JP2008047944A - Da変換器の試験方法、da変換器の試験装置およびda変換器 - Google Patents

Da変換器の試験方法、da変換器の試験装置およびda変換器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易かつ容易に精度の高い動作テストを行うことができるDA変換器の試験方法、DA変換器の試験装置およびDA変換器を提供すること。
【解決手段】所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器に、該DA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータを入力し、該周期パターンデータの基本周波数f0に対する偶数次高調波成分2f0,4f0を観測し、偶数次高調波成分2f0,4f0がない場合に該DA変換器は良好に動作しているものと判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、DA変換器に対する精度の高い動作テストを簡易かつ容易に行うことができるDA変換器の試験方法、DA変換器の試験装置およびDA変換器に関し、特に高速動作が可能なDA変換器に対するDA変換器の試験方法、DA変換器の試験装置およびDA変換器に関するものである。
DA変換器は、多諧調のデジタルデータをアナログデータに変換する回路である。従来、このDA変換器の変換動作の動作テストを行う場合、図12に示すように、パターン発生器101によって発生したテストパターンとクロックとをケーブル102およびプローブ103を介してDA変換器104に入力し、DA変換器104から出力されたアナログデータをオシロスコープなどの観測装置105によって観測し、DA変換器104の動作確認を行っていた。
特開2003−133955号公報
しかしながら、DA変換器の動作速度が高速になると、この動作速度に対応したパターン発生器が必要になるとともに、このパターン発生器から出力される高速のテストパターンや高速のクロックの波形を劣化させず、かつ十分な入力レベルをもってDA変換器に入力することができるケーブルやプローブが必要となり、これらのパターン発生器、ケーブルやプローブを用いないと、高速動作を行うDA変換器の十分な動作テストを行うことができないという問題点があった。
また、動作速度に対応したパターン発生器や、高速デジタルデータの波形品質を劣化させることなく伝送するケーブルやプローブを用いてDA変換器の動作テストを行うと、装置規模が大きくなり、動作テスト時の配線接続にも時間がかかり、しかも高コストになるという問題点があった。
一方、高速動作のDA変換器に限らず、DA変換器の動作テストは、一般にオシロスコープなどを用いて出力されたアナログ波形を観察することによって行われていたため、アナログ出力波形がデジタル入力に対応した忠実な出力を行っているかを精度高く試験することができないという問題点が依然としてあった。特に、DA変換器が高速動作の場合、オシロスコープなどの観測装置自体の精度上の限界によって精度の高い試験を行うことが困難であった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易かつ容易に精度の高い動作テストを行うことができるDA変換器の試験方法、DA変換器の試験装置およびDA変換器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかるDA変換器の試験方法は、所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器に、該DA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータを入力し、該周期パターンデータの基本周波数に対する偶数次高調波成分を観測して該DA変換器を試験することを特徴とする。
また、請求項2にかかるDA変換器の試験方法は、上記の発明において、所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器に、前記所定のデジタルデータの入力を、該DA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータの入力に切り替えて入力し、該周期パターンデータの基本周波数に対する偶数次高調波成分を観測して該DA変換器を試験することを特徴とする。
また、請求項3にかかるDA変換器の試験装置は、所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータを生成し、該DA変換器に出力することを特徴とする。
また、請求項4にかかるDA変換器の試験装置は、テスト信号の入力によってテストパターンを発生するパターン発生手段と、前記テスト信号の入力によって、入力される所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換手段側への出力を前記テストパターンの前記DA変換手段側への出力に切り替えるセレクタと、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかるDA変換器の試験装置は、上記の発明において、前記パターン発生手段は、前記セレクタと前記DA変換手段との間に設けられ、前記テスト信号の入力時に前記所定のデジタルデータの各ビットをラッチする複数のフリップフロップ回路を有し、このラッチしたビットデータを巡回させ前記DA変換手段にパラレル出力するシフトレジスタであることを特徴とする。
