別し、そして、加熱手段30を例えば25℃で0N12
γ℃で0FFL、て、冬期の低温化防止を図り、適正な
発酵状態を維持している。
第1工程の撹拌混練終了時に又は一定時間経過後に温度
センサ40によってパン型20内の温度が検知されて一
度検出回路63を介してマイクロコンピュータ65に信
号が入力されると、マイクロコンピュータ65により撹
拌終了時の温度に発酵のための時間が制御されて、必要
により加熱手段3oにょって断続的に一定時間加熱され
ることにより、パン材料(パン生地)は27〜32℃の
範囲内望ましくは27℃〜28℃の温度で発酵される(
第2工程)。そして、発酵されたパン材料を更に一定時
間加熱(約170℃)することにより、パン材料は適切
な状態で焼き上げられる(第22図参照)。なお、夏と
冬とでは撹拌混練されたパン材料の温度が異なるが、発
酵時間を制御すなわち温度が高い場合には比較的短く、
また、温度が低い場合には長い時間加熱するよう予めプ
ログラムすることにより、イースト菌が有効に働いて適
切な発酵を行うことができる。
上記のようにしてパンの製造を行ったところ、パン材料
のパン型内への投入から焼き上げまでの時間が従来の約
半分の2時間であった。
◎第二実施例 第20図はこの発明に係るパン製造装置の第二実施例を
示すもので、本体10の収容室上部に、パン材料用供給
水等を所定温度に冷却保持してパン型内に供給する材料
調整手段110を着脱自在に装備して、撹拌混練時のパ
ン材料の温度を一定になるようにパン材料に加える水や
牛乳等を冷却して、季節に関係なく、味の良いパンを作
れるようにした場合である。すなわち、上記材料調整手
段110を、内外の有底筒状容器111. 112間に
蓄冷剤113を封入する密封二重容器114と、この密
封二重容器114の底面115からパン型20内に向っ
て垂下する給水管116と、この給水管116に配設さ
れる開閉弁117及び支持フレーム110aとで構成し
て、密封二重容器114内に水あるいは牛乳等を収容し
ておき、この水等を所定の冷却温度(例えば3℃〜5℃
)に冷却した後、給水管116を介してパン型20内へ
供給することにより、季節に関係なく味の良いパンを作
れるようにした場合である。なおこの場合、上記蓄冷剤
113は、例えば、水又は炭酸水をベースにアルコール
、グリコール、エチレングリコール、塩化ナトリウム等
の有機若しくは無機類の所望の粘度にするための有機質
増稠剤を必要量添加したもので、その融解温度は冷却温
度3℃〜5℃以上に設定される。また、開閉弁117は
電磁弁にて形成されてタイマ機能により所定時間後に開
閉するようにしてもよく、あるいは、俊速するように手
動式の開閉弁にしてもよい。なお、第20図において、
符号118は材料調整手段110の開口部を閉塞する蓋
であり、材料調整手段110を使用しない場合には収容
室12の間口部を閉塞し得るようになっている。このよ
うに材料調整手段110を設けることにり、上記タイマ
機能によって前夜にタイマをセットし、翌早朝にパン材
料への注水、混練、発酵及び焼上げを自動的かつ連続し
て行わしめることができる。
上記実施例では材料調整手段110が直接装置本体10
の収容室上部に取付けられる場合を示したが、必ずしも
この構造に限定されるものではなく、材料調整手段11
0の下部に取付は脚を設け、この取付は脚を本体10又
は蓋21の上面に設けた取付は凹所に係脱可能に装着す
るようにしてもよい。なお、給水管116には手動式の
開閉弁117が取付けられているが、電磁式の開閉弁と
してもよい。また、上記第二実施例において、給水管1
16は剛性を右するプラスチック等の耐腐食性パイプで
あってもよく、あるいは、密封二重容器114の底面1
15に穿設された透孔内をバッキングを介して貫通する
パイプに連結する可撓性を有する耐腐食性ホースにて構
成することも可能である。
次に、この発明の第二実施例の使用態様について説明す
る。
まず、上記パン型20と、パン材料用供給水等を所定温
度に冷却保持するために冷凍庫等にて冷却された材料調
整手段110とを用意すると共に、パン型内にパン材料
を投入しておく。そして、上記材料調整手段110によ
り予め所定温f!!(3℃〜5℃)に冷却された水等を
供給してパン材料の温度を一定に保持した後、上記撹拌
羽根52にてパン材料を撹拌混練すると共に一定時間接
