JP2008041740A - 反射型フォトマスクブランク、反射型フォトマスク及び極端紫外線の露光方法 - Google Patents

反射型フォトマスクブランク、反射型フォトマスク及び極端紫外線の露光方法 Download PDF

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Abstract

【課題】EUVの波長領域における反射コントラストが十分に大きく、かつ、DUVの波長における反射率が十分に低く、高感度でのパターン検査が可能となり、その結果高精度のパターン転写が可能となる反射型フォトマスクを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の反射型フォトマスクブランクは、基板と、該基板上に設けられた多層反射膜と、該多層反射膜上に設けられたバッファー層、さらに該バッファー層上に設けられた光吸収層からなり、バッファー層にはジルコニウムとニオブと珪素の少なくとも1種の元素と酸素を含有する層を具備し、光吸収層にインジウムと酸素とフッ素を含有する層を具備することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明は極端紫外光すなわちEUV(Extreme Ultraviolet)光によるフォトリソグラフィ法に用いる反射型フォトマスク、及びこれの製造に用いられる反射型フォトマスクブランク、そして、反射型フォトマスクを用いる極端紫外線の露光方法に関するものである。
近年の半導体素子における高集積化に伴い、フォトリソグラフィ法によるSi基板上へのパターン転写の微細化が加速している。
従来のランプ光源(波長365nm)やエキシマレーザ光源(波長248nm、193nm)を用いたフォトリソグラフィ法における光源の短波長化は解像限界に近づいてきたことから、特に65nm以下の微細加工を可能にする新たなフォトリソグラフィ法の確立が急務となってきた。
近年、露光装置の投影レンズと基板の間の空間を水などの液体で満たす、いわゆる液浸露光技術の開発が進められている。これは空気よりも屈折率の大きい媒質を使うことで波長を短くするのと同等の効果を得るものである。この技術により従来の193nmの波長でも45nm程度までのパターンが解像できることが報告されているものの、30nmより小さいパターンを転写するのは極めて困難であるといわれている。
そこで、これらの紫外レーザよりも1桁以上短い10ないし15nmの波長を有するEUV光を光源とするEUVリソグラフィ法の開発がおこなわれており、モリブデンと珪素の交互多層膜で最も反射率を高くすることができる13.5nmの波長が主に使用されている。
EUV光の波長領域における物質の屈折率が1よりわずかに小さい程度であることから、このEUVリソグラフィ法では、従来の光源で用いられるような屈折光学系が使用できず、反射光学系による露光が用いられる。また、EUVの波長域ではほとんどの物質が高い光吸収性をもつことから、パターン転写用フォトマスクとして、既存の透過型フォトマスクではなく、反射型フォトマスクが用いられる。このように、EUVリソグラフィ法では、露光に使用する光学系及びフォトマスクなどが、従来の露光技術とは顕著に異なる。
このEUVリソグラフィ用の反射型フォトマスクは、例えばチタンをドープしたSiOのように熱膨張率の極めて小さい材料を用いた平坦な基板の上に露光波長において反射率の高いミラー(反射鏡)を設け、さらにその上にEUV光に対して特に吸収性の高い物質からなる光吸収層を、所望の露光パターンに応じてパターン加工して形成したものである。
EUV光に対するミラー(反射鏡)は、屈折率の大きく異なる材料の組み合わせによる多層反射膜から構成される。反射型フォトマスクでは、多層反射膜表面が光吸収層パターンにより覆われた吸収領域と、光吸収層がなく、多層反射膜表面が露出した反射領域とのEUV反射率のコントラストにより、露光パターンのパターン転写を行う。
通常、光吸収層に形成されたパターンの検査は、波長190nm〜270nm程度のDUV(遠紫外)光をマスク表面に入射させ、その反射光を検出し、その反射率のコントラストを利用して行われる。
具体的には、多層反射膜の保護層として光吸収層直下に任意に設けられるバッファー層表面が反射領域となり、パターン加工された光吸収層表面からなる吸収領域との反射率のコントラストにより、光吸収層が設計通りにパターン加工されているかどうかの第1段階目の検査がまず行われる。そこでは、本来エッチングされるべき光吸収層がエッチングされずにバッファー層上に残っている箇所(黒欠陥)や、本来エッチングされずにバッファー層上に残るべき光吸収層の一部がエッチングされた箇所(白欠陥)の検出を行う。なお、バッファー層は光吸収層をドライエッチングにより加工する際、及び光吸収層のパターン欠陥の修正処理を行う際に多層膜を損傷して反射率が低下するのを防止する目的で形成される。バッファー層には、光吸収層のドライエッチングに対して耐性が高いこと、修正工程において耐性が高いこと、ならびに、不要なバッファー膜を除去する際に光吸収層の損傷が少ないことが要求される(例えば、特許文献1参照。)。
この第1段階目の検査において検出された欠陥を修正した後、さらにバッファー層の除去を行い、バッファー層直下の多層反射膜表面を露出させた後、光吸収層に形成されたパターンに対する第2段階目の最終検査が行われるが、この検査は、光吸収層表面からなる吸収領域と、多層反射膜表面からなる反射領域との反射率のコントラストを利用して行われる。なお、バッファー層の除去は行わなくても良い場合もあるが、多層反射膜表面にバッファー層の被覆膜があると多層反射膜の反射率を低下させる傾向があるため、バッファー層は除去される場合が多い。この場合、反射領域の部分を除去したバッファー層は吸収膜の一部とみなすこともできる。
先に述べた第1段階目、及び第2段階目のDUV検査光による光吸収層パターンの検査においては、それぞれ光吸収層が除去されたバッファー層表面と、光吸収層が除去されずに残った光吸収層表面、およびバッファー層が除去された多層膜反射表面と光吸収層表面とのDUV光反射率のコントラストを利用して行われる。したがって、検査感度をより向上させるためには、第1段階目の検査においては、バッファー層表面と光吸収層表面、第2段階目の検査においては多層反射膜表面と光吸収層表面において、それぞれDUV検査波長における反射率の差が大きいことが望まれる。
