JP4987683B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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    • H01L2224/13Structure, shape, material or disposition of the bump connectors prior to the connecting process of an individual bump connector

Description

この発明は半導体装置およびその製造方法に関する。
従来の半導体装置には、SOI(silicon on insulator)と呼ばれるもので、半導体基板上に絶縁膜が設けられ、絶縁膜上に薄膜トランジスタを形成してなるSOI集積回路部が設けられたものがある。(例えば、特許文献1参照)。この従来の半導体装置では、回路基板上にフェースダウン方式でつまりそのSOI集積回路部を下側とされた状態で搭載されている。そして、半導体装置の下面と回路基板との間にはアンダーフィル材が設けられている。この場合、アンダーフィル材は、半導体装置の周囲における回路基板の上面および半導体装置の周側面を覆うように設けられている。
特開2007−19464号公報(図1)
ところで、SOIと呼ばれる半導体装置では、半導体基板の電位の安定化を図るために、半導体基板の上面(裏面)をグランド電位とする必要がある。このため、上記従来の半導体装置では、その半導体基板の上面とアンダーフィル材の外側における回路基板の上面に設けられたグランド配線とを、それらの上面およびその間のアンダーフィル材の外面に設けられた接続部材を介して接続している。
しかしながら、上記従来の半導体装置では、その半導体基板の上面と回路基板のグランド配線とを、アンダーフィル材の外面に設けられた接続部材を介して接続しているので、この状態で特性評価を行なうことはできるが、単体の状態ではフローティング状態となるので、単体の状態では特性評価を行なうことができないという問題があった。
そこで、この発明は、単体の状態で特性評価を行なうことを可能とすることができる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられたSOI集積回路部と、前記SOI集積回路部上に設けられた上層絶縁膜と、前記上層絶縁膜上に設けられたグランド用配線を含む複数の配線とを備えており
前記グランド用配線を含む前記配線の接続パッド部上に柱状電極が設けられており、
前記柱状電極の周囲における前記上層絶縁膜上に封止膜が設けられており、
前記グランド用配線の一の端部端面は前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜の側面と面一とされて露出され、この露出された前記グランド用配線の一の端部端面を含む前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜の側面から前記半導体基板の下面にかけて接続部材が設けられており、
前記グランド用配線の一の端部上にダミー柱状電極がその側面を露出されて設けられ、この露出された前記ダミー柱状電極の側面に前記接続部材が接続されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1に記載の発明において、前記接続部材は導電性ペーストを硬化させたものからなることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置は、請求項1または2に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、ウエハ状態の半導体基板上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜上にSOI集積回路部が形成され、前記SOI集積回路部上に上層絶縁膜が形成されたものを準備する工程と、前記上層絶縁膜上にグランド用配線を含む複数の配線を形成し、且つ、前記グランド用配線の一の端部をダイシングストリートに対応する領域内の途中まで形成する工程と、前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜を前記ダイシングストリートに沿って切断して、個々の半導体装置に分割し、且つ、前記ダイシングストリートに対応する領域内に形成された前記グランド用配線を切断して除去し、当該切断面を露出させる工程と、分割された前記半導体装置において、前記グランド用配線の切断面を含む前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜の側面から前記半導体基板の下面にかけて接続部材を形成する工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項に記載の発