JP2008038630A - 内燃機関の流通経路配設部材 - Google Patents

内燃機関の流通経路配設部材 Download PDF

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Fumiyasu Sugiyama
文康 杉山
Takafumi Ninomiya
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Abstract

【課題】 内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される流通経路配設部材において、デポジットの堆積をより確実に防止するのに有効な技術を提供する。
【解決手段】 本発明に係る吸気装置100は、スロットルバルブ104の外周端面104aと、ボア部102の各部位のうちスロットルバルブ104と対向する対向面102aの両方の部位を、親油成分及び撥油成分が分散した油滑落性の高いコーティング膜110によって被覆した構成とされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される流通経路配設部材に関するものである。
従来、内燃機関においては、法規制などによって燃費低減に対する要請が高まっており、これに対処する種々の方策が検討されている。その一つとして、内燃機関の吸入空気量を制御するスロットバルブの全閉時における漏れ空気量を低減し、これによって内燃機関のアイドル回転時の燃費を低減するのが効果的とされる。
そこで、下記特許文献1には、スロットルバルブの外周端面と、ボア内壁のスロットルバルブ対向面との少なくとも一方に、非付着性のコーティング膜が形成された吸気装置が開示されている。しかしながら、この特許文献1に記載の吸気装置では、非付着性のコーティング膜の表面に一旦薄い油膜が形成されてしまうとそこを起点としてデポジットが堆積してしまうため、デポジットの堆積を確実に抑えるのが難しいという問題が生じる。従って、予めデポジットの堆積を見込んでスロットルバルブとボア内壁との間のクリアランスを設計する必要があるため、その分スロットバルブの全閉時における漏れ空気量が増加し、結果的に内燃機関のアイドル回転時の燃費が悪化することとなる。また、このようなデポジットの堆積防止に関しては、内燃機関の吸気装置のみならず、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される種々の流通経路配設部材について要請される。
特開平8−14069号公報
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される流通経路配設部材において、デポジットの堆積をより確実に防止するのに有効な技術を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。これら各請求項に記載の発明は、自動車、船舶、作業用機械などに搭載されるエンジンや、その他の内燃機関において、吸気や排気などのガスが流通する流通経路に配設される流通経路配設部材の構成に適用され得る。本明細書における「流通経路配設部材」には、内燃機関の吸気経路、排気経路、インジェクタ部などに配設される種々の部材などが広く包含される。具体的には、吸気経路に配設される吸気装置のスロットルバルブやスロットルボディ、排気経路に配設されるEGR装置(排気ガス再循環装置)のバルブ、エンジンバルブ、スワールコントロールバルブ、インジェクタ噴射部などが、ここでいう流通経路配設部材として挙げられる。
(本発明の第1発明)
前記課題を解決する本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの内燃機関の流通経路配設部材である。
請求項1に記載のこの流通経路配設部材は、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される部材であって、当該流通経路配設部材の基材表面は、親油成分及び撥油成分が分散したコーティング膜によって被覆された構成とされる。
ところで、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される流通経路配設部材においては、ガス中に含まれる油分によって油膜が形成されると、そこを起点としてデポジットが堆積することが懸念される。そこで、本発明では、油膜の形成防止を図ることによってデポジットの堆積を防止するべく、流通経路配設部材に対し、基材表面が親油成分及び撥油成分が分散したコーティング膜によって被覆された被膜部を設ける構成を採用している。本構成に関しては、撥油成分をベースとして、この撥油成分に対し親油成分を分散させてもよいし、或いは親油成分をベースとして、この親油成分に対し撥油成分を分散させてもよい。このようなコーティング膜は、撥油成分による機能と、親油成分による機能の両機能を併せ持つ、いわゆる「ハイブリッドコーティング」とも称呼される。
