JP2008028187A - 熱拡散用部材および熱拡散用部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】強度的に弱いグラファイト部材を機械的に保護し得る構成にすることにより、当初の熱伝導作用が長期にわたって得られる手段を提供する。
【解決手段】熱拡散用部材11は閉じた空隙部kを形成する下面側熱伝導部材12及び上面側熱伝導部材14と、前記空隙部kに収納されるグラファイト重合体13とを備える。強度的に弱いグラファイト重合体を、熱伝導部材により熱伝導的に覆った構成にしたことにより、グラファイト重合体が外部環境から保護されることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に設けられる電子部品等の発熱体からの発熱を放熱させるために用いられるもので、特に放熱性能を向上させた熱拡散用部材および熱拡散用部材の製造方法に関する。
従来、この種の熱拡散用部材は、熱伝導性の優れた例えば銅、アルミニウム等の部材が用いられ、一定の熱伝導効果を得て、種々の発熱体の放熱用として用いられてきた。また、近年は、更に熱伝導効果がよく、また軽量な部材であるグラファイト部材が用いられている。
図6は、従来の熱拡散用部材1の概要を示す斜視図である。熱拡散用部材1は、中心層として設けられるグラファイト部材2と、このグラファイト部材2の上面および下面側に金属薄膜層3および4を積層させた構成になっている。また、グラファイト部材2の上面および下面側に金属薄膜層3および4を積層するにあたっては、グラファイト部材2の両面に、鍍金法、真空蒸着法、プラズマイオン化学蒸着法、プラズマイオン物理蒸着法等のグラファイト部材2に対して接合強度の強い所定の方法で堆積形成される。
特開2001−177024号公報
従来の熱拡散用部材1によれば、グラファイト部材2の両面に種々の方法で金属薄膜層3および4を結合させて一体化させたものであるが、強度的に弱いグラファイト部材2の層が外部に露出した形状になっており、外力を受けて欠落したり、早期の変質により、当初の熱伝導作用が得られないという悪影響が出る虞があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、強度的に弱いグラファイト部材を機械的に保護し得る構成にすることにより、当初の熱伝導作用が長期にわたって得られるようにした熱拡散用部材及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、閉じた空隙部を形成する熱伝導部材と、前記空隙部に収納される高熱伝導部材とを備えたことを特徴とする熱拡散用部材を提供する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、第1の熱伝導部材の上面に高熱伝導部材を設け、更にこの高熱伝導部材の外側から第2の熱伝導部材を重畳させて熱拡散用部材の仮組立状態のものを製作するステップと、前記熱拡散用部材の仮組立状態のものを、加熱・加圧炉にセットし、加熱・加圧炉を、加熱手段により所要の温度環境になるまで加温するステップと、前記第2の熱伝導部材の上方から所要圧力にて加圧するステップと、前記所要の温度環境および加圧状態を所要時間保持して上記両熱伝導部材をろう付けにより接合するステップと、を具備することを特徴とする熱拡散用部材の製造方法を提供する。
本発明による熱拡散用部材によれば、強度的に弱いグラファイト部材やカーボン繊維部材等の高熱伝導部材を、熱伝導部材により熱伝導的に覆った構成としたことにより、グラファイト部材が外部環境から保護されることから、グラファイト部材の熱伝導性能を維持する一方、長期の使用にも耐え得る熱拡散用部材を提供することができる。
また、本発明による熱拡散用部材の製造方法によれば、強度的に弱いグラファイト部材やカーボン繊維部材等の高熱伝導部材を、熱伝導部材により熱伝導的に覆うことができるように製作することができる製造方法であるから、発熱体の発熱からの一層の放熱効果の向上と、長期の使用にも耐え得る熱拡散用部材の製造方法を提供することができる。
