JP2001211292A - スキャナ制御方法、スキャナ装置、複写印刷装置、調停装置及び記憶媒体 - Google Patents

スキャナ制御方法、スキャナ装置、複写印刷装置、調停装置及び記憶媒体

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JP2001211292A
JP2001211292A JP2000314689A JP2000314689A JP2001211292A JP 2001211292 A JP2001211292 A JP 2001211292A JP 2000314689 A JP2000314689 A JP 2000314689A JP 2000314689 A JP2000314689 A JP 2000314689A JP 2001211292 A JP2001211292 A JP 2001211292A
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Kazuyuki Saito
和幸 斎藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り速度に比べて相対的に書き込み速度
の低速な印刷装置でも共用可能なスキャナ制御方法を提
供する。 【解決手段】 読み取り速度よりも相対的に低速な書き
込み速度の印刷装置が接続された場合には、速い読み取
り速度のまま原稿画像の読み取り動作を行わせるが、副
走査方向の速度を遅くして読み取り速度と書き込み速度
との倍率に相当する回数m(例えばm=2)分だけ同一
主走査ラインの原稿画像の読み取りとし(図3
(c))、間引き処理により(図3(d))そのうちの
1回分の主走査ラインの読み取り画像データのみを出力
させることで(図3(e))、読み取り部の現実の読み
取り速度には変更がなく、実質的に低速な書き込み速度
に合わせた読み取り動作となり、読み取り速度に比べて
相対的に書き込み速度の低速な印刷装置でもスキャナを
共用させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ制御方
法、スキャナ装置、複写印刷装置、調停装置及び記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原稿画像を複製する上では複写
機が用いられる。特に、近年ではデジタル技術の発展に
伴い、デジタル複写機が用いられるケースが増えてい
る。ここに、デジタル複写機は、概略的には、図14に
示すように、読み取り部1を主体とするスキャナ装置2
と画像処理部3と書き込み部4を主体とするプリンタ装
置5とにより構成される。読み取り部1は露光照明され
た原稿からの反射光に基づき光電変換して原稿画像を読
み取るライン状光電変換素子として一般的な1次元アレ
イ状のCCD6等を備えている。画像処理部3はスキャ
ナ装置2又はプリンタ装置5に設けられて、読み取られ
た原稿画像に対して必要に応じて適宜画像処理等を施す
もので、例えば、黒オフセット補正回路7、シェーディ
ング補正回路8、変倍処理回路9、フィルタ処理回路1
0、画質処理回路11、ビデオパス回路12、テストパ
ターン発生回路13、コマンドレジスタ14、メモリ1
5、I/F制御回路16等を備えている。プリンタ装置
5は電子写真プロセスに従い感光体上に静電潜像を形成
し、潜像を現像した後、転写紙上に転写させることによ
り画像を形成するもので、その書き込み部4は感光体上
に光書き込みを行うための半導体レーザ(LD)或いは
LED等の書き込み光源を備え、これらの書き込み光源
(LD又はLED)を駆動するための駆動部17を備え
ている。
【0003】このようなデジタル複写機では、処理速度
の高速化が進んでおり、例えば、スキャナ装置2におけ
るCCD6の読み取り周期、書き込み部4の書き込み周
期は、ともに1ライン当たり数百μsとされている(画
像処理部3の処理周期も対応している)。この場合、例
えばFIFO(First In First Out)メモリを用い
ることで、CCD6による1ライン分の読み取り処理の
直後に書き込み部4による1ライン分の書き込み処理を
実行することで、読み取り処理と書き込み処理とを並列
して実行することが可能となる。
【0004】一方、原稿画像を複製する場合において、
その複製(印刷)枚数が多い場合には、孔版印刷機等に
より印刷する方が有利となるので、原稿画像の複製印刷
を可能としたデジタル印刷機もある。このデジタル印刷
機の場合も、例えば、感熱孔版印刷機の場合を例に採る
と、基本的には、図15に示すように、読み取り部21
を主体とするスキャナ装置22と画像処理部23と書き
込み部24を主体とする印刷装置25とにより構成され
る。ここに、スキャナ装置22や画像処理部23はデジ
タル複写機の場合と同様であるが、印刷装置25の書き
込み部24に関しては、孔版原紙に対する製版書き込み
用のヘッドとしてサーマルヘッドを用いている点でデジ
タル複写機の場合と大きく異なり、このサーマルヘッド
を駆動するためのサーマルヘッド駆動部26を備えてい
る。サーマルヘッドによる製版書き込み処理は、電子写
真プロセスにおける書き込み処理程、高速化を図ること
ができず、現実には書き込み部24の書き込み周期は1
ライン当たり数ms程度とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここに、原稿画像の読
み取りやその画像処理は同一であっても、書き込み側の
処理速度(書き込み周期)が異なるため、デジタル印刷
機においては、読み取り部21側についてもCCD27
による読み取り周期が1ライン当たり数ms程度となる
ように、独自にスキャナ装置22を設計している現状に
ある。
【0006】つまり、広範に出回っているデジタル複写
機用の高速なスキャナ装置2をデジタル印刷機には共用
させることができず、デジタル印刷機を製造する際には
独自のスキャナ装置22の開発が必要で開発費等が嵩む
ものとなっている。
【0007】また、近年では、例えばUSB等のインタ
ーフェースの実用化により、単独のスキャナ装置をネッ
トワークに接続し、ネットワークスキャナとして使用す
ることが可能になっている。そこで、このようなネット
ワークスキャナを用いる場合であっても、例えばFIF
O(First In First Out)メモリを用いることで、
CCD6による1ライン分の読み取り処理の直後に書き
込み部4による1ライン分の書き込み処理を実行し、こ
れによって読み取り処理と書き込み処理とを並列して実
行することが想定される。ところが、この場合にも、ネ
ットワークスキャナで読み取った原稿画像をデジタル印
刷機で印刷しようとする場合には、読み取り側と書き込
み側との処理速度(書き込み周期)の相違から、同様の
問題が生じている。
【0008】そこで、本発明は、読み取り速度に比べて
相対的に書き込み速度の低速な印刷装置でも共用可能な
スキャナ制御方法、スキャナ装置及び複写印刷装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のス
キャナ制御方法は、光電変換により原稿画像を読み取る
ライン状光電変換素子を有するスキャナ装置に対し、前
記ライン状光電変換素子の読み取り速度よりも相対的に
低速な書き込み速度の印刷装置が接続された場合に、副
走査方向の読み取り速度を減速させながら、前記読み取
り速度と前記書き込み速度との倍率に相当する回数m分
だけ同一主走査ラインの原稿画像の読み取りを行い、間
引き処理によりそのうちの1回分の主走査ラインの読み
取り画像データのみを前記印刷装置側に出力させるよう
にした。
【0010】従って、読み取り速度よりも相対的に低速
な書き込み速度の印刷装置が接続された場合には、速い
読み取り速度のまま原稿画像の読み取り動作を行わせる
が、副走査方向の速度を遅くして読み取り速度と書き込