また、請求項6にかかるDA変換器の試験装置は、上記の発明において、前記シフトレジスタは、前記複数のフリップフロップ回路に連結される1以上のフリップフロップ回路を備え、該1以上のフリップフロップ回路に設定されたビット値を含めて各ビットを巡回させることを特徴とする。
また、請求項7にかかるDA変換器の試験装置は、上記の発明において、クロックを発生するクロック発生手段と、前記テスト信号の入力によって、外部クロックの出力を前記クロック発生手段が発生するクロックに切り替える切替手段と、を備え、前記テスト信号が入力されるテストモード時に、前記DA変換手段および前記パターン発生手段は前記クロックによって動作することを特徴とする。
また、請求項8にかかるDA変換器の試験装置は、上記の発明において、前記クロック発生手段は、自励発振器であり、前記自励発振器の周波数をモニタして前記自励発振器の周波数を制御する周波数制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項9にかかるDA変換器の試験装置は、上記の発明において、前記パターン発生手段が発生するパターンデータは、前記DA変換手段が出力する波形が対称波形となる周期パターンデータであることを特徴とする。
また、請求項10にかかるDA変換器は、所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換手段と、請求項4〜9のいずれか一つに記載のDA変換器の試験装置と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項11にかかるDA変換器は、上記の発明において、前記所定のデジタルデータのデータ入力端子と、前記アナログデータのデータ出力端子と、前記テスト信号のテスト信号入力端子と、前記DA変換手段および前記パターン発生手段に供給するクロックを入力する外部クロック入力端子と、を備えたことを特徴とする。
この発明にかかるDA変換器の試験方法、DA変換器の試験装置およびDA変換器では、所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器に、該DA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータを入力し、該周期パターンデータの基本周波数に対する偶数次高調波成分を観測し、偶数次高調波成分が観測されない場合に該DA変換器が正常動作しているものとして判定する試験を行うようにしているので、精度の高いDA変換器の試験を簡易かつ容易に行うことができるという効果を奏する。
以下、この発明を実施するための最良の形態であるDA変換器の試験方法、DA変換器の試験装置およびDA変換器について説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1にかかるDA変換器の試験方法の概念を示す図である。図1において、このDA変換器の試験方法は、まず図示しないDA変換器が4ビットのデジタルデータをアナログデータに変換する場合、図1の上段に示すように1ビットずつ巡回する周期データを図示しないDA変換器に入力する。図1の上段では、「0011」→「0110」→「1100」→「1001」→「0011」→…の巡回する周期データとなっている。
この周期データが図示しないDA変換器に入力されると図1の中段に示したアナログデータに変換されて出力される。ここで、このアナログデータの波形は、アナログ値「7.5」を基準に対称波形となっている。すなわち図1に示すようにアナログ値「7.5」を基準に上下の面積SA,SBが等しくなっている。
図示しないDA変換器に入力されるデジタルデータを、上述した対称波形が生成される周期データとすると、図1の下段に示すように、アナログデータの波形の基本波SP1(周波数f0)の他に高調波SP2〜SP5(2f0〜5f0)が出力される。なお、6次以降の高調波は図示していない。
ここで、図示しないDA変換器が正常動作している場合、偶数次の高調波SP2,SP4は出現しない。このDA変換器の正常動作とは、DA変換時における各諧調の電圧値が適正に動作していることを意味する。したがって、上述した対称波形が生成される周期データを図示しないDA変換器に入力し、その出力波形をスペクトルアナライザなどの観測装置を用いて観測し、偶数次の高調波SP2,SP4の出現の有無あるいはそのレベルをもとに図示しないDA変換器の動作試験を行うことができる。
この場合、時間波形を観測するのではなく、偶数次の高調波スペクトル値を観測し、そのレベルを測定すればよいので、容易かつ簡易に試験を行うことができるとともに精度の高い試験を行うことができる。さらに、図示しないDA変換器が高速動作を行う場合であっても、上述したように偶数次の高調波スペクトル値のみに着目して数量的に測定できるので精度の高い試験を確実に行うことができる。
図2は、上述したDA変換器の試験方法を実現するDA変換器の試験装置の構成を示す図である。図2に示したデータ選択回路1は、4ビットのデジタルデータをアナログデータに変換する図示しないDA変換器に対するDA変換器の試験装置として機能し、このDA変換器の前段に配置される。
