JP2002196240A - ズームレンズ - Google Patents
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- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/16—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group
- G02B15/177—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective with interdependent non-linearly related movements between one lens or lens group, and another lens or lens group having a negative front lens or group of lenses
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- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
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- G02B15/1435—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being negative
- G02B15/143507—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being negative arranged -++
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B13/00—Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
- G03B13/18—Focusing aids
- G03B13/20—Rangefinders coupled with focusing arrangements, e.g. adjustment of rangefinder automatically focusing camera
- G03B13/22—Rangefinders coupled with focusing arrangements, e.g. adjustment of rangefinder automatically focusing camera coupling providing for compensation upon change of camera lens
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＣＣＤを用いたデジタルスチルカメラ等に用
いるのに好適な、２〜３倍程度の変倍比で、高い結像性
能を有したズームレンズを提供する。 【解決手段】 物体側より順に、負の屈折力を有する第
１レンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群及び正の
屈折力を有する第３レンズ群の３つのレンズ群を有し、
第２レンズ群は、物体側より順に正レンズ、正レンズと
負レンズの接合レンズ、１枚のレンズで構成し、広角側
から望遠側への変倍に際し、第１レンズ群と第２レンズ
群の間隔が減少し、第２レンズ群と第３レンズ群の間隔
が増大するように、第１、第２、第３の各レンズ群を光
軸上を移動させ変倍を行うズームレンズにおいて、第２
レンズ群の焦点距離ｆ2、全光学系の広角端での焦点距
離ｆWとしたとき、０．４＜ｆW／ｆ2＜１．０の条件式
を満足するズームレンズ。
いるのに好適な、２〜３倍程度の変倍比で、高い結像性
能を有したズームレンズを提供する。 【解決手段】 物体側より順に、負の屈折力を有する第
１レンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群及び正の
屈折力を有する第３レンズ群の３つのレンズ群を有し、
第２レンズ群は、物体側より順に正レンズ、正レンズと
負レンズの接合レンズ、１枚のレンズで構成し、広角側
から望遠側への変倍に際し、第１レンズ群と第２レンズ
群の間隔が減少し、第２レンズ群と第３レンズ群の間隔
が増大するように、第１、第２、第３の各レンズ群を光
軸上を移動させ変倍を行うズームレンズにおいて、第２
レンズ群の焦点距離ｆ2、全光学系の広角端での焦点距
離ｆWとしたとき、０．４＜ｆW／ｆ2＜１．０の条件式