み速度との倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ライ
ンの原稿画像の読み取りとし、間引き処理によりそのう
ちの1回分の主走査ラインの読み取り画像データのみを
出力させることで、読み取り部の現実の読み取り速度に
は変更がなく、実質的に低速な書き込み速度に合わせた
読み取り動作となり、読み取り速度に比べて相対的に書
き込み速度の低速な印刷装置でもスキャナを共用させる
ことが可能となる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
キャナ制御方法において、回数mが端数の場合、回数m
分の読み取り中に1ライン未満の端数分を読み取るため
のダミーの読み取りサイクルを含ませて前記ライン状光
電変換素子を変則動作させるようにした。
【0012】従って、読み取り速度と書き込み速度との
倍率に相当する回数mが整数とはならず端数となる場合
であっても、その1ライン未満の端数分を読み取るため
のダミーの読み取りサイクルを含ませてライン状光電変
換素子を変則動作させることにより、簡単に対応でき
る。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載のス
キャナ制御方法において、前記間引き処理(ただし、m
>2)において、前記ダミーの読み取りサイクル直後の
主走査1ライン分の画像データは間引き対象とする。
【0014】従って、ダミーの読み取りサイクルを含ま
せた場合、その直後の主走査1ライン分の画像データに
は不正データが含まれる可能性があるので、直後の主走
査1ライン分を除く他の主走査1ライン分の画像データ
を採用することにより、データの信頼性を高めることが
できる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載のスキャナ制御方法において、前記スキャナ装置
はデジタル複写機のスキャナ機能部として設けられ、こ
のデジタル複写機と前記印刷装置とが接続されていると
いう環境下で各工程が実行される。
【0016】したがって、デジタル複写機のスキャナ装
置で読み取った画像データに基づく印刷装置での画像印
刷が可能となる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1,2又は
3記載のスキャナ制御方法において、前記スキャナ装置
はスキャナ機能を主要な機能とする独立した機器であ
り、このスキャナ装置と前記印刷装置とが接続されてい
るという環境下で各工程が実行される。
【0018】したがって、単独のスキャナ装置で読み取
った画像データに基づく印刷装置での画像印刷が可能と
なる。
【0019】請求項6記載の発明のスキャナ装置は、光
電変換により原稿画像を読み取るライン状光電変換素子
を有し、前記ライン状光電変換素子の読み取り速度より
も相対的に低速な書き込み速度の印刷装置が接続可能な
スキャナ装置であって、副走査方向の読み取り速度を減
速させる減速手段と、前記読み取り速度と前記書き込み
速度との倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ライン
の原稿画像の読み取りを前記ライン状光電変換手段に行
わせる読取動作制御手段と、この読取動作制御手段によ
る制御の下に読み取られた原稿画像のうちの1回分の主
走査ラインの読み取り画像データのみを前記印刷装置側
に出力させるように間引き処理する間引き手段と、を備
える。
【0020】従って、読み取り速度よりも相対的に低速
な書き込み速度の印刷装置が接続された場合には、速い
読み取り速度のまま原稿画像の読み取り動作を行わせる
が、副走査方向の速度を遅くして読み取り速度と書き込
み速度との倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ライ
ンの原稿画像の読み取りとし、間引き処理によりそのう
ちの1回分の主走査ラインの読み取り画像データのみを
出力させることで、読み取り部の現実の読み取り速度に
は変更がなく、実質的に低速な書き込み速度に合わせた
読み取り動作となり、読み取り速度に比べて相対的に書
き込み速度の低速な印刷装置でも共用可能となる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項6記載のス
キャナ装置において、前記読取動作制御手段は、回数m
が端数の場合、回数M分の読み取り中に1ライン未満の
端数分を読み取るためのダミーの読み取りサイクルを含
ませて前記ライン状光電変換素子を変則動作させる。
【0022】従って、読み取り速度と書き込み速度との
倍率に相当する回数mが整数とはならず端数となる場合
であっても、その1ライン未満の端数分を読み取るため
のダミーの読み取りサイクルを含ませてライン状光電変
換素子を変則動作させることにより、簡単に対応でき
る。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7記載のス
キャナ装置において、前記間引き手段は、前記間引き処
理(ただし、m>2)において、前記ダミーの読み取り
サイクル直後の主走査1ライン分の画像データを間引き
対象とする。
【0024】従って、ダミーの読み取りサイクルを含ま
せた場合、その直後の主走査1ライン分の画像データに
は不正データが含まれる可能性があるので、直後の主走
査1ライン分を除く他の主走査1ライン分の画像データ
を採用することにより、データの信頼性を高めることが
できる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項6,7又は
8記載のスキャナ装置において、前記間引き手段は、F
IFOメモリを備える。
【0026】従って、FIFOメモリによれば必要な主
走査ライン部分を書き込むだけで間引き処理を簡単に実
現できる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項6,7,
8又は9記載のスキャナ装置において、解像度変換処理
手段を備える。
【0028】従って、接続される印刷装置の書き込み速
度が異なる場合だけでなく、読み取り側の解像度と書き
込み側の解像度とが異なる場合にも対処できる。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項6ないし
10の何れか一に記載のスキャナ装置において、前記間
引き手段は、画像データに対して所定の画像処理を施す
画像処理手段に間引き処理された1回分の主走査ライン
の読み取り画像データを出力する。
【0030】従って、画像処理手段としては印刷装置対
応の仕様のもので済むこととなる。
【0031】請求項12記載の発明は、請求項6ないし
10の何れか一に記載のスキャナ装置において、前記間
引き手段は、画像処理手段により所定の画像処理が施さ
れた画像データに対して間引き処理を行う。
【0032】従って、画像処理手段としては、スキャナ
装置対応の仕様のもので済むこととなる。
【0033】請求項13記載の発明は、請求項6ないし
12のいずれか一記載のスキャナ装置において、前記印
刷装置と接続されているデジタル複写機のスキャナ機能
部として設けられている。
【0034】したがって、デジタル複写機のスキャナ装
置で読み取った画像データに基づく印刷装置での画像印
刷が可能となる。
【0035】請求項14記載の発明は、請求項6ないし
12のいずれか一記載のスキャナ装置において、前記印
刷装置と接続されてスキャナ機能を主要な機能とする独
立した機器として構成されている。
【0036】したがって、単独のスキャナ装置で読み取
った画像データに基づく印刷装置での画像印刷が可能と
なる。
【0037】請求項15記載の発明の複写印刷装置は、
画像処理手段を含む請求項6ないし14の何れか一記載