なお、多層反射膜の最表面層として、反射率の経時変化を小さくする等の目的で特別に層を設ける場合があり、キャッピング層などの名称で呼ばれる。この場合は、上記反射多層膜表面はキャッピング層表面と読みかえることもできる。また、前記バッファー層が表面に露出した部分を最終的に除去しなくてもよい場合は、前記説明のバッファー層はキャッピング層と読みかえることもできる。
このような要求に対し、従来から用いられている透過型の低反射クロムマスクブランクと同様に、光吸収層の上にクロムやタンタルの酸化物や窒化物などを設けた多層光吸収層とすることが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、クロムやタンタルの酸化物や窒化物は、DUV検査光での反射率は低くできるけれども、単体のクロムやタンタルと比較して、EUV光での吸収が小さくなるため、吸収層の膜厚を80nm以上と厚くする必要があった。
EUV波長においては反射光学系による露光を用いるため、マスクに入射する光は基板に対して垂直ではなく、例えば5ないし6度の入射角で入射される。この影響により、例えば空間像が非対称になったり、X−Y方向差が発生したりしやすい。このため光吸収層の膜厚はできる限り薄くすることが望まれている。
吸収パターンの検査、修正後にバッファー層を除去した場合は、バッファー層の膜厚についても上記の斜め入射の影響の原因となる。また、バッファー層のみの修正を行うことは極めて困難であり、これらのことからバッファー層の膜厚についても修正処理に耐えられる範囲で可能なかぎり薄くすることが望まれている。
各材料の光の吸収は、その材料の光学定数で表すことができ、EUVやX線の波長領域においては、屈折率が1よりわずかに小さいことがほとんどであることから(1−δ)+iβ(iは虚数単位)で一般的に表される。虚数部分のβは消衰係数と呼ばれ、βが大きいほど光が強く吸収される。
たとえば石英ガラス基板上にMoとSiの交互多層膜を40対形成し、バッファー層としてクロムを10nm、光吸収膜としてタンタルシリサイドを順次積層した場合について、各層の光学定数を仮定して、波長13.5nmでの反射率を以下のように計算することができる。
図16は光吸収膜のタンタルシリサイドの吸収膜を用いることを想定して、波長13.5nmに対する光学定数を1−0.044+0.035iとし、下層吸収膜の膜厚と13.5nmでの反射率の関係を示したものである。
また、図15には酸化タンタルよりもβの大きい材料を仮定して、例えばβの値が0.060である場合の計算値を合わせて示した。βが0.035の場合、下層吸収膜の膜厚が70ないし90nmにおいて反射率が最も小さくなる膜厚がある。これに対して、βが0.060と大きい値であれば、反射率が最も小さくなる下層吸収膜の膜厚は小さくなることが図16より明らかである。
このようなことから、吸収膜の材料として、βの値がより大きい材料が求められていた。
このような要求に対して本発明者らは、インジウムを含有する材料を吸収層として用いることによって前記βの値を大きくすることができ、吸収層の厚さを小さくできることを
見出した。
しかしながら、インジウムを主成分とする材料として、例えば酸化インジウムを用いた場合には、クロムやタンタルあるいはそれらの窒化物を用いた場合と比較してパターン検査に用いる紫外線の波長において反射率がやや低いために、表面に酸化物からなる層を付加することによって反射率を下げる効果が抑制され、15%未満の反射率を得ることは難しかった。
特開平7−333829号公報 特開2004−39884号公報
本発明は、上記事情を鑑みて得られたもので、吸収層を従来の材料よりも薄くしてもEUVの波長領域における反射コントラストが十分に大きく、かつ、DUVの波長における反射率が十分に低く、高感度でのパターン検査が可能となり、その結果高精度のパターン転写が可能となる反射型フォトマスクを提供することを目的とする。
また、本発明は、吸収層を従来の材料よりも薄くしてもEUVの波長領域における反射コントラストが十分に大きく、かつ、DUVの波長における反射率が十分に低く、高感度でのパターン検査が可能となり、その結果精度の高いマスクパターン転写が可能となる反射型フォトマスクを加工し得る反射型フォトマスクブランクを提供することを目的とする。
さらに、本発明の反射型フォトマスクを用いた極端紫外線の露光方法を提供することを目的とする。
本発明の反射型フォトマスクブランクは、基板と、該基板上に設けられた多層反射膜と、該多層反射膜上に設けられたバッファー層、さらに該バッファー層上に設けられた光吸収層からなり、バッファー層にはジルコニウムとニオブと珪素の少なくとも1種の元素と酸素を含有する層を具備し、光吸収層にインジウムと酸素とフッ素を含有する層を具備することを特徴とする。
本発明の反射型フォトマスクブランクは、検査用の紫外線波長領域における反射特性によって2種類の形態をとり得る。
以下の説明においては、光吸収層が最上層として露出した状態での反射率をRa、光吸収層をエッチング除去してバッファー層が表面に露出した状態での反射率をRb、バッファー層をエッチング除去して多層反射膜の表面が露出した状態での反射率をRcと呼ぶことにする。また、多層膜を保護する目的で、いわゆるキャッピング層を多層膜表面に設けた場合については、キャッピング層表面を多層反射膜の表面とみなすこととする。
本発明の反射型フォトマスクブランクの第1の形態においては、190ないし270nmの検査用紫外光に対する反射率がRa<Rbとなる構成である。
この場合、バッファー層として用いる材料はジルコニウムあるいはニオブの含有率が低く、珪素と酸素の含有率の高いものを用いることが好ましい。ジルコニウムやニオブの含有率を高くすると、上記検査波長領域での光学定数であるnとkの値が大きくなる傾向がある。nの値が大きくなると、バッファー層が薄い領域でバッファー層表面の反射率Rbを大きくすることが難しくなる。また、kの値が大きくなると検査光の波長で反射率が低くなる光吸収層の膜厚が大きくなるため、k<0.8であることが好ましい。
本発明の反射型フォトマスクブランクの第2の形態においては、190ないし270nmの検査用紫外光に対する反射率がRa>Rbとなる構成である。
