JP2008030472A - プリンタにおけるピクセルデータ処理システム及び方法 - Google Patents

プリンタにおけるピクセルデータ処理システム及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008030472A
JP2008030472A JP2007171548A JP2007171548A JP2008030472A JP 2008030472 A JP2008030472 A JP 2008030472A JP 2007171548 A JP2007171548 A JP 2007171548A JP 2007171548 A JP2007171548 A JP 2007171548A JP 2008030472 A JP2008030472 A JP 2008030472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel data
image
memory
module
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007171548A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5129995B2 (ja
Inventor
Peter Johnston
ジョンストン ピーター,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Laboratory USA Inc
Original Assignee
Konica Minolta Laboratory USA Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Laboratory USA Inc filed Critical Konica Minolta Laboratory USA Inc
Publication of JP2008030472A publication Critical patent/JP2008030472A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5129995B2 publication Critical patent/JP5129995B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits

Abstract

【課題】印刷画像のアライメントを可能とし、メモリ使用量を最適化してピクセルデータを処理する。
【解決手段】データ制御モジュールに結合された画像形成モジュールを有する画像形成装置において、データ制御モジュールは、それぞれ画像のピクセルデータの対応する部分を格納する複数のメモリユニットを備え、対応するメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を画像形成モジュールに書き出し、ピクセルデータの対応する部分が書き出された後に、それぞれのメモリユニットにピクセルデータの更なる部分を動的に対応付ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、概して電子プリンタの技術に関する。特に、本発明はプリンタにおけるピクセルデータ処理に関する。
シングルビーム方式のレーザープリンタは、レーザーの1走査の間に用紙に1ラインの印刷をすることができる。シングルビーム方式のレーザープリンタの印刷速度を上げるためには、プリンタの内部部品の動作を速くする及び/又はクロックレートを上げることができる。しかし、プリンタの内部部品が動作しうる速度には限界がある。デュアルビーム方式のレーザープリンタでは、ピクセルデータが2ライン同時に感光ドラムに走査出力されるので、これらの限界のうちいくつかは克服される。
デュアルビーム方式のレーザープリンタは、画像の奇数ラインが第1のレーザーによって走査出力され、画像の偶数ラインが第2のレーザーによって走査出力されるように設計されうる。デュアルビーム方式のレーザープリンタにおいては、ピクセルデータの各ラインへはメモリ内で別々にアクセスすることができ、このようなシステムにおいてしばしば画像の奇数ラインと偶数ラインとで、それぞれメインメモリへの異なるダイレクトメモリアクセス(DMA)チャネルが用いられる。
レーザープリンタには、レーザープリンタに用紙が供給された際に、データ先頭(top of data(TOD))イベント信号又はページ先頭(top of page)イベント信号がプリンタの画像電子機器に送信されるものがある。また、ビーム検出(BD)イベント信号がレーザーの各水平走査の間、生成されてもよい。TOD信号は、BD信号と同期しなくてもよい。よって、TOD信号に送信されたデータが、水平同期信号“hsync”すなわちBD信号との関係で、各走査の始まりと1サイクル近く同期が取れない可能性がある。シングルビーム方式のレーザープリンタの場合、これは画像に送信されたデータがTOD信号に対して印刷上最大1ラインのずれを生じさせるおそれがあることを意味し、このことによって、あるページと他のページの間で、1番目のラインが印刷される場所にずれが生じるおそれがある。デュアルビーム方式ではこの問題は更に悪化しうる。画像の最大2ラインのデータが同時に印刷されうるため、1サイクル近くのずれは印刷画像においては、最大2ラインのずれが生じる結果となりうる。概して、1サイクルごとに描かれるラインの数が増えると、ページ先頭信号に対する印刷ページのミスアライメントはより悪化する。例えば、トライビーム方式のプリンタにおいては、3ラインのデータが同時に印刷され、TOD信号とBD信号のアライメントの違いによって2つの印刷ページ間で印刷上最大3ラインの違いが生じる結果となりうる。
例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色(CMYK)プリンタのような、複数のコンポーネントを持つレーザープリンタにおいては、完成した画像は4つのコンポーネントにより構成され、これら4つのコンポーネントが順に重ねられうる。画質は少なくともコンポーネントの垂直方向のアライメントによって決まる。シングルビーム方式のプリンタにおいては、TOD信号がBD信号とは非同期であるために、コンポーネント信号が互いに最大1ラインのアライメントのずれが生じるおそれがある。複数のビームを用いるレーザープリンタにおいては、上述のように、同時に印刷されるラインの数に比例して、ミスアライメントが生じる可能性が高くなる。複数の走査、複数のビームを用いるプリンタにおいては、各コンポーネントが順次描かれるため、プリンタのビームの数に比例して画像の各コンポーネントのミスアライメントが生じるおそれが高くなる。コンポーネントの間のミスアライメントの結果、画質が低下することとなる。
シングルビーム方式のプリンタ、複数のビームを用いるプリンタのいずれもがメモリにピクセルデータを格納しうる。これらのメモリはそれぞれ、ピクセルデータを1ライン格納し、書き出すことに用いられうる。これらのメモリに書き込まれ、メモリから読み出されたデータはしばしば画像の印刷と同期される。多くの場合、ピクセルデータの新しいラインが格納されると同時にピクセルデータの古いラインが書き出されるため、プリンタではしばしば、それぞれピクセルデータを1ライン格納することができる複数のメモリが用いられる。複数のビームを用いるプリンタにおいては、プリンタのビームの数に応じて、メモリの数を更に増加しうる。例えば、デュアルビーム方式のプリンタにおいては、それぞれが完全な1ラインのピクセルデータを格納することができる4つのメモリが必要となりうる。メモリの数及びこれらの動作を制御し同期するための付随する回路構成又はソフトウェアによって、プリンタのコストが増加し、プリンタの構造が複雑化する。
以上より、プリンタにおいて印刷画像のアライメントを可能とし、メモリ使用量を最適化するピクセルデータを処理する方法、システム及び装置が必要とされている。
本発明においては、ピクセルデータを処理するシステムと方法が提供されており、これらにはデータ制御モジュールに結合された画像形成モジュールを有する画像形成装置が含まれ、前記データ制御モジュールは、それぞれ画像のピクセルデータの対応する部分を格納する複数のメモリユニットを備える。前記データ制御モジュールは、対応するメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を前記画像形成モジュールに書き出し、ピクセルデータの対応する部分が書き出された後に、それぞれのメモリユニットにピクセルデータの更なる部分を動的に対応付ける。
いくつかの実施形態においては、メモリユニットにピクセルデータの前記更なる部分を動的に対応付けることは、前記メモリユニットに前記画像のピクセルデータの前記更なる部分を格納しうる。ピクセルデータの前記部分は、画像のラインの一部分、画像のライン、画像の複数のライン、又は画像ブロックを含む。
いくつかの実施形態においては、他のメモリユニットに格納されたピクセルデータの続く部分の書き出しがなされると同時に、ピクセルデータがドレインされたメモリユニットにピクセルデータの更なる部分が動的に対応付けられうる。それぞれのメモリユニットにピクセルデータのラインの一部分が対応付けられ、ピクセルデータの各ラインに対応付けられるメモリユニットの数は、実施で用いられるメモリユニットの物理的なメモリ容量に基づいて決定される。前記画像形成モジュールは、2以上の画像形成サブモジュールを備え、それぞれの画像形成サブモジュールは、前記画像の部分を形成しうる。
いくつかの実施形態においては、前記メモリユニットの数はB*(A+A/B)によって決定され、ここでAは前記画像形成モジュールにおける画像形成サブモジュールの数であり、Bはピクセルデータの各ラインに対応付けられるメモリユニットの数である。
いくつかの実施形態においては、対応するメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を前記データ制御モジュールによって前記画像形成モジュールに書き出すことは、第1の信号及び第2の信号を受信することと、前記第1の信号上の第1の画像アライメントイベントと前記第2の信号上の第2の画像アライメントイベントの時間的関係に基づいて画像形成サブモジュールを選択することと、前記メモリユニットに格納された前記ピクセルデータを前記選択された画像形成サブモジュールに送信することと、を含みうる。更に、前記第1の信号は垂直同期信号であり、前記第2の信号は水平同期信号であり、前記第1のイベントはデータ先頭イベントであり、前記第2のイベントはビーム検出イベントでありうる。
いくつかの実施形態においては、前記第1の信号上の第1の画像アライメントイベントと前記第2の信号上の第2の画像アライメントイベントの時間的関係に基づいて画像形成サブモジュールを選択することは、前記第1の画像アライメントイベントと前記第2の画像アライメントイベントとの時間の差を閾値と比較することを含む。前記閾値は、前記第2の画像アライメントイベントが2回起きる間のタイムインターバルの一部に相当しうる。前記一部は、前記画像形成モジュールの中の画像形成サブモジュールの数で分割したものと定義されうる。第1の画像形成サブモジュールはピクセルデータの最上位ラインを書き、これに続く画像形成サブモジュールは同時にピクセルデータの続くラインをそれぞれ書きうる。タイムインターバル(T)の(A)個のサブインターバルのうちの(N)番目のサブインターバルの間に起きた第1の画像アライメントイベントに応答して、前記データ制御モジュールはピクセルデータの最上位ラインに対応するピクセルデータを(A+1−N)番目の画像形成モジュールに送信し、ここで、Aは画像形成モジュールの数であり、Tは前記第2の画像アライメントイベントが二回起きる間のタイムインターバルである。
いくつかの実施形態においては、一以上のメモリユニットは、先入れ先出し(FIFO)メモリでありうる。ピクセルデータの1番目のラインは、前記画像のピクセルデータの最上位ラインに相当しうる。
本発明の更なる目的及び効果は、一部は以下の記述において説明がなされており、一部は当該記述から明らかとなり、又は本発明の実施により知ることができる。本発明の目的や効果は特許請求の範囲で詳細に示された構成要素及び組み合わせにより実現され、達成されるであろう。
当然のことながら、前述の概要の説明と後述の詳細な説明は例示的で解説的なものであり、請求項に記載された本発明について限定するものではない。
添付の図面は本明細書に組み込まれ、その一部を構成するものであるが、一以上の本発明の実施形態を図示して、本明細書の記述とともに本発明の原理を説明するものである。
ここで、添付の図面において図示される一以上の本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。図面においては、可能な限り、同じ参照符号が同様又は類似の部分を参照する際に用いられる。
図1は例示的なコンピュータ101に接続120を用いて結合された例示的なプリンタ100を示すブロック図である。コンピュータ101は画像電子サブシステム160に接続120を通じて画像データを送信しうる。プリンタ100によって受信されたデータはプリンタ100内の制御ロジックが定めるように、例えば例示的なデータバス170のような内部のデータ経路並びにその他のデータ及び制御信号経路(図示せず)を通じてプリンタ100内部の様々な機能モジュールに送信されうる。図1に示されるように、画像データ入力/出力(“IO”)モジュール102、中央処理装置(CPU)103、ダイレクトメモリアクセス(DMA)制御モジュール105、メモリ104、及び展開モジュール106は、データバス170を用いて結合されうる。
