JP2008047683A - 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008047683A
JP2008047683A JP2006221665A JP2006221665A JP2008047683A JP 2008047683 A JP2008047683 A JP 2008047683A JP 2006221665 A JP2006221665 A JP 2006221665A JP 2006221665 A JP2006221665 A JP 2006221665A JP 2008047683 A JP2008047683 A JP 2008047683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
value
heat treatment
reaction tube
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006221665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5040213B2 (ja
Inventor
Yuuki Kataoka
勇樹 片岡
Yukio Tojo
行雄 東條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2006221665A priority Critical patent/JP5040213B2/ja
Priority to KR1020070081496A priority patent/KR101184850B1/ko
Priority to TW096130037A priority patent/TWI419231B/zh
Priority to US11/889,581 priority patent/US7835816B2/en
Priority to CN2007101418700A priority patent/CN101127298B/zh
Publication of JP2008047683A publication Critical patent/JP2008047683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5040213B2 publication Critical patent/JP5040213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/324Thermal treatment for modifying the properties of semiconductor bodies, e.g. annealing, sintering
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/04Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators
    • G05B13/048Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators using a predictor
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B11/00Automatic controllers
    • G05B11/01Automatic controllers electric
    • G05B11/36Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential
    • G05B11/42Automatic controllers electric with provision for obtaining particular characteristics, e.g. proportional, integral, differential for obtaining a characteristic which is both proportional and time-dependent, e.g. P. I., P. I. D.

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

【課題】縦型熱処理装置において、ローディング時における反応管の内壁の温度安定化を図り、例えば内壁に付着している膜剥がれを抑えてパーティクル汚染を低減すること。
【解決手段】予め反応管の内壁に内壁温度センサーを取り付け、内壁温度センサーの検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、ローディング時にこれらデータに基づいて直前の電力の指令値から、内壁温度を予測し、この内壁温度の予測値を制御対象とする。そしてローディングが終了する前に反応管の外に設けた温度検出部の温度検出値に徐々に制御対象を移行し、やがてこの温度検出値を制御対象とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウエハ等の複数の基板を基板保持具に搭載して反応容器内に搬入して熱処理を行う例えば縦型熱処理装置などの熱処理装置における温度制御の技術分野に関するものである。
半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)に対してCVDによる成膜処理や酸化、拡散処理などといった熱処理をバッチで行う装置として縦型熱処理装置がある。この装置は加熱炉内に縦型の反応容器を設け、反応容器の下端開口部を開閉する蓋体の上に基板保持具であるウエハボートを搭載してこのウエハボートに多数のウエハを棚状に保持し、蓋体の上昇によりウエハボートを反応容器内に搬入した後、所定の熱処理を行うものである。
図8は従来の縦型熱処理装置を示し、この装置は内管100及び外管101からなる二重管構造の反応容器102とヒータ103とを備えている。処理ガスは内管100の下方側から供給されて、内管100と外管101との間を下降して排気されるようになっている。104はウエハボート、105は蓋体、Wはウエハである。このような装置における温度制御方式としては、図8(a)、(b)に示す手法がある。図示の便宜上、1個のヒータ103により反応容器102内を加熱するように記載してあるが、実際にはヒータ103は上下方向に複数例えば5個に分割されていて、各々が各領域のゾーン制御を行うようになっている。 図8(a)は、内管100と外管101との間に各ヒータ103に対応して5個の例えば熱電対からなる温度検出部106が設けられており、これら温度検出部106によりヒータ103の温度制御を行っている例である。図8(b)は、蓋体105に起立させた支持体107に例えば5個の例えば熱電対からなる温度検出部106が設けられており、これら温度検出部106によりヒータ103の温度制御を行っている例である。
ところでウエハWが搭載されたウエハボート104を反応容器102内に搬入するとき(ローディング時)に、反応管の内壁この例では内管100の内壁に温度変化が起こりやすい。即ち成膜処理が終わって反応容器102内から搬出されたウエハボート104は、処理済みウエハWを取り出して新しいウエハWの移載が行われる間に降温し、そして冷たいウエハWがこのウエハボート104に搭載されることから、ローディング時には、内管100の内壁の温度を安定化させることが難しい。例えば図8(a)の手法では、温度検出部106が熱処理雰囲気に対して内管100の内壁をはさんで設けられているため、内管100の内壁の温度降下分に対して温度検出部106の温度降下分が小さいためヒータ103への供給電力が不十分となり、前記内壁の温度降下が大きい。
また図8(b)の手法では、温度検出部106が内管100の内壁に密着せずに離れており、温度検出部106自体の熱容量が小さいことから、実際の内壁温度以上に温度検出値が低下する。このため降下した温度検出値を復帰させようとするので温度降下は抑えられるが、ヒータ103への供給電力が大きくなり過ぎて内壁温度が高くなり過ぎる傾向になる。なお内管100の内壁に温度検出部106を埋め込む構成とすれば、内壁温度を安定化させることができるが、温度検出部106が断線した場合には内管100全体を交換しなければならないので現実的ではない。