を満足するズームレンズ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズに関
し、デジタルスチルカメラ、もしくは、ビデオカメラ等
に用いられ、特に、高画素タイプＣＣＤを用いたカメラ
に適した高解像力を有しており、広角端でのＦナンバー
が２．８程度、変倍比が２〜３倍程度のズームレンズに
関する。
し、デジタルスチルカメラ、もしくは、ビデオカメラ等
に用いられ、特に、高画素タイプＣＣＤを用いたカメラ
に適した高解像力を有しており、広角端でのＦナンバー
が２．８程度、変倍比が２〜３倍程度のズームレンズに
関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、パソコンの普及が進み、また、パ
ソコンを用いて画像データを扱うことも多くなり、画像
データを取りこむためのデジタルスチルカメラ等の需要
が増えている。また、ＣＣＤの高画素化に伴い、より高
い結像性能を有するズームレンズの要望が高まってきて
いる。更に、携帯するのに便利であるコンパクトなもの
が求められている。
ソコンを用いて画像データを扱うことも多くなり、画像
データを取りこむためのデジタルスチルカメラ等の需要
が増えている。また、ＣＣＤの高画素化に伴い、より高
い結像性能を有するズームレンズの要望が高まってきて
いる。更に、携帯するのに便利であるコンパクトなもの
が求められている。
【０００３】ＣＣＤ等の固体撮像素子を用いるカメラに
適した３倍程度のズームレンズは従来より技術開示され
ており、例えば、特開平１０−３９２１４号公報、特開
平１１−５２２４６号公報、特開平１１−２８７９５３
号公報、特開２０００−９９９７号公報等が知られてい
る。
適した３倍程度のズームレンズは従来より技術開示され
ており、例えば、特開平１０−３９２１４号公報、特開
平１１−５２２４６号公報、特開平１１−２８７９５３
号公報、特開２０００−９９９７号公報等が知られてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来例では、広角端における歪曲収差が非常に大きか
ったり、広角端の画角が小さかったり、また、レンズ全
長が大きいという問題があった。
の従来例では、広角端における歪曲収差が非常に大きか
ったり、広角端の画角が小さかったり、また、レンズ全
長が大きいという問題があった。
【０００５】本発明は上記の課題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、高画素タイプのＣＣＤを用いたデ
ジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に用いるのに好適
な、２〜３倍程度の変倍比で、高い結像性能を有したズ
ームレンズを提供することにある。
で、本発明の目的は、高画素タイプのＣＣＤを用いたデ
ジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に用いるのに好適
な、２〜３倍程度の変倍比で、高い結像性能を有したズ
ームレンズを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記のいず
れかにより達成できる。
れかにより達成できる。
【０００７】（１）物体側より順に、負の屈折力を有す
る第１レンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群、及
び、正の屈折力を有する第３レンズ群の３つのレンズ群
を有し、前記第２レンズ群は、物体側より順に正レン
ズ、正レンズと負レンズの接合レンズ、及び、１枚のレ
ンズで構成し、広角側から望遠側への変倍に際し、前記
第１レンズ群と前記第２レンズ群の間隔が減少し、前記
第２レンズ群と前記第３レンズ群の間隔が増大するよう
に、前記第１、第２、第３の各レンズ群を光軸上を移動
させ、変倍を行うズームレンズにおいて、以下の条件式
を満足することを特徴とするズームレンズ。
る第１レンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群、及
び、正の屈折力を有する第３レンズ群の３つのレンズ群
を有し、前記第２レンズ群は、物体側より順に正レン
ズ、正レンズと負レンズの接合レンズ、及び、１枚のレ
ンズで構成し、広角側から望遠側への変倍に際し、前記
第１レンズ群と前記第２レンズ群の間隔が減少し、前記
第２レンズ群と前記第３レンズ群の間隔が増大するよう
に、前記第１、第２、第３の各レンズ群を光軸上を移動
させ、変倍を行うズームレンズにおいて、以下の条件式
を満足することを特徴とするズームレンズ。
【０００８】 ０．４＜ｆW／ｆ2＜１．０・・・・・・・・・・・［１］ 但し、ｆ2：第２レンズ群の焦点距離 ｆW：全光学系の広角端での焦点距離 （２）前記第１レンズ群は、少なくとも１枚の非球面を