データ選択回路1は、セレクタ2とパターン発生部3とを有する。セレクタ2には、4ビットのデジタルデータD0〜D3が入力され、各デジタルデータD0〜D3は、それぞれセレクタ回路SL0〜SL3に入力される。パターン発生部3は、メモリ3aを有し、このメモリ3a内に、上述した対称波形が生成される周期データであるテストパターンが格納され、このテストパターンを、対応するセレクタ回路SL0〜SL3に入力する。セレクタ回路SL0〜SL3のそれぞれには、テスト信号TESTが入力され、テスト信号TESTがローレベルの時、入力されたデジタルデータD0〜D3をそのまま出力データO0〜O3として図示しないDA変換器に出力する通常動作モード(ノーマルモード)に切り替え、テスト信号TESTがハイレベルの時、パターン発生部3から出力されるテストパターンを出力データO0〜O3として図示しないDA変換器に出力するテストモードに切り替える。なお、パターン発生部3は、供給されるクロック信号CLKによって動作する。
このDA変換器の試験装置として機能するデータ選択回路1は、デジタルデータD0〜D3とテストパターンとの切り替えを行うようにしているので、ノーマルモードとテストモードとを容易かつ柔軟に切り替えることができる。
図3は、上述したデータ選択回路1と、DA変換器として機能するDA変換部4とを備えたDA変換器10の構成を示す図である。すなわち、このDA変換器10は、DA変換器4とデータ選択回路1とを1つの装置として実現している。
図3に示すように、このDA変換器10は、DA変換すべき4ビットのデジタルデータD0〜D3を入力するデータ入力端子T1、テスト信号TESTを入力するテストモード設定入力端子T2、およびクロック信号CLKを入力するクロック入力端子T3を有するとともに、内部に、データ選択回路1およびDA変換部4を有する。さらに、DA変換器10は、DA変換部4によって変換されたアナログデータOUTを外部出力するアナログ出力端子T4を有する。
上述したように、データ選択回路1には、データ入力端子T1から入力されたデジタルデータD0〜D3、テストモード設定入力端子T2から入力されたテスト信号TEST、およびクロック入力端子T3から入力されたクロック信号CLKがそれぞれ入力される。クロック信号CLKは、さらにDA変換部4にも供給され、データ選択回路1から出力されたデジタルデータO0〜O3が入力される。DA変換部4は、クロック信号CLKを動作クロックとして用いてデジタルデータO0〜O3をアナログデータOUTに変換し、アナログ出力端子T4を介して出力する。
なお、上述したDA変換器10は、1つのチップで形成する必要はないが、データ入力端子T1、テストモード設定入力端子T2、クロック入力端子T3、およびアナログ出力端子T4をもつ1つのチップとして形成することが好ましい。1つのチップとすることによって、配線による波形劣化やロスなどをなくすことができ、高速動作テストを行う配線を容易に形成できるからである。
このDA変換器10は、たとえば出荷するときやメンテナンス時にテストモードに切り替えて試験し、それ以外のときには通常のDA変換器として機能するチップとして実現され、しかも試験時における配線による波形劣化やロスをなくすことができ、精度の高い試験を行うことができる。
なお、上述した実施の形態1では、デジタルデータD0〜D3が4ビットの多階調データであったが、これに限らず、パラレルビット数は任意であり、たとえば8ビットパラレルデータあるいは16ビットパラレルデータであってもよい。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、パターン発生部3がテストパターンを発生するようにしていたが、この実施の形態2では、入力されるデジタルデータD0〜D3を用いてテストパターンを生成するようにしている。
図4は、この発明の実施の形態2であるデータ選択回路1の詳細構成を示す図である。また、図5は、このデータ選択回路2を搭載したDA変換器11の概要構成を示す図である。図4および図5において、このデータ選択回路1は、パターン発生部3に代えてビット数に対応した段数を有したシフトレジスタ31を設けている。このシフトレジスタ31は、たとえばセレクタ2とDA変換部4との間に設けられ、4つのフリップフロップ回路FF0〜FF3を有する。各セレクタ回路SL0〜SL3には、それぞれデジタルデータD0,D1,D2,D3、およびフリップフロップ回路FF3,FF0,FF1,FF2の各出力である出力データO3,O0,O1,O2が入力され、それぞれ入力されるテスト信号TESTによって選択されたデジタルデータD0〜D3あるいは出力データO3〜O2が、それぞれフリップフロップ回路FF0〜FF3に入力される。各フリップフロップ回路FF0〜FF3は、各セレクタ回路SL0〜SL3から入力されたデータをラッチし、出力データO0〜O3としてDA変換部4に出力する。
ここで、フリップフロップ回路FF0〜FF3は、テスト信号TESTがローレベルのとき、入力されたデジタルデータD0〜D3をラッチした後、クロック信号CLKに応じてそのまま出力データO0〜O3として出力する。一方、フリップフロップ回路FF0〜FF3は、テスト信号TESTがハイレベルになったときのデジタルデータD0〜D3をラッチし、その後このラッチした各ビット値をクロック信号CLKに応じて巡回させつつシフトするシフトレジスタを形成し、各フリップフロップ回路FF0〜FF3からパラレルデータである出力データO0〜O3をクロック信号CLKに応じて出力する。
