JP2008032441A - 熱分析装置及びその乾燥方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱分析装置10は、ヒーター及び冷却装置30を使用してパージボックス11内の温度を上昇又は下降させるものである。熱分析装置10の乾燥方法は、予め、冷却装置30の接続状態に応じた乾燥条件を設定しておき、熱分析装置10を起動させると共に始業時乾燥の制御が開始され、選択された冷却装置30の接続状態に対応した乾燥条件にしたがって、冷却装置30が停止された状態で所定量の乾燥ガスPをパージボックス11内に供給し、その乾燥ガスPの温度を温度制御部21で制御することで乾燥動作を行うようにした。
【選択図】図1
Description
特許文献1は、熱分析装置の外郭をなす外側ケースに設けられている開閉蓋の開閉状態を検知する開閉検知スイッチが設けられ、この開閉検知スイッチのON/OFF信号によって乾燥ガスの供給を制御するものである。すなわち、サンプルの出し入れ時などで開閉蓋を開けた際に大量の乾燥ガスを熱分析装置内の炉体の周囲に供給する構成であるため、開閉蓋からの外気の侵入を遮蔽することができ、炉体の周辺に結露や着霜が生じないようにするものである。
また、別途、冷却装置の作動前に追加乾燥ガスを手動により供給して乾燥させると共に試料周辺のヒーターブロックを加熱して乾燥を加速させる事も行われているが、冷却装置の作動前にガス乾燥とヒーターブロックの加熱との併用で乾燥を行う場合、乾燥温度を上げ過ぎると、例えば冷却装置が電気冷却装置の場合に、熱分析装置に挿入接続されている冷却部(冷却棒の先端)が破損するといった問題があった。このように、冷却装置の種類や接続状態など冷却方法によって好適となる乾燥時間や乾燥温度が異なることから、その管理が難しく手間のかかる作業となっていた。
また、本発明に係る熱分析装置の乾燥方法では、試料を加熱するヒーターブロックを備える共にヒーターブロックに接続された冷却ブロックと、これらの外郭をなすパージボックスをもつ熱分析装置おいて、熱分析装置の起動を受けて、試料の熱分析測定前に炉体部を乾燥する工程を有することを特徴としている。
本発明では、熱分析装置を起動させたときにパージボックス内の乾燥を開始させて、冷却装置の作動前に付着している結露や霜などの水分を測定時前の時点で確実に取り除くことができる。すなわち、試料の熱分析測定前には乾燥された状態となることから、測定時のデータに水分によるノイズを発生させることがなく、正確な測定を行うことができる。
本発明では、ガス流入手段によって乾燥ガスをパージボックス内に供給し、ヒーターブロックの温度をヒーターブロック温度制御手段によって温度制御して乾燥動作を行なうことができる。
本発明では、冷却ブロックに接続されている冷却装置の種類に好適な乾燥条件、すなわち乾燥ガスの供給量、乾燥温度にしたがって乾燥を行うことができる。
本発明では、電気冷却装置の冷却部を破損しない程度の第一温度で乾燥させ、その後、電気冷却装置を作動させて冷却部(冷却棒)の周囲を冷却してから高温の第二温度に上げて乾燥させることができ、二段階で念入りな乾燥が行える。
本発明では、終業時に、終業指示操作を行うことでパージボックス内の乾燥が行われ、次に熱分析装置を使用するときにパージボックスの内部が結露しないようにすることができる。とくに、電気冷却装置を使用する場合、熱分析装置の電源切断後においてもしばらく冷却ブロックが冷えた状態となっており、その周囲に結露などが発生することがあったが、電源が切れる前に乾燥を行うことでパージボックス内における冷却状態を防ぐことができ、このような結露の発生を抑制することができる。
本発明では、パージボックス内に供給された乾燥ガスのガス流量とヒーターブロックの温度を制御して、例えば冷却装置の接続状態に応じた乾燥制御を行なうことができる。
