JP2008027467A - 商品収納箱およびこれを用いた商品収納ラック、自動販売機 - Google Patents

商品収納箱およびこれを用いた商品収納ラック、自動販売機 Download PDF

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Abstract

【課題】自動販売機において商品の補充を容易に行うとともに商品詰まりを抑制することを目的とする。
【解決手段】自動販売機1の本体の前面を開閉する扉2を有し、当該扉2を前記本体に回動可能に枢支するヒンジ装置を備えた自動販売機であって、前記ヒンジ装置7a、7bを自動販売機1内部に配設することによってヒンジ装置7a、7bを破壊しようとする悪戯意識を喚起させることがなく、また、ヒンジ装置7a、7bが自動販売機1内部に配設されていることにより扉2の前面コーナー部を美観に優れた球面形状とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料、紙パック入り飲料等の商品を収納するための商品収納箱およびこれを用いた商品収納ラック、自動販売機に関するものである。
缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料、紙パック入り飲料等の商品を販売する自動販売機は、通常、収容庫の内部に商品収納ラックおよび商品払出手段を備えている。商品収納ラックは、商品を上下方向に沿って収納しておくためのものである。商品払出手段は、商品収納ラックの下端部に配設してあり、販売指令に応じて駆動することにより、商品収納ラックに収納された商品を個別に払い出すためのものである。
自動販売機に商品を補充する方法としては、商品収納ラックを外部に引き出した状態で直接収納させる方法(例えば、特許文献1参照)、あるいは商品投入口からトップトレイを介して商品収納ラックへ収納させる方法などがある。
特開昭57−90795号公報
商品の無人販売を行う自動販売機では、販売機会を逸することがないように、商品収納ラックに頻繁に商品を補充することが好ましい。しかしながら、従前の自動販売機にあっては、その機構上、商品収納ラックに1つずつ商品を収納する必要があり、商品の補充に多大な時間を要し、その作業はきわめて煩雑である。
本発明は、上記実情に鑑みて、自動販売機において商品の補充を容易に行うとともに商品詰まりを抑制することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る商品収納箱は、箱本体の内部に予め複数の商品を並べた状態で収納しており、これらの商品が互いに積層する態様で商品払出手段の上方息に相互に積み重ねた後、箱本体の上下両端を開放することにより自動販売機の商品収納ラックを構成し、商品払出手段が駆動した場合に収納した商品を個別に払い出す商品収納箱であって、商品の長さ寸法をL1、長さ方向に沿った対角寸法をL2とした場合、L1<A<L2を満たすように箱本体の内部長さ寸法Aを設定したことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る商品収納箱は、上述した請求項1において、商品の横断面が円形であり、その外形寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように箱本体の内部寸法Bを設定したことを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る商品収納ラックは、請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して構成したことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機は、請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して商品収納ラックを構成したことを特徴とする。
本発明によれば、予め内部に複数の商品を並べた状態で収納した箱本体を積み重ねることにより商品の補充を行うことができるため、補充のための時間を大幅に短縮化し、自動販売機における商品の補充作業をきわめて容易に行うことができるようになる。また、箱本体の内部において商品が起立してしまう現象や互いにブリッジした状態で詰まる現象を抑制することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1である商品収納ラックを概念的に示したものである。ここで例示する商品収納ラック10は、自動販売機において商品、例えば中空円柱状を成す缶容器に封入された飲料(以下、単に缶入り飲料Wという)を収納するためのもので、複数の商品収納箱100をベースプレート130に装着することによって構成してある。
商品収納箱100は、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例1では4本)並べた状態で収納したもので、図2に示すように、箱本体110と、規制部材である帯状体120とを備えている。
箱本体110は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって両端が開口した直方状に構成したもので、稜線を介して折り畳み可能である。この箱本体110は、内部に収納する缶入り飲料の種類に応じた寸法を有したもので、缶入り飲料の寸法ごとに個別に用意してある。具体的には、図3に示すように、缶入り飲料Wの長さ寸法をL1、長さ方向に沿った対角寸法をL2とした場合、L1<A<L2を満たすように予め内部長さ寸法Aが設定してあるとともに、図4に示すように、缶入り飲料Wの外径寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように予め内部幅寸法Bが設定してあり、同一種類の缶入り飲料Wを一列に4本並べて収納させることが可能である。内部長さ寸法AをL1<a<L2に設定した理由は、主に、箱本体110の内部において缶入り飲料Wが起立してしまう現象を防止するためのものである。また、内部幅寸法BをD<B<(D×2)/√2に設定した理由は、主に、缶入り飲料Wが互いにブリッジした状態で詰まる現象を防止するためのものである。
