JP2008030119A - 材料を微細加工する方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】材料を微細加工する方法であって、光学系の所定の素子を介して或る部位に或る照明波長の照明を行うように光学系を構成し、該照明は上記部位から戻り放射を生じさせるように構成することを有する材料を微細加工する方法の提供。
【解決手段】該方法は、所定の素子を介して戻り放射を受けるように、且つ、戻り放射から上記部位の像を形成するように光学系を構成する工程と、像から部位の或る場所の実際の位置を計算し、且つ、該場所の実際の位置を示す信号を出力する工程と、照明波長とは異なる微細加工波長を有する微細加工放射ビームを生成する工程と、上記信号に応答して該場所に対して位置合わせされたビームを形成するようにビームを位置決めする工程と、及び、該場所で微細加工作業を行うように、光学系の少なくとも所定の素子を介して該場所に位置合わせされたビームを搬送する工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般的に、光学的位置合わせに関し、特にプリント回路基板において処理すべきターゲットの光学的位置合わせに関する。
レーザ微細加工は、特にプリント回路基板(PCB)に孔を形成するのに用いられる。
PCBの素子はサイズが縮小化しているため、レーザ加工の場所及び精度に対する要求が増えている。
本発明の一実施の形態において、微細加工装置は、或る部位(一般的には、プリント回路基板(PCB)の電気回路誘電体基板内に埋設された物体(導体パッド等)を含む)の或る場所を微細加工する。本装置は、放射源を用いて部位を照明し、その照明に応じた部位からの戻り放射を受け、且つ、ビーム源からの微細加工ビームをその場所に搬送する、光学系を含む。光学系には、操作可能なミラー等、3つの機能全てに用いられる少なくとも1つの共通素子がある。放射源及びビーム源は種々の異なる波長で動作する。ビーム源は一般的にはレーザである。放射源は一般的にはレーザダイオードであるが、実施の形態によっては、放射源は発光ダイオード(LED)とすることができる。
像センサが、戻り放射を用いて部位を撮像し、プロセッサが、その像から、微細加工すべき場所(導体パッドの中心等)の実際の位置を計算する。プロセッサは、実際の位置を示す信号を生成し、その信号を用いて、一般的には操作可能なミラーを調整することによって微細加工ビームをその場所に対して位置合わせする。次いで、プロセッサは、位置合わせされたビームを用いてその場所を微細加工するようにビーム源を動作させる。ビームは、その場所に実質的に任意の形状の孔を微細加工することができる。部位照明、部位撮像、及びビーム伝送の機能に少なくとも1つの共通の素子を用いることにより、本装置は、部位に局所的な高強度照明を与えることができるため、部位の良好な像を形成し、したがって、微細加工ビームをその場所と迅速且つ正確に位置合わせする。
一般的には、本装置は、PCBの複数の部位(それぞれが異なる位置を有する)で微細加工するのに用いられる。各部位について、プロセッサは、例えば回路のコンピュータ支援製造(CAM)ファイルを分析することによって、微細加工すべき場所の基準座標を計算し、この基準座標を用いて基板の位置を求めることでその部位をビーム及び照明と名目上位置合わせさせる。各部位では、ビームの実際の位置は上述のように求められる。複数の部位の少なくともいくつかについて、部位間のビームの再位置合わせは、操作可能なミラーを操作するだけで行われるため、部位全てに対して正確なビーム位置合わせを維持しつつ、PCBの微細加工率が高まる。
開示される一実施の形態では、像センサは、一般的には部位のアブレーション閾値を下回る低出力でビーム源を動作させるプロセッサによって、ビームが当たる部位の当該位置の像を取得する。部位の像及びビームが当たる当該位置の像から、プロセッサは、上述のビーム位置合わせを行うようにビームに適用すべきオフセットを求める。
いくつかの実施の形態では、放射源は、蛍光放射を戻り放射として生成することができ、像センサは、蛍光放射から部位の像及び/又は較正ターゲットの像を形成する。プロセッサは一般的には部位の蛍光特性に従って、放射源の波長及び/又は出力を調整することができる。この調整は、放射源からの放射が部位及び/又は当該部位を囲む領域に浸透することで、蛍光放射からの部位の像が最適となるように行われ得る。放射源がレーザである場合、蛍光放射を用いることによりスペックルの問題がなくなる。
本発明の選択し得る一実施の形態では、放射源からの放射は直線偏光し、戻り放射は偏光分析される。埋設された導電性物体を含む部位の場合、その物体からの戻り放射は一般的には、物体の表面粗さに起因して少なくとも部分的に偏光解消する。したがって、像センサは、物体の周囲に対してコントラストのよい物体の像を形成することができ、そのため、戻り放射は一般的には偏光解消されない。
本発明のさらに代替的な一実施の形態では、スペックルの影響を実質的になくすために、放射源は、短いコヒーレント長を有するコヒーレントビームを生成するレーザを含む。代替的又は追加的に、放射源は、種々の異なる光路長を有する複数の光ファイバ等、スペックルを低減する且つ/又は除去する他の部品を有する。
開示される別の実施の形態では、放射源は、物体の部位の周りに環状リングを形成すること等によって、構造化照明を用いて部位を照明するように構成されるため、基板が拡散しやすい。環状照射と拡散性基板の組み合わせにより、物体に効果的に「バックライト」が当たる。
したがって、本発明の一実施の形態によれば、材料を微細加工する方法であって、
光学系を、当該光学系の所定の素子を介して材料の或る部位に或る照明波長の照明を行うように構成し、上記照明は部位から戻り放射を生じさせるように構成し、
光学系を、所定の素子を介して戻り放射を受けるように、且つ、当該戻り放射から部位の像を形成するように構成し、
像から部位の或る場所の実際の位置を計算し、且つ、当該場所の当該実際の位置を示す信号を出力し、
照明波長とは異なる微細加工波長を有する微細加工放射ビームを生成し、
上記ビームを、信号に応答して上記場所に対して位置合わせされたビームを形成するように位置決し、
上記場所で微細加工作業を行うように、光学系の少なくとも所定の素子を介して少なくとも場所に位置合わせされたビームを搬送することを特徴とする材料を微細加工する方法が提供される。
一般的には、上記部位は、1つ又は複数の誘電体基板内に埋設された物体を有し、上記部位に照明を行うことは、上記物体を囲む領域のみを照明する構造化照明を行うことを含む。この構造化照明は回折素子を用いて形成され得る。
一実施の形態では、上記部位に照明を行うことは、当該部位が蛍光する波長であるように照明波長を選択することを含み、上記戻り放射は、行われた照明に応じた部位で生じる蛍光放射を含む。当該方法は、上記部位の像を最適化するように蛍光放射をフィルタリングすることを含み得る。
代替的な一実施の形態では、上記部位に照明を行うことは、当該部位に偏光照明を行うことを含み、上記部位の像を形成することは、当該部位から戻り放射を偏光分析することを含む。
いくつかの実施の形態では、所定の素子は操作可能なミラーを有する。上記部位は、微細加工が行われるべき複数の種々の異なる細部位を含み、上記ビームを位置決めすることは、ミラーを操作するだけで複数の種々の異なる細部位にビームを方向付けることを含み得る。
さらなる代替的な一実施の形態では、所定の素子は、ビーム及び照明を上記部位に集束するように構成される光学素子列を有する。
上記部位は部位エリアを含み、当該部位に照明を行うことは、当該部位エリアに、且つ、当該部位エリアよりも広くなく当該部位エリアとひと続きになっているさらなるエリアに照明を行うことを含み得る。一般的には、上記像を形成することは、像センサ上に像を形成することを含み、上記照明は、3ミリ秒以下で像を像センサ上に生成する強度を有し得る。上記像を形成することは、当該像をピクセルのアレイを有する像センサ上に形成すること、及び、上記エリア及び上記さらなるエリアに応じてアレイから像を分析するようにピクセルを選択することを含み得る。
当該方法はまた、上記部位に照明を行うことの前に上記場所の基準位置を求めること、及び、当該基準位置に応じて上記照明を行うことを含み得る。
さらに他の代替的な一実施の形態では、微細加工放射ビームを生成することは、
上記部位のアブレーション閾値を下回るビームの出力で低出力ビームを生成することと、
上記低出力ビームを上記部位に搬送することと、
上記部位の低出力ビームの像に応じてビームのオフセットを求めることとを含む。
一般的には、上記ビームを位置決めすることは、オフセットに応じて上記ビームを位置決めすることを含み、上記位置決めされたビームを上記場所に搬送することは、アブレーション閾値以上の出力を有するように上記ビームを設定することを含む。
当該方法は、上記部位が非吸収性となる値を有するように上記照明波長を構成することを含み得る。
開示される代替的な一実施の形態では、上記部位は外表面を有し、上記部位に照明を行うことは、当該外表面に対して垂直な撮像放射を用いて上記部位を照明することを含む。