この場合、バッファー層として用いる材料は前記第1の形態の場合よりもジルコニウムあるいはニオブの含有率が高いものを用いることが好ましい。このようなバッファー層を用いることにより光学定数nの値が大きくなり、バッファー層が薄い領域でバッファー層表面の反射率Rbを小さくすることができる。またkの値が大きいとRbを小さくすることが難しくなるため、検査光がある程度透過するように酸素を含有して、k<0.8であることが好ましい。
上記第2の形態において、光吸収層の一部をエッチング除去してバッファー層表面が露出した状態でRa>Rbとなるためには、光吸収層表面の検査波長領域における反射率が高い必要がある。このような構成とするために、光吸収層をパターン加工するためのエッチングマスクとして、検査波長領域で反射率の高い材料を用いることが好ましい。
検査波長領域で反射率が高くなるためには、エッチングマスク層として用いる材料のnは小さく、kは大きいことが好ましい。特にkの値が、k>1.5であることが好ましい。
検査波長領域で反射率が高いエッチングマスクとしては、タンタルと珪素を含有する材料を用いることが好ましく、さらにタンタルの含有率が珪素の含有率よりも高いことがより好ましい。このようなエッチングマスクを用いると、光吸収層をエッチングした後のエッチングマスクの残膜量による反射率の変動を小さくすることができ、パターン欠陥検査の検出感度を安定にすることができる。
キャッピング層が表面に露出した部分はEUV領域の光に対する反射率が高いことが好ましい。この条件を満たして、なおかつRa>Rcで高コントラストとなるようにRcを低くすることはきわめて困難である。Rcは一般に50%以上であることから、最終的にはRa<Rcで高コントラストになるようにRaは小さくなることが好ましい。このため、検査光に対する反射率が高いエッチングマスク層は最終的には除去する必要があり、このエッチング除去後にRaが低くなるように、光吸収層の膜厚を制御することが好ましい。
上記の2つの形態のいずれの場合においても、インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層としては、検査紫外光をある程度透過し、この波長領域における光学定数についてk<1.0となることが好ましい。このような光吸収膜にすることにより、光吸収膜表面で反射する光と、光吸収層−バッファー層界面で反射する光の干渉の効果により、吸収パターン部分の反射率を低くすることができる。
本発明によれば、インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層、ジルコニウムとニオブと珪素からなる群から選択される少なくとも一つの元素と酸素を含有するバッファー層、タンタルと珪素を含有するエッチングマスク層を具備することにより、EUV光露光によるパターン転写露光時のみならずDUV光によるパターン検査時においても、反射領域に対し良好な反射コントラストが得られ、反射型フォトマスクのパターン転写精度および欠陥検査感度が良好となる。また、この反射型フォトマスクを用いてEUV光露光を行うことにより、精度の高い微細なパターンで半導体装置を製造することができる。
本発明の第1の形態の反射型フォトマスクブランクは、基板と、基板上に設けられた多層反射膜と、多層反射膜上に設けられたバッファー層と、バッファー層上に設けられた光吸収層とを有し、バッファー層としてはジルコニウム、ニオブ、珪素の群から選択される少なくとも1つの元素と酸素を含有する層を具備し、光吸収層としては、インジウムと酸素とフッ素を含有する層を具備している。
また、本発明の第2の形態の反射型フォトマスクブランクは、前記第1の形態の反射型フォトマスクブランクの光吸収層の上に、タンタルとシリコンを含有するエッチングマスク層を具備している。
反射型フォトマスクブランクは反射型フォトマスクを加工する前の製品であって、光吸収層は、転写される露光パターンに応じたパターン加工がなされていない。
図1は、本発明にかかる反射型フォトマスクブランクの一例の構成を示す概略断面図、および図2は、本発明にかかる反射型フォトマスクの一例の構成を示す概略断面図である。
図1に示すように、本発明の反射型フォトマスクブランク10は、基板1上に多層反射膜2、バッファー層3、光吸収層4およびエッチングマスク層5を順次積層した構造を有する。多層反射膜2は多層積層されているけれども、簡略して単層で示している。また、多層反射膜の最表層は、多層膜を保護する等の目的で周期構造とは異なる膜厚や材料として、特にキャッピング層などの名称で呼ばれることがあるが、簡略して多層反射膜に含まれるものとしている。
また、図2に示すように、本発明の反射型フォトマスク20は、光吸収層4の代わりに、パターン加工された吸収膜4aが設けられていること、及びバッファー層3の代わりにパターン加工されたバッファー層3aが設けられていること、エッチングマスク層5が除去されていること以外は、図1と同様の構造を有する。反射型フォトマスク20では、このパターン加工により、吸収膜4およびバッファー層3が部分的に除去されて多層反射膜2表面の一部が露出された部分が反射領域B、除去されず残った光吸収層4表面が吸収領域Aを構成している。
本発明によれば、使用される光吸収層がインジウムと酸素とフッ素を含有することにより、光吸収層の吸収係数を大きくすることができる。この光吸収層とともに用いるバッファー層がジルコニウム、ニオブ、珪素からなる群から選択される少なくとも1つの元素と酸素を含有することにより、光吸収層とバッファー層の膜厚を小さくして、かつDUV検査波長領域で反射領域と吸収領域の反射コントラストを大きくできる。光吸収層とバッファー層の膜厚が薄くなると、寸法精度良くパターンを形成することができる。また、DUV波長領域において、反射領域と吸収領域の反射コントラストが大きくすることにより欠陥検査感度が高くなる。
また、本発明の反射型フォトマスクの製造方法は、上記反射型フォトマスクブランクを用いて上記反射型フォトマスクを得るための方法の一例であって、上記反射型フォトマスクブランクの光吸収層またはエッチングマスク層上にレジスト層を形成し、露光、現像することにより、所定のパターンに応じて該レジスト層を部分的に除去し、光吸収層またはエッチングマスク層の一部を露出させる工程、及び、レジスト層またはレジスト層を介してパターン加工されたエッチングマスク層を介して、光吸収層をドライエッチングすることにより光吸収層をパターン加工する工程を具備する。
図3ないし図14に、本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図を示す。
