JP2008033064A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルカメラや携帯モバイル等に搭載される極めて小型のズームレンズにおいて、光学性能を良好とし、光軸上でのレンズ系全長のみならず、レンズ系全体の小型化を図る。
【解決手段】物体側から順に、像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズよりなる第1レンズLからなる第1群G、正の第2レンズLからなる第2群G、正または負の、第3レンズLおよび第4レンズLからなる第3群Gを配列してなる。広角端(W)から望遠端(T)に向かってズーミングする際に、第1群Gを像側に凸弧状を描くように移動させ、また、第2群Gおよび第3群Gを物体側に直線的に移動させるようにする。また、fw/f≧−0.6(1)、0<R/fw<10(2)を満足する。ここで、fwは広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離、fは第3レンズLの焦点距離、Rは第1レンズLの物体側の面の曲率半径である。
【選択図】図1

Description

本発明は3群4枚構成のズームレンズに関し、特に、デジタルカメラや携帯モバイル等に搭載される極めて小型の撮像レンズとして好適なズームレンズに関するものである。
昨今、携帯電話等の携帯モバイルに搭載する撮像レンズに対する需要が急速に高まっている。
このような携帯モバイルに搭載する撮像レンズにおいては、例えば、下記特許文献1に記載された3群で、3〜5枚構成のもの、あるいは下記特許文献2に記載された3群4枚構成のもののように、少ないレンズ枚数で光学性能を担保した小型ズームレンズが知られている。
特開2005−134719号公報 特開2005−234213号公報
しかし、上記特許文献1に記載されたズームレンズは、さらなる高画素化の要求の下では、光学性能の点において改善する必要があった。
また、上記特許文献2に記載されたズームレンズは、第1レンズの物体側の面が、深い凹面とされており、光軸上での全長を短いものとすることができたとしても、レンズ周辺部が角張り、前後にも突き出た形状となり、レンズ系全体として小型化を図ることが難しい。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、光学性能に優れ、光軸上でのレンズ系全長のみならず、レンズ系全体のさらなる小型化を図りうる3群4枚構成のズームレンズを提供することを目的とするものである。
本発明の第1のズームレンズは、
物体側から順に、像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズよりなる第1レンズからなる第1レンズ群、正の第2レンズからなる第2レンズ群、正または負の、第3レンズおよび第4レンズからなる第3レンズ群を配列してなり、
ズーミングは、少なくとも前記第1レンズ群が光軸上を移動することによりなされ、
さらに下記条件式1および2を満足することを特徴とするものである。
fw/f≧−0.6 (1)
0<R/fw<10 (2)
fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
: 前記第3レンズの焦点距離
: 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径
ここで、上記ズームレンズは、下記条件式3を満足することが望ましい。
1.45≦N≦1.85 (3)
: 前記第1レンズのe線における屈折率
また、本発明の第2のズームレンズは、
物体側から順に、像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズよりなる第1レンズからなる第1レンズ群、正の第2レンズからなる第2レンズ群、正または負の、第3レンズおよび第4レンズからなる第3レンズ群を配列してなり、
ズーミングは、少なくとも前記第1レンズ群が光軸上を移動することによりなされ、
さらに下記条件式4を満足することを特徴とするものである。
0<R/fw<5 (4)
: 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径
fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
また、上記第1および第2のズームレンズにおいて、ズーミングは、3つの前記レンズ群が光軸上を移動することによりなされ、望遠端におけるレンズ系全長が広角端におけるレンズ系全長よりも小さくなるように構成されてなることが望ましい。
また、前記第3レンズが正レンズであり、前記第2レンズと前記第3レンズの間に絞りが配設されていることが望ましい。
さらに、前記第3レンズが像面側に凸面を向けた正レンズであり、前記第4レンズが物体側に凹面を向けた負レンズであることが望ましい。
