JP6494378B2 - 電力変換システムおよび電力変換システムの制御方法 - Google Patents

電力変換システムおよび電力変換システムの制御方法 Download PDF

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本発明は、電力変換システムに関する。
近年、交流を直流に、或いは直流を交流に変換する、電力変換装置が用いられている。電力変換装置として、複数の単位変換器を含むものが知られている。例えば、複数の単位変換器を直列に接続することで、高電圧に耐えられる電力変換装置が比較的容易に得られる。単位変換器は、コンデンサなどのエネルギー貯蔵要素と、半導体スイッチング素子とを含み、半導体スイッチング素子を動作させることでエネルギー貯蔵要素の電圧を出力端子へ出力するものである。
この種の電力変換装置では、相毎に、互いに直列に接続された複数の単位変換器を用いることで、直流と交流の間の電力変換を行う。そのような技術は、モジュラー・マルチレベル変換器(MMC)と呼ばれる。
また、電力変換装置の省スペース化を目的として、MMCに附属するリアクトルを省く構成が存在する。そのような技術は、例えば特許文献1に記載されている。この技術では、電力変換するにあたって零相電流による起磁力を相殺する。
これらの電力変換装置において、単位変換器内に有するコンデンサなどのエネルギー貯蔵要素のエネルギー貯蔵量は、一定になるように制御される必要がある。そのような技術は、例えば特許文献2に記載されている。
特開2010−233411号公報 特開2014−057488号公報
このような電力変換装置では、単位変換器毎に、PWM(Pulse Width Modulation)が行われることにより、運転中の各エネルギー貯蔵要素のエネルギーの流入や放出を行う時間が異なるため、各エネルギー貯蔵要素のエネルギー貯蔵量に違いが発生する。
しかし、電力変換装置は、事故などの偶発的な状況を除くいかなる運転状態にあっても、エネルギー貯蔵要素のエネルギー貯蔵量を制御する必要がある。エネルギー貯蔵要素としてコンデンサを例に説明すると、電力変換装置は、正常な運転の為にコンデンサ電圧を一定に保つように制御する必要がある。
特許文献2のような技術を用いると、充分な制御を行えるだけのエネルギーの流入や放出が存在すれば、各エネルギー貯蔵要素のエネルギー貯蔵量を制御する事が出来る。エネルギー貯蔵要素としてコンデンサを例に説明すると、コンデンサに充分な電流が流れる状況であれば、コンデンサ電圧を一定に保つように制御することが出来る。
しかし、例えば、電力系統からの交流電力を電力変換装置により直流電力に変換し、その直流電力をもう一つの電力変換装置により交流電力に変換してもう一つの電力系統へ出力する周波数変換システムにおいて、電力系統と電力変換装置の間の融通量が極めて低くなり、電力変換装置間を結ぶ直流回路を介した電力の融通量が極めて低くなる場合がある。この場合、エネルギーのやり取りが小さくなるため、エネルギー貯蔵要素のエネルギー貯蔵量の制御が難しくなる。エネルギー貯蔵要素がコンデンサである例を説明すると、電力系統と電力変換装置の電力の融通量が極めて低いため、コンデンサを流れる電流が小さくなり、各コンデンサの電圧のバランスを取るための充分な制御が行えなくなる恐れがある。
また、電力変換装置は、融通していない待機状態から、必要に応じて融通する状態へすぐに切り替えられることが望ましい。この待機状態においてもコンデンサの電圧のバランスが崩れる。
上記課題を解決するために、本発明の一態様である電力変換システムは、第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、前記第一電力変換器を制御する第一制御デバイスと、前記第二電力変換器を制御する第二制御デバイスと、を備える。前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含む。各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含む。前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流す。
交流回路と電力変換器の間の電力の融通量が小さい場合でも、電力変換器内の各エネルギー貯蔵要素のエネルギー貯蔵量のバランスを保つことができる。
実施例1の周波数変換システムの構成を示す。 電力変換器102の構成を示す。 単位変換器203の構成を示す。 変圧器201の構成を示す。 制御デバイス103の構成を示す。 直流電圧指令値生成部505の構成を示す。 循環電流指令値生成部608の構成を示す。 循環電流振幅指令値生成部707の動作を示す。 循環電流指令値I0の波形を示す。 コンデンサ電圧の波形を示す。 実施例2の電力変換器の構成を示す。 実施例3の電力変換器の構成を示す。 実施例3の変圧器1104の構成を示す。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、実施例1の周波数変換システムの構成を示す。
本実施例の周波数変換システムは、二つの三相電力系統101、110の間に接続されている。三相電力系統101、110の夫々を、交流回路と呼ぶ。この周波数変換システムは、電力変換器102と、電力変換器109と、電力変換器102、109の間を接続する直流回路121とを含む。
電力変換器102の交流回路側は、系統周波数が50Hzである三相電力系統101に接続されている。電力変換器102は、順変換器又は逆変換器となる。
また、電力変換器102の直流回路121側は、直流正側端子(P点)と直流負側端子(N点)を介して、他端の電力変換器109の直流回路121側に接続されている。電力変換器109の交流回路側は、系統周波数が60Hzである三相電力系統110に接続されている。
なお、三相電力系統101、110が同じ電力系統であってもよい。また、三相電力系統101、110の周波数が等しくてもよい。この場合、本実施例の構成が直流送電システムであってもよい。
ここで、電力変換器109は、電力変換器102と同一構成であってもよいし、電力変換器102と異なる構成であってもよい。
周波数変換システムは更に、電力変換器102に接続されている制御デバイス103と、電力変換器109に接続されている制御デバイス122とを含む。制御デバイス103は、電力変換器102を制御して、三相電力系統101の交流電力と直流回路121の直流電力との何れか一方から他方へ変換することを、電力変換器102に実行させる。同様に、制御デバイス122は、電力変換器109を制御して、三相電力系統110の交流電力と直流回路121の直流電力との何れか一方から他方へ変換することを、電力変換器109に実行させる。例えば、周波数変換システムは、電力変換器102で50Hzの交流電力を直流電力に変換し、電力変換器109で直流電力を60Hzの交流電力に変換する。また、周波数変換システムは、その逆方向の周波数変換を行うこともできる。
