JP2008043568A - 開離嵌挿具付きスライドファスナー - Google Patents

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Abstract

【課題】誰にでも簡単に使いこなすことが可能であり、且つ、閉鎖操作及び開離操作を容易に行うことが可能な開離嵌挿具付きスライドファスナーを提供する。
【解決手段】左右のファスナーテープ(2)のファスナーエレメント列(4)にスライダー(30)が挿通され、一方の前記ファスナーテープ(2)に設けられた嵌込体(10,43,53,63,73)と、他方の前記ファスナーテープ(2)に設けられ、前記嵌込体(10,43,53,63,73)を係止する枢止体(20,44,54,64,74)とを有する開離嵌挿具(5,42,52,62,72)を備えてなる開離嵌挿具付きスライドファスナー(1,41,51,61,71)であって、前記枢止体(20,44,54,64,74)は、前記嵌込体(10,43,53,63,73)をその側部から嵌め込むことにより回転自在に係止可能であり、且つ、前記嵌込体(10,43,53,63,73)を前記スライダー(30)の肩口からエレメント案内路(35)を介して挿入することによっても回転自在に係止可能である枢止部(23,46,58,68,75)を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、左右のファスナーテープの一端部に開離嵌挿具を備えた開離嵌挿具付きスライドファスナーに関するものであり、特に、開離嵌挿具が嵌込体と枢止体とを備えており、前記嵌込体を前記枢止体に対して2通りの係止操作により係止させることが可能な構造を有する開離嵌挿具付きスライドファスナーに関する。
従来から、スライドファスナーの開離嵌挿具の1つとして、左右一対のファスナーストリンガーの一方に形成した嵌込体を、他方のファスナーストリンガーに形成した係止体に対して、スライダーのエレメント案内路内を通過させることなく、係止体の側部から挿入して係止させることが可能なサイドオープンタイプの開離嵌挿具が知られている。また、例えば実公昭59−25227号公報(特許文献1)に、このようなサイドオープンタイプの開離嵌挿具に関する発明が開示されている。
前記特許文献1に開示されているサイドオープンタイプの開離嵌挿具は、開離嵌挿具の係止体と嵌込体とが左右のエレメント列の端部に互いに対向するように固着されている。前記係止体は、ファスナーテープの表裏両面に形成されて前記スライダーを保持するスライダー保持部と、前記スライダー保持部のテープ端部側に同スライダー保持部よりも厚肉に形成され、前記嵌込体を係止する嵌止部と、前記スライダー保持部の側面及び前記嵌止部の内側側面に形成された凹溝と、前記凹溝の中間部で突出した突子とを有している。また、前記嵌止部は、同嵌止部の嵌込体側側面から中央部に向けて逆L字形状に形成された支持孔が、嵌止部の表裏面を貫通して切り込まれており、正面視で逆C字形状を有している。
前記嵌込体は、係止体が有する前記凹溝に嵌合する厚さで形成された嵌込板部と、この嵌込板部の係止体側側面に前記突子に対応する形状で凹部が設けられている。また、嵌込板部のテープ端部側には、同嵌込板部よりも厚肉の丘部が設けられており、この丘部には、テープ表裏両面に突出した枢支ピンが設けられている。
上記のような構成を有するサイドオープンタイプの開離嵌挿具付きスライドファスナーは、左右のファスナーストリンガーを閉鎖する場合に、先ずスライダーを係止体の嵌止部に当接する位置まで摺動させて衝合させた後、嵌込体の枢支ピンを係止体の支持孔内に挿入する。このとき、係止体の嵌止部は逆C字形状を有しているため、嵌込体の枢支ピンが支持孔の末端部で安定して軸支される。次に、枢支ピンが支持孔に挿入されている嵌込体を、枢支ピンを中心にして係止体に向けて回動させることによって、嵌込体の嵌込板部をスライダーの上下フランジ間からスライダー内部に挿入する。これにより、左右のエレメント列は、安定した噛合が行えるように位置決めされる。その後、スライダーをエレメント噛合方向に摺動させる(引き上げる)ことにより、左右のエレメント列を互いに噛合させてスライドファスナーを閉鎖する。
また、サイドオープンタイプの開離嵌挿具付きスライドファスナーを開離する場合には、スライダーを開離嵌挿具へ向けて摺動させて係止体の嵌止部に当接させた後、枢支ピンを中心にして嵌込体を係止体から離れるように回動させることによって、嵌込体の嵌込板部をスライダーから抜脱させる。更にその後、嵌込体の枢支ピンを係止体の支持孔から引き出されることにより、左右のファスナーストリンガーが互いに分離される。
このようにサイドオープンタイプの開離嵌挿具を備えたスライドファスナーであれば、嵌込体の枢支ピンを係止体に形成した支持孔へ挿入して嵌込体を回動させることにより、また、支持孔へ挿入した枢支ピンを係止体から抜脱させることにより、左右のファスナーストリンガーの位置決めや分離を行うことができる。これにより、前記スライドファスナーは、例えば蝶棒、箱棒、及び箱体を有する一般的な開離嵌挿具を備えたスライドファスナーのような蝶棒を箱体に嵌め込む際に蝶棒をスライダー内に挿通させるといった操作が必要とされないため、開離嵌挿具の操作性が向上し、左右のファスナーストリンガーの閉鎖や分離の操作を非常に容易に行うことができる。
従って、サイドオープンタイプの開離嵌挿具は、例えばスライドファスナーの操作を片手で行うことが求められる製品、開離嵌挿具の位置を直接視認できず、手探りでスライドファスナーの操作を行う製品、更には、細かい作業を行い難い環境でスライドファスナーの操作が求められる製品等に対して好適に利用することが可能である。
実公昭59−25227号公報
前記特許文献1に記載されているようなサイドオープンタイプの開離嵌挿具は、蝶棒、箱棒、及び箱体を有する一般的な開離嵌挿具に比べて、前述のように、スライドファスナーの閉鎖操作及び分離操作をより容易に行うことが可能であり、その利便性に優れている。しかしながら、サイドオープンタイプの開離嵌挿具は、蝶棒等を有する一般的な開離嵌挿具とは係止・抜脱する操作方法が全く相違している上に、一般的な開離嵌挿具に比べてユーザーの認知度が低く、あまり知られていない。