この箱本体110には、図1〜図4に示すように、上述した内部長さ寸法Aを規定する一対の狭幅側壁111にそれぞれ2つの帯挿通孔112が設けてあるとともに、上述した内部幅寸法Bを規定する一対の広幅側壁113のいずれか一方に係合孔114が設けてある。帯挿通孔112は、それぞれ矩形のスリット状を成すもので、各狭幅側壁111に形成したものの相互間に(D×n)<H(但し、nは缶入り飲料Wを一列に収納する数)を満たす内部高さ寸法Hを確保した状態で、箱本体110の開口110aに近接した位置に設けてある。係合孔114は、後述するベースプレート130の係合爪131を挿入係合させるためのもので、広幅側壁113の適宜箇所に設けてある。尚、図には明示していないが、箱本体110において係合孔114を設けた広幅側壁113には、後述する商品払出手段132の補助ペダルが出没するためのペダル挿通孔が設けてある。
帯状体120は、紙や合成樹脂の薄板等のように柔軟な材料によって一条の帯状に構成したものである。この帯状体120は、図2に示すように、箱本体110の開口110aを覆う態様で帯挿通孔112に挿通させた場合に、該箱本体110の広幅側壁113との間に缶入り飲料Wの外径寸法よりも充分に狭い間隙を確保する幅を有し、箱本体110の開口110aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制するものである。帯状体120には、缶入り飲料Wの重量が4本分加わった場合にも容易に破断しないように、充分に幅広に構成することによって所望の強度が確保してある。
これら箱本体110および帯状体120は、予め箱本体110の内部に同一種類の缶入り飲料Wを一列に4本並べて収納させた後、箱本体110の開口110aをそれぞれ通過して覆うように帯状体120を配設することにより、缶入り飲料Wの補充単位となる商品収納箱100を構成することになる。より具体的には、箱本体110の一方の狭幅側壁111に設けた一方の帯挿通孔112から、これに対向する他方の狭幅側壁111の帯挿通孔112に帯状体120を挿通させ、さらに他方の狭幅側壁111に設けたもう一つの帯挿通孔112から、これに対向する一方の狭幅側壁111の帯挿通孔112に帯状体120を挿通させることにより、該帯状体120によって箱本体110の開口110aを覆うようにしている。さらに、帯状体120が箱本体110から不用意に脱落しないように、一方の狭幅側壁111の外表面部分において帯状体120の両端部を互いに接着、あるいは狭幅側壁111の外表面に接着するようにしている。
上述した状態においては、箱本体110の開口110aが帯状体120によって覆われているため、当該箱本体110がどのような姿勢になろうとも、内部に収容された缶入り飲料Wが外部に落下する虞れがない。
逆に、図5の(a)に示すように、開口110aを上下に向けた状態で箱本体110を設置し、この状態から帯状体120の両端部を互いに離反させ、あるいは狭幅側壁111の外表面から離反させ、図5の(b)に示すように、上方に位置する帯状体120の端部を手前側に引き抜くと、図5の(c)に示すように、箱本体110から帯状体120を取り除くことができるようになり、帯状体120によって覆われていた箱本体110の開口110aがそれぞれ開放される結果、内部に収納した缶入り飲料Wが下方の開口110aから順次落下するようになる。
図には明示していないが、これら箱本体110および帯状体120には、少なくとも一方の外表面に着色が施してある。この着色は、箱本体110と帯状体120とを容易に識別するためのものであり、例えば、色相、明度、彩度のいずれか一つ、あるいはこれらのすべてが箱本体110と帯状体120とで互いに異なるように施してある。
上記のように構成した商品収納箱100は、例えば缶入り飲料Wの製造元であるボトラーによって構成され、さらに運送用大箱の内部に複数個ずつ収納された状態で流通し、自動販売機の設置管理者、あるいはルートマンと称される補充作業者に補充用商品として提供されることになる。この場合、係合孔114を設けた広幅側壁113に対して帯状体120の両端部を露出させる狭幅側壁111が左右で異なるものを複数個ずつ運送用大箱の内部に収容させることが好ましい。
一方、ベースプレート130は、商品収納箱100を装着する場合の基準となるもので、図1および図6に示すように、上下方向に沿って延在する平板状を成している。このベースプレート130には、係合爪131およびベンドメックと称される商品払出手段132が設けてある。
係合爪131は、ベースプレート130の表裏両面にそれぞれ複数ずつ設けたもので、個々の表面から水平方向に延在した後、直角上方に向けて屈曲したL字状を成している。これらの係合爪131は、それぞれ箱本体110に設けた係合孔114よりも小さい幅に形成してあり、該係合孔114に挿通することが可能である。上下に位置する係合爪131の相互間には、開口110aを上下に向けた状態の箱本体110の全高に相当する距離が確保してある。