基板としては、熱膨張係数の小さい材料で平坦度が良く、表面粗さが小さい材料が好ましく、例えば図3に示すように、SiO−TiOガラスを平坦に研磨して表面を清浄にしたガラス基板1を用意する。
次に、基板1の上にDCマグネトロンスパッタリングやイオンビームスパッタリングによりMo2.8nmとSi4.2nmを交互に40周期積層して、図4に示すように、波長13.5nmの露光波長に対して反射率が最大となるような多層反射膜2を作製することができる。最表面のSi層は膜厚を11nm程度とすることにより、表面の酸化に対して多層膜を保護する効果が得られる。なお、この多層反射膜2は多層膜であるけれども、簡略のため、図中では単層で示している。
その後、図5に示すように、バッファー層3をDCマグネトロンスパッタリング等により成膜することができる。バッファー層の組成は、例えばジルコニウムと珪素と酸素から成る膜の場合、その組成比は必ずしも1:1:4のような簡単な整数比である必要はない。以下の説明においては簡単のため、バッファー層の材料として珪素と酸素を主成分とする膜、ジルコニウムと珪素と酸素を主成分とする膜、ニオブと珪素と酸素を主成分とする膜をそれぞれ、Si−O膜、Zr−Si−O膜、Nb−Si−O膜と呼ぶこととする。これらの表記において、各構成元素の含有比率が1:1:1であることを限定するものではなく、光学的また物理、化学的な特性を考慮して任意に選択することができる。このような膜は珪素、ジルコニウム、ニオブをスパッタリングターゲットとし、各ターゲットの電力または電流値を制御しながら、たとえばアルゴンと酸素の混合ガス雰囲気下でスパッタリングを行うことにより作製することができる。たとえば、バッファー層3としてはNb−Si−O膜を18nmの厚さに形成することができる。
さらに、図6に示すように、バッファー層3の上に、インジウムと酸素とフッ素を主成分とする光吸収層4を例えば56nm成膜することができる。この膜はたとえば、酸化インジウムをターゲットとして、アルゴンと酸素と四フッ化炭素(CF4)の混合ガス雰囲気下でスパッタリング法により作製することができる。
光吸収層4上には、図7に示すように、例えばタンタルと珪素を主成分とするエッチングマスク層5を25nm成膜することができる。この膜はたとえば、タンタルと珪素をターゲットとして、アルゴンガス雰囲気下でスパッタリング法により作製することができる。その後、エッチングマスク層5と光吸収層4を例えば電子線リソグラフィ技術によりパターン加工することができる。
まず、エッチングマスク層5上に図8に示すように、電子線露光用レジスト塗布液を塗布し、ベーキングを行うことにより、電子線露光用レジスト層6を形成する。
次に、レジスト層6に電子線描画装置により所望のパターンを描画し、必要に応じてベーキング処理等を行い、例えば2.38wt%水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液等の現像液により、現像処理を行い、図9に示すように、エッチングマスク層5をエッチングするためのマスクとなるレジストパターン6aを形成することができる。
例えばエッチングマスク層にタンタルと酸素と窒素と珪素を主成分とする材料を用いた場合、例えば四フッ化炭素(CF)のように、フッ素を有する成分を含むガスを用いたドライエッチングを行うことによりレジストパターンをエッチングマスク層5に転写し、図10に示すように、エッチングマスクパターン5aを形成することができる。
フッ素系ガスによるドライエッチングを行った場合、エッチングマスク層のエッチングが進行し、下層のインジウムを含む層に到達するとエッチング速度は急速に低下する。これは、インジウムとフッ素の反応性生物の蒸気圧が常温で非常に低いためである。
エッチングマスク層のエッチングの後、残留したレジストを例えばN−メチルピロリドンを主成分とする剥離液にて除去することができる。レジスト層は、後で行う光吸収層のエッチングまで残しておいても良い。
レジストを剥離した後のパターン面はエッチングマスク層のみがパターン加工された状態である。この状態でもDUV波長を用いたパターン検査が可能であり、必要に応じて修正処理を行うことができる。
次に、パターン加工されたエッチングマスク層をマスクとして、光吸収層のドライエッチングを行う。インジウムを含む膜はメタンまたはメチル基を含む化合物のガスや、ヨウ化水素(HI)等のヨウ素を含有するガスなどを用いてエッチングすることができる。
エッチングマスクとして用いるタンタルと珪素からなる膜は例えばメタン系ガスを用いたプラズマではほとんどエッチングされない。このことから、上層光吸収膜のパターンはほとんど寸法精度を損なうことなく下層まで加工することが可能である。
光吸収層のエッチングが進行して、下にあるバッファー層に到達するとエッチング速度は非常に小さくなる。たとえば、バッファー層にNb−Si−Oを用いた場合メタン系ガスではほとんどエッチングされない。このようにして下層光吸収膜のパターン4aが図11に示すように得られる。図11は、下層光吸収膜のエッチング加工の前にレジストを剥離しなかった場合について示している。
光吸収層のエッチングを行う前にレジストパターン6aの除去を行わなかった場合は、この段階で例えばN−メチルピロリドンを主成分とする剥離液などによって、レジストパターン6aを除去することができる。ただし、光吸収層のエッチングの途中でレジストがすべて消失した場合には、このレジスト除去の工程を省略することができる。
光吸収層のエッチングおよびレジストパターンの剥離が終了した後、図12に示すように、光吸収領域の表面はエッチングマスク層、反射領域の表面はバッファー層である。この状態で図13に示すように、DUVの波長の光を用いたパターン検査を行うことができ、必要に応じてパターンの修正を行うことができる。
光吸収層パターンの検査および修正の後、バッファー層はたとえばNb−Si−Oとした場合、塩素ガスを含むプラズマを用いてドライエッチングすることができる。エッチングマスク層としてタンタルと珪素からなる膜を用いた場合は、バッファー層とほぼ同等の速度でエッチングされる。インジウムと酸素を含有する光吸収層は基板加熱を行わない条件では塩素系およびフッ素系のプラズマに対して非常にエッチングされにくい。したがって、光吸収層と反射多層膜に対する損傷を与えることなく、バッファー層とエッチングマスク層の両方をエッチング除去することができる。バッファー層を除去するために酸素を含有しないガス雰囲気下でエッチング除去できることは、エッチング終了時に多層反射膜の表面が酸素ガスを含むプラズマに曝されるのを避けることができ、多層反射膜表面の酸化によるEUV露光光の反射率低下を抑制することができる。