本発明に係る熱拡散用部材の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の熱拡散用部材11の概要を示す図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。図2は本発明の熱拡散用部材11の分解斜視図である。
熱拡散用部材11は、図1および図2に示すように、平板状の下面側熱伝導部材(例えば、第1の熱伝導部材)12と、この下面側熱伝導部材12上に熱伝導的に設置される高熱伝導部材、例えばグラファイト重合体13と、このグラファイト重合体13および下面側熱伝導部材12を上方から覆い被せ下面側熱伝導部材12との間で空隙部kが形成されるように設けられる平板状の上面側熱伝導部材(例えば、第2の熱伝導部材)14とから構成される。
下面側熱伝導部材12は、上面周縁に額縁状に隆起形成された隆起縁部12aと、この隆起縁部12aが形成されることにより中央部にできる底部12bとを備えている。すなわち、下面側熱伝導部材12は図1(B)および図2に示すように、方形状をなし薄板に形成された、例えばアルミニウム製のもので、隆起縁部12aの内側の底部12bにグラファイト重合体13が収納(重畳)された構成である。
このグラファイト重合体13は、熱伝導面を構成するよう、例えば平板状に設けられ、熱伝導面から熱伝導された熱が平面方向に伝導される特性を有するものである。
上面側熱伝導部材14は、例えば方形状をなし熱伝導性のよい、例えばアルミニウム製のものである。そして、この上面側熱伝導部材14は、下面側熱伝導部材12の隆起縁部12aに熱伝導的に所望の接合手段、例えばろう付け16により接合される。
また、上記のように接合された上面側熱伝導部材14は、グラファイト重合体13が空隙部kの高さと同じ又は同高さ以上に設けられることにより、下面側熱伝導部材12の隆起縁部12aに接合された際、グラファイト重合体13と熱伝導的に接合される。
グラファイト重合体13は、例えば薄膜状のグラファイトシート材を複数枚重合して一体化したグラファイトシート重合体を基材とした、優れた高熱伝導性を有したもので、下面側熱伝導部材12の底部12b側に熱伝導性を考慮して圧接状態に設けられる。なお、グラファイト重合体13の基材であるグラファイトシートは、特有の熱伝導率および熱拡散率を示す。
以下にグラファイトシートである、「PGS(Pyrolytic Highly Oriented Graphite Sheet)グラファイトシートの材料特性」の特徴を下表(表1)に例示する。
Figure 2008028187
例えば、このPGSグラファイトシートを用いれば、銅やアルミニウムの2〜3倍程度の熱伝導率が得られる。従って、上面側熱伝導部材14の上面に設置される、例えば図1(A),(B)および図2の想像線で示す電子部品群a(a1〜a3)の発熱温度が比較的高い場合や、電子部品a1〜a3の内、何れかでも発熱温度が比較的高い部品がある場合には、熱伝導率のより高い、例えばPGS/25μmのものを採用するのが有効である。
従って、電子部品群aにて発生する熱は、上面側熱伝導部材14から、グラファイト重合体13を介して十分拡散し、下面側熱伝導部材12全面へ伝わり放熱することができる。
次に、熱拡散用部材11の作用について、図1(A),(B)を参照して説明する。
熱拡散用部材11が、電子部品a1〜a3を備えた例えば図示しない電子装置に用いられたとする。電子装置に備えられた電子部品a1〜a3は、電子装置の作動に伴い作動して自己発熱する。この電子部品a1〜a3からの発熱は、上面側熱伝導部材14へ熱伝導し、図1(A)の平面方向、すなわち温度の低い方向へ熱伝導され、放熱される。
また同時に、電子部品a1〜a3による自己発熱による発熱は、図1(B)の矢印h10〜h12に示すように、上面側熱伝導部材14の断面方向(矢印h10〜h12方向)等へも熱伝導される。従って、この上面側熱伝導部材14の断面方向へ熱伝導された熱は、グラファイト重合体13側へ熱伝導される。そして、熱伝導されたグラファイト重合体13は、その平面方向および断面方向へ熱伝導する。その結果、このグラファイト重合体13側に伝導された熱は、下面側熱伝導部材12側へ熱伝導され、上述した上面側熱伝導部材14と同様に平面方向および断面方向へ熱伝導し、放熱される。