制御デバイス103は更に、少なくとも一方の電力変換器に流れる三相電力系統の電流の振幅が、予め設定された振幅閾値より低くなると、直流回路121を介して電力変換器102、109を循環する交流電流(循環電流)を流す。制御デバイス103の動作により、電力変換器102、109は、接続されている三相電力系統から流れ込む電流の振幅が零であっても、循環電流によって、電力変換器102、109内の各単位変換器内のコンデンサの電圧を一定の電圧範囲に保つ事が出来る。
制御デバイス122は、制御デバイス103と同一構成であってもよいし、循環電流を流す機能を含まなくてもよい。
以下、図1中に図示した電圧、電流を定義する。
三相電力系統101のU相相電圧をVsu、V相相電圧をVsv、W相相電圧をVswと称する。
また三相電力系統101のU相電流をIsu,V相電流をIsv,W相電流をIswと称する。Isu,Isv,Iswを三相電力系統電流と呼ぶことがある。
直流正側端子(P点)と直流負側端子(N点)の間の電圧をVdcと称する。また、電力変換器102から直流正側端子(P点)を通り、電力変換器109に流れる電流を直流電流Idcと称する。
次に、図1中に示した電圧検出デバイス、電流検出デバイス、制御デバイスについて説明する。
電圧検出デバイス105は、三相電力系統101の相電圧Vsu,Vsv,Vswを検出し、検出された相電圧を制御デバイス103に伝送する。なお、本実施例では電圧検出デバイス105が相電圧を検出する場合について記述しているが、線間電圧を検出してもよい。
電流検出デバイス104は、三相電力系統101と電力変換器102の間の連系点を流れる三相電力系統電流Isu,Isv,Iswを検出し、検出された電流を制御デバイス103に伝送する。
電流検出デバイス106は、直流回路121に流れる電流Idcを検出し、検出された電流を制御デバイス103に伝送する。
電力変換器102は、電力変換器102内の各単位変換器内のコンデンサ電圧VCjkと、各単位変換器に流れる電流Iu,Iv,Iwとを、信号電線107を介して制御デバイス103に伝送する。
制御デバイス103は、電圧検出デバイス105から得られたVsu,Vsv,Vswと、電流検出デバイス104から得られたIsu,Isv,Iswと、電流検出デバイス106から得られたIdcと、電力変換器102から得られたコンデンサ電圧VCjkと、電力変換器102から得られた電流Iu,Iv,Iwとを用いて、電力変換器102の制御信号を生成し、ゲート信号送電線108を用いて制御信号を電力変換器102に伝送する。
本実施例の電力変換器102は、複数の単位変換器を含むマルチレベル変換器である。なお、電力変換器102は、一つの単位変換器を含んでいてもよいし、特許文献1及び2に示された構成以外の構成を持つ少なくとも一つの単位変換器を含んでいてもよい。
ここでは、制御デバイス103を一つの制御要素として描いているが、制御デバイス103を複数の構成要素に分割し、複数の構成要素を物理的に離れた場所や電気的に異なる電位に設置してもよい。
以下、電力変換器102が、特許文献2に示されているようなZC−MMC(Zero-Sequence Cancelling Modular Multilevel Converter)である場合について、電力変換器102内部の構成と信号の検出方法を説明する。
図2は、電力変換器102の構成を示す。
三相電力系統101の各相は、電力変換器102内の変圧器201を介して、直列接続された複数の単位変換器203を含むマルチレベル変換器(以後アームと呼称)の片端と接続されている。単位変換器203の内部構造については後述する。
具体的には、変圧器201の2次巻線のu点、v点、w点には、直列にU相アーム202u、V相アーム202v、W相アーム202wの一端が夫々接続されている。また、各アーム202u,202v,202wの他端には、直流正側端子(P点)が接続されている。また、変圧器2次巻線の中性点が直流負側端子(N点)に接続されている。
つまり、変圧器2次巻線と各アーム202u,v,wが直列接続された回路が、P点とN点にて並列接続されている。なお、変圧器201の構成については後述する。
以下、図2中にて新たに図示した電圧、電流を定義する。
変圧器201のu点とU相アーム202uに流れる電流をIu、変圧器201のv点とV相アーム202vに流れる電流をIv、変圧器201のw点とW相アーム202wに流れる電流をIwと称する。
さらに、U相アーム202uに含まれる複数の単位変換器203の出力電圧の和を、U相アーム202uの出力電圧Vuと称する。同様に、V相アーム202vに含まれる複数の単位変換器203の出力電圧の和を、V相アーム202vの出力電圧Vvと称し、W相アーム202wに含まれる複数の単位変換器203の出力電圧の和を、W相アーム202wの出力電圧Vwと称する。
さらに、各単位変換器203のコンデンサ電圧をVCjkと称する。ここで、jは、単位変換器が属するアーム202u,202v,202wの何れか一つを表しており、例えばu,v,wである。またkは、当該アーム内での当該単位変換器の番号であり、例えば1,2,…,Ncである。ここで、Ncは各アーム202u,202v,202wに含まれる単位変換器203の数である。
次に、図2中に示した電圧検出デバイス、電流検出デバイスについて説明する。
電流検出デバイス205u,205v,205wは、アーム202u,202v,202wに流れる電流Iu,Iv,Iwを夫々検出し、信号電線107を介して制御デバイス103に伝送する。
電圧検出デバイス204は、各単位変換器203内のコンデンサの電圧を検出し、コンデンサ電圧検出線207u,207v,207wを介して、制御デバイス103に伝送する。なお、ここでコンデンサ電圧検出線207u,207v,207wは信号電線107の一部に含まれる。
また、制御デバイス103から生成されて伝送されるゲート信号を伝えるゲート信号送電線108内には、ゲート信号送電線206u,206v,206wが含まれており、これらは、対応する単位変換器203にゲート信号を伝送して各単位変換器203の出力を決定する。
また、本実施例では、制御デバイス103が、Vsu,Vsv,Vsw,Isu,Isv,Isw,Idc,Iu,Iv,Iw、及びコンデンサ電圧VCjkを、電圧検出デバイス105、電流検出デバイス104、電流検出デバイス106、電圧検出デバイス204、及び電流検出デバイス205を介して検出している場合を描いているが、他の電気量、例えばVdcを検出してもよい。