商品払出手段132は、ベースプレート130に対して揺動可能に配設したペダル132aおよび補助ペダル(図示せず)の駆動により、その上方域に収納さされた商品を一つずつ下方に払い出すもので、ベースプレート130の下端部両側に設けてある。ペダル132aは、通常状態においてベースプレート130から直角方向に突出した状態に保持され、商品に当接することによってその通過を阻止する一方、商品の販売指令が与えられた場合に下方に揺動することによって商品の通過を許容するものである。図示していない補助ペダルは、ペダル132aが下方に揺動するに先だってベースプレート130の表面から突出し、最下位から2番目に位置する商品の下方に当接することによりそれ以上に位置する商品の落下を阻止するものである。ペダル132aから最下方に位置する係合爪131までの距離は、当該係合爪131を商品収納箱100の係合孔114に挿通させた場合に、該商品収納箱100の下端とペダル132aの上面との間に缶入り飲料Wが通過できないだけの隙間を確保するように設定してある。
上記のように構成したベースプレート130に商品収納箱100を装着して商品収納ラック10を構成するには、まず、運送用大箱から商品収納箱100を取り出し、図6の(a)〜(c)に示すように、帯状体120によって囲繞された状態のまま、箱本体110の係合孔114に係合爪131を挿入させることにより、商品払出手段132の上方域に商品収納箱100を互いに積層する態様で装着する。この場合、ベースプレート130の一方の表面に装着する商品収納箱100は、同一種類の缶入り飲料Wを収納した同一のものであり、ベースプレート130の下方から順に装着することが好ましい。また、ベースプレート130に商品収納箱100を装着する場合には、図1の(a)に示すように、帯状体120の両端部が同じ向きとなるように商品収納箱100を選択しながら行う。
図1の(a)および図6の(c)に示すように、同一種類の缶入り飲料Wを収納した商品収納箱100を所定の数だけ装着したベースプレート130にあっては、これらの箱本体110が相互に連なるように積層されることになり、その内部に同一の内部寸法を有した一連の通路が画成されることになる。
この状態から各商品収納箱100の帯状体120を取り除いていけば、図1の(b)および図6の(d)に示すように、上下に位置する箱本体110の開口110aが互いに連通されることになり、内部に収納された缶入り飲料Wが重力に従って下方に移動し、最下位に位置した缶入り飲料Wが商品払出手段132のペダル132aに当接するとともに、缶入り飲料Wが相互に当接した状態となる。従って、販売指令に応じて商品払出手段132が駆動すれば、図6の(d)に示すように、最下位に位置する缶入り飲料Wが1本だけ下方に払い出されることになる。
販売に応じて缶入り飲料Wの数が減った場合、あるいは商品収納ラック10の商品がすべてなくなって売り切れ状態となった場合には、缶入り飲料Wの補充を行う。この場合、本実施例1の商品収納ラック10によれば、空になった商品収納箱100と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱100とを交換した後に帯状体120を取り外せば、缶入り飲料Wの補充が終了することになる。つまり、商品収納箱100をベースプレート130に装着することにより、当該商品収納箱100に収納された缶入り飲料Wを複数個ずつ補充することが可能になる。このため、商品収納ラック10に1本ずつ缶入り飲料Wを補充する場合に比べて、補充に要する時間が著しく短縮されるようになり、その作業を容易に行うことが可能になる。
上述した缶入り飲料Wの補充作業の際、上記商品収納箱100によれば、箱本体110と帯状体120とを容易に識別できるように互いに異なる着色を施しているため、仮に箱本体110から帯状体120を取り外し忘れた場合にも、これを容易に認識することが可能となる。この結果、帯状体120の取り外し忘れに起因して缶入り飲料Wが詰まってしまう事態を未然に防止することができるようになる。
しかも、帯状体120の両端部が同じ向きとなるように商品収納箱100をベースプレート130に装着した場合には、当該帯状体120をいずれも手前側に引き抜くことでこれを取り外すことができるため、その作業もきわめて容易となる。この場合、一条の帯状体120を適用するようにしているため、手前側に引き抜く操作を1回行うことで箱本体110の2つの開口110aを同時に開放することができ、作業時間も著しく短縮化されることになる。
また、帯状体120を手前側に引き抜くことで箱本体110の開口110aが開放されることになるため、蓋状体を開放するものに比べて開放操作のためのスペースを要しない。従って、ベースプレート130に対して商品収納箱100を密に装着することができるようになり、スペース効率の点できわめて有利となる。
さらに、商品収納箱100の箱本体110として、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適用するようにしているため、缶入り飲料Wを収納した状態においても商品収納箱100の重量が著しく増大する事態を招来する虞れがなく、その取り扱い性の点でもきわめて有利となる。しかも、空になった商品収納箱100は、稜線部分を介して箱本体110を折り畳むことにより、その容積を減少させることが可能であり、さらに、厚紙で構成されている場合には広幅側壁113や狭幅側壁111を折り曲げて畳むことも可能であり、回収の際の取り扱い性にも優れる。この場合、箱本体110に設けた係合孔114にベースプレート130の係合爪131を挿入し、該係合爪131を係合させた状態でベースプレート130に複数の商品収納箱100を積み重ねるように装着しているため、上方に位置する商品収納箱100の重量が下方に位置する商品収納箱100に加わることがない。このため、商品収納箱100の箱本体110として、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適用した場合にも、下方に位置する箱本体110が潰れる事態を招来する虞れはない。