いくつかの実施形態においては、画像データI/Oモジュール102が受信したデータは、CPU103の制御の下、DMA制御モジュール105を用いて、メモリ104に格納される。展開モジュール106はデータ制御モジュール127に結合されうる。データ制御モジュール127は更に複数のパルス幅変調(PWM)論理モジュール107A、107Bに結合されうる。展開モジュール106は圧縮されたピクセルデータを受信し、受信したピクセルデータを展開し、データ制御モジュール127に送信しうる。いくつかの実施形態においては、データ制御モジュール127は入力として複数の圧縮された画像のラインを取り込み、これらすべてのラインよりも少ないラインを複数のPWM論理モジュール107A、107Bそれぞれに送信しうる。各種データ及び制御信号経路を通じてPWM論理モジュール107A及び107B、ピクセルクロック生成モジュール181、駆動回路108A及び108B、プリントヘッド109、装置コントローラ123、ビーム検出センサ112、データ制御モジュール127、並びに転写ベルト位置センサ125が結合されうる。ビーム検出センサ112及び/又はベルト位置センサ125は、それぞれ画像の走査線に関する一以上の信号を生成しうる。
駆動回路108A及び108Bは、それぞれPWM論理モジュール107A及び107B並びにプリントヘッド109に通信可能に結合されうる。いくつかの実施形態においては、プリントヘッド109はレーザープリントヘッドでありうる。走査ミラー111は、走査ミラー111を回転するのに用いうる走査モーター110に機械的に又は電磁的に結合されうる。プリントヘッド109からの光は走査ミラー111へ送られ、その光を走査ミラー111が、ビーム検出センサ112及びドラムへのビームガイドミラー113にそれぞれ異なる時点に反射しうる。ドラムへのビームガイドミラー113は、走査ミラー111からの光を感光ドラム114に反射しうる。ドラム帯電器116は感光ドラム114を帯電させるのに用いられうる。
いくつかの実施形態においては、データ制御モジュール127からのピクセルデータが様々な形で処理されうる各経路は画像形成モジュールであることができ、プリンタ100は1台につき複数の画像形成モジュールを有しうる。また、プリンタが1個の画像形成モジュールを備えて、データ制御モジュール127からのピクセルデータが様々な形で処理されうる各経路が画像形成サブモジュールであることができ、画像形成サブモジュールが合わせて1個の画像形成モジュールを形成しうる。本明細書に記載される発明は、ピクセルデータが処理されうるデータ経路について“画像形成モジュール”又は“画像形成サブモジュール”のいずれの用語を用いるかによって、限定されるものではない。画像形成モジュール又は画像形成サブモジュールは各種モジュールを備えうる。いくつかの実施形態においては、例えば、ピクセルデータは様々な形でデータ制御モジュール127から画像形成モジュール(又は画像形成サブモジュール)に送られ、この画像形成(サブ)モジュールはPWM論理モジュール107A又は107B及び駆動回路108A又は108Bの各モジュールをそれぞれ備えうる。いくつかの実施形態においては、画像形成モジュール又はサブモジュールはPWM論理モジュール107A又は107B、駆動回路108A又は108B、プリントヘッド109、走査ミラー111、ドラムへのビームガイドミラー113、現像ステーション115、感光ドラム114、及びドラム帯電器116を備えうる。他の実施形態においては、画像形成モジュール及びサブモジュールは他のモジュール及び装置の組合せを備えうる。
用紙175は給紙トレイ126から転写ローラ124を用いて転写ベルト117へ搬送され、転写ベルト117では感光ドラム114上の潜像が用紙175に転写されうる。いくつかの実施形態においては、感光ドラム114上の潜像は用紙175に転写される前に現像ステーション115においてトナーを用いて現像されうる。感光ドラム114から用紙175への画像の転写は、用紙175が転写ベルト117に載せられている間に行われる。あるいは、その他の方法によって行われてもよい。画像が転写された後は、用紙175は転写ローラ124を用いて用紙搬送経路118上を搬送され、更に定着器119、ガイドローラ121を通り、排紙トレイ122へと搬送されうる。定着器119は転写された画像の用紙175への定着を促進しうる。
プリンタ100はレーザープリンタ、LEDプリンタ、又は本発明の原理と矛盾しないその他のプリンタでありうる。コンピュータ101はコンピュータワークステーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、又はプリンタ100とともに用いることができるその他のコンピュータデバイスでありうる。接続120は従来の通信プロトコル及び/又はデータポートインターフェースを用いた有線又は無線による接続として実施されうる。概して、接続120は各装置の間のデータ通信を行うあらゆる通信チャネルでありうる。ある実施形態においては、例えば、適切な接続120を通じてデータ通信をするために、USB、ファイヤーワイヤー、及び/又はシリアルポート若しくはパラレルポートなどの従来のデータポートが装置に備えられうる。こうした通信リンクは無線リンク若しくは有線リンク、又はコンピュータデバイス101とプリンタ100との間で通信を行う本発明の実施形態と矛盾しないあらゆる組み合わせでありうる。
コンピュータ101からプリンタ100へ送信されるデータにはルーティングを容易にするためのあて先アドレス及び/又はコマンドが含まれうる。いくつかの実施形態において、データバス170は各モジュールの間でデータや電力を移送するサブシステムを備えうる。データバス170はいくつかのモジュールを同じセットのワイヤ又はそれぞれの接続ごとに異なるワイヤによって論理的に接続しうる。データバス170はパラレルバスと同じ論理的機能を備えたあらゆる物理的配置であることができ、パラレル接続及びビットシリアル接続の双方とも備えうる。更に、データバス170は電気的なパラレル配置若しくはデイジーチェイン配置のいずれか、又はスイッチングハブによって接続されうる。
プリンタ100の例示的な印刷エンジン150は、ビーム検出センサ112、ドラムへのビームガイドミラー113、現像ステーション115、感光ドラム114、ドラム帯電器116、走査ミラー111、走査モーター110、及びプリントヘッド109を備えうる。ビーム検出センサ112及び/又はベルト位置センサ125それぞれによって画像の各走査線若しくは一組の走査線、又は各画像につき一以上の信号が生成され、生成された信号が装置コントローラ123へ送信され、次いで装置コントローラ123によって前記信号がPWM論理モジュール107A、107B、及び/又はデータ制御モジュール127へ送信される。図1に示されるように、例示的な画像電子サブシステム160には、CPU103、画像データI/Oモジュール102、メモリ104、DMA制御モジュール105、データバス170、展開モジュール106、PWM論理モジュール107A及び107B、並びに駆動回路108A及び108Bが含まれうる。上述の各種モジュール及びサブシステムはハードウェア、ソフトウェア、若しくはファームウェア又はこれらの様々な組み合わせとして実施されうる。
コンピュータ101からプリンタ100へ送信される画像データは圧縮されたものでありうる。いくつかの実施形態においては、圧縮された画像データはラインごとに順次圧縮された形式のものでありうる。その他の各種形式、例えばポストスクリプト、PCL、及び/又はその他の一般の若しくは独自のページ記述言語などを用いて、データの転送をすることができる。画像データI/Oモジュール102によって受信された画像データは、メモリ104に格納される。いくつかの実施形態においては、完全な1ページの画像データがメモリ104に格納されると、プリントシーケンスが開始されうる。いくつかの実施形態においては、装置コントローラ123によって、適切なデータ及び/又は制御信号を通じて、走査モーター110、感光ドラム114、及び転写ベルト117の動作が開始されうる。
ビーム検出センサ112によって、レーザービームの位置を検出することができ、印刷された画像のラインとラインが正しく並べられるように、画像電子サブシステム160に送信されるパルスが生成されうる。いくつかの実施形態においては、画像の各ラインの走査の最初に、プリントヘッド109からの光が走査ミラー111によってビーム検出センサ112へと反射されうる。ビーム検出センサ112によって装置コントローラ123へ信号が送られ、次に装置コントローラ123によって、ビーム検出信号220がPWM論理モジュール107A、107B及び/又はデータ制御モジュール127へ送信されうる。いくつかの実施形態においては、これらとは異なる信号であって、一般にデータ先頭信号(TOD信号)又は垂直同期信号(“vsync”信号)といわれる信号が、転写ベルト位置センサ125から受信した情報に基づいて、装置コントローラ123によって生成されうる。TOD信号又はvsync信号によって用紙175への画像データの転送をいつ始められるかが示される。例えば、用紙175が転写ベルト位置センサ125を通過すると、TOD信号が装置コントローラ123を通じてPWM論理モジュール107A、107B及び/又はデータ制御モジュール127へ送信されうる。一旦TOD信号が受信されると、CPU103によってメモリ104から展開モジュール106への転送が開始されうる。展開モジュール106によって画像データが展開され、得られた原画像データはデータ制御モジュール127へ転送され、データ制御モジュール127によって前記データが適切に処理されてPWM論理モジュール107A、107Bへ送信される。結果としてPWM論理モジュール107A及び107Bから生じたPWMパルスは、駆動回路108A及び108Bへそれぞれストリームされ、続いてPWMパルスは駆動回路108A及び108Bから更にプリントヘッド109へ送信されうる。
いくつかの実施形態においてはプリントヘッド109からのレーザー光がパルスされ、走査ミラー111及びドラムへのビームガイドミラー113に反射されることで、感光ドラム114上に帯電された領域と帯電されていない領域の潜像が形成される。現像ステーション115において、トナーを用いて前記潜像が現像され、転写ベルト117へ転写されうる。カラー画像などのような複数のコンポーネントを有する画像においては、潜像を形成する処理は各コンポーネントについて繰り返されうる。例えば、CMYKカラープリンタにおいては、シアン(“C”)、マゼンタ(“M”)、イエロー(“Y”)、及びブラック(“K”)を用いるもので、感光ドラム114上の潜像を形成する処理はC、M、Y、及びKのそれぞれの色について繰り返されうる。すべてのコンポーネントが転写ベルト117上に揃えられると、用紙175が給紙トレイ126から転写ローラ124へ給紙され、用紙175に画像が転写されうる。次に、定着器119によってトナーを用紙175に定着させ、用紙175はガイドローラ121によって排紙トレイ122へ搬送されうる。
ピクセルクロック生成モジュール181は水晶発振器若しくはプログラム可能なクロック発振器又はその他あらゆる適切なクロック生成装置でありうる。いくつかの実施形態において、例えば、複数のパスを有するプリンタ100においては、各色の映像データが連続的に順次送信されるものであるが、ピクセルクロック生成モジュール181によって生成されるクロック周波数は、プリンタのパスごとに固定されうる。例えば、複数のパスを有するプリンタ100においては、ピクセルクロック生成モジュール181は水晶発振器でありうる。その他の実施形態において、例えば、時にまとめて“タンデムエンジン”と呼ばれる、複数組の印刷エンジン150を用いたプリンタ100については、各チャネルの周波数が、コンポーネントである各色に対応するピクセルクロックの間で異なる場合に、周波数は較正されうる。このような実施形態においては、プログラム可能な一以上のクロック発振器が較正のために用いられうる。
プリンタ100の例示的な実施形態には、複数のプリントヘッド109に接続された複数組の印刷エンジン150を駆動する駆動回路108A又は108Bが備えられうる。いくつかの実施形態においては、プリントヘッド109はすべてレーザープリントヘッドであることができる。また、画像電子サブシステム160のモジュールが個別に複数備えられうる。例えば、1つの展開モジュール106が複数のデータ制御モジュール127に接続され、更にこれらデータ制御モジュール127がそれぞれ一以上のPWM論理モジュール107A及び107Bに接続されうる。PWM論理モジュール107A及び107Bはそれぞれ更に一以上のピクセルクロック生成モジュール181及び一以上の駆動回路108A又は108Bに接続されうる。画像の一以上の色のコンポーネントのデータは展開モジュール106から各データ制御モジュール127に提供され、次に複数のPWMモジュール107A及び107Bに送られ、続いて複数の駆動回路108A及び108Bに送られ、更に一以上の組の印刷エンジン150へ送信されうる。
他の実施形態においては、複数の展開モジュール106がそれぞれ一以上のデータ制御モジュール127に結合され、更にこれらデータ制御モジュール127が一以上のPWM論理モジュール107A及び107Bに結合されうる。各展開モジュール106によって対応するデータ制御モジュール127へ展開された画像コンポーネントが提供され、続いて各データ制御モジュール127によって前記データが一以上のPWM論理モジュール107A、107Bへ送信されうる。他の実施形態においては、1つのPWM論理モジュール107A又は107Bは、複数の画像コンポーネントを複数の駆動回路108A及び108Bに提供しうる。図面においては例示的なプリンタ100に含まれるいくつかのコンポーネントのうち1つ又は2つしか図示されていないが、本明細書における記述、及び当業者に明らかであるようにより多い又はより少ない数の各種のコンポーネントを各種の実施形態において用いることができる。更に、例示的なプリンタ100に描かれているものとは異なる形態で、各コンポーネントを構成し、又は結合しうる。