図3は、単位変換器203の構成を示す。
単位変換器203は、双方向チョッパ回路方式として描かれているが、フルブリッジ回路方式や、エネルギー貯蔵要素とゲート信号による変換器の出力を決定する他の単位変換器であってもよい。
単位変換器203は、上側スイッチング素子301Hと上側環流ダイオード302Hが逆並列接続された回路と、下側スイッチング素子301Lと下側環流ダイオード302Lが逆並列接続された回路とが、a点で直列接続されたスイッチング回路を含む。単位変換器203は、スイッチング回路に並列接続されたエネルギー貯蔵要素であるコンデンサ303を含む。コンデンサ303のコンデンサ電圧VCjkは、電圧検出デバイス204により検出される。
なお、上側スイッチング素子301Hと下側スイッチング素子301Lを区別する必要がない場合、それらを総称して、単にスイッチング素子301と称する。
なお、本実施例では、スイッチング素子301としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の記号が描かれているが、オン・オフ制御可能なパワー半導体デバイスであれば、GTO(Gate Turn Off thyristor),GCT(Gate Commutated Turn-off thyristor),MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)等、IGBTとは異なる種類のスイッチング素子を用いることも可能である。このように、自己消弧素子を用いる自励式変換器に、本実施例を適用することができる。
前述のa点と、コンデンサ303の一端(n点)との間の電圧を単位変換器203の出力電圧Vjkと称する。ただし、j=u,v,w,k=1,2,…,Ncであり、Ncはアーム202u,202v,202wの夫々に含まれる単位変換器203の数を表す。
電圧検出デバイス204は、VCjkを検出し、コンデンサ電圧検出線207を介してこれを制御デバイス103に伝送する。
ゲートドライバ304は、制御デバイス103からゲート信号送電線206を介して伝送されたゲート信号gjkに基づいて、上側スイッチング素子301Hと下側スイッチング素子301Lのオン・オフを制御する。
図4は、変圧器201の構成を示す。
鉄心403Uには、1次巻線401U、2次分割巻線402Un,402Upが巻回されている。同様に、鉄心403Vには、1次巻線401V、2次分割巻線402Vn,402Vpが巻回されている。同様に、鉄心403Wには、1次巻線401W、2次分割巻線402Wn,402Wpが巻回されている。
1次巻線401U,401V,401Wは、M点でスター結線されている。
また、2次分割巻線402Un,402Vn,402Wnは、N点でスター結線されている。
さらに、2次分割巻線402Up,402Vp,402Wpの一端は、u点、v点、w点を介してアーム202u,202v,202wに、夫々接続されている。
2次分割巻線Up,Vp,Wpにおいてアーム202u,202v,202wと反対側の端は、2次分割巻線Vn,Wn,UnのN点と反対側の端に、夫々接続されている。
言い換えれば、6つの2次分割巻線402Up,402Vp,402Wp,402Un,402Vn,402Wnは千鳥結線を構成している。本実施例では、6つの2次分割巻線402Up,402Vp,402Wp,402Un,402Vn,402Wnを総称して、単に2次巻線402と称する。ここで、2次分割巻線402Up,402Vp,402Wp,402Un,402Vn,402Wnの巻数は概ね等しい。
なお、本実施例では、1次巻線401U,401V,401Wがスター結線されている場合を描いているが、1次巻線401U,401V,401Wがデルタ結線されていていてもよい。
さらに、本実施例では、2次分割巻線402Up,402Vp,402Wp,402Un,402Vn,402Wnの結線として、例えば402Upと402Vnが接続されている場合を描いているが、2次巻線402Up,402Vp,402Wp,402Un,402Vn,402Wnが、図4とは異なる2次分割巻線の組み合わせを用いた千鳥結線であってもよい。
また、2次巻線402Up,402Vp,402Wp,402Un,402Vn,402Wnが、千鳥巻線を構成していなくてもよい。例えば変圧器201は、特許文献1の図23、図25に示された変圧器であってもよい。
さらに、本実施例では、変圧器201の巻線のうち、三相電力系統101に接続されている巻線を1次巻線と称し、アーム202u,202v,202wに接続されている巻線を2次巻線と称している。ここでの「1次」及び「2次」は説明のための便宜的な呼称であって、呼称が逆であってもよい。
この変圧器201によれば、特許文献1と同様、電力変換器102において変圧器201と各相のアームとの間のリアクトルを省くことができ、電力変換器102を小型化することができる。
図5は、制御デバイス103の構成を示す。
制御デバイス103は、交流電流制御部501(AC current control)、平均コンデンサ電圧制御部502(Average balance control)、相間コンデンサ電圧バランス制御部503(Phase balance control)、PWM制御部504(Cell balance control and PWM)、直流電圧指令値生成部505を含む。
交流電流制御部501は、三相電力系統101の相電圧Vsu,Vsv,Vswと、アーム202u,202v,202wに夫々流れる電流Iu,Iv,Iwとを用いて、アーム202u,202v,202wの出力Vu,Vv,Vwの指令値Vu*,Vv*,Vw*を生成する。これにより、交流電流制御部501は、アーム202u,202v,202wの出力を制御することで電流Iu,Iv,Iwを制御することが出来る。
平均コンデンサ電圧制御部502は、予め設定されたコンデンサ電圧指令値VC*に対する各コンデンサ電圧VCjkの誤差の移動平均を算出し、その移動平均に基づいて、各コンデンサ電圧の平均値を指令値VC*に近づけるための電流指令値Id*を生成する。移動平均の長さは、三相電力系統101の周期(周波数の逆数)の整数倍である。これにより、周期変動の影響を除いた誤差を算出することができる。
相間コンデンサ電圧バランス制御部503は、各コンデンサ電圧VCjkの移動平均を算出し、その移動平均と三相電力系統101の位相θとに基づいて、相毎のコンデンサ電圧の平均値を平衡させるための電流指令値Id2*及びIq2*を生成する。移動平均の長さは、三相電力系統101の周期(周波数の逆数)の整数倍である。これにより、周期変動の影響を除いた平均値を算出することができる。位相θは、三相電力系統101に設けられ、図示されていない位相検出器により検出される。