このため、サイドオープンタイプの開離嵌挿具を備えたスライドファスナーは、閉鎖や開離の操作自体は容易であるにも関わらず、蝶棒等を有する一般的な開離嵌挿具に慣れているユーザーにとってはサイドオープンタイプの開離嵌挿具の操作に手間取ることがある。従って、サイドオープンタイプの開離嵌挿具の操作に慣れるまでの間は、例えば嵌込体を係止体に係止する際に嵌込体をスライダー内に挿入しようしたり、嵌込体を係止体から抜脱させる際に嵌込体をスライダー側に強引に引っ張ろうとするため、却って使い勝手が悪くなるという問題があった。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その具体的な目的は、開離嵌挿具の使い易さを向上させることによって、誰にでも簡単に使いこなすことが可能であり、且つ、閉鎖操作及び開離操作を容易に行うことが可能な開離嵌挿具付きスライドファスナーを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供される開離嵌挿具付きスライドファスナーは、基本的な構成として、左右一対のファスナーテープの対向側縁に取り付けられたファスナーエレメント列にスライダーが挿通され、一方の前記ファスナーテープの前記ファスナーエレメント列端部に設けられ、被枢止部を備えた嵌込体と、他方の前記ファスナーテープの前記ファスナーエレメント列端部に設けられ、前記嵌込体の前記被枢止部を係脱可能であるとともに前記スライダーの下止として機能する枢止体とを有する開離嵌挿具を備え、前記スライダーは、案内柱と、前記案内柱に連結された上翼板及び下翼板と、前記上翼板及び/又は前記下翼板の左右側縁に立設されたフランジ部と、前記上翼板、前記下翼板、及び前記フランジ部により囲まれ、後口から肩口に向けて前記案内柱により2股に分岐したY字状のエレメント案内路とを有してなる開離嵌挿具付きスライドファスナーであって、前記枢止体は、前記被枢止部を前記枢止体の側部から嵌め込むことにより回転自在に係止可能であり、且つ、前記被枢止部を前記スライダーの前記肩口から前記エレメント案内路を介して挿入することによっても回転自在に係止可能である枢止部を有してなることを最も主要な特徴とするものである。
特に、本発明に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーにおいて、前記嵌込体は、一方の前記ファスナーテープの表裏両面に一体に形成され、そのテープ端部側先端部に前記被枢止部が配された薄板状の嵌込板部を有し、前記枢止体は、他方の前記ファスナーテープの表裏両面に一体に形成され、前記スライダーを保持するスライダー保持部を有し、前記枢止部は、前記スライダー保持部のテープ端部側に段部を介して厚肉に形成され、前記スライダー保持部からテープ端部側に延在し、更に前記嵌込体側に向けて湾曲した略J字状内面と前記枢止体の側部から前記略J字状内面に向けて前記被枢止部を嵌入することが可能な枢動空間とを有し、且つ、前記略J字状内面に前記被枢止部を係止可能であり、前記被枢止部のテープ表裏方向における肉厚は、前記スライダーの前記エレメント案内路の高さ方向の間隔よりも小さく形成され、且つ、前記嵌込板部の肉厚は、前記スライダーの前記フランジ部に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されていることが好ましい。
この場合、本発明のスライドファスナーにおいては、前記被枢止部が、前記嵌込板部からテープ表裏方向に突設された円柱状の枢軸を有していることが好ましい。その他に、本発明では、前記被枢止部が、前記嵌込板部の表裏面と面一に、且つ、円弧状に形成されていても良い。
また、本発明において、前記スライダー保持部の前記嵌込板部に対向する側面には前記嵌込板部を嵌合可能な嵌込板部嵌合凹溝が形成されていることが好ましく、更に、前記枢止部の前記略J字状内面の一部にも、前記嵌込板部嵌合凹溝が形成されていることが好ましい。
更に、前記枢止部の前記略J字状内面には、前記被枢止部を嵌合可能な被枢止部嵌合凹溝が形成され、前記被枢止部嵌合凹溝が前記枢動空間を構成していても良い。
更にまた、前記枢止部は、前記略J字状内面から外周面に貫通させてなるスリットを有し、前記スリットの溝幅が前記嵌込板部の肉厚よりも大きく形成されていること、また、前記嵌込板部は、そのテープ端部側からテープ内方に向けて切り込まれた切欠き部を有していることが好ましい。
本発明に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーは、前述のように、開離嵌挿具の枢止体が、嵌込体の被枢止部を枢止体の側部から嵌め込むことにより回転自在に係止可能であり、且つ、嵌込体の被枢止部をスライダーの肩口からエレメント案内路を介して挿入することにより係止可能である枢止部を有している。また、本発明のスライドファスナーは、スライダーを前記枢止体に保持し、且つ、前記嵌込体の被枢止部を枢止体に係止した状態で、嵌込体をスライダーのフランジ部を介して前記エレメント案内路に挿入し、その後、スライダーを摺動させることによって左右のファスナーエレメント列を噛合させる。従って、本発明のスライドファスナーは、嵌込体の被枢止部を枢止体の側部から嵌め込んで枢止体に係止させる第1の係止操作と、嵌込体の被枢止部をスライダーのエレメント案内路を介して枢止体に挿入して係止させる第2の係止操作といった2種類の異なる係止操作を行うことが可能なように構成されている。
即ち、従来の開離嵌挿具付きスライドファスナーは、開離嵌挿具が1種類の係止操作及び抜脱操作を行うようにしか形成されておらず、開離嵌挿具を異なる2種類の操作で係止・抜脱させることはできなかった。そもそも、従来では、係止や抜脱を異なる2種類の操作によって行うように開離嵌挿具を構成するという発想がなかった。
これに対して、本発明の開離嵌挿具付きスライドファスナーは、従来のサイドオープンタイプの開離嵌挿具のような嵌込体の被枢止部を枢止体の側部から嵌め込むことにより枢止部に係止させるだけでなく、蝶棒等を有する一般的な開離嵌挿具と同じように、嵌込体の被枢止部をスライダーの肩口からエレメント案内路を介して枢止体に挿入することによっても枢止部に係止させることができるように構成したものである。これにより、本発明の開離嵌挿具付きスライドファスナーを使用するユーザーは、スライドファスナーを閉鎖するために嵌込体を枢止体に係止させるときに、前記第1の係止操作と、前記第2の係止操作とを任意に選択することが可能となる。
このため、例えばユーザーが本発明の開離嵌挿具付きスライドファスナーを使用するに際し、サイドオープンタイプの開離嵌挿具の操作に慣れていない場合は、嵌込体の被枢止部をスライダー内を介して枢止体に挿入することにより枢止部に係止させる第2の係止操作を行うことによって、開離嵌挿具の操作に手間取ることなく、スライドファスナーを円滑に閉鎖することができる。また、サイドオープンタイプの開離嵌挿具の操作に慣れている場合、又は慣れてきた場合には、嵌込体の被枢止部を枢止体の側部から嵌め込むことにより枢止部に係止させる第1の係止操作を行うことにより、スライドファスナーの閉鎖をより容易に行うことが可能となる。
更に本発明では、スライドファスナーを開離させる際にも、前記係止操作のときと同様に、ユーザーは開離嵌挿具を抜脱させる2種類の異なる操作のうちの何れかを任意に選択することができる。従って、本発明の開離嵌挿具付きスライドファスナーは、従来のサイドオープンタイプの開離嵌挿具付きスライドファスナーや、蝶棒等を有する一般的な開離嵌挿具付きスライドファスナーに比べて、開離嵌挿具の使い易さが大幅に向上し、利便性及び操作性に優れており、誰にでも簡単に使いこなすことができるスライドファスナーとなる。
