JP2008047733A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体基板1aに素子が形成されている素子領域の下層に、半導体基板1a中全面に第1分離領域2が形成されており、第1分離領域と接続され、半導体基板1aの側面に埋め込まれるように第2分離領域3が形成されており、第2分離領域と接続され、半導体基板1a上の周縁部全周に導電性壁11bが形成されており、導電性壁11bの上面部全面にバンプ13bが形成されている構造とする。
【選択図】図1
Description
この課題を解決する半導体装置の小型化技術として、半導体チップの面積と実装面積が同程度となるCSP(Chip Size Package)と称されるパッケージ技術や複数の半導体チップを積層して同一パッケージ内に収めるスタックパッケージと称される技術が開発されている。
次に、スクライブラインでウエハをダイシングする。
次に、導電性ポストの上面部にバンプを形成し、個々の半導体装置とする。
図1に示すように、半導体基板1中に、例えば、エピタキシャル成長により高濃度不純物からなる第1導電型の第1分離領域2(以下、第1分離領域とも称する)が形成され、半導体基板1中における第1分離領域2と接続するように、例えば、高濃度不純物からなる第1導電型の第2分離領域3(以下、第2分離領域とも称する)が形成されている。
また絶縁膜6には、底面に第2分離領域3が露出するようにポスト溝PD1が形成されている。
さらに、配線9の上層に、底面に配線9が露出するようにポスト溝PD2が形成されており、ポスト溝PD2には、例えば、Cuからなる導電性ポスト11aが形成されている。
上記のように図1及び図2に示す半導体装置20が形成されている。
図3は、本発明の一実施形態に係る半導体ウエハの模式構成を示す平面図である。
図3に示すように、半導体ウエハ1は、スクライブラインSLで半導体装置20に分割される。
図4〜図11は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図である。一実施形態においては、例えば、図4〜図11に示す全ての工程についてウエハレベルで行うことができる。
まず、図4(a)に示すように、半導体ウエハ1に能動素子(不図示)を形成する。そして半導体ウエハ1中における能動素子が形成されている素子領域の下層であり、半導体ウエハ1の全面に、例えば、エピタキシャル成長により高濃度不純物からなる第1分離領域2を形成し、第1分離領域2の上層におけるスクラブラインSLを挟さんで、第1分離領域2と接続するように、例えば、イオン注入法により、高濃度不純物からなる第2分離領域3を形成する。そして、半導体ウエハ1上に能動素子からの、例えば、Alからなるパッド5をペリフェラル状あるいはマトリックス状に形成し、半導体ウエハ1上に、例えば、CVD(化学気相成長)法により、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコンなどからなるパッシベーション膜4を形成する。
絶縁膜6が感光性ポリイミドからなる場合、例えば、スピンコータなどの塗布装置により以下の1〜5の順で条件を変えながら塗布を行う。
回転速度 時間
1:1000rpm 30s
2:1950rpm 40s
3:1000rpm 10s
4:1500rpm 10s
次に、図4(c)に示すように、絶縁膜6をプリベークした後、フォトリソグラフィ法により絶縁膜6に配線溝WD、ポスト溝PD1のパターン加工をする。そして、パターン加工した絶縁膜6をスピンデベロッパなどの現象装置により現像し、配線溝WD、ポスト溝PD1を形成する。
次に、図5(b)に示すように、シード膜7の上層に、例えば、スピンコータなどのレジスト塗布装置によりレジスト膜8を被覆し、フォトリソグラフィ法によりレジスト膜8に配線溝WDのパターン加工をする。そして、パターン加工したレジスト膜8をスピンデベロッパなどの現像装置により現像し、レジスト膜8に配線溝WDを形成する。
次に、図6(b)に示すように、例えば、プラズマアッシングなどによりレジスト膜8を除去する。シード膜7は後述する電解めっき法により、例えば、Cuからなる導電性ポスト11a及び導電性壁11bを形成するためのシードとして残しておく。
次に、図7(b)に示すように、露出したシード膜7及び配線9の上層におけるポスト溝PD1及びポスト溝PD2に、例えば、シード膜7を通電させて電解めっき法などにより、導電性ポスト11a及び導電性壁11bを形成する。導電性ポスト11a及び導電性壁11bの高さが80〜180μm、幅または直径が180〜300μmとなるようにする。
次に、図8(b)に示すように、配線9、導電性ポスト11a及び導電性壁11bをマスクとしてプラズマエッチングなどのエッチングを行い、シード膜7を除去する。
