JP5188039B2 - 半導体装置及び半導体構成体並びにそれらの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は半導体装置及び半導体構成体並びにそれらの製造方法に関する。
従来の半導体装置には、実装面積を小さくするため、基板の上面中央部に第1の半導体チップを搭載し、第1の半導体チップの上面中央部にそれよりも小さいサイズの第2の半導体チップを搭載し、第1、第2の半導体チップの各上面周辺部に設けられた接続パッドと基板の上面周辺部に設けられた上層接続パッドとをボンディングワイヤを介して接続し、基板の下面に設けられた下層接続パッド下に半田ボールを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−111656号公報
しかしながら、上記従来の半導体装置では、基板の平面サイズが第1の半導体チップの平面サイズよりも大きくなるため、実装面積が大きくなってしまうという問題がある。また、ボンディングワイヤによる接続であるので、その長さが比較的長くなり、且つ、金からなるボンディングワイヤの径を比較的大きくすると高価となるため、通常、ボンディングワイヤの径を小さくしているので、インピーダンスが大きくなり、高周波用には適合できなくなってしまうという問題がある。
そこで、この発明は、複数の半導体構成体を積層した構造であっても、実装面積を可及的に小さくすることができ、且つ、配線長を最短として高周波用にも適合可能とすることができる半導体装置及び半導体構成体並びにそれらの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る半導体装置は、導体基板および該半導体基板下に設けられた複数の外部接続用電極を有し、積層された複数の半導体構成体を備え、前記複数の半導体構成体のうち最上層以外の半導体構成体が、前記半導体基板下に設けられた複数の下層配線前記半導体基板上の中央部に設けられているとともに、その上に搭載された半導体構成体の外部接続用電極に接続された複数の上層配線前記半導体基板上の周辺部に設けられているとともに、前記上層配線にそれぞれ接続された複数の上層接続パッドと、前記下層配線にそれぞれ接続されて前記下層配線と一体となっているとともに前記半導体基板下から外側に向かって突出され、前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げられ、前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げられ、前記上層接続パッドにそれぞれ接合された複数の中継配線と、を有することを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明に係る半導体構成体は、半導体基板と、前記半導体基板下に設けられた複数の外部接続用電極と、前記半導体基板下に設けられた複数の下層配線と、前記半導体基板上の中央部に設けられた複数の上層配線と、前記半導体基板上の周辺部に設けられているとともに、前記上層配線にそれぞれ接続された複数の上層接続パッドと、前記下層配線にそれぞれ接続されて前記下層配線と一体となっているとともに前記半導体基板下から外側に向かって突出され、前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げられ、前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げられ、前記上層接続パッドにそれぞれ接合された複数の中継配線と、を備えることを特徴とするものである。
請求項14に記載の発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域に複数の下層配線が形成され、前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域に複数の外部接続用電極が形成され、前記半導体ウエハ上の各第1の半導体構成体形成領域の中央部に複数の上層配線が形成され、前記半導体ウエハ上の各第1の半導体構成体形成領域の周辺部に複数の上層接続パッドが形成され、前記上層接続パッドが前記上層配線にそれぞれ接続され、複数の中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域内において前記下層配線にそれぞれ接続され、前記中継配線が前記下層配線と一体となって、前記中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域から各第1の半導体構成体形成領域の間のダイシングストリートに対応する部分へ延び出たものを用意する第1工程と、前記第1工程後に、前記中継配線を残しつつ前記半導体ウエハのうち前記ダイシングストリートに対応する部分を除去することにより、前記半導体ウエハを第1の半導体構成体形成領域毎の半導体基板に分割する第2工程と、前記第2工程後に、前記中継配線を前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げ、更に前記中継配線を前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げ、前記中継配線を前記上層接続パッドにそれぞれ接合する第3工程と、前記第3工程後に、第2半導体基板および該第2半導体基板下に複数の第2外部接続用電極を有する第2の半導体構成体を前記半導体基板上に搭載して、前記第2外部接続用電極を上層配線接続する第4工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項17に記載の発明に係る半導体構成体の製造方法は、半導体ウエハ下の各半導体構成体形成領域に複数の下層配線が形成され、前記半導体ウエハ下の各半導体形成体形成領域に複数の外部接続用電極が形