このような本発明の開離嵌挿具付きスライドファスナーにおいて、前記嵌込体は、ファスナーテープの表裏両面に形成され、そのテープ端部側先端部に前記被枢止部が配された薄板状の嵌込板部を有している。また、前記枢止体は、前記枢止部の他にテープ表裏両面に一体に形成されたスライダー保持部を有し、前記枢止部は、前記嵌込体の被枢止部を回転自在に係止可能な略J字状内面と枢動空間とを有している。更に、被枢止部のテープ表裏方向における肉厚は、スライダーのエレメント案内路の高さよりも小さく形成され、且つ、嵌込板部の肉厚は、前記スライダーの前記フランジ部に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されている。本発明における嵌込体及び枢止体が上述のような構成を有することにより、本発明に係るスライドファスナーは、嵌込体の被枢止部を前述のような異なる2つの係止操作により枢止体に係止させ、また、嵌込体の被枢止部を異なる2つの抜脱操作により抜脱させる構造を確実に確保することができる。
本発明では、前記被枢止部が、嵌込板部から突設された円柱状の枢軸を有していることにより、前記第1の係止操作を行う際に、被枢止部を枢止体の側部から枢止部に安定して嵌め込んで係止することができ、更にその後、枢軸を中心に嵌込体を枢止体に向けて円滑に回動させることができる。また、前記第2の係止操作を行う際には、被枢止部をスライダー内に通過させて枢止部に安定して挿入し、係止させることができる。
またその他に、前記被枢止部は、前述のような嵌込板部から突設された円柱状の枢軸を有するものではなく、嵌込板部の表裏面と面一に、且つ、円弧状に形成された構成を有するものでも良い。このような構成を有する被枢止部によっても、前記第1の係止操作を行う際に、被枢止部を枢止体の側部から安定して嵌め込んで係止することができ、更にその後、被枢止部を中心に嵌込体を枢止体に向けて円滑に回動させることができる。また、前記第2の係止操作を行う際にも、前述と同様に、被枢止部を枢止部に安定して挿入し、係止させることができる。
また本発明において、スライダー保持部の嵌込板部対向側面に嵌込板部嵌合凹溝が形成されており、更には、枢止部の略J字状内面の一部にも嵌込板部嵌合凹溝が形成されている。これにより、嵌込体を枢止体に係止させる際には、嵌込板部嵌合凹溝に嵌込体の嵌込板部を嵌合させることにより、嵌込板部を枢止体の所定の位置に安定して案内することができ、また、スライドファスナーを閉鎖させたときには、嵌込体と枢止体の係止状態を安定させることができる。このため、例えばスライドファスナーを閉鎖させている状態で開離嵌挿具がテープ表裏面方向の力(突き上げ力)を受けても、開離嵌挿具の嵌込体が枢止体から簡単に外れることを防いで、その係止状態を安定して維持することができる。なお、前記嵌込板部嵌合凹溝は、スライダー保持部の嵌込板部対向側面、及び枢止部の略J字状内面の一部に連続的に形成されていても、或いは、間歇的に形成されていても良い。
更に、枢止部の略J字状内面に、被枢止部を嵌合可能で、且つ枢動空間を構成する被枢止部嵌合凹溝が形成されていることにより、第1及び第2の係止操作を行う際に、嵌込体をより確実に枢止体に係止させ、その係止状態をより安定して維持することができる。
更にまた、枢止部の略J字状内面から外周面に貫通させてなるスリットが形成されていること、及び/又は、前記嵌込板部に切欠き部が形成されていることにより、嵌込体を枢止体の側部から嵌め込んで係止させる際に、嵌込体と枢止体とが互いに干渉することを防いで、開離嵌挿具の係止操作を円滑に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下で説明する各実施例に限定されるものではなく、本発明と実質的に同一な構成を有し、かつ、同様な作用効果を奏しさえすれば、多様な変更が可能である。例えば、下記実施例において、ファスナーエレメント及び開離嵌挿具が合成樹脂を射出成形することにより形成されたスライドファスナーについて説明を行っているが、本発明はこれに限定されず、例えばコイル状のファスナーエレメントや金属製の開離嵌挿具がファスナーテープに取り付けられたスライドファスナーであっても良い。
図1は、本発明の実施例1に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。なお、以下においては、本発明をより解り易く説明するために、図1に示したスライドファスナー1に基づいて、スライダー30をスライドファスナー1が閉鎖するようにテープ長手方向に沿って摺動させる向きを前方とし、スライドファスナー1が開離するように摺動させる向きを後方として規定する。また、スライドファスナー1を正面から見た場合に、ファスナーテープ2の幅方向において開離嵌挿具5の嵌込体10が形成されている側を左方とし、枢止体20が形成されている側を右方として規定する。
本実施例1に係る開離嵌挿具付きスライドファスナー1は、図1に示したように、左右一対のファスナーテープ2と、左右のファスナーテープ2の対向側縁に列設されたファスナーエレメント3と、ファスナーエレメント列4の一端部に設けられた開離嵌挿具5と、図1では図示が省略されたスライダー30とを備えている。
前記ファスナーテープ2は、対向する側縁に芯紐部7を有しており、このファスナーテープ2の芯紐部7を含むエレメント取付縁部に沿って複数のファスナーエレメント3が一定の間隔をおいて列設されてファスナーエレメント列4が形成されている。前記ファスナーエレメント3は、ファスナーテープ2に固定される胴部と、胴部からテープ外方に向けて延出する頚部と、頚部の先端に設けられた膨大状の噛合頭部とを有しており、例えば従来から一般的に使用されているポリアセタール等の合成樹脂材料を所定形状に射出成形することによってファスナーテープ2に装着することができる。
前記スライダー30は、従来から一般的に知られているものを使用することができ、例えば上翼板31aと、下翼板31bと、上翼板31a及び下翼板31bの左右側端縁に沿って直交方向に配された上下フランジ32a,32bと、上翼板31aの前端側中央部と下翼板31bの前端側中央部とを連結するように立設された案内柱33と、上翼板31a上に取り付けられた引き手34とを有している。また、スライダー30の後端側には後口を有するとともに、スライダー30の前端側で案内柱33の左右両側には肩口を有している。更に、このスライダー30の内部には、上下翼板31a,31bと上下フランジ32a,32bとにより包囲されたエレメント案内路35が形成されており、このエレメント案内路35は、スライダー30の後口から肩口に向けて案内柱33によって2股に分岐してスライダー30内をY字状に貫いている。なお、本発明において、前記スライダー30は、例えば上翼板31a及び下翼板31bのうちの何れか一方における左右両側端縁にフランジ部が立設されているものであっても良い。
前記開離嵌挿具5は、左右のファスナーテープ2の下端に、ファスナーエレメント列4に連続する形で合成樹脂製の嵌込体10と枢止体20とを対向するように有している。
前記嵌込体10は、一方(左側)のファスナーテープ2の表裏両面に一体に形成された薄板状の嵌込板部11と、嵌込板部11のテープ端部側先端部(後端部)に形成された被枢止部12と、嵌込板部11のテープ内側側縁に沿って形成された突条部13と、嵌込板部11の前端部にファスナーエレメント列4に連続して形成された噛合部14と、嵌込板部11の前記芯紐部7に対応する表面及び裏面の部位に形成された窪み部15とを有している。