明において、前記接続部材は、塗布された導電性ペーストを硬化させて形成することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項に記載の発明において、前記グランド用配線を含む前記配線の接続パッド部上に柱状電極を形成する工程を有することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項に記載の発明において、前記柱状電極の周囲における前記上層絶縁膜上に封止膜を形成する工程を有することを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項に記載の発明において、前記柱状電極を形成する工程は、前記グランド用配線の一の端部上にダミー柱状電極を形成する工程を含み、前記切断工程は、前記ダイシングストリートに対応する領域内に形成された前記ダミー柱状電極を切断して除去し、当該切断面を露出させる工程を含み、前記接続部材を形成する工程は、前記ダミー柱状電極の切断面に前記接続部材を形成する工程を含むことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、請求項7または8に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールを形成する工程を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、グランド用配線の一の端部端面を半導体基板、絶縁膜、SOI集積回路部および上層絶縁膜の側面と面一として露出させ、この露出されたグランド用配線の一の端部端面を含む半導体基板、絶縁膜、SOI集積回路部および上層絶縁膜の側面から半導体基板の下面にかけて接続部材を設けているので、単体の状態で半導体基板の下面をグランド電位とすることが可能であり、したがって単体の状態で特性評価を行なうことを可能となる。
(第1実施形態)
図1(A)はこの発明の第1実施形態としての半導体装置の断面図を示し、図1(B)はその右側面図を示す。この場合、図1(A)は図1(B)のA−A線に沿う断面図である。この半導体装置は、一般的にはCSP(chip size package)と呼ばれるものであり、SOI基板1を備えている。
SOI基板1は、平面正方形状のシリコン基板(半導体基板)2の上面に酸化シリコン等からなる絶縁膜3が設けられ、絶縁膜3の上面に薄膜トランジスタを形成してなるSOI集積回路部4が設けられた構造となっている。この場合、SOI集積回路部4の薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域は、絶縁膜3に設けられた上下導通部(図示せず)を介してシリコン基板3に接続されている。
SOI集積回路部4の上面周辺部にはアルミニウム系金属等からなる複数の接続パッド5a、5bがSOI集積回路部4に接続されて設けられている。この場合、符号5aで示す接続パッドは信号用、電源用等の接続パッドであり、符号5bで示す接続パッドはグランド用の接続パッドである。
接続パッド5a、5bの上面中央部を除くSOI集積回路部4の上面には酸化シリコン等からなる上層絶縁膜6が設けられ、接続パッド5a、5bの上面中央部は上層絶縁膜6に設けられた開口部7a、7bを介して露出されている。上層絶縁膜6の上面にはポリイミド系樹脂等からなる保護膜(上層絶縁膜)8が設けられている。上層絶縁膜6の開口部7a、7bに対応する部分における保護膜8には開口部9a、9bが設けられている。
保護膜8の上面には配線10a、10bが設けられている。配線10a、10bは、保護膜8の上面に設けられた銅等からなる下地金属層11a、11bと、下地金属層11a、11bの上面に設けられた銅からなる上部金属層12a、12bとからなる2層構造となっている。配線10aの一端部は、上層絶縁膜6および保護膜8の開口部7a、9aを介して信号用、電源用等の接続パッド5aに接続されている。配線10bの所定の箇所は、上層絶縁膜6および保護膜8の開口部7b、9bを介してグランド用の接続パッド5bに接続されている。
配線10a、10bの接続パッド部上面には銅からなる柱状電極13a、13bが設けられている。配線10a、10bを含む保護膜8の上面にはエポキシ系樹脂等からなる封止膜14がその上面が柱状電極13a、13bの上面と面一となるように設けられている。柱状電極13a、13bの上面には半田ボール15a、15bが設けられている。
ここで、グランド用の配線10bの一端部は接続パッド部となっているが、他端部端面はシリコン基板2、絶縁膜3、SOI集積回路部4、上層絶縁膜6、保護膜8および封止膜14の側面と面一であり、外部に露出されている。この露出されたグランド用の配線10bの他端部端面を含む封止膜14、保護膜8、上層絶縁膜6、SOI集積回路部4、絶縁膜3およびシリコン基板2の側面からシリコン基板2の下面にかけては銀ペースト等の導電性ペーストからなる接続部材16が設けられている。この場合、図1(B)に示すように、接続部材16の幅はグランド用の配線10bの他端部端面の幅よりも小さくしているが、同じかそれよりも大きくしてもよい。