また、ベースプレート130の係合爪131を係合させることによって商品収納箱100を積み重ねるようにした商品収納箱100によれば、箱本体110の内部幅寸法Bに関わらず、常にベースプレート130寄りに商品収納箱100が整列した状態となる。このため、細径の缶入り飲料Wを収納する商品収納ラック10を構成する場合にも、何等の調整機構を要することなく当該細径の缶入り飲料Wが商品払出手段132のペダル132aに当接することになり、該商品払出手段132の駆動によって缶入り飲料Wを確実に1本ずつ払い出すことが可能である。また、係合爪131に係合された商品収納箱100は、振動や衝撃が加えられた場合にも倒れる虞れがない。
さらにまた、缶入り飲料Wの長さ寸法をL1、長さ方向に沿った対角寸法をL2とした場合、L1<A<L2を満たすように箱本体110の内部長さ寸法Aが設定してあるとともに、缶入り飲料Wの外径寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように箱本体110の内部幅寸法Bが設定してあるため、箱本体110の内部において缶入り飲料Wが起立してしまう現象や缶入り飲料Wが互いにブリッジした状態で詰まる現象を未然に防止することができ、商品収納ラック10の寸法的な要因による不具合が発生することがない。しかも、上述した箱本体110の内部寸法は、いずれも缶入り飲料Wを収納する際にボトラーによって構成されるものであるため、仮に商品収納ラック10で販売する缶入り飲料Wを寸法の異なるものに変更する場合であっても、補充作業者が都度寸法を調整する必要は全くなく、調整ミスによる不具合が発生することもない。
図7〜図10は、上述の商品収納ラック10を適用した自動販売機を概念的に示したもので、缶入り飲料、瓶入り飲料、ペットボトル入り飲料、紙パック入り飲料等の商品を販売する自動販売機を例示している。ここで例示する自動販売機は、本体キャビネット1の内部に断熱構造の収容庫2を設けたもので、該収容庫2の上壁下面にスライド手段3を備えている。スライド手段3は、収容庫2の上壁下面に固定した固定レール部3aと、この固定レール部3aに対してスライド可能に支承させた中間レール部3bおよび可動レール部3cとを備えて構成したものである。固定レール部3aは、収容庫2の左右方向に沿って複数(図示の例では5本)設けてあり、それぞれ前後に沿う態様で延在している。可動レール部3cは、それぞれ中間レール部3bを介して固定レール部3aの前方に向けてスライド移動することが可能であり、個々の下面に上述のベースプレート130を複数(図示の例では3枚ずつ)保持している。可動レール部3cに保持させたベースプレート130は、互いに等間隔となり、個々の表裏両面がそれぞれ左右方向に沿う態様で配設してある。
上記のように構成した自動販売機では、図9に示すように、扉体4を開放させた後、中間レール部3bおよび可動レール部3cを引き出すと、当該可動レール部3cに保持させたベースプレート130が収容庫2の外部に完全に露出された状態となる。従って、この状態から各ベースプレート130に商品収納箱100を装着すれば、多数(図示の例では15本)の商品収納ラック10を構成することが可能となるととに、商品収納ラック10に対する保守点検作業を容易に行うことが可能になる。
一方、図8に示すように、中間レール部3bおよび可動レール部3cをそれぞれ固定レール部3aに収納させ、収容庫2の前面開口を扉体4で閉塞した場合、可動レール部3cに保持させたベースプレート130が当該収容庫2の内部に収容され、各ベースプレート130に構成した商品収納ラック10も収容庫2に収容されることになる。
これらの結果、上記自動販売機によれば、商品収納ラック10に対する保守点検作業性を確保しつつ、収容庫2のスペースを有効利用して多数種の商品を収納することが可能となる。しかも、収容庫2には共通のベースプレート130さえ用意しておけば、これに装着する商品収納箱100のサイズに応じて異なるサイズの商品収納ラック10を任意に構成することができるため、少品種大量生産による低コスト化を図りつつ、レイアウトの自由度が極めて高い自動販売機を提供することが可能になる。
上述した自動販売機には、図11に示すように、ベースプレート130に対して着脱可能に装着されるラック構成体5を用意しておくことが好ましい。このラック構成体5は、上下両端面および一側面が開放した直方状で、横断面がコの字状を成すように形成したもので、図11−1〜図11−3に示すように、ベースプレート130に装着した場合に互いの間に商品収納通路を構成するものである。
図11−4〜図11−6に示すように、ラック構成体5においてベースプレート130に直交する態様で配置される一方の側壁(以下、単に蓋側壁5aという)は、他の側壁に対して鉛直軸回りに揺動可能に設けてある。この蓋側壁5aを揺動させれば、商品収納通路がその全長に亘り側方から開放されることになり、任意の高さ位置から商品を補充/回収することが可能となる。従って、例えば補充した商品が大きな速度をもって他の商品に衝突することがなく、その反動によって起立する事態を招来することもない。
こうしたラック構成体5を用意した自動販売機によれば、ボトラーから提供された補充用商品が商品収納箱100に収納されたものでなくとも、ベースプレート130にラック構成体5を装着することで従前の自動販売機と同様に商品を販売することが可能になる。このラック構成体5は、収容庫2の内部において商品収納箱100と併用することも可能であり、種々のボトラーから提供される商品に対応することができるようになる。
尚、上述した実施例1では、商品払出手段132の上方域に積み重ねた場合に上下となる端面にそれぞれ開口110aを有した箱本体110と、この箱本体110の開口110aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制する帯状体120とを備えて商品収納箱100を構成しているが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
図12および図13は、こうした本発明に係る商品収納箱および商品収納ラックの基本的な思想を示す概念図である。図12の(a)および図13の(a)に示すように、本発明においては、予め内部に複数の商品Wを並べた状態で収納した商品収納箱100′を、商品Wが互いに積層する態様でベースプレート130′の商品払出手段132′の上方域に相互に積み重ね、その後、図12の(b)および図13の(b)に示すように、箱本体110′の上下両端をそれぞれ適宜開放することによって自動販売機の商品収納ラック10′を構成するものであれば、如何なる態様のものであっても良い。
図14は、本発明の実施例2である商品収納箱を概念的に示したものである。ここで例示する商品収納箱200は、実施例1と同様に、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例2では4本)並べた状態で収納したもので、箱本体210と、規制部材である2本のロッド体220とを備えている。
箱本体210は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって両端が開口210aした直方状に構成したもので、稜線を介して折り畳み可能である。箱本体210の内部寸法は、実施例1と同様である。この箱本体210には、一対の狭幅側壁211にそれぞれ2つのロッド挿通孔212が設けてある。ロッド挿通孔212は、それぞれ比較的大径の円形状を成すもので、箱本体210の開口210aに近接した位置に設けてある。
ロッド体220は、金属等のように比較的剛性を有した材料によって円柱状に構成したものである。各ロッド体220は、箱本体210の開口210aを覆う態様でロッド挿通孔212に挿通させた場合に、該箱本体210の広幅側壁213との間に缶入り飲料Wの外径寸法よりも充分に狭い間隙を確保する外径を有し、箱本体210の開口210aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制するものである。
これら箱本体210およびロッド体220は、予め箱本体210の内部に同一種類の缶入り飲料Wを一列に4本並べて収納させた後、箱本体210の開口210aをそれぞれ通過して覆うようにロッド体220を配設することにより、缶入り飲料Wの補充単位となる商品収納箱200を構成することになる。より具体的には、箱本体210の一方の狭幅側壁211に設けた各ロッド挿通孔212から、それぞれ対向する他方の狭幅側壁211のロッド挿通孔212にロッド体220を挿通させることにより、該ロッド体220によって箱本体210の開口210aを覆うようにしている。さらに、ロッド体220が箱本体210から不用意に脱落しないように、適宜な手段によって箱本体210とロッド体220との間を仮に接続しておくことが好ましい。
上述した状態においては、図14−2に示すように、箱本体210の開口210aがロッド体220によって覆われているため、当該箱本体210がどのような姿勢になろうとも、内部に収容された缶入り飲料Wが外部に落下する虞れがない。
逆に、図14−4に示すように、開口210aを上下に向けた状態で箱本体210を設置し、この状態からロッド体220をそれぞれ手前側に引き抜くと、箱本体210からロッド体220を取り除くことができるようになり、ロッド体220によって覆われていた箱本体210の開口210aがそれぞれ開放される結果、内部に収納した缶入り飲料Wが下方の開口210aから順次落下するようになる。
図には明示していないが、これら箱本体210の外表面およびロッド体220の端面には、少なくとも一方に着色が施してある。この着色は、箱本体210とロッド体220とを容易に識別するためのものであり、例えば、色相、明度、彩度のいずれか一つ、あるいはこれらのすべてが箱本体210とロッド体220とで互いに異なるように施してある。
上記のように構成した商品収納箱200は、実施例1と同様、缶入り飲料Wの製造元であるボトラーによって構成され、さらに運送用大箱の内部に複数個ずつ収納された状態で流通し、自動販売機の設置管理者、あるいはルートマンと称される補充作業者に補充用商品として提供されることになる。
本実施例2の商品収納箱200を適用して商品収納ラックおよび自動販売機を構成すれば、空になった商品収納箱200と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱200とを交換した後にロッド体220を取り外すことにより、缶入り飲料Wの補充を複数本ずつ行うことができ、補充に要する時間が著しく短縮され、その作業を容易に行うことが可能になる。
図15は、本発明の実施例3である商品収納箱を概念的に示したものである。ここで例示する商品収納箱300は、実施例1と同様に、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例3では4本)並べた状態で収納したもので、箱本体310と、規制部材である2枚の板状体320とを備えている。
箱本体310は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって両端が開口310aした直方状に構成したもので、稜線を介して折り畳み可能である。箱本体310の内部寸法は、実施例1と同様である。この箱本体310には、一対の狭幅側壁311にそれぞれ2つの板挿通孔312が設けてある。板挿通孔312は、それぞれ矩形のスリット状を成すもので、箱本体310の開口310aに近接した位置に設けてある。
板状体320は、金属等のように比較的剛性を有した材料によって薄板状に構成したものである。各板状体320は、箱本体310の開口310aを覆う態様で板挿通孔312に挿通させた場合に、該箱本体310の広幅側壁313との間に缶入り飲料Wの外径寸法よりも充分に狭い間隙を確保する幅を有し、箱本体310の開口310aを通じた缶入り飲料Wの通過を規制するものである。
これら箱本体310および板状体320は、予め箱本体310の内部に同一種類の缶入り飲料Wを一列に4本並べて収納させた後、箱本体310の開口310aをそれぞれ通過して覆うように板状体320を配設することにより、缶入り飲料Wの補充単位となる商品収納箱300を構成することになる。より具体的には、箱本体310の一方の狭幅側壁311に設けた各板挿通孔312から、それぞれ対向する他方の狭幅側壁311の板挿通孔312に板状体320を挿通させることにより、該板状体320によって箱本体310の開口310aを覆うようにしている。さらに、板状体320が箱本体310から不用意に脱落しないように、適宜な手段によって箱本体310と板状体320との間を仮に接続しておくことが好ましい。
上述した状態においては、図15−2に示すように、箱本体310の開口310aが板状体320によって覆われているため、当該箱本体310がどのような姿勢になろうとも、内部に収容された缶入り飲料Wが外部に落下する虞れがない。
逆に、図15−4に示すように、開口310aを上下に向けた状態で箱本体310を設置し、この状態から板状体320をそれぞれ手前側に引き抜くと、箱本体310から板状体320を取り除くことができるようになり、板状体320によって覆われていた箱本体310の開口310aがそれぞれ開放される結果、内部に収納した缶入り飲料Wが下方の開口310aから順次落下するようになる。
図には明示していないが、これら箱本体310の外表面および板状体320の端面には、少なくとも一方に着色が施してある。この着色は、箱本体310と板状体320とを容易に識別するためのものであり、例えば、色相、明度、彩度のいずれか一つ、あるいはこれらのすべてが箱本体310と板状体320とで互いに異なるように施してある。
上記のように構成した商品収納箱300は、実施例1と同様、缶入り飲料Wの製造元であるボトラーによって構成され、さらに運送用大箱の内部に複数個ずつ収納された状態で流通し、自動販売機の設置管理者、あるいはルートマンと称される補充作業者に補充用商品として提供されることになる。
本実施例3の商品収納箱300を適用して商品収納ラックおよび自動販売機を構成すれば、空になった商品収納箱300と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱300とを交換した後に板状体320を取り外すことにより、缶入り飲料Wの補充を複数本ずつ行うことができ、補充に要する時間が著しく短縮され、その作業を容易に行うことが可能になる。
図16は、本発明の実施例4である商品収納箱を概念的に示したものである。ここで例示する商品収納箱400は、上述した実施例1乃至実施例3のいずれか一つと同一の形状を有したもので、その材料および構成方法が異なる。すなわち、実施例4の商品収納箱400は、図16の(a)に示すように、箱本体410の狭幅側壁411および広幅側壁413をそれぞれ比較的剛性を有した厚板の合成樹脂によって個別に成形するとともに、これら狭幅側壁411と広幅側壁413との間を蝶番等の揺動連結手段420によって揺動可能に連結したものである。
上記のように構成した商品収納箱400によれば、箱本体410に充分な剛性を確保することができるため、例えば箱本体410を直接積み重ねて商品収納ラックを構成した場合であっても、下方に位置する箱本体410が潰れる事態を招来する虞れがない。しかも、空になった商品収納箱400は、揺動連結手段420を設けた稜線部分を介して箱本体410を折り畳むことにより、その容積を減少させることが可能であり、回収の際の取り扱い性にも優れる。
図17は、本発明の実施例5である商品収納箱を概念的に示したものである。ここで例示する商品収納箱500は、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例5では4本)並べた状態で収納するもので、箱本体510と仕切板520とを備えている。箱本体510は、図17−1に示すように、長さ寸法が最も大きな缶入り飲料W(以下、単にロング缶入り飲料WLという)を4本収納することのできる内部寸法を有した中空の箱状を成すものである。この箱本体510には、ロング缶入り飲料WLの並設方向に沿って両側に位置する上下両壁511の内面に、位置変更手段としてそれぞれ複数のスリット511aが設けてある。スリット511aは、上下で一対となるように上壁511および下壁511の互いに対向する部位に形成したもので、それぞれロング缶入り飲料WLの端面に対向する狭幅側壁512の延在方向に沿って設けてある。
仕切板520は、箱本体510の内部幅寸法(図17において紙面に直交する方向の寸法)よりも僅かに小さい幅を有する一方、内部高さ寸法(図17において上下方向の寸法)よりも僅かに大きな長さを有した平板状を成すものである。
上記のように構成した商品収納箱500によれば、図17−1に示すように、ロング缶入り飲料WLを収納することができるばかりでなく、図17−2および図17−3に示すように、箱本体510の内部適宜位置に仕切板520を配設することにより、長さ寸法が中位のスタンダード缶入り飲料WMや長さ寸法が短いショート缶入り飲料WSを収納することも可能となる。すなわち、スタンダード缶入り飲料WMを収納する場合には、図17−2に示すように、左から2番目のスリット511aを介して箱本体510の内部に仕切板520を配設し、またショート缶入り飲料WSを収納する場合には、最も右側に位置するスリット511aを介して箱本体510の内部に仕切板520を配設すれば、それぞれ右側に位置する狭幅側壁512との間に缶入り飲料WL,WM,WSの長さ寸法に応じた収納空間が画成されるようになり、それぞれを整列した状態で収納することができるようになる。