本発明では、熱分析装置の電源を入れた時点で始業時乾燥の制御が開始され、熱分析装置を冷却するための冷却装置の接続状態を選択する操作を行うことで、冷却装置の接続状態に応じて設定された乾燥条件、すなわち乾燥ガスの供給量、供給時間、乾燥温度などにしたがって乾燥動作を自動制御することができる。そのため、従来のように乾燥条件に基づいて手動操作して管理するといった手間をなくすことができる。
本発明では、例えば電気冷却の場合において、ヒーターブロックの温度を制御して、電気冷却装置の冷却部を破損しない程度の第一温度で一次乾燥させ、その後、電気冷却装置を作動させて冷却部(冷却棒)の周囲を冷却してから高温の第二温度に上げて二次乾燥させることができ、二段階で念入りな乾燥が行える。これにより、一次乾燥で取りきれない部分を第二温度にして、二次乾燥で確実に取り除いて仕上げを行うことができる。
本発明では、始業時乾燥の制御開始時に選択した電気冷却装置の接続状態を、二次乾燥前の段階で再確認することができる。つまり、二次乾燥で高温乾燥する前の段階で電気冷却装置の作動状態を確認し、電気冷却装置の破損などを防止することができ、冷却方法選択の間違いの有無などもチェックすることができる。その確認方法としては、例えばヒーターブロックの温度を第一温度より低い温度であって室温以下のとなるように制御温度を設定し、その制御温度に低下する場合は電気冷却装置が正常に作動しているものと判断し、継続して高温(第二温度)で二次乾燥を行う。一方、制御温度に低下しない場合は、電気冷却装置が正常に作動していないものと判断し、例えばエラー表示するなどして電気冷却装置の接続状態を再確認することができる。
本発明では、終業時に、終業指示操作を行うことで乾燥制御が実施され、次に熱分析装置を使用するときにパージボックスの内部が結露しないようにすることができる。とくに、電気冷却装置を使用する場合、熱分析装置の電源切断後においてもしばらく冷却ブロックが冷えた状態となっており、その周囲に結露などが発生することがあったが、終業時乾燥を行うことでパージボックス内における冷却状態を防ぐことができ、このような結露の発生を抑制することができる。
本発明では、例えば熱分析装置に主電源切断装置を備えておき、所定時間経過後に作動するように制御させることで、乾燥終了時に熱分析装置を自動で切断することができる。
本発明では、測定終了後に試料が、熱分析装置内に収容された状態の場合であっても、乾燥温度が高温でなく熱分析装置の周囲と同温度であるため、試料が溶けるような不具合をなくすことができる。
また、本発明の熱分析装置では、終業時に、終業指示操作を行うことでパージボックス内の乾燥動作を制御させることができ、次に熱分析装置を使用するときにパージボックスの内部が結露しないようにすることができる。
図1は本発明の実施の形態による熱分析装置の乾燥方法の全体概要を示すブロック図、図2は熱分析装置を示す図、図3は電気冷却以外を選択したときの始業時乾燥のフローチャート、図4は電気冷却以外を選択したときの始業時乾燥のシーケンス図、図5は電気冷却選択時における始業時乾燥のフローチャート、図6は電気冷却選択時における始業時乾燥のシーケンス図、図7は終了時乾燥のフローチャート、図8は終了時乾燥のシーケンス図である。
図2に示すように、本実施の形態による熱分析装置10は、外郭をなすパージボックス11内に測定対象となるサンプルM(試料)と熱的に不活性な基準物質をなす基準サンプルNとを収容させるためのヒートシンク12(ヒーターブロック)を設けたものである。そして、このヒートシンク12の温度を上昇或いは下降させながら、サンプルMと基準サンプルNとの温度差を熱電対などの温度センサー(図示省略)を用いて検出することにより、単位時間当たりにサンプルMに出入りする熱流量を測定するものである。
サンプルMおよび基準サンプルNは、それぞれヒートシンク12の底盤12aに設置されたサンプルホルダ13、13に収納され、ヒートシンク12内部のほぼ中央に配置されている。ここで、サンプルMは測定対象となる物質であり、基準サンプルNは熱的に不活性な物質であり、サンプルMと同じ特性のサンプルホルダ13内に収納されている。