しかしながら内管100の内壁に温度変化が起こると、反応容器の材料である例えば石英と内壁に付着している薄膜との間で熱膨張率が異なることに起因して膜剥がれが生じ、その結果パーティクル汚染を引き起こす。例えばシリコン窒化膜は、エッチング時におけるいわゆるハードマスクなどに広く用いられており、また比誘電率が高いことから物理的膜厚が大きくてもシリコン酸化膜と同様の電気的特性を有し、ゲート酸化膜や層間絶縁膜のキャップ膜などにも用いられる有用な膜である。しかしこのシリコン窒化膜は石英との熱膨張率の差が大きいため内壁の温度変化により膜剥がれが起こりやすい。一方半導体デバイスのデザインルールが小さくなりかつ薄膜化が進んでいることから、パーティクルの許容限界が厳しくなり、今までそれほど問題にならなかった現象についても歩留まりの低下の要因としてクローズアップされてくる傾向にあり、ウエハボートの搬入時(ローディング時)における反応容器の内壁の温度変化についても極力抑えることが要請される。
なお特許文献1には、ウエハボートのローディング時またはアンロード時における処理容器の膜剥がれを防止するために、温度センサの検出値と熱モデルに基づいて被処理体の温度を予測することが記載されている。
特開2005−159317号公報
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、複数枚の基板を基板保持具に搭載して反応管内に搬入し、熱処理を行うにあたって、基板保持具の搬入時における反応管の内壁の温度安定化を図ることのできる熱処理装置、熱処理方法及びその方法を実施するためのプログラムを格納した記憶媒体を提供することにある。
複数の基板を互いに並行に保持した基板保持具を、その周囲に加熱手段が設けられた反応管内に炉口から搬入して、蓋体により当該炉口を閉じ、反応管内に処理ガスを導入して基板に対して熱処理を行う熱処理装置において、
反応管の外部に設けられた外部温度検出部と、
加熱手段に供給される電力の指令値に基づいて反応管の内壁温度を予測する予測手段と、
前記外部温度検出部で検出した温度検出値と前記予測手段で予測した内部温度とに基づいて加熱手段への供給電力の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
この発明において、例えば前記制御部は、前記基板保持具を反応管内に搬入するローディング時に前記内壁温度の予測値yを主たる制御対象として、加熱手段に供給される電力の指令値を演算する第1ステップと、次いで前記外部温度検出部の検出値yを主たる制御対象として、加熱手段に供給される電力の指令値を演算する第2ステップと、を実行する電力指令値演算部と、を備えた構成とすることができる。この場合、例えば前記第1ステップは、前記予測手段で求めた内壁温度の予測値yと前記外部温度検出部の検出値yとを比率r(0≦r≦1)によりy・r+y・(1−r)として混合し、比率rを大きく設定した混合値と反応管内の設定温度とに基づいて前記電力の指令値を演算するステップであり、前記第2ステップは、比率rを小さく設定した混合値と反応管内の設定温度とに基づいて前記電力の指令値を演算するステップである。
前記第1ステップにおける比率rは例えば100%であるが、前記内壁温度の予測値yを制御対象として取り入れる実益が十分にある範囲であって、主たる制御対象といえる範囲であれば、100%より小さくても本発明の技術的範囲に含まれる。また前記第2ステップにおける比率rは例えば0%であるが、前記外部温度検出部の検出値yを主たる制御対象として言える範囲であれば、0%より大きくても本発明の技術的範囲に含まれる。
前記電力指令値演算部は、前記第1ステップと第2ステップとの間に、ローディング終了時における反応管内の過度な温度上昇を抑えるために前記比率rを、両ステップにおける比率の間の値に設定して電力の指令値を演算する移行ステップを実行することが好ましい。この場合、前記移行ステップにおける比率rは、時間と共に徐々に小さくなっていく例を挙げることができる。
また本発明の具体例として、次のように構成してもよい。
a) 前記蓋体と基板保持具との間に介在する断熱材の近傍に設けられた端部温度検出部と、基板保持具が搬出されているときの前記端部温度検出部及び外部温度検出部の各温度検出値の差と、そのときの基板保持具の搬入速度に対応する単位温度当たりの時刻変化量と、に基づいて、移行ステップの開始時点を決定する手段と、を備えた構成
b) 予め反応管の内壁に内壁温度検出部を取り付け、内壁温度検出部の検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、これら時系列データに基づいて内壁温度検出部の検出値と前記電力の指令値との関係を規定した予測演算式を作成し、予測手段はこの予測演算式を用いて反応管の内壁温度を予測する構成
c) 予め外部温度検出部の検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、これら時系列データに基づいて前記外部温度検出部の検出値と前記電力の指令値との関係を規定した予測演算式を作成し、予測手段はこの予測演算式と前記電力の指令値とに基づいて前記外部温度検出部の温度検出値の予測値を求め、この予測値と実際に得られた温度検出値との差分に基づいて、前記反応管の内壁温度の予測値を修正する構成
本発明方法は、複数の基板を互いに並行に基板保持具に保持して、その周囲に加熱手段が設けられた反応管内に搬入し、反応管内に処理ガスを導入して基板に対して熱処理を行う熱処理方法において、
反応管の外部に設けられた外部温度検出部により温度を検出する工程と、
加熱手段に供給される電力の指令値に基づいて反応管の内壁温度を予測する予測工程と、
前記外部温度検出部で検出した温度検出値と前記予測手段で予測した内部温度とに基づいて加熱手段への供給電力の制御を行う工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、複数の基板を互いに並行に基板保持具に保持して、その周囲に加熱手段が設けられた反応管内に搬入し、反応管内に処理ガスを導入して基板に対して熱処理を行う熱処理装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、前記プログラムは、本発明の熱処理方法を実施するためのステップ群が組み込まれていることを特徴とする。
本発明によれば、反応管の外部に外部温度検出部を設けると共に、加熱手段に供給される電力の指令値に基づいて反応管の内壁温度を予測し、加熱手段に供給される電力の指令値を演算するにあたって、ローディング時には前記内壁温度の予測値を主たる制御対象とするステップを含むため、ローディング時における反応管の内壁温度の変化を抑えることができ、例えば熱衝撃による内壁の膜剥がれを抑えることができる。
また前記ステップに続いて、前記内壁温度の予測値及び外部温度検出部の検出値を混合した値を制御対象とし、その後外部温度検出部の検出値を主たる制御対象とするステップを行うようにすれば、主たる制御対象が内壁温度の予測値からいわば穏やかに外部温度検出部の検出値に切り替わるため、ローディングを終了して蓋体により反応管を閉じた後において、加熱手段の供給電力が過大になって反応管内の温度が設定温度を大きく越えるいわゆるオーバシュートを抑えることができ、速やかな温度安定化を図ることができる。
図1は本発明を縦型熱処理装置に適用した実施の形態の全体構成図である。先ずこの縦型熱処理装置の全体構成について簡単に述べておくと、この装置は、例えば両端が開口している石英製の内管1a及び上端が閉塞している石英製の外管1bからなる二重管構造の石英チューブを備えている。この例では、内管1aが熱処理雰囲気を区画しているため、特許請求の範囲に記載した反応管は、この例では内管1aに相当する。外管1bの周囲には筒状の断熱層21がベ−ス体22に固定して設けられ、この断熱層21の内側には加熱手段をなす抵抗発熱体からなるヒ−タが例えば上下に複数分割して設けられている。この例では分割数は例えば5段とされ、分割されたヒータには1段目から順に31〜35の符号を割り当てるものとする。そしてウエハの加熱処理雰囲気は加熱制御をする上で上下方向に5つのゾーンに分けられており、これらヒータ31〜35は、夫々5つのゾーンの加熱を受け持つように構成されている。