いくつかの実施形態においては、プリンタ100はレーザープリントヘッドごとに複数のレーザーを備えうる。プリントヘッド109は複数ラインのデータを駆動回路108A又は108Bから受信し、前記複数ラインのデータを走査ミラー111に投影しうる。続いて、走査ミラー111によって前記複数ラインのデータがビーム検出センサ112及びガイドミラー113へと反射され、これらによって前記複数ラインのデータは感光ドラム114へと反射されうる。いくつかの実施形態においては、ビーム検出センサ112によって、走査ミラー111に反射されたレーザー信号などの単独の信号又は走査ミラー111に反射された複数の信号を検出しうる。
本明細書において扱われる結合には電子接続、同軸ケーブル、銅線及び光ファイバーが含まれうるが、これらに限定されず、データバス170を構成するワイヤも含まれる。結合はまた音波や光波の形態をとることがあり、例えば電波及び赤外線通信において生成されるもの並びにレーザーが挙げられる。結合はまた制御情報の通信又は他の情報機器との一以上のネットワークを通じたデータ通信により実現しうる。本発明において用いられる機械的結合又は電気機械的結合には物理的なコンポーネントの使用、例えばモーター、ギヤカップリング、ユニバーサルジョイントの使用、又は部品を結合するのに用いることができるその他あらゆる機械的、電気機械的装置の使用が含まれうるが、これらに限定されない。
上述の論理モジュール又は機能モジュールはそれぞれ複数のモジュールを備えうる。各モジュールは個別に実施されるか、又はこれらの機能は他のモジュールの機能と組み合わせられうる。更に、それぞれのモジュールは個別のコンポーネントに実施されるか、又はコンポーネントの組み合わせとして実施されうる。
例えば、CPU103、展開モジュール106、PWM論理モジュール107A及び107Bは、それぞれFPGA(field-programmable gate array)、ASIC(application-specific integrated circuit)、CPLD(complex programmable logic device)、プリント回路基板(PCB)、プログラム可能な論理コンポーネント及びプログラム可能な相互接続の組み合わせ、単独のCPUチップ、マザーボードに結合されたCPUチップ、汎用コンピュータ、又は各モジュール103、106、107A若しくは107Bのタスクを実行できるその他あらゆる装置若しくはモジュールの組み合わせとして実施されうる。メモリ104は情報及び画像電子サブシステム160によって実行される命令を格納するためにデータバス170に結合される、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、フィールドプログラマブル読み出し専用メモリ(FPROM)、又はその他のダイナミックメモリを備えうる。
図2A及び図2Bは例示的なTOD信号210上のイベントとBD信号220上のイベントとの関係を図示する例示的なタイミング図である。いくつかの実施形態においては、TODイベント211はTODイベント211A又は211Bに対応しうるものであり、プリンタ100の中の複数の画像形成モジュールのうちの1つによって用紙175に1番目のラインが印刷される際に起こりうる。各画像形成モジュールは水平に連続したラインを同時に印刷しうる。いくつかの実施形態においては、BDイベント221は、BDイベント221A又は221Bを表しうるものであるが、各画像形成モジュールが用紙175に1ラインの印刷を開始することができることを示しうる。TOD信号210はBD信号220と非同期でありうるため、図2Bに図示されるようにTODイベント211はBDイベントの間のサイクルの中で“早く”起きることがあり、又は図2Aで図示されるように“遅く”起きることがありうる。TODイベント211がBDイベント221間のサイクルの中でいつの時点において起きるかによって、用紙175の配置は、各画像形成モジュールによって印刷される位置が最大(A)ラインずれうる。ここで(A)とは画像形成モジュールの数を表す。例えば、2つの画像形成モジュールがある場合には、TODイベント211がBDイベント221のサイクルの中で早いか遅いかによって、画像形成モジュールに対する用紙175のアライメントは最大2ラインの高さまでずれるおそれがある。
よって、いくつかの実施形態においては、どの画像形成モジュールを用いて用紙175に画像の1番目のラインを印刷するかについては、TODイベント211がBDイベント221のサイクルのどの時点で起きるかによって決定される。例えば、図2Aに図示されるように、TODイベント211がBDイベント221のサイクルの中で遅く起きた場合には、画像形成モジュールが用紙175上のより低い位置に印刷をするように用紙175が配置される。このように、いくつかの実施形態においては、TODイベント211がBDイベント221のサイクルの中で遅く起きた場合には画像形成モジュールはそれぞれ画像の1ラインを印刷しうる。ところが、図2Bに示されるように、もし、TODイベント211がBDイベント221のサイクルの中で早く起きた場合、画像形成モジュールは用紙175上のより高い位置に印刷するように配置されうる。このように、TODイベント211が早く起きるか遅く起きるかにかかわらず、同様に用紙175に印刷される1番目のラインの位置を正しくするためには、TODイベント211が早く起きた場合には、画像の1番目のラインは2番目の画像形成モジュールを用いて印刷されうる(そして水平方向で前に位置する画像形成モジュールは最初のサイクルでは何も印刷しないことがありうる)。TODイベント211がいつ起きるかに基づいてどの画像形成モジュールを用いるか選択することによって、TODイベント211がいつ起きるかにかかわらず、印刷された画像は同様に正しく配置されうる(印刷上1ラインの高さの範囲内でありうる)。いくつかの実施形態においては、遅いTODイベント211A又は早いTODイベント211Bが起きたかにかかわらず、ピクセルデータの続きのラインは1番目及び2番目の画像形成モジュールによって順次書き込まれうる。TODイベント211及びBDイベント221は信号210及び220上のパルス又はその他あらゆる検出しうるイベントの形態をとりうる。
いくつかの実施形態において、(A)個の画像形成モジュールがある場合に、BDイベント221とTODイベント211A又は211Bとの間の相対的なタイミングの関係によって、ピクセルデータのどのラインを(A)個の画像形成モジュールのうちのいずれが印刷するかが設定されうる。いくつかの実施形態においては、例えば5個の画像形成モジュールがある場合に、BDイベントが特定の閾値内で起きる場合、例えばBDイベント221の間のタイムインターバルの最初の5分の1の間に起きた場合、印刷の最初の走査では5番目の画像形成モジュールのみがピクセルデータのラインを印刷することができ、5番目の画像形成モジュールが画像のピクセルデータの1番目のラインを印刷しうる。いくつかの実施形態においては、TODイベント211がBDイベント221の間のタイムインターバルの2番目の5分の1の間に起きた場合、印刷の最初の走査の間は、4番目と5番目の画像形成モジュールのみがピクセルデータのラインを印刷しうる。いくつかの実施形態においては、4番目の画像形成モジュールが画像のピクセルデータの1番目のラインを印刷することができ、5番目の画像形成モジュールが画像のピクセルデータの2番目のラインを印刷することができる。いくつかの実施形態においては、概して、TODイベント211A又は211Bが、BDイベント221の間のタイムインターバルの間の(A)個の同じ長さのサブインターバルの間の(N)番目のサブインターバルで起きた場合、画像のピクセルデータの1番目のラインは(A+1−N)番目の画像形成モジュールを用いて印刷され、ピクセルデータの続くラインは続く画像形成モジュールを用いて印刷されうる。
図3は例示的なデータ制御モジュール127を図示するブロック図である。図3に示されるように、データ制御モジュール127は、メモリモジュール310及び相対位置ディテクタ330に結合されたメモリ制御モジュール320を備えうる。例示的なメモリモジュール310は複数のメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fを備えうる。メモリモジュール310は先入れ先出し(FIFO)配列であり、シフトレジスタの配列として実施されうる。いくつかの実施形態においては、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E及び380FはRAM、ROM、PROM、FPROM、又はその他の種類のダイナミックメモリを備え、メモリモジュール310の論理的又は物理的部分を構成しうる。いくつかの実施形態においては、一以上のメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fが単独で又は組み合わせて用いられ、例示的なプリンタ100の出力画像のピクセルデータの1ラインを格納する。例えば、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fのうちのいずれのペアもピクセルデータ350の1ラインを格納するのに用いられうる。
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310及びメモリ制御モジュール320は展開モジュール106に結合され、展開モジュール106によって、ピクセルデータ350がメモリモジュール310に送信されうる。メモリ制御モジュール320はピクセルデータ350のメモリモジュール310へ/からの流れを制御しうる。いくつかの実施形態においては、イベント信号、例えば例示的な信号220及び210が相対位置ディテクタ330に入力され、例えばTODイベント211及びBDイベント221などのイベント又はパルスの位置を判定しうる。例えば、相対位置ディテクタ330は信号220及び210に基づいて相対位置信号340を生成しうる。
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310はPWM論理モジュール107A及び107Bに結合され、1番目のピクセルデータ360AをPWM論理モジュール107Aに、2番目のピクセルデータ360BをPWM論理モジュール107Bに出力しうる。1番目のピクセルデータ360A及び2番目のピクセルデータ360Bはそれぞれ印刷画像のピクセルデータの1ラインに対応しうる。他の実施形態においては、メモリモジュール310は複数の画像形成モジュールに結合され(それぞれの画像形成モジュールがPWM論理モジュール107A若しくは107Bを備えうる)、そしてピクセルデータ360A及び360Bがそれぞれ画像形成モジュールのうちの1つに書き込まれうる。
いくつかの実施形態においては、相対位置ディテクタ330はFPGA、ASIC、CPLD、PCB、プログラム可能な論理コンポーネント及びプログラム可能な相互接続の組み合わせ、CPU、又は相対位置ディテクタ330のタスクを行うことができる装置若しくはモジュールのその他あらゆる組み合わせに実施されるのに適切なあらゆる制御論理を用いて実施されうる。いくつかの実施形態においては、相対位置信号340は相対位置ディテクタ330によって生成されうる。他の実施形態においては、相対位置信号340はその他あらゆる適切な論理装置又は論理モジュールによって生成されうる。
図4Aは遅いTODイベント211Aの検出を図示した例示的なタイミング図である。図4Bは早いTODイベント211Bの検出を図示した例示的なタイミング図である。例示的なタイミング図4A及び4Bは相対位置ディテクタ330のイベントシーケンスに対応しうる。いくつかの実施形態においては、相対位置ディテクタ330はTOD信号遷移410に対応しうるTODイベント211Aの立ち上がりエッジ及びBD信号遷移420に対応しうるBDイベント221の立ち上がりエッジに基づいたエッジトリガ方式でありうる。図4A及び4Bにおいては、BDサイクル440はBD信号220の信号遷移の間の時間でありうる。よって、BD半サイクル430はBD信号220の信号遷移の間の半分の時間でありうる。図4Aに示されるように、例えばBDサイクル440の後半の間など、閾値により設定された時間枠の範囲外で起きるTODイベント211については、遅いTODイベント211Aとして指定されうる。図4Bに示されるように、例えばBDサイクル440の前半の間など、閾値により設定された時間枠の範囲内で起きるTODイベント211については、早いTODイベント211Bとして指定されうる。
図4Aに示されるように、BD信号遷移420とTOD信号遷移410の間の時間の違いがBD半サイクル430よりも短い場合、相対位置信号340は設定されず、これは遅いTODイベント211Aを意味する。
図4Bに示されるように、TOD信号遷移410とBD信号遷移420の間の時間の違いがBD半サイクル430よりも長い場合、相対位置信号340は設定され、これは早いTODイベント211Bを意味する。
いくつかの実施形態においては、相対位置ディテクタ330は立下りエッジトリガ方式でありうる。概して、図4において図示される信号は例示的なもので、図解する目的のみのためのものであり、個別の実施例に基づいて、信号はその他の遷移及び/又は向きをしうる。例えば、TOD信号遷移410はTOD信号210が高から低へ遷移することに対応し、BD信号遷移420はBD信号220が高から低へ遷移することに対応し、相対位置信号340の設定は相対位置信号340の立下りエッジに対応しうる。