また、ヒートシンク12は、その内部の温度分布を均一にするために、銀や銅等の熱伝導性の良い金属を用いて製作された肉厚の容器状をなし、上端開口部に同様の金属製の内蓋19が設けられている。
そして、図1に示すように、ヒーター14は、温度制御部21(後述する)によって制御されるようになっている。また、ヒートシンク12内には、このヒートシンク12の温度を検出するための熱電対などの温度センサー(図示省略)が備えられている。
また、CPU40の記憶部には、詳しくは後述するが、冷却装置の接続状態(本実施の形態では電気冷却又は電気冷却以外の二種類)に応じて異なる乾燥条件(例えば乾燥ガスの供給量、乾燥時間、乾燥温度、冷却装置のON/OFFなど)が予め設定されている。そして、乾燥制御の実行中にはこれらの乾燥条件に基づいて各機器を制御して、熱分析装置10(パージボックス11)内を好適な乾燥条件により乾燥させるように構成されている。
なお、主電源切断装置41は、後述する終業時乾燥の制御を動作させたときに、乾燥終了後に熱分析装置10の電源をOFFにするものである。主電源切断装置41の詳細につては、後述の乾燥方法で説明する。
液化窒素冷却装置30Aは、窒素ガスなどの冷媒を冷却ブロック16内を通過させ、そのガス流量を調整することで冷却ブロック16の温度を変えることができる。電気冷却装置30Bは、冷却棒(図示省略)の先端を冷却ブロック16の略中央に達するように挿入させ、ほぼ一定温度で冷却ブロック16を冷却するものである。
また、冷却装置30には、ON/OFF制御盤31を介してCPU40に接続されている。これにより、冷却装置30は、必要に応じてCPU40によってON/OFF制御がなされ、起動と停止の動作が管理されている。
すなわち、ヒートシンク12の温度が温度プログラム23で設定された温度よりも低くなると、ヒーター14による加熱量を増加させ、ヒートシンク12の温度が高すぎると加熱量を減少させたり加熱を停止させる。また、このヒートシンク12の温度を室温よりも低い温度まで低下させたり、急速に温度を降下させる場合には、冷却装置30を用いて吸熱量を調整する。ただし、冷却ブロック16は、電気冷却装置30Bのように常時、ほぼ一定温度で冷却させる場合には、吸熱量の調整ができないことから、温度制御部21は、ヒーター14のみを制御して温度制御を行う。
ここで、本実施の形態では、上述した温度センサー、温度制御部21、アンプ22、温度プログラム23、CPU40が本発明のヒーターブロック温度制御手段に相当する。
第一電磁弁52Aを開けたときに所定の流量(これを乾燥維持ガスP1とする)がパージボックス11内に流れ、さらに第二電磁弁52Bを開けたときに所定の流量(これを追加乾燥ガスP2とする)がパージボックス11内に流れる。つまり、両電磁弁52A、52Bの開放時には、例えば1〜5L/min程度の大量の乾燥ガスPを供給できるようになっている。
ここで、本発明の炉体部乾燥手段とは、上述したヒーターブロック温度制御手段と乾燥ガス供給手段50(ガス流入手段)とされる。
本乾燥方法は、図1に示す熱分析装置10の主電源を、使用者がON操作することで開始される始業時乾燥と、使用者が測定終了時に終業指示操作をすることで開始される終業時乾燥とを自動制御するものである。ここで、冷却装置30の接続状態に対応する乾燥条件は、予めCPU40に設定されているものとする。
先ず、始業時乾燥の動作フロー(乾燥方法)について説明する。
図1及び図3に示すように、ステップS1で熱分析装置10の電源を使用者が手動で入れる(起動する)と、乾燥維持ガスP1の第一電磁弁52AがONとなって開く(ステップS2)。それと共に、パージボックス11内の待機温度K1(図4参照)が例えば30℃となるように、ヒーター14が温度制御部21によって制御される(ステップS3)。これにより、例えば0.5l/minのガス流量の乾燥維持ガスP1が、第一分岐管路51Aを通過して熱分析装置10(パージボックス11)内に供給されることになる。なお、待機温度K1は、30〜40℃に設定することが好ましいとされる。
図5は電気冷却が選択された場合の動作フローを示したものであり、ステップS1〜S4までは、上述した図3の電気冷却以外の場合と同様であるため説明を省略する。
図1及び図5に示すように、ステップS4において、電気冷却(電気冷却装置30B)が選択された場合、ステップ20に進み、第二電磁弁52BがONとなって開き、第二分岐管路51Bに追加乾燥ガスP2が流れるようになり、熱分析装置10(パージボックス11)内に乾燥維持ガスP1に加えて追加乾燥ガスP2が供給され、乾燥動作が開始される(図6参照)。このときの乾燥を一次乾燥とする。
なお、ステップS23においてNOとなる場合としては、電気冷却装置30B(冷却棒)が取り付けられていない場合(液化窒素冷却装置30Aなどが接続されている場合)や電気冷却装置30Bの故障などが推定される。つまり、電気冷却装置30B以外の冷却装置や接続されていない場合には、5℃に下がらないため、冷却装置30の接続状態を正常にセットしなおすなど再確認する必要がある。なお、電気冷却装置30Bが正常に接続されていれば、制御温度の5℃に下がる。
図7に示すように、サンプルMの測定が完了し(ステップS30)、熱分析装置10の電源を切断する際に、ステップS31で使用者がパソコン42により終業指示操作を行う。なお、この段階においてパージボックス11内に供給される乾燥ガスPは、乾燥維持ガスP1のみであり、その待機温度K1は上述したように30℃で温度制御されている(図8参照)。さらに、冷却装置30は、作動している状態となっている。
次いで、ステップS39で主電源切断装置41が作動し、熱分析装置10の電源がOFFとなる。ここまでが終業時乾燥の動作フローとなる。
また、終業時乾燥では、始業時乾燥に比べて低い温度で長い時間で乾燥させるようにすることで、測定終了後にサンプルMを取り出すのを忘れて熱分析装置10内に収容したままの状態であっても、乾燥温度が高温でなく熱分析装置10の周囲と同温度であるため、サンプルMが溶け、センサー部にダメージを与えるような不具合をなくすことができる。
また、冷却装置30の接続状態に応じた乾燥条件、すなわち乾燥ガスPの供給量、供給時間、乾燥温度などを炉体部乾燥手段によって乾燥制御することで、従来のように手動操作によって乾燥条件を管理するといった手間がなくなり、効率よく、しかも確実に乾燥させることができる。
さらに長時間装置10を使用しない場合、乾燥ガスを流し続けなくても、使用時に適切に乾燥できるため、乾燥ガスを長期間流す無駄を防ぐ効果がある。
また、本実施の形態による熱分析装置では、終業時に、終業指示操作を行うことでパージボックス11内の乾燥動作を制御させることができ、次に熱分析装置10を使用するときにパージボックス11の内部が結露しないようにすることができる。
例えば、始業時乾燥、終業時乾燥の乾燥条件、つまり、乾燥維持ガスや追加乾燥ガスの供給量、乾燥温度、乾燥時間、冷却装置のON/OFFのタイミングなどの具体的な条件その他は、熱分析装置の設置条件や、使用されるサンプルに応じて使用者が任意に設定すればよい。また、本実施の形態では選択される乾燥条件に対応する冷却方法を電気冷却と電気冷却以外としているが、この二種類に限定されることはない。
さらに、本実施の形態では、電気冷却装置の始業時乾燥では一次乾燥と二次乾燥の二段階の乾燥温度で乾燥しているが、三段階以上としてもかまわない。
11 パージボックス
12 ヒートシンク(ヒーターブロック)
14 ヒーター
16 冷却ブロック
21 温度制御部
30 冷却装置
30A 液化窒素冷却装置
30B 電気冷却装置
40 CPU
41 主電源切断装置
P 乾燥ガス
P1 乾燥維持ガス
P2 追加乾燥ガス
Claims (14)
- 試料を内部に収容するヒーターブロックに冷却ブロックが接続され、これらの外郭をなすパージボックスを備えた炉体部をもつ熱分析装置において、
前記熱分析装置の起動に反応して前記炉体部を所定時間乾燥する炉体部乾燥手段を有することを特徴とする熱分析装置。 - 前記炉体部乾燥手段は、炉体部に乾燥用ガスを流入させるガス流入手段と、前記ヒーターブロックの温度を制御するヒーターブロック温度制御手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の熱分析装置。
- 前記炉体部乾燥手段は、前記冷却ブロックに接続する冷却装置の種類に応じて、ガス流入条件、制御温度条件を変えることを特徴とする請求項2に記載の熱分析装置。
- 前記冷却装置が電気冷却装置であるときに、前記ヒーターブロック温度制御手段は、前記ヒーターブロックの温度を、前記冷却装置の停止状態において第一温度にし、前記電気冷却装置の起動を確認した後、第一温度より高温となる第二温度にすることを特徴とする請求項3に記載の熱分析装置。
- 試料を内部に収容するヒーターブロックに冷却ブロックが接続され、これらの外郭をなすパージボックスを備えた炉体部をもつ熱分析装置において、
前記熱分析装置の終業指示操作に反応して、電源が切れる前に前記炉体部を所定時間乾燥する炉体部乾燥手段を有することを特徴とする熱分析装置 - 前記炉体部乾燥手段は、炉体部に乾燥用ガスを流入させるガス流入手段と、前記ヒーターブロックの温度を制御するヒーターブロック温度制御手段とからなることを特徴とする請求項5に記載の熱分析装置。
- 試料を加熱するヒーターブロックを備える共に前記ヒーターブロックに接続された冷却ブロックと、これらの外郭をなすパージボックスをもつ熱分析装置おいて、
前記熱分析装置の起動を受けて、試料の熱分析測定前に前記炉体部を乾燥する工程を有することを特徴とする熱分析装置の乾燥方法。 - 前記乾燥工程は、乾燥ガスを前記パージボックス内に供給し、前記ヒーターブロックの温度を温度制御部で管理して乾燥動作を制御する工程であることを特徴とする請求項7に記載の熱分析装置の乾燥方法。
- 予め、前記冷却装置の接続状態に応じた乾燥条件を設定しておく工程と、
前記熱分析装置の起動に連動させて始業時乾燥の制御を開始する工程と、
前記冷却装置の接続状態を選択する工程と、
該選択した冷却装置の接続状態に対応した前記乾燥条件にしたがって、試料の熱分析測定前に前記炉体部を乾燥する乾燥工程を有することを特徴とする請求項7に記載の熱分析装置の乾燥方法。 - 前記冷却装置が電気冷却装置であるときに、電気冷却装置の停止状態において前記ヒーターブロックの温度を制御して、第一温度で一次乾燥させた後、前記冷却装置を作動させて第一温度より高温となる第二温度で二次乾燥させることを特徴とする請求項9に記載の熱分析装置の乾燥方法。
- 前記冷却装置が電気冷却装置であるときに、前記二次乾燥を行う前に前記熱分析装置と前記電気冷却装置との接続状態を確認するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の熱分析装置の乾燥方法。
- 測定の終業指示操作を行ったときに、終業時乾燥の制御が開始され、所定量の前記乾燥ガスを前記パージボックス内に供給して乾燥動作を行うようにしたことを特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の熱分析装置の乾燥方法。
- 前記終業時乾燥における前記乾燥動作が終了した後に、前記熱分析装置の電源を自動で切断させるように制御することを特徴とする請求項12に記載の熱分析装置の乾燥方法。
- 前記終業時乾燥では、前記熱分析装置の周囲と同温度で乾燥させるようにしたことを特徴とする請求項12又は13に記載の熱分析装置の乾燥方法。
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