このように、熱拡散用部材11は、上面側熱伝導部材14側からグラファイト重合体13を介して十分拡散し、下面側熱伝導部材12全面へ放熱(熱拡散)することを可能にしたので、上面側熱伝導部材14に接触する電子部品群a側からの発熱が高効率に熱拡散し外部へ放熱される。
また、熱拡散用部材11は、上面側熱伝導部材14と下面側熱伝導部材12との間において、グラファイト重合体13が熱伝導的且つ液密及び/あるいは気密的に形成された場合には、グラファイト重合体13が、外部に曝されないので、外気の浸入等の外部要因によって熱伝導性能の低下現象を防止することもできる。
更には上記構造によれば、グラファイト重合体13から粉粒が出た場合に、この粉粒の飛散防止を図ることができる。
次に、上述した熱拡散用部材11の製造方法について、図3および図4を参照して説明する。
図3は、図1に示す熱拡散用部材11の製造方法の概要を示す加熱・加圧炉の横断面図である。また、図4は、熱拡散用部材11の製造方法のステップを示すフロー図である。
熱拡散用部材11の製作にあたっては、図3に示すように、炉中ろう付け用として所定の大きさの加熱・加圧炉20が用いられる。
先ず、熱拡散用部材11の仮組立状態のものを製作する。すなわち、下面側熱伝導部材12、グラファイト重合体13および上面側熱伝導部材14を重畳させて、この仮組み立て状態のものを図3に示すように、加熱・加圧炉20の所定面20aの所定位置に設置する。その重畳の際に、前もって、隆起縁部12aの上面にろう付け16の材料であるろうを付着させる<ステップ1>。
なお、この場合、グラファイト重合体13にもろう材(例えばシート状のろう材)を付着させるようにしてもよい。また、グラファイト重合体13を構成するグラファイトシート間にもろう材を付着させるようにしてもよい。
次に、加熱・加圧炉20を、図示しない加熱手段により高温環境下、例えば350℃程度の高温環境Hが得られる状態に加温する<ステップ2>。
続いて、この<ステップ2>の状態から、加熱・加圧炉20内の図示しない加圧手段、例えば油圧プレスにより加圧型21を介して、上面側熱伝導部材14の上方より例えば30kgf/mm程度の所要の圧力Pにて加圧する。従って、上面側熱伝導部材14と下面側熱伝導部材12の隆起縁部12aとがろう付け16にてろう付けされる一方、グラファイト重合体13が下面側熱伝導部材12および上面側熱伝導部材14の双方に対して熱伝導的な接合状態に保持される<ステップ3>。
そして、上記<ステップ2>および<ステップ3>の状態を一定時間保持させて、上面側熱伝導部材14と下面側熱伝導部材12とをろう付け16により接合する<ステップ4>。この結果、下面側熱伝導部材12と上面側熱伝導部材14との間に位置するグラファイト重合体13が、下面側熱伝導部材12および上面側熱伝導部材14の双方に熱伝導的に圧接または密着状態に取り付けられる。
本発明の熱拡散用部材11の製造方法によれば、上述した<ステップ1>〜<ステップ4>を踏むことにより、高熱伝導部材であるグラファイト重合体14を用いた構成を特徴とする熱拡散用部材11を製作することができる。
なお、熱拡散用部材11によれば、グラファイト重合体13を、下面側熱伝導部材12と上面側熱伝導部材14との間にあって、下面側熱伝導部材12と上面側熱伝導部材14の双方に熱伝導的に接合させて設けたが、グラファイト重合体13は下面側熱伝導部材12と上面側熱伝導部材14の一方やその一部のみと熱伝導的に接合させた構造であってもよい。
また、熱拡散用部材11によれば、その製造方法を実施するに際して用いた加圧型21は、必ずしも図3に示すような構成(形状)に限られない。下面側熱伝導部材12と上面側熱伝導部材14の少なくとも一方の面(電子部品と接して用いられる面)が凹凸形状に形成されるようにしてもよい。
図5は、熱拡散用部材11の上面側熱伝導部材34を凹凸形状にした場合の実施例を示している。上面側熱伝導部材34は、複数、例えば3個の上方へ突出する突起部34a〜34cを有している。
それぞれの突起部34a〜34cは、それぞれ異なった高さl1,l2,l3、幅d1,d2,d3を有するものである。これら突起部34a〜34cは、熱拡散用部材11の製造後に、この熱拡散用部材11の上面側熱伝導部材34上に熱伝導的に接することになる電子部品a11〜a13の位置に対応して設けられる。すなわち、例えば電子部品a11〜a13が回路基板35に設けられた場合のその配置に応じた位置に対応するように突起部34a〜34cが設けられる。
また、突起部34a〜34cの高さは突起部34a〜34cと電子部品a11〜a13とが互いに接するように決められる。従って、例えば、電子部品a11〜a13の回路基板35の基板本体面35aからの高さがそれぞれ異なれば突起部34a〜34cの高さも基本的にはそれぞれ異なることになる。
なお、これらの突起部34a〜34cの端面は、熱伝導(放熱)効果を上げるために電子部品a11〜a13と効果的に面接触し得るように形成されるのが好ましい。
もし電子部品a11〜a13それぞれの端面形状が、例えば凹凸状になっている場合には、突起部34a〜34cについてもその端面(凹凸状)の形状に合わせた形状にし得る。
また、回路基板35が上面側熱伝導部材34上に取り付けられる際に、例えば回路基板35の平面部と熱拡散用部材11の平面部とを平行に配置する場合には、回路基板35の基板本体面35aと上面側熱伝導部材34の基準面34dとの間の寸法を一定にすればよい。逆に電子部品a11〜a13と突起部34a〜34cを接触させるためには基板本体面35aと基準面34dを必ずしも平行にする必要はない。
上述したように、本発明の熱拡散用部材11によれば、空隙部kが形成された第1の熱伝導部材12(32)と、空隙部kに収納され、第1の熱伝導部材12(32)に熱伝導的に設置された高熱伝導部材13と、を備えた構成であるから、強度的に弱いグラファイト(重合体)部材13等の高熱伝導部材を、熱伝導部材12(32)および14(34)により熱伝導的に覆った構成としたことにより、グラファイト部材13が外部環境から保護されることから、グラファイト部材13の熱伝導性能を維持する一方、長期の使用にも耐え得る熱拡散用部材を提供することができる。
更にまた、本発明の熱拡散用部材11の製造方法によれば、グラファイト部材13が外部環境から保護されることから、グラファイト部材13の熱伝導性能を維持する一方、長期の使用にも耐え得る熱拡散用部材の製造方法を提供することができる。
なお、本発明の熱拡散用部材11によれば、下面側熱伝導部材12の隆起縁部12bと上面側熱伝導部材14との重合部をろう付け16により接合したが、ネジ止め手段により結合させてもよい。
また、本発明の熱拡散用部材11によれば、第1および第2の熱伝導部材12(32)/14(34)は、平板状のものを例示して説明したが、例えば波形状や円弧状にする等、平板状に限られるものではない。さらに、平板状であっても熱拡散用部材11の上面及び下面は平行である必要はない。
更に、本発明の熱拡散用部材11によれば、第1および第2の熱伝導部材12(32)/14(34)は、それぞれを逆の関係に設けることもできる。すなわち、第1の熱伝導部材12(32)を、第2の熱伝導部材14(34)とし、第2の熱伝導部材14(34)を第1の熱伝導部材12(32)として用いることができる。
更にまた、本発明の熱拡散用部材11によれば、熱拡散用部材11の熱伝導部材として、第1および第2の熱伝導部材12(32)/14(34)の2枚を用いるようにしたが、1枚の熱伝導部材のみで同様構成のものを設けてもよい。
すなわち、例えば1枚の熱伝導部材を箱型に折り曲げて空隙部を形成したり、例えばダイカスト製法により空隙部が一体的に形成された熱伝導部材を用いることも可能である。