成され、前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の中央部に複数の上層配線が形成され、前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の周辺部に複数の上層接続パッドが形成され、前記上層接続パッドが前記上層配線にそれぞれ接続され、複数の中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域内において前記下層配線にそれぞれ接続され、前記中継配線が前記下層配線と一体となって、前記中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域から各第1の半導体構成体形成領域の間のダイシングストリートに対応する部分へ延び出たものを用意する第1工程と、前記第1工程後に、前記中継配線を残しつつ前記半導体ウエハのうち前記ダイシングストリートに対応する部分を除去することにより、前記半導体ウエハを半導体形成体形成領域毎の半導体基板に分割する第2工程と、前記第2工程後に、前記中継配線を前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げ、更に前記中継配線を前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げ、前記中継配線を前記上層接続パッドにそれぞれ接合する第3工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項18に記載の発明に係る半導体構成体の製造方法は、半導体ウエハ下の各半導体形成体形成領域に複数の下層配線を形成するとともに、複数の中継配線を前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域内において前記下層配線にそれぞれ接続させて前記中継配線が前記下層配線と一体となるようにして且つ前記中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域から各第1の半導体構成体形成領域の間のダイシングストリートに対応する部分へ延び出るようにして、前記中継配線を形成する第1工程と、前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の中央部に複数の上層配線を形成するとともに、複数の上層接続パッドを前記上層配線にそれぞれ接続させるようにして前記上層接続パッドを前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の周辺部に形成する第2工程と、前記半導体ウエハ下の各半導体形成体形成領域に複数の外部接続用電極を形成する第3工程と、前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程の後に、前記中継配線を残しつつ前記半導体ウエハのうち前記ダイシングストリートに対応する部分を除去することにより、前記半導体ウエハを半導体形成体形成領域毎の半導体基板に分割する第4工程と、前記第4工程後に、前記中継配線を前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げ、更に前記中継配線を前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げ、前記中継配線を前記上層接続パッドにそれぞれ接合する第5工程と、を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、第1の半導体構成体上に上層配線を第1の半導体構成体下の下層配線に中継配線を介して電気的に接続させて設けているので、第2の半導体構成体を第1の半導体構成体上にボンディングワイヤを用いることなくフェースダウン方式で搭載することができ、これにより実装面積を可及的に小さくすることができ、また配線長を最短として高周波用にも適合可能とすることができる。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての半導体装置の要部の断面図を示す。この半導体装置は平面方形状の第1の半導体構成体1aおよびその上に積層された平面方形状の第2の半導体構成体1bを備えている。この場合、第1、第2の半導体構成体1a、1bは、その平面サイズおよび基本的な構成がほぼ同じであり、一般的には、CSP(chip size package)と呼ばれるものである。
次に、第1、第2の半導体構成体1a、1bの基本的な構成がほぼ同じである部分について説明する。第1、第2の半導体構成体1a、1bは平面方形状のシリコン基板(半導体基板)2a、2bを備えている。シリコン基板2a、2bの平面サイズは同じとなっている。シリコン基板2a、2bの下面には所定の機能の集積回路(図示せず)が設けられ、下面周辺部にはアルミニウム系金属等からなる複数の接続パッド3a、3bが集積回路に接続されて設けられている。
接続パッド3a、3bの中央部を除くシリコン基板2a、2bの下面には酸化シリコン等からなる絶縁膜4a、4bが設けられ、接続パッド3a、3bの中央部は絶縁膜4a、4bに設けられた開口部5a、5bを介して露出されている。絶縁膜4a、4bの下面にはポリイミド系樹脂等からなる保護膜6a、6bが設けられている。絶縁膜4a、4bの開口部5a、5bに対応する部分における保護膜6a、6bには開口部7a、7bが設けられている。
保護膜6a、6bの下面には銅等からなる下地金属層8a、8bが設けられている。下地金属層8a、8bの下面全体には銅からなる配線9a、9bが設けられている。下地金属層8a、8bを含む配線9a、9bの一端部は、絶縁膜4a、4bおよび保護膜6a、6bの開口部5a、5bおよび開口部7a、7bを介して接続パッド3a、3bに接続されている。