すなわち、図6に示すように、テスト信号TESTがローレベルからハイレベルに変わる時点t1においてフリップフロップ回路FF0,FF1,FF2,FF3がそれぞれラッチしたデジタルデータD0,D1,D2,D3であるパラレルデータDT0,DT1,DT2,DT3は、それぞれ出力データO0,O1,O2,O3として出力されるとともに、セレクタ2を介してつぎのフリップフロップ回路FF1,FF2,FF3,FF0にシフトされる。そして、つぎのクロックの時点t2においてこのシフトしたパラレルデータDT3,DT0,DT1,DT2は、つぎの出力データO0,O1,O2,O3として出力されるとともにシフトされる。各出力データO0〜O3に注目してみると、たとえば出力データO0は、テスト信号TESTがハイレベルになった時点t1から、DT0→DT3→DT2→DT1→DT0→DT3→…の巡回データとなり、出力データO1は、テスト信号TESTがハイレベルになった時点t1から、DT1→DT0→DT3→DT2→DT1→DT0→…の巡回データとなる。
具体的には、出力データO0〜O3は、時点t1においてラッチされたパラレルデータDT0〜DT3である「1,1,0,0」が巡回したパラレルデータとして順次出力され、これがテストパターンとなる。このテストパターンである出力データO0〜O3は、その後DA変換部4によって、それぞれ各階調に応じてアナログ値に変換され、アナログデータOUTとして出力される。
この実施の形態2では、テストモード移行時においてシフトレジスタ3がラッチしたデジタルデータDT0〜DT3をその後巡回シフトさせてパラレルの出力データO0〜O3をテストパターンとして生成しているので、高速の所望テストパターンを容易に形成することができる。
なお、上述した実施の形態2では、シフトレジスタ31を形成するフリップフロップ回路FF0〜FF3の段数が、デジタルデータD0〜D3のビット数と同じであったが、これに限らず、フリップフロップ回路の段数を、デジタルデータD0〜D3のビット数を超えた数としてもよい。
図7は、この発明の実施の形態2であるデータ選択回路の詳細構成を示す図である。図7に示すように、このデータ選択回路32のシフトレジスタ32は、フリップフロップ回路FF0〜FF3を一連のシフトレジスタとしてみた場合、その前段に2段のフリップフロップ回路FF4,FF5を接続した構成としている。このため、フリップフロップ回路FF3の出力データO3は、フリップフロップ回路FF4に入力され、フリップフロップ回路FF5の出力データは、セレクタ回路SL0に入力され、さらにこのセレクタ回路SL0を介してフリップフロップ回路FF0に入力される。その他の構成は図4に示したデータ選択回路1および図5に示したDA変換器10と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
この場合、テスト信号TESTがハイレベルになったときにデジタルデータD0〜D3をラッチするのは、フリップフロップFF0〜FF3である。ただし、フリップフロップ回路FF0〜FF3によってラッチされたデータに加えてフリップフロップ回路FF4,FF5に初期設定されたビットが巡回シフトすることになる。
図8は、図7に示したデータ選択回路21によるテストモード時の出力データO0〜O3の一例を示す図である。図8に示すように、フリップフロップ回路FF4,FF5の付加によって、巡回するテストパターンの周期が長くなり、これに伴ってさらに多彩なテストパターンを発生させることができる。特に、フリップフロップ回路FF4,FF5によってビットが付加されるので、図8の下部に示すように、面積Sa,Sbが等しい対称波形の生成が容易になり、DA変換部4に対する動作テストを容易かつ多様に行うことができる。
なお、この実施の形態2の変形例では、2段のフリップフロップ回路FF4,FF5を付加した6段のシフトレジスタ32を実現しているが、これに限らず、1段あるいは3段以上のフリップフロップ回路を付け加えてもよい。さらに、このフリップフロップ回路FF4,FF5を、たとえばフリップフロップ回路FF1,FF2間に配置し、多彩なテストパターンを生成するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態2およびその変形例では、いずれもデジタルデータD0〜D3の上位ビット側に一様にシフトし巡回するようにしていたが、これに限らず、各フリップフロップ回路FF0〜FF5のシフト先を後段の隣接するフリップフロップ回路ではなく、一部クロスさせるなどして、そのシフト先を変えたシフトレジスタを形成し、多彩なテストパターンを生成するようにしてもよい。
(実施の形態3)
つぎに、この発明の実施の形態3について説明する。この実施の形態3では、DA変換器の内部にさらにクロック発生回路を設けるようにしている。図9は、この発明の実施の形態3であるDA変換器の概要構成を示す図である。図9において、このDA変換器12は、図5に示したDA変換器11の内部にクロック選択回路5およびクロック発生回路6を有する。