加算器506は、電流指令値Id2*に電流指令値Id*を加算し、その結果を交流電流制御部501へ出力する。加算器507は、電流指令値Iq2*に、外部から指示された無効電力の融通量を示す電流指令値Iq*を加算し、その結果を交流電流制御部501へ出力する。
加算器508,509,510は、交流電流制御部501により生成されたアーム電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に、後述する直流電圧指令値生成部505により生成された直流電圧指令値Vdc*を加算する。
PWM制御部504は、加算器508,509,510による加算結果と、各コンデンサ電圧VCjkとを用いて、各アーム内の複数のコンデンサ204の電圧を等しくするための、各単位変換器のゲート信号guk,gvk,gwkを生成する。
なお、PWM制御部504が、各アームに流れる電流Iu,Iv,Iw、またはその指令値となるId*,Iq*などを用いて、ゲート信号guk,gvk,gwkを生成してもよい。
制御デバイス103によれば、平均コンデンサ電圧制御部502により、各コンデンサの電圧VCjkをコンデンサ電圧指令値VC*に近づけることができ、相間コンデンサ電圧バランス制御部503により、各相のコンデンサ電圧の平均値を平衡させることができる。
図6は、直流電圧指令値生成部505の構成を示す。
直流電圧指令値生成部505において、掛算器601、602、603は、電圧検出デバイス105から得られた三相電力系統電圧Vsu,Vsv,Vswと、電流検出デバイス104から得られた三相電力系統電流Isu,Isv,Iswとを夫々乗算する。加算器604は、各相の乗算結果を加算する。フィルター605は、加算結果からノイズや高調波成分等を取り除くことにより、有効電力値Pを得る。
減算器606は、有効電力値Pから、外部から指示された有効電力指令値P*を減算する。PI制御器607は、減算結果をPI制御することにより直流電流指令値Idc*を得る。
循環電流指令値生成部608は、三相電力系統101と電力変換器102の間を流れる三相電力系統電流Isu,Isv,Iswと、三相電力系統101の系統周波数に基づいて、I0を決定する。
図7は、循環電流指令値生成部608の構成を示す。
αβ変換器701は、三相電力系統101と電力変換器102の間の三相電力系統電流Isu,Isv,Iswのαβ変換により、IαとIβを出力する。累乗器702は、Iαの二乗とIβの二乗とを算出する。加算器703は、Iαの二乗とIβの二乗とを加算する。平方根器704は、加算結果の平方根を算出することにより、瞬時的な振幅を得る。フィルター705は、瞬時的な振幅からノイズを取り除き、電流振幅Iacを得る。
もう一つの電力変換器109と三相電力系統110の間を流れる三相電力系統電流Isu’,Isv’,Isw’については、電流検出デバイス104と同様のデバイスにより計測される。循環電流指令値生成部608は、Isu’,Isv’,Isw’についても、同様にして、累乗器702、加算器703、平方根器704の処理を行うことにより、電流振幅Iac’を得る。
比較器706は、電流振幅Iac,Iac’の値の小さい方を電流振幅Iampとして選択して出力する。
なお、周波数変換システムに三つ以上の三相電力系統が接続されている場合、各三相電力系統電流の振幅のうち最も小さい振幅を電流振幅Iampとして選択する。
図8は、循環電流振幅指令値生成部707の動作を示す。
循環電流振幅指令値生成部707は、Iampが予め設定された振幅閾値IampTh以上である場合、出力の電流振幅I0ampは零であり、Iampが振幅閾値IampThを下回る場合、Iampが減少するほど、I0ampを増加させ、Iampが零である場合、I0ampを最大値I0ampMaxにする。言い換えれば、Iampが振幅閾値IampTh以下である場合、I0ampは、Iampに対して単調減少である。本実施例の循環電流振幅指令値生成部707において、Iampが零以上IampTh以下である場合のI0ampは、Iampの一次関数で表される。なお、循環電流振幅指令値生成部707は、Iampが振幅閾値を下回る場合に、予め設定された振幅をI0ampとして出力してもよい。これにより、循環電流指令値生成部608は、電力変換器102、109を流れる電流が小さい場合に、循環電流を流すことができる。
平均演算器708は、予め設定された三相電力系統101の系統周波数f1と、予め設定された三相電力系統110の系統周波数f2との平均値を算出し、その平均値を正弦波出力器709の正弦波の周波数fとして入力する。本実施例の平均演算器708は、50Hzと60Hzの平均値である55Hzを、fに対して設定する。これにより、三相電力系統101、110の間の周波数を持つ交流電流を、電力変換器102、109の間に流すことができる。
正弦波出力器709は、循環電流振幅指令値生成部707から出力されたI0ampを振幅とし、平均演算器708から出力されたfを周波数とする正弦波である、循環電流指令値I0を生成する。
つまり、三相電力系統電流Isu,Isv,Iswの振幅と三相電力系統電流Isu’,Isv’,Isw’の振幅とのどちらかが振幅閾値を下回ると、循環電流指令値生成部608から出力される正弦波の振幅が増大する。
制御デバイス103が、電力変換器102の入力と出力と電力変換器109の入力と出力との少なくとも何れかに基づいて、循環電流の振幅を算出することにより、コンデンサ電圧の制御に必要な循環電流を流すことができる。また、制御デバイス103が、電力変換器102の電流の振幅と、電力変換器109の電流の振幅との少なくとも何れかが振幅閾値を下回る場合に、循環電流を流すことにより、電力変換器102、109に流れる電流がコンデンサ電圧の制御に不足する場合に、循環電流を流すことができる。また、制御デバイス103が、電力変換器102の電流の振幅と電力変換器109の電流の振幅のうち小さい振幅を選択し、選択された振幅が小さいほど、交流電流の振幅を増大させることにより、循環電流を用いてコンデンサ電圧を一定の範囲に保つことができる。
また、循環電流指令値生成部608により出力する正弦波の周波数fは、連系する二つの三相電力系統101、110の系統周波数f1、f2の平均値である。本実施例においては、二つの系統周波数f1、f2が50Hzと60Hzであるため、循環電流指令値生成部608により出力される正弦波の周波数は55Hzである。
なお、電力変換器の数が三つ以上であり、連系する三相電力系統の系統周波数が三つ以上であってもよい。