配線9a、9bの接続パッド部下面には銅からなる柱状電極(外部接続用電極)10a、10bが設けられている。配線9a、9bを含む保護膜6a、6bの下面にはエポキシ系樹脂等からなる封止膜11a、11bがその下面が柱状電極10a、10bの下面と面一となるように設けられている。柱状電極10a、10bの下面には半田ボール12a、12bが設けられている。
ここで、第2の半導体構成体1bは、シリコン基板2b、接続パッド3b、絶縁膜4b、保護膜6b、下地金属層8b、配線9b、柱状電極10b、封止膜11bおよび半田ボール12bにより構成されている。
次に、第1の半導体構成体1aの第2の半導体構成体1bと異なる点について説明する。シリコン基板2aの上面中央部には銅等からなる下地金属層13が設けられている。下地金属層13の上面全体には銅からなる上層配線14が設けられている。下地金属層13を含む上層配線14の一端部は、シリコン基板2aの上面周辺部に設けられた銅等からなる下地金属層15を含む銅からなる上層接続パッド16に接続されている。
上層配線14および上層接続パッド16を含むシリコン基板2aの上面にはポリイミド系樹脂等からなる上層保護膜17が設けられている。上層配線14の接続パッド部に対応する部分における上層保護膜17には開口部18が設けられている。上層接続パッド16の中央部に対応する部分における上層保護膜17には開口部19が設けられている。
シリコン基板2a、絶縁膜4a、保護膜6aおよび上層保護膜17の側面には銅等からなる下地金属層20を含む銅からなる中継配線21が設けられている。下地金属層20を含む中継配線21の下端部は保護膜6a下に配置されて下地金属層8aを含む配線9aの一端部に一体的に接続され、上端部は上層保護膜17上に配置されて上層保護膜17の開口部19を介して上層接続パッド16に接合(熱圧着)されている。
ここで、第1の半導体構成体1aは、シリコン基板2a、接続パッド3a、絶縁膜4a、保護膜6a、下地金属層8a、配線9a、柱状電極10a、封止膜11a、半田ボール12a、下地金属層13、上層配線14、下地金属層15、上層接続パッド16、下地金属層20および中継配線21により構成されている。
そして、第2の半導体構成体1bは、その半田ボール12bが第1の半導体構成体1aの上層保護膜17の開口部18を介して上層配線14の接続パッド部に接合されていることにより、第1の半導体構成体1a上に搭載されている。この場合、第2の半導体構成体1bと第1の半導体構成体1aとの間には、積層強度を強くするためのエボキシ系樹脂等からなる接着剤22が設けられている。
以上のように、この半導体装置では、第1の半導体構成体1a上に上層接続パッド16を含む上層配線14を第1の半導体構成体1a下の配線(下層配線)9aに中継配線21を介して電気的に接続させて設けているので、第2の半導体構成体1bを第1の半導体構成体1a上にボンディングワイヤを用いることなくフェースダウン方式で搭載することができ、これにより実装面積を可及的に小さくすることができ、また高周波用にも適合可能とすることができる。
すなわち、この半導体装置の平面サイズは、第1の半導体構成体1aのシリコン基板2aの平面サイズに下地金属層20を含む中継配線21の厚さの2倍の寸法を加えた寸法となるので、第1の半導体構成体1aのシリコン基板2aの平面サイズよりもやや大きいが、可及的に小さくすることができ、ひいては実装面積を可及的に小さくすることができる。
また、第1の半導体構成体1aにおいて、上層接続パッド16を含む上層配線14と配線(下層配線)9aとを中継配線21を介して電気的に接続し、第2の半導体構成体1b下に設けられた半田ボール10bを第1の半導体構成体1a上に設けられた上層配線14の接続パッド部に接合しているので、電気的接続配線が主として第1の半導体構成体1aの厚さ方向となり、これにより、配線長を最短として高周波用にも適合可能とすることができる。
ところで、この半導体装置では、第2の半導体構成体1b下に設けられた半田ボール12bを第1の半導体構成体1a上に設けられた上層配線14の接続パッド部に接合しているので、第2の半導体構成体1bの平面サイズを第1の半導体構成体1aの平面サイズとほぼ同じとすることができる。しかし、第2の半導体構成体1bは、第1の半導体構成体1aの平面サイズよりも小さいものであってもよく、また第1の半導体構成体1a上に複数個搭載されるようなものであってもよい。したがって、この半導体装置では、第2の半導体構成体1bの平面サイズに制約を受けにくいようにすることができる。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明するに、まず、第1の半導体構成体1aの製造方法の一例について説明する。この場合、図2に示すように、ウエハ状態のシリコン基板(以下、半導体ウエハ31という)下にアルミニウム系金属等からなる接続パッド3a、酸化シリコン等からなる絶縁膜4aおよびポリイミド系樹脂等からなる保護膜6aが形成され、接続パッド3aの中央部が絶縁膜4aおよび保護膜6aに形成された開口部5a、7aを介して露出されたものを用意する。
ここで、図2において、符号32で示す領域はダイシングストリートに対応する領域である。そして、ダイシングストリート32に対応する部分における半導体ウエハ31の下面は、絶縁膜4aおよび保護膜6aがフォトリソグラフィ法により除去されていることにより、露出されている。
次に、図3に示すように、絶縁膜4aおよび保護膜6aの開口部5a、7aを介して露出された接続パッド3aの下面を含む保護膜6aの下面全体およびダイシングストリート32に対応する部分における半導体ウエハ31の下面に下地金属層33を形成する。この場合、下地金属層33は、無電解メッキにより形成された銅層のみであってもよく、またスパッタにより形成された銅層のみであってもよく、さらにスパッタにより形成されたチタン等の薄膜層下にスパッタにより銅層を形成したものであってもよい。