このように、この半導体装置では、グランド用の配線10bの他端部端面をシリコン基板2、絶縁膜3、SOI集積回路部4、上層絶縁膜6、保護膜8および封止膜14の側面と面一として露出させ、この露出されたグランド用の配線10bの他端部端面を含むシリコン基板2、絶縁膜3、SOI集積回路部4、上層絶縁膜6、保護膜8および封止膜14の側面からシリコン基板2の下面にかけて接続部材16を設けているので、単体の状態でシリコン基板2の下面をグランド電位とすることが可能であり、したがって単体の状態で特性評価を行なうことを可能となる。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明する。まず、図2に示すように、ウエハ状態のシリコン基板2上に絶縁膜3、SOI集積回路部4、接続パッド5a、5b、上層絶縁膜6および保護膜8が形成され、接続パッド5a、5bの中央部が上層絶縁膜6および保護膜8に形成された開口部7a、7b、9a、9bを介して露出されたものを準備する。なお、図2において、符号21で示す領域はダイシングストリートに対応する領域である。
次に、図3に示すように、上層絶縁膜6および保護膜8の開口部7a、7b、9a、9bを介して露出された接続パッド5a、5bの上面を含む保護膜8の上面全体に下地金属層11を形成する。この場合、下地金属層11は、無電解メッキにより形成された銅層のみであってもよく、またスパッタにより形成された銅層のみであってもよく、さらにスパッタにより形成されたチタン等の薄膜層上にスパッタにより銅層を形成したものであってもよい。
次に、下地金属層11の上面にメッキレジスト膜22をパターン形成する。この場合、上部金属層12a、12b形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜22には開口部23a、23bが形成されている。この場合、上部金属層12b形成領域に対応する部分に形成された開口部23bの一端部は、ダイシングストリート21に対応する領域内の途中まで形成されている。
次に、下地金属層11をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜22の開口部23a、23b内の下地金属層11の上面に上部金属層12a、12bを形成する。この状態では、上部金属層12bの他端部は、ダイシングストリート21に対応する領域内の途中まで形成されている。次に、メッキレジスト膜22を剥離する。
次に、図4に示すように、上部金属層12a、12bを含む下地金属層11の上面にメッキレジスト膜24をパターン形成する。この場合、上部金属層12a、12bの接続パッド部つまり柱状電極13a、13b形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜24には開口部25a、25bが形成されている。次に、下地金属層11をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜24の開口部25a、25b内の上部金属層12a、12bの接続パッド部上面に柱状電極13a、13bを形成する。
次に、メッキレジスト膜24を剥離し、次いで、上部金属層12a、12bをマスクとして下地金属層11の不要な部分をエッチングして除去すると、図5に示すように、上部金属層12a、12b下にのみ下地金属層11a、11bが残存される。この状態では、下地金属層11a、11bおよびその上面に形成された上部金属層12a、12bにより、配線10a、10bが形成されている。この場合、配線10bの他端部は、ダイシングストリート21に対応する領域内の途中まで形成されている。
次に、図6に示すように、配線10a、10bおよび柱状電極13a、13bを含む保護膜8の上面全体に、スクリーン印刷法やスピンコート法等により、エポキシ系樹脂等からなる封止膜14をその厚さが柱状電極13a、13bの高さよりも厚くなるように形成する。したがって、この状態では、柱状電極13a、13bの上面は封止膜14によって覆われている。
次に、封止膜14の上面側を適宜に研削して除去することにより、図7に示すように、柱状電極13a、13bの上面を露出させるとともに、この露出された柱状電極13a、13bの上面を含む封止膜14の上面を平坦化する。次に、図8に示すように、柱状電極13a、13bの上面に半田ボール15a、15bを形成する。
次に、図9に示すように、ダイシングストリート21に沿って、封止膜14、保護膜8、上層絶縁膜6、SOI集積回路部4、絶縁膜3およびウエハ状態のシリコン基板2を切断し、個々の半導体装置に分割する。この場合、図8に示すように、グランド用の配線10bの他端部はダイシングストリート21に対応する領域内の途中まで形成されているので、ダイシングストリート21に沿って切断すると、図9に示すように、ダイシングストリート21に対応する領域内に形成されたグランド用の配線10bが切断されて除去され、当該切断面が露出される。