電力変換器102、109の間で有効電力が融通されている場合、その電流によりコンデンサ電圧を一定の電圧範囲に保つことができる。また、電力変換器102、109の間で有効電力が融通されていていなくても、三相電力系統101と電力変換器102の間で無効電力が融通され、且つ三相電力系統110と電力変換器109の間で無効電力が融通されている場合、その電流によりコンデンサ電圧を一定の電圧範囲に保つことができる。
循環電流指令値生成部608は、三相電力系統電流Isu,Isv,Isw以外にも、有効電力を示す指令値P*や、無効電力を示す指令値Iq*等、電力変換器102の入力と出力と電力変換器109の入力と出力との少なくとも何れかを用いて、I0ampを決定してもよい。
例えば、循環電流指令値生成部608は、P*が予め設定された有効電力閾値を下回る場合に、I0ampを零でない値に設定し、P*が小さくなるほどI0ampを増大させてもよい。また、循環電流指令値生成部608は、指令値に基づき、電力変換器102及び電力変換器109の間の有効電力を示す指令値が、予め設定された閾値を下回り、且つ三相電力系統101及び電力変換器102の間の無効電力を示す指令値と、三相電力系統110及び電力変換器109の間の無効電力を示す指令値との、少なくとも何れかが、予め設定された閾値を下回る場合に、I0ampを零でない値に設定してもよい。更に循環電流指令値生成部608は、それらの有効電力及び無効電力が小さくなるほどI0ampを増大させてもよい。
これにより、循環電流指令値生成部608は、電力変換器102、109を流れる電流が小さい場合に、循環電流を流すことができる。また、循環電流が三相電力系統電流に与える影響を抑えつつ、循環電流を用いてコンデンサ電圧を一定の範囲に保つことができる。
なお、本実施例のように、循環電流指令値生成部608が、三相電力系統101の三相電力系統電流の振幅と、三相電力系統110の三相電力系統電流の振幅とを用いることで、有効電力を示す指令値及び無効電力を示す指令値を用いる場合と同様の効果が得られる。
直流電圧指令値生成部505において、加算器609は、PI制御器607から出力された直流電流指令値Idc*に、循環電流指令値生成部608から出力される循環電流指令値I0を加算することにより、直流電流指令値Idc**を算出する。これにより、直流電流指令値Idc**は、振動する成分を含む。
減算器610は、直流電流指令値Idc**から、予め設定された直流電流値Idcを減算する。PI制御器611は、減算結果をPI制御することにより、直流電圧指令値Vdc*を生成する。前述の加算器508、509、510により、Vdc*は、交流電流制御部501により生成されたアーム電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に加算される。
以下、直流電圧指令値生成部505の動作により、三相電力系統電流の振幅が零であるときにおいても、VCjkの電圧を維持できる原理について説明する。
図9は、循環電流指令値I0の波形を示す。
電力の融通をしている通常時、循環電流指令値I0は零である。三相電力系統電流の振幅が零のとき、循環電流指令値I0は正弦波信号になる。この出力が直流電流指令値Idc*に加算されることによって、補正された直流電流指令値Idc**は正弦波が加算された波形となる。
また、三相電力系統電流の振幅が零であるときにおいては、電力変換器102と電力変換器109の間の電力の融通量も概ね零となるため、直流電流指令値Idc*は零となる。そのため、直流電流指令値Idc*に循環電流指令値生成部608の出力I0を加算すると、減算器610に入力される信号Idc**は正弦波信号となる。減算器610により、正弦波信号と直流電流指令値Idcとの差分が算出され、PI制御器611によりその差分から直流電圧指令値Vdc*が生成される。
その結果、循環電流指令値生成部608の出力I0を反映した直流電圧指令値Vdc*により、循環電流指令値生成部608の出力I0に追従するように直流電流Idcが流れる。
直流回路121に直流電流Idcを流すと、一時的に電力変換器102、109の間で電力を融通することとなる。しかし、循環電流指令値生成部608の出力を基にして流す直流電流Idcの振幅は直流電流Idcの定格値と比べて充分に小さい。加えて、振動していることにより一周期の平均で考えると電力の融通量は零となる。
ここで、各アームのインピーダンスは概ね等しく、且つIdcとIu,Iv,Iwには数1の関連性があるため、Iu,Iv,Iwは数2によって求めることが出来る。
つまり、本実施例によれば、三相電力系統電流の振幅が零であるときにおいても、単位変換器203に流れる電流Iu,Iv,Iwに、振動する成分の電流が流れることとなる。
制御デバイス103は、VCjkが予め設定された電圧閾値より大きいコンデンサ303を持つ単位変換器203に対し、コンデンサ303の放電方向に電流が流れているときに、スイッチング素子301Hにオン信号を与え、スイッチング素子301Lにオフ信号を与えることで、コンデンサ303を放電できる。更に制御デバイス103は、VCjkが電圧閾値より小さいコンデンサ303を持つ単位変換器203に対し、コンデンサ303の充電方向に電流が流れているときに、スイッチング素子301Hにオン信号を与え、スイッチング素子301Lにオフ信号を与えることで、コンデンサ303を充電できる。
これにより、電力変換器102、109の間で電力融通することなく、また三相電力系統電流の振幅が零であるときにおいても、電力変換器102、109内の全ての単位変換器203においてコンデンサ303の充放電を行う事が出来る為、段間バランス制御を適切に行い各コンデンサ303の電圧VCjkを一定の電圧範囲に保つことが出来る。
図10は、コンデンサ電圧の波形を示す。
この波形は、シミュレーションにより算出された、三相電力系統電流の振幅が零である場合のコンデンサ303の電圧の時間波形を示す。電圧の軸において、コンデンサ電圧指令値VC*が1に相当する。コンデンサ303の電圧は、原理的に発生する電圧の脈動が存在するものの、脈動は十分小さく、所定の電圧範囲内で安定していることがわかる。
本実施例では、実施例1と比べて、電力変換器の構成が異なる。
図11は、実施例2の電力変換器の構成を示す。
本実施例の周波数変換システムは、実施例1に比較して、電力変換器102に代えて電力変換器1001を含む。本実施例において、実施例1と同一符号が付された要素は、実施例1の要素と同一物又は相当物を示す。
以下、本実施例において実施例1と異なる点について説明する。