また、本実施例1において、嵌込体10が形成されている左側のファスナーテープ2は、テープ端部側の一部が切り取られており、このファスナーテープ2が切り取られている部位に前記嵌込板部11が後方に突出するように延設されている。この嵌込板部11は、窪み部15を除いて表裏面ともに平坦で、テープ表裏方向の肉厚がスライダー30の上下フランジ32a,32b間に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されている。また、嵌込板部11には、テープ端部側からテープ内方(前方)に向けて切り込まれた切欠き部16が設けられている。
前記被枢止部12は、嵌込板部11の延端部に、嵌込板部11の表裏面から突設された円柱形状の枢軸12aを有している。この枢軸12aは、テープ表裏方向における肉厚がスライダー30内部のエレメント案内路35の高さ方向の間隔、即ち、スライダー30内部の上翼板31aと下翼板31b間の間隔よりも小さく形成されている。
前記突条部13は、嵌込板部11よりも厚肉に形成されている。このような厚肉の突条部13がテープ内側側縁に沿って形成されていることにより、嵌込体10の強度を向上させることができ、更に、開離嵌挿具5を操作するユーザーに対して嵌込体を把持し易くさせることができる。
前記窪み部15は、嵌込体10を安定して成形でき、且つ、嵌込板部11を平坦に形成するために、芯紐部7に対応する位置に形成されている。即ち、ファスナーテープ2の芯紐部7はファスナーテープ2よりも厚肉であるために、芯紐部7が形成されている部位に合成樹脂を成形して平坦な嵌込板部11を形成すると、芯紐部7上に形成した部分の嵌込板部11の肉厚が非常に薄くなる。このように嵌込板部11の肉厚が局部的に薄くなると、例えば嵌込体10の射出成形時に嵌込板部11の薄肉部分において樹脂の流動が悪くなることや、強度が十分に得られなくなること等の不具合が生じることが考えられる。しかし、前記窪み部15を形成することにより、嵌込板部11に形成される薄肉部分が減少するため、上記のような不具合が生じることを効果的に防ぐことができる。
前記開離嵌挿具5の枢止体20は、他方(右側)のファスナーテープ2の表裏両面に形成されたスライダー保持部21と、スライダー保持部21よりも段部22を介して厚肉に形成され、略J字状内面24及び枢動空間28を備えた枢止部23と、スライダー保持部21よりもテープ内方に形成され、枢止体20のファスナーテープ2への固着強度を高めるための補強部25と、スライダー保持部21の嵌込板部11に対向する側面及び前記略J字状内面24の一部に形成された嵌込板部嵌合凹溝26と、略J字状内面24から枢止部23の外周面に貫通したスリット27とを有している。なお、本発明において、前記嵌込板部嵌合凹溝26は、スライドファスナー1の閉鎖時に嵌込体10の嵌込板部11を嵌合させるものであるため、嵌込板部11の形状に応じて、例えばスライダー保持部21の嵌込板部11に対向する側面のみに形成しても良い。
前記スライダー保持部21は、そのテープ表裏方向における肉厚がスライダー30内部のエレメント案内路35の高さよりも小さく、且つ、上下フランジ32a,32b間の隙間よりも大きく形成されている。また、スライダー保持部21の嵌込体対向側縁は、その中間部位21aが嵌込体10に向けて僅かに膨出するように湾曲している。更に、スライダー保持部21は、後述するようにスライダー30を摺動させて段部22に衝合させたときに(図2を参照)、スライダー30のエレメント案内路35内に挿入されてスライダー30を保持することができる。
本実施例1において、前記枢止部23は、段部22を介してスライダー保持部21よりも厚肉であり、スライダー保持部21からテープ端部まで延設され、そのテープ端部から嵌込体10側に向けて湾曲して形成されているため、正面視にて略J字形状を有している。また、この枢止部23は、枢止体20の側部からが嵌込体10の被枢止部12を嵌入することが可能なように上方が開口する枢動空間28と、この枢動空間28に嵌入された被枢止部12を当接させて回転自在に係止可能な略J字状内面24とを有している。略J字状内面24は、スライダー保持部21からテープ端部側に延在し、更に嵌込体10側に向けて湾曲しており、また、略J字状内面24の湾曲部における曲率半径が嵌込体10の被枢止部12における半径と略等しくなるように形成されている。
更に、枢止部23の湾曲部側先端23a側には、略J字状内面24から枢止部23の外周面に貫通させたスリット27が形成されている。このスリット27のテープ表裏方向における溝幅は、嵌込体10の嵌込板部11を挿入可能なように、嵌込板部11の肉厚よりも大きく設定されている。
次に、上記のような開離嵌挿具5を備えた本実施例1のスライドファスナー1を閉鎖・開離する操作について説明する。
始めに、スライドファスナー1を閉鎖する際に、開離嵌挿具5の嵌込体10を枢止体20の側部から嵌め込むことにより同枢止体20に係止させる第1の係止操作を行う場合について説明する。
この第1の係止操作を行う場合、先ず、図2に示したように、スライダー30を他方(右側)のファスナーストリンガー6’に装着された枢止体20に向けて摺動し、下止となる前記段部22に衝合させる。これにより、スライダー30はスライダー保持部21に保持される。なお、図2や後述する図3,5,8等において、スライダー30は二点鎖線で示されており、枢止体の嵌込板部嵌合凹溝及びスリットが破線で示されている。
次に、一方(左側)のファスナーストリンガー6に装着された嵌込体10の被枢止部12を、枢止体20の側部から、即ち、枢止部23とスライダー30との間に形成された隙間を通って、枢止体20の左側から枢止部23に向かう右方向に嵌め込むことにより、被枢止部12を枢止体20の枢止部23に案内し、更に、略J字状内面24に当接させて係止することができる。このとき、本実施例1のスライドファスナー1においては、嵌込体10の嵌込板部11に切欠き部16が設けられており、また、枢止部23の湾曲部側先端23a側にスリット27が設けられている。前記切欠き部16は、被枢止部12の左側の領域において、ファスナーテープ2の端部から上方に向けて切り込まれて形成されており、この切欠き部16の形成領域ではファスナーテープ2も切り取られていて、切欠き部16内にファスナーテープ2が延在していない状態となっている。このため、嵌込板部11と枢止部23とが互いに干渉することなく、被枢止部12を枢止部23の側部から円滑に案内することが可能となり、被枢止部12を枢止部23に嵌め込む操作を容易に行うことができる。
そして、被枢止部12を枢止体20の枢止部23に係止させた後、被枢止部12を中心に嵌込体10を枢止体20に向けて回動させ、図3に示したように、嵌込体10の嵌込板部11をスライダー30の上下フランジ32a,32b間に、案内柱33に当接するまで、或いは、案内柱33近傍の位置まで挿入する。これにより、左右のファスナーエレメント列4は、安定した噛合が行えるように位置決めされる。