有し、物体側より順に、負レンズ、正レンズの２枚で構
成し、以下の条件式を満足することを特徴とする前記
（１）に記載のズームレンズ。
有し、物体側より順に、負レンズ、正レンズの２枚で構
成し、以下の条件式を満足することを特徴とする前記
（１）に記載のズームレンズ。
【０００９】 −０．７＜ｆW／ｆ1＜−０．３・・・・・・・・・［２］ 但し、ｆ1：第１レンズ群の焦点距離 （３）前記第１レンズ群は、物体側より順に、像側に凹
面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面を向けた
正メニスカスレンズの２枚で構成することを特徴とする
前記（２）に記載のズームレンズ。
面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面を向けた
正メニスカスレンズの２枚で構成することを特徴とする
前記（２）に記載のズームレンズ。
【００１０】（４）前記第１レンズ群は、２枚の負レン
ズと１枚の正レンズの３枚で構成し、以下の条件式を満
足することを特徴とする前記（１）に記載のズームレン
ズ。
ズと１枚の正レンズの３枚で構成し、以下の条件式を満
足することを特徴とする前記（１）に記載のズームレン
ズ。
【００１１】 −０．７＜ｆW／ｆ1＜−０．３・・・・・・・・・［２］ （５）前記第１レンズ群は、物体側より順に、像側に凹
面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの
３枚で構成することを特徴とする前記（４）に記載のズ
ームレンズ。
面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズ、正レンズの
３枚で構成することを特徴とする前記（４）に記載のズ
ームレンズ。
【００１２】（６）前記第１レンズ群は、物体側より順
に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズ
と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レン
ズで構成することを特徴とする前記（５）に記載のズー
ムレンズ。
に、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズ
と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レン
ズで構成することを特徴とする前記（５）に記載のズー
ムレンズ。
【００１３】（７）前記第２レンズ群は、少なくとも１
面に非球面を有することを特徴とする前記（１）から
（６）のいずれか１項に記載のズームレンズ。
面に非球面を有することを特徴とする前記（１）から
（６）のいずれか１項に記載のズームレンズ。
【００１４】（８）前記第２レンズ群の最も物体側にあ
る正レンズに少なくとも１面に非球面を有することを特
徴とする前記（７）に記載のズームレンズ。
る正レンズに少なくとも１面に非球面を有することを特
徴とする前記（７）に記載のズームレンズ。
【００１５】（９）以下の条件式を満足することを特徴
とする前記（１）から（８）のいずれか１項に記載のズ
ームレンズ。
とする前記（１）から（８）のいずれか１項に記載のズ
ームレンズ。
【００１６】 ｜ｆW／ｆ2i｜＜０．５・・・・・・・・・・・・［３］ 但し、ｆ2i：第２レンズ群の最も像側に位置するレンズ
の焦点距離 （１０）前記第２レンズ群の最も像側にあるレンズは、
像側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、以下の条
件式を満足することを特徴とする前記（１）から（９）
のいずれか１項に記載のズームレンズ。
の焦点距離 （１０）前記第２レンズ群の最も像側にあるレンズは、
像側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、以下の条
件式を満足することを特徴とする前記（１）から（９）
のいずれか１項に記載のズームレンズ。
【００１７】 ｜ｆW／ｆ2i｜＜０．４ ・・・・・・・・・・・［４］ （１１）前記第２レンズ群の最も像側にあるレンズは、
正レンズであり、以下の条件式を満足することを特徴と
する前記（１）から（１０）のいずれか１項に記載のズ
ームレンズ。
正レンズであり、以下の条件式を満足することを特徴と
する前記（１）から（１０）のいずれか１項に記載のズ
ームレンズ。
【００１８】 ０．０＜ｆW／ｆ2i＜０．４ ・・・・・・・・・［５］ （１２）前記第２レンズ群の最も像側にあるレンズは負
レンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とす
る前記（１）から（１０）のいずれか１項に記載のズー
ムレンズ。
レンズであり、以下の条件式を満足することを特徴とす
る前記（１）から（１０）のいずれか１項に記載のズー
ムレンズ。
【００１９】 −０．３＜ｆW／ｆ2i＜０．０ ・・・・・・・・［６］ （１３）以下の条件式を満足することを特徴とする前記
（１）から（１２）のいずれか１項に記載のズームレン
ズ。
（１）から（１２）のいずれか１項に記載のズームレン
ズ。
【００２０】 ０．５＜ｆW／ｆ2＜０．７ ・・・・・・・・・［７］ （１４）前記第３レンズ群は、正の屈折力を持つ単レン
ズであることを特徴とする前記（１）から（１３）のい
ずれか１項に記載のズームレンズ。
ズであることを特徴とする前記（１）から（１３）のい
ずれか１項に記載のズームレンズ。
【００２１】（１５）前記第３レンズ群は、アッベ数５
０以上の正の屈折力を持つ単レンズであることを特徴と
する前記（１４）に記載のズームレンズ。
０以上の正の屈折力を持つ単レンズであることを特徴と
する前記（１４）に記載のズームレンズ。
【００２２】（１６）前記第３レンズ群は、広角側から
望遠側への変倍に際し、光軸上を物体側に単調に移動
し、以下の条件式を満足することを特徴とする前記
（１）から（１５）のいずれか１項に記載のズームレン
ズ。
望遠側への変倍に際し、光軸上を物体側に単調に移動
し、以下の条件式を満足することを特徴とする前記
（１）から（１５）のいずれか１項に記載のズームレン
ズ。
【００２３】 ０．２＜ｆW／ｆ3＜０．７ ・・・・・・・・・［８］ 但し、ｆ3：第３レンズ群の焦点距離 （１７）前記第３レンズ群は、光軸方向に移動すること
により、無限遠物体から近距離物体におけるフォーカシ
ングを行い、以下の条件式を満足することを特徴とする
前記（１）から（１６）のいずれか１項に記載のズーム
レンズ。
により、無限遠物体から近距離物体におけるフォーカシ
ングを行い、以下の条件式を満足することを特徴とする
前記（１）から（１６）のいずれか１項に記載のズーム
レンズ。
【００２４】 ０．２＜ｆW／ｆ3＜０．７ ・・・・・・・・・［８］ 本発明のズームレンズでは、負の屈折力を有する第１レ
ンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群、正の屈折力
を有する第３レンズ群を配し、広角端から望遠端へのズ
ーミングに際して、第１レンズ群と第２レンズ群の間隔
が減少し、第２レンズ群と第３レンズ群の間隔が増大す
るように各レンズ群が移動している。第２レンズ群は、
物体側より、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レン
ズ、１枚のレンズで構成することにより、効果的に変倍
が行え、光学系全体をコンパクトにすることができる。
ンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群、正の屈折力
を有する第３レンズ群を配し、広角端から望遠端へのズ
ーミングに際して、第１レンズ群と第２レンズ群の間隔
が減少し、第２レンズ群と第３レンズ群の間隔が増大す
るように各レンズ群が移動している。第２レンズ群は、
物体側より、正レンズ、正レンズと負レンズの接合レン
ズ、１枚のレンズで構成することにより、効果的に変倍
が行え、光学系全体をコンパクトにすることができる。
【００２５】さらに効果的には、第１レンズ群は、物体
側より順に像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物
体側に凸面を向けた正メニスカスレンズで構成し、非球
面を有することが望ましく、このような構成にすること
により、レンズ枚数を少なくし広角側で発生しやすい歪
曲収差を良好に補正することができる。もしくは、第１
レンズ群は、物体側より順に、像側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズ、負レンズ、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズで構成することが望ましく、このような
構成にすることで、主に望遠側での球面収差を良好に補
正できる。
側より順に像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物
体側に凸面を向けた正メニスカスレンズで構成し、非球
面を有することが望ましく、このような構成にすること
により、レンズ枚数を少なくし広角側で発生しやすい歪
曲収差を良好に補正することができる。もしくは、第１
