JPH02107160A - 冷菓製造装置の殺菌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷菓製造装置に関し、特に、冷却シリンダ及び
ミックスタンク内のミックスを殺菌する殺菌装置に関す
るものである。

（ロ）従来の技術 従来技術として、実公昭６３−２０３０４号公報には、
冷菓を製造するシリンダと冷菓の原料を貯蔵する容器と
を有すると共に前記シリンダ及び容器を冷却する圧縮機
、凝縮器、絞り、前記シリンダ及び容器用の２つの冷却
器からなる冷凍装置を備えた冷菓製造装置において、前
記冷凍装置に可逆サイクルを構成する四方切換弁を設け
、同四方切換弁により、前記凝縮器にて放熱して前記シ
リンダ及び容器を冷却し、冷菓を製造すると共に冷菓の
原料を冷却する冷凍サイクルと前記凝縮器にて吸熱して
前記シリンダ及び容器を加熱し、原料を加熱殺菌する冷
凍サイクルとを選択可能としたことを特徴と゛する冷菓
製造装置について開示されている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 斯かる従来技術は、冷凍シリンダとミックスタンクを別
々に加熱しているため、個々に温度管理を行なわなけれ
ばならず、コントロールが複雑となり、更に、冷凍シリ
ンダ及びミックスタンク内のミックスを加熱殺菌時に何
らかの方法により、攪拌しなければならない。

一般的な冷菓製造装置は、冷却シリンダの内部に攪拌装
置を備えているが、ミックスタンクには新たに攪拌装置
を付加しなければならず一層複雑化の傾向にあった。

本発明は、この様な問題点に鑑み、装置を複雑化するこ
となく、冷却シリンダ及びミックスタンク内ミックスの
殺菌を効率的に行なう冷菓製造装置の殺菌装置を提供す
る。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、ミックスタンクに
貯留したミックスを、該タンクの下方に配設した冷凍シ
リンダに供給管を介して適宜供給し、該冷凍シリンダ内
で製造された冷菓を取出し装置の操作によって外部に取
出す様にした冷菓製造装置において、前記冷凍シリンダ
内のミックスを殺菌する加熱手段と、前記取出し装置の
供給口と前記ミックスタンクを任意に連通ずる循環管と
、該循環管に介在し、前記加熱手段による冷却シリンダ
内ミックスの殺菌時に作動して冷却シリンダ内のミック
スを前記循環管を通して前記ミックスタンクに供給する
循環ポンプを設けて成る冷菓製造装置の殺菌装置である
。

（ホ）作用 本発明によると、冷却シリンダ（１）内の加熱されたミ
ックスを、循環ポンプ（１９）によりミックスタンク（
１３）に循環するようにしているため、ミックスタンク
（１３）（ＩＩには加熱手段及び攪拌手段を必要としな
い。

（へ）実施例 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

（１）はソフトクリーム等の冷菓を製造する室である冷
凍シリンダで、このシリンダ（１）の外周には、図示し
ない冷凍系の電動圧縮機、凝縮器等を介してシリンダ用
冷却バイブ（２）を巻回し、方、シリンダ（１）内には
、冷却されたミックスを適宜攪拌し、製品供給の際には
送出機構の役目をする攪拌装置（３）が設けられている
。（４〉はこの攪拌装置（３）の駆動用モータで、これ
を駆動すると、プーリ（５）、ベルト（６）、プーリ（
７）を介して攪拌装置（３）の回転軸（８）に回転が伝
達され、それが回転する。この時、冷凍シリンダ（１）
の前面に設けられている冷菓取出し装ｅ（９）の操作レ
バー（１０）を操作すると、プランジャ（１１〉が供給
口（１２）を開け、冷菓がそこから抽出される。そして
、機体の上部には、冷凍シリンダ（１）の上方に冷菓の
原料であるミックスを貯留するミックスタンク（１３）
が設けられている。このミックスタンク（１３）の周囲
にはタンク用冷却パイプ（１４）が巻回され、その底部
は冷凍シリンダ（１）と連通しており、この連通部に着
脱自在に挿入された供給管（１５）を介してミックスタ
ンク（１３）内のミックスは冷凍シリンダ（１）に供給
される。