に温度センサ40にてパン材料の温度を検出し、上記第
一実施例と同様にその検出温度が21℃以上か以下かを
判別し、撹拌混練の停止又は継続を選択する(第1工程
)、、次に、第1工程終了時のパン材料の温度を検出し
、この検出温度に応じて予め設定された最適時間にてパ
ン材料を加熱・発酵させる(第2工程)。そして、発酵
したパン材料を更に一定時間加熱して焼き上げる(第3
工程)ことによりパン製造工程は終了する。
なおこの場合、制御手段に組込まれたタイマ機能により
、前夜に材料調整装置の二車容器114内に水等を注入
し、かつ、本体10の収容室12に配設されるパン型2
0内にパン材料(水等を除く)を投入すると共に、タイ
マをセットしてお【ノば、翌早朝にパン材料への注水、
撹拌混練、発酵及び焼き上げを自動的にかつ連続して行
わせることができる。
[発明の効果] 以上に説明したように、この発明のパン製造方法によれ
ば、パン型内にパン材料を投入した後、撹拌機構の撹拌
羽根にてパン材料を撹拌混練すると共に一定時間後に所
定湯度以上か否かを判別し、所定温度未満であれば撹拌
混練を継続して所定温度まで撹拌混fJ(第1工程)し
た後、パン材料の発酵と焼き上げを連続して行うため、
ガス抜き、丸目及び成形発酵工程が不要となり、しかも
、単一のパン型で全ての工程を短時間にかつ素人でも容
易に行うことができ、かつ、均一な発酵ができると共に
、品質のよいパンを製造することができる。
また、パン型の他にパン材料供給用水等を冷却保持する
材料調整手段を併せて用窓することにより、パン材料を
一定温度に保持して撹拌混練時間を一定にすることがで
きるので、季節に関係なくあるいは所望の時間に品質の
よいパンを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るパン製造装置の第一実施例を断
面で示す正面図、第2図は第1図の要部を断面で示す平
面図、第3図は第1図の断面側面図、第4図はこの発明
におけるパン型を示す平面図、第5図は第4図のI−I
断面図、第6図は第4図の[−[断面図、第7図はこの
発明における撹拌羽根の第一実施例を示す平面図、第8
図は第7図の■−■断面図、第9図は撹拌羽根の第一実
施例の別の形態を示す平面図、第10図は撹拌羽根の別
の実施例を示ず平面図、第11図は第10図の側面図、
第12図は撹拌羽根の更に別の実施例を示す平面図、第
13図は一部を断面で示1第12図の側面図、第14図
は第10図のTV −IV断面図、第15図は第10図
のV−■断面図、第16図は第13図のVI−Vl断面
図図、第17図は第13図のVl−Vl断面図、第18
図は第16図及び第17図の別の形態を示す断面図、第
19図は第16図及び第17図の更に別の形((3を示
す断面図、第20図はこの発明に係るパン製造装置の第
二実施例を断面で示す正面図、第21図はこの発明にお
ける制御部を示す回路図、第22図はこの発明における
製造工程を示づタイムチセード図、第23図はこの発明
における製造工程の一部を示すフローチャート図、第2
4図は製造工程における発酵時間の制御態様を示す撹拌
混練温度−発酵時間の関係図である。 符号説明 (10)・・・パン製造vj装置本体 (12)・・・収容室 (14)・・・操作室 (20)・・・パン型 (30)・・・加熱手段 (40)・・・温度センサ (5o)・・・撹拌機構 (52)・・・撹拌羽根 (60)・・・制御手段 (65)・・・マイクロコンピュータ (110)・・・材料調整手段 時 許 出 願 人 日本軽金属株式会社代  理  
人  弁理士  中  村  智  廣 (外2名)第
3図 第4図 りn 第5図       第6図 第7図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第18図          第19図第20囚 (1101−材jI講斃手段 第21高 第22図 時間 第23図 第24図 光鮮吟電面n)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱手段にて包囲されかつ内部に撹拌羽根を設け
    たパン型を用意すると共に、このパン型内にパン材料を
    投入した後、上記撹拌羽根にてパン材料を撹拌混練する
    と共に一定時間後にパン材料が所定温度以上であるか否