内管1a及び外管1bは下部側にて筒状のマニホ−ルド23の上に支持され、このマニホ−ルド23には、内管1aの内側の下部領域に供給口が開口するようにガス供給管24が設けられると共に、内管1aと外管1bとの間から排気するように図示しない真空ポンプに一端側が接続された排気管25が接続されている。なおこの例ではマニホ−ルド23も反応管の一部をなしている。
更にマニホ−ルド23の下端開口部を塞ぐように蓋体11が設けられており、この蓋体11はボ−トエレベ−タ12の上に設けられている。蓋体11の上には駆動部13により回転軸14を介して回転台15が設けられ、この回転台15の上には例えば石英製の保温筒からなる断熱材としての断熱ユニット16を介して基板保持具であるウエハボ−ト17が搭載されている。ウエハボ−ト17は、多数の基板であるウエハWを棚状に載置できるように構成されている。
また内管1aと外管1bとの間には、各ヒータ31〜35に対応した高さ位置に夫々外部温度検出部に相当する例えば熱電対からなる外部温度センサーTC1〜TC5が設けられている。これら外部温度センサーTC1〜TC5は、例えばマニホ−ルド23の側壁に基端側が取り付けられた図示しないロッドに設けられている。また各ヒータ31〜35に対応して電源部(電力供給部)41〜45が設けられている。
この縦型熱処理装置は、制御部5を備えており、この制御部5は外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値ym1 〜ym5 を取り込んで、電源部41〜45に夫々電力指令値u〜uを出力するように構成されている。また断熱ユニット16の近傍には、特許請求の範囲に記載した端部温度検出部に相当する例えば熱電対などからなる底部温度検出部BTCが設けられており、この底部温度検出部BTCの温度検出値yは制御部5に取り込まれる。底部温度検出部BTCは、例えば蓋体11に取り付けられた図示しないロッドに設けられる。
制御部5は図2に示すように内管1aの内壁の温度を予測する予測手段50を備えており、この予測手段50は、各電源部41〜45に対する電力指令値u1〜u5を取り込み、後述の演算処理を行うことで内壁温度検出値yd1、d2 を出力するように構成されている。内管1aの内壁の温度を予測するとは、内管1aにおける内壁のうち、ローディング時(ウエハWを搭載したウエハボート17の搬入時)において、外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値とその外部温度センサーTC1〜TC5が受け持つゾーンにおける内壁の温度との差が大きい部位の温度を予測するということである。別の観点で言えば、その部位にあたかも温度センサーが設けられていて、その仮想の温度センサーから温度検出値が取り込まれるということである。
この内壁の温度の予測についてより具体的に説明する。ウエハWに対して熱処理の運用を行う前に図3に示すように予め内管1aの内壁に例えば熱電対からなる内壁温度検出部を貼り付けておく。この例では1段目の外部温度センサーTC1よりも炉口に近い高さ位置と、1段目の外部温度センサーTC1と2段目の外部温度センサーTC2との間の高さ位置と、の2個所に夫々内壁温度検出部である内壁温度センサー201及び202が取り付けられる。そして各ヒータ31〜35が受け持つゾーンの温度設定値と、外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値ym1 〜ym5 との偏差分を夫々PID演算部61〜65により夫々演算して各ヒータ31〜35の電力指令値u〜u を夫々電源部41〜45に与えて、夫々電力指令値u〜u に対応する電力をヒータ31〜35に供給する。
このような温度制御を行いながらウエハWをウエハボート17に搭載してローディングを行い、蓋体11により反応容器の炉口が密閉されるまでの間、ローディング開始時点からの経過時間に対する外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値ym1 〜ym5 、内壁温度センサー201、202により検出された内壁温度検出値yd1、d2 、電力指令値u〜u の値を制御部5内の図示しないメモリあるいは別のコンピュータのメモリに記憶しておく。図4は、このようにしてメモリに格納したデータであり、図4(a)は外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値ym1 〜ym5 のデータ、図4(b)は内壁温度検出値yd1、d2 のデータ、図4(c)は電力指令値u〜u のデータである。即ちこれらデータから、温度検出値ym1 〜ym5 、内壁温度検出値yd1、d2 及び電力指令値u〜u の三者の関係が得られたことになる。
電源部41〜45は例えば交流電源、スイッチング部及び平滑部などにより構成されており、電力指令値u〜u は例えばスイッチングの導通のタイミングを規定する信号つまり交流の位相制御信号に相当するものであって、制御部200における情報としては、ヒータ31〜35に供給される電力と同じである。従って図4のデータは、温度検出値ym1 〜ym5 、内壁温度検出値yd1、d2 及びヒータ31〜35への供給電力の三者の関係と言うことができる。
このような三者の関係を取得する際の制御手法としては、1段目のヒータ31に対応するPID演算部61では、温度設定値と内壁温度検出値yd1 との偏差分を演算し、2段目、3段目のヒータ32、33に対応するPID演算部62、63では、温度設定値と内壁温度検出値yd2 との偏差分を演算してこれを制御対象としてもよい。
一方、(autoregressive model with exogenous input;ARX)モデルに基づいて、温度検出値とヒータへの供給電力との関係を表す一般的な予測式を示すと(数1)式のようになる。
y(k)=−P1y(k−1)−・・・−Pny(k−n)+Q1u(k−1)+・・・+Qnu(k−n)+e(k) …(数1)
kはコンピュータとデータを取り込むサンプリングのタイミングであり、(k−1)はk番目のサンプリングの一つ前のタイミングを意味する。またe(k)は外乱である。この予測式において、ヒータ及び温度センサーは共に複数存在するため、yとuとを必要な入出力数分のベクトルで表現すると、次のように表される。
y=[ym1m2m3m4m5d1d2]T
u=[u12345]T
Figure 2008047683
とし、ny=7、 nu=5とする。
そして
θ=[P1・・・Pn1・・・Qn]とおくと、
φ(k)=[−y(k−1)・・・−y(k−n) u(k−1)・・・u(k−n)]T …(数3)
y(k)=θφ(k)+e(k) …(数4)
となる。
ここで温度検出値ym1 〜ym5及び内壁温度検出値yd1、d2並びに電力指令値u〜uの三者の関係は図4に示す通り得られているので、この三者の測定値の離散値を計算ソフトMatlabの入力として与えると、P の値とQ の値とが求まり、θを求めることができ、数4の式が求まる。表1に三者の測定値の離散値の一例を示す。
(表1)
Figure 2008047683
次にARXモデルによって同定されたパラメータベクトルθから、以下の状態空間モデルを得る。
x(k+1)=Ax(k)+Bu(k) …(数5)
y(k)=Cx(k) …(数6)
kは既述のようにコンピュータにおけるデータのサンプリングのタイミングであり、k=1,2,・・・となる。Aはシステム行列(n×n)、Bは制御行列(n×5)、Cは出力行列(7×n)である。ARXモデルから状態空間行列への変換は、MATLABの ”system Identification Toolbox”から提供される関数を利用して求める。このようにして得られた状態空間モデルによって、ヒータ出力(電力指令値)から、内壁温度検出値yd1、d2 と、外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値ym1 〜ym5 との各予測値を得ることができる。
本発明では、内壁温度検出値yd1、d2 の予測値のみを求めるようにしてもよいが、この例では外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値ym1 〜ym5 の各予測値をも用いて、内壁温度検出値yd1、d2 の予測精度を後述のようにより高めようとしている。以下の説明では、各温度検出値の予測値の符号として「^」を付すこととする。従って温度検出値y の予測値はym^となり、温度検出値yd、の予測値はyd^となる。
