JPS6334597Y2 - - Google Patents

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JPS6334597Y2
JPS6334597Y2 JP20485683U JP20485683U JPS6334597Y2 JP S6334597 Y2 JPS6334597 Y2 JP S6334597Y2 JP 20485683 U JP20485683 U JP 20485683U JP 20485683 U JP20485683 U JP 20485683U JP S6334597 Y2 JPS6334597 Y2 JP S6334597Y2
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JP
Japan
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bread
container
material container
water
temperature
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JP20485683U
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JPS60111678U (ja
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  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <考案の技術分野> この考案は一般家庭で簡単にパンを作ることが
できる自動製パン機に関し、特に冬でも夏でも常
に味のよいパンを作ることができるようにした自
動製パン機を提供しようとするものである。
<考案の技術的な背景> パンを焼くにはその材料である小麦粉、イース
ト菌、少量のバター、砂糖などを水と共にこねて
一次発酵させ、ガス抜きをした後二次発酵させ、
更にガス抜きをして成形発酵させた後、焼いて仕
上げる。
出来上つたパンの味を左右する一番の要素はパ
ン生地を作る工程であるとされている。つまりパ
ン生地の理想的な製造方法としては15〜16分程度
こねた状態で材料の温度が27℃程度に達し、この
状態でこね工程を終了すると理想的なパン生地が
得られるものとされている。15〜16分程度こねた
ときパン生地の温度が27℃程度となるようにする
ためには材料の初期温度を夏冬を問わず常に例え
ば15℃程度の一定温度となるようにすることが望
ましい。
こね始めの材料の温度を一定の温度となるよう
にする一つの方法として材料に加える水を例えば
氷を使つて4〜5℃に冷却しておき、この冷水を
小麦粉、イースト菌、バター、砂糖などから成る
材料に加えることにより或る程度の温度範囲に入
るようにすることができる。
然し乍ら冬では周囲温度が10℃以下となる状態
があり、また夏では周囲温度が30℃程度の状態が
あるため周囲の温度に大きな差がある。このため
4〜5℃に冷却した水を材料に加えた場合の材料
の温度も冬と夏では差が生じ、この温度差により
パン生地の温度が27℃程度に達するまでの時間に
差が生じる。従つてこね合せている時間は夏は冬
より短かくなる傾向にあるため夏は冬よりパンの
出来具合が悪くなる欠点がある。
このような理由から自動製パン機によつて常に
味のよいパンを作ることはむずかしいものとされ
ている。
<考案の目的> この考案は周囲温度が高い夏でも味のよいパン
を作ることができる自動製パン機を提供しようと
するものである。
<考案の概要> この考案では周囲温度が高い特に夏の場合に小
麦粉、バター、イースト菌等の材料を予め冷して
おくことができる構造とし、冷した材料に4〜5
℃に冷却した水を注入してこね始める時の材料の
温度を低くし、こねる時間が短かくならないよう
に工夫したものである。
<考案の実施例> 第1図に自動製パン機の全体を示す。図中11
は自動製パン機の匣体である。製パン機の匣体1
1の上部の一半部に開閉蓋12が設けられ、開閉
蓋12の下にこの蓋を開けると取外すことができ
る材料容器13が匣体11内に収容される。材料
容器13と隣接して水槽14が匣体11内に設け
られ、水槽14はその上側に蓋15が開閉自在に
取付けられている。この例においては材料容器1
3へ供給する水を所定温度として供給するように
構成されている。このため水槽14の周壁は断熱
層16で囲まれ、内部温度が周囲温度に影響され
難いようにされる。また水槽14内に取出し自在
に氷ケース17が配され、氷ケース17内には氷
18を入れることができるようにされる。氷ケー
ス17の外周面には必要に応じて放熱フイン19
が形成されており、この氷ケース17の外周面と
水槽14の内周面との間において水槽内に水を入
れ、かつ氷ケース17内に氷18を入れておくこ
とにより、水槽14内の水を一定温度、例えば5
℃程度に保持することができる。
水槽14内において一定温度に冷やされた水は
ポンプ21によりパイプ22を通じて、材料容器
13の上側より、材料容器13の上蓋13aに形
成された小孔23を通じて材料容器13内に供給
される。小孔23の大きさは材料容器13内に発
生した蒸気を適当に逃がし、パン製造に適したほ
ぼ一定の湿度に容器13内が保持されるようにそ
の直径を選定する。例えば直径を2〜4mm程度に
される。
材料容器13の底面にはこね器24が設けられ
る。このこね器24はこの例では回転羽根24a
と材料容器13の内壁から突出した固定棒24b
とによつて構成した場合を示す。このように回転
羽根24aに近接して固定棒24を設けた構造に
したことにより回転羽根24aを比較的遅い回転
速度にしてもパン生地を有効にこね合せることが
でき、騒音の少ないこね器を提供できる。固定棒
24bの内部先端に感熱素子25を収納し、パン
生地の温度を測定する構造となつている。
26はこね器を駆動するモータを示し、ベルト
とプーリから成る伝達機構によつて回転羽根24
aを回転させる。
材料容器13の上側と下側の周縁にヒータ27
a,27bが設けられ、二次発酵が終了した時点
でヒータ27a,27bに電気を通し、材料容器
13を180℃〜200℃程度に加熱しパンを焼き上げ
る。
28は制御器を示す。この制御器28はパンの
出来上り時刻を指定すると逆算してその出来上り
時刻に合うように水の注入、こね器24の起動、
ヒータ27a,27bの通電を順次条件に従つて
制御する。この考案においては第2図に示すよう
に材料容器13の外周に補助容器29を設け、こ
の補助容器29に必要に応じて氷18を投入でき
るように構成したものである。
補助容器29は例えば第3図に示すように材料