上記部位に照明を行うことは、当該部位にコヒーレントな撮像放射を行うことを含み、当該コヒーレントな撮像放射は、上記部位の寸法の2倍以下のコヒーレント長を有する。
開示されるさらに他の代替的な一実施の形態では、上記実際の位置を計算することは、
上記部位の予測像に従って理論的関係を提示し、
上記像から実際の関係を求め、
上記実際の関係を上記理論的関係に合わせることを含む。
上記部位の像を形成することは、当該部位の照明の浸透深さを変えるように上記照明波長及び上記照明の出力のうち少なくとも一つを調整することを含み得る。
一実施の形態では、上記部位は拡散層内に埋設された物体を有し、当該方法は、拡散層内に埋設された物体から形成される像に起因するずれを補正することを含む。
本発明の一実施形態によれば、材料を微細加工する方法であって、
物体が蛍光する動作波長で、且つ、微細加工に不十分なビーム出力で、或る場所を含む上記材料の或る部位に放射ビームを供給するように放射源を動作させ、上記部位から蛍光放射を生じさせる動作させ、
上記蛍光放射に応じて上記部位の像を形成し、
上記像に応じて上記場所に対してビームを位置決めし、
動作波長で、且つ、上記場所を微細加工させるのに十分な微細加工出力で、上記場所に放射ビームを供給するように放射源を動作させる材料を微細加工する方法がさらに提供される。
一般的には、上記ビーム出力で放射源を動作させることは、ビーム方向付け光学系を介して上記部位に放射ビームを供給することを含み、上記像を形成することは、ビーム方向付け光学系の少なくとも1つの素子を介して像センサに蛍光放射を送ることを含む。当該方法は、上記部位の像を最適化するように蛍光放射をフィルタリングすることを含み得る。
本発明の一実施の形態によれば、材料を微細加工する装置であって、
光学系の所定の素子を介して材料の或る部位に或る照明波長の照明を行うように構成され、照明は上記部位から戻り放射を生じさせる放射源と、
所定の素子を介して戻り放射を受けるように、且つ、当該戻り放射から部位の像を形成するように構成された像センサと、
照明波長とは異なる微細加工波長を有する微細加工放射ビームを生成するように構成されたビーム源と、
上記像から上記部位の或る場所の実際の位置を計算するように、当該場所の実際の位置を示す信号を出力するように、当該信号に応答して上記場所に対して位置合わせされたビームを形成するようビームを位置決めし、且つ、位置合わせされたビームが光学系の少なくとも所定の素子を介して上記場所に搬送されて当該場所で微細加工作業を行うようにビーム源を動作させるように構成されたプロセッサとを備える材料を微細加工する装置がさらに提供される。
当該装置は、蛍光放射をフィルタリングするように構成されるフィルタのセットを備え、プロセッサは、上記部位の像を最適化するようにセットのうちの一つを選択するように構成され得る。
上記照明は偏光照明を含み、当該装置は、像センサに上記部位からの戻り放射を偏光分析させることができるようにする偏光素子を有してもよい。
所定の素子は操作可能なミラーを有してもよい。
代替的に、所定の素子は、ビーム及び照明を上記部位に集束するように構成される光学素子列を有してもよい。
本発明の一実施の形態によれば、材料を微細加工する装置であって、
上記材料が蛍光する動作波長で、且つ、微細加工に不十分なビーム出力で、当該或る場所を含む上記材料の或る部位に放射ビームを供給するように構成され、上記場所から蛍光放射を生じさせるビーム源と、
上記蛍光放射に応じて、上記部位の像を形成するように構成された像センサと、
上記像に応じて、上記場所に対して上記ビームを位置決めし、且つ、上記動作波長で、且つ、上記場所を微細加工させるのに十分な微細加工出力で、上記場所に放射ビームを供給するよう上記ビーム源を動作させるように構成されるプロセッサとを備える材料を微細加工する装置がさらに提供される。
当該装置は、ビーム方向付け光学系を有し、ビーム源をビーム出力で動作させることは、当該ビーム方向付け光学系を介して上記部位に放射ビームを与えることを含み、像を形成することは、ビーム方向付け光学系の少なくとも1つの素子を介して像センサに蛍光放射を送ることを含み得る。
当該装置は、蛍光放射をフィルタリングするように構成されるフィルタのセットを備え、上記プロセッサは、上記部位の像を最適化するように上記セットの一方を選択するように構成され得る。
以上により、本発明は、上述の効果を得ることができる材料を微細加工する方法及び装置を提供することができる。
次に、本発明の一実施形態による、ビーム位置合わせ装置20の概略図である図1を参照する。装置20は部位43を微細加工するのに用いられ、この部位43は、例として以下ではプリント回路基板(PCB)24内に含まれるものとする。部位43は一般的には、ガラスビーズ及び/又は繊維を有するエポキシ樹脂等の誘電体基板材料、並びに/又は銅パッド又は銅トレース等の導電性材料を含む。必ずしもそうである必要はないが、一般的には、部位43は誘電体基板材料内に埋設された導電性材料を含む。装置20は、コリメータ27を介して放射ビーム26を投影するビーム源22を組み込んでいる。ビーム26を用いて、部位43の或る場所に孔を微細加工する。一実施形態では、ビーム源22は約350nmのビーム波長で動作する紫外線(UV)レーザを含む。UVレーザは、長さがフェムト秒程度である短パルスレーザとして動作することができ、これら短パルスの非線形相互作用を用いてアブレーションを生じさせる。代替的な一実施形態では、ビーム源22は、約10μmのビーム波長で動作する炭酸ガスレーザ装置を有する。しかしながら、装置20は、微細加工に用いられ得る形態及びレベルの、部位43が吸収することができる放射エネルギーを供給するように構成可能な任意の適した放射源を用いてもよい。以下では、例として、ビーム源22はレーザ装置を含むものとし、そのため、ビーム26はレーザ放射ビームである。
ビームスプリッタ28、光学素子列30、及びミラー34を有する光学部品セット31は、PCB上にビームを搬送するためのビーム方向付け光学系として働く。一般的には、ミラー34は前面ミラーであり、ビームスプリッタ28は狭帯域ダイクロイックキューブビームスプリッタであり、このビームスプリッタはビーム波長を伝送すると共に他の波長を反射させる。光学素子列30及びPCB24は、各並進ステージ33、45上に取り付けられる。ミラー34はビーム操作ステージ35、一般的にはガルバノメータによる操作ステージ、又は米国特許出願第11/472,325号に記載されているような2軸高速ビーム操作ステージ上に取り付けられる。レーザビーム26はビームスプリッタを介して光学素子列に伝送され、この光学素子列がビームを方向付けして集束させる。
装置20は「ポストスキャン」システムとして構成され、その場合、ミラー34とPCB24との間には光学素子はない。この構成では、ミラーは通常、約±3度の視野角(FOV)を有する。
以下の説明は、別記しない限り、1つのレーザビームを用いてPCB24を微細加工することに関する。しかしながら、本発明の実施形態はほぼ同時に動作する2つ以上のレーザビームを用いてもよいことが理解される。
オペレータ23は、メモリ25及び処理ユニット(PU)32を有するワークステーション21を用いて装置20を動作させる。PU32はメモリ25に格納されている命令を用いて、ビーム源22並びに並進ステージ及びビーム操作ステージ等、装置20の個々の要素を制御する。操作ステージ33、35、及び45に加え、PU32は、部位43に特定の孔が微細加工されている際に光学素子列30の焦点を変えることができる。孔はPCB24の上面36の選択領域42にて微細加工される。インセット44が部位43を示し、このインセットはより詳細には、領域42及びこの領域を囲むエリアを含む。
本発明のいくつかの実施形態では、物体46が領域42の下側に位置し、この物体はPCB24内に埋設されているため、その上にPCBの層38があり、その下に層40がある。一般的には、埋設されている他の物体が物体46に近接しており、他の層がPCB24内に含まれ得るが、明確にするため、埋設されている他の物体及び層は図1には示していない。物体46は一般的に、電気回路の一部であり、層38及び40は、電気回路が形成される基板として働く。一実施形態では、物体46は、ほぼ円形の金属パッドであり、約100μmの直径を有する。一般的には、層38及び40は誘電体であり、充填されたエポキシ樹脂から形成される。開示されるいくつかの実施形態では、層38及び40は、当該技術分野において既知である、味の素ファインテクノ株式会社(NJ)製のAjinomoto Build−up Film(ABF)の種類のうちの1つから形成されるものとし、これらは図2及び図3を参照して以下に記載される。一実施形態では、層38及び40はABF型GX3から実装され、約35μmの厚みを有する。しかしながら、層38及び40はプリント回路基板の構成に適した任意の材料から形成されてもよいことが理解されるであろう。例えば、層38がABF材料を含んでいてもよく、層40がFR4材料を含んでいてもよい。