のスキャナ装置と、このスキャナ装置に接続されて前記
ライン状光電変換素子の読み取り速度よりも相対的に低
速な書き込み速度の印刷装置と、を備える。
【0038】従って、新たな開発費を特に要することな
く、いわゆるデジタル複写機用のスキャナ装置を用いた
デジタル印刷機を簡単に構成することができる。
【0039】請求項16記載の発明は、光電変換により
原稿画像を読み取るライン状光電変換素子を有するスキ
ャナ装置と、前記ライン状光電変換素子の読み取り速度
よりも相対的に低速な書き込み速度の印刷装置との間で
のデータ処理を仲介する調停装置であって、前記スキャ
ナ装置の副走査方向の読み取り速度を減速させる減速手
段と、前記読み取り速度と前記印刷装置の書き込み速度
との倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原
稿画像の読み取りを前記ライン状光電変換手段に行わせ
る読取動作制御手段と、この読取動作制御手段による制
御の下に読み取られた原稿画像のうちの1回分の主走査
ラインの読み取り画像データのみを前記印刷装置側に出
力させるように間引き処理する間引き手段と、を備え
る。
【0040】従って、スキャナ装置に対して、このスキ
ャナ装置の読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み
速度の印刷装置が接続された場合には、速い読み取り速
度のまま原稿画像の読み取り動作を行わせるが、副走査
方向の速度を遅くして読み取り速度と書き込み速度との
倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画
像の読み取りとし、間引き処理によりそのうちの1回分
の主走査ラインの読み取り画像データのみを出力させる
ことで、読み取り部の現実の読み取り速度には変更がな
く、実質的に低速な書き込み速度に合わせた読み取り動
作となる。これにより、スキャナ装置の読み取り速度に
比べて相対的に書き込み速度の低速な印刷装置でも、そ
のスキャナ装置で読み取った画像データの出力装置とし
て使用可能となる。
【0041】ここで、調停装置は、単一の機器にのみ設
けられていても、複数の機器に跨って設けられていて
も、いずれでも良い。
【0042】例えば、請求項17記載の発明は、請求項
16記載の調停装置において、前記スキャナ装置はデジ
タル複写機のスキャナ機能部として設けられ、このデジ
タル複写機と前記印刷装置とが接続されているという環
境下において、少なくとも一部の機能は前記スキャナ装
置に設けられている。
【0043】また、請求項18記載の発明は、請求項1
6又は17記載の調停装置において、前記スキャナ装置
はデジタル複写機のスキャナ機能部として設けられ、こ
の複写装置と前記印刷装置とが接続されているという環
境下において、少なくとも一部の機能は前記デジタル複
写機に設けられている。
【0044】また、請求項19記載の発明は、請求項1
6記載の調停装置において、前記スキャナ装置はスキャ
ナ機能を主要な機能とする独立した機器であり、このス
キャナ装置と前記印刷装置とが接続されているという環
境下において、少なくとも一部の機能は前記スキャナ装
置に設けられている。
【0045】また、請求項20記載の発明は、請求項1
6又は19記載の調停装置において、前記スキャナ装置
はスキャナ機能を主要な機能とする独立した機器であ
り、このスキャナ装置と前記印刷装置とが接続されてい
るという環境下において、少なくとも一部の機能は前記
印刷装置に設けられている。
【0046】また、請求項21記載の発明は、請求項1
6記載の調停装置において、前記スキャナ装置はスキャ
ナ機能を主要な機能とする独立した機器であり、このス
キャナ装置とコンピュータとが接続され、このコンピュ
ータと前記印刷装置とがネットワークを介して接続され
ているという環境下において、少なくとも一部の機能は
前記コンピュータに設けられている。
【0047】さらに、請求項22記載の発明は、請求項
16記載の調停装置において、前記スキャナ装置はスキ
ャナ機能を主要な機能とする独立した機器であり、この
スキャナ装置と前記印刷装置とこれらのスキャナ装置及
び印刷装置に対して信号及びデータの送受信を実行する
コンピュータとがネットワークを介して接続されている
という環境下において、少なくとも一部の機能は前記コ
ンピュータに設けられている。
【0048】請求項23記載の発明は、光電変換により
原稿画像を読み取るライン状光電変換素子を有するスキ
ャナ装置と、前記ライン状光電変換素子の読み取り速度
よりも相対的に低速な書き込み速度の印刷装置との間で
のデータ処理を仲介する調停装置に設けられたコンピュ
ータにインストールされ、このコンピュータに、前記ス
キャナ装置の副走査方向の読み取り速度を減速させる減
速機能と、前記読み取り速度と前記印刷装置の書き込み
速度との倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ライン
の原稿画像の読み取りを前記ライン状光電変換手段に行
わせる読取動作制御機能と、この読取動作制御機能によ
る制御の下に読み取られた原稿画像のうちの1回分の主
走査ラインの読み取り画像データのみを前記印刷装置側
に出力させるように間引き処理する間引き機能と、を実
行させるプログラムを格納する記憶媒体である。
【0049】従って、スキャナ装置に対して、このスキ
ャナ装置の読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み
速度の印刷装置が接続された場合には、速い読み取り速
度のまま原稿画像の読み取り動作を行わせるが、副走査
方向の速度を遅くして読み取り速度と書き込み速度との
倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画
像の読み取りとし、間引き処理によりそのうちの1回分
の主走査ラインの読み取り画像データのみを出力させる
ことで、読み取り部の現実の読み取り速度には変更がな
く、実質的に低速な書き込み速度に合わせた読み取り動
作となる。これにより、スキャナ装置の読み取り速度に
比べて相対的に書き込み速度の低速な印刷装置でも、そ
のスキャナ装置で読み取った画像データの出力装置とし
て使用可能となる。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1ない
し図12に基づいて説明する。図14及び図15で示し
た部分と同一部分は同一符号を用いて示す。本実施の形
態は、概略的には、図1に示すように、読み取り周期が
1ライン当たり数百μs(例えば、347μs)の高速
なCCD6を備えた読み取り部1を主体とするデジタル
複写機用のスキャナ装置2と、書き込み周期が1ライン
当たり数ms(例えば2ms)の低速なサーマルヘッド
駆動部26を備えた書き込み部24を主体とする印刷装
置25とを備えてなる感熱孔版方式のデジタル印刷機と
して構成されている。ここに、画像処理手段としての画
像処理部3はスキャナ装置2内に一体化内蔵されている
ものとする。
【0051】スキャナ装置2は、概略的には、図2に示
すように、装置本体31内に主走査方向にアレイ状とさ
れたCCD6が内蔵され、コンタクトガラス32上にセ
ットされた原稿を露光走査する蛍光灯、ミラー等を備え
て原稿画像をCCD6上に結像させる露光光学系33が
副走査方向に移動自在に設けられている。
【0052】本実施の形態においては、図2に示したよ
うな、読み取り部1と画像処理部3とからなるデジタル
複写機に適用可能な汎用のスキャナ装置2に加えて、図
1に示すように読み取り部1と画像処理部3との間には
調整手段34が付加されている(画像処理部3と書き込
み部24との間に調整手段34´を付加してもよい)。
併せて、この調整手段34(又は、34´)の動作を制