こうして予測手段50により数5及び数6の演算が行われて内壁温度の予測値yd1^及びyd2^が得られる。図5は、縦型熱処理装置の本体をブロック化し、ヒータ31〜35に電力を供給することにより、即ち電源部41〜45に電力指令値を与えることにより、符号300で示す装置本体の外部温度センサーTC1〜TC5から温度検出値ym1 〜ym5 が出力される様子と、予測手段50をブロック化し、予測手段50に電力指令値u〜u を入力することにより内壁温度の予測値が出力される様子と、を示すブロック図である。なお図5に示す電力指令値演算部6については後述する。
予測手段50に関して説明を続けると、図5のブロックA、B、Cは数5、数6の係数A、B、Cに対応し、ブロックAではAx(k)の演算が行われ、ブロックBではBu(k)の演算が行われ、ブロックCではCx(k)の演算が行われる。数5、数6において、u(k)はサンプリングのタイミングk(k番目)における電力指令値u〜u を一括して表したものであり、y(k)はタイミングkにおける外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値の予測値ym1^〜ym5^及び内壁温度の予測値yd1 ^、yd2^を一括して表したものである。また図5において、301、51は加算部であり、302、52は初期値入力部である。
またこの実施の形態では予測手段50は、外部温度センサーTC1〜TC5の温度検出値の予測値ym1^〜ym5^と、装置本体300から出力された温度検出値(実測値)ym1 〜ym5 との差分を加算部53にて取り出し、この差分についてブロックDにて所定の演算、例えばカルマンフィルタに基づく演算を行い、その演算値をAx(k)+Bu(k)から差し引くようにしている。つまりこの例では数5は、x(k+1)=Ax(k)+Bu(k)−DΔy(k) …(数7)
として表される。図5における各部の入出力値は行列で表される値であり、加算部53で得られる出力はΔy、即ちym1^−ym1 、ym2^−ym2 、ym3^−ym3 、ym4^−ym4 、ym5^−ym5 の各値からなる行列で表される値である。またDは例えば制御行列(5×n)である。
なお本発明では、Δyについては考慮せず、数5の式に基づいて、つまり加算部53及びブロックDを含まないブロックに基づいて内壁温度の予測値yd1 ^、yd2^を求めるようにしてもよいが、外部温度センサーTC1〜TC5にて実際に得られた温度検出値(実測値)ym1 〜ym5とその予測値ym1^〜ym5^との差分を考慮するようにすれば、予測演算を実際の装置で起こっている現象に合わせ込むことができるので、内壁温度の予測精度をより一層高めることができるため好ましい。
この例では、内管1aの内壁温度の予測を行うために、予め2個所に夫々内壁温度センサー201及び202を取り付けてデータを取得しておき、運用時にはあたかもこれら内壁温度センサー201及び202にて内壁の温度検出がなされているように制御しているが、このように内壁温度を予測する部位は、ローディング時に内管1aの内壁温度と外部温度センサーの温度検出値との間で制御に不都合が生じる程度の温度差がある部位である。制御に不都合が生じる程度とは、その温度差が原因で結果として内管1aの内壁温度が安定せずに膜剥がれを引き起こしてしまう程度という意味である。
従って前記温度差がほとんどない部位については外部温度センサーの温度検出値(実測値)を制御対象とすることで不都合が起こらないので、内壁温度の予測を行う意味が無い。このためこの例では前記温度差が大きい領域に設けた第1段〜第3段までの外部温度センサーTC1〜TC3についてのみ、対応する部位に予め内壁温度センサーを設け(外部温度センサーTC2、TC3は内壁温度センサー202が兼用している)、既述のように取得したデータに基づいて作成した予測モデルにより内壁温度を予測し、次に述べるようにその予測温度を外部温度センサーTC1〜TC3の検出値に代えてあるいは両者を混合して温度制御を行うようにしている。
このように内壁温度センサーは前記温度差が大きい部位に設けられるものであるから、その位置及び個数は上述の例に限られるものではなく、1個であってもよいし、あるいは3個以上であってもよい。
次に制御部5内の電力指令値演算部6について説明する。この電力指令値演算部6においては、ヒータ31〜35に対応する電力制御系の5つのチャンネルに夫々PID演算部61〜65が設けられている。PID演算部61〜65は、通常内管1a内の各温度制御ゾーンの温度設定値と温度検出値とが入力され、その偏差分に応じて対応する電源41〜45に電力指令値が出力される。しかしこの実施の形態では、1段目から3段目の温度制御ゾーン(ヒータ31〜33が受け持つ温度制御ゾーン)に対応する温度検出値として、1段目のチャンネル(1段目のヒータ31の温度制御に係るPID演算部61の入力側)については、1段目の内壁温度センサー201から得られる温度検出値に相当するはずの予測値yd1 ^の比率をr(0≦r≦1)とし、また1段目外部温度センサーTC1の温度検出値の比率を(1−r)として両者を混合して得られた混合値[(yd1・r+ym1・(1−r)]を採用している。
そして2段目及び3段目のチャンネルについては、2段目の内壁温度センサー202から得られる温度検出値に相当するはずの予測値yd2 ^の比率をrとし、また2段目外部温度センサーTC2の温度検出値(または3段目外部温度センサーTC2の温度検出値)の比率を(1−r)として両者を混合して得られた混合値[(yd2・r+ym2・(1−r)]を採用している。なお3段目のチャンネルにおいては前記混合値は[(yd2・r+ym3・(1−r)]である。なお4段目及び5段目の各チャンネルは、従来の温度制御と同様に外部温度センサーTC4、TC5にて得られた各温度検出値を内管1aの温度と見立ててそのまま温度検出値として使用している。
前記比率rは制御部5内の比率演算部7にて演算される。図6は縦軸に比率rを、横軸にローディング開始時からの経過時間を取った比率の経時変化を示している。この特性図から分かるように比率rは、ローディング開始時からある時間が経過するまでは1(100%)であり、途中のある時点t1から徐々に小さくなり、ローディングが終了する時点(蓋体11により炉口が閉じられる時点)にて0(0%)となる。即ち、PID演算部61〜63に入力される温度検出値として、ローディングが開始されてある時点t1までは前記内壁温度の予測値yd1 ^(yd2^)を用い、途中から予測値yd1 ^(yd2^)に代えて外部温度センサーTC1〜TC3の実測値ym1 〜ym3 の割合を増やし、ローディング終了時には実測値ym1 〜ym3 により温度制御を行うようにしている。
このように制御対象を内壁の温度予測値yd1 ^(yd2^)から外部温度センサーTC1〜TC3の実測値ym1 〜ym3 に急激に切り替えずに徐々に移行させる理由は、ローディング完了直後においては、前記実測値ym1 〜ym3 は未だ内壁温度に見合う温度だけ上がりきっていないので、制御対象の切り替えをいきなり行うとローディング完了後にヒータ31〜33への供給電力が大きくなり過ぎていわゆる温度のオーバシュートが生じてしまうからである。、
そこでこの実施の形態では、熱交換完了時刻を予測して比率rを1から減少させていくタイミングを調整するようにしている。この熱交換完了時刻とは、内部温度センサー201及び202の温度検出値が降下状態から上昇に転じる時刻である。炉体の下方側におけるウエハ搬送領域内の温度やRun時間による初期値変動(ウエハや断熱ユニット(保温筒)16の初期温度変動)においては、熱伝導速度は変化しないため、予測モデルを複数持つ必要はない。ただし、熱エネルギーの総量が変動するため、時系列で比率rを最適化する場合、このパラメータの熱交換完了時刻を考慮する必要がある。初期値変動に対応するために、図1に示すように蓋体11とウエハボート17との間に介在している熱容量の大きな断熱ユニット16の近傍に端部温度検出部をなす底部温度検出部としての底部温度センサーBTCを設けて、その温度検出値を考慮した場合の比率rの算出方法の一例を図7に示す。前記底部温度センサーBTCは例えば熱電対により構成され、蓋体11に起立して設けられたロッドの先端部に取り付けられている。底部温度センサーBTCの実測温度をyとしてプラント出力に追加するが、制御対象になるわけではなく、あくまでも比率rの時系列変化のトリガーとしてのみ機能する。