PU32がPCB24を位置合わせすることができるためには、PCBが放射源50、一般的にはレーザダイオードからの照明によって照明され、撮像放射波長で撮像放射が行われる。いくつかの実施形態では、放射源50は発光ダイオード(LED)、一般的には高輝度LEDを含む。放射源50は、レーザダイオードを含む場合、一般的には光ファイバ束等のスペックル除去系を有する。代替的に又は付加的に、より詳細に以下に記載するように、放射源50は短いコヒーレンス長を有するように選択されてもよい。装置20は第2のダイクロイックビームスプリッタ52を有し、このスプリッタはビーム波長に対して透過性があり、撮像放射波長で約50/50のビームスプリッタとして働く。本発明のいくつかの実施形態では、以下に記載するように、ビームスプリッタ52は偏光ビームスプリッタを有する。撮像放射は、ビーム26とほぼ同軸となるように、集束レンズ系49を介してビームスプリッタ52を通って搬送される。撮像放射は、PCB24において表面36に対してほぼ垂直になるようにミラー34から反射する。表面36に達する撮像放射は、当該表面の延長エリアではなく、領域42を囲むと共にその領域とひと続きになった比較的小さなエリアを照明するように構成され、この小さなエリアは通常、微細加工される部位のエリアの約4倍である。例えば、上述の例示的な100μmパッドの場合では、集束レンズ系49は約200μm程度の直径を有する円内で撮像放射を行うように構成され得る。
微細加工が行われるべき場所を囲む比較的小さなエリアを照明するように撮像放射を構成することにより、高強度照明放射が当該エリアに効率的に行われることができるため、当該エリアの良質な像を生成することができる。装置20の素子(微細加工されるエリアに微細加工ビーム26を方向付けるのにも用いられる)を介して撮像放射を方向付けることにより、装置20が新たなエリアを微細加工するように再位置合わせされる際に、高強度照明放射がその新たなエリアを自動的に再位置合わせする。さらに、以下に記載するように、撮像用に用いられる戻り放射はまた、ビーム26及び照明放射を方向付ける、装置20の共通の素子を介して戻り、それにより、装置20が新たなエリアを微細加工するように再位置合わせされる際に、新たなエリアはまた自動的に撮像される。より詳細に以下に説明するように、特徴の上記組み合わせにより、本発明の実施形態がほぼリアルタイムでその部位とビーム26を位置合わせすることが可能となるため、PCB24の微細加工率全体が高まる。
部位43からの戻り放射は、矢印54で概略的に示すように、ミラー34によってビームスプリッタ52を介して光学素子列30に反射し、光学素子列からビームスプリッタ28に送られる。列30は、ビームスプリッタ28及び集束レンズ55を介して、任意に、例えばバンドパスフィルタ及びロングパスフィルタを含む選択可能なフィルタセットを通常含むフィルタシステム53を介して、光学センサ56に戻り放射を方向付ける。かかるフィルタシステムは、以下に記載するように、部位43が蛍光放射を生じる場合に用いられ得る。或る物体(部位43内にある物体46等)の場合では、センサ56は、当該物体の場所に応じてPU32に信号を供給するように構成され、処理ユニットはこの信号を用いてビーム26をPCB24及び物体に対して位置合わせすると共に正確に向ける。センサ56の動作は、図5A、図5B、及び図5Cに関してより詳細に記載する。
いくつかの実施形態では、放射源50を用いて部位43から蛍光戻り放射を生じさせるため、戻り放射から形成された像には本質的にスペックルがない。米国特許出願公開第2005/0195389A1号は蛍光像の生成を記載している。かかる例では、放射源50は都合のよいことに約405nmで動作するレーザダイオードを含んでいてもよく、一般的にはスペックル除去系が全く必要ないであろう。さらに、ビームスプリッタ52は都合のよいことにダイクロイックビームスプリッタとして構成され、放射源50からの放射を反射させ、ビーム26及び蛍光戻り放射を伝送し得る。都合のよいことにPU32は、放射源50によって生成される撮像放射の波長及び/又は出力を調整するように構成されてもよい。波長及び/又は出力を調整することにより、部位43への撮像放射の有効な浸透深さを変えることで、蛍光放射によって生成される像を最適化することができるようにしてもよい。部位43が金属パッド等の蛍光しない物体を組み込んでいる場合、蛍光放射を用いて像を生成することにより、像のコントラストが高まる。以下に説明するように、部位43は一般的には種々の異なる蛍光特性を有する複数の層を含むため、PU32及び/又はオペレータ23は、像を最適化するようにフィルタセット53からフィルタを選択することができる。
いくつかの実施形態では、放射源50は、図2を参照して以下に挙げる波長等、PCBが実質的に透過する動作波長又は動作波長範囲を有するように選択される。この例では、一般的には、少なくとも部分的に正反射性である物体46の場合には、物体は比較的暗い背景に対して明るい物体として撮像され得る。このタイプの「明視野」撮像は、図2を参照して以下に挙げるような比較的長い源波長がSH9K ABF樹脂、GX3 ABF樹脂、又はGX13 ABF樹脂等の材料(上記の波長に対して比較的透過性がある)と共に用いられる場合に生成され得る。
一般的には、PU32は並進ステージ45を用いてPCB24に対して粗い位置合わせを行い、ステージ33及び35を用いて精密な位置合わせを行うことで、領域42が表面36の所望の位置にあり、ビーム26が表面に対して所望の向きにあるようにする。しかしながら、並進ステージ33、45、及びビーム操作ステージ35の動作の任意の他の便宜的な組み合わせを用いて、ビーム26を位置決めして向きを定めてもよい。
ビーム26を用いてPCB24に孔を微細加工するには、被加工材料が少なくとも部分的に効果的に吸収性がある必要があり、それにより、ビームのエネルギーが吸収される。効果的な吸収は、ビーム波長でのPCB樹脂によるビームの吸収によって、又は樹脂内に組み込まれている物体(例えばガラス粒子又はガラスファイバ)によって、又はPCB内に埋設されている物体46等の物体によって生じ得る。代替的に又は付加的に、上記で言及した短パルスレーザの例では、ビームに対する効果的な吸収は、PCB樹脂又は埋設された物体との短パルスの非線形相互作用によって生じ得る。一般に、微細加工は、PCBのいくつかの部分のアブレーションによってなされるため、微細加工の効率は、ビームの効果的な吸収が増すほど増大する。
以下の複数の他の要因が、PCB24において効率的に微細加工する装置20の能力に影響を及ぼす可能性がある:
ビーム波長で微細加工すべきPCBのいくつかの部分の所要の効果的な吸収は、表面36の下側の物体(物体46等)のビーム波長での効果的な撮像を制限する可能性がある。
装置20の光学素子のいくつかは、源22からのビーム放射及び放射源50からの撮像放射の双方を搬送する。さらに、光学素子は蛍光放射(生成される場合)を搬送する可能性がある。3つの放射は異なる波長を有し、それら波長のいくつかは互いに非常に異なっていてもよい。このような例では、装置20の光学素子は適宜、異なる波長を適正に送るように、反射素子、屈折素子、又はこれら2つのタイプの素子の組み合わせ、及び/又は回折素子等の他の素子を含むように選択され得る。これら素子の選択は当業者には明らかであろう。
ビームに関して選択され得る波長には、並びに撮像放射及び蛍光放射(用いられる場合)に関して選択され得る波長又は波長範囲に関して選択され得る波長には、実際的な制限がある。
ビーム及び撮像放射波長の選択は、これら及び他の要因(例えばPCB24及び物体46の構成成分の光学特性を含む)に応じて決まる。結果として、本発明のいくつかの実施形態では、ビーム波長及び撮像放射波長はほぼ同じものであるように選択される。これらの実施形態の場合では、撮像放射波長は約50nm以下だけビーム波長から離れている。他の実施形態では、これら2つの波長は異なるように選択されることで、撮像放射波長が約100nm以上だけビーム波長から離れるようになっている。蛍光撮像の場合では、撮像放射波長は蛍光を生成するように選択され、PCB樹脂による、撮像放射の本質的な部分吸収がある。
装置20を用いてPCB24に複数の孔を微細加工することができ、これら孔は通常、マイクロビア及び/又はブラインドビアに用いられる。複数の孔を微細加工するのに伴うステップは、ビーム26を領域42と位置合わせすること、この領域内に孔を微細加工すること、及び微細加工すべき領域を有する新たな部位にビームを再位置合わせすることである。このプロセスが繰り返し反復される。プロセスが効率的であるようにするために、ビームの位置合わせ及び再位置合わせは可能な限り迅速に行われるべきである。代替的に又は付加的に、装置20の複数のセットを、複数の孔をほぼ同時に微細加工するように構成してもよい。本発明の一実施形態では、装置20の18個のセットがPCB上で同時に動作する。
本発明のいくつかの実施形態では、装置20は素子51を含む。素子51の機能は図8を参照しながら以下に説明する。
図2は、種々の異なる波長で45μmの樹脂厚に対しての種々の異なるタイプのABF樹脂のパーセント透過率の概略的なグラフである。
このグラフをよく見ると、レーザがUVレーザである場合にレーザ22によって与えられる波長に相応する約350nmの波長では、SH9K ABF樹脂は約20%透過するのに対し、GX3 ABF樹脂は高い吸収性があることが示されている。したがって、層38がSH9K ABF樹脂である場合、放射源50はレーザ22とほぼ同じ波長を有し、物体46から戻り放射を生成するであろう。層38がGX3 ABF樹脂を含み、そのため、SH9Kについての場合と同じであるか又はそれ以上の戻り放射を達成する場合、源波長は約430nm以上であるべきである。図2のグラフによって示される透過率に加え、PCB及び物体46の撮像に影響を及ぼす他の要因としては、照明放射の拡散が挙げられ、この拡散は、層38及び40を構成するエポキシ樹脂を充填するのに用いられるガラスビーズのサイズ及び密度によって変わる。
本発明者らは、上記の双方のタイプの樹脂が800nm程度以上の近赤外波長で実質的に透過性があることを見出した。本発明者らはまた、層38及び40内の埋設されたビーズによって生じる拡散とは関係なく、放射源50がこれら波長で動作する場合に、物体46等の埋設された物体の良好な像が生成されることを見出した。
図3は、種々の異なるタイプの樹脂の蛍光の概略的なグラフである。ABF樹脂GX3、SH9K、及びGX13についてのグラフ、並びにFR4材料についてのグラフは、樹脂材料のそれぞれについての正規化蛍光強度対蛍光波長をプロットしている。これらグラフは、約300nmの励起波長について得られたものであるが、本発明者らは、上記で例示したUVレーザの場合での350nmの波長を含め、他の励起波長の場合に、ほぼ同様のグラフが得られることを確認している。本発明のいくつかの実施形態は、装置20を動作させる際に、図3のグラフで示されている蛍光特性を用いる。例えば、層40(図1)がFR4樹脂を含み、層38がGX3樹脂を含む場合、これら2つの層は、約450nmで動作するバンドパスフィルタ、又はほぼ同じ波長でカットオフを有するロングパスフィルタを用いることによって十分に識別される。これら双方の層からの蛍光を観察するために、より短波長のバンドパスフィルタ又はロングパスフィルタを用いてもよい。
図4は、本発明の一実施形態による、装置20を動作させる際に行われるステップを示すフローチャート60である。
装置20を用いて微細加工する前に、当該装置をPCB24に対して初期較正する。この初期較正は、特定の較正パネル(PCB24とは異なる)等のパネルをマーキングし、そのマークを装置20を用いて撮像し、且つ、撮像されたマークから当該装置の較正オフセットを求めることによってなされ得る。いくつかの実施形態では、PCB24の一部がマーキングされてそのマークを較正に用いてもよい。
代替的に又は付加的に、図3のグラフで示されている蛍光特性は、より詳細に以下に記載するように、装置20の整合に適宜用いられてもよい。
フローチャート60のステップのついての以下の記載では、較正プロセス及び微細加工プロセスを説明する。
第1の較正ステップ62において、オペレータ23は、特定の較正パネル又は(PCBを較正に用いることになる場合は)PCB24をステージ45に位置決めする。オペレータは、較正パネル又はPCB24における、一般的には2〜4個のターゲットについての較正ターゲット座標、並びにそれらターゲットに対応する形状を装置20に提供する。オペレータがコンピュータ支援製造(CAM)ファイルからターゲット座標及び形状を提供してもよく、又はそれらをオペレータが直接入力してもよい。上述したように、ターゲットは非破壊的又は破壊的であるように構成されてもよい。或いは、較正パネル又はPCB24を、機械的に、一般的には基準ピン、コーナ、又はパネル若しくはPCBの他の機械的基準領域を用いて、位置決めしてもよい。
第2の較正ステップ64において、オペレータは、較正ターゲットを照明しその位置を求めるように装置20の整合システムを動作させる。この照明は放射源50からのものとすることができ、上述したように、この放射源50は都合がよいことに、戻り放射が蛍光放射であるように選択される撮像放射波長を有し得る。また、上述したように、PU32は、生成された像を最適化するように放射源50の波長及び/又は出力を調整することができる。
代替的に又は付加的に、較正ターゲットの蛍光を用いる場合、ターゲットを含む領域を、PCBのアブレーション閾値出力を下回る出力でレーザ22を動作させることによって照明してもよい。この例では、一般的には光学素子列30を用いてビーム26をデフォーカスすることによって、レーザ22を「エリア照明」モードで動作させることにより当該領域を照明し得る。或いは、ビーム操作ステージ35を用いて、ミラー34、したがってレーザビームを走査することによってエリア照明モードを実施してもよい。較正ターゲットがセンサ56上で撮像され、PU32がセンサ上に形成されたターゲット像を用いて装置20を較正する。蛍光が用いられる場合、PU32及び/又はオペレータ23は、一般的には層38及び40が上述したような、また、図3の説明にて例示したような種々の異なる樹脂を含む場合に、生成された像を最適化するようにセット53のフィルタのうち一方を選択してもよい。
以下のステップは、PCB24が較正に用いられていること、及びPCBが装置20の所定の位置にあることを想定している。また、以下のステップでは、物体46は、例として、ほぼ円形の孤立パッドであるものとし、孔はパッドの中心を表面36に対して垂直に微細加工されているものとする。当業者は、矩形導体につながっている円形パッド、又はつながった円形パッドのアレイにつながっている円形パッド等、他のタイプの物体46に対して、必要であれば変更を加えてフローチャートのステップの説明を適用することができる。
第1の微細加工ステップ65において、オペレータ23は、PCB24内に実装されている電気回路に対応するCAMファイルをメモリ25にロードする。
第2の微細加工ステップ66において、PU32はCAMファイルを用いて、孔が微細加工される場所の形状及びその形状の基準座標を求める。以下の記載では、孔は物体46の中心に微細加工されるものとし、そのため、基準座標が物体46の基準座標又は物体46を含む部位43の基準座標となることができるようになっている。代替的に、物体46の基準座標及び形状は電気回路の像の分析から得ることができ、この分析はオペレータ23及び/又はPU32によって行われる。
第3の微細加工ステップ68において、PU32は基準座標に対応する信号を用いて、PCB24、光学素子列30、及び/又はミラー34を保持する移動ステージに粗調整制御信号を供給することで、物体46をセンサ56の視野角に移動する。位置決めは処理ユニットによって完全に自動的に行われてもよい。或いは、オペレータ23が、一般的には基準座標をPU32に与えることによって位置決めを少なくとも部分的に実施してもよい。
ステップ68から、PU32は2つの可能な経路のうち一方に従う。第1の経路69は、ビーム整合ステップ70及び72を介して物体照明ステップ74に至る。第2の経路71は、物体照明ステップ74に直接至る。フローチャート60が最初に行われる際に第1の経路69にPU32が従い、それ以後、周期的に繰り返されるため、ステップ70及び72において行われるビーム整合は、微細加工される各物体については行われない。そうではなくて、ビーム整合はt秒ごとに断続的に行われ、ここで、tはオペレータ23によって選択されたパラメータであり、一般的には約10程度である。
経路69では、第1のビーム整合ステップ70において、部位43に衝当するようにレーザ22がアブレーション閾値を下回る低出力で動作する。レーザビームは一般的には、衝当する部位43の場所(ここでは領域42であるものとする)に蛍光を生じさせ、その場合、戻り蛍光放射がセンサ56に集束して、領域42のセンサに像を形成する。或いは、PCBの蛍光を用いるのではなく、アブレーション較正ボードが部位43に予め加えられてもよい。
経路69では、第2のビーム整合ステップ72において、PU32はセンサ56にレーザビームの場所を記録する。
物体照明ステップ74において、PU32はレーザ22をオフに切り替え、物体46を照明するように放射源50を動作させる。代替的に又は付加的に、ステップ74では、PU32は低出力及び/又は上述のエリア照明モードにレーザ22を維持し得る。一般的に、PU32はPCBの物体46付近から生じた戻り蛍光放射を用いて、次のステップ76において記載する像を生成する。蛍光放射はレーザ22及び/又は放射源50の放射から生じ得る。像は、戻り蛍光放射から単独に又は放射源50の波長での戻り放射と共に形成され得る。一般的には、種々の異なる樹脂のタイプ(ABF及びFR4等)を含む層38及び40の上述した例の場合等、戻り蛍光放射の例では、PU32は像を最適化するようにセット53からフィルタを選択する。
物体記録ステップ76において、PU32は物体の像(センサ56にて生成される)を記録する。PU32はセンサ56からの信号レベルを分析して、中心の実際の座標に対応する信号を求める。この分析の一例を図5B及び図5Cを参照しながら説明する。経路69に従っている場合、処理ユニットは円形パッドの中心の実際の座標とステップ72において得られるビーム位置の実際の座標とを記録し、それらの座標間のオフセットを求める。経路71に従っている場合、処理ユニットは経路69の最新の実施において求められたオフセットを用いる。
移動ステップ78において、PU32はステップ76において求められたオフセットを用いて、物体46の中心に対するビーム位置を調整する。一般的には、この調整はミラー34を適正に位置合わせするようにビーム操作ステージ35を動作させることによってなされる。
レーザ操作ステップ80において、PU32は、ビームが層38及び物体46をアブレートし、したがって物体46の中心の実際の座標における孔を微細加工するように、アブレーション閾値を上回るように源22の出力を切り替える。いくつかの実施形態では、微細加工の際、処理ユニットは、光学素子列30を用いて、微細加工が進むにつれてビーム26の焦点を変えるようにしてもよい。
第1の判定82において、PU32はPCB24の他の部位で行うべきさらなる微細加工作業があるかどうかを確認する。作業がそれ以上ない場合、フローチャート60は終了する。さらなる作業がある場合(ここでは、物体46とほぼ同様の物体の中心に孔を加工するものとする)、フローチャート60は続けて第2の判定84を行う。
第2の判定84において、PU32は、物体46から、加工すべき次の物体の基準場所までの間隔が、所定の間隔(一般的には10mm程度)を上回っているかどうかを判定する。間隔が所定の間隔を上回っている場合、カウンタNは0に設定され、フローチャートはステップ66に戻って次の物体を加工する。
間隔が所定の間隔以下である場合、第3の判定86において、PU32は、ステップ76において記録されたオフセットが所定の値よりも小さいかどうかを確認する。オフセットが所定の値より小さい場合、ステップ88において、PU32はステップ78及び80をN個の次の物体について行うことにより装置20を動作させ、ここでは、Nは上述したカウンタであり、所定の値、一般的には約10に設定される。オペレータ23は、ステップ65におけるCAMファイルのロード時にNの所定の値を設定してもよい。
ステップ88を実行している間、PU32は、各加工作業後に、物体間の間隔が所定の間隔を超えているかどうかを確認し、超えている場合、フローチャートはその破線67で示されるようにステップ66に戻る。N個の物体が加工中であるため所定の間隔を超えていない場合、PU32はN個の物体の加工を完了し、Nを増分し、次いで、フローチャートのステップ66に戻る。
判定86において、オフセットが所定の値以上である場合、PU32は最小値の0にNを減分する。ステップ90において、PU32はN(減じられた値)個の次の物体についてステップ78及び80を行うことにより装置を動作させる。ステップ90を実行している間、PU32は、各加工作業後に、物体間の間隔が所定の間隔を超えているかどうか確認し、超えている場合、フローチャートはその破線73で示すようにステップ66に戻る。N個の物体が加工中であるため所定の間隔を超えていない場合、PU32はN個の物体の加工を完了し、次いで、フローチャートのステップ66に戻る。
判定ステップ84により、オペレータは、物体の所定の間隔内(整合ステップ66〜76が行われている)の物体が整合ステップを行わずに加工され得るように装置20を構成することが可能となる。換言すれば、所定の物体について求められたオフセットを用いて、所定の物体付近の一群の物体についてビームを位置決めする。
判定ステップ86により、オペレータは、ステップ76において得られたオフセットのサイズが上述の一群の物体の数を判定するように装置を構成することが可能となる。したがって、求められたオフセットが所定のオフセットを下回る場合、Nの値、すなわち一群の物体の数が、加工すべき次の群の物体について増分される。求められたオフセットが所定のオフセットを上回る場合、Nの値が加工すべき次の群の物体について減分される。
オペレータは一般的には、ステップ65において所定の間隔の値及び所定のオフセットの値を入力する。
上記の説明は、円形パッドの中心を表面36に対して垂直な円形孔を微細加工することに適用される。装置20はまた、孔を非垂直方向に微細加工すること、及び/又は非円形孔(例えば、スリット形状の孔)を微細加工すること、及び/又はフローチャート60において求められた実際の座標に対応する位置とは異なる位置の孔を微細加工すること等、他の微細加工作業も行うことができる。また、微細加工は、PCBを完全に貫通する孔、又はPCBを完全には貫通しない孔を形成することに適用され得ることが理解されるであろう。当業者は、そのような他の微細加工作業(一般的には、ステップ78及び80における、処理ユニットの実施による)、並進ステージ33、並進ステージ45、及び/又はビーム操作ステージ35のさらなる作業について、上記の説明を適応させることができるであろう。
一般的には、ステップ68に対応する粗調整は、自動的に行われる場合は、前に微細加工された孔から約1〜3msかかる。ビーム操作ステージ35(図1)がガルバノメータによる場合は一般的に適用される時間は短く、当該ステージが2軸走査系である場合は一般的に適用される時間は長い。都合の良いことに、ステップ78における上述した微調整手順にかかる時間は約1ms未満である。この時間は、特に微細加工される各部位に向けられる高強度撮像放射により達成される。
本発明者らは、これらの時間により、PCBを加工するためのフローチャート60の適用では、かかる加工のフローチャートのステップを適用しない従来技術のシステムに比して、実質的に時間の損失がないことを見出した。さらに、判定ステップ84及び86等のステップはPCBの加工の際に行われてもよい。したがって、フローチャート60をほぼリアルタイムで動作するように実施することができる。上述した時間で動作することによって、熱ドリフト等、比較的長期間の悪影響をなくすことができる。さらに、上述のように、整合ステップ70及び72を断続的に行うだけで、微細加工の精度に影響を及ぼすことなく動作時間全体が短縮される。
図5Aは、本発明の一実施形態による、装置20において用いられ得る光学センサ56の一表面の概略図を示す。一般的には、上記に挙げた位置合わせ時間内で位置合わせ信号を生成するために、センサ56は相補型金属酸化膜半導体(CMOS)技術を用いる。或いは、センサ56は、1つ又は複数のCCD(電荷結合素子)、又は他の適した検知素子を用いてもよい。
164はセンサ56の表面を示している。センサ56は一般的には、検出器素子170の矩形アレイを有する。適した像センサのいくつかの例を以下に記載する。アイダホ州ボイズのマイクロン・テクノロジー・インコーポレイテッドは、MTM001 CMOS 1.3 Mpixelの矩形アレイセンサを提供しており、本発明者らはこの矩形アレイセンサが本発明に適していることを見出した。このセンサの対応する要素の数を、プログラム可能な対象領域(AOI)を用いて限定することができるため、1〜3ms程度の短い取得時間だけアレイを用いることが可能となる。日本の浜松ホトニクス株式会社は、256×256の検出器素子S9132アレイを提供しており、このアレイは2つの一次元アレイとして動作することができ、より詳細に以下で説明する和出力を与える。センサ56として使用するのに適した他のアレイが当業者にはよく知られているであろう。
PU32は、要素170からの信号を用いて物体46に対する特定の位置を適宜正確に判定してもよい。図5B及び図5Cは、物体46の像のいくつかの例を示す。例として、物体46は円形パッドを含むものとし、円形パッドの中心が微細加工されることになる。図5Bでは、物体46はほぼ円形の孤立パッドを含み、このパッドが像166を生じる。図5Cでは、物体46は矩形導体につながったほぼ円形のパッドを含み、このパッドが、矩形部分180につながった円形部分178から成る像176を生じる。
センサ56が上記で言及したMicronアレイ等、個々のピクセルの矩形アレイを有する場合、像166について、PU32は、像166を囲むピクセル168の矩形セットに対して分析すべきピクセルの数を減らすことができ、このピクセルの数の減少により像の取得時間が短縮される。そのため、PU32は、一般的にはエッジ検出アルゴリズムを用いることによって、撮像されたピクセル全てを円に合わせて、像166の中心をサブピクセルに精度良く一致させることができる。
例えば、100×100ピクセルの1.3 Mpixelsを用いることによって、像取得時間を30Hzの公称のフレームレートに比してほぼ100倍高めることができ、これによりサブミリ秒の取得時間が得られる。かかる短い取得時間は、ミラー34(図1)を介して放射源50から方向付けられた部位照明によって与えられる高い像照明強度を必要とする。
像176について、PU32は、部分178を囲むピクセル179の矩形セットに対して分析すべきピクセルの数を減らすことができ、可能な場合は矩形部分180のピクセルのいくつかをカットオフする。エッジ検出アルゴリズムを用いることにより、PU32は次いで、非線形エッジを形成する撮像されたピクセルを円に合わせて、円形部分178の中心をサブピクセルの精度でぴったり一致させることができる。或いは、PU32は、エッジ検出アルゴリズムを用いて、ピクセル全てを、円の一方の側において2つの平行ラインが交差する当該円によって生成される予測理論的エッジに合わせることができる。
一般的には、PU32による分析のために選択されるピクセルは、単純な矩形アレイである必要はない。例えば、撮像された部位は、大きな円形パッドに取り付けられた小さな円形パッドを含んでいてもよく、その場合、PU32によって選択されたピクセルは、部位をまさに包囲するように選択された概して不規則なピクセルセットとして構成されてもよい。
センサ56は、上記で言及した浜松ホトニクス株式会社のアレイ等、アレイの各ピクセルごとに出力を与えることができないアレイを含み得る。この例では、PU32は、アレイの和出力に合う曲線を加えて、像166及び178の中心を見つけるようにすることができる。
図6は、本発明の代替的な一実施形態による、ビーム位置合わせ装置320の概略図である。以下に記載する相違点は別として、装置320の動作は、装置20(図1)の動作とほぼ同様であり、装置20及び320において同じ参照符号で示されている要素は、構成及び動作がほぼ同様である。
装置320はビームスプリッタ326を有し、ビームスプリッタ52は取り外されている。ビームスプリッタ326は放射源50からの撮像放射を伝送するように、且つ、部位43からセンサ56へ戻る放射を反射させるように構成される。戻り放射が放射源50の波長と同じ波長を有する場合、ビームスプリッタ326は50/50ビームスプリッタとすることができる。戻り放射が蛍光放射である場合、ビームスプリッタ326はダイクロイックビームスプリッタとして構成され得る。或いは、以下に説明するように、ビームスプリッタ326は偏光ビームスプリッタとすることができる。
装置320において、光学素子列30は2つの光学セットに分けられる。第1のセット324は一般的には、源22からのビームの大きさを変えるのに用いられ得る可動光学素子を含む。第2のセット322は一般的には、固定光学素子を含む。光学素子列30をこれら2つのセットに分割することにより、ビームスプリッタ28とミラー34との間の照明及び撮像経路に影響を及ぼすことなく源22からのビームの大きさを調整することができる。
装置320における素子323及び325を以下に説明する。
装置320内で行われる通常の撮像照明が部位43にわたってほぼ均一である場合、すなわち、照明に対して構造化がほとんど又は全くない場合、結果として得られる鏡面物体46の像は一般的には、物体を囲む領域の暗い背景像に対して物体の像は明るく、これら2つの像はコントラストがよい。
装置20及び320を考察すると、操作可能なミラー34及び光学素子列30等の光学素子は少なくとも2つの異なる波長、すなわちビーム26のビーム波長及び放射源50の撮像放射波長を搬送し得ることが示されている。蛍光が用いられる場合、光学素子は3つの異なる波長、すなわちビーム波長、撮像放射波長、及び蛍光波長を搬送し得る。2つ又は3つの異なる波長を搬送するように当該光学素子を構成することにより、異なる波長に対して別個の素子セットを用いる場合に必要とされるであろう光学素子の数が大幅に減る。
図7は、本発明のさらなる代替的な実施形態による、ビーム位置合わせ装置330の概略図である。以下に記載する相違点は別として、装置330の動作は装置20(図1)及び装置320(図7)の動作とほぼ同様であり、装置20、320、及び330において同じ参照符号で示されている要素は、構成及び動作がほぼ同様である。
装置330はミラー34と部位43との間にレンズ系336を含む。レンズ系336は一般的には、テレセントリックレンズを含み、これにより、ミラー34が約±20度のFOVを有することが可能となる。レンズ系を加えることにより、装置330が「プレスキャン」システムとして構成される。上述のポストスキャンシステムに比して、ミラーのより大きなFOVにより、PCB24のより大きなエリアへのビーム26の投影及びそのエリアの撮像の双方をミラーに行わせることが可能となる。
光学セット324及び322は一般的には、可動素子を含む第1のセット334及び固定素子を含む第2のセット332に各自再構成され、これらセット334及びセット332はレンズ系336に対応するように選択される。
装置20、320、及び330についての上記の説明は、撮像照明が表面36に対してほぼ垂直であり、概して構造化されていないものと想定していた。本発明のいくつかの実施形態では、撮像照明はまた、以下に記載するように当該照明が構造化を有するように構成されてもよい。
図8は、本発明の一実施形態による、放射源50によってもたらされる撮像放射構成344を示す。PCB24の断面340及び上面342が放射構成344に関して示されている。構成344では、表面36の撮像放射は、例えば撮像放射のほぼ環状のリング346として構造化されている。撮像放射は層38及び40に浸透し、特にそれら層に組み込まれている充填材料に起因した当該層内への拡散により、当該層内で部分的に拡散している。浸透と部分拡散の組み合わせにより、矢印348で概略的に示すように、物体46に効果的に「バックライトが当たり」、そのため、センサ56上にハイコントラストな像が生成される。ハイコントラストな像は、物体が鏡面であるか非鏡面であるかにかかわらず生成される。さらに、バックライトによって生成されるハイコントラストな像は、像のブレ(層内での放射拡散によって生じる可能性がある)を効果的に補正する。バックライト効果を用いなければ、像のブレにより、像の測定位置にずれが生じるであろう。
放射構成344は都合が良いことに、レンズ49とビームスプリッタ52との間に素子51(図1)(一般的にはストッパ)を位置決めすることによって装置20内に設けられる。明確にするため図示していないが、構成344はまた、レンズ55とビームスプリッタ28との間に適当なストッパを位置決めすることによって装置320内に設けられてもよい。構造化照明を与えるように設計された回折素子を用いること等によって、装置20、320、及び330内で環状放射を生成する他の方法が当業者に明らかであろうし、また、本発明の範囲内に含まれるものとする。例えば、素子51はそのような回折素子を含んでいてもよい。構造化照明の他の形態は放射源50によってもたらされてもよく、構造化照明は一般的には、撮像される部位に従って構造化される。例えば、矩形の照明を用いてほぼ線形のトレースの周りの領域を照明してもよい。かかる形態の構造化照明は全て、本発明の範囲内に含まれるものとする。
構成344について、放射源50は、スペックルが実質的にないように非常に短いコヒーレント長を有するレーザエミッタであるように選択されてもよい。本発明者らは、加工される物体の寸法(円形パッドの直径等)の1〜2倍程度のコヒーレント長を有するレーザが好適であることを見出した。
図6を再び参照すると、代替的な放射構成は偏光照明放射を用いる。図6に示されるように、偏光子323は放射源50の次に位置決めされることができ、分析器325はセンサ56の前に位置決めされる。或いは、放射源50は一般的に偏光放射を行うため、偏光子323の必要性は全くないであろう。偏光子323の向き又は放射源50(その放射が偏光される場合)の向き、及び分析器325の向きは、PU32によって制御されてもよい。或いは、これらの向きはオペレータ23によってほぼ固定値に予め設定されてもよい。表面36からの反射、及び層38と層40との間の界面等、PCB24の中間表面からの反射は、実際には低入射角で入射する偏光放射と同じ偏光を有する。層38及び40からの戻り拡散放射は比較的弱く、主として、入射する偏光放射と同じ方向に偏光する。しかしながら、一般的には、樹脂(単数又は複数)を埋設することで物体の粘着を高めるようにする場合のように、物体46が部分的に粗加工された金属面を有する場合、その面が反射する放射は実質的に偏光解消されるため、入射する偏光放射に対して90度成分を有する。ここで説明している代替的な構成では、PU32は、偏光子323及び分析器325が交差偏光を有するように配置され、又はオペレータ23はこれらの向きを予め設定することで、層38及び層40の表面及び内部からの鏡面反射が吸収されるようにし、その一方、物体46からの偏光解消した放射は伝送される。したがって、交差偏光は、物体を囲む材料とのハイコントラストを有する、物体46の良好な像をもたらす。
偏光照明放射についての代替的な実施では、偏光子323も分析器325も用いない。そうではなく、放射源50が偏光照明を行うように実施され、ビームスプリッタ326が、源からの偏光照明を伝送する偏光ビームスプリッタとして構成される。偏光ビームスプリッタは、物体46のからの放射を含む偏光解消放射をセンサ56に反射するように働き、上述したように物体の良好な像を形成する。
図1を再び参照すると、ビームスプリッタ52は、放射源50の波長で偏光ビームスプリッタとして構成されてもよく、それにより、センサ56が装置20内で、装置320内で形成される像とほぼ同様の物体46の像を形成する。
上述の偏光の実施形態により、センサ56に物体46及びその周囲からの戻り放射を偏光分析させることが可能となる。
偏光の実施形態の場合では、スペックルを減らすために、放射源50は加工される物体の寸法を下回るコヒーレンス長を有するレーザエミッタを有することができる。例えば、円形パッドの場合、コヒーレンス長は当該パッドの直径よりも著しく小さい。上記に例示したように、スペックルを減らす他の方法も用いてもよい。
上記に説明した実施形態は、PCB24及び/又は埋設された物体46の光学像を用いて、PCBを微細加工する実際の位置を調整することに関していた。しかしながら、PCB及び/又は埋設された物体の他のタイプの像をPU32によって用いて所要の実際の位置を求めることができることが理解されるであろう。さらに、本発明の実施形態を用いて、セラミック又はガラス等、PCB以外の材料内に埋設されているか又はその材料の表面上にある物体を撮像することができることが理解されるであろう。当業者は、過度の実験を必要とすることなく、他のタイプの像が必要とする変更に対応するように上記説明を変更することができるであろう。
上記に説明した実施形態は例として挙げられていること、及び本発明は上記に特に示し且つ説明したものに限定されないことが理解されるであろう。そうではなくて、本発明の範囲は、上記で説明された各種特徴の組み合わせ及び詳細な組み合わせの双方、並びに、上記の説明を読めば当業者に想起されるであろう、且つ従来技術において開示されていない変更及び改変を含む。
本発明の一実施形態によるビーム位置合わせ装置の概略図。 種々の異なるタイプのAjinomoto Build−up Film(ABF)樹脂のパーセント透過率のグラフ。 種々の異なるABF樹脂及びFR4樹脂の正規化蛍光の概略的なグラフ。 本発明の一実施形態による、ビーム位置合わせ装置を動作させるために行われるステップを示すフローチャート。 本発明の一実施形態による光学センサの表面の概略図を示す図。 本発明の一実施形態による、図5Aのセンサの像の概略図を示す図。 本発明の一実施形態による、図5Aのセンサの像の概略図を示す図。 本発明の代替的な一実施形態によるビーム位置合わせ装置の概略図。 本発明のさらに代替的な一実施形態によるビーム位置合わせ装置の概略図。 本発明の一実施形態による、図1、図6、及び/又は図7のビーム位置合わせ装置の源によってもたらされる撮像照明構成を示す図。
符号の説明
20、320、330 ビーム位置合わせ装置
21 ワークステーション
22 ビーム源
24 プリント回路基板(PCB)
27 コリメータ
28、52、326 ビームスプリッタ
30 光学素子列
31 光学部品セット
34 ミラー
46 物体
49 集束レンズ系
56 センサ
336 レンズ系

Claims (52)

  1. 材料を微細加工する方法であって、
    光学系を、該光学系の所定の素子を介して該材料の或る部位に或る照明波長の照明を行うように構成し、該照明は該部位から戻り放射を生じさせるように構成し、
    該光学系を、該所定の素子を介して該戻り放射を受けるように、且つ、該戻り放射から該部位の像を形成するように構成し、
    該像から該部位の或る場所の実際の位置を計算し、且つ、該場所の該実際の位置を示す信号を出力し、
    該照明波長とは異なる微細加工波長を有する微細加工放射ビームを生成し、
    該ビームを、該信号に応答して該場所に対して位置合わせされたビームを形成するように位置決めし、
    該場所で微細加工作業を行うように、該光学系の少なくとも該所定の素子を介して該場所に該位置合わせされたビームを搬送することを特徴とする材料を微細加工する方法。
  2. 該部位は、1つ又は複数の誘電体基板内に埋設された物体を含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  3. 該部位に照明を行うことは、該物体を囲む領域のみを照明する構造化照明を行うことを含むことを特徴とする請求項2に記載の材料を微細加工する方法。
  4. 該構造化照明を行うことは、該構造化照明を回折素子を用いて行うことを特徴とする請求項3に記載の材料を微細加工する方法。
  5. 該部位に照明を行うことは、該部位が蛍光する波長であるように該照明波長を選択することを含み、該戻り放射は、行われた照明に応じて該部位で生じる蛍光放射を含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  6. 該部位の該像を最適化するように該蛍光放射をフィルタリングすることを含むことを特徴とする請求項5に記載の材料を微細加工する方法。
  7. 該部位に照明を行うことは、該部位に偏光照明を行うことを含み、該部位の像を形成することは、該部位からの該戻り放射を偏光分析することを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  8. 該所定の素子は操作可能なミラーを含む、請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  9. 該部位は、微細加工が行われるべき複数の種々の異なる細部位を含み、該ビームを位置決めすることは、該ミラーを操作するだけで該複数の種々の異なる細部位に該ビームを方向付けることを特徴とする請求項8に記載の材料を微細加工する方法。
  10. 該所定の素子は、該ビーム及び該照明を該部位に集束するように構成される光学素子列を有することを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  11. 該部位は部位エリアを有し、該部位に照明を行うことは、該部位エリアに、且つ、該部位エリアよりも広くなく該部位エリアとひと続きになっているさらなるエリアに照明を行うことを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  12. 該像を形成することは、該像を像センサ上に形成することを含み、該照明は、3ミリ秒以下で該像を該像センサ上に生成する強度を有することを特徴とする請求項11に記載の材料を微細加工する方法。
  13. 該像を形成することは、該像をピクセルのアレイを含む像センサに形成すること、及び、該エリア及び該さらなるエリアに応じて該像を分析するように該アレイからピクセルを選択することを含むことを特徴とする請求項11に記載の材料を微細加工する方法。
  14. 該部位に照明を行うことの前に、該場所の基準位置を求めること、及び、該基準位置に応じて該照明を行うことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  15. 該微細加工放射ビームを生成することは、
    該部位のアブレーション閾値を下回る該ビームの出力で低出力ビームを生成し、
    該低出力ビームを該部位に搬送し、
    該部位の該低出力ビームの像に応じて該ビームのオフセットを求めることを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  16. 該ビームを位置決めすることは、該オフセットに応じて該ビームを位置決めすることを含むことを特徴とする請求項15に記載の材料を微細加工する方法。
  17. 該位置決めされたビームを該場所に搬送することは、該ビームを、該アブレーション閾値以上の出力を有するように設定することを含むことを特徴とする請求項15に記載の材料を微細加工する方法。
  18. 該照明波長を、該部位が非吸収性となる値を有するように構成することを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  19. 該部位は外表面を有し、該部位に照明を行うことは、該外表面に対して垂直な撮像放射を用いて該部位を照明することを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  20. 該部位に照明を行うことは、該部位にコヒーレントな撮像放射を行うことを含み、該コヒーレントな撮像放射は、該部位の寸法の2倍以下のコヒーレント長を有することを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  21. 該実際の位置を計算することは、
    該部位の予測像に従って理論的関係を提示し、
    該像から実際の関係を求め、
    該実際の関係を該理論的関係に合わせることを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  22. 該部位の像を形成することは、該部位の照明の浸透深さを変えるように該照明波長及び該照明の出力のうち少なくとも一方を調整することを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  23. 該部位は拡散層内に埋設された物体を有し、該方法は、該拡散層内に埋設された該物体から形成される像に起因するずれを補正することを含むことを特徴とする請求項1に記載の材料を微細加工する方法。
  24. 材料を微細加工する方法であって、