電力変換器1001は、直列接続された複数の単位変換器203を含む上アーム1002up,1002vp,1002wpと、同様に直列接続された複数の単位変換器203を含む下アーム1002un,1002vn,1002wnとを含む。上アーム1002up,1002vp,1002wpの一端は、直流正側端子(P点)に接続されており、他端は、リアクトル1003を介して変圧器1004の2次巻線のu点、v点、w点に夫々接続されている。下アーム1002un,1002vn,1002wnの一端は、リアクトル1003を介して変圧器1004の2次巻線のu点、v点、w点に夫々接続されており、他端は、直流負側端子(N点)に接続されている。
なお、本実施例における変圧器1004の構造は、スター結線同士であるが、デルタ結線同士や、他の組み合わせであってもよい。また、電力変換器109が、電力変換器1001と同一構成であってもよい。
この電力変換器1001によれば、リアクトル1003により零相電流を抑圧することができる。
これにより、変圧器1004から流れる電流Iu,Iv,Iwは、上下のアーム1002に半分ずつ分担される。また、各アーム1002のインピーダンスは概ね等しいため、Idcは3分割され、各アーム1002に流れる。
三相電力系統電流の振幅が零の場合、Iu,Iv,Iw及びIdcは極めて小さい値となる。しかし、本実施例の周波数変換システムは、実施例1と同様の制御を行う事で、Idcにのみ振動成分を加算することが出来る。
これにより、電力変換器の間で電力融通することなく、且つ三相電力系統電流の振幅が零であるときにも、電流が、単位変換器203内のコンデンサ303の充電方向及び放電方向の両方向に流れることとなり、コンデンサ303の充放電が可能となる。即ち、コンデンサ303の電圧を制御出来る。
また、直列接続される単位変換器203の数を増加させることにより、直流電圧を増加させることができる。
本実施例では、実施例2と比べて、電力変換器の構成が異なる。
図12は、実施例3の電力変換器の構成を示す。
本実施例の周波数変換システムは、実施例2に比較して、電力変換器1001に代えて、電力変換器1101を含む。本実施例において、実施例2と同一符号が付された要素は、実施例2の要素と同一物又は相当物を示す。
以下、本実施例が実施例2と異なる点について説明する。
電力変換器1101は、直列接続された複数の単位変換器203を含む上アーム1102up,1102vp,1102wpと、直列接続された複数の単位変換器203を含む下アーム1102un,1102vn,1102wnとを含む。上アーム1102up,1102vp,1102wpの一端は、直流正側端子(P点)に接続されており、他端は、変圧器1104のup点、vp点、wp点に夫々接続されている。下アーム1102un,1102vn,1102wnの一端は、変圧器1104のup点、vp点、wp点に夫々接続されており、他端は、直流負側端子(N点)に接続されている。
変圧器1104は、三相3巻線変圧器である。
図13は、実施例3の変圧器1104の構成を示す。
鉄心1203Uには、1次巻線1201U,2次巻線1202Up,3次巻線1202Unが巻回されている。同様に、鉄心1203Vには、1次巻線1201V,2次巻線1202Vp,3次巻線1202Vnが巻回されている。さらに、鉄心1203Wには、1次巻線1201W,2次巻線1202Wp,3次巻線1202Wnが巻回されている。
1次巻線1201U,1201V,1201Wは、三相電力系統101側とデルタ結線している。
2次巻線1202Up,1202Vp,1202Wpの一端は、up点、vp点、wp点を介してアーム1102up,1102vp,1102wpに夫々接続されている。2次巻線1202Up,1202Vp,1202Wpの他端は、M点に接続されている。
また3次巻線1202Un,1202Vn,1202Wnの一端はun点、vn点、wn点を介してアーム1102un,1102vn,1102wnに夫々接続されている。3次巻線1202Un,1202Vn,1202Wnの他端は、M点に接続されている。
言い換えれば、2次巻線1202Up,1202Vp,1202Wpの一端は、アーム1102Up,1102Vp,1102Wpに直列接続されており、他端は、M点にてスター結線されている。同様に、3次巻線1202Un,1202Vn,1202Wnの一端は、アーム1102Un,1102Vn,1102Wnと直列接続されており、他端は、M点にてスター結線されている。
つまり、2次巻線1202Up,1202Vp,1202Wpのスター結線の中性点と、3次巻線1202Un,1202Vn,1202Wnのスター結線の中性点とが、M点で接続されている。
この変圧器1104によれば、特許文献1と同様、電力変換器1101において変圧器104と各相のアームとの間のリアクトルを省くことができ、電力変換器1101を小型化することができる。
各アームのインピーダンスは概ね等しい為、直流電流Idcは3分割され、各アーム1102up,1102vp,1102wp,1102un,1102vn,1102wnを流れる。
電流検出デバイス1103up,1103vp,1103wp,1103un,1103vn,1103wnは、各アーム1102up,1102vp,1102wp,1102un,1102vn,1102wnに流れる電流Iup,Ivp,Iwp,Iun,Ivn,Iwnを検出し、制御デバイス103に伝送する。なお、制御デバイス103は実施例1、2と概ね同じである。
即ち、本実施例の周波数変換システムは、実施例1、2と同様の制御を行う事で、各電力変換器に流れる三相電力系統電流の振幅が零であるときにおいても、直流電流Idcにのみ振動成分を加算することが出来る。
これにより、電力変換器の間で電力融通することがなく、且つ三相電力系統から流れる電流の振幅が零であるときにおいても、単位変換器203内のコンデンサ303に電流が充電方向及び放電方向の両方向に流れることとなり、コンデンサ303の充放電が可能となる。即ち、コンデンサ303の電圧を制御出来る。
また、直列接続される単位変換器203の数を増加させることにより、直流電圧を増加させることができる。
なお、本実施例では変圧器1104の1次巻線がデルタ結線されているが、スター結線されていてもよい。また、電力変換器109が、電力変換器1101と同一構成であってもよい。
また、本実施例では、上アーム1102Up,1102Vp,1102Wpと接続されている巻線を2次巻線と称し、下アーム1102Un,1102Vn,1102Wnと接続されている巻線を3次巻線と称しているが、2次、3次の区別は説明のための便宜的な呼称であって、呼称が逆であってもよい。
なお、以上の各実施例を、直流回路121を用いて送電する直流送電システムに適用することができる。