    かを判別し、所定温度未満であれば撹拌混練を継続して
    所定温度まで撹拌混練する第1工程と、上記第1工程終
    了時のパン材料の温度を検出し、この検出温度に応じて
    予め設定された最適時間にてパン材料を発酵させる第2
    工程と、発酵したパン材料を焼き上げる第3工程とから
    成ることを特徴とするパン製造方法。
  2. (2)第1工程において、パン型に付設された温度セン
    サにて所定温度を検知した後、撹拌混練の停止又は継続
    の判別を行う制御手段として予めプログラムされたコン
    ピュータを使用することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のパン製造方法。
  3. (3)第1工程終了時のパン生地の温度検出を、パン型
    に付設された温度センサにて第1工程終了と同時又は一
    定時間経過後にて計測するようにしたこと特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のパン製造方法。
  4. (4)第2工程において、検出温度に応じて予め決定さ
    れた最適時間を得る手段が、予めプログラムされたコン
    ピュータに検出温度を記憶させ、コンピュータにて演算
    された最適発酵時間を加熱手段に伝達制御するようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパン製
    造方法。
  5. (5)加熱手段にて包囲されかつ内部に撹拌羽根を設け
    たパン型と、パン材料用供給水等を所定温度に冷却保持
    する材料調整手段とを用意すると共に、パン型内に投入
    されたパン材料に上記材料調整手段により予め所定温度
    に冷却された水等を供給してパン材料の温度を所定温度
    に保持した後、上記撹拌羽根にてパン材料を撹拌混練す
    ると共に一定時間後にパン材料が所定温度以上であるか
    否かを判別し、所定温度未満であれば撹拌混練を継続し
    て所定温度まで撹拌混練する第1工程と、上記第1工程
    終了時のパン材料の湿度を検出し、この検出温度に応じ
    て予め設定された最適時間にてパン材料を発酵させる第
    2工程と、発酵したパン材料を焼き上げる第3工程とか
    ら成ることを特徴とするパン製造方法。
  6. (6)第1工程において、パン型に付設された温度セン
    サにて所定温度を検知した後、撹拌混練の停止又は継続
    の判別を行う制御手段として予めプログラムされたコン
    ピュータを使用することを特徴とする特許請求の範囲第
    5項記載のパン製造方法。
  7. (7)第1工程終了時のパン生地の一度検出を、パン型
    に付設された温度センサにて第1工程終了と同時又は一
    定時間経過後にて計測するようにしたこと特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載のパン製造方法。
  8. (8)第2工程において、検出温度に応じて予め決定さ
    れた最適時間を得る手段が、予めプログラムされたコン
    ピュータに検出温度を記憶させ、コンピュータにて演算
    された最適発酵時間を加熱手段に伝達制御するようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のパン製
    造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63139835U (ja) * 1987-03-06 1988-09-14
JPH0219107A (ja) * 1988-07-06 1990-01-23 Toho Gas Co Ltd 煮炊機
JPH02190139A (ja) * 1989-01-18 1990-07-26 Misuzu Koki Kk パン等の製造工程の制御方法
JP2006122021A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Sanyo Electric Co Ltd パン製造方法及び自動製パン器

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