バッファー層のエッチング終了後、最終的な検査および必要に応じて修正を行うことにより、図2と同様の構成を有する反射型フォトマスクが得られる。
本発明に用いられる多層反射膜としては、EUV光の波長で高い反射率を持たせるために、屈折率の異なる材料を多層に積層した膜を用いることができる。波長13.5nm付近のEUV光を使用する場合、Mo層とSi層の組み合わせを用いることができる。高い反射率を得るためには各層間の界面で急峻に屈折率が変化することが望まれる。多層膜の最上層は理論的にはMo層の方が反射率を高くできるが、表面に生成する酸化膜が不安定であることから、最上層にSiを形成し得る。表面の酸化から多層膜を保護するために、最表面のSiは膜厚をやや大きくしても良い。
本発明に用いられる光吸収層は、1層であるとして説明しているが、複数の光吸収層を有してもよい。
ここで使用される光吸収膜はマスク上にパターン加工され、露光プロセスにおいて光強度の小さい領域を形成するものをいう。光吸収膜としては、EUV波長の光を吸収する能力の高い材料が使用され得る。吸収能力は露光に用いられる光の波長における光学定数で定まる。
本発明では、使用される光吸収膜のうち少なくとも1層がインジウムと酸素とフッ素とを含有する。
光吸収膜もしくはバッファー層がインジウムを含有することにより、膜の消衰係数(光学定数の虚数部)が大きくなり、より小さい膜厚で吸収の大きい膜とすることができるという利点がある。
インジウム単体で光吸収膜もしくはバッファー層を形成した場合、インジウムの融点が非常に低いため、マスクパターンを形成するプロセスにおいて耐性が十分ではない。このため、本発明の光吸収膜もしくはバッファー層はインジウムと酸素とフッ素を含有しており、インジウム単体と比較して非常に化学的に安定である。インジウムの含有量は35ないし65at%、酸素の含有量は40ないし70at%、フッ素の含有量は1ないし15%であることが好ましい。酸素の含有量がこれよりも小さいとマスクパターンを形成するプロセスにおいて耐性が不十分となる。また、パターン検査に用いる紫外光の透過性が低く、検査コントラストを高くすることが難しくなる傾向がある。フッ素の含有量がこれよりも少ないと、結晶粒が成長しやすく、粗さが大きくなったり、膜応力の変動が大きくなったりする傾向がある。また、フッ素の含有量が多すぎるとEUVの波長での消衰係数βが小さくなる傾向があり、膜厚を小さくする効果が得られなくなる。フッ素の添加量とパターン検査に使用する紫外光に対する特性について以下に説明する。
図17は、酸化インジウムをターゲットとしてアルゴンを20sccm、酸素を1sccm、四フッ化炭素を0、0.6、1.2sccmの流量でスパッタリング法により作製した膜について、分光エリプソメトリー法により膜の光学定数であるnとkの値を測定した結果の一例である。
四フッ化炭素の添加量を増やすにしたがって、kの値は徐々に小さくなる。kの値が小さくなると、検査に用いる光の透過性が高くなり、光吸収層表面の反射率を低くすることが容易になる。
また、インジウムと酸素とフッ素を含む層はそのほかの元素として、錫または亜鉛のうち少なくとも1種の成分を添加することができる。これらの元素はインジウムと価数が異なるため、光吸収膜に導電性を付与することができ、電子線露光においてマスク基板表面が帯電するのを低減する効果がある。インジウムと同様にメチル基を含むガスを用いたプラズマにより揮発性生成物が得られるため、ドライエッチングされやすいという利点がある。錫や亜鉛もインジウムに匹敵するEUV光の吸収能力を有しており、異種元素の添加により消衰係数の減少が抑制されるという利点もある。
本発明に用いられる光吸収膜は、EUV光に対する反射率が0.6%未満であることが好ましい。反射率が低いほどコントラストが良くなり、良好なマスク像が得られる。0.6%を超えるとコントラストが不十分となり、露光プロセスにおいて解像度に悪影響を及ぼす傾向がある。
また、紫外線領域の検査に用いる光の波長において、光吸収領域と反射領域の反射コントラストが40%以上であることが好ましい。反射コントラストは、吸収領域の反射率をRa、反射領域の反射率をRbとすると、
Figure 2008041740
により定義することができる。反射コントラストが40%よりも低いと、パターン欠陥検査において吸収パターンの欠陥を検出する感度が低下する傾向がある。
また、光吸収層の膜厚は、20ないし100nmであることが好ましい。20nm未満であると、EUV光の反射率が十分に低くならない傾向があり、100nmを超えると、パターン形成時の寸法変動量が大きく、正確なパターンを得るのが難しくなる傾向があり、また、マスクとして露光に使用する際に斜入射によりできる影の影響が大きくなる傾向がある。さらに、光吸収層の膜厚は40ないし80nmであることがより好ましく、膜厚がこの範囲内にあると、より寸法制御性の良いパターンの形成が可能となる。
インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層と多層反射膜との間にバッファー層を設けることができる。このバッファー層には光吸収層のエッチングに対して耐性が高く、修正工程において耐性が高く、かつ修正工程後にバッファー膜が除去される際に、光吸収膜や多層反射膜の損傷が少ない材料が使用され得る。また、バッファー層は光吸収層の一部をエッチング加工した後で、バッファー層表面が露出した部分と、光吸収層のエッチングされずに残った部分の反射コントラストが検査に用いる光の波長において高くなる材料が使用され得る。バッファー膜の材料として、ジルコニウムとニオブと珪素からなる群から選択される少なくとも一つの元素と酸素を含有する材料を用いることができる。
バッファー層の厚さは、後に吸収パターンの欠陥を修正する工程において、多層反射膜に対する損傷を防止することができる範囲で、可能な限り薄いことが好ましい。吸収パターンの修正方法としては、集束イオンビームや電子ビームと反応性ガスを併用するガスアシストエッチングや、原子間力顕微鏡を応用した研削加工による方法などを用いることができ、それぞれ必要なバッファー層の膜厚が異なるが、一般には10nm程度以上の膜厚が必要であることが知られている。
バッファー層表面が露出した部分の検査光の反射率はバッファー層の材料によって異なるが、バッファー層が検査光をある程度透過する場合には、バッファー層の膜厚によっても大きく変化する。
バッファー層として、クロム、Si−O、Zr−Si−O、Nb−Si−Oを使用した場合について、バッファー層表面の反射率の一例を図18および図19に示す。図18は波長が257nmの場合であり、図19は波長が198nmの場合である。クロム膜の波長257nmでのkの値は2.0よりも大きく、バッファー層の膜厚を変えても反射率はほとんど変化しない。これに対して、Si−O、Zr−Si−O、Nb−Si−O膜の波長257nmでのkの値は0.3よりも小さく、バッファー層表面と底面で反射した光の多重干渉により、バッファー層の膜厚に対して反射率が周期的に変化する。波長が198nmの場合も、257nmの場合と同様の傾向がある。
本発明の第1の形態であるRa<Rbとなる構成では、バッファー層表面が露出した状態での反射率Rbが高い方が好ましい。バッファー層をできるかぎり薄くする目的で、たとえば10nmの膜厚にしようとする場合、バッファー層の材料としてはジルコニウムやニオブの含有率が低く、珪素と酸素を主成分とする材料とすることが好ましいことが、図18より明らかである。
図20および図21は、バッファー層上に設けた吸収層の厚さによる反射率Raの変化の一例を示したものである。図20はバッファー層を厚さ10nmのSi−O膜にした場合であり、図21はバッファー層を厚さ10nmのクロム膜にした場合である。図20と図21の結果は、バッファー層の材料が異なること以外は同じ条件で算出したものである。図20および図21には、吸収層の膜厚とEUV露光波長での光学濃度も合わせて示した。ここで、光学濃度ODと反射率Rの間には、OD=−log(R)の関係がある(logは常用対数)。例えば、反射率が1%の場合、光学濃度は2.0である。
本発明の第1の形態であるRa<Rbとなる構成では、光吸収層の表面が露出した部分の反射率Raは低いほど検査コントラストが高くなる。また、露光波長での光学濃度が大きいほど被露光面でのパターンのコントラストが高くなる。
例えば、バッファー層がSi−O膜であって、検査光の波長が257nmである場合には、吸収層の膜厚を70nmとすることによって、検査コントラストは71%、EUV光学濃度は3以上となり、きわめて優れた光学特性が得られる。
一方、バッファー層がクロム膜であって、検査光の波長が257nmである場合には、吸収層の膜厚を70nmとしたときの検査コントラストは64%、EUV光学濃度は3以上となる。検査コントラストがより高くなる条件として、例えば吸収層を78nmとすれば、検査コントラストは75%、EUV光学濃度は2.9となる。
また、検査光の波長が198nmである場合についても、バッファー層がSi−Oの場合とクロムの場合でバッファー層表面の反射率Rbが極小となる吸収層の膜厚は、バッファー層がSi−O膜の場合の方が約8nm小さいことがわかる。
したがって、本発明の第1の形態では、バッファー層の材料としてはクロムのようにkが大きい材料よりも、Si−Oのようにkが小さい方がより薄い膜でより高いコントラストが得られる。バッファー層のkの値は、ある程度検査光を透過するように小さい値であることが好ましく、k<0.8であれば、コントラストが高くなる光吸収層の膜厚を小さくする効果が十分に得られる。
本発明の第2の形態であるRa>Rbとなる構成では、光吸収層の一部を除去してバッファー層が表面に露出した部分の反射率Rbが低いほど検査コントラストを高くすることができる。図18に示したように、バッファー層の材料がSi−Oの場合よりも、Nb−Si−OやZr−Si−Oの場合の方が、バッファー層が薄い領域で反射率Rbが低くなる。
図18と図19を比較すると、検査光の波長は257nmよりも198nmの方が、Rbが極小値となるバッファー層の膜厚は小さくすることができる。
例えば、ニオブシリサイドをターゲットとして、アルゴンと酸素の混合雰囲気下でスパッタリングを行うことにより、膜厚18nmのNb−Si−Oバッファー層を形成することができる。この場合、バッファー層が表面に露出した部分の反射率Rbは波長198nmの光の場合3%となる。
図22はNb−Si−Oのバッファー層を18nmの厚さに形成した上に、インジウムと酸素とフッ素からなる光吸収層を積層した場合について、光吸収層が表面に露出した部分の198nmの光の反射率が光吸収層の膜厚に対してどのように変化するかを示している。光吸収層の膜厚が40ないし100nmの範囲で反射率は12ないし15%の範囲である。この反射率をRaとしても、Rbが3%と非常に小さいために、検査コントラストとしては60%程度の値が得られる。
インジウムと酸素とフッ素からなる光吸収層をパターン加工するために用いるエッチングマスクとして、198nmの反射率が高くなる材料を選択し、光吸収層のパターン加工を行った後のエッチングマスク上の反射率をRaとすることにより、さらに検査コントラストを高くすることができる。また、Raが高い方が光源の強度が小さくても高い検査感度が得られ、検査速度の点でも有利である。
エッチングマスクの材料としては、EUVマスクに使用する微細なパターン加工が可能であること、インジウムと酸素とフッ素からなる光吸収層に対してエッチングの選択比が高いこと、および検査光の波長に対する反射率が高いことを考慮して選択することができる。また、吸収パターンの検査、修正後に不要なバッファー層をエッチング除去するときに、同時にエッチング除去される材料とすることで、エッチングマスク層を除去する工程を省略することができる。また、導電性を有することにより、エッチングマスク層を電子線リソグラフィ法によりパターン加工する際に、帯電によるパターンの形状、寸法、位置などの精度低下を防止することができる。検査光に対して反射率が高くなる条件としては、nが小さくkが大きいことが好ましいが、本発明においては、k>1.5であると十分に高い反射率が得られる。
具体的なエッチングマスク層の材料として、クロム、タンタル、モリブデンなどの金属を挙げることができ、さらにこれに酸素、窒素、炭素、珪素等を添加してもよい。金属のみからなる膜をスパッタリングにより作製すると結晶粒が成長しやすく、微細なパターンの形成が困難であったり、応力の変動が大きくなったりする傾向がある。酸素、窒素、炭素、珪素等を適切な量だけ添加することによりこれらの特性が著しく改善されることが公知の文献等により知られている。ただし、パターン加工に用いるレジストが酸発生剤を含む化学増幅型である場合、窒素を含有する膜の表面近傍で酸が失活することにより、レジストパターンの形状が劣化してしまう場合があることから、窒素の含有量は可能なかぎり少ないことが好ましい。