本発明の第1のズームレンズによれば、3群4枚構成で、最も物体側の第1レンズが像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズにより構成され、しかも、この第1レンズの物体側の面の曲率半径Rが、条件式(2)を満足するような凸面とされることにより、第1レンズの周辺形状が前後方向に引っ込んだ形状とされ、これにより、レンズ系全体として小型化の要請に対応することができる。また、特に望遠側における球面収差を良好に補正することが可能となる。そして、この第1レンズの形状を前提とし、第3レンズのパワーを条件式(1)に示す範囲に設定することにより、レンズ系全長を短縮化しつつ、さらに光学性能を良好なものとすることが可能となる。なお、第1レンズを上記形状とした場合において、第3レンズのパワーを条件式(1)に示す範囲に設定することにより、レンズ系全長を短縮化しつつ光学性能を向上させることができるという知見は、本願発明者が、シミュレーションや実験を繰り返し行うという、鋭意努力の結果得られたものである。
また、本発明の第2のズームレンズのように、第1レンズが像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズにより構成した場合において、この第1レンズの物体側の面の曲率半径Rの値を、上記条件式(4)を満足するように構成することにより、上記条件式(1)を満足しなくとも、上記第1のズームレンズに準じた作用効果を得ることが可能となる。
以下、本発明のズームレンズの実施形態について、図1を代表図面に用いて説明する。
なお図1は、本発明の実施例1に係るズームレンズ構成を示すもので、上段は広角端におけるレンズ構成図、下段は広角端(W)から望遠端(T)に至る各レンズ群の移動軌跡を示してある。
本発明の実施形態に係るズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズよりなる第1レンズLからなる第1レンズ群G、正の第2レンズLからなる第2レンズ群G、正または負の、第3レンズLおよび第4レンズLからなる第3レンズ群Gを配列してなる。
このように、第1レンズLの物体側の面を凸面とすることにより、望遠側における球面収差を良好に補正することが可能となる。
また、上記各レンズL〜Lは、少なくとも1面が下記2つの非球面式のいずれかにより表される非球面とされていることが望ましい。
Figure 2008033064
Figure 2008033064
また、広角端(W)から望遠端(T)に向かってズーミングする際に、少なくとも第1レンズ群Gが光軸Z上を移動する。その際の第1レンズ群Gの移動は、例えば、まず像側へ移動した後に反転して物体側へ向かって移動することにより像側に凸弧状を描くような移動軌跡となるようにする。また、好ましくは、広角端(W)から望遠端(T)に向かってズーミングする際に、上記第1レンズ群Gの移動に加え、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gを、一体的に(実施例1)または互いに独立して(実施例2、3)、物体側に移動させるようにする。
また、第3レンズ群Gと結像面(CCD撮像面)1の間にはローパスフィルタや赤外線カットフィルタを含むフィルタ部3が配されている。
さらに下記の条件式1および2を満足するように構成されている。
fw/f≧−0.6 (1)
0<R/fw<10 (2)
ここで、
fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
: 前記第3レンズの焦点距離
: 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径
この第1レンズLの物体側の面の曲率半径Rが、条件式(2)を満足するような凸面とされることにより、第1レンズLの周辺形状が前後方向に引っ込んだ形状とされ、これにより、レンズ系全体として小型化の要請に対応することができる。
一方、第3レンズLのパワーを条件式(1)に示す範囲に設定することにより、第1レンズLのレンズ形状を上記の如く設定された場合において、レンズ系全長を短縮化しつつ、光学性能を良好なものとすることが可能となる。なお、この場合において条件式(1)の下限を0.6とすれば、より好ましい。
また、上記の場合において、下記の条件式(3)を満足することが望ましい。
1.45≦N≦1.85 (3)
: 前記第1レンズLのe線における屈折率
条件式(3)を満足させ、第1レンズLの屈折率を大きなものとすることで、第1レンズLの非球面による作用効果を向上させることができ、例えば収差補正用に特定のパワーを配分する等、パワー配分の自由度を向上させることができる。
また、これにより、第1レンズの物体側の面の曲率を小さくすることができるので、レンズ系のコンパクト化をさらに促進することができ、レンズ製造も容易となる。
なお、上記条件式(3)に替えて、下記の条件式(3´)を満足することで、より低廉化を図ることが可能である。
1.51≦N≦1.55 (3´)
また、第1レンズLのレンズ材料としては、例えばオレフィン系プラスチック材料を用いる。
また、上記条件式(2)に替えて、下記条件式(4)を満足するようにしてもよい。
0<R/fw<5 (4)
ここで、
: 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径
fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
この第1レンズLの物体側の面の曲率半径Rが、条件式(4)を満足するような凸面とされることにより、第1レンズLの周辺形状が前後方向に引っ込んだ形状とされ、これにより、レンズ系全体として小型化の要請に対応することができる。また、この条件式(4)を満足する場合には、レンズ系全長を短縮化しつつ、光学性能を良好なものとすることが可能となる。
また、下記条件式(5)を満足することが好ましい。すなわち、条件式(5)を満足することで、第3レンズ群Gのパワーが正の比較的大きい値となるようにしているので、第3レンズ群Gの移動量の低減およびレンズ系全長の短縮化を促進することが可能となる。
fw/fG3>0.5 (5)
ここで、
fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
G3 : 前記第3レンズ群の焦点距離
さらに、下記条件式(6)を満足することがより好ましい。すなわち、条件式(6)を満足することで、第3レンズLのパワーが過大となるのを防止でき、ズームポジションに応じた射出角度の変動が過大とならないようにして、入射角度の許容度が小さく制限されている撮像素子(センサ)に対応させることができる。また、これにより球面収差の補正を良好なものとすることができる。
fw/f<4.0 (6)
ここで、
fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
: 前記第3レンズの焦点距離
また、上記実施形態において、第3レンズLを正レンズとし、第2レンズLと第3レンズLの間に絞り2を配設することにより、絞り2の両側に正レンズが配される構成となり、第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの群間隔を近づけることが可能となり、性能を劣化させることなくズーム比を大きなものとすることができる。
さらに、第3レンズLを、像面側に凸面を向けた正レンズにより構成し、第4レンズLを物体側に凹面を向けた負レンズにより構成することによって、これら2つのレンズL、Lを互いに近づけることが可能となり、これら2つのレンズL、Lの組み合わせによって球面収差および軸上の色収差を良好に補正することが容易となる。
この場合、これら2つのレンズL、Lの対向する面が周辺に向かうにしたがって互いに近づくように構成することが望ましい。このように構成することで、軸上および倍率の色収差のバランスをとることができる。また、レンズ同士を互いに接することができ、アライメント処理における製造バラツキを小さくすることができる。
さらに、第3レンズ群Gの小型化を図ることができるため結果としてバックフォーカスを大きくとることができる。
また、第3レンズLにおいて、物体側の面の曲率半径R3fを像面側の面の曲率半径R3rよりも大とすることが望ましい。
なお、上述した各レンズL〜Lにおいて、球面のレンズ面に複合非球面を施すことによって非球面レンズを形成することも可能である。
また、フォーカシングは種々のレンズ移動態様により行うことが可能であるが、例えば、全てのズーム移動レンズ群を、同一方向に同量だけ移動することにより行うことが可能である。
さらに、上記実施形態のレンズ構成において、レンズ全長が同じになる2つのズーミング位置において、第1レンズLを選択的に固定し、第1レンズL以外のいずれかの(少なくとも1つの)レンズL〜Lのみを移動させることで、2焦点レンズを実現することも可能である。
また、上記実施形態のズームレンズは、このズームレンズによって結像された被写体の像を撮像する固体撮像素子とともに、例えばデジタルカメラや携帯電話等のモバイル機器等の、各種撮像装置に搭載される。このような撮像装置は、コンパクト性に優れ、種々の状況において、高解像な画像を得ることができる。
また、一般的に、プラスチックレンズを用いることがコスト面で有利であるが、温度変化に伴うピント移動量を小さくするために、上記第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gの全てのレンズを同種のプラスチック材料で構成することが望ましい。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係るズームレンズの具体的構成について説明する。
実施例1に係るズームレンズを、具体的に説明すると、第1レンズ群Gは、像面側に曲率の大きい凹面を向けた負のメニスカス形状を有する第1レンズLからなる。また、第1レンズLの両面は、上記非球面式1(数1)で表される非球面とされている。
第2レンズ群Gは、物体側に凸面を向けた正のメニスカス形状を有する第2レンズLからなり、その像面側のコバ面に沿わせて絞り2が配設されている。また、第2レンズLの両面は、上記非球面式1(数1)で表される非球面とされている。
第3レンズ群Gは、物体側から順に、像面側に曲率の大きい凸面を向けた両凸レンズからなる第3レンズLと、物体側に凹面を向けた負のメニスカス形状を有する第4レンズLからなる。また、第3レンズLおよび第4レンズLはそれぞれ、両面が上記非球面式1(数1)で表される非球面とされており、両レンズは互いに対向面が沿うように、かつ近接するようにして配されている。
また、ズーミング時において、第1レンズ群Gは独立に、また第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gは一体的に各々光軸Z上を移動するように構成されている。
図1の下段には、実施例1のズームレンズについて、ズーミング時における、広角端(W)から望遠端(T)にいたる各レンズ群の移動軌跡が実線で描かれている。
なお、上述した実線で描かれたレンズ移動軌跡は、無限遠フォーカス時における移動軌跡である。
実施例1に係るズームレンズに関する各数値を下記表1に示す。
表1の上段に、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称して軸上面間隔という)D(mm)、各レンズのe線(波長546.1nm:以下同じ)における屈折率Ne、および各レンズのd線におけるアッベ数νdの値を示す。
なお、表中の数字は物体側からの順番を表すものである(表2、3において同じ)。
また、表1の最上段に広角端(WIDE:1.0倍)、中間位置(MIDDLE:1.5倍)および望遠端(TELE:2.0倍)の各位置での焦点距離f´および倍率の各値を示す(表2、3において同じ)。
また、表1の中段に、上述した軸上面間隔Dの欄における広角端、中間位置および望遠端のDおよびDの可変範囲を示す。
また、表1の下段に、上記非球面式1(数1)に示される非球面の各定数K、A、A、A、A10の値を示す。
Figure 2008033064
さらに、本実施例においては、表5に示すように、前述した条件式(1)、(2)、(3)および(4)が満足されており、本願請求項3に対応するズームレンズとして構成されている。
図4は上記実施例1に係るズームレンズの広角端、中間位置および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差およびディストーション)を示す収差図である。
なお、球面収差図には、C線、g線、e線における収差が示されており、各非点収差図には、これら各線におけるサジタル像面およびタンジェンシャル像面に対する収差が示されている(図5、図6についても同じ)。図4から明らかなように、実施例1に係るズームレンズによればズーミング領域の全体に亘って良好な収差補正がなされる。
<実施例2>
次に、本発明の実施例2に係るズームレンズの具体的構成について説明する。
実施例2に係るズームレンズは、図2に示すように、上述した実施例1とほぼ同様のレンズ構成を備えているが、主として、絞り2が、第2レンズLの像面側の凹面内に配されており、また、ズーミング時において、第2レンズ群Gおよび第3レンズ群Gが、互いに独立して光軸Z上を移動するように構成されている、点において相違している。
実施例2に係るズームレンズに関する各数値を下記表2に示す。
表2の上段に、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上面間隔D(mm)、各レンズのe線における屈折率Ne、および各レンズのd線におけるアッベ数νdの値を示す。
また、表2の中段に、上述した軸上面間隔Dの欄における広角端(WIDE:1.0倍)、中間位置(MIDDLE:1.5倍)および望遠端(TELE:2.0倍)のD、DおよびDの可変範囲を示す。
また、表2の下段に、上記非球面式1(数1)に示される非球面の各定数K、A、A、A、A10の値、および上記非球面式2(数2)に示される非球面の各定数K、B、B、B、Bの値を示す。
Figure 2008033064
さらに、本実施例においては、表5に示すように、前述した条件式(1)、(2)、(3)および(4)が満足されており、本願請求項1および本願請求項3に対応するズームレンズとして構成されている。
図5は上記実施例2に係るズームレンズの広角端、中間位置および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差およびディストーション)を示す収差図である。図5から明らかなように、実施例2に係るズームレンズによればズーミング領域の全体に亘って良好な収差補正がなされる。
<実施例3>
次に、本発明の実施例3に係るズームレンズの具体的構成について説明する。
実施例3に係るズームレンズは、図3に示すように、上述した実施例2とほぼ同様のレンズ構成を備えている。
実施例3に係るズームレンズに関する各数値を下記表3に示す。
表3の上段に、各レンズ面の曲率半径R(mm)、各レンズの軸上面間隔D(mm)、各レンズのe線における屈折率Ne、および各レンズのd線におけるアッベ数νdの値を示す。
また、表3の下段に、上述した軸上面間隔Dの欄における広角端(WIDE:1.0倍)、中間位置(MIDDLE:1.5倍)および望遠端(TELE:2.35倍)のD、DおよびDの可変範囲を示す。
また、表4に、上記非球面式1(数1)に示される非球面の各定数K、A、A、A、A10の値、および上記非球面式2(数2)に示される非球面の各定数K、B、B、B、B、B、B、B、B10の値を示す。
Figure 2008033064
Figure 2008033064
さらに、本実施例においては、表5に示すように、前述した条件式(1)、(2)、(3)および(4)が満足されており、本願請求項1および本願請求項3に対応するズームレンズとして構成されている。
図6は上記実施例3に係るズームレンズの広角端、中間位置および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差およびディストーション)を示す収差図である。図6から明らかなように、実施例3に係るズームレンズによればズーミング領域の全体に亘って良好な収差補正がなされる。
Figure 2008033064
本発明の実施例1に係るズームレンズのレンズ構成図 本発明の実施例2に係るズームレンズのレンズ構成図 本発明の実施例3に係るズームレンズのレンズ構成図 本発明の実施例1に係るズームレンズの広角端、中間位置および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差およびディストーション)を示す収差図 本発明の実施例2に係るズームレンズの広角端、中間位置および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差およびディストーション)を示す収差図 本発明の実施例3に係るズームレンズの広角端、中間位置および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差およびディストーション)を示す収差図
符号の説明
1 結像面
2 絞り
3 フィルタ部
〜G レンズ群
〜L レンズ
〜R12 レンズ面等
〜D11 軸上面間隔
Z 光軸

Claims (6)

  1. 物体側から順に、像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズよりなる第1レンズからなる第1レンズ群、正の第2レンズからなる第2レンズ群、正または負の、第3レンズおよび第4レンズからなる第3レンズ群を配列してなり、
    ズーミングは、少なくとも前記第1レンズ群が光軸上を移動することによりなされ、
    さらに下記条件式1および2を満足することを特徴とするズームレンズ。
    fw/f≧−0.6 (1)
    0<R/fw<10 (2)
    ここで、
    fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
    : 前記第3レンズの焦点距離
    : 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径
  2. 下記条件式3を満足することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
    1.45≦N≦1.85 (3)
    ここで、
    : 前記第1レンズのe線における屈折率
  3. 物体側から順に、像面側に凹面を有する負のメニスカスレンズよりなる第1レンズからなる第1レンズ群、正の第2レンズからなる第2レンズ群、正または負の、第3レンズおよび第4レンズからなる第3レンズ群を配列してなり、
    ズーミングは、少なくとも前記第1レンズ群が光軸上を移動することによりなされ、
    さらに下記条件式4を満足することを特徴とするズームレンズ。
    0<R/fw<5 (4)
    ここで、
    : 前記第1レンズの物体側の面の曲率半径
    fw : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
  4. ズーミングは、3つの前記レンズ群が光軸上を移動することによりなされ、望遠端におけるレンズ系全長が広角端におけるレンズ系全長よりも小さくなるように構成されてなることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズが正レンズであり、前記第2レンズと前記第3レンズの間に絞りが配設されていることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズが像面側に凸面を有する正レンズであり、前記第4レンズが物体側に凹面を有する負レンズであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載のズームレンズ。
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