容器13とは別体に作り、氷18を投入してから
材料容器13に装着できる構造とすることができ
る。材料容器13の外壁面には突起30を形成
し、この突起30により補助容器13を受け止め
て支持する構造としている。補助容器13の底面
には弁31を設け、弁31を通じて排水パイプ3
2を取付ける。排水パイプ32の下端を材料容器
13の外周に形成した縦溝13bに係合させ、氷
18が解けて生じた水を材料容器13の底面に沿
つて取付けたフランジ33上に導き、フランジ3
3に形成した孔33aを通じて皿状の受台34に
落下させる。受台34には排水孔34aを形成
し、この排水孔34aに耐熱性の樹脂材で形成し
た可撓性パイプ35を接続し、可撓性パイプ35
を通じて受け容器36に氷18が解けた水を受け
る。
尚フランジ33は本来ヒータ27bの熱を材料
容器13の底面側に伝達させることを目的として
設けたものである。また受台34は材料容器13
を着脱自在に支持するためのものである。つまり
受台34と材料容器1の底面から突出した円筒体
13cによつてバヨネツト機構を構成し、このバ
ヨネツト機構により材料容器13は受台34から
取外すことができる構造となつている。
37は断熱材を示す。この断熱材37によつて
材料容器13に伝達された熱が受台34側に逃げ
ない構造となつている。
<考案の動作> 上述したこの考案の構造によれば材料容器13
の外周に補助容器29を設けたから必要に応じて
この補助容器29に氷18を入れておくことによ
り材料容器13を冷すことができる。よつて所定
時刻に水槽14から5℃程度の水が注入されると
き、小麦粉、バター、イースト菌等の材料自体も
冷えた状態にある。
この結果、夏のように周囲温度が高い場合でも
冷水を注入した状態でねり始めの材料の初期温度
を十分低くすることができる。よつてねり始めの
初期温度が低いことから夏でもパン生地の温度が
27℃に上昇するまでのこね時間を15〜16分程度に
することができ、このこね時間は冬と同程度であ
り、質のよいパン生地を得ることができる。
尚補助容器29に設けた弁31は普通のパンを
作るとき開にセツトしておけばよい。弁31を開
にセツトしておくことによりパン生地をねり始め
るまでの間またはねり始めて一次発酵及び二次発
酵させている間には氷18は解け、解けて生じた
水は受け容器36に移動している。従つてヒータ
27a,27bが通電されて焼き工程に入つても
そのとき補助容器29には氷及び水が存在しない
ため支障なくパンを焼くことができる。
<考案の効果> 上述したようにこの考案によれば、夏のように
周囲温度が高い場合は補助容器29に氷18を入
れておけばパンの材料自体を冷すことができる。
この結果夏でもねり始めの材料の温度を低くする
ことができ、ねり合せている時間を冬の場合と同
様に15〜16分程度にすることができる。従つて夏
でも冬でも味のよいパンを作ることができる。ま
た弁31を閉じておくことによつて蒸しパンを作
ることもでき便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動製パン機の全体を説明するための
斜視図、第2図はこの考案の要部を説明するため
の断面図、第3図はこの考案の要部の構造を説明
するための分解斜視図である。 11:匣体、12:蓋、13:材料容器、1
4:水槽、24:こね器、28:制御器、29:
補助容器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A こね器を有しパンとなる材料を収納する材料
    容器と、 B この材料容器に水を注入する水槽と、 C こね上げられたパン生地を加熱して焼くヒー
    タと、 D 上記水槽から水を注入する制御、上記こね器
    を起動させる制御及び上記ヒータを起動させる
    制御を行なう制御器と、 E 上記材料容器の外周に設けられ必要に応じて
    氷を収容して材料容器に収納した材料を冷やす
    補助容器と、 を具備して成る自動製パン機。
JP20485683U 1983-12-29 1983-12-29 自動製パン機 Granted JPS60111678U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20485683U JPS60111678U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動製パン機

Applications Claiming Priority (1)

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JP20485683U JPS60111678U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動製パン機

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Publication Number Publication Date
JPS60111678U JPS60111678U (ja) 1985-07-29
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ID=30767240

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JP20485683U Granted JPS60111678U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動製パン機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196184A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動製パン器

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JPS62111627A (ja) * 1985-11-08 1987-05-22 松下電器産業株式会社 自動製パン機

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WO2014196184A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 自動製パン器

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JPS60111678U (ja) 1985-07-29

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