その後、嵌込板部11を上下フランジ32a,32b間を通ってエレメント案内路35に挿入した状態でスライダー30を上方に摺動させることによって、図4に示したように、嵌込体10の嵌込板部11を枢止体20の嵌込板部嵌合凹溝26に嵌合させるとともに、左右のファスナーエレメント列4を噛合させて、スライドファスナー1を閉鎖させることができる。
次に、スライドファスナー1を閉鎖する際に、開離嵌挿具5の嵌込体10をスライダー30のエレメント案内路35を介して枢止体20に挿入することにより同枢止体20に係止させる第2の係止操作を行う場合について説明する。
この第2の係止操作を行う場合、先ず、前記第1の係止操作と同様に、スライダー30を右側のファスナーストリンガー6’に装着された枢止体20に向けて摺動して段部22に衝合させることにより、スライダー30がスライダー保持部21に保持される。このとき、スライダー30の嵌込体10側にある上下フランジ32a,32bと枢止体20のスライダー保持部21との間には、嵌込体10の被枢止部12を挿通可能な空間が形成される(図5を参照)。
続いて、左側のファスナーストリンガー6に装着された嵌込体10の被枢止部12をスライダー30の肩口から挿入する。このとき、図6に示したように、被枢止部12の肉厚はスライダー30内部の上翼板31aと下翼板31b間の間隔よりも小さく形成され、更に、嵌込板部11の肉厚はスライダー30の上下フランジ32a,32b間に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されているため、嵌込体10の被枢止部12をスライダー30のエレメント案内路内に容易に挿入することができる。
また、エレメント案内路35内に挿入された被枢止部12は、スライダー30内部で嵌込体10側の上下フランジ32a,32bと枢止体20のスライダー保持部21との間を通過して、枢止体20の枢止部23に挿入されて係止される(例えば、図3を参照)。本実施例1では、スライダー保持部21の中間部位21aが前述のように湾曲して形成されているため、被枢止部12を上下フランジ32a,32bとスライダー保持部21との間に円滑に通過させて、枢止部23に安定して挿入することができる。これにより、左右のファスナーエレメント列4は、安定した噛合が行えるように位置決めされる。その後、嵌込体10の被枢止部12を枢止体20の枢止部23に係止させた後、スライダー30を上方に摺動させることによって、前記第1の係止操作と同様にしてスライドファスナー1を閉鎖させることができる。
なお、本実施例1において、閉鎖させた状態のスライドファスナー1を開離させるときには、上方に引き上げられているスライダー30を枢止体20に向けて摺動して段部22に衝合させる。続いて、枢止体20の枢止部23に係止している嵌込体10の被枢止部12を、枢止体20の湾曲部側先端23aとスライダー30との間に形成された隙間を通過させて枢止体20の側部から抜脱すること、或いは、スライダー30の後口からエレメント案内路35を通過させて抜脱することの異なる2種類の操作の何れかを行うことにより、左右のファスナーストリンガー6,6’を分離させることができる。
特に、本実施例1のスライドファスナー1は、スライダー30が段部22に当接した状態であれば、左側のファスナーストリンガー6を右側のファスナーストリンガー6’に対して傾けた状態にすることにより、嵌込体10の被枢止部12を枢止体20の側部から容易に抜脱することができる。このため、被枢止部12を枢止体20の側部から抜脱する場合は、スライダー30のエレメント案内路35を介して抜脱する場合に比べて、左右のファスナーストリンガー6,6’をより簡便に分離させることができる。
以上のように、本実施例1の開離嵌挿具付きスライドファスナー1は、嵌込体10を枢止体20の側部から嵌め込むことにより係止させる第1の係止操作と、嵌込体10をスライダー30のエレメント案内路35を介して枢止体20に挿入することにより係止させる第2の係止操作とを行うことが可能な構造を有している。このため、スライドファスナー1を閉鎖させる際に、ユーザーがこれらの異なる2つの係止操作を任意に選択することができる。また、本実施例1のスライドファスナー1は、前述のような第1の係止操作を行うことにより、第2の係止操作を行う場合に比べて、スライドファスナー1をより簡単に閉鎖させることができる。
従って、ユーザーが例えば前記第1の係止操作に慣れていない場合であれば、前記第2の係止操作を行うことにより、スライドファスナー1の閉鎖を手間取ることなく、円滑に行うことができる。また、第1の係止操作に慣れてきたときに、第2の係止操作から第1の係止操作に切り替えることにより、スライドファスナー1の閉鎖操作をより簡便に行うことができる。即ち、本実施例1の開離嵌挿具付きスライドファスナー1は、蝶棒等を有する一般的な開離嵌挿具の操作に慣れているユーザーであっても簡単に使いこなすことができ、更に、スライドファスナー1を使い続けて前記第1の係止操作に慣れてきた頃に開離嵌挿具の操作を切り替えることにより、スライドファスナー1の閉鎖や開離をより簡便に行うことができる。従って、本実施例1のスライドファスナー1は、開離嵌挿具の使い易さが大幅に向上して利便性及び操作性に優れおり、誰にでも簡単に使いこなすことができる。
次に、本発明の実施例2に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーについて図面を参照しながら説明する。ここで、図7は、本実施例2に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。なお、本実施例2、及び、後述する実施例3以降の説明において、前記実施例1と同様の構成を有する部材については同じ符号を用いて表しており、これによってその部材の説明を省略することとする。
本実施例2に係る開離嵌挿具付きスライドファスナー41においては、図7に示したように、左右のファスナーテープ2の下端に対向するように、嵌込体43と枢止体44とをファスナーエレメント列4に連続する形で形成された開離嵌挿具42が設けられている。なお、本実施例2では、嵌込体43が形成されているファスナーテープ2のテープ端部は前記実施例1のように切り取られておらず、嵌込体43はファスナーテープ2のテープ端部まで形成されている。
前記嵌込体43は、ファスナーテープ2の表裏両面に平坦に形成された嵌込板部45と、円柱状の枢軸12aを備えた被枢止部12と、突条部13と、噛合部14と、窪み部15とを有しているが、嵌込板部45には、前記実施例1のような切欠き部16が設けられておらず、嵌込板部45の後端部に前記枢軸12aが形成されている。また、嵌込体43における嵌込板部45の肉厚は、スライダー30の上下フランジ32a,32b間に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されており、被枢止部12の肉厚は、スライダー30内部のエレメント案内路35の高さ方向の間隔よりも小さく形成されている。