図5はメモリモジュール310の各種の例示的なステージを描いたブロック図である。図5に示されるように、310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G、310H、及び310Iの各ステージは、ピクセルデータ360A及び360Bが書き出される間の様々な時点におけるメモリモジュール310を表しうる。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ360A及び360Bは同時に印刷される印刷画像のラインに対応しうる。例えば、1番目のピクセルデータ360Aは2番目のピクセルデータ360Bのすぐ上で同時に印刷されるピクセルデータのラインに対応しうる。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ360A及び360Bはそれぞれプリンタ100内の画像形成モジュールに対応しうる。
本明細書におけるいくつかの例や実施形態において説明されているように、TODイベント211がいつ起きるかにかかわらず、1印刷ラインの範囲内に印刷画像の位置を合わせるために、画像の1番目のラインを印刷するのに用いられる画像形成モジュールの選択はTODイベント211及びBDイベント221の相対位置に基づきうる。例えば、遅いTODイベント211Aが起きた後では、すべての画像形成モジュールにデータが書き出されうる。よって、遅いTODイベント211Aが起きた場合、ステージ310Bについて図示されるように、データは出力ピクセルデータ360A及び360Bに書き出されうる。他方で、早いTODイベント211Bが起きた後は、2番目のピクセルデータ360Bに対応して、データは垂直に低い画像形成モジュールにのみ書かれうる。このような場合の例についてはステージ310Fとして図示されている。
図5には遅いTODイベント211Aに対応して、相対位置信号340が設定された場合の様々なステージにおけるメモリモジュール310が310A、310B、310C、310D、及び310Eによって図示されている。図5にはまた、早いTODイベント211Bに対応して、相対位置信号340が設定されていない場合のメモリモジュール310がステージ310A、310F、310G、310H、及び310Iによって図示されている。
図5に示されるように、入力ピクセルデータ350はメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fに格納されうる。いくつかの実施形態においては、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fに格納されたピクセルデータ350はそれぞれピクセルデータの異なる個別のラインに対応しうる。例えば、ステージ310Aに図示されるように、ピクセルデータの1番目のラインはメモリユニット380A及び380Bに格納され、ピクセルデータの2番目のラインはメモリユニット380C及び380Dに格納され、並びにピクセルデータの3番目のラインはメモリユニット380E及び380Fに格納される。
例示的なメモリモジュールステージ310Aはメモリモジュール310の1番目のステージに対応しうるものであり、網掛けされた領域はピクセルデータ350で満たされたメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fを示している。図5におけるメモリモジュールステージ310Bは、遅いTODイベント211Aが起きた後のメモリモジュール310の2番目のステージに対応しうるものであるが、格納されたデータ380A及び380Cの最初の2ラインの前半がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして送信される場面を示している。メモリモジュールステージ310Cはメモリモジュール310の3番目のステージに対応しうるものであるが、格納されたデータ380B及び380Dの最初の2ラインの後半がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして送信される場面を示している。ただし、ステージ310Cにおいて示されるように、380B及び380Dからデータがドレインされる間、続くラインの入力ピクセルデータ350を格納するために、メモリユニット380A及び380Cを再利用することができる点に注意が必要である。
メモリモジュールステージ310Dは、メモリユニット380B及び380Dが入力ピクセルデータによって再び満たされている間に、メモリユニット380E及び再び満たされたメモリユニット380Aから、データの続く2ラインの前半がドレインされる場合を表している。次に、メモリモジュールステージ310Eはメモリユニット380A及び380Eが入力ピクセルデータによって再び満たされている間に、メモリユニット380F及び再び満たされたメモリユニット380Cから、データの続く2ラインの後半がドレインされる場合を表している。
上述のように、図5においては、ステージ310A、310F、310G、310H、及び310Iは早いTODイベント211Bに対応して相対位置信号340が設定された場合のメモリモジュール310のステージが図示されている。前述のように、メモリモジュールステージ310Aは1番目のステージに対応し、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fはピクセルデータ350によって満たされうる。
メモリモジュールステージ310Fはメモリモジュール310の2番目のステージに対応しうるが、メモリユニット380Aに格納されたピクセルデータの1番目のラインの前半が2番目のピクセルデータ360Bとして送信されうる。メモリモジュール310Gはメモリモジュール310の3番目のステージに対応し、メモリユニット380Aが入力ピクセルデータ350の続くラインを格納するために利用される間、同時に、メモリユニット380Bに格納されたピクセルデータ350の1番目のラインの後半が2番目のピクセルデータ360Bとして送信されうる。
図5で示されるように、メモリモジュールステージ310Hは、メモリモジュール310の4番目のステージに対応しうるが、メモリユニット380Bが再び満たされる間、同時に、メモリユニット380C及び380Eに格納されたピクセルデータの前半がそれぞれピクセルデータ360A及び350Bとして出力される。次に、メモリモジュールステージ310Iはメモリモジュール310の続くステージに対応しうるが、メモリユニット380C及び380Eが再び満たされる間、同時に、メモリユニット380D及び380Fに格納されたピクセルデータの後半がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして出力される。
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310A内のメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fへの、並びにこれらからのデータの移動はメモリ制御モジュール320の制御の下で行われ、メモリユニットから一旦ピクセルデータがドレインされた後は、メモリユニットにピクセルデータの続く入力ラインが動的に再び割り当てられうる。
いくつかの実施形態において、図8で以下に例示されるように、2つの出力ピクセルデータ360A及び360Bより多くのデータが存在することがあり、このようなことから相対位置信号340は2値より大きな数値の信号を備えうる。いくつかの実施形態においては、N個の出力ピクセルデータ360A、360B、360C、等があり、相対位置信号340はN値を識別しうる。例えば4つの出力ピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dがある場合には、相対位置信号は0、1、2、又は3に設定されうる。いくつかの実施形態においては、1、2、3、又はこれ以上の(最大Nまでの)ラインのピクセルデータ360A、360B、360C、等が相対位置信号340に基づいてメモリモジュール310の1番目のステージに書き込まれうる。本発明のいくつかの実施形態よれば、これによりピクセルデータ360A、360B、360C等は、ページ最上部との間の望ましい長さから1印刷ライン以内となるように並べられ、又は印刷画像のその他のコンポーネントから1印刷ライン以内となるように印刷されうる。
図5に図示されるメモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G、310H、及び310Iは本発明のいくつかの実施形態に基づいて、どのようにメモリユニットにピクセルデータ360A及び360Bの出力ラインを再び割り当てるかについて例示している。メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fをどのように利用し、再び割り当てるかに関する他の実施形態や例示は本明細書において記載されている。本明細書において開示されないその他の実施形態は、本明細書に基づいて当業者によって作成されうるが、請求の範囲に記載されている本発明の趣旨から逸脱するものではない。
例示的なメモリユニットパターン図である図6に図示されるように、いくつかの実施形態においては、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fにピクセルデータ360A又は360Bが割り当てられるパターンは繰り返されうる。例えば、図6では、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fにピクセルデータ360A及び360Bを割り当てるパターンが、ピクセルデータ12ラインが格納された後に繰り返される。いくつかの実施形態においては、そうした繰り返されるパターンによって、あらゆる時点においてもメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fのいずれかが使用されないという状態とならないようにメモリモジュールが再利用されうる。
図7はメモリモジュール310の例示的なステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び310Hを図示したブロック図である。図7に示されるように、メモリモジュール310は12個のメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び380Lを備えうる。図7に示されるように、5個のメモリユニットを用いてピクセルデータ350の各ラインを格納しうる。図7は、メモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び310Hはメモリモジュール310がピクセルデータ360A及び360Bを書き出すのに用いられる間に、各メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び380Lがどのように再利用されるかについて図示している。図7に図示されているメモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び310Hはメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び380Lに、どのようにピクセルデータ360A及び360Bの出力ラインが割り当てられうるかが例示されている。いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び310Hは遅いTODイベント211Aに対応して、相対位置信号340が設定されない場合に用いられうる。いくつかの実施形態においては、他のメモリモジュール310の構成並びにメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び/又は380Lを用いたメモリモジュール310の各ステージが用いられうる。
図7に示されるように、メモリモジュール310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び310Hはそれぞれ異なる時点における異なる構成の1つのメモリモジュール310を表しうる。例えば、メモリモジュール310Aはメモリモジュール310の1番目のステージに対応し、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び380Lがピクセルデータ350によって満たされうる。メモリモジュール310Bは、相対位置信号340が設定されない場合のメモリモジュール310の2番目のステージに対応し、メモリユニット380A及び380Fに格納されたピクセルデータ350の最初の2ラインの最初の部分がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして送信されうる。図7に図示される続くステージ310C、310D、310E、310F、310G及び310Hは、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び380Lに格納されたピクセルデータの続く部分がピクセルデータ360A及び360Bとして書き出される例示的なステージに対応しうる。各メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び380Lからデータが書き出された場合には、当該メモリモジュールにピクセルデータ360A又は360Bの続くラインが動的に再び割り当てられうる。