御する調整手段制御部35が付加されている。この調整
手段34は、露光光学系33の移動速度(副走査方向の
読み取り速度)をその駆動用のステッピングモータ(図
示せず)の駆動周波数を可変させることにより減速させ
る減速手段の機能と、CCD6に対して後述するような
所定の読取動作を行わせるための読取動作制御手段の機
能と、この読取手段による制御の下にCCD6により読
み取られた画像データについて間引き処理を行う間引き
手段の機能とを併せ持つ。調整手段制御部35は予め設
定された読み取り部1と書き込み部24との処理能力差
に応じて各手段の機能を制御する。
【0053】このような調整手段34(又は、34´)
及び調整手段制御部35は、調停装置を構成する。この
調停装置は、スキャナ装置2と、このスキャナ装置2が
備える1次元アレイ状のCCD6による画像の読み取り
速度よりも相対的に低速な書き込み速度である印刷装置
25との間でのデータ処理を仲介するという機能を果た
すことになる。
【0054】調整手段34(又は、34´)及び調整手
段制御部35から構成される調停装置は、実際には、ス
キャナ装置2等を有するデジタル複写機及び印刷装置2
5のいずれか一方又は両方が具備するコンピュータにイ
ンストールされたプログラムがそのコンピュータに実行
させる機能である。このようなプログラムは、例えばデ
ジタル複写機や印刷装置25のハードディスクやメモリ
領域に格納されている。あるいは、そのようなプログラ
ムは、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気的な記
憶媒体、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、D
VD−RAM等の光学的な記憶媒体等の各種の記憶媒体
に格納され、このような記憶媒体を経由してデジタル複
写機や印刷装置25のハードディスク等にインストール
されても良い。この場合、そのプログラムがネットワー
ク上から配信されるものであっても良く、この場合の記
憶媒体は、例えばプロバイダ等のサーバが備える記憶装
置、インターネット網などの伝送媒体である。
【0055】このような構成において、本実施の形態の
場合の原稿画像読み取り−書き込みの原理的な処理例に
ついて図3を参照して説明する。図3において、○は1
画素を模式的に示しており、左右方向は処理時間を示し
ている。まず、図3(a)(b)は読み取り速度と書き
込み速度とが対応しているデジタル複写機に読み取り部
1を適用する場合の処理例を模式的に示しており、CC
D6本来の読み取り速度で副走査方向についても通常通
りの副走査速度で1主走査ラインずつ読み取り、そのま
ま書き込ませている様子を示している。
【0056】これに対して、図3(c)〜(e)は読み
取り速度が書き込み速度に対して例えば単純に2倍の速
度である場合(つまり、書き込み時間が読み取り時間の
2倍かかる場合)の処理例を示している。図3(c)で
は、ステッピングモータの駆動周波数を1/2に下げて
副走査方向の読み取り速度を半分に減速させることで、
読み取り速度と書き込み速度との倍率(2倍)に相当す
る回数m=2だけ同一主走査ラインの原稿画像の読み取
りを行っている様子を模式的に示している(破線部分が
同一主走査ラインを重複して読み取っている様子を示し
ている)。このような動作を減速手段及び読取動作制御
手段により実行させる。これを主走査ライン単位の処理
時間に置き換えて表現すると、図3(d)に示すよう
に、図3(a)の場合の2倍の処理時間となっており、
時間的には、書き込み部24側の処理時間に対応し得る
ことが分かる。ここに、書き込み部24側に出力する画
像データとしては読み取った画像データの全てとはせ
ず、図3(d)中に実線○印で示す1回分の主走査ライ
ンの画像データのみとし、破線○印で示す1回分の主走
査ラインの画像データは間引く。このような間引き処理
を間引き手段(図1中の調整手段34参照)により実行
させる。このように間引き処理された1回分の主走査ラ
インの読み取り画像データのみを書き込み部24に出力
させて書き込み動作を行わせることにより図3(e)に
示すように書き込み部24自身の書き込み速度で同一密
度(画素数)の画像データの書き込みが可能となる。図
3(e)中の○印は図3(b)等と異なっているが、そ
の処理時間が異なるだけであり、画素の物理的大きさに
変化はない。
【0057】即ち、読み取り速度が書き込み速度に対し
て例えば単純に2倍の速度である場合には、副走査方向
の読み取り速度(移動速度)を1/2に減速させて2倍
の主走査ライン分の原稿画像の読み取りを行わせ、その
後、間引き処理により、2主走査ライン中の1主走査ラ
イン分の画像データのみを有効な画像データとして書き
込み部24に出力させることにより、処理時間を2倍=
書き込み部24の書き込み時間とすることができ、読み
取り部1側と書き込み部24側との処理速度の違いの整
合を取ることができる。
【0058】もっとも、読み取り部1の読み取り速度と
書き込み部24の書き込み速度との関係は、m=2の如
く、整数倍の場合に限らず、m=2.5の如く、端数を
含む場合もある。m=2.5の場合を例に採ると、図4
に示すように、1ライン未満の端数分(=0.5ライン
分)を読み取るためのダミーの読み取りサイクル(時間
的には、1主走査ラインの読み取り時間の1/2のダミ
ー時間を占める)を含ませることでCCD6を2.5ラ
イン分ずつの読み取りとなるように変則動作させればよ
い。読み取り後には、2.5ライン分の画像データのう
ちの1主走査ライン分の画像データのみを有効として書
き込み部24に出力させるが、この際、ダミーの読み取
りサイクル直後の画像データはCCD6の変則動作によ
る不安定さに起因して誤ったデータが含まれ得るので、
ダミーの読み取りサイクル直後の主走査1ライン分の画
像データは間引き対象として間引くものとし、他の主走
査1ライン分の画像データを書き込み部24に出力させ
るように主走査1ラインを選択する。図4(b)におい
て実線○印はこの様子を模式的に示している。もっと
も、m=1.5のようにm<2の場合には、ダミーの読
み取りサイクル以外の主走査1ライン分に特定されるの
で、選択の余地はない。
【0059】ここで、mが端数の場合も含めて間引き処
理を簡単に行える間引き手段(調整手段34又は34
´)の構成例を図5に示す。ここでは、間引き手段とし
てFIFO(First In First Out)メモリ36が用
いられている。このFIFOメモリ36は、メモリ37
とデータ入力側に位置する入力バッファ38と、データ
出力側に位置する出力バッファ39と、メモリ37に対
する書き込み動作を制御するライトコントロール40及
びライトアドレスカウンタ41と、読み出し動作を制御
するリードコントロール42及びリードアドレスカウン
タ43とを備えている。
【0060】このような構成において、書き込みは、ラ
イトイネーブルXWEがLレベルの時にライトクロック
WCKの立ち上がりに同期して入力データDINがメモ
リ37に取り込まれる。この時、ライトアドレスカウン
タ41もインクリメントされる。一方、ライトイネーブ
ルXWEがHレベルの時には書き込みが禁止され、ライ
トアドレスカウンタ41も停止する。さらに、ライトリ
セットXWRESがLレベルの時にはライトアドレスカ
ウンタ41はイニシャライズされる。一方、読み出し
は、リードイネーブルXREがLレベルの時にリードク
ロックRCKの立ち上がりに同期して出力データDOU
Tがメモリ37から出力される。この時、リードアドレ
スカウンタ43もインクリメントされる。一方、リード
イネーブルXREがHレベルの時には読み出しが禁止さ
れ、リードアドレスカウンタ43も停止する。さらに、
リードリセットXRRESがLレベルの時にはリードア
ドレスカウンタ43はイニシャライズされる。
【0061】このように、FIFOメモリ36によれ