以上の各実施例によれば、三相電力系統電流が小さい場合に、直流回路を介して二つの電力変換器の間に循環電流を流すことにより、各コンデンサの電圧の制御に充分な電流を流すことができる。これにより、電力変換器が、三相電力系統との間で極めて低い量の電力を入出力している状況においても、電力変換器内のエネルギー貯蔵要素の貯蔵エネルギー量を一定の範囲に保つことができる。
本発明の表現に用いられる用語を示す。第一電力変換器は、電力変換器102を含んでもよい。第二電力変換器は、電力変換器109を含んでもよい。第一制御デバイスは、制御デバイス103を含んでもよい。第二制御デバイスは、制御デバイス122を含んでもよい。第一電流は、三相電力系統電流Isu,Isv,Iswを含んでもよい。第二電流は、三相電力系統電流Isu’,Isv’,Isw’を含んでもよい。第一電力系統は、三相電力系統101を含んでもよい。第二電力系統は、三相電力系統110を含んでもよい。電圧指令値は、コンデンサ電圧指令値VC*を含んでもよい。第一移動平均は、平均コンデンサ電圧制御部502の移動平均を含んでもよい。第二移動平均は、相間コンデンサ電圧バランス制御部503の移動平均を含んでもよい。動作条件は、振幅Iampが振幅閾値IampThを下回ることを含んでもよい。
以上、幾つかの実施例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。
101…三相電力系統、 102…電力変換器、 103…制御デバイス、 104…電流検出デバイス、 105…電圧検出デバイス、 106…電流検出デバイス、 107…信号電線、 108…ゲート信号送電線、 109…電力変換器、 110…三相電力系統、 201…変圧器、 202u,202v,202w…アーム、 203…単位変換器、 204…電圧検出デバイス、 205u,205v,205w…電流検出デバイス、 501…交流電流制御部、 502…平均コンデンサ電圧制御部、 503…相間コンデンサ電圧バランス制御部、 504…PWM制御部、 505…直流電圧指令値生成部、 608…循環電流指令値生成部

Claims (10)

  1. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、
    前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、
    前記第一電力変換器を制御する第一制御デバイスと、
    前記第二電力変換器を制御する第二制御デバイスと、
    を備え、
    前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、
    各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含み、
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかに基づいて、前記交流電流の振幅を算出し、前記交流電流の振幅に基づいて、前記スイッチング回路を制御し、
    前記第一制御デバイスは、前記第一交流回路及び前記第一電力変換器の間の第一電流と、前記第二交流回路及び前記第二電力変換器の間の第二電流とを測定し、
    前記動作条件は、前記第一電流の振幅と前記第二電流の振幅との、少なくとも何れかが、予め設定された振幅閾値を下回ることである、
    電力変換システム。
  2. 前記第一制御デバイスは、前記第一電流の振幅と前記第二電流の振幅とのうち小さい振幅を選択し、前記選択された振幅が小さいほど、前記交流電流の振幅を増大させる、
    請求項に記載の電力変換システム。
  3. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、
    前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、
    前記第一電力変換器を制御する第一制御デバイスと、
    前記第二電力変換器を制御する第二制御デバイスと、
    を備え、
    前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、
    各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含み、
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかに基づいて、前記交流電流の振幅を算出し、前記交流電流の振幅に基づいて、前記スイッチング回路を制御し、
    前記動作条件は、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間の有効電力を示す指令値が、予め設定された閾値を下回り、且つ前記第一交流回路及び前記第一電力変換器の間の無効電力を示す指令値と、前記第二交流回路及び前記第二電力変換器の間の無効電力を示す指令値との、少なくとも何れかが、予め設定された閾値を下回ることである、
    電力変換システム。
  4. 前記動作条件は、前記有効電力を示す指令値と前記無効電力を示す指令値とに基づいて、前記交流電流の振幅を算出する、
    請求項に記載の電力変換システム。
  5. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、
    前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、
    前記第一電力変換器を制御する第一制御デバイスと、
    前記第二電力変換器を制御する第二制御デバイスと、
    を備え、
    前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、
    各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含み、
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流し、
    前記第一交流回路は、三相の第一電力系統であり、
    前記エネルギー貯蔵要素は、コンデンサであり、
    前記第一制御デバイスは、前記コンデンサの電圧を取得し、前記スイッチング回路を制御することで、前記コンデンサの電圧の平均値を予め設定された電圧指令値に近づけ、
    前記第一制御デバイスは、予め設定されたコンデンサ電圧指令値に対する前記コンデンサの電圧の誤差の第一移動平均を算出し、前記コンデンサの電圧の第二移動平均を算出し、前記第一移動平均及び前記第二移動平均に基づいて、前記スイッチング回路を制御し、
    前記第一移動平均の長さ及び前記第二移動平均の長さは、前記第一電力系統の周期の整数倍である、
    電力変換システム。
  6. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、
    前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、
    前記第一電力変換器を制御する第一制御デバイスと、
    前記第二電力変換器を制御する第二制御デバイスと、
    を備え、
    前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、
    各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含み、
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流
    前記第一交流回路は、三相の第一電力系統であり、
    前記第二交流回路は、三相の第二電力系統であり、
    前記第一電力変換器は、三相の夫々に対して、互いに直列に接続された複数の単位変換器であるアームを含む、マルチレベル変換器であり、
    前記第一電力変換器は、前記第一電力系統と前記三相のアームとの間に接続される変圧器を更に含み、
    前記第二電力系統の周波数は、前記第一電力系統の周波数と異なり、
    前記第一制御デバイスは、前記第一電力系統の周波数と前記第二電力系統の周波数との平均値を、前記交流電流の周波数に対して設定する、
    電力変換システム。
  7. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、を含む電力変換システムであって、前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含む、前記電力変換システムの制御方法であって、
    前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流
    前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかに基づいて、前記交流電流の振幅を算出し、前記交流電流の振幅に基づいて、前記スイッチング回路を制御し、

    前記第一交流回路及び前記第一電力変換器の間の第一電流と、前記第二交流回路及び前記第二電力変換器の間の第二電流とを測定し、
    前記動作条件は、前記第一電流の振幅と前記第二電流の振幅との、少なくとも何れかが、予め設定された振幅閾値を下回ることである、
    制御方法。
  8. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、を含む電力変換システムであって、前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含む、前記電力変換システムの制御方法であって、
    前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流
    前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかに基づいて、前記交流電流の振幅を算出し、前記交流電流の振幅に基づいて、前記スイッチング回路を制御し、
    前記動作条件は、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間の有効電力を示す指令値が、予め設定された閾値を下回り、且つ前記第一交流回路及び前記第一電力変換器の間の無効電力を示す指令値と、前記第二交流回路及び前記第二電力変換器の間の無効電力を示す指令値との、少なくとも何れかが、予め設定された閾値を下回ることである、
    制御方法。
  9. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、を含む電力変換システムであって、前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含む、前記電力変換システムの制御方法であって、
    前記第一交流回路は、三相の第一電力系統であり、
    前記エネルギー貯蔵要素は、コンデンサであり、
    前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流し、
    前記コンデンサの電圧を取得し、前記スイッチング回路を制御することで、前記コンデンサの電圧の平均値を予め設定された電圧指令値に近づけ、
    予め設定されたコンデンサ電圧指令値に対する前記コンデンサの電圧の誤差の第一移動平均を算出し、前記コンデンサの電圧の第二移動平均を算出し、前記第一移動平均及び前記第二移動平均に基づいて、前記スイッチング回路を制御し、
    前記第一移動平均の長さ及び前記第二移動平均の長さは、前記第一電力系統の周期の整数倍である、
    制御方法。
  10. 第一交流回路の交流電力及び直流回路の直流電力の間で電力を変換する第一電力変換器と、前記直流回路の前記直流電力及び第二交流回路の交流電力の間で電力を変換する第二電力変換器と、を含む電力変換システムであって、前記第一電力変換器は、複数の単位変換器を含み、各単位変換器は、前記制御デバイスからの制御信号に応じてスイッチングを行うスイッチング回路と、前記スイッチング回路に並列に接続されるエネルギー貯蔵要素と、を含む、前記電力変換システムの制御方法であって、
    前記第一電力変換器の入力と前記第一電力変換器の出力と前記第二電力変換器の入力と前記第二電力変換器の出力との少なくとも何れかが、予め設定された動作条件を満たす場合、前記スイッチング回路を制御することで、前記第一電力変換器及び前記第二電力変換器の間に前記直流回路を介して循環する交流電流を流
    前記第一交流回路は、三相の第一電力系統であり、
    前記第二交流回路は、三相の第二電力系統であり、
    前記第一電力変換器は、三相の夫々に対して、互いに直列に接続された複数の単位変換器であるアームを含む、マルチレベル変換器であり、
    前記第一電力変換器は、前記第一電力系統と前記三相のアームとの間に接続される変圧器を更に含み、
    前記第二電力系統の周波数は、前記第一電力系統の周波数と異なり、
    前記第一電力系統の周波数と前記第二電力系統の周波数との平均値を、前記交流電流の周波数に対して設定する、
    制御方法。
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