JP2008037421A - ドライブトレーン用アクスルドライブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】全輪ドライブトレーン用の改良型アクスルドライブユニットを提供する。
【解決手段】ドライブトレーン(12)用のアクスルドライブユニット(30)は、長手方向(13)に延びる入力シャフト、例えばカルダンシャフト(28)に連結可能な入力要素(34)と、動力分配装置(36)とを有し、動力分配装置の入力部材(38)は、入力要素(34)に連結され、動力分配装置の出力部材(40,42 )は、長手方向(13)に対して横方向に向けられたアクスルのドライブシャフト(48,54 )に連結可能である。この場合、動力分配装置(36)の入力部材及び出力部材は、長手方向に平行な軸線回りに回転自在に取り付けられ、アングルドライブ(46,52 )が、動力分配装置の出力部材とドライブシャフトとの間にそれぞれ配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドライブトレーン用のアクスルドライブユニットであって、長手方向に延びる入力シャフト、例えばカルダンシャフトに連結可能な入力要素と、動力分配装置とを有し、動力分配装置の入力部材が、入力要素に連結され、動力分配装置の出力部材が、長手方向に対して横方向に向けられたアクスルのドライブシャフトに連結可能であるアクスルドライブユニットに関する。
この種のアクスルドライブユニットは、例えば「ダス・グロッセ・ブッフ・デル・アルラットテクニーク(Das Grosse Buch der Alltradtechnik)(英訳版題名:The big book of all-wheel technology)」,ユーゲン・ストックマール(Jurgen Stockmar ),2004年初版,シュトュットガルト,p.95から一般に知られている。
近年、自動車両用のドライブトレーンにおける技術的動向は、具体的に言えば、路外走行車だけでなく路上走行車、例えば乗用車においても全輪駆動技術に向いている。
一般的に、オールタイム全輪駆動とパートタイム全輪駆動に区別される。オールタイム全輪駆動方式では、エンジンの駆動出力は、一般に、長手方向(縦型)差動装置を介してアクスル(フロントアクスル及びリヤアクスル)に分配される。パートタイム全輪駆動方式では、一方のアクスルが常時駆動され、他方のアクスルは、必要に応じて割り込みが行われる。
オールタイム全輪駆動方式の車両は、長手方向差動装置が比較的複雑なので、重量及び効率に関して難点がある。この理由で、今日、車両は、大抵の場合、パートタイム全輪駆動を搭載している。
割り込みは、従来、2つの状態(OPEN/SHUT)しか取らないワンウェイ(爪)クラッチを介して行われていた。その結果、かかるワンウェイクラッチは、一般に、静止状態のときでしか選択できず、このことは、野外を走行する上では通常は十分であった。路上走行車のための全輪駆動方式の導入により、割り込みは、走行中であっても可能になった。さらに、かかる路上走行車の場合、割り込みは、できるだけ自動化された仕方で行われ、即ち、運転手によるアクションを不要とするものであった。この目的のため、第2アクスルに割り込むセルフロッキングクラッチシステムが開発された。これらは、第1に、例えば「ダス・グロッセ・ブッフ・デル・アルラットテクニーク(Das Grosse Buch der Alltradtechnik)(英訳版題名:The big book of all-wheel technology)」,ユーゲン・ストックマール(Jurgen Stockmar ),2004年初版,シュトュットガルト,p.95に記載されている粘性クラッチであった。ここに記載されているアクスルドライブユニットは、粘性クラッチとして設計されていて、入力側がカルダンシャフトに連結されて、出力側がシングルアングルドライブを介して割り込みアクスルの横方向(横型)差動装置に連結されたハングオン(hang-on)クラッチを有する。
さらに、米国特許第6,059,680号明細書には、割り込みリヤアクスルの付近で横方向差動装置に隣接して、ポンプによって作動される多段クラッチを配置することが開示され、ポンプは、フロントアクスルとリヤアクスルの間に回転速度の差がある場合に作動される。回転速度の差が大きければ大きいほど、ポンプにより生じる圧力はそれだけ一層高くなる。
多段クラッチも同様に、ハングオンクラッチであり、横方向差動装置の差動装置歯車箱とアングルドライブの冠歯車との間に連結されている。アングルドライブの駆動遊星歯車(ピニオン)は、フロントアクスルからリヤアクスルまで延びるカルダンシャフトに連結されている。
アクスル相互間の回転速度の差によりロッキング作用を及ぼすセルフロッキング差動装置では、見通しをたてた状態の割り込みは、通常は可能ではない。
この理由で、技術動向は、ドライブ動力学的コントローラによって作動され、車両を特定の運転状況において安定化させるのを助ける電子調節可能なハングオンクラッチに向けられている。
カルダンシャフトと割り込みアクスルへのアングルドライブとの間の領域にハングオンクラッチを設置した場合の利点は、送られるべき回転速度が比較的高いが、かかるハングオンクラッチを介して伝達されるトルクは、それにもかかわらず、これに対応して低いということにある。
ハングオンクラッチが、冠歯車と差動装置歯車箱との間に配置されている場合(米国特許第6,059,680号明細書参照)、トルクは、アングルドライブのステップアップ量よりも高く、したがって、ハングオンクラッチは、比較的嵩張った設計のものでなければならないようになる。
ハングオンアクスルドライブユニットの技術的思想も又知られており、この場合、ハングオンクラッチは、割り込みアクスルの横方向差動装置の被駆動シャフトとこれに対応した側歯車との間に設けられる(独国特許出願公告第10103789号明細書参照)。ハングオンクラッチがこの場所に設けられる場合、クラッチは、アクスルトルクの半分しか伝達する必要が無い。
ヨー軸回りの駆動挙動に動的に影響を及ぼすドライブトレーンが用いられる限り、公知のアクティブヨーシステムが採用される。
適当なアクスルドライブユニットは、上述の先行技術の「ダス・グロッセ・ブッフ・デル・アルラットテクニーク(Das Grosse Buch der Alltradtechnik)(英訳版題名:The big book of all-wheel technology)」の130ページ及び131ページ又は米国特許第6,120,407号明細書に記載されている。
上述の技術背景を考慮して、本発明の目的は、全輪ドライブトレーン用の改良型アクスルドライブユニットを提供することにある。
本明細書の冒頭で言及したアクスルドライブユニットにおいて、この目的は、動力分配装置の入力部材及び出力部材が、長手方向に平行な軸線回りに回転自在に取り付けられ、アングルドライブが、動力分配装置の出力部材とドライブシャフトとの間にそれぞれ配置されることによって達成される。
本発明のアクスルドライブユニットにより、長手方向に向けられた動力分配装置により、効率の高いハングオン摩擦クラッチをアクスルドライブユニットに組み込むことができる。
動力分配装置の少なくとも1つの出力部材が摩擦クラッチを介して、割り当てられたアングルドライブに連結可能であると、特に有利である。
この実施形態では、ハングオン摩擦クラッチは、トルク及び重量の面において、アクスルドライブユニットに最適に組み込まれるようになっている。
この場合、ハングオン全輪による解決策は、動力分配装置の出力部材と対応の(割り当てられた)アングルドライブとの間に設けられたたった1つの摩擦クラッチによって実現できるので有利である。他方の出力部材は、この場合、回転的に固定された状態で割り当て状態のアングルドライブに連結可能である。
具体的には、カルダンシャフトの被駆動側のアングルドライブが一般に、ステップアップi≧1.5、特にi≧2を呈するので、動力分配装置及び摩擦クラッチは、これら行動的要素が、駆動方向で見てアングルドライブの後ろに配置されている場合よりも著しく低いトルクを伝達しなければならない。
さらに、摩擦クラッチが駆動方向で見て動力分配装置の後ろに配置されているので、摩擦クラッチは、一般に、入力シャフトトルクの半分しか伝達する必要は無い。動力分配装置及び摩擦クラッチは、著しく小さい寸法形状を有して良く、それに伴って重量に関する利点が得られ、大量生産の場合、コストの面でも利点が得られる。
伝達されるべきトルクが小さい場合、摩擦クラッチは、小さな圧力で作動でき又は少ないディスク(板)を備えた状態で設計できる。
本発明によれば、一般にたった1つのアングルドライブが設けられている先行技術とは対照的に、2つのアングルドライブが必要であることがわかる。しかしながら、2つのアングルドライブは、それぞれ、トルクの半分しか伝達する必要はなく、したがって、著しく小型に設計できる。
動力分配装置が差動歯車装置であると、特に有利である。
かかる差動歯車装置は、この場合、割り当てられたアクスルのための釣り合わせ歯車として役立つ。差動歯車装置は、アングルドライブの前に配置されているので、この差動歯車装置は、アングル歯車装置のステップアップ(アクスルステップアップ)のファクタiの量だけ小さな入力シャフトトルクしか伝達する必要はない。したがって、差動歯車装置は、著しく小さな寸法形状を有することができる。
さらに、差動歯車装置が、長手方向に向けられ、差動歯車装置の出力部材が、長手方向に互いに平行にアングルドライブまで延びるシャフトに連結されると、特に有利である。
差動歯車装置は、傘歯車又は冠歯車差動装置であるのが良い。
この場合、これらシャフトのうち少なくとも1本は、差動歯車装置のボルトが差動歯車装置の中心を貫通しないように差動歯車装置中を長手方向に延びる。
好ましい実施形態によれば、差動歯車装置は、遊星歯車差動装置である。
かかる遊星歯車差動装置は、長手方向にコンパクトな設計を有するのが良く、伝達されるトルクが比較的小さいので、半径方向においても比較的コンパクトな設計を有することができる。
この場合、遊星歯車差動装置の太陽歯車が、差動歯車装置の出力部材を形成すると、特に有利である。この場合、太陽歯車を割り当てられたアングルドライブに連結されている長手方向に向けられたシャフトに単純な仕方で連結するのが良い。
別の好ましい実施形態によれば、遊星歯車差動装置の内歯歯車(リングギヤ)は、入力部材をなす。
この実施形態は、構造的観点から見ると好ましい。というのは、例えば、太陽歯車に回転的に固定された状態で連結されたシャフトを内歯歯車に又は内歯歯車に回転的に固定状態で連結された部分に取り付けることができるからである。本発明のアクスルドライブユニットの別の好ましい実施形態によれば、一方の出力部材は、内側シャフトに連結可能であり、他方の出力部材は、内側シャフト周りに同軸に設けられた中空シャフトに連結可能である。
摩擦クラッチがハングオンクラッチとして設けられる限り、これは、好ましくは、他方の出力部材と中空シャフトとの間に連結される。
この結果、アクスルドライブユニットは、長手方向にコンパクトな設計を有することができる。摩擦クラッチは、好ましくは、差動歯車装置のすぐ隣りに配置される。
別の好ましい実施形態によれば、アングルドライブは、冠歯車アングルドライブとして設計される。
その結果、アングルドライブの走行挙動は、長手方向におけるドライブシャフト(歯車を有する)の公差が比較的厳しい場合であっても保障できる。冠歯車の取り付けも又、より簡単に実施できる場合が多い。
しかしながら、変形例として、傘歯車アングルドライブ等も又、アングルドライブとして使用できる。
さらに、アングルドライブのドライブシャフトに連結された歯車は、長手方向に互いに対してオフセットするよう配置されると、特に好ましい。
この改造例により、2つのアングルドライブの歯車を内側シャフト及び内側シャフト回りに同軸に設けられた内歯歯車から駆動することが可能である。
長手方向におけるオフセットは、恒速度継手によってドライブシャフトに関して補償できる。
別の好ましい実施形態によれば、アングルドライブのドライブシャフトに連結された歯車は、交互に軸方向に取り付け可能に後部と後部を突き合わせた状態で互いに同軸に配置される。
この実施形態では、全体として、長手方向に非常にコンパクトな形式の構成は、適宜、互いに遠ざかる方に向いた歯車の駆動を可能にするために中間シャフトが設けられた状態で達成できる。
さらに、横方向ロッキングクラッチが、アクスルドライブユニットに組み込まれると、好ましい。
これにより、特にμ分配条件下においてトラクションを更に一層向上させることができる。
一般に、かかる横方向ロッキングクラッチを任意所望の仕方で組み込むことができる。
しかしながら、横方向ロッキングクラッチを差動歯車装置の出力部材相互間に連結すると、特に好ましい。
このように、出力部材を構造的に単純な仕方で横方向ロッキングクラッチを介して互いにしっかりと連結し、それにより横方向ロックをセットアップすることができる。
横方向ロッキングクラッチ及び更に摩擦クラッチは各々、電子制御される多段クラッチとして設計されるのが良いことがわかる。摩擦クラッチの作動は、一般に、油圧の作用で起こるのが良いが、変形例として、電気機械的な作用等で行われても良い。また、ハングオンクラッチ及び横方向ロッキングクラッチについて共通なアクチュエータを設けることが計画できる。
全体として、変形実施形態によれば、動力分配装置は、入力部材を出力部材にしっかりと連結し、各出力部材は、対応の摩擦クラッチを介してそれぞれのアングルドライブに連結される。
この変形実施形態では、アクスルドライブユニットは、アクティブなヨーユニットとして設計でき、この場合、駆動トルクは、2つのクラッチのクラッチ入れ状態に応じて、所望ならばアクスルの左側歯車及び右側歯車に分配できる。また、互いに異なる回転速度を直接的な仕方でアクスルの歯車に与えるために、変速比を変化させる追加の手段を設けることは、本発明の範囲に含まれる。
上述の特徴及び以下に説明する特徴を、本発明の範囲から逸脱することなく、それぞれ特定された組み合わせのみならず他の組み合わせ又は単独で利用できる。
本発明の例示の実施形態が、図面に示されており、これらにつき以下に詳細に説明する。
図1には、特に道路交通のためであるが、適宜、更に路外を走行するために設計された自動車、例えば乗用車が、全体を符号10で示されている。
自動車10は、全輪ドライブトレーン12を有している。自動車10の長手方向軸線は、全体が符号13で示されている。
ドライブトレーン12のフロントアクスルは、前輪VL,VRを有している。ドライブトレーン12のリヤアクスルは、後輪HL,HRを有している。フロントアクスルの付近に、エンジン14、例えば内燃エンジン、電気モータ、ハイブリッドドライブユニット等が設けられている。
エンジン14の出力のところには、例えば内燃エンジンに関しては一般に従来通り、多段変速機16が設けられている。他形式のエンジンでは、必要に応じて多段変速機を無しで済ますこともできる。
多段変速機16の出力は、動力分配装置18に連結されている。動力分配装置18も同様に、フロントアクスルの付近に配置されており、この動力分配装置は、横方向差動装置20を有している。多段変速機16の出力(ファイナルドライブ)は、横方向差動装置20の入力部材に連結されている。横方向差動装置20の出力部材は、それぞれ、前輪VL,VRに連結されている左前側ドライブシャフト22及び右前側ドライブシャフト24に連結されている。
多段変速機16の出力は、更に、動力分配装置18内で斜め噛み合い歯車(アングルギヤ)26を介してカルダンシャフト28に連結されており、このカルダンシャフトは、リヤアクスルまで長手方向13に延びている。
カルダンシャフト28は、全体を符号30で示されたアクスルドライブユニットの入力要素34に連結されており、このアクスルドライブユニットは、駆動力を後輪HL,HRに分配する。
アクスルドライブユニット30は、概略的に示されているハウジング32を有している。アクスルドライブユニット30の入力要素34は、カルダンシャフト28に連結されている。
遊星歯車差動装置36の形態をした動力分配装置36が、アクスルドライブユニット30のハウジング32内に設けられている。遊星歯車差動装置36は、二重遊星歯車差動装置として設計されているのが良く、したがって、それぞれのシャフトの図1に示す回転方向を達成できるようになっている。
遊星歯車差動装置の形態をした動力分配装置36は、内歯歯車により形成された入力部材38を有し、この入力部材は、入力要素34に回転的に固定された状態で連結されている。遊星歯車差動装置36の第1の出力部材40は、太陽歯車により形成されている。第2の出力部材42が遊星歯車支持枠又はキャリヤにより形成されている。
第1の出力部材40は、長手方向シャフト44(コアシャフト)に回転的に固定された状態で連結されており、この長手方向シャフトは、長手方向13において後方に延び、第1のアングルドライブ46に結合されている。第1のアングルドライブ46は、後輪HLに連結された左後側ドライブシャフト48に連結されている。
第2の出力部材42は、摩擦クラッチ50を介して第2のアングルドライブ52に連結されている。第2のアングルドライブ52は、後輪HRに連結された右後側ドライブシャフト54に連結されている。
摩擦クラッチ50は、多段クラッチ、例えば湿式作動型多段クラッチとして設計されている。摩擦クラッチ50は、適当なアクチュエータ組立体(図示せず)によって作動可能である。このアクチュエータ組立体は、適当な電子制御装置(図示せず)によって作動可能である。
摩擦クラッチ50は、入力部材(この場合、外側ディスクキャリヤ)60を有し、この入力部材は、第2の出力部材42に回転的に固定された状態で連結されている(又は、これと一体に形成されている)。
摩擦クラッチ50の出力部材(この場合、内側ディスクキャリヤ)62は、中空シャフト64に連結され、この中空シャフトは、長手方向シャフト44を同心状に包囲している。摩擦クラッチ50は、フロントアクスルからリヤアクスルの駆動方向で見て、遊星歯車列の形態をした動力分配装置36のすぐ後ろに配置されている。さらに、駆動方向で見て、中空シャフト64に連結されているアングルドライブ(この場合第2のアングルドライブ)52は、長手方向シャフト(コアシャフト)44に連結されている他方のアングルドライブ(この場合、第1のアングルドライブ)46の前に配置されている。
アクスルドライブユニット30は、次のように作動する。遊星歯車差動装置36の内歯歯車38は、常時駆動される。シャフト44,64は、後輪HL,HRの回転速度に応じて回転する。摩擦クラッチ50が切られている状態では、内歯歯車38に伝達された動力を2つの出力部材40,42のいずれにも伝達することができない。この場合、自動車10は、フロントアクスル(前輪VL,VR)のドライブによってのみ作動する。
摩擦クラッチ50が入れられ、即ち、トルクを伝達する限り、遊星歯車差動装置は、内歯歯車38に伝えられた動力を等しい部分量で2つの出力部材40,42に分配する差動歯車装置として働く。その結果、アクスルドライブユニット30は、長手方向ロックとして働き、したがって、フロントアクスルとリヤアクスルの両方が、代表的には50:50%の比で駆動されるようになる。
摩擦クラッチが電子的に作動可能なので、摩擦クラッチ50のスリップ状態も又設定することができ、したがって、駆動力を広い限度内でフロントアクスルとリヤアクスルとの間に分配することができるようになる。制御エレクトロニクスは、好ましくは、予測される特性を有し、即ち、例えば、ステアリングロック、ヨーレート、横加速度等を考慮に入れて駆動力の最適で且つ理想的な予測分布を達成することがわかる。
遊星歯車差動装置36がリヤアクスルに対して横方向差動装置として働くが、従来型横方向差動装置とは対照的に、カルダンシャフト28を通して伝達されたトルクのみを伝達するので、横方向差動装置36は、著しく小型の寸法形状を有することができる。
同じことは、摩擦クラッチ50にあてはまり、この摩擦クラッチは、クラッチ入り状態では、カルダンシャフト28を介して伝達されたトルクを半分しか伝達する必要はない。
2つのアングルドライブ46,52が、アクスルドライブユニット30内に設けられている。しかしながら、実際には、これらアングルドライブは、ハングオンアクスルに設けられている従来型シングルアングルドライブと比較して、それぞれトルクの半分しか伝達しない。したがって、アングルドライブ46,52も又、それぞれ、小型の寸法形状を有することができる。この結果、全体として、重量及びコストの面で顕著な利点が得られる。
機能が同じであり、摩擦クラッチ50及び横方向差動装置36がそれぞれトルクの面において最適な位置に取り付けられている場合、これらのコンポーネント寸法、これらの重量が最小限に抑えられ、したがって、材料費が最小限に抑えられる。
この場合、歯車列は、より小型に又は強度が低い状態で設計できる。というのは、動力は、横方向差動装置36で分配又は分割され、したがって、いずれの場合においても、トルクの半分だけが伝達される。
図1に示す実施形態としてのドライブトレーン12は、例えば以下のように改造できる。例えば、アクスルドライブユニット30を例えばエンジン14がリヤアクスルに配置されている場合、フロントアクスルに設けても良い。しかしながら、エンジンがフロントアクスルの付近に配置され(例えば、縦置き)又は中間エンジンとして構成されている場合、リヤアクスルを常時駆動し、フロントアクスルを対応のアクスルドライブユニット30を介してハングオンアクスルとして設計することも計画できる。
二重遊星歯車差動装置36を用いることは、個々の部材の達成可能な回転方向に鑑みて、有利であるが、必要ではない。他形式の差動装置も又利用できる。
上述したように、摩擦クラッチ50は、油圧の作用で作動可能であるが、電気機械的アクチュエータ組立体、ボールランプ(ball ramp )等によっても作動できる。
アクスルドライブユニットの改造型実施形態の一例が、図2に全体を符号30′で示されている。
この図では、以下の図の場合と同様、アクスルドライブユニットの全体的な機能及び全体的な構成は、図1を参照して説明した実施形態と全体として同一である。したがって、同 の部分には同一の参照符号が与えられている。相違点のみを以下に説明する。
アクスルドライブユニット30′は、遊星歯車差動装置36ではなく、傘歯車差動装置70を有している。傘歯車差動装置70は、入力部材38を形成し、入力部材34に連結された差動装置歯車箱72を有している。
釣り合わせ傘歯車74が、ボルト部分76を介して差動装置歯車箱72に回転自在に且つ軸方向に固定された状態で連結されており、差動装置歯車箱72は、長手方向軸線13に平行な軸線回りに回転自在である。ボルト部分76は、差動装置歯車箱72に回転的に固定された状態で連結されている。
傘歯車差動装置70は、アクスルを貫通するボルトを備えておらず、その代わりに、釣り合わせ傘歯車74を支持したボルト部分76を有している。
駆動方向において前に配置された第1の出力傘歯車78が、長手方向シャフト44に連結されている。第2の出力傘歯車80が、第2の出力部材42をなし、この第2の出力傘歯車は、外側ディスクキャリヤ60に連結されている。
アクスルドライブユニット30′の構成の残部は、図1のアクスルドライブユニット30と同一である。
図3ないし図5は、それぞれ概略的な形態で、横方向ロッキングクラッチ84をどのようにアクスルドライブユニット30に組み込むことができるかを示している。
図3は、アクスルドライブユニット30″を示しており、このアクスルドライブユニットでは、横方向ロッキングクラッチ84は、遊星歯車差動装置36の入力部材38と第1の出力部材40との間に連結されている。
図4に示すアクスルドライブユニット30IIIは、遊星歯車差動装置36の入力部材38と第2の出力部材42との間に連結された横方向ロッキングクラッチ84を有している。
図5のアクスルドライブユニット30IVでは、横方向ロッキングクラッチ84が、2つの出力部材40,42相互間に連結されている。この実施形態は、特に好ましいものであると考えられる。
図示の3つ全ての場合において、横方向ロッキングクラッチ84は、摩擦クラッチ50と強度を同じように、アクチュエータ組立体により作動され、そして、電子制御装置により、作動可能な摩擦クラッチであり、例えば、湿式作動型多段クラッチの形態をしているのが良いことがわかる。摩擦クラッチ50及び横方向ロッキングクラッチ84のためのアクチュエータ組立体は、適宜構造的ユニット中に組み込むのが良い。
横方向ロッキングクラッチ84により、遊星歯車差動装置36の差動作用をキャンセルすることができ、したがって、ロックされたアクスルの歯車は、本質的に互いに回転的に固定された状態で連結される。
図6は、本発明のアクスルドライブユニット30の第1の構造的解決策を示している。
入力シャフト34が、支承構造体90によりハウジング32の入力側領域に回転自在に且つ軸方向に固定された状態で設けられている。入力シャフト34は、遊星歯車差動装置(二重遊星歯車差動装置)の内歯歯車38に一体に連結されている。
太陽歯車40に連結されている長手方向シャフト44は、第1の長手方向シャフト軸受92及び第2の長手方向シャフト軸受94によって回転自在に設けられている。第1の長手方向シャフト軸受92は、この場合、内歯歯車38のウェブに固定されていて、長手方向シャフト44がこの領域で入力シャフト34に対して取り付けられるようになっている。
第2の長手方向シャフト軸受94は、ハウジング32で支持されている。
摩擦クラッチ50は、駆動方向で見て、遊星歯車差動装置36のすぐ隣りに配置されている。遊星歯車キャリヤ42(第2の出力部材)は、摩擦クラッチ50の外側ディスクキャリヤ60に回転的に固定された状態で連結されている。
内側ディスクキャリヤ62は、適当な軸受により長手方向シャフト44に回転自在に取り付けられた中空シャフト部分として設計されている。
油圧アクチュエータ96が、駆動方向で見て摩擦クラッチ50に隣接してハウジング32に固定されており、この油圧アクチュエータは、油圧により摩擦クラッチ50に作用するのに役立つ。より具体的に言えば、圧力がアクチュエータ内のピストンに作用すると、一般に、圧力としての外力が、摩擦クラッチ50のディスクスタックに作用し、トルクの摩擦による伝達を可能にする。
外側ディスクキャリヤ60は、駆動方向とは反対側で、詳細には示されていない軸方向軸受により支持されており、この軸受は、これ又詳細には示されていないスラストワッシャ上で転動し、このスラストワッシャは、ばねリングを介して変速機ハウジング32に軸方向に固定されている。駆動方向において、外側ディスクキャリヤ60は、アクチュエータ96の詳細には示されていない圧力ピストン及びアクチュエータ96の詳細には示されていないサブアセンブリによって支持されており、このサブアセンブリは、軸方向軸受と、公差の厳密なワッシャと、波形ばねとから成る。
波形ばねは、油圧圧力が減少した場合に、多段クラッチが再び切られるようにする。
歯車98が、駆動方向で見てアクチュエータ96の後ろで内側ディスクキャリヤ62に固定されている。この歯車98は、中間シャフト102に固定され又は中間シャフトに一体に形成された歯車100と噛み合っている。
中間シャフト102は、長手方向シャフト44に平行な状態で、ハウジング32又は中間ハウジング115に回転自在に取り付けられている。
別の歯車108が、中間シャフト102に固定されている。
歯車104が、同一の軸方向高さ位置で長手方向シャフト44に固定されており、この歯車は、第1のアングルドライブ46の一部をなし、第1のアングルドライブ46は、この場合、冠歯車アングルドライブとして設計されている。
その結果、アングルドライブ46は、長手方向軸線13に対して横方向の軸線回りにハウジング32に回転自在に取り付けられた冠歯車106を更に有している。
したがって、歯車108は、中間シャフト102に固定され、この歯車は、冠歯車110と噛み合っており、歯車108及び冠歯車110は、第2のアングルドライブ52を構成している。
2つの冠歯車106,110は、後部と後部を突き合わせた状態で配置され、軸方向軸受(例えば、軸方向ニードル軸受)112が、これらの間に配置されていて、冠歯車106,110に加わる軸方向力を適当に支えることができるようになっている。
この構成例では、いずれの場合においても、冠歯車106,110の回転取り付けのためにはラジアル軸受が1つしか必要ではない。
ハウジング32は、第1のハウジング部品114及び少なくとも1つの第2ハウジング部品116で構成され、その分割平面は、長手方向軸線13に対しほぼ横方向に延びている。第1のハウジング部品114は、駆動方向で見て前に配置され、入力シャフト34は、第1のハウジング部品114に取り付けられている。
第1のハウジング部品114と第2のハウジング部品116との間には、中間ハウジング115が固定されており、この中間ハウジングには、例えば、アクチュエータ96及び中間シャフト102を取り付ける軸受を固定することができる。
この場合、第2のハウジング部品116は、2つの部分をなして部分116a及び部分116bから構成されており、その分割平面は、長手方向軸線13にほぼ並行に延びている。第2のハウジング部品116の部分116a,116bは、横方向で見て、これらの間に2つの冠歯車106,110を包囲している。
軸受94及び冠歯車106のための軸受は、部分116aに固定され、中間シャフト102のための第2の軸受及び冠歯車110のための軸受は、部分116bに固定されている。冠歯車106,110は、適当な歯部によりドライブシャフト48,54に回転的に固定された状態で連結されている。
アングルドライブ46,52のステップアップは、この場合、それぞれ、3よりも大きい。
図7は、アクスルドライブユニット30の実施形態の別の設計例を示している。
図7のアクスルドライブユニット30は、全体として、図6のアクスルドライブユニット30に一致しており、したがって、相違点のみを以下に説明する。
長手方向シャフト44は、軸方向に長いものであるように設計されており、駆動方向で見てその後端部が歯車104を支持しており、この歯車は、冠歯車106と噛み合い状態にある。この場合、冠歯車106,110は、シャフト44の互いに反対側に配置され、これらの歯部により互いに向いている。
冠歯車106,110は、この場合、長手方向に互いにオフセットするよう配置され、これらの回転軸線は、長手方向において互いに対して、例えば、<20mm、特に<15mmの量だけオフセットするようになっている。
より具体的に説明すると、本質的には、軸方向オフセットは、互いに対して同軸に向けられた歯車108,104の幅によって決まる。
図7のアクスルドライブユニット30は、このような構成になっているので中間シャフト102を必要とせず、したがって、半径方向に著しくコンパクトな設計のものになっている。
この場合、冠歯車106,110はそれぞれ、例えば、これ又軸方向力を吸収することができる二重玉軸受構造によりそれぞれ示された幾分複雑な仕方で設けられるようになっている。
図8は、アクスルドライブトレーン30aの変形実施形態を概略的な形態で示している。
アクスルドライブトレーン30aでは、入力要素34は、動力分配装置36aに連結され、この動力分配装置は、入力部材38aを2つの出力部材40a,42aにしっかりと、即ち、一定不変に連結している。この目的のため、動力分配装置36aは、2つの出力部材40a,42aが互いに平行に延びることができるように歯車列118を有するのが良い。
変形実施形態では、これら出力部材40a,42aは又、互いに同軸に配置されても良い。
いずれの場合においても、出力部材40a,42aは各々、それぞれの摩擦クラッチ120,122を介して割り当て状態のアングルドライブ46a,52aに連結される。
2つの摩擦クラッチ120,122も同様に、例えば、他端クラッチ、例えば湿式作動型多段クラッチとして設計され、かかるクラッチは、任意のアクチュエータ組立体により作動できるが、いずれの場合においても、電子的に制御される。
この場合、2つの摩擦クラッチ120,122を互いに別個独立に作動させて駆動トルクを所望に応じて割り当て状態のアクスルの左側歯車又は右側歯車に分配できるようにすると、特に有利である。その結果、アクスルドライブユニット30aは、アクティブなヨーユニットとして設計される。
図9は、遊星歯車キャリヤ42を備えた二重遊星歯車列36を示しており、この遊星歯車キャリヤには、内歯歯車38と噛み合っている第1の遊星歯車130と、第1の遊星歯車130及び太陽歯車40と噛み合っている第2の遊星歯車132とが設けられている。それぞれの回転方向が、矢印で示されている。
本発明の第1の実施形態としてのアクスルドライブユニットが組み込まれた全輪ドライブトレーンを備えた自動車の概略平面図である。 本発明のアクスルドライブユニットの変形実施形態の略図である。 各々に横方向ロッキングクラッチが組み込まれた本発明のアクスルドライブユニットの変形実施形態を示す図である。 各々に横方向ロッキングクラッチが組み込まれた本発明のアクスルドライブユニットの別の変形実施形態を示す図である。 各々に横方向ロッキングクラッチが組み込まれた本発明のアクスルドライブユニットの別の変形実施形態を示す図である。 本発明の別の実施形態によるアクスルドライブユニットの縦断面図である。 本発明のアクスルドライブユニットの別の実施形態の縦断面図である。 アクティブなヨー制御装置を備えた本発明のアクスルドライブユニットの別の実施形態の略図である。 二重遊星歯車列の略図である。

Claims (14)

  1. ドライブトレーン(12)用のアクスルドライブユニット(30)であって、
    長手方向(13)に延びる入力シャフト、例えばカルダンシャフト(28)に連結可能な入力要素(34)と、動力分配装置(36)とを有し、前記動力分配装置の入力部材(38)は、前記入力要素(34)に連結され、前記動力分配装置の出力部材(40,42)は、長手方向(13)に対して横方向に向けられたアクスルのドライブシャフト(48,54)に連結可能であるアクスルドライブユニットにおいて、
    前記動力分配装置(36)の前記入力部材(38)及び前記出力部材(40,42)が、前記長手方向(13)に平行な軸線回りに回転自在に取り付けられ、アングルドライブ(46,52)が、前記動力分配装置(36)の前記出力部材と前記ドライブシャフト(48,54)との間にそれぞれ配置されている、
    ことを特徴とするアクスルドライブユニット。
  2. 前記動力分配装置(36)の少なくとも1つの出力部材(42)は、摩擦クラッチ(50)を介して対応の前記アングルドライブ(52)に連結可能である、
    請求項1記載のアクスルドライブユニット。
  3. 前記動力分配装置(36)は、差動歯車装置(36)である、
    請求項1又は2に記載のアクスルドライブユニット。
  4. 前記差動歯車装置(36)は、前記長手方向(13)に向けられ、前記差動歯車装置の出力部材(40,42)は、前記長手方向(13)に互いに平行に前記アングルドライブ(46,52)まで延びるシャフトに連結されている、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  5. 前記差動歯車装置(36)は、遊星歯車差動装置である、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  6. 前記遊星歯車差動装置(36)の太陽歯車は、出力部材(40)となっている、
    請求項5に記載のアクスルドライブユニット。
  7. 一方の出力部材(40)は、内側シャフト(44)に連結可能であり、他方の出力部材(42)は、前記内側シャフト(44)周りに同軸に設けられた中空シャフト(64)に連結可能である、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  8. 前記アングルドライブ(46,52)は、冠歯車アングルドライブとして設計されている、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  9. 前記冠歯車アングルドライブ(46,52)は各々、ドライブシャフト(48,54)に連結された冠歯車(106,110)を有する、
    請求項8に記載のアクスルドライブユニット。
  10. 前記アングルドライブ(48,52)の前記ドライブシャフト(48,54)に連結された歯車(106,110)は、前記長手方向(13)に互いに対してオフセットするよう配置されている、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  11. 前記アングルドライブ(48,52)の前記ドライブシャフト(48,54)に連結された歯車(106,110)は、交互に軸方向に取り付け可能に後部と後部を突き合わせた状態で互いに同軸に配置されている、
    請求項1ないし9のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  12. 横方向ロッキングクラッチ(84)が、前記アクスルドライブユニット(30)に組み込まれている、
    請求項3ないし10のいずれか1項に記載のアクスルドライブユニット。
  13. 前記横方向ロッキングクラッチ(84)は、前記差動歯車装置(36)の前記出力部材(45,42)相互間に能動的に連結されている、
    請求項12に記載のアクスルドライブユニット。
  14. 前記動力分配装置(36a)は、前記入力部材(38a)を前記出力部材(40a,42a)に連結し、各出力部材(40a,42a)は、対応の摩擦クラッチ(120,122)を介してそれぞれの前記アングルドライブ(46a,52a)に連結されている、
    請求項1又は2に記載のアクスルドライブユニット。
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