ば、書き込み・読み出しを各々異なるサイクルで独立か
つ非同期に行えるので、m=2.5のような端数の場合
には、調整手段制御部35においてm=2.5であるこ
とを認識してFIFOメモリ36に図4(b)中に実線
○印で示す種走査1ライン分の画像データのみを取り込
むことにより間引き処理を行えることとなる。
【0062】もっとも、間引き手段としては、FIFO
メモリ36に限らず、例えば、図6に示すような間引き
処理回路44を用いるようにしてもよい。この間引き処
理回路44は、間引きのために間引き数比較部45のレ
ジスタ設定値のカウントを繰り返す読み取り同期信号カ
ウント部46と、間引きを行う場合にどのラインを有効
にするかを設定する取り込み位置比較部47(有効にす
るラインを設定するので、設定されたライン以外は間引
き対象ラインとなる)と、同期信号、画像信号及びクロ
ックclkが入力される同期信号画像信号ラッチ部48
と、取り込み位置比較部47により設定されたラインの
み有効となるように同期信号画像信号ラッチ部48にラ
ッチされた画像信号に対して間引き処理を行う間引き部
49とより構成されている。ここに、間引き数比較部4
5における間引き数はレジスタ設定可能であり、例え
ば、6ライン中1ラインのみを有効にする場合には6、
3.5ライン中1ラインのみを有効にする場合には4、
2.8ライン中1ラインのみを有効にする場合には3の
如く設定する。即ち、端数の間引きの場合には、端数を
切り上げて設定する。取り込み位置比較部47における
取り込み位置もレジスタ設定可能である。
【0063】次に、上述したような原理的な動作制御例
を図7に示すタイムチャートを参照して別の観点から説
明する。まず、読み取り部1側と書き込み部24側とを
単に用いた場合には、読み取り部1側にあっては図7
(a)に示すように1ライン当たり数百μsとなる周期
のライン同期信号に従い各ラインの読み取りが制御さ
れ、書き込み部24側にあっては図7(b)に示すよう
に1ライン当たり数msとなる周期のライン同期信号に
従い各ライン書き込みが制御され、両者の動作が整合し
ないものとなる。
【0064】この点、本実施の形態にあっては、例え
ば、読み取り部1の読み取り速度を1ライン当たり50
0μs、書き込み部24の書き込み速度を1ライン当た
り1.5msとした場合(m=3)、図7(c)に示す
ように、読み取り部1に関しては自己のライン同期信号
に従い1ライン=500μsなる読み取り速度で原稿画
像を読み取らせ、書き込み部24に関しては自己のライ
ン同期信号に従い1ライン=1.5msなる書き込み速
度で書き込みを行わせるが、読み取り動作については同
一主走査ラインを3ライン分読み取らせる(読み取り画
像信号中の数字唐O箔1煤cは主走査ラインを示す)こと
で、1ライン分の書き込みに要する処理時間に整合させ
る。また、3ライン分の画像データをそのまま書き込み
部24側に出力させると、副走査方向に3倍に拡大され
た画像が再現されてしまうので、主走査1ライン分の画
像データのみを書き込み部24側に出力させるように間
引き処理(図1中の調整手段34´参照)を行う。図7
(c)中の読み取りタイミングにおける画像信号中に示
す○印は3ライン分の画像データのうちで選択してもよ
いラインを示しており、この場合(m:整数)には、何
れの主走査1ライン分を選択してもよいことを表してい
る。
【0065】この場合も、読み取り部1の読み取り速度
が1ライン当たり500μs、書き込み部24の書き込
み速度が1ライン当たり1.75msで、m=3.5の
ように端数を含むときには、図8に示すように、1ライ
ン未満の端数分(=0.5ライン分)を読み取るための
ダミーの読み取りサイクル(時間的には、1主走査ライ
ンの読み取り時間の1/2のダミー時間を占める)を含
ませCCD6を3.5ライン分ずつの読み取りとなるよ
うに変則動作させることで、1ライン分の書き込みに要
する処理時間に整合させればよい。そして、読み取り後
には、3.5ライン分の画像データのうちの1主走査ラ
イン分の画像データのみを有効として書き込み部24に
出力させるが、この際、ダミーの読み取りサイクル直後
の画像データはCCD6の変則動作により不安定さに起
因して誤ったデータが含まれ得るので、ダミーの読み取
りサイクル直後の主走査1ライン分の画像データは間引
き対象として間引くものとし、他の主走査1ライン分の
画像データを書き込み部24に出力させるように主走査
1ラインを選択する。図8中の読み取りタイミングにお
ける画像信号中に示す○印は3.5ライン分の画像デー
タのうちで選択してもよいラインを示しており、×印は
選択してはいけないラインを示している。
【0066】図9は、図6に示した間引き処理回路44
において、m=3.5で間引き数比較部45のレジスタ
設定値を4、取り込み位置比較部47のレジスタ設定値
を2又は3に設定して間引き処理させた場合の処理例を
示すタイムチャートである。
【0067】また、上述したような原理的な動作制御例
を図10に示す模式図を参照して画素数の観点から説明
する。まず、デジタル複写機を想定した場合には、読み
取り周期と書き込み周期とが一致しており、かつ、主走
査1ライン毎の画素数がN画素で一致するので、各ライ
ン毎の処理は図10(a)に示すようになる。
【0068】この点、本実施の形態の場合には、読み取
り周期と書き込み周期とが一致しておらず、例えば、読
み取り周期*4=書き込み周期の如く関係にあるので、
書き込み周期に合わせた読み取り動作を行わせるために
は書き込み1ラインに対して読み取りを4ライン分行わ
せれば整合することとなるが、そのままでは、4N画素
分の画像データを読み取ったこととなるので、3ライン
分の画像データ3N分を間引いて、1ライン分の画像デ
ータNのみを書き込み部24に出力させることにより、
画素数の整合も採ることができる。
【0069】この場合も、読み取り部1の読み取り周期
*3.5=書き込み部24の書き込み周期となり、m=
3.5のように端数を含むときには、図11に示すよう
に、1ライン未満の端数分(=0.5ライン分)を読み
取るためのダミーの読み取りサイクル(=M画素分のダ
ミーライン)を含ませ、CCD6を3.5ライン分ずつ
の読み取りとなるように変則動作させることで、1ライ
ン分の書き込みに要する処理時間に整合させればよい。
そして、そのままでは、3N+M画素分の画像データを
読み取ったこととなるので、2N+M分の画像データを
間引いて、1ライン分の画像データNのみを書き込み部
24に出力させることにより、画素数の整合も採ること
ができる。
【0070】なお、前述した説明では、スキャナ装置2
で処理する1ライン分の画素数(解像度)と印刷装置2
5で処理する1ライン分の画素数(解像度)とを同一と
したが、例えば、画像処理部3中に解像度変換処理手段
を含ませることにより、両者の解像度が異なる場合にも
対応できる。図12はこのような場合の構成例を示す。
即ち、読み取り周期がAμs(例えば、A=347μ
s)で解像度が24dot/mm(=600dpi)の読
み取り部1、解像度が24dot/mmの画像処理部3、
書き込み周期がBms(例えば、B=2ms)で解像度
が24dot/mmの書き込み部24の他に、書き込み周
期がBms(例えば、B=1.5ms)で解像度が16
dot/mm(=400dpi)の書き込み部50を備え
てなる場合には、画像処理部23中に電気的変倍処理
(間引き処理)により24dot/mmを16dot/mmに
変換する解像度変換処理手段51を備えることにより、
16dot/mmの書き込み部50に適正に画像データを
出力させることができる。解像度変換処理手段51自体
は周知の技術を用いて実現できる。
【0071】また、減速手段としては、露光光学系33
を移動させるためのステッピングモータの駆動周波数を
可変制御する手段だけでなく、変倍のために一般に採用
されている減速機構を備えることによりハードウェア的
に実現するようにしてもよい。
【0072】図13は、本実施の形態の発明の適用例を
示すネットワークの模式図である。ここで示すネットワ
ーク101は、スキャナ装置2及びプリンタ装置5を有
するデジタル複写機102と印刷装置25とレーザプリ
ンタ等のプリンタ103と単独のスキャナ装置104と
2つのパーソナルコンピュータ105a,105bと
が、例えばLANケーブル106を介して接続された構
成となっている。実際のネットワーク101では、例え
ば図示しないハブ等の接続機器が必要となるが、図13
ではそのような機器が省略して示されている。一方のパ
ーソナルコンピュータ105aには、例えばシリアルイ
ンターフェースを介してスキャナ装置107が接続され
ている。スキャナ装置104、107の基本的な構造は
前述したスキャナ装置2と同一である。
【0073】このようなネットワーク構成においては、
各部に持たせるソフトウェア如何によって、画像を読み
取るスキャナ装置2、104、107というハードウェ
ア資源と、画像を出力するプリンタ装置5、印刷装置2
5、プリンタ103というハードウェア資源との各種組
み合わせによる活用が可能である。
【0074】例えば、スキャナ装置2で読み取られた原
稿画像を印刷装置25で印刷するということが可能であ
る。この場合、デジタル複写機102及び印刷装置25
のいずれか一方又は両方に調整手段34(又は、34
´)及び調整手段制御部35が設けられることになる。
調整手段34(又は、34´)及び調整手段制御部35
の機能は、デジタル複写機102及び印刷装置25に分
散されて設けられていても良い。印刷指示は、それらの
調整手段34(又は、34´)及び調整手段制御部35
の如何によって、スキャナ装置2を有するデジタル複写
機102側でも、印刷装置25側でも実行可能である。
【0075】別の例としては、パーソナルコンピュータ
105aにシリアルインターフェースを介して接続され
たスキャナ装置107で読み取られた原稿画像をパーソ
ナルコンピュータ105aの指示によって印刷装置25
で出力することも可能である。その原稿画像をデジタル
複写機102のプリンタ装置5やプリンタ103で出力
することも可能であるが、そのような原稿画像を印刷装
置25で出力することが本発明の趣旨に沿う。この場
合、パーソナルコンピュータ105a、デジタル複写機
102及び印刷装置25の少なくとも一つ以上に調整手
段34(又は、34´)及び調整手段制御部35が設け
られることになる。調整手段34(又は、34´)及び
調整手段制御部35の機能は、パーソナルコンピュータ
105a、デジタル複写機102及び印刷装置25に分
散されて設けられていても良い。印刷指示は、例えばパ
ーソナルコンピュータ105a側でなされる。
【0076】更に別の例として、ネットワーク101中
に独立機器としてLANケーブル106に接続されたス
キャナ装置104で読み取られた原稿画像をパーソナル
コンピュータ105a,105bの指示によって印刷装
置25で出力することも可能である。その原稿画像をデ
ジタル複写機102のプリンタ装置5やプリンタ103
で出力することも可能であるが、そのような原稿画像を
印刷装置25で出力することが本発明の趣旨に沿う。こ
の場合、パーソナルコンピュータ105a,105b、
デジタル複写機102及び印刷装置25の少なくとも一
つ以上に調整手段34(又は、34´)及び調整手段制
御部35が設けられることになる。調整手段34(又
は、34´)及び調整手段制御部35の機能は、パーソ
ナルコンピュータ105a,105b、デジタル複写機
102及び印刷装置25に分散されて設けられていても
良い。印刷指示は、例えばパーソナルコンピュータ10
5a,105b側でなされる。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明のスキャナ制御方法
によれば、読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み
速度の印刷装置が接続された場合には、速い読み取り速
度のまま原稿画像の読み取り動作を行わせるが、副走査
方向の速度を遅くして読み取り速度と書き込み速度との
倍率に相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画
像の読み取りとし、間引き処理によりそのうちの1回分
の主走査ラインの読み取り画像データのみを出力させる
ことで、読み取り部の現実の読み取り速度には変更がな
く、実質的に低速な書き込み速度に合わせた読み取り動
作となり、読み取り速度に比べて相対的に書き込み速度
の低速な印刷装置でもスキャナを共用させることが可能
となる。
【0078】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のスキャナ制御方法において、読み取り速度と書き込
み速度との倍率に相当する回数mが整数とはならず端数
となる場合であっても、その1ライン未満の端数分を読
み取るためのダミーの読み取りサイクルを含ませてライ
ン状光電変換素子を変則動作させることにより、簡単に
対応できる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載のスキャナ制御方法において、ダミーの読み取りサイ
クルを含ませた場合、その直後の主走査1ライン分の画
像データには不正データが含まれる可能性があるので、
直後の主走査1ライン分を除く他の主走査1ライン分の
画像データを採用することにより、データの信頼性を高
めることができる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、請求項1,
2又は3記載のスキャナ制御方法において、スキャナ装
置はデジタル複写機のスキャナ機能部として設けられ、
このデジタル複写機と印刷装置とが接続されているとい
う環境下で各工程が実行されるので、デジタル複写機の
スキャナ装置で読み取った画像データに基づく印刷装置
での画像印刷を実現することができる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、請求項1,
2又は3記載のスキャナ制御方法において、スキャナ装
置はスキャナ機能を主要な機能とする独立した機器であ
り、このスキャナ装置と印刷装置とが接続されていると
いう環境下で各工程が実行されるので、単独のスキャナ
装置で読み取った画像データに基づく印刷装置での画像
印刷を実現することができる。
【0082】請求項6記載の発明のスキャナ装置によれ
ば、読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み速度の
印刷装置が接続された場合には、速い読み取り速度のま
ま原稿画像の読み取り動作を行わせるが、副走査方向の
速度を遅くして読み取り速度と書き込み速度との倍率に
相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画像の読
み取りとし、間引き処理によりそのうちの1回分の主走
査ラインの読み取り画像データのみを出力させること
で、読み取り部の現実の読み取り速度には変更がなく、
実質的に低速な書き込み速度に合わせた読み取り動作と
なり、読み取り速度に比べて相対的に書き込み速度の低
速な印刷装置でも共用可能となる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載のスキャナ装置において、読み取り速度と書き込み速
度との倍率に相当する回数mが整数とはならず端数とな
る場合であっても、その1ライン未満の端数分を読み取
るためのダミーの読み取りサイクルを含ませてライン状
光電変換素子を変則動作させることにより、簡単に対応