エッチングマスク層の膜厚は、光吸収層のエッチング加工に耐えられる範囲で、可能なかぎり薄いことが好ましい。エッチングマスクパターンのエッチング加工において、エッチングマスク層が薄い方がレジストの損傷が少なくなり、結果としてエッチングマスクパターンの精度を高くすることができる。
エッチングマスク層が薄くなると、バッファー層の場合と同様に、反射率の膜厚依存性が大きくなる。光吸収層をドライエッチングによりパターン加工する際にエッチングマスク層はある程度損傷を受けて膜厚が減少する。したがって、エッチングマスク層の材料として、反射率Raのエッチングマスク層膜厚に対する依存性が小さいものがさらに好ましいことになる。
図23および24は、反射多層膜上にNb−Si−Oバッファー層を18nmの厚さに形成し、その上にインジウムと酸素とフッ素からなる光吸収層を形成し、さらにその上にエッチングマスク層を形成したときの波長198nmの光の反射率を表している。図23はエッチングマスク層としてクロム膜を用いた場合であり、図24はエッチングマスク層としてタンタルと珪素からなる膜を用いた場合である。
エッチングマスク層の膜厚が厚くなるにしたがって、反射率の膜厚依存性は徐々に小さくなっていく。図23から、エッチングマスク層がクロム膜の場合は、エッチングマスク層の膜厚を25nmより大きくすると、エッチングマスク層の膜厚による反射率の変動がほとんどなくなる。
エッチングマスク層がタンタルと珪素からなる膜の場合、図24のようにエッチングマスク層の膜厚が15nm程度まで薄くしても、エッチングマスク層の膜厚による反射率の変動が非常に小さい。また、図24の場合、光吸収層の膜厚による反射率の変動量も非常に小さいことから、光吸収層の膜厚がこの反射率依存性によって制約されることがなく、膜構成の設計の自由度が高くなる利点がある。したがって、エッチングマスク層の材料としてはタンタルと珪素を含有する膜とすることが、より好ましい。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、EUVリソグラフィにおいて、精度の高いパターン転写が可能となることから、微細化されたパターンを有する半導体装置を製造することができる。すなわちEUV光源から放出されるEUV光を集光鏡で集光反射して本発明の反射型フォトマスクに照射し、反射型フォトマスクでパターン形成されたEUV光を、反射投影光学系を介してEUV光用レジストの塗布されたウェハ表面に縮小投影露光する。その後、現像して所望のレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてウェハ表面をエッチングして微細パターンを有する半導体装置を製造する。
以下、実施例を示し、本発明をより詳細に説明する。
<実施例1>
基板1として、図3に示すように、6インチ×6インチ×0.25インチの大きさの合成石英ガラス基板を用意した。
図4に示すように、基板1上に、マグネトロンスパッタ装置を用いてMoとSiのターゲットを交互に使用し、基板温度25℃、アルゴン雰囲気で、2.8nmの膜厚を有するMo層、および4.2nmの膜厚を有するSi層を1周期として40周期積層し、多層反射膜2を形成した。多層反射膜2の最上層はSiとし、膜厚を11nmとした。この多層反射膜2の波長198nmにおける光反射率は55%であった。
次に、図5に示すように、多層反射膜2の上にマグネトロンスパッタ装置を用いてニオブと珪素をターゲットとして、各ターゲットのパワーを1:2とし、基板温度25℃、アルゴンと酸素を流量比3:1としたガス雰囲気下でスパッタリングすることにより、ニオブと珪素と酸素からなるバッファー層3を18nm成膜した。この状態で、波長198nmにおける光反射率は3.5%であった。
その後、図6に示すように、バッファー層上に、酸化インジウム(In2O3)をターゲットとして、アルゴンと酸素と四フッ化炭素の流量比を20:1:1.2としたガス雰囲気下で、RFマグネトロンスパッタリングにより、光吸収層を70nmの膜厚に形成した。この膜の13.5nmでの消衰係数βの推定値は0.051であった。
さらに、タンタルと珪素をターゲットとして、各ターゲットのパワーを5:1とし、アルゴンガス雰囲気下でマグネトロンスパッタリングにより、タンタルと珪素からなるエッチングマスク層を25nmの厚さに形成することにより、図7に示すように、EUV光用反射型マスクブランク10を得た。
この段階で、エッチングマスク層表面が露出した段階での紫外線波長領域の反射率を測定したところ、198nmの波長において約42%と十分に高い値となっていることを確認した。
上記マスクブランク10に、電子線レジストFEP171(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ社製)を300nmの厚さにスピンコートし、ホットプレートにて110℃で10分間ベーキングを行い、図8に示すようなレジスト層6を形成した。
次に、電子線描画装置を用いて、10μC/cmのドーズ量でパターンを描画した。描画後のブランクをホットプレートにて110℃で10分間ベーキングを行い、2.38wt%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で90秒間現像し、純水でリンス後にスピン乾燥し、図9に示すようにレジストパターン6aを得た。
引き続き、図10に示すように、レジストパターンをエッチングマスクとし、四フッ化炭素ガスを用いた反応性イオンエッチングにより、エッチングマスク層5をエッチングしてエッチングマスクパターン5aを得た。
引き続き、図11に示すように、レジストパターン6aと上層光吸収膜パターン5aをエッチングマスクとして、メタンガスと水素ガスを流量比2:8とした混合ガス雰囲気下でのドライエッチングにより、下層吸収膜パターン4aを得た。
さらに、図12に示すように、酸素ガス雰囲気下でプラズマアッシングを行った後、N−メチルピロリドンを主成分とする剥離液に浸漬することで、残留したレジストおよびドライエッチングの反応により生じた残渣を除去した。
エッチングマスクパターン5aの残留した部分の198nmの波長の検査光の反射率は42%であった。また、エッチングにより露出したNb−Si−Oバッファー層の表面の反射率は4%であった。この反射率の差により、パターンの検査が可能であることを確認した。
形成されたパターンを確認した後、塩素ガスを用いたドライエッチングにより、露出した部分のバッファー層とエッチングマスク層を同時に除去し、図14に示すように、本発明にかかる反射型EUV用フォトマスクを得た。
エッチング後に露出した反射多層膜表面の198nmにおける反射率は55%であり、光吸収パターン部分の反射率は10%であった。この反射率の差により、最終的なパターン検査ができることを確認した。このときの13.5nmにおける光吸収パターン部分の反射率は0.1%未満であり、良好であった。
<比較例1>
光吸収膜として、クロムからなるバッファー層とクロムからなるエッチングマスク層を用いること以外は前記実施例1と同様にして反射型EUV用フォトマスクを形成した。クロムからなるエッチングマスク層は塩素と酸素の混合ガス雰囲気下でエッチング除去した。ニオブと珪素と酸素からなるバッファー層を用いた場合と同等の波長198nmの反射コントラストとするためには、インジウムと酸素とフッ素からなる下層吸収膜の厚さを63nmとする必要があり、上記実施例の光吸収層の膜厚よりも約8nm以上大きくする必要があった。
本発明にかかるEUV光用反射型フォトマスクは、半導体素子、半導体装置および電子回路装置等の製造工程で、EUV光用レジストを用いて微細なパターンを形成するために好適に用いることができる。
本発明にかかる反射型フォトマスクブランクの一例の構成を表す概略断面図である。 本発明にかかる反射型フォトマスクの一例の構成を表す概略断面図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 本発明の反射型フォトマスクの製造工程の一例を説明するための図である。 光吸収層の膜厚と波長13.5nmのEUV光の反射率の関係の一例を説明するための図である。 インジウムと酸素とフッ素を含有する膜の検査光の波長での光学定数の一例を説明するための図である。 バッファー層が表面に露出した部分の波長257nmの反射率とバッファー層の膜厚との関係の一例を説明するための図である。 バッファー層が表面に露出した部分の波長198nmの反射率とバッファー層の膜厚との関係の一例を説明するための図である。 珪素と酸素を主成分とするバッファー層とインジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層を用いた場合の光吸収層表面の反射率の一例を説明するための図である。 クロムからなるバッファー層と、インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層を用いた場合の光吸収層表面の反射率の一例を説明するための図である。 ニオブと珪素と酸素からなるバッファー層と、インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層を用いた場合の光吸収層表面の反射率の一例を説明するための図である。 ニオブと珪素と酸素からなるバッファー層と、インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層と、クロムからなるエッチングマスク層を用いた場合のエッチングマスク層表面の反射率の一例を説明するための図である。 ニオブと珪素と酸素からなるバッファー層と、インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層と、タンタルと珪素からなるエッチングマスク層を用いた場合のエッチングマスク層表面の反射率の一例を説明するための図である。
符号の説明
1…基板
2…EUV反射多層膜
3…バッファー層
4…光吸収層
4a…光吸収膜パターン
5…エッチングマスク層
5a…エッチングマスクパターン
6…レジスト膜
6a…レジストパターン

Claims (7)

  1. 基板と、
    該基板上に設けられた多層反射膜と、
    該多層反射膜上に設けられたバッファー層と、
    該バッファー層上に設けられた光吸収層と
    を有する反射型フォトマスクブランクにおいて、
    光吸収膜の少なくとも1層にインジウムと酸素とフッ素を含有する層を具備し、
    バッファー層としてジルコニウムとニオブと珪素からなる群から選択される少なくとも1種類の元素と酸素を含有する層を具備すること
    を特徴とする反射型フォトマスクブランク。
  2. 請求項1に記載の反射型フォトマスクブランクであって、
    光吸収層の波長190nmないし270nmの光に対する光学定数(n−ik)の虚数部分である消衰係数kが、k<1.0であること
    を特徴とする反射型フォトマスクブランク。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の反射型フォトマスクブランクであって、
    バッファー層の波長190nmないし270nmの光に対する光学定数(n−ik)の虚数部分である消衰係数kが、k<0.8であること
    を特徴とする反射型フォトマスクブランク。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の反射型フォトマスクブランクであって、
    インジウムと酸素とフッ素を含有する光吸収層の上に、波長190nmないし270nmの光に対する光学定数(n−ik)の虚数部分であるkが、k>1.5であるエッチングマスク層を具備すること
    を特徴とする反射型フォトマスクブランク。
  5. 請求項4に記載の反射型フォトマスクブランクであって、
    エッチングマスク層がタンタルとケイ素を含有すること
    を特徴とする反射型フォトマスクブランク。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の反射型フォトマスクブランクの光吸収層がパターン加工された反射型フォトマスク。
  7. 請求項6に記載の反射型フォトマスクに極端紫外線を照射し、
    転写パターンの形状に極端紫外線を成型する工程を
    行うことを特徴とする極端紫外線の露光方法。
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