例えばメモリモジュール310Hはメモリモジュール310の8番目のステージに対応し、メモリユニット380L及び380Cに格納されたピクセルデータ350の続く2ラインの各部分がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして送信され、入力ピクセルデータ350の続くラインの部分を格納するために、メモリユニット380K及び380Gが動的に再び割り当てられ、再び利用されうる。
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310の9番目のステージはメモリモジュール310Dに対応し、メモリユニットは以下のようにマッピングされうる:
Figure 2008030472
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310Eはメモリモジュールの10番目のステージに対応し、メモリモジュール310Fはメモリモジュール310の11番目のステージに対応し、メモリモジュール310の続くステージはそれぞれに応じたこれに続くメモリモジュール310D、310E、310F、310G及び/又は310Hに対応する。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ350はメモリモジュール310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び/又は310Hに格納され、画像全体が書き出されるまで、上述のようにピクセルデータ360A及び360Bとして続けて書き出されうる。
いくつかの実施形態においては、メモリユニット並びにメモリモジュールステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、310G及び310Hのピクセルデータについてその他の構成が用いられうる。
いくつかの実施形態においては、相対位置信号340が設定された場合に、早いTODイベント211Bに対応して、ピクセルデータ350のすべてのラインより少ないラインに対応する、すべてのメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、及び/又は380Lよりも少ないメモリユニットに格納されたデータがメモリモジュール310の1番目のステージにおいて2番目のピクセルデータ360Bとして書き出されうる。いくつかの実施形態においては、一旦ピクセルデータ350のすべてのラインより少ないデータが2番目のピクセルデータ360Bとして書き出されると、メモリモジュール310の類似するステージがメモリモジュール310の特定のステージが生じた後に生じるようにメモリモジュール310の各ステージが繰り返されうる。
図8には、メモリモジュール310の例示的なステージ310A、310B、310C、310D、及び310Eを図示するブロック図が示されている。図8に示されているように、メモリモジュール310はメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、380L、380M、380N、380O、及び/又は380Pを備えうる。いくつかの実施形態においては、4ラインのピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dが同時にメモリモジュール310から書き出されうる。ピクセルデータの各ライン360A、360B、360C、及び360Dが画像形成モジュールに対応しうる。いくつかの実施形態においては、3個のメモリユニットを用いて入力ピクセルデータ350の各ラインが格納されうる。図8に図示されたメモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、及び310Eは、本発明のいくつかの実施形態に基づいてどのようにメモリユニットにピクセルデータ360A、360B、360C及び360Dの出力ラインが再び割り当てられるかを例示する。
図8に示されるように、メモリモジュールステージ310A、310B、310C、310D、及び310Eは、遅いTODイベント211Aに対応して、相対位置信号340が設定されない場合の各ステージのメモリモジュール310に対応しうる。例えば、図8に示されるように、メモリモジュールステージ310Aはメモリモジュール310の1番目のステージに対応し、メモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、380L、380M、380N、380O、及び380Pがピクセルデータ350で満たされうる。
図8に示されるように、メモリモジュールステージ310Bはメモリモジュール310の2番目のステージに対応し、メモリユニット380A、380D、380G、及び380Jに格納されたピクセルデータ350の最初の4ラインの最初の部分がそれぞれピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dとして送信されうる。図8に図示される続くステージ310C、310D、及び310Eはメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、380L、380M、380N、380O、及び380Pに格納されたピクセルデータの続く部分がピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dとして書き出される例示的なステージに対応しうる。各メモリユニットのデータが書き出された後は、メモリモジュールにピクセルデータ360A、360B、360C、又は360Dの続くラインが動的に再び割り当てられうる。
例えば、メモリモジュール310Eはメモリモジュール310の5番目のステージに対応し、メモリユニット380M及び380P並びに再び満たされたメモリユニット380G及び380Eに格納されたピクセルデータ350の4ラインの最初の部分がそれぞれピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dとして送信され、メモリユニット380C、380F、380I、及び380Lが再利用され、ピクセルデータ350の入力ラインの各部分を格納しうる。
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310の6番目のステージがメモリモジュール310Cに対応し、メモリユニットは以下のようにマッピングされうる:
Figure 2008030472
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310Dはメモリモジュール310の7番目のステージに対応し、メモリモジュール310Eはメモリモジュール310の8番目のステージ対応し、これに続くメモリモジュール310のステージは、それぞれ適当な続くメモリモジュール310C、310D及び/又は310Eに対応しうる。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ350はメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、380L、380M、380N、380O、及び/又は380Pに格納され、画像全体が書き出されるまで上述のようにピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dとして続けて書き出されうる。
いくつかの実施形態においては、他のメモリモジュール310の構成又はメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、380L、380M、380N、380O、及び/又は380Pを備えうるメモリモジュール310の他のステージが用いられうる。いくつかの実施形態においては、例えば早いTODイベント211Bが起きた後、ピクセルデータ350のすべてのラインより少ないラインに対応して、すべてのメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、380F、380G、380H、380I、380J、380K、380L、380M、380N、380O、及び/又は380Pよりも少ないデータがメモリモジュール310の1番目のステージにおいてピクセルデータ360A、360B、360C、及び/又は360Dとして書き出されうる。一旦すべてのピクセルデータ350のラインより少ないデータがピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dとして書き出されると、メモリモジュールの310の類似するステージがメモリモジュール310の特定のステージが生じた後に生じるようにメモリモジュール310のステージが繰り返されうる。
図9はメモリモジュール310の例示的なステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F及び310Gを図示するブロック図である。図9に示されるように、メモリモジュール310はメモリユニット380A1、380B1、380C1、380D1、380E1、380F1、380G1、380H1、380A2、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び/又は380H2を備えうる。図9に示されるように、2つのメモリユニット380A1、380B1、380C1、380D1、380E1、380F1、380G1、380H1、380A2、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び/又は380H2を用いて、ピクセルデータ350の各ラインを格納しうる。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ360A及び360Bの2ラインがメモリモジュール310から書き出され、出力ピクセルデータ360A及び360Bそれぞれに対応する2つの画像形成モジュール又はサブモジュールをプリンタ100は備えうる。図9に示されるように、メモリモジュール310は4ラインのピクセルデータ350又は4ラインのピクセルデータ350で構成されるピクセルデータ350のブロックを取り込みうる。いくつかの実施形態において、展開モジュール106はピクセルデータ350をピクセルデータ350の複数ラインで構成されたデータのブロックとして、展開して、送信しうる。いくつかの実施形態においては、展開モジュール106によってメモリモジュール310にピクセルデータ350の4ラインのブロックが送信されうる。図9に図示されるメモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、及び310Gは、本発明のいくつかの実施形態に基づいて、どのようにメモリユニットにピクセルデータ360A及び360Bの出力ラインが再び割り当てられうるかを例示する。いくつかの実施形態においては4ラインのピクセルデータが同時に読み込まれるので、ピクセルデータ350の8ラインに対応するメモリユニットを利用することによって、4ラインのデータが読み込まれると同時にピクセルデータ360A及び360Bとして格納されたピクセルデータを書き出すことで、ビデオアンダーランを防ぎうる。
図9に示されるように、メモリモジュール310A、310B、310C、310D、310E、310F、及び310Gは、それぞれ異なる時間及び異なる構成のメモリモジュール310を表しうる。図9に示されるように、メモリモジュール310A、310E、310F及び310Gは早いTODイベント211Bに対応して相対位置信号340が設定された場合における各ステージのメモリモジュール310Aに対応しうる。図9に示されるように、メモリモジュール310A、310B、310C、及び310Dは相対位置信号340が設定されない場合の各ステージにおけるメモリモジュール310Aに対応しうる。メモリモジュール310Aはメモリモジュール310の1番目のステージに対応し、この場合メモリユニット380A1、380B1、380C1、380D1、380E1、380F1、380G1、380H1、380A2、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び380H2がピクセルデータ350で満たされうる。
図9に示されるように、メモリモジュール310Bは、相対位置信号340が設定されない場合のメモリモジュール310の2番目のステージに対応し、メモリユニット380A1及び380C1に格納されたピクセルデータ350の最初の2ラインの最初の部分がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして送信されうる。図9に示されるように、メモリユニット380A1及び380C1に格納されたピクセルデータ350が一旦それぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されると、メモリユニット380B1及び380D1に格納されたピクセルデータ350がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとしてそれぞれ書き出され、最後にメモリユニット380F1及び380H1に格納されたピクセルデータ350がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されうる。
図9に示されるように、メモリモジュール310のステージ310Cについて、ピクセルデータ350の最初の4ラインのピクセルデータが一旦ピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されると、メモリユニット380A1、380B1、380C1、380D1、380E1、380F1、380G1、及び380H1は動的に再び割り当てられ、これらにピクセルデータ350の続く4ラインに対応するピクセルデータ350が格納されうる。