この結果、長さ寸法の異なる缶入り飲料WL,WM,WSに対して商品収納箱500を共通化することができ、製造コストの低減を図ることが可能となる。
図18および図19は、本発明の実施例6である商品収納ラックを概念的に示したものである。ここで例示する商品収納ラック60は、実施例1と同様に、自動販売機において缶入り飲料Wを収納するためのもので、複数の商品収納箱600をベースプレート630に装着することによって構成してある。
商品収納箱600は、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例6では4本)2列に並べた状態で収納したもので、図18に示すように、箱本体610と仕切板620とを備えている。箱本体610は、厚紙や合成樹脂製の薄板等のように柔軟かつ低比重材料を適宜折り曲げ、接着することによって中空の直方状に構成したものである。仕切板620は、箱本体610の内部を左右に区分けする態様で設けた平板状部材であり、該箱本体610の内部に2つの収納域を構成している。この商品収納箱600には、それぞれの収納域に缶入り飲料Wが予め4本ずつ収納してある。商品収納箱600の収納域に収納させる缶入り飲料Wは、互いに同一であっても良いし、収納域ごとに異なる種類の缶入り飲料Wを収納させるようにしても構わない。
一方、ベースプレート630は、上下方向に沿って延在する平板状を成すもので、その下端部に商品払出手段632を備えている。商品払出手段632は、ベースプレート630に対して揺動可能に配設した左右一対のペダル632aおよび補助ペダル(図示せず)を適宜駆動することにより、その上方域に収納された商品を一つずつ下方に払い出すものである。一対のペダル632aは、それぞれ通常状態においてベースプレート630から直角方向に突出した状態に保持され、商品に当接することによってその通過を阻止する一方、商品の販売指令が与えられた場合に下方に向けて揺動することによって商品の通過を許容するものである。これら一対のペダル632aは、同時に揺動することも、個別に揺動することも可能である。図示していない補助ペダルは、実施例1のものと同様に機能するものである。
上記のように構成したベースプレート630に商品収納箱600を装着して商品収納ラック60を構成するには、適宜の方法により、図18の(a)および図19の(a)に示すように、商品払出手段632の上方域に商品収納箱600を互いに積層する態様で装着する。この場合、ベースプレート630に装着する商品収納箱600は、同一種類の缶入り飲料Wを収納した同一のものである。
上述した状態から各箱本体610の上下両端を開放すれば、図18の(b)および図19の(b)に示すように、箱本体610が互いに連通され、一連の通路が2列画成されることになる。この結果、内部に収納された缶入り飲料Wがそれぞれ重力に従って下方に移動し、最下位に位置した缶入り飲料Wが商品払出手段632の各ペダル632aに当接するとともに、缶入り飲料Wが相互に当接した状態となる。従って、販売指令に応じて商品払出手段632が駆動し、ペダル632aが個別に揺動すれば、最下位に位置する缶入り飲料Wを1本だけ下方に払い出すことができるようになる。
この商品収納ラック60においても、缶入り飲料Wの補充を行う場合には、空になった商品収納箱600と缶入り飲料Wが収納された商品収納箱600とを交換すればよいため、商品収納箱600に収納された缶入り飲料Wを複数個ずつ補充することが可能になる。このため、商品収納ラック60に1本ずつ缶入り飲料Wを補充する場合に比べて、補充に要する時間が著しく短縮されるようになり、その作業を容易に行うことが可能になる。
しかも、ベースプレート630の一表面に複数列の商品収納ラック60を構成することができるため、特に、長さ寸法の小さい缶入り飲料Wを収納する際の収納効率を著しく向上させることができるようになる。
尚、この実施例6のベースプレート630に対しては、必ずしも内部に仕切板620を備えた商品収納箱600を装着させる必要はなく、例えば図20に示すように、内部に一列だけ商品W′を並べて収納した商品収納箱600′を装着することも可能である。この場合には、商品払出手段632のペダル632aを左右同時に揺動させることで、商品W′の払い出しを行うことが可能となる。
図21は、本発明の実施例7である商品収納箱を概念的に示したものである。ここで例示する商品収納箱700は、実施例1と同様に、自動販売機で販売する缶入り飲料Wを予め内部に複数本ずつ(実施例7では4本)並べた状態で収納したもので、比較的剛性を有した厚板の合成樹脂によって構成した箱本体710を備えている。この箱本体710の内部寸法は、上述した他の実施例と同様である。この箱本体710には、図21−1に示すように、一方の広幅側壁713の外表面に凸部750を形成する一方、他方の広幅側壁713の外表面に凹所760を設けてある。凸部750は、広幅側壁713の中央部から突出する基台部751と、この基台部751の突出端部両側からそれぞれ広幅側壁713の外表面に沿う態様で直角方向に向けて突出する凸リブ部752とを有したもので、箱本体710と一体に構成してある。凹所760は、広幅側壁713の両側縁部にそれぞれ係止片770を設けることにより、凸部750を嵌合することのできる形状に構成したものである。すなわち、係止片770は、広幅側壁713からそれぞれ突出する基片部771と、各基片部771の突出端部から互いに対向する態様で直角方向に向けて突出する凹リブ部772とを有したもので、箱本体710と一体に構成してある。
上記のように構成した商品収納箱700によれば、図21−2に示すように、箱本体710を複数並設させた場合に一方の凸部750を他方の凹所760に嵌合させることにより、箱本体710の相互間を連結することができる。従って、例えばボトラーによって構成された商品収納箱700を流通させる際に運送用大箱を要することなく複数個を一体化することが可能となり、商品収納箱700の取り扱い性が著しく向上することになる。
尚、上述した実施例1〜7においては、いずれも缶入り飲料を商品とした商品収納箱、商品収納ラック、自動販売機を例示しているが、必ずしも缶入り飲料に限らず、その他の商品を対象としたものにも適用することが可能である。
以上のように、本発明は、自動販売機に有用であり、特に商品の補充を容易に行う自動販売機に適している。
本発明の実施例1である商品収納ラックを概念的に示す断面図である。 図1に示した商品収納箱の断面図である。 図1に示した商品収納箱の平面図である。 図1に示した商品収納箱の側面図である。 商品の長さ寸法および対角寸法を示す概念図である。 商品の長さ寸法および対角寸法に対する商品収納箱の内部寸法を示す概念図である。 商品の外径寸法を示す概念図である。 商品の外径寸法に対する商品収納箱の内部寸法を示す概念図である。 図1に示した商品収納箱の開封手順を示す概念図である。 図2に示した商品収納箱を適用して商品収納ラックを構成する手順を示す概念図である。 図1に示した商品収納ラックを適用する自動販売機の斜視図である。 図7に示した自動販売機の断面側面図である。 図7に示した自動販売機において商品収納ラックを引き出した状態を示す断面側面図である。 図7に示した自動販売機の正面図である。 図7に示した自動販売機に用意される商品収納ラックの他の構成例を示す平面図である。 図11−1に示した商品収納ラックの正面図である。 図11−1に示した商品収納ラックの側面図である。 図11−1に示した商品収納ラックに商品を補充する状態を示す平面図である。 図11−4に示した商品収納ラックの断面正面図である。 図11−4に示した商品収納ラックの側面図である。 本発明に係る商品収納箱および商品収納ラックの基本的な思想を示す概念図である。 図12に示した商品収納箱の側面図である。 本発明の実施例2である商品収納箱を概念的に示す平面図である。 図14−1に示した商品収納箱の断面側面図である。 図14−1に示した商品収納箱の側面図である。 図14−1に示した商品収納箱の開封手順を示す概念図である。 本発明の実施例3である商品収納箱を概念的に示す平面図である。 図15−1に示した商品収納箱の断面側面図である。 図15−1に示した商品収納箱の側面図である。 図15−1に示した商品収納箱の開封手順を示す概念図である。 本発明の実施例4である商品収納箱を示す概念図である。 本発明の実施例5である商品収納箱を概念的に示す断面図である。 図17−1に示した商品収納箱の他の使用例1を概念的に示す断面図である。 図17−1に示した商品収納箱の他の使用例2を概念的に示す断面図である。 本発明の実施例6である商品収納ラックを概念的に示した断面図である。 図18に示した商品収納ラックの断面側面図である。 図18に示した商品収納ラックにおいて商品収納箱を交換した状態を示す断面側面図である。 本発明の実施例7である商品収納箱を示す平面図である。 図21−1に示した商品収納箱を互いに連結した状態を示す平面図である。
符号の説明
1…本体キャビネット、2…収容庫、3…スライド手段、3a…固定レール部、3b…中間レール部、3c…可動レール部、4…扉体、5…ラック構成体、5a…蓋側壁、10…商品収納ラック、60…商品収納ラック、100…商品収納箱、110…箱本体、110a…開口、111…狭幅側壁、112…帯挿通孔、113…広幅側壁、114…係合孔、120…帯状体、130…ベースプレート、131…係合爪、132…商品払出手段、132a…ペダル、200…商品収納箱、210…箱本体、210a…開口、211…狭幅側壁、212…ロッド挿通孔、213…広幅側壁、220…ロッド体、300…商品収納箱、310…箱本体、310a…開口、311…狭幅側壁、312…板挿通孔、313…広幅側壁、320…板状体、400…商品収納箱、410…箱本体、411…狭幅側壁、413…広幅側壁、420…揺動連結手段、500…商品収納箱、510…箱本体、511…上下両壁、511a…スリット、512…狭幅側壁、520…仕切板、600…商品収納箱、610…箱本体、620…仕切板、630…ベースプレート、632…商品払出手段、632a…ペダル、700…商品収納箱、710…箱本体、713…広幅側壁、750…凸部、751…基台部、752…凸リブ部、760…凹所、770…係止片、771…基片部、772…凹リブ部、W…缶入り飲料

Claims (4)

  1. 箱本体の内部に予め複数の商品を並べた状態で収納しており、これらの商品が互いに積層する態様で商品払出手段の上方息に相互に積み重ねた後、箱本体の上下両端を開放することにより自動販売機の商品収納ラックを構成し、商品払出手段が駆動した場合に収納した商品を個別に払い出す商品収納箱であって、
    商品の長さ寸法をL1、長さ方向に沿った対角寸法をL2とした場合、L1<A<L2を満たすように箱本体の内部長さ寸法Aを設定したことを特徴とする商品収納箱。
  2. 商品の横断面が円形であり、その外形寸法をDとした場合、D<B<(D×2)/√2を満たすように箱本体の内部寸法Bを設定したことを特徴とする請求項1に記載の商品収納箱。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して構成したことを特徴とする商品収納ラック。
  4. 請求項1または2のいずれかに記載した商品収納箱を適用して商品収納ラックを構成したことを特徴とする自動販売機。
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