前記枢止体44は、スライダー保持部21と、スライダー保持部21よりも段部22を介して厚肉に形成された枢止部46と、補強部25と、嵌込板部嵌合凹溝26とを有している。前記枢止部46は、前記実施例1と同様に正面視にて略J字形状を有しており、略J字状内面24が形成されている。また、この枢止部46には、略J字状内面24から枢止部46の外周面に貫通させたスリット47が形成されており、このスリット47は、枢止部46の湾曲部側先端46aからその湾曲形状に沿って、前記実施例1のスリット27よりも深く形成されている。
上記のような開離嵌挿具42を備えた本実施例2のスライドファスナー41は、前記実施例1と同様に、嵌込体43の被枢止部12を枢止体44の側部から嵌め込む第1の係止操作と、嵌込体43の被枢止部12をスライダー30のエレメント案内路35を介して枢止体44に挿入する第2の係止操作とを行うことが可能な構造を有している。
即ち、本実施例2のスライドファスナー41について、第1の係止操作を行う場合には、スライダー30を摺動してスライダー保持部21に保持した後、嵌込体43の被枢止部12を枢止体44の側部から、即ち、枢止部46の湾曲部側先端46aとスライダー30との間に形成された隙間から枢動空間28に嵌め込む。これにより、図8に示したように、被枢止部12を枢止体44の枢止部46に案内して係止させる。
このとき、本実施例2のスライドファスナー41において、嵌込板部45には前記実施例1のスライドファスナー1のような切欠き部が設けられていないものの、枢止部46の湾曲部側先端46aから湾曲形状に沿ってスリット47が長く設けられているため、嵌込板部45及びファスナーテープ2と枢止部46とが互いに干渉することなく、被枢止部12の枢軸12aを枢止部23の略J字状内面24の湾曲面に容易に嵌め込むことができる。
続いて、枢軸12aを中心に嵌込体43を枢止体44に向けて回動させ、嵌込板部45をスライダー30の上下フランジ32a,32b間に挿入する。その後、嵌込板部45を上下フランジ32a,32b間を通ってエレメント案内路35に挿入した状態でスライダー30を上方に摺動させることによって、スライドファスナー41を閉鎖させることができる。
また、本実施例2のスライドファスナー41について、第2の係止操作を行う場合には、前記実施例1と同様に、スライダー30を枢止体44に向けて摺動してスライダー保持部21に保持した後、嵌込体43の枢軸12aをスライダー30の肩口からエレメント案内路35内に挿入して枢止体44の枢止部46に係止させる。その後、スライダー30を上方に摺動させることによって、スライドファスナー41を閉鎖させることができる。
なお、本実施例2においても、前述の第1の係止操作を行うことにより、第2の係止操作を行う場合に比べて、スライドファスナー41をより簡単に閉鎖させることができる。また、本実施例2において、閉鎖させた状態のスライドファスナー41を開離させるときには、被枢止部12を枢止体44の側部から抜脱すること、或いは、被枢止部12をスライダー30のエレメント案内路35を通過させて抜脱することの異なる2種類の操作を行うことにより、左右のファスナーストリンガー6,6’を分離することができる。
従って、本実施例2の開離嵌挿具付きスライドファスナー41は、前記実施例1と同様に、ユーザーがスライドファスナー41を閉鎖させる際に異なる2つの第1及び第2の係止操作を任意に選択することができるため、開離嵌挿具42の使い易さが大幅に向上して利便性及び操作性に優れおり、誰にでも簡単に使いこなすことができる。
本発明の実施例3に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーについて、図面を参照しながら説明する。ここで、図9は、本実施例3に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。
本実施例3に係る開離嵌挿具付きスライドファスナー51においては、図9に示したように、左右のファスナーテープ2の下端に対向するように、嵌込体53と枢止体54とをファスナーエレメント列4に連続する形で形成された開離嵌挿具52が設けられている。
本実施例3において、前記嵌込体53の被枢止部55は、嵌込板部11からテープ表裏方向に突設された円柱状の枢軸12aと、枢軸12aの周囲に嵌込板部11の表裏面と面一に周設された周縁部56とを有している。また、前記枢止体54の枢止部58には、略J字状内面24に、嵌込体53の嵌込板部11を嵌合可能な嵌込板部嵌合凹溝26の他に、被枢止部55の周縁部56を回転自在に嵌合可能な被枢止部嵌合凹溝57が、前記嵌込板部嵌合凹溝26と連続的に形成されている。なお、上記以外の本実施例3の構成については、前記実施例1の開離嵌挿具付きスライドファスナー1の構成と基本的に同じである。
このような本実施例3の開離嵌挿具付きスライドファスナー51は、前記実施例1と同様に、ユーザーがスライドファスナー51を閉鎖させる際に異なる2つの第1及び第2の係止操作を任意に選択することができるため、開離嵌挿具52の使い易さが大幅に向上して利便性及び操作性に優れおり、誰にでも簡単に使いこなすことができる。その上、嵌込体53の被枢止部55には周縁部56が形成され、且つ、枢止体54には周縁部56を回転自在に嵌合可能な被枢止部嵌合凹溝57が形成されているため、第1及び第2の係止操作を行う際に、嵌込体53を枢止体54に対して確実に係止させることができ、更に、その係止状態をより安定して維持することができる。
本発明の実施例4に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーについて、図面を参照しながら説明する。ここで、図10は、本実施例4に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。
本実施例4に係る開離嵌挿具付きスライドファスナー61においては、図10に示したように、左右のファスナーテープ2の下端に対向するように、嵌込体63と枢止体64とがファスナーエレメント列4に連続する形で形成された開離嵌挿具62が設けられている。
前記嵌込体63は、ファスナーテープ2の表裏両面に平坦に形成された嵌込板部65と、嵌込板部65の後端部に嵌込板部65の表裏面と面一に形成された円弧状の被枢止部66と、突条部13と、噛合部14と、窪み部15とを有している。本実施例4では、嵌込板部65の肉厚が、スライダー30の上下フランジ32a,32b間に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されている。更に、前記被枢止部66は、嵌込板部65と同様の肉厚を有しており、被枢止部66の肉厚がスライダー30内部のエレメント案内路35の高さ間隔よりも小さいだけでなく、上下フランジ32a,32b間に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されている。
