JP2008028152A - シールド材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】PDPに直接貼付するシールド材において、セパレータを剥離してシールド材に貼付する際に、アース部でのめくれが発生せずに安定してPDPに貼付できるシールド材を提供する。
【解決手段】セパレータ10の上に、貼付用粘着層12と、樹脂層14と、金属パターン部16a及びそれに繋がって周縁側に配置されたリング状のアース部16bにより構成される金属パターン層16と、粘着層18と、反射防止/近赤外線吸収フィルム20とが順に形成されて構成され、粘着層18と反射防止/近赤外線吸収フィルム20は金属パターン層16上の全体にわたって形成されている。アース部16bの上の反射防止/近赤外線吸収フィルム20の所要部分にリング状の切り込み部20xが設けられて、切り込み部20xの外側の周縁部がアース部16bを補強するための剥離可能な補強枠部20aとなっている。
【選択図】図4
【解決手段】セパレータ10の上に、貼付用粘着層12と、樹脂層14と、金属パターン部16a及びそれに繋がって周縁側に配置されたリング状のアース部16bにより構成される金属パターン層16と、粘着層18と、反射防止/近赤外線吸収フィルム20とが順に形成されて構成され、粘着層18と反射防止/近赤外線吸収フィルム20は金属パターン層16上の全体にわたって形成されている。アース部16bの上の反射防止/近赤外線吸収フィルム20の所要部分にリング状の切り込み部20xが設けられて、切り込み部20xの外側の周縁部がアース部16bを補強するための剥離可能な補強枠部20aとなっている。
【選択図】図4
Description
本発明はシールド材及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、PDP(プラズマディスプレイパネル)から漏洩する電磁波を遮蔽するシールド材及びその製造方法に関する。
近年、広い視野角をもち、表示品質がよく、大画面化ができるなどの特徴をもつPDP(プラズマディスプレイパネル)は、マルチメディアディスプレイ機器などに急速にその用途を拡大している。PDPはその駆動により電磁波を発生するので、PDPの前方にはPDPからの電磁波を遮蔽するためにシールド材が配置される。
従来のシールド材には、PDPの表示画面に直接貼付するタイプのものがある。図1に示すように、そのようなシールド材では、セパレータ100の上に貼付用粘着層120、樹脂層140及び銅メッシュ部160aとそれに繋がるアース部160bとにより構成される金属パターン層160が順に形成されている。金属パターン層160の銅メッシュ部160aの上には粘着層180を介して反射防止/近赤外線吸収フィルム200が形成されており、シールド材の周縁部にアース部160bが露出した状態となっている。
そして、シールド材からセパレータ100が剥離され、露出した貼付用粘着層120がPDPの表示画面に貼付される。さらに、シールド材の周縁部に露出するアース部160bがPDPの筐体のアース端子に導電性テープなどによって接続される。
このようなシールド材に類似したものとして、特許文献1には、電磁波遮蔽層や反射防止層を備えた光学フィルタを粘着性を介してPDPの表示画面に直接貼付することが記載されている。
特開2005−107199号公報
上記した図1のシールド材では、金属パターン層160のうちの銅メッシュ部160aの上にはある程度の剛性を有する反射防止/近赤外線吸収フィルム200が形成され、アース部160bを含む金属パターン層の全体の下には薄膜の樹脂層140及び貼付用粘着層120(トータルで45μm程度)とセパレータ100が形成されている。
そのような構成のシールド材では、セパレータ100を剥離して露出する貼付用粘着層120をPDPに貼付する際、金属パターン層160のアース部160bの下には薄膜の樹脂層120及び粘着層140しか存在しない状態となるので、その部分の剛性が弱くなってカールが発生してめくれ易く、PDPの表示画面に上手く貼付できなくなる場合がある。