できる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載のスキャナ装置において、ダミーの読み取りサイクル
を含ませた場合、その直後の主走査1ライン分の画像デ
ータには不正データが含まれる可能性があるので、直後
の主走査1ライン分を除く他の主走査1ライン分の画像
データを採用することにより、データの信頼性を高める
ことができる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、請求項6,
7又は8記載のスキャナ装置において、FIFOメモリ
によれば必要な主走査ライン部分を書き込むだけで間引
き処理を簡単に実現できる。
【0086】請求項10記載の発明によれば、請求項
6,7,8又は9記載のスキャナ装置において、接続さ
れる印刷装置の書き込み速度が異なる場合だけでなく、
読み取り側の解像度と書き込み側の解像度とが異なる場
合にも対処できる。
【0087】請求項11載の発明によれば、請求項6な
いし10の何れか一に記載のスキャナ装置において、画
像処理手段としては印刷装置対応の仕様のもので済むこ
ととなる。
【0088】請求項12記載の発明によれば、請求項6
ないし10の何れか一に記載のスキャナ装置において、
画像処理手段としては、スキャナ装置対応の仕様のもの
で済むこととなる。
【0089】請求項13記載の発明によれば、請求項6
ないし12のいずれか一記載のスキャナ装置において、
印刷装置と接続されているデジタル複写機のスキャナ機
能部として設けられているので、デジタル複写機のスキ
ャナ装置で読み取った画像データに基づく印刷装置での
画像印刷を実現することができる。
【0090】請求項14記載の発明は、請求項6ないし
12のいずれか一記載のスキャナ装置において、印刷装
置と接続されてスキャナ機能を主要な機能とする独立し
た機器として構成されているので、単独のスキャナ装置
で読み取った画像データに基づく印刷装置での画像印刷
を実現することができる。
【0091】請求項15記載の発明の複写印刷装置によ
れば、新たな開発費を特に要することなく、いわゆるデ
ジタル複写機用のスキャナ装置を用いたデジタル印刷機
を簡単に構成することができる。
【0092】請求項16〜22記載の発明の調停装置に
よれば、スキャナ装置の読み取り速度よりも相対的に低
速な書き込み速度の印刷装置がスキャナ装置に接続され
た場合には、速い読み取り速度のまま原稿画像の読み取
り動作を行わせるが、副走査方向の速度を遅くして読み
取り速度と書き込み速度との倍率に相当する回数m分だ
け同一主走査ラインの原稿画像の読み取りとし、間引き
処理によりそのうちの1回分の主走査ラインの読み取り
画像データのみを出力させることで、読み取り部の現実
の読み取り速度には変更がなく、実質的に低速な書き込
み速度に合わせた読み取り動作となり、スキャナ装置の
読み取り速度に比べて相対的に書き込み速度の低速な印
刷装置でも、そのスキャナ装置で読み取った画像データ
の出力装置として使用させることができる。
【0093】請求項23記載の発明の記憶媒体によれ
ば、光電変換により原稿画像を読み取るライン状光電変
換素子を有するスキャナ装置と、ライン状光電変換素子
の読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み速度の印
刷装置との間でのデータ処理を仲介する調停装置に設け
られたコンピュータにインストールされたプログラムが
実行されることで、スキャナ装置の読み取り速度よりも
相対的に低速な書き込み速度の印刷装置がスキャナ装置
に接続された場合には、速い読み取り速度のまま原稿画
像の読み取り動作を行わせるが、副走査方向の速度を遅
くして読み取り速度と書き込み速度との倍率に相当する
回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画像の読み取りと
し、間引き処理によりそのうちの1回分の主走査ライン
の読み取り画像データのみを出力させることで、読み取
り部の現実の読み取り速度には変更がなく、実質的に低
速な書き込み速度に合わせた読み取り動作となり、スキ
ャナ装置の読み取り速度に比べて相対的に書き込み速度
の低速な印刷装置でも、そのスキャナ装置で読み取った
画像データの出力装置として使用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の感熱孔版方式のデジタ
ル印刷機の構成例を示す概略ブロック図である。
【図2】スキャナ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図3】原稿画像読み取り−書き込みの原理的な処理例
を示す模式図である。
【図4】m=2.5なる端数を含む場合の原稿画像読み
取り−書き込みの原理的な処理例を示す模式図である。
【図5】間引き手段としてFIFOメモリを用いた場合
の構成例を示すブロック図である。
【図6】間引き手段として間引き処理回路を用いた場合
の構成例を示すブロック図である。
【図7】原稿画像読み取り−書き込みの原理的な処理例
を示すタイムチャートである。
【図8】m=3.5なる端数を含む場合の原稿画像読み
取り−書き込みの原理的な処理例を示すタイムチャート
である。
【図9】m=3.5なる端数を含む場合の図6の間引き
処理回路による処理例を示すタイムチャートである。
【図10】画素数に着目した原稿画像読み取り−書き込
みの原理的な処理例を示す模式図である。
【図11】m=3.5なる端数を含む場合の画素数に着
目した原稿画像読み取り−書き込みの原理的な処理例を
示す模式図である。
【図12】変形例を示す概略ブロック図である。
【図13】本発明の適用例を示すネットワークの模式図
である。
【図14】従来のデジタル複写機の場合の構成例を示す
概略ブロック図である。
【図15】従来の感熱孔版方式のデジタル印刷機の場合
の構成例を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
2、104、107 相対的に高速なスキャナ装置 3 画像処理手段 6 ライン状光電変換素子 25 相対的に低速な印刷装置 34 減速手段、読取動作制御手段、間引き手段 36 FIFOメモリ、間引き手段 44 間引き手段 51 解像度変換処理手段 34(又は、34´)、35 調停装置(調整手
段、調整手段制御部)

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換により原稿画像を読み取るライ
    ン状光電変換素子を有するスキャナ装置に対し、前記ラ
    イン状光電変換素子の読み取り速度よりも相対的に低速
    な書き込み速度の印刷装置が接続された場合に、 副走査方向の読み取り速度を減速させながら、前記読み
    取り速度と前記書き込み速度との倍率に相当する回数m
    分だけ同一主走査ラインの原稿画像の読み取りを行い、
    間引き処理によりそのうちの1回分の主走査ラインの読
    み取り画像データのみを前記印刷装置側に出力させるよ
    うにしたスキャナ制御方法。
  2. 【請求項2】 回数mが端数の場合、回数m分の読み取
    り中に1ライン未満の端数分を読み取るためのダミーの
    読み取りサイクルを含ませて前記ライン状光電変換素子
    を変則動作させるようにした請求項1記載のスキャナ制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記間引き処理(ただし、m>2)にお
    いて、前記ダミーの読み取りサイクル直後の主走査1ラ
    イン分の画像データは間引き対象とする請求項2記載の
    スキャナ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記スキャナ装置はデジタル複写機のス