    該材料が蛍光する動作波長で、且つ、微細加工に不十分なビーム出力で、或る場所を含む該材料の或る部位に放射ビームを供給するように放射源を動作させることであって、それにより、該部位から蛍光放射を生じさせる作動させ、
    該蛍光放射に応じて該部位の像を形成し、
    該像に応じて、該場所に対して該ビームを位置決めし、
    該動作波長で、且つ、該場所を微細加工させるのに十分な微細加工出力で、該場所に放射ビームを供給するように該放射源を動作させることを含むことを特徴とする材料を微細加工する方法。
  25. 該ビーム出力で放射源を動作させることは、ビーム方向付け光学系を介して該部位に該放射ビームを供給することを含み、該像を形成することは、該ビーム方向付け光学系の少なくとも1つの素子を介して像センサに該蛍光放射を送ることを含むことを特徴とする請求項24に記載の材料を微細加工する方法。
  26. 該部位の該像を最適化するように該蛍光放射をフィルタリングすることを特徴とする請求項24に記載の材料を微細加工する方法。
  27. 材料を微細加工する装置であって、
    光学系の所定の素子を介して該材料の或る部位に或る照明波長の照明を行うように構成され、該照明は該部位から戻り放射を生じさせる放射源と、
    該所定の素子を介して該戻り放射を受けるように、且つ、該戻り放射から該部位の像を形成するように構成された像センサと、
    該照明波長とは異なる微細加工波長を有する微細加工放射ビームを生成するように構成されたビーム源と、
    該像から該部位の或る場所の実際の位置を計算するように、該場所の該実際の位置を示す信号を出力するように、該信号に応答して該場所に対して位置合わせされたビームを形成するように該ビームを位置決めし、且つ、該位置合わせされたビームが該光学系の少なくとも該所定の素子を介して該場所に搬送されて該場所で微細加工作業を行うように該ビーム源を動作させるように構成されるプロセッサとを備えることを特徴とする材料を微細加工する装置。
  28. 該部位は、1つ又は複数の誘電体基板内に埋設された物体を含むことを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  29. 該部位に照明を行うことは、該物体を囲む領域のみを照明する構造化照明を行うことを含むことを特徴とする請求項28に記載の材料を微細加工する装置。
  30. 該構造化照明を形成する回折素子を有することを特徴とする請求項29に記載の材料を微細加工する装置。
  31. 該照明波長は該部位が蛍光する波長を含み、該戻り放射は、行われた照明に応じて該部位で生じる蛍光放射を含むことを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  32. 該蛍光放射をフィルタリングするように構成されるフィルタのセットを備え、該プロセッサは、該部位の該像を最適化するように該セットのうちの一つを選択するように構成されることを特徴とする請求項31に記載の材料を微細加工する装置。
  33. 該照明は偏光照明装置を含み、該装置は、該像センサに該部位からの該戻り放射を偏光分析させることができるようにする偏光素子を有することを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  34. 該所定の素子は操作可能なミラーを有することを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  35. 該部位は微細加工が行われるべき複数の種々の異なる細部位を有し、該ビームを位置決めすることは、該ミラーを操作するだけで該複数の異なる細部位に該ビームを方向付けることを含むことを特徴とする請求項34に記載の材料を微細加工する装置。
  36. 該所定の素子は、該ビーム及び該照明を該部位に集束するように構成される光学素子列を有することを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  37. 該部位は部位エリアを有し、該部位に照明を行うことは、該部位エリアに、且つ、該部位エリアよりも広くなく該部位エリアとひと続きになっているさらなるエリアに照明を行うことを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  38. 該照明は、3ミリ秒以下で該像を該像センサ上に生成する強度を有することを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  39. 該像センサはピクセルのアレイを有し、該プロセッサは、該エリア及び該さらなるエリアに応じて該像を分析するように該アレイからピクセルを選択するように構成されていることを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  40. 該プロセッサは、該放射源が該部位に照明を行う前に該場所の基準位置を求めるように構成され、該基準位置に応じて該照明を行うよう該放射源を方向付けるように構成されることを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  41. 該微細加工放射ビームを生成することは、該部位のアブレーション閾値を下回るビームの出力で低出力ビームを生成することを含み、該プロセッサは、該部位に該低出力ビームを搬送するように、且つ、該部位での該低出力ビームの該像センサの像に応じて該ビームのオフセットを求めるように構成されることを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  42. 該ビームを位置決めすることは、該オフセットに応じて該ビームを位置決めすることを含むことを特徴とする請求項41に記載の材料を微細加工する装置。
  43. 該位置合わせされたビームを該場所に搬送することは、該ビームを、該アブレーション閾値以上の出力を有するように設定することを含むことを特徴とする請求項42に記載の材料を微細加工する装置。
  44. 該部位が非吸収性となる値を有するように該照明波長を構成することを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  45. 該部位は外表面を有し、該部位に照明を行うことは、該外表面に対して垂直な撮像放射を用いて該部位を照明することを含むことを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  46. 該放射源は、該部位にコヒーレントな撮像放射を行うように構成され、該コヒーレントな撮像放射は、該部位の寸法の2倍以下のコヒーレント長を有することを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  47. 該プロセッサは、
    該部位の予測像に従って理論的関係を受け取り、
    該像から実際の関係を求め、
    該実際の関係を該理論的関係に合わせることを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  48. 該プロセッサは、該部位での該照明の浸透深さを変えるように該照明波長及び該照明の出力のうち少なくとも一方を調整するように構成されていることを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  49. 該部位は拡散層内に埋設された物体を含み、該プロセッサは、該拡散層内に埋設された該物体から形成される像に起因するずれを補正するように構成されることを特徴とする請求項27に記載の材料を微細加工する装置。
  50. 材料を微細加工する装置であって、
    該材料が蛍光する動作波長で、且つ、微細加工に不十分なビーム出力で、或る場所を含む該材料の或る部位に放射ビームを供給するように構成され、該場所から蛍光放射を生じさせるビーム源と、
    該蛍光放射に応じて該部位の像を形成するように構成される像センサと、
    該像に応じて、該場所に対して該ビームを位置決めし、且つ、該動作波長で、且つ、該場所を微細加工させるのに十分な微細加工出力で、該場所に該放射ビームを供給するよう該ビーム源を動作させるように構成されたプロセッサとを備えることを特徴とする材料を微細加工する装置。
  51. ビーム方向付け光学系を備え、該ビーム出力で該ビーム源を動作させることは、該ビーム方向付け光学系を介して該部位に該放射ビームを供給することを含み、該像を形成することは、該ビーム方向付け光学系の少なくとも1つの素子を介して該像センサに該蛍光放射を送ることを含むことを特徴とする請求項50に記載の材料を微細加工する装置。
  52. 該蛍光放射をフィルタリングするように構成されるフィルタのセットを備え、該プロセッサは、該部位の該像を最適化するように該セットのうちの一つを選択するように構成されていることを特徴とする請求項50に記載の材料を微細加工する装置。
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