レンズ群は、物体側より順に、像側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズ、負レンズ、物体側に凸面を向けた正メ
ニスカスレンズで構成することが望ましく、このような
構成にすることで、主に望遠側での球面収差を良好に補
正できる。
【００２６】第２レンズ群は、最も像側にあるレンズを
像側に凸面を向けたメニスカスレンズにすることが望ま
しく、このような構成にすることで、第２レンズ群自体
をコンパクトにすることができ、更に、非球面を使用す
ることにより、球面収差やコマ収差を良好に補正するこ
とができる。
像側に凸面を向けたメニスカスレンズにすることが望ま
しく、このような構成にすることで、第２レンズ群自体
をコンパクトにすることができ、更に、非球面を使用す
ることにより、球面収差やコマ収差を良好に補正するこ
とができる。
【００２７】第３レンズ群は、光軸上を移動することに
より、ズーミングの際に発生するピント位置のずれを補
正することができる。また、被写体距離の変化に応じた
フォーカシングは第３レンズ群を移動することにより行
うのが望ましい。フォーカシングは第１レンズ群を移動
させることでも可能であるが、第３レンズ群を移動する
ときに比べて大きく重い群を動かすことになるためモー
タの負担が大きくなってしまう。また、第１レンズ群操
出時の光束を確保するため、第１レンズ群の更なる大型
化も招く。第３レンズ群はアッベ数５０以上の単レンズ
であることが望ましい。このような構成にすることで、
第３レンズ群で発生する色収差を軽減することが可能に
なる。
より、ズーミングの際に発生するピント位置のずれを補
正することができる。また、被写体距離の変化に応じた
フォーカシングは第３レンズ群を移動することにより行
うのが望ましい。フォーカシングは第１レンズ群を移動
させることでも可能であるが、第３レンズ群を移動する
ときに比べて大きく重い群を動かすことになるためモー
タの負担が大きくなってしまう。また、第１レンズ群操
出時の光束を確保するため、第１レンズ群の更なる大型
化も招く。第３レンズ群はアッベ数５０以上の単レンズ
であることが望ましい。このような構成にすることで、
第３レンズ群で発生する色収差を軽減することが可能に
なる。
【００２８】次に、各条件式について説明する。条件式
［１］、及び、条件式［７］は、第２レンズ群の屈折力
を規定するもので、十分コンパクトでありながら良好な
結像性能を得るためのものである。条件式［１］の下限
を越えると、光学系全体が大きくなりコンパクト化が困
難になる。逆に上限を越えると、第２レンズ群で発生す
る諸収差が大きくなり、特に、球面収差、コマ収差が大
きくなり、第２レンズ群に非球面を用いても、良好な補
正が困難になってしまう。よりコンパクト、高性能なレ
ンズを得るためには、条件式［７］の範囲内であること
が望ましい。
［１］、及び、条件式［７］は、第２レンズ群の屈折力
を規定するもので、十分コンパクトでありながら良好な
結像性能を得るためのものである。条件式［１］の下限
を越えると、光学系全体が大きくなりコンパクト化が困
難になる。逆に上限を越えると、第２レンズ群で発生す
る諸収差が大きくなり、特に、球面収差、コマ収差が大
きくなり、第２レンズ群に非球面を用いても、良好な補
正が困難になってしまう。よりコンパクト、高性能なレ
ンズを得るためには、条件式［７］の範囲内であること
が望ましい。
【００２９】条件式［２］は、第１レンズ群の屈折力を
規定するものであり、十分コンパクトでありながら良好
な結像性能を得るためのものである。条件式の下限を越
えると、第１レンズ群で発生する諸収差が大きくなり、
特に、広角端での歪曲収差、倍率色収差、望遠端での球
面収差の良好な補正が困難になってしまう。逆に、条件
式の上限を越えると、光学系全体のコンパクト化が困難
になってしまう。
規定するものであり、十分コンパクトでありながら良好
な結像性能を得るためのものである。条件式の下限を越
えると、第１レンズ群で発生する諸収差が大きくなり、
特に、広角端での歪曲収差、倍率色収差、望遠端での球
面収差の良好な補正が困難になってしまう。逆に、条件
式の上限を越えると、光学系全体のコンパクト化が困難
になってしまう。
【００３０】条件式［３］、条件式［４］、条件式
［５］、もしくは条件式［６］は、第２レンズ群で最も
像側にあるレンズの屈折力を規定するものである。条件
式［３］の条件式を越えると、第２レンズ群で発生する
諸収差が大きくなり、特に、球面収差、コマ収差が大き
くなり、また、光学系全体のコンパクト化が困難にな
る。よりコンパクト、高性能なレンズを得るためには、
条件式［４］、条件式［５］、もしくは条件式［６］の
範囲内であることが望ましい。
［５］、もしくは条件式［６］は、第２レンズ群で最も
像側にあるレンズの屈折力を規定するものである。条件
式［３］の条件式を越えると、第２レンズ群で発生する
諸収差が大きくなり、特に、球面収差、コマ収差が大き
くなり、また、光学系全体のコンパクト化が困難にな
る。よりコンパクト、高性能なレンズを得るためには、
条件式［４］、条件式［５］、もしくは条件式［６］の
範囲内であることが望ましい。
【００３１】条件式［８］は、第３レンズ群の屈折力を
規定するもので、十分コンパクトでありながら良好な結
像性能を得るためのものである。条件式の下限を越える
と、バックフォーカスが増大し、また、フォーカシング
の際の第３レンズ群の移動量が増大し、全長が長くなる
ので好ましくない。逆に、条件式の上限を越えると、第
３レンズ群で発生するコマ収差、像面湾曲が大きくな
り、第３レンズ群に非球面を用いても補正が困難にな
る。
規定するもので、十分コンパクトでありながら良好な結
像性能を得るためのものである。条件式の下限を越える
と、バックフォーカスが増大し、また、フォーカシング
の際の第３レンズ群の移動量が増大し、全長が長くなる
ので好ましくない。逆に、条件式の上限を越えると、第
３レンズ群で発生するコマ収差、像面湾曲が大きくな
り、第３レンズ群に非球面を用いても補正が困難にな
る。
【００３２】
【実施例】以下に本発明のズームレンズの実施例を示
す。各実施例における記号は下記の通りである。
す。各実施例における記号は下記の通りである。
【００３３】 ｆ：焦点距離 ＦNo：Ｆナンバー ω：半画角 ｒ：屈折面の曲率半径 ｄ：屈折面の間隔 ｎd：レンズ材料のｄ線での屈折率 νd：レンズ材料のアッベ数 ｆ1：第１レンズ群の焦点距離 ｆ2：第２レンズ群の焦点距離 ｆ2i：第２レンズ群の最も像側に位置するレンズの焦点
距離 ｆ3：第３レンズ群の焦点距離 ｆW：全光学系の広角端での焦点距離 また、非球面の形状は光軸方向にＸ軸をとり、光軸と垂
直方向の高さをｈと表すと、次の「数１」の式で表され
る。
距離 ｆ3：第３レンズ群の焦点距離 ｆW：全光学系の広角端での焦点距離 また、非球面の形状は光軸方向にＸ軸をとり、光軸と垂
直方向の高さをｈと表すと、次の「数１」の式で表され
る。
【００３４】
【数１】
【００３５】「数１」でκは非球面の円錐定数、Ａiは
非球面係数（ｉ＝４、６、８、１０、１２）を示し、ｒ
は近軸曲率半径を示す。
非球面係数（ｉ＝４、６、８、１０、１２）を示し、ｒ
は近軸曲率半径を示す。
【００３６】表中、「＊１」、「＊２」はプラスチック
レンズを示す。なお、図１、図３、図５、図７、図９、
図１１、及び、図１３は中間域の無限遠物体の状態をそ
れぞれ示す。また、図中で、Ｇ１は第１レンズ群、Ｇ２
は第２レンズ群、Ｇ３は第３レンズ群、Ｓは開口絞り、
及び、ＣＧはガラスブロックを示す。
レンズを示す。なお、図１、図３、図５、図７、図９、
図１１、及び、図１３は中間域の無限遠物体の状態をそ
れぞれ示す。また、図中で、Ｇ１は第１レンズ群、Ｇ２
は第２レンズ群、Ｇ３は第３レンズ群、Ｓは開口絞り、
及び、ＣＧはガラスブロックを示す。
【００３７】（実施例１）実施例１は請求項、１〜３、
７〜１１、及び、１３〜１７に含まれる実施例である。
実施例１の断面図を図１に、レンズ収差図を図２に示
す。また、レンズデータを表１、表２に示す。
７〜１１、及び、１３〜１７に含まれる実施例である。
実施例１の断面図を図１に、レンズ収差図を図２に示
す。また、レンズデータを表１、表２に示す。
【００３８】
【表１】
【００３９】
【表２】
【００４０】（実施例２）実施例２は請求項１〜３、７
〜１１、１３、１６、及び、１７に含まれる実施例であ
る。実施例２の断面図を図３に、レンズ収差図を図４に
示す。また、レンズデータを表３、表４に示す。
〜１１、１３、１６、及び、１７に含まれる実施例であ
る。実施例２の断面図を図３に、レンズ収差図を図４に
示す。また、レンズデータを表３、表４に示す。
【００４１】
【表３】
【００４２】
【表４】
【００４３】（実施例３）実施例３は請求項１〜３、７
〜１１、及び、１３〜１７に含まれる実施例である。実
施例３の断面図を図５に、レンズ収差図を図６に示す。
また、レンズデータを表５、表６に示す。
〜１１、及び、１３〜１７に含まれる実施例である。実
施例３の断面図を図５に、レンズ収差図を図６に示す。
また、レンズデータを表５、表６に示す。
【００４４】
【表５】
【００４５】
【表６】
【００４６】（実施例４）実施例４は請求項１〜３、
７、９〜１１、及び、１３〜１７に含まれる実施例であ
る。実施例４の断面図を図７に、レンズ収差図を図８に
示す。また、レンズデータを表７、表８に示す。
７、９〜１１、及び、１３〜１７に含まれる実施例であ
る。実施例４の断面図を図７に、レンズ収差図を図８に
示す。また、レンズデータを表７、表８に示す。
【００４７】
【表７】
【００４８】
【表８】
【００４９】（実施例５）実施例５は請求項１〜３、７
〜９、１１、１３〜１５、及び、１７に含まれる実施例
である。実施例５の断面図を図９に、レンズ収差図を図
１０に示す。また、レンズデータを表９、表１０に示
す。
〜９、１１、１３〜１５、及び、１７に含まれる実施例
である。実施例５の断面図を図９に、レンズ収差図を図
１０に示す。また、レンズデータを表９、表１０に示
す。
【００５０】
【表９】
【００５１】
【表１０】
【００５２】（実施例６）実施例６は請求項１、４〜１
１、及び、１３〜１７に含まれる実施例である。実施例
６の断面図を図１１に、レンズ収差図を図１２に示す。
また、レンズデータを表１１、表１２に示す。
１、及び、１３〜１７に含まれる実施例である。実施例
６の断面図を図１１に、レンズ収差図を図１２に示す。
また、レンズデータを表１１、表１２に示す。
【００５３】
【表１１】
【００５４】
【表１２】
【００５５】（実施例７）実施例７は請求項１〜３、７
〜９、及び、１２〜１７に含まれる実施例である。実施
例７の断面図を図１３に、レンズ収差図を図１４に示
す。また、レンズデータを表１３、表１４に示す。
〜９、及び、１２〜１７に含まれる実施例である。実施
例７の断面図を図１３に、レンズ収差図を図１４に示
す。また、レンズデータを表１３、表１４に示す。
【００５６】
【表１３】
【００５７】
【表１４】
【００５８】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。ＣＣＤを用いたデジタルスチルカメラ等
に用いるのに好適な、２〜３倍程度の変倍比で、高い結
像性能を有したズームレンズを提供できる。
効果を奏する。ＣＣＤを用いたデジタルスチルカメラ等
に用いるのに好適な、２〜３倍程度の変倍比で、高い結
像性能を有したズームレンズを提供できる。
【図１】実施例１のレンズ断面図である。
【図２】実施例１の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望遠
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
【図３】実施例２のレンズ断面図である。
【図４】実施例２の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望遠
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
【図５】実施例３のレンズ断面図である。
【図６】実施例３の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望遠
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
【図７】実施例４のレンズ断面図である。
【図８】実施例４の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望遠
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
【図９】実施例５のレンズ断面図である。
【図１０】実施例５の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望
遠端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
遠端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
【図１１】実施例６のレンズ断面図である。
【図１２】実施例６の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望
遠端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
遠端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
【図１３】実施例７のレンズ断面図である。
【図１４】実施例７の広角端（ａ）、中間域（ｂ）、望
遠端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
遠端（ｃ）におけるレンズ収差図である。
Ｇ１ 第１レンズ群 Ｇ２ 第２レンズ群 Ｇ３ 第３レンズ群 Ｓ 開口絞り
Claims (17)
- 【請求項１】 物体側より順に、負の屈折力を有する第
１レンズ群、正の屈折力を有する第２レンズ群、及び、
正の屈折力を有する第３レンズ群の３つのレンズ群を有
し、前記第２レンズ群は、物体側より順に正レンズ、正
レンズと負レンズの接合レンズ、及び、１枚のレンズで
構成し、広角側から望遠側への変倍に際し、前記第１レ
ンズ群と前記第２レンズ群の間隔が減少し、前記第２レ
ンズ群と前記第３レンズ群の間隔が増大するように、前
記第１、第２、第３の各レンズ群を光軸上を移動させ、
変倍を行うズームレンズにおいて、以下の条件式を満足
することを特徴とするズームレンズ。 ０．４＜ｆW／ｆ2＜１．０ 但し、ｆ2：第２レンズ群の焦点距離 ｆW：全光学系の広角端での焦点距離 - 【請求項２】 前記第１レンズ群は、少なくとも１枚の
非球面を有し、物体側より順に、負レンズ、正レンズの
２枚で構成し、以下の条件式を満足することを特徴とす
る請求項１に記載のズームレンズ。 −０．７＜ｆW／ｆ1＜−０．３ 但し、ｆ1：第１レンズ群の焦点距離 - 【請求項３】 前記第１レンズ群は、物体側より順に、
像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズの２枚で構成することを特
徴とする請求項２に記載のズームレンズ。 - 【請求項４】 前記第１レンズ群は、２枚の負レンズと
１枚の正レンズの３枚で構成し、以下の条件式を満足す
ることを特徴とする請求項１に記載のズームレンズ。 −０．７＜ｆW／ｆ1＜−０．３ - 【請求項５】 前記第１レンズ群は、物体側より順に、
像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズ、正
レンズの３枚で構成することを特徴とする請求項４に記
載のズームレンズ。 - 【請求項６】 前記第１レンズ群は、物体側より順に、
像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、負レンズと物
体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズで
構成することを特徴とする請求項５に記載のズームレン
ズ。 - 【請求項７】 前記第２レンズ群は、少なくとも１面に
非球面を有することを特徴とする請求項１から６のいず
れか１項に記載のズームレンズ。 - 【請求項８】 前記第２レンズ群の最も物体側にある正
レンズに少なくとも１面に非球面を有することを特徴と
する請求項７に記載のズームレンズ。 - 【請求項９】 以下の条件式を満足することを特徴とす
る請求項１から８のいずれか１項に記載のズームレン
ズ。 ｜ｆW／ｆ2i｜＜０．５ 但し、ｆ2i：第２レンズ群の最も像側に位置するレンズ
の焦点距離 - 【請求項１０】 前記第２レンズ群の最も像側にあるレ
ンズは、像側に凸面を向けたメニスカスレンズであり、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項１から
９のいずれか１項に記載のズームレンズ。 ｜ｆW／ｆ2i｜＜０．４ - 【請求項１１】 前記第２レンズ群の最も像側にあるレ
ンズは、正レンズであり、以下の条件式を満足すること
を特徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載の
ズームレンズ。 ０．０＜ｆW／ｆ2i＜０．４ - 【請求項１２】 前記第２レンズ群の最も像側にあるレ
ンズは負レンズであり、以下の条件式を満足することを
特徴とする請求項１から１０のいずれか１項に記載のズ
ームレンズ。 −０．３＜ｆW／ｆ2i＜０．０ - 【請求項１３】 以下の条件式を満足することを特徴と
する請求項１から１２のいずれか１項に記載のズームレ
ンズ。 ０．５＜ｆW／ｆ2＜０．７ - 【請求項１４】 前記第３レンズ群は、正の屈折力を持
つ単レンズであることを特徴とする請求項１から１３の
いずれか１項に記載のズームレンズ。 - 【請求項１５】 前記第３レンズ群は、アッベ数５０以
上の正の屈折力を持つ単レンズであることを特徴とする
請求項１４に記載のズームレンズ。 - 【請求項１６】 前記第３レンズ群は、広角側から望遠
側への変倍に際し、光軸上を物体側に単調に移動し、以
下の条件式を満足することを特徴とする請求項１から１
５のいずれか１項に記載のズームレンズ。 ０．２＜ｆW／ｆ3＜０．７ 但し、ｆ3：第３レンズ群の焦点距離 - 【請求項１７】 前記第３レンズ群は、光軸方向に移動
することにより、無限遠物体から近距離物体におけるフ
ォーカシングを行い、以下の条件式を満足することを特
徴とする請求項１から１６のいずれか１項に記載のズー
ムレンズ。 ０．２＜ｆW／ｆ3＜０．７
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|---|---|---|---|
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