テスト信号TESTは、データ選択回路1に入力されるとともに、クロック選択回路5にも入力される。クロック選択回路5は、クロック入力端子T3から入力される外部クロック信号CLKAと、自励発振器であるクロック発生回路6から出力される内部クロック信号CLKBとが入力され、テスト信号TESTがローレベルの時、外部クロック信号CLKAを選択し、テスト信号TESTがハイレベルの時、内部クロック信号CLKBを選択し、それぞれ選択された信号をクロック信号CLKとしてデータ選択回路1およびDA変換部4に出力する。このクロック信号CLKは、データ選択回路1およびDA変換部4の動作クロックとして用いられる。
DA変換部4は、出力データO0〜O3を4ビットの多階調データとしてアナログ変換し、アナログデータOUTとしてアナログ出力端子T4から出力する。DA変換部4は、クロック信号CLKによって動作速度が決定され、ノーマルモード時では、外部クロックCLKAのクロック速度で動作し、テストモード時では、内部クロックCLKBのクロック速度で動作する。
ここで、テストモードへの切替によってクロック信号CLKは、クロック選択回路5によって、テスト信号TESTがハイレベルになった時点で、外部クロック信号CLKAから内部クロック信号CLKBに切り替えられる。
テストモードにおける内部クロック信号CLKBのクロック周波数は、DA変換部4の高速動作をテストするために高く設定されるが、DA変換器12に内蔵されているため、この内部クロック信号CLKBは、波形劣化が少なく高速動作テストに十分なクロックとしてデータ選択回路1およびDA変換部4に供給される。
逆に、ノーマルモード時には、外部クロック信号CLKAがデータ選択回路1およびDA変換部4に供給されるため、DA変換部4の動作テストを行う場合、このノーマルモード時におけるクロック周波数を低くすることができる。すなわち、クロック入力端子T3から低速のクロック周波数である外部クロック信号CLKAを入力することができる。この場合、上述したように、テスト信号TESTがハイレベルになったときにデジタルデータD0〜D3がラッチされ、このラッチされたパラレルデータDT0〜DT3がテストパターンを決定するため、図10に示すように、外部クロック信号CLKAのクロック周波数を低速にして、テスト信号TESTによる所望のテストパターンの選択を確実かつ安定して行えるようにすることができる。
この実施の形態3では、DA変換器12が、テストパターン発生器として機能するシフトレジスタ31やクロック発生器6を内蔵しているので、高速性を維持した信号発生を容易に行うことができ、高価なパターン発生器や、ケーブルおよびプローブを不要とし、DA変換部4の高速動作テストを簡易かつ容易に行うことができる。
(実施の形態4)
つぎに、この発明の実施の形態4について説明する。上述した実施の形態3では、クロック発生回路6が自励発振器であるとしたが、この実施の形態4では、この自励発振器の安定性を増すようにしている。
図11は、この発明の実施の形態4であるDA変換器の構成を示すブロック図である。図11において、このDA変換器12のクロック発生回路6は、VCO6aを有し、VCO6aから内部クロック信号CLKBを出力している。また、クロック発生回路6は、分周器6bを介してこのVCO6aの出力を帰還させている。DA変換器12は、さらにクロック発生回路6の分周器6bからのモニタ信号を出力するテストクロック出力端子T6と、VCO6aの周波数を電圧制御する制御信号を入力するためのテストクロック入力端子T5とを有している。DA変換器12には、周波数制御器20が、テストクロック入力端子T5とテストクロック出力端子T6とを介して接続される。その他の構成は、図9に示した構成と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
周波数制御器20は、水晶発振器などによって実現される原発振器20cを有し、位相比較器20aが、この原発振器20cからの信号を分周器20bを介して入力した信号と分周器6bによってモニタされた信号とを位相比較してVCO6aの周波数を電圧制御する。これによって、VCO6aのクロック周波数が安定化する、いわゆるPLL回路が実現される。なお、周波数制御器20は、クロック発生回路6の内部クロック周波数を安定化することができればよく、必ずしも原発振器20cおよび分周器20bを設ける必要はない。
この実施の形態4では、外部に周波数制御器20を設け、テストクロック入力端子T5およびテストクロック出力端子T6を介して、クロック発生回路6が生成する内部クロック周波数をフードバック制御しているので、内部クロック周波数の安定化を図ることができる。
この発明の実施の形態1にかかるDA変換器の試験方法の概要を示す図である。 図1に示したDA変換器の試験方法を実現するデータ選択回路の詳細構成を示すブロック図である。 図2に示したデータ選択回路を内蔵したDA変換器の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2にかかるデータ選択回路の構成を示すブロック図である。 図4に示したデータ選択回路を内蔵したDA変換器の構成を示すブロック図である。 図5に示したDA変換器によるテストパターン発生を説明するタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2の変形例であるデータ選択回路の構成を示すブロック図である。 図7に示したDA変換器によるテストモード時におけるアナログデータの出力波形を示す図である。 この発明の実施の形態3にかかるDA変換器の構成を示すブロック図である。 図9に示したDA変換器によるノーマルモード時とテストモード時とにおけるクロック周波数を変えた場合の波形図である。 この発明の実施の形態4にかかるDA変換器の構成を示すブロック図である。 従来のDA変換器に対して動作テストを行う場合のシステム構成を示す図である。