更には、熱伝導部材を3つ以上用いて熱拡散用部材を構成するようにしてもよい。例えば、上面、下面、各側面ごとに熱伝導部材を用意して熱拡散用部材を構成するようにしてもよい。また、同一面内あるいは異なる面間で異なる材料からなる熱伝導部材を用いるようにしてもよい。
グラファイト重合体等の高熱伝導部材は熱伝導部材により設けられた空隙部内部全体を満たすようにすることで熱伝導(放熱)効果はより多く期待できるが、空隙部内部全体を満たさなくても一定の熱伝導(放熱)効果を得ることは可能である。
高熱伝導部材は空隙部を形成する熱伝導部材(例えば上記した下面側熱伝導部材及び上面側熱伝導部材)より熱伝導率が高ければよく、グラファイト重合体等のグラファイトを用いた部材に限られない。例えば熱伝導率の高いカーボン繊維部材も採用し得るし、その他にも例えばアルミより軽く銅よりも熱伝導率の高いものであれば採用し得る。
また、グラファイト部材を用いる場合、グラファイトシートである必要がないことはいうまでもない。
高熱伝導部材の厚さはその下面(上面)側に設けられる熱伝導部材(例えば下面(上面)側熱伝導部材)よりも厚くすることで、熱拡散用部材としての熱伝導率を高め、結果として放熱効果を上げることができる。
また、放熱効果を上げるために熱拡散部材の電子部品と接しない側や接しない部分に放熱用のフィンを設けるようにしてもよい。
本発明の熱拡散用部材の実施形態の概要を示す図で、(A)はその平面図、(B)はその正面図。 図1に示す熱拡散用部材の分解斜視図。 図1に示す熱拡散用部材の製造方法の概要を示す加熱・加圧炉の横断面図。 本発明の熱拡散用部材の製造方法のステップを示すフロー図。 本発明の熱拡散用部材の上面側熱伝導部材の他の実施例を示す断面図。 従来の熱拡散用部材の概要を示す斜視図。
符号の説明
11 熱拡散用部材
a 電子部品群
a1〜a3 電子部品(発熱体)
12,32 下面側熱伝導部材
12a 基面部
12b 隆起縁部
13,33 グラファイト重合体(高熱伝導部材)
14,34 上面側熱伝導部材
16 ろう付け手段(接合手段)
20 加熱・加圧炉
20A 床面
21 加圧型
34A〜34C 突起部
35 回路基板
35a 基板本体
k 空隙部
H 高温環境
P 加圧力
P1〜P5 加圧力

Claims (9)

  1. 閉じた空隙部を形成する熱伝導部材と、前記空隙部に収納される高熱伝導部材とを備えたことを特徴とする熱拡散用部材。
  2. 前記空隙部は第1の熱伝導部材と第2の熱伝導部材を接合することにより形成したことを特徴とする請求項1記載の熱拡散用部材。
  3. 前記高熱伝導部材はグラファイト部材であることを特徴とする請求項1記載の熱拡散用部材。
  4. 前記高熱伝導部材はカーボン繊維部材であることを特徴とする請求項1記載の熱拡散用部材。
  5. 前記第1の熱伝導部材および前記第2の熱伝導部材の少なくとも一方に隆起縁部が形成されることを特徴とする請求項2記載の熱拡散用部材。
  6. 前記熱伝導部材の外側表面に熱伝導的に接触する発熱体の接触面の形状に合わせて面接触し得るように突起部が形成されたことを特徴とする請求項2記載の熱拡散用部材。
  7. 前記第1の熱伝導部材と前記第2の熱伝導部材はろう付けにより接合されることを特徴とする請求項2記載の熱拡散用部材。
  8. 前記第1の熱伝導部材と前記第2の熱伝導部材はネジ止めにより接合されることを特徴とする請求項2記載の熱拡散用部材。
  9. 第1の熱伝導部材の上面に高熱伝導部材を設け、更にこの高熱伝導部材の外側から第2の熱伝導部材を重畳させて熱拡散用部材の仮組立状態のものを製作するステップと、
    前記熱拡散用部材の仮組立状態のものを、加熱・加圧炉にセットし、加熱・加圧炉を、加熱手段により所要の温度環境になるまで加温するステップと、
    前記第2の熱伝導部材の上方から所要圧力にて加圧するステップと、
    前記所要の温度環境および加圧状態を所要時間保持して上記両熱伝導部材をろう付けにより接合するステップと、を具備することを特徴とする熱拡散用部材の製造方法。
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