    キャナ機能部として設けられ、このデジタル複写機と前
    記印刷装置とが接続されているという環境下で各工程が
    実行される請求項1,2又は3記載のスキャナ制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記スキャナ装置はスキャナ機能を主要
    な機能とする独立した機器であり、このスキャナ装置と
    前記印刷装置とが接続されているという環境下で各工程
    が実行される請求項1,2又は3記載のスキャナ制御方
    法。
  6. 【請求項6】 光電変換により原稿画像を読み取るライ
    ン状光電変換素子を有し、前記ライン状光電変換素子の
    読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み速度の印刷
    装置が接続可能なスキャナ装置であって、 副走査方向の読み取り速度を減速させる減速手段と、 前記読み取り速度と前記書き込み速度との倍率に相当す
    る回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画像の読み取り
    を前記ライン状光電変換手段に行わせる読取動作制御手
    段と、 この読取動作制御手段による制御の下に読み取られた原
    稿画像のうちの1回分の主走査ラインの読み取り画像デ
    ータのみを前記印刷装置側に出力させるように間引き処
    理する間引き手段と、を備えるスキャナ装置。
  7. 【請求項7】 前記読取動作制御手段は、回数mが端数
    の場合、回数m分の読み取り中に1ライン未満の端数分
    を読み取るためのダミーの読み取りサイクルを含ませて
    前記ライン状光電変換素子を変則動作させる請求項6記
    載のスキャナ装置。
  8. 【請求項8】 前記間引き手段は、前記間引き処理(た
    だし、m>2)において、前記ダミーの読み取りサイク
    ル直後の主走査1ライン分の画像データを間引き対象と
    する請求項7記載のスキャナ装置。
  9. 【請求項9】 前記間引き手段は、FIFO(First
    In First Out)メモリを備える請求項6,7又は8
    記載のスキャナ装置。
  10. 【請求項10】 解像度変換処理手段を備える請求項
    6,7,8又は9記載のスキャナ装置。
  11. 【請求項11】 前記間引き手段は、画像データに対し
    て所定の画像処理を施す画像処理手段に間引き処理され
    た1回分の主走査ラインの読み取り画像データを出力す
    る請求項6ないし10の何れか一に記載のスキャナ装
    置。
  12. 【請求項12】 前記間引き手段は、画像処理手段によ
    り所定の画像処理が施された画像データに対して間引き
    処理を行う請求項6ないし10の何れか一に記載のスキ
    ャナ装置。
  13. 【請求項13】 前記印刷装置と接続されているデジタ
    ル複写機のスキャナ機能部として設けられている請求項
    6ないし12のいずれか一記載のスキャナ装置。
  14. 【請求項14】 前記印刷装置と接続されてスキャナ機
    能を主要な機能とする独立した機器として構成されてい
    る請求項6ないし12のいずれか一記載のスキャナ装
    置。
  15. 【請求項15】 画像処理手段を含む請求項6ないし1
    4の何れか一記載のスキャナ装置と、 このスキャナ装置に接続されて前記ライン状光電変換素
    子の読み取り速度よりも相対的に低速な書き込み速度の
    印刷装置と、を備える複写印刷装置。
  16. 【請求項16】 光電変換により原稿画像を読み取るラ
    イン状光電変換素子を有するスキャナ装置と、前記ライ
    ン状光電変換素子の読み取り速度よりも相対的に低速な
    書き込み速度の印刷装置との間でのデータ処理を仲介す
    る調停装置であって、 前記スキャナ装置の副走査方向の読み取り速度を減速さ
    せる減速手段と、 前記読み取り速度と前記印刷装置の書き込み速度との倍
    率に相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画像
    の読み取りを前記ライン状光電変換手段に行わせる読取
    動作制御手段と、 この読取動作制御手段による制御の下に読み取られた原
    稿画像のうちの1回分の主走査ラインの読み取り画像デ
    ータのみを前記印刷装置側に出力させるように間引き処
    理する間引き手段と、を備える調停装置。
  17. 【請求項17】 前記スキャナ装置はデジタル複写機の
    スキャナ機能部として設けられ、このデジタル複写機と
    前記印刷装置とが接続されているという環境下におい
    て、少なくとも一部の機能は前記スキャナ装置に設けら
    れている請求項16記載の調停装置。
  18. 【請求項18】 前記スキャナ装置はデジタル複写機の
    スキャナ機能部として設けられ、この複写装置と前記印
    刷装置とが接続されているという環境下において、少な
    くとも一部の機能は前記デジタル複写機に設けられてい
    る請求項16又は17記載の調停装置。
  19. 【請求項19】 前記スキャナ装置はスキャナ機能を主
    要な機能とする独立した機器であり、このスキャナ装置
    と前記印刷装置とが接続されているという環境下におい
    て、少なくとも一部の機能は前記スキャナ装置に設けら
    れている請求項16記載の調停装置。
  20. 【請求項20】 前記スキャナ装置はスキャナ機能を主
    要な機能とする独立した機器であり、このスキャナ装置
    と前記印刷装置とが接続されているという環境下におい
    て、少なくとも一部の機能は前記印刷装置に設けられて
    いる請求項16又は19記載の調停装置。
  21. 【請求項21】 前記スキャナ装置はスキャナ機能を主
    要な機能とする独立した機器であり、このスキャナ装置
    とコンピュータとが接続され、このコンピュータと前記
    印刷装置とがネットワークを介して接続されているとい
    う環境下において、少なくとも一部の機能は前記コンピ
    ュータに設けられている請求項16記載の調停装置。
  22. 【請求項22】 前記スキャナ装置はスキャナ機能を主
    要な機能とする独立した機器であり、このスキャナ装置
    と前記印刷装置とこれらのスキャナ装置及び印刷装置に
    対して信号及びデータの送受信を実行するコンピュータ
    とがネットワークを介して接続されているという環境下
    において、少なくとも一部の機能は前記コンピュータに
    設けられている請求項16記載の調停装置。
  23. 【請求項23】 光電変換により原稿画像を読み取るラ
    イン状光電変換素子を有するスキャナ装置と、前記ライ
    ン状光電変換素子の読み取り速度よりも相対的に低速な
    書き込み速度の印刷装置との間でのデータ処理を仲介す
    る調停装置に設けられたコンピュータにインストールさ
    れ、このコンピュータに、 前記スキャナ装置の副走査方向の読み取り速度を減速さ
    せる減速機能と、 前記読み取り速度と前記印刷装置の書き込み速度との倍
    率に相当する回数m分だけ同一主走査ラインの原稿画像
    の読み取りを前記ライン状光電変換手段に行わせる読取
    動作制御機能と、 この読取動作制御機能による制御の下に読み取られた原
    稿画像のうちの1回分の主走査ラインの読み取り画像デ
    ータのみを前記印刷装置側に出力させるように間引き処
    理する間引き機能と、を実行させるプログラムを格納す
    る記憶媒体。
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