ローディング開始時、即ちウエハボート17が下限位置にあるときににおける底部温度センサーBTCの初期温度ybfと1段目の外部温度センサーTC1の初期温度ym1との温度差が互いに異なる複数の条件において、熱交換完了時刻を測定し、図7の熱交換完了時刻導出関数k(ybt,s)を定義する。ここでいう「異なる複数の条件」とは、断熱ユニット16(例えば保温筒)の初期温度が異なる複数の条件ということであり、断熱ユニット16の初期温度が異なるのは、ウエハボート17を反応管から搬出した後の経過時間が異なる場合である。
まず、熱交換完了時刻kは、単位温度当りの時刻変化量をkbtとすると以下のように表される。
kb=kbtbt
(ybt)の入力は、温度差(ybt=ym1−y)である。実際には、単位温度当りの時刻変化量kbtは、運用される搬入速度毎に設ける必要があるため、2条件の搬入速度で時刻変化量を測定しておき、中間値は線形補間でカバーする。ウエハボート17の搬入速度に対応するには、搬入速度(s)を入力に追加し、kbt(s)を求めると、kbt(s)=K(s−s)+Kso となる。
はベース条件におけるウエハボート17の搬入速度、ksoはベース条件の単位温度当りの時刻変化量である。よって、熱交換完了時刻導出関数k(ybt,s)は以下式のようになる。ここでベース条件とは、前記2条件の搬入速度のうちのどちらか一方の条件である。
(ybt,s)=kbt(s)ybt
このように求められた時刻(k)を、外部温度センサーTC1〜3の実測値ym1 、(ym1 、ym3 )と内壁の温度予測値yd1 ^(yd2^)との混合開始時点とし、図7のr(k,k)にて時刻(k>k)の条件で徐々にrを下げていく。
制御部6は、実際には例えばCPU、プログラムを格納したROM、及び温度設定値を記憶したメモリなどを含むコンピュータにより構成され、また温度制御に関する上述の一連の演算処理はプログラムによりソフト的に行われるが、図2ではイメ−ジ構成を模式的に記載してある。前記プログラムは、記憶媒体例えばフレキシブルディスク(FD)、メモリーカード、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)及びハードディスク等に格納され、制御部5であるコンピュータにインストールされている。
次に上述実施の形態の作用について説明する。先ずウエハWの熱処理の運用を行う前に、既に詳述したが、内管1aの下部領域における内壁に内壁温度センサー201及び202を取り付けてローディングを行い、温度検出値ym1 〜ym5 、内壁温度検出値yd1、d2 及びヒータ31〜35への供給電力(電力指令値)の三者の関係を取得する。これら三者の離散値をコンピュータに入力することによりARXの予測式である数1の係数を求めて数4を得、この式に基づいて状態空間モデル式である数5、数6が得られる。これらの演算は前記離散値を入力することによりコンピュータのソフトウエアにより行われる。
こうして制御部5を内壁の温度を予測できる状態にしておき、熱処理の運用を行う。熱処理を行うにあたっては、内管1a及びマニホ−ルド23などを含む炉体の下方側でウエハボ−ト17に基板である多数のウエハWを移載して棚状に保持し、ボ−トエレベ−タ12を上昇させてウエハボ−ト17を反応容器内に搬入する(ローディングする)。このとき内管1a内の温度は例えば650℃に設定されている。大気中の冷たいウエハWを搭載したウエハボ−ト17がマニホールド23の下端開口部(炉口)からマニホールド23を介して内管1a内に進入すると、内管1aの下部側の内壁温度が大きく降温するが、ウエハボ−ト17が上昇するにつれてウエハボート17及びウエハWが加熱される。このため内管1aの内壁のうち、1段目から3段目のヒータ31〜33により加熱されるゾーンにおける内壁の降温の程度は大きいが、これよりも上部においては、降温の程度がかなり小さくなる。
内管1aと外管1bとの間に設けられた外部温度センサーTC1〜TC5のうち、降温の程度が大きいゾーンに対応する外部温度センサーTC1〜TC3は、実際の内壁温度の降温パターンに追従せず少し高い温度になっているが、ローディングが行われている間は、この例ではローディング開始後に既述の所定時間が経過するまでの間は、制御対象を、各段の電力指令値に基づいてこの例では状態空間モデル式である数7を適用して予測された内壁の温度予測値yd1 ^(yd2^)としている(第1ステップ)。つまり1段目から3段目のヒータ31〜33に対応するPID演算部61〜63に入力される温度検出値は、温度予測値yd1 ^(yd2^)とし、温度予測値yd1 ^(yd2^)と温度設定値との偏差分をPID演算して電力指令値を出力している。従って冷たいウエハWが進入してきたことにより内管1aの内壁温度が大きく降温しようとしても、その内壁温度の変化に見合った電力がヒータ31〜33に供給されるので、温度制御の結果として内壁温度の変動が抑えられる。なお4段目及び5段目のヒータ34、35の電力制御は、内壁の温度降下の程度が小さいことから、外部温度センサーTC4、T5の温度検出値に基づいて行うことで、内壁温度の変動を抑える機能が十分発揮されている。
またローディング開始後に既述の所定時間が経過した後は、PID演算部61〜63に入力される温度検出値として、外部温度センサーTC1〜TC3の温度検出値(実測値)ym1 、ym1 、ym3 の比率を徐々に大きくし(移行ステップ)、言い換えると内壁の温度予測値yd1 ^(yd2^)の比率を徐々に小さくし、ローディング終了後は前記実測値ym1 、ym1 、ym3 として、ヒータ31〜33の温度制御が行われる(第2ステップ)。
続いて内部温度が目標温度であるプロセス温度に安定した後、実際には2系統のガス供給管24から夫々所定の処理ガス例えば成膜ガスであるジクロロシランガス及びアンモニアガスが内管1a内に供給されると共に排気管25を介して図示しない真空ポンプにより所定の真空度に維持され、ウエハボ−ト17が駆動部13により回転しながらウエハWに対して熱処理である成膜処理が行われ、シリコン窒化膜がウエハWに成膜される。しかる後、温度設定値が小さくなって反応容器内が降温し、ボ−トエレベ−タ12が降下してウエハボ−ト17が搬出される。
上述の実施の形態によれば、ウエハWのローディング時に、前に行われたプロセスにより内管1aの内壁に堆積した薄膜に対する熱ストレスが抑えられることから、膜剥がれが抑制され、その結果パーティクル汚染を低減することができる。またローディング時に制御対象を内壁の温度予測値yd1 ^(yd2^)から外部温度センサーTC1〜TC3の温度検出値(実測値)ym1 、ym1 、ym3 にいきなり切り替えるのではなく、両者を混合した時間帯を設けて、徐々に後者に切り替えるようにしているため、ローディングが終了して蓋体11が炉口を閉じた後において、内壁温度が設定温度を大きく越えてその後設定温度に収束しようとする現象(いわゆるオ−バシュ−ト)の発生を抑え、熱処理雰囲気を速やかに目標温度に安定する。即ち、ローディング時における内壁の温度予測値yd1 ^(yd2^)を用いたことの弊害を極力抑えるようにしている。
本発明の熱処理装置は、シリコン窒化膜以外の薄膜を基板に成膜する場合にも適用できる。また上述の熱処理装置は、内管及び外管の二重管構成により炉体を構成しているが、単管により構成するようにしてもよい。この場合には単管が反応管に相当し、外部温度センサーは単管の外側に設けられることになる。
更に上述の例では、ローディング時に内壁の温度予測値から外部温度センサーの温度検出値(実測値)に制御対象を移行する移行ステップは、比率rを直線的に徐々に小さくしていくことに限らず、階段状に例えば1段階あるいは2段階以上で小さくしていくようにしてもよい。また内壁の温度予測値を主たる制御とする第1ステップにおいては、比率rは100%でなくても、また外部温度センサーの温度検出値を主たる制御とする第1ステップにおいては、比率rは0%でなくても、本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施の形態である縦型熱処理装置を示す縦断側面図である。 本発明の実施の形態で用いられる制御部を示すブロック図である。 内壁温度の予測を行うために予め反応管の内壁に温度検出部を取り付けてデータを取る様子を示す縦断側面図である。 外部温度検出部、内壁温度及びヒータへの電力指令値の各時間的推移を示す説明図である。 実際の反応管内の熱系と内壁温度を予測する手段とを各々ブロック化し、これらブロックと電力指令値演算部とを組み合わせた制御ブロックを示すブロック図である。 比率の変化パターンの一例を示す説明図である。 比率を演算する演算部のブロックを示すブロック図である。 従来の縦型熱処理装置における温度検出の手法を示す側面図である。
符号の説明
1a 内管
1b 外管
11 蓋体
17 ウエハボ−ト
23 マニホ−ルド
31〜35 ヒ−タ
41〜45 電源部
5 制御部
51 予測手段
201、202 内壁温度センサー
300 熱処理装置本体

Claims (21)

  1. 複数の基板を互いに並行に保持した基板保持具を、その周囲に加熱手段が設けられた反応管内に炉口から搬入して、蓋体により当該炉口を閉じ、反応管内に処理ガスを導入して基板に対して熱処理を行う熱処理装置において、
    反応管の外部に設けられた外部温度検出部と、
    加熱手段に供給される電力の指令値に基づいて反応管の内壁温度を予測する予測手段と、
    前記外部温度検出部で検出した温度検出値と前記予測手段で予測した内部温度とに基づいて加熱手段への供給電力の制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  2. 前記制御部は、前記基板保持具を反応管内に搬入するローディング時に前記内壁温度の予測値yを主たる制御対象として、加熱手段に供給される電力の指令値を演算する第1ステップと、次いで前記外部温度検出部の検出値yを主たる制御対象として、加熱手段に供給される電力の指令値を演算する第2ステップと、を実行する電力指令値演算部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の熱処理装置。
  3. 前記第1ステップは、前記予測手段で求めた内壁温度の予測値yと前記外部温度検出部の検出値yとを比率r(0≦r≦1)によりy・r+y・(1−r)として混合し、比率rを大きく設定した混合値と反応管内の設定温度とに基づいて前記電力の指令値を演算するステップであり、
    前記第2ステップは、比率rを小さく設定した混合値と反応管内の設定温度とに基づいて前記電力の指令値を演算するステップであることを特徴とする請求項2記載の熱処理装置。
  4. 前記第1ステップにおける比率rは100%であることを特徴とする請求項3記載の熱処理装置。
  5. 前記第2ステップにおける比率rは0%であることを特徴とする請求項3または4記載の熱処理装置。
  6. 前記電力指令値演算部は、前記第1ステップと第2ステップとの間に、ローディング終了時における反応管内の過度な温度上昇を抑えるために前記比率rを、両ステップにおける比率の間の値に設定して電力の指令値を演算する移行ステップを実行することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一つに記載の熱処理装置。
  7. 前記移行ステップにおける比率rは、時間と共に徐々に小さくなっていくことを特徴とする請求項6記載の熱処理装置。
  8. 前記蓋体と基板保持具との間に介在する断熱材の近傍に設けられた端部温度検出部と、
    基板保持具が搬出されているときの前記端部温度検出部及び外部温度検出部の各温度検出値の差と、そのときの基板保持具の搬入速度に対応する単位温度当たりの時刻変化量と、に基づいて、移行ステップの開始時点を決定する手段と、を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の熱処理装置。
  9. 予め反応管の内壁に内壁温度検出部を取り付け、内壁温度検出部の検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、これら時系列データに基づいて内壁温度検出部の検出値と前記電力の指令値との関係を規定した予測演算式を作成し、予測手段はこの予測演算式を用いて反応管の内壁温度を予測することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一つに記載の熱処理装置。
  10. 予め外部温度検出部の検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、これら時系列データに基づいて前記外部温度検出部の検出値と前記電力の指令値との関係を規定した予測演算式を作成し、予測手段はこの予測演算式と前記電力の指令値とに基づいて前記外部温度検出部の温度検出値の予測値を求め、この予測値と実際に得られた温度検出値との差分に基づいて、前記反応管の内壁温度の予測値を修正することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一つに記載の熱処理装置。
  11. 複数の基板を互いに並行に基板保持具に保持して、その周囲に加熱手段が設けられた反応管内に搬入し、反応管内に処理ガスを導入して基板に対して熱処理を行う熱処理方法において、
    反応管の外部に設けられた外部温度検出部により温度を検出する工程と、
    加熱手段に供給される電力の指令値に基づいて反応管の内壁温度を予測する予測工程と、
    前記外部温度検出部で検出した温度検出値と前記予測手段で予測した内部温度とに基づいて加熱手段への供給電力の制御を行う工程と、を含むことを特徴とする熱処理方法。
  12. 前記加熱手段への供給電力の制御を行う工程は、前記基板保持具を反応管内に搬入するローディング時に前記内壁温度の予測値yを主たる制御対象として、加熱手段に供給される電力の指令値を演算する第1工程と、次いで前記外部温度検出部の検出値yを主たる制御対象として、加熱手段に供給される電力の指令値を演算する第2工程と、を含むことを特徴とする請求項11記載の熱処理方法。
  13. 前記第1工程は、前記予測手段で求めた内壁温度の予測値yと前記外部温度検出部の検出値yとを比率r(0≦r≦1)によりy・r+y・(1−r)として混合し、比率rを大きく設定した混合値と反応管内の設定温度とに基づいて前記電力の指令値を演算する工程であり、
    前記第2工程は、比率rを小さく設定した混合値と反応管内の設定温度とに基づいて前記電力の指令値を演算する工程であることを特徴とする請求項12記載の熱処理方法。
  14. 前記比率rを大きく設定した第1工程における比率rは100%であることを特徴とする請求項13記載の熱処理方法。
  15. 前記比率rを小さく設定した第2工程における比率rは0%であることを特徴とする請求項13または14記載の熱処理方法。
  16. 前記第1工程と第2工程との間に、ローディング終了時における反応管内の過度な温度上昇を抑えるために前記比率rを、両工程における比率の間の値に設定して電力の指令値を演算する移行工程を含むことを特徴とする請求項13ないし15のいずれか一つに記載の熱処理方法。
  17. 前記移行工程における比率rは、時間と共に徐々に小さくなっていくことを特徴とする請求項16記載の熱処理方法。
  18. 前記蓋体と基板保持具との間に設けられた断熱材の近傍に端部温度検出部を設け、
    電力指令値演算部は、基板保持具が搬出されているときの前記端部温度検出部及び外部温度検出部の各温度検出値の差と、そのときの基板保持具の搬入速度に対応する単位温度当たりの時刻変化量とに基づいて、前記比率rを徐々に小さくしていく開始時期を決定することを特徴とする請求項17記載の熱処理方法。
  19. 予め反応管の内壁に内壁温度検出部を取り付け、内壁温度検出部の検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、これら時系列データに基づいて内壁温度検出部の検出値と前記電力の指令値との関係を規定した予測演算式を作成し、前記予測工程はこの予測演算式を用いて反応管の内壁温度を予測することを特徴とする13ないし18のいずれか一つに記載の熱処理方法。
  20. 予め外部温度検出部の検出値及び加熱手段に供給される電力の指令値の各時系列データを求めておき、これら時系列データに基づいて前記外部温度検出部の検出値と前記電力の指令値との関係を規定した予測演算式を作成し、前記予測工程はこの予測演算式と前記電力の指令値とに基-づいて前記外部温度検出部の検出値の予測値を求め、この予測値と実際に得られた検出値との差分に基づいて、前記反応管の内壁温度の予測値を修正することを特徴とする請求項19記載の熱処理方法。
  21. 複数の基板を互いに並行に基板保持具に保持して、その周囲に加熱手段が設けられた反応管内に搬入し、反応管内に処理ガスを導入して基板に対して熱処理を行う熱処理装置に用いられるコンピュータプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、請求項13ないし20のいずれか一つに記載の熱処理方法を実施するためのステップ群が組み込まれていることを特徴とする記憶媒体。
JP2006221665A 2006-08-15 2006-08-15 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体 Active JP5040213B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006221665A JP5040213B2 (ja) 2006-08-15 2006-08-15 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体
KR1020070081496A KR101184850B1 (ko) 2006-08-15 2007-08-14 열처리 장치, 열처리 방법, 및 기억 매체
TW096130037A TWI419231B (zh) 2006-08-15 2007-08-14 熱處理裝置、熱處理方法及儲存媒體
US11/889,581 US7835816B2 (en) 2006-08-15 2007-08-14 Heat processing apparatus, heat processing method, computer program and storage medium
CN2007101418700A CN101127298B (zh) 2006-08-15 2007-08-15 热处理装置和热处理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006221665A JP5040213B2 (ja) 2006-08-15 2006-08-15 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008047683A true JP2008047683A (ja) 2008-02-28
JP5040213B2 JP5040213B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=39095283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006221665A Active JP5040213B2 (ja) 2006-08-15 2006-08-15 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7835816B2 (ja)
JP (1) JP5040213B2 (ja)
KR (1) KR101184850B1 (ja)
CN (1) CN101127298B (ja)
TW (1) TWI419231B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012182310A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置およびその制御方法
JP2013037627A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Tokyo Electron Ltd 温度制御方法、その温度制御方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体、温度制御システム及び熱処理装置
CN103076826A (zh) * 2012-12-11 2013-05-01 光垒光电科技(上海)有限公司 多温区温度控制系统及其控制方法
JP2014209569A (ja) * 2013-03-25 2014-11-06 株式会社日立国際電気 断熱構造体及び半導体装置の製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7751908B2 (en) * 2004-12-02 2010-07-06 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and system for thermal process control
US7903958B2 (en) * 2007-09-05 2011-03-08 Hua-Hsin Tsai Hanging water heater
JP5176771B2 (ja) * 2008-08-14 2013-04-03 信越半導体株式会社 縦型熱処理装置及び熱処理方法
JP5041016B2 (ja) * 2010-03-01 2012-10-03 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体
CN102560441B (zh) * 2010-12-23 2015-01-14 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 加热控制方法、装置和系统,加热腔及等离子体设备
JP5642612B2 (ja) * 2011-04-05 2014-12-17 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置および熱処理方法
CN102517562B (zh) * 2011-12-15 2014-01-01 常州星海电子有限公司 一种垂直梯度冷凝制造薄膜电池的装置
KR101898677B1 (ko) * 2012-04-30 2018-09-13 삼성전자주식회사 멀티 스택 큐어 시스템 및 그 운전 방법
JP5599536B2 (ja) * 2012-09-04 2014-10-01 シャープ株式会社 温度制御シーケンス決定装置、成形装置、プログラム、記録媒体および温度制御シーケンス決定方法
JP5951438B2 (ja) * 2012-10-05 2016-07-13 光洋サーモシステム株式会社 熱処理装置
JP6442339B2 (ja) 2015-03-26 2018-12-19 株式会社Screenホールディングス 熱処理装置および熱処理方法
JP6358977B2 (ja) * 2015-03-31 2018-07-18 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置、熱処理方法、及び、プログラム
KR102116118B1 (ko) * 2018-07-18 2020-05-27 주식회사 케이티앤지 에어로졸 생성장치의 히터의 온도를 구간별로 제어하는 방법 및 그 방법을 구현하기 위한 에어로졸 생성장치
CN109917656B (zh) * 2019-03-29 2022-03-01 重庆大学 基于工艺介质多温度目标的循环冷却水最小压差节能控制系统及方法
JP7461490B2 (ja) * 2020-09-28 2024-04-03 株式会社Kokusai Electric 温度制御方法、半導体装置の製造方法、プログラム及び基板処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09260294A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Kokusai Electric Co Ltd 電気炉の温度制御方法
JP2002157001A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Omron Corp 制御装置、温度調節器および熱処理装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02151865A (ja) * 1988-11-22 1990-06-11 Ucb Sa 高温反応処理方法
JPH0386251A (ja) * 1989-08-28 1991-04-11 Todoroki Sangyo Kk 化学反応制御装置
JPH11193470A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Canon Inc 堆積膜形成装置及び堆積膜形成方法
US6402844B1 (en) * 1998-09-08 2002-06-11 Tokyo Electron Limited Substrate processing method and substrate processing unit
WO2002071459A1 (fr) * 2001-03-05 2002-09-12 Tokyo Electron Limited Procede et systeme de traitement thermique
CN100367460C (zh) * 2003-10-30 2008-02-06 东京毅力科创株式会社 热处理装置及热处理方法
JP4712343B2 (ja) 2003-10-30 2011-06-29 東京エレクトロン株式会社 熱処理装置、熱処理方法、プログラム及び記録媒体
US7217670B2 (en) * 2004-11-22 2007-05-15 Asm International N.V. Dummy substrate for thermal reactor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09260294A (ja) * 1996-03-19 1997-10-03 Kokusai Electric Co Ltd 電気炉の温度制御方法
JP2002157001A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Omron Corp 制御装置、温度調節器および熱処理装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012182310A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Tokyo Electron Ltd 熱処理装置およびその制御方法
US8835811B2 (en) 2011-03-01 2014-09-16 Tokyo Electron Limited Thermal processing apparatus and method of controlling the same
KR101585287B1 (ko) 2011-03-01 2016-01-13 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 열처리 장치 및 그 제어 방법
US9748122B2 (en) 2011-03-01 2017-08-29 Tokyo Electron Limited Thermal processing apparatus and method of controlling the same
JP2013037627A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Tokyo Electron Ltd 温度制御方法、その温度制御方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体、温度制御システム及び熱処理装置
US9209057B2 (en) 2011-08-10 2015-12-08 Tokyo Electron Limited Temperature control method, storage medium storing a program therefor, temperature control apparatus, and heat treatment apparatus
CN103076826A (zh) * 2012-12-11 2013-05-01 光垒光电科技(上海)有限公司 多温区温度控制系统及其控制方法
JP2014209569A (ja) * 2013-03-25 2014-11-06 株式会社日立国際電気 断熱構造体及び半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TWI419231B (zh) 2013-12-11
US7835816B2 (en) 2010-11-16
TW200830409A (en) 2008-07-16
CN101127298A (zh) 2008-02-20
CN101127298B (zh) 2011-12-21
US20080046111A1 (en) 2008-02-21
JP5040213B2 (ja) 2012-10-03
KR20080015733A (ko) 2008-02-20
KR101184850B1 (ko) 2012-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5040213B2 (ja) 熱処理装置、熱処理方法及び記憶媒体
TWI409851B (zh) Adjust the gas flow processing system, processing methods and memory media
US9259761B2 (en) Heat treatment system, heat treatment method, and non-transitory computer-readable recording medium
JP5049303B2 (ja) 熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラム
US20170278699A1 (en) Control device, substrate processing system, substrate processing method, and program
KR100850396B1 (ko) 열처리 방법, 열처리 장치 및 그 교정 방법
JP5774532B2 (ja) 連続処理システム、連続処理方法、及び、プログラム
JP2008218558A (ja) 熱処理システム、熱処理方法、及び、プログラム
US10395934B2 (en) Control device, substrate processing system, substrate processing method, and program
TWI355014B (ja)
JP2013161857A (ja) 熱処理装置及び熱処理装置の制御方法
JP5049302B2 (ja) 熱処理装置、熱処理装置の温度調整方法、及び、プログラム
JP6596316B2 (ja) 熱処理システム、熱処理方法、及び、プログラム
JP6353802B2 (ja) 処理システム、処理方法、及び、プログラム
JP2002110552A (ja) 熱処理装置、熱処理装置用制御装置
JP6578101B2 (ja) 処理システム及び処理方法
JP6378639B2 (ja) 処理システム、処理方法、及び、プログラム
JP4514915B2 (ja) 熱処理装置、基板の熱処理方法、および処理レシピを記録した媒体
JP4455856B2 (ja) 半導体製造システムおよび半導体製造方法
KR100849012B1 (ko) 열처리 장치 및 열처리 방법
JP6358977B2 (ja) 熱処理装置、熱処理方法、及び、プログラム
JPH07283158A (ja) 熱処理装置およびその温度制御方法
JP4509360B2 (ja) 熱処理方法
JP2022187313A (ja) 制御方法及び制御装置
JP6335128B2 (ja) 熱処理システム、熱処理方法、及び、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5040213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250