また、本実施例4においては、前記実施例1と同様に、嵌込体63が形成されているファスナーテープ2は、テープ端部側の一部が切り取られており、このファスナーテープ2が切り取られている部位に前記嵌込板部65が後方に突出するように延設されている。更に、嵌込板部65には、テープ端部側からテープ内方に向けて切り込まれた切欠き部67が前記実施例1よりも深く形成されている。
前記枢止体64は、スライダー保持部21と、スライダー保持部21よりも段部22を介して厚肉に形成された枢止部68と、補強部25と、嵌込板部嵌合凹溝26とを有している。前記枢止部68は、前記実施例1及び2と同様に正面視で略J字形状に形成されており、略J字状内面24を有している。一方、この枢止部68には、前記実施例1及び2において形成されているようなスリットが設けられていない。
上記のような開離嵌挿具62を備えた本実施例4のスライドファスナー61は、前記実施例1及び2と同様に、嵌込体63の被枢止部66を枢止体64の側部から嵌めこむ第1の係止操作と、嵌込体63の被枢止部66をスライダー30のエレメント案内路35を介して枢止体64に挿入する第2の係止操作とを行うことが可能な構造を有している。
即ち、本実施例4のスライドファスナー61について、第1の係止操作を行う場合には、スライダー30を摺動してスライダー保持部21に保持した後、嵌込体63の被枢止部66を枢止体64の側部から嵌めこむことにより枢止部68の枢動空間28に案内して、略J字状内面24に係止させる。このとき、本実施例4のスライドファスナー61においては、前記実施例1及び2のようなスリットが枢止部68に設けられていないものの、嵌込体63の嵌込板部65に深い切欠き部67が形成されているため、嵌込板部65と枢止部68とが互いに干渉することなく、被枢止部66を枢止部68に容易に嵌入して係止させることができる。
続いて、被枢止部66を中心に嵌込体63を枢止体64に向けて回動させ、嵌込板部65をスライダー30の上下フランジ32a,32b間を通ってエレメント案内路35に挿入する。その後、嵌込板部65を上下フランジ32a,32b間に挿入した状態でスライダー30を上方に摺動させることによって、スライドファスナー61を閉鎖させることができる(図11を参照)。
また、本実施例4のスライドファスナー61について、第2の係止操作を行う場合には、スライダー30を摺動してスライダー保持部21に保持した後、嵌込体63の被枢止部66をスライダー30の肩口からエレメント案内路35内に挿入して枢止体64の枢止部68に係止させる。その後、スライダー30を上方に摺動させることによって、スライドファスナー61を閉鎖させることができる。
なお、本実施例4では、嵌込体63の被枢止部66は、スライダー30における上下フランジ32a,32b間に設けた隙間の間隔よりも小さい肉厚で形成されているため、第1の係止操作を行う際に、被枢止部66をスライダー30の肩口からだけでなく、スライダー30の嵌込体63側に配した上下フランジ32a,32b間の隙間からもエレメント案内路35内に挿入することが可能である。これにより、前記第2の係止操作の操作性をより一層向上させることができる。
以上のように、本実施例4の開離嵌挿具付きスライドファスナー61も、前記実施例1等と同様に、ユーザーがスライドファスナー61を閉鎖させる際に異なる2つの第1及び第2の係止操作を任意に選択することができるため、開離嵌挿具62の使い易さが大幅に向上して利便性及び操作性に優れおり、誰にでも簡単に使いこなすことができる。
本発明の実施例5に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーについて、図面を参照しながら説明する。ここで、図12は、本実施例5に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。
本実施例5に係る開離嵌挿具付きスライドファスナー71においては、図12に示したように、左右のファスナーテープ2の下端に対向するように、嵌込体73と枢止体74とをファスナーエレメント列4に連続する形で形成された開離嵌挿具72が設けられている。
本実施例5の嵌込体73は、前記実施例4の嵌込体63と同様の構成を有している。一方、枢止体74は、スライダー保持部21と、スライダー保持部21よりも段部22を介して厚肉に形成された枢止部75と、補強部25と、嵌込板部嵌合凹溝26とを有している。前記枢止部75は、外形が略矩形状に形成されており、枢止部75の内部に、嵌込板部65及び被枢止部66を挿入することが可能なスリット76と、嵌込体73の被枢止部66を嵌入することが可能なスリット状の枢動空間28と、枢動空間28に嵌入された被枢止部66を回転自在に係止可能な略J字状内面24とを有している。なお、本実施例5では、図12に示したように、スリット76と枢動空間28とが一体的に構成されている。
このような本実施例5の開離嵌挿具付きスライドファスナー71は、前記実施例1等と同様に、ユーザーがスライドファスナー71を閉鎖させる際に異なる2つの第1及び第2の係止操作を任意に選択することができるため、開離嵌挿具72の使い易さが大幅に向上して利便性及び操作性に優れおり、誰にでも簡単に使いこなすことができる。その上、本実施例5のスライドファスナー71は、嵌込体73を枢止体74に係止させる際に、被枢止部66を枢止部75内部に形成された枢動空間28に嵌入して略J字状内面24に係止させることができるため、例えばスライドファスナー71を閉鎖させたときに突き上げ力を受けても、嵌込体73と枢止体74との係止状態をより安定して維持することができる。
実施例1に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。 同スライドファスナーの第1の係止操作において、嵌込体の枢軸を枢止体の側部から嵌め込むことにより枢止部に係止させたときの状態を模式的に示す正面図である。 同スライドファスナーの第1の係止操作において、嵌込板部をスライダーの上下フランジ間に挿入したときの状態を模式的に示す正面図である。 実施例1に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの閉鎖状態を模式的に示す正面図である。 同スライドファスナーの第2の係止操作において、嵌込体の枢軸をスライダーのエレメント案内路に挿入したときの状態を模式的に示す正面図である。 図5に示したVI−VI線の矢視断面図である。 実施例2に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。 同スライドファスナーの第1の係止操作において、嵌込体の枢軸を枢止体の側部から嵌め込むことにより枢止部に係止させたときの状態を模式的に示す正面図である。 実施例3に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。 実施例4に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。 実施例4に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの閉鎖状態を模式的に示す正面図である。 実施例5に係る開離嵌挿具付きスライドファスナーの開離嵌挿具取付部位の要部を示した斜視図である。