次に、図9(b)に示すように、バッファ層12硬化後、例えば、研削法により、導電性ポスト11a及び導電性壁11bの表面が露出するまでバッファ層12を、例えば、以下の条件により研削する。
・ホイール:#600
・回転速度:3500rpm
・研磨速度:5mm/sec
次に、図10(b)に示すように、上面が露出した導電性ポスト11a及び導電性壁11bの表面に、例えば、半田ボール、半田ペーストなどによりバンプ13a及びバンプ13bを形成する。
次に、図11に示すように、半導体ウエハ1の裏面を半導体装置20が所望の厚さになるように、例えば、BGR(バックグラインド)などによりバンプ13aが形成されている面の裏面側から半導体ウエハ1を研削して、半導体ウエハ1を個片化し、図1に示す半導体装置20を形成する。
また、シード膜として、TiCuを用いたが、これには限定されず、例えば、Cuなどを用いてもよい。
また、第1分離領域及び第2分離領域における高濃度不純物はドナー、アクセプタのどちらを用いてもよい。
また、絶縁膜として、感光性ポリイミドを用いたが、これには限定されず、例えば、酸化シリコン、窒化シリコンなどの絶縁材料を用いてもよい。絶縁膜6として、酸化シリコン、窒化シリコンを用いる場合、レジスト膜を被覆してからパターニングする必要がある。
また、絶縁膜を塗布する条件を記載したが、これには限定されない。
また、バッファ層を研磨する条件を記載したが、これには限定されない。
Claims (10)
- 基板と、
前記基板に素子が形成されている素子領域の下層に、前記基板中全面に形成されている第1導電型の第1分離領域と、
前記基板の周縁部全周において前記基板の表面から前記第1分離領域に達する深さまで形成されている前記第1導電型の第2分離領域と、
前記第2分離領域に接続して、前記基板上の周縁部全周に形成されている導電性壁と
を有することを特徴とする半導体装置。 - 前記導電性壁の上面に形成されているバンプを有することを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記基板上に形成され、前記基板の内部配線の一部と接続しているパッドと、
前記パッドの上層に前記パッドに接続して形成された配線層と
を有することを特徴とする
請求項2に記載の半導体装置。 - 前記基板上に形成され、前記基板を保護するパッシベーション膜と、
前記導電性壁の内側における前記パッシベーション膜の上層に絶縁膜と
を有し、
前記配線層が前記絶縁膜中に埋め込まれていることを特徴とする
請求項3に記載の半導体装置。 - 前記絶縁膜の上層に形成されたバッファ層を有し、
前記バッファ層を貫通して前記配線層に接続して形成されている導電性ポストと、
前記バッファ層から露出している前記導電性ポストの上面に形成されているバンプと
を有することを特徴とする
請求項4に記載の半導体装置。 - 前記第1分離領域及び前記第2分離領域が高濃度不純物領域であることを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記基板がアナログチップであることを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置。 - 基板上の周縁部全周に導電性壁を有する半導体装置の製造方法であって、
前記基板が集積されてなるウエハにおけるスクライブラインを挟んで、前記ウエハの表面から、前記基板に素子が形成されている素子領域の下層に、前記基板中全面に形成されている第1導電型の第1分離領域に達する深さまで形成されている前記第1導電型の第2分離領域と接続するように、記基板上の周縁部全周に導電性壁を形成する工程と、
前記スクライブラインにおいて前記ウエハをダイシングする工程と
を有することを特徴とする
半導体装置の製造方法。 - 前記導電性壁の上面にバンプを形成する工程をさらに有することを特徴とする
請求項8に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記スクラブラインにおいて前記ウエハをダイシングする工程が、
少なくとも前記ウエハに形成されている第1導電型の第1分離領域までハーフカットしてダイシングストリートを形成する工程と、
前記導電性ポストの上面にバンプを形成する工程の後に、少なくとも前記ダイシングストリートの底面に達するまで前記バンプが形成されている面の裏面側から前記ウエハを研磨して、前記ウエハを個片化する工程と
を含むことを特徴とする
請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
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