次に、本発明の殺菌装置について説明する。（１６）は
冷凍シリンダ（１）内のミックスを殺菌温度に加熱する
ための手段とし℃の電気ヒータである。

（１７）はミックス循環管であり、第２図に示すように
一端に０リング（１８）を介して袋ナツト（１９）を取
り付け、これを必要に応じて取出し装置（９）の供給口
（１２）に螺着して接続し、他端開口（１７Ａ）はミッ
クスタンクク１３）に臨んで配設される。（２０）は冷
凍シリンダ（１）内のミックスをミックスタンク（１３
）に循環するための循環ポンプであり、循環管（１７）
の途中に設けられている。なお、冷凍シリンダ（１）自
体に加熱手段がない場合は、第３図に示すように循環管
（１７）の周囲に断熱カバー（２１）にて被覆された電
気ヒータ（２２）を巻回して代用してもよい。更に、冷
却シリンダ（１）内のミックスを加熱する手段としては
、電気ヒータ（１６）に限らず、例えばシリンダ用冷却
バイブ（２〉に圧縮機からの高温冷媒ガスを循環するよ
うに構成してもよい。

以上の構成において、冷凍シリンダ（１）及びミックス
タンク（１３）内のミックスの殺菌を行なう場合、冷却
動作を停止して循環管〈１７）の一端を供給口（１２）
に接続し、しかる後、電気ヒータク１６）に通電すると
ともに操作レバーク１０）を操作してブランジャ（１１
〉を上昇させ供給口（１２）を開き、更に、循環ポンプ
（２０）を作動する。このとき、冷却シリンダ（１）内
の攪拌装置（３）も回転させておく。これによって、冷
却シリンダ（１）内のミックスは、電気ヒータ（１６）
によって加熱される一方、供給口（１２）から循環管（
１７）を通ってミックスタンク（１３）に循環され、供
給管（１５）を通って再び冷凍シリンダ（１〉に戻され
る循環動作を繰り返しながら昇温していく。そして、ミ
ックスが殺菌温度に達して所定時間を経過したとき、電
気ヒータ（１６）及び循環ポンプ（２０）の動作を停止
してミックスの殺菌を終了する。殺菌終了後は、プラン
ジャ（１１）を下げて供給口（１２）を閉じ、循環管（
１７）を供給口（１２）から取外し、再び冷却動作を再
開する。

（ト）発明の効果 本発明は以上の様に、冷却シリンダとミックスタンクの
間で、ミックスを循環するように構成しているため、ミ
ックスタンク専用の加熱手段が不要となり、更に、ミッ
クスタンク内にミックスを攪拌するための手段を不要と
することができ、殺菌装置が簡素化されるとともに、冷
却シリンダ及びミックスタンク内のミックスの殺菌も効
率的に行なうことができる優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置を備える冷菓製造装置の要部断面
図、第２図は殺菌装置のセット状態を示す要部拡大断面
図、第３図は加熱手段の他の実施例を示す図である。 （１）・・・冷却シリンダ、　（９）・・・冷菓取出し
装置、（１２）・・・供給口、　（１３）・・・ミック
スタンク、　（１５〉・・・供給管、　（１６）・・・
電気ヒータ（加熱手段）、（１７）・・・循環管、　（
２０）・・・循環ポンプ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、ミックスタンクに貯留したミックスを、該タンクの
   下方に配設した冷凍シリンダに供給管を介して適宜供給
   し、該冷凍シリンダ内で製造された冷菓を取出し装置の
   操作によって外部に取出す様にした冷菓製造装置におい
   て、前記冷凍シリンダ内のミックスを殺菌する加熱手段
   と、前記取出し装置の供給口と前記ミックスタンクを任
   意に連通する循環管と、該循環管に介在し、前記加熱手
   段による冷却シリンダ内ミックスの殺菌時に作動して冷
   却シリンダ内のミックスを前記循環管を通して前記ミッ
   クスタンクに供給する循環ポンプを設けたことを特徴と
   する冷菓製造装置の殺菌装置。