符号の説明
1 開離嵌挿具付きスライドファスナー
2 ファスナーテープ
3 ファスナーエレメント
4 ファスナーエレメント列
5 開離嵌挿具
6,6’ ファスナーストリンガー
7 芯紐部
10 嵌込体
11 嵌込板部
12 被枢止部
12a 枢軸
13 突条部
14 噛合部
15 窪み部
16 切欠き部
20 枢止体
21 スライダー保持部
21a 中間部位
22 段部
23 枢止部
23a 湾曲部側先端
24 略J字状内面
25 補強部
26 嵌込板部嵌合凹溝
27 スリット
28 枢動空間
30 スライダー
31a 上翼板
31b 下翼板
32a,32b 上下フランジ
33 案内柱
34 引き手
35 エレメント案内路
41 開離嵌挿具付きスライドファスナー
42 開離嵌挿具
43 嵌込体
44 枢止体
45 嵌込板部
46 枢止部
46a 湾曲部側先端
47 スリット
51 開離嵌挿具付きスライドファスナー
52 開離嵌挿具
53 嵌込体
54 枢止体
55 被枢止部
56 周縁部
57 被枢止部嵌合凹溝
58 枢止部
61 開離嵌挿具付きスライドファスナー
62 開離嵌挿具
63 嵌込体
64 枢止体
65 嵌込板部
66 被枢止部
67 切欠き部
68 枢止部
71 開離嵌挿具付きスライドファスナー
72 開離嵌挿具
73 嵌込体
74 枢止体
75 枢止部
76 スリット

Claims (9)

  1. 左右一対のファスナーテープ(2)の対向側縁に取り付けられたファスナーエレメント列(4)にスライダー(30)が挿通され、一方の前記ファスナーテープ(2)の前記ファスナーエレメント列(4)端部に設けられ、被枢止部(12,55,66)を備えた嵌込体(10,43,53,63,73)と、他方の前記ファスナーテープ(2)の前記ファスナーエレメント列(4)端部に設けられ、前記嵌込体(10,43,53,63,73)の前記被枢止部(12,55,66)を係脱可能であるとともに前記スライダー(30)の下止として機能する枢止体(20,44,54,64,74)とを有する開離嵌挿具(5,42,52,62,72)を備え、前記スライダー(30)は、案内柱(33)と、前記案内柱(33)に連結された上翼板(31a)及び下翼板(31b)と、前記上翼板(31a)及び/又は前記下翼板(31b)の左右側縁に立設されたフランジ部(32a,32b)と、前記上翼板(31a)、前記下翼板(31b)、及び前記フランジ部(32a,32b)により囲まれ、後口から肩口に向けて前記案内柱(33)により2股に分岐したY字状のエレメント案内路(35)とを有してなる開離嵌挿具付きスライドファスナー(1,41,51,61,71)であって、
    前記枢止体(20,44,54,64,74)は、前記被枢止部(12,55,66)を前記枢止体(20,44,54,64,74)の側部から嵌め込むことにより回転自在に係止可能であり、且つ、前記被枢止部(12,55,66)を前記スライダー(30)の前記肩口から前記エレメント案内路(35)を介して挿入することによっても回転自在に係止可能である枢止部(23,46,58,68,75)を有してなることを特徴とする開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  2. 前記嵌込体(10,43,53,63,73)は、一方の前記ファスナーテープ(2)の表裏両面に一体に形成され、そのテープ端部側先端部に前記被枢止部(12,55,66)が配された薄板状の嵌込板部(11,45,65)を有し、
    前記枢止体(20,44,54,64,74)は、他方の前記ファスナーテープ(2)の表裏両面に一体に形成され、前記スライダー(30)を保持するスライダー保持部(21)を有し、
    前記枢止部(23,46,58,68,75)は、前記スライダー保持部(21)のテープ端部側に段部(22)を介して厚肉に形成され、前記スライダー保持部(21)からテープ端部側に延在し、更に前記嵌込体(10,43,53,63,73)側に向けて湾曲した略J字状内面(24)と前記枢止体(20,44,54,64,74)の側部から前記略J字状内面(24)に向けて前記被枢止部(12,55,66)を嵌入することが可能な枢動空間(28)とを有し、且つ、前記略J字状内面(24)に前記被枢止部(12,55,66)を係止可能であり、
    前記被枢止部(12,55,66)のテープ表裏方向における肉厚は、前記スライダー(30)の前記エレメント案内路(35)の高さ方向の間隔よりも小さく形成され、且つ、前記嵌込板部(11,45,65)の肉厚は、前記スライダー(30)の前記フランジ部に設けられた隙間の間隔よりも小さく形成されてなる、
    請求項1記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  3. 前記被枢止部(12,55)は、前記嵌込板部(11,45)からテープ表裏方向に突設された円柱状の枢軸(12a)を有してなる請求項2記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  4. 前記被枢止部(66)は、前記嵌込板部(65)の表裏面と面一に、且つ、円弧状に形成されてなる請求項2記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  5. 前記スライダー保持部(21)の前記嵌込板部(11,45,65)に対向する側面には前記嵌込板部(11,45,65)を嵌合可能な嵌込板部嵌合凹溝(26)が形成されてなる請求項2〜4のいずれかに記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  6. 前記枢止部(23,46,58,68,75)の前記略J字状内面(24)の一部にも、前記嵌込板部嵌合凹溝(26)が更に形成されてなる請求項5記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  7. 前記枢止部(58)の前記略J字状内面(24)に、前記被枢止部(55)を嵌合可能な被枢止部嵌合凹溝(57)が形成され、前記被枢止部嵌合凹溝が前記枢動空間(28)を構成してなる請求項2〜6のいずれかに記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  8. 前記枢止部(23,46,58)は、前記略J字状内面(24)から外周面に貫通させてなるスリット(27,47)を有し、前記スリット(27,47)の溝幅が前記嵌込板部(11,45)の肉厚よりも大きく形成されてなる請求項2〜7のいずれかに記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
  9. 前記嵌込板部(11,65)は、そのテープ端部側からテープ内方に向けて切り込まれた切欠き部(16,67)を有してなる請求項2〜8のいずれかに記載の開離嵌挿具付きスライドファスナー。
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