次に、下地金属層33の下面にメッキレジスト膜34をパターン形成する。この場合、配線9a形成領域および中継配線21形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜34には開口部35が形成されている。次に、下地金属層33をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜34の開口部35内の下地金属層33の下面に配線9aおよび中継配線21を形成する。次に、メッキレジスト膜34を剥離する。
次に、図4に示すように、銅の無電解メッキ等により、半導体ウエハ31の上面全体に下地金属層36を形成する。次に、下地金属層36の上面にメッキレジスト膜37をパターン形成する。この場合、上層配線14形成領域および上層接続パッド16形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜37には開口部38が形成されている。次に、下地金属層36をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜37の開口部38内の下地金属層36の上面に上層配線14および上層接続パッド16を形成する。
次に、メッキレジスト膜37を剥離し、次いで、上層配線14および上層接続パッド16をマスクとして下地金属層36の不要な部分をエッチングして除去すると、図5に示すように、上層配線14および上層接続パッド16下にのみ下地金属層13、15が残存される。
次に、図6に示すように、スピンコート法等により、上層配線14および上層接続パッド16を含む半導体ウエハ31の上面にポリイミド系樹脂等からなる上層保護膜17を形成する。次に、フォトリソグラフィ法により、上層配線14の接続パッド部および上層接続パッド16に対応する部分における上層保護膜17に開口部18、19を形成し、且つ、ダイシングストリート32に対応する部分における上層保護膜17を除去し、ダイシングストリート32に対応する部分における半導体ウエハ31の上面を露出させる。
次に、図7に示すように、配線9aおよび中継配線21を含む下地金属層33の下面にメッキレジスト膜39をパターン形成する。この場合、柱状電極10a形成領域に対応する部分におけるメッキレジスト膜39には開口部40が形成されている。次に、下地金属層33をメッキ電流路として銅の電解メッキを行なうことにより、メッキレジスト膜39の開口部40内の配線9aの接続パッド部下面に柱状電極10aを形成する。
次に、メッキレジスト膜39を剥離し、次いで、配線9aおよび中継配線21をマスクとして下地金属層33の不要な部分をエッチングして除去すると、図8に示すように、配線9aおよび中継配線21上にのみ下地金属層8a、20が残存される。
次に、図9に示すように、スクリーン印刷法により、柱状電極10a、配線9aおよび中継配線21を含む保護膜6aの下面にエポキシ系樹脂等からなる封止膜11aをその厚さが柱状電極10aの高さよりも厚くなるように形成する。したがって、この状態では、柱状電極10aの下面は封止膜11aによって覆われている。また、保護膜6a下にのみ封止膜11aを形成するため、ダイシングストリート32に対応する部分における中継配線21の下面は封止膜11aによって覆われずに露出されている。
次に、封止膜11aおよび柱状電極10aの下面側を適宜に研磨し、図10に示すように、柱状電極10aの下面を露出させ、且つ、この露出された柱状電極10aの下面を含む封止膜11aの下面を平坦化する。次に、図11に示すように、柱状電極10aの下面に半田ボール12aを形成する。
次に、図12に示すように、半田ボール12aをダイシングテープ41の上面に貼り付ける。次に、図13に示すように、ダイシングストリート32に対応する部分における半導体ウエハ31の上面側に、ダイシングブレードを用いてハーフカットすることより、溝42を形成する。次に、溝42の部分における半導体ウエハ31をウェットエッチングして除去すると、図14に示すように、半導体ウエハ31が各半導体基板2aに分離され、且つ、ダイシングストリート32に対応する部分における下地金属層20を含む中継配線21の上面が露出される。
次に、図15に示すように、ダイシングストリート32に対応する部分における下地金属層20を含む中継配線21の中央部をスリッター等を用いて切断する。この状態では、第1の半導体構成体1aとして、下面に半田ボール12aを有し、且つ、シリコン基板2a下の保護膜6aと封止膜11aとの間から下地金属層20を含む中継配線21が外側に向かって突出されたものが得られる。次に、この状態における第1の半導体構成体1aをダイシングテープ41から剥離する。
次に、図16に示すように、シリコン基板2a下の保護膜6aと封止膜11aとの間から外側に向かって突出された下地金属層20を含む中継配線21を上側に向かってほぼ90°折り曲げ、さらにその先端部を内側に向かってほぼ90°折り曲げ、当該先端部を上層保護膜17の開口部19を介して上層接続パッド16に熱圧着する。かくして、図1に示す第1の半導体構成体1aが得られる。この状態では、シリコン基板2a等の側面に配置された下地金属層20を含む中継配線21は、シリコン基板2a等の側面にただに沿わされているだけである。
次に、図1に示すように、第2の半導体構成体1bを用意する。この第2の半導体構成体1bは、ウエハ状態のシリコン基板2b下に接続パッド3b、絶縁膜4b、保護膜6b、下地金属層8b、配線9b、柱状電極10a、封止膜11bおよび半田ボール12bを形成し、この後、ダイシングにより個片化することにより得られる。