いくつかの実施形態においてはメモリユニット380A2、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び380H2に格納されたピクセルデータ350はピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されうる。メモリユニット380A2及び380C2に格納されたピクセルデータ350はそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出され、続いて、メモリユニット380B2及び380D2に格納されたピクセルデータ350がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出され、メモリユニット380E2及び380G2に格納されたピクセルデータ350がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出され、メモリユニット380F2及び380H2に格納されたピクセルデータ350がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されうる。
図9に示されるように、メモリモジュール310のステージ310Dに関して、一旦ピクセルデータ350の4ラインのピクセルデータがピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されると、メモリユニット380A2、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び380H2は再び利用され、これらにピクセルデータ350の次の4ラインが格納されうる。更に、メモリユニット380A1及び380C1に格納されたピクセルデータ350の続くラインの最初の部分がそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして送信されうる。
図9に示されるように、相対位置信号340が設定された場合に、メモリモジュール310Eはメモリモジュール310の1番目のステージ310Aに続くメモリモジュール310の2番目のステージを表し、この場合にはメモリユニット380A1に格納されたピクセルデータ350は2番目のピクセルデータ360Bとして書き出され、メモリユニット380C1及び380D1に格納されたピクセルデータ350並びにメモリユニット380E1及び380F1に格納されたピクセルデータ350はそれぞれピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されうる。
図9に示されるように、メモリモジュール310のステージ310Fに関して、メモリユニット380A1、380B1、380C1、380D1、380E1、380F1、380G1、及び380A2に格納されたピクセルデータ350が一旦ピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されると、メモリユニット380A1、380B1、380C1、380D1、380E1、380F1、380G1、及び380A2は動的に再び割り当てられ、ピクセルデータ350の続くラインが格納されうる。図9に示されるように、メモリモジュール310のステージ310Gに関して、メモリユニット380H1、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び380A1に格納されたピクセルデータ350が一旦ピクセルデータ360A及び360Bとして書き出されると、メモリユニット380H1、380B2、380C2、380D2、380E2、380F2、380G2、及び380A1は再び利用され、ピクセルデータ350の続くラインが格納されうる。
いくつかの実施形態においては、メモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、及び310Gにはそれぞれメモリモジュール310の別個のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、又は310Gが続き、メモリモジュール310のステージ310A、310B、310C、310D、310E、310F、又は310Gのうちいずれのステージがメモリモジュール310の他のどのステージに続くかについてパターンがありうる。更に、図9に図示されるステージに加え、メモリモジュール310のその他のステージが用いられ、メモリモジュール310で繰り返されるステージのパターンの一部を形成し、完全な画像を書き出すのに用いられうる。
図5、7、8、及び9に例示されるように、メモリモジュール310は2個以上のメモリユニット380を備えうる。いくつかの実施形態においては、例えば図5に図示されるように、ピクセルデータのラインごとに2個のメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、又は380Fが用いられ、合計6個のメモリユニット380A、380B、380C、380D、380E、及び380Fによってピクセルデータ350の3ラインを格納しうる。いくつかの実施形態において、6個のメモリユニット380を用いれば、ビデオアンダーランを防ぐことに有用であり、メモリユニット380が満たされると同時にドレインされる。
いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ350の各ラインを格納するのに用いられるメモリユニット380の数を増やし、各メモリユニット380の容量を減らすことによって、メモリモジュール310において使用されるメモリの総量を減らすことができる。例えば、(A)を出力ピクセルデータ360のラインの数とし、(B)をピクセルデータ350のラインを格納するのに用いられるメモリユニット380の数とし、(C)を格納されたピクセルデータ350のラインの数とし、及び(D)をメモリモジュール310ごとのメモリユニット380の数として、D=B*Cとする。いくつかの実施形態においては、(C)=(A+A/B)となり、メモリユニット380はピクセルデータ350を(1/B)ライン格納しうる。いくつかの実施形態においては、用いられるメモリユニット380の数はD=(B*C)=(B*(A+A/B))となりうる。例えば、図5に示されるような場合、(A)書き出されたピクセルデータ360A及び360Bのラインの数は2であり、(B)ラインごとのメモリユニット380の数は2個であったので、メモリモジュール310ごとのメモリユニット380の数は(2*(2+2/2))=6であった。これはメモリユニット380を用いてピクセルデータ350の合計3ラインを格納することに対応しうる。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ350がメモリユニット380に書き込まれるのが、ピクセルデータ360A、360Bがメモリユニットから書き出されるよりも早い場合には、上述した数より少ない数のメモリユニット380しか用いられなくても、ビデオアンダーランを防ぐことができる。
いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ350のラインごとのメモリユニット380の数を増やすことによって、使用されるメモリの量を減らすことができる。いくつかの実施形態においては、例えば図7に図示される場合のように、出力ピクセルデータ360A及び360Bが2ラインあって、ピクセルデータ350のラインごとに5個のメモリユニットが存在しうる。いくつかの実施形態においては、例えば図7に図示される場合のように、ピクセルデータ360A及び360Bの出力されたラインの数(A)は2であり、ピクセルデータ350のラインごとのメモリユニット380の数(B)は5であり、その結果、12個のメモリユニットが用いられうる:(5*(2+2/5))=12メモリユニット。
いくつかの実施形態においては、図7の例における12個のメモリユニット380は、図5の例のような場合よりも用いられる総メモリ量が少なくなりうる。使用されるメモリの総量はいずれかの時点において格納しうるピクセルデータ350の総量によって測定しうる。いくつかの実施形態においては、例えば図5において図示される場合のように、ピクセルデータ350の3ラインに対応しうる6個のメモリユニットが用いられうるのに対して、図7の例においては、12個のメモリユニット380が用いられうるが、これらはピクセルデータ350の12/5すなわち2.4ラインに相当しうる。よって本発明のいくつかの実施形態によれば、図5の例よりも図7の例の方が使用されるメモリの総量が少なくなりうる。
その他の構成やメモリのニーズが可能である。図8に図示されるように、例えば、4ラインのピクセルデータ360A、360B、360C、及び360Dを書き出すのにメモリモジュール310が用いられて、ピクセルデータ350の各ラインを格納するのに3個のメモリユニット380が必要とされうる。いくつかの実施形態においては、これにより、ピクセルデータ350の(4+4/3=5 1/3)ラインのストレージ、すなわち、16個のメモリユニット380を用いる結果となりうる。
いくつかの実施形態においては、図9において図示される場合のように、ピクセルデータ350がブロックで受信され、当該ブロックにはピクセルデータ350の複数のラインが含まれる場合、有効メモリのサイズの総量は2個の完全なブロックであり、これはピクセルデータ350の各ブロックの中のラインの数の2倍に相当する。いくつかの実施形態においては、例えば図9に図示されるように、ピクセルデータ350のブロックの4ラインに相当し、用いられるメモリユニット380の個数はピクセルデータ350の8ラインを保持するのに用いられうるメモリユニット380の個数に対応しうる。いくつかの実施形態においては、ピクセルデータ350のブロックごとに4ラインあり、ピクセルデータ350のラインごとに2個のメモリユニット380がある場合に、ピクセルデータ350及び出力ピクセルデータ360A及び360Bを格納するために16個のメモリユニットが用いられうる。
また、展開モジュール106が(X)列のメモリユニット380(図示せず)に合うようなサイズの連続したブロックを左から右へ展開する場合、(X)列のメモリユニット380をピクセルデータの入力ラインの格納に用いうる。このような場合には、必要なメモリユニット380の個数は展開されるデータブロックのピクセルデータのラインの数(L)、1個のデータブロックを格納するのに必要とされるメモリユニットの列の数(X)、及びラインごとのメモリユニットの数(M)に基づきうる。(X)は(M)よりも少ない数でありうる。必要なメモリユニットの個数の合計は(L*M)+(L*X)となりうる。例えば、展開モジュール106が一度に10ピクセルの列のデータを展開した場合、必要なメモリユニットの個数の合計は(L*M)+(L*1)となりうる(1個のメモリユニットに10ピクセルが入る場合、M=1である)。
これに対し、本発明のいくつかの実施形態によれば、ピクセルデータのラインごとのメモリユニット380の数を増やすことで全体的なメモリの必要条件を減ずることができるが、メモリアーキテクチャによって課せられる制約がありうる。例えば、メモリユニット380は2の累乗のサイズで実施され、ピクセルデータのラインごとのメモリユニット380の個数が特定の数であるとき、メモリモジュール310のメモリをより効率的に用いうる。例えば、ピクセルデータ350のラインごとに20,400ピクセルがあり、出力ピクセルデータ360A及び360Bが2ラインある実施形態につき検討する。必要なメモリの量を集計すると以下のとおりになる:
Figure 2008030472
この例においては、ピクセルデータ350のラインごとにメモリユニット380を4個用いる実施が、ピクセルデータ350のラインごとにメモリユニット380を3個用いる実施よりもより多くの領域を用いうる。なぜなら、実施された各メモリユニット380の大部分は使用されないままとなりうるからである。いくつかの実施形態においては、例えば、ピクセルデータ350のラインごとのメモリユニット380が5個であると有効でありうる。なぜなら、実際に実施されたメモリユニット380のサイズは最小のメモリユニットサイズに類似し、それより少し大きい程度であることがありうるからである。このように、いくつかの実施形態においては、メモリユニット380のサイズに制約がある場合、ピクセルデータ350のラインごとのメモリユニット380が特定の個数のときに、全体として用いられるメモリが少なくなる結果となる。
本発明のその他の実施形態は本明細書に開示される詳細な説明の検討及び本発明の実施によって当業者にとって明らかとなるであろう。本明細書と実施例は例示とすることのみを意図しており、本発明の真の範囲や意図は請求項において示される。
例示的なコンピュータに接続された例示的なレーザープリンタを示したブロック図である。 例示的なタイミング図である。 例示的なタイミング図である。 例示的なデータ制御モジュールを図示したブロック図である。 遅いTODイベントの検出を図示する例示的なタイミング図である。 早いTODイベントの検出を図示する例示的なタイミング図である。 メモリモジュールの例示的なステージを図示したブロック図である。 例示的なメモリユニットパターンを示す図である。 1ラインのピクセルデータごとに5個のメモリユニットを用いて、2ラインのピクセルデータを出力するメモリモジュールの例示的なステージを図示したブロック図である。 1ラインのピクセルデータごとに3個のメモリユニットを用いて、4ラインのピクセルデータを出力するメモリモジュールの例示的なステージを図示したブロック図である。 1ラインのピクセルデータごとに2個のメモリユニットを用いて、2ラインのピクセルデータを出力し、4ラインのピクセルデータを取り込むメモリモジュールの例示的なステージを図示したブロック図である。

Claims (30)

  1. データ制御モジュールに結合された画像形成モジュールを有する画像形成装置において、
    前記データ制御モジュールは、
    それぞれ画像のピクセルデータの対応する部分を格納する複数のメモリユニットを備え、
    対応するメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を前記画像形成モジュールに書き出し、
    ピクセルデータの対応する部分が書き出された後に、それぞれのメモリユニットにピクセルデータの更なる部分を動的に対応付ける画像形成装置。
  2. メモリユニットにピクセルデータの前記更なる部分を動的に対応付けることは、前記メモリユニットに前記画像のピクセルデータの前記更なる部分を格納することを更に含む請求項1に記載の装置。
  3. ピクセルデータの前記部分は、画像のラインの一部分、画像のライン、画像の複数のライン、又は画像ブロックを含む請求項1に記載の装置。
  4. 他のメモリユニットに格納されたピクセルデータの続く部分の書き出しがなされると同時に、ピクセルデータがドレインされたメモリユニットにピクセルデータの更なる部分が動的に対応付けられる請求項1に記載の装置。
  5. それぞれのメモリユニットにピクセルデータのラインの一部分が対応付けられ、ピクセルデータの各ラインに対応付けられるメモリユニットの数は、実施で用いられるメモリユニットの物理的なメモリ容量に基づいて決定される請求項1に記載の装置。
  6. 前記画像形成モジュールは、2以上の画像形成サブモジュールを備える請求項1に記載の装置。
  7. それぞれの画像形成サブモジュールは、前記画像の部分を形成する請求項6に記載の装置。
  8. それぞれのメモリユニットにピクセルデータのラインの一部分が対応付けられ、メモリユニットの数はピクセルデータの各ラインに対応付けられるメモリユニットの数と前記画像形成モジュールにおける画像形成サブモジュールの数とに基づいて決定される請求項6に記載の装置。
  9. 前記メモリユニットの数はB*(A+A/B)によって決定され、ここでAは前記画像形成モジュールにおける画像形成サブモジュールの数であり、Bはピクセルデータの各ラインに対応付けられるメモリユニットの数である請求項8に記載の装置。
  10. 対応するメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を前記データ制御モジュールによって前記画像形成モジュールに書き出すことは、
    第1の信号及び第2の信号を受信することと、
    前記第1の信号上の第1の画像アライメントイベントと前記第2の信号上の第2の画像アライメントイベントの時間的関係に基づいて画像形成サブモジュールを選択することと、
    前記メモリユニットに格納された前記ピクセルデータを前記選択された画像形成サブモジュールに送信することと、
    を更に含む請求項6に記載の装置。
  11. 前記第1の信号は垂直同期信号であり、前記第2の信号は水平同期信号であり、前記第1のイベントはデータ先頭イベントであり、前記第2のイベントはビーム検出イベントである請求項10に記載の装置。
  12. 前記第1の信号上の第1の画像アライメントイベントと前記第2の信号上の第2の画像アライメントイベントの時間的関係に基づいて画像形成サブモジュールを選択することは、前記第1の画像アライメントイベントと前記第2の画像アライメントイベントとの時間の差を閾値と比較することを更に含む請求項10に記載の装置。
  13. 前記閾値は、前記第2の画像アライメントイベントが2回起きる間のタイムインターバルの一部に相当する請求項12に記載の装置。
  14. 前記一部は、前記画像形成モジュールの中の画像形成サブモジュールの数で分割したものと定義される請求項13に記載の装置。
  15. 第1の画像形成サブモジュールはピクセルデータの最上位ラインを書き、これに続く画像形成サブモジュールは同時にピクセルデータの続くラインをそれぞれ書く請求項12に記載の装置。
  16. タイムインターバル(T)の(A)個のサブインターバルのうちの(N)番目のサブインターバルの間に起きた第1の画像アライメントイベントに応答して、前記データ制御モジュールはピクセルデータの最上位ラインに対応するピクセルデータを(A+1−N)番目の画像形成モジュールに送信し、ここで、
    Aは画像形成モジュールの数であり、
    Tは前記第2の画像アライメントイベントが2回起きる間のタイムインターバルである請求項12に記載の装置。
  17. 前記複数のメモリユニットは、先入れ先出し(FIFO)メモリである請求項1に記載の装置。
  18. ピクセルデータの1番目のラインは、前記画像のピクセルデータの最上位ラインに相当する請求項1に記載の装置。
  19. それぞれ画像のピクセルデータの対応する部分を格納する複数のメモリユニットを備えるデータ制御モジュールに結合された画像形成モジュールに、前記複数のメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を書き出すステップと、
    ピクセルデータの対応する部分が書き出された後に、それぞれのメモリユニットにピクセルデータの更なる部分を動的に対応付けるステップと、
    を含む画像形成の方法。
  20. メモリユニットにピクセルデータの前記更なる部分を動的に対応付けるステップは、前記メモリユニットに前記画像のピクセルデータの前記更なる部分を格納することを更に含む請求項19に記載の方法。
  21. ピクセルデータの前記部分は、画像のラインの一部分、画像のライン、画像の複数のライン、又は画像ブロックを含む請求項19に記載の方法。
  22. 他のメモリユニットに格納されたピクセルデータの続く部分の書き出しがなされると同時に、ピクセルデータがドレインされたメモリユニットにピクセルデータの更なる部分が動的に対応付けられる請求項19に記載の方法。
  23. 前記複数のメモリユニットは、先入れ先出し(FIFO)メモリである請求項19に記載の方法。
  24. データ制御モジュールに結合された画像形成モジュールを有する画像形成システムにおいて、
    前記データ制御モジュールは、
    それぞれ画像のピクセルデータの対応する部分を格納する複数のメモリユニットを備え、
    対応するメモリユニットに格納されたピクセルデータの部分を前記画像形成モジュールに書き出し、
    ピクセルデータの対応する部分が書き出された後に、それぞれのメモリユニットにピクセルデータの更なる部分を動的に対応付ける画像形成システム。
  25. メモリユニットにピクセルデータの前記更なる部分を動的に対応付けることは、前記メモリユニットに前記画像のピクセルデータの前記更なる部分を格納することを更に含む請求項24に記載のシステム。
  26. ピクセルデータの前記部分は、画像のラインの一部分、画像のライン、画像の複数のライン、又は画像ブロックを含む請求項24に記載のシステム。
  27. 他のメモリユニットに格納されたピクセルデータの続く部分の書き出しがなされると同時に、ピクセルデータがドレインされたメモリユニットにピクセルデータの更なる部分が動的に対応付けられる請求項24に記載のシステム。
  28. それぞれのメモリユニットにピクセルデータのラインの一部分が対応付けられ、ピクセルデータの各ラインに対応付けられるメモリユニットの数は、実施で用いられるメモリユニットの物理的なメモリ容量に基づいて決定される請求項24に記載のシステム。
  29. 前記複数のメモリユニットは、先入れ先出し(FIFO)メモリである請求項24に記載のシステム。
  30. ピクセルデータの1番目のラインは、前記画像のピクセルデータの最上位ラインに相当する請求項24に記載のシステム。
JP2007171548A 2006-06-30 2007-06-29 画像形成装置、画像形成の方法及び画像形成システム Expired - Fee Related JP5129995B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/479,596 US7957025B2 (en) 2006-06-30 2006-06-30 Systems and methods for processing pixel data for a printer
US11/479,596 2006-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008030472A true JP2008030472A (ja) 2008-02-14
JP5129995B2 JP5129995B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=38918844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007171548A Expired - Fee Related JP5129995B2 (ja) 2006-06-30 2007-06-29 画像形成装置、画像形成の方法及び画像形成システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7957025B2 (ja)
JP (1) JP5129995B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7907303B2 (en) * 2006-06-30 2011-03-15 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Systems and methods for processing pixel data for a printer
US20080002229A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Systems and method for saving memory on screen
US7619644B2 (en) * 2006-06-30 2009-11-17 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Method and apparatus for image alignment
US8120632B1 (en) 2007-07-18 2012-02-21 Marvell International Ltd. Allignment of color planes in multi-beam multi-pass printers
US8782371B2 (en) * 2008-03-31 2014-07-15 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Systems and methods for memory management for rasterization
US8817032B2 (en) * 2008-08-29 2014-08-26 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Systems and methods for framebuffer management
US8854680B2 (en) * 2008-09-11 2014-10-07 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Systems and methods for optimal memory allocation units
US8861014B2 (en) * 2008-09-30 2014-10-14 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Systems and methods for optimized printer throughput in a multi-core environment
US8320012B2 (en) * 2009-03-27 2012-11-27 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Apparatus, system, and method for color data printing
US8223390B2 (en) * 2009-03-27 2012-07-17 Konica Minolta Laboratory U.S.A., Inc. Systems and methods for reducing color registration errors in tandem engines

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08129477A (ja) * 1994-05-24 1996-05-21 Advanced Micro Devicds Inc コンピュータ周辺装置のデータを管理するためのシステム、および装置
JPH08237438A (ja) * 1994-12-15 1996-09-13 Xerox Corp マルチビームラスタ出力スキャナ用のビデオインタレースシステム
JPH10507422A (ja) * 1995-08-07 1998-07-21 ティ/アール・システムズ ソフトウエアリップ付き仮想単一プリンタエンジン
JP2004080497A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Canon Inc 画像処理システム
