JP2008048531A - 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 - Google Patents
交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008048531A JP2008048531A JP2006221357A JP2006221357A JP2008048531A JP 2008048531 A JP2008048531 A JP 2008048531A JP 2006221357 A JP2006221357 A JP 2006221357A JP 2006221357 A JP2006221357 A JP 2006221357A JP 2008048531 A JP2008048531 A JP 2008048531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vector
- phase
- vectors
- basic
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Ac-Ac Conversion (AREA)
Abstract
【解決手段】3相交流出力の線間電圧を2相の静止αβ軸上に展開した基本空間ベクトルの状態を、線間電圧指令ベクトルVo*が存在するセクターの単振動ベクトルX軸、Y軸で最大のベクトルVXmax、VYmaxと、中間のベクトルVXmid、VYmidと、最小のベクトルVXmin、VYminと、相電圧の中間電圧となる零ベクトルVzと、セクター内に1つ存在する回転ベクトルVrotを基本ベクトルとし、これら8つの基本ベクトルによってセクター内を8つの領域D1〜D8に分け、線間電圧指令ベクトルVo*が領域D1〜D8のいずれの領域にあるかによってPWM制御に使用する3つの基本ベクトルを決定し、かつ3つの基本ベクトルのデューティを決定する。
【選択図】図8
Description
多相交流出力の線間電圧を2相の静止αβ軸上に展開したベクトルの状態を、線間電圧指令値ベクトルVo*が存在するセクターの位相が遅れている単振動ベクトル軸をX軸、進んでいる単振動ベクトル軸をY軸と定義して、それぞれの軸で最大のベクトルVXmax、VYmaxと、中間のベクトルVXmid、VYmidと、最小のベクトルVXmin、VYminと、相電圧の中間電圧となる零ベクトルVzと、セクター内に1つ存在する回転ベクトルVrotを基本ベクトルとし、これら8つの基本ベクトルによってセクター内を8つの領域D1〜D8に分け、
線間電圧指令値ベクトルVo*が前記領域D1〜D8のいずれの領域にあるかによってPWM制御に使用する3つの前記基本ベクトルを決定し、かつ線間電圧指令ベクトル値Vo*から前記3つの基本ベクトルのデューティを決定して空間ベクトルとすることを特徴とする。
先述した従来の直接AC/AC変換形の空間ベクトル変調方式をベースに、出力電圧の誤差低減を最優先した手法を以下に説明する。
実施形態1は、出力線間電圧のPWMパルスの電圧落差を最も低減して空間ベクトル変調する手段であるが、その際に使用する基本ベクトルの位相差は、図8における領域D1,D2を除き、60度位相差の基本ベクトルを用いている。このような基本ベクトルの位相差状態は非特許文献2で述べられているモータ磁束鎖交数ベクトル軌跡の脈動、すなわちモータトルクリップルや騒音に影響を与える。図8における領域D1,D2と同様に、常に60度位相差以下の基本ベクトルで空間ベクトルを構成するには、回転ベクトルVrotを常時利用しつつ、単振動ベクトルのX軸もしくはY軸のどちらか一方のみを用いる必要がある。以上を踏まえて領域分けすると、図10のように表現できる。
実施形態1の手法について、スイッチング回数の低減に着目して、各領域の基本ベクトルのスイッチングパターンの遷移を考える。電圧指令値ベクトルVo*がセクター「1」の中にあり、図12のような領域分けの状態を例に挙げる。スイッチングパターンの遷移を決定づける要素として、
<条件1>出力1相ごとに切り替わること(例:uvw:RTT→uvw:RSSは、V相とW相が同時にT→Sに切り替わっているため不可)
<条件2>入力相電圧の最大相と最小相間の直接転流がないこと(例:入力相電圧の相関係がR>S>Tの時、中間相=S相なので、R相とT相間のスイッチングは不可)
<条件3>コモンモード電圧を低減すること(入力相電圧の中間相で構成された零ベクトルを使用、R>S>TならばSSS)
以上3つの条件となる制御とする。表3は、図12における各領域D1〜D8において上述の制約条件を考慮したスイッチングパターンの遷移例である。領域D4〜D7においては、制約条件をクリアできる遷移パターンが存在せず、どうしても2相以上の同時スイッチングを引き起こしてしまい、スイッチング回数・損失の増加を伴う。
実施形態2の手法についても、スイッチング回数の低減に着目して、各領域の基本ベクトルのスイッチングパターンの遷移を考える。電圧指令値ベクトルVo*がセクター「1」の中にあり、図14のような領域分けの状態を例に挙げて説明する。実施形態3と同様にして、1相ごとのスイッチングと入力電圧の最大相と最小相間の直接転流防止を制約条件とした場合、図14の各領域のスイッチングパターンは表4のとおりである。
2 入力LCフィルタ
3 交流−交流直接変換回路
4 制御装置
Claims (4)
- 多相の交流電源から交流−交流直接変換器の双方向スイッチを直接AC/AC変換形の空間ベクトルによる変調でPWM制御する交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法であって、
多相交流出力の線間電圧を2相の静止αβ軸上に展開したベクトルの状態を、線間電圧指令値ベクトルVo*が存在するセクターの位相が遅れている単振動ベクトル軸をX軸、進んでいる単振動ベクトル軸をY軸と定義して、それぞれの軸で最大のベクトルVXmax、VYmaxと、中間のベクトルVXmid、VYmidと、最小のベクトルVXmin、VYminと、相電圧の中間電圧となる零ベクトルVzと、セクター内に1つ存在する回転ベクトルVrotを基本ベクトルとし、これら8つの基本ベクトルによってセクター内を8つの領域D1〜D8に分け、
線間電圧指令値ベクトルVo*が前記領域D1〜D8のいずれの領域にあるかによってPWM制御に使用する3つの前記基本ベクトルを決定し、かつ線間電圧指令ベクトル値Vo*から前記3つの基本ベクトルのデューティを決定して空間ベクトルとすることを特徴とする交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法。 - 前記基本ベクトルの決定は、常に60度位相差以下のベクトルを使用するとともに、線間電圧指令値ベクトルVo*の大きさに近い瞬時値の基本ベクトルとすることを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法。
- 前記各領域D1〜D8を決定する基本ベクトルのスイッチング状態遷移条件として、<条件1>出力1相ごとに切り替わること、<条件2>入力最大相と最小相間の直接転流がないこと、<条件3>コモンモード電圧を低減することの各条件をクリアできる遷移パターンが存在しない領域D4〜D7を一括して前記ベクトルVXmid、VYmid、Vzの3種を用いて空間ベクトルを構成することを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法。
- 前記各領域D1〜D8を決定する基本ベクトルのスイッチング状態遷移条件として、入力最大相と最小相間の直接転流がないことの条件をクリアできる遷移パターンが存在しない領域D2、D3、D5のうち、領域D2,D3は統合して前記回転ベクトルを利用して別の基本ベクトルを選択し、領域D5は前記回転ベクトルを利用して別の基本ベクトルを選択することを特徴とする請求項1に記載の交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006221357A JP4893152B2 (ja) | 2006-08-15 | 2006-08-15 | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006221357A JP4893152B2 (ja) | 2006-08-15 | 2006-08-15 | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008048531A true JP2008048531A (ja) | 2008-02-28 |