本発明は以上の問題点を鑑みて創作されたものであり、PDPの表示画面に直接貼付するシールド材において、セパレータを剥離してPDPに貼付する際に、アース部でのめくれが発生せずに安定してPDPに貼付できるシールド材及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明はシールド材に係り、セパレータと、前記セパレータの上に形成された貼付用粘着層と、前記貼付用粘着層の上に形成された樹脂層と、前記樹脂層の上に形成され、金属パターン部と、該金属パターン部に繋がって周縁側に配置されたリング状のアース部とにより構成される金属パターン層と、前記金属パターン層上の全体わたって形成された粘着層と、前記金属パターン層の全体に対応して前記粘着層の上に形成された反射防止フィルムとを有し、前記アース部の上の前記反射防止フィルムの所要部分にリング状の切り込み部が設けられて、前記切り込み部の外側の前記反射防止フィルムの周縁部が前記アース部を補強するための剥離可能な補強枠部となっていることを特徴とする。
本発明のシールド材はPDPに貼付される前のものであり、セパレータを剥離するときのアース部のめくれを防止するために、金属パターン層のアース部を含む全体にわたって粘着層を介して反射防止フィルムが形成され、アース部の上の反射防止フィルムの所要部分にリング状の切り込み部が設けられている。そして、その切り込み部の外側の反射防止フィルムの周縁部がアース部を補強するための剥離可能な補強枠部となっている。
本発明のシールド材をPDPの前方に配置する際には、シールド材からセパレータを剥離して貼付用粘着層を露出させる。このとき、金属パターン層のアース部の上側には粘着層を介して比較的剛性の強い反射防止フォルムの補強枠部が配置されている。このため、セパレータを剥離した後であっても、アース部は反射防止フォルムの補強枠部によって剛性が確保されるので、アース部がめくれるといった不具合が解消される。
次いで、PDPにシールド材の貼付用粘着層が貼付されてシールド材がPDPの前方に設置される。その後に、反射防止フォルムの補強枠部とその下の粘着層の部分が剥離されて、シールド材の周縁側に金属パターン層のアース部が露出する。そして、アース部が導電性テープなどによってPDPの筐体のアース端子に接続されて、PDP用の電磁波シールド材となる。
このように本発明のシールド材では、PDPに貼付されるまで金属パターン層のアース部が反射防止フィルムの剥離可能な補強枠部によって補強されるようにしている。従って、シールド材からセパレータを剥離しても、アース部がカールしてめくれるおそれがなく、安定して取り扱うことができる。しかも、シールド材をPDPに貼付してアース部を密着した後に、反射防止フィルムの補強枠部とその下の粘着層を剥離してアース部を容易に露出させることができる。
上記したシールド材において、好適な態様では、切り込み部を反射防止フィルムから粘着層の厚みの途中まで形成しておくことにより、粘着層の引っ張り強度が強い場合であっても、反射防止フィルムの補強枠部とその下の粘着層を容易に剥離することができる。
また、上記したシールド材において、反射防止フォルムは近赤外線吸収機能をさらに備えていてもよい。
以上説明したように、本発明のシールド材では、セパレータを剥離してPDPに貼付する際に、アース部にめくれが発生することなく、安定して取り扱うことができる。
本発明の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図2及び図3は本発明の実施形態のシールド材の製造方法を示す断面図、図4及び図5は同じくシールド材を示す断面図及び平面図、図6は本発明の実施形態のシールド材をPDPの表示画面に貼付する方法を示す断面図である。
本発明の実施形態のシールド材の製造方法は、図2(a)に示すように、まず、PETフィルムの上にシリコーンなどからなる剥離層(不図示)が形成されて構成されるセパレータ10を用意する。次いで、セパレータ10の剥離層の上に貼付用粘着層12及び樹脂層14を順次形成する。さらに、一方の面が電解めっきによって黒化された銅箔16xを用意し、樹脂層14の上に銅箔16xの黒化された面を配置し、熱プレスによって貼着する。
このようにして、セパレータ10の上に、下から順に、貼付用粘着層12、樹脂層14及び銅箔16xが積層された構造体を用意する。例えば、セパレータ10の膜厚は75μm、貼付用粘着層12の膜厚は25μm、樹脂層14の膜厚は15μm、銅箔16xの膜厚は10μmである。なお、セパレータ10上に粘着層12を介して樹脂層14付の銅箔16xを貼着して積層体を得てもよい。
次いで、図2(b)に示すように、銅箔16xの上にレジスト膜(不図示)をパターニングし、そのレジスト膜をマスクにして銅箔16xをウェットエッチングすることにより、金属パターン層16(電磁波遮蔽層)を形成する。その後に、レジスト膜が除去される。金属パターン層16は、中央主要部に配置されるメッシュ状などの金属パターン部16aと、金属パターン部16aに繋がって周縁部にリング状に配置されるアース部16bとによって構成される。
このとき、ロールツーロール法を採用する場合は、セパレータ10と銅箔16xとの間には樹脂層14の他に補強層として機能する貼付用粘着層12が存在するので、スプレー状に供給されるエッチング液の圧力に耐えることができ、安定して銅箔16xをエッチングすることができる。また、銅箔16xと貼付用粘着層12の間に樹脂層14を配置することにより、エッチング液によって貼付用粘着層12が変色することが防止され、貼付用粘着層12の透明度を保つことができる。
次いで、金属パターン層16を亜塩素酸ソーダ水溶液とカセイソーダ水溶液との混合液で化成処理することにより、金属パターン層16の露出面を黒化する。金属パターン層16の樹脂層14側の面は既に黒化されているので、この工程が終了した時点で金属パターン層16の両面及び側面は全て黒化されたことになる。
続いて、図2(c)に示すように、金属パターン層16の全体に対応する大きさの粘着フィルムを金属パターン層16の上に配置し、熱プレスすることにより粘着層18(膜厚:25μm程度)を形成する。粘着層18は、金属パターン層16の全体を埋設して形成されると共に、その上面が平坦になった状態で形成される。さらに、同じく図2(c)に示すように、粘着層18の上に金属パターン層16の全体に対応する大きさの反射防止/近赤外線吸収フィルム20(膜厚:100μm程度)を貼着する。なお、粘着層18付の反射防止/近赤外線吸収フィルム20を金属パターン層16の上に貼着してもよい。
粘着層18及び反射防止/近赤外線吸収フィルム20はアース部16bを含む金属パターン層16上の全体にわたって形成されるので、アース部16bは反射防止/近赤外線吸収フィルム20によってその剛性が補強された状態となる。
反射防止/近赤外線吸収フィルム20は、PETフィルムの上面に反射防止層が形成され、下面に近赤外線吸収層が形成されて構成される。あるいは、近赤外線吸収層が形成されたPETフィルムの上に反射防止層が形成されたPETフィルムを貼着して構成してもよい。なお、反射防止/近赤外線吸収フィルム20を反射防止機能のみを備える反射防止フィルムとし、粘着層18に近赤外線吸収機能をもたせてもよいし、他の層間に近赤外線吸収フィルムを別に設けるようにしてもよい。
本実施形態のシールド材は、PDPに直接貼付するタイプのものであり、セパレータ10が剥離された後に、露出する貼付用粘着層12がPDPに貼付される。そして、最終的には、金属パターン層16のアース部16bが露出する状態でPDPに配置される。
前述したように、反射防止/近赤外線吸収フィルム20をアース部16bが露出するように金属パターン部16aの上に部分的に形成する場合、セパレータ10を剥離するとアース部16bの下には薄膜の樹脂層14及び貼付用粘着層12(トータル膜厚:40μm程度)が存在するだけで剛性がかなり弱くなってしまう。このため、貼付用粘着層12をPDPに貼付する際に、アース部16bがカールしてめくれが発生し、PDPに上手く貼付できない場合がある。
この対策として、本実施形態では、シールド材がPDPに貼付されるまでは、アース部16bが反射防止/近赤外線吸収フィルム20で補強され、シールド材がPDPに貼付された後に、反射防止/近赤外線吸収フィルム20の周縁部とその下の粘着層18を剥離してアース部16bを露出させるようにする。このため、本実施形態では、アース部16bの内側部上の反射防止/近赤外線フィルム20の部分に剥離を可能にするための切り込み部を予め形成しておく。
切り込み部の形成方法は、図3に示すように、まず、支持体32に切刃34が装着された切削装置30を用意する。切削装置30の切刃34は反射防止/近赤外線フィルム20の切リ込み部を形成する周縁部に対応するリング状となっている。そして、切削装置30の切刃34を反射防止/近赤外線吸収フィルム20に押圧して反射防止/近赤外線吸収フィルム20の周縁側を切削する。これにより、図4に示すように、反射防止/近赤外線吸収フィルム20の周縁側に切り込み部20xが形成され、切り込み部20xの外側の反射防止/近赤外線吸収フィルム20の周縁部が剥離可能な補強枠部20aとなる。
図5に示すように、反射防止/近赤外線吸収フィルム20に切り込み部20xが設けられた様子を平面からみると、アース部16bの内側部上の反射防止/近赤外線フィルム20の部分にリング状に繋がった切り込み部20xが設けられ、切り込み部20xの外側の反射防止/近赤外線吸収フィルム20の周縁部がリング状の補強枠部20aとなっている。
反射防止/近赤外線フィルム20の補強枠部20aは後にその下の粘着層18の部分と同時に剥離されて除去される必要があるので、剥離を容易にするという観点からは反射防止/近赤外線フィルム20の厚み方向に貫通するように切り込み部20xを形成することが好ましい。さらに、反射防止/近赤外線フィルム20の下の粘着層18として引っ張り強度が強く剥ぎ取りにくいものを使用する場合は、反射防止/近赤外線フィルム20からその下の粘着層18の厚みの途中まで切り込み部20xを形成してもよい。
これにより、粘着層18の引っ張り強度が強い場合であっても、分割されたシールを剥がすように補強枠部20aとその下の粘着層18の部分を容易に剥離してアース部16bを露出させることができる。
以上により、図4及び図5に示すような本実施形態のシールド材1が得られる。本実施形態のシールド材1では、セパレータ10の上に貼付用粘着層12及び樹脂層14が順に形成されている。樹脂層14の上には金属パターン部16aとそれに繋がって周縁部にリング状に配置されたアース部16bとにより構成される金属パターン層16が形成されている。また、金属パターン層16上の全体にわたって粘着層18が形成されている。
粘着層18の上には金属パターン層16の全体に対応する大きさの反射防止/近赤外線吸収フィルム20が形成されている。さらに、アース部16bの内側部上の反射防止/近赤外線吸収フィルム20の部分にリング状の切り込み部20xが設けられ、その外側の反射防止/近赤外線吸収フィルム20の周縁部が剥離可能な補強枠部20aとなっている。
図4のシールド材1はPDPに貼付される前のものであり、セパレータ10を剥離するときにアース部16bのめくれを防止する補強材として機能する反射防止/近赤外線吸収フィルム20の補強枠部20aがアース部16bの上方に残された状態となっている。
次に、本実施形態のシールド材1をPDPの表示画面に貼付する方法について説明する。図6(a)に示すように、まず、図4のシールド材1のセパレータ10と貼付用粘着層12との界面からセパレータ10を剥離して貼付用粘着層12の下面を露出させる。
ここで、金属パターン層16のアース部16bに注目すると、その下側にはセパレータ10が剥離されて薄膜の樹脂層14及び貼付用粘着層12(トータル膜厚:40μm程度)が存在するだけであるが、上側には粘着層18を介して比較的剛性の強い反射防止/近赤外線吸収フォルム20の補強枠部20aが配置されている。
このため、セパレータ10を剥離した後であっても、アース部16bは反射防止/近赤外線吸収フォルム20の補強枠部20aによって剛性が確保されるので、アース部16bがめくれるといった不具合が解消される。反射防止/近赤外線吸収フォルム20を貫通するように切り込み部20xを形成する場合、補強枠部20aが本体から分離された状態となるが、補強枠部20aはリング状に繋がっているのでアース部20aがめくれない程度に十分に補強される。
次いで、図6(b)に示すように、PDPの表示画面(前方に配置されたガラス板)にシールド材1の貼付用粘着層12の下面を貼付することによって、シールド材1をPDPの前方に設置する。このとき、上記したように、シールド材1のアース部16bにめくれが発生しないので、取り扱いが容易になり、シールド材1を安定してPDP3に貼付することができる。
さらに、同じく図6(b)に示すように、反射防止/近赤外線吸収フィルム20の補強枠部20aとその下の粘着層18の部分をアース部16bから同時に剥離する。前述したように、反射防止/近赤外線吸収フィルム20の切り込み部20xの下の粘着層18の部分にも切り込み部を設けておくことにより、粘着層18の引っ張り強度が強い場合であっても補強枠部20aとその下の粘着層18を容易に剥ぎ取ることができる。
このようにして、図6(c)に示すように、シールド材1の周縁側に金属パターン層16のアース部16bが露出する。この状態では、反射防止/近赤外線吸収フィルム20の補強枠部20aが剥離されて存在しないが、金属パターン層16のアース部16bはPDPの表示画面に貼付用粘着層12及び樹脂層14を介して密着した状態となるので、アース部16がめくれることはない。
そして、アース部16bが導電性テープなどによってPDPの筐体のアース端子に接続されて、電磁波シールド材となる。
以上説明したように、本実施形態のシールド材1では、PDPに貼付されるまでの間は、金属パターン層16のアース部16bが反射防止/近赤外線吸収フィルム20の剥離可能な補強枠部20aによって補強されるようにしている。従って、シールド材1からセパレータ10を剥離してもアース部16bがカールしてめくれるおそれがなく、安定して取り扱うことができる。