次に、図1(A)および(B)に示すように、分割された半導体装置において、グランド用の配線10bの切断面を含む封止膜14、保護膜8、上層絶縁膜6、SOI集積回路部4、絶縁膜3およびシリコン基板2の側面からシリコン基板2の下面にかけて、ディスペンサーを用いて銀ペースト等の導電性ペーストを塗布して硬化させることにより、接続部材16を形成する。かくして、この実施形態における半導体装置が得られる。
(第2実施形態)
図10(A)はこの発明の第2実施形態としての半導体装置の断面図を示し、図10(B)はその右側面図を示す。この場合も、図10(A)は図10(B)A−A線に沿う断面図である。この半導体装置において、図1(A)および(B)に示す半導体装置と異なる点は、グランド用の配線12bの他端部上面にダミー柱状電極17を設け、配線12bの他端部端面およびダミー柱状電極17の側面を露出させ、この露出面を含む保護膜8、上層絶縁膜6、SOI集積回路部4、絶縁膜3およびシリコン基板2の側面からシリコン基板2の下面にかけて接続部材16を設けた点である。この場合も、図10(B)に示すように、接続部材16の幅はグランド用の配線10bの他端部端面の幅よりも小さくしているが、同じかそれよりも大きくしてもよい。
このように、この半導体装置では、グランド用の配線12bの他端部上面にダミー柱状電極17を設け、グランド用の配線12bの他端部端面およびダミー柱状電極17の側面を露出させ、この露出面に接続部材16を設けているので、その間の接触面積を比較的大きくすることができ、ひいてはその間の接触抵抗を比較的小さくすることができる。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明する。この場合、図4に示すような工程において、図11に示すように、上部金属層12a、12bの接続パッド部つまり柱状電極13a、13b形成領域および上部金属層12bの他端部つまりダミー柱状電極17形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜24に開口部25a、25b、25cを形成する。
この場合、グランド用の上部金属層12bの他端部はダイシングストリート21に対応する領域内の途中まで形成されているので、グランド用の上部金属層12bの他端部に対応する部分に形成されたメッキレジスト膜24の開口部25cは、図11において、ダイシングストリート21の幅方向右端の両側に形成されている。
次に、下地金属層11をメッキ電流路とした銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜24の開口部25a、25b、25c内の上部金属層12a、12bの接続パッド部上面および上部金属層12bの他端部上面に柱状電極13a、13bおよびダミー柱状電極17を形成する。この状態では、ダミー柱状電極17は、図11において、ダイシングストリート21の幅方向右端の両側に形成されている。
そして、この半導体装置の製造方法では、図8に示すような工程において、図12に示すよう、柱状電極13a、13bの上面に半田ボール15a、15bを形成するが、ダミー柱状電極17の上面には半田ボールは形成しない。次に、図13に示すように、ダイシングストリート21に沿って、封止膜14、保護膜8、上層絶縁膜6、SOI集積回路部4、絶縁膜3およびウエハ状態のシリコン基板2を切断し、個々の半導体装置に分割する。
この場合、図12に示すように、グランド用の配線10bの他端部はダイシングストリート21に対応する領域内の途中まで形成され、ダミー柱状電極17はダイシングストリート21の幅方向右端の両側に形成されているので、ダイシングストリート21に沿って切断すると、図13に示すように、ダイシングストリート21に対応する領域内に形成されたグランド用の配線10bおよびダミー柱状電極17が切断されて除去され、当該切断面が露出される。この場合、ダミー柱状電極17は平面的に見てそのほぼ半分が切断されて除去される。
次に、図10(A)および(B)に示すように、分割された半導体装置において、グランド用の配線10bおよびダミー柱状電極17の切断面を含む保護膜8、上層絶縁膜6、SOI集積回路部4、絶縁膜3およびシリコン基板2の側面からシリコン基板2の下面にかけて、ディスペンサーを用いて銀ペースト等の導電性ペーストを塗布して硬化させることにより、接続部材16を形成する。かくして、この実施形態における半導体装置が得られる。
ここで、柱状電極13a、13bの平面形状は、その上面に半田ボール15a、15bが形成されることから、一般的に円形状である。これに対し、ダミー柱状電極17はその側面が露出される形状であればよいので、図11に示す状態におけるダミー柱状電極17の平面形状は円形状であってもよく、また正方形状、長方形状等であってもよい。
(A)はこの発明の第1実施形態としての半導体装置の断面図、(B)はその右側面図。 図1に示す半導体装置の製造に際し、当初準備したものの断面図。 図2に続く工程の断面図。 図3に続く工程の断面図。 図4に続く工程の断面図。 図5に続く工程の断面図。 図6に続く工程の断面図。 図7に続く工程の断面図。 図8に続く工程の断面図。 (A)はこの発明の第2実施形態としての半導体装置の断面図、(B)はその右側面図。 図10に示す半導体装置の製造に際し、所定の断面図。 図11に続く所定の工程の断面図。 図12に続く工程の断面図。
符号の説明
1 SOI基板
2 シリコン基板
3 絶縁膜
4 SOI集積回路部
5a、5b 接続パッド
6 上層絶縁膜
8 保護膜
10a、10b 配線
13a、13b 柱状電極
14 封止膜
15a、15b 半田ボール
16 接続部材
17 ダミー柱状電極

Claims (9)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜上に設けられたSOI集積回路部と、前記SOI集積回路部上に設けられた上層絶縁膜と、前記上層絶縁膜上に設けられたグランド用配線を含む複数の配線とを備えた半導体装置において、
    前記グランド用配線を含む前記配線の接続パッド部上に柱状電極が設けられており、
    前記柱状電極の周囲における前記上層絶縁膜上に封止膜が設けられており、
    前記グランド用配線の一の端部端面は前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜の側面と面一とされて露出され、この露出された前記グランド用配線の一の端部端面を含む前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜の側面から前記半導体基板の下面にかけて接続部材が設けられており、
    前記グランド用配線の一の端部上にダミー柱状電極がその側面を露出されて設けられ、この露出された前記ダミー柱状電極の側面に前記接続部材が接続されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記接続部材は導電性ペーストを硬化させたものからなることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールが設けられていることを特徴とする半導体装置。
  4. ウエハ状態の半導体基板上に絶縁膜が形成され、前記絶縁膜上にSOI集積回路部が形成され、前記SOI集積回路部上に上層絶縁膜が形成されたものを準備する工程と、
    前記上層絶縁膜上にグランド用配線を含む複数の配線を形成し、且つ、前記グランド用配線の一の端部をダイシングストリートに対応する領域内の途中まで形成する工程と、
    前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜を前記ダイシングストリートに沿って切断して、個々の半導体装置に分割し、且つ、前記ダイシングストリートに対応する領域内に形成された前記グランド用配線を切断して除去し、当該切断面を露出させる工程と、
    分割された前記半導体装置において、前記グランド用配線の切断面を含む前記半導体基板、前記絶縁膜、前記SOI集積回路部および前記上層絶縁膜の側面から前記半導体基板の下面にかけて接続部材を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項に記載の発明において、前記接続部材は、塗布された導電性ペーストを硬化させて形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項に記載の発明において、前記グランド用配線を含む前記配線の接続パッド部上に柱状電極を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項に記載の発明において、前記柱状電極の周囲における前記上層絶縁膜上に封止膜を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項に記載の発明において、前記柱状電極を形成する工程は、前記グランド用配線の一の端部上にダミー柱状電極を形成する工程を含み、前記切断工程は、前記ダイシングストリートに対応する領域内に形成された前記ダミー柱状電極を切断して除去し、当該切断面を露出させる工程を含み、前記接続部材を形成する工程は、前記ダミー柱状電極の切断面に前記接続部材を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の発明において、前記柱状電極上に半田ボールを形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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