JP4923465B2 - 極端紫外線露光用マスクブランク、極端紫外線露光用マスク及びその製造方法並びにパターン転写方法 - Google Patents
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Description
本発明の請求項2の発明は、請求項1に記載の極端紫外線露光用マスクブランクを用い、吸収膜及び緩衝膜が所定のパターンに形成されたことを特徴とする極端紫外線露光用マスクとしたものである。
本発明の請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の極端紫外線露光用マスクブランクを用い、吸収膜及び緩衝膜をドライエッチングにより所定のパターンに形成する極端紫外線露光用マスクの製造方法において、前記吸収膜をドライエッチングするときに塩素を主体とした気体を用い、緩衝膜をドライエッチングするときにフッ素系を主体とした気体を用いることを特徴とする極端紫外線露光用マスクの製造方法としたものである。
本発明の請求項4の発明は、請求項2に記載の極端紫外線露光用マスク又は請求項3に記載の極端紫外線露光用マスクの製造方法により製造された極端紫外線露光用マスクを露光装置に設置し、当該マスクを用いたリソグラフィー法による露光転写を行い、パターン形成を行うことを特徴とするパターン転写方法としたものである。
本発明の請求項5の発明は、基板上に、露光光の高反射部となる多層膜と、多層膜を保護するキャッピング膜と、多層膜及びキャッピング膜を保護する緩衝膜と、低反射部となる吸収膜とが順次形成された極端紫外線露光用マスクの製造方法において、合成石英ガラス基板上にAr雰囲気で2.8nmの膜厚を有するMo層、および4.2nmの膜厚を有するSi層を1周期として40周期積層し、280nmの厚さを有する多層膜を形成する工程と、前記多層膜上にZrとSiの原子数比が1:2のスパッタリングターゲットを使用して、ZrSiからなるキャッピング層を7nmの厚さで成膜する工程と、Ar、O2ガスのガス流量36/4(sccm)雰囲気下でTaとSiのスパッタリングターゲットを使用し、パワー比Ta:Si=100:200でDCマグネトロンスパッタリングにより15nmの厚さにTaとSiからなる緩衝膜を成膜する工程と、TaとSiのスパッタリングターゲットを使用し、パワー比を260:40として、Arのガス流量を40(sccm)とした反応性DCスパッタリングにより吸収膜5を75nmの厚さに成膜し、マスクブランクを得る工程と、前記マスクブランクに電子線レジストFEP171を300nmの厚さにスピンコートし、ホットプレートにて110℃で10分間のベーキングをおこない、レジスト層を形成する工程と、電子線描画装置を用いて、10μC/cm2のドーズ量でパターンを描画し、前記マスクブランクをホットプレートにて110℃で10分間ベーキングし、2.38wt%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液で90秒間現像処理して、純水でリンスした後にスピン乾燥してレジストパターンを得る工程と、ICPエッチング装置を用いて、Cl2ガスとHeガスを流量比8:13で混合し、ガス圧力5mPaで前記レジストパターンを介して、吸収膜のパターンを得る工程と、前記ICPエッチング装置を用いて、C2F6ガス、HeガスとO2ガスを流量比2:16:1で混合し、ガス圧力3mPaで前記レジストパターンを介して、緩衝膜のパターンを得る工程と、酸素プラズマによりレジストパターンを除去してする工程と、を具備することを特徴とする極端紫外先露光用マスクの製造方法としたものである。
又はNb、及び酸素を主成分としている。あるいは、Ta又はNb、及び酸素、並びにSiを主成分としている。
<成膜条件>
ガス流量 Ar/O2/N2=36/4/0[sccm]
成膜圧力 0.25Pa
<エッチング条件>
出力 ICP/RIE=40/200[W]
ガス流量 Cl2/He=40/65[sccm]
エッチング圧力 665[mPa]
条件2
<成膜条件>
ガス流量 Ar/O2/N2=36/4/0[sccm]
成膜圧力 0.25Pa
<エッチング条件>
出力 ICP/RIE=20/100[W]
ガス流量 C2F6/He/O2=5/40/5[sccm]
エッチング圧力 399[mPa]
条件3
<成膜条件>
ガス流量 Ar/O2/N2=36/0.4/3.6[sccm]
成膜圧力 0.25Pa
<エッチング条件>
出力 ICP/RIE=40/200[W]
ガス流量 Cl2/He=40/65[sccm]
エッチング圧力 665[mPa]
図3において同じ成膜条件による酸化膜のドライエッチの条件1と条件2の比較から、フッ素系のガスを使った条件2より塩素系の条件を使った条件1の方が酸化膜がエッチングされにくいことがわかる。従って、吸収膜として塩素系ガスでエッチングされ易い膜を用いることにより、図3に示されている塩素でエッチングされにくい酸化膜は緩衝膜として使用できる。この場合、緩衝膜を成膜するには、好ましくは図3のグラフ横軸で表した2元スパッタ成膜時のターゲット出力比率Si/Taは小さい方がよい。
<エッチング条件>
出力 ICP/RIE=40/200[W]
ガス流量 Cl2/He=40/65[sccm]
エッチング圧力 665[mPa]
条件B
<エッチング条件>
出力 ICP/RIE=20/100[W]
ガス流量 C2F6/He/O2=5/40/5[sccm]
エッチング圧力 399[mPa]
条件C
<エッチング条件>
出力 ICP/RIE=20/100[W]
ガス流量 C2F6/He/O2=5/40/0[sccm]
エッチング圧力 399[mPa]
図4よりArのみで成膜した場合とArにN2を添加して成膜した場合は、塩素系のガスでエッチングした方がフッ素系のガスよりはるかにはやいレートでエッチングできていることがわかる。ArにO2を添加して成膜した場合は、逆に塩素系のガスよりもフッ素系のガスの方が早いレートでエッチングできていることがわかる。それゆえ吸収膜を塩素系のガスでよくエッチングできる膜とし、緩衝膜はNb、若しくはNbに加えさらにSiをターゲットとしてArにO2を添加して成膜した膜とすればよい。また、緩衝膜のエッチングはフッ素系のガスで行う。なお、NbはEUV波長での吸収が小さいので、吸収膜の構成元素とすることは適当ではない。
素の流量を制御することによって膜の光学的性質を制御する。
2・・・EUV光高反射率多層膜
3・・・キャッピング膜
4・・・緩衝膜
5・・・EUV光吸収膜
Claims (4)
- 基板上に、露光光の高反射部となる多層膜と、多層膜を保護するキャッピング膜と、多層膜及びキャッピング膜を保護する緩衝膜と、低反射部となる吸収膜とが順次形成された極端紫外線露光用マスクブランクにおいて、Taの多いTaSixターゲットまたはNbの多いNbSixターゲットで緩衝膜はAr+O 2 、吸収膜はAr+N 2 で成膜することを特徴とする極端紫外線露光用マスクブランク。
- 請求項1に記載の極端紫外線露光用マスクブランクを用い、吸収膜及び緩衝膜が所定のパターンに形成されたことを特徴とする極端紫外線露光用マスク。
- 請求項1又は2に記載の極端紫外線露光用マスクブランクを用い、吸収膜及び緩衝膜をドライエッチングにより所定のパターンに形成する極端紫外線露光用マスクの製造方法において、前記吸収膜をドライエッチングするときに塩素を主体とした気体を用い、緩衝膜をドライエッチングするときにフッ素系を主体とした気体を用いることを特徴とする極端紫外線露光用マスクの製造方法。
- 請求項2に記載の極端紫外線露光用マスク又は請求項3に記載の極端紫外線露光用マスクの製造方法により製造された極端紫外線露光用マスクを露光装置に設置し、当該マスクを用いたリソグラフィー法による露光転写を行い、パターン形成を行うことを特徴とするパターン転写方法。
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