JP4893152B2 JP4893152B2 (ja) | 2012-03-07 |
Family
ID=39181716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006221357A Expired - Fee Related JP4893152B2 (ja) | 2006-08-15 | 2006-08-15 | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4893152B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107453642A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-12-08 | 北京科诺伟业科技股份有限公司 | 用于t型npc变流器的svpwm调制方法 |
CN115001304A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-02 | 怀化学院 | 一种带远程控制的硬件可配置双向逆变器设计方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103580465B (zh) * | 2013-11-21 | 2015-11-18 | 中国矿业大学 | 一种抑制三相pwm变流器共模电压的简化调制算法 |
CN104660077B (zh) * | 2015-01-27 | 2017-08-01 | 上海交通大学 | 三电平的调制方法 |
CN110601638B (zh) * | 2019-08-20 | 2021-06-01 | 上海大郡动力控制技术有限公司 | 用于电动汽车电机逆变器的pwm调制方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005073380A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電力変換器の制御装置 |
JP2005168198A (ja) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 交流交流直接変換器の制御装置 |
JP2005535277A (ja) * | 2002-07-31 | 2005-11-17 | エス エム シー エレクトリカル プロダクツ インコーポレーテッド | 中〜高電圧、3レベル以上のac駆動インバーターブリッジを駆動する低電圧、2レベル、6パルス誘導モーターコントローラー |
-
2006
- 2006-08-15 JP JP2006221357A patent/JP4893152B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535277A (ja) * | 2002-07-31 | 2005-11-17 | エス エム シー エレクトリカル プロダクツ インコーポレーテッド | 中〜高電圧、3レベル以上のac駆動インバーターブリッジを駆動する低電圧、2レベル、6パルス誘導モーターコントローラー |
JP2005073380A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 電力変換器の制御装置 |
JP2005168198A (ja) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 交流交流直接変換器の制御装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107453642A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-12-08 | 北京科诺伟业科技股份有限公司 | 用于t型npc变流器的svpwm调制方法 |
CN115001304A (zh) * | 2022-06-20 | 2022-09-02 | 怀化学院 | 一种带远程控制的硬件可配置双向逆变器设计方法 |
CN115001304B (zh) * | 2022-06-20 | 2024-04-09 | 怀化学院 | 一种带远程控制的硬件可配置双向逆变器设计方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4893152B2 (ja) | 2012-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4957303B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP4862477B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の入出力デューティ制御方法 | |
US6594164B2 (en) | PWM controlled power conversion device | |
JP5599538B1 (ja) | 電力変換装置 | |
WO2010032761A1 (ja) | 電力変換器及びその制御方法並びにダイレクトマトリックスコンバータ | |
JP2008228499A (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JPWO2006118026A1 (ja) | 電力変換装置と電力変換方法 | |
JP4862475B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン生成方法 | |
JP6160706B2 (ja) | インバータ制御装置 | |
JP6494378B2 (ja) | 電力変換システムおよび電力変換システムの制御方法 | |
JP4893152B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP4893151B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP2004304868A (ja) | モーター制御装置 | |
JP4893150B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置の空間ベクトル変調方法 | |
JP2007116856A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2007306677A (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン生成方法 | |
JP2009247110A (ja) | インバータ制御装置 | |
JP2009050037A (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 | |
JP5012310B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 | |
JP5012311B2 (ja) | 交流−交流直接変換装置のスイッチングパターン切替方法 | |
JP7040077B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP4905174B2 (ja) | 交流交流直接変換器の制御装置 | |
JP6695028B2 (ja) | 整流回路装置 | |
WO2017034028A1 (ja) | インバータの制御方法及び制御装置、並びにインバータ装置 | |
JP2006109541A (ja) | 電力変換器の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111122 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4893152 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |