JP2004264638A - 2群ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【目的】合成樹脂製の非球面レンズを用いた2群ズームレンズにおいて、小型化、軽量化および低コスト化を図りつつ、諸収差を良好に補正する。
【構成】物体側から順に、少なくとも1面が非球面の合成樹脂製負レンズLおよび正レンズLを備えた第1レンズ群G、明るさ絞り3、両凸で少なくとも1面が非球面の合成樹脂製レンズL、物体側面の曲率の絶対値が像側面よりも小さい負レンズL、該負レンズLと接合された両凸レンズLを備えた第2レンズ群Gからなり、条件式(1)〜(4)を満足する。(1)B1/2<fG2/f<0.9B、(2)−2.0<fg1/f<−1.5、(3)Rg3F/f>0.8、(4)|fG1/f|<3B、ただし、B:ズーム倍率、fG1:第1レンズ群の焦点距離、fG2:第2レンズ群の焦点距離、fg1:第1レンズの焦点距離、f:広角端における全系の焦点距離、Rg3F:第3レンズの物体側面の曲率半径
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製レンズを含む2群ズームレンズに関し、特に、CCDあるいはCMOS等の撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ、監視用テレビカメラ等に好適で、小型かつ軽量な2群ズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、CCDあるいはCMOS等の撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ、監視用テレビカメラ等に用いる2群ズームレンズでは、小型化、軽量化および低コスト化の要求に応えるため、大量生産が可能でかつ軽量であるプラスチックレンズが用いられている。
【0003】
ところで、プラスチックレンズは、色収差の補正、温度変化に伴う焦点距離やバックフォーカスの変化の補償等が難しいため、非球面レンズを用いて、このような不都合を解消する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、2群ズームレンズでは、物体側に配設された第1レンズ群によりフォーカシングを行うことが一般的となっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平13−21806号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のプラスチックレンズを用いた2群ズームレンズは、小型化、軽量化および低コスト化という要求に対して、さらなる改良の余地が残されていた。
【0006】
また、一般的な2群ズームレンズでは、物体側に配設された第1レンズ群よりも像側に配設された第2レンズ群の外径が小さい。このため、第2レンズ群の側方にフォーカス駆動機構等を配設することにより全長が短くなり、さらなる小型化を図ることができる。そして、このような構成とした場合には、その機構上、第2レンズ群によりフォーカシングを行うほうが有利である。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、小型化、軽量化および低コスト化を図りつつ、諸収差を良好に補正することが可能な2群ズームレンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る2群ズームレンズは、上述した目的を達成するため、以下の構成を備えている。
【0009】
すなわち、本発明に係る2群ズームレンズは、物体側から順に、第1レンズ群、明るさ絞り、および第2レンズ群を配設してなる2群ズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有し、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
前記第2レンズ群は、物体側から順に、両面を凸形状とするとともに、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有し、物体側面の曲率の絶対値が像側面の曲率の絶対値よりも小さい第4レンズと、該第4レンズと接合され、両面を凸形状とした第5レンズとからなり、
下記条件式(1)〜(4)を満足してなることを特徴とするものである。
1/2 < fG2/f < 0.9B ・・・(1)
−2.0<fg1/f < −1.5 ・・・(2)
g3F/f > 0.8 ・・・(3)
|fG1/f|<3B ・・・(4)
ただし、
B : ズーム倍率
G1 : 第1レンズ群の焦点距離
G2 : 第2レンズ群の焦点距離
g1 : 第1レンズの焦点距離
: 広角端における全系の焦点距離
g3F : 第3レンズの物体側面の曲率半径
【0010】
また、本発明に係る2群ズームレンズは、物体側から順に、第1レンズ群および第2レンズ群を配設してなる2群ズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有し、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
前記第2レンズ群は、物体側から順に、両面を凸形状とするとともに、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有し、物体側面の曲率の絶対値が像側面の曲率の絶対値よりも小さい第4レンズと、該第4レンズと接合され、両面を凸形状とした第5レンズとからなり、
前記第2レンズ群によりフォーカシングを行い、
下記条件式(1)〜(3)、(5)および(6)を満足してなることを特徴とするものである。
1/2 < fG2/f < 0.9B ・・・(1)
−2.0<fg1/f < −1.5 ・・・(2)
g3F/f > 0.8 ・・・(3)
|f/R|< 0.08 ・・・(5)
10 < |fg45/f| < 100 ・・・(6)
ただし、
B : ズーム倍率
G2 : 第2レンズ群の焦点距離
g1 : 第1レンズの焦点距離
g45 : 第4レンズおよび第5レンズの合成焦点距離
: 第1レンズの物体側面の曲率半径
g3F : 第3レンズの物体側面の曲率半径
: 広角端における全系の焦点距離
【0011】
また、前記2群ズームレンズにおいて、前記第1レンズおよび前記第3レンズのレンズ面のうち少なくとも3面を非球面とすることが好ましい。
【0012】
また、前記2群ズームレンズにおいて、前記条件式(5)に代えて下記条件式(7)を満足してなることが好ましい。
|f/R|< 0.025 ・・・(7)
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す具体的な実施例を参照して、本発明に係る2群ズームレンズの実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る2群ズームレンズ(実施例1のものを代表させて示している)のレンズ構成図である。
【0014】
本発明の実施形態に係る2群ズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、第1レンズ群G、明るさ絞り3、および第2レンズ群Gを配設してなる。
【0015】
この2群ズームレンズは、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gを両者が相対的に近づくよう光軸Xに沿って移動させることにより、広角から望遠に向かって変倍するとともに、第2レンズ群Gを光軸Xに沿って移動させることにより、フォーカシングを行うようになっている。なお、図1において、上段に、広角端におけるレンズ構成図を示し、下段に、変倍に伴う第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gの移動軌跡を示している。
【0016】
また、第2レンズ群Gと結像面(CCD撮像面)1上の結像位置Pとの間には平行平面板(カバーガラス等)2が配されている。
ここで、第1レンズ群Gは、物体側から順に、負の屈折力を有し、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第1レンズLと、正の屈折力を有する第2レンズLにより構成される。
【0017】
また、第2レンズ群Gは、物体側から順に、両面を凸形状とするとともに、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第3レンズLと、負の屈折力を有し、物体側面の曲率の絶対値が像側面の曲率の絶対値よりも小さい(本実施形態においては平凹レンズとされている)第4レンズLと、両凸形状の第5レンズLからなり、第4レンズLと第5レンズLは接合レンズとなっている。
なお、上記非球面はいずれも下記非球面式で表される。
【0018】
【数1】
Figure 2004264638
【0019】
この2群ズームレンズは、下記の条件式(1)〜(6)を満足する。さらに、下記条件式(5)に代えて条件式(7)を満足するように構成することが好ましい。
1/2 < fG2/f < 0.9B ・・・(1)
−2.0<fg1/f < −1.5 ・・・(2)
g3F/f > 0.8 ・・・(3)
|fG1/f|<3B ・・・(4)
|f/R|< 0.08 ・・・(5)
10 < |fg45/f| < 100 ・・・(6)
|f/R|< 0.025 ・・・(7)
ただし、
B : ズーム倍率
G1 : 第1レンズ群の焦点距離
G2 : 第2レンズ群の焦点距離
g1 : 第1レンズの焦点距離
g45 : 第4レンズおよび第5レンズの合成焦点距離
: 広角端における全系の焦点距離
: 第1レンズの物体側面の曲率半径
g3F : 第3レンズの物体側面の曲率半径
【0020】
次に、条件式(1)〜(7)の意義について説明する。
条件式(1)は、第2レンズ群Gの焦点距離fG2と広角端における全系の焦点距離fとの比fG2/fの値を、ズーム倍率Bとの関係において規定することにより、像面湾曲と歪曲収差とのバランスを良好に保つとともに、バックフォーカスを小さく抑えるための条件式である。この条件式(1)において、fG2/fの値が下限値を上回っていれば、像面湾曲と歪曲収差とのバランスを良好に保って、良好な像を得ることができる。一方、fG2/fの値が上限値を下回っていれば、バックフォーカスが短くなり、ズームレンズ全体の小型化を図ることができる。
【0021】
条件式(2)は、第1レンズLの焦点距離fg1と広角端における全系の焦点距離fとの比fg1/fの値を規定することにより、諸収差を良好に補正するとともに、第2レンズ群Gを小型化するための条件式である。この条件式(2)において、fg1/fの値が下限値を上回っていれば、第1レンズ群Gで発生する諸収差を小さく抑えて、この諸収差を第2レンズ群Gで十分に補正することができる。一方、fg1/fの値が上限値を下回っていれば、バックフォーカスを適切に確保することにより第2レンズ群Gを小型化して、ズームレンズ全体の小型化を図ることができる。
【0022】
条件式(3)は、第3レンズLの物体側面の曲率半径Rg3Fと広角端における全系の焦点距離fとの比Rg3F/fの値を規定することにより、明るさ絞り3に対して第3レンズLが多少位置ズレを生じた場合であっても性能劣化を抑えるための条件式である。この条件式(3)において、Rg3F/fの値が下限値を上回っていれば、明るさ絞り3に対する第3レンズLの位置が多少ずれたとしても、性能劣化を小さく抑えることができる。
【0023】
条件式(4)は、第1レンズ群Gの焦点距離fG1と広角端における全系の焦点距離fの比fG1/fの絶対値を、ズーム倍率Bとの関係において規定することにより、第1レンズ群Gを用いてフォーカシングを行う際における第1レンズ群Gの移動量を小さく抑えるための条件式である。この条件式(4)において、fG1/fの絶対値が上限値を下回っていれば、第1レンズ群Gを用いてフォーカシングを行う際における第1レンズ群Gの移動量が適切に抑えられるので、第1レンズ群Gの繰り出し量が少なくなり、ズームレンズの全長および沈胴長が短くなってズームレンズ全体の小型化を図ることができる。
【0024】
条件式(5)および条件式(7)は、広角端における全系の焦点距離fと第1レンズLの物体側面の曲率半径Rの比f/Rの絶対値を規定することにより、第1レンズLの製造を容易にするとともに、第1レンズLの損傷を防止するための条件式である。
【0025】
本実施形態のように第1レンズ群Gを負の第1レンズLおよび正の第2レンズLの2枚構成とした場合には、負の第1レンズLのパワーを強くせざるを得ず、特に樽型の歪曲収差が発生する。そこで、本実施形態では、第1レンズLを合成樹脂製とするとともに、少なくとも1面を非球面としている。
【0026】
ところで、合成樹脂によりレンズを製造する場合には、各面の曲率が小さいことが、成型時に正確な形状を転写するうえで有利である。また、第1レンズLを物体側に凸面を有する負レンズとした場合には、凸面の曲率を大きくすればするほど、像側における凹面の深さが大きくなってしまう。したがって、成型時に正確な形状を転写するためには、第1レンズLの物体側面の形状を平面に近づけることが好ましい。
【0027】
また、第1レンズLは合成樹脂製であるため傷つきやすい。このため、特にズームレンズの最先端面である第1レンズLの物体側面を、曲率半径が小さな凸面とすると、ズームレンズの最先端面に異物が接触した場合に局部的な力が加わり、大きな傷が生じるおそれがある。
【0028】
さらに、レンズ沈胴時におけるレンズ長を小さくするためには、ズームレンズの最先端面である第1レンズLの物体側面を平面に近づけることが好ましい。
【0029】
条件式(5)において、f/Rの絶対値が上限値を下回っていれば、ズームレンズの最先端面である第1レンズLの物体側面が平面に近くなり、第1レンズLの製造が容易となるとともに、第1レンズLの損傷を未然に防止することができる。また、条件式(7)において、f/Rの絶対値が上限値を下回っていれば、第1レンズLの製造がさらに容易となるとともに、第1レンズLの損傷をさらに確実に防止することができる。
【0030】
条件式(6)は、第4レンズLおよび第5レンズLの合成焦点距離fg45と広角端における全系の焦点距離fの比fg45/fの絶対値を規定することにより、第2レンズ群Gを構成する接合レンズ(第4レンズLおよび第5レンズL)により色収差を良好に補正するとともに、温度変化に伴う性能劣化を抑えるための条件式である。この条件式(6)において、fg45/fの絶対値が下限値を下回ると、接合レンズ(第4レンズLおよび第5レンズL)により軸上および像面における色収差を補正している効果が減少してしまう。一方、fg45/fの絶対値が上限値を上回ると、接合レンズ(第4レンズLおよび第5レンズL)をガラスレンズとした場合に、温度特性に優れたガラスレンズの効果が減少し、温度に対する性能劣化が激しくなってしまう。
【0031】
なお、本発明に係る2群ズームレンズとしては種々の態様の変更が可能であり、例えば各レンズの形状および非球面の形状は適宜選択し得る。
【0032】
【実施例】
<実施例1>
実施例1に係る2群ズームレンズの構成を図1に示す。この2群ズームレンズの構成は実施形態として説明した通りである。なお、本実施例において第1レンズLは、像側に凹面を向けた負のメニスカスレンズからなり、第2レンズLは、物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズからなり、第3レンズLは、両凸レンズからなり、第4レンズLは、像側に凹面を向けた平凹レンズからなり、第5レンズLは、両凸レンズからなり、第4レンズLと第5レンズLは接合レンズとなっている。また、第1レンズLの両面および第3レンズLの両面は、上記非球面式により表される非球面となっている。
【0033】
なお、本実施例における各数値は、広角端における全系の焦点距離を100として規格化されている。
【0034】
下記表1上段に、この2群ズームレンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下、これらを総称して軸上面間隔という)D、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を示す。ここで、D10は空気換算した第5レンズLの像側面から結像面1までの距離を示している。なお、平行平面板2(N=1.52)の空気換算した厚みを18.4(実際の厚みは12.11)とした場合に、D10は12.11に256.64〜446.40を加えた値となる。また、表1ならびに下記の表3および表5において、面番号の数字は物体側からの順番を表すものであり、面番号の左側に*が付された面は非球面とされている。
【0035】
また、表1中段に、広角端および望遠端各位置における、焦点距離f、Fno.の値を示すとともに、倍率、ズームレンズの全長および画角2ωの値を示す。さらに、表1下段に、上記条件式(1)〜(7)に対応する値を示す。
表1から明らかなように、本実施例は上記条件式(1)〜(7)を全て満足する。
【0036】
【表1】
Figure 2004264638
【0037】
下記表2に、本実施例の各非球面に関する各定数K、A、A、A、A10の値を示す。
【0038】
【表2】
Figure 2004264638
【0039】
<実施例2>
実施例2に係る2群ズームレンズは、実施例1と略同様の構成とされており、第1レンズLの両面および第3レンズLの両面は、上記非球面式により表される非球面となっている。
なお、本実施例における各数値は、広角端における全系の焦点距離を98として規格化されている。
【0040】
下記表3上段に、この2群ズームレンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を示す。ここで、D10は空気換算した第5レンズLの像側面から結像面1までの距離を示している。なお、平行平面板2(N=1.52)の厚みを18.4(実際の厚みは12.11)とした場合に、D10は12.11に223.06〜410.82を加えた値となる。
【0041】
また、表3中段に、広角端および望遠端各位置における、焦点距離f、Fno.の値を示すとともに、倍率、ズームレンズの全長および画角2ωの値を示す。さらに、表3下段に、上記条件式(1)〜(7)に対応する値を示す。
表3から明らかなように、本実施例は上記条件式(1)〜(7)を全て満足する。
【0042】
【表3】
Figure 2004264638
【0043】
下記表4に、本実施例の各非球面に関する各定数K、A、A、A、A10の値を示す。
【0044】
【表4】
Figure 2004264638
【0045】
<実施例3>
実施例3に係る2群ズームレンズは、実施例1と略同様の構成とされており、第1レンズLの両面および第3レンズLの両面は、上記非球面式により表される非球面となっている。
なお、本実施例における各数値は、広角端における全系の焦点距離を100として規格化されている。
【0046】
下記表5上段に、この2群ズームレンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔D、各レンズのd線における、屈折率Nおよびアッベ数νの値を示す。ここで、D10は空気換算した第5レンズLの像側面から結像面1までの距離を示している。なお、平行平面板2(N=1.52)の厚みを18.33(実際の厚みは12.06)とした場合には、D10はこの12.06に220.59〜404.29を加えた値となる。
【0047】
また、表5中段に、広角端および望遠端各位置における、焦点距離f、Fno.の値を示すとともに、倍率、ズームレンズの全長および画角2ωの値を示す。さらに、表5下段に、上記条件式(1)〜(6)に対応する値を示す。
表5から明らかなように、本実施例は上記条件式(1)〜(6)を全て満足する。
【0048】
【表5】
Figure 2004264638
【0049】
下記表6に、本実施例の各非球面に関する各定数K、A、A、A、A10の値を示す。
【0050】
【表6】
Figure 2004264638
【0051】
図2〜7は、上記実施例1〜3に係る2群ズームレンズの広角端および望遠端における諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよびコマ収差)を示す収差図である。なお、各球面収差図には、波長420nm、540nm、680nmに対する収差が示されており、各非点収差図には、サジタル(S)像面およびタンジェンシャル(T)像面において、それぞれ波長420nm、540nm、680nmに対する収差が示されている。また、各ディストーションおよび各コマ収差図には、波長540nmに対する収差が示されている。
【0052】
これらの収差図から明らかなように、上述した各実施例の2群ズームレンズによれば、変倍領域の全体に亘って良好な収差補正がなされる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の2群ズームレンズによれば、非球面レンズを有する合成樹脂製レンズを用いるとともに、所定の条件式を満足することにより、諸収差を良好に補正しつつ、小型化、軽量化および低コスト化という要求を十分に満足することが可能となる。
【0054】
また、像側に配設された第2レンズ群によりフォーカシングを行うことにより、さらなる小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る2群ズームレンズのレンズ構成図
【図2】本発明の実施例1に係る2群ズームレンズの広角端における収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、コマ収差)
【図3】本発明の実施例1に係る2群ズームレンズの望遠端における収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、コマ収差)
【図4】本発明の実施例2に係る2群ズームレンズの広角端における収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、コマ収差)
【図5】本発明の実施例2に係る2群ズームレンズの望遠端における収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、コマ収差)
【図6】本発明の実施例3に係る2群ズームレンズの広角端における収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、コマ収差)
【図7】本発明の実施例3に係る2群ズームレンズの望遠端における収差図(球面収差、非点収差、ディストーション、コマ収差)
【符号の説明】
〜G レンズ群
〜L レンズ
〜R10 レンズ等の面の曲率半径
〜D10 レンズ等の面間隔(レンズ厚)
X 光軸
P 結像位置
1 結像面
2 平行平面板
3 明るさ絞り

Claims (4)

  1. 物体側から順に、第1レンズ群、明るさ絞り、および第2レンズ群を配設してなる2群ズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有し、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、両面を凸形状とするとともに、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有し、物体側面の曲率の絶対値が像側面の曲率の絶対値よりも小さい第4レンズと、該第4レンズと接合され、両面を凸形状とした第5レンズとからなり、
    下記条件式(1)〜(4)を満足してなることを特徴とする2群ズームレンズ。
    1/2 < fG2/f < 0.9B ・・・(1)
    −2.0<fg1/f < −1.5 ・・・(2)
    g3F/f > 0.8 ・・・(3)
    |fG1/f|<3B ・・・(4)
    ただし、
    B : ズーム倍率
    G1 : 第1レンズ群の焦点距離
    G2 : 第2レンズ群の焦点距離
    g1 : 第1レンズの焦点距離
    : 広角端における全系の焦点距離
    g3F : 第3レンズの物体側面の曲率半径
  2. 物体側から順に、第1レンズ群および第2レンズ群を配設してなる2群ズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有し、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズとからなり、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、両面を凸形状とするとともに、少なくとも1面を非球面とした合成樹脂製の第3レンズと、負の屈折力を有し、物体側面の曲率の絶対値が像側面の曲率の絶対値よりも小さい第4レンズと、該第4レンズと接合され、両面を凸形状とした第5レンズとからなり、
    前記第2レンズ群によりフォーカシングを行い、
    下記条件式(1)〜(3)、(5)および(6)を満足してなることを特徴とする2群ズームレンズ。
    1/2 < fG2/f < 0.9B ・・・(1)
    −2.0<fg1/f < −1.5 ・・・(2)
    g3F/f > 0.8 ・・・(3)
    |f/R|< 0.08 ・・・(5)
    10 < |fg45/f| < 100 ・・・(6)
    ただし、
    B : ズーム倍率
    G2 : 第2レンズ群の焦点距離
    g1 : 第1レンズの焦点距離
    g45 : 第4レンズおよび第5レンズの合成焦点距離
    : 第1レンズの物体側面の曲率半径
    g3F : 第3レンズの物体側面の曲率半径
    : 広角端における全系の焦点距離
  3. 前記第1レンズおよび前記第3レンズのレンズ面のうち少なくとも3面を非球面としたことを特徴とする請求項1または2記載の2群ズームレンズ。
  4. 下記条件式(7)を満足してなることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の2群ズームレンズ。
    |f/R|< 0.025 ・・・(7)
    ただし、
    : 第1レンズの物体側面の曲率半径
    : 広角端における全系の焦点距離
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