次に、第2の半導体構成体1bの半田ボール12bを第1の半導体構成体1aの上層保護膜17の開口部18を介して上層配線14の接続パッド部に接合することにより、第2の半導体構成体1bを第1の半導体構成体1aの上面にフェースダウン方式で搭載する。この場合、第1の半導体構成体1aの上面または第2の半導体構成体1bの下面に接着剤22を予め設けておき、第2の半導体構成体1bを第1の半導体構成体1aの上面に接着剤22を介して接着する。かくして、図1に示す半導体装置が得られる。
なお、図3に示す状態において、ダイシングストリート32に対応する部分に形成される中継配線21をその中央部において分離されたものとし、あるいは、櫛歯状であって互いに分離されたものとした場合には、図15に示す切断工程を省略することができる。
(第2実施形態)
図17はこの発明の第2実施形態としての半導体装置の要部の断面図を示す。この半導体装置において、図1に示す半導体装置と異なる点は、第1の半導体構成体1aにおいて、下地金属層20を含む中継配線21の代わりに、フィルム基板23の一面に中継配線24が設けられたものを用いた点である。
この場合、フィルム基板23は、展開した状態では、図26を参照して説明すると、中央部に正方形状の開口部23aを有する正方形枠状部23bの4辺部外側に長方形状部23cが設けられた形状となっている。この場合、正方形枠状部23bの外形サイズはシリコン基板2aの平面サイズと同じとなっている。中継配線24は、図26では図示していないが、正方形枠状部23bの4辺部および該4辺部外側に設けられた長方形状部23cの上面に設けられている。
そして、正方形枠状部23bは配線9aの一端部を含む保護膜6aの周辺部下に設けられ、長方形状部23cの基端部は保護膜6a、絶縁膜4a、シリコン基板2aおよび上層保護膜17の側面に沿わされ、長方形状部23cの先端部は上層保護膜17の周辺部上に設けられている。中継配線24の下端部は配線9aの一端部に接合(熱圧着)され、上端部は上層保護膜17の開口部19を介して上層接続パッド16に接合(熱圧着)されている。開口部23aは、柱状電極10aが正方形枠状部23bの下側に突出するのを許容するためのものである。
次に、この半導体装置の製造方法の一例について説明するに、まず、第1の半導体構成体1aの製造方法の一例について説明する。この場合、図18に示すように、図17に示すフィルム基板23を複数枚(例えば、5×7=35枚)形成することが可能な面積を有するフィルム基板51を用意する。
この場合、フィルム基板51は、プレス加工により、複数(5×7=35)の正方形状の開口部23aがマトリクス状に形成されていることにより格子状(図19参照)とされ、且つ、当該格子状部の交差部の中央部に開口部23aよりも小さいサイズの正方形状の切断用開口部52が同一のプレス加工により形成された構造となっている。
次に、図19は図18に示すフィルム基板51の一部の拡大平面図を示す。図19において、一点鎖線は切断用開口部52の4辺のエッジの延長線を示す。そして、開口部23aの周囲の一点鎖線で囲まれた領域は、図17に示すフィルム基板23の正方形枠状部23bを形成するための領域(第1の半導体構成体1a搭載領域)である。相隣接する切断用開口部52間の一点鎖線で囲まれた領域は、図17に示すフィルム基板23の長方形状部23cを形成するための領域である。
次に、図20は図19のXX−XX線に沿う断面図を示す。格子状のフィルム基板51の上面には、図18および図19では図示していないが、ラミネートされた銅箔等をパターニングすることにより、複数の中継配線24が形成されている。この場合、中継配線24は、相隣接する開口部23a間におけるフィルム基板51の上面の幅方向ほぼ全域に亘って形成されている。
次に、図21および図22に示すように、未完成第1の半導体構成体53を用意する。ここで、未完成第1の半導体構成体53とは、図17に示す第1の半導体構成体1aのうち、シリコン基板2a、接続パッド3a、絶縁膜4a、保護膜6a、下地金属層8a、配線9a、柱状電極10a、下地金属層13、上層配線14、下地金属層15、上層接続パッド16および上層保護膜17を有するものを言う。
この未完成第1の半導体構成体53は、ウエハ状態のシリコン基板2a下に接続パッド3a、絶縁膜4a、保護膜6a、下地金属層8a、配線9aおよび柱状電極10aを形成し、ウエハ状態のシリコン基板2a上に下地金属層13、上層配線14、下地金属層15、上層接続パッド16および上層保護膜17を形成し、この後、ダイシングにより個片化することにより得られる。
次に、未完成第1の半導体構成体53の配線9aの一端部下面をフィルム基板51上の中継配線24の先端部上面に熱圧着することにより、未完成第1の半導体構成体53をフィルム基板51の正方形枠状部23b形成領域上に搭載する。この状態では、未完成第1の半導体構成体53の柱状電極10aは開口部23aを介してフィルム基板51の下側に突出されている。ここで、図21を明確にする目的で、未完成第1の半導体構成体53の縁部に斜めの短い実線のハッチングが記入されている(以下、同じ)。
次に、図23に示すように、スクリーン印刷法により、柱状電極10a、配線9aおよびフィルム基板51の一部(正方形枠状部23b形成領域)を含む保護膜6aの下面にエポキシ系樹脂等からなる封止膜11aをその厚さが柱状電極10aの高さよりも厚くなるように形成する。したがって、この状態では、柱状電極10aの下面は封止膜11aによって覆われている。また、保護膜6a下にのみ封止膜11aを形成するため、未完成第1の半導体構成体53間におけるフィルム基板51の下面は封止膜11aによって覆われずに露出されている。
次に、封止膜11aおよび柱状電極10aの下面側を適宜に研磨し、図24に示すように、柱状電極10aの下面を露出させ、且つ、この露出された柱状電極10aの下面を含む封止膜11aの下面を平坦化する。次に、図25に示すように、柱状電極10aの下面に半田ボール12aを形成する。