符号の説明
1,21 データ選択回路
2 セレクタ
3 パターン発生部
3a メモリ
4 DA変換部
5 クロック選択回路
6 クロック発生回路
6a VCO
6b,20b 分周器
10,11,12 DA変換器
20 周波数制御器
20a 位相比較器
20c 原発振器
31,32 シフトレジスタ
FF0〜FF5 フリップフロップ回路
SL0〜SL3 セレクタ回路
T1 データ入力端子
T2 テストモード設定入力端子
T3 クロック入力端子
T4 アナログ出力端子
T5 テストクロック入力端子
T6 テストクロック出力端子

Claims (11)

  1. 所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器に、該DA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータを入力し、該周期パターンデータの基本周波数に対する偶数次高調波成分を観測して該DA変換器を試験することを特徴とするDA変換器の試験方法。
  2. 所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器に、前記所定のデジタルデータの入力を、該DA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータの入力に切り替えて入力し、該周期パターンデータの基本周波数に対する偶数次高調波成分を観測して該DA変換器を試験することを特徴とするDA変換器の試験方法。
  3. 所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換器からの出力波形が対称となる周期パターンデータを生成し、該DA変換器に出力することを特徴とするDA変換器の試験装置。
  4. テスト信号の入力によってテストパターンを発生するパターン発生手段と、
    前記テスト信号の入力によって、入力される所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換手段側への出力を前記テストパターンの前記DA変換手段側への出力に切り替えるセレクタと、
    を備えたことを特徴とするDA変換器の試験装置。
  5. 前記パターン発生手段は、
    前記セレクタと前記DA変換手段との間に設けられ、前記テスト信号の入力時に前記所定のデジタルデータの各ビットをラッチする複数のフリップフロップ回路を有し、このラッチしたビットデータを巡回させ前記DA変換手段にパラレル出力するシフトレジスタであることを特徴とする請求項4に記載のDA変換器の試験装置。
  6. 前記シフトレジスタは、前記複数のフリップフロップ回路に連結される1以上のフリップフロップ回路を備え、該1以上のフリップフロップ回路に設定されたビット値を含めて各ビットを巡回させることを特徴とする請求項5に記載のDA変換器の試験装置。
  7. クロックを発生するクロック発生手段と、
    前記テスト信号の入力によって、外部クロックの出力を前記クロック発生手段が発生するクロックに切り替える切替手段と、
    を備え、前記テスト信号が入力されるテストモード時に、前記DA変換手段および前記パターン発生手段は前記クロックによって動作することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のDA変換器の試験装置。
  8. 前記クロック発生手段は、自励発振器であり、
    前記自励発振器の周波数をモニタして前記自励発振器の周波数を制御する周波数制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のDA変換器の試験装置。
  9. 前記パターン発生手段が発生するパターンデータは、前記DA変換手段が出力する波形が対称波形となる周期パターンデータであることを特徴とする請求項4〜8のいずれか一つに記載のDA変換器の試験装置。
  10. 所定のデジタルデータをアナログデータに変換するDA変換手段と、
    請求項4〜9のいずれか一つに記載のDA変換器の試験装置と、
    を備えたことを特徴とするDA変換器。
  11. 前記所定のデジタルデータのデータ入力端子と、
    前記アナログデータのデータ出力端子と、
    前記テスト信号のテスト信号入力端子と、
    前記DA変換手段および前記パターン発生手段に供給するクロックを入力する外部クロック入力端子と、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載のDA変換器。
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