本発明において、コーティング膜の各部位のうちの親油成分は、油滴になじみ易く、従って油滴を引きつける吸引力を付与する。一方、コーティング膜の各部位のうちの撥油成分は、膜表面から油滴を浮かせる反発力を付与する。従って、撥油成分及び親油成分が互いに分散して複合化されたコーティング膜は、油滴に対し吸引力及び反発力の2つの力を常に作用させることとなる。これにより、油滴は反発力によって浮き上がりつつ、且つ吸引力によって下方へと引き付けられるため、油膜はコーティング膜表面に残存することなく、コーティング膜上を容易に滑落することとなる。かくして、コーティング膜表面に油膜が形成されるのを防止することができ、これによってデポジットの堆積が防止される。
なお、本発明におけるコーティング膜の撥油成分としては、テトラフロオロエチレンコポリマー(TEFC)をはじめ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFEP)などからなるフッ素樹脂を用いることができる。また、本発明におけるコーティング膜の親油成分としては、シリコーン樹脂(変性オルガノポリシロキサン等)、無機酸化ケイ素(SiO)、メチル基修飾ポリマー(ポロプロピレン(PP)等)、金属(Ni、Co、Mn等)及び金属酸化物を用いることができる。
(本発明の第2発明)
前記課題を解決する本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの内燃機関の流通経路配設部材である。
請求項2に記載のこの流通経路配設部材では、請求項1に記載のコーティング膜は、親油成分であるシリコーン樹脂と、撥油成分であるフッ素樹脂からなる構成とされる。本構成に関しては、撥油成分であるフッ素樹脂をベースとして、このフッ素樹脂に対し親油成分であるシリコーン樹脂を分散させてもよいし、或いは親油成分であるシリコーン樹脂をベースとして、このシリコーン樹脂に対し撥油成分であるフッ素樹脂を分散させてもよい。特には、撥油成分であるフッ素樹脂をベースとした構成であるのが好ましい。このような構成によれば、とりわけ耐酸性及び耐アルカリ性に優れたコーティング膜とすることができる。
(本発明の第3発明)
前記課題を解決する本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの内燃機関の流通経路配設部材である。
請求項3に記載のこの流通経路配設部材では、請求項1または請求項2に記載のコーティング膜は、その膜厚方向に関し凹み形状とされた凹部を複数備える構成とされる。この凹部の形状に関しては、溝形状、穴形状などを適宜採用することができる。これにより、コーティング膜表面が凹凸状とされる。コーティング膜の表面に複数の凹部を設けることによって当該表面が凹凸状とされ、これによって表面積を増大させることができるため、未加工の場合に比してコーティング膜による油滑落性能をより向上させることが可能となる。すなわち、コーティング膜の表面積が増えることによって、親水成分に関しては油滴の吸引作用がより強調され(油滴が濡れ広がり易くなり)、また撥油成分に関しては油滴の反発作用がより強調されることとなり(油滴を弾き易くなり)、これが油滑落性能を高める要因となる。
(本発明の第4発明)
前記課題を解決する本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの内燃機関の流通経路配設部材である。
請求項4に記載のこの流通経路配設部材では、請求項3に記載の凹部は、断面円弧状とされた溝部として構成されている。これによって、流通経路における気流などによって断面円弧状の溝部に乱流を発生させることができ、油滴を飛散させるのに効果的である。
(本発明の第5発明)
前記課題を解決する本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの内燃機関の流通経路配設部材である。
請求項5に記載のこの流通経路配設部材は、請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載の構成において、内燃機関に吸気ガスを供給する流通経路としての吸気経路に配設され、ボア部及びスロットルバルブを少なくとも備える。本発明のボア部は、吸気経路に連通する構成とされる。本発明のスロットルバルブは、ボア部に収容されて当該ボア部を開閉する構成とされる。本発明では、特にスロットルバルブの外周端部と、ボア部の各部位のうち当該スロットルバルブと対向する対向部との少なくとも一方の基材表面がコーティング膜によって被覆された構成とされる。
本構成に関しては、スロットルバルブの外周端部と、ボア部の各部位のうち当該スロットルバルブと対向する対向部の両方の基材表面にコーティング膜が設けられてもよいし、或いはスロットルバルブの外周端部と、ボア部の各部位のうち当該スロットルバルブと対向する対向部のいずれか一方の基材表面にコーティング膜が設けられてもよい。スロットルバルブに関しては、少なくともスロットルバルブの外周端部にコーティング膜が設けられればよく、当該外周端部のみにコーティング膜を設けてもよいし、或いは当該外周端部を含むスロットルバルブ全体にコーティング膜を設けてもよい。また、ボア部に関しては、少なくともスロットルバルブとの対向部位にコーティング膜が設けられればよく、当該対向部位のみにコーティング膜を設けてもよいし、或いは当該対向部位を含むボア部全体、更にはバルブハウジング全体にコーティング膜を設けてもよい。
このような構成によれば、デポジットの堆積を見込んでスロットルバルブとその対向面との間のクリアランスを広げる必要がなく、このクリアランスを抑えることができるため、スロットルバルブの全閉時における漏れ空気量を低減し、これによって内燃機関のアイドル回転時の燃費を低減することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される、内燃機関の流通経路配設部材において、デポジットの堆積をより確実に防止することが可能となった。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1には、本発明における「内燃機関の流通経路配設部材」の一実施の形態である吸気装置100の構成が示される。ここでいう「内燃機関」には、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンをはじめとする各種の内燃機関が包含される。
図1に示す吸気装置100は、内燃機関に吸気ガスを供給する吸気経路(流通経路)に配設され、内燃機関に対し吸気を導入する装置として構成される。この吸気装置100が、本発明における「流通経路配設部材」を構成する。
この吸気装置100は、吸気経路に連通するボア部102を有する金属製のスロットルボディ(「バルブハウジング」ともいう)101、このスロットルボディ101に対しバルブシャフト105を介して支持されるスロットルバルブ104を備える。このスロットルバルブ104は、「バタフライバルブ」或いは「弁体」とも称呼される。また、特に図示しないものの、バルブシャフト105は、更にレバー及びロッドを介してアクチュエータに接続されており、このアクチュエータによってスロットルバルブ104の弁開度が制御されて内燃機関の吸入空気量が制御されるように構成されている。このアクチュエータとしては、電動式のアクチュエータや負圧式のアクチュエータなどが用いられる。なお、ここでいうボア部102が本発明における「ボア部」に相当し、スロットルバルブ104が本発明における「スロットルバルブ」に相当する。
スロットルボディ101は、鉄、鉄合金(炭素鋼、特殊鋼、耐熱鋼、ステンレス鋼など)、銅、銅合金、ニッケル、ニッケル合金、コバルト、コバルト合金などの金属材料によって適宜構成される。スロットルバルブ104は、フェライト系やオーステナイト系のステンレス材料を主体として構成される。
ところで、内燃機関においては、法規制などによって燃費低減に対する要請が高まっており、これに対処する種々の方策が検討されている。本実施の形態では、この要請に応えるべく、内燃機関の吸入空気量を制御するスロットルバルブ104の全閉時における漏れ空気量を低減し、これによって内燃機関のアイドル回転時の燃費を低減することとしている。具体的には、スロットルバルブ104の全閉時における漏れ空気量を低減する方策として、スロットルバルブ104の外周端面104aと、ボア部102の各部位のうちスロットルバルブ104と対向する対向面102aの両方の部位に、油滑落性の高いコーティング膜110を設けている。
なお、ここでいう外周端面104a及び対向面102aの基材表面はコーティング膜110によって被覆された部位であり、本発明における「基材表面」に相当する。また、スロットルバルブ104の外周端面104aが、本発明における「スロットルバルブの外周端部」に相当し、ボア部102の対向面102aが、本発明における「対向部」に相当する。
このコーティング膜110は、従来の非着性コーティングとは異なり、コーティング膜表面に油膜を残存させることなく油分を滑落させる機能を有するコーティング膜として構成される。このコーティング膜110の具体的な構成に関しては、図2が参照される。図2には、本実施の形態のスロットルバルブ104の外周端面104aにおいて、基材103上のコーティング膜110の様子が模式的に示される。なお、本構成は、ボア部102の対向面102aにおいて、基材上に形成されるコーティング膜110についても同様である。
図2に示すように、本実施の形態のコーティング膜110は、撥油成分である(撥油基を含む)テトラフロオロエチレンコポリマーがベースとなり、この撥油成分に対し親油成分である(親油成分を含む)シリコーン樹脂が分散している。反対に、親油成分であるシリコーン樹脂をベースとして、この親油成分に対し撥油成分であるテトラフロオロエチレンコポリマーを分散させてもよい。また、撥油成分及び親油成分を予め混合させてもよい。これらの各手法によって、コーティング膜110は、撥油成分及び親油成分が互いに分散して複合化されたコーティングとされる。このようなコーティングは、撥油成分による機能と、親油成分による機能の両機能を併せ持つ、いわゆる「ハイブリッドコーティング」とも称呼される。このコーティング膜110が、本発明における「コーティング膜」に相当する。
また、このコーティング膜110の性能に関しては、図3が参照される。図3には、本実施の形態のコーティング膜110のメカニズムが示される。
図3において、コーティング膜110の各部位のうちの親油成分は、油滴になじみ易く、従って油滴を引きつける吸引力を付与する。一方、コーティング膜110の各部位のうちの撥油成分は、膜表面から油滴を浮かせる反発力を付与する。従って、撥油成分及び親油成分が互いに分散して複合化されたコーティング膜110は、油滴に対し吸引力及び反発力の2つの力を常に作用させることとなる。これにより、基材の傾斜角度(図3中の角度θ)が滑落角度を上回る場合に油滴に重力や外力が作用すると、当該油滴は反発力によって浮き上がりつつ、且つ吸引力によって下方へと引き付けられるため、油膜は、コーティング膜110表面に残存することなく、コーティング膜110上を容易に滑落することとなる。これに対し、親油成分と撥油成分のいずれかのみによって構成された従来のコーティング膜では、油滴に対し吸引力及び反発力のいずれか1つの力を作用させるのみであって、当該力に打ち勝つ力が油滴に作用しないため、所望の滑落性能を得るのに限界がある。
なお、本発明におけるコーティング膜の撥油成分としては、テトラフロオロエチレンコポリマー(TEFC)をはじめ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFEP)などからなるフッ素樹脂を用いることができる。また、本発明におけるコーティング膜の親油成分としては、シリコーン樹脂(変性オルガノポリシロキサン等)、無機酸化ケイ素(SiO)、メチル基修飾ポリマー(ポロプロピレン(PP)等)、金属(Ni、Co、Mn等)及び金属酸化物を用いることができる。
上述のように、本実施の形態のコーティング膜110を採用することによって、吸気に含まれる燃料や油分等、デポジット由来成分がスロットルバルブ104の近傍に流入した場合であっても、コーティング膜110に接触したこのデポジット由来成分は、ボア部102にて発生する気流や重力によって容易に滑落し、しかも油膜の残存が防止される。これにより、油膜形成を起点として、スロットルバルブ104の近傍にデポジットが堆積するのを確実に防止することができ、スロットルバルブ104の固着や流量変動の発生を抑えることが可能となる。かくして、スロットルバルブ104とボア部102の内壁との間のクリアランスを抑えることができ、そのぶんスロットバルブの全閉時における漏れ空気量を減少させることができるため、結果的に内燃機関のアイドル回転時の燃費を向上させることが可能となる。
ここで、本発明者らは、本実施の形態のコーティング膜110を用いた場合の効果を定量的に評価するべく、油滴の滑落角度に関する測定を実施した。この測定に際しては、コーティング膜110に対する比較例として、撥油成分であるテトラフロオロエチレンコポリマーからなるコーティング膜Aと、親油成分であるシリコーン樹脂からなるコーティング膜Bを用いた。そして、各コーティング膜が成膜された平板に油滴を滴下したのち、この平板を徐々に傾け、油滴が各コーティング膜上を移動(滑落)するときの傾斜角度(図3中の角度θ)を滑落角度として測定した。この測定の結果、コーティング膜Aの場合の滑落角度が70°以上で、コーティング膜Bの場合の滑落角度が30〜50°であり、いずれの場合もコーティング膜表面に油滴が残存したのに対し、コーティング膜110の場合の滑落角度は15°以下であり、コーティング膜表面に油膜の残存は見られなかった。この結果により、本実施の形態のコーティング膜110を用いることによって、油滑落性を大幅の向上させることができ、またコーティング膜表面における油膜の残存を確実に防止することが確認された。
また、本実施の形態のコーティング膜110は、スロットルバルブ104及びスロットルボディ101の基材103(下地」或いは「素地」ともいう)がボア部102に露出するのを防止する効果を有するため、凝縮水による腐食の発生を抑制し、以ってスロットルバルブ104の作動不良の発生を防ぐことができる。特に、本実施の形態では、撥油成分である(撥油基を含む)テトラフロオロエチレンコポリマーがベースとなり、この撥油成分に対し親油成分である(親油成分を含む)シリコーン樹脂が分散しているため、とりわけ耐酸性及び耐アルカリ性に優れており、凝縮水に耐え得るコーティング膜とすることができる。
本実施の形態の吸気装置100では、更に、油滑落性を向上させるための方策として、コーティング膜の表面を凹凸状とする表面加工を施した構成を採用している。この表面加工に関しては、図4〜図7が参照される。ここで、図4には第1実施形態の表面加工の断面構造が示され、図5には第2実施形態の表面加工の断面構造が示され、図6には第3実施形態の表面加工の断面構造が示され、図7には第4実施形態の表面加工の断面構造が示される。
図4に示す第1実施形態では、基材103に複数の溝部103aが表面加工された後、この表面加工がなされた基材103の表面に、更にほぼ一定の膜厚のコーティング膜110が成膜されている。このコーティング膜110の膜厚に関しては、例えば1[μm]以下とすることができる。これにより、コーティング膜110の表面は、基材103の溝部103aと同様の形状の溝部110aが複数形成された凹凸状とされ、また各溝部103aが互いに平行状に配設され、各溝部110aが互いに平行状に配設された構成とされる。基材103の溝部103aは、フェムト秒レーザー加工によって形成された断面円弧状(断面半球状)の微細周期溝、すなわち均一形成された溝の集合体として構成される。ここでいうフェムト秒レーザー加工は、既知の技術であるため詳細な説明は省略するが、レーザーのパルス幅が数〜数百フェムト秒とされた超短パルスかつ超高強度のフェムト秒レーザーをオーバーラップさせながら材料表面に集光照射して走査させることによって、材料表面に周期構造を自己組織的に形成させる加工方法とされる。
このような構成によれば、コーティング膜110の表面に複数の溝部110aを設けることによって当該表面が凹凸状とされ、これによって表面積を増大させることができるため、未加工の場合に比してコーティング膜110による油滑落性能をより向上させることが可能となる。すなわち、コーティング膜110の表面積が増えることによって、親水成分に関しては油滴の吸引作用がより強調され(油滴が濡れ広がり易くなり)、また撥油成分に関しては油滴の反発作用がより強調されることとなり(油滴を弾き易くなり)、これが油滑落性能を高める要因となる。
なお、上記溝部110aの形状に関しては、図4に示すような断面円弧状であり、且つ基準設定寸法として、溝深さが200[nm]、溝幅(図4中の左右方向の距離)が700[nm]とされ、また面粗度が0.7[μm]程度とされるのが好ましい。これにより、スロットルバルブ104周辺の流速が高い領域において発生する気流によって、溝部110aに乱流を発生させることができ、油滴や汚れを飛散させるのに効果的である。
また、図5に示す第2実施形態は、コーティング膜110自体を表面加工する例である。この第2実施形態では、平滑状の基材103の表面にほぼ一定膜厚のコーティング膜110が成膜された後、このコーティング膜110にフェムト秒レーザー加工によって複数の溝部110aが表面加工されている。これにより、コーティング膜110の表面は、溝部110aが複数形成された凹凸状とされ、また各溝部110aが互いに平行状に配設された構成とされる。この溝部110aの構成に関しては、第1実施形態の溝部110aと実質的に同様とされる。従って、この第2実施の形態によっても、第1実施形態と同様に油滑落性能を向上させる作用効果が得られる。第1実施形態及び第2実施形態における溝部110aは、いずれもコーティング膜110の膜厚方向に関し凹み形状とされた断面円弧状の部位であり、この溝部110aが、本発明における「凹部」及び「溝部」に相当する。
また、図6に示す第3実施形態、及び図7に示す第4実施形態は、第1実施形態や第2実施形態とは異なり、コーティング膜110とは別の種類のコーティング膜を用いる例である。第3実施形態や第4実施形態のコーティング膜は、スロットルバルブ104の外周端面104aと、ボア部102の各部位のうちスロットルバルブ104と対向する対向面102aのうちの少なくとも一方に施すことができる。
第3実施形態では、撥油性樹脂である基材123の表面に、親油成分を有するコーティング膜120若しくは樹脂を成膜した後、撥油性樹脂である基材123の表面が部分的に露出するようにフェムト秒レーザー加工によって溝形成加工が施されている。溝形成加工後の表面は、断面円弧状(断面半球状)の微細周期溝である溝部120aが互いに平行状に複数形成された凹凸状とされ、これにより、基材123の撥油成分と、コーティング膜120の親油成分とによって表面が構成される。
第4実施形態では、親油性樹脂である基材133の表面に、撥油成分を有するコーティング膜130若しくは樹脂を成膜した後、親油性樹脂である基材133の表面が部分的に露出するようにフェムト秒レーザー加工によって溝形成加工が施されている。溝形成加工後の表面は、断面円弧状(断面半球状)の微細周期溝である溝部130aが互いに平行状に複数形成された凹凸状とされ、これにより、基材133の親油成分と、コーティング膜130の撥油成分とによって表面が構成される。
なお、溝部120a及び溝部130aに関しては、前述の溝部103a及び110aと同様に、溝深さが200[nm]、溝幅(図4中の左右方向の距離)が700[nm]、面粗度が0.7[μm]程度とされるのが好ましい。また、コーティング膜ないし基材の撥油成分としては、テトラフロオロエチレンコポリマー(TEFC)をはじめ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFEP)などからなるフッ素樹脂を用いることができる。また、コーティング膜ないし基材の親油成分としては、シリコーン樹脂(変性オルガノポリシロキサン等)、無機酸化ケイ素(SiO)、メチル基修飾ポリマー(ポロプロピレン(PP)等)、金属(Ni、Co、Mn等)及び金属酸化物を用いることができる。
なお、第3実施の形態では、撥油成分の基材123に対し親油成分のコーティング膜120を成膜し、第4実施の形態では、親油成分の基材133に対し撥油成分のコーティング膜130を成膜したが、本発明においてコーティング膜は、単一層のコーティング被膜であってもよいし、或いは複数層のコーティング被膜であってもよい。従って、第3実施の形態に関連して、内側が撥油成分の被膜で外側が親油成分の被膜とされた二層のコーティング膜を基材123に対し施し、溝部120aによって内側の撥油成分の被膜が露出するように構成してもよい。同様に、第4実施の形態に関連して、内側が親油成分の被膜で外側が撥油成分の被膜とされた二層のコーティング膜を基材133に対し施し、溝部130aによって内側の親油成分の被膜が露出するように構成してもよい。
これら第3実施形態及び第4実施形態によっても、溝部120aや溝部130aを表面加工することによって表面積を増大させることができ、第1実施形態と同様に油滑落性能をより向上させることが可能となる。特に、第3実施形態及び第4実施形態によれば、撥油性と親油性のいずれか一方の機能を有する単一性能のコーティング膜を用いることができるため、コーティング剤にかかるコストを抑えることが可能となる。
また、第3実施形態及び第4実施形態によれば、表面に撥油成分と親油成分が交互に配置された縞状とされるため、油滑落性に関し油滴が一定方向に滑落するように制御することが可能となる。これに関しては、第3実施形態を例にした図8が参照される。図8には、第3実施形態の表面加工の平面図が示される。
図8に示すように、第3実施形態の表面加工がなされることによって、表面に基材123による撥油成分と、コーティング膜120による親油成分が交互に配置された縞状とされる。このような構成によって、油滴の滑落方向を、溝部120aの延在方向と交差する所定方向に制御することが可能となる。また、フェムト秒レーザー加工によって形成された微細周期溝である溝部120aは、いわゆる「プラトー率」が高く、研磨加工などによって形成された同じ面粗さの溝部に比して、油滴の滑落性を向上させるのに効果的である。このような作用効果は、第4実施形態の表面加工がなされた場合においても同様に得られることとなる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、スロットルバルブ104の外周端面104aと、ボア部102の対向面102aの両方の基材表面にコーティング膜110を設ける場合につい記載したが、本発明によれば、外周端面104a及び対向面102aのいずれか一方にコーティング膜110を設けることができる。スロットルバルブ104に関しては、少なくともスロットルバルブ104の外周端面104aにコーティング膜110が設けられればよく、当該外周端面104aを含むスロットルバルブ104全体にコーティング膜110を設けるようにしてもよい。また、ボア部102に関しては、少なくとも対向面102aにコーティング膜が設けられればよく、当該対向面102aを含むボア部102全体、更にはスロットルボディ101全体にコーティング膜110を設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、溝部110aを有する凹凸状のコーティング膜110について記載したが、本発明においては、少なくともコーティング膜110によって基材表面を被覆すればよく、必要に応じては溝部110aのような凹みを有していない平坦状のコーティング膜とすることもできる。
また、上記実施の形態では、溝部110a,120a,130aを断面円弧状とする場合について記載したが、これら溝部の断面形状は、円弧状、楕円状、方形、三角形、多角形など、必要に応じて種々設定可能である。また、コーティング膜表面の凹凸形状を、溝形状にかえて穴形状によって構成してもよい。
また、上記実施の形態では、内燃機関の吸気経路に配設される吸気装置100について記載したが、内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される種々の流通経路配設部材、排気経路に配設されるEGR装置(排気ガス再循環装置)のバルブ、エンジンバルブ、スワールコントロールバルブ、インジェクタ噴射部などに対し、本発明を適用することが可能である。
また、本発明は、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンをはじめとする各種の内燃機関に対し適用することが可能である。
本発明における「内燃機関の吸気装置」の一実施の形態である吸気装置100の構成を示す図である。 本実施の形態のスロットルバルブ104の外周端面104aにおいて、基材103上のコーティング膜110の様子を模式的に示す図である。 本実施の形態のコーティング膜110のメカニズムを示す図である。 第1実施形態の表面加工の断面構造を示す図である。 第2実施形態の表面加工の断面構造を示す図である。 第3実施形態の表面加工の断面構造を示す図である。 第4実施形態の表面加工の断面構造を示す図である。 第3実施形態の表面加工の平面図である。
符号の説明
100…吸気装置
101…スロットルボディ
102…ボア部
102a…対向面
103…基材
103a…溝部
104…スロットルバルブ
104a…外周端面
105…バルブシャフト
110,120,130…コーティング膜
110a,120a,130a…溝部

Claims (5)

  1. 内燃機関のガスが流通する流通経路に配設される、内燃機関の流通経路配設部材であって、
    当該流通経路配設部材の基材表面は、親油成分及び撥油成分が分散したコーティング膜によって被覆された構成であることを特徴とする内燃機関の流通経路配設部材。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の流通経路配設部材であって、
    前記コーティング膜は、親油成分であるシリコーン樹脂と、撥油成分であるフッ素樹脂からなることを特徴とする内燃機関の流通経路配設部材。
  3. 請求項1または2に記載の内燃機関の流通経路配設部材であって、
    前記コーティング膜は、その膜厚方向に関し凹み形状とされた凹部を複数備える構成であることを特徴とする内燃機関の流通経路配設部材。
  4. 請求項3に記載の内燃機関の流通経路配設部材であって、
    前記凹部は、断面円弧状とされた溝部として構成されていることを特徴とする内燃機関の流通経路配設部材。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の内燃機関の流通経路配設部材であって、
    前記内燃機関に吸気ガスを供給する前記流通経路としての吸気経路に配設され、
    前記吸気経路に連通するボア部と、前記ボア部に収容されて当該ボア部を開閉するスロットルバルブを備え、
    前記スロットルバルブの外周端部と、前記ボア部の各部位のうち当該スロットルバルブと対向する対向部との少なくとも一方の基材表面が、前記コーティング膜によって被覆された構成であることを特徴とする内燃機関の流通経路配設部材。
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