しかも、反射防止/近赤外線吸収フィルム20に切り込み部20xを設けておくことにより、シールド材1をPDP3に貼付してアース部16bを密着した後に、反射防止/近赤外線吸収フィルム20の補強枠部20aとその下の粘着層18を剥離してアース部16bを容易に露出させることができる。
また、本実施形態のシールド1では、PDP3に貼付されて配置される際に、金属パターン層16が貼付用粘着層12及び樹脂層14の上に形成されて構成され、光透過率が低くヘイズの高いPETフィルムを基材として使用しないので、PDPの表示特性を向上させることができると共に、コストダウンを図ることができる。
1…シールド材、3…PDP、10…セパレータ、12…貼付用粘着層、14…樹脂層、16…金属パターン層、16a…金属パターン部、16b…アース部、16x…銅箔、18…粘着層、20…反射防止/近赤外線吸収フィルム、20a…補強枠部、20x…切り込み部、30…切削装置、32…支持体、34…切刃。
Claims (10)
- セパレータと、
前記セパレータの上に形成された貼付用粘着層と、
前記貼付用粘着層の上に形成された樹脂層と、
前記樹脂層の上に形成され、金属パターン部と、該金属パターン部に繋がって周縁側に配置されたリング状のアース部とにより構成される金属パターン層と、
前記金属パターン層上の全体にわたって形成された粘着層と、
前記金属パターン層の全体に対応して前記粘着層の上に形成された反射防止フィルムとを有し、
前記アース部の上の前記反射防止フィルムの所要部分にリング状の切り込み部が設けられて、前記切り込み部の外側の前記反射防止フィルムの周縁部が前記アース部を補強するための剥離可能な補強枠部となっていることを特徴とするシールド材。 - 前記切り込み部は、前記反射防止フィルムから前記粘着層の厚みの途中まで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド材。
- 前記シールド材がPDPの前方に設置される際に、前記セパレータが剥離されて露出する前記貼付用粘着層が前記PDPに貼付された後に、前記反射防止フィルムの前記補強枠部とその下の前記粘着層の部分が剥離されて、前記アース部が露出することを特徴とする請求項1又は2に記載のシールド材。
- 前記反射防止フィルムは近赤外線吸収機能をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシールド材。
- 前記金属パターン層は銅からなり、前記金属パターン部はメッシュ状のパターンからなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシールド材。
- セパレータの上に、貼付用粘着層、樹脂層及び金属層が順に形成された構造体を用意する工程と、
前記金属層をパターニングして、金属パターン部とそれに繋がって周縁部に配置されるリング状のアース部とにより構成される金属パターン層を形成する工程と、
前記金属パターン層の全体上に粘着層を介して反射防止フィルムを形成する工程と、
前記アース部の上の前記反射防止フィルムの所要部分にリング状の切り込み部を形成することにより、前記切り込み部の外側の前記反射防止フィルムの周縁部を前記アース部を補強するための剥離可能な補強枠部とする工程とを有することを特徴とするシールド材の製造方法。 - 前記反射防止フィルムに前記切り込み部を形成する工程の後に、
前記セパレータを剥離して前記貼付用粘着層の下面を露出させる工程と、
PDPに前記貼付用粘着層を貼付する工程と、
前記反射防止フィルムの前記補強枠部及びその下の粘着層の部分を剥離することにより、前記アース部を露出させる工程とをさらに有することを特徴とする請求項6に記載のシールド材の製造方法。 - 前記反射防止フィルムに前記切り込み部を形成する工程において、前記反射防止フィルムから前記粘着層の厚みの途中まで前記切り込み部を形成することを特徴とする請求項6又は7に記載のシールド材の製造方法。
- 前記反射防止フィルムは、近赤外線吸収機能をさらに備えていることを特徴とする請求項6又は7に記載のシールド材の製造方法。
- 前記金属層は銅箔からなり、前記金属パターン部はメッシュ状のパターンからなることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のシールド材の製造方法。
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