次に、図26および図27に示すように、相隣接する切断用開口部52間における中継配線24を含むフィルム基板51の相隣接する未完成第1の半導体構成体53間の中央部をスリッター等を用いて切断する。この状態では、第1の半導体構成体1aとして、下面に半田ボール12aを有し、且つ、シリコン基板2a下の保護膜6aと封止膜11aとの間から中継配線24を含むフィルム基板23の長方形状部23cが外側に向かって突出されたものが得られる。
次に、図28に示すように、シリコン基板2a下の保護膜6aと封止膜11aとの間から外側に向かって突出された中継配線24を含むフィルム基板23の長方形状部23cを上側に向かってほぼ90°折り曲げ、さらにその先端部を内側に向かってほぼ90°折り曲げ、当該先端部の中継配線24を上層保護膜17の開口部19を介して上層接続パッド16に熱圧着する。この場合、中継配線24はフィルム基板23に支持されているため、中継配線24の相互の配置状態を維持しながら折り曲げおよび熱圧着を行なうことができる。かくして、図17に示す第1の半導体構成体1aが得られる。
次に、図17に示すように、第2の半導体構成体1bの半田ボール12bを第1の半導体構成体1aの上層保護膜17の開口部18を介して上層配線14の接続パッド部に接合することにより、第2の半導体構成体1bを第1の半導体構成体1aの上面にフェースダウン方式で搭載する。この場合、第1の半導体構成体1aの上面または第2の半導体構成体1bの下面に接着剤22を予め設けておき、第2の半導体構成体1bを第1の半導体構成体1aの上面に接着剤22を介して接着する。かくして、図17に示す半導体装置が得られる。なお、第1、第2の半導体構成体1a、1bの平面形状は長方形状であってもよい。
(第3実施形態)
上記各実施形態では、2つの半導体構成体を積層した場合について説明したが、3つ以上の半導体構成体を積層してもよく、例えば、図29に示すこの発明の第3実施形態のように、3つの半導体構成体を積層するようにしてもよい。この半導体装置では、第1の半導体構成体1aと同様の構造の最下層の半導体構成体1c上に第1の半導体構成体1aを接着剤22aを介して積層し、第1の半導体構成体1a上に第2の半導体構成体1bを接着剤22bを介して積層した構造となっている。
(その他の実施形態)
例えば、図1において、下地金属層8aを含む配線9aを接続パッド3aに接続されたものと接続されないものとの2種類とし、接続パッド3aに接続されない下地金属層8aを含む配線9aの一端部に下地金属層20を含む中継配線21の下端部を接続するようにしてもよい。また、例えば、図1において、第2の半導体構成体1bの半田ボール12bを省略し、接着剤22の代わりに、異方性導電接着剤を用いるようにしてもよい。さらに、上記各実施形態に示された半導体構成体は一例に過ぎず、本発明の半導体構成体は、集積回路を外部に接続するための外部接続用電極を有する如何なる半導体構成体でも適用可能である。
この発明の第1実施形態としての半導体装置の要部の断面図。 図1に示す半導体装置の製造方法の一例において、当初用意したものの断面図。 図2に続く工程の断面図。 図3に続く工程の断面図。 図4に続く工程の断面図。 図5に続く工程の断面図。 図6に続く工程の断面図。 図7に続く工程の断面図。 図8に続く工程の断面図。 図9に続く工程の断面図。 図10に続く工程の断面図。 図11に続く工程の断面図。 図12に続く工程の断面図。 図13に続く工程の断面図。 図14に続く工程の断面図。 図15に続く工程の断面図。 この発明の第2実施形態としての半導体装置の要部の断面図。 図17に示す半導体装置の製造方法の一例において、当初用意したものの平面図。 図18に示すフィルム基板の一部の拡大平面図。 図19のXX−XX線に沿う断面図。 図19に続く工程の平面図。 図21のXXII−XXII線に沿う断面図。 図22に続く工程の断面図。 図23に続く工程の断面図。 図24に続く工程の断面図。 図25に続く工程の平面図。 図26のXXVII−XXVII線に沿う断面図。 図27に続く工程の断面図。 この発明の第3実施形態としての半導体装置の要部の断面図。
符号の説明
1a 第1の半導体構成体
1b 第2の半導体構成体
2a、2b シリコン基板
3a、3b 接続パッド
4a、4b 絶縁膜
6a、6b 保護膜
9a、9b 配線
10a、10b 柱状電極
11a、11b 封止膜
12a、12b 半田ボール
14 上層配線
16 上層接続パッド
17 上層保護膜
21 中継配線
22 接着剤
23 フィルム基板
24 中継配線
31 半導体ウエハ
32 ダイシングストリート

Claims (19)

  1. 導体基板および該半導体基板下に設けられた複数の外部接続用電極を有し、積層された複数の半導体構成体を備え、
    前記複数の半導体構成体のうち最上層以外の半導体構成体が、
    前記半導体基板下に設けられた複数の下層配線
    前記半導体基板上の中央部に設けられているとともに、その上に搭載された半導体構成体の外部接続用電極に接続された複数の上層配線
    前記半導体基板上の周辺部に設けられているとともに、前記上層配線にそれぞれ接続された複数の上層接続パッドと、
    前記下層配線にそれぞれ接続されて前記下層配線と一体となっているとともに前記半導体基板下から外側に向かって突出され、前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げられ、前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げられ、前記上層接続パッドにそれぞれ接合された複数の中継配線と、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記最上層以外の半導体構成体が、前記上層配線を覆うようにして前記半導体基板上に設けられた上層保護膜と、前記上層保護膜のうち前記上層配線の接続パッドに対応する部分に形成された第1開口部と、前記上層保護膜のうち前記上層接続パッドに対応する部分に形成された第2開口部と、を更に有し、
    前記中継配線が前記第2開口部を通じて前記上層接続パッドに接合され、
    前記複数の半導体構成体のうち最下層以外の半導体構成体の外部接続用電極がその下の半導体構成体の第1開口部を通じて上層配線の接続パッドに接続されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発明において、
    前記最上層以外の半導体構成体が、前記半導体基板下に設けられているとともに前記下層配線を覆う封止膜を有し、
    前記外部接続用電極が柱状電極であり、
    前記柱状電極の下面と前記封止膜の下面とが面一になるように前記柱状電極が前記封止膜に埋められていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の発明において、
    前記複数の半導体構成体のうち最上層の半導体構成体が、
    前記半導体基板下に設けられた複数の下層配線
    前記半導体基板下に設けられているとともに前記下層配線を覆う封止膜とを有し、
    前記外部接続用電極が柱状電極であり、
    前記柱状電極の下面と前記封止膜の下面とが面一になるように前記柱状電極が前記封止膜に埋められていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4に記載の発明において、
    前記複数の半導体構成体のうち最下層以外の半導体構成体が前記柱状電極下にそれぞれ設けられた複数の半田ボールを有し、前記半田ボールがその下側の半導体構成体の上層配線にそれぞれ接合されることによって前記最下層以外の半導体構成体がその下側の半導体構成体上に搭載されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5に記載の発明において、
    前記最下層以外の半導体構成体とその下側の半導体構成体との間に設けられ、それらを接着した接着剤を更に備えることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項4から6の何れか一項に記載の発明において、
    前記複数の半導体構成体のうち最下層以外の半導体構成体とその下側の半導体構成体との間に設けられ、それらを接着した異方性導電接着剤を更に備えることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項3から7の何れか一項に記載の発明において、
    前記複数の半導体構成体のうち最下層の半導体構成体が前記柱状電極下に設けられた半田ボールを有することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項1から8の何れか一項に記載の発明において、
    前記複数の半導体構成体のうち最下層以外の半導体構成体の半導体基板の平面サイズは最下層の半導体構成体の半導体基板の平面サイズと同じであることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項1から8の何れか一項に記載の発明において、
    前記複数の半導体構成体のうち最下層以外の半導体構成体の半導体基板の平面サイズは最下層の半導体構成体の半導体基板の平面サイズよりも小さくなっていることを特徴とする半導体装置。
  11. 半導体基板と、
    前記半導体基板下に設けられた複数の外部接続用電極と、
    前記半導体基板下に設けられた複数の下層配線と、
    前記半導体基板上の中央部に設けられた複数の上層配線と、
    前記半導体基板上の周辺部に設けられているとともに、前記上層配線にそれぞれ接続された複数の上層接続パッドと、
    前記下層配線にそれぞれ接続されて前記下層配線と一体となっているとともに前記半導体基板下から外側に向かって突出され、前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げられ、前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げられ、前記上層接続パッドにそれぞれ接合された複数の中継配線と、を備えることを特徴とする半導体構成体。
  12. 請求項11に記載の発明において、
    前記上層配線を覆うようにして前記半導体基板上に設けられた上層保護膜と、
    前記上層保護膜のうち前記上層配線の接続パッドに対応する部分に形成された第1開口部と、
    前記上層保護膜のうち前記上層接続パッドに対応する部分に形成された第2開口部と、を更に備え、
    前記中継配線が前記第2開口部を通じて前記上層接続パッドに接合されていることを特徴とする半導体構成体。
  13. 請求項11又は12に記載の発明において、
    前記外部接続用電極が前記下層配線の接続パッド部下面に設けられていることを特徴とする半導体構成体。
  14. 半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域に複数の下層配線が形成され、前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域に複数の外部接続用電極が形成され、前記半導体ウエハ上の各第1の半導体構成体形成領域の中央部に複数の上層配線が形成され、前記半導体ウエハ上の各第1の半導体構成体形成領域の周辺部に複数の上層接続パッドが形成され、前記上層接続パッドが前記上層配線にそれぞれ接続され、複数の中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域内において前記下層配線にそれぞれ接続され、前記中継配線が前記下層配線と一体となって、前記中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域から各第1の半導体構成体形成領域の間のダイシングストリートに対応する部分へ延び出たものを用意する第1工程と、
    前記第1工程後に、前記中継配線を残しつつ前記半導体ウエハのうち前記ダイシングストリートに対応する部分を除去することにより、前記半導体ウエハを第1の半導体構成体形成領域毎の半導体基板に分割する第2工程と、
    前記第2工程後に、前記中継配線を前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げ、更に前記中継配線を前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げ、前記中継配線を前記上層接続パッドにそれぞれ接合する第3工程と、
    前記第3工程後に、第2半導体基板および該第2半導体基板下に複数の第2外部接続用電極を有する第2の半導体構成体を前記半導体基板上に搭載して、前記第2外部接続用電極を上層配線接続する第4工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の発明において、
    前記第1工程において、前記中継配線が隣り合う第1の半導体構成体形成領域の下層配線を接続するように設けられ、
    前記第2工程後であって前記第3工程前に、前記中継配線をその中央部で切断することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項14に記載の発明において、
    前記第1工程おいて、前記中継配線が隣りの第1の半導体構成体形成領域から延び出た中継配線から分離していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 半導体ウエハ下の各半導体構成体形成領域に複数の下層配線が形成され、前記半導体ウエハ下の各半導体形成体形成領域に複数の外部接続用電極が形成され、前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の中央部に複数の上層配線が形成され、前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の周辺部に複数の上層接続パッドが形成され、前記上層接続パッドが前記上層配線にそれぞれ接続され、複数の中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域内において前記下層配線にそれぞれ接続され、前記中継配線が前記下層配線と一体となって、前記中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域から各第1の半導体構成体形成領域の間のダイシングストリートに対応する部分へ延び出たものを用意する第1工程と、
    前記第1工程後に、前記中継配線を残しつつ前記半導体ウエハのうち前記ダイシングストリートに対応する部分を除去することにより、前記半導体ウエハを半導体形成体形成領域毎の半導体基板に分割する第2工程と、
    前記第2工程後に、前記中継配線を前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げ、更に前記中継配線を前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げ、前記中継配線を前記上層接続パッドにそれぞれ接合する第3工程と、
    を有することを特徴とする半導体構成体の製造方法。
  18. 半導体ウエハ下の各半導体形成体形成領域に複数の下層配線を形成するとともに、複数の中継配線を前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域内において前記下層配線にそれぞれ接続させて前記中継配線が前記下層配線と一体となるようにして且つ前記中継配線が前記半導体ウエハ下の各第1の半導体構成体形成領域から各第1の半導体構成体形成領域の間のダイシングストリートに対応する部分へ延び出るようにして、前記中継配線を形成する第1工程と、
    前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の中央部に複数の上層配線を形成するとともに、複数の上層接続パッドを前記上層配線にそれぞれ接続させるようにして前記上層接続パッドを前記半導体ウエハ上の各半導体形成体形成領域の周辺部に形成する第2工程と、
    前記半導体ウエハ下の各半導体形成体形成領域に複数の外部接続用電極を形成する第3工程と、
    前記第1工程、前記第2工程及び前記第3工程の後に、前記中継配線を残しつつ前記半導体ウエハのうち前記ダイシングストリートに対応する部分を除去することにより、前記半導体ウエハを半導体形成体形成領域毎の半導体基板に分割する第4工程と、
    前記第4工程後に、前記中継配線を前記半導体基板の側面に沿って上に折り曲げ、更に前記中継配線を前記半導体基板上の内側に向かって折り曲げ、前記中継配線を前記上層接続パッドにそれぞれ接合する第5工程と、を有することを特徴とする半導体構成体の製造方法。
  19. 請求項18に記載の発明において、
    前記第2工程後であって前記第4工程前に、前記上層配線及び上層接続パッドを上層保護膜で覆うようにして、前記半導体ウエハ上の各半導体構成体径領域に上層保護膜を形成して、前記上層保護膜のうち前記上層配線の接続パッドに対応する部分に第1開口部を形成し、前記上層保護膜のうち前記上層接続パッドに対応する部分に第2開口部を形成する第6工程を更に有し、
    前記第5工程において、前記第2開口部を通じて前記中継配線を前記上層接続パッドに接合することを特徴とする半導体構成体の製造方法。
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