JP2005151054A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Seiko Epson Corp 画像伸長装置及びその方法、画像処理システム
JP2005178080A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2005301673A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Fuji Xerox Co Ltd 信号伝送システム、画像形成装置およびコントローラ基板

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4782398A (en) * 1986-02-14 1988-11-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
US5041920A (en) * 1989-11-15 1991-08-20 Xerox Corporation Image halftone generation by static RAM look-up table
US6092171A (en) * 1991-09-16 2000-07-18 Advanced Micro Devices, Inc. System and method for using a memory management unit to reduce memory requirements
US5477257A (en) * 1991-11-11 1995-12-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image forming method and apparatus using rotated screen with pulse width modulation
JPH05244371A (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 Canon Inc 記録装置および方法
US5646670A (en) * 1993-08-31 1997-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Color image forming apparatus which reduces toner consumption during image formation
US5946334A (en) * 1996-03-27 1999-08-31 Ricoh Company, Inc. Semiconductor laser control system
JP3156605B2 (ja) * 1996-11-19 2001-04-16 セイコーエプソン株式会社 トナー転写式の印刷装置のためのパルス幅データの生成装置及び方法
US6178036B1 (en) * 1997-01-14 2001-01-23 California Institute Of Technology Opto-electronic devices and systems based on brillouin selective sideband amplification
US6252675B1 (en) * 1998-05-08 2001-06-26 Xerox Corporation Apparatus and method for halftone hybrid screen generation
JP3620310B2 (ja) * 1998-10-16 2005-02-16 富士ゼロックス株式会社 パルス発生装置および画像記録装置
US6707563B1 (en) * 1999-01-11 2004-03-16 T/R Systems Multiple print engine with error handling capability
JP3983449B2 (ja) * 1999-10-15 2007-09-26 株式会社リコー パルス幅変調回路、光書き込み装置及び画像形成装置
US6326993B1 (en) * 2000-03-15 2001-12-04 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Pulse width modulation system and image forming apparatus having the pulse width modulation system
US7064859B1 (en) * 2000-03-27 2006-06-20 International Business Machines Corporation Method, system, program, and data structure for producing a look-up table to enhance print quality
JP2001350439A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Sony Corp 変調回路およびこれを用いた画像表示装置
JP3985437B2 (ja) * 2000-08-03 2007-10-03 セイコーエプソン株式会社 電子写真の画像形成装置及びその画像形成プログラム製品
US7031025B1 (en) * 2000-08-23 2006-04-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Combined dot density and dot size modulation
JP2002267963A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
DE60237256D1 (de) * 2001-03-14 2010-09-23 Ricoh Kk Lichtemissionsmodulation mit einem effektiven Verfahren zur Erzeugung von Grautönen in einem Bild
US7038671B2 (en) * 2002-02-22 2006-05-02 Intel Corporation Digitally driving pixels from pulse width modulated waveforms
US7280246B2 (en) * 2003-02-12 2007-10-09 Marvell International Technology Ltd. Laser print apparatus that generates pulse width value and justification value based on pixels in a multi-bit image
JP4563737B2 (ja) * 2004-07-02 2010-10-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 パルス幅変調回路
US7782442B2 (en) * 2005-12-06 2010-08-24 Nikon Corporation Exposure apparatus, exposure method, projection optical system and device producing method
US7907303B2 (en) * 2006-06-30 2011-03-15 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Systems and methods for processing pixel data for a printer
US7428075B2 (en) * 2006-06-30 2008-09-23 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Circuitry to support justification of PWM pixels
US7822115B2 (en) * 2006-06-30 2010-10-26 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Systems for generating a pulse width modulated signal
US7619644B2 (en) * 2006-06-30 2009-11-17 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Method and apparatus for image alignment
US20080002229A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Konica Minolta Systems Laboratory, Inc. Systems and method for saving memory on screen

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08129477A (ja) * 1994-05-24 1996-05-21 Advanced Micro Devicds Inc コンピュータ周辺装置のデータを管理するためのシステム、および装置
JPH08237438A (ja) * 1994-12-15 1996-09-13 Xerox Corp マルチビームラスタ出力スキャナ用のビデオインタレースシステム
JPH10507422A (ja) * 1995-08-07 1998-07-21 ティ/アール・システムズ ソフトウエアリップ付き仮想単一プリンタエンジン
JP2004080497A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Canon Inc 画像処理システム
JP2005151054A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Seiko Epson Corp 画像伸長装置及びその方法、画像処理システム
JP2005178080A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Ricoh Co Ltd カラー画像形成装置
JP2005301673A (ja) * 2004-04-12 2005-10-27 Fuji Xerox Co Ltd 信号伝送システム、画像形成装置およびコントローラ基板

Also Published As

Publication number Publication date
JP5129995B2 (ja) 2013-01-30
US7957025B2 (en) 2011-06-07
US20080007745A1 (en) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5410659B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム
JP5129995B2 (ja) 画像形成装置、画像形成の方法及び画像形成システム
US7822115B2 (en) Systems for generating a pulse width modulated signal
US7619644B2 (en) Method and apparatus for image alignment
EP1810127A2 (en) Printing system architecture
JP2008094079A (ja) プリンタにおけるピクセルデータ処理の方法及びシステム
WO2006044598A2 (en) Data pump for printing
US7428075B2 (en) Circuitry to support justification of PWM pixels
US6934049B1 (en) Data processing apparatus
JP3424530B2 (ja) プリンタ装置
JP7147206B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4438933B2 (ja) 画像形成装置
JP2002067383A (ja) 画像記録方法及び画像記録装置
JPH07154557A (ja) 画像形成方式
JP2006069171A (ja) 画像データ転送方法及び画像形成制御装置
JP2006259990A (ja) プリンタ制御装置
JP2007283735A (ja) プリンタ制御装置
JP2006069063A (ja) 画像出力装置及びその制御方法、プログラム
JP2000351239A (ja) 印刷装置及びカラー画像印刷方法
JPH11331560A (ja) 画像処理装置
JPH1127484A (ja) 書き込み装置
JP2005059408A (ja) 画像形成装置
JP2000043326A (ja) マルチビーム画像形成装置
JP2001211292A (ja) スキャナ制御方法、スキャナ装置、複写印刷装置、調停装置及び記憶媒体
JP2000174944